JP2002140970A - 開閉器の接触子 - Google Patents

開閉器の接触子

Info

Publication number
JP2002140970A
JP2002140970A JP2000332686A JP2000332686A JP2002140970A JP 2002140970 A JP2002140970 A JP 2002140970A JP 2000332686 A JP2000332686 A JP 2000332686A JP 2000332686 A JP2000332686 A JP 2000332686A JP 2002140970 A JP2002140970 A JP 2002140970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
movable contact
arc
metal layer
fixed contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000332686A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ito
裕幸 伊藤
Yusuke Kobayashi
祐輔 小林
Yuichi Ito
雄一 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kogyo Corp
Original Assignee
Nitto Kogyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kogyo Corp filed Critical Nitto Kogyo Corp
Priority to JP2000332686A priority Critical patent/JP2002140970A/ja
Publication of JP2002140970A publication Critical patent/JP2002140970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
  • Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】消弧特性が優れ、製造コストを削減できる開閉
器の接触子を提供する。 【解決手段】2層以上の異種金属を積層した積層金属材
料であって、少なくともその内1層が磁性体金属層3で
ある積層金属材料により形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線用遮断器又は
電磁開閉器等の開閉器に使用する接触子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来配線用遮断器又は電磁開閉器等の開
閉器において、固定接点、可動接点が固着される固定接
触子及び可動接触子の材料としては、電気伝導性が良い
ということで、銅あるいは黄銅が採用されることが一般
的であるが、アークを接点間からすばやく引き離すため
に、固定接触子に強磁性体である鉄などにより構成され
るアークランナーを、ねじ止めあるいはかしめ等の方法
により取り付ける方法が取られている。しかし、アーク
ランナーを確実に固定することが求められることから部
品点数が増大して製造コストが増大するという問題があ
った。また、可動接触子の可動接点を固着した端部にア
ークを誘引するための部材を取り付けたり、アークを接
点から離すために先端を延長して折り曲げるなどの方法
も取られたが、可動接触子に対して取られるこれらの対
策は効果が大きくないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたもので、消弧特性が優れ、
製造コストを削減できる開閉器の接触子を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、本発明の
2層以上の異種金属を積層した積層金属材料であって、
少なくともその内1層の金属が磁性体である積層金属材
料により形成したことを特徴とする開閉器の接触子によ
って解決できる。また、固定接触子の接点に隣接する部
分に突起又は折り曲げ部を設け、可動接触子の先端部に
突起又は折り曲げ部を設けることにより具体化できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の各実施の形態につ
いて、具体的に説明する。図1は第一の実施の形態を示
す要部の側面図で、1は固定接触子であり、非磁性体金
属層2と強磁性体金属層3との2層の積層金属材料で形
成している。4は固定接触子1の端部に固着した固定接
点である。5は可動接触子であって端部に可動接点6が
固着してあり、図示しない機構により駆動されて可動接
点6が固定接点4に対し閉極または開極させられる。
【0006】この第一の実施の形態において、可動接点
6が固定接点4に対し閉極させられた状態から開極させ
られると、可動接点6と固定接点4の間にはアークが発
生することになる。このアークは電流であるので磁界を
発生し、強磁性体金属層3との相互作用により力を受
け、図1の左方に引っ張られて引き伸ばされ、速やかに
消弧することになる。
【0007】図2は第二の実施の形態を示す要部の側面
図で、第一の実施の形態と同様に固定接触子1、固定接
点4、可動接触子5、可動接点6から構成している。こ
こで、固定接触子1は強磁性体金属層3の両面を非磁性
体金属層2により挟んだ3層の積層金属材料で形成して
いる。この強磁性体金属層3の存在がアークの消弧に効
果があるのは第一の実施の形態と同様であるが、固定接
触子1の成形を材料の表裏を気にすることなく行えると
いう利点がある。
【0008】図3は第三の実施の形態を示す要部の側面
図で、第一の実施の形態と同様に非磁性体金属層2と強
磁性体金属層3との2層の積層金属材料で形成した固定
接触子1、固定接点4、可動接触子5、可動接点6から
構成している。7は固定接触子1の固定接点4に隣接し
た部分に設けた突起であって、アークの消弧に効果があ
るのは第一の実施の形態と同様であるが、固定接触子1
の一部を隆起させて突起7を設けたことにより固定接点
4側のアーク点が突起7側に引かれ、アークの消弧がよ
り速やかになるという利点がある。
【0009】図4は第四の実施の形態を示す要部の側面
図で、第一の実施の形態と同様に非磁性体金属層2と強
磁性体金属層3との2層の積層金属材料で形成した固定
接触子1、固定接点4、可動接触子5、可動接点6から
構成している。8は固定接触子1の固定接点4に隣接し
た部分に設けた折り曲げ部であって、アークの消弧に効
果があるのは第一の実施の形態と同様であるが、折り曲
げ部8を設けたことにより固定接点4側のアーク点が折
り曲げ部8側に引かれ、アークの消弧がより速やかにな
るという利点がある。なお、折り曲げ部8は固定接触子
1の幅方向の両側もしくは片側に設けることができ、第
二の実施の形態のものに折り曲げ部8を設けることも可
能である。
【0010】図5は第五の実施の形態を示す要部の側面
図で、固定接触子1は強磁性体金属層3の両面を非磁性
体金属層2により挟んだ3層の積層金属材料を用い、折
り返した部分に固定接点4を固着し、固定接点4近傍の
先端を可動接触子5側に折り曲げて折り曲げ部9を形成
