JP4169675B2 - 塗り壁用石膏系塗材及び塗り壁用石膏系塗材を塗装する方法 - Google Patents

塗り壁用石膏系塗材及び塗り壁用石膏系塗材を塗装する方法 Download PDF

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Description

本発明は、塗り壁用石膏系塗材及び塗り壁用石膏系塗材を塗装する方法に関する。
最近の住宅は、建築工法を合理化及び効率化することによって、安価に設計及び施工されることが多くなっている。また、住宅としての性能を高め、住宅の品質を安定化するとともに、省エネルギーの観点から室内空間の断熱性及び気密性能が高められている。室内空間の気密性能を高めると、結露が生じ易くなり、居住適性が低下する場合もあるが、近年における居住者の健康及び快適な居住空間に対する関心の高まりは著しく、結露の防止に加えて、室内の湿度を快適な範囲に調節すること(調湿)に有効な、吸放湿性能が高く作業性に優れた塗り壁用塗材の開発が熱望されている。
一方、従来の塗り壁用塗材としては、例えば、焼石膏、パーライト及び凝結遅緩剤を含む軽量石膏プラスターにおいて、焼石膏100部当たり珪藻土10乃至20部を均一に混合して得られる軽量石膏プラスターが開示されている(特許文献1参照)。
また、石膏に稚内層珪藻土の粉砕物を添加した調湿機能材料も開示されている(特許文献2参照)。ここで、稚内珪藻土は、一般の珪藻土と比較して高い吸放湿性能を有する。
さらに、1〜60重量部のα−半水石膏、99〜40重量部のβ−半水石膏、及び吸放湿性物からなる内装材組成物も開示されている(特許文献3参照)。ここで、上記の吸放湿性物は、珪藻土並びにA型及びB型シリカゲルなどから選択される少なくとも一つの粘土鉱物であり、上記の吸放湿性物の添加量は、主材の石膏100重量部に対し0.5〜10重量部であることが好ましい。
また、半水石膏、炭酸カルシウム、及び調湿剤を主成分とする高機能塗り壁材並びにその高機能塗り壁材も開示されている(特許文献4参照)。ここで、調湿剤は、珪藻土及びB型シリカゲルなどから選択される少なくとも一つの物質であり、好ましくはB型シリカゲルである。また、上記の調湿剤は、5重量%〜30重量%の範囲で添加される。
しかしながら、特許文献1に開示される軽量石膏プラスターの吸放湿性能は低く、壁層を形成する際の可使時間が短く、この軽量石膏プラスターから調製されるペーストの伸び、鏝滑り、及びペーストのダレのような作業性並びに形成された壁の表面平滑性が低い。また、この軽量石膏プラスターは、ペーストの硬化乾燥後における石膏プラスターの曲げ強さ等の強度が低いという問題点も有する。
また、特許文献2に開示される調湿機能材料においては、稚内珪藻土は、明度、色相、及び彩度に劣り、白色度が低いため、稚内珪藻土を石膏などに添加して塗材を調製し、その塗材を使用して壁面の表面(化粧層)を形成すると、著しく美観を損なうことになる。また、上記の調湿機能材料から調製されるペーストの伸び、鏝滑り、及びペーストのダレのような作業性が低く、この調湿機能材料は、仕上げ塗り壁用塗材として好ましくない。
さらに、特許文献3に開示される内装材組成物においては、吸放湿性物を使用することにより、この内装材組成物は、所定の湿度以上で吸湿し、所定の湿度以下で放湿し、大きな吸放湿性能を有するが、内装用組成物の塗布に関する作業性を向上させるためには、所定の量の軽量骨材及び所定の量の糊剤をさらに添加しなければならず、内装材組成物のコストが高くなる。
また、特許文献4に開示される高機能塗り壁材は、調湿性に優れた塗り壁材を提供することができるが、高機能塗り壁材を壁に塗る際の作業性は、不十分である。
特開昭49−80128号公報(特許請求の範囲) 特開平4−354514号公報(第8段落及び図8) 特開平11−157909号公報(請求項1、第11−15段落、第31段落) 特開2001−31463号公報(請求項1、第19―21段落、第37段落)
本発明の第一の目的は、より良好な作業性を有する塗り壁用石膏系塗材を提供することである。
本発明の第二の目的は、より良好な作業性を有する塗り壁用石膏系塗材を塗装する方法を提供することである。
本発明の第一の態様は、100重量部の焼石膏当たり7重量部以上30重量部以下の珪藻土及び0.5重量部以上7重量部未満のシリカゲルを含むことを特徴とする塗り壁用石膏系塗材である。
