JP3407102B2 - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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- JP3407102B2 JP3407102B2 JP31364597A JP31364597A JP3407102B2 JP 3407102 B2 JP3407102 B2 JP 3407102B2 JP 31364597 A JP31364597 A JP 31364597A JP 31364597 A JP31364597 A JP 31364597A JP 3407102 B2 JP3407102 B2 JP 3407102B2
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- Japan
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- arc
- movable
- contact
- fixed
- circuit breaker
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H1/00—Contacts
- H01H1/12—Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
- H01H1/14—Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting
- H01H1/22—Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting with rigid pivoted member carrying the moving contact
- H01H1/221—Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting with rigid pivoted member carrying the moving contact and a contact pressure spring acting between the pivoted member and a supporting member
- H01H1/226—Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting with rigid pivoted member carrying the moving contact and a contact pressure spring acting between the pivoted member and a supporting member having a plurality of parallel contact bars
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回路遮断器、特に
遮断性能向上のための可動接触子の構成に関するもので
ある。
遮断性能向上のための可動接触子の構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開平5−54786号
公報に示されるこの種の従来の回路遮断器の可動接触子
導体組立部の構成を消弧装置と共に示す平面図であり、
1相分のみを示す。図7は、図6における線D−Dに沿
う断面図である。図において、1は固定接触子、2は固
定接触子1の一端に固着された固定接点、3a,3bは
可動接触子4に固着された可動接点である。この場合の
可動接触子4は、ほぼ平行に延設された2枚の平板導体
4a,4bにより形成され、一方の平板導体4aに可動
接点3aが固着され、他方の平板導体4bに可動接点3
bが固着されている。5は可動接触子4が開閉動作でき
るように軸支するための支軸である。6は消弧装置であ
り、磁性体の金属板でほぼU字状に形成された複数枚の
消弧板6aを、絶縁材料により形成された消弧側板6b
により所定の間隔で保持したものである。7は固定接点
2と可動接点3(3a,3b)の間に発生したアーク
を、消弧装置6の方向へ走行させるアークランナであ
る。
公報に示されるこの種の従来の回路遮断器の可動接触子
導体組立部の構成を消弧装置と共に示す平面図であり、
1相分のみを示す。図7は、図6における線D−Dに沿
う断面図である。図において、1は固定接触子、2は固
定接触子1の一端に固着された固定接点、3a,3bは
可動接触子4に固着された可動接点である。この場合の
可動接触子4は、ほぼ平行に延設された2枚の平板導体
4a,4bにより形成され、一方の平板導体4aに可動
接点3aが固着され、他方の平板導体4bに可動接点3
bが固着されている。5は可動接触子4が開閉動作でき
るように軸支するための支軸である。6は消弧装置であ
り、磁性体の金属板でほぼU字状に形成された複数枚の
消弧板6aを、絶縁材料により形成された消弧側板6b
により所定の間隔で保持したものである。7は固定接点
