JP2009244560A - 現像カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、伝達ギヤ列に誤った駆動力が僅かに伝達された場合であっても、検知突起の移動を抑えることができる現像カートリッジを提供することを目的とする。
【解決手段】現像カートリッジは、検知突起92を備えた検知ギヤ90と、駆動力を検知ギヤ90へ伝達する複数のギヤを有する伝達ギヤ列を備える。伝達ギヤ列は、第1ギヤ(伝達ギヤ80)と、第2ギヤ(検知ギヤ90)を備える。第1ギヤは、その上流側に隣接するギヤと常時噛合する第1伝達ギヤ81と、第1伝達ギヤ81とは軸方向にずれた位置に配置され、下流側に隣接するギヤと噛合可能なギヤ歯部82Aを一部に有するとともに、下流側に隣接するギヤと噛合不能な欠歯部82Bを他部に有する第2伝達ギヤ82とを有する。第2ギヤは、その上流側に隣接するギヤと噛合可能なギヤ歯部93Aと、上流側に隣接するギヤと噛合不能な欠歯部93Bと、有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、現像カートリッジに関する。
一般に、レーザプリンタなどの画像形成装置では、その装置本体に対してトナーが収容されている現像カートリッジが着脱可能に装着されている。このような画像形成装置としては、従来、装着された現像カートリッジが新品であるか否かを判別(新品検知)することができるものが知られている(特許文献1参照)。
具体的に、特許文献1に開示された画像形成装置は、装置本体側に、揺動自在なアーム状のアクチュエータと、アクチュエータを中立位置に付勢するばねと、アクチュエータの揺動を検知するセンサと、センサからの信号に基づいて新品検知を行う制御装置とを備えている。また、画像形成装置に装着される現像カートリッジには、所定の軸部から径方向外側へ延出する検知突起と、前記軸部を中心として検知突起と一体に回転する検出ギヤと、この検出ギヤに噛合するとともに、現像ローラやアジテータ等に駆動力を伝達する伝達ギヤ列が設けられている。
この画像形成装置では、装置本体に対して新品状態の現像カートリッジを装着すると、検知突起がアクチュエータの一端を押圧してアクチュエータが揺動し、この揺動がセンサによって検知される。このように揺動を検知したセンサは、そのことを示す検知信号を制御装置に送信し、制御装置は、受信した検知信号に基づいて現像カートリッジが新品であると判断する。
また、この画像形成装置では、現像カートリッジを装着した後例えばフロントカバーを閉じると、制御装置によってウォーミング動作(ガラ回し動作)が実行される。ここで、ガラ回し動作とは、現像カートリッジ内のトナーを攪拌すべく、カートリッジ内のアジテータを回転させる動作をいう。
そして、このようなガラ回し動作においては、装置本体側に設けられる駆動源からの駆動力が、伝達ギヤ列を介してアジテータと検出ギヤとに伝達される。これにより、アジテータによるトナーの攪拌が開始されるとともに、検知突起が回転してアクチュエータの一端をさらに押圧し、所定位置においてアクチュエータから外れることとなる。その後は、アクチュエータがばねの付勢力により中立位置へ戻ることとなる。
そのため、使用済みの現像カートリッジにおいて、検知突起の位置は初期位置とは異なる位置に位置することとなる。これにより、使用済みの現像カートリッジを装置本体から外して再度画像形成装置に装着すると、この画像形成装置内においては検知突起でアクチュエータが押圧されないので、検知信号を受信しない制御装置は、装着された現像カートリッジが旧品であると判断する。
特開2006−267994号公報
しかしながら、前記した従来の現像カートリッジにおいては、伝達ギヤ列が、現像カートリッジを使用する前に操作された場合には、伝達ギヤ列に連動して検出ギヤが回転して、検知突起の位置が意図しない位置に移動してしまう可能性がある。そうすると、本体側のアクチュエータによって検知突起を正確に検知できなくなる問題が生ずる。
そこで、本発明は、伝達ギヤ列に誤った駆動力が僅かに伝達された場合であっても、検知突起の移動を抑えることができる現像カートリッジを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る現像カートリッジは、現像剤を収容する筐体と、前記筐体に回転可能に設けられ、回転中心に対して径方向にずれた位置から前記筐体の外側へ突出する検知突起を備えた検知ギヤと、前記筐体に回転可能に設けられ、外部から入力された駆動力を前記検知ギヤへ伝達する複数のギヤを有する伝達ギヤ列と、を備え、前記伝達ギヤ列の1つのギヤとして設けられ、軸方向で異なるギヤ形状を有する第1ギヤを有し、前記第1ギヤは、前記駆動力の伝達方向において、該第1ギヤの上流側に隣接するギヤと常時噛合する第1伝達ギヤと、前記第1伝達ギヤとは軸方向にずれた位置に配置され、該第1ギヤの下流