JP2002136867A - 吸着材の再生処理方法及びその装置 - Google Patents

吸着材の再生処理方法及びその装置

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JP2002136867A
JP2002136867A JP2001162823A JP2001162823A JP2002136867A JP 2002136867 A JP2002136867 A JP 2002136867A JP 2001162823 A JP2001162823 A JP 2001162823A JP 2001162823 A JP2001162823 A JP 2001162823A JP 2002136867 A JP2002136867 A JP 2002136867A
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air
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water
adsorbent
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Akira Kuriyama
朗 栗山
Kinya Kato
欽也 加藤
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Canon Inc
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/30Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
    • Y02W10/37Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水問題が生じず、単に汚染物質となりうる
物質を媒体間で移動するだけのものでなく、根本的に分
解処理できる吸着材の再生処理方法及びその装置を得る
こと。 【解決手段】 汚染物質となり得る塩素の存在下で光照
射によって分解しうる物質が吸着している吸着材を加熱
して得られる該物質を気体状とし、これと塩素とを含む
空気を形成し、これに光照射してこの物質を分解する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性炭等の吸着材
を用いた溶剤回収装置や脱臭装置において得られる吸着
破過した吸着材を脱着再生し、脱着した物資を分解する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に行われている活性炭等の
吸着材の再生処理は、蒸気等による加熱を利用して、吸
着材に吸着されていた物質(被吸着物)であるトリクロ
ロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、テトラクロ
ロエチレン、cis-1,2-ジクロロエチレン、フロン等の
有機溶剤を吸着材から脱離する操作によって行なわれて
いる。
【0003】この再生処理に用いるシステムは、吸着塔
と、この吸着塔の排出側に接続されるコンデンサ、デカ
ンタ、さらに、デカンタのドレイン側に接続される曝気
槽とを備えて構成されている。このシステムにおいて
は、コンデンサは10〜30℃に温度設定されて吸着材
からの脱離した被吸着物と蒸気の液化をおこなった後、
デカンタで被吸着物と水とを比重分離していた。そし
て、さらに下手側で、曝気槽において気体成分と排水の
分離がおこなわれて、これらをシステム外へ排出して、
処理を完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のシ
ステムを用いた方法においては、以下のようなさらに改
善すべき点がある。 1)回収された被吸着物である溶剤等の一部が排水中に
溶けこみ、さらなる排水処理が必要とされる場合があ
る。 2)被処理物が水溶性溶剤の場合は溶剤の回収が困難な
場合がある。 3)デカンタで溶剤の回収後さらなる有機溶媒の処理が
必要である。焼却処理はダイオキシンの発生などさらな
る汚染を引き起こすおそれがある。 4)曝気槽において気体成分と排水の分離がおこなわれ
た後、汚染物質を外界へ排出している。
【0005】よって、本発明の目的は、排水問題が生じ
ず、単に汚染物質となりうる有機溶媒を媒体間で移動す
るだけのものでなく、根本的に分解処理できる吸着材の
