JP2002141505A - 電界効果トランジスタ - Google Patents

電界効果トランジスタ

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JP2002141505A
JP2002141505A JP2000331937A JP2000331937A JP2002141505A JP 2002141505 A JP2002141505 A JP 2002141505A JP 2000331937 A JP2000331937 A JP 2000331937A JP 2000331937 A JP2000331937 A JP 2000331937A JP 2002141505 A JP2002141505 A JP 2002141505A
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cell
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Application number
JP2000331937A
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English (en)
Inventor
Shinji Kuri
伸治 九里
Toshiyuki Takemori
俊之 竹森
Kosuke Oshima
大島  宏介
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電界効果トランジスタの導通抵抗を低減する技
術を提供する。 【解決手段】本発明の電界効果トランジスタ1は、高抵
抗層12に形成された溝と、高抵抗層12の表面及び溝
の底面にそれぞれ配置された上側セル51、下側セル5
2とを有しており、上側セル51の周囲は溝で取り囲ま
れ、そのチャネル領域は溝の側面に形成されるように構
成されている。このため、上側セル51の周囲は全てチ
ャネル領域になり、さらに上側セル51においては、上
側ベース領域29の表面上にチャネル領域分の面積を確
保する必要がないので、下側セル52や、従来のセルに
比して多数のセルを配置することができる。従って、上
側セル51における単位面積あたりのゲート幅は、従来
に比して長くなり、導通抵抗が低くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電界効果トランジス
タに関し、特に、高耐圧低抵抗の電界効果トランジスタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電流を基板の厚み方向に流す
電界効果トランジスタが電力制御素子として用いられて
いる。図34を参照し、符号105は、従来型の電界効
果トランジスタの一例であり、シリコン単結晶基板11
1を有している。単結晶基板111の表面に、エピタキ
シャル成長によって形成されたドレイン層112が配置
されている。
【0003】シリコン単結晶基板111内には、n型の
不純物が高濃度にドープされており、その裏面には、ド
レイン電極膜148が形成されている。また、ドレイン
層112内には、n型の不純物が低濃度にドープされて
おり、その表面近傍には、p型のベース領域154が形
成されている。ベース領域154内には、更に、その表
面からn型の不純物が拡散され、ソース領域161が形
成されている。
【0004】符号110は、ソース領域161の縁部分
とベース領域154の縁部分との間に位置するチャネル
領域である。このチャネル領域110の上部には、ゲー
ト絶縁膜126とゲート電極膜127とがこの順序で配
置されている。ゲート電極膜127の表面及び側面に
は、層間絶縁膜141が形成されており、その表面に
は、ソース電極膜144が配置されている。
【0005】上記のようなベース領域154は、ドレイ
ン領域112表面近傍に島状に配置されており、1個の
ベース領域154と、そのベース領域154内に配置さ
れたソース領域161及びチャネル領域110とで、1
個のセル101が形成されている。図35は、ドレイン
領域112の表面を示す平面図であり、矩形形状のセル
101が複数個行列状に配置されている。
【0006】この電界効果トランジスタ105を使用す
る場合、ソース電極膜144を接地電位に置き、ドレイ
ン電極膜148に正電圧を印加し、ゲート電極膜127
にスレッショルド電圧以上のゲート電圧(正電圧)を印加
すると、p型のチャネル領域110表面にn型の反転層
が形成され、ソース領域161と導電領域111とがそ
の反転層によって接続され、電界効果トランジスタ10
5は導通する。その状態からゲート電極膜127にスレ
ッショルド電圧以下の電圧(例えば接地電位)を印加する
と、反転層は消滅し、電界効果トランジスタ105は遮
断する。
【0007】かかる電界効果トランジスタ105につい
て、上記のようなセル101を多数配置した場合に、セ
ル101の占有面積を小さくするため、セル101間の
間隔を小さくすることが考えられる。
【0008】図36に、セル101間の間隔が小さい電
