JPH0145062Y2 - - Google Patents

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JPH0145062Y2
JPH0145062Y2 JP7262684U JP7262684U JPH0145062Y2 JP H0145062 Y2 JPH0145062 Y2 JP H0145062Y2 JP 7262684 U JP7262684 U JP 7262684U JP 7262684 U JP7262684 U JP 7262684U JP H0145062 Y2 JPH0145062 Y2 JP H0145062Y2
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contact
fixed contact
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movable
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JP7262684U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 この考案は固定接触子と可動接触子の接点が常
時閉成した常閉接点を有する電磁接触器に関す
る。
〔従来技術とその問題点〕
汎用の電磁開閉器はほとんどが3極の主・常開
接点を備えたものであり、その一例を第6図の要
部縦断面図および第6図のP矢視図である第7図
に示す。1は固定接点1aを有する常開固定接触
子で、これに接触する可動接点2aを有する可動
接触子2は、可動鉄心3に連結された可動接触子
支え4の角穴4aの中で接触ばね5を介して支持
されている。また4bは可動接触子支えの支柱、
10は相間隔壁を示す。一般にこの種の構造のも
のが大量生産により安価に製作されているが、一
方では需要はさほど多くないが、例えば直流電動
機の発電制動を行なう場合などには主・常閉接点
が必要とされる。この場合は汎用の主・常開接点
構造のものを第8図の要部縦断面図に示すように
変更して常閉接点を構成したものが実用されてい
る。第9図は第8図のQ矢視図である。第8図に
おいて第6図または第7図に示すものと同一のも
のには同一符号を付して説明を省略する。11は
常閉固定接触子で側面から見た形状がコ字形に製
作されているので簡単で安価ではあるが、遮断性
能上次の問題がある。すなわち電流遮断時には、
第10図に示すように固定接点11aと可動接点
2aと間にアーク6が発生するが、このアーク6
は、固定接触子11と可動接触子2を流れる電流
7,71と、電流7,71により発生した磁束
8,81とにより矢印9,91の方向の電磁力を
受け第11図に示すように駆動される。一般に接
触子支え4の支柱4aと固定接触子11の距離は
小さいので可動接触子支え4の支柱4aがアーク
6の熱で損傷を受けるという問題がある。さらに
問題となるのは第9図に見られるように固定接触
子11の幅寸法Wはケースの相間隔壁の間の寸法
W1より僅かに狭くして固定接触子11と相間隔
壁10との隙間Tを小さくし、異物(たとえば配
線屑、ネジ、ワツシヤなど)の内部侵入を防止す
ることが好ましいが、このようにすると遮断時の
アークおよび高温の導電性ガスの放出が少なくな
り、遮断時間が長くなるので遮断容量が小さく、
また接点の消耗も激しくなるという欠点を有す
る。
〔考案の目的〕
この考案は上述した問題点を解決し遮断時に発
生するアークで可動接触子支えの支柱などが損傷
されることがなく、また固定接触子と相間隔壁と
の隙間を小さくして異物の侵入を防止すると同時
にアークおよび高温の導電性ガスの放出が良好な
電磁接触器を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
この考案の要点はコ字形に形成された常閉固定
接触子の可動接触子との接触部をコ字形の内面側
に折返したことにより、電磁力によるアーク駆動
方向を接触子支えのある側と逆方向に導き、また
前記折返し部を延在した先端形状を斜めに切断し
て三角形とし、三角形の頂点と近接するコ字形固
定接触子の垂直部分を切欠いてガス放出開口部を
設けたことによりアークによる導電ガスを積極的
に放出しかつアークの冷却を早め遮断性能を向上
させた点である。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案の一実施例である電磁接触器の
常閉接点部の断面図で、第6図〜第8図のものと
同一部分には同一の符号を付し説明を省略する。
ガス抜き穴14aを有する消弧室14の形状は第
6図〜第9図で示した構造と異なる箱形状のもの
を示してあるが、これは第6図〜第9図のもので
あつても差支えない。この実施例において第6図
〜第9図と異なる点は固定接触子13の形状であ
つて、その外観斜視図を第2図に示す。固定接触
子13は板状の導体を側面から見てコ字形に形成
し、コ字下辺部13bには主回路端子12に取付
ける穴13cを設け、コ字上辺部13dの固定接
点13aを取付けた周辺個所をさらに前記とは逆
向きに折り返し、側面から見てコ字形に形成した
ものである。そしてこの折り返した導体の先端を
斜めに切断して略三角形状13aとし、この三角
形状13aの頂点に近接する部分に切欠き13h
を形成しコ字垂直部13fの幅を他の個所(上辺
部13d、下辺部13d)の幅より細く形成して
いる。また上辺部13dにドライバー挿入用穴1
3gがあけられている。このような形状の固定接
