JP2002139957A - 画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、及び画像形成方法

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JP2002139957A
JP2002139957A JP2000333488A JP2000333488A JP2002139957A JP 2002139957 A JP2002139957 A JP 2002139957A JP 2000333488 A JP2000333488 A JP 2000333488A JP 2000333488 A JP2000333488 A JP 2000333488A JP 2002139957 A JP2002139957 A JP 2002139957A
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double
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JP2000333488A
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English (en)
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Keiko Okuma
啓子 大熊
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片面原稿の仕分け作業時のミスコピーを誘発
することなく、片面原稿の非画像面に前ページ又は次ペ
ージの原稿画像をコピーでき、本来廃却されるべき片面
原稿を両面コピー用紙として有効に再利用することが可
能な画像形成装置、及び画像形成方法を提供する。 【解決手段】 片面原稿を両面コピーする場合、コピー
部数が1部のときには、片面原稿の偶数枚目の画像のみ
を読み取った後、原稿排紙トレイに排紙された片面原稿
をそのまま手差しトレイに積載し、片面原稿の奇数枚目
の非画像面に読み取った偶数枚目の画像をコピーし、且
つ偶数枚目の片面原稿をそのまま排紙する。コピー部数
が2部のときには、片面原稿の全ての画像を読み取った
後、原稿排紙トレイに排紙された片面原稿をそのまま手
差しトレイに積載し、片面原稿の奇数枚目の非画像面に
読み取った次ページの偶数枚目の画像をコピーする一
方、片面原稿の偶数枚目の非画像面に読み取った前ペー
ジの奇数枚目の画像をコピーする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、及
び画像形成方法に関し、特にデジタル複写機の画像形成
装置、及び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般のオフィスで使用されるプリ
ンタは、未だに片面印刷機能のものが主流であり、両面
印刷機能が備わったプリンタの普及率が少ないため、コ
ンピュータやワープロで作成した文字や画像を紙に印刷
する場合は、片面印刷を行っていた。
【0003】一方、印刷した資料を保存する場合や、印
刷した資料を元に複数部の配布資料を作成する場合に
は、通常、ハンドリング性、省スペース、及び省資源等
を考慮して半分以下の紙量で済む両面印刷の資料形態が
多く用いられていた。
【0004】その結果、プリンタで片面印刷された資料
をオリジナル原稿として、両面コピー機能が備わった複
写機にて該原稿画像を読み取り、その複写機内に収納さ
れた新しいコピー用紙に片面印刷されたオリジナル原稿
(片面原稿)の画像を両面コピーするという作業が必要
となる。また、上述した作業により両面コピーされた資
料を作成した場合には、コピー後の片面原稿は、通常不
要となって廃却されてしまう。
【0005】このように、片面原稿の廃却を防止し、更
なる省資源を達成するためには、例えば、片面原稿を奇
数枚目と偶数枚目に仕分けした後に、偶数枚目の原稿束
の画像を自動原稿送り装置に積載して順次画像を読み取
り、奇数枚目の原稿束を給紙トレイに積載して奇数枚目
の非画像面に偶数枚目の読み取り画像を順次コピーする
といった片面原稿を再利用する方法が考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、片
面原稿を再利用する作業は上述したように煩雑であり、
結果的に偶数枚目の原稿束と奇数枚目の原稿束を積載す
る場所を取り違えて資料のページ順序が狂ったり、原稿
の向きを間違えて表裏で画像の上下が逆といったミスコ
ピーを誘発する恐れがある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、片面原稿の仕分け作業時のミスコピーを誘発す
ることなく、片面原稿の非画像面に前ページ又は次ペー
ジの原稿画像をコピーでき、本来廃却されるべき片面原
稿を両面コピー用紙として有効に再利用することが可能
な画像形成装置、及び画像形成方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像形成装置は、画像を読み取る画
像読取手段と、ページ順に並べられた複数枚の原稿を積
載し、前記画像読取手段に順次給送する自動原稿給送手
段と、前記画像読取手段で読み取られた画像を格納する
メモリ手段と、複数枚の画像記録紙を収納して1枚ずつ
給送する自動給紙手段と、前記メモリ手段に格納された
画像を読み出して前記自動給紙手段から給紙された画像
記録紙上に画像形成を行う画像形成手段と、前記画像形
成手段により画像形成が行われた画像記録紙に後処理を
施す後処理手段とを備える画像形成装置において、片面
に画像を有する片面原稿に基づいて両面に画像を有する
両面画像出力紙を作成する場合は、前記画像読取手段に
より画像読み取りが終了した前記片面原稿が画像ページ
順に並べた束のまま前記自動給紙手段に収納され、前記
自動給紙手段から前記画像形成手段に前記片面原稿を1
枚ずつ給送し、前記画像形成手段により、前記自動給紙
手段により1枚ずつ給紙された前記片面原稿の非画像面
に前記メモリ手段から隣り合うページの画像を読み出し
て画像形成を行って前記両面画像出力紙を作成し、前記
作成した両面画像出力紙を前記後処理手段により部数毎
に仕分けし後処理を施すことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記片面原稿に基づいて
前記両面画像出力紙を1部作成する場合は、前記画像読
取手段により、前記自動原稿給送手段により順次給送さ
れた片面原稿のうち、奇数枚目に給送された片面原稿、
もしくは偶数枚目に給送された片面原稿いずれか一方の
画像読み取りを行い、前記画像形成手段により、前記自
動給紙手段により1枚ずつ給紙された片面原稿のうち、
前記画像読み取りが行われなかった片面原稿の非画像面
に前記メモリ手段から読み出された画像を形成すること
により前記両面画像出力紙を作成し、後処理が予め設定
されたときは、前記後処理手段により前記両面画像出力
紙に前記予め設定された後処理を施すことを特徴とす
る。
【0010】請求項3記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記片面原稿に基づいて
前記両面画像出力紙を2部作成する場合は、前記画像読
取手段により、前記自動原稿給送手段により順次給送さ
れた片面原稿の全ての画像読み取りを行い、前記画像形
成手段により、前記自動給紙手段により1枚ずつ給紙さ
れた片面原稿のうち、奇数枚目に給紙された原稿の非画
像面に前記メモリ手段から読み出された偶数枚目の読み