本発明の第二の態様は、100重量部の焼石膏当たり7重量部以上30重量部以下の珪藻土及び0.5重量部以上7重量部未満のシリカゲルを配合して、塗り壁用石膏系塗材を得るステップと、前記塗り壁用石膏系塗材に水を混合するステップと、前記塗り壁用石膏系塗材を下地材に塗布するステップとを含むことを特徴とする塗り壁用石膏系塗材を塗装する方法である。
本発明の第一の態様によれば、より良好な作業性を有する塗り壁用石膏系塗材を提供することができる。
本発明の第二の態様によれば、より良好な作業性を有する塗り壁用石膏系塗材を塗装する方法を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態の例を説明する。以下の説明においては、「本発明」又は「発明」の用語は、本発明の実施の形態の例を意味するものとする。
本発明は、石膏組成物及び塗材を塗装する方法に関する。
本発明は、十分な吸放湿性能及び十分な作業性を有する石膏組成物を提供することを目的とする。
また、本発明は、十分な作業性を有し、十分な吸放湿性能を有する塗材を塗装する方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、石膏組成物において、100重量部の石膏当たり7重量部以上30重量部以下の珪藻土及び0.5重量部以上7重量部未満のシリカゲルを含むことを特徴とする。
第1の発明によれば、100重量部の石膏当たり7重量部以上30重量部以下の珪藻土及び0.5重量部以上7重量部未満のシリカゲルを含むので、十分な吸放湿性能及び十分な作業性を有する石膏組成物を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明の石膏組成物において、前記珪藻土は、非晶質シリカを主成分とすることを特徴とする。
第2の発明によれば、前記珪藻土は、非晶質シリカを主成分とするので、十分な吸放湿性能及び十分な作業性を有する石膏組成物を提供することができる。
第3の発明は、又は第2の発明の石膏組成物において、前記シリカゲルは、B型シリカゲルであることを特徴とする。
第3の発明によれば、前記シリカゲルは、B型シリカゲルであるので、さらに改善された吸放湿性能を有する石膏組成物を提供することができる。
第4の発明は、塗材を塗装する方法において、100重量部の石膏当たり7重量部以上30重量部以下の珪藻土及び0.5重量部以上7重量部未満のシリカゲルを配合して、石膏組成物を得るステップと、前記石膏組成物に水を混合して、塗材を得るステップと、前記塗材を下地材に塗布するステップとを含むことを特徴とする。
第4の発明によれば、100重量部の石膏当たり7重量部以上30重量部以下の珪藻土及び0.5重量部以上7重量部未満のシリカゲルを配合して、石膏組成物を得るステップと、前記石膏組成物に水を混合して、塗材を得るステップと、前記塗材を下地材に塗布するステップとを含むので、十分な作業性を有し、十分な吸放湿性能を有する塗材を塗装する方法を提供することができる。
第5の発明は、第4の発明の塗材を塗装する方法において、前記珪藻土は、非晶質シリカを主成分とすることを特徴とする。
第5の発明によれば、前記珪藻土は、非晶質シリカを主成分とするので、十分な作業性を有し、十分な吸放湿性能を有する塗材を塗装する方法を提供することができる。
第6の発明は、又は第5の発明の塗材を塗装する方法において、前記シリカゲルは、B型シリカゲルであることを特徴とする。
第6の発明によれば、前記シリカゲルは、B型シリカゲルであるので、さらに改善された吸放湿性能を有する塗材を塗装する方法を提供することができる。
本発明によれば、十分な吸放湿性能及び十分な作業性を有する石膏組成物を提供することができる。
また、本発明によれば、十分な作業性を有し、十分な吸放湿性能を有する塗材を塗装する方法を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、本発明による石膏組成物を詳細に説明する。本発明による石膏組成物は、100重量部の石膏当たり7重量部以上30重量部以下の珪藻土及び0.5重量部以上7重量部未満のシリカゲルを含む。なお、本発明における石膏組成物とは、石膏を主成分(主材)とする組成物、好ましくは粉末状の組成物である。
次に、本発明における石膏組成物に使用される焼石膏は、天然二水石膏、リン酸石膏、及び排脱(排煙脱硫)石膏を含む二水石膏から選択される少なくとも一つの原料を、単独で、又は併用して、焼成処理することによって得られる半水石膏を主成分としている。