2と可動接点3(3a,3b)の間に発生したアーク
を、消弧装置6の方向へ走行させるアークランナであ
る。
【0003】図6及び図7において、固定接点2と可動
接点3(3a,3b)が接触した状態で負荷回路に通電
が可能となるが、固定接触子1より流入した電流は、固
定接点2を経由して可動接点3(3a,3b)から平板
導体4a,4bに並列に流れる。通電中に固定接点2と
可動接点3(3a,3b)が開離すると、固定接点2と
可動接点3(3a,3b)の間にはアークが発生し、同
時にアーク電圧が発生する。発生したアークは消弧板6
aの磁気作用によりアークランナ7を走行し、消弧装置
6の方向へ引き延ばされてアーク電圧が高まり、消弧板
6aにより冷却されて消弧される。
接点3(3a,3b)が接触した状態で負荷回路に通電
が可能となるが、固定接触子1より流入した電流は、固
定接点2を経由して可動接点3(3a,3b)から平板
導体4a,4bに並列に流れる。通電中に固定接点2と
可動接点3(3a,3b)が開離すると、固定接点2と
可動接点3(3a,3b)の間にはアークが発生し、同
時にアーク電圧が発生する。発生したアークは消弧板6
aの磁気作用によりアークランナ7を走行し、消弧装置
6の方向へ引き延ばされてアーク電圧が高まり、消弧板
6aにより冷却されて消弧される。
【0004】図8は、上記構成の可動接触子4が開離し
てアークが発生した状態を示す斜視図である。この開離
状態において、大電流を遮断した場合に可動接点3a,
3bから発生しているアーク20は、互いに独立でき
ず、図8に示すように太いアーク柱になってしまう。ア
ーク柱が太くなると消弧板6aによる磁気作用が効きに
くくなり、アーク20は接点3(3a,3b)近傍に滞
留する。また、小電流の細いアーク20でも、2本のア
ークは互いに同方向の電流であるために、電磁力により
引き付け合い、可動接点3(3a,3b)の近傍に滞留
した一本の太いアーク20になってしまうこともある。
てアークが発生した状態を示す斜視図である。この開離
状態において、大電流を遮断した場合に可動接点3a,
3bから発生しているアーク20は、互いに独立でき
ず、図8に示すように太いアーク柱になってしまう。ア
ーク柱が太くなると消弧板6aによる磁気作用が効きに
くくなり、アーク20は接点3(3a,3b)近傍に滞
留する。また、小電流の細いアーク20でも、2本のア
ークは互いに同方向の電流であるために、電磁力により
引き付け合い、可動接点3(3a,3b)の近傍に滞留
した一本の太いアーク20になってしまうこともある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た回路遮断器では、短絡電流などの大電流を遮断する場
合、アーク20の断面積が可動接点3a,3bの近傍で
拡大して接点の消耗が大きくなるという問題点があっ
た。また、各可動接点3a,3bから発生するアーク2
0が結集してアーク断面が拡大してしまうと、その後の
大電流アーク20の断面積を縮小することは困難であ
り、しかも、断面積の大きなアークは磁気駆動され難
く、従って、消弧装置6などを用いても遮断性能の向上
を図るのが困難であるという問題点があった。
た回路遮断器では、短絡電流などの大電流を遮断する場
合、アーク20の断面積が可動接点3a,3bの近傍で
拡大して接点の消耗が大きくなるという問題点があっ
た。また、各可動接点3a,3bから発生するアーク2
0が結集してアーク断面が拡大してしまうと、その後の
大電流アーク20の断面積を縮小することは困難であ
り、しかも、断面積の大きなアークは磁気駆動され難
く、従って、消弧装置6などを用いても遮断性能の向上
を図るのが困難であるという問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、短絡事故などの大電流アーク
の断面積が拡大するのを抑制し、接点消耗が少なく、遮
断性能の高い回路遮断器を得ることを目的とする。
るためになされたもので、短絡事故などの大電流アーク
の断面積が拡大するのを抑制し、接点消耗が少なく、遮
断性能の高い回路遮断器を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器においては、各相毎に平板導体を複数枚平行に配置し
てそれぞれの平板導体の一端に可動接点を有するものに
おいて、平板導体の一端より消弧装置の方向に突出して
平板導体の間に保持されると共に、上記可動接触子より
高融点材料で形成されたアークホーンを備えたものであ
る。
器においては、各相毎に平板導体を複数枚平行に配置し
てそれぞれの平板導体の一端に可動接点を有するものに
おいて、平板導体の一端より消弧装置の方向に突出して
平板導体の間に保持されると共に、上記可動接触子より
高融点材料で形成されたアークホーンを備えたものであ
る。
【0008】また、可動接触子の平板導体の間に配置さ
れたアークホーンが、磁性体材料で形成されたものであ
る。
れたアークホーンが、磁性体材料で形成されたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1及び図2は、この発明の実施の形態1である回路遮
