JP2002148914A - 現像装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置及びプロセスカートリッジ

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JP2002148914A
JP2002148914A JP2000342828A JP2000342828A JP2002148914A JP 2002148914 A JP2002148914 A JP 2002148914A JP 2000342828 A JP2000342828 A JP 2000342828A JP 2000342828 A JP2000342828 A JP 2000342828A JP 2002148914 A JP2002148914 A JP 2002148914A
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Toru Koizumi
徹 小泉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤撹拌手段のシート部材にクリープ変形
が発生しない構成とすることによって高画質の画像を安
定して出力することができる現像装置の提供。 【構成】 回転駆動される現像ローラ(現像剤担持体)
4と、撹拌シート(シート部材)13を有して回転駆動
される撹拌部材(現像剤撹拌手段)10と、前記現像ロ
ーラ4と撹拌部材10とを駆動連結する駆動伝達手段を
有する現像装置において、前記撹拌部材10の位相を検
知する検知手段と、該検知手段によって検知された撹拌
部材10の位相に応じて前記駆動伝達手段の回転方向の
切り換えを行う切換手段を設ける。本発明によれば、現
像装置の出荷時及び画像形成後に撹拌部材10を所定角
度だけ逆回転させることによって撹拌部材10の撹拌シ
ート13のクリープ変形の発生を防ぐことができ、高画
質の画像を安定して出力することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザープリンタ
や複写機等の電子写真方式を採用する画像形成装置の現
像装置とこれを備えるプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置やプロセスカートリ
ッジ或は現像装置内のトナー室には、内部のトナーが凝
集するのを防いだり、現像ローラに向けてトナーを搬送
するために撹拌部材が設けられている。
【0003】ところで、撹拌部材には、矩形状に折り曲
げられた針金を用いたものやスクリュー状のもの、PE
T(ポリエチレンテレフタレート)等で成形されたシー
ト部材を用いたものが広く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、プロセスカート
リッジの生産工程では、検査を行うためにプロセスカー
トリッジを駆動して所定の品質であることを確認した上
で出荷している。その際、撹拌ユニット等も回転駆動さ
れるため、シート部材を用いた撹拌部材は回転によりト
ナー容器の内部でトナーの圧力を受け、該撹拌部材が撓
んだ状態でプロセスカートリッジが出荷される。そのた
め、ユーザーの手元に届くまで長時間保管されたプロセ
スカートリッジでは、撹拌部材を構成するシート部材が
クリープ変形する可能性があった。又、プロセスカート
リッジを画像形成装置に装着した場合でも、プリントを
行わない期間が長時間に及んだ場合には上述した現象と
同様の現象が起き、撹拌部材のシート部材がクリープ変
形する可能性があった。
【0005】上述のようにシート部材がクリープ変形す
ると、撹拌部材本来の撹拌能力や搬送能力が低下し、高
濃度の画像を出力した際に十分な撹拌能力がないために
画像に濃度の薄い箇所が現れたり、白抜けを起したりす
る可能性がある。又、クリープ変形によってシート部材
とトナー容器の底部との隙間が大きくなり、トナー容器
の底部に掻き出し切れないトナーが残ってしまい、プロ
セスカートリッジ内のトナーが全て使い切れなくなる可
能性がある。
【0006】従って、従来はシート部材に耐クリープ性
の高い材料を採用したり、シート部材の厚みや長さをク
リープ変形が小さくなるような値に設定することが行わ
れていたが、これらには多大な時間と費用を要してい
た。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、現像剤撹拌手段のシート部材
