JP2014216078A - 回路遮断器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電流遮断しようとするときの電流が小さい場合でも、固定接点と可動接点とを開極したときに発生するアークを確実に消弧することができる遮断性能の良い回路遮断器を提供する。【解決手段】本発明の回路遮断器CBは、固定接点2aを有する固定接触子2と、固定接点に対して接離自在な可動接点3aを有する可動接触子3と、アークを消弧するアークシュートとを有する。固定接点と可動接点とに夫々隣接配置されてアークを各接点から移行させる一対のアークガイド4u,4dと、両アークガイドに夫々連設されてアークを伸長させながらアークシュート5u,5dに移行させるアークホーンとを更に備え、固定接点側のアークガイドとアークホーンとを及び可動接点側のアークガイドとアークホーンとを一体に形成する。【選択図】図2
Description
本発明は、主として電気式鉄道車両に用いられる回路遮断器に関する。
電気式鉄道車両においては、車両の屋根に搭載したパンタグラフを介して架線から集電した電力をインバータ回路を介して駆動モータに、若しくは、車両内部の照明器具などの部品に電力供給したりしている。そして、例えば、過電流や短絡に起因して上記各部品に異常な電流が流れたときに電力供給を可及的速やかに遮断するために、電気式鉄道車両には回路遮断器が備えられている。
この種の回路遮断器は例えば特許文献1で知られている。このものは、固定接点を有する固定接触子と、固定接点に対して接離自在な可動接点を有する可動接触子と、固定接点と可動接点とを開極したときに発生するアークを消弧するアークシュートとを有する。このような回路遮断器においては、開極時に発生したアークを効率よくアークシュートに移行させるために、通常、固定接点と可動接点とに夫々隣接配置されてアークを各接点から移行させる一対のアークガイドと、両アークガイドに夫々連設されてアークを伸長させながらアークシュートに移行させるアークホーンとを更に備える。この場合、アークホーンとアークガイドとは夫々別部品として製造され、アークホーンとアークガイドとをボルトにより締結して構成することが一般的である。
上記従来例の回路遮断器では、電流遮断のために固定接点と可動接点とを開極したときに発生するアークがアーク柱となり、自己磁束により固定接点と可動接点とから離れる方向に作用する力でアークガイドに移行し、これに連設されたアークホーンへと移行する。そして、アークシュートにてアークが更に伸長されることでアーク柱が分断され、アークシュート内で分断されたアークは、陰極電圧降下によりアーク電圧を架線電圧より上昇させることでアークが消弧される。然し、遮断しようとするときの電流が小さい場合(例えば、鉄道車両のブレーキング中や、インバータ回路の不具合により電流遮断するような場合)、固定接点と可動接点との間に発生するアークは自己磁束が弱いため、アークガイドを介してアークホーンへとアークを移行することができず、電流遮断ができないという問題があった。
そこで、本発明者は、鋭意研究を重ね、固定接点と可動接点とを開極したときに発生するアークは、アークガイドやアークホーンの角部である表面抵抗が少ない部分を流れて伸長する傾向があり、上記従来例の如く、アークホーンとアークガイドとをボルトにより締結した構成では、アークガイドとアークホールとの接触抵抗が大きい締結箇所でアークの移行が止まってしまうことの知見を得た。
本発明は、以上の点に鑑み、電流遮断しようとするときの電流が小さい場合でも、固定接点と可動接点とを開極したときに発生するアークを確実に消弧することができる遮断性能の良い回路遮断器を提供することをその課題とするものである。
上記の課題を解決するために、固定接点を有する固定接触子と、固定接点に対して接離自在な可動接点を有する可動接触子と、固定接点と可動接点とを開極したときに発生するアークを消弧するアークシュートとを有する本発明の回路遮断器は、固定接点と可動接点とに夫々隣接配置されてアークを各接点から移行させる一対のアークガイドと、両アークガイドに夫々連設されてアークを伸長させながらアークシュートに移行させるアークホーンとを更に備え、固定接点側のアークガイドとアークホーンとを及び可動接点側のアークガイドとアークホーンとを一体に形成したことを特徴とする。