再生処理方法及びその装置を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明による吸着材の再生処理方法は、塩素の存在下
で光照射によって分解しうる物質を吸着した吸着材の再
生及び吸着材から分離した該物質の分解を行う吸着材の
再生処理方法であって、(a)塩素の存在下で光照射に
よって分解しうる物質が吸着した吸着材を加熱し、該物
質を該吸着材から気相中に分離する工程と、(b)前記
塩素の存在下で光照射によって分解しうる物質と、塩素
と、を混合する工程と、(c)前記混合された気体に光
照射して該混合気体に含まれる塩素の存在下で光照射に
よって分解しうる物質を分解する工程と、を有すること
を特徴とする吸着材の再生処理方法。
【0007】また、本発明にかかる塩素の存在下で光照
射によって分解しうる物質の分離方法は、塩素の存在下
で光照射によって分解しうる物質を含む気体から該物質
を分離する方法において、吸着材に該気体を接触させ
て、該物質を該吸着材に吸着させる吸着工程と、該物質
を吸着した吸着材から該物質を分離する再生工程と、該
吸着材から分離された該物質を光照射により分解する分
解工程とを有し、該再生工程及び該分解工程が、上記の
再生処理方法により行われることを特徴とする。この方
法では、再生された吸着材を前記吸着工程に再度使用す
ることができる。
【0008】また、本発明にかかる吸着材の再生処理装
置は、塩素の存在下で光照射によって分解しうる物質が
吸着した吸着材の再生及び該吸着材から分離された該物
質の光分解のための処理装置であって、(1)塩素の存
在下で光照射によって分解しうる物質が吸着した吸着材
を加熱し、該物質を該吸着材から気相中に分離する分離
手段と、(2)塩素と、空気と、塩素の存在下で光照射
によって分解しうる物質とから、これらを含む混合気体
を、反応領域中に調製する混合気体調製手段と、(3)
反応領域中に保持された前記混合気体に光を照射して該
混合気体に含まれる塩素の存在下で光照射によって分解
しうる物質を分解する光照射手段と、(4)前記光照射
による前記物質の分解で生じた分解生成物を前記反応領
域から排出する排出手段とを有することを特徴とする。
【0009】本発明によれば、吸着材を再生させるだけ
でなく、吸着材から分離された被吸着物質である物質、
すなわち塩素の存在下で光照射によって分解しうる物質
(分解処理における被処理物)を更に分解することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の態様】まず、本発明の吸着材の再生処理
方法及びその装置における作用について説明する。
【0011】本発明においては、吸着材は、例えば所定
の循環路内に配設され、この循環路内の一部を構成する
分離手段における吸着材槽内で加熱を受ける。この加熱
によって吸着材から被吸着物としての塩素の存在下で光
照射によって分解しうる物質がガス状態で気相中に脱離
される。脱離したガス状態の被吸着物は、循環路内に配
設された反応槽にて、塩素を含む水から発生した塩素を
含む空気と混合気体調製手段において混合されて混合気
体を形成する。この混合気体に反応領域中で光照射手段
からの光照射をおこなうと混合気体中の被吸着物が順次
分解される。分解生成物は排出手段により装置外へ誘導
される。こうして、吸着材から被吸着物は脱離され、吸
着材が再生されるとともに、吸着材からの被吸着物も分
解される。塩素の存在下で光照射によって分解しうる物
質が環境における汚染物質の場合では、汚染物質の吸着
材による分離、除去と、吸着材からの分離及び分解によ
る完全浄化を行うことができる。
【0012】本発明にかかる吸着材の再生処理装置は、
塩素を分解対象物質の分解に利用するものである。この
塩素を供給する手段は、再生処理装置と一体化されてい
るものでも、再生処理装置とともに同一処理システムを
構成するユニットとして組み込まれたものでも、再生処
理装置と別途用意され使用時に再生処理装置と接続され
るものでもよい。例えば、塩素ガスボンベなどの塩素を
充填した容器(塩素供給手段)から出る塩素ガスを空気
に混合させて塩素を含む空気を得るもの及び/または塩
素を含む水に空気を接触させて塩素を含む空気を得るも
のなどが好適に利用される。また、光分解を行う領域へ
の塩素、空気及び被処理物を含む混合気体の調製は、こ
れらを個々に光分解を行う領域に直接導入して得る方
法、これらの2種の混合気体を予め調製し、残りの1種
と個別に光分解を行う領域に直接導入してこれらを混合