にクリープ変形が発生しない構成とすることによって高
画質の画像を安定して出力することができる現像装置及
びプロセスカートリッジを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、回転駆動される現像剤担持
体と、シート部材を有して回転駆動される現像剤撹拌手
段と、前記現像剤担持体と現像剤撹拌手段とを駆動連結
する駆動伝達手段を有する現像装置において、前記現像
剤撹拌手段の位相を検知する検知手段と、該検知手段に
よって検知された現像剤撹拌手段の位相に応じて前記駆
動伝達手段の回転方向の切り換えを行う切換手段を設け
たことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、画像形成装置本体
に対して着脱自在であって、少なくとも像担持体と現像
装置を一体化して構成され、前記現像装置を、回転駆動
される現像剤担持体と、シート部材を有して回転駆動さ
れる現像剤撹拌手段と、前記現像剤担持体と現像剤撹拌
手段とを駆動連結する駆動伝達手段を含んで構成して成
るプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置の現像
剤撹拌手段の位相を検知する検知手段と、該検知手段に
よって検知された現像剤撹拌手段の位相に応じて前記駆
動伝達手段の回転方向の切り換えを行う切換手段を設け
たことを特徴とする。
【0010】従って、本発明によれば、現像装置又はプ
ロセスカートリッジの出荷時及び画像形成後に現像剤撹
拌手段を所定角度だけ逆回転させることによって現像剤
撹拌手段のシート部材のクリープ変形の発生を防ぐこと
ができ、高画質の画像を安定して出力することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明に係るプロセスカートリッジ
の主断面図、図2は画像形成装置の主断面図であり、プ
ロセスカートリッジは、像担持体と該像担持体に作用す
るプロセス手段を備えたものである。ここで、プロセス
手段としては、例えば像担持体の表面を帯電させる帯電
手段、像担持体にトナー像を形成する現像装置、像担持
体表面に残留したトナーを除去するためのクリーニング
手段がある。
【0013】本実施の形態に係るプロセスカートリッジ
Pは、図1に示すように、像担持体である電子写真感光
ドラム1の周囲に帯電手段である帯電ローラ6、クリー
ニング手段としてのクリーニングブレード5a等を収納
した第1枠体としてのクリーニング容器5と、現像ロー
ラ4、現像ブレード3、トナーT及びトナーTを攪拌す
る撹拌部材10等を収納した第2枠体としてのトナー容
器2と、第2枠体としてのトナー容器2に現像ローラ4
を回動自在に支持せしめるためにトナー容器2の横に設
けられた第3枠体としてのサイドホルダ8を結合するこ
とによって一体的に構成され、画像形成装置Aに対して
着脱自在に装填される。
【0014】そして、トナー容器2の長手両端にネジ等
によって固定されたサイドホルダ8にはアーム部8cが
形成されており、このアーム部8cとクリーニング容器
5には孔8a,5bがそれぞれ形成されており、これら
の孔8a,5bにピン7を挿通することによってサイド
ホルダ8とトナー容器2が結合される。このとき、ピン
7の外径とクリーニング容器5の孔5bの内径との寸法
関係は『圧入』となっているため、ピン7が抜けること
はない。又、ピン7の外径とサイドホルダ8のアーム部
8cの孔8aの内径との寸法関係は『スキマ嵌め』とな
っているため、トナー容器2はクリーニング容器5に対
してピン7を回転中心として或る程度の回転角の範囲で
回動自在であるとともに、トナー容器2とクリーニング
容器5のスラスト方向の規制を図ることが可能である。
【0015】又、図1に示すように、前記クリーニング
容器5と前記サイドホルダ8のそれぞれ対向する位置に
は突起5c,8dが設けられており、それぞれの突起5
c,8dに不図示の圧縮バネが差し込まれ、この圧縮バ
ネは圧縮されながら取り付けられている。従って、前記
クリーニング容器5に配設された感光ドラム1と前記ト
ナー容器2に配設された現像ローラ4とが所定の圧力で
押圧されているが、その押圧力は前記圧縮バネの圧縮力
とトナー容器2の重量によって発生するモーメントによ
って与えられている。
【0016】ところで、感光ドラム1と現像ローラ4の
各一端には駆動のための感光ドラムギヤ1aと現像ロー
ラギヤ4a(図9〜図13参照)が配設されており、こ
れらのギヤ1a,4aが噛み合うことによって駆動力が
