JP2002146599A - 被覆陽極装置および関連する方法 - Google Patents

被覆陽極装置および関連する方法

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JP2002146599A JP2001208288A JP2001208288A JP2002146599A JP 2002146599 A JP2002146599 A JP 2002146599A JP 2001208288 A JP2001208288 A JP 2001208288A JP 2001208288 A JP2001208288 A JP 2001208288A JP 2002146599 A JP2002146599 A JP 2002146599A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陽極は、金属膜めっき装置の中で使用される
ように構成されている。陽極は、ほぼ平坦な電界生成部
と電解質溶液化学反応部を有する。平坦な電界生成部
は、電解質溶液に対して防水性の不活性材料で被覆され
ている。 【解決手段】 1つの実施の形態においては、陽極は穴
あけされた陽極として形成される。1つの態様におい
て、電界生成部は電解質溶液化学反応部に隣接して形成
される。他の態様において、平坦な電界生成部は電解質
溶液化学反応部とは別の部材として形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本開示は、2000年7月7
日出願の、「パーティクル発生を減少するための被覆陽
極装置」と題する(参照して本明細書に組み入れる)同
一譲受人の米国仮特許出願第60/216,693号の
優先権を主張する。
【0002】本発明は、金属膜の堆積に関する。特に、
本発明は金属膜堆積に使用される陽極に関する。
【0003】
【発明の背景】従来、集積回路の設計において回路基板
上の配線の製作に限定されていた電気化学的めっき(E
CP)は、今ではバイアおよびコンタクトのような基板
の中のフィーチャを充填するために使用される。ECP
は、一般に、多種多様なプロセスで利用することができ
る。ECPを含む1つのプロセスは、化学気相堆積(C
VD)あるいは物理気相堆積(PVD)のようなプロセ
スにより、ウェーハのフィーチャ表面上に障壁拡散層を
堆積することを含んでいる。次に、PVDあるいはCV
Dのようなプロセスにより、導電性金属シード層が障壁
拡散層の上に堆積される。次に、構造/フィーチャを充
填するために、導電性金属膜(たとえば銅)が、ECP
によりシード層の上に堆積される。最後に、導電性相互
接続フィーチャを定めるために、堆積された金属膜は、
化学機械的研磨(CMP)のようなプロセスにより平坦
化される。
【0004】電気めっきの間におけるシード層上の金属
膜の堆積は、基板上のシード層を陽極に対して電圧バイ
アスすることにより行われる。ECPプロセスの間、シ
ード層および陽極は共に電解質セル(electrolyte cel
l)の中の電解質溶液(electrolyte solution)に入れ
られる。シード層の上に堆積される電解質溶液内の金属
イオンを引き付けるために、シード層は電気的にバイア
スされている。
【0005】電解質溶液に露出されている陽極表面は、
通常電解質溶液と化学的に反応し、最終的に分解する。
分解した陽極からの微粒子物質(particulate matter)
も、電解質溶液の中に分散する恐れがある。微粒子物質
がシード層に接触すれば、シード層は、物理的に歪み、
化学的に変化して、通常凹凸を有することとなる恐れが
ある。このような凹凸は、シード層の電気的特性(電流
密度のような)に影響する恐れがある。
【0006】金属膜堆積の間に、ECP装置では、陽極
と基板上のシード層の間に電界が形成される。シード層
上の金属膜堆積を増大させるために、電解質溶液流体の
流れが、たとえば、陽極の下から、陽極を通過し、ある
いは陽極の周りに、基板に向かって形成される。陽極と
電解質溶液の間の化学反応は、陽極に印加される電気に
より強化される。この強化された化学反応は、陽極を形
成している金属から電解質溶液の中に、金属イオンを供
給する。電解質セル内の流体の流れと、陽極から基板上
のシード層へ形成された電界の組み合わせは、陽極から
基板上のシード層に向かって金属イオンを運ぶように作
用する。電解質溶液の中への陽極による金属イオンの生
成は、陽極スラッジのような微粒子副産物の形成に加え
て、陽極の表面を劣化させるように作用する。一定の期
間の後に、陽極の金属の金属表面のこの劣化は、上部陽
極表面を不均一にする。
【0007】ECPプロセスの間、基板に対向する陽極
表面を、平面の表面をシード層にほぼ並行に定置して、
平坦に維持することが望まれる。陽極表面の平坦からの
偏りは、陽極の上部表面上の異なる点とシード層上の最
も近くの位置からの間の間隔の変化をもたらす。陽極上
の任意の点から最も近くのシード層点への電解質溶液を
介しての電気抵抗は、電解質溶液を介しての距離の関数
として変化する。電解質溶液の抵抗はオームの法則の関
数として変化するので、陽極の上部表面上の任意の特定
の位置と、電解質溶液を介してシード層上のその最も近
くの位置との間の距離が短いほど、陽極表面の位置とシ
ード層表面の間に低い電気抵抗を通常生ずる。
【0008】基板上のシード層の表面全体にわたって、
ほぼ均一な電流密度を形成することは、シード層の全体
にわたる金属膜堆積の均一性を増すので、さまざまな陽
極表面の位置とシード層の間の抵抗の変化は、基板上の
シード層の全体にわたる電流密度の変化をもたらす。シ
ード層の全体にわたる電流密度のこのような変化は、基
板の表面全体にわたる金属膜堆積の変化を生ずる。金属
膜堆積後の金属膜の電気的特性を均一にするために、金
属膜堆積プロセスにおいて、シード層表面の全体にわた
って可能な限り金属膜堆積を均一に維持することが望ま
しい。したがって、長期間にわたって陽極を使用した時
に多くの場合起きるように、陽極の上部表面と電解質溶
液の間の化学反応の結果として、陽極の上部表面が不規
則で非平坦な構成であると想定する場合には、基板上の
シード層めっきを維持することが困難になる。
【0009】したがって、シード層の全体にわたる電流
密度の結果としての均一性を増すための構成で長期間に
わたり使用された後にも、電解質溶液に浸され、基板に
対向する陽極の部分がほぼ平坦に維持される装置を提供
することが望ましい。このような電流密度の増大は、シ
ード層全体にわたる金属膜堆積速度の均一性も増大させ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、全体として、
金属膜めっき装置に使用されるように構成された陽極に
関する。陽極は、ほぼ平坦な電界生成部と電解質溶液化
学反応部を有する。平坦な電界生成部は、電解質溶液に
対して防水性の不活性材料で被覆されている。1つの実
施の形態においては、陽極は穴あけされた陽極として形
成される。1つの態様において、平坦な電界生成部は、
電解質溶液化学反応部に隣接して形成される。他の態様
において、平坦な電界生成部は、電解質溶液化学反応部
とは別の部材として形成される。
【0011】添付図面と連係して下記の詳細説明を考察
することにより、本発明による教示は容易に理解するこ
とができる。
【0012】理解を容易にするために、可能な場合に
は、各図に共通の同一の要素を示すために同一の参照番
号が使用されている。
【0013】
【発明の実施の形態】下記の説明を考察した後に、本発
明による教示が金属膜堆積の応用に容易に利用できるこ
とを、当業者は明確に理解するであろう。
【0014】以下の説明において、電気化学的めっき
(ECP)を行うことが可能な装置の複数の実施の形態
の構造と動作を説明する。図1、2および3は、ECP
装置の複数の実施の形態を示す。
【0015】図18および19に示す実施の形態のよう
な、ECP装置の一実施形態において、基板に対向する
陽極の表面は不活性金属で被覆されている。不活性金属
は、陽極の表面と電解質溶液の間に起きる化学反応を制
限する。被覆陽極を有する複数の電気めっき装置におけ
る実施の形態を説明する。
【0016】ECP装置ECP装置における複数の実施
形態の構造および動作を次に説明する。図1は、基板の
上に形成されるシード層の上に金属膜を堆積するために
使用されるECP装置200の一実施形態を示す。EC
P装置200は、電解質セル12、基板ホルダ装置1
4、陽極16および接触リング20を有する。電解質セ
ル12は電解質溶液を収容し、電解質セルは接触リング
20により円周方向に画定される上部開口部21を有す
る。基板ホルダ装置14は、電解質セルの上に配置され
ており、基板ホルダ装置は、上部開口部を介して、電解
質溶液中に基板を浸すことができ、また電解質溶液から
基板を取り除くことができる。基板ホルダ装置14は、
処理の間に基板上のシード層を電解質溶液に浸された所
望の位置に固定し位置決めすることができる。接触リン
グ20は、物理的電気的に基板シード層に接触する複数
の金属あるいは金属合金の電気的接触素子を有する。電
気的接触素子は、たとえば、接触ピン、接触ロッド、接
触表面、接触パッドなどであってもよい。
【0017】図2は、ECP装置200の他の実施形態
の斜視図である。図3は、図2のECP装置200の概
略平面図である。図2および図3を共に参照すると、E
CP装置200は、一般にローディング・ステーション
210、急速昇降アニール(RTA)チャンバ211、
スピン・リンス・ドライ(SRD)ステーション21
2、メインフレーム214、および電解質溶液補給装置
220を有する。ECP装置200は、PLEXIGLAS(登
録商標)(米国ペンシルバニア州、西フィラデルフィア
のRohm and Haas Companyの登録商標)で作られている
ようなパネルを使用して清浄な環境に置かれていること
が望ましい。メインフレーム214は、一般にメインフ
レーム・トランスファー・ステーション216および複
数の処理ステーション218を有する。各処理ステーシ
ョン218は、1つまたは複数のプロセスセル240を
有する。電解質溶液補給装置220は、ECP装置20
0に隣接して配置されており、電気めっきプロセスに使
用される電解質溶液を循環させるために、個々にプロセ
スセル240に接続されている。ECP装置200は、
さらに、プログラマブル・マイクロプロセッサを有し固
体電源と相互に作用するコントローラ222を通常有す
る。
【0018】コントローラ222は、電気接点(electr
ic contact)および陽極に供給される電流/電圧を制御
する。通常、コントローラ222は、電気接点および陽
極に電流を供給する半導体電源のような制御可能な電源
と組み合わされている。基板上のシード層がめっきされ
る時に、コントローラはシード層に供給される電流を制
御する。したがって、コントローラ222は、陽極から
基板上のシード層へ形成される電流/電圧を決定する。
【0019】構成要素を図3に示すコントローラ222
は、中央処理装置(CPU)260、メモリ262、回
路部分265、入出力インタフェイス(I/0)27
9、および、図示されていないバスを有する。コントロ
ーラ222は、汎用コンピュータ、マイクロプロセッ
サ、マイクロコントローラ、あるいは、他の任意の公知
の適切な形式のコンピュータあるいはコントローラでも
よい。CPU260は、コントローラ222のために処
理および演算動作を行う。コントローラ222は、EC
P装置200と組み合わされた、めっきプロセス、ロボ
ットの動作、タイミング等を制御する。コントローラ
は、制御可能な電源(図示せず)により、陽極16およ
び基板22上のめっき表面15の両方に、印加される電
圧/電流を制御する。図4に示すように、コントローラ
は、基板上のシード層を電解質溶液に浸すために使用さ
れる基板ホルダ組立体の移動をも制御する。
【0020】メモリ262は、コンピュータ・プログラ
ム、オペランド、演算子、次元の値(dimensional valu
es)、装置のプロセス温度、および構成、ならびに電気
めっき工程を制御する他のパラメータを共に蓄積するラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリー
メモリ(ROM)を有する。バスは、CPU260、回
路部分265、メモリ262、およびI/O279間の
ディジタル情報の転送を行う。さらにバスは、コントロ
ーラ222からディジタル情報を受信し、コントローラ
222へディジタル情報を送信するECP装置200の
部分と、I/O279を接続する。
【0021】I/O279は、コントローラ222内の
各構成要素間のディジタル情報の送信を制御するための
インタフェイスを提供する。さらにI/O279は、コ
ントローラ222の構成要素とECP装置200の異な
る部分との間のインタフェイスを提供する。回路部分2
65は、ディスプレイおよびキーボードのような他のユ
ーザー・インタフェイス装置のすべてを含んでいる。
【0022】本明細書において、用語「基板」は、基
板、半導体基板、液晶ダイオード(LCD)ディスプレ
イ、あるいはECP装置200の中で処理できる他の物
体を示すものと解釈される。基板は一般に円形あるいは
長方形であり、任意の寸法でよいが、多くの基板は一般
に200ミリメートルあるいは300ミリメートルの直
径を有する。ローディング・ステーション210は、1
つまたは複数の基板カセット受取領域224、1つまた
は複数のローディング・ステーション搬送ロボット22
8、および少なくとも1つの基板オリエンタ230を有
することが望ましい。ローディング・ステーション21
0に含まれる基板カセット受取領域、ローディング・ス
テーション搬送ロボット228、および、基板オリエン
タの数は、装置の所望スループットに応じて構成するこ
