JP2002145655A - 石膏系建材 - Google Patents

石膏系建材

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JP2002145655A
JP2002145655A JP2000339591A JP2000339591A JP2002145655A JP 2002145655 A JP2002145655 A JP 2002145655A JP 2000339591 A JP2000339591 A JP 2000339591A JP 2000339591 A JP2000339591 A JP 2000339591A JP 2002145655 A JP2002145655 A JP 2002145655A
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acid
urea
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Michio Nishi
美知男 西
Itaru Yokoyama
至 横山
Katsumi Tada
勝見 多田
Yuji Ataka
勇二 安宅
Goji Goto
剛司 後藤
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Yoshino Gypsum Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Gypsum Co Ltd
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/14Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、石膏系建材が本来的に有する利便
性、断熱性等に加えて、合板等の建材及び家具等の組み
立て等にホルムアルデヒド系接着剤が用いられていて
も、それから発生する揮発性有機化合物、特に代表的物
質であるホルムアルデヒドや喫煙に起因するアルデヒド
等を捕捉して再放出せず、優れた消臭性を発揮する安価
な石膏系建材を提供することを目的とする。 【解決手段】 尿素類及び/又はメラニン類を含むこと
を特徴とする石膏系建材を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消臭性を有する石
膏系建材に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の住宅産業においては、工法の合理
化や効率化によるコストの削減が進められる一方で、建
築材料の高性能化や品質の安定化が図られるとともに、
省エネルギーの観点から、室内空間の高気密化や高断熱
化を高めるように設計・施工されることが多くなってき
ている。
【0003】それに伴い、合板等の建材から、又これら
の建材の施工時に、或いは調度品の家具類の組み立て等
に使用された接着剤等から発生するVOC(揮発性有機
化合物)、なかでもその代表物質であるホルムアルデヒ
ドによる室内空気の汚染が問題となっている。
【0004】特に、合板の貼り合わせに使用される接着
剤はホルムアルデヒド系接着剤が主流となっており、こ
の種の接着剤はそれ自身が問題となるホルムアルデヒド
を放散する欠点を除けば、非常に安価で、極めて接着力
に優れた接着剤であり、これに代わる有力な接着剤は未
だに見出されていないのが現状である。
【0005】また、室内での喫煙に起因するアセトアル
デヒドによる室内空気の汚染についても問題となってい
る。
【0006】このため、室内空気の汚染を防止する対策
として、ホルムアルデヒドを含まない接着剤等を用いる
方法や換気することによって室内の汚染濃度を希釈する
方法等が行われている。
【0007】しかしながら、ホルムアルデヒドを含まな
い接着剤等を用いることは、ホルムアルデヒド系接着剤
と同程度に優れた接着性を得るのに必然的に高価になり
経済的でなく、又換気によるのではアルデヒド類等の希
釈には効果はあるものの、あくまでもこれらの悪臭物質
発生後の措置であることに変わりはなく、絶えず室内の
空気を外気と入れ替える必要がある点で省エネルギー上
問題がある。
【0008】このような背景から、住宅産業において
は、室内空間に面する建材に限らず、外装材と内装材の