取り画像を形成することで第1の両面画像出力紙を作成
し、偶数枚目に給紙された原稿の非画像面に前記メモリ
手段から読み出された奇数枚目の読み取り画像を形成す
ることで第2の両面画像出力紙を作成し、後処理が予め
設定されたときは、前記後処理手段により前記第1の両
面画像出力紙、及び前記第2の両面画像出力紙毎に仕分
けし、それぞれに前記予め設定された後処理を施すこと
を特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために、請求項4記載
の画像形成装置は、画像を読み取る画像読取手段と、ペ
ージ順に並べられた複数枚の原稿を積載し、前記画像読
取手段に順次給送する自動原稿給送手段と、前記画像読
取手段で読み取られた画像を格納するメモリ手段と、前
記画像読み取りが終了した原稿束を画像ページ順に並べ
た状態で積載する原稿積載手段と、前記原稿積載手段に
積載された原稿を1枚ずつ給送する原稿再給送手段と、
複数枚の画像記録紙を収納して1枚ずつ給送する自動給
紙手段と、前記メモリ手段に格納された画像を読み出し
て前記原稿再給送手段又は前記自動給紙手段から給紙さ
れた原稿又は画像記録紙上に画像形成を行う画像形成手
段と、前記画像形成手段により画像形成が行われた画像
記録紙に後処理を施す後処理手段とを備える画像形成装
置において、片面に画像を有する片面原稿に基づいて両
面に画像を有する両面画像出力紙を作成する場合は、前
記画像形成手段により、前記原稿再給紙手段により1枚
ずつ給紙された前記片面原稿の非画像面に前記メモリ手
段から隣り合うページの画像を読み出して画像形成を行
って前記両面画像出力紙を作成し、前記作成した両面画
像出力紙を前記後処理手段により部数毎に仕分けし後処
理を施すことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の画像形成装置は、請求項4
記載の画像形成装置において、前記片面原稿に基づいて
前記両面画像出力紙を1部作成する場合は、前記画像読
取手段により、前記自動原稿給送手段により順次給送さ
れた片面原稿のうち、奇数枚目に給送された片面原稿、
もしくは偶数枚目に給送された片面原稿のいずれか一方
の画像読み取りを行い、前記画像形成手段により、前記
原稿再給紙手段により1枚ずつ給紙された片面原稿のう
ち、前記画像読み取りが行われなかった片面原稿の非画
像面に前記メモリ手段から読み出された画像を形成する
ことにより前記両面画像出力紙を作成し、後処理が予め
設定されたときは、前記後処理手段により前記両面画像
出力紙に前記予め設定された後処理を施すことを特徴と
する。
【0013】請求項6記載の画像形成装置は、請求項4
記載の画像形成装置において、前記片面原稿に基づいて
前記両面画像出力紙を2部作成する場合は、前記画像読
取手段により、前記自動原稿給送手段により順次給送さ
れた片面原稿の全ての画像読み取りを行い、前記画像形
成手段により、前記原稿再給紙手段により1枚ずつ給紙
された片面原稿のうち、奇数枚目に給紙された原稿の非
画像面に前記メモリ手段から読み出された偶数枚目の読
み取り画像を形成することで第1の両面画像出力紙を作
成し、偶数枚目に給紙された原稿の非画像面に前記メモ
リ手段から読み出された奇数枚目の読み取り画像を形成
することで第2の両面画像出力紙を作成し、後処理が予
め設定されたときは、前記後処理手段により前記第1の
両面画像出力紙、及び前記第2の両面画像出力紙毎に仕
分けし、それぞれに前記予め設定された後処理を施すこ
とを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するために、請求項7記載
の画像形成方法は、画像を読み取る画像読取工程と、ペ
ージ順に並べられた複数枚の原稿を前記画像読取工程に
順次給送する自動原稿給送工程と、前記画像読取工程で
読み取られた画像を格納するメモリ工程と、複数枚の画
像記録紙を1枚ずつ給送する自動給紙工程と、前記メモ
リ工程にて格納された画像を読み出して前記自動給紙工
程にて給紙された画像記録紙上に画像形成を行う画像形
成工程と、前記画像形成工程にて画像形成が行われた画
像記録紙に後処理を施す後処理工程とを備える画像形成
方法において、片面に画像を有する片面原稿に基づいて
両面に画像を有する両面画像出力紙を作成する場合は、
前記画像読取工程にて画像読み取りが終了した前記片面
原稿が画像ページ順に並べた束のまま前記自動給紙工程
に収納され、前記自動給紙工程から前記画像形成工程に
前記片面原稿を1枚ずつ給送し、前記画像形成工程に
て、前記自動給紙工程で1枚ずつ給紙された前記片面原
稿の非画像面に前記メモリ工程から隣り合うページの画
像を読み出して画像形成を行って前記両面画像出力紙を
作成し、前記作成した両面画像出力紙を前記後処理工程
にて部数毎に仕分けし後処理を施すことを特徴とする。
【0015】請求項8記載の画像形成方法は、請求項7
記載の画像形成方法において、前記片面原稿に基づいて
前記両面画像出力紙を1部作成する場合は、前記画像読
取工程にて、前記自動原稿給送工程で順次給送された片
面原稿のうち、奇数枚目に給送された片面原稿、もしく
は偶数枚目に給送された片面原稿いずれか一方の画像読
み取りを行い、前記画像形成工程にて、前記自動給紙工
程で1枚ずつ給紙された片面原稿のうち、前記画像読み
取りが行われなかった片面原稿の非画像面に前記メモリ
工程から読み出された画像を形成することにより前記両
面画像出力紙を作成し、後処理が予め設定されたとき
は、前記後処理工程にて前記両面画像出力紙に前記予め
設定された後処理を施すことを特徴とする。
【0016】請求項9記載の画像形成方法は、請求項7
記載の画像形成方法において、前記片面原稿に基づいて
前記両面画像出力紙を2部作成する場合は、前記画像読
取工程にて、前記自動原稿給送工程で順次給送された片
面原稿の全ての画像読み取りを行い、前記画像形成工程
にて、前記自動給紙工程で1枚ずつ給紙された片面原稿
のうち、奇数枚目に給紙された原稿の非画像面に前記メ
モリ工程から読み出された偶数枚目の読み取り画像を形
成することで第1の両面画像出力紙を作成し、偶数枚目
に給紙された原稿の非画像面に前記メモリ工程から読み
出された奇数枚目の読み取り画像を形成することで第2
の両面画像出力紙を作成し、後処理が予め設定されたと
きは、前記後処理工程にて前記第1の両面画像出力紙、
及び前記第2の両面画像出力紙毎に仕分けし、それぞれ
に前記予め設定された後処理を施すことを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するために、請求項10記
載の画像形成方法は、画像を読み取る画像読取工程と、
ページ順に並べられた複数枚の原稿を前記画像読取工程
に順次給送する自動原稿給送工程と、前記画像読取工程
で読み取られた画像を格納するメモリ工程と、前記画像
読み取りが終了した原稿を画像ページ順に並べた状態で
積載する原稿積載工程と、前記原稿積載工程にて積載さ
れた原稿を1枚ずつ給送する原稿再給送工程と、複数枚
の画像記録紙を1枚ずつ給送する自動給紙工程と、前記
メモリ工程にて格納された画像を読み出して前記原稿再
給送工程又は前記自動給紙工程にて給紙された原稿又は
画像記録紙上に画像形成を行う画像形成工程と、前記画
像形成工程にて画像形成が行われた画像記録紙に後処理
を施す後処理工程とを備える画像形成方法において、片
面に画像を有する片面原稿に基づいて両面に画像を有す
る両面画像出力紙を作成する場合は、前記画像形成工程
にて、前記原稿再給紙工程で1枚ずつ給紙された前記片
面原稿の非画像面に前記メモリ工程から隣り合うページ