とができる。図2および図3の一実施形態に示すよう
に、ローディング・ステーション210は、2個の基板
カセット受取領域224、2個のローディング・ステー
ション搬送ロボット228、1個の基板オリエンタ23
0、および、1個の基板カセット232を有する。基板
カセット232は、ECP装置と連係して基板を蓄積
し、基板を取り出し、あるいは基板を挿入することがで
きる位置を提供するための、垂直に間隔を置いたカセッ
トシェルフ内に1つまたは複数の基板234を収容す
る。ローディング・ステーション搬送ロボット228
は、基板カセット232と基板オリエンタ230の間で
基板234を搬送する。ローディング・ステーション搬
送ロボット228は、当該技術分野において一般に公知
の代表的な搬送ロボットを有する。基板オリエンタ23
0は、基板が適切に処理されることを保証するように、
各基板234を所望のオリエンテーションに配置する。
さらにローディング・ステーション搬送ロボット228
は、ローディング・ステーション210とSRDステー
ション212の間、ならびに、ローディング・ステーシ
ョン210と熱アニールチャンバ211の間で、基板2
34を搬送する。
【0023】SRDステーションは、処理された基板の
表面から不要な堆積あるいは乾固した化学薬品(dried
chemical)(たとえば化学結晶の形式の)をリンスおよ
び/またはエッチングするために、リンスおよび/また
はエッチング液を基板の表面に塗布する。次にSRD装
置は、リンス/エッチング液の塗布の間基板を回転させ
る。さらにSRD装置は、基板に加えられる遠心力によ
り液を基板の表面から除去するために、リンス/エッチ
ング液が塗布された後に、基板を(一実施形態では最高
約2800rpmで)回転させる。SRDモジュールの
動作は詳細に説明しないが、「電気化学的堆積装置」と
題する、1999年4月8日出願の米国特許出願第09
/289,074号(参照して本明細書に組み入れる)
に説明されている。ECP装置の他の態様も、本明細書
に包含されるこの特許出願に説明されている。
【0024】メインフレーム・トランスファー・ステー
ション216は、(メインフレーム搬送ロボット242
の)ロボットブレード246上のフェイスアップ位置か
ら、基板のフェイスダウン処理を必要とするプロセスセ
ル240に対するフェイスダウン位置への、基板の搬送
を容易にするフリッパーロボット248を有することが
望ましい。フリッパーロボット248は、本体250の
垂直軸に対して回転動作および垂直動作の両方を行う本
体250、および、水平軸に沿って回転動作を行うフリ
ッパーロボット・アーム252を有する。フリッパーロ
ボット・アーム252の末端に配置された真空吸い上げ
グリッパ254は、フリッパーロボット248により基
板が裏返され搬送されるときに、基板を保持することが
望ましい。フリッパーロボット248は、フェイスダウ
ン処理のために、基板をプロセスセル240の中へ位置
決めする。電解質セルの詳細を以下に説明する。
【0025】図14は、フリッパーロボットを中に組み
込んだメインフレーム搬送ロボットの概略平面図であ
る。図3および図14に示すメインフレーム搬送ロボッ
ト216は、メインフレーム・ステーションに取り付け
られた、処理ステーションおよびSRDステーションを
含む異なるステーションの間で基板を搬送するように動
作する。メインフレーム搬送ロボット216は、複数の
ロボットアーム2402(2個を示す)およびフリッパ
ーロボット2404を有する。フリッパーロボット24
04は、各ロボットアーム2402の先端可動部の末端
の位置に取り付けられている。フリッパーロボットは、
当該技術分野において一般に知られており、米国カリフ
ォルニア州、ミルピータス所在の RORZE AUTOMATION 社
から入手可能なモデルRR7O1のような、基板ハンド
リング・ロボット用の先端可動部として取り付けること
が可能である。先端可動部を有するフリッパーロボット
2404を有するメイン搬送ロボット216は、メイン
フレームに取り付けられた異なるステーションの間で基
板を搬送する能力と、基板を所望の表面オリエンテーシ
ョン、すなわち、電気めっきプロセスのためのフェイス
ダウンである基板処理面に裏返す能力がある。メインフ
レーム搬送ロボット216は、ロボットアーム2402
によるほぼ水平面内の動きの組み合わせを使用するXY
Z軸のそれぞれに沿った独立のロボット動作と、フリッ
パーロボット先端可動部2404を使用する独立した基
板の裏返し回転を行うことが望ましい。メインフレーム
搬送ロボットの先端可動部と一体になったフリッパーロ
ボット2404を組み込むことにより、メインフレーム
搬送ロボットからフリッパーロボットへ基板を渡す段階
が省略されるから、基板搬送プロセスは単純化される。
【0026】図4は、図2および図3のECP装置の電
気めっき・プロセスセル400の一実施形態の断面図で
ある。電気めっき・プロセスセル400は、通常ヘッド
組立体410、電解質セル420、および電解質溶液コ
レクタ440を有する。電解質溶液コレクタ440は、
電解質セル420の配置のための位置を定める開口部4
43の上のメインフレーム214の胴部442に固定さ
れていることが望ましい。電解質溶液コレクタ440
は、内壁446、外壁448および内壁と外壁を接続し
ている底部447を有する。電解質溶液排出口449
は、電解質溶液コレクタ440の底部447を介して設
置され、チューブ、ホース、パイプあるいは他の流体搬
送コネクタを介して図2に示す電解質溶液補給装置22
0に接続されている。
【0027】ヘッド組立体410は、ヘッド組立体フレ
ーム452の上に搭載されている。ヘッド組立体フレー
ム452は、マウンティングポスト454および片持ち
梁アーム456を有する。マウンティングポスト454
は、メインフレーム214の胴部442に搭載されてお
り、片持ち梁アーム456は、マウンティングポスト4
54の上部部分から横に延びている。ヘッド組立体41
0の回転を可能にするために、マウンティングポスト4
54は、マウンティングポストに沿って垂直軸に対して
回転動作を行うことが望ましい。ヘッド組立体410
は、片持ち梁アーム456の末端に配置されたマウンテ
ィング・プレート460に取り付けられている。片持ち
梁アーム456の下端は、マウンティングポスト454
の上に搭載された空気圧シリンダのような片持ち梁アー
ム・アクチュエータ457に接続されている。片持ち梁
アーム・アクチュエータ457は、片持ち梁アーム45
6とマウンティングポスト454の間の接合点に対して
片持ち梁アーム456の回動可能な動作を行う。片持ち
梁アーム・アクチュエータ457が格納されるとき、電
気めっき・プロセスセル400から電解質セル420を
取り除きおよび/または元へ戻すために必要な間隔が得
られるように、片持ち梁アーム456はヘッド組立体4
10を電解質セル420から離すように移動させる。片
持ち梁アーム・アクチュエータ457が延ばされると、
ヘッド組立体410内の基板を処理位置に位置決めする
ように、片持ち梁アーム456はヘッド組立体410を
電解質セル420に向かって移動させる。
【0028】ヘッド組立体410は、基板ホルダ組立体
450および基板組立体アクチュエータ458を通常有
する。基板組立体アクチュエータ458は、マウンティ
ング・プレート460の上に搭載されており、マウンテ
ィング・プレート460を通して下向きに延びているヘ
ッド組立体シャフト462を有する。ヘッド組立体シャ
フト462の下端は、基板ホルダ組立体450を処理位
置および基板ローディング位置に位置決めするように、
基板ホルダ組立体450に接続されている。
【0029】基板ホルダ組立体450は、基板ホルダ・
プレート464、および電気的接触素子466を通常有
する。図5は、電気的接触素子466の一実施形態の断
面図である。一般に、電気的接触素子466は、その上
に配置された複数の導電部材を有する環状の胴部を有す
る。環状の胴部は、複数の導電部材を電気的に分離する
ために、絶縁材料で組み立てられている。胴部と導電部
材は一体として、処理の間基板を支持し基板に対して電
流を供給する内部の基板台座面を直径に沿って形成して
いる。
【0030】ここで図5を詳細に参照すると、電気的接
触素子466は、環状の絶縁性の胴部770の中に少な
くとも部分的に配列された複数の導電部材765を通常
有する。絶縁性の胴部770は、フランジ762、およ
び、フランジ762の下に位置する基板台座面768に
到る下方へ傾いているショルダー部分764を有するよ
うに示されている。フランジ762および基板台座面7
68は、斜めにほぼ平行な平面に置かれている。したが
って、フランジ762は第1の平面を定め、基板台座面
768は第1の平面に平行な第2の平面を定めると理解
することができ、ショルダー764は2つの平面の間に
配置されている。しかし、図5に示す電気的接触素子の
設計は、単に実例を示すことを意図している。他の実施
形態においては、ショルダー部分764は、フランジ7
62および基板台座面768の両方にほぼ直角であるよ
うに、ほぼ垂直の角度を含む急峻な角度とすることも可
能である。あるいは、電気的接触素子466は、ほぼ平
坦であってもよく、それによりショルダー部分764は
省略される。しかし、以下に説明する理由により、推奨
実施の形態は、図4に示すショルダー部分764、ある
いはその若干の変形を有する。
【0031】導電部材765は、フランジ762の上に
環状に配置された複数の外部電気的接触パッド780、
基板台座面768の1部の上に配置された複数の内部電
気的接触パッド772、およびパッド772、780を
相互に結ぶ複数の埋め込み導電コネクタ776によって
定められる。導電部材765は、絶縁性の胴部770に
より相互に分離されている。絶縁性の胴部は、ポリフッ
化ビニリデン(PVDF)、過フルオロアルコキシ樹脂
(PFA)、テフロン(登録商標)(デュポン社の登録
商標)、TEFZEL(登録商標)(デュポン社の登録
商標)のようなプラスチック、あるいは、アルミナ(A
23)あるいは他のセラミックスのような任意の他の
絶縁材料で作ることができる。外部接触パッド780
は、コネクタ776を介して内部電気的接触パッド77
2に電流および電圧を送るために、処理の間は、図示さ
れていない電源に結合されている。順番に、基板の周辺
部分の周りと接触を保つことにより、内部電気的接触パ
ッド772は、基板に電流および電圧を供給する。した
がって、動作中は、導電部材765は基板に電気的に接
続された離散的な電流経路として作用する。
【0032】低い抵抗率と、逆に高い導電率は、良好な
めっきに直接関係する。低い抵抗率を保証するために、
導電部材765は、銅(Cu)、白金(Pt)、タンタ
ル(Ta)、チタン(Ti)、タングステン(W)、金
(Au)、銀(Ag)、ステンレス鋼あるいは他の導電
材料で作られていることが望ましい。低い抵抗率と低い
接触抵抗は、導電部材765を導電材料で被覆すること
によっても、実現することが可能である。したがって、
導電部材765は、たとえば、ほぼ10.6×10-8Ω
・mの抵抗率を有する白金で被覆された、ほぼ2×10
-8Ω・mの抵抗率を有する銅で作られてもよい。ステン
レス鋼、モリブデン(Mo)、Cu、およびTiのよう
な導電性の母材上に、タンタル窒化物(TaN)、窒化
チタン(TiN)、ロジウム(Rh)、Au、Cu、あ
るいはAgのような被覆を行うことも可能である。さら
に、接触パッド772、780は通常導電性コネクタ7
76に接着された別々なユニットであるから、接触パッ
ド772、780をCuのような単一の材料で構成し、
導電部材765をステンレス鋼のような他の材料で構成
してもよい。パッド772、180のいずれかあるいは
両方、および導電性コネクタ776を、導電材料で被覆
することも可能である。さらに、めっきの繰り返し精度
は、絶縁物の作用をする酸化により不利な影響を受ける
恐れがあるから、内部電気的接触パッド772は、白
金、銀、あるいは金のような酸化に対して耐性のある材
料であることが望ましい。
【0033】接点材料の関数であることに加えて、各回
路の全抵抗は、内部電気的接触パッド772の幾何学的
配列、すなわち、形状および、接触リング466により
加えられる力に依存する。これらの要因は、2つの表面
の間の凹凸によって、内部電気的接触パッド772と基
板台座面768の接触面における集中抵抗RCRを定め
る。一般的には、加えられる力が増加するにつれて、見
かけの面積も増加する。順に、見かけの面積は逆にRCR
に関係し、したがって、見かけの面積の増加はR CRの減
少をもたらす。したがって、全抵抗を最小にするために
は、力を最大にすることが望ましい。動作中に加えられ
る最大の力は、基板の降伏強度により制限される。基板
は過大な力とその結果として生ずる圧力によって損傷を
受ける恐れがある。しかし、圧力は力と面積の両方に関
連するので、耐えうる最大の力も内部電気的接触パッド
772の幾何学的形状に依存する。したがって、接触パ
ッド772は図5のように平坦な上部表面を有してもよ
いが、ナイフエッジ接触パッドあるいは半球状の接触パ
ッドのような他の形状を効果的に使用することもでき
る。ナイフエッジ接触パッドあるいは半球状の接触パッ
ドは共に通常公知である。当業者は、有利な可能性のあ
る他の形状を容易に認めるであろう。接点の幾何学的形
状、力と抵抗の間の関係は、 Kenneth E. Pitney によ
る Ney Contact Manual、The J. M. NEY COMPANY、19
73、に完全に説明されており、その全体を参照して本
明細書に組み入れる。
【0034】コネクタ776の数は、図5に示す所望の
接触パッド772の特定の数に応じて変えることができ
る。200ミリメートル基板に対しては、少なくとも2
4個のコネクタ776が、360度にわたって等間隔に
