JP2015064410A - 現像剤収納容器、現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像剤収納容器、現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プロセスカートリッジの攪拌手段の位相合わせを行う際に、作業者が検査する視線方向を定めることができ、その視線方向から攪拌手段の位相合わせ行える現像剤収納容器の構成。【解決手段】攪拌手段の位相合わせを行う駆動伝達部材は、回転軸線方向に突出した凸形状部を有する。枠体に駆動伝達部材の凸形状部の位置合わせを行う停止部と視線方向を定めるための第1位置合わせ部および第1位置合わせ部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、現像剤収納容器、現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよびこれを用いた画像形成装置に関するものである。
ここで、画像形成装置は、例えば、電子写真プロセス、静電記録プロセス、磁気記録プロセスなどの公知の各種の画像形成原理・方式の画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成する装置である。例えば、複写機、プリンタ(例えばLEDプリンタ、レーザープリンタ等)、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、画像表示装置(電子黒板や電子白板)等が含まれる。記録媒体は、画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、紙、OHTシート等が含まれる。中間転写媒体や画像表示装置の画像表示部材なども含まれる。
現像装置は、潜像が形成された像担持体に現像手段(像担持体に現像剤を適用する現像剤担持体:例えば現像ローラ)により現像剤(トナー)を供給して潜像を可視像化する装置である。現像剤収納容器は上記のように潜像を現像するための現像剤を収容する容器である。
像担持体としては、電子写真プロセスにおける電子写真感光体、静電記録プロセスにおける静電記録誘電体、磁気記録プロセスにおける磁気記録磁性体、その他の各種の画像形成原理・方式にて画像形成が可能な部材が挙げられる。画像形成プロセス手段は像担持体に作用して画像を形成する画像形成プロセス手段・機器である。
現像カートリッジとは、上記の現像手段と現像剤収納容器と、を有し、画像形成装置の装置本体に取り外し可能に装着されるものである。
プロセスカートリッジとは、像担持体と、像担持体に作用する現像装置とを一体的にカートリッジ化して、画像形成装置の装置本体に対して取り外し可能に装着されるものである。
現像剤収納容器において、収容している現像剤の攪拌手段として、攪拌回転軸の周りに回転する攪拌棒を用いるものがある(特許文献1)。また、攪拌棒の周りに回転する弾性シートを用いる方法もある(特許文献2)。弾性シートが現像剤収納容器の内壁に接触した状態で組み立てられ、出荷され放置された時の変形を防止するための手段構成がある(特許文献3)。これは、攪拌手段の位相をプロセスカートリッジの組立時に弾性シートをトナー収納容器の内壁に接触しない位置に合わせるものである。
特開2000−035710号公報(第5頁、図2) 特開2001−075343号公報(第6頁、図3) 特開2005−140898号公報(第17頁、図16)
本発明は、上記従来技術をさらに発展させたものである。本発明の目的は、攪拌手段の位相合わせを行う際に、作業者が検査する視線方向を定めることができ、その視線方向から攪拌手段の位相合わせを行える現像剤収納容器を提供することである。また、その現像剤収納容器を有する現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係る現像剤収納容器の代表的な構成は、
像担持体に形成された潜像を現像するための現像剤を収容する現像剤収納容器であって、
前記現像剤収納容器を構成する枠体と、
前記現像剤収納容器の内部に設けられており、前記現像剤を攪拌しつつ搬送する可撓性部材を有する回転可能な攪拌搬送手段と、
前記枠体に回転可能に設けられており、前記攪拌搬送手段に回転力を伝達する伝達部材と、
前記伝達部材に目視可能に設けられた目印部と、
前記枠体に設けられた、前記目印部の位置合わせを行う停止部と、
前記伝達部材の回転方向において前記停止部を挟んだ位置に設けられた第1位置合わせ部および第2位置合わせ部と、
を有し、前記伝達部材の回転軸線に直交する断面において前記伝達部材の回転中心と前記目印部を結んだ線方向に投影した際に、
前記停止部は前記伝達部材の回転中心と前記目印部を結んだ線上を含んだ位置にあり、

前記第1位置合わせ部から前記停止部までの距離は、前記伝達部材の回転中心から前記伝達部材の外形までの距離より小さく、
前記第2位置合わせ部から前記停止部までの距離は、前記伝達部材の回転中心から前記伝達部材の外形までの距離より小さく、
前記目印部が前記停止部に対応位置した状態で前記伝達部材を停止させたとき、前記可撓性部材が前記現像剤収納容器において所定の回転角位置にあるように前記伝達部材と前記攪拌搬送手段とが位相合わせされて結合されていることを特徴とする。
本発明によれば、攪拌手段の位相合わせを行う際に、作業者が検査する視線方向を定めることができ、その視線方向から攪拌手段の位相合わせを行える。