間、間仕切壁構造の内部、天井裏又は床下等の構造に使
用される合板等の建材や接着剤、更には家具等の調度類
から発生するホルムアルデヒド等のVOCをいち早く捕
捉して消臭することに関心が向けられている。
【0009】その点、利便性、断熱性及び経済性に優
れ、ある程度の通気性を有する内装下地材として広く使
用されている石膏系建材においては、該建材に上記VO
Cを捕捉し消臭機能を付与する種々の試みがなされてき
ている。例えば、特開昭62−178642号公報に
は、石膏ボードに木炭を添加することが提案されてお
り、また特開平11−303303号公報には、石膏ボ
ードにカテキン及びシリカゲルを添加することにより消
臭及び抗菌等の機能を付与することが提案されている。
更に、特開平11−20109号公報には、石膏ボード
に有機アミノ化合物を用いたホルムアルデヒド捕捉層を
有する化粧シートを用いて消臭効果をもたらすことが提
案されている。
【0010】しかし、石膏ボードに関する上記の提案で
は、特に問題となる合板等の建材、家具類等に由来する
ホルムアルデヒドや喫煙に起因するアセトアルデヒド類
に代表されるVOCの捕捉効果(消臭効果)は十分では
なかった。これは、石膏ボードの消臭機能が添加材の吸
着作用を利用したものであり、室内の温湿度条件が変わ
ると一旦吸着されたホルムアルデヒド等が再放出される
ためである。更に、これらのアルデヒド類を捕捉する目
的で添加される物質は高価であるため、上記石膏ボード
のような石膏系建材も結果として高価な材料とならざる
を得なかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記事情に鑑み、石膏系建材が本来的に有する利便
性、断熱性等に加えて、合板等の建材及び家具等の組み
立て等にホルムアルデヒド系接着剤が用いられていて
も、それから発生するVOC、なかでもその代表物質で
あるホルムアルデヒドや喫煙に起因するアセトアルデヒ
ド等を捕捉して再放出せず、優れた消臭性を発揮する安
価な石膏系建材を提供することにある。又、本発明は、
上記の優れた特性のみならず、優れた吸放湿性及び撥水
性をも兼ね備える石膏系建材を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、尿素類及び/又
はメラミン類を含むことを特徴とする石膏系建材を提供
する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。
【0014】本発明における石膏系建材とは、石膏を主
材とする建材であれば形状を問わず使用することができ
る。例えば、形状が板状を成す石膏系建材として、JI
SA 6901に規定されている石膏芯が石膏ボード用
原紙で被覆されて形成されたせっこうボード、JIS
A 6301に規定されている吸音用あなあきせっこう
ボード或いはガラス繊維布入り石膏板等が挙げられる。
また、粉末状の石膏系建材としては、JIS A 69
04に規定されているせっこうプラスター、石膏系接着
剤、石膏系セルフレベリング床材、石膏系パテ類及び石
膏系目地処理材等を例示することができる。そして、ま
た、この石膏系パテ類及び石膏系目地処理材には、直ち
に使用できる状態に練ってペーストないしはスラリー状
にしているものがある。
【0015】尚、上記の石膏には、大きく分けて二水石
膏、半水石膏及び無水石膏の3形態があり、粉末状の石
膏系建材には、天然石膏、燐酸石膏及び排脱石膏に代表
される化学石膏を単独又は組み合わせて焼成処理された
公知のβ型半水石膏、α型半水石膏若しくは無水石膏又
はこれらの混合物が主材として用いられる。また、形状
が板状を成す石膏系建材の芯材は、上記半水石膏が主材
として用いられ、これに水を加えて混練し、成型及び硬
化して得られたものであり、また直ちに使用できる状態
に練られてある石膏系建材には、焼成前の石膏、いわゆ
る二水石膏及び無水石膏が使用される。
【0016】本発明者らは、上記した従来技術の課題を
解消し、石膏系建材の経済性を活かしつつ、優れた消臭
性を有する石膏系建材を開発すべく検討を行った結果、
尿素類やメラミン類が他のアルデヒド類捕捉性を示す物
質よりも安価であるにも拘らず、揮散したホルムアルデ
ヒド等を有効に捕捉し、同等の消臭性を示し、かつそれ
らを石膏に含有させてもその効果が低減しないことを見
出した。また、このようにアルデヒド類を捕捉した石膏
