JP2003336374A - 壁上塗材 - Google Patents

壁上塗材

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JP2003336374A
JP2003336374A JP2002144054A JP2002144054A JP2003336374A JP 2003336374 A JP2003336374 A JP 2003336374A JP 2002144054 A JP2002144054 A JP 2002144054A JP 2002144054 A JP2002144054 A JP 2002144054A JP 2003336374 A JP2003336374 A JP 2003336374A
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Japan
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wall
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binder
materials
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JP2002144054A
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Koji Hayashi
耕司 林
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HAYASHI KOMUTEN KK
T & T Kobe Kk
Original Assignee
HAYASHI KOMUTEN KK
T & T Kobe Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄色から濃色までの壁上塗材として自在に着
色できデザイン性に優れ、強力な脱臭効果や除湿効果や
蒸散し環境を害するホルムアルデヒド、硫化水素、アン
モニアなどの化学物質の吸収効果や遠赤外線効果や電磁
波の調整効果やマイナスイオンの放出効果を有し、環境
を快適にし、コストが安く、手軽に調製でき、仕上げ性
の良い、施工性に優れた壁上塗材を提供する。 【解決手段】 壁上塗材の骨材に、白焼き竹炭、バイン
ダー及び着色剤を含有してなり、骨材は珪藻土、珪砂、
ひる石、パーライト、土から選択した1種または2種以
上からなり、さらにバインダーは、メチルセルローズ、
酢酸ビニルエマルジョンあるいは水系ウレタン樹脂の1
種または2種以上からなり、さらにすさその他の植物繊
維、炭素繊維、合成繊維等の繊維物質を含有しているこ
とからなる壁上塗材。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅や事務所など
の建築物の居住室や執務室などの室内壁の仕上げ用の壁
上塗材、特に一般住宅の居室内の壁の仕上げ用の壁上塗
り材に関するものである。
【0001】
【従来の技術】住宅や事務所などの建築物の居住室や執
務室などは、そこに居住しあるいは仕事をする人々が長
時間過ごしても違和感のない空間を与えるとともに、近
時はハウスシック症候群などを引き起こすことのない環
境に対する配慮が求められている。特にハウスシック症
候群などは、その空間を構成する建築資材、特に、大き
な面積を占める室内壁の素材や接着剤などから目に見え
ない化学物質、例えばホルムアルデヒドなどの蒸発・飛
散によるものと指摘されており、壁材をこのような環境
を破壊する物質を含まない素材あるいは不快な悪臭など
を放出しない素材から形成しようとしている。しかしな
がら、いくらこのように環境に配慮した素材を使用して
も、不快な臭い成分は予期しないところから発生し、室
内空間の環境を阻害する。
【0002】ところで、室内壁は、種々の形成方法があ
り、伝統的な工法および素材から形成した荒壁に上塗壁
からなる日本壁あるいはプラスター塗やモルタル塗や人
造石塗などの洋壁がある。さらに、新素材を伝統的な素
材に置き換えて壁上塗材で仕上げた壁や新素材でかつ新
工法により形成した壁がある。このような新素材として
は、合成紙やビニールクロスなどのプラスチック製品あ
るいはその他の珪藻土、二酸化ケイ素、土、砂、繊維な
どの混合素材などからなる製品などがある。
【0003】これらの素材において、例えば、珪藻土を