界効果トランジスタ105の、導通状態における内部の
状態を示す。上述の構成の電界効果トランジスタ105
では、各セル101は、ドレイン領域112の表面に全
て配置され、同一平面上に配置されている。このため、
各セル101の間隔が狭いと、導通状態時に各セル10
1から広がる空乏層は図35の符号198に示すように
互いに繋がる。導通状態ではキャリアは図35の符号1
67に示すように、ソース領域161からドレイン領域
へ流れ、その後シリコン基板111に達するが、このと
き空乏層198が互いに繋がっているため、キャリア1
67はこの空乏層198を通らなければシリコン基板1
11へと達することができない。このため、導通抵抗が
大きくなってしまうという問題が生じていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不都合を解決するために創作されたものであり、その
目的は、高耐圧低抵抗の電界効果トランジスタを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、第1導電型の高抵抗層表面
に配置された第2導電型のベース領域と、前記ベース領
域中に配置された第1導電型のソース領域とを備えた複
数のセルを有する電界効果トランジスタであって、前記
高抵抗層には段差が形成され、前記セルの一部は前記段
差の上側表面に配置され、残りのセルは段差の下側表面
に配置され、前記段差の上側表面に配置された上側セル
の数は、前記段差の下側表面に配置された下側セルの数
に比して多くなるように構成されている。請求項2記載
の発明は、請求項1記載の電界効果トランジスタであっ
て、前記上側セルのベース領域は、その外縁部分が前記
段差の側面にまで達するように配置され、前記上側セル
のソース領域は、その外縁部分が前記段差の側面に達
し、かつ底部表面が前記上側セルのベース領域の底部表
面まで達しない深さになるように、前記上側セルのベー
ス領域の表面に配置され、少なくとも前記段差の側面に
面する上側のベース領域上に、ゲート絶縁膜が配置さ
れ、該ゲート絶縁膜上にゲート電極膜が配置され、前記
段差の側面に面する前記上側セルのベース領域が、前記
上側セルにおけるチャネル領域となるように構成されて
いる。請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2の
いずれか1項記載の電界効果トランジスタであって、前
記上側セルは前記高抵抗層表面に点在して配置され、前
記段差は、点在する前記上側セルのそれぞれの周囲を取
り囲むように配置され、前記ゲート絶縁膜及び前記ゲー
ト電極膜は、前記上側セルの周囲を取り囲むように配置
されたことを特徴とする。請求項4記載の発明は、請求
項1乃至請求項3のいずれか1項記載の電界効果トラン
ジスタであって、前記下側セルのベース領域は、その平
面形状が円形であることを特徴とする。請求項5記載の
発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の電
界効果トランジスタであって、前記上側セル又は下側セ
ルのソース領域に代えて、第1導電型の不純物拡散領域
が前記上側セル又は下側セルのベース領域の表面に形成
されている。請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5のいずれか1項記載の電界効果トランジスタであっ
て、前記高抵抗層の裏面に、第2導電型の半導体層が設
けられたことを特徴とする。
【0011】本発明の電界効果トランジスタによれば、
高抵抗層に形成された段差にゲート絶縁膜及びゲート電
極を配置すると、上側セルにおいては、段差側面のゲー
ト絶縁膜及びゲート電極に面した部分のベース領域がチ
ャネル領域となるので、ベース領域の表面上にチャネル
領域分の面積を確保する必要がない。
【0012】このため、ベース領域表面の外周部分にチ
ャネル領域が形成されるため、互いに隣接するセルの間
隔を、チャネル領域分だけ大きくする必要があるセル構
造に比して、互いに隣接するセルの間隔を狭めることが
でき、従来に比して多数のセルを高抵抗層表面に配置す
ることができる。
【0013】その結果、本発明の上側セルは、従来に比
して多数配置することができ、下側セルよりもその数が
多くなっており、かつ段差側面に面するベース領域は全
てチャネル領域となるので、高抵抗層表面に点在して配
置された上側セルの全周囲に段差を形成し、上側セルの
全周囲にゲート絶縁膜及びゲート電極膜を配置すること
により、上側セルの周囲は全てチャネル領域になるの
で、単位面積あたりのゲート幅を従来に比して長くする
ことができる。従って、従来に比して電界効果トランジ
スタの導通抵抗が低くなる。
【0014】なお、上述した構成の電界効果トランジス
タにおいては、下側セルの平面形状を矩形にすることも
考えられるが、この場合には、矩形の下側セルの角部に
電界が集中するため、耐圧が低くなってしまうという問
題がある。
【0015】そこで、本発明の電界効果トランジスタで
は、少なくとも下側セルの平面形状を円形にしている。