系建材を過酷な加温条件等に晒した場合であっても、捕
捉したアルデヒド類等を再放出しないことを見出した。
更に、これらの物質に無機系吸放湿性物質及び/又は撥
水性付与剤を併用すると、互いの性能が相殺されること
なく、優れた吸放湿性及び/又は撥水性をも高めること
ができることをも見出した。
【0017】また、上記知見に加えて、これらのアルデ
ヒド類の捕捉作用を有する物質は、多少の吸湿性を呈す
ることが一般的に知られていることから、石膏系建材の
強度維持を図り、又特に板状のものの長期にわたる形状
安定性を確保することを目的として検討し、有機カルボ
ン酸及び/又は硼酸を添加することにより、上記形状安
定性は向上することをも知見して、本発明に至った。
【0018】先ず、本発明におけるアルデヒド類捕捉性
物質である尿素類・メラミン類について説明する。当該
構成成分として使用される尿素類としては、尿素、チオ
尿素、メチル尿素、エチル尿素、ヒドロキシ尿素、ジフ
ェニル尿素、アセチル尿素、プロピレン尿素、メチロー
ル尿素、ジメチロール尿素、トリメチロール尿素、グア
ニル尿素、グアニルチオ尿素、グルコシルウレア等及び
それらの誘導体や尿素樹脂中間体から選択される1種又
は2種以上を組み合わせて使用することができる。又、
本発明に使用できるメラミン類としては、石灰窒素より
直接製造されたもの、ジシアンジアミドをアンモニア共
存下で高圧反応容器中で反応せしめて製造したもの等、
種々の製法によって得られた種々の品位のメラミン単体
を始め、その誘導体等を使用することができる。特に、
尿素及び/又はメラミンは、他の公知のアルデヒド類捕
捉性を示す物質よりも安価であるため、本発明の使用に
適している。これらは、常温で固体又は液体であり、上
記石膏系建材の種類に応じて何れも使用することができ
る。
【0019】これらの石膏への添加方法としては、特に
限定されず、粉末若しくは液体のまま又はスラリー状若
しくは溶液として石膏に直接添加してもよく、石膏系建
材に含有させる混和材等と予め混合し、練り合わせる等
してもよく、さらに石膏ボードのように表面材を有する
ものであれば、その表面材に内添してもよい。
【0020】尿素類及び/又はメラミン類の添加量とし
ては、石膏100重量部当たり0.1〜10重量部、望
ましくは0.1〜5重量部、更に望ましくは0.1〜2
重量部がよい。これらを石膏に添加する場合、その添加
量に比例して前記消臭性は向上するが、上記範囲を超え
て添加量を増しても石膏系建材の強度的特性を低下させ
ることになり、又上記範囲より少ない場合には、当該消
臭性の発現が不充分となるためである。
【0021】次に、本発明において上記のように強度維
持、長期の形状安定性を目的とする有機カルボン酸等に
ついて説明する。本発明に使用することができる有機カ
ルボン酸類としては、常温で液体である蟻酸、酢酸、プ
ロピオン酸、絡酸、吉草酸、アクリル酸、メタクリル
酸、プロピオル酸、オレイン酸、マレイン酸、フマル
酸、蓚酸、マロン酸等、及び上記の酸に異性体が存在す
る場合はそれらの異性体、並びにそれらの誘導体と上記
の酸の塩化合物の他、常温で固体であるコハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、蓚酸、クエン酸、リンゴ酸等、並
びに上記の酸に異性体が存在する場合にはそれらの異性
体、並びにそれらの誘導体と上記の酸の塩化合物のいず
れもを前記石膏系建材の種類に応じて使用することがで
きるが、特に酒石酸が適している。また、同様の目的の
ために上記有機カルボン酸類の代わりに、若しくは併用
して硼酸を含有させることもできる。
【0022】上記有機カルボン酸類等の添加方法として
は、粉末若しくは液体のまま又はスラリー状若しくは溶
液として石膏に直接添加してもよく、また後述する混和
材等と予め混合し、練り合わせる等してもよい。又、下
記の無機系吸放湿性物質に予め吸収、吸着させてもよ
く、また当該吸放湿性物質表面にコーテイングすること
もできる。
【0023】これらの有機カルボン酸及び/又は硼酸の
添加量としては、石膏100重量部当たり0.01〜1
重量部、望ましくは0.01〜0.4重量部、更に望ま
しくは0.01〜0.1重量部がよい。有機カルボン酸
は、石膏の凝結遅延剤としても周知の物質であり、上記
範囲を超えて添加した場合には、石膏の凝結硬化が著し