伝達されているが、被駆動側の端部と駆動側の端部で前
記押圧力に大きな差が生じないように、又、駆動によっ
て前記押圧力が弱められないように、前記孔5b,8a
の位置は、図1に示すように感光ドラム1の感光ドラム
ギヤ1aと現像ローラ4の現像ローラギヤ4aとの噛み
合い圧力角方向9から第1枠体であるクリーニング容器
5の方向に約0〜6°(図中の9b)傾いた位置に配設
することが好ましい。このように孔5b,8aを配置す
ることにより、順方向(矢印F方向)に感光ドラム1が
駆動されたときに前記押圧力が安定し、良質な画像を得
ることができる。
【0017】而して、プロセスカートリッジPは、図2
に示すように画像形成装置Aに装着されて画像形成に供
せられる。画像形成においては、装置背部に装着された
シートトレイ101から搬送ローラ107によってシー
トSを搬送し、このシートSの搬送と同期して感光ドラ
ム1に光学手段111から選択的な露光を施すことによ
って感光ドラム1上に潜像を形成する。その後、トナー
容器2に収納したトナーTを現像ブレード3によって現
像ローラ4の表面に薄層担持せしめ、現像ローラ4に現
像バイアスを印加することによって感光ドラム1上の前
記潜像に応じてトナーTを供給することによって潜像を
トナー像として現像する。そして、このトナー像を転写
ローラ104へのバイアス電圧の印加によってシートS
上に転写し、トナー像が転写されたシートSを定着手段
106へ搬送してトナー像をシートSに定着し、トナー
像が定着されたシートSを排紙ローラ109によって装
置前部の排出部112に排出する。
【0018】次に、本実施の形態に係るプロセスカート
リッジPに設けられた撹拌部材10の詳細を図3
(a),(b)及び図4に基づいて説明する。尚、図3
(a),(b)は撹拌部材の斜視図、図4は撹拌部材を
トナー容器に組み込んだ状態を示す断面図である。
【0019】図3(a),(b)に示すように、撹拌部
材10は、撹拌軸11、撹拌シート13、撹拌ギヤ12
及びシート押え板金14で構成されている。撹拌ギヤ1
2と撹拌軸11に関しては、撹拌ギヤ12に設けられて
いるスナップフィット12aを撹拌軸11に設けられて
いる孔11aに嵌合することによって両者が結合され
る。又、撹拌シート13とシート押え板金14は、撹拌
軸11に設けられているボス11bに撹拌シート13の
孔13aとシート押え板金14の孔14aを合わせて嵌
め込み、熱を加えてボス11bを溶かすことによって結
合される。
【0020】一方、図4に示すように、トナー容器2に
は孔2aと凹部2bが設けられており、孔2aにはオイ
ルシール等のシール部材2dを介して撹拌ギヤ12の外
周部12cが圧入寸法で係合され、凹部2bには撹拌軸
11のボス11cがスキマ嵌めによって結合され、これ
によって撹拌部材10はトナー容器2に対して回転可能
に支持されている。
【0021】ここで、トナー容器2の孔2aと撹拌ギヤ
12の外周部12cはオイルシール等のシール部材2d
を介して圧入されているため、トナー容器2内に封入さ
れたトナーTが外部に漏れ出ることはない。
【0022】又、図1に示すようにトナー容器2の底面
2cは撹拌部材10の回転中心を中心とした円弧曲面状
になっており、この底面2cの形状は撹拌シート13の
先端13bが描く撹拌軌跡と略同一形状であり、撹拌シ
ート13の先端13bがトナー容器2の底面2cを擦ら
ないように撹拌シート13の長さLが設定されている。
【0023】ところで、図3(a),(b)に示すよう
に、撹拌ギヤ12の端面の1箇所には凹部12bが形成
されており、この凹部12bは撹拌ギヤ12が撹拌軸1
1に結合されたときに撹拌シート13と所定の角度を保
っており、トナー容器2内に撹拌部材10を組み込んだ
後でも、トナー容器2内の撹拌シート13の姿勢を知る
ことができるようになっている。
【0024】上述のように構成された撹拌部材10は後
述の駆動手段によってトナー容器2内で回転駆動され、
トナー容器2内のトナーTを撹拌しながらこれを現像ロ
ーラ4に向かって搬送する。
【0025】而して、プロセスカートリッジPは検査工
程を経て出荷されるが、その検査工程等においてはプロ
セスカートリッジPの感光ドラム1や現像ローラ4等が
駆動される。プロセスカートリッジPの感光ドラム1や
現像ローラ4等を駆動すると後述の駆動経路を経て撹拌
部材10が回転駆動されるが、この撹拌部材10の駆動
中及び駆動後にトナー容器2内の撹拌シート13は図5
に示すようにトナーTによる圧力を受けて撓んだ状態と