このように構成することにより、下側セルの角部に電界
が集中して耐圧が低下することはない。
【0016】また、本発明の電界効果トランジスタにお
いて、高抵抗層の裏面に第2導電型の半導体層が設けら
れてなるIGBT(Insulated gate bipolar transisto
r)の構造としてもよい。
【0017】さらに、上記IGBT構造において、第1
導電型の不純物拡散領域が上側セル又は下側セルのベー
ス領域の表面に形成され、これらの間にpn接合を形成
するサイリスタセルを有し、かつ該サイリスタセルはソ
ース電極と接続されていないEST(Emitter switched
thyristor)構造としてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下で図面を参照し、本発明の電
界効果トランジスタを説明する。図1(b)は本発明の電
界効果トランジスタの平面図であり、図1(a)は、図1
(b)のA−A線断面図に対応している。図1(a)、(b)
の符号1は本発明の一例の電界効果トランジスタを示し
ている。
【0019】この電界効果トランジスタ1は、n+型の
シリコン基板11を有している。シリコン基板11表面
には、エピタキシャル成長により、n型不純物からなる
高抵抗層12が形成されている。
【0020】高抵抗層12の表面には、円形の孔が千鳥
格子状に配置されている。各円形孔からは、6本の直線
状の溝が放射状に突出している。これらの溝は、互いに
隣り合う二本の溝の延伸方向がなす角が60°になるよ
うに配置されている。近接する三個の円形孔から突出し
た直線状の溝は、一点で交わり、三本の直線状の溝で一
つのY字状の溝が形成されることになる。その結果、近
接した三個の円形孔は、Y字状の溝で接続されることに
なる。円形孔は、その深さが直線状の溝と等しく、3.
5μmである。また、円形孔の直径は8μmであり、溝
の幅は1.0μmとなっている。
【0021】高抵抗層12の表面は、4個の直線状の溝
と、2個の円形孔とで囲まれ、平面形状が略六角形の複
数の領域に仕切られるが、複数に仕切られた領域の高抵
抗層12の表面と、円形孔の底面とには、それぞれ上側
セル51、下側セル52が配置されている。
【0022】上側セル51は、高抵抗層12の表面にp
型不純物が拡散されてなる上側ベース領域29を有して
いる。上側ベース領域29は、その外縁部分が、円形孔
及び直線状の溝の内部側面まで達している。上側ベース
領域29表面の中央領域には、高濃度のp+型不純物が
拡散されてなり、その平面形状が略六角形の上側ソース
コンタクト領域38が配置されている。上側ベース領域
29表面の外縁部には、n型不純物が拡散されて成る上
側ソース領域43が配置されている。この上側ソース領
域43は上側ソースコンタクト領域38と接触して配置
されている。また上側ベース領域29のうち、円形孔及
び直線状の溝と面する部分は、上側チャネル領域99と
なっている。
【0023】他方、下側セル52は、円形孔の底部に位
置する高抵抗層12の表面に配置され、p型不純物が拡
散されてなる下側ベース領域28を有している。下側ベ
ース領域28は、平面形状が円形に形成され、その外縁
部が円形孔の内部底面に位置しており、円形孔の内部底
面の外周より内側に納まるように配置されている。ここ
では、下側ベース領域28の外縁が溝の外周より0.5
μmだけ内側に位置している。下側ベース領域28表面
の中央領域には、高濃度のp+型不純物が拡散されてな
り、平面形状が円形の下側ソースコンタクト領域39が
配置されている。
【0024】下側ソースコンタクト領域39の外縁部に
は、n型不純物が拡散されて成る下側ソース領域44が
配置されており、その外縁部は、下側ベース領域28の
外縁部の内側に位置している。下側ベース領域28の表
面においては、下側ベース領域28の外縁部と、下側ソ
ース領域44の外縁部との間の領域は、下側チャネル領
域98となっている。上側ベース領域29表面の不純物
濃度は、下側ベース領域28表面の不純物濃度に比して
低くなるように調整され、その結果、上側チャネル領域
99、下側チャネル領域98の不純物濃度は互いにほぼ
等しくなっている。
【0025】円形孔及び直線状の溝の内部側面から、そ
れぞれの内部底面に位置する下側ソース領域44の一部
までは、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜が配置さ
れている。図中では、円形孔の内部底面に位置するゲー
ト絶縁膜を上側ゲート絶縁膜と称して符号311に示
し、円形孔及び直線状の溝の内部側面に位置するゲート
絶縁膜を下側ゲート絶縁膜と称して符号312に示す。
この下側ゲート絶縁膜312の上部から上側ソース領域
43には、下地酸化膜33が配置されている。
【0026】上側ゲート絶縁膜311、下側ゲート絶縁
膜312及び下地酸化膜33の表面には、ポリシリコン
からなるゲート電極膜22が配置されている。このゲー
ト電極膜22は、その平面図を図1(b)に示すように、
円形孔と、直線状の溝の全てにわたって網目状に配置さ