側に隣接するギヤと噛合可能なギヤ歯部を一部に有するとともに、下流側に隣接するギヤと噛合不能な欠歯部を他部に有する第2伝達ギヤとを有し、さらに、前記伝達ギヤ列および前記検知ギヤのうちの1つのギヤであって、前記第1ギヤよりも伝達方向下流側に位置する第2ギヤを有し、前記第2ギヤは、前記駆動力の伝達方向において、該第2ギヤの上流側に隣接するギヤと噛合可能なギヤ歯部と、該第2ギヤの上流側に隣接するギヤと噛合不能な欠歯部と、有し、前記第1ギヤおよび前記第2ギヤは、前記第2伝達ギヤの欠歯部が該第1ギヤの下流側に隣接するギヤに対向するとともに前記第2ギヤのギヤ歯部が該第2ギヤの上流側に隣接するギヤに対向する第1の状態と、前記第2伝達ギヤのギヤ歯部が該第1ギヤの下流側に隣接するギヤに噛合して前記第1ギヤと前記第2ギヤとがともに回転する第2の状態と、前記第2ギヤの欠歯部が該第2ギヤの上流側に隣接するギヤに対向する第3の状態とに変位可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、伝達ギヤ列に誤った駆動力が僅かに伝達された場合には、上流側から第1ギヤに駆動力が伝達されても、第1ギヤおよび第2ギヤが第1の状態から第2の状態になるまでの間、第1ギヤの回転が第2ギヤに伝達されない。これにより、検知ギヤに駆動力が伝達されないので、検知突起が静止状態に維持される。そのため、伝達ギヤ列に誤った駆動力が伝達されても、検知突起を所定の位置に維持しておくことができる。
本発明によれば、第1ギヤおよび第2ギヤが第1の状態から第2の状態になるまでの間、検知突起に駆動力が伝達されないので、伝達ギヤ列に誤った駆動力が僅かに伝達された場合であっても、検知突起の移動を抑えることができる。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、レーザプリンタの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分の詳細を説明することとする。また、以下の説明においては、レーザプリンタ1の使用時におけるユーザを基準にした方向で説明することとする。すなわち、図1においては、右側を「手前側」と称し、左側を「奥側」と称し、紙面垂直方向のうち奥側を「右側」と称し、紙面垂直方向のうち手前側を「左側」と称する。また、上下方向については、図の上下方向をそのまま「上下方向」と称することとする。
<レーザプリンタの全体構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、公知の構造であり、主に、給紙トレイ6、用紙押圧板7および用紙搬送機構9を備えている。そして、フィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって上方に寄せられ、用紙搬送機構9によって画像形成部5に搬送される。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、定着部18などを備えている。
スキャナユニット16は、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。スキャナユニット16では、レーザビームが図の鎖線で示す経路を通って、感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、本体ケーシング2の手前側のフロントカバー2Aを適宜開放することで、本体ケーシング2に対して着脱可能となっている。このプロセスカートリッジ17は、現像カートリッジ28とドラムユニット51とで主に構成されている。
現像カートリッジ28は、ドラムユニット51を介して本体ケーシング2に対して着脱自在、或いは本体ケーシング2に固定されたドラムユニット51に対して着脱自在に装着されている。現像カートリッジ28は、主に、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーホッパ34を備えている。
この現像カートリッジ28では、トナーホッパ34内の現像剤の一例としてのトナーが、アジテータ34Aで攪拌された後、供給ローラ33により現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、さらに摩擦帯電されつつ、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。なお、現像カートリッジ28の詳細については、後で詳述することとする。
ドラムユニット51は、公知の感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30を主に備えている。そして、このドラムユニット51内において、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給されて、感光ドラム27の表面上にトナー像が形成される。その後、感光ドラム27と転写ローラ30の間で用紙3が搬送されることで、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