実施例1における伝達部材の位相合わせを説明する斜視図である。 実施例1における画像形成装置本体及びプロセスカートリッジの断面図である。 プロセスカートリッジの拡大断面図である。 開閉扉を開いた装置本体およびプロセスカートリッジの斜視図である。 プロセスカートリッジの斜視図である。 プロセスカートリッジの構成している現像装置ユニットとクリーニングユニットとの分解斜視図である。 クリーニングユニットの分解斜視図である。 現像装置ユニットの分解斜視図である。 攪拌搬送ユニットと伝達部材の構成説明図である。 伝達部材の位相合わせを説明する図(その1)である。 伝達部材の位相合わせを説明する図(その2)である。 攪拌搬送ユニットの可撓性部材が現像剤収納容器の内壁に接触しない回転角位置にある状態時の現像装置ユニットの断面図である。 実施例2における伝達部材の位相合わせを説明する図である。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。実施の形態は、本発明を適用できる形態の一例ではあるものの、本発明は実施の形態にのみ限定されるものではなく本発明の思想の範囲内において種々の変形が可能である。実施の形態に記載されている構成部品の機能、材質、形状、相対配置などは特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
(画像形成装置の全体構成)
図2と図3により本実施例における画像形成装置1の全体の概略構成を説明する。図2は画像形成装置1の縦断右側面模式図、図3は図2の画像形成装置1におけるカートリッジ部分の拡大図である。この画像形成装置1は電子写真技術を利用したプロセスカートリッジ方式のレーザビームプリンタ(電子写真画像形成装置)である。パソコン等のホスト装置300から制御回路部2に入力する電気的画像信号に基づいて画像形成対象となる記録媒体としてのシート状の記録材(以下、シート材と記す)Pに現像剤(トナー)による画像の形成を行なうことができる。
ここで、この画像形成装置1に関して、正面側(前側、手前側)とは開閉扉13を配設した側である。背面側(後側、奥側)とはそれとは反対側である。左右とは正面側から見て左と右である。上下とは重力方向において上と下である。前後方向とは後側から前側に向かう方向(前方向)と、その逆の方向(後方向)である。左右方向とは、右側から左側に向かう方向(左方向)と、その逆の方向(右方向)である。本例の画像形成装置1は右側を駆動側、左側を非駆動側としている。
画像形成装置1の装置本体Aの内部の中央部にはカートリッジ装着部(カートリッジ収容部)A1が設けられている。このカートリッジ装着部A1に対して後述する画像形成プロセスに寄与するカートリッジB(本実施例においては、一体型のプロセスカートリッジ)が所定の装着位置(画像形成位置)Cに位置決めされて取り外し可能に装着されている。装着位置Cに装着されたカートリッジBの上側に露光装置3(レーザスキャナユニット)が配置されている。装置本体AはカートリッジBを除いた画像形成装置部分である。
また、カートリッジBの下側にシート材Pを収容したシートトレイ4が配置されている。更に、装置本体A内には、シート材Pの搬送方向Dに沿って、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5c、転写ガイド6、転写ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排出ローラ対10等が順次配置されている。これらは、シートPを搬送する搬送手段である。装置本体Aの上面側には排出トレイ11が配置されている。定着装置9は加熱ローラ9a及び加圧ローラ9bにより構成されている。シートトレイ4は画像形成装置1の正面側から装置本体Aに対して出し入れできる(フロントローデング)。
装着位置Cに装着されているカートリッジBにおける回転可能な像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)62が矢印Rの時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。また、バイアス電圧が印加された帯電ローラ66がドラム62の外周面に接触し、ドラム62の外周面を所定の極性と電位に一様均一に帯電する。
露光装置3は、画像情報に応じて変調されたレーザ光Lを出力する。そのレーザ光LがカートリッジBの上面の露光窓部74を通ってカートリッジB内に進入して、帯電処理されたドラム62の外周面を走査露光する。これにより、ドラム62の外周面には画像情報に対応した潜像(静電潜像)が形成される。
一方、図3に示すように、カートリッジBにおける現像装置としての現像装置ユニット20において、現像剤収納容器(以下、トナー室と記載する)29内のトナー(現像剤)Tは、攪拌搬送ユニット(攪拌搬送手段)43の回転によって撹拌、搬送される。そして、トナー室29の開口部29aからトナー供給室(現像室)28に送り出される。
トナー供給室28のトナーTは、マグネットローラ34(固定磁石)の磁力により、回転可能な現像ローラ(現像剤担持体:現像手段)32の表面に担持される。トナーTは、現像ブレード42によって、摩擦帯電されつつ現像ローラ32周面の層厚が規制される。そのトナーTは、静電潜像に応じてドラム62へ転移され、静電潜像がトナー像として可視像化される。
また、レーザ光Lの出力タイミングとあわせて、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5cによって、装置本体Aの下部に収納されたシート材Pがシートトレイ4から給送される。そして、そのシート材Pが転写ガイド6を経由して、ドラム62と転写ローラ7との間の転写位置へ供給される。この転写位置において、トナー像はドラム62からシート材Pに順次転写されていく。トナー像が転写されたシート材Pは、ドラム62から分離されて搬送ガイド8に沿って定着装置9に搬送される。