配置されることが望ましい。しかし、コネクタの数が臨
界レベルに達するにつれて、接触リング466に対する
基板のコンプライアンスは不利な影響を受ける。したが
って、24個以上のコネクタ776を使用することもで
きるが、接触パッド772のトポグラフィーおよび基板
の剛性に応じて、接触の均一性は結局減少する恐れがあ
る。同様に、24個未満のコネクタ776を使用するこ
とも可能であるが、電流の流れはますます制限され、局
所化されて、劣悪なめっき結果を招く。均一な間隔を設
けるために、隣接するコネクタ間の角度を単純に計算で
きるコネクタの数を選択することが望ましい。たとえ
ば、12個のコネクタを使用すれば、30度に1個のコ
ネクタを設ける均一な間隔となるであろう。24個のコ
ネクタを使用すれば、隣接するコネクタ間の均一な間隔
は15度になる。12の任意の倍数は、隣接するコネク
タ間の角度の計算を単純にする。プロセスセルの寸法は
特定の応用に適するように構成できるから、たとえば、
200ミリメートル基板と300ミリメートル基板の間
を補償するように、寸法は変えることが可能である。
【0035】図6は、接触リング466のための電気回
路の実現可能な構成を表す単純化された概略図である。
導電部材765の間に均一な電流分布を行うために、導
電部材765のそれぞれと直列に外部抵抗器700が接
続されている。REXTで表される外部抵抗器700の抵
抗値は、回路の他のどの構成要素の抵抗より大きいこと
が望ましい。図6に示すように、各導電部材765を通
る電気回路は、電源702と直列に接続された各構成要
素の抵抗により表される。REは電解質溶液の抵抗を表
し、通常、陽極と陰極接触リングの間の距離、ならびに
電解質溶液の化学的組成に依存する。したがって、RA
は基板めっき面754に隣接する電解質溶液の抵抗を表
す。RSは基板めっき面754の抵抗を表し、RCは、陰
極導電部材765の抵抗、および、内部電気的接触パッ
ド772と基板めっき層754の間の接触面に生ずる集
中抵抗の和を表す。一般的には、外部抵抗器(REXT
の抵抗値は、少なくともΣRと同じであり、ここでΣR
は、RE、RA、RS、および、RCの和に等しい。ΣRが
無視でき、各直列回路の抵抗がREXTを近似するよう
に、外部抵抗器(REXT)の抵抗値はΣRより大きいこ
とが望ましい。
【0036】通常、電気的接触素子466の外部接触パ
ッド780のすべてに1つの電源が接続されており、内
部電気的接触パッド772を介して並列回路となってい
る。しかし、内部電気的接触パッドから基板への接触面
抵抗は、それぞれの内部電気的接触パッド772ごとに
変化するので、抵抗が最も低い場所では、より多くの電
流が流れ、したがって、より多くのめっきが行われる。
しかし、それぞれの導電部材765ごとに外部抵抗器を
直列に設けることにより、各導電部材765を流れる電
流の値、すなわち電流の量は、主に外部抵抗器の値によ
り制御されることになる。他の電気的導体を超えるよう
な導電部材を介して流れる電流は、導電部材と直列に外
部抵抗器を加えることにより相対的に減少することがで
きる。結果として、各内部電気的接触パッド772の間
の電気的特性の変化は、基板上の電流分布に影響を与え
ないように、修正することができる。めっき表面の全体
にわたって印加される均一な電流密度は、基板上のシー
ド層の上に堆積される金属膜の均一なめっき厚に寄与す
る。さらに外部抵抗器は、プロセス・シーケンスの異な
る基板の間でも、均一な電流分布を与える。
【0037】接触リング466は、内部電気的接触パッ
ド772の上に積み重なる堆積を阻止するように設計さ
れているが、多くの基板めっきサイクルによって、基板
とパッドの接触面抵抗は増加する恐れがあり、最終的に
受け入れ難い値に到達する。この問題に対処するため
に、外部抵抗器の両端の電圧/電流をモニタするため
に、外部抵抗器700の両端に電子的センサ/アラーム
704を接続することができる。外部抵抗器700の両
端の電圧/電流が、基板・パッド抵抗が高いことを示す
予め設定した動作範囲外になれば、問題がオペレータに
より修正されるまで、センサ/アラーム704はめっき
プロセスを運転停止するような修正対策を起動する。あ
るいは、基板の全体にわたって均一な電流分布を与える
ために、各導電部材765に別々な電源を接続し、別々
に制御し、モニタすることが可能である。電流の流れを
変調するために、非常に高性能な装置(VSS)を使用
することも可能である。VSSは、処理ユニット、なら
びに、電流を供給および/または制御するために使用さ
れる可変抵抗器、別々な電源などのような業界で公知の
装置の任意の組み合わせを通常有する。内部電気的接触
パッド772の生化学な、したがって電気的な特性は、
長い時間にわたって変化するので、VSSはデータ・フ
ィードバックを処理し分析する。データは予め確立され
た設定ポイントと比較され、均一な堆積を保証するため
に、次に、VSSは適切に電流および電圧を変化させ
る。
【0038】図9は、陰極接触リング1800の別の実
施の形態の斜視図である。陰極接触リング1800は、
ステンレス鋼、銅、銀、金、白金、チタン、タンタル、
および他の導電性材料、あるいは白金で被覆されたステ
ンレス鋼のような導電性材料の組み合わせ、のような導
電性金属あるいは金属合金で作られている。陰極接触リ
ング1800は、陰極接触リングを基板ホルダ組立体上
に搭載するように適合された上部マウンティング部分1
810と、その中に基板を受けるように適合された下部
基板収納部分1820を有する。基板収納部分1820
は、その上に配置され望ましくは均一に間隔を置いた複
数の接触パッドあるいはバンプ1824を有する環状の
基板台座面1822を有する。基板台座面1822の上
に基板が置かれると、基板堆積面上の電気めっきシード
層と電気的に接触するために、接触パッド1824は基
板の周辺領域に物理的に接触する。接触パッド1824
は、酸化に対して耐性のある白金あるいは金のような貴
金属で被覆されていることが望ましい。
【0039】陰極接触リングの露出した表面は、基板と
接触する接触パッドの表面を除いて、親水性の表面を備
えるように処理されているか、あるいは、親水性の特性
を示す材料で被覆されていることが望ましい。親水性の
材料と、親水性の表面処理は、当該技術分野において公
知である。米国マサチューセッツ州、ベッドフォード所
在の Millipore Corporation は、親水性の表面処理を
提供している。親水性の表面は、陰極接触リング表面上
の電解質溶液のビーディング(beading)を大幅に減少
させ、陰極接触リングが電気めっき槽あるいは電解質溶
液から除去された後に、陰極接触リングからの電解質溶
液の円滑な滴下を促進する。陰極接触リングの上に電解
質溶液の流出を容易にする親水性の表面を備えることに
より、陰極接触リングの上に残留した電解質溶液を原因
とするめっきの欠陥は大幅に減少する。本発明者は、陰
極接触リング上に残留した電解質溶液ビーディングと、
それに起因する続いて処理される基板上のめっきの欠陥
を減少させるために、この親水性の処理あるいは被覆を
陰極接触リングの他の実施形態に応用することも予期し
ている。
【0040】図15は、図4に示すヘッド組立体410
の代わりに利用することができる回転可能なヘッド組立
体2410を有するプロセス・ヘッド組立体の別の実施
の形態である。回転アクチュエータは、片持ち梁アーム
の上に配置され、基板処理の間にヘッド組立体を回転さ
せるように、ヘッド組立体に取り付けられていることが
望ましい。回転可能なヘッド組立体2410は、ヘッド
組立体フレーム2452の上に搭載されている。代案の
ヘッド組立体フレーム2452および、回転可能なヘッ
ド組立体2410は、図4に示す上述のヘッド組立体フ
レーム452およびヘッド組立体410と同様に、メイ
ンフレームの上に搭載されている。ヘッド組立体フレー
ム2452は、マウンティングポスト2454、ポスト
・カバー2455および片持ち梁アーム2456を有す
る。マウンティングポスト2454は、メインフレーム
214の胴部に搭載されており、ポスト・カバー245
5は、マウンティングポスト2454の最上部を覆って
いる。ヘッド組立体フレーム2452の回転を可能にす
るために、マウンティングポスト454は、矢印A1に
より示すように、マウンティングポストに沿う垂直軸に
対して回転動作を行うことが望ましい。片持ち梁アーム
2456は、マウンティングポスト2454の上部から
横に延びており、ピボット・ジョイント2459におい
てポスト・カバー2455に回動可能に接続されてい
る。回転可能なヘッド組立体2410は、片持ち梁アー
ム2456の末端に配置されたマウンティング・スライ
ド2460に取り付けられている。マウンティング・ス
ライド2460は、ヘッド組立体2410の垂直の動き
を誘導する。ヘッド・リフト・アクチュエータ2458
は、ヘッド組立体2410の垂直の移動を行うために、
マウンティング・スライド2460の上に配置されてい
る。
【0041】片持ち梁アーム2456の下端は、マウン
ティングポスト2454に搭載された、空気圧シリンダ
あるいは親ねじアクチュエータのような、片持ち梁アー
ム・アクチュエータ2457のシャフト2453に接続
されている。片持ち梁アーム・アクチュエータ2457
は、矢印A2により示すように、片持ち梁アーム245
6とポスト・カバー2454の間の継ぎ目2459に対
して、片持ち梁アーム2456の回動可能な動きを行
う。片持ち梁アーム・アクチュエータ2457が格納さ
れるとき、片持ち梁アーム2456は、ヘッド組立体2
410を電解質セル420から離れるように移動させ
る。ヘッド組立体2410の動きは、電解質セル420
を電解質セル240から取り除きおよび/または元へ戻
すために必要な間隔を与える。片持ち梁アーム・アクチ
ュエータ2457が延伸すると、ヘッド組立体2410
内の基板を処理位置に位置決めするために、片持ち梁ア
ーム2456は、ヘッド組立体2410を電解質セル4
20に向かって動かす。
【0042】回転可能なヘッド組立体2410は、マウ
ンティング・スライド2460に摺動可能に接続された
回転アクチュエータ2464を有する。ヘッドリフト・
アクチュエータ2458のシャフト2468は、回転ア
クチュエータ2464の胴部に取り付けられたリフト・
ガイド2466を通して挿入されている。シャフト24
68は、矢印A3により示すように、多くの垂直の位置
の間で、リフトガイドを動かす親ねじ形式シャフトであ
ることが望ましい。回転アクチュエータ2464は、シ
ャフト2470を介して基板ホルダ組立体2450に接
続されており、矢印A4により示すように、基板ホルダ
組立体2450を回転させる。基板ホルダ組立体245
0は、ブラダー組立体を有することもできる。電解質セ
ルに収容された電解質溶液に対して、基板の裏面(基板
ホルダ組立体の中で上に向いている)の1部を封止する
ために、図4について上述した実施の形態で示したよう
な陰極接触リングが設けられている。
【0043】電気めっきプロセス中の基板の回転は、一
般に堆積結果を強化する。ヘッド組立体は、電気めっき
プロセス中は、約2rpmから約200rpmの間で、
望ましくは約20から40rpmの間で、回転されるこ
とが望ましい。基板ホルダ装置14が、基板上のシード
層を下降させることにより、プロセスセル内の電解質溶
液に接触させ浸す時に、基板に回転を与えるために、基
板ホルダ組立体2472は回転することができる。ヘッ
ド組立体は、プロセスセル内の電解質溶液から基板上の
シード層を取り除くために持ち上げられる。遠心力によ
るヘッド組立体からの残留電解質溶液の除去を高めるた
めに、ヘッド組立体がプロセスセルから持ち上げられた
後に、ヘッド組立体は高速で、すなわち、約100から
約2500rpmの間で回転されることが望ましい。
【0044】1つの実施の形態においては、堆積膜の均
一性は約2%以内に改善された、すなわち、堆積された
膜の厚さの最大偏差は平均の膜厚の約2%であるが、標
準の電気めっきプロセスは通常最高でも約5.5%以内
の均一性である。しかし、場合によっては、特に電解質
溶液中の化学薬品、電解質溶液の流れ、および他のパラ
メータのような処理パラメタを調整することにより電気
めっき堆積の均一性を達成する場合には、均一な電気め
っき堆積を達成するためのヘッド組立体の回転は不要で
ある。
【0045】図4は、電解質セル420の上に置かれた
基板ホルダ組立体450を有する電気めっき・プロセス
セル400の断面図を示す。電解質セル420は、通常
ボール430、コンテナ胴部472、陽極アッセンブリ
474、および、フィルタ476を有する。陽極アッセ
ンブリ474は、コンテナ胴部472の下に配置され、
コンテナ胴部472の下部に取り付けられていることが
望ましく、フィルタ476は、陽極アッセンブリ474
とコンテナ胴部472の間に配置されていることが望ま
しい。コンテナ胴部472は、セラミックス、プラスチ
ック、PLEXIGLAS(登録商標)(アクリル)、レキサン
(lexane)、PVC、CPVCおよびPVDFのよう
な、電気的絶縁材料で作られた円筒状の胴部であること
が望ましい。あるいは、コンテナ胴部472は、ステン
レス鋼、ニッケルおよびチタンのような被覆された金属
で作ることもできる。被覆された金属は、テフロン(登
録商標)(米国デラウエア州、ウィルミントンのデュポ
ン社の登録商標)、PVDF、プラスチック、ゴム、お
よび、電解質溶液に溶解しない材料の他の組み合わせの
ような絶縁層で被覆されている。絶縁層は、電極、すな
わち、ECP装置の陽極および陰極から電気的に絶縁す
ることができる。コンテナ胴部472は、基板めっき
面、ならびに、装置により処理されている基板の形状、
通常円形あるいは長方形、に一致するように、所定の大
きさに作られ、適合されていることが望ましい。コンテ
ナ胴部472の1つの好適な実施形態は、基板の直径と
