JPH11119526A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11119526A
JPH11119526A JP9286787A JP28678797A JPH11119526A JP H11119526 A JPH11119526 A JP H11119526A JP 9286787 A JP9286787 A JP 9286787A JP 28678797 A JP28678797 A JP 28678797A JP H11119526 A JPH11119526 A JP H11119526A
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JP
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image forming
reverse
forming apparatus
rotation
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JP9286787A
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English (en)
Inventor
Hideaki Ozawa
秀明 小澤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置の現像剤収容室内で凝集した現像剤
をより簡便かつ確実にほぐすことができる画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 現像剤攪拌部材(15,16)をその正
方向(N)および逆方向(R)に対して交互に切り換え
て回転させる正逆回転駆動手段(4,5)と、この正逆
回転駆動手段を所要の時期に動作させるように制御する
制御手段(6)とを設けた。特に、正逆回転駆動手段
(4,5)は、現像剤攪拌部材の回転駆動時の負荷を検
出する負荷検出手段(7)を設け、この検出手段による
検出値が一定以上になったときに動作させるように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤攪拌部材が
設けられた現像剤収容室を有する現像装置を備えた複写
機、プリンタ等の画像形成装置に係り、特に、その現像
剤収容室に凝集した状態で収容されている現像剤をより
確実にほぐすことができる機能を付加した画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式等を利用する画像形成装置
においては、感光体等の潜像形成体に形成される潜像を
顕像化するための現像剤をその潜像形成体の現像領域に
供給する現像装置が装備されている。その現像装置とし
ては、大別すると、次のような2つのタイプものがあ
る。1つは、画像形成装置に現像装置本体部が予め常設
され、その現像装置本体部の現像剤収容室に着脱式の現
像剤補給ケース(トナーカートリッジ)から現像剤を補
給するタイプのものである。もう1つは、現像剤があら
かじめ収容されている現像剤収容室を備えた現像装置
が、単独で現像カートリッジとして構成されるかあるい
は潜像形成体などの画像形成プロセス関連の部品ととも
にユニット化されてプロセスカートリッジとして構成さ
れ、そのいずれかのカートリッジ形態で画像形成装置に
着脱可能に装着することによって使用され、現像剤収容
室内の現像剤等が消費されてなくなった時点で新しいも
のと交換するタイプのものである。
【0003】この各タイプの現像装置における現像剤収
容室には、通常、収容されている現像剤を攪拌するため
の現像剤攪拌部材又は攪拌かつ搬送するための現像剤攪
拌搬送部材が回転可能に設けられており、それらの現像
剤攪拌部材等は画像形成装置側に設けられている駆動系
により一定方向に回転するようになっている。そして、
この現像剤攪拌部材等が回転することにより、現像剤収
容室内の現像剤は、攪拌されつつ最後に現像ロールへ供
給され、潜像担持体上の潜像を現像する現像プロセスに
供せられるようになっている。
【0004】ところで、このような現像装置を備えた画
像形成装置にあっては、その現像装置の現像剤収容室に
収容されている現像剤が吸湿により凝集したり、特に着
脱式の現像装置にあってはその搬送時の振動等によって
凝集してしまうことがある。この際、その現像装置を現
像剤が凝集した状態のままで使用した場合には、線材や
現像剤送り羽根等で構成されている現像剤攪拌部材等そ
のものやその駆動系に大きな負荷がかかるためその部材
や駆動系が破損してしまうおそれがある。また、現像剤
の現像ロールへの供給がスムーズに行われなくなり、現