断器の可動接触子導体組立部の構成を消弧装置と共に示
す平面図であり、1相分のみを示す。図2は、図1にお
ける線A−Aに沿う要部断面図である。図において、1
は固定接触子、2は固定接触子の一端に固着された固定
接点、3a,3bは可動接触子4に固着された可動接点
である。この場合の可動接触子4は、ほぼ平行に延設さ
れた2枚の平板導体4a,4bにより形成され、一方の
平板導体4aに可動接点3aが固着され、他方の平板導
体4bに可動接点3bが固着されている。
断器の可動接触子導体組立部の構成を消弧装置と共に示
す平面図であり、1相分のみを示す。図2は、図1にお
ける線A−Aに沿う要部断面図である。図において、1
は固定接触子、2は固定接触子の一端に固着された固定
接点、3a,3bは可動接触子4に固着された可動接点
である。この場合の可動接触子4は、ほぼ平行に延設さ
れた2枚の平板導体4a,4bにより形成され、一方の
平板導体4aに可動接点3aが固着され、他方の平板導
体4bに可動接点3bが固着されている。
【0010】5は可動接触子4が開閉動作できるように
軸支するための支軸である。6は消弧装置であり、磁性
体の金属板でほぼU字状に形成された複数枚の消弧板6
aを、絶縁材料により形成された消弧側板6bにより所
定の間隔で保持したものである。7は固定接点2と可動
接点3(3a,3b)の間に発生したアークを消弧装置
6の方向へ走行させるアークランナである。
軸支するための支軸である。6は消弧装置であり、磁性
体の金属板でほぼU字状に形成された複数枚の消弧板6
aを、絶縁材料により形成された消弧側板6bにより所
定の間隔で保持したものである。7は固定接点2と可動
接点3(3a,3b)の間に発生したアークを消弧装置
6の方向へ走行させるアークランナである。
【0011】10は各相毎の可動接触子4a,4bの間
に設置されたアークホーンであり、例えば冷間圧延鋼板
または熱間圧延鋼板等の金属材料で形成されている。1
0aはアークホーン10のほぼ中央部に一体に形成され
両側に突出した突起であり、可動接触子4に設けられた
貫通穴4cに、この突起10aを挿入することでアーク
ホーン10が保持される。固定接点2と可動接点3a,
3bの接触を安定させるため、可動接触子4a,4bは
支軸5を中心とし、所定の角度間においては個別に回動
できるように構成されているが、突起10aの外径を貫
通穴4cの内径より0.2〜0.5mm程度小さくする
ことで、可動接触子4a,4bの個別の回動を妨げない
構造にしている。また、10bは可動接触子の先端部4
dより消弧装置6の方向へ突出する突出部である。
に設置されたアークホーンであり、例えば冷間圧延鋼板
または熱間圧延鋼板等の金属材料で形成されている。1
0aはアークホーン10のほぼ中央部に一体に形成され
両側に突出した突起であり、可動接触子4に設けられた
貫通穴4cに、この突起10aを挿入することでアーク
ホーン10が保持される。固定接点2と可動接点3a,
3bの接触を安定させるため、可動接触子4a,4bは
支軸5を中心とし、所定の角度間においては個別に回動
できるように構成されているが、突起10aの外径を貫
通穴4cの内径より0.2〜0.5mm程度小さくする
ことで、可動接触子4a,4bの個別の回動を妨げない
構造にしている。また、10bは可動接触子の先端部4
dより消弧装置6の方向へ突出する突出部である。
【0012】図3は、回路遮断器の可動接触子導体組立
部を示す斜視図であり、可動接触子が開離した状態を示
す。20は大電流を遮断した直後に、固定接点2と可動
接点3(3a,3b)の間に発生したアークである。こ
の開離状態において、可動接点3a,3bからそれぞれ
発生したアーク20は、消弧装置(図示せず)の磁気作
用により駆動されて可動接触子4の先端部4dからアー
クホーン10へ移動する。
部を示す斜視図であり、可動接触子が開離した状態を示
す。20は大電流を遮断した直後に、固定接点2と可動
接点3(3a,3b)の間に発生したアークである。こ
の開離状態において、可動接点3a,3bからそれぞれ
発生したアーク20は、消弧装置(図示せず)の磁気作
用により駆動されて可動接触子4の先端部4dからアー
クホーン10へ移動する。
【0013】この実施の形態によれば、アーク20が可
動接点3の近傍に停滞することなく、接点消耗が少なく
なる。また、可動接触子4a,4bからそれぞれ発生し
ているアーク20を、アークホーン10へ移動、集中さ
せることにより、アーク断面積の拡大を抑制すると共
に、消弧装置6の磁気作用により駆動し易くする。従っ
て、アーク20が消弧し易くなり、遮断性能が向上する
とともに、接点の消耗が少なくなる。
動接点3の近傍に停滞することなく、接点消耗が少なく
なる。また、可動接触子4a,4bからそれぞれ発生し
ているアーク20を、アークホーン10へ移動、集中さ
せることにより、アーク断面積の拡大を抑制すると共
に、消弧装置6の磁気作用により駆動し易くする。従っ
て、アーク20が消弧し易くなり、遮断性能が向上する
とともに、接点の消耗が少なくなる。