しており、この固定接触子1と可動接触子5、可動接点
6から構成している。第五の実施の形態では折り曲げ部
9がアークランナーの作用をし、アークの消弧が速やか
に行われるという利点がある。
【0011】なお、第五の実施の形態において、固定接
触子1を図5に示す形状に折り曲げて形成した場合、従
来のように材料として銅を単独で使用すると閉極時に可
動接点から受ける力により変形する恐れがある。この強
度的な問題に対処するため黄銅が使用されることがあっ
たが導電率が低いため発熱が問題となり、鉄入銅を使用
することもあったが材料が高価であるという問題があっ
た。しかも、この鉄入銅は磁性体の性質を持たないこと
からアークの消弧に関して全く効果のないものであっ
た。本発明の第五の実施の形態によれば、強磁性体金属
層3である鉄で機械的強度が確保され、両面の非磁性体
金属層2である銅で導電性が確保されるので従来のこの
ような問題はない。また、強磁性体金属層3である鉄の
存在によりアークの消弧が速やかに行われることは前記
の通りである。
【0012】図6は第六の実施の形態を示す要部の側面
図で、固定接触子1は第四の実施の形態のものと同一の
ものである。可動接触子5は強磁性体金属層11の両面
を非磁性体金属層12により挟んで厚さ方向に積層した
3層の積層金属材料で形成しており、先端部に可動接点
6を固着している。この第六の実施の形態では、接点の
開成時に可動接触子5の強磁性体金属層11が可動接触
子5上方の磁界を吸収するのでアークの移行を妨げる力
の発生を弱めることとなり、アークの消弧が速やかに行
われる。
【0013】図7は第七の実施の形態を示す要部の斜視
図で、固定接触子1は第四の実施の形態のものと同様の
ものであるが、折り曲げ部8は固定接触子1の幅方向の
両側に設けている。可動接触子5は強磁性体金属層11
の両面を非磁性体金属層12により挟んで幅方向に積層
した3層の積層金属材料で形成しており、先端部に可動
接点6を固着している。この第七の実施の形態でも、接
点の開成時に可動接触子5の強磁性体金属層11が可動
接触子5上方の磁界を吸収するのでアークの移行を妨げ
る力の発生を弱めることとなり、アークの消弧が速やか
に行われる。
【0014】図8は第八の実施の形態を示す要部の側面
図で、固定接触子1は第四の実施の形態のものと同一の
ものである。可動接触子5は強磁性体金属層11と非磁
性体金属層12との2層の積層金属材料で形成してお
り、可動接点6を固着した先端部分のさらに先端に突部
13を設けている。この突部13は可動接触子5の先端
部に発生するアークの移行を妨げる磁界を弱めるため、
さらに速やかにアークの消弧が行われる。また、従来と
は異なり、可動接触子5の一部が磁性体で構成されてい
るため、突部13点へのアークの移行が速やかに行われ
る。
【0015】図9は第九の実施の形態を示す要部の側面
図で、固定接触子1は第四の実施の形態のものと同一の
ものである。可動接触子5は強磁性体金属層11と非磁
性体金属層12との2層の積層金属材料で形成してお
り、可動接点6を固着した先端部分のさらに先端の幅方
向の一部分を固定接触子1側に折り曲げて折り曲げ部1
4を設けている。この第九の実施の形態においても第八
の実施の形態と同様の効果がある。なお、この折り曲げ
部14は図10に示すように可動接触子5の先端の部分
の幅方向全部を折り曲げたものとしても良い。
【0016】図6乃至図10に示す第六乃至第九の実施
の形態においては、第一乃至第五の実施の形態の固定接
触子1とすることができることは言うまでもない。ま
た、2層の積層金属材料の表裏は任意に選択できるもの
であるが、固定接点4、可動接点5はそれぞれ導電材料
である非磁性体金属層2、非磁性体金属層12に直接固
着するのが好ましい。なお、前記実施の形態は配線用遮
断器に使用する接触子についてのものであるが、電磁開
閉器に使用する接触子の場合は可動接触子5を駆動する
機構と若干の形状の変更によって同様に適用できるもの
であり、固定接触子1、可動接触子5を錫めっきすれ
ば、強磁性体金属層3、11を構成する鉄材料の錆の発
生を防止することができ、撚り線を接続する場合にメッ
キが柔らかいことから接触面積が増える利点がある。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の開閉器
の接触子は、消弧特性が優れ、製造コストを削減できる
という優れた効果がある。よって本発明は従来の問題点
を解消したものとして、その工業的価値は極めて大なる
ものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す要部の側面図
である。
【図2】本発明の第二の実施の形態を示す要部の側面図
である。
【図3】本発明の第三の実施の形態を示す要部の側面図
である。
【図4】本発明の第四の実施の形態を示す要部の側面図
である。
【図5】本発明の第五の実施の形態を示す要部の側面図
である。
【図6】本発明の第六の実施の形態を示す要部の側面図
である。
【図7】本発明の第七の実施の形態を示す要部の斜視図
である。
【図8】本発明の第八の実施の形態を示す要部の側面図
である。
【図9】本発明の第九の実施の形態を示す要部の側面図
である。
【図10】本発明の第十の実施の形態を示す要部の側面
図である。
【符号の説明】
1 固定接触子、2 非磁性体金属層、3 強磁性体金
属層、4 固定接点、5 可動接触子、6 可動接点、
7 突起、8 折り曲げ部、9 折り曲げ部、10 端
子部、11 強磁性体金属層、12 非磁性体金属層、
13 突部、14 折り曲げ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2層以上の異種金属を積層した積層金属材
    料であって、少なくともその内1層の金属が磁性体であ
    る積層金属材料により形成したことを特徴とする開閉器
    の接触子。
  2. 【請求項2】固定接触子の接点に隣接する部分に突起又
    は折り曲げ部を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の開閉器の接触子。
  3. 【請求項3】可動接触子の先端部に突起又は折り曲げ部
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに
    記載の開閉器の接触子。
JP2000332686A 2000-10-31 2000-10-31 開閉器の接触子 Pending JP2002140970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000332686A JP2002140970A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 開閉器の接触子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000332686A JP2002140970A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 開閉器の接触子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002140970A true JP2002140970A (ja) 2002-05-17