れている。このゲート電極膜22は、上側ゲート絶縁膜
311、下側ゲート絶縁膜312及び下地酸化膜33によ
り、上側ソース領域43及び下側ソース領域44は、上
側ベース領域29及び下側ベース領域28と絶縁されて
いる。
【0027】このゲート電極膜22上には、ゲート電極
膜22を被覆するように層間絶縁膜45が配置されてい
る。ソース領域43、44と、ソースコンタクト領域3
8、39と、層間絶縁膜45の表面には、Alからなる
ソース電極膜46が配置されている。このソース電極膜
46は、ソース領域43、44及びソースコンタクト領
域38、39と接触し、電気的に接続されるとともに、
層間絶縁膜45により、ゲート電極膜22と絶縁された
状態にある。
【0028】シリコン基板11の裏面全面には、シリコ
ン基板11とオーミック接合をとる金属膜からなるドレ
イン電極膜47が配置されている。このドレイン電極膜
47は、シリコン基板11を介して高抵抗層12と電気
的に接続されている。
【0029】上述した構成の電界効果トランジスタ1の
製造工程を以下で図3乃至図27を参照しながら説明す
る。図3乃至図23は、上側セル51及び下側セル52
が形成された領域(以下でセル領域と称する。)の製造工
程を示す断面図であり、図24乃至図27は、製造工程
を説明する平面図である。
【0030】まず、抵抗率が3×10-3Ω・cmであるn+
型シリコン基板11の表面上に、厚み4〜5μmで抵抗
率が0.3Ω・cmのn-型シリコン単結晶をエピタキシャ
ル成長させ、高抵抗層12を形成する(図3)。
【0031】次に、熱酸化処理をし、フィールド酸化膜
を全面に形成した後に、セル領域のフィールド酸化膜を
全部除去し、図示しない基板の周縁部分にのみ残存させ
た後に、熱酸化法により下地酸化膜17を成膜する。そ
の後、全面にCVD法によりPSG膜18を形成する。
その状態を図4に示す。
【0032】次に、全面にレジスト膜71を成膜し、パ
ターニングしてセル領域の複数の領域に所定間隔で開口
を形成した後、そのレジスト膜71をマスクにして下地
酸化膜17及びPSG膜18をエッチングし、下地酸化
膜17及びPSG膜18に開口部82を形成する。その
状態を図5に示す。なお、開口部82はセル領域に多数
形成されているが、図5には、1個の開口部82のみ示
している。
【0033】次いで、レジスト膜71を除去した後、P
SG膜18及び下地酸化膜17をマスクにして、開口部
82から露出する高抵抗層12をエッチングし、高抵抗
層12に溝83を形成する。この溝83は、図24にそ
の平面図を示すように、千鳥格子状に配置された複数の
円形孔と、各円形孔から放射状に伸びる直線状の溝とで
構成されている。図24のC−C線断面図を図6に示
す。
【0034】次に、図示しない基板の周縁部分のPSG
膜18と、下地酸化膜17とを除去した後に、熱酸化法
により、シリコン酸化膜19を0.05μmの厚みに堆
積させる。このシリコン酸化膜19は、溝83の内部底
面及び側面を覆っていてゲート酸化膜として機能する。
その後、シリコン酸化膜19の表面にCVD法でポリシ
リコン層20を0.5μmの厚みに堆積させる。その状
態を図7に示す。
【0035】次に、CVD法により、ポリシリコン層2
0の表面にPSG膜21を1μmの厚みに堆積させる。
その状態を図8に示す。次いで、PSG膜21を所定時
間エッチングする。すると、PSG膜21は、そのほと
んどが除去され、溝内部に形成されたポリシリコン層2
0の側面に位置するPSG膜21が残存する。その状態
を図9に示す。
【0036】次に、ポリシリコン層20を所定時間エッ
チングすると、高抵抗層12表面のポリシリコン層は除
去され、ポリシリコン層は円形孔及び直線状の溝の内部
底面の周辺部から内部側面の下方位置にかけて残存し、
溝の内部底面の中央には開口84が形成される。残存し
たポリシリコン層をゲート電極膜と称し、符号22に示
す。このゲート電極膜22は、図25にその平面図を示
すように、円形孔の外周部分と、直線状の溝の全てとに
わたって網目状に配置されている。図10は図25のD
−D線断面図に対応している。
【0037】次いで、基板表面にp型不純物を照射す
る。すると、図11に示すように、p型不純物は開口8
4と、その直下のシリコン酸化膜19を介して溝の底部
中央で露出する高抵抗層12の表面に注入され、p型注
入層26が形成される。
【0038】次に、シリコン酸化膜19、PSG膜18
及びPSG膜21を所定時間エッチングすると、PSG
膜18及びPSG膜21は完全に除去されるとともに、
シリコン酸化膜19も大部分が除去される。その結果、
ゲート電極膜22と、その側方に位置する上側ボディ領
域29との間のシリコン酸化膜が残存すると共に、ゲー
ト電極膜22の下方に位置するシリコン酸化膜が残存
し、溝の中央領域には開口85が形成され、高抵抗層1
2の表面が露出する。残存したシリコン酸化膜のうち、
ゲート電極膜22の側方で残存したシリコン酸化膜を上
側ゲート絶縁膜と称して図12の符号311に示し、ゲ
ート電極膜22の下方で残存したシリコン酸化膜を下側
ゲート絶縁膜と称して符号312に示す。