なる。
【0026】ここで、駆動伝達手段及び駆動経路を図1
0〜図13に基づいて説明する。尚、図10及び図12
は駆動伝達系の側面図、図11及び図13は同駆動伝達
系の平面図である。
【0027】感光ドラム1、現像ローラ4及び撹拌部材
10を回転駆動するための感光ドラムギヤ1aと現像ロ
ーラギヤ4a及び撹拌ギヤ12は感光ドラム1、現像ロ
ーラ4、撹拌部材10のそれぞれの端部に接着等によっ
て一体的に固定されており、これらのギヤ1a,4a,
12はアイドラギヤ15a,15b或はアイドラギヤ1
5cを介して噛み合っている。そして、画像形成装置A
に設けられている不図示の感光ドラム駆動ギヤによっ
て、感光ドラムギヤ1a→現像ローラギヤ4a→アイド
ラギヤ15a→アイドラギヤ15b→撹拌ギヤ12又は
感光ドラムギヤ1a→現像ローラギヤ4a→アイドラギ
ヤ15c→撹拌ギヤ12とそれぞれ駆動が伝達されるよ
う構成されている。本実施の形態において駆動経路を切
り換える手段は以下の通りである。
【0028】アイドラギヤ15a,15b,15cは全
てアイドラ保持板15に設けられたボス15e,15
f,15gを中心軸としてアイドラ保持板15に回転自
在に支持され、アイドラ保持板15は撹拌ギヤ12の中
心軸12dを中心として回動可能に支持されている。
【0029】ここで、アイドラギヤ15b,15cは共
に撹拌ギヤ12と常に噛み合っており、アイドラギヤ1
5aとアイドラギヤ15bも常に噛み合っている。又、
アイドラ保持板15が回動する過程において、アイドラ
ギヤ15aが現像ローラギヤ4aと噛み合っており且つ
アイドラギヤ15cが現像ローラギヤ4aと噛み合って
いない第1の姿勢(図10及び図11)と、アイドラギ
ヤ15aが現像ローラギヤ4aと噛み合っておらず、且
つ、アイドラギヤ15cが現像ローラギヤ4aと噛み合
っている第2の姿勢(図12及び図13)が存在するよ
うにアイドラ保持板15上のアイドラギヤ15a,15
b,15cの位置が決定される。
【0030】又、段ギヤであるアイドラギヤ15a,1
5bによって感光ドラム1及び現像ローラ4の周速を十
分な速度まで減速して撹拌部材10に伝達し、撹拌部材
10の回転速度が適正な撹拌能力を発揮するよう構成さ
れている。
【0031】図10に示すように、アイドラギヤ15
a,15bを使用する第1の駆動経路で撹拌部材10に
駆動が伝達される場合、撹拌部材10は矢印F方向に回
転駆動される。又、図12に示すように、アイドラギヤ
15cを使用する第2の駆動経路で撹拌部材10に駆動
が伝達される場合、撹拌部材10は矢印R方向に回転駆
動される。
【0032】ここで、駆動の切り換えを行っているのは
次の理由による。
【0033】即ち、本実施の形態においては、後述する
ように画像形成後毎に撹拌部材10を逆回転させるが、
その際、現像ローラ4と感光ドラム1も逆回転してしま
うと、サイドホルダ8のアーム部8cとクリーニング容
器5の各孔8a,5bが順方向回転時に安定して押圧力
が得られるように設定されているため、図1に示す噛み
合い圧力角方向9cに駆動力が伝達され、前記押圧力が
極端に弱められて歯飛び等が起きて駆動伝達に問題を発
生する可能性がある。又、現像ローラ4を逆回転するこ
とにより、大量の未現像のトナーTが現像ブレード3で
堰止められてトナー飛散に至る可能性がある。このた
め、本実施の形態においては、現像ローラ4と感光ドラ
ム1が逆回転駆動されないように駆動の切り換えを行っ
ている。
【0034】次に、駆動経路の切り換え方法について説
明する。
【0035】図14(a)に示すようにアイドラ保持板
15は引っ張りバネ17によって反時計回り方向に付勢
されており、このアイドラ保持板15は不図示の突き当
て部材に突き当たって所定の位置で停止する(第1の姿
勢)。このようにアイドラ保持板15を突き当て部材に
突き当てることによって現像ローラギヤ4aとアイドラ
ギヤ15aとの軸間距離を保証している。
【0036】又、電磁石16とそれに対向した磁性体1
6aを利用して時計回り方向に力を加える構成としてい
るが、通常は電磁石16は作動しておらず、従って、図
14(a)に示す状態ではアイドラ保持板15には引っ
張りバネ17による付勢力のみが作用しており、図10
及び図11に示すように第1の駆動経路で撹拌部材10
に駆動が伝達される第1の姿勢となる。
【0037】一方、図14(b)に示すように、不図示
の接点を介してプロセスカートリッジPの外部から電流
を流して電磁石16を作動させると、アイドラ保持板1