本発明によれば、固定接点側のアークガイドとアークホーンとを及び可動接点側のアークガイドとアークホーンとを一体に形成し、抵抗となる箇所を無くしたため、電流遮断しようとするときの電流が小さい場合でも、開極時に発生するアークをアークガイドを介してアークホーンへと確実に移行させることができ、安定した電流遮断が可能となる。
本発明においては、前記固定接点側のアークガイドの表面に、固定接点と当該アークガイドに連設されるアークホーンとを結ぶ線に沿って突条を設けることが好ましい。これにより、アークガイドに表面抵抗が極めて小さく、積極的に電流が流れる経路が形成されることでアークをより確実にアークホーンへと移行させることができ、遮断性能を更に向上することができる。
以下、図面を参照して、電気式鉄道車両の屋根に搭載したパンタグラフを介して架線から集電した電力をインバータ回路を介して駆動モータに、若しくは、車両内部に電力供給する回路に設けられて、過負荷や短絡に起因して上記各部品に異常な電流が流れたときに電力供給を可及的速やかに遮断する本発明の回路遮断器の実施形態を説明する。以下において、「上」、「下」、「左」、「右」といった方向を示す用語は、図1を基準とする。
図1及び図2を参照して、CBは、本実施形態の回路遮断器である。回路遮断器CBは、例えば電気式鉄道車両の床下に設置される筐体1を備え、筐体1内は仕切部材11により二分割されている。一方の空間1a(図1中に右側)には、絶縁材料に固定され、固定接点2aを有する固定接触子2と、固定接点2aに対して接離自在な可動接点3aを有する可動接触子3とが上下方向に対峙して設けられている。可動接触子3は、揺動自在な銅製のアーム部材を備え、アーム部材の一側端上面に可動接点3aが設けられている。常時は、固定接触子2の固定接点2aに対して可動接触子3の可動接点3aが接触し、入力端子2bから両接点2a,3aを介して出力端子3bへと電流が流れるようになっている。そして、過電流や短絡に起因して異常な電流が流れたときに、図外の引離機構により可動触子3を開放させて固定接点2aから可動接点3aが引き離される。なお、引離機構自体は、公知の構造のものが利用できるため、ここでは詳細な説明を省略する。
固定接触子2の左下端には、固定接点2aに隣接させてブロック状の上アークガイド4uが取り付られ、上アークガイド4uと対をなす下アークガイド4dが、開極位置にある可動接点3aの左側に隣接配置されている。下アークガイド4dは、筐体1に固定される図外のフレームで支持される。上アークガイド4uと下アークガイド4dとは磁性材料で構成されると共に、上アークガイド4uと下アークガイド4dとには、左斜め上方及び下方に夫々延在するようにアークホーン5u、5dが夫々連設されている。アークホーン5u、5dは磁性材料からなる板材で構成されている。
他方、筐体1内の他方の空間1b(図1中に左側)には、アークシュート6が配置されている。アークシュート6は、くの字状の輪郭を持つ絶縁性プレート61aの表面に金属板61bを設けて一体構成したディアイオンプレート61を、アークガスが噴出される方向である左右方向に間隔を存して列設して構成され、アークガスが筐体1外に放出するようになっている。なお、アークシュート6の構成はこれに限定されるものではない。そして、図2に示すように、当該図2中、鎖線で示す固定接点2aと可動接点3aとが接触した状態から図外に引離機構により両接点2a、3aを開極するとアークArcが発生し、このアークArcはアーク柱となり、自己磁束により固定接点2aと可動接点3aとから離れる方向に作用する力で上下一対のアークガイド4u,4dに移行し、これらに夫々連設されたアークホーン5u,5dへと移行する。そして、アークホーン5u,5dから当該アークホーン5u,5dに対向配置された最右側に位置するディアイオンプレート61を経てアークシュート6に移行し、アークArcが更に伸長されることでアーク柱が分断され、アークシュート6内で分断されたアークArcは、陰極電圧降下によりアーク電圧を架線電圧より上昇させることで消弧される。なお、同時に膨張したア−クガスは他方の空間に吹き出されるが、一定間隔で斜め配置されたプレ−ト61により、斜め方向に吹出され、筐体1内面に斜めに衝突し、当該内面を沿って左側へと押出されるようになる。