【0039】次いで、表面に所定量のp型不純物を照射
する。すると、そのp型不純物は高抵抗層12の表面に
注入され、p型注入層25が形成される。このp型不純
物は溝の底部に形成されたp型注入層26にも注入さ
れ、このp型注入層26には、二度目のp型不純物注入
がなされるので、その不純物濃度は、高抵抗層12表面
のp型注入層25の表面濃度よりも高濃度になる(図1
3)。
【0040】次に、熱処理をすると、p型注入層25、
26でp型不純物が拡散し、高抵抗層12の表面には上
側ベース領域29が形成されるとともに、円形孔の底部
の高抵抗層12表面には、表面形状が円形になる下側ベ
ース領域28が形成される。このとき上側ベース領域2
9の外縁部分は溝の側面に達し、下側ベース領域28の
外縁部分は、溝の外周よりも内側に位置している。この
状態における平面図を図26に示す。また、図14に、
図26のE−E線断面図を示す。
【0041】次いで、セル領域の上側ベース領域29の
表面に熱酸化法で下地酸化膜33を成膜する(図15)。
その後、上側のベース領域29及び下側のベース領域2
8の中央部分にそれぞれ開口87、86を有するレジス
ト膜73を形成する。
【0042】この状態でp型不純物をレジスト膜73表
面に照射すると、p型不純物は上述の開口87、86を
介して上側のベース領域29及び下側のベース領域28
の中央部分にそれぞれ注入され、それぞれの表面にp型
注入層36、35が形成される(図16)。
【0043】次に、レジスト膜73を除去し、熱処理す
ると、p型不純物が拡散し、セル領域ではp型注入層3
6、35の形成領域に、それぞれp型高濃度不純物から
なる上側ソースコンタクト領域38と、下側ソースコン
タクト領域39とが形成される(図17)。これらのソー
スコンタクト領域38、39は、その平面図を図27に
示すように、平面形状が円形になっている。なお図17
は、図27のF−F線断面図に対応している。
【0044】次いで、ソースコンタクト領域38、39
の中央領域を被覆するレジスト膜74を形成し、このレ
ジスト膜74をマスクにしてn型不純物を注入する。す
るとn型不純物は、図18に示すように、上側ベース領
域29の表面に注入されてn型注入層41が形成される
とともに、下側ソースコンタクト領域39の外縁部の表
面に注入されてn型注入層42が形成される。
【0045】次に、レジスト膜74を除去し、加熱処理
をすると、n型注入層41、42のn型不純物が拡散
し、n型注入層41、42の形成領域に、第1、第2の
ソース領域43、44が形成される(図19)。次いで、
全面にCVD法でPSGからなる層間絶縁膜45を1μ
mの厚みに成膜する(図20)。
【0046】次に、層間絶縁膜45表面にレジスト膜7
5を形成する。このレジスト膜75は、セル領域におい
ては上側ソース領域43及び上側ソースコンタクト領域
38の形成領域と、下側ソース領域44及び下側ソース
コンタクト領域39の形成された領域とにそれぞれ開口
を有している。
【0047】このレジスト膜75をマスクにして、層間
絶縁膜45を所定時間エッチングすると、図21に示す
ように、上側ゲート絶縁膜311と下地酸化膜33がエ
ッチングされて開口部89、86がそれぞれ形成され、
開口部89、86からそれぞれ上側ソース領域43及び
上側ソースコンタクト領域38と、下側ソース領域44
及び下側ソースコンタクト領域39とが露出する。
【0048】次いで、蒸着法により、表面全面にAlか
らなる金属膜77を成膜し(図22)、その後金属膜77
をパターニングして、ソース領域43、44と電気的に
接続するソース電極膜46を形成するとともに、図示し
ないゲート電極金属膜を形成する。このゲート電極金属
膜はゲート電極膜22と電気的に接続される膜である。
その後シリコン基板11の裏面に、シリコン基板11と
オーミック接合を形成する金属膜を蒸着し、シリコン基
板11の裏面全面にドレイン電極膜47を成膜する(図
23)。以上説明した工程を経て、図1に示す電界効果
トランジスタ1が完成する。
【0049】上述した電界効果トランジスタ1では、ソ
ース電極膜46を接地電位に置き、ドレイン電極膜47
に正電圧を印加した状態で、ゲート電極膜22に閾値電
圧以下の正電圧が印加された状態では、電界効果トラン
ジスタ1は遮断状態にある。遮断状態における電界効果
トランジスタ1の状態を図2(b)に示す。下側チャネル
領域98と上側チャネル領域99とは、上述したように
それぞれの不純物濃度がほぼ等しくなっており、その結
果、閾値電圧は上側セル51、下側セル52においてほ
ぼ等しくなっている。図2(b)の符号69は、遮断状態
における空乏層を示しており、この空乏層69は、互い
に繋がっている。
【0050】かかる遮断状態から、ゲート電極膜22に
閾値電圧以上の正電圧を印加すると、上側セル51にお
いては、p型の上側チャネル領域99と上側ゲート絶縁
膜311との界面にn型の反転層が形成され、この反転
層でドレイン領域と上側ソース領域43とが接続され、
導通状態になる。
【0051】他方、下側セル52においては、p型の下