く遅延されるためであり、上記範囲より少ない場合には
特に板状の石膏系建材の長期形状安定性を向上させるに
は至らない。
【0024】更に、本発明の石膏系建材に配合すること
ができる無機系吸放湿性物質について説明する。
【0025】本発明に使用できる無機系吸放湿性物質と
しては特に限定されず、石膏系建材が置かれる周辺湿度
によって吸放湿性を呈するあらゆる物質を使用すること
ができる。例えば、ゼオライト群、珪藻土(例えば、稚
内層珪藻頁岩等)、アパタルジャイト、モンモリロナイ
ト(酸性白土)等の粘土鉱物が一般的に知られており、
本発明においては、これらをいずれも使用できる。特
に、これらをか焼処理又は酸処理したものは、未処理品
よりも優れた吸放湿性能を示すことが知られており、特
に好適である。例えば、酸性白土を酸処理した活性白土
等も好適に使用できる。勿論、上記したような無機系吸
放湿性物質を1種或いは2種以上配合して使用しても構
わない。
【0026】無機系吸放湿性物質の配合量としては、石
膏100重量部に対して3〜30重量部、好ましくは5
〜20重量部とする。これらの無機系吸放湿性物質は、
配合量を多くするほど吸放湿性能を増加させることがで
きるが、その反面、上記範囲を超えて配合しても、石膏
系建材の強度を低下させることとなるので好ましくな
い。一方、3重量部未満の配合量では、石膏系建材に明
らかな吸放湿性能の向上を発現させるには至らない。
【0027】又、本発明の石膏系建材に撥水性を付与す
る目的で配合することができる撥水性付与剤について説
明する。本発明に使用できる撥水性付与剤としては、公
知となっているあらゆる種類のものを使用することがで
きるが、本発明者らは、性能、価格及び養生時間等を勘
案しつつ検討したところ、下記に挙げるようなシリコー
ン系撥水性付与剤及び/又はパラフィン系撥水性付与剤
が適していることが解った。
【0028】シリコーン系撥水性付与剤の好適なものと
しては、具体的には、例えば、特許第2739872号
公報に記載されているようなオルガノシロキサン、特許
第2686792号公報に記載されているようなオルガ
ノポリシロキサンを挙げることができる。
【0029】又、パラフィン系撥水性付与剤の好適なも
のとしては、特公平7−61889号公報に記載されて
いる、融点40〜90℃のワックス類とオレフィン−無
水マレイン酸誘導体等を、アルカリ性下で水中に乳化し
た後、ポリビニルアルコールを含有させてなるエマルシ
ョンを挙げることができる。
【0030】撥水性付与剤の配合量は特に限定されない
が、本剤を添加して石膏ボードを製造した場合に、その
2時間全吸水率(J I S A 6901準拠)が10
%以下に抑制できる量であればよい。シリコーン系撥水
性付与剤であれば、石膏100重量部に対して0.05
〜1重量部、好ましくは0.3〜0.7重量部とし、パ
ラフィン系撥水性付与剤であれば石膏100重量部に対
して0.5〜5重量部、好ましくは2〜4重量部とす
る。これらの撥水性付与剤は、上記範囲内で配合量を増
加すると、その添加量に伴い上記した2時間全吸水率を
低下させることができ、撥水性が向上するが、上記範囲
を超えて添加しても、撥水効果の割りに材料にかかる費
用が高価となり、経済性に劣ることとなる。一方、いず
れの撥水性付与剤においても、上記範囲未満では配合量
が少な過ぎて、所望の撥水性が得られない。
【0031】本発明の石膏系建材においては、前記のよ
うに、ホルムアルデヒド捕捉性物質及び形状安定性等を
付与する物質を添加し、更にこれらに無機系吸放湿性物
質及び/又は撥水性付与剤を併用することにより、それ
ぞれの持つ性能が相殺されることなく、石膏系建材に、
それぞれの性能を同時に有効な状態で相乗的に付加する
ことが可能となる。この結果、優れたホルムアルデヒド
捕捉性(消臭性)、形状安定性等とともに、吸放湿性、
撥水性のうちの一又は二以上の性能、ひいては全ての性
能を兼ね備えた石膏系建材を得ることができる。
【0032】尚、本発明の石膏系建材の代表例である石
膏ボードは、通常の石膏ボード製造ラインで製造するこ
とができ、その他の添加材料として、例えば、バーミキ
ュライト、パーライトやパルプ繊維及び/又はガラス繊
維等の公知の混和材や公知の発泡剤や凝結調整剤等が使
用できることは言うまでもない。又、本発明の石膏系建
材のうちの石膏プラスター、石膏系パテ又は石膏系目地