像不良による白抜け等が発生しやすくなるおそれがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来におい
ては、現像剤収容室に現像剤が満杯になっているときの
現像剤供給部材の回転駆動系におけるギアの破損や駆動
モータの脱調を防止するため、現像剤供給部材が一定以
上の回転トルクになったときに回転しないようにする負
荷開放機構(トルクリミッター)を設けた現像装置が提
案されている(特開平1−205185号公報)。
【0006】しかし、この場合には、凝集した現像剤が
原因で回転トルクが一定以上になって負荷開放機構が作
動して現像剤供給部材の回転が止められると、凝集した
現像剤はその後正常な状態に戻されることがないため、
そのままでは使用することができなくなるという問題が
ある。
【0007】また、着脱式の現像剤収容ケースにて現像
剤を補給するタイプの現像装置として、その現像装置本
体側に現像剤収容ケースの装着方向に沿うようにラック
を設けるとともに、このラックに噛合してケース内の現
像剤攪拌部材を回転させるギア列機構を収納ケース側に
設け、そのラックとギア列機構の作用により、現像剤収
容ケースを現像装置本体に装着する動作に連動して現像
剤攪拌部材を回転させるようにしたものが提案されてい
る(特開平6−337587号公報)。
【0008】しかし、この場合には、ケースを装着した
ときのみ現像剤が1度ほぐされるだけであり、例えば現
像剤の凝集状態がひどかったり又はケース装着後におい
て吸湿等により現像剤が再度凝集してしまったときに
は、その凝集した現像剤を確実にほぐすためにはケース
の着脱作業を繰り返えさなければならないという問題が
ある。
【0009】さらに、現像剤送り部材を弾性部材を介し
て現像剤攪拌部材に取り付けた構造を採用し、その現像
剤送り部材を現像剤攪拌部材よりも遅らせて回転させる
ようにした現像装置やプロセスカートリッジが提案され
ている(特開平3−142489号公報)。
【0010】しかし、この場合には、凝集した現像剤を
現像剤攪拌部材がほぐした後に現像剤送り部材を回転さ
せることになるが、その攪拌部材と送り部材との現像剤
収容室における回転領域は互いに異なるため(例えば、
前記公報の実施例に示される攪拌部材および送り部材の
構造の場合、攪拌部材の回転領域は収容室の中央部、送
り部材の回転領域はその外周部となる)、その収容室内
のすべて現像剤を十分にほぐすことができないという問
題がある。
【0011】このように従来の各種対応策では、いずれ
も凝集した現像剤を十分にほぐすことができないという
状況にあり、このため凝集した現像剤が起因して発生す
る前記したような不具合を十分に解決するには至らなか
った。
【0012】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みなされたものであり、その目的とするところは、現像
装置の現像剤収容室内で凝集した現像剤をより簡便かつ
確実にほぐすことができる画像形成装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の画像形成装置は、現像剤が収容され、その
現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材が回転可能に設けられ
た現像剤収容室を有する現像装置を備えた画像形成装置
において、前記現像剤攪拌部材をその正方向および逆方
向に対して交互に切り換えて回転させる正逆回転駆動手
段と、この正逆回転駆動手段を所要の時期に動作させる
ように制御する制御手段とを設けたものである。
【0014】この画像形成装置によれば、所要の時期
(予め特定した定期的な時期や、必要時を特定するため
の検出情報に応じた時期など)に、現像剤攪拌部材がそ
の正方向(平常動作時の回転方向)および逆方向に対し
て交互に回転する。これにより、現像剤収容室内の現像
剤は、攪拌部材が一方向にのみ回転する場合に比べて、
十分に攪拌されてほぐされる。
【0015】なお、この手段において、正逆回転駆動手
段は、現像剤攪拌部材の駆動系が専用の駆動源(モー
タ)を用いた専用型駆動系である場合には、その駆動源
として正逆回転可能なものを用いて構成することがで
き、また、現像剤攪拌部材の駆動系が専用の駆動手段で
はなく、1つの駆動源を他の回転構成部品の駆動源とし
ても兼用する併用型駆動系である場合には、その併用型
駆動系の駆動源から現像剤攪拌部材の回転軸まで伝えら
れる回転駆動力の回転方向を途中で反対方向に交互に切
り換え可能な回転方向切換機構にて構成することができ
る。さらに、現像剤攪拌部材は、現像剤の攪拌作用に加
えて現像剤の送り作用も兼ね備えた現像剤攪拌搬送部材
であってもよい。
【0016】上記制御手段は、現像剤攪拌部材を逆方向
に回転させた後に正方向に回転させるように設定されて