の画像を読み出して画像形成を行って前記両面画像出力
紙を作成し、前記作成した両面画像出力紙を前記後処理
工程にて部数毎に仕分けし後処理を施すことを特徴とす
る。
【0018】請求項11記載の画像形成方法は、請求項
10記載の画像形成方法において、前記片面原稿に基づ
いて前記両面画像出力紙を1部作成する場合は、前記画
像読取工程にて、前記自動原稿給送工程で順次給送され
た片面原稿のうち、奇数枚目に給送された片面原稿、も
しくは偶数枚目に給送された片面原稿のいずれか一方の
画像読み取りを行い、前記画像形成工程にて、前記原稿
再給紙工程で1枚ずつ給紙された片面原稿のうち、前記
画像読み取りが行われなかった片面原稿の非画像面に前
記メモリ工程から読み出された画像を形成することによ
り前記両面画像出力紙を作成し、後処理が予め設定され
たときは、前記後処理工程により前記両面画像出力紙に
前記予め設定された後処理を施すことを特徴とする。
【0019】請求項12記載の画像形成方法は、請求項
10記載の画像形成方法において、前記片面原稿に基づ
いて前記両面画像出力紙を2部作成する場合は、前記画
像読取工程にて、前記自動原稿給送工程で順次給送され
た片面原稿の全ての画像読み取りを行い、前記画像形成
工程にて、前記原稿再給紙工程で1枚ずつ給紙された片
面原稿のうち、奇数枚目に給紙された原稿の非画像面に
前記メモリ工程から読み出された偶数枚目の読み取り画
像を形成することで第1の両面画像出力紙を作成し、偶
数枚目に給紙された原稿の非画像面に前記メモリ工程か
ら読み出された奇数枚目の読み取り画像を形成すること
で第2の両面画像出力紙を作成し、後処理が予め設定さ
れたときは、前記後処理工程にて前記第1の両面画像出
力紙、及び前記第2の両面画像出力紙毎に仕分けし、そ
れぞれに前記予め設定された後処理を施すことを特徴と
する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0021】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断
面図である。
【0022】図1において、本第1の実施の形態に係る
画像形成装置は、デジタル複写機1に適用されたもので
ある。デジタル複写機1の本体は、原稿の画像を読み取
るリーダ部2と、転写紙(コピー用紙)に画像を形成す
るプリンタ部3とで構成される。リーダ部2の上部に
は、積載された原稿をリーダ部2の所定位置に順次給送
する自動原稿送り装置4が装備されており、プリンタ部
3には、収納されたコピー用紙をプリンタ部3に順次給
送する大容量給紙デッキ5と、プリンタ部3から排出さ
れたコピー用紙を整合、ソート、ステイプル、Z折り、
及び製本等の処理を行う排紙処理装置6とが接続されて
いる。また、リーダ部2内は、ROM、RAM等の各種
メモリを内蔵すると共に、上記各部を制御する制御部
(不図示)を備える。
【0023】次に、図1のデジタル複写機1における原
稿の画像読み取り及びコピー用紙への画像形成に関する
基本動作について説明する。
【0024】複数枚の原稿から成る原稿束は、自動原稿
送り装置4の原稿積載台401上に先頭ページの画像面
を上にして積載され、原稿給紙ローラ402の回転駆動
によって原稿束の最上紙から順にリーダ部2へ給送され
る。例えば、操作部(不図示)で片面読み取りモードが
選択された場合、給紙された原稿は、給紙搬送パス40
3を経由してUターン搬送され、該原稿の画像面を下に
して原稿台ガラス201上に搬送される。リーダ部2に
よる画像読み取りが終了した原稿は、画像面を下にした
まま原稿排紙トレイ404上に順次排出され(フェイス
ダウン排紙)、以降の原稿もフェイスダウン排紙で順次
積み上げられる。これにより、原稿束は、原稿積載台4
01上に積載された状態と上下が反対になっただけで、
ページ順が狂うことなく原稿排紙トレイ404上に排紙
され積載される。
【0025】一方、操作部で両面読み取りモードが選択
された場合、給紙された原稿は、反転搬送パス405を
経由して反転パス406に一旦引き込まれた後に、再給
紙搬送パス407を経由してスイッチバック搬送され、
該原稿の2ページ目の画像面を下にして原稿台ガラス2
01上に搬送される。2ページ目の画像読み取りが終了
した原稿は、再給紙搬送パス407を逆搬送されて反転
ローラ408の外周にしばらく沿って移動した後に、給
紙搬送パス403を経由してUターン搬送され、今度は
原稿の1ページ目の画像面を下にして原稿台ガラス20
1上に搬送される。1ページ目の画像読み取りが行わ
れ、両面の画像読み取りが終了した原稿は、1ページ目
の画像面を下にしたまま原稿排紙トレイ404上に排出
され(フェイスダウン排紙)、以降の原稿もフェイスダ
ウン排紙で順次積み上げられる。これにより、両面読み
取りの場合でも、原稿束は、原稿積載台401上に積載
された状態と上下が反対になっただけで、ページ順が狂
うことなく原稿排紙トレイ404上に排紙され積載され
る。
【0026】リーダ部2による原稿の画像読み取りは、
照明ランプ202により原稿を照射し、原稿からの反射
光を反射ミラー203,204,205とレンズ206
を介してイメージセンサ207内のCCDセンサにより
結像するという周知の手法を用いて行う。画像の読み取
り動作には、原稿台ガラス201上に置かれた原稿に対
して照明ランプ202や反射ミラー203等からなるス
キャナユニット208を移動させて画像を読み取るもの
(原稿固定読み)と、原稿台ガラス201上を移動する
原稿に対して固定のスキャナユニット208で読み取る
もの(原稿流し読み)の2通りがあり、これらを設定さ
れた動作モードに応じて切換えて実行することにより原
稿の画像読み取り時間を短縮して生産性の向上を図るこ
とができる。
【0027】上述した原稿の画像読み取り動作により読
み取られた複数の画像データは、全て制御部内のハード
ディスク等から成る大容量メモリ(不図示)に一旦格納
される。該メモリに格納された画像データは、デジタル
複写機1上の操作部で指定された編集モードに応じた順
序でプリンタ部3に出力される。
【0028】読み取った画像が記録される記録媒体であ
るコピー用紙は、プリンタ部3内の右デッキ301、左
デッキ302、上段カセット303、下段カセット30
4、手差しトレイ305、又は大容量給紙デッキ5に収
納されている。手差しトレイ305上には、該手差しト
レイ305上のコピー用紙の有無を検出する紙有無セン
サ329が装備されている。収納されたコピー用紙は、
給紙ローラ306〜310,501のいずれかが選択的
に回転駆動されることにより1枚ずつ順次給紙され、レ
ジストローラ311でタイミングを合わせて後述する感
光ドラム312等から成る画像形成部に供給される。
【0029】画像形成部では、感光体ドラム312は、
不図示のモータにより図1に示す矢印の方向に回転して
おり、一次帯電器313によって所望の電位に帯電され
た後、露光制御部314によって画像データに基づく所
定のレーザ光の照射を受けて静電潜像が形成され、現像
器315により静電潜像がトナー像として現像される。
現像されたトナー像は、供給されたコピー用紙に転写帯
電器316により転写される。転写終了後の感光体ドラ
ム312は、クリーナ装置317により残留トナーが清
掃され、前露光ランプ318により残留電荷が消去され
る。転写終了後のコピー用紙は、分離帯電器319によ
り感光体ドラム312から分離され、搬送ベルト320
によって定着ローラ321に送られ、定着ローラ321
により加圧、加熱される。これにより、トナー像がコピ
ー用紙に永久画像として定着する。