次に、本発明における石膏組成物に配合される珪藻土は、その産地によらず、任意の珪藻土を使用することができるが、好ましくは、非晶質シリカ(SiO)を主成分とする珪藻土である。非晶質シリカは、微粒子吸入等による人体への毒性はなく、安全性が高い。一方、結晶質シリカは、国際がん研究機関(IARC)によって、発ガン性物質に分類されており、人体に悪影響を及ぼす恐れがある。よって、実質的に結晶質シリカを含む珪藻土を使用するためには、作業員に対する防塵対策等に特別の注意及びコストを払う必要がある。よって、本発明において使用する珪藻土として、実質的に結晶質シリカを含む珪藻土を使用することは好ましくない。また、非晶質シリカを主成分とする珪藻土を高温で焼成することで得られた珪藻土の焼成品においては、非晶質シリカが結晶質シリカに転移しており、珪藻土の焼成品は、結晶質シリカを含む珪藻土となっている。よって、本発明に使用する珪藻土として、珪藻土の焼成品を使用することも好ましくない。従って、本発明で使用される珪藻土は、未焼成の非晶質シリカを主成分とする珪藻土である。なお、“非晶質シリカを主成分とする”とは、珪藻土が、非晶質シリカ以外に水及び不純物を含み、不純物に結晶質シリカが含まれてもよいことを意味する。さらに、稚内珪藻土は、明度、色相、及び彩度に劣り、白色度が低いため、稚内珪藻土を石膏に添加して塗材を調製し、その塗材を、下地材に塗布すると、著しく美観を損なう。よって、本発明に使用する珪藻土として稚内珪藻土を使用することも好ましくない。
上記のような非晶質シリカを主成分とする珪藻土は、天然に産出され、容易に入手することができる。本発明においては、非晶質シリカを主成分とする、天然から産出された未焼成の珪藻土を、低温で乾燥させ、適度な粒度に粉砕して石膏などに配合する。
本発明による石膏組成物に配合される珪藻土の量は、100重量部の石膏当たり、7重量部以上30重量部以下であり、好ましくは、7重量部以上20重量部以下である。本発明による石膏組成物に配合される珪藻土の量が、30重量部を超える場合には、石膏組成物を使用して得られる塗材の吸放湿性能は向上せず、石膏組成物から得られるペーストの伸び、鏝滑り、及びペーストのダレのような作業性及び塗材から形成される壁層の強度の低下を引き起こす。一方、本発明による石膏組成物に配合される珪藻土の量が、7重量部未満である場合には、石膏組成物から得られるペーストの伸び、鏝滑り、及びペーストのダレのような作業性が向上しない。
なお、珪藻土は、一般に、シリカ、水、及び不純物を含み、珪藻土に含まれるシリカ及び水の重量比は、一般に、シリカ:水=94:6である。よって、上記の7重量部、20重量部、及び30重量部の珪藻土は、それぞれ、7重量部、19重量部、及び28重量部のシリカを含む。よって、本発明における石膏組成物は、珪藻土の主成分が非晶質シリカであることを考慮すると、100重量部の石膏当たり7重量部以上28重量部以下の非晶質シリカ及び0.5重量部以上7重量部未満のシリカゲルを含む石膏組成物でもある。
次に、本発明における石膏組成物に配合されるシリカゲル(SiO・nHO)は、特に限定されないが、例えば、日本工業規格(JIS)によるA型シリカゲル又はB型シリカゲルを使用することができる。また、本発明における石膏組成物に配合されるシリカゲルは、好ましくは、相対湿度と吸湿率の関係を表す温度25℃での等温吸湿曲線において、相対湿度50%における吸湿率が、7〜20%であり、相対湿度90%における吸湿率が、40%以上であり、相対湿度90%における吸湿率と相対湿度50%における吸湿率との差が、少なくとも20%以上、より好ましくは、少なくとも25%以上である特性を有する。このようなシリカゲルは、二酸化珪素(SiO)の微粒子が集まって、網の目のような微細な孔を連続的に形成している。そのため、このようなシリカゲルは、多孔質であり、1g当たり約450m〜約700mという大きな表面積を有し、化学的吸着又は物理的吸着により水蒸気を吸着する性質を有する。なお、シリカゲルは、非晶質であるため、結晶質シリカと異なり微粒子吸入による毒性がなく、各種の症状が現われる心配もない。また、シリカゲルは、体内で消化吸収されないので、経口では無害であり、安全性が高い。特に、粉末シリカゲルを固結防止剤として食品に添加することが、米国食品医薬局(FDA)より認可されている。
本発明における石膏組成物に配合されるシリカゲルは、石膏組成物の吸放湿性を向上させるために、物理的吸着が優先して起こるB型シリカゲルを使用することが好ましい。B型シリカゲルは、ある一定の温度で、高い相対湿度では湿気を吸収し、低い相対湿度では湿気を放出する性質を有する。すなわち、B型シリカゲルは、ある一定温度における吸湿率(吸放湿性能)が、相対湿度によって大きく変化するため、石膏組成物に吸放湿性能を適切に付与することができる。なお、B型シリカゲルにおいても、特に、含水率が0.1重量%以上8重量%以下であるB型シリカゲルが好ましい。