処理材も、同様にそれぞれ通常の製造装置で製造するこ
とができ、その他の添加材料として、パーライト及び/
又はバーミキュライト等の公知の軽量骨材やマイカ等の
充填剤、公知の粘度調整剤や凝結調整剤等が使用できる
ことは言うまでもない。 [実施例]次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。本発明の石膏系建材はそれぞれ石
膏を主材としており、建材としては同様の性能を示すの
で、ここでは、石膏ボードを例に挙げて説明する。
【0033】実施例及び比較例の試験を行うに当たり、
アルデヒド類捕捉性物質として「尿素」(試薬1級)
を、又有機カルボン酸として「酒石酸」(試薬1級)を
用いた。又、無機系吸放湿性物質としては、活性白土を
用いた。具体的には、日本活性白土(株)製の「ニッカ
ライトG−36」(商品名)である。更に、撥水性付与
剤として、シリコーン系撥水性付与剤を用いた。具体的
には、信越化学(株)製の「KF−99」(商品名)を
用いた。 [石膏ボードサンプルの前処理]下記実施例及び比較例
に示す方法で得られた石膏ボードのサンプルから、それ
ぞれ30cm角の試験片を6枚ずつ採取し、40℃の恒
温で乾燥して測定用試験片とした。そして、各々2枚ず
つを、吸放湿性測定用、ホルムアルデヒド捕捉性測定
用、2時間全吸水率測定用として用いた。 [ホルムアルデヒド捕捉性能の測定]ホルムアルデヒド
捕捉性能は、以下の方法により決定した。先ず、試験片
の表面を除く全ての面をアルミテープでシールして試験
片の表面のみから吸放湿するようにし、そのシール処理
した試験片を室温25℃・相対湿度70%の恒温恒湿器
内に24時間静置した後、室温25℃・相対湿度70%
の恒温恒湿器内において、5リットルの密閉容器中にホ
ルムアルデヒドの0.35重量%希釈液2ミリリットル
と上記試験片を併置し、経過時間毎の密閉容器内のホル
ムアルデヒド気中濃度をガステック(株)製GV−10
0Sガス検知管により測定し、平衡となった気中濃度
(3時間後の気中濃度)によりホルムアルデヒドの捕捉
性を比較した。得られた2個の試験片についての測定値
の平均値を測定結果(平衡気中濃度)とし、表1〜2に
纏めて示した。
【0034】更に、上記のホルムアルデヒドを捕捉させ
た試験片を取り出し、室温25℃・相対湿度70%の恒
温恒湿器内において、直ちに新規の5リットルの密閉容
器中に入れて静置し、その後、恒温,恒温器内の温度を
40℃に上昇させ、経過時間毎の密閉容器内のホルムア
ルデヒド気中濃度をガス検知管により測定し、平衡とな
った気中濃度(3時間後の気中濃度)によりホルムアル
デヒドの再放出性を比較した。得られた2個の試験片の
測定値の平均値を測定結果(再放出気中濃度)とし、表
1〜3に纏めて示した。 [加湿たわみの測定]得られた石膏ボードについて、A
STM C473に従い加湿たわみの測定を行った。 [吸湿量の測定]吸湿量は、先ず、試験片の表面を除く
全ての面をアルミテープでシールして試験片の表面のみ
から吸湿するようにし、そのシール処理した試験片を室
温25℃・相対湿度50%の恒温恒温器内に24時間静
置した後、室温25℃・相対湿度90%の恒温恒温器内
に24時間静置することにより、各試験片の吸湿量を測
定した。 [全吸水率の測定]2時間全吸水率は、J I SA69
01に規定する方法に従って、試験片を20±3℃の水
中に2時間浸漬して測定した。
【0035】実施例l〜20及び比較例1 通常の石膏ボード製造ラインにおいて、「尿素」及び
「酒石酸」を、石膏100重量部に対して表1に示す添
加量の範囲で変化させ石膏芯に添加して、通常の製造条
件によって実施例1〜3の石膏ボードを得た。又、上記
「尿素」及び「酒石酸」のいずれも添加しない石膏ボー
ドについても通常の製造条件にて製造し、比較例1の石
膏ボードを得た。これらの石膏ボードは、それぞれ、厚
さ12.5mm及び比重0.70の石膏ボードであっ
た。上記20種類の石膏ボードに前記の前処理を行い、
ホルムアルデヒド捕捉性の測定を行った。その結果を表
1に示す。
【0036】実施例21〜23 通常の石膏ボード製造ラインで、石膏に添加する「尿
素」及び「酒石酸」の量を、石膏100重量部に対して
それぞれ1.0重量部及び0.1重量部となるよう一定
量添加し、且つ更に「ニッカライトG−36」を石膏1
00重量部に対して20重量部添加したもの、「KF−