【0030】操作部で片面コピーモードが選択された場
合、トナー像が定着したコピー用紙は、反転搬送パス3
22を経由して反転パス323に一旦引き込まれた後、
反転ローラ324の逆転により裏面排出パス325を経
由してスイッチバック搬送され、排出ローラ326によ
り画像面を下にして後述する後処理装置6に排紙される
(フェイスダウン排紙)。このとき、画像データを大容
量メモリからプリンタ部3に出力する順序は、1枚目か
ら順に最終ページまでである。複数部コピーの場合はこ
れを複数回繰り返し行う。
【0031】一方、操作部で両面コピーモードが選択さ
れた場合、1ページ目のトナー像が定着されたコピー用
紙は、反転搬送パス322を経由して反転パス323に
一旦引き込まれた後、反転ローラ324の逆転により再
給紙パス327を経由することで、上下が反転した状態
で再び画像形成部に供給され、2ページ目の画像が形成
される。両面のトナー画像が定着したコピー用紙は、ス
トレート排紙パス328を経由して排出ローラ326に
より1ページ目を下にして後処理装置6に排紙される
(フェイスダウン排紙)。
【0032】上述した動作は、1枚の原稿を両面コピー
する場合の画像出力順序であるが、複数枚の原稿を両面
コピーするときの画像出力順序は、例えば、両面搬送パ
ス中に最大4枚のコピー用紙を保有できるデジタル複写
機であれば、1,3,5,7の奇数ページを出力した後
に2,4,6,8の偶数ページを出力する4枚単位で表
裏画像を交互に出力する方法や、1枚単位で表裏画像を
交互に出力する方法等のように、後処理装置6に供給さ
れるコピー用紙の画像順序がフェイスダウンでページ順
に並ぶものであればよい。
【0033】排紙ローラ326によりプリンタ部3から
フェイスダウン排紙されたコピー用紙は、後処理装置6
の水平パス601に供給される。後処理装置6は、プリ
ンタ部3から排出されたコピー用紙にZ折り等の折り処
理を施す折り機602、表紙や仕切り紙等を挿入するイ
ンサータ603、中綴じ処理を施す製本機604等の後
処理手段を備えるが、本実施の形態では、本発明に主に
関わるノンソート、ソート、ステイプルソートの処理方
法についてのみ説明を行う。
【0034】操作部でノンソートモードが選択された場
合、コピー用紙は、搬送パス605,606を経由して
排出ローラ607によりサンプルトレイ608上に順次
フェイスダウン排紙され積載される。一方、操作部でソ
ートモードが選択された場合、コピー用紙は、搬送パス
605、609を経由して中間トレイ610上に順次フ
ェイスダウン排紙される。中間トレイ610上のコピー
用紙は、サイド規制611によって搬送方向と直角方向
の位置が調整された後に、束排出ローラ612により処
理トレイ613上に束で排出される。ここで、サイド規
制611は、このコピー用紙の束を部数毎に図1の前奥
方向にずらして位置調整するため、処理トレイ613上
のコピー用紙の束は、複数のビンがあるソータと同様に
1部ずつ仕分けされて排紙され積載することができる。
【0035】操作部でステイプルソートモードが選択さ
れた場合、コピー用紙は、ソートモードの場合と同様に
中間トレイ610上に積載され、1部目のコピー用紙が
全て積載されたところで、ステイプルユニット614に
よりステイプルされる。ステイプルされたコピー用紙の
束は、束排出ローラ612により処理トレイ613上に
束の状態で排出される。ここで、前の束がステイプル動
作中で、後続するコピー用紙を中間トレイ610に搬送
することができない間は、後続するコピー用紙をバッフ
ァパス615に搬送してバッファローラ616に巻きつ
けておく。前の束のステイプル動作が終了して中間トレ
イ610が空いた時点で、バッファローラ616に巻き
つけられた複数枚のコピー用紙は、搬送パス609を介
して中間トレイ610に同時排出される。これにより、
生産性をダウンすることなくステイプル処理時間に余裕
をもたせることができる。
【0036】以上の基本動作を有する本実施の形態のデ
ジタル複写機では、片面原稿を両面コピーする両面コピ
ーモードが選択された場合、「原稿再利用モード」の選
択画面を操作部上の表示部に表示する。「原稿再利用モ
ード」とは、本来、両面コピー出力後に廃却されるはず
の片面原稿を廃却せずにコピー用紙として再利用し、片
面原稿における非画像面に前ページ又は次ページの原稿
画像をコピー転写して両面画像出力紙を得るものであ
る。選択画面でユーザが「原稿再利用モード」を選択し
ない場合、プリンタ部3又は大容量給紙デッキ5に収納
されたコピー用紙を使用してコピーを行う通常制御を行
う。
【0037】次に、ユーザが「原稿再利用モード」を選
択した場合の動作処理を、コピー部数1部の場合とコピ
ー部数2部の場合について説明する。
【0038】図2及び図3は、図1のデジタル複写機1
におけるコピー部数1部の場合の原稿再利用モードの処
理を示すフローチャートである。
【0039】図2において、操作部でコピー部数が1部
と入力され、コピーボタンが押下(ON)されると、自
動原稿送り装置4により原稿の給送を開始する(ステッ
プS201)。次に、給送された原稿が偶数枚目か否か
を制御部で判別し(ステップS202)、偶数枚目でな
い、すなわち奇数枚目であるときは、原稿の画像を読み
取らずに原稿排紙トレイ404に排紙して(ステップS
204)、次のステップS205へ進む一方、偶数枚目
であるときは、原稿の画像を読み取って原稿排紙トレイ
404に排紙して(ステップS203)、ステップS2
05へ進む。これにより、給送された原稿を上述した片
面コピーモードと同様にUターン搬送し、奇数枚目の画
像を読み取らずに偶数枚目の画像のみを読み取って、読
み取った画像データを大容量メモリに格納する。
【0040】ステップS205では、原稿の画像読み取
りが終了したか否かを判別する。この判別の結果、原稿
の画像読み取りが終了すると、ユーザにより原稿排紙ト
レイ404から手差しトレイ305への原稿束の移し変
え作業が必要となるが、手差しトレイ305上にコピー
用紙が積載されているとき、すなわち手差しトレイ30
5上の紙有無センサ329がON状態のときは(ステッ
プS206でNO)、ユーザによる手差しトレイ305
への原稿の積載ができないので、手差しトレイ305上
の転写紙(コピー用紙)を除去する指示を表示部に表示
する(ステップS208)。
【0041】一方、手差しトレイ305上にコピー用紙
が未積載か、指示通り手差しトレイ305上のコピー用
紙を除去したとき、すなわち紙有無センサ329がOF
F状態のときは(ステップS206でYES)、原稿排
紙トレイ404上の原稿束を手差しトレイ305に移し
替える指示を表示部に表示する(ステップS207)。
ユーザによる原稿束の移し変え作業が行われ、手差しト
レイ305上の紙有無センサ329がON状態になると
(ステップS209でYES)、コピーボタンを押下す
る指示を表示部に表示する。コピーボタンが押下(O
N)されると(ステップS210)、手差しトレイ30
5上の原稿束を手差し給紙ローラ310の回転駆動によ
り最下紙から順に画像形成部に供給する。供給された1
枚目の原稿は、1ページ目の画像が印刷された原稿であ
り、フェイスダウン排紙された状態で重ねられているの
で、該原稿の画像面が下になっている。
【0042】図3のステップS211では、供給された
原稿が奇数枚目であるか否かを判別する。この判別の結
果、原稿が奇数枚目であるときは、大容量メモリから2
ページ目(次ページ)の画像を読み出して画像形成部に
て該原稿の非画像面である上面に次ページを転写(コピ
ー)し、1ページ目の画像を下にした状態のままストレ
ート排紙で原稿を後処理装置6に搬送し、中間トレイ6