また、石膏組成物に分散されるシリカゲルの分散度を高くすると、石膏組成物から得られる塗材の吸放湿性能、強度、及び作業性を向上させることができる。よって、シリカゲルの分散度を高めるために、粉砕処理により、シリカゲルの粒径を調整することが好ましい。シリカゲルの粒径は、好ましくは、おおよそ、10〜2,000μmであり、より好ましくは、100〜1,000μmである。シリカゲルの粒径が、10μmより小さい場合には、シリカゲルの塵が容易に発生し、シリカゲルの取扱いは、やや困難である。ただし、シリカゲルの塵の発生量が、問題無いレベルにあれば、シリカゲルの粒径を10μm以上に制限する必要はない。一方、シリカゲルの粒径が、2,000μmを超えたとしても、特に大きな不都合はない。しかしながら、石膏組成物にシリカゲルを均一に分散させ、石膏組成物から得られる塗材の吸放湿性能、強度、及び作業性をより向上させるためには、シリカゲルの粒径は、2,000μmを超えないことが好ましい。なお、実際のシリカゲルの粉砕処理品においては、上記のシリカゲルの粒径の範囲内で、例えば250μm未満、250〜500μm、及び500μmを超えるもののように分級することができる。
本発明による石膏組成物に配合されるシリカゲルの量は、100重量部の石膏当たり0.5重量部以上7重量部未満である。本発明による石膏組成物に配合されるシリカゲルの量が、0.5重量部未満である場合には、本発明による石膏組成物から得られる塗材に明らかな吸放湿量の増加が認められず、本発明による石膏組成物から得られるペーストの伸び、鏝滑り、及びペーストのダレのような作業性、塗材の可使時間、塗材から形成された壁層の表面平滑性、及び壁層の強度の性能は向上しない。一方、本発明による石膏組成物に配合されるシリカゲルの量が、7重量部以上である場合には、本発明による石膏組成物から得られる塗材の作業性が低下し、塗材から形成された壁層の強度が低下し、塗材の可使時間が短縮され、コストが上昇する。
また、本発明による石膏組成物において、好ましくは、石膏組成物に配合されるシリカゲルの量が、石膏組成物に配合される珪藻土の量よりも少ない。シリカゲルの配合量を珪藻土の配合量よりも少なくすることによって、珪藻土若しくはシリカゲルをそれぞれ単独で配合する場合又はシリカゲルの配合量が珪藻土の配合量よりも多い場合と比較して、石膏組成物から得られる塗材を下地材に塗る際の作業性を格段に向上させることができる。
なお、石膏を主材とすると共に珪藻土が配合された石膏組成物において、多少吸放湿性能を有する珪藻土の配合量を増加させても、石膏組成物全体の吸放湿性能は、十分に改善されず、一方で、石膏組成物から得られる塗材に関する作業性は、低下する。そこで、石膏組成物において、珪藻土に加えて、珪藻土よりも高い吸放湿性能を有するシリカゲルを配合することで、石膏組成物から得られる塗材に関する吸放湿性能を大幅に改善すると共に、塗材の作業性も大幅に改善することができる。すなわち、本発明による石膏組成物において、主材の石膏に、所定の量の珪藻土及び所定の量のシリカゲルを配合することで、本発明による石膏組成物から得られる塗材の吸放湿性能を向上させ、塗材の可使時間を延長させ、石膏組成物から得られるペーストの伸び、鏝滑り、及びペーストのダレのような作業性を改善し、さらに塗材から形成される壁層の表面平滑性及び曲げ強さなどの強度を高めることができる。
次に、本発明による石膏組成物を含むペースト(塗材)を得る方法について説明する。予め調製された本発明による石膏組成物を水と混練して、自己硬化(反応硬化)性を示すペーストを調製する。このペーストは、チクソ性を有し、ペーストが硬化する前であれば、外力を加えることによって任意の形状にすることができる。
本発明による石膏組成物は、例えば、建築物などの内装の下地材に対する仕上げ処理に用いる塗り壁用塗材に使用することができる。上述のようにして得られたペーストを、壁の下地材の表面、例えばコンクリート面、軽量コンクリート面、軽量気泡コンクリート面(ALC面)、モルタル面、コンクリートブロック面、煉瓦面、発泡ポリスチロール面、ケイ酸カルシウム板面、セメントボード面、又は石膏ボード面に塗り付けて、硬化させることにより、壁層を形成する。壁層は、単独の層であってもよく、壁の表面側に配置される化粧層、及び化粧層の背面側に配置される下塗り層を含む複数の層で構成することもできる。壁層が、単独の層で形成される場合には、その単独の層は、化粧及び下塗りの両方の機能を有する。壁層が、複数の層で形成される場合には、化粧層及び下塗り層は、基本的な材料及び施工方法などが共通している。