シート材Pは、定着装置9を構成する加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとのニップ部を通過する。このニップ部で加圧・加熱定着処理が行われてトナー像はシート材Pに定着される。トナー像の定着処理を受けたシート材Pは、排出ローラ対10まで搬送され、排出トレイ11に排出される。一方、図3に示すように、転写後のドラム62は、カートリッジBにおけるクリーニングユニット60のクリーニングブレード77により外周面上の残留トナーが除去されて、再び、画像形成プロセスに使用される。ドラム62から除去されたトナーはクリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。
上記において、帯電ローラ66、現像ローラ32、クリーニングブレード77がドラム62に作用するプロセス手段である。
(カートリッジ着脱)
図2と図4により装置本体Aに対するカートリッジBの着脱について説明する。画像形成装置1は、装置本体Aに対して、装置本体Aの正面側のほぼ上側半部および上面側のほぼ手前側半部を開放することができる開閉扉13が配設されている。開閉扉13は装置本体Aに対してヒンジ部(回動中心)13aを中心に開閉可能に取り付けられている。開閉扉13はヒンジ部13aを中心に図2のように装置本体Aに対して手前側に倒し込んだ閉鎖位置W1と、図4のように、装置正面から見て上方後側に立て起こした開放位置W2とに回動可能である。
この開閉扉13の開きにより、図4のように、装置本体Aの正面側のほぼ上側半部および上面側のほぼ手前側半部に形成された開口部A2が開放される。装置本体Aに対するカートリッジBの着脱はこの開口部A2を通してなされる。
即ち、装置本体A内のカートリッジ装着部A1における駆動側の本体側板16Rと非駆動側の本体側板16Lには、それぞれ、カートリッジガイド部材(装着手段)12R、12Lが設けられている。カートリッジBはこのガイドレール12R、12Lに沿ってカートリッジ装着部A1に対して着脱移動操作される。GはカートリッジBのカートリッジ装着部A1に対する装着方向である。その逆方向が抜き出し方向である。
そして、カートリッジBがカートリッジ装着部A1の装着位置Cに所定に装着されている状態において、駆動側の本体側板16Rにおける駆動軸(駆動出力部)14がカートリッジBの駆動側に設けられた駆動力受け部63aと係合する。駆動軸14は装置本体Aのモータ(不図示)により駆動される。これにより、駆動力受け部63aと結合しているドラム62が装置本体Aから駆動力を受けて回転する。また、ドラム62の回転に連動して現像ローラ32、攪拌搬送ユニット43が回転駆動される。さらに、帯電ローラ66、現像ローラ32は、装置本体Aの給電部(不図示)より給電される。
(カートリッジ全体の構成)
図3、図5、図6によりカートリッジBの全体構成について説明する。図5の(a)はカートリッジBを非駆動側から見た仰瞰図、(b)は非駆動側から見た仰瞰図である。図6はカートリッジBの分解斜視図である。
このカートリッジBは、上記のドラム(像担持体)62と、これに作用するプロセス手段としての帯電ローラ(帯電手段)66、現像ローラ(現像手段)32、クリーニングブレード(クリーニング手段)77を有する一体型のプリセスカートリッジである。カートリッジBはドラム62の回転軸線方向を長手とする左右方向に長いアセンブリである。カートリッジBの長手方向において、装置本体Aからドラム62に駆動力を受ける一端側を駆動側(図5、図6において駆動力受け部63a側)とし、その反対端(他端側)を非駆動側とする。
カートリッジBは、図6のように、クリーニングユニット60と現像装置ユニット20を合体して構成される。クリーニングユニット60は、クリーニング枠体71、ドラム62、帯電ローラ66およびクリーニングブレード77等からなる。
現像装置ユニット20は、底部材22、現像容器23、第1サイド部材26L、第2サイド部材26R、現像ブレード42、現像ローラ32、マグネットローラ34、攪拌搬送ユニット43、トナーT、付勢部材46等からなる。
これらクリーニングユニット60と現像装置ユニット20を、結合部材75によって互いに回動可能に結合することによってカートリッジBを構成する。
具体的には、現像装置ユニット20の長手方向(現像ローラ32の軸線方向)の両端部にある第1サイド部材26L及び第2サイド部材26Rに形成したアーム部26aL、26aRの先端に回動穴26bL、26bRが設けられている。回動穴26bL、26bRは現像ローラ32と平行である。また、クリーニング枠体71の長手両端部には、結合部材75を嵌入するための嵌入穴71aが形成されている。
そして、アーム部26aL、26aRをクリーニング枠体71の所定の位置に合わせて、結合部材75を回動穴26bL、26bRと嵌入穴71aに挿入する。これにより、クリーニングユニット60と現像装置ユニット20が結合部材75を中心に回動可能に結合される。
このとき、アーム部26aL、26aRの根元に取り付けられた付勢部材46がクリーニング枠体71に当たり、結合部材75を回動中心として現像装置ユニット20をクリーニングユニット60へ付勢している。これにより、現像ローラ32はドラム62の方向へ確実に押し付けられる。そして、現像ローラ32の両端部に取り付けられた間隔保持部材38(図8)によって、現像ローラ32はドラム62から所定の間隔α(図3)をもって保持される。
(クリーニングユニットの構成)