10上に積載して(ステップS212)、ステップS2
14へ進む。これにより、片面原稿の奇数枚目の非画像
面に隣り合う偶数枚目の画像がコピーされ、両面画像出
力紙(両面コピー)が作成される。
【0043】次に給紙された2枚目の原稿は、2ページ
目の画像が印刷された原稿であり、同様に該原稿の画像
面を下にして画像形成部に供給される。一方、ステップ
S211の判別の結果、給紙された原稿が奇数枚目でな
いときは、該原稿の非画像面である上面に画像を形成し
ないでストレート排紙で後処理装置6に搬送し、ノンソ
ートと同様の動作でサンプルトレイ608上に積載して
(ステップS213)、ステップS214へ進む。これ
は、コピー部数が1部の場合には、2枚目に給紙された
原稿が廃却対象となるためである。以下同様に、奇数枚
目に給紙された原稿を1枚目の動作と同様に非画像面に
隣り合う次ページの画像をコピーした後、中間トレイ6
10上に順次積載する一方、偶数枚目に給紙された原稿
を2枚目の動作と同様に非画像面に画像をコピーせずに
サンプルトレイ608上に順次排紙し積載する。
【0044】ステップS214では、原稿に対するコピ
ー動作が全て終了したか否か判別し、奇数枚目の原稿を
全て中間トレイ610上に積載してコピー動作が全て終
了すると、原稿束の搬送方向と直角方向の位置を調整す
る。つづいて、上述したステイプルソートモードが選択
されているか否かを判別し(ステップS215)、ステ
イプルソートモードが選択されていないときは、位置調
整により整合された原稿束をそのまま処理トレイ613
上に束排紙して(ステップS217)、本処理を終了す
る一方、ステイプルソートモードが選択されているとき
は、原稿束にステイプル処理を施して処理トレイ613
上に束排紙して(ステップS216)、本処理を終了す
る。これにより、図6に示すような処理トレイ613上
に得られた原稿再利用出力束を、通常のコピー用紙を使
用した両面コピーの出力束と全く同じ形態で出力するこ
とができる。
【0045】以上説明したように、本実施の形態におけ
る「原稿再利用モード」によれば、本来廃却するはずの
原稿を半分以下にし、且つ消費するコピー用紙の枚数も
0枚にでき、コピー画像枚数も半分以下で済むため、コ
ピー用紙、トナー等の消費量を削減して省資源に効果が
あるばかりでなく、原稿排紙トレイ404から手差しト
レイ305に原稿束をそのまま移し替えるという簡易な
操作のみで、ユーザが原稿の仕分け作業を行うことなく
両面画像出力紙を得ることが可能となる。
【0046】次に、コピー部数が2部の場合の処理動作
を図4及び図5を参照して説明する。
【0047】図4及び図5は、図1のデジタル複写機1
におけるコピー部数2部の場合の原稿再利用モードの処
理を示すフローチャートである。
【0048】図4において、操作部でコピー部数が2部
と入力され、コピーボタンが押下(ON)されると、自
動原稿送り装置4により原稿の給送を開始する(ステッ
プS401)。次に、給送された原稿を上述した片面コ
ピーモードと同様にUターン搬送し、全ての原稿画像を
読み取って得られた画像データを大容量メモリに格納
し、原稿を原稿排紙トレイに排紙する(ステップS40
2)。以下、画像読み取りが終了した時点から原稿の手
差し給紙が開始されるまでの動作(ステップS403〜
S406)は、コピー部数が1部の場合の図2のステッ
プS206〜S209と同様であるため、その説明を省
略する。
【0049】つづいて、コピーボタンが押下(ON)さ
れると(ステップS407)、手差しトレイ305上の
原稿が手差し給紙ローラ310の回転駆動により最下紙
から順に画像形成部に供給される。供給された1枚目の
原稿は、1ページ目の画像が印刷された原稿であり、フ
ェイスダウン排紙された状態で重ねられているので、該
原稿の画像面が下になっている。
【0050】図5のステップS408では、供給された
原稿が奇数枚目であるか否かを判別する。この判別の結
果、原稿が奇数枚目であるときは、大容量メモリから2
ページ目(次ページ)の画像を読み出して画像形成部に
て該原稿の非画像面である上面に次ページをコピーし、
1ページ目の画像を下にした状態のまま該原稿をストレ
ート排紙で後処理装置6に搬送し、中間トレイ610上
に積載して(ステップS409)、ステップS411へ
進む。次に給紙された2枚目の原稿は、2ページ目の画
像が印刷された原稿であり、同様に該原稿の画像面を下
にして画像形成部に供給される。
【0051】ステップS408の判別の結果、供給され
た原稿が奇数枚目でないときは、大容量メモリから1ペ
ージ目(前ページ)の画像を読み出して画像形成部に
て、該原稿の非画像面である上面に前ページをコピー
し、反転排紙で1ページ目の画像を下にした状態に反転
し、該原稿を後処理装置6に搬送して、バッファローラ
616に巻きつけて(ステップS410)、ステップS
411へ進む。以下同様に、奇数枚目に給紙された原稿
を1枚目の動作と同様に非画像面に次ページの画像をコ
ピーした後、ストレート排紙で後処理装置6に搬送し、
中間トレイ610上に順次積載する処理と共に、偶数枚
目に給紙された原稿の非画像面に前ページの画像をコピ
ーした後、反転排紙で後処理装置6に搬送し、バッファ
ローラ616に巻きつける処理を繰り返す。
【0052】ステップS411では、再利用された原稿
に対するコピー動作が全て終了したか否かを判別し、奇
数枚目の原稿、すなわち1部目の原稿束を全て中間トレ
イ610上に積載してコピー動作が全て終了すると、原
稿束の搬送方向と直角方向の位置を調整する。つづい
て、上述したステイプルソートモードが選択されている
か否かを判別し(ステップS412)、ステイプルソー
トモードが選択されていないときは、中間トレイ610
上の整合された1部目の原稿束を処理トレイ613上に
束排紙して(ステップS416)、ステップS417へ
進む一方、ステイプルソートモードが選択されていると
きは、中間トレイ610上の1部目の原稿束をステイプ
ルして処理トレイ613上に束排紙する(ステップS4
13)。
【0053】ステップS414では、1部目の束排紙が
終了すると、バッファローラ616に巻きつけられた偶
数枚目の原稿束、すなわち2部目の原稿束を中間トレイ
610上に排紙して原稿束の搬送方向と直角方向の位置
を調整する。つづいて、中間トレイ610上の2部目の
原稿束を先に排紙した1部目の原稿束と位置をずらして
処理トレイ613上に排紙し、ステイプルして処理トレ
イ613上に束排紙して(ステップS415)、本処理
を終了する。これにより、図7に示すような処理トレイ
613上に排紙された原稿束(原稿再利用出力束)を、
1部目、2部目とも通常のコピー用紙を使用した両面コ
ピーの出力束と全く同じ形態で出力することができる。
【0054】本実施の形態では、コピー部数が2部の場
合の動作処理について説明したが、コピー部数が3部以
上の場合には、上記動作で原稿を再利用して2部の出力
束を作成した後に、前述したプリンタ部3もしくは大容
量デッキ5に収納されたコピー用紙を使用した通常の両
面コピー動作で3部目以降の出力束を作成し、原稿再利
用出力束上に順次排紙すればよい。
【0055】なお、本実施の形態では、電子写真方式
で、スルーパス両面コピー機能を有するデジタル複写機
を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば、インクジェット方式のものや、スタック
両面コピー機能を有する画像形成装置の場合であっても
適用可能であることはいうまでもない。また、後処理装
置6としてフィニッシャを用いた場合を説明したが、複