ほぼ同じ寸法、あるいは僅かに大きい寸法を有する内径
の円筒状のセラミック・チューブを有する。代表的なE
CP装置で通常必要とされる回転動作は、コンテナ胴部
の寸法が基板めっき面の寸法にほぼ一致している場合に
は、均一なめっき結果を実現するために必要ではない。
【0046】コンテナ胴部472の上部部分は、環状の
堰478を形成するように外方に半径方向に延びてい
る。堰478は、電解質溶液コレクタ440の内壁44
6の上に延びており、電解質溶液が電解質溶液コレクタ
440の中に流れることを可能にする。堰478の上部
表面は、電気的接触素子466の下部表面に一致してい
ることが望ましい。堰478の上部表面は、内部環状平
坦部分480、中央傾斜部分482および外部傾斜部分
484を有することが望ましい。基板が処理位置に位置
決めされると、基板めっき面はコンテナ胴部472の円
筒状開口部の上に位置している。電解質溶液の流れのた
めのギャップが、電気的接触素子466の下部表面と堰
478の上部表面の間に形成される。電気的接触素子4
66の下部表面は、内部平坦部分480および堰478
の中央傾斜部分の上に配置されている。外部傾斜部分4
84は、電解質溶液コレクタ440の中に電解質溶液が
容易に流れるように、下向きに傾斜している。
【0047】コンテナ胴部472の下部部分は、コンテ
ナ胴部472をボール430に固定するために、下部環
状フランジ486を形成するように、半径方向に外側に
延びている。環状フランジ486の外寸、すなわち、外
周は、開口部444および電解質溶液コレクタ440の
内周の寸法より小さい。環状フランジの寸法が小さいこ
とは、電解質セル420を電気めっき・プロセスセル4
00から取り除き、元へ戻すことを可能にする。複数の
ボルト488は、環状フランジ486の上に固定して配
置され、ボール430の上の整合ボルト穴を下向きに貫
通して延びていることが望ましい。複数の除去可能な締
着ナット490が、電解質セル420をボール430に
固定している。エラストマOリングのようなシール48
7は、電解質セル420からの漏洩を防止するために、
ボルト488から半径方向に内側にコンテナ胴部472
とボール430の間に配置されている。ナット/ボルト
の組み合わせが、維持管理の間に電解質セル420の構
成要素を速く簡単に取り除き、置き換えることを容易に
している。
【0048】フィルタ476は、コンテナ胴部472の
下部開口部に取り付けられ、コンテナ胴部472の下部
開口部を完全に覆い、また、陽極アッセンブリ474は
フィルタ476の下に配置されていることが望ましい。
スペーサ492は、フィルタ476と陽極アッセンブリ
474の間に配置されている。フィルタ476、スペー
サ492、および陽極アッセンブリ474は、ねじおよ
び/またはボルトのような除去可能な締着具を使用し
て、コンテナ胴部472の下部表面に固定されているこ
とが望ましい。あるいは、フィルタ476、スペーサ4
92、および陽極アッセンブリ474は、ボール430
に除去可能に固定されている。
【0049】陽極アッセンブリ474は、電解質溶液内
で金属イオン源として作用する消耗品の陽極を有するこ
とが望ましい。あるいは、陽極アッセンブリ474は非
消耗品の陽極を有し、電気めっきされる金属イオンが電
解質溶液補給装置220から電解質溶液の中に供給され
る。図4に示すように、陽極アッセンブリ474は、望
ましくは銅のような電気めっきされる金属イオンと同じ
金属で作られている多孔質陽極エンクロージャ494を
有する自己封入型のモジュールである。あるいは、陽極
エンクロージャ494は、セラミックスあるいは高分子
の膜のような多孔質の材料で作られている。銅の電気化
学的めっき用の高純度銅のような可溶性の金属496
が、陽極エンクロージャ494の中に置かれている。可
溶性の金属496は、金属粒子、ワイヤ、あるいは穴を
あけた薄板であることが望ましい。多孔質陽極エンクロ
ージャ494は、溶解する金属により陽極エンクロージ
ャ494内に生成する微粒子を留めておくフィルタとし
ても作用する。非消耗品の陽極と比較して、消耗品すな
わち溶解性の陽極は、ガスの発生しない電解質溶液を供
給し、電解質溶液に含まれる金属イオンを常に補充する
必要を最小にする。
【0050】可溶性金属496を電源に電気的に接続す
るために、陽極電極コンタクト498は、陽極エンクロ
ージャ494を介して挿入されている。陽極電極コンタ
クト498は、チタン、白金、および白金で被覆された
ステンレス鋼のような、電解質溶液内で不溶解性の導電
性材料で作られていることが望ましい。陽極電極コンタ
クト498は、ボール430を介して延びており、電源
に接続されている。陽極電極コンタクト498は、陽極
電極コンタクト498をボール430に固定するための
締着ナット499のためのねじ部497と、エラストマ
座金のようなシール495を有することが望ましい。電
解質セル420からの漏洩を防止するために、座金は締
着ナット499とボール430の間に配置されている。
【0051】ボール430は、円筒状の部分502およ
び底部部分504を通常有する。上部環状フランジ50
6は、円筒状の部分502の最上部から半径方向に外方
に延びている。上部環状フランジ506は、コンテナ胴
部472の下部環状フランジ486からのボルト488
の数と一致する複数の穴508を有する。ボルト488
は穴508を介して挿入されており、締着ナット490
は、ボール430の上部環状フランジ506をコンテナ
胴部472の下部環状フランジ486に固定するボルト
488に固定されている。上部環状フランジ506の外
寸、すなわち、外周は、下部環状フランジ486の外
寸、すなわち、外周とほぼ同じであることが望ましい。
電解質セル420がメインフレーム214の上に置かれ
ている場合は、ボール430の上部環状フランジ506
の下部表面は、メインフレーム214の支持フランジの
上に載っていることが望ましい。
【0052】円筒状の部分502の内周は、陽極アッセ
ンブリ474およびフィルタ476を収容している。フ
ィルタ476および陽極アッセンブリ474の外寸は、
円筒状の部分502の内寸より僅かに小さいことが望ま
しい。これらの相対的な寸法は、電解質溶液の大部分
が、フィルタ476を介して流れる前に、まず陽極アッ
センブリ474を介して流れることを強制する。ボール
430の底部部分504は、電解質溶液補給装置220
から電解質溶液供給管に接続している電解質溶液取入口
510を有する。陽極アッセンブリ474は、ボール4
30の円筒状の部分502のほぼ中央部分に配置されて
いることが望ましい。陽極アッセンブリ474は、陽極
アッセンブリ474、および底部部分504の上の電解
質溶液取入口510の間の電解質溶液の流れに対してギ
ャップを提供するように構成されている。
【0053】電解質溶液取入口510および電解質溶液
供給管は、電解質セル420の簡単な除去と置換を容易
にする解除可能なコネクタにより接続されていることが
望ましい。電解質セル420が維持管理を必要とする
時、電解質溶液は電解質セル420から排出され、電解
質溶液供給管内の電解質溶液の流れは中止され、排出さ
れる。電解質溶液供給管用のコネクタは、電解質溶液取
入口510から解放され、陽極アッセンブリ474との
電気的接続も切断される。電解質セル420の除去のた
めのクリアランスを準備するために、ヘッド組立体41
0は、持ち上げられるか、あるいは回転される。次に電
解質セル420はメインフレーム214から除去され、
新しい、あるいは修理されたプロセスセルが、メインフ
レーム214の中に置き換えられる。
【0054】あるいは、ボール430はメインフレーム
214の支持フランジに固定することができ、コンテナ
胴部472は陽極およびフィルタと共に維持管理のため
に除去される。この場合に、陽極アッセンブリ474お
よびコンテナ胴部472をボール430に固定するナッ
トは、陽極アッセンブリ474およびコンテナ胴部47
2の除去を容易にするために除去される。次に、新し
い、あるいは修理された陽極アッセンブリ474とコン
テナ胴部472は、メインフレーム214の中に置換さ
れ、ボール430に固定される。
【0055】図10は、封入された陽極の一実施形態の
断面図である。封入された陽極2000は、「陽極スラ
ッジ」すなわち陽極により生成された微粒子を、産業廃
棄物として濾過、あるいは閉じこめる浸透性の陽極エン
クロージャを有する。図10に示すように、陽極プレー
ト2004は、中実の銅で構成されている。陽極プレー
ト2004は、親水性の陽極封入膜2002で囲まれた
高純度の無酸素銅であることが望ましい。陽極プレート
2004は、ボール430の底部を介して延びている複
数の電気的接点あるいは貫通孔2006により固定さ
れ、支えられている。電気的接点あるいは貫通孔200
6は、陽極カプセル化膜2002を介して陽極プレート
2004の底部表面に延びている。電解質溶液は、ボー
ル430の底部に配置された電解質溶液取入口510か
ら陽極とボールの側壁間のギャップを介して矢印Aによ
り示すように、流れる。さらに、電解質溶液は、陽極カ
プセル化膜2002を介して浸透により、また、陽極カ
プセル化膜と陽極プレートの間のギャップから、矢印B
により示すように、流れ出る。陽極カプセル化膜200
2は、約60%から80%の間の、より望ましくは約7
0%の多孔率、ならびに、約0.025μmから約1μ
mの間の、より望ましくは、約0.1μmから約0.2
μmの間の空洞寸法を有する変性ポリフッ化ビニリデン
膜のような親水性多孔質膜を有することが望ましい。親
水性多孔質膜の1つの例は、米国マサチューセッツ州、
ベッドフォード所在の Millipore Corporation から入
手できるDurapore 親水性膜である。電解質溶液がカプ
セル化膜を介して流れるにつれて、陽極スラッジおよび
溶解する陽極により生成された微粒子は、カプセル化膜
により濾過、あるいは捕捉される。したがって、カプセ
ル化膜は、電気めっきプロセス中の電解質溶液の純度
と、陽極スラッジを原因とする電気めっきプロセス中の
基板上の欠陥形成を改善し、汚染物質微粒子は大幅に減
少する。
【0056】図11は、封入された陽極の他の実施形態
の断面図である。陽極プレート2004は、電気貫通孔
2006の上に固定され、支えられている。陽極プレー
ト2004の上下にそれぞれ配置された上部カプセル化
膜2008および底部カプセル化膜2010は、陽極プ
レート2004の周りに配置された膜サポート・リング
2012に取り付けられている。上部および底部カプセ
ル化膜2008、2010は、前記リストの材料で構成
されている。膜サポート・リング2012は、カプセル
化膜と比較して、プラスチックあるいは他のポリマーの
ような相対的に剛性の材料で構成されていることが望ま
しい。バイパス流体取入口2014は、カプセル化膜と
陽極プレートの間のギャップに電解質溶液を導入するた
めに、ボール430の底部を介して、また底部カプセル
化膜2010を介して、配置されている。バイパス排出
口2016は、封入された陽極から図示されていない廃
棄物排出管の中への、陽極スラッジあるいは発生した微
粒子を含む過剰の電解質溶液の流れを容易にするため
に、膜サポート・リング2012に接続され、ボール4
30を介して延びている。
【0057】バイパス流体取入口2014内の電解質溶
液の流れと主電解質溶液取入口510は、流量制御弁2
020、2022により個々に制御されることが望まし
い。個々の流量制御弁2020、2022は、それぞれ
取入口に接続された流体管に沿って配置されている。バ
イパス流体取入口2014内の流体の圧力は、主電解質
溶液取入口510内の圧力より高い圧力に維持されるこ
とが望ましい。主電解質溶液取入口510からのボール
430内の電解質溶液の流れは、矢印Aにより示され、
封入された陽極2000内の電解質溶液の流れは矢印B
により示されている。封入された陽極に導入された電解
質溶液の一部は、バイパス排出口2016を介して封入
された陽極から流れでる。封入された陽極への専用のバ
イパス電解質溶液供給管を設けることにより、陽極スラ
ッジあるいは溶解する陽極から発生する微粒子は陽極か
ら絶えず除去され、その結果、電気めっきプロセスの
間、電解質溶液の純度を改善する。
【0058】図12は、封入された陽極のさらに他の実
施形態の断面図である。封入された陽極2000のこの
実施の形態は、陽極プレート2004、複数の電気貫通
孔2006、上部カプセル化膜2008、底部カプセル
化膜2010、膜サポート・リング2012、およびバ
イパス排出口2016を有する。陽極プレート2004
は、複数の電気貫通孔2006の上に固定され、支えら
れている。上部および底部カプセル化膜2008、20
10は、膜サポート・リング2012に取り付けられて
いる。バイパス排出口2016は、膜サポート・リング
2012に接続され、ボール430を介して延びてい
る。封入された陽極のこの実施の形態は、封入された陽
極の前述の実施の形態に対して説明したような材料で構
成されることが望ましい。底部カプセル化膜2010
は、おおむね主電解質溶液取入口510の上に配置され
た1つまたは複数の開口部2024を有する。各開口部
2024は、主電解質溶液取入口510からの電解質溶
液の流れを受けるように適合されており、主電解質溶液
取入口510の内周とほぼ同じ寸法であることが望まし
い。主電解質溶液取入口510からの電解質溶液の流れ
を矢印Aにより示し、封入された陽極内の電解質溶液の
流れを矢印Bにより示す。電解質溶液の流れの1部は、
バイパス排出口2016を介して封入された陽極から流
出し、陽極スラッジの1部と陽極の溶解から発生した微
粒子を流出させる。
【0059】図13は、封入された陽極の他の実施形態
の断面図である。封入された陽極2000のこの実施の
形態は、陽極プレート2002、複数の電気貫通孔20