図7はクリーニングユニット60の構成を説明する分解斜視図である。クリーニングブレード77は、板金からなる支持部材77aとウレタンゴム等の弾性材料からなる弾性部材77bからなり、支持部材77aの両端をビス91で固定することで、クリーニング枠体71に対して所定の位置に配置される。弾性部材77bがドラム62と当接し、ドラム62の外周面上から残留トナーを除去する。除去されたトナーはクリーニングユニット60の廃トナー室71b(図3)に貯蔵される。
第1シール部材82(図3)、第2シール部材83、第3シール部材84及び、第4シール部材85は、クリーニング枠体71の所定の位置に両面テープ等で固定されている。
第1シール部材82は、長手方向に渡って設けられ、クリーニングブレード77の支持部材77aの裏側から廃トナーが漏出するのを防ぐ。第2シール部材83は、クリーニングブレード77の弾性部材77bの長手両端から廃トナーが漏出するのを防ぐ。第3シール部材84は、クリーニングブレード77の弾性部材77bの長手両端からの廃トナーが漏出するのを防止しつつ、ドラム62上のトナー等の付着物を拭き取る。第4シール部材85は、長手方向に渡ってドラム62に接して設けられ、クリーニングブレード77に対してドラム62回転方向上流側から廃トナーが漏出するのを防ぐ。
電極板81、付勢部材68、帯電ローラ軸受67L、67Rは、クリーニング枠体71に取り付けられる。帯電ローラ66の軸部66aは、帯電ローラ軸受67L、67Rにはめ込まれる。帯電ローラ66は付勢部材68によって、ドラム62に対して付勢されるとともに、帯電ローラ軸受67L、67Rによって回転可能に支持される。そして、ドラム62の回転に伴って従動回転を行う。
電極板81、付勢部材68、帯電ローラ軸受67L、軸部66aは導電性を有する。カートリッジBが装着位置Cに装着されている状態において、電極板81は、装置本体A側の給電部(不図示)に接触している。これらを給電経路として帯電ローラ66に給電する。
ドラム62はフランジ64、フランジ63と一体的に結合され、電子写真感光体ドラムユニット(以下、ドラムユニット61と記載する)となる。この結合方法は、カシメ、接着、溶着等を用いる。フランジ64には、アース接点等(不図示)が結合されている。また、フランジ63には、装置本体Aから駆動力を受ける駆動力受け部63aと現像ローラ32に駆動を伝えるフランジギア部63bを有している。
軸受部材76がビス90によりクリーニング枠体71の駆動側の側板に一体的に固定され、ドラム軸78がクリーニング枠体71の非駆動側の側板に圧入固定される。そして、軸受部材76は、フランジ63と嵌合し、ドラム軸78は、フランジ64の穴64aと嵌合する。
これにより、ドラムユニット61はクリーニング枠体71に回転可能に支持される。保護部材79は、ドラム62の保護(遮光)及び露出が可能となるように、クリーニング枠体71に回動可能に支持される。付勢部材80は、保護部材79の駆動側の軸部79aRに取り付けられ、保護部材79をドラム62を保護する向きに付勢する。保護部材79の非駆動側の軸部79aLと駆動側の軸部79aRは、クリーニング枠体71の軸受部71cL、71cRに嵌合される。
カートリッジBが装置本体Aから取り外されている状態においては、保護部材79は付勢部材80の付勢力により軸部79aL、79aRを中心に、図5のように、カートリッジBの下面側に閉じ回動している。これにより、ドラム62の下面が隠蔽されて保護される。
カートリッジBが装着位置Cに装着された状態においては、保護部材79は付勢部材80の付勢力に抗して軸部79aL、79aRを中心に、図2、図3のようにカートリッジBの挿入方向Gの前方に開き回動している。これにより、ドラム62の下面が開放されてドラム62が転写ローラ7に対して所定に当接した状態になる。
保護部材79はカートリッジ装着部A1に対するカートリッジBの挿入移動過程において装置本体A側の係合部材(不図示)との係合により上記の閉じ状態から上記の開き状態に動作する。また、カートリッジ装着部A1からのカートリッジBの抜き出し移動過程において装置本体A側の係合部材との係合により上記の開き状態から上記の閉じ状態(図5)に動作する。
また、クリーニング枠体71の非駆動側と駆動側の側板67L、67Rの外面には、それぞれ、第一位置決め突起(位置決めボス)87と、第二位置決め突起(位置決めボス)88が左右対称的に設けられている。
本実施例においては、非駆動側の第一位置決め突起87は、非駆動側の側板67Lに対してドラム軸78を圧入固定する穴部と同軸に円柱状に設けたボス部である。駆動側の第一位置決め突起87は、駆動側の側板67Rにビス90で一体的に固定される軸受部材76の軸受け部に同軸に円筒状に設けたボス部である。この円筒状ボス部87の内側にドラムユニット61の駆動力受け部63aが位置している。したがって、本実施例においては、非駆動側と駆動側の第一位置決め突起87はドラム62の回転軸線とほぼ同軸の部材である。
また、非駆動側と駆動側の第二位置決め突起88は、それぞれ、カートリッジBの挿入方向Gにおいて第一位置決め突起87よりも上流側で第一位置決め突起87よりも上側の位置に円柱状に設けたボス部である。
(現像装置ユニット)
図8は現像装置ユニット20の構成を説明する分解斜視図である。現像容器23と底部材22からなる現像枠体は、トナーTを収納するトナー室29やトナー供給室28(図3)を形成する。底部材22および現像容器23は、溶着等の手段により、一体に結合されている。
攪拌搬送ユニット43(図3)は、非駆動側を現像容器23に支持され、駆動側を現像容器23に取り付けられた伝達部材50(図8、図9)によって支持される。伝達部材50は攪拌搬送ユニット43に回転力を伝達する。これにより、攪拌搬送ユニット43はトナー室29内で伝達部材50に従い回転を行う。