触子13と可動接触子2との間に発生するアーク
の電磁力による駆動方向は第3図、第4図および
第4図のR矢視図である第5図に示しており、ア
ーク6、アーク6の駆動方向9、電流7,71の
方向、磁束8,81は第10図および第11図と
同一符号を付して説明を省略する。固定接触子1
3の上辺部13dが折り返えされているため、ア
ーク6の駆動方向9が変つて第3図〜第5図で示
す矢印9の方向つまり支柱4bより遠くなる方向
になるので、アーク6による支柱4bの損傷はな
くなる。そしてアーク6は第4図に示されるよう
に固定接触子13の三角形状部13eに導かれ垂
直部13fの隣りの切欠き13h(第2図参照)
へ導かれるので、アークおよび導電性ガスの放出
が活発に行われ、アーク柱の冷却効果が高まり消
弧時間が短かくなる。
なおこの実施例においては電磁接触器について
説明したが、電磁開閉器に適用することもでき
る。
〔考案の効果〕
本考案によればコ字形の固定接触子の接点部を
コ字形の内面側に折り返したのでアークの駆動方
向を接触子支えより遠ざかる方向にすることがで
きアークによる接触子支えの支柱の損傷を防止で
きる。また前記接点部先端を三角形状とし、その
三角形状の頂点と対向する固定子接触子の垂直部
を切欠いて開口したので伸長したアークや導電性
ガスが放出が活発となりアークの冷却が効果的に
行われ消弧時間が短縮されて接点の消耗が少なく
なる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である電磁接触器
の常開接点部の断面図、第2図は第1図における
固定接触子の外観斜視図、第3図および第4図は
同上常開接点部における電流、磁束の流れ方向と
アークの駆動方向を示す側面図、第5図は第4図
のR矢視図、第6図は汎用電磁接触器の常開接点
部の断面図、第7図は第6図のP矢視図、第8図
は従来の電磁接触器の常閉接点部断面図、第9図
は第8図のQ矢視図、第10図および第11図は
同上常開接点部における電流、磁束の流れ方向と
アークの駆動方向を示す側面図である。 13:固定接触子、13a:固定接点、13
b:コ字下辺部、13d:コ字上辺部、13e:
三角形状、13f:コ字垂直部、2:可動接触
子、4:連動杆(可動接触子支え)、12:主回
路端子、W:接触子幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主回路端子に接続され互いに間隔を隔てて対向
    して設けた1対の固定接触子と、可動鉄心に連結
    された連動杆と、この連動杆の一端に支持され前
    記固定接触子の固定接点間を可動接点を介して橋
    絡する可動接触子とにより構成された常閉接点を
    備えた電磁接触器において;前記固定接触子は板
    状の導体をコ字形に形成し、このコ字下辺部を主
    回路端子に接続し、コ字上辺部をコ字形内側に折
    り返してその外面に固定接点を取付け、この折り
    返した導体の先端側を斜めに切断して略三角形状
    に形成し、この三角形状の頂点に近接するコ字垂
    直部に切欠きを形成したことを特徴とする電磁接
    触器。
JP7262684U 1984-05-18 1984-05-18 電磁接触器 Granted JPS60186648U (ja)

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JP7262684U JPS60186648U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 電磁接触器

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JP7262684U JPS60186648U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 電磁接触器

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Publication Number Publication Date
JPS60186648U JPS60186648U (ja) 1985-12-11
JPH0145062Y2 true JPH0145062Y2 (ja) 1989-12-26

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ID=30611208

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JP7262684U Granted JPS60186648U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 電磁接触器

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JP6213035B2 (ja) * 2013-08-12 2017-10-18 富士電機機器制御株式会社 電磁接触器
JP6359896B2 (ja) * 2014-06-30 2018-07-18 富士電機株式会社 接点機構及びこれを使用した電磁接触器

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JPS60186648U (ja) 1985-12-11

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