いることが望ましい。これにより、現像剤攪拌部材の正
回転時における駆動系(ギア等)等の破損を確実に避け
ることができ、また、現像剤を比較的ほぐしやすくな
る。
【0017】また、上記制御手段は、現像剤攪拌部材を
正方向に回転させる割合がその逆方向に回転させる割合
よりも多くなるように設定されていることが望ましい。
これにより、現像剤攪拌部材の逆回転時に発生する余分
な負荷を低減させることができ、現像剤攪拌部材の性能
低下を防止することもできる。また、現像剤への余分な
ストレスを与えることも少なくなる。
【0018】この画像形成装置においては、さらに、現
像剤攪拌部材の回転駆動時の負荷を検出する負荷検出手
段を設け、この検出手段による検出値が一定以上になっ
たときに正逆回転駆動手段を動作させるように制御手段
を設定した構成であってもよい。この場合には、現像剤
攪拌部材をより適切な時期に正逆回転させることができ
るため、凝集した現像剤をより確実にほぐすことができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の態様について説明する。
【0020】図1は本発明の一実施態様例に係る画像形
成装置の要部を概略的に示すものである。この実施形態
の画像形成装置は、電子写真法等を利用した複写機やプ
リンタ等であり、その現像装置1として、画像形成装置
の本体に着脱可能に装着して使用されるカートリッジ式
のもので、しかも感光ドラム20、ロール式の帯電器2
1およびクリーニング装置22を装備するゼロユニット
(又はドラムユニット)2と一体化された、いわゆるプ
ロセスカートリッジ3として使用するものを装備してい
る。
【0021】図1において、符号23はロール式の転写
器、24は感光ドラム20と転写器23の間の転写ニッ
プ部に、図示しない給紙部から給紙される記録用紙Pを
送りこむためのレジストロール(図中の一点鎖線は用紙
Pの搬送系経路を示している)、25は加熱加圧式の定
着装置を示す。この画像形成装置には、帯電器21によ
り一様に帯電された後の感光ドラム20に対し画像情報
に応じた光像を露光するための、図示しない露光装置が
装備されている。また、プロセスカートリッジ3は、感
光ドラム20が転写器23と対向して転写ニップ部を形
成する状態で画像形成装置本体のカートリッジ装着位置
に装着されるようになっている。
【0022】上記現像装置1は、現像室10aとこの現
像室10aと連通口11を介して連通する現像剤収容室
10bとに区画されたハウジング10と、現像室10a
の長手方向に回転可能に設けられる現像ロール12と、
この現像ロール12と平行して現像室10aに回転可能
に設けられ、現像室10aに送り込まれる現像剤Tを現
像ロール12に供給する供給部材としての供給アジテー
タ13と、現像ロール12の周面に一端部が当接するよ
うに設けられ、現像ロール12の周面に保持される現像
剤Tの層の厚さを一定に保つ現像ブレード14と、現像
剤収容室10bの長手方向に回転可能に設けられる現像
剤攪拌搬送部材としての2本の第1アジテータ15およ
び第2アジテータ16とでその主要部が構成されてい
る。
【0023】この現像装置1において、現像ロール12
は、中実ロールにより構成されているか、或いは円筒状
のスリーブとこのスリーブ内部に配設されるマグネット
ロールとにより構成されている。また、供給アジテータ
13、第1アジテータ15および第2アジテータ16
は、そのいずれも線状部材を所定の形状に折り曲げ加工
したものである。なお、現像ロール12は、その両端部
に設けた従動ギア20aが感光ドラム20の両端部に取
り付けられているギア(図示せず)と噛合することによ
り、感光ドラム20と同期して回転するようになってい
る。また、現像剤収容室10bには当初現像剤Tが一定
量入れられており、その現像剤Tとしては一成分現像剤
が使用されている。
【0024】そして、この画像形成装置は、現像装置1
における第1アジテータ15および第2アジテータ16
の駆動系として、図2に示すような、第1アジテータ1
5および第2アジテータ16を所要の時期に交互に正逆
回転させることができる正逆回転駆動機構4を採用して
いる。図2において、符号17はハウジング10の奥側
の外方において第1アジテータ15の回転軸15aに固
着されたギア、18は同様に第2アジテータ16の回転
軸16aに固着されたギア、19はギア17の回転をギ
ア18に伝える伝達ギア、40は矢線A方向のみに回転
駆動する駆動用モータ、41は駆動用モータの駆動軸に
固着された駆動ギア、42は駆動ギア41に噛み合う伝
達ギア、43は駆動用モータ40に駆動のための電力を
供給する電源装置、5は駆動用モータ40の回転駆動力
を第1アジテータのギア17側にその回転方向を正方向