トナー室29からトナー供給室28へトナーTを供給するための開口部29a(図3)は、カートリッジBが新品状態時には図12のようにトナーシール部材45で封鎖されている。即ち、トナーシール部材45は開口部29aを封鎖して現像容器23に熱溶着されており、トナー室29とトナー供給室28を仕切っている。これにより、新品のカートリッジBの輸送中にトナー室29からトナーTが漏出するのを防止している。
そこで、新品のカートリッジBを装置本体Aに装着して使用するときは、使用者は図5の(a)のように現像装置ユニット20の第1サイド部材26Lから外側に出ているトナーシール部材45の端部45aをつまむ。そして、トナーシール部材45を引き抜いて除去する。これによって、開口部29aが開封されてトナー室29のトナーTがトナー供給室28へ供給される。
第1シール部材55、第2シール部材56、および第3シール部材57は、現像容器23の所定の位置に両面テープ等で固定されている。第4シール部材58は、現像容器23と底部材22が結合された後に、底部材22の所定の位置に両面テープ等で固定される。さらに、第5シール部材59は、現像容器23に配置されている。第1シール部材55は、現像ブレード42の弾性部材42bの長手両端からトナーTが漏出するのを防ぐ。第2シール部材56は、現像ローラ32の長手両端からトナーTが漏出するのを防ぐ。
第3シール部材57は、長手方向に渡って設けられ、現像ブレード42の支持部材42aの裏側からトナーTが漏出するのを防ぐ。第4シール部材58は、長手方向に渡って現像ローラ32に接して設けられ、現像ローラ32下側からトナーTが漏出するのを防ぐ。第5シール部材59は、トナーシール部材45が開封され現像装置ユニット20の外に取り出し開口(不図示)から取り出される際に、トナーシール部材45の表面に付着したトナーTを拭き取ると同時に、取り出し開口と密着してトナーTが漏出するのを防ぐ。
現像ブレード42は、板金からなる支持部材42aとウレタンゴム等の弾性材料からなる弾性部材42bで構成され、清掃部材47と共に支持部材42aの両端をビス93で現像容器23に対して所定の位置に固定される。弾性部材42bは現像ローラ32と当接し、現像ローラ32の周面のトナー量を規定すると共に摩擦帯電電荷を付与する。清掃部材47は、現像ローラ32の端部表面と当接して、トナー等の付着物を清掃する。現像ローラユニット31は、現像ローラ32、マグネットローラ34、フランジ35、間隔保持部材38、軸受部材37および現像ローラギア39等によって構成される。
現像ローラ32の非駆動側端部からマグネットローラ34が挿入され、端部にはフランジ35が圧入固定されている。フランジ35には導電性の電極線(不図示)が組み込まれており、電極線は現像ローラ32および電極板27に当接している。導電性の電極板27は、第1サイド部材26Lに固定される。カートリッジBが装着位置Cに装着されている状態において、電極板27は、装置本体A側の給電部(不図示)に接触しており、電極板27、電極線を給電経路として現像ローラ32に給電する。
間隔保持部材38は、現像ローラ32の両端部に取り付けられる。その外側に軸受部材37が配置され、駆動側においては、その外側に現像ローラギア39が組み込まれる。両端に配置された、軸受部材37によって現像ローラ32は回転可能に支持される。駆動伝達部材である第1ギア48と第2ギア49は、現像枠体23に回転可能に取り付けられている。
第1サイド部材(枠体)26L、第2サイド部材(枠体)26Rは、現像枠体23の長手方向の両端にビス92を用い固定される。その際、現像ローラユニット31の軸受部材37は、第1サイド部材26L、第2サイド部材26Rによって保持される。
カートリッジBが装着位置Cに装着されている状態において、装置本体A側の駆動軸14(図4の(a))からクリーニングユニット60の駆動側の駆動力受け部63aに駆動力が伝達される。これによりドラムユニット61(図7)のドラム62とフランジギア部63b(図6)が回転駆動される。そして、フランジギア部63b、現像ローラギア39、第1ギア48、第2ギア49および、伝達部材50が順次噛み合い、回転することにより、駆動力受け部63aが受けた駆動力が現像装置ユニット20の現像ローラ32、攪拌搬送ユニット43へ伝達される。
(攪拌搬送ユニットと伝達部材の構成)
前述した現像装置ユニット(現像装置)20に取り付けられる攪拌搬送ユニット43と伝達部材50について、図9を用いて説明する。図9の(a)は攪拌搬送ユニット43と伝達部材50の結合を説明する分解斜視図、(b)は攪拌搬送ユニット43と伝達部材50を説明する断面図である。
攪拌搬送ユニット43は、トナー室29に回転可能に支持される攪拌棒96と攪拌棒96に短手方向一端側を結合された可撓性を有する攪拌部材(可撓性部材:攪拌羽根)95から構成されている。
攪拌搬送ユニット43に回転力を伝達する伝達部材50は、現像枠体である現像容器23の駆動側の側壁に取り付けられており、ギアである伝達部50a、中心軸部50d、中心軸部50dの先端部に設けられ、攪拌棒96を支持する支持部50cを有する。また、目視可能に設けられた目印部(標識部)50bを持っている。本実施例において、目印部50bは伝達部50aの側面から伝達部材50の回転軸線方向Vに突出している凸形状部である突起部50bである。
伝達部材50は中心軸部50dが現像容器23の駆動側の側壁に設けられた軸受筒部23aに挿入されて取り付けられており、中心軸部50dを中心に回転可能である。中心軸部50dの先端部の支持部50cはトナー室29に突入している。
攪拌搬送ユニット43の攪拌棒96の非駆動側の端部には軸部96b(図8)が設けられており、その軸部96bが現像容器23の非駆動側の側壁に設けられた軸受穴部(不図示)に嵌入されて回転可能に支持されている。攪拌棒96の非駆動側の端部は被支持部96aとして上記の伝達部材50側の支持部50cに支持されている。