99」を石膏100重量部に対して0.5重量部添加し
たもの、石膏100重量部に対して「ニッカライトG−
36」20重量部及び「KF−99」0.5重量部を添
加したものをそれぞれ製造し、実施例21〜23の3種
類の石膏ボードを得た。これらの石膏ボードは、それぞ
れ、厚さ12.5mm及び比重0.70の石膏ボードで
あった。それぞれの石膏ボードについて前記と同じ前処
理を行い、ホルムアルデヒド捕捉性能、吸放湿性及び全
吸水率を上記測定方法に従って測定した。その結果を表
2に示す。
【0037】比較例2〜4 通常の石膏ボード製造ラインにおいて、石膏に石膏10
0重量部に対して、「尿素」、「酒石酸」、「ニッカラ
イトG−36」及び「KF−99」のいずれも添加して
いないもの、「ニッカライトG−36」のみを20重量
部添加したもの、「KF−99」のみを0.5重量部添
加したものをそれぞれ製造し、表2の比較例2〜4の3
種類の石膏ボードを得た。これらの石膏ボードは、実施
例で得られた石膏ボードと同様に、それぞれ、厚さ1
2.5mm及び比重0.70の石膏ボードであった。こ
れらの石膏ボードについても同様に前記と同じ前処理を
行い、ホルムアルデヒド捕捉性能、吸放湿性及び全吸水
率を前記の測定方法に従って測定した。その結果を表2
に示す。尚、比較例2は表1のそれと同一のサンプルに
ついてのものである。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】 表1に示したように、石膏ボードに本発明の構成成分
(1)のホルムアルデヒド捕捉性物質を添加することに
より、比較例1に比較してホルムアルデヒドの平衡気中
濃度及び再加温における再放出気中濃度を大きく減少さ
せられることは明らかである。又、尿素を単独で添加し
た場合には、その添加量の増加に伴い加湿たわみ、即ち
長期にわたる形状安定性は悪化する傾向を示すものの、
酒石酸と組み合わせることにより、酒石酸の添加量の増
加に伴い、加湿たわみが減少し、形状安定性が向上して
いる。
【0040】又、表2から明らかなように、尿素及び酒
石酸を加えた石膏ボードに、更に無機系吸放湿性物質と
撥水性付与剤の何れか一方又は両方を組み合わせて添加
した石膏ボードについての実施例21〜23から、ホル
ムアルデヒド捕捉性能は無機系吸放湿性物質及び/又は
撥水性付与剤を更に石膏ボードに添加しても影響を受け
ず、それぞれの添加剤を加えることにより、更に吸放湿
性、撥水性等が相乗的に付加されていることは明らかで
ある。
【0041】以上のことから、(1)尿素を石膏に所定
量添加することにより、当該物質の持つ優れたホルムア
ルデヒド捕捉性を石膏系建材に安価に付与できること、
(2)尿素とともに酒石酸を所定量添加することによ
り、特に石膏系建材の形状安定性(たわみ性)を改善す
ることができること、(3)本発明構成成分である尿素
及び酒石酸の他に、無機系吸放湿性物質又は撥水性付与
剤を石膏に添加させることにより、優れたホルムアルデ
ヒド捕捉性(消臭性)及び形状安定性とともに吸放湿性
又は撥水性を有効かつ相乗的に石膏系建材に付与させる
ことができること、(4)本発明構成成分である尿素及
び酒石酸の他に、無機系吸放湿性物質及び撥水性付与剤
を石膏に添加させることにより、優れたホルムアルデヒ
ド捕捉性及び形状安定性とともに、吸放湿性、撥水性を
有効かつ相乗的に石膏系建材に付与させることができる
こと(5)上記各構成成分、無機系吸放湿性物質、撥水
性付与剤の添加量・配合量をそれぞれ個別に変えること
により、石膏系建材の種類、施工方法等により要求され
る上記したような性能を自由に可変することが可能であ
ることは明らかである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
石膏系建材が本来的に有する利便性や断熱性等に加え
て、優れた消臭性を有する安価な石膏系建材を得ること
ができ、更に上記のように所定の材料を配合することに
より、更に吸放湿性、撥水性のうちのいずれの性能をも
適宜組み合わせて、ひいては全ての性能を有効かつ相乗