数のビンを有するソータを用いた場合でも適用可能であ
ることはいうまでもない。
【0056】上記第1の実施の形態によれば、片面原稿
を両面コピーする場合においてコピー部数が1部のとき
には、片面原稿の偶数枚目の画像のみを読み取った後
(図2のステップS202〜S204)、原稿排紙トレ
イ404に排紙された片面原稿をそのまま手差しトレイ
305に積載し(図2のステップS207)、片面原稿
の奇数枚目の非画像面に読み取った偶数枚目の画像をコ
ピーし、且つ偶数枚目の片面原稿をそのまま排紙する
(図3のステップS211〜S213)ので、本来廃却
するはずの原稿を半分以下にし、且つ消費するコピー用
紙の枚数も0枚にでき、コピー画像枚数も半分以下で済
むため、コピー用紙、トナー等の消費量を削減して省資
源に効果があるばかりでなく、原稿排紙トレイ404か
ら手差しトレイ305に原稿束をそのまま移し替えると
いう簡易な操作のみで、ユーザが原稿の仕分け作業を行
うことなく両面画像出力紙を得ることが可能となる。
【0057】また、コピー部数が2部以上のときには、
片面原稿の全ての画像を読み取った後(図4のステップ
S402)、原稿排紙トレイ404に排紙された片面原
稿をそのまま手差しトレイ305に積載し(図4のステ
ップS404)、片面原稿の奇数枚目の非画像面に読み
取った次ページの偶数枚目の画像をコピーする(ステッ
プS409)一方、片面原稿の偶数枚目の非画像面に読
み取った前ページの奇数枚目の画像をコピーする(ステ
ップS410)ので、本来廃却するはずの原稿が全く廃
却されずに済み、且つ2部目までに消費するコピー用紙
の枚数も0枚(原稿が偶数枚の場合)もしくは1枚(原
稿が奇数枚の場合)に削減でき、原稿束におけるコピー
画像枚数も半分以下で済むため、コピー用紙やトナー等
の消費量を削減することができ省資源に効果があるばか
りでなく、ユーザによる原稿の仕分け作業を煩わすこと
なく、原稿排紙トレイ404から手差しトレイ305に
原稿束をそのまま移し替えるという簡易な操作だけで、
誤操作なく両面画像出力紙を得ることが可能となる。
【0058】(第2の実施の形態)図8は、本発明の第2
の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面
図である。
【0059】本第2の実施の形態に係る画像形成装置
は、上記第1の実施の形態と同様に複写機1から成るた
め、図8において図1と対応する要素には同一符号を付
してそれらの説明は省略する。以下に、上記第1の実施
の形態と異なる点のみを説明する。
【0060】上記第1の実施の形態では、ユーザが再利
用する原稿を原稿排紙トレイ404から手差しトレイ3
05に移し替える作業を行うことにより、プリンタ部3
への原稿供給を可能にすることを説明したが、本第2の
実施の形態では、図8に示すように原稿排紙トレイ40
4に原稿再給紙ローラ409と、原稿再給紙ローラ40
9の回転駆動により給紙された原稿をプリンタ部3の画
像形成部に給送するための原稿再給紙パス410とを設
ける構成とした。
【0061】図9及び図10は、図8のデジタル複写機
1におけるコピー部数1部の場合の原稿再利用モードの
処理を示すフローチャートである。
【0062】図9のステップS901〜S905では、
図2のステップS201〜S205と同じ処理を行い、
図10のステップS907〜S913では、図3のステ
ップS211〜S217と同じ処理を行うので、それら
の説明は省略する。図9において、ステップS906で
は、原稿排紙トレイ404上の原稿束を原稿給紙ローラ
409、原稿再給紙ローラ410により画像形成部に再
給紙し、図10のステップS907以降の処理を行う。
これにより、図6に示す原稿再利用出力束と同様のもの
が得られる。
【0063】図11及び図12は、図8のデジタル複写
機1におけるコピー部数2部の場合の原稿再利用モード
の処理を示すフローチャートである。
【0064】図11のステップS1101,S1102
では、図4のステップS401,S402と同じ処理を
行い、図12のステップS1104〜S1114では、
図5のステップS408〜S418と同じ処理を行うの
で、それらの説明は省略する。図11において、ステッ
プS1103では、原稿排紙トレイ404上の原稿束を
原稿給紙ローラ409、原稿再給紙ローラ410により
画像形成部に再給紙し、図12のステップS1104以
降の処理を行う。これにより、図7に示す原稿再利用出
力束と同様のものが得られる。
【0065】上記第2の実施の形態によれば、手差しト
レイ305に積載されたコピー用紙の除去作業や、原稿
排紙トレイ404から手差しトレイ305への原稿束の
移し変え作業が不要となり、コピーボタン操作も1回で
済むため、ユーザ操作性が一層向上する。
【0066】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、片面に画像を有する片面原稿に基づいて両面に画
像を有する両面画像出力紙を作成する場合、画像読み取
りが終了した片面原稿の非画像面に、隣り合うページの
画像を読み出して画像形成を行って両面画像出力紙を作
成するので、ユーザによる原稿の仕分け作業を煩わすこ
とや、誤操作によるミスコピーを誘発することもなく、
ハンドリング性や省スペース、省資源を考慮した両面印
刷の資料を得ることができる。
【0067】また、本発明によれば、片面に画像を有す
る片面原稿に基づいて両面に画像を有する両面画像出力
紙を作成する場合に、画像読み取りが終了して再給紙さ
れた片面原稿の非画像面に、隣り合うページの画像を読
み出して画像形成を行って両面画像出力紙を作成するの
で、ユーザによる原稿の仕分け作業を煩わすことや、誤
操作によるミスコピーを誘発することもなく、ハンドリ
ング性や省スペース、省資源を考慮した両面印刷の資料
を得ることができる。また、本来廃却するはずの原稿が
コピー用紙として有効再利用でき、原稿を再利用した場
合のコピー画像枚数はコピー用紙を利用した場合の半分
以下で済むため、コピー用紙やトナー等の消費量が削減
されて、更なる省資源に効果がある。更に、第2の実施
の形態のよれば、手差しトレイに積載されたコピー用紙
の除去作業や、原稿排紙トレイから手差しトレイへの原
稿束の移し変え作業が不要となり、コピーボタン操作も
1回で済むため、ユーザ操作性が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1のデジタル複写機1におけるコピー部数1
部の場合の原稿再利用モードの処理を示すフローチャー
トである。
【図3】図1のデジタル複写機1におけるコピー部数1
部の場合の原稿再利用モードの処理を示すフローチャー
トである。
【図4】図1のデジタル複写機1におけるコピー部数2
部の場合の原稿再利用モードの処理を示すフローチャー
トである。
【図5】図1のデジタル複写機1におけるコピー部数2
部の場合の原稿再利用モードの処理を示すフローチャー
トである。
【図6】図2、図3の原稿再利用モードにより得られた
原稿束の状態を示す概略図である。
【図7】図4、図5の原稿再利用モードにより得られた
原稿束の状態を示す概略図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
の概略構成を示す断面図である。
【図9】図8のデジタル複写機1におけるコピー部数1
部の場合の原稿再利用モードの処理を示すフローチャー
トである。
【図10】図8のデジタル複写機1におけるコピー部数
1部の場合の原稿再利用モードの処理を示すフローチャ
ートである。
【図11】図8のデジタル複写機1におけるコピー部数