する方法、これら3種を含む混合気体を予め調製し光分
解を行う領域に直接導入して得る方法の少なくとも1つ
の方法を用いて行うことができる。塩素ガスボンベを利
用する手段としては、塩素ガスボンベには耐腐食処理を
施した減圧装置を接続して減圧した上で空気に混合させ
る手段が好適に利用できる。塩素を含む水に空気を接触
させる手段としては、塩素を含む水中に空気を通す手段
または塩素を含む水の表面に空気を送風する手段が好適
に利用できる。
【0013】さらに、塩素含有空気調製手段としては、
水槽、該水槽に供給する塩素を含む水を生成する手段、
水槽に空気を導入する手段、発生した塩素を含む空気を
排出する手段、及び塩素を含む空気の発生に用いた塩素
を含む水を排水する手段とを備えたものが好適に利用で
きる。
【0014】以下、本願の実施の諸形態を図面に基づい
て説明する。
【0015】[実施形態1]図1には本発明にかかる吸
着材の再生処理装置における吸着材からの被吸着物の脱
着による分離及び分離された被吸着物の分解のためのシ
ステム構成が示されている。ここでは、吸着材として
は、多用されている活性炭を例に説明する。
【0016】このシステムは、処理対象の活性炭1が収
納される分離手段を構成する活性炭槽2、底部に塩素を
含む水を曝気するための空気供給手段としての曝気手段
6を設置した水槽が内装されている反応槽3及び光を照
射する光照射手段4とを備えて構成されている。ここ
で、本実施形態では、活性炭槽2には既に被吸着物が吸
着した活性炭が供給できるようになっている。活性炭槽
2には活性炭1を加熱する手段としてヒータ5が備えら
れている。
【0017】この構成の活性炭脱着システムにおいて
は、被吸着物を吸着して吸着破過した状態にある活性炭
1を、活性炭槽2の所定位置に収納し、ヒータ5を作動
させて、活性炭1を加熱するとともに、活性炭1より被
吸着物を気相中に脱離させて、活性炭1を再生する。こ
の工程を再生工程と呼ぶ。
【0018】さらに、再生工程で生じたガス状の被吸着
物を含む空気を、反応槽3底部の曝気手段6に導き、反
応槽3底部の塩素を含む水を曝気する。これによって反
応槽3内部の光照射が行われる反応領域には、ガス状の
被吸着物と塩素との混合気体が作られる。ここでは混合
気体調製手段は、曝気手段6、曝気手段6へ被処理物を
含む気体を導入するポンプ10を含む供給系を有して構
成されている。そして、塩素を含む水の曝気によって、
塩素を含む空気が、被処理物を含んだ混合気体として調
製され、反応領域へ自動的に供給される。反応領域にお
いて混合気体に光照射手段4であるランプで光照射がお
こなわれ、被吸着物が分解される。この工程を混合・浄
化工程と呼ぶ。
【0019】反応槽3には塩素を含む水の生成手段また
は塩素を含む水の貯留装置7からポンプ8を用いて一定
量の塩素を含む水が送水及び排水される。
【0020】ここで、活性炭槽2中の被吸着物質を含む
空気を強制的に散気手段6へ送気するためにエアポンプ
10を用いても良い。
【0021】一方、図2に、図1の反応槽3の底部に活
性炭1が配置された活性炭槽が一体化された装置を示
す。活性炭槽と反応槽3との仕切り板に逆流防止弁9と
曝気手段6が取り付けられていることを除けば、図1と
図2は同様の構成である。
【0022】また、図3に、図1のように反応槽3の底
部の塩素を含む水をガス状の被吸着物を含む空気で曝気
するかわりに、ただの空気で曝気して塩素含有空気を発
生させる装置を示す。活性炭槽2で発生したガス状の被
吸着物質を含む空気は直接反応槽3に送られ、別途エア
ポンプ10で反応槽3底部の塩素を含む水を曝気してい
ることを除けば、図1と図3は同様の構成である。この
構成では、吸着材から被吸着物を分離する気相が空気の
場合は、被吸着材を含む空気が反応槽3内に導入される
が、気相としては必要に応じて本発明の目的を達成し得
るものであれば、空気以外の気体を用いても良く、ま
た、被吸着物のガスからなる気体でもよい。この場合の
混合気体調製手段は、被吸着物の反応槽3への供給系
と、反応層3内部の構造とから構成されている。
【0023】また、図4に、図1の反応槽3の底部の塩
素を含む水の曝気部分を独立した塩素発生槽とした装置
を示す。塩素発生槽で作られた塩素を含む空気が塩素含
有空気排出手段としてのパイプを介して反応槽3に送ら
れていることを除けば、図4と図1は同様の構成であ
る。
【0024】また図示しないが、図4と同様に反応槽3
の底部の塩素を含む水の曝気部分を独立させた装置で、