含有する壁上塗材は、断熱効果を有し、表面吸音性や遮
音性に優れ、さらに吸着・消臭効果を有し、かつ防火性
に優れており、下地として接着性の良好なビニールク
ロスの壁、繊維壁、砂壁、聚楽壁などの古壁、ボー
ド用石膏プラスター、中塗土、セメントモルタル、
石膏ボード等からなる壁の仕上げ用にあるいはリフォ
ーム用に使用されている。
【0004】このように珪藻土は優れた効果を有する
が、さらに吸湿や脱臭効果に優れるものとして木炭など
からなる活性炭の混入が各種分野で採用されている。し
かしながら、壁用素材、特に壁上塗材としては、白壁を
はじめ薄い着色壁から各種の濃色の色壁まで、その部屋
の雰囲気や他のインテリアとのコーディネートとして要
望される着色壁を形成する必要がある。ところが上記し
た木炭などの活性炭は黒色であり、壁材としては黒壁以
外には使用できず、その用途が限定される問題点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄色から濃
色までの壁上塗材として自在に着色できデザイン性に優
れ、かつ、活性炭としての機能を有し、強力な脱臭効果
や除湿効果や蒸散し環境を害するホルムアルデヒド、硫
化水素、アンモニアなどの化学物質の吸収効果を有し、
遠赤外線効果を有し、電磁波を調整し、マイナスイオン
の放出効果を有し、環境性や快適性に優れ、コストの安
い、さらに手軽に調製でき、仕上げ性の良好な、施工性
に優れた、壁上塗材を開発し提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の手段は、請求項1の発明では、壁上塗材の骨
材に、白焼き竹炭、バインダー及び着色剤を含有してな
ることを特徴とする壁上塗材である。
【0007】請求項2記載の発明では、骨材は珪藻土、
珪砂、ひる石、パーライト、土から選択した1種または
2種以上からなることを特徴とする請求項1 の手段の壁
上塗材である。
【0008】請求項3の発明では、バインダーは、メチ
ルセルローズ、酢酸ビニルエマルジョンあるいは水系ウ
レタン樹脂の1種または2種以上からなることを特徴と
する請求項1または2の手段の壁上塗材である。
【0009】請求項4の発明では、バインダーは、さら
にすさその他の植物繊維、炭素繊維、合成繊維等の繊維
物質を含有していることを特徴とする請求項3の手段の
壁上塗材である。
【0010】上記の本願の請求項に係る発明において、
白焼き竹炭とは、竹炭の製造において竹材を炭化させる
が、炭化が進んでくると灰化して白い灰となるが、この
白焼き灰で完全に灰化する手前の状態の表面が白化した
状態まで焼成を進めたものをいう。ところで、竹炭は木
炭に比して繊維質が多く、炭化されると活性作用が木炭
に比して吸着性、あるいは、脱臭性に優れ、湿度調節機
能などに優れる。本発明の白焼き竹炭はこの竹炭を上記
のとおり、極度に炭化を進めて灰化する直前としたもの
で、表面が白化されているものであり、吸湿性、脱臭
性、遠赤外線放出効果、マイナスイオン放出効果などに
優れた状態にある。
【0011】以下に上述の手段の作用を順次説明する。
請求項1に係る手段によれば、壁上塗材の骨材に、白焼
き竹炭、バインダー及び着色剤を含有してなり、特に白
焼き竹炭を含有しているので、自由な色彩を施すことが
でき、吸着性能が高いので消臭性に優れている、さらに
塗り壁の上にこて塗りができ、また、クロス貼りの上に
もこて塗りが可能であり、湿度の調節機能にも優れた壁
面体を形成することができる。
【0012】請求項2に係る手段によれば、骨材は珪藻
土、珪砂、ひる石、パーライト、土から選択した1種ま
たは2種以上からなり、従来の壁上塗材と同様に取扱う
ことができ施工性に優れた壁上塗材が得られる。
【0013】請求項3に係る手段によれば、バインダー
は、メチルセルローズ、酢酸ビニールエマルジョンある
いは水系ウレタン樹脂の1種または2種以上からなり、
これまた慣用のバインダーの使用が可能であり、耐久性
に優れた仕上げ壁が得られる。請求項4に係る手段によ
れば、バインダーは、さらにすさその他の植物繊維、炭
素繊維、合成繊維等の繊維物質を含有せしめることがで
き、伝統的な日本壁などの雅趣あふれる仕上げ壁が得ら
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。白焼き竹炭は、例えば、ミャンマー産のチ
ャタンワと称される竹からなるもので、チャタンワは竹
の肉質部が厚く、繊維質が特に富んでいる。このチャタ