側チャネル領域98と下側ゲート絶縁膜312との界面
にn型の反転層が形成され、この反転層でドレイン領域
と下側ソース領域44とが接続され、導通状態になる。
その状態を図2(a)に示す。
【0052】この状態では、上側のベース領域29及び
下側のベース領域28の外側へそれぞれ空乏層が広が
る。各ベース領域29、28から広がる空乏層をそれぞ
れ図2の符号65、66に示す。
【0053】本実施形態では、複数の溝を形成し、その
結果形成される凹凸にそれぞれプレーナ型の上側セル5
1、下側セル52を形成しているので、全てのセルが同
一平面上に配置された従来と異なり、上側のベース領域
29と下側のベース領域28とは、溝によって形成され
る凹凸部分にそれぞれ形成され、同一平面上に配置され
ておらず、しかも下側ベース領域28の外縁は、上述し
たように溝の外周よりも0.5μmだけ内側に位置して
いるので、互いに隣接する上側ベース領域29と下側ベ
ース領域28との間隔は、ほぼ溝の深さ分だけ大きくな
り、各ベース領域29、28から広がる空乏層65、6
6は互いに接触せず、空乏層65、66の間に間隙が生
じる。
【0054】上側セル51、下側セル52において流れ
るキャリアを図2の符号68、67にそれぞれ示す。こ
れらのキャリア68、67は、各空乏層65、66の間
隙を通ってシリコン基板11へと流れるので、キャリア
が空乏層を経由することで導通抵抗が高くなっていた従
来に比して、導通抵抗が低くなる。
【0055】また、上側セル51の周囲にはゲート電極
膜22が配置されており、上側セル51の全周はほぼゲ
ート幅に相当する。さらに、上述したように、高抵抗層
12の表面には、円形孔と直線状の多数の溝とが形成さ
れ、これらの円形孔と多数の溝によって高抵抗層12表
面は多数の領域に仕切られる。上側セル51は、仕切ら
れた領域のそれぞれに配置されており、その数は下側セ
ル52の数よりも多くなっている。このため、単位面積
におけるゲート幅は、従来に比して大きくなる。従っ
て、耐圧が等しくとも、導通抵抗が従来に比してさらに
小さくなる。
【0056】ところで、本実施形態の電界効果トランジ
スタ1では、上側セル51、下側セル52として、図2
8にその平面図を示すように、上側セル51、下側セル
52の平面形状を矩形にしてベース領域29、28を矩
形にする構造も考えられる。しかしながら、図28に示
すような構造では、矩形の下側ベース領域28の角部に
電界が集中するため、トランジスタの耐圧が低くなって
しまうという問題がある。
【0057】そこで本実施形態の電界効果トランジスタ
1では、下側ベース領域28の平面形状を円形にしてい
る。このように構成することにより、セルを矩形にした
場合と異なり、下側ベース領域28に角部がないので、
図28に示した構造のようにベース領域の角部に電界が
集中し、耐圧が低くなることはない。
【0058】なお、上述した実施形態では、上側セル5
1で、上側ソース領域43の外縁部が上側ベース領域2
9の外縁部まで達していた構造になっていたが、本発明
はこれに限られるものではなく、例えば、図29にその
平面図を示し、図30に図29のG−G線断面図を示す
ように、上側ソース領域54の外縁部が、上側ベース領
域29の外縁部まで達していない構造の上側セル55を
有する構造の電界効果トランジスタ2としてもよい。こ
の場合は、図30に示すように、上側ベース領域29表
面の外縁部と、上側ソース領域54の外縁部との間(符
号96)までが上側チャネル領域に含まれることにな
る。
【0059】また、図1の電界効果トランジスタ1で
は、n型のシリコン基板11を用いていたが、図31に
示すように、n型のシリコン基板11に代えてp型のシ
リコン基板97を用い、シリコン基板97裏面にコレク
タ電極95が配置された構造のIGBT3を構成しても
よい。
【0060】さらに、図32の符号4に示すように、上
記のIGBT3において、高抵抗層12の溝の底部に形
成された、下側ベース領域28に下側ソースコンタクト
領域と下側ソース領域を設けず、下側ベース領域28の
表面にn型の不純物拡散層57を配置し、下側ベース領
域28と不純物拡散層57との間にpn接合が形成され
たサイリスタセル56を有し、該サイリスタセル56が
ソース電極膜46と電気的に接続されていない構造のE
STを構成してもよい。これと同様に、図33の符号5
に示すように、高抵抗層12表面に形成された上側ベー
ス領域29の表面に、n型の不純物拡散層59を形成
し、上側ベース領域29と不純物拡散層59とで形成さ
れたサイリスタセル58を有し、該サイリスタセル58
がソース電極膜46と電気的に接続されていない構造の
ESTを構成してもよい。
【0061】なお、上記実施形態では、第1導電型をn
型とし、第2導電型をp型としたが、本発明はこれに限
られるものではなく、第1導電型をp型とし、第2導電
型をn型としてもよい。
【0062】また、上記の高抵抗層12は、シリコン基
板11上にエピタキシャル成長させたものを用いたが、
高抵抗のシリコンウェハー自体で高抵抗層12を構成さ
せ、その高抵抗層12の裏面側から高抵抗層12と同じ