定着部18は、公知の構造であり、加熱ローラ41と、押圧ローラ42とを備えている。そして、定着部18では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させている。なお、定着部18で熱定着された用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に送り出される。
<現像カートリッジの詳細構造>
次に、本発明の特徴部分となる現像カートリッジ28の詳細構造について説明する。
図2(a)および(b)に示すように、現像カートリッジ28は、前記した現像ローラ31等を備える他、筐体の一例としてのカートリッジ本体60およびカバー体70を備えており、カバー体70はカートリッジ本体60の左側面に着脱可能に装着されている。そして、カートリッジ本体60とカバー体70との間には、ギヤ機構61と、第1ギヤの一例としての伝達ギヤ80と、第2ギヤの一例としての検知ギヤ90とが設けられている。
ギヤ機構61は、外部から入力される駆動力を前記した現像ローラ31、供給ローラ33およびアジテータ34Aに伝達させる機構である。ギヤ機構61は、本体ケーシング2側に設けられる駆動装置130(図4参照)から駆動力が伝達される入力ギヤ62と、この入力ギヤ62に直接噛み合う現像ローラ駆動ギヤ63および供給ローラ駆動ギヤ64と、入力ギヤ62に中間ギヤ65を介して噛み合うアジテータ駆動ギヤ66とを備えて構成されている。ここで、現像ローラ駆動ギヤ63、供給ローラ駆動ギヤ64およびアジテータ駆動ギヤ66は、それぞれ図1に示した現像ローラ31、供給ローラ33およびアジテータ34Aを駆動させるギヤであり、現像ローラ31、供給ローラ33およびアジテータ34Aの各軸の端部に一体に設けられている。なお、本実施形態においては、ギヤ機構61のうち入力ギヤ62、中間ギヤ65およびアジテータ駆動ギヤ66と、後述する伝達ギヤ80とによって、外部から入力される駆動力を検知ギヤ90に伝達する伝達ギヤ列が構成されている。
伝達ギヤ80は、図3(a)に示すように、軸方向で異なるギヤ形状を有する2段ギヤとして形成されている。具体的に、伝達ギヤ80は、駆動力の伝達方向における上流側に位置する第1伝達ギヤ81と、下流側に位置する第2伝達ギヤ82とを備えて構成されている。
第1伝達ギヤ81は、全周にギヤ歯部が形成されたギヤであり、その上流側に隣接するアジテータ駆動ギヤ66(図2参照)のみに常時噛合しており、その下流側にある検知ギヤ90とは軸方向にずれて配置されることで噛合不能となっている。なお、図2や後述する図6,7においては、便宜上、第1伝達ギヤ81を2点鎖線で示すこととする。
第2伝達ギヤ82は、第1伝達ギヤ81とは軸方向にずれた位置に同軸に配置されて第1伝達ギヤ81に一体に形成されることで、第1伝達ギヤ81と一体的に回転するように構成されている。そして、第2伝達ギヤ82は、その下流側に隣接する検知ギヤ90と噛合可能なギヤ歯部82Aを外周部の一部に有するとともに、検知ギヤ90と噛合不能な欠歯部82Bを外周部の他部に有している。
以上のように構成される伝達ギヤ80は、その回転中心部を軸方向に貫通する貫通孔80Aを有しており、この貫通孔80Aの内周面がカートリッジ本体60に形成される円筒状の第1支持軸部67に回転可能に支持されている。ここで、第1支持軸部67の一部は、径方向に撓み変形可能に構成される鉤型の抜け止め片67Aとして構成されており、この抜け止め片67Aが伝達ギヤ80の端面と係合することで伝達ギヤ80の抜け止めがなされている。
検知ギヤ90は、伝達ギヤ80の下流側に配置されており、主に、円筒状の内筒部91と、検知突起92と、内筒部91と検知突起92とを繋ぐ連結フレーム93とを備えて構成されている。
内筒部91は、カートリッジ本体60に形成された軸部の一例としての円筒状の第2支持軸部68に回転可能に支持されている。そして、内筒部91のカートリッジ本体60とは反対側の端部には、第2支持軸部68の先端に形成される係合片68Aと係合する第1係合溝91Aおよび第2係合溝91Bが形成されている。これにより、検知ギヤ90に周方向へ所定の力が加わるまでの間、係合片68Aと第1係合溝91A(または第2係合溝91B)との係合により検知ギヤ90の位置が維持されるようになっている。
ここで、係合片68Aは、第2支持軸部68の径方向において撓み変形可能に構成されており、その先端が径方向外側に突出する鉤型に形成されている。そして、図3(b)に示すように、係合片68Aの鉤型となった先端部のうち、検知ギヤ90の係合溝91A,91Bと検知ギヤ90の回転方向において当接する一方の当接面68Bが径方向に対して傾斜する傾斜面として形成され、他方の当接面68Cが径方向に沿う(回転方向に直交する)平面として形成されている。これにより、検知ギヤ90が、図3における時計回り(一方向)にのみ回転可能となっている。