【0014】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2である回路遮断器の可動接触子導体組立部を示す
要部側面図であり、可動接触子が開離した状態を示す。
図において、30はアークホーンであり、可動接触子4
より融点が高い材料、例えばステンレス鋼板、タングス
テン鋼板またはクロム鋼板等で形成されている。即ち、
一般的には、主回路の導電部材である可動接触子4は、
通電による熱損失を抑えるために電気抵抗の低い銅合金
が用いられているので、上記ステンレス鋼板、タングス
テン鋼板またはクロム鋼板は、いずれも可動接触子4よ
り融点が高い材料になる。
形態2である回路遮断器の可動接触子導体組立部を示す
要部側面図であり、可動接触子が開離した状態を示す。
図において、30はアークホーンであり、可動接触子4
より融点が高い材料、例えばステンレス鋼板、タングス
テン鋼板またはクロム鋼板等で形成されている。即ち、
一般的には、主回路の導電部材である可動接触子4は、
通電による熱損失を抑えるために電気抵抗の低い銅合金
が用いられているので、上記ステンレス鋼板、タングス
テン鋼板またはクロム鋼板は、いずれも可動接触子4よ
り融点が高い材料になる。
【0015】アークホーン30の材料の融点が、可動接
触子4の材料の融点と同等のときには、可動接触子4か
ら突出したアークホーン30の突出部30bが溶融して
しまうことがある。即ち、接点2,3間に発生したアー
ク20は、消弧板6aの磁気作用により図中の矢印Bの
ようにアークホーン30の突出部30bの方向へ移動す
るが、この間に接点2,3や可動接触子4、アークホー
ン30を溶融する。このように遮断によるアーク20の
発生を繰り返すうちに、可動接触子4から突出したアー
クホーン30の突出部30bが溶融してしまう。突出部
30bが溶融すると、その後はアーク断面積が拡大し遮
断性能が低下する。
触子4の材料の融点と同等のときには、可動接触子4か
ら突出したアークホーン30の突出部30bが溶融して
しまうことがある。即ち、接点2,3間に発生したアー
ク20は、消弧板6aの磁気作用により図中の矢印Bの
ようにアークホーン30の突出部30bの方向へ移動す
るが、この間に接点2,3や可動接触子4、アークホー
ン30を溶融する。このように遮断によるアーク20の
発生を繰り返すうちに、可動接触子4から突出したアー
クホーン30の突出部30bが溶融してしまう。突出部
30bが溶融すると、その後はアーク断面積が拡大し遮
断性能が低下する。
【0016】この実施の形態によれば、前記のようにア
ークホーン30を可動接触子4より高融点の材料で形成
することにより、可動接触子4及びアークホーン30が
アーク20に接触したとき、アークホーン30の突出部
30bの方が可動接触子4の先端部4dより溶融され難
い。従って、繰り返しの電流遮断においても、常に、可
動接触子4の先端部4dの方が多く溶融され、アークホ
ーン30の突出部30bが可動接触子4の先端部4dよ
り消弧装置6の方向へ常に突出した状態が維持される。
従って、アーク20はアークホーン10へ移動、集中
し、アーク断面積の拡大を抑制し、消弧装置6の磁気作
用によりアーク20が消弧し易くなり、遮断性能が向上
するとともに接点の消耗が少なくなる。
ークホーン30を可動接触子4より高融点の材料で形成
することにより、可動接触子4及びアークホーン30が
アーク20に接触したとき、アークホーン30の突出部
30bの方が可動接触子4の先端部4dより溶融され難
い。従って、繰り返しの電流遮断においても、常に、可
動接触子4の先端部4dの方が多く溶融され、アークホ
ーン30の突出部30bが可動接触子4の先端部4dよ
り消弧装置6の方向へ常に突出した状態が維持される。
従って、アーク20はアークホーン10へ移動、集中
し、アーク断面積の拡大を抑制し、消弧装置6の磁気作
用によりアーク20が消弧し易くなり、遮断性能が向上
するとともに接点の消耗が少なくなる。
【0017】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3である回路遮断器の可動接触子導体組立部の構成
を消弧装置と共に示す平面図であり、可動接触子が開離
してアークが発生した状態を示す。図において、40は
磁性体で形成されたアークホーンあり、磁性体として
は、例えば電磁軟鉄板、珪素鋼板またはパーマロイ等の
鉄ーニッケル合金を板状にしたもの等が採用されてい
る。
形態3である回路遮断器の可動接触子導体組立部の構成
を消弧装置と共に示す平面図であり、可動接触子が開離
してアークが発生した状態を示す。図において、40は
磁性体で形成されたアークホーンあり、磁性体として
は、例えば電磁軟鉄板、珪素鋼板またはパーマロイ等の
鉄ーニッケル合金を板状にしたもの等が採用されてい
る。
【0018】この実施の形態によれば、アークホーン4
0を磁性体材料で形成することにより、アーク20がア
ークホーン40の突出部40bに移動したとき、図5に
示すように、アーク電流Cによって発生する磁束50
は、消弧板6aを通ると共にアークホーン40により多
く集中し、このアークホーン40に集中した磁束50
が、アーク20を消弧板6aの方向へ駆動する力を強め