06、上部カプセル化膜2008、底部カプセル化膜2
010、膜サポート・リング2012、およびバイパス
流体取入口2014を有する。陽極プレート2002
は、複数の電気貫通孔2006の上に固定され、支えら
れている。上部および底部カプセル化膜2008、20
10は、膜サポート・リング2012に取り付けられて
いる。バイパス流体取入口2014は、カプセル化膜と
陽極プレートの間のギャップに電解質溶液を導入するた
めに、ボール430の底部を介して、また底部カプセル
化膜2010を介して、配置されている。封入された陽
極のこの実施の形態は、封入された陽極の前述の実施の
形態に対して説明したような材料で構成されることが望
ましい。バイパス流体取入口2014および主電解質溶
液取入口510を通過して流れる電解質溶液の流れは、
それぞれ制御バルブ2020、2022により個々に制
御されることが望ましい。主電解質溶液取入口510か
らの電解質溶液の流れを、矢印Aにより示す。封入され
た陽極を介する電解質溶液の流れを、矢印Bにより示
す。この実施の形態に対して、陽極スラッジおよび溶解
する陽極プレートにより発生する微粒子は、電解質溶液
が膜を通過するにつれて、カプセル化膜により濾過さ
れ、捕捉される。
【0060】図7は、電解質溶液補給装置220の一実
施形態の概略図である。電解質溶液補給装置220は、
電気めっきプロセスのために、電気めっき・プロセスセ
ルに電解質溶液を供給する。電解質溶液補給装置220
は、主電解質溶液タンク602、ドージング・モジュー
ル603、濾過モジュール605、化学分析器モジュー
ル616、および、電解質溶液廃棄物処理装置622を
通常有する。電解質溶液廃棄物処理装置622は、電解
質溶液廃棄物排出管620により分析モジュール616
に接続されている。1つまたは複数のコントローラが、
メインタンク602内の電解質溶液の組成、および電解
質溶液補給装置220の動作を制御する。コントローラ
は、独立して動作可能であるが、ECP装置200のコ
ントローラ222と統合されていることが望ましい。
【0061】主電解質溶液タンク602は、電解質溶液
に貯蔵槽を準備し、1つまたは複数の流体ポンプ608
およびバルブ607を介して電気めっき・プロセスセル
のそれぞれに接続されている電解質溶液供給管612を
有する。メインタンク602と熱的に接続して配置され
た熱交換器624あるいは加熱装置/冷却装置が、メイ
ンタンク602に蓄積された電解質溶液の温度を制御す
る。熱交換器624は、コントローラ610に接続さ
れ、コントローラ610により作動される。
【0062】ドージング・モジュール603は、供給管
によりメインタンク602に接続され、複数のソースタ
ンク606、すなわちフィード・ボトル、複数のバルブ
609、およびコントローラ611を有する。ソースタ
ンク606は、電解質溶液を構成するために必要とされ
る化学薬品を収容し、脱イオン水ソース・タンク、およ
び電解質溶液を構成するための硫酸銅(CuSO4)ソ
ースタンクを通常有する。他のソースタンク606は、
硫酸水素塩(H2SO4)、塩化水素(HCl)、および
グリコールのようなさまざまな添加物を収容してもよ
い。各ソースタンクは、色分けされ、ドージング・モジ
ュール内の整合取入口コネクタに接続するように適合さ
れた独特な嵌合排出口コネクタと嵌合していることが望
ましい。ソースタンクを色分けし、ソースタンクを独特
なコネクタと嵌合させることにより、ソースタンクを交
換、あるいは置換する場合に人間のオペレータを原因と
する誤りは大幅に減少した。
【0063】脱イオン水ソースタンクは、さらに、維持
管理の間に装置を洗浄するための脱イオン水を装置に供
給することが望ましい。各ソースタンク606と組み合
わされたバルブ609はメインタンク602への化学薬
品の流れを調整し、また、バタフライ弁、絞り弁および
同等物のような多くの市販されているバルブのいずれで
もよい。バルブ609の起動は、コントローラ611に
より行われる。コントローラ611は、コントローラ2
22からの信号を受けるために、コントローラ222に
接続されていることが望ましい。
【0064】電解質溶液濾過モジュール605は、複数
の濾過タンク604を有する。電解質溶液還送管614
は、プロセスセルの各々と1つまたは複数の濾過タンク
604の間に接続されている。濾過タンク604は、電
解質溶液を再利用するためにメインタンク602に還送
する前に、使用済みの電解質溶液内の不要な含有物を除
去する。メインタンク602内の電解質溶液の再循環と
濾過を容易にするために、メインタンク602は、さら
に濾過タンク604にも接続されている。純度の一貫し
たレベルを維持するために、メインタンク602から濾
過タンク604を介して電解質溶液を再循環させること
により、電解質溶液内の不要な含有物は、濾過タンク6
04により連続的に除去される。さらに、メインタンク
602と濾過モジュール605の間での電解質溶液の再
循環は、電解質溶液内のさまざまな化学薬品が完全に混
合されることを可能にする。
【0065】電解質溶液補給装置220は、電解質溶液
の化学的組成の実時間化学分析を行う化学分析器モジュ
ール616をさらに有する。分析器モジュール616
は、試料管613によりメインタンク602に、排出管
621により廃棄物処理装置622に流体的に結合され
ている。分析器モジュール616は、少なくとも1つの
分析器および分析器を作動させるためのコントローラを
通常有する。特定の処理手段に必要とされる分析器の数
は電解質溶液の組成に依存する。たとえば、第1の分析
器は有機物の濃度をモニタするために使用されるのに対
して、第2の分析器は無機の化学薬品に対して必要とさ
れる。図7に示す具体的な実施の形態において、化学分
析器モジュール616は、自動滴定アナライザ615お
よび周期的電解電量計ストリッパー(CVS)617を
有する。両方の分析器は、さまざまな供給者から市販さ
れている。効果的に使用することができる自動滴定アナ
ライザは、 Parker Systems から入手でき、周期的電解
電量計ストリッパーは、ECIから入手できる。自動滴
定アナライザ615は、銅塩化物のような無機物および
酸の濃度を判定する。CVS617は、電解質溶液の中
に使用することが可能なさまざまな添加物のような有機
物、およびプロセスセルからメインタンク602へ戻さ
れる処理から生ずる副産物の濃度を判定する。
【0066】図7に示す分析器モジュールは、単に例で
ある。他の実施形態においては、各分析器は、別々な供
給管により主電解質溶液タンクに結合されてもよく、ま
た別々なコントローラにより作動されてもよい。当業者
は、他の実施形態を知るであろう。
【0067】動作中は、電解質溶液の試料が、試料管6
13を介して分析器モジュール616に流れる。試料は
周期的に採取されてもよいが、電解質溶液の連続した流
れが分析器モジュール616に対して維持されているこ
とが望ましい。試料の1部は自動滴定アナライザ615
に送出され、1部は適切な分析のためにCV617に送
出される。コントローラ619は、データを生成するた
めに、分析器615、617を作動させるために命令信
号を開始する。次に、化学分析器615、617からの
情報はコントローラ222に送られる。コントローラ2
22は情報を処理し、使用者が定める化学薬品適用量パ
ラメタを含む信号をドージング・コントローラ611に
送る。受信された情報は、1つまたは複数のバルブ60
9を作動させることにより、供給源化学薬品補給速度に
対して実時間調整を行うために使用される。それによ
り、受信された情報は、所望の、望ましくは一定の電解
質溶液の化学的組成を電気めっきプロセスを通じて維持
する。次に、分析器モジュールからの廃棄電解質溶液
は、排出管621を介して廃棄物処理装置622に流れ
る。
【0068】好適な実施の形態は電解質溶液の実時間監
視および調整を利用しているが、さまざまな代案を使用
することも可能である。たとえば、化学分析器モジュー
ル616により供給される出力値を監視して、ドージン
グ・モジュール603をオペレータによる手作業で制御
することもできる。システム・ソフトウェアは、自動的
な実時間調整モード、およびオペレータ、マニュアル、
モードの両方が可能であることが望ましい。さらに、図
7には複数のコントローラが示されているが、化学分析
器モジュール616、ドージング・モジュール603、
および熱交換器624のような装置のさまざまな構成要
素を作動させるために、1個のコントローラを使用する
ことも可能である。他の実施形態も当業者に明白であろ
う。
【0069】電解質溶液補給装置220は、使用済みの
電解質溶液、化学薬品、およびECP装置で使用された
他の流体の安全な処分のために、電解質溶液廃棄物処理
装置622に接続された電解質溶液廃棄物排出管620
をさらに有する。電気めっきセルは、電解質溶液廃棄物
排出管620、あるいは電解質溶液廃棄物処理装置62
2に直接の配管接続を有することが望ましい。電解質溶
液廃棄物排出管620は、電解質溶液補給装置220を
介して電解質溶液を還送せずに、電気めっきセルを空に
する。電解質溶液補給装置220は、過剰な電解質溶液
を電解質溶液廃棄物排出管620に流出させるために、
流出接続をさらに有することが望ましい。
【0070】電解質溶液補給装置220は、電解質溶液
から不要なガスを除去するように適合された1つまたは
複数の脱気モジュール630をさらに有することが望ま
しい。脱気モジュールは、脱気モジュールを通過する流
体からガスを分離する膜と、解放されたガスを除去する
ための真空装置を通常有する。脱気モジュール630
は、プロセスセル240に隣接している電解質溶液供給
管612の上に一列に設置されることが望ましい。脱気
モジュール630は、電解質溶液がプロセスセルに入る
前に、電解質溶液補給装置からのガスの大部分が脱気モ
ジュールにより除去されるように、プロセスセル240
のできるだけ近くに配置されていることが望ましい。各
処理ステーション218の2個のプロセスセル240に
脱気された電解質溶液を供給するために、各脱気モジュ
ール630は、2個の排出口を有することが望ましい。
あるいは、脱気モジュール630は各プロセスセルに設
けられる。脱気モジュールは、他の多くの別の位置に設
置することができる。たとえば、脱気モジュールは、フ
ィルタ部分に沿って、あるいは、メインタンクと共にあ
るいはプロセスセルと共にクローズド・ループ装置内に
のように、電解質溶液補給装置内の他の位置に設置する
ことができる。他の例として、脱気された電解質溶液を
電気化学的めっきシステムのプロセスセル240のすべ
てに供給するために、1個の脱気モジュールが電解質溶
液供給管612と一列に設置される。さらに、別の脱気
モジュールが、一列に、あるいは脱イオン水供給管とク
ローズド・ループで配置され、脱イオン水源から酸素を
除去するために専用に使用される。脱イオン水は処理済
み基板を洗浄するために使用されるから、電気めっきさ
れた銅が洗浄プロセスによって酸化することがないよう
に、遊離酸素ガスは、SRDモジュールに到達する前に
脱イオン水から除去されていることが望ましい。脱気モ
ジュールは、当該分野において公知であり、商用例は一
般に入手可能であり、さまざまな応用で使用するように
適応可能である。市販の脱気モジュールは、米国マサチ
ューセッツ州、ベッドフォード所在の Millipore Corpo
ration から入手できる。
【0071】脱気モジュール630の一実施形態は、図
16に示すように、流体、すなわち、電解質溶液の流路
634を膜632の片側に有する疎水性の膜632を有
する。真空装置636は、膜の反対側に配置されてい
る。脱気モジュールのエンクロージャ638は、取入口
640および1つまたは複数の排出口642を有する。
脱気モジュール630を介して電解質溶液が通過するに
つれて、電解質溶液内のガスと他のマイクロバブルは、
疎水性の膜を介して電解質溶液から分離され、真空装置
により除去される。脱気モジュール630’の他の実施
形態は、図17に示すように、疎水性の膜632’の
管、および疎水性の膜632’の管の周りに配置された
真空装置636を有する。電解質溶液は、疎水性膜の管
の中に導入され、管の中の流路634を介して電解質溶
液が通過するにつれて、疎水性膜は電解質溶液内のガス
と他のマイクロバブルを分離し、真空装置636に接続
された管が分離されたガスを除去する。膜の周囲に曲が
りくねった電解質溶液の流路を有する設計、および、他
の脱気モジュールの複数区間の設計を含む複雑な脱気モ
ジュールの設計が数多く考えられる。
【0072】図7には示されていないが、電解質溶液補
給装置220は、他の多くの構成要素を有することもあ
る。たとえば、電解質溶液補給装置220は、基板洗浄
装置のための化学薬品の保管のために、SRDステーシ
ョンのような、1つまたは複数の付加的なタンクをさら
に有することが望ましい。装置全体をを通じて化学薬品
の安全な搬送を行うために、危険な材料の接続のための
2重閉じこめ配管を使用することもできる。オプション
として、ECP装置へ追加の電解質溶液供給を行うため
に、電解質溶液補給装置220は、追加の、あるいは外
部の電解質溶液処理装置への接続を有する。
【0073】図8は、急速昇降アニール(RTA)チャ
ンバの実施の形態の断面図である。RTAチャンバ21
1は、ローディング・ステーション210に接続されて
いることが望ましく、基板はRTAチャンバ211の中
へ、またRTAチャンバ211の中から、ローディング
・ステーション搬送ロボット228によって搬送され
る。ECP装置は、図2および図3に示すように、ロー
ディング・ステーション210の対称な設計に対応し
て、ローディング・ステーション210の両側に配置さ
れた2つのRTAチャンバ211を有することが望まし
い。RTAチャンバは一般に当該分野において公知であ