Family

ID=18808860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000332686A Pending JP2002140970A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 開閉器の接触子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002140970A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6149340A (ja) * 1984-08-15 1986-03-11 三菱電機株式会社 開閉器
JPH02119018A (ja) * 1988-09-12 1990-05-07 Westinghouse Electric Corp <We> 回路遮断器
JPH09293421A (ja) * 1996-02-26 1997-11-11 Matsushita Electric Works Ltd 消弧装置
JPH10223115A (ja) * 1997-02-10 1998-08-21 Hitachi Ltd 回路遮断器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6149340A (ja) * 1984-08-15 1986-03-11 三菱電機株式会社 開閉器
JPH02119018A (ja) * 1988-09-12 1990-05-07 Westinghouse Electric Corp <We> 回路遮断器
JPH09293421A (ja) * 1996-02-26 1997-11-11 Matsushita Electric Works Ltd 消弧装置
JPH10223115A (ja) * 1997-02-10 1998-08-21 Hitachi Ltd 回路遮断器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150002250A1 (en) Electromagnetic contactor
JP3896548B2 (ja) 電磁継電器
KR100525878B1 (ko) 전기아크소멸메카니즘및방법과전기아크소멸스플릿터플레이트
JPH10144171A (ja) 消弧機構を有する電流スイッチング装置
JP3099690B2 (ja) 回路遮断器
JP2002140970A (ja) 開閉器の接触子
JP3262881B2 (ja) 開閉器
JPS5826434A (ja) 消弧室
JP6345369B2 (ja) 開閉器
JP2004096918A (ja) スイッチ装置
JP3407102B2 (ja) 回路遮断器
TWM408115U (en) Multi-contact relay
JP2562867B2 (ja) 開閉器
JP2001283668A (ja) 開閉器
JP2959216B2 (ja) スイッチ用接点
JP2988760B2 (ja) 開閉器
JP2988761B2 (ja) 開閉器
JPH11353968A (ja) 開閉器
JPH05114336A (ja) 開閉器
JPS59103222A (ja) 開閉器
JP2548529B2 (ja) 開閉器
JPS63264829A (ja) 開閉器
JPS62200619A (ja) 電力開閉器
JPS6193518A (ja) 電力開閉器
JPS59127325A (ja) 電力開閉器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100702