5には引っ張りバネ17による付勢力及び電磁石16と
磁性体16a間に発生する磁力が作用するが、電磁石1
6による磁力は引っ張りバネ17による付勢力よりも十
分大きく設定されているため、アイドラ保持板15は図
12及び図13に示すように第2の駆動経路で撹拌部材
10に駆動が伝達される第2の姿勢となる。このとき、
アイドラ保持板15は不図示の突き当て部材に突き当た
り、所定の位置で停止する(第2の姿勢)。このように
アイドラ保持板15を突き当て部材に突き当てることに
よって現像ローラギヤ4aとアイドラギヤ15cとの軸
間距離を保証している。
【0038】次に、撹拌部材10の撹拌シート13を撓
ませない手段について説明する。
【0039】先ず、本実施の形態のプロセスカートリッ
ジPの出荷時における撹拌シート撓み防止方法について
説明する。
【0040】トナー容器2及びサイドホルダ8等に感光
ドラム1、現像ローラ4、帯電ローラ6、撹拌部材1
0、シール類、ギヤ類等の各種部品をそれぞれの手順で
組み付けてプロセスカートリッジPを構成する。
【0041】各種部品を組み付けた後、そのプロセスカ
ートリッジPの品質が規格を満足していることを保証す
るために、プロセスカートリッジPを不図示の専用工具
に載せてこれを駆動する(検査工程)。駆動の際、プロ
セスカートリッジPのトナー容器2内の撹拌部材10は
図10及び図11に示す第1の駆動経路で回転駆動され
るため、該撹拌部材10の撹拌シート13はトナーTの
圧力を受けて図5に示すようにトナー容器2内で撓んだ
状態となる。
【0042】上記検査工程が終了した後、前述のように
電磁石16を作動させることによってアイドラ保持板1
5を図12及び図13に示す第2の姿勢にし、第2の駆
動経路で撹拌部材10へ駆動を伝達するようにする。駆
動経路を切り換えた後、再びプロセスカートリッジPを
所定の角度だけ駆動することによって撹拌部材10は所
定の角度だけ逆方向Rに回転駆動される。
【0043】上述のように撹拌部材10が所定の角度だ
け逆回転されることによって、撹拌シート13は図6に
示すように真っ直ぐな状態に戻る。ここで、順回転後に
図7に示す姿勢で撹拌部材10を止めた場合、図7に示
す空間ZにはトナーTがその自重で落ちてきてトナーT
が存在することとなる。図7に示す空間ZにトナーTが
あった場合、撹拌部材10の逆回転時に撹拌シート13
がトナーTの圧力を受けて波打ってしまう可能性があ
る。
【0044】そこで、本実施の形態では、撹拌部材10
の逆回転時に撹拌シート13が安定して真っ直ぐな状態
に戻るように、順回転後に図5に示すような姿勢で撹拌
部材10を止め、その後、この撹拌部材10を逆回転さ
せるようにしている。そして、撹拌部材10を十分に順
回転させた後、すぐに逆回転させているため、トナーT
が十分に撹拌されて安定した挙動を示すようになり、こ
の結果、撹拌シート13を真っ直ぐな状態に戻すために
必要な逆回転方向の回転角度を一定とすることが可能と
なる。
【0045】而して、撹拌部材10を所定の角度だけ逆
回転駆動した後に駆動を止め、電磁石16に流れる電流
を切って図10及び図11に示す第1の駆動経路で駆動
伝達が行われるようにしてプロセスカートリッジPを出
荷するが、逆回転を行う回転角度は以下のように決定さ
れる。
【0046】即ち、図8及び図9に示すように、サイド
ホルダ8には、撹拌ギヤ12に設けられた前記凹部12
bが見えるように孔8bが形成されている。そして、不
図示の専用工具には、孔8bの位置に撹拌ギヤ12の凹
部12bが存在するか否かを検知するための光学式セン
サー等の不図示の検知手段が設けられている。
【0047】而して、プロセスカートリッジPを不図示
の専用工具に載せて該プロセスカートリッジPの所定の
検査工程を終了するとき、前記孔8bの位置で撹拌ギヤ
12の凹部12bが検知させるまで回転駆動を行った後
に回転を止めて検査を終える。そのとき、前述のように
撹拌シート13が図5に示すような姿勢で停止するよう
に凹部12bの位置を決定する。
【0048】その後、電磁石16を作動させてアイドラ
保持板15を回動させ、駆動経路を切り換える。そし
て、駆動経路を切り換えた後、予め決めておいた所定の
角度だけ回転駆動を行う。この場合、感光ドラム1を駆
動する方向は同じでも、駆動経路が違うため、撹拌ギヤ
12は逆方向Rに回転する。又、その回転角度は撹拌シ
ート13を真っ直ぐな状態にするための角度である。こ
のようにすることによって、撹拌部材10を所定の角度