ンワを600〜800℃で焼成して白化させて白焼き竹
炭とする。また、国産の真竹を採取後、1年間充分にね
かせて乾燥させて、上記と同様の温度で焼成して白化さ
せて白焼き竹炭とする。
【0015】本発明の壁上塗材の1例を示すと、白焼き
竹炭400cc、黒炭パウダー30cc、珪砂500c
c、ヒル石2000cc、パーライト2000cc、す
さ(つたすさ)50cc、メチルセルローズ70cc、
酢酸ビニルエマルジョン300cc、着色顔料を適量
(目的とする色および濃度により適宜量を選択する)の
配合割合から上塗材とする。この配合割合の上塗材40
00ccに対して水1.7リットルを加えて混練機で充
分に攪拌し、さらに下地の吸水性に応じて約0.4リッ
トルの水を加えて、さらに混練する。すなわち、水は縦
壁にコテばけで塗った時に垂れない程度の硬さとなるよ
うに加えて、混練機で充分に攪拌調整して壁上塗材とす
る。
【0016】例えば、ビニールクロスを貼った壁をリフ
ォームする場合、下地となるビニールクロスを塵を除去
しはがれや浮きをエチレン酢酸ビニル樹脂エマルジョン
などの接着剤で補修して、充分に乾燥させる。次いで、
補修乾燥したビニールクロスにシーラーをローラーまた
は刷毛で縦横均一に塗布する。シーラーの塗布量は標準
で10g/m2程度とする。約1〜2時間経過してシー
ラーの乾燥後に、上記で調整した壁上塗材を塗布する。
塗布の仕方は、壁上塗材をローラーバットあるいはコテ
ばけトレイなどの平たい皿状のものに移す。コテばけで
塗布する場合、コテばけのパット部に押し付けるような
感じで上塗材を取り、コテばけをビニールクロスの壁面
に軽く押し当て手前に引くような感じで塗布する。塗り
厚は1.0〜1.5mmを目安とする。塗った表面の水
が引かないうちに適宜にコテばけで模様付けを行う。
【0017】上記で形成した仕上げ壁は、着色が自在に
でき、かつ、有害なホルムアルデヒドなどの化学物質の
吸着効に優れており、吸収したホルムアルデヒドなどの
再放出は極めて少なかった。さらに消臭作用に優れてい
た。室内で犬を飼う部屋の壁に本発明の壁上塗材を塗布
した場合、犬の動物臭はほとんど感じることができなか
った。さらに中華料理店の内壁に塗布した場合、油の匂
いがほとんど消えた。さらに、マンションの北側の部屋
の結露を起こしているビニールクロス貼りの上にコテ塗
りした場合、結露は解消した。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、白焼き
竹炭を混入した壁上塗り材であるので、自在に容易に着
色ができ、かつ、脱臭、吸湿、あるいは遠赤外線による
保温効果やマイナスイオンを放出して環境を改善するな
ど、従来にない作用効果を奏するものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月22日(2002.5.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 壁上塗材
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅や事務所など
の建築物の居住室や執務室などの室内壁の仕上げ用の壁
上塗材、特に一般住宅の居室内の壁の仕上げ用の壁上塗
り材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅や事務所などの建築物の居住室や執
務室などは、そこに居住しあるいは仕事をする人々が長
時間過ごしても違和感のない空間を与えるとともに、近
時はハウスシック症候群などを引き起こすことのない環
境に対する配慮が求められている。特にハウスシック症
候群などは、その空間を構成する建築資材、特に、大き
な面積を占める室内壁の素材や接着剤などから目に見え
ない化学物質、例えばホルムアルデヒドなどの蒸発・飛
散によるものと指摘されており、壁材をこのような環境
を破壊する物質を含まない素材あるいは不快な悪臭など
を放出しない素材から形成しようとしている。しかしな
がら、いくらこのように環境に配慮した素材を使用して
も、不快な臭い成分は予期しないところから発生し、室
内空間の環境を阻害する。
【0003】ところで、室内壁は、種々の形成方法があ
り、伝統的な工法および素材から形成した荒壁に上塗壁
からなる日本壁あるいはプラスター塗やモルタル塗や人
造石塗などの洋壁がある。さらに、新素材を伝統的な素
材に置き換えて壁上塗材で仕上げた壁や新素材でかつ新
工法により形成した壁がある。このような新素材として