図3と同様にガス状の被吸着物質を含む空気は直接反応
槽に送られ別途エアポンプでただの空気を曝気手段に送
って塩素を含む水を曝気する構成を採ることもできる。
【0025】なお、図1、2及び4の構成では、被処理
物を含む空気が塩素を含む水と接触するので曝気部分か
ら排出された排水中に被処理物がある程度の濃度で含有
される場合がある。このような場合は、この排水に対し
て光照射を行うことで排水中の被処理物を分解させるこ
とができる。また、図5に、塩素ガスの供給源として図
1〜4のような塩素を含む水を用いるのではなく、耐腐
食減圧装置を介して塩素ガスボンベを用いる装置を示
す。このシステムは、処理対象の活性炭1が底部に収納
されている反応槽3、塩素ガスボンベ21、耐腐食減圧
装置22、逆流防止弁23、エアポンプ10、活性炭1
を加熱する手段であるスチームパイプ24とを備えて構
成されている。なお、このスチームパイプ24にはいく
つかの小さな穴が空いており、若干量の水蒸気が漏洩し
て反応槽3内に水蒸気を供給できるようになっている。
この構成の活性炭脱着システムにおいては、被吸着物を
吸着して吸着破過した状態にある活性炭1を、反応槽1
の所定位置に収納し、スチームパイプ24に高温の水蒸
気を送気して、活性炭1を加熱するとともに、活性炭1
より被吸着物を気相中に脱離させて、活性炭1を再生す
る。この工程を再生工程と呼ぶ。一方、塩素ガスボンベ
21内の塩素ガスは耐腐食減圧装置22で数気圧に減圧
された後、空気と混合されて一定濃度の塩素含有空気と
なり、エアポンプ10を用いて反応槽3に導入される。
この工程を塩素含有空気生成工程と呼ぶ。なお、エアポ
ンプ10で吸引される空気は逆流防止弁23を介して装
置内に導入され、エアポンプ10が故障した際に塩素ガ
スが逆流して装置外に漏洩するのを防ぐ。さらに、再生
工程で生じたガス状の被吸着物を含む空気及び若干の水
蒸気と塩素含有空気生成工程で生成した塩素含有空気を
反応槽3底部で混合し、反応領域全体に充満させる。反
応領域において混合気体に光照射手段4であるランプで
光照射がおこなわれ、被吸着物が分解される。この工程
を混合・浄化工程と呼ぶ。被処理物が分解された後の反
応槽3内で空気はスクラバ等の塩素吸着装置を通って排
気される。ここで図示しないが、反応槽と活性炭槽を分
け、活性炭槽でガス状の被吸着物及び塩素を混合含有し
た空気を生成させて反応槽に送り、そこで光照射を行い
分解する構成にしても良い。また、図6に、塩素ガスが
直接反応槽3に送られる装置を示す。塩素ガスボンベの
塩素ガスが耐腐食減圧装置22で減圧された後、直接反
応槽3に送られ、エアポンプ10から送られ活性炭から
脱着した汚染物質を含有した空気と反応槽3内で混合さ
れ一定濃度に成ることを除けば、図6と図5は同様の構
成である。
【0026】以下さらに詳細に、各部分について説明す
る。
【0027】(吸着材)本発明にかかるシステムに使用で
きる吸着材はいかなるものでも良いが、一般に表面が多
孔質の固体形状である。例えば、炭化水素化合物などの
吸着に一般的に用いられる木材などのセルロース質物質
やキチン質物質を炭化処理して作られる活性炭、活性炭
素繊維の他に、シリカゲル、鉄やアルミナなどの微粉末
を焼成した多孔質金属、油分の吸着や消臭剤としても用
いられる活性白土などが挙げられる。
【0028】中でも一般的に用いられるのは活性炭であ
るが、比表面積が300〜3000m2/g、孔径が3
0〜3300オングストローム程度で、気相中のTCE
なら自重の10倍程度吸着するといわれている。また、
本発明者らが実験したところ、液中に溶けたTCEの場
合、TCE量の400倍程度の活性炭を入れればその吸
着作用により液のTCE濃度は環境基準である0.03
mg/L以下になる。この為、使用し始めたばかりの活
性炭なら1gほど詰めたパイプに数mg/Lの濃度のT
CE水溶液を10mL/minの速度で流しても数十時
間の間、流出側の濃度を環境基準値以下にし続ける事が
出来る計算になる。現在では、様々な活性炭素繊維が開
発されており、これらを布状や不織布状に加工した活性
炭シートや更にカートリッジ形状にしたもの等がある。
【0029】(処理対象物質)処理対象となる、「塩素の
存在下で光照射によって、分解しうる物質」である被吸
着物としては、トリクロロエチレン、ジクロロメタン、
1,1,1-トリクロロエタン、テトラクロロエチレン、cis-
1,2-ジクロロエチレン、22-フロン等のHCFC(ハイ