だけ確実に逆回転させて撹拌シート13の撓みを防ぐこ
とができる。
【0049】次に、プロセスカートリッジPの画像形成
中における撹拌シート13の撓み防止方法について説明
する。
【0050】プロセスカートリッジPが画像形成装置A
に装着されて画像形成を行っている間は電磁石16を作
動させない。従って、プロセスカートリッジPのトナー
容器2内の撹拌部材10は第1駆動経路で回転駆動され
ることとなり、撹拌シート13はトナーTの圧力を受け
て図5に示すようにトナー容器2内で撓んだ状態とな
る。
【0051】画像形成装置Aにプリント信号が送られて
こなくなって画像形成が終了する際にはプロセスカート
リッジPは回転駆動されなくなるが、そのとき、撹拌部
材10が後述する所定の位相で停止するよう設定され
る。
【0052】次に、前述のように電磁石16を作動させ
ることによってアイドラ保持板15を図12及び図13
に示す第2の姿勢にし、第2の駆動経路で撹拌部材10
へ駆動を伝達するようにする。そして、駆動経路を切り
換えた後、再びプロセスカートリッジPを所定の角度だ
け駆動することによって撹拌部材10を所定の角度だけ
逆方向Rに回転駆動する。
【0053】上述のように撹拌部材10が所定の角度だ
け逆回転させることによって、撹拌シート13は図6に
示すように真っ直ぐな状態に戻る。そして、撹拌部材1
0の所定の回転角度だけの逆回転駆動を行った後に駆動
を止め、電磁石16に流れる電流を切って図10及び図
11に示す第1の駆動経路で駆動伝達が行われるように
し、画像形成装置Aは次のプリント信号を待つスタンバ
イ状態になる。
【0054】ここで、撹拌部材10の逆回転時の回転角
度は以下のように決定される。
【0055】即ち、図8及び図9に示すように、サイド
ホルダ8には、撹拌ギヤ12に設けられた前記凹部12
bが見えるように孔8bが形成されている。そして、画
像形成装置Aには、孔8bの位置に撹拌ギヤ12の凹部
12bが存在するか否かを検知するための光学式センサ
ー等の不図示の検知手段が設けられている。
【0056】而して、プロセスカートリッジPを画像形
成装置Aに装着した後、画像形成を終えるとき、前記孔
8bの位置で撹拌ギヤ12の凹部12bが検知させるま
で回転駆動を行い(順方向F)、回転を止めて検査を終
える。そのとき、前述のように撹拌シート13が図6に
示すような姿勢で停止するように凹部12bの位置を決
定する。
【0057】その後、電磁石16を作動させてアイドラ
保持板15を回動させて駆動経路を切り換える。そし
て、駆動経路を切り換えた後、予め決めておいた所定の
角度だけ回転駆動を行う。この場合、感光ドラム1を駆
動する方向は同じでも駆動経路が違うため、撹拌ギヤ1
2は逆方向Rに回転する。この回転角度は前述した撹拌
シート13を真っ直ぐな状態にするための角度である。
このようにすることによって撹拌部材10を所定の角度
だけ確実に逆回転させて撹拌シート13の撓みを防ぐこ
とができる。
【0058】以上の構成を採用することによって、プロ
セスカートリッジPを撹拌シート13が撓まない状態で
出荷することができ、又、画像形成中でも撹拌シート1
3の撓み変形を防ぐことができる。従って、ユーザーが
使用している期間中における撹拌シート13のクリープ
変形を確実に防ぐことができる。
【0059】尚、本実施の形態においては、電磁石16
をプロセスカートリッジP内に設ける構成を採用した
が、アイドラ保持板15に力が作用すれば良いため、例
えば電磁石16を画像形成装置A(この場合は前述の不
図示の専用工具にも必要)に設け、プロセスカートリッ
ジPのアイドラ保持板15に磁性体16aを設ける構成
を採用しても良い。その場合、プロセスカートリッジP
に電磁石16が設けられておらず、又、接点が不要にな
るため、本実施の形態よりもコストダウンが見込まれ
る。
【0060】又、磁性体16aは永久磁石であっても良
い。その場合、引っ張りバネ17による付勢力を利用す
る代わりに電磁石16に流れる電流を逆流させて反発力
となった磁力を利用することも可能であり、引っ張りバ
ネ17は不要になる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、回転駆動される現像剤担持体と、シート部材を
有して回転駆動される現像剤撹拌手段と、前記現像剤担
持体と現像剤撹拌手段とを駆動連結する駆動伝達手段を
有する現像装置又はこれを備えるプロセスカートリッジ
において、前記現像剤撹拌手段の位相を検知する検知手