は、合成紙やビニールクロスなどのプラスチック製品あ
るいはその他の珪藻土、二酸化ケイ素、土、砂、繊維な
どの混合素材などからなる製品などがある。
【0004】これらの素材において、例えば、珪藻土を
含有する壁上塗材は、断熱効果を有し、表面吸音性や遮
音性に優れ、さらに吸着・消臭効果を有し、かつ防火性
に優れており、下地として接着性の良好なビニールク
ロスの壁、繊維壁、砂壁、聚楽壁などの古壁、ボー
ド用石膏プラスター、中塗土、セメントモルタル、
石膏ボード等からなる壁の仕上げ用にあるいはリフォ
ーム用に使用されている。
【0005】このように珪藻土は優れた効果を有する
が、さらに吸湿や脱臭効果に優れるものとして木炭など
からなる活性炭の混入が各種分野で採用されている。し
かしながら、壁用素材、特に壁上塗材としては、白壁を
はじめ薄い着色壁から各種の濃色の色壁まで、その部屋
の雰囲気や他のインテリアとのコーディネートとして要
望される着色壁を形成する必要がある。ところが上記し
た木炭などの活性炭は黒色であり、壁材としては黒壁以
外には使用できず、その用途が限定される問題点があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄色から濃
色までの壁上塗材として自在に着色できデザイン性に優
れ、かつ、活性炭としての機能を有し、強力な脱臭効果
や除湿効果や蒸散し環境を害するホルムアルデヒド、硫
化水素、アンモニアなどの化学物質の吸収効果を有し、
遠赤外線効果を有し、電磁波を調整し、マイナスイオン
の放出効果を有し、環境性や快適性に優れ、コストの安
い、さらに手軽に調製でき、仕上げ性の良好な、施工性
に優れた、壁上塗材を開発し提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の手段は、請求項1の発明では、壁上塗材の骨
材に、白焼き竹炭、バインダー及び着色剤を含有してな
ることを特徴とする壁上塗材である。
【0008】請求項2記載の発明では、骨材は珪藻土、
珪砂、ひる石、パーライト、土から選択した1種または
2種以上からなることを特徴とする請求項1 の手段の壁
上塗材である。
【0009】請求項3の発明では、バインダーは、メチ
ルセルローズ、酢酸ビニルエマルジョンあるいは水系ウ
レタン樹脂の1種または2種以上からなることを特徴と
する請求項1または2の手段の壁上塗材である。
【0010】請求項4の発明では、バインダーは、さら
にすさその他の植物繊維、炭素繊維、合成繊維等の繊維
物質を含有していることを特徴とする請求項3の手段の
壁上塗材である。
【0011】上記の本願の請求項に係る発明において、
白焼き竹炭とは、竹炭の製造において竹材を炭化させる
が、炭化が進んでくると灰化して白い灰となるが、この
白焼き灰で完全に灰化する手前の状態の表面が白化した
状態まで焼成を進めたものをいう。ところで、竹炭は木
炭に比して繊維質が多く、炭化されると活性作用が木炭
に比して吸着性、あるいは、脱臭性に優れ、湿度調節機
能などに優れる。本発明の白焼き竹炭はこの竹炭を上記
のとおり、極度に炭化を進めて灰化する直前としたもの
で、表面が白化されているものであり、吸湿性、脱臭
性、遠赤外線放出効果、マイナスイオン放出効果などに
優れた状態にある。
【0012】以下に上述の手段の作用を順次説明する。
請求項1に係る手段によれば、壁上塗材の骨材に、白焼
き竹炭、バインダー及び着色剤を含有してなり、特に白
焼き竹炭を含有しているので、自由な色彩を施すことが
でき、吸着性能が高いので消臭性に優れている、さらに
塗り壁の上にこて塗りができ、また、クロス貼りの上に
もこて塗りが可能であり、湿度の調節機能にも優れた壁
面体を形成することができる。
【0013】請求項2に係る手段によれば、骨材は珪藻
土、珪砂、ひる石、パーライト、土から選択した1種ま
たは2種以上からなり、従来の壁上塗材と同様に取扱う
ことができ施工性に優れた壁上塗材が得られる。
【0014】請求項3に係る手段によれば、バインダー
は、メチルセルローズ、酢酸ビニールエマルジョンある
いは水系ウレタン樹脂の1種または2種以上からなり、
これまた慣用のバインダーの使用が可能であり、耐久性
に優れた仕上げ壁が得られる。請求項4に係る手段によ
れば、バインダーは、さらにすさその他の植物繊維、炭
素繊維、合成繊維等の繊維物質を含有せしめることがで
き、伝統的な日本壁などの雅趣あふれる仕上げ壁が得ら