ドロクロロフルオロカーボン:特定フロン)、113-フロ
ン、クロロホルム等を挙げることができる。
【0030】(吸着材加熱手段)分離手段に設ける吸着材
加熱手段としては、マイクロ波加熱、ヒータ加熱、スチ
ームパイプまたは水蒸気脱着などの方法があるが、これ
らは吸着材との組み合わせによって決まる。マイクロ波
加熱されるためには電気抵抗が大きい方が望ましい。ピ
ッチ系繊維状活性炭は、電気抵抗が層厚さ150mmの
場合約3Ωの抵抗を有するが、多孔質金属やPAN系繊
維状活性炭ではその電気抵抗は遥かに小さいため、別の
加熱方法、例えばヒータ加熱または水蒸気脱着などの方
法をとる必要がある。
【0031】活性炭槽2の外部に取付けられたヒータ5
は、例えば、マイクロ波発振器で、周波数2450MH
z・1.2kWの通常、家庭用電子レンジに使用されて
いるものである。マイクロ波加熱の状況は、活性炭槽2
に設けられている遠赤外線隔測温度計により、活性炭1
の表面温度を検知され、マイクロ波の照射エネルギーの
コントロールがおこなわれる。
【0032】表面温度の一例を挙げると、120℃であ
る。このシステムにおいては、加熱には蒸気を使用しな
いため、システムはドライシステムとなっており、活性
炭塔全体を加熱しないため、省エネ効果も大きく、設備
も安価である。また、塩素供給手段として塩素ガスボン
ベを用いる場合は、塩素を含む空気中の水蒸気成分が極
端に少なくなる可能性があるため、吸着材加熱手段とし
て水蒸気脱着等の水蒸気を含む温風を活性炭に当てる方
法を用いると、別途反応槽内に水蒸気を添加する設備を
設置する必要が無くてが良い。なお、これらの加熱手段
は直接塩素ガスにさらされるため、耐腐食性の素材で作
るか外部を多う必要がある。
【0033】(塩素ガス)本発明における塩素ガスとし
ては、例えば塩素ガスボンベなどの容器内に塩素を充填
した構成を有する塩素ガス発生手段から供給されるもの
を用いればよい。また、塩素を含む水と空気を接触させ
て塩素ガスを発生させても良い。いずれにしても、反応
槽3内での塩素ガス濃度が5ppmVから1000pp
mV、望ましくは20ppmVから500ppmVにな
るよう塩素ガス供給量を調整する必要がある。 (塩素ガスボンベ及び減圧装置)本発明における塩素ガ
スボンベは、浄水場で水道水の殺菌などに使用される市
販の塩素ガスボンベでよい。半導体製造などに用いられ
る99%を越える超高純度のものもあるが、それほど高
くなくても良い。これを、やはり市販の塩素ガス専用の
耐腐食加工された減圧装置で数気圧程度に減圧する。無
駄になる塩素を出来るだけ減らす為に減圧装置を使って
不必要に塩素ガスが供給されるのを防ぐのは当然だが、
万が一の漏洩を考慮して反応槽3の排気口にスクラバ等
の塩素吸着装置を設置して塩素が大気中に放出されるの
を防ぐ必要がある。 (塩素を含む水及び、それより生成される塩素を含む空
気)反応槽でのガス状の処理対象物と塩素を含む気体と
の混合割合に関して、気体中の塩素濃度が、5ppmV
以上1000ppmV以下となるように調整することが
好ましく、処理対象物の濃度によって異なるが、特に
は、混合気体中の塩素濃度が20ppmVから500p
pmVの間、更には80ppmVから300ppmVと
した場合、処理対象物の分解効率は特に顕著なものとな
る。
【0034】本発明では塩素を含む水に空気を通し分解
に必要な塩素を含む空気を発生させている。塩素を含む
水に空気を通す部分は、基本的に分解に必要な塩素の供
給の役割を担っている。これに続く反応槽での気相反応
が分解反応の主場となっている。このため図1〜3に示
した如き塩素の生成と分解反応が一体化している場合に
は、気相部と液相部の比率は分解能力に大きな影響を与
える。即ち、塩素を含む水の容積が増せば、供給できる
塩素の量は増えるが、気相部が減り分解の反応領域が減
少する。また、逆に気相部が増えれば反応場が増し分解
反応は素早く進行するが、液相部が減少するため塩素の
供給がへる。曝気の速さ、塩素を含む水の供給スピード
など様々な因子があるが、図1〜3の如き塩素を含む空
気の生成と分解反応の領域(反応領域)が一体化してい
る場合には、処理槽における液相の比率を5%〜30%
望ましくは10%から20%にすると良い。また図4の
如き一体化されていない場合においても塩素を含む空気
を発生させる槽の容積と分解反応を行う槽の容積の比率
は概ね1:2〜1:9が望ましい。
【0035】ここで塩素を含む空気の供給源となる塩素
を含む水としては、例えば、水素イオン濃度(pH値)