り、RTAチャンバは、堆積される材料の特性を強化す
るために、通常基板処理装置で利用される。ホットプレ
ート設計、およびヒートランプ設計を含む多種多様なR
TAチャンバの設計が、電気めっきの結果を強化するた
めに、使用することができる。1つのRTAチャンバ
は、米国カリフォルニア州、サンタクララ所在のアプラ
イド・マテリアル社から入手できるWxZチャンバであ
る。本開示はホットプレートRTAチャンバを使用して
説明されるが、他の形式のRTAチャンバも同様に使用
することができる。
【0074】戻って図2を参照すると、ECP装置20
0は、プラットホームの各構成要素の機能を制御するコ
ントローラ222を有する。コントローラ222はメイ
ンフレーム214の上に搭載されていることが望まし
く、またコントローラはプログラマブル・マイクロプロ
セッサを有することが望ましい。プログラマブル・マイ
クロプロセッサは、ECP装置200のすべての構成要
素を制御するために専用に設計されたソフトウェアを使
用して通常プログラムされる。さらに、コントローラ2
22は、装置の構成要素に電力を供給し、オペレータが
ECP装置200をモニタし、作動させることを可能に
する制御盤223を有する。制御盤223は、図2に示
すように、ケーブルを介してコントローラ222に接続
され、オペレータに容易なアクセスを提供する、スタン
ド・アローンのモジュールである。一般的には、コント
ローラ222は、ローディング・ステーション210、
RTAチャンバ211、SRDステーション212、メ
インフレーム214および処理ステーション218を連
携して動作させる。さらに、コントローラ222は、電
気めっきプロセスに電解質溶液を供給するために、電解
質溶液補給装置220のコントローラと連携して動作す
る。
【0075】電気めっき装置プラットホーム200を介
しての代表的な基板の電気めっきプロセス・シーケンス
の一実施形態を図2に対応して説明する。複数の基板を
収容している基板カセットが、電気めっき装置プラット
ホーム200のローディング・ステーション210の中
で、基板カセット受取領域224にロードされる。ロー
ディング・ステーション搬送ロボット228は、基板カ
セット内の基板スロットから基板をピックアップし、基
板を基板オリエンタ230の中に置く。基板オリエンタ
230は、装置による処理のために所望のオリエンテー
ションに基板を判定し、定置する。次に、ローディング
・ステーション搬送ロボット228は、定置された基板
を基板オリエンタ230から搬送し、SRDステーショ
ン212内の基板通過カセット238中の基板スロット
の1つに、基板を位置決めする。メインフレーム搬送ロ
ボット242は、基板通過カセット238から基板をピ
ックアップし、フリッパーロボット248による搬送の
ために、基板を位置決めする。フリッパーロボット24
8は、そのロボットブレードを基板の下に回転させ、メ
インフレーム搬送ロボット・ブレードから基板をピック
アップする。フリッパーロボット・ブレードの上の真空
吸い上げグリッパは、フリッパーロボット・ブレードの
上の基板を固定し、フリッパーロボットは、基板をフェ
イスアップ位置からフェイスダウン位置へ裏返す。フリ
ッパーロボット248は回転し、基板を基板ホルダ組立
体450内で表面を下にして位置決めする。基板は、基
板ホルダ・プレート464の下で、しかも陰極接触リン
グ466の上に置かれる。次に、フリッパーロボット2
48は、基板を陰極接触リング466の中に位置決めす
るために、基板を解放する。基板ホルダ・プレート46
4は基板に近付き、真空チャックが基板ホルダ・プレー
ト464の上に基板を固定する。基板ホルダ組立体45
0の上のブラダー組立体470は、基板のめっき面と陰
極接触リング466の間の電気的接触を保証するため
に、基板の裏面に対して圧力を加える。
【0076】ヘッド組立体452は、電解質セル420
の上の処理位置に下降される。この位置で、基板は堰4
78の上部平面の下にあり、電解質セル420に収容さ
れた電解質溶液と接触する。電気めっきプロセスを行う
ために、電力すなわち電圧および電流を陰極および陽極
に加えるために、電源が始動される。電気めっきプロセ
スの間、通常、電解質溶液は、プロセスセルに連続して
送り込まれる。所望の電気めっきの結果を実現するため
に、陰極および陽極に供給された電力、ならびに、電解
質溶液の流れは、コントローラ222により制御され
る。ヘッド組立体が下降されるにつれて、また電気めっ
きプロセスの間は、ヘッド組立体は回転されることが望
ましい。
【0077】電気めっきプロセスが完了した後、ヘッド
組立体410は、基板ホルダ組立体を上昇させ、電解質
溶液から基板を取り除く。基板ホルダ組立体からの残留
電解質溶液の除去を増大するために、ヘッド組立体は一
定期間回転されることが望ましい。次に、真空チャック
と基板ホルダ組立体のブラダー組立体は、基板ホルダ・
プレートから基板を解放する。フリッパーロボット・ブ
レードが処理済み基板を陰極接触リングからピックアッ
プできるように、基板ホルダ組立体は持ち上げられる。
フリッパーロボットは、フリッパーロボット・ブレード
を陰極接触リング内の処理済み基板の裏面の上に回転さ
せ、フリッパーロボット・ブレード上の真空吸い上げグ
リッパを使用して基板をピックアップする。フリッパー
ロボットは、基板を有するフリッパーロボット・ブレー
ドを基板ホルダ組立体から回転させ、フェイスダウン位
置からフェイスアップ位置へ基板を裏返えし、メインフ
レーム搬送ロボット・ブレードの上に基板を位置決めす
る。次に、メインフレーム搬送ロボットは、処理済み基
板をSRDモジュール236の上に搬送し、位置決めす
る。SRD基板支持体は基板を持ち上げ、メインフレー
ム搬送ロボット・ブレードはSRDモジュール236か
ら格納する。すでに詳細に説明したように、脱イオン水
あるいは脱イオン水と洗浄液の組み合わせを使用して、
基板はSRDモジュール内で洗浄される。次に、SRD
モジュールから搬出するために、基板は位置決めされ
る。ローディング・ステーション搬送ロボット228
は、SRDモジュール236から基板をピックアップ
し、堆積された材料の特性を強化するためのアニール処
理プロセスのために、処理済み基板をRTAチャンバ2
11の中へ搬送する。次に、アニールされた基板は、ロ
ーディング・ステーション・ロボット228によりRT
Aチャンバ211から搬出され、ECP装置から取り除
くために、基板カセットに戻される。上述の手順は、複
数の基板に対してECP装置200内で実質的に同時に
実行できる。さらに、ECP装置は、マルチスタックの
基板処理を行うように適合することができる。
【0078】被覆陽極構成ECP装置用の被覆陽極の2
つの実施の形態を図18および図19に示す。これらの
被覆陽極は、基板シード層に対向する平坦な陽極表面が
化学的に不活性材料で被覆されるように構成されてい
る。平坦な表面の不活性な特性は、平坦な表面構成を維
持する。図18および図19に示す実施の形態の被覆さ
れた平坦な表面は、基板シード層面にほぼ平行に間隔を
置いて配置されている。平坦な陽極電界生成面がシード
層に平行しているので、シード層の上の各点は、電解質
溶液を介して平坦な陽極電界生成面の上の最も近くの点
から均一な距離に間隔を置いて配置されている。シード
層から電界生成面までの距離のこの均一性は、シード層
の全体にわたって電流密度の均一性を増大させる。シー
ド層の全体にわたる電流密度のこのような均一性は、シ
ード層の全体にわたってめっき中の金属膜堆積速度の均
一性を増大させ、また、めっきプロセス後に結果として
生ずる金属膜のめっきの厚さの均一性をシード層の全体
にわたって増大させる。
【0079】図18に部分的に示すECP装置の一実施
形態において、陽極アッセンブリ2606は、陽極本体
2608および陽極被覆2610を有する。陽極本体2
608は、中実の銅であることが望ましく、高純度の無
酸素銅であることが望ましい。陽極被覆2610は、電
解質溶液が陽極本体の上部表面と物理的に接触すること
を制限するために、(したがって化学的に反応すること
を制限するために、)めっきのために電解質溶液内に陽
極を挿入する前に、陽極本体2608の上部表面に被覆
される。したがって、陽極の長期間にわたる動作の間、
陽極被覆は陽極本体2608の構造と形状を維持する。
陽極被覆2610を形成するために、基板上のシード層
に向いている陽極本体(あるいは陽極本体の1部)の表
面は、電解質溶液に対して化学的に不活性なタンタルの
ような材料で被覆される。したがって陽極被覆2610
は、陽極本体2608の被覆された上部表面2619が
化学的劣化に抵抗することを可能にし、陽極の有効寿命
の間ほぼ平坦なままになっている。
【0080】陽極を被覆する化学的に不活性な材料は、
陽極と電解質溶液の間の電気化学的な相互作用から結果
として生ずる被覆された上部表面2619のいかなる物
理的変化も制限するように選択される。図18に示すE
CP装置の実施の形態は、電解質溶液を収容する電解質
セル2602、基板ホルダ組立体2604を有する基板
ホルダ装置14、および陽極アッセンブリ2606を有
する。基板ホルダ組立体2604は、基板22を電解質
セル内に収容された電解質溶液に挿入するように、ある
いは、基板22を電解質セル内に収容された電解質溶液
から除去するように、構成されている。陽極アッセンブ
リ2606は、めっき中は、電解質セル2602内に収
容された電解質溶液の中に置かれている。
【0081】陽極アッセンブリ2606は、金属イオン
を生成するために銅または他の金属で作られた陽極本体
2608、基板22に対向する陽極本体2608の表面
上に被覆された陽極被覆2610、陽極を支持するよう
に作用し、さらに陽極本体2608に電流/電圧を供給
する1つまたは複数の電気的貫通孔294、および望ま
しくは、陽極本体2608および陽極被覆2610を介
して延びている貫通孔2612を有する。陽極アッセン
ブリ2606は、金属イオン、たとえば、銅イオンを電
解質溶液の中に放出するために、電解質セル2602内
に収容された電解質溶液と化学的に反応するように構成
されている。電解質溶液の中の金属イオンは、電解質溶
液の流れおよび/または陽極アッセンブリ2606と基
板22の間に形成された電界の組み合わせにより、基板
の下部表面に隣接する位置へ搬送される。
【0082】図18に示す実施の形態の陽極本体260
8は、陽極を介しての電解質溶液の流れを可能にする垂
直の流れのための貫通孔2612を有するように構成さ
れている。貫通孔は、電解質セルの幅の全体にわたって
陽極本体2608を介してシード層へ電解質溶液のより
均一な流体の流れを可能にする。ECP装置の他の実施
形態においては、陽極本体2608および陽極被覆26
10を通過する貫通孔2612は設けられていない。貫
通孔のないECP装置の実施の形態では、陽極の側面2
622を回り基板上のシード層15への電解質溶液の中
を流れる金属イオンが、金属イオンがシード層に流れる
につれて、シード層の全体にわたりほぼ均一であるよう
に電解質溶液の中で拡散するために、陽極本体2608
の上部表面2619と基板22上のシード層15の間の
距離Zは十分でなければならない。図15に対応して説
明したように、いくつかの実施の形態では、基板ホルダ
2604は基板を回転させてもよい。シード層のどの部
分も任意の特定の1個所の電解質溶液位置と連続して接
触していないので、この回転は基板上のシード層上の金
属膜堆積プロセスの均一性を増大させることができる。
基板ホルダ組立体2604のいくつかの実施の形態は、
この基板の回転をそなえていない。
【0083】不活性被覆が陽極ベースと電解質溶液の物
理的接触を制限しているので、図18の実施の形態に示
す陽極本体2608の上部表面すなわち電界生成面26
19は、電解質溶液と化学的に反応しない。したがっ
て、陽極本体2608の上部表面2619と電解質溶液
の間の化学反応は、無視できる。他の金属イオン源が電
解質溶液に供給されてもよい。1つの実施の形態におい
ては、再循環/リフレッシュ要素287を使用して金属
イオンを増加することにより、陽極本体2608の上部
表面2619と電解質溶液の間の相互作用により生成さ
れる通常より高いレベルの銅イオンを供給することがで
きる。他の実施形態においては、電解質溶液と反応する
陽極の下部あるいは側部表面の面積または何か他の反応
速度要因を増加することにより、付加的な銅イオン生成
を供給するように陽極本体2608を構成することがで
きる。あるいは、電界生成陽極の下に配置され、したが
ってシード層からさらに離れた別なユニットとして、別
の金属イオン生成陽極を設けることができる。めっき作
用は電圧の関数であるから、基板上のシード層上のめっ
き作用を増大させるために、コントローラ222は、陽
極本体2608とシード層の間に増強した電圧バイアス
を供給することができる。
【0084】めっきプロセスの間に、陽極本体2608
の他の部分は、電解質溶液との接触、あるいは電解質溶
液の中に金属イオンを放出するための化学的相互作用に
よって劣化するが、陽極本体2608の上部表面261
9は、このような劣化に対して陽極被覆2610によっ
て保護される。陽極被覆2610は陽極本体の上部表面
と電解質溶液の物理的接触および化学的反応を制限する
ので、陽極本体の上部表面のいかなる劣化も減少あるい
は解消される。陽極本体は劣化しないので、基板シード
層と陽極本体2608の上部表面2619の間のすべて
の位置の垂直距離は、矢印Zにより示すように、終始一
定している。上部表面が平坦である場合、陽極本体26
08の上部表面2619に沿ったすべての点は、基板シ
ード層15上の最も近い位置から距離Zだけほぼ等距離
に維持されるので、シード層15のすべての点と陽極本
体2608の上部表面2619の間の電解質溶液の抵抗
はほぼ均一に保たれる(電解質溶液の電気的特性は均質