導電型の不純物を拡散させ、高抵抗層12よりも低抵抗
のシリコン基板11を構成させるように製造してもよ
い。
【0063】また、上述した上側、下側のゲート絶縁膜
311、312は、一体化しているものとしたが、本発明
はこれに限られるものではなく、上側、下側のチャネル
領域99、98に接触するように配置されていればよ
く、例えば互いに分割されていてもよい。同様に、ゲー
ト電極膜22は、上側、下側のゲート絶縁膜311、3
2の両方に亘って形成されているが、本発明のゲート
電極膜はこれに限られるものではなく、例えば、ゲート
電極膜が二分割されるようにし、分割された各々のゲー
ト電極膜が上側、下側のゲート絶縁膜311、312の表
面にそれぞれ配置されるように構成してもよい。
【0064】さらに、上側セル51、下側セル52につ
いては図1(b)に示すように、上側セル51の平面形状
が略六角形で、下側セル52の平面形状が円形になるも
のとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、少
なくとも下側セル52で下側ベース領域28が円形にな
るように構成されていれば、上側セル51における上側
ベース領域29の平面形状はいかなる形状であってもよ
い。
【0065】
【発明の効果】占有面積が小さく、導通抵抗が低い電界
効果トランジスタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a):本発明の一実施形態の電界効果トランジ
スタを説明する断面図 (b):本発明の一実施形態の電界効果トランジスタを説
明する平面図
【図2】(a):本実施形態の電界効果トランジスタの導
通状態を説明する断面図 (b):本発明の一実施形態の電界効果トランジスタの遮
断状態を説明する断面図
【図3】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタの
製造工程を説明する第1の断面図
【図4】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタの
製造工程を説明する第2の断面図
【図5】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタの
製造工程を説明する第3の断面図
【図6】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタの
製造工程を説明する第4の断面図
【図7】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタの
製造工程を説明する第5の断面図
【図8】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタの
製造工程を説明する第6の断面図
【図9】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタの
製造工程を説明する第7の断面図
【図10】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第8の断面図
【図11】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第9の断面図
【図12】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第10の断面図
【図13】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第11の断面図
【図14】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第12の断面図
【図15】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第13の断面図
【図16】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第14の断面図
【図17】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第15の断面図
【図18】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第16の断面図
【図19】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第17の断面図
【図20】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第18の断面図
【図21】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第19の断面図
【図22】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第20の断面図
【図23】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第21の断面図