る働きをする。これにより、アーク電圧が更に高まりア
ーク電流が弱まるので消弧し易くなり、さらに遮断性能
が優れた回路遮断器が得られる。
0を磁性体材料で形成することにより、アーク20がア
ークホーン40の突出部40bに移動したとき、図5に
示すように、アーク電流Cによって発生する磁束50
は、消弧板6aを通ると共にアークホーン40により多
く集中し、このアークホーン40に集中した磁束50
が、アーク20を消弧板6aの方向へ駆動する力を強め
る働きをする。これにより、アーク電圧が更に高まりア
ーク電流が弱まるので消弧し易くなり、さらに遮断性能
が優れた回路遮断器が得られる。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0020】各相毎の可動接触子の平板導体の間に、可
動接点が固着された側の端部より突出するアークホーン
を設けたので、アークによる接点の消耗が少なく、遮断
性能の良い回路遮断器が得られる。
動接点が固着された側の端部より突出するアークホーン
を設けたので、アークによる接点の消耗が少なく、遮断
性能の良い回路遮断器が得られる。
【0021】また、可動接触子の平板導体間に配置する
アークホーンを、可動接触子の材料より融点の高い材料
で形成したので、繰り返しの電流遮断による遮断性能の
低下が抑制され、さらに遮断性能の優れた回路遮断器が
得られる。
アークホーンを、可動接触子の材料より融点の高い材料
で形成したので、繰り返しの電流遮断による遮断性能の
低下が抑制され、さらに遮断性能の優れた回路遮断器が
得られる。
【0022】また、可動接触子の平板導体間に配置する
アークホーンを、磁性体材料で形成したので、アークの
駆動力を高め、より遮断性能の向上が図れる。
アークホーンを、磁性体材料で形成したので、アークの
駆動力を高め、より遮断性能の向上が図れる。
【図1】 この発明の実施の形態1である可動接触子導
体組立部の構成を消弧装置と共に示す平面図である。
体組立部の構成を消弧装置と共に示す平面図である。
【図2】 図1における線A−Aに沿う要部断面図であ
る。
る。
【図3】 この発明の実施の形態1である可動接触子導
体組立部を示す斜視図である。
体組立部を示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2である可動接触子導
体組立部の接触子部分を示す要部側面図である。
体組立部の接触子部分を示す要部側面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3である可動接触子導
体組立部の構成を消弧装置と共に示す平面図である。
体組立部の構成を消弧装置と共に示す平面図である。
【図6】 従来の可動接触子導体組立部の構成を消弧装
置と共に示す平面図である。
置と共に示す平面図である。
【図7】 図6における線D−Dに沿う要部断面図であ
る。
る。
【図8】 従来の可動接触子導体組立部を示す斜視図で
ある。
ある。
1 固定接触子、2 固定接点、3a,3b 可動接
点、4 可動接触子、4a,4b 平板導体、4c 貫
通孔、5 支軸、6 消弧装置、10,30,40 ア
ークホーン。
点、4 可動接触子、4a,4b 平板導体、4c 貫
通孔、5 支軸、6 消弧装置、10,30,40 ア
ークホーン。
Claims (2)
- 【請求項1】 一端に固定接点が固着された固定接触子
と、平板導体を複数枚平行に配置してそれぞれの平板導
体の一端に上記固定接点と対向する可動接点を有し、上
記平板導体の他端が軸支された可動接触子と、上記可動
接触子を上記固定接触子から開離したとき上記固定接点
と上記可動接点の間に発生するアークを消弧する消弧装
置とを各相毎に備えた回路遮断器において、上記可動接
触子の一端より上記消弧装置の方向に突出して上記平板
導体の間に保持されると共に、上記可動接触子より高融
点材料で形成されたアークホーンを備えたことを特徴と
する回路遮断器。 - 【請求項2】 上記アークホーンは、磁性体材料で形成
されたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31364597A JP3407102B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31364597A JP3407102B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 回路遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11149855A JPH11149855A (ja) | 1999-06-02 |
JP3407102B2 true JP3407102B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=18043809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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