伝達部材50の支持部50cはDカット形状(Dカット軸部)をしており、攪拌棒96の被支持部96aは支持部50cと嵌合するDカット形状(Dカット穴部)を有している。50c1は支持部50cのDカット面、96a1は被支持部96aのDカット面である。上記のDカット形状の支持部50cと被支持部96aが嵌合されることで支持部50cに対して被支持部96aが結合されて支持される。これによって、攪拌部材95の回転方向の位相が伝達部材50側の突起部50bに対して1対1に決まる。即ち、伝達部材50と攪拌搬送ユニット43とが位相合わせされて結合される。
前述したように、カートリッジBがカートリッジ装着部A1の装着位置Cに所定に装着されている状態において装置本体A側の駆動軸14からカートリッジB側の駆動力受け部63aに駆動力が入力する。これにより、カートリッジBにおけるドラム62、現像ローラ32、攪拌搬送ユニット43がそれぞれ所定の方向と速度で回転駆動される。
攪拌搬送ユニット43は、駆動力受け部63aに入力した駆動力が、フランジギア部63b、現像ローラギア39、第1ギア48、第2ギア49を介して伝達部材50に伝達されて、伝達部材50が図9の(a)の矢印Uの方向に所定の速度で回転駆動される。そして、この伝達部材50と一体に攪拌搬送ユニット43が図3の矢印Uの方向に回転して、トナー室29内のトナーTが攪拌されつつ搬送されて開口部29aからトナー供給室28に送り出される。
本実施例では、攪拌搬送ユニット43の回転過程において、可撓性を有する攪拌部材95はトナー室29の内壁の内、トナー室29の底板面と、開口部29aを有する前板面に対しては弾性に抗して図3のように湾曲した撓み変形ながら接触して回転移動する。これによりトナー室29内のトナーTがトナー供給室28の側に効率よく攪拌されつつ搬送される。そして、攪拌部材95はトナー室29の内壁の内、天井面に対応する回転角範囲においては天井面に対して接触せずに回転する。
(位相合わせ)
可撓性を有する攪拌部材95が上記のようにトナー容器29の内壁(本実施例においてはトナー室底板面や前板面)に対して図3のように弾性に抗して撓んで接触した状態で組み立てられ、出荷され放置された時に塑性変形を生じてしまうおそれがある。この攪拌部材95の変形を防止するために、攪拌搬送ユニット43の位相をカートリッジBの組立時に攪拌部材95を例えば図12のようにトナー容器29の内壁に接触しない位置に合わせるものである。
そうすれば、カートリッジBが組立時から使用時まで長期間放置された場合でも攪拌部材95が変形するおそれがない。したがって、攪拌部材95は使用開始時において組立当初の変形のない形状が保たれているため、トナー室29内のトナーTを効率よく攪拌、搬送してトナー供給室28に送り出すことができる。
本実施例においては、上記のように攪拌搬送ユニット43の位相合わせを行う際に、作業者が検査する視線方向を定めることができ、その視線方向から攪拌搬送ユニット43の位相合わせを行えるようにしている。以下、その手段構成について詳述する。
伝達部材50の位相合わせについて、図1、図9、図10、図11、図12を用いて説明する。図1は伝達部材50の位相合わせを説明する斜視図である。図10は伝達部材50の位相合わせを説明する断面図である。図11の(a)はプロセスカートリッジBの底面図(図3のY方向から見た図)、(b)は(a)における矢示(b)部分の拡大図である。
伝達部材50は、目視可能な目印部として、回転軸線Vの方向に伝達部50aの側面から突出した凸形状部としての突起部50bを持っている。
図1、図9の(b)に示すように、伝達部材50の外側に位置する枠体は本実施例においては第2サイド部材26Rである。突起部50bの回転位相のずれを小さくするため、枠体である第2サイド部材26Rの下面側には、突起部50bを確認(位置合わせ)するための停止部100が設けられている。並びに作業者の視線を定めるための第1位置合わせ部98および第2位置合わせ部99が設けられている。
本実施例においては、上記の停止部100、第1位置合わせ部98、第2位置合わせ部99は、それぞれ、伝達部材50の伝達部50aの一部、および突起部50bを透かし見ることができるスリット状の窓穴形状部(抜き穴)として形成されている。
図10の(a)に示すように、伝達部材50の回転軸線(V)に直交する断面において、伝達部材50の回転中心Oと突起部50bの幅中心を結んだ線Wの方向に投影した際に、停止部100は線W(線上)を含んだ位置に配置されている。この方向が所定の位置からの方向K1である。停止部100を挟んで第1位置合わせ部98と第2位置合わせ部99が配置されている。即ち、第1位置合わせ部98と第2位置合わせ部99は伝達部材50の回転方向において停止部100を挟んだ位置に配置されている。
停止部100から第1位置合わせ部98の距離x1と伝達部材50の回転中心Oから伝達部材50の外形までの距離r1の関係は、x1<r1である。
また、停止部100から第2位置合わせ部99の距離x2と伝達部材50の回転中心Oから伝達部材50の外形までの距離r2の関係は、x2<r2である。
作業者が伝達部材50の位相合わせを行う際には、まず、所定の位置からの方向K1を定める必要がある。所定の位置からの方向K1は作業者が検査する視線方向のことである。作業者は第1位置合わせ部98と伝達部材50の重なり合いs1、かつ第2位置合わせ部99と伝達部材50の重なり合いs2を確認することで所定の位置からの方向K1を定めることができる。
次に、上記状態で伝達部材50を回転させ(矢印U)、突起部50bが停止部100から見える位置で伝達部材50の回転を止める。これにより突起部50bの位置が決まり、攪拌部材50の位相が決まる。