なお、係合片68Aの傾斜した当接面68Bの径方向内側に連続して形成される面は、回転方向に直交する直交面68Dとなっている。そして、第2支持軸部68は、この直交面68Dと僅かな隙間を介して対向するように配置される支持面68Eを有している。これにより、検知ギヤ90が図3における反時計回りに回転することで、検知ギヤ90の係合溝91A,91Bで平面状の当接面68Cが押圧されて係合片68Aが回転方向に撓んだ場合には、係合片68Aの直交面68Dが支持面68Eで良好に支持されて、検知ギヤ90の回転が抑制されるようになっている。
また、図3(a)に示すように、第2支持軸部68の根元部68Fは、先端部68Gよりも大きな径で形成されている。そのため、この根元部68Fによって検知ギヤ90がカートリッジ本体60から所定量離れた位置に支持されて、第2伝達ギヤ82と噛合可能となっている。
検知突起92は、検知ギヤ90の回転中心に対して径方向にずれた位置から軸方向に延びており、図2(b)に示すカバー体70に形成される円弧状の長溝71を通ってカバー体70の外側へ突出するように形成されている。そして、この検知突起92は、検知ギヤ90の回転に伴って、カバー体70の長溝71に沿って移動可能となっている。
連結フレーム93は、内筒部91を囲う円筒状の部位を有しており、この部位の外周面には、その上流側に隣接する第2伝達ギヤ82と噛合可能なギヤ歯部93Aと、第2伝達ギヤ82と噛合不能な欠歯部93Bとが形成されている。
そして、以上のように構成される伝達ギヤ80および検知ギヤ90は、図6(a),(b)に示す第1の状態と、図7(a)に示す第2の状態と、図7(b)に示す第3の状態とに変位可能に構成されている。ここで、「第1の状態」とは、伝達ギヤ80を構成する第2伝達ギヤ82の欠歯部82Bが該伝達ギヤ80の下流側に隣接する検知ギヤ90(ギヤ歯部93A)に対向するとともに、検知ギヤ90のギヤ歯部93Aが該検知ギヤ90の上流側に隣接する伝達ギヤ80(欠歯部82B)に対向する状態をいう。また、「第2の状態」とは、伝達ギヤ80を構成する第2伝達ギヤ82のギヤ歯部82Aが該伝達ギヤ80の下流側に隣接する検知ギヤ90のギヤ歯部93Aに噛合して伝達ギヤ80と検知ギヤ90とがともに回転する状態をいう。さらに、「第3の状態」とは、検知ギヤ90の欠歯部93Bが該検知ギヤ90の上流側に隣接する伝達ギヤ80に対向する状態をいう。
なお、検知ギヤ90に形成される第2係合溝91Bは、現像カートリッジ28が新品状態の際に係合片68Aと係合する溝であり、検知ギヤ90を前述した第1の状態に保持する。また、検知ギヤ90に形成される第1係合溝91Aは、ガラ回し動作により検知ギヤ90が所定量回転したときに係合片68Aと係合する溝であり、検知ギヤ90を前述した第3の状態に保持する。そして、係合片68Aと係合溝91A,91Bとの関係が上述の関係となるように、ギヤ歯部93Aと欠歯部93Bは所定の割合で形成されている。
<本体ケーシング内の詳細構造>
図4に示すように、本体ケーシング2内には、駆動装置130や新品仕様検知装置120が設けられている。以下に、これらについて簡単に説明する。
本体ケーシング2内の現像カートリッジ28が装着される部分には、現像カートリッジ28の入力ギヤ62に駆動力を伝達する駆動装置130と、新品検知および仕様検知を実行可能な新品仕様検知装置120とが設けられている。
駆動装置130は、図示せぬ複数のギヤと駆動モータとで構成されている。そして、現像カートリッジ28が本体ケーシング2内に装着された際に、駆動装置130側のギヤが入力ギヤ62と噛み合うことで、駆動モータからの駆動力が各ギヤを介して入力ギヤ62に伝達される。駆動装置130において、入力ギヤ62と噛み合うギヤは、例えば、フロントカバー2Aの開閉に連動して、入力ギヤ62に対して進退するように構成される。
新品仕様検知装置120は、図5に示すように、光センサ121、検知用アーム122、コイルばね123および制御装置124を主に備えて構成されている。
光センサ121は、検知用アーム122の揺動を検知するセンサであり、発光部121Aからの光を受光部121Bで受けたときに、所定の信号を制御装置124に出力する。
検知用アーム122は、本体ケーシング2に回転可能に支持される筒状部122Aと、筒状部122Aから径方向外側へ延びる遮光用アーム122Bおよび当接用アーム122Cとを備えており、筒状部122Aを中心にして揺動可能に構成されている。また、検知用アーム122の遮光用アーム122Bの適所にはコイルばね123が取り付けられており、これにより検知用アーム122がコイルばね123によって常時中立位置に付勢されている。そして、この中立位置において、遮光用アーム122Bの先端部122Dは、発光部121Aと受光部121Bとの間に配置される。また、中立位置において、当接用アーム122Cの先端部122Eは、本体ケーシング2に装着される現像カートリッジ28の外面から突出する検知突起92と当接可能な位置に配置される。