【図24】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第1の平面図
【図25】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第2の平面図
【図26】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第3の平面図
【図27】本発明の一実施形態の電界効果トランジスタ
の製造工程を説明する第4の平面図
【図28】セルが矩形に配置された場合の状態を説明す
る平面図
【図29】本発明の他の実施形態の電界効果トランジス
タを説明する平面図
【図30】本発明の他の実施形態の電界効果トランジス
タを説明する断面図
【図31】本発明の他の実施形態のIGBT構造の電界
効果トランジスタを説明する断面図
【図32】本発明の他の実施形態の第1のサイリスタ構
造の電界効果トランジスタを説明する断面図
【図33】本発明の他の実施形態の第2のサイリスタ構
造の電界効果トランジスタを説明する断面図
【図34】従来の電界効果トランジスタの構造を説明す
る断面図
【図35】従来の電界効果トランジスタの構造を説明す
る平面図
【図36】従来の電界効果トランジスタの導通状態を説
明する断面図
【符号の説明】
11……シリコン基板 12……高抵抗層 22…
…ゲート電極膜 28……第2のベース領域 29
……第1のベース領域 43……第1のソース領域
44……第2のソース領域 47……ドレイン電極
膜 98……第2のチャネル領域 99……第1の
チャネル領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 653 H01L 29/78 653B 29/749 29/74 601Z 21/336 29/78 658C 658D 658G (72)発明者 大島 宏介 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業株 式会社飯能工場内 Fターム(参考) 5F005 AA01 AC01 AE09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の高抵抗層表面に配置された第
    2導電型のベース領域と、前記ベース領域中に配置され
    た第1導電型のソース領域とを備えた複数のセルを有す
    る電界効果トランジスタであって、 前記高抵抗層には段差が形成され、前記セルの一部は前
    記段差の上側表面に配置され、残りのセルは段差の下側
    表面に配置され、 前記段差の上側表面に配置された上側セルの数は、前記
    段差の下側表面に配置された下側セルの数に比して多く
    なるように構成された電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】前記上側セルのベース領域は、その外縁部
    分が前記段差の側面にまで達するように配置され、 前記上側セルのソース領域は、その外縁部分が前記段差
    の側面に達し、かつ底部表面が前記上側セルのベース領
    域の底部表面まで達しない深さになるように、前記上側
    セルのベース領域の表面に配置され、 少なくとも前記段差の側面に面する上側のベース領域上
    に、ゲート絶縁膜が配置され、該ゲート絶縁膜上にゲー
    ト電極膜が配置され、 前記段差の側面に面する前記上側セルのベース領域が、
    前記上側セルにおけるチャネル領域となるように構成さ
    れた請求項1記載の電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】前記上側セルは前記高抵抗層表面に点在し
    て配置され、 前記段差は、点在する前記上側セルのそれぞれの周囲を
    取り囲むように配置され、前記ゲート絶縁膜及び前記ゲ
    ート電極膜は、前記上側セルの周囲を取り囲むように配
    置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいず
    れか1項記載の電界効果トランジスタ。
  4. 【請求項4】前記下側セルのベース領域は、その平面形
    状が円形であることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか1項記載の電界効果トランジスタ。
  5. 【請求項5】前記上側セル又は下側セルのソース領域に
    代えて、第1導電型の不純物拡散領域が前記上側セル又
    は下側セルのベース領域の表面に形成された請求項1乃
    至請求項4のいずれか1項記載の電界効果トランジス
    タ。
  6. 【請求項6】前記高抵抗層の裏面に、第2導電型の半導
    体層が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれか1項記載の電界効果トランジスタ。
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