であると思われ、したがって、電解質溶液の電気抵抗は
オームの法則にもとづいて変化する)。シード層と陽極
の間の電解質溶液の抵抗はシード層の表面の周りでほぼ
均一であるから、シード層上の電流密度もシード層の全
体にわたってほぼ均一である。このほぼ均一な電流密度
は、基板上の金属膜堆積均一性を増大させる。
【0085】図4、図18および図19の実施の形態に
示すECP装置の一実施形態において起きる化学反応
は、それぞれ基板上の金属膜のプレーティング、あるい
は金属膜のデプレーティングを行うために、陽極とシー
ド層の間に正の電圧バイアスが印加されるか、あるいは
負の電圧バイアスが印加されるかによって特徴づけられ
る。シード層の電圧が陽極の電圧レベル以下(すなわ
ち、より負)であるように、十分な正バイアスが印加さ
れれば、基板上のシード層に金属イオンがめっきされ
る。シード層の電圧が陽極の電圧レベルを充分超えるよ
うに(すなわち、より正であるように)、十分な負バイ
アスが印加されれば、シード層から銅がデプレートされ
る。
【0086】陽極アッセンブリ2606は、親水性膜2
89の中に囲まれていてもよい。電解質が親水性膜28
9を介して流れるにつれて、微粒子、および陽極と電解
質溶液の間の化学反応により発生した他の物質は、カプ
セル化膜により濾過あるいは捕捉される。図18に示す
陽極本体2608の実施の形態において、電解質溶液
は、陽極本体2608の裏面、端縁、および貫通孔の内
壁と主に化学的に反応する。親水性膜289は、電解質
溶液および金属イオンが、陽極アッセンブリ2606を
取り巻いている膜を通過できるように配置されている。
電解質溶液からある種の特定の物質を濾過するために、
親水性膜289は、膜バスケット(membrane basket)
の形式でフィルタを形成してもよい。親水性膜289
は、他の実施形態においては、陽極に平行に、かつ陽極
の上に接近して(たとえば、約0.5センチまたはそれ
以上)配置された電解質セルのおおむね全体にわたって
延びているように、ブラケットによって保持されてい
る。
【0087】親水性膜289は、約60%から80%の
間の、より望ましくは約70%の多孔率、ならびに、約
0.025μmから約1μmの間の、より望ましくは約
0.1μmから約0.2μmの間の空洞寸法を有する、
変性ポリフッ化ビニリデン膜のような親水性の多孔質膜
を有することが望ましい。親水性多孔質膜289の1つ
の例は、米国マサチューセッツ州、ベッドフォード所在
の Millipore Corporation から入手できる Durapore
親水性膜である。
【0088】電解質セルの内部表面にわたって、流れデ
ィフューザ(flow diffuser)71を備えることも可能
である。電解質溶液が流れディフューザの空洞を介して
流れることは非常に困難であり、したがって、流れディ
フューザの幅にわたって僅かな圧力差を電解質溶液に加
えても良い。流れディフューザは、電解質セル2602
の内部表面に任意の公知の適切な方法で、締着具あるい
は接着剤により、クランプし、クリップし、固定し、あ
るいは取り付けることができる。流れディフューザ71
は、流れディフューザの上の電解質溶液の幅にわたっ
て、ほぼ均一な電解質セルの垂直の流速を供給すること
を意図している。流れディフューザの空洞の寸法と数お
よび材料は、電解質溶液および金属イオンの化学的成分
と粒子寸法にもとづいて選択される。陽極アッセンブリ
2606は、電界生成面2619を陽極被覆2610に
より被覆された陽極本体2608の面上にほぼ平坦に維
持するように作用する。平坦な電界生成面2619は、
基板22に対向するように設けられる。
【0089】めっきプロセスの間、電界生成面2619
を維持する目的は、電界生成面の上の各点から基板22
の上のシード層に最も近い点への距離が、陽極本体26
08の表面の全体にわたってほぼ均一であることを保証
することである。陽極本体2608の電界生成面261
9と基板シード層22の上の最も近い点の間の距離のい
かなる差も、電界生成面上の異なる点と基板シード層の
上のそれらの対応する最も近い点の間の抵抗の変化に反
映される。オームの法則により反映されるように、電解
質溶液の抵抗は、他の液体と同様に、その媒質を介して
電流が流れなければならない距離に応じて変化するの
で、電解質溶液を通る抵抗のこの変化が生ずる。
【0090】陽極本体の部分に化学的に不活性な陽極被
覆2610を加えることにより、電界生成面2619に
対応するように構成された被覆された位置では電解質溶
液は陽極本体2608に接触しない。電解質溶液と電界
生成面2619の間の接触のこのような制限は、電界生
成面における電解質溶液中の電気化学的な反応による金
属イオンの発生を制限する。陽極被覆2610が電解質
溶液と電界生成面2619の間の化学反応を制限するの
で、電界生成面から金属イオンは発生しない。さらに、
電解質溶液との制限された接触によって、電界生成面
は、ほぼ水平な輪郭を維持する。
【0091】図18に示す実施の形態における陽極アッ
センブリ2606への陽極被覆2610の適用は、長期
間めっきに使用した後にも電界生成面がほぼ平坦なまま
であることを保証し、その結果、陽極アッセンブリ26
06と基板22の間に生成される電界の均一性を増大さ
せ、基板22の上のシード層の表面の全体にわたる電流
密度の均一性を増大させる。めっき表面に対する電流密
度のこのような均一性は、電解質セル2602の幅の全
体にわたって、基板シード層上の電解質溶液からの金属
イオンのより均一な分布をもたらす。
【0092】貫通孔2612の寸法は、基板の下部表面
に印加される電界の均一性に対するいかなる異常も制限
するために、最小であることが望ましい。いくつかの実
施の形態においては、電解質溶液との化学反応を制限す
るために、貫通孔の内部表面は被覆される。他の実施形
態においては、貫通孔は被覆されないままである。貫通
孔が被覆されていない実施の形態では、正常使用中は、
陽極からの電界の異常が基板の下部表面に印加されない
レベルに、貫通孔の幅の寸法が寸法内に留まることを保
証することが重要である。
【0093】たとえば、陽極アッセンブリ2606の片
側の上の金属イオンの濃度を増加させると、電解質セル
のその面の上の基板シード層上の金属膜堆積を増加させ
る恐れがある。したがって、貫通孔2612は、陽極本
体2608および陽極被覆2610を通してほぼ垂直に
延びており、電解質溶液が貫通孔の部分を通って上方へ
流れることを可能にする。従来の穴あけされた陽極構成
の1例が、「金属層の均一な堆積のための穴あけされた
陽極」と題する、2000年3月24日に出願された、
Dordi への米国特許出願番号第09/534,951
号に説明されている(参照して本明細書に組み入れ
る)。貫通孔2612は、陽極本体2608の表面積の
全体にわたってほぼ均一に分布していることが望まし
い。電解質溶液が陽極本体を通して上方向に垂直に流れ
ることを可能にするために、たとえば、これらの貫通孔
は、格子状の穴あけされた陽極構成で、16分の1イン
チ毎から1インチ毎まで間隔を置いて配置することがで
きる。
【0094】貫通孔2612は、陽極アッセンブリ26
06の上の電解質セル2602内に収容された電解質溶
液の全体にわたるこれらの化学反応の均一性の増大を意
図している。陽極の上部表面が被覆された場合に金属イ
オンの発生が少ないことが判明すれば、電解質溶液と陽
極の間の化学反応を増大させる方法で、貫通孔を修正す
ることが望ましいこともある。たとえば、陽極本体26
08の中心部の上に発生する金属イオンが周辺の部分と
比較して少ないと想定すれば、金属イオンの発生が少な
い位置に対応して、貫通孔2612の数あるいは寸法
を、陽極本体2608の中心部で増加することもでき
る。
【0095】ECP装置の一実施形態において、陽極本
体2608を通る貫通孔は陽極被覆を施されていない、
したがって、電解質溶液が貫通孔の中を垂直に上方向に
移動するにつれて、陽極本体の表面領域の貫通孔の表面
を形成する部分は、貫通孔を通して上方向に流れている
電解質溶液と化学的に反応する。図18の実施の形態で
は穴あけされた陽極が使用されているが、中実の銅の陽
極を使用してもよいことが予見される。中実の陽極が使
用される場合、電解質セル内の電解質溶液の金属イオン
の均一性を実現するために、なんらかの手段を設けるこ
とも可能である。このような手段は、陽極と、そこを通
って金属イオンが流れる電解質溶液を収容しているシー
ド層との間の距離を増加することを含んでも良いが、そ
れに限定されない。この増加された距離は、シード層の
全体にわたる金属イオンの濃度が、電解質セルの幅の全
体にわたって拡散により、さらに均一になることを可能
にする。電解質溶液が上方へ流れるにつれて、電解質セ
ルの幅の全体にわたって電解質溶液内の金属イオンを混
合させるために、羽根、バッフル、あるいは他の類似の
流体の流れデフレクタ(図示せず)を、電解質セルの中
に設けても良い。
【0096】電解質セルは、陽極とシード層の間の距離
が十分大きいように、したがって、電解質セルの幅の全
体にわたって拡散によってほぼ均一になるように金属イ
オンが混合するように、構成することができる。電解質
セルの全体にわたって金属イオンの均一性を増大させる
ための、これらの混合技術の組み合わせは、被覆陽極と
の組み合わせで使用される要素の意図する範囲に含まれ
る。陽極と電解質溶液の間の化学反応は、金属イオン、
たとえば銅イオンを電解質溶液の中へ放出する。類似の
化学反応が、陽極本体2608と電解質溶液の間で下部
表面2621に沿って、また、陽極本体2608の側部
表面2622で、起きることがある。
【0097】図18について考察すると、陽極アッセン
ブリ2606は、均一な電解質溶液流体の流れ、ほぼ水
平な平坦な電界生成面2619、シード層の上の均一な
金属膜堆積プロセス、および、陽極からの金属イオンの
適切な放出、と共に電解質セル2602のすべての動
作、を提供するように構成されている。さらに、陽極被
覆は、電解質セル2602との電界生成面2619の化
学反応を制限する。より平坦な電界生成面2619を維
持するこの制限された化学反応の効果は、基板22上の
シード層上の電流密度の均一性を増大させることであ
り、したがって、基板シード層の表面の全体にわたる金
属膜堆積の均一性を増大させることである。
【0098】図19は、陽極が2つの個別の陽極構成要
素に細分されたECP装置2700の別の実施の形態を
示す。1つの陽極構成要素は「金属イオン生成陽極」と
呼ばれ、金属イオンの生成に関し、1つの実施の形態に
おいては、電解質溶液に対して電界を生成する。他の陽
極構成要素は、基板の下部表面の全体にわたるシード層
に印加される、電解質溶液内の電界の均一性の増大に関
する。ECP装置2700は、基板ホルダ2604、基
板22(下向きのシード層)、内部に電解質溶液を収容
するように構成された電解質セル2602、被覆された
電界均一性増強陽極2706、および金属イオン生成陽
極2710を有する。金属イオン生成陽極2710は、
電解質溶液との化学反応により金属イオンを生成するよ
うに作用する。金属イオンは、電解質セル2602の幅
の全体にわたって、ほぼ均一に分布していることが望ま
しい。金属イオン生成陽極2710は、陽極本体271
0および複数の電気的貫通孔2712を有する。電流/
電圧は、電界生成陽極2710が電解質セル2602内
に収容された電解質溶液の中に金属イオンを生成するよ
うな方法で、電気的貫通孔2712に印加される。
【0099】この別の実施の形態に対して、金属イオン
生成陽極2710の陽極本体2710は、中実の銅の陽
極、貫通孔を有する中実の銅の陽極、1つまたは複数の
被覆された表面を有する陽極、あるいは、他の陽極本体
構成として、構成することができる。電界均一性増強陽
極2706は、電解質セル2602の幅の全体にわたっ
て電解質溶液内にほぼ均一な電界を供給するように作用
する。電解質セル2602の幅の全体にわたるこのほぼ
均一な電界は、めっき工程の間、基板22の上のシード
層に印加される電流密度の均一性を増大させるように作
用する。シード層の全体にわたる、すなわち、シード層
の中心からシード層の周囲までの電流密度の均一性の増
大は、さらに、シード層の全体にわたる金属膜堆積速度
の均一性を増大させる。
【0100】被覆された電界均一性増強陽極2706
は、導電性コア2720、化学的に不活性な被覆272
2、および、適切な支持部材を使用して金属イオン生成
陽極2710の上の中心を合わせた所定の位置に電界均
一性増強陽極2706を維持するように構成された上部
電気的貫通孔2724を有する。導電性コア2720
は、アルミニウム、銅、あるいは他の電気的に導電性の
材料のような材料で作ることができる。導電性コア27
20は、不活性被覆2722により取り囲まれ、電解質
溶液に対して封止されている。不活性被覆2722は、
不活性な化合物、あるいはTa、TaNのような合金で
作られても良く、あるいは代わりに、電界均一性増強陽
極2706の電界生成能力を実質的に減少せずに、導電
性コア2720にとって電解質溶液に対する封止能力を
備えた何らかの不活性なプラスチック材料により作られ
ても良い。
【0101】上部電気的貫通孔2724は、電解質セル
2602の側面を通すことが可能であり、必要に応じて
導電性コア2720に電流/電圧を供給するために、導
電性コア2720と電気的に接続することが可能であ
る。さらに上部電気的貫通孔2724は、電気的導電素
子の電解質セル内に収容された電解質溶液との化学反応
を制限するために、封止されている。フロー・スルー・
アパーチャ2726は、電解質溶液および/または電解
質溶液に含まれる金属イオンが電界均一性増強陽極27
06の下から電界均一性増強陽極2706の上へ上向き
に流れることを可能にするために、電界均一性増強陽極
2706を介して延びている。
【0102】基板の下部表面に印加される電界の均一性