的に兼ね備えた石膏系建材が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/64 E04B 1/64 D 1/92 1/92 //(C04B 28/14 (C04B 28/14 24:12 24:12 A 24:04 24:04 22:08 22:08 Z 14:10 14:10 Z 24:42) 24:42) A 111:72 111:72 (72)発明者 多田 勝見 東京都足立区江北2丁目2番1号 吉野石 膏株式会社技術研究所内 (72)発明者 安宅 勇二 東京都足立区江北2丁目2番1号 吉野石 膏株式会社技術研究所内 (72)発明者 後藤 剛司 東京都足立区江北2丁目2番1号 吉野石 膏株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 2E001 DB03 DH21 HA03 HE09 JA02 JA12 JA13 JA22 JC08 JD00 4D020 AA08 BA16 BB07 CA01 4D052 CA09 CE00 HA24 HB02 4G012 PA06 PB05 PB16 PB20 PB41 PC11 4G066 AA11D AA47C AA56D AA64B AB06B AB07D AB10B AB12B AB15B AE04D AE06D CA01 CA52 DA03 FA11 FA14 FA25 FA37

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尿素類及び/又はメラミン類を含むこと
    を特徴とする石膏系建材。
  2. 【請求項2】 更に、有機カルボン酸類及び/又は硼酸
    を含む請求項1に記載の石膏系建材。
  3. 【請求項3】 上記の尿素類が、尿素、チオ尿素、メチ
    ル尿素、ジフェニル尿素、エチル尿素、ヒドロキシ尿
    素、アセチル尿素、プロピレン尿素、メチロール尿素、
    ジメチロール尿素、トリメチロール尿素、グアニル尿
    素、グアニルチオ尿素、グルコシルウレア等及びそれら
    の誘導体から選択される1種又は2種以上である請求項
    1又は2に記載の石膏系建材。
  4. 【請求項4】 上記のメラミン類が、メラミン単体又は
    その誘導体から選択された1種又は2種以上の混合物で
    ある請求項1〜3の何れか1項に記載の石膏系建材。
  5. 【請求項5】 上記の有機カルボン酸類が、蟻酸、酢
    酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、アクリル酸、メタク
    リル酸、プロピオル酸、オレイン酸、マレイン酸、フマ
    ル酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピ
    ン酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸等、及び上記酸に異
    性体が存在する場合はそれらの異性体、並びにそれらの
    誘導体と上記の酸の塩化合物から選択された1種又は2種
    以上の混合物である請求項2〜4に記載の石膏系建材。
  6. 【請求項6】 上記尿素類及び/又はメラミン類を石膏
    100重量部に対して0.1〜10重量部含む請求項1
    〜5の何れか1項に記載の石膏系建材。
  7. 【請求項7】 上記有機カルボン酸及び/又は硼酸を
    石膏100重量部に対して0.01〜0.5重量部含む
    請求項2〜6の何れか1項に記載の石膏系建材。
  8. 【請求項8】 上記尿素類及び/又はメラミン類が、尿
    素及び/又はメラミンである請求項1〜7の何れか1項
    に記載の石膏系建材。
  9. 【請求項9】 上記有機カルボン酸が、酒石酸である請
    求項2〜8の何れか1項に記載の石膏系建材。
  10. 【請求項10】 更に、無機系吸放湿性物質を配合して
    なる請求項1〜9の何れか1項に記載の石膏系建材。
  11. 【請求項11】 更に、撥水性付与剤を配合してなる請
    求項1〜10の何れか1項に記載の石膏系建材。
  12. 【請求項12】 無機系吸放湿性物質が、活性白土であ
    る請求項10又は11に記載の石膏系建材。
  13. 【請求項13】 撥水性付与剤が、シリコーン系撥水性
    付与剤及び/又はパラフィン系撥水性付与剤である請求
    項11又は12に記載の石膏系建材。
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