制御装置124は、光センサ121で検知する検知用アーム122の揺動の有無に応じて、現像カートリッジ28が新品であるか否かを判別する機能と、駆動装置130の駆動開始から検知用アーム122が元の位置に復帰するまでに要する時間に応じて現像カートリッジ28の仕様を判別する機能を備えている。具体的に、この制御装置124は、フロントカバー2Aの閉動作を検出するセンサからの閉信号またはレーザプリンタ1の電源を入れたときに発せられる信号に基づいて、公知のガラ回し動作を実行する。そして、この制御装置124は、検知用アーム122が検知突起92で押圧されることにより光センサ121から出力されるON信号を受信したか否かを判断することで新品であるか否かの判断を行う。また、この制御装置124は、検知用アーム122が元の姿勢から傾いた状態である場合に光センサ121から出力され続けるON信号の受信時間(ガラ回し動作の開始から検知用アーム122が元の姿勢に復帰して光センサ121からのON信号が切れるまでの時間)に基づいて、仕様判断(例えば、最大画像形成枚数が3000枚のタイプであるか、6000枚のタイプであるかの判断)を行う。
次に、現像カートリッジ28を本体ケーシング2に装着する際における伝達ギヤ80や検知ギヤ90の動作について説明する。
図4に示すように、新品の現像カートリッジ28を本体ケーシング2内に装着していくと、図6(a)に示すように、検知ギヤ90の検知突起92が検知用アーム122の下端部に当接する。そして、検知突起92によって検知用アーム122が押圧されて、検知用アーム122の下端部が検知突起92(現像カートリッジ28)とともに奥側に移動する。
そして、このように検知用アーム122が揺動すると、光センサ121からON信号が制御装置124に出力され、この制御装置124により新品であると判断される。その後、制御装置124により公知のガラ回し動作が実行されると、図6(b)に示すように、駆動装置130の駆動力が入力ギヤ62、中間ギヤ65およびアジテータ駆動ギヤ66を介して伝達ギヤ80を構成する第1伝達ギヤ81に伝達され、伝達ギヤ80が反時計回りに回転する。このとき、伝達ギヤ80を構成する第2伝達ギヤ82の欠歯部82Bが検知ギヤ90のギヤ歯部93Aに対向する第1の状態となっているので、静止状態の検知ギヤ90に対して伝達ギヤ80が相対的に回転する。そして、このように伝達ギヤ80のみが回転するときには、駆動力が検知ギヤ90には伝達されないので、検知突起92がその位置に維持されて、前記したON信号が制御装置124に対して出力され続けることとなる。
その後、図7(a)に示すように、伝達ギヤ80が検知ギヤ90に対してさらに相対回転すると、伝達ギヤ80を構成する第2伝達ギヤ82のギヤ歯部82Aが検知ギヤ90のギヤ歯部93Aに噛合して(第2の状態になって)、検知ギヤ90が伝達ギヤ80とともに回転することとなる。このように検知ギヤ90が回転すると、検知突起92が手前側に移動して、検知用アーム122がコイルばね123の付勢力により中立位置に戻る。これにより、検知用アーム122の遮光用アーム122Bが元の位置に戻って、発光部121Aからの光を遮断することで、光センサ121がOFF状態となって制御装置124へのON信号の送信が中止される。
これにより、光センサ121からのON信号の受信時間が算出され、この受信時間に基づいて制御装置124が仕様判断を行う。なお、この受信時間は、例えば、仕様に応じて第2伝達ギヤ82の欠歯部82Bの周方向における長さを適宜変えることで変更することができる。ちなみに、伝達ギヤ80を2段ギヤとせずに、全周にギヤ歯部を有する通常の1段ギヤ(例えば第1伝達ギヤ81のみ)とし、このギヤを検知ギヤ90と初期状態において噛合させておくと、ガラ回し動作と同時に検知突起92を移動させることができる。そのため、このような1段ギヤを用いた構造と本実施形態の構造(2段ギヤ構造の伝達ギヤ80を用いた構造)とを仕様に応じて使い分けることで、大きな時間差を作ることができる。
その後、さらに検知ギヤ90が回転して、図7(b)に示すように、検知突起92が長溝71(図2(b)参照)の最も手前側の端に位置すると、検知ギヤ90のギヤ歯部93Aが第2伝達ギヤ82から外れて、検知ギヤ90の回転が止められる(第3の状態となる)。これにより、検知ギヤ90に対して伝達ギヤ80からの駆動力が伝達されることがなくなり、検知ギヤ90がその位置で留まることとなる。