即ち、突起部50bが停止部100に対応位置した状態で伝達部材50を停止させたとき、攪拌部材95がトナー容器29において所定の回転角位置にあるように伝達部材50と攪拌搬送ユニット43とが位相合わせされて結合されている。本実施例では攪拌部材95がトナー容器29の内壁に接触しない回転角位置にあるように伝達部材50と攪拌搬送ユニット43とが位相合わせされて結合されている。より具体的には図12のように攪拌搬送ユニット43は攪拌部材95がトナー室29内においてトナー容器内壁に接触しない上向きの回転角位置に位相合わせされる。
上記の位相合わせのための伝達部材50の回転操作は、作業者が伝達部材50を手動で回転操作可能な操作部を操作することでなされる。本実施例においては、カートリッジBの駆動力受け部63aを上記の操作部としている。即ち、作業者は組み立てられたカートリッジBの駆動力受け部63aに対して回転操作用冶具(不図示)を係合させて、駆動力受け部63aを所定の方向に回転操作する。伝達部材50はこの駆動力受け部63aの回転操作に連動して矢印U方向に回転する。
かくして、本実施例によれば、攪拌搬送ユニット43の位相合わせを行う際に、作業者が検査する視線方向を定めることができ、その視線方向から攪拌搬送ユニット43の位相合わせを行える。
停止部100のスリット窓穴部から突起部50bが見える範囲は限られるため、突起部50bは角度αの範囲内に収まる。より位相合わせのずれを小さくする方法として停止部100のスリット窓穴部の幅を小さくするのが望ましい。
図10の(b)のように、仮に、視線方向を所定の位置からの方向K1から角度θずらした方向K2とした場合、停止部100のスリット窓穴部から突起部50bが見えるのは角度βの範囲となる。前述した角度αの範囲と比較すると角度βの範囲は大きいため突起部50bは大きくずれる場合がある。
第1位置合わせ部98、第2位置合わせ部99を形成する抜き穴を明かり取り用の窓として使用しても良い。抜き穴を通して、伝達部材50の方へ光が入り込むため、突起部50bがより見やすくなる。
[実施例2]
図13を用いて、実施例1とは異なる形状での位相合わせを実施例2として説明する。図13の(a)は本実施例2における伝達部材50の位相合わせを説明する図、(b)は(a)における(b)−(b)矢視の断面図である。
枠体26Rの下面側には、伝達部材50の伝達部50aの一部と突起部50bを視認することができる透かし穴105が設けられている。また、枠体26Rには、この穴105に臨ませて、突起部50bを確認(位置合わせ)するための停止部102が設けられている。並びに作業者の視線を定めるための第1位置合わせ部103および第2位置合わせ部104が設けられている。本実施例においては上記停止部102、第1位置合わせ部103、第2位置合わせ部104の形状は、実施例1における窓穴形状部100、98、99とは異なるリブ形状部にしている。
この形状で位相合わせを行う際にも、実施例1の場合とほぼ同様である。透かし穴105から伝達部材50を視認して、第1位置合わせ部103と伝達部材50の重なり合いs1、かつ第2位置合わせ部104と伝達部材50の重なり合いs2を確認し、所定の位置からの方向K1を定める。
そして、伝達部材50を手動で回転操作して、突起部50bが停止部102と一致する位置に突起部50bを止めることで攪拌部材95の位相合わせが可能となる。即ち、突起部50bが停止部102に対応位置した状態で伝達部材50が停止しているとき、攪拌部材95がトナー容器29の内壁に接触しない回転角位置にあるように伝達部材50と攪拌搬送ユニット43とが位相合わせされて結合されている。したがって本実施例においても図12のように攪拌搬送ユニット43は攪拌部材95がトナー室29内においてトナー容器内壁に接触しない上向きの回転角位置に位相合わせされる。
[その他の実施形態]
(a)実施例1、2においては、プロセスカートリッジを例にして説明したけれども、本発明は攪拌搬送手段を備えた現像剤収納容器単体の形態で実施することもできる。
(b)像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段と、上記の現像剤収納容器と、を有する現像装置の形態で実施することもできる。
(c)像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段と、上記の現像剤収納容器と、を有し、画像形成装置の装置本体に取り外し可能に装着された状態で画像形成プロセスに寄与する現像カートリッジの形態で実施することもできる。
(d)像担持体と、像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段と、上記の現像剤収納容器と、を有し、画像形成装置の装置本体に取り外し可能に装着された状態で画像形成プロセスに寄与するプロセスカートリッジの形態で実施することもできる。
(e)上記の現像剤収納容器を有する画像形成装置の形態、上記の現像装置を有する画像形成装置の形態、上記の現像カートリッジを有する画像形成装置の形態、上記のプロセスカートリッジを有する画像形成装置の形態で実施することもできる。
(f)画像形成装置の画像形成プロセスは電子写真プロセスに限られない。像担持体として静電記録誘電体を用いる静電記録プロセス、磁気記録磁性体を用いる磁気記録プロセスなどであってもよい。
(g)1つのカートリッジが着脱可能な画像形成装置に限られない。互いに色違いであるなどの複数のカートリッジをそれぞれの所定の装着部に取り外し可能に装着してカラー画像などを形成する画像形成装置も含まれる。
(h)現像剤収納容器、現像装置は画像形成装置の装置本体に作り付けられたものであってもよい。