(アジテータの平常時の回転方向)Nと逆方向Rとに適
宜切り換えて伝えるための回転方向切換機構である。
【0025】回転方向切換機構5は、正方向の回転を伝
えるための正転用ギア列50と、逆方向の回転を伝える
ための逆転用ギア列51と、この正転用ギア列50と逆
転用ギア列51とを支持するとともにその両ギア列5
0,51の噛合を切り換える方向(図中の矢線B,C方
向)に変位させる支持フレーム53と、この支持フレー
ム53を一方向(この例では図中の右上方向:矢線B方
向)に付勢する引っ張りばね54と、支持フレーム53
を引っ張りばね54の張力に抗して反対方向(この例で
は図中の左下方向:矢線C方向)に変位させるためのソ
レノイド55とで構成されている。この回転方向切換機
構5は、平常時には、ソレノイド55がオフ状態にあ
り、正転用ギア列50が噛合した状態になっている。ま
た、正転用ギア列50は、この駆動機構4においては奇
数個のギアにて構成されていればよく、この例では3つ
のギア50a,50b,50cにて構成されている。一
方、逆転用ギア列51は、この駆動機構4においては偶
数個のギアにて構成されていればよく、この例では2つ
のギア51a,51bにて構成されている。
【0026】また、この正逆回転駆動機構4は、図2に
示すように、その動作が制御装置6により制御されるよ
うになっている。この制御装置6は、駆動モータ40の
電源装置43と回転方向切換機構5のソレノイド55と
にそれぞれ接続されているともに、電源装置43に組み
込まれている電流計測器7に接続されている。電流計測
器7は、電源装置43から駆動モータ40に供給される
電力の電流値が計測するものであり、この電流値を計測
することによりアジテータ15,16の回転駆動時にか
かる負荷を検出するようにしている。そして、制御装置
6は、電流計測器7から入力される検出値が所定値(閾
値)を超えたときに、所定の制御シーケンスにそってソ
レノイド55を制御して回転方向切換機構5を動作させ
るように構成されている。
【0027】次に、この画像形成装置および正逆回転駆
動機構の動作について説明する。
【0028】まず、この画像形成装置による画像形成は
次にようにして行われる。この際、正逆回転駆動機構4
は、第1アジテータ15および第2アジテータ16を正
方向に回転させる状態になっている。すなわち、図3
(a)に示すように、正逆回転駆動機構4における回転
方向切換機構5は平常時の状態にあり、ソレノイド55
がOFF状態で、正転用ギア列50が噛合した状態にな
っている。これにより、正転用ギア列のギア50aがギ
ア42に噛み合い、そのギア50cがギア17と噛み合
う。そして、駆動モータ40の矢線A方向の回転駆動力
は、正転用ギア列50を介して第1アジテータのギア1
7へ、さらにはギア19を介して第2アジテータのギア
18に伝えられる。これにより、第1アジテータ15と
第2アジテータ16は、図3(b)に示すように、いず
れも正方向Nに回転する状態に設定される。
【0029】このような第1および第2アジテータの正
方向へ回転状態が設定されると、現像装置1が平常通り
動作する。すなわち、第1アジテータ15と第2アジテ
ータ16が正方向Nに回転することにより、現像剤収容
室10b内の現像剤Tが攪拌されつつ現像室10a側に
搬送される。現像室10a側では、供給アジテータ13
により現像剤Tが現像ロール12に供給された後、現像
ブレード22により現像ロール12に保持された現像剤
の層が一定の層厚に規制される。そして、このように一
定の層厚で現像ロール12上に保持された現像剤Tは、
感光ドラム20の現像領域に搬送された後、感光ドラム
20上に形成された潜像の現像に供される。
【0030】続いて、この現像プロセスにより感光ドラ
ム20上に形成された現像剤の像は、給紙部からレジス
トロール24を通して転写ニップ部に搬送される記録用
紙Pに転写器23の作用により転写され、その転写後の
用紙Pが定着装置15を通過することにより用紙上に定
着される。以上のようにして記録用紙P上に画像が形成
される。なお、この画像が形成された後の用紙Pは、図
示しない排出トレイ上に排出される。
【0031】また、この画像形成装置においては、現像
装置1の現像剤収容室10bに収容されている現像剤T
が凝集している場合、電流計測器7から閾値を超えた検
出値が制御装置6に入力され、これにより正逆回転駆動
機構4が作動するようになっている。すなわち、制御装
置6により回転方向切換機構5のソレノイド55が制御
されることにより、現像装置1の第1アジテータ15お
よび第2アジテータ16が正方向Nおよび逆方向Rに交
互に切り換えられて回転し、これにより凝集した現像剤
がほぐされて正常な状態に戻されるようになっている。
【0032】この実施形態では、図5に示すように、電