なお、前述したように検知ギヤ90が回転する前には、図8(a)に示すように、第2支持軸部68に形成される係合片68Aは、検知ギヤ90の内筒部91に形成される第2係合溝91Bと係合している。そして、検知ギヤ90が回転すると、係合片68Aは、図8(b)に示すように、径方向内側に変形して第2係合溝91Bから外れる。その後、図8(c)に示すように、係合片68Aが第1係合溝91Aに係合することとなる。これにより、図7(b)に示す位置(第3の状態)で検知ギヤ90の回転が確実に止められ、検知ギヤ90が、その欠歯部93Bを伝達ギヤ80に向けた姿勢に保持される。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
伝達ギヤ80および検知ギヤ90が第1の状態から第2の状態になるまでの間、検知突起92に駆動力が伝達されないので、ユーザの誤操作によってギヤ機構61または伝達ギヤ80に誤った駆動力が僅かに伝達された場合であっても、検知突起92の移動を抑えることができる。
第1ギヤとしての伝達ギヤ80と第2ギヤとしての検知ギヤ90とが隣接しているので、検知ギヤ90が最終位置に位置した後(第3の状態になった後)は、ギヤ機構61とともに回転し続ける伝達ギヤ80の各ギヤ歯部(第2伝達ギヤ82のギヤ歯部82A)の先端が検知ギヤ90と干渉することがない。そのため、印字動作中における伝達ギヤ80と検知ギヤ90との干渉を抑えて、異音の発生を抑えることができる。ちなみに、伝達ギヤ80(第2伝達ギヤ82)と第2ギヤとしての検知ギヤ90との間に、全周にギヤ歯部を有する通常のギヤを設けても、ユーザの誤操作による検知突起92の移動を抑えることができるが、この構造では、第3の状態の後も回転し続ける伝達ギヤ80のギヤ歯部82Aが、隣接する通常のギヤと断続的に係合(衝突)することとなる。そのため、この構造では、伝達ギヤ80と通常のギヤとが断続的に繰り返し衝突することにより異音が発生するので、前記実施形態のように第1ギヤとしての伝達ギヤ80と第2ギヤとしての検知ギヤ90とを隣接させるのが望ましい。
係合片68Aが第1係合溝91Aに係合することで、検知ギヤ90の欠歯部93Bを伝達ギヤ80に向けた状態で検知ギヤ90の姿勢が保持されるので、検知ギヤ90のギヤ歯部93Aに再度伝達ギヤ80が噛み合うことによる検知ギヤ90の誤作動を抑えることができる。
係合片68Aが第2係合溝91Bに係合することで、検知突起92を初期位置に維持させることができるので、ユーザの誤操作による検知突起92の移動をより抑えることができる。
また、係合片68Aの当接面68B,68Cのうち、一方の当接面68Bを第2支持軸部68の径方向に対して傾斜する傾斜面とし、他方の当接面68Cを第2支持軸部68の径方向に沿う平面とすることで、検知ギヤ90を一方向のみに回転可能としたので、ユーザの誤操作により検知ギヤ90が最終位置から初期位置に戻されることが抑制され、新品検知をより確実に実行できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、伝達ギヤ80を第1ギヤとして構成したが、本発明はこれに限定されず、外部から入力された駆動力を検知ギヤへ伝達する伝達ギヤ列を構成するギヤであれば、どのギヤを第1ギヤとして構成してもよい。また、検知ギヤ90を第2ギヤとして構成したが、本発明はこれに限定されず、前記伝達ギヤ列および検知ギヤのうちの第1ギヤよりも下流側のギヤであれば、どのギヤを第2ギヤとして構成してもよい。
例えば、図9(a)に示すように、前記実施形態におけるアジテータ駆動ギヤ66を第1ギヤとして構成し、伝達ギヤ80を第2ギヤとして構成してもよい。すなわち、この構造では、アジテータ駆動ギヤ66を、中間ギヤ65と常時噛合する第1伝達ギヤ100と、第1伝達ギヤ100と軸方向において隣接する第2伝達ギヤ110とで2段ギヤ状に構成する。そして、第2伝達ギヤ110に、下流側の伝達ギヤ80と噛合可能なギヤ歯部111を形成するとともに、伝達ギヤ80と噛合不能な欠歯部112を形成する。
また、伝達ギヤ80に、上流側の第2伝達ギヤ110および下流側の検知ギヤ90と噛合可能なギヤ歯部810を形成するとともに、第2伝達ギヤ110および検知ギヤ90と噛合不能な欠歯部820を形成する。ここで、検知ギヤ90等のその他の構造は、前記実施形態と同様であるため、同一符号を付してその説明は省略する。
そして、以上のように構成されるアジテータ駆動ギヤ66および伝達ギヤ80は、図9(a),(b)に示す第1の状態と、図9(c),図10(a)に示す第2の状態と、図10(b)に示す第3の状態とに変位可能に構成されている。ここで、「第1の状態」とは、アジテータ駆動ギヤ66を構成する第2伝達ギヤ110の欠歯部112が該アジテータ駆動ギヤ66の下流側に隣接する伝達ギヤ80(ギヤ歯部810)に対向するとともに、伝達ギヤ80のギヤ歯部810が該伝達ギヤ80の上流側に隣接するアジテータ駆動ギヤ66(欠歯部112)に対向する状態をいう。また、「第2の状態」とは、アジテータ駆動ギヤ66を構成する第2伝達ギヤ110のギヤ歯部111が該アジテータ駆動ギヤ66の下流側に隣接する伝達ギヤ80のギヤ歯部810に噛合してアジテータ駆動ギヤ66と伝達ギヤ80とがともに回転する状態をいう。さらに、「第3の状態」とは、伝達ギヤ80の欠歯部820が該伝達ギヤ80の上流側に隣接するアジテータ駆動ギヤ66に対向する状態をいう。