に対するいかなる異常も制限するために、フロー・スル
ー・アパーチャ2726の寸法は最小であることが望ま
しい。いくつかの実施の形態では、フロー・スルー・ア
パーチャ2726の内部表面は、電解質溶液との化学反
応を制限するために、被覆されている。他の実施形態に
おいては、貫通孔は被覆されないままである。フロー・
スルー・アパーチャ2726が被覆されていない実施の
形態では、正常使用中は、フロー・スルー・アパーチャ
の結果として、陽極からの電界の異常が基板の下部表面
に印加されないレベルに、フロー・スルー・アパーチャ
の幅の寸法が寸法内に留まることを保証することが重要
である。
【0103】金属イオン生成陽極2710は電界均一性
増強陽極2706よりもシード層から離れて配置されて
いるので、シード層15の全体にわたって生成された電
流密度レベルに対する電気的効果は、金属イオン生成陽
極2710よりも電界均一性増強陽極2706によって
支配される。したがって、導電性コア2720のほぼ平
坦な上部表面2723を維持することは、シード層の全
体にわたって電流密度の均一性を増大するための、陽極
2706と2710の間の主要な陽極に対する考慮であ
る。したがって、めっき工程の間に、シード層の全体に
わたって生成された電流密度に対する効果が金属イオン
生成陽極2710よりも電界均一性増強陽極2706に
よる方が強いように、電気的貫通孔2712を介して金
属イオン生成陽極2710に印加された電流/電圧レベ
ルが、電気的貫通孔2724を介して電界生成陽極27
06に印加された電流/電圧レベルの量を超えないこと
を保証することが重要である。金属イオン生成陽極27
10の電流/電圧レベルから生ずる陽極に対する電流密
度効果を制限するために、陽極2706と2710の間
の垂直距離は、増加することができる。
【0104】電界均一性増強陽極2706のアパーチャ
2726は、その中を通る金属イオンを含む電解質溶液
の上向きの流れを実質的に制限しないように、フロー・
スルー・アパーチャ2726のそれぞれが所定の大きさ
に作られている格子状のパターンに構成することができ
る。したがって、アパーチャ2726の直径は、約16
分の1インチ以上とは異なることもある。不活性金属被
覆2720は、実際上、上部陽極表面、下部陽極表面、
および/またはフロー・スルー・アパーチャ2726の
表面のどの上に被覆されてもよく、それらを介して流れ
る電解質溶液に対して導電性コア2720の材料を封止
する。
【0105】基板22の上のシード層上の各点から導電
性コア2720の上部表面上のその最も近くの位置への
距離がほぼ一定であるように、導電性コア2720の上
部表面は、ほぼ平坦であり、基板上のシード層に平行で
あるよう選択される。このような距離の均一性は、基板
シード層の全体にわたって中心から周囲へ生成される電
流密度の均一性を増大させる。さらに、上部表面と電解
質溶液の間の化学反応を制限するにより、導電性コア2
720の実質的に水平な上部表面を維持することは、金
属膜堆積速度はシード層における電流密度の関数である
から、基板シード層の全体にわたって金属膜の堆積速度
の均一性を増大させる。導電性コア2720は不活性被
覆2722によって電解質溶液との接触に対して封止さ
れているので、電界均一性増強陽極2706の有効寿命
を通じて実質的に水平な上部表面は維持される。
【0106】金属イオン生成陽極2710の陽極本体2
710は、電解質セル2602の幅の全体にわたって、
ほぼ均一に金属イオンを発生する。これらの金属イオン
は、電解質セルの中を金属イオン生成陽極2710から
基板22に向かって、金属イオン生成陽極2710と基
板22の上のシード層の間に形成された電界、および電
解質セル2602内の電解質溶液のおおむね上向きの流
れを含む手段の組み合わせを使用して、上方へ運ばれ
る。金属イオンと電解質溶液は、電界均一性増強陽極2
706内のフロー・スルー・アパーチャ2726を通っ
て上方へ流れる。電界均一性増強陽極2706により生
成された電気力線は、電界均一性増強陽極から基板上の
シード層へほぼ上向きに延びている。理想的には、電解
質セル2602、電界均一性増強陽極2706、および
基板22の上のシード層は、電界均一性増強陽極270
6から基板シード層へ延びる電気力線がほぼ平行である
ように、構成される。電界均一性増強陽極2706から
基板22上のシード層へのこのようなほぼ平行な電気力
線は、基板22上のシード層の全体にわたって利用でき
る金属イオンの均一性を増大させる。したがって、金属
イオン生成陽極2706は、電解質セル内の電解質溶液
の中に、電解質セル2602の幅の全体にわたってほぼ
均一に金属イオンを発生させ、電界均一性増強陽極27
06は、電解質セル内に収容された電解質溶液の幅の全
体にわたって、電解質溶液内の金属イオンが基板上のシ
ード層に堆積する時まで、金属イオン分布のこの均一性
を維持するように作用する。
【0107】本明細書において、本発明による教示を含
むさまざまな実施の形態を示し、詳細に説明したが、当
業者はこれらの教示を含む他の多くの多様な実施の形態
を容易に案出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気化学的めっき(ECP)装置の一実施形態
の断面図である。
【図2】ECP装置の他の実施形態の斜視図である。
【図3】図2のECP装置の概略平面図である。
【図4】ECPプロセスに使用されるプロセスセルの一
実施形態の断面図である。
【図5】図4の陰極接触リングの一実施形態の部分断面
斜視図である。
【図6】各コンタクトを介する電気めっき装置を表す電
気回路の単純化された概略図である。
【図7】電解質補給装置の一実施形態の概略図である。
【図8】急速昇降アニール・チャンバの一実施形態の断
面図である。
【図9】陰極接触リングの他の実施形態の斜視図であ
る。
【図10】封入された陽極の一実施形態の断面図であ
る。
【図11】封入された陽極の他の実施形態の断面図であ
る。
【図12】封入された陽極の他の実施形態の断面図であ
る。
【図13】封入された陽極のさらに他の実施形態の断面
図である。
【図14】フリッパーロボットを有するメインフレーム
の概略平面図である。
【図15】回転可能なヘッド組立体を有する基板ホルダ
装置の他の実施形態である。
【図16】脱気モジュールの一実施形態の断面図であ
る。
【図17】脱気モジュールの他の実施形態の側部断面図
である。
【図18】陽極の一実施形態を含むECP装置を示す。
【図19】陽極の他の実施形態を含むECP装置を示
す。
【符号の説明】
12 電解質セル 14 基板ホルダ装置 16 陽極 20 接触リング 222 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダン メイダン アメリカ合衆国, カリフォルニア州, ロス アルトス ヒルズ, ミュリエッタ レーン 12000 Fターム(参考) 4K024 AA09 BA15 BB12 CB06 DA09

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき装置用の陽極アッセンブリであっ
    て、 電界生成部および電解質溶液化学反応部を有する陽極を
    含み、前記電界生成部は不活性材料を含む、陽極アッセ
    ンブリ。
  2. 【請求項2】 前記電界生成部は、めっきされる基板の
    全体にわたりほぼ均一な電界を発生するように作用す
    る、請求項1に記載の陽極アッセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記不活性金属は、タンタル、チタンお
    よびタングステンの群からの1つまたは複数の金属を含
    む、請求項1に記載の陽極アッセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記陽極の電界生成部は、前記不活性材
    料で被覆された平坦な表面を実質的に含み、前記平坦な
    表面は基板上のシード層にほぼ平行に定置され、前記シ
    ード層および前記陽極は共に電解質溶液に浸される、請
    求項1に記載の陽極アッセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記電解質溶液化学反応部は、前記電解
    質溶液の中に金属イオンを発生するように電解質溶液と
    化学的に反応する、請求項1に記載の陽極アッセンブ
    リ。
  6. 【請求項6】 前記電界生成部および前記電解質溶液化
    学反応部は、異なる構成要素の上に形成される、請求項
    1に記載の陽極アッセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記陽極に隣接して配置されたフィルタ
    をさらに有し、前記フィルタは膜フィルタである、請求
    項1に記載の陽極アッセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記フィルタは、前記陽極による前記電
    解質溶液中への粒子の発生を制限する、請求項7に記載
    の陽極アッセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記陽極は、前記陽極アッセンブリを介
    して延びる貫通孔を有する、請求項1に記載の陽極アッ
    センブリ。
  10. 【請求項10】 前記貫通孔は、前記貫通孔を介して流
    れる電解質溶液と反応するための表面を含む、請求項9
    に記載の陽極アッセンブリ。
  11. 【請求項11】 前記電界生成部および前記電解質溶液
    化学反応部は、隣接した構成要素の上に形成される、請
    求項1に記載の陽極アッセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記電界生成部は、前記電解質溶液化
    学反応部とは構造上異なる、請求項1に記載の陽極アッ
    センブリ。
  13. 【請求項13】 基板を受け入れ、前記基板上のシード
    層上に金属膜を堆積するように構成された電気化学的め
    っきシステムであって、前記電気化学的めっきシステム
    は、 ほぼ平坦な電界生成部および電解質溶液化学反応部を有
    する陽極であり、前記電界生成部は不活性材料を含む、
    陽極と、 電解質セルとを有する、電気化学的めっきシステム。
  14. 【請求項14】 前記電界生成部は、ほぼ平坦であり、
    前記基板上の前記シード層にほぼ平行であるように定置
    されている、請求項13に記載の電気化学的めっきシス
    テム。
  15. 【請求項15】 前記不活性材料は、不活性金属である
    請求項13に記載の電気化学的めっきシステム。
  16. 【請求項16】 前記不活性金属は、タンタル、チタン
    およびタングステンの群からの1つまたは複数の金属を
    含む、請求項15に記載の電気化学的めっきシステム。
  17. 【請求項17】 前記陽極の前記ほぼ平坦な電界生成部
    は前記不活性材料で被覆された平坦な表面を含み、前記
    平坦な表面は基板上のシード層にほぼ平行に定置されて
    おり、前記シード層および前記陽極は共に電解質溶液に
    浸される、請求項13に記載の電気化学的めっきシステ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記電解質溶液化学反応部は、前記電
    解質溶液内に金属イオンを発生させるために、電解質溶
    液と化学的に反応する請求項13に記載の電気化学的め
    っきシステム。
  19. 【請求項19】 前記平坦な電界生成部および前記電解
    質溶液化学反応部は、異なる構成要素の上に形成され
    る、請求項13に記載の電気化学的めっきシステム。
  20. 【請求項20】 前記陽極に隣接して配置されたフィル
    タをさらに含み、前記フィルタは膜フィルタである、請
    求項13に記載の電気化学的めっきシステム。
  21. 【請求項21】 前記フィルタは、前記陽極による前記
    電解質溶液中への粒子の発生を制限する、請求項20に
    記載の電気化学的めっきシステム。
  22. 【請求項22】 前記陽極は、前記陽極アッセンブリを
    介して延びる貫通孔を有する、請求項13に記載の電気
    化学的めっきシステム。
  23. 【請求項23】 前記貫通孔は、前記貫通孔を介して流
    れる電解質溶液と反応するための表面を含む、請求項2
    2に記載の電気化学的めっきシステム。
  24. 【請求項24】 前記平坦な電界生成部および前記電解
    質溶液化学反応部は、隣接した構成要素の上に形成され
    る、請求項22に記載の電気化学的めっきシステム。
  25. 【請求項25】 前記平坦な電界生成部は、前記電解質
    溶液化学反応部とは構造上異なる、請求項13に記載の
    電気化学的めっきシステム。
  26. 【請求項26】 陽極を使用して基板上のシード層上に
    金属膜を堆積する方法であって、前記方法は、 被覆された陽極を電解質溶液内に浸すステップであり、
    前記被覆された陽極は、ほぼ平坦な電界生成部および電
    解質溶液化学反応部を含み、前記平坦な電界生成部は不
    活性材料を含む、ステップと、 前記シード層を前記電解質溶液中に浸すステップと、 前記陽極と前記シード層との間に電圧を印加するステッ
    プとを含む、方法。
  27. 【請求項27】 前記シード層が前記ほぼ平坦な電界生
    成部にほぼ平行である位置まで、前記シード層が前記電
    解質溶液に浸される、請求項26に記載の方法。
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