次に、本発明による塗材を塗装する方法を説明する。本発明による塗材を塗装する方法は、100重量部の石膏当たり7重量部以上30重量部以下の珪藻土及び0.5重量部以上7重量部未満のシリカゲルを配合して、石膏組成物を得るステップと、石膏組成物に水を混合して、塗材を得るステップと、塗材を下地材に塗布するステップとを含む。すなわち、本発明による石膏組成物から得られる塗材は、予め工場内などで製造された石膏組成物から調製してもよく、また、本発明による塗材を使用する施工現場で、石膏、珪藻土、及びシリカゲルを別々に入手し、所定の量の石膏、珪藻土、及びシリカゲルを混合して石膏組成物を得て、得られた石膏組成物から調製してもよい。
本発明による石膏組成物には、適宜、増量材、アルデヒド類などの揮発性有機化合物を捕捉する物質、軽量骨材、粉末状又は顆粒状の接着剤、及び硬化遅延剤などの添加剤を配合することができる。
増量材としては、炭酸カルシウム及び寒水石を使用することができる。特に、寒水石は、塗材の塗り厚さを一定に保持する助剤として、ドライアウトを防止する効果を示すので、使用することが好ましい。寒水石の配合量は、好ましくは、石膏100重量部当たり5〜15重量部である。
揮発性有機化合物を捕捉する物質としては、有機系アルデヒド類捕捉剤、無機系アルデヒド類捕捉剤、有機質炭化物を、単独又は併用して、使用することができる。
有機系アルデヒド類捕捉剤は、特に限定されず、ホルムアルデヒド等のアルデヒド類を捕捉する作用を有する物質、すなわち、アルデヒド類と容易に反応し、その生成物が安定な物質であり、捕捉したアルデヒド類を放出しない物質であればよい。このようなアルデヒド類を捕捉する作用を有する物質は、例えば、ラウリル酸ヒドラジド、サリチル酸ヒドラジド、ホルムヒドラジド、アセトヒドラジド、プロピオン酸ヒドラジド、p−ヒドロキシ安息香酸ヒドラジド、ナフトエ酸ヒドラジド、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸ヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、アゼライン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、ジグリコール酸ジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、リンゴ酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド、ダイマー酸ジヒドラジド、2,6−ナフトエ酸ジヒドラジド、2,4−ジヒドラジノ−6−メチルアミノ−sym−トリアジン(2,4−ジヒドラジノ−6−メチルアミノ−1,3,5−トリアジン)、N,N’−ジアセチル−アジピン酸ジヒドラジド、フタル酸ジヒドラジド、2−フェノキシプロピオン酸ヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド、ポリアクリル酸ジヒドラジド、3−メチル−5−ピラゾロン、1,3−ジメチル−5−ピラゾロン、3−メチル−1−フェニル−5−ピラゾロン、3−メチル−1−(3−スルホフェニル)−5−ピラゾロン、ピラゾール、3−メチルピラゾール、1,4−ジメチルピラゾール、3,5−ジメチルピラゾール、3,5−ジメチル−1−フェニルピラゾール、3−アミノピラゾール、5−アミノ−3−メチルピラゾール、3−メチルピラゾール−5−カルボン酸、3−メチルピラゾール−5−カルボン酸メチル、3−メチルピラゾール−5−カルボン酸エチル、3,5−メチルピラゾールジカルボン酸、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、3−n−ブチル−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジメチル−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジ−n−ブチル−1,2,4−トリアゾール、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、4−