この構造によれば、前記実施形態と同様に、第1の状態から第2の状態になるまでの間は、アジテータ駆動ギヤ66が伝達ギヤ80に対して相対的に回転することで、伝達ギヤ80および検知ギヤ90に駆動力が伝達されずに、検知突起92がその位置に維持される。また、第2の状態から第3の状態になると、伝達ギヤ80がアジテータ駆動ギヤ66から外れて、検知突起92が最終位置で止められる。そのため、この構造においても、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、この構造では、欠歯部93Bを有する検知ギヤ90を採用したが、全周がギヤ歯部の検知ギヤを採用しても同様の作用効果を奏する。
また、例えば、図11(a)に示すように、アジテータ駆動ギヤ66を第1ギヤとして構成し、検知ギヤ90を第2ギヤとして構成し、これらのギヤ66,90の間に、全周にギヤ歯を有する通常のギヤ200を設けてもよい。以上のように構成されるアジテータ駆動ギヤ66および検知ギヤ90は、図11(a),(b)に示す第1の状態と、図11(c),図12(a)に示す第2の状態と、図12(b)に示す第3の状態とに変位可能に構成されている。ここで、「第1の状態」とは、アジテータ駆動ギヤ66を構成する第2伝達ギヤ110の欠歯部112が該アジテータ駆動ギヤ66の下流側に隣接するギヤ200に対向するとともに、検知ギヤ90のギヤ歯部93Aが該検知ギヤ90の上流側に隣接するギヤ200に対向する状態をいう。また、「第2の状態」とは、アジテータ駆動ギヤ66を構成する第2伝達ギヤ110のギヤ歯部111が該アジテータ駆動ギヤ66の下流側に隣接するギヤ200に噛合してアジテータ駆動ギヤ66と検知ギヤ90とがともに回転する状態をいう。さらに、「第3の状態」とは、検知ギヤ90の欠歯部93Bが該検知ギヤ90の上流側に隣接するギヤ200に対向する状態をいう。
この構造によれば、前記実施形態と同様に、第1の状態から第2の状態になるまでの間は、アジテータ駆動ギヤ66がギヤ200に対して相対的に回転することで、ギヤ200および検知ギヤ90に駆動力が伝達されずに、検知突起92がその位置に維持される。また、第2の状態から第3の状態になると、検知ギヤ90がギヤ200から外れて、検知突起92が最終位置で止められる。そのため、この構造においても、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。
前記実施形態では、検知ギヤ90に係合溝91A,91Bを形成し、第2支持軸部68に係合片68Aを形成したが、本発明はこれに限定されず、前記実施形態とは逆に、検知ギヤに係合片、軸部に係合溝を形成してもよい。また、前記実施形態において、第2係合溝91Bを形成せずに、第1係合溝91Aのみを検知ギヤ90に形成してもよい。ただし、第2係合溝91Bを形成しない場合には、初期位置において係合片86Aが常に内筒部91の内面で径方向内側に撓んだ状態に維持されるので、係合片86Aの復帰力が弱まって第1係合溝91Aに良好に係合しない場合がある。そのため、前記実施形態のように第2係合溝91Bを形成することで、係合片86Aの復帰力を確実に発揮できる構成とするのが望ましい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記各実施形態における各ギヤの数やレイアウトは、適宜変更可能である。例えば、前記実施形態では、アジテータ駆動ギヤ66と検知ギヤ90との間に、伝達ギヤ80を1つだけ設けたが、本発明はこれに限定されず、伝達ギヤを複数設けてもよい。
本発明の一実施形態に係る現像カートリッジが装着されるレーザプリンタを示す側断面図である。 現像カートリッジのカバー体を外した状態を示す側面図(a)と、カバー体を取り付けた状態を示す側面図(b)である。 伝達ギヤと検知ギヤ周りの構造を示す分解斜視図(a)と、第2支持軸部を示す平面図(b)である。 本体ケーシングから現像カートリッジを取り外した状態を示す断面図である。 新品仕様検知装置の各構成部品を示す斜視図である。 現像カートリッジを本体ケーシングに装着する際における伝達ギヤおよび検知ギヤの動作を説明する図であり、装着直後の状態を示す説明図(a)と、伝達ギヤが検知ギヤに対して相対的に回転する状態を示す説明図(b)である。 伝達ギヤと検知ギヤがともに回転する状態を示す説明図(a)と、検知ギヤが伝達ギヤから外れた状態を示す説明図(b)である。 