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。白焼き竹炭は、例えば、ミャンマー産のチ
ャタンワと称される竹からなるもので、チャタンワは竹
の肉質部が厚く、繊維質が特に富んでいる。このチャタ
ンワを600〜800℃で焼成して白化させて白焼き竹
炭とする。また、国産の真竹を採取後、1年間充分にね
かせて乾燥させて、上記と同様の温度で焼成して白化さ
せて白焼き竹炭とする。
【0016】本発明の壁上塗材の1例を示すと、白焼き
竹炭400cc、黒炭パウダー30cc、珪砂500c
c、ヒル石2000cc、パーライト2000cc、す
さ(つたすさ)50cc、メチルセルローズ70cc、
酢酸ビニルエマルジョン300cc、着色顔料を適量
(目的とする色および濃度により適宜量を選択する)の
配合割合から上塗材とする。この配合割合の上塗材40
00ccに対して水1.7リットルを加えて混練機で充
分に攪拌し、さらに下地の吸水性に応じて約0.4リッ
トルの水を加えて、さらに混練する。すなわち、水は縦
壁にコテばけで塗った時に垂れない程度の硬さとなるよ
うに加えて、混練機で充分に攪拌調整して壁上塗材とす
る。
【0017】例えば、ビニールクロスを貼った壁をリフ
ォームする場合、下地となるビニールクロスを塵を除去
しはがれや浮きをエチレン酢酸ビニル樹脂エマルジョン
などの接着剤で補修して、充分に乾燥させる。次いで、
補修乾燥したビニールクロスにシーラーをローラーまた
は刷毛で縦横均一に塗布する。シーラーの塗布量は標準
で10g/m2程度とする。約1〜2時間経過してシー
ラーの乾燥後に、上記で調整した壁上塗材を塗布する。
塗布の仕方は、壁上塗材をローラーバットあるいはコテ
ばけトレイなどの平たい皿状のものに移す。コテばけで
塗布する場合、コテばけのパット部に押し付けるような
感じで上塗材を取り、コテばけをビニールクロスの壁面
に軽く押し当て手前に引くような感じで塗布する。塗り
厚は1.0〜1.5mmを目安とする。塗った表面の水
が引かないうちに適宜にコテばけで模様付けを行う。
【0018】上記で形成した仕上げ壁は、着色が自在に
でき、かつ、有害なホルムアルデヒドなどの化学物質の
吸着効に優れており、吸収したホルムアルデヒドなどの
再放出は極めて少なかった。さらに消臭作用に優れてい
た。室内で犬を飼う部屋の壁に本発明の壁上塗材を塗布
した場合、犬の動物臭はほとんど感じることができなか
った。さらに中華料理店の内壁に塗布した場合、油の匂
いがほとんど消えた。さらに、マンションの北側の部屋
の結露を起こしているビニールクロス貼りの上にコテ塗
りした場合、結露は解消した。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、白焼き
竹炭を混入した壁上塗り材であるので、自在に容易に着
色ができ、かつ、脱臭、吸湿、あるいは遠赤外線による
保温効果やマイナスイオンを放出して環境を改善するな
ど、従来にない作用効果を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 131/04 C09D 131/04 175/04 175/04 201/00 201/00 Fターム(参考) 4J038 HA026 HA446 HA526 HA556 KA08 KA19 NA27 PB02 PB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁上塗材の骨材に、白焼き竹炭、バイン
    ダー及び着色剤を含有してなることを特徴とする壁上塗
    材。
  2. 【請求項2】 壁上塗材の骨材は珪藻土、珪砂、ひる
    石、パーライト、土から選択した1種または2種以上か
    らなることを特徴とする請求項1 に記載の壁上塗材。
  3. 【請求項3】 バインダーは、メチルセルローズ、酢酸
    ビニルエマルジョンあるいは水系ウレタン樹脂の1種ま
    たは2種以上からなることを特徴とする請求項1または
    2に記載の壁上塗材。
  4. 【請求項4】 バインダーは、さらにすさその他の植物
    繊維、炭素繊維、合成繊維等の繊維物質を含有している
    ことを特徴とする請求項3に記載の壁上塗材。 【0001】
JP2002144054A 2002-05-20 2002-05-20 壁上塗材 Pending JP2003336374A (ja)

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