アミノ−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリアゾール、5−アミノ−3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−5−フェニル−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジフェニル−1,2,4−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール−3−オン、ウラゾール(1,2,4−トリアゾリジン−3,5−ジオン)、1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、5−ヒドロキシ−7−メチル−1,3,8−トリアザインドリジン、1H−ベンゾトリアゾール、4−メチル−1H−ベンゾトリアゾール、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾール、2−アミノ−5−エチル−1,3,4−チアジアゾール、5−アミノ−2−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール、5−t−ブチル−2−メチルアミノ−1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5−メチル−1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−1,3,4−チアジアゾール、1,3−ジアジン、2−アミノ−4,6−ジメチル−1,3−ジアジン、4,6−ジヒドロキシ−1,3−ジアジン、2−メルカプト−1,3−ジアジン、2−アミノ−1,3−ジアジン、2,4−ジヒドロキシ−1,3−ジアジン、2−アミノ−1,4−ジアジン、2,3−ジメチル−1,4−ジアジン、2−メチル−1,4−ジアジン、1,4−ジアジン−2−カルボン酸、2,3,5−トリメチル−1,4−ジアジン、3−アミノ−5,6−ジメチル−1,2,4−トリアジン、3−ヒドロキシ−5,6−ジフェニル−1,2,4−トリアジン、3H−1,2,3−ベンゾトリアジン−4−オン、3−(2−ピリジル)−5,6−ジフェニル−1,2,4−トリアジン等から選択される少なくとも一つの化合物である。
有機系アルデヒド類捕捉剤の配合量は、石膏100重量部当たり0.01〜10重量部、好ましくは0.01〜5重量部、さらに好ましくは0.01〜1重量部である。石膏組成物における有機系アルデヒド類捕捉剤の配合量を増加させるほど、塗材のアルデヒド類を捕捉する性能を向上させることができるが、有機系アルデヒド類捕捉剤の配合量が、10重量部を超える場合には、コストが上昇するばかりでなく、塗材における有機物質の増加に起因して、壁層の防火性能が低下する。一方、有機系アルデヒド類捕捉剤の配合量が、0.01重量部未満である場合には、石膏組成物における有機系アルデヒド類捕捉剤の配合量が少な過ぎて、明らかなアルデヒド類捕捉性能を発現させることができない。
無機系アルデヒド類捕捉剤としては、ホルムアルデヒド等のアルデヒド類を捕捉する作用を有する物質、すなわち、アルデヒド類と容易に反応し、その生成物が安定な物質であり、捕捉したアルデヒド類を放出しない物質であればよい。このようなアルデヒド類を捕捉する作用を有する物質は、例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、塩化アンモニウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カルシウム、亜硫酸水素ナトリウム、ピロ亜硫酸カリウム等から選択される少なくとも一つの化合物である。
無機系アルデヒド類捕捉剤の配合量は、石膏100重量部当り0.01〜10重量部、好ましくは0.01〜5重量部、さらに好ましくは0.1〜1重量部である。無機系アルデヒド類捕捉剤の配合量が、10重量部を超える場合には、石膏組成物を使用して得られる壁層の曲げ強さ等の強度が低下する。一方、無機系アルデヒド類捕捉剤の配合量が、0.01重量部未満である場合には、石膏組成物における無機系アルデヒド類捕捉剤の配合量が少な過ぎて、明らかなアルデヒド類捕捉性能を発現させることができない。