第2係合溝に係合片が係合している状態を示す説明図(a)と、第2係合溝から係合片が外れた状態を示す説明図(b)と、第1係合溝に係合片が係合している状態を示す説明図(c)である。 アジテータ駆動ギヤを第1ギヤとし、伝達ギヤを第2ギヤとした形態を示す図であり、装着直後の状態を示す説明図(a)と、アジテータ駆動ギヤが伝達ギヤに対して相対的に回転する状態を示す説明図(b)であり、アジテータ駆動ギヤ、伝達ギヤおよび検知ギヤが一体的に回転する状態を示す説明図(c)である。 アジテータ駆動ギヤおよび伝達ギヤが一体的に回転する状態を示す説明図(a)と、アジテータ駆動ギヤから伝達ギヤが外れた状態を示す説明図(b)である。 アジテータ駆動ギヤを第1ギヤとし、検知ギヤを第2ギヤとし、これらの間に通常のギヤを設けた形態を示す図であり、装着直後の状態を示す説明図(a)と、アジテータ駆動ギヤがギヤに対して相対的に回転する状態を示す説明図(b)であり、アジテータ駆動ギヤ、ギヤおよび検知ギヤが一体的に回転する状態を示す説明図(c)である。 アジテータ駆動ギヤ、ギヤおよび検知ギヤが一体的に回転する状態を示す説明図(a)と、ギヤから検知ギヤが外れた状態を示す説明図(b)である。
符号の説明
28 現像カートリッジ
60 カートリッジ本体
61 ギヤ機構
62 入力ギヤ
65 中間ギヤ
66 アジテータ駆動ギヤ
68 第2支持軸部
68A 係合片
68B 当接面
68C 当接面
70 カバー体
71 長溝
80 伝達ギヤ
81 第1伝達ギヤ
82 第2伝達ギヤ
82A ギヤ歯部
82B 欠歯部
90 検知ギヤ
91 内筒部
91A 第1係合溝
91B 第2係合溝
92 検知突起
93A ギヤ歯部
93B 欠歯部
122 検知用アーム

Claims (5)

  1. 現像剤を収容する筐体と、
    前記筐体に回転可能に設けられ、回転中心に対して径方向にずれた位置から前記筐体の外側へ突出する検知突起を備えた検知ギヤと、
    前記筐体に回転可能に設けられ、外部から入力された駆動力を前記検知ギヤへ伝達する複数のギヤを有する伝達ギヤ列と、を備え、
    前記伝達ギヤ列の1つのギヤとして設けられ、軸方向で異なるギヤ形状を有する第1ギヤを有し、
    前記第1ギヤは、
    前記駆動力の伝達方向において、該第1ギヤの上流側に隣接するギヤと常時噛合する第1伝達ギヤと、
    前記第1伝達ギヤとは軸方向にずれた位置に配置され、該第1ギヤの下流側に隣接するギヤと噛合可能なギヤ歯部を一部に有するとともに、下流側に隣接するギヤと噛合不能な欠歯部を他部に有する第2伝達ギヤとを有し、
    さらに、前記伝達ギヤ列および前記検知ギヤのうちの1つのギヤであって、前記第1ギヤよりも伝達方向下流側に位置する第2ギヤを有し、
    前記第2ギヤは、
    前記駆動力の伝達方向において、該第2ギヤの上流側に隣接するギヤと噛合可能なギヤ歯部と、
    該第2ギヤの上流側に隣接するギヤと噛合不能な欠歯部と、
    を有し、
    前記第1ギヤおよび前記第2ギヤは、
    前記第2伝達ギヤの欠歯部が該第1ギヤの下流側に隣接するギヤに対向するとともに前記第2ギヤのギヤ歯部が該第2ギヤの上流側に隣接するギヤに対向する第1の状態と、
    前記第2伝達ギヤのギヤ歯部が該第1ギヤの下流側に隣接するギヤに噛合して前記第1ギヤと前記第2ギヤとがともに回転する第2の状態と、
    前記第2ギヤの欠歯部が該第2ギヤの上流側に隣接するギヤに対向する第3の状態とに変位可能に構成されていることを特徴とする現像カートリッジ。
  2. 前記第2ギヤと前記第1ギヤとが隣接していることを特徴とする請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 前記第2ギヤを回転可能に支持する軸部をさらに備え、
    前記第2ギヤおよび前記軸部の一方には、前記軸部の径方向において撓み変形自在に構成される係合片が形成されるとともに、
    前記第2ギヤおよび前記軸部の他方には、前記第3の状態において前記係合片が係合する第1保持溝が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記第2ギヤおよび前記軸部の前記他方には、前記第1の状態において前記係合片が係合する第2保持溝が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の現像カートリッジ。
  5. 前記係合片の前記第2ギヤの回転方向における前記保持溝との対向面のうち、一方を前記軸部の径方向に対して傾斜する傾斜面とし、他方を前記軸部の径方向に沿う平面とすることで、前記第2ギヤを一方向のみに回転可能としたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の現像カートリッジ。
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