JP3035548U - 開閉器の消弧室 - Google Patents
開閉器の消弧室Info
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- JP3035548U JP3035548U JP1996006833U JP683396U JP3035548U JP 3035548 U JP3035548 U JP 3035548U JP 1996006833 U JP1996006833 U JP 1996006833U JP 683396 U JP683396 U JP 683396U JP 3035548 U JP3035548 U JP 3035548U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 短絡しゃ断容量の増大に対して、開閉器
本体のケ−スとベ−スの寸法の増加を行なわないで、消
弧室の改善を行なう。 【構成】 消弧室の前方の電源側固定タ−ミナル板
の端子ビスが入るベ−スの空間を消弧室のバックアップ
の空間と兼用とし、かつ電源側固定タ−ミナル板の折曲
部に溝を設けて排気孔とする。
本体のケ−スとベ−スの寸法の増加を行なわないで、消
弧室の改善を行なう。 【構成】 消弧室の前方の電源側固定タ−ミナル板
の端子ビスが入るベ−スの空間を消弧室のバックアップ
の空間と兼用とし、かつ電源側固定タ−ミナル板の折曲
部に溝を設けて排気孔とする。
Description
【0001】
本考案は、開閉器の短絡しゃ断時に発生するア−クによる圧力の低減、絶縁物 の絶縁劣化の防止をして、短絡しゃ断能力を高めた消弧室の改善に関する。
【0002】
図1において、1は固定接点1aを固着した開閉器の電源側固定タ−ミナル板 で、2は開閉によるア−クの軽減をする消孤室で、3は電源側固定タ−ミナル板 1上に設置されたア−クランナ−で、従来は短絡しゃ断容量の増大には、消孤室 のスペ−スの増大と電源側固定タ−ミナル板1上方に設けたア−クランナ−3で 短絡しゃ断時のア−ク3aを消孤室2上方へ押し上げ、短絡しゃ断容量を増大す ることに対応していたが、最近の開閉器の小型化の傾向には、消孤室のスペ−ス の増大は、極力行なわない方向にならざるを得ない。
【0003】
短絡しゃ断容量の増大に対して、開閉器本体のケ−スとベ−スの寸法の増加を 行なわないで、対応する点である。
【0004】
電源側固定タ−ミナル板の端子ビスが入るベ−スの空間を消孤室のバックアッ プの空間と兼用とし、かつ電源側固定タ−ミナル板の折曲部に溝を設けて排気孔 として、開閉器の短絡しゃ断時に発生するア−クによる圧力を低減する。
【0005】
極めて、小幅な型修正と簡単な電源タ−ミナル板の改造で、短絡しゃ断容量を 高めた消孤室が得られる。
【0006】
【実施例】 実施例を図2〜図3に基づいて説明をする。11は開閉機構部を挟持構造にて 構成する取付枠で、取付枠11の2側面上端に円弧状の溝11a、11aを設け てある。12はハンドルで、ハンドル12を取付枠11の上端中央部に孔を有す る突起部11bに、つる巻き状のばね13を、シャフト11cに挿入し、ばね1 3のもう一方の端を取付枠11の上方の孔に係止する。
【0007】 ハンドル12の下方部12aに開閉動作を行なう機構部14が連結されている 。15は作動▲かん▼で機構部14と作動▲かん▼15は互いにラッチ部で係合 している。16は過電流検出部で、過電流検出部16と一体構成しているヨ−ク 17に、ヨ−ク17に設置してあるア−マチュアばね18により付勢してあるア −マチュア19の足19aは作動▲かん▼15の棒16aに接している。
【0008】 20はクロス板で、可動接点板21の接点部21aは、ベ−ス22の底部の凹 部に位置する、ばね29と機構部14のロ−ラ部15aより下方に力が加わるク ロス板20により、ベ−ス22の上方に位置する段差部を有する電源側固定タ− ミナル板23の接点部23aで互いに接している。24は撚銅線で可動接点板2 1の根元でスポット溶接等で接続され、過電流検出部16の一端に同様にスポッ ト溶接等で接続されている。26は負荷側タ−ミナル板で過電流検出部16の他 端とスポット溶接等で接続されている。27は消弧室で、開閉によるア−クのガ スを低減し、消弧室外に排出するものである。28は裏カバ−でベ−ス22から 露出している充電部を保護するものである。28aは裏カバ−の上方に位置する 空間で開閉器を取付面に設置する取付金具を係止する場所である。
【0009】 本考案の特徴とするベ−ス22の構造について記述する。22aは電源側のベ −スの空間で、本来は電源側固定タ−ミナル板23の端子ビスの収納場所で消弧 室27の前に隔壁により分離されていた。22bは電源側固定タ−ミナル板23 をベ−ス22の裏カバ−28を外した状態で、ビス止めをする溝である。
【0010】 近年、開閉器の短絡しゃ断容量の上昇と小型化、コスト削減による製品の共用 化により、出来るだけ有効スペ−スを生かす設計思想となっている。本考案もそ の一例で、図3に示すように電源側固定タ−ミナル板23の折曲部に溝23bを 抜き加工で形成し、開閉によるア−クの一部を電源側のベ−スの空間22aへ逃 がし、前述の空間22aの下方の溝22bと裏カバ−の上方に位置する空間28 aを通して開閉器の外へ排出される。
【0011】 以上のように極めて、小幅な型修正と、簡単な電源タ−ミナル板の改造により 、短絡しゃ断容量を高めた消弧室が得られる。