有機質炭化物は、有機系アルデヒド類捕捉剤及び無機系アルデヒド類捕捉剤によって捕捉することができない揮発性有機化合物を捕捉する目的で使用される。有機質炭化物は、白炭、黒炭、低温炭化木炭、竹炭、及びオガ炭に加えて、炭化又は賦活化された活性炭等の生産地、炭化法、炭化の進行度、及び原料等によって分類されている炭化物から選択される少なくとも一つの物質である。一般に、約600〜700℃の炭化温度で炭化した木炭及び活性炭等の炭は、最高の吸着性能を示すことが知られているが、このような優れた吸着性能を有する炭も好適に使用することができる。また、近年、ゼロエミッションの観点から、森林の間伐材、流木、及び雑草等に加えて、茶ガラ、コーヒー粕、野菜屑、菜実粕、残飯、紙、(廃石膏ボードの原紙を含む)古紙類、パルプ残渣、及び製紙工場から発生する汚泥等から得られる炭化物、並びにこれらの炭化物を処理して得られる活性炭、並びに一般的な松、楢、及びくぬぎ等から得られる木炭、竹炭、及び活性炭等も、本発明における有機質炭化物として使用することができる。
有機質炭化物は、本発明による塗り壁用塗材から形成される壁層の美観を損なわない程度に配合され、有機質炭化物の配合量は、石膏100重量部当たり0.01〜1重量部である。
軽量骨材としては、例えば、公知のシラスバルーン、ガラスバルーン、パーライト、膨張パーライト、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、人工軽量骨材(例えば、鉱滓)、クレー類、珪砂などを単独で、又は混合して使用することができる。
接着剤としては、ポリビニルアルコール、部分鹸化ポリ酢酸ビニル、メチルセルロース、及びヒドロキシメチルセルロースなどの公知の粉末状又は顆粒状の水溶性樹脂を好適に使用することができる。
硬化遅延剤としては、クエン酸ソーダなどのクエン酸塩、コハク酸塩、酢酸塩、リンゴ酸塩、ホウ砂などのホウ酸塩、ショ糖、ヘキサメタリン酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、澱粉、及び蛋白質分解物などを使用することができる。石膏組成物における硬化遅延剤の配合量は、必要な硬化遅延機能が果たせる程度に設定すればよい。具体的には、石膏100重量部当たり0.01〜1重量部の硬化遅延剤が配合される。
本発明は、十分な吸放湿性能及び十分な作業性を有する石膏組成物に適用することができる。例えば、本発明による石膏組成物は、塗り壁用塗材に含有される石膏組成物に適用することができる。
また、本発明は、十分な作業性を有し、十分な吸放湿性能を有する塗材を塗装する方法に適用することができる。例えば、本発明による塗材を塗装する方法は、塗り壁用塗材を壁に塗る方法に適用することができる。
[実施例]
以下、本発明を更に具体的に説明するために実施例を示す。
実施例1
石膏として焼石膏を使用し、表1
Figure 0004169675
に示すように、焼石膏100重量部に対して、10重量部の非晶質シリカを主成分とする珪藻土、シリカゲルとして2重量部のB型シリカゲルであるユニオンゲルP(商品名)(ユニオン化成(株)販売、含水率6%)、及び10重量部の寒水石を混合して、粉状の石膏組成物を得た。なお、上記のシリカゲルの粒度分布に関しては、250μm未満の粒径を有する粒子の割合が、30.1%であり、250μm以上500μm以下の粒径を有する粒子の割合が、43.3%であり、500μm超の粒径を有する粒子の割合が、26.3%であり、2,000μmを超える粒径を有する粒子はなかった。また、上記シリカゲルについては、取扱い上支障となるような塵の発生はなかった。その後、上記の石膏組成物に、焼石膏100重量部に対して85重量部の水を混練して、ペースト状の塗り壁用塗材を得た。
実施例2
表1に示すように、上記B型シリカゲルの配合量を4重量部とした以外は、上記成分の各々を実施例1と同様に配合した塗り壁用塗材を得た。
実施例3
表1に示すように、上記B型シリカゲルの配合量を6重量部とした以外は、上記成分の各々を実施例1と同様に配合した塗り壁用塗材を得た。
実施例4
表1に示すように、上記珪藻土の配合量を18重量部とし、混練した水の量を86重量部とした以外は、上記成分の各々を実施例2と同様に配合した塗り壁用塗材を得た。
実施例5
表1に示すように、上記珪藻土の配合量を25重量部とし、混練した水の量を87重量部とした以外は、上記成分の各々を実施例2と同様に配合した塗り壁用塗材を得た。
比較例1
表1に示すように、上記B型シリカゲルの配合量を0.2重量部とした以外は、上記成分の各々を実施例2と同様に配合した塗り壁用塗材を得た。
比較例2
表1に示すように、上記B型シリカゲルの配合量を0.2重量部とした以外は、上記成分の各々を実施例4と同様に配合した塗り壁用塗材を得た。