2部の場合の原稿再利用モードの処理を示すフローチャ
ートである。
【図12】図8のデジタル複写機1におけるコピー部数
2部の場合の原稿再利用モードの処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 デジタル複写機 2 リーダ部 3 プリンタ部 4 自動原稿送り装置 5 大容量給紙デッキ 6 後処理装置 305 手差しトレイ 310 手差し給紙ローラ 329 紙有無センサ 404 原稿排紙トレイ 409 原稿再給紙ローラ 410 原稿再給紙パス 608 サンプルトレイ 610 中間トレイ 613 処理トレイ 616 バッファローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 108 G03G 21/00 382 Fターム(参考) 2H027 DB08 DC07 DE07 ED12 EE08 FA02 FA13 FA23 FA24 FA30 FA35 FB06 FD01 FD08 GB14 ZA07 2H028 BA02 BA03 BA07 BA09 BA14 BB02 BB04 BD04 2H072 AA32 AB07 BA03 BA12 BA13 CA01 CA02 CB01 CB09 GA01 GA07 GA08 2H076 AA04 AA25 AA58 BA22 BA35 BA36 BA38 BA42 BA57 BA58 BA64 BA83 5C062 AA05 AB17 AB22 AB32 AB35 AB42 AC02 AC04 AC09 AC10 AC11 AC22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を読み取る画像読取手段と、ページ
    順に並べられた複数枚の原稿を積載し、前記画像読取手
    段に順次給送する自動原稿給送手段と、前記画像読取手
    段で読み取られた画像を格納するメモリ手段と、複数枚
    の画像記録紙を収納して1枚ずつ給送する自動給紙手段
    と、前記メモリ手段に格納された画像を読み出して前記
    自動給紙手段から給紙された画像記録紙上に画像形成を
    行う画像形成手段と、前記画像形成手段により画像形成
    が行われた画像記録紙に後処理を施す後処理手段とを備
    える画像形成装置において、 片面に画像を有する片面原稿に基づいて両面に画像を有
    する両面画像出力紙を作成する場合は、 前記画像読取手段により画像読み取りが終了した前記片
    面原稿が画像ページ順に並べた束のまま前記自動給紙手
    段に収納され、 前記自動給紙手段から前記画像形成手段に前記片面原稿
    を1枚ずつ給送し、 前記画像形成手段により、前記自動給紙手段により1枚
    ずつ給紙された前記片面原稿の非画像面に前記メモリ手
    段から隣り合うページの画像を読み出して画像形成を行
    って前記両面画像出力紙を作成し、 前記作成した両面画像出力紙を前記後処理手段により部
    数毎に仕分けし後処理を施すことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記片面原稿に基づいて前記両面画像出
    力紙を1部作成する場合は、 前記画像読取手段により、前記自動原稿給送手段により
    順次給送された片面原稿のうち、奇数枚目に給送された
    片面原稿、もしくは偶数枚目に給送された片面原稿いず
    れか一方の画像読み取りを行い、 前記画像形成手段により、前記自動給紙手段により1枚
    ずつ給紙された片面原稿のうち、前記画像読み取りが行
    われなかった片面原稿の非画像面に前記メモリ手段から
    読み出された画像を形成することにより前記両面画像出
    力紙を作成し、 後処理が予め設定されたときは、前記後処理手段により
    前記両面画像出力紙に前記予め設定された後処理を施す
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記片面原稿に基づいて前記両面画像出
    力紙を2部作成する場合は、 前記画像読取手段により、前記自動原稿給送手段により
    順次給送された片面原稿の全ての画像読み取りを行い、 前記画像形成手段により、前記自動給紙手段により1枚
    ずつ給紙された片面原稿のうち、奇数枚目に給紙された
    原稿の非画像面に前記メモリ手段から読み出された偶数
    枚目の読み取り画像を形成することで第1の両面画像出
    力紙を作成し、偶数枚目に給紙された原稿の非画像面に
    前記メモリ手段から読み出された奇数枚目の読み取り画
    像を形成することで第2の両面画像出力紙を作成し、 後処理が予め設定されたときは、前記後処理手段により
    前記第1の両面画像出力紙、及び前記第2の両面画像出
    力紙毎に仕分けし、それぞれに前記予め設定された後処
    理を施すことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 画像を読み取る画像読取手段と、ページ
    順に並べられた複数枚の原稿を積載し、前記画像読取手
    段に順次給送する自動原稿給送手段と、前記画像読取手
    段で読み取られた画像を格納するメモリ手段と、前記画
    像読み取りが終了した原稿束を画像ページ順に並べた状
    態で積載する原稿積載手段と、前記原稿積載手段に積載
    された原稿を1枚ずつ給送する原稿再給送手段と、複数
    枚の画像記録紙を収納して1枚ずつ給送する自動給紙手
    段と、前記メモリ手段に格納された画像を読み出して前
    記原稿再給送手段又は前記自動給紙手段から給紙された
    原稿又は画像記録紙上に画像形成を行う画像形成手段
    と、前記画像形成手段により画像形成が行われた画像記
    録紙に後処理を施す後処理手段とを備える画像形成装置
    において、 片面に画像を有する片面原稿に基づいて両面に画像を有
    する両面画像出力紙を作成する場合は、 前記画像形成手段により、前記原稿再給紙手段により1
    枚ずつ給紙された前記片面原稿の非画像面に前記メモリ
    手段から隣り合うページの画像を読み出して画像形成を
    行って前記両面画像出力紙を作成し、 前記作成した両面画像出力紙を前記後処理手段により部
    数毎に仕分けし後処理を施すことを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記片面原稿に基づいて前記両面画像出
    力紙を1部作成する場合は、 前記画像読取手段により、前記自動原稿給送手段により
    順次給送された片面原稿のうち、奇数枚目に給送された
    片面原稿、もしくは偶数枚目に給送された片面原稿のい
    ずれか一方の画像読み取りを行い、 前記画像形成手段により、前記原稿再給紙手段により1
    枚ずつ給紙された片面原稿のうち、前記画像読み取りが
    行われなかった片面原稿の非画像面に前記メモリ手段か
    ら読み出された画像を形成することにより前記両面画像
    出力紙を作成し、 後処理が予め設定されたときは、前記後処理手段により
    前記両面画像出力紙に前記予め設定された後処理を施す
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記片面原稿に基づいて前記両面画像出
    力紙を2部作成する場合は、 前記画像読取手段により、前記自動原稿給送手段により
    順次給送された片面原稿の全ての画像読み取りを行い、 前記画像形成手段により、前記原稿再給紙手段により1