【0012】
電源側ビスの収納スペ−スの有効活用と、電源側固定タ−ミナル板の折曲部
に 孔を設けることによって、あまり費用をかけないで、短絡しゃ断容量を高めた開 閉器が得られる。
に 孔を設けることによって、あまり費用をかけないで、短絡しゃ断容量を高めた開 閉器が得られる。
【図1】 従来の消弧室とア−クランナ−のついた固
定タ−ミナル板の断面図。
定タ−ミナル板の断面図。
【図2】 本考案の開閉器の断面図。
【図3】 本考案の電源タ−ミナル板の斜視図。
1 電源側固定タ−ミナル板 1a 固定接点 2 消弧室 3 ア−クランナ− 3a ア−ク 11 取付枠 11a 溝 11b 突起部 11c シャフト 12 ハンドル 12a 下方部 13 ばね 14 機構部 15 作動▲かん▼ 15a ロ−ラ部 16 過電流検出部 16a 棒 17 ヨ−ク 18 ア−マチュアばね 19 ア−マチュア 19a 足 20 クロス板 21 可動接点板 21a 接点部 22 ベ−ス 22a 電源側のベ−スの空間 22b 溝 23 電源側固定タ−ミナル板 23a 接点部 23b 溝 24 撚銅線 26 負荷側タ−ミナル板 27 消弧室 28 裏カバ− 28a 裏カバ−の上方に位置する空間 29 ばね
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 開閉器の消弧室
Claims (1)
- 【請求項1】 ベ−ス内に段差を設けたタ−ミナル板
に設置した固定接触子と該固定接触子に接触する可動接
触子と、該可動接触子を前記固定接触子から開離させる
過電流引き外し機構部と、前記可動接触子と前記固定接
触子の開閉部に設けた消弧室からなる開閉器において、
該消弧室の前方のベ−ス内に外気と通ずる空間を設け、
前記段差を設けたタ−ミナル板の段差部に孔を形成した
ことを特徴とする開閉器の消弧室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006833U JP3035548U (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 開閉器の消弧室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006833U JP3035548U (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 開閉器の消弧室 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3035548U true JP3035548U (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=43170359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996006833U Expired - Lifetime JP3035548U (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 開閉器の消弧室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035548U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1167046A (ja) * | 1997-08-26 | 1999-03-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 回路遮断器 |
JP2009238541A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Panasonic Electric Works Denro Co Ltd | 接点装置 |
JP2020080210A (ja) * | 2018-11-12 | 2020-05-28 | 日東工業株式会社 | 配線用遮断器の端子金具 |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP1996006833U patent/JP3035548U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1167046A (ja) * | 1997-08-26 | 1999-03-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 回路遮断器 |
JP2009238541A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Panasonic Electric Works Denro Co Ltd | 接点装置 |
JP2020080210A (ja) * | 2018-11-12 | 2020-05-28 | 日東工業株式会社 | 配線用遮断器の端子金具 |
JP7096140B2 (ja) | 2018-11-12 | 2022-07-05 | 日東工業株式会社 | 配線用遮断器の端子金具 |
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