比較例3
表1に示すように、上記B型シリカゲルの配合量を9重量部とし、混練した水の量を86重量部とした以外は、上記成分の各々を実施例2と同様に配合した塗り壁用塗材を得た。
比較例4
表1に示すように、上記珪藻土の配合量を3重量部とした以外は、上記成分の各々を実施例2と同様に配合した塗り壁用塗材を得た。
比較例5
表1に示すように、上記珪藻土の配合量を35重量部とし、混練した水の量を90重量部とした以外は、上記成分の各々を実施例2と同様に配合した塗り壁用塗材を得た。
実施例1〜5及び比較例1〜5で得られた塗り壁用塗材を、以下に示す各試験を行うことにより評価した。実施例1〜5及び比較例1〜5で得られた塗り壁用塗材のそれぞれに対する試験の結果もまた表1に示す。
[吸放湿量試験]
試験用下地材として、厚さ9.5mmの石膏ボードから、3枚の切断した300mm×300mmのボードを用意した。これら下地材の各々の表面に、厚さ3mmに上記ペーストを塗りつけて、試験体を作製した。これら試験体の吸放湿量(g/m)を、JIS A 6909に準拠して測定し、測定値の平均値を算出した。
[強度試験]
上記ペーストを用いて試験体を作製し、曲げ強さ、圧縮強さ、及び硬度を測定した。試験体の作製及び測定は、JIS A 6904に準拠した。
[可使時間試験]
上記ペーストの一部をそのまま室内において放置し、ペーストが見かけ上凝結状態となるまで、及び人による官能試験で鏝による伸び等の塗布性不良と判定されるまでに要した時間を測定した。
[作業性試験]
通常の石膏ボードの壁面に、厚さ1mmに上記ペーストを下塗りし、水引き後に、さらに塗り厚さ3mmにペーストを平滑に塗りつける際に、ペーストの伸び、鏝滑り、及びペーストのダレに関する官能試験を行い、ペーストに対する作業性を評価した。
[表面平滑性試験]
上記作業性試験で塗りつけた厚さ3mmのペーストの水引き後に、鏝押さえを行って、目視及び手触りで、ペーストの表面平滑性について、ペーストの表面における凹凸の有無及び大小を観察し評価した。
表1に示す上記作業性試験及び上記表面平滑性試験における評価について、◎は、特に良い、○は、良い、△は、やや悪い、×は、悪いとした。
実施例1〜5においては、上記試験項目の全てに関する評価結果が、特に良かったか又は良かった。すなわち、実施例1〜5に示すように、石膏に非晶質シリカを主成分とする所定量の珪藻土及び所定量のシリカゲルを配合することによって、室内の湿度環境に合わせて湿気を吸収及び放出するような優れた調湿機能を有するとともに、壁層を形成する際の可使時間が長く、作業性及び表面平滑性も良好で、硬化乾燥後の強度が高い壁層を形成する塗り壁用塗材を得ることができる。
これに対して、比較例1及び2においては、上記試験項目の全てに関する評価結果が悪く、比較例3においては、吸放湿量以外の試験項目に関する評価結果が悪く、比較例4においては、作業性試験に関する評価結果が悪く、比較例5においては、強度試験及び作業性試験に関する評価結果が悪かった。
以上、本発明の実施例を具体的に説明してきたが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、これら本発明の実施例を、本発明の主旨及び範囲を逸脱することなく、変更又は変形することができる。

Claims (6)

  1. 100重量部の石膏当たり7重量部以上30重量部以下の珪藻土及び0.5重量部以上7重量部未満のシリカゲルを含むことを特徴とする塗り壁用石膏系塗材
  2. 前記珪藻土は、非晶質シリカを主成分とすることを特徴とする請求項1記載の塗り壁用石膏系塗材
  3. 前記シリカゲルは、B型シリカゲルであることを特徴とする請求項1又は2記載の塗り壁用石膏系塗材
  4. 100重量部の石膏当たり7重量部以上30重量部以下の珪藻土及び0.5重量部以上7重量部未満のシリカゲルを配合して、塗り壁用石膏系塗材を得るステップと、
    前記塗り壁用石膏系塗材に水を混合るステップと、
    前記塗り壁用石膏系塗材を下地材に塗布するステップと
    を含むことを特徴とする塗り壁用石膏系塗材を塗装する方法。
  5. 前記珪藻土は、非晶質シリカを主成分とすることを特徴とする請求項4記載の塗り壁用石膏系塗材を塗装する方法。
  6. 前記シリカゲルは、B型シリカゲルであることを特徴とする請求項4又は5記載の塗り壁用石膏系塗材を塗装する方法。
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