    枚ずつ給紙された片面原稿のうち、奇数枚目に給紙され
    た原稿の非画像面に前記メモリ手段から読み出された偶
    数枚目の読み取り画像を形成することで第1の両面画像
    出力紙を作成し、偶数枚目に給紙された原稿の非画像面
    に前記メモリ手段から読み出された奇数枚目の読み取り
    画像を形成することで第2の両面画像出力紙を作成し、 後処理が予め設定されたときは、前記後処理手段により
    前記第1の両面画像出力紙、及び前記第2の両面画像出
    力紙毎に仕分けし、それぞれに前記予め設定された後処
    理を施すことを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 画像を読み取る画像読取工程と、ページ
    順に並べられた複数枚の原稿を前記画像読取工程に順次
    給送する自動原稿給送工程と、前記画像読取工程で読み
    取られた画像を格納するメモリ工程と、複数枚の画像記
    録紙を1枚ずつ給送する自動給紙工程と、前記メモリ工
    程にて格納された画像を読み出して前記自動給紙工程に
    て給紙された画像記録紙上に画像形成を行う画像形成工
    程と、前記画像形成工程にて画像形成が行われた画像記
    録紙に後処理を施す後処理工程とを備える画像形成方法
    において、 片面に画像を有する片面原稿に基づいて両面に画像を有
    する両面画像出力紙を作成する場合は、 前記画像読取工程にて画像読み取りが終了した前記片面
    原稿が画像ページ順に並べた束のまま前記自動給紙工程
    に収納され、 前記自動給紙工程から前記画像形成工程に前記片面原稿
    を1枚ずつ給送し、 前記画像形成工程にて、前記自動給紙工程で1枚ずつ給
    紙された前記片面原稿の非画像面に前記メモリ工程から
    隣り合うページの画像を読み出して画像形成を行って前
    記両面画像出力紙を作成し、 前記作成した両面画像出力紙を前記後処理工程にて部数
    毎に仕分けし後処理を施すことを特徴とする画像形成方
    法。
  8. 【請求項8】 前記片面原稿に基づいて前記両面画像出
    力紙を1部作成する場合は、 前記画像読取工程にて、前記自動原稿給送工程で順次給
    送された片面原稿のうち、奇数枚目に給送された片面原
    稿、もしくは偶数枚目に給送された片面原稿いずれか一
    方の画像読み取りを行い、 前記画像形成工程にて、前記自動給紙工程で1枚ずつ給
    紙された片面原稿のうち、前記画像読み取りが行われな
    かった片面原稿の非画像面に前記メモリ工程から読み出
    された画像を形成することにより前記両面画像出力紙を
    作成し、 後処理が予め設定されたときは、前記後処理工程にて前
    記両面画像出力紙に前記予め設定された後処理を施すこ
    とを特徴とする請求項7記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記片面原稿に基づいて前記両面画像出
    力紙を2部作成する場合は、 前記画像読取工程にて、前記自動原稿給送工程で順次給
    送された片面原稿の全ての画像読み取りを行い、 前記画像形成工程にて、前記自動給紙工程で1枚ずつ給
    紙された片面原稿のうち、奇数枚目に給紙された原稿の
    非画像面に前記メモリ工程から読み出された偶数枚目の
    読み取り画像を形成することで第1の両面画像出力紙を
    作成し、偶数枚目に給紙された原稿の非画像面に前記メ
    モリ工程から読み出された奇数枚目の読み取り画像を形
    成することで第2の両面画像出力紙を作成し、 後処理が予め設定されたときは、前記後処理工程にて前
    記第1の両面画像出力紙、及び前記第2の両面画像出力
    紙毎に仕分けし、それぞれに前記予め設定された後処理
    を施すことを特徴とする請求項7記載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 画像を読み取る画像読取工程と、ペー
    ジ順に並べられた複数枚の原稿を前記画像読取工程に順
    次給送する自動原稿給送工程と、前記画像読取工程で読
    み取られた画像を格納するメモリ工程と、前記画像読み
    取りが終了した原稿を画像ページ順に並べた状態で積載
    する原稿積載工程と、前記原稿積載工程にて積載された
    原稿を1枚ずつ給送する原稿再給送工程と、複数枚の画
    像記録紙を1枚ずつ給送する自動給紙工程と、前記メモ
    リ工程にて格納された画像を読み出して前記原稿再給送
    工程又は前記自動給紙工程にて給紙された原稿又は画像
    記録紙上に画像形成を行う画像形成工程と、前記画像形
    成工程にて画像形成が行われた画像記録紙に後処理を施
    す後処理工程とを備える画像形成方法において、 片面に画像を有する片面原稿に基づいて両面に画像を有
    する両面画像出力紙を作成する場合は、 前記画像形成工程にて、前記原稿再給紙工程で1枚ずつ
    給紙された前記片面原稿の非画像面に前記メモリ工程か
    ら隣り合うページの画像を読み出して画像形成を行って
    前記両面画像出力紙を作成し、 前記作成した両面画像出力紙を前記後処理工程にて部数
    毎に仕分けし後処理を施すことを特徴とする画像形成方
    法。
  11. 【請求項11】 前記片面原稿に基づいて前記両面画像
    出力紙を1部作成する場合は、 前記画像読取工程にて、前記自動原稿給送工程で順次給
    送された片面原稿のうち、奇数枚目に給送された片面原
    稿、もしくは偶数枚目に給送された片面原稿のいずれか
    一方の画像読み取りを行い、 前記画像形成工程にて、前記原稿再給紙工程で1枚ずつ
    給紙された片面原稿のうち、前記画像読み取りが行われ
    なかった片面原稿の非画像面に前記メモリ工程から読み
    出された画像を形成することにより前記両面画像出力紙
    を作成し、 後処理が予め設定されたときは、前記後処理工程により
    前記両面画像出力紙に前記予め設定された後処理を施す
    ことを特徴とする請求項10記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記片面原稿に基づいて前記両面画像
    出力紙を2部作成する場合は、 前記画像読取工程にて、前記自動原稿給送工程で順次給
    送された片面原稿の全ての画像読み取りを行い、 前記画像形成工程にて、前記原稿再給紙工程で1枚ずつ
    給紙された片面原稿のうち、奇数枚目に給紙された原稿
    の非画像面に前記メモリ工程から読み出された偶数枚目
    の読み取り画像を形成することで第1の両面画像出力紙
    を作成し、偶数枚目に給紙された原稿の非画像面に前記
    メモリ工程から読み出された奇数枚目の読み取り画像を
    形成することで第2の両面画像出力紙を作成し、 後処理が予め設定されたときは、前記後処理工程にて前
    記第1の両面画像出力紙、及び前記第2の両面画像出力
    紙毎に仕分けし、それぞれに前記予め設定された後処理
    を施すことを特徴とする請求項10記載の画像形成方
    法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255950A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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