ここで、遮断しようとするときの電流が小さい場合、固定接点2aと可動接点3aとの間に発生するアークは自己磁束が弱い。このため、電流が小さい場合でも、一対のアークガイド4u,4dを介してアークホーン5u,5dへとアークArcが確実に移行するように構成する必要がある。そこで、本実施形態では、図2(a)及び(b)に示すように、上アークガイド4uと上アークホーン5uとを及び下アークガイド4dと下アークホーン5dとを一体に形成すると共に、上アークガイド4uの左側(アークシュート6に対向する側)表面に、固定接点2aと上アークガイド4uに連設される上アークホーン5uとを結ぶ線に沿って突条7を一体に設けた。この場合、突条7の幅は、遮断しようとする電流の大きさやアークホーン5u,5dの幅などに応じて、適宜設定される。これにより、電流遮断しようとするときの電流が小さい場合でも、固定接点2aと可動接点3aとの間に発生するアークを上下一対のアークガイド4u,4dを介して、夫々アークホーン5u,5dへと確実に移行させることができ、安定した電流遮断が可能になる。しかも、上アークガイド4uの表面に突条7を設けたため、上アークガイド4uの表面に角部を設けることで抵抗が小さく、積極的に電流が流れる経路が形成されることで、アークArcをより確実にアークホーン5u,5dへと移行させ、遮断性能を向上することができる。なお、可動接触子3を開極させたときに両接点2a,3a間に空間できるため、下アークガイド4dの表面に他の突条を設けていると、遮断しようとするときの電流によっては上下一対のアークガイド4u,4dにてアークArcの移行が止まってしまう虞がある。このため、突条7は、固定接点2a側にある上アークガイド4uの表面にのみ設けることが望ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。上記実施形態では、上アークガイド4uの表面に突条7を設けたものを例に説明したが、電流遮断しようとする電流によってはこれを省略することができる。
CB…回路遮断器、2…固定接触子、2a…固定接点、3…アーム部材(可動接触子)、3a…可動接点、4u…上アークガイド(アークガイド)、4d…下アークガイド(アークガイド)、5u…上アークホーン(アークホーン)、5d…下アークホーン(アークホーン)、6…アークシュート、7…突条。
Claims (2)
- 固定接点を有する固定接触子と、固定接点に対して接離自在な可動接点を有する可動接触子と、固定接点と可動接点とを開極したときに発生するアークを消弧するアークシュートとを有する回路遮断器であって、
固定接点と可動接点とに夫々隣接配置されてアークを各接点から移行させる一対のアークガイドと、両アークガイドに夫々連設されてアークを伸長させながらアークシュートに移行させるアークホーンとを更に備えるものにおいて、
固定接点側のアークガイドとアークホーンとを及び可動接点側のアークガイドとアークホーンとを一体に形成したことを特徴とする回路遮断器。 - 前記固定接点側のアークガイドの表面に、固定接点と当該アークガイドに連設されるアークホーンとを結ぶ線に沿って突条を設けることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013090120A JP2014216078A (ja) | 2013-04-23 | 2013-04-23 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017183679A1 (ja) | 2016-04-22 | 2017-10-26 | 三菱電機株式会社 | 回路遮断器の接触子装置、およびこの接触子装置を用いた回路遮断器 |
Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JPS5395277A (en) * | 1977-01-31 | 1978-08-21 | Matsushita Electric Works Ltd | Device for extinguishing arc of circuit breaker |
US6417474B1 (en) * | 2001-05-15 | 2002-07-09 | Eaton Corporation | Electrical switching apparatus having an arc runner with an elongated raised ridge |
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2013
- 2013-04-23 JP JP2013090120A patent/JP2014216078A/ja active Pending
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