流計測器7から閾値を超えた検出値が入力されると、ソ
レノイド55が所定の割合(時間)でON/OFF動作
を繰り返し、これにより第1アジテータ15および第2
アジテータ16が初めに所定時間t1 だけ逆回転した
後、所定時間t2 だけ正回転し、その正逆回転をもう一
度繰り返す「凝集現像剤ほぐしモード」が実行されるよ
うに設定されている。
【0033】このため凝集現像剤ほぐしモードになる
と、正逆回転駆動機構4は、初めに第1アジテータ15
および第2アジテータ16を逆方向Rに回転させる状態
になる。つまり、図2や図4(a)に示すように、ソレ
ノイド55がON状態になることにより、回転方向切換
機構5における支持プレート53が矢線C方向に移動
し、逆転用ギア列51が噛合する状態になる。これによ
り、逆転用ギア列のギア51aがギア42に噛み合い、
ギア51bがギア17と噛み合うことになるため、駆動
モータ40の矢線A方向の回転駆動力は、逆転用ギア列
51を介して第1アジテータのギア17へ、さらにはギ
ア19を介して第2アジテータのギア18に伝えられる
ようになり、この結果、第1アジテータ15と第2アジ
テータ16は、図4(b)に示すように逆方向Rに回転
する状態に切り換えられる。
【0034】そして、時間t1 が経過すると、ソレノイ
ド55がOFF状態となり正転用ギア列51が噛合する
状態(図3a)に切り換わることにより両アジテータ1
5,16が時間t2 (>t1 )だけ正回転Nする。その
後は、時間t2 が経過すると、ソレノイド55がON状
態となり逆転用ギア列51が噛合する状態(図4b)に
切り換わることにより両アジテータ15,16が再び時
間t1 だけ逆回転Rし、その後、ソレノイド55がOF
F状態となって同様に両アジテータ15,16が再び時
間t2 だけ正回転Nする。これにより、凝集現像剤ほぐ
しモードが終了する。
【0035】この凝集現像剤ほぐしモードの実行によ
り、第1アジテータ15および第2アジテータ16が正
方向Nおよび逆方向Rに交互に切り換えられて回転する
ため、凝集した現像剤は、正逆回転する両アジテータ1
5,16によって正方向および逆方向にそれぞれ交互に
攪拌されて十分にほぐされ、正常な状態に戻される。こ
の結果、その現像剤は再び使用することができるように
なるため、現像装置1も平常通りの使用が可能となる。
【0036】また、この実施態様では、図5に示すよう
に、凝集現像剤ほぐしモードの全サイクルSにおいて、
両アジテータ15,16を正方向に回転させる割合(t
2 ×2)が、その逆方向に回転させる割合(t1 ×2)
よりも多くなるように設定されている。これにより、両
アジテータ15,16の逆回転時に凝集現像剤が抵抗に
なって発生する余分な負荷を低減させることができ、両
アジテータ15,16のよじれ等によるアジテータの性
能低下を防止することができる。また、現像剤Tへの余
分なストレスを与えることも少なくなる。
【0037】凝集現像剤ほぐしモードの実行後は、再
び、現像装置1が平常通りの使用状態に復帰して動作す
る。その後、電流計測器7から閾値を超えた検出値が制
御装置6に入力された場合には、凝集現像剤ほぐしモー
ドが同様に実行される。
【0038】また、この画像形成装置は、上記したよう
な画像形成が行われることにより、現像装置1内の現像
剤が次第に消費され、その現像剤がほぼゼロになった時
点で新しい現像装置1に交換するようになっている。特
に、このような新しい現像装置1に交換した際には、搬
送時の振動等により現像剤が凝集している可能性が高い
が、この画像形成装置では、その交換した現像装置の現
像剤が凝集している場合であっても、電流計測器7から
閾値を超えた検出値が制御装置6に入力されることによ
って凝集した現像剤が自動的にほぐされる。
【0039】なお、前記した実施形態では、正回転の1
サイクル実行時間t2 どうしや逆回転の1サイクル実行
時間t1 どうしを互い揃えた場合について例示したが、
本発明ではこれに限定されず、互いに異なる時間に設定
してもよい。また、正逆回転の切り換え回数について
も、前記実施形態で例示した2回の場合に何ら限定され
るものではなく、任意に設定することができる。
【0040】また、前記した実施形態では、正逆回転駆
動機構4を電流計測器7からの検出情報に基づいて自動
的に動作させる場合について例示したが、予め特定した
時期(例えば、電源投入時など)に従って正逆回転駆動
機構4を定期的に動作させるように構成してもよい。
【0041】また、前記した実施形態では、正逆回転駆
動機構4として回転方向切換機構5を備えた構成例につ
いて例示したが、駆動モータ40がその回転方向を正方
向および逆方向の双方に任意に切り換えて駆動させるこ
とが可能なタイプのものである場合には、正逆回転駆動