段と、該検知手段によって検知された現像剤撹拌手段の
位相に応じて前記駆動伝達手段の回転方向の切り換えを
行う切換手段を設けたため、現像装置又はプロセスカー
トリッジの出荷時及び画像形成後に現像剤撹拌手段を所
定角度だけ逆回転させることによって現像剤撹拌手段の
シート部材のクリープ変形の発生を防ぐことができ、高
画質の画像を安定して出力することができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジの主断面図
である。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジを備える画
像形成装置の主断面図である。
【図3】本発明に係る現像装置の撹拌部材の斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る現像装置の撹拌部材をトナー容器
に組み込んだ状態を示す断面図である。
【図5】本発明に係る現像装置における撹拌部材の撹拌
シートの状態を示す断面図である。
【図6】本発明に係る現像装置における撹拌部材の撹拌
シートの状態を示す断面図である。
【図7】本発明に係る現像装置における撹拌部材の撹拌
シートの状態を示す断面図である。
【図8】本発明に係る現像装置における撹拌部材の姿勢
を検知する構成を示す側面図である。
【図9】本発明に係る現像装置における撹拌部材の姿勢
を検知する構成を示す正面図である。
【図10】本発明に係る現像装置の駆動伝達系の側面図
である。
【図11】本発明に係る現像装置の駆動伝達系の平面図
である。
【図12】本発明に係る現像装置の駆動伝達系の側面図
である。
【図13】本発明に係る現像装置の駆動伝達系の平面図
である。
【図14】本発明に係る現像装置の駆動切換手段の作用
説明図である。
【符号の説明】 A 画像形成装置 P プロセスカートリッジ T トナー(現像剤) 1 感光ドラム(像担持体) 4 現像ローラ(現像剤担持体) 4a 現像ローラギヤ(駆動伝達手段) 10 撹拌部材(現像剤撹拌手段) 12 撹拌ギヤ(駆動伝達手段) 13 撹拌シート(シート部材) 15 アイドラ保持板 15a〜15c アイドラギヤ(駆動伝達手段) 16 電磁石(切換手段) 16a 磁性体(切換手段) 17 引っ張りバネ(切換手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される現像剤担持体と、シート
    部材を有して回転駆動される現像剤撹拌手段と、前記現
    像剤担持体と現像剤撹拌手段とを駆動連結する駆動伝達
    手段を有する現像装置において、 前記現像剤撹拌手段の位相を検知する検知手段と、該検
    知手段によって検知された現像剤撹拌手段の位相に応じ
    て前記駆動伝達手段の回転方向の切り換えを行う切換手
    段を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に対して着脱自在であ
    って、少なくとも像担持体と現像装置を一体化して構成
    され、前記現像装置を、回転駆動される現像剤担持体
    と、シート部材を有して回転駆動される現像剤撹拌手段
    と、前記現像剤担持体と現像剤撹拌手段とを駆動連結す
    る駆動伝達手段を含んで構成して成るプロセスカートリ
    ッジにおいて、 前記現像装置の現像剤撹拌手段の位相を検知する検知手
    段と、該検知手段によって検知された現像剤撹拌手段の
    位相に応じて前記駆動伝達手段の回転方向の切り換えを
    行う切換手段を設けたことを特徴とするプロセスカート
    リッジ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045668A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 駆動切換え機構及びこれを有する画像形成装置
JP2017044834A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 キヤノン株式会社 現像剤容器、現像剤収納ユニット、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2020129014A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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