62・・像担持体、T・・現像剤(トナー)、29・・現像剤収納容器、22・23・・枠体、43・・攪拌搬送手段、95・・可撓性部材、50・・伝達部材、50b・・凸形状部、100・・停止部、98・・第1位置合わせ部、99・・第2位置合わせ部、O・・伝達部材の回転中心

Claims (13)

  1. 像担持体に形成された潜像を現像するための現像剤を収容する現像剤収納容器であって、
    前記現像剤収納容器を構成する枠体と、
    前記現像剤収納容器の内部に設けられており、前記現像剤を攪拌しつつ搬送する可撓性部材を有する回転可能な攪拌搬送手段と、
    前記枠体に回転可能に設けられており、前記攪拌搬送手段に回転力を伝達する伝達部材と、
    前記伝達部材に目視可能に設けられた目印部と、
    前記枠体に設けられた、前記目印部の位置合わせを行う停止部と、
    前記伝達部材の回転方向において前記停止部を挟んだ位置に設けられた第1位置合わせ部および第2位置合わせ部と、
    を有し、前記伝達部材の回転軸線に直交する断面において前記伝達部材の回転中心と前記目印部を結んだ線方向に投影した際に、
    前記停止部は前記伝達部材の回転中心と前記目印部を結んだ線上を含んだ位置にあり、
    前記第1位置合わせ部から前記停止部までの距離は、前記伝達部材の回転中心から前記伝達部材の外形までの距離より小さく、
    前記第2位置合わせ部から前記停止部までの距離は、前記伝達部材の回転中心から前記伝達部材の外形までの距離より小さく、
    前記目印部が前記停止部に対応位置した状態で前記伝達部材を停止させたとき、前記可撓性部材が前記現像剤収納容器において所定の回転角位置にあるように前記伝達部材と前記攪拌搬送手段とが位相合わせされて結合されていることを特徴とする現像剤収納容器。
  2. 前記目印部は前記伝達部材の側面から前記伝達部材の回転軸線方向に突出している凸形状部であることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収納容器。
  3. 前記停止部、前記第1位置合わせ部、前記第2位置合わせ部が、それぞれ、窓穴形状部であることを特徴とする請求項1または2に記載の現像剤収納容器。
  4. 前記停止部、前記第1位置合わせ部、前記第2位置合わせ部が、それぞれ、リブ形状部であることを特徴とする請求項1または2に記載の現像剤収納容器。
  5. 前記伝達部材と前記攪拌搬送手段とがDカット軸部と、Dカット穴部との嵌合により位相合わせされて結合されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の現像剤収納容器。
  6. 前記所定の回転角位置は、前記可撓性部材が前記現像剤収納容器の内壁に接触しない位置であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の現像剤収納容器。
  7. 像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段と、現像剤を収容する現像剤収納容器と、を有する現像装置であって、前記現像剤収納容器が請求項1乃至6の何れか一項に記載の現像剤収納容器であることを特徴とする現像装置。
  8. 像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段と、現像剤を収容する現像剤収納容器と、を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の装置本体に取り外し可能に装着された状態で画像形成プロセスに寄与する現像カートリッジであって、前記現像剤収納容器が請求項1乃至6の何れか一項に記載の現像剤収納容器であることを特徴とする現像カートリッジ。
  9. 潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段と、現像剤を収容する現像剤収納容器と、を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の装置本体に取り外し可能に装着された状態で画像形成プロセスに寄与するプロセスカートリッジであって、前記現像剤収納容器が請求項1乃至6の何れか一項に記載の現像剤収納容器であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 記録媒体に現像剤による画像を形成する画像形成装置であって、請求項1乃至6の何れか一項に記載の現像剤収納容器を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 記録媒体に現像剤による画像を形成する画像形成装置であって、請求項7に記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 記録媒体に現像剤による画像を形成する画像形成装置であって、請求項8に記載の現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、
    記録媒体を搬送するための搬送手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 記録媒体に現像剤による画像を形成する画像形成装置であって、請求項9に記載のプロセスカートリッジと、
    前記プロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、
    記録媒体を搬送するための搬送手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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