機構4をその駆動モータの回転方向の切り換えにより動
作する構成としてもよい。この場合、回転方向切換機構
5は不要となる。
【0042】さらに、前記した実施形態においては、現
像装置1としてプロセスカートリッジ3の形態で画像形
成装置に着脱可能に装着するタイプのものを例示した
が、画像形成装置側に常設するタイプの現像装置であっ
てもよい。また、現像剤Tとして一成分現像剤を使用す
る現像装置を例示したが、本発明は、必要であれば二成
分現像剤を使用する現像装置に適用することも可能であ
る。さらに、第1および第2アジテータ15,16は、
現像剤を攪拌する機能のみを備えた現像剤攪拌部材であ
ってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、所要の時期に、現像剤攪拌部材がその正
方向および逆方向に対して交互に切り換えて回転するた
め、現像装置の現像剤収容室内で凝集した現像剤をより
簡便かつ確実にほぐすことができる。
【0044】また、現像剤攪拌部材を逆方向に回転させ
た後に正方向に回転させるように設定した場合には、現
像剤攪拌部材の正回転時における駆動系(ギア等)等の
破損を確実に避けることができ、また、現像剤をより確
実にほぐすことができる。
【0045】また、現像剤攪拌部材を正方向に回転させ
る割合がその逆方向に回転させる割合よりも多くなるよ
うに設定した場合には、現像剤攪拌部材の逆回転時に発
生する余分な負荷を低減させることができ、現像剤攪拌
部材の性能低下を防止することもできる。
【0046】さらに、現像剤攪拌部材の回転駆動時の負
荷を検出する負荷検出手段を設け、この検出手段による
検出値が一定以上になったときに正逆回転駆動手段を動
作させるように構成した場合には、現像剤攪拌部材をよ
り適切な時期に正逆回転させることができるため、凝集
した現像剤をより確実にほぐすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施態様に係る画像形成装置の要
部を示す概要図である。
【図2】 図1の現像装置における第1および第2アジ
テータの正逆回転駆動機構やその制御装置の構成を示す
説明図である。
【図3】 第1および第2アジテータが正方向に回転す
る場合の現像装置について示すもので、(a)はそのと
きの正逆回転駆動機構の動作状態を示す背面側説明図、
(b)は両アジテータの回転状態を示す正面側説明図で
ある。
【図4】 第1および第2アジテータが逆方向に回転す
る場合の現像装置について示すもので、(a)はそのと
きの正逆回転駆動機構の動作状態を示す背面側説明図、
(b)は両アジテータの回転状態を示す正面側説明図で
ある。
【図5】 凝集現像剤ほぐしモード時の動作内容の一例
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…現像装置、4…正逆回転駆動機構(正逆回転駆動手
段)、5…回転方向切換機構、6…制御装置(制御手
段)、7…電流計測器(負荷検出手段)、10b…現像
剤収容室、15,16…第1および第2アジテータ(現
像剤攪拌部材)、T…現像剤。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤が収容され、その現像剤を攪拌す
    る現像剤攪拌部材が回転可能に設けられた現像剤収容室
    を有する現像装置を備えた画像形成装置において、 前記現像剤攪拌部材をその正方向および逆方向に対して
    交互に切り換えて回転させる正逆回転駆動手段と、この
    正逆回転駆動手段を所要の時期に動作させるように制御
    する制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 制御手段が、現像剤攪拌部材を逆方向に
    回転させた後に正方向に回転させるように設定されてい
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 制御手段が、現像剤攪拌部材を正方向に
    回転させる割合がその逆方向に回転させる割合よりも多
    くなるように設定されている請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 現像剤攪拌部材の回転駆動時の負荷を検
    出する負荷検出手段を設け、この検出手段による検出値
    が一定以上になったときに正逆回転駆動手段を動作させ
    るように制御手段を設定した請求項1〜3のいずれかに
    記載の画像形成装置。
JP9286787A 1997-10-20 1997-10-20 画像形成装置 Pending JPH11119526A (ja)

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