が1以上4以下、好ましくは2以上3以下、作用電極を
プラチナ電極とし参照電極を銀−塩化銀としたときの酸
化還元電位が800mV以上1500mV以下、好まし
くは1000mV以上1300mV以下、かつ溶存塩素
濃度が5mg/L以上150mg/L以下、好ましくは
30mg/L以上120mg/L以下の性状をもつ水が
好ましい。
【0036】このような塩素を含む水は電解質(例え
ば、塩化ナトリウムや塩化カリウムなど)を原水に溶解
し、この水を一対の電極を有する水槽内で電気分解を行
うことによってその陽極近傍で得ることができる。な
お、塩素含有空気は、この塩素生成手段の陽極近傍に空
気を導入する手段を配置して得ることもできる。
【0037】この塩素を含む水を調製するための塩素水
生成手段としては、水槽、水槽に電解質を含む水を供給
する手段、水槽内の電解質を含む水に電位をかける為の
一対の電極及び電源を備えている装置が利用できる。
【0038】ここで電解前の原水中の電解質の濃度は例
えば塩化ナトリウムでは20mg/L〜2000mg/
Lが望ましく、より好ましくは200mg/L以上10
00mg/L以下とするのがよい。
【0039】またこのとき一対の電極間に隔膜を配置し
た場合、陽極近傍に生成される酸性水と陰極近傍にて生
成するアルカリ性の水との混合を防ぐことができる。
【0040】該隔膜としては例えばイオン交換膜等が好
適に用いられる。そしてこのような塩素を含む水を得る
手段としては、市販の強酸性電解水生成器(例えば、商
品名:オアシスバイオハーフ;旭硝子エンジニアリング
(株)社製、商品名:強電解水生成器(Model FW−20
0;アマノ(株)社製等)を利用することができる。
【0041】また、隔膜をもたない装置から生成された
塩素を含む水も以上述べられてきた塩素を含む水を得る
手段として用いることができる。例えば、酸化還元電位
(作用電極:プラチナ電極、参照電極:銀−塩化銀電
極)が300mV以上1100mV以下、好ましくは5
00mV以上900mV以下、かつ溶存塩素濃度が2m
g/L以上100mg/L以下、好ましくは20mg/
L以上80mg/L以下であり、pHは4〜10、好ま
しくは5〜8の塩素を含む水である。
【0042】上記した特性を有する水は電解によってば
かりでなく原水に種々の試薬を溶解して調製することも
によっても得ることが可能である。
【0043】例えば、水槽、該水槽に次亜塩素酸塩の水
溶液を供給する手段、水槽に無機酸及び有機酸の少なく
とも一方を含む水溶液を供給する手段を備えている塩素
水生成手段を用いて得ることができる。
【0044】次亜塩素酸塩としては、例えば、次亜塩素
塩酸ナトリウム及び次亜塩素塩酸カリウムの少なくとも
1つを用いることができる。また、無機酸及び有機酸と
しては、例えば、塩酸、フッ酸、シュウ酸、硫酸、リン
酸、ホウ酸、酢酸、ぎ酸、リンゴ酸、クエン酸及びシュ
ウ酸から選ばれる少なくとも1種を用いることができ
る。
【0045】このような合成による塩素を含む上記の特
性を有する水は、例えば、塩酸0.001mol/L〜
0.1mol/L、塩化ナトリウム0.005mol/
L〜0.02mol/L、及び次亜塩素酸ナトリウム
0.0001mol/L〜0.01mol/Lとするこ
とにより得ることができる。
【0046】また、pH4以上の塩素を含む水も電解に
よってばかりでなく原水に種々の試薬を溶解して調製す
ることも可能である。例えば、塩酸0.001mol/
L〜0.1mol/L、水酸化ナトリウム0.001m
ol/L〜0.1mol/L、及び次亜塩素酸ナトリウ
ム0.0001mol/L〜0.01mol/Lとする
ことにより得ることができるし、次亜塩素酸塩のみ、例
えば次亜塩素酸ナトリウム0.0001mol/L〜
0.01mol/Lとすることでも得られる。
【0047】塩酸と次亜塩素酸塩でpHが4.0以下で
溶存塩素濃度が2mg/L以上2000mg/L以下の
塩素を含む水を調整することもできる。
【0048】これらの水からはすべて分解に必要な塩素
を発生させることが可能であり、これと処理対象物ガス
とを混合し光照射をおこなうことで処理対象である被吸
着物質を分解する本発明に用いることができる。
【0049】(光照射手段)本発明に用いることのできる
光照射手段としては、例えば、波長300〜500nm
の光が好ましく、350〜450nmの光を用いるのが
より好ましい。また塩素を含む水と処理対象物に対する
光照射強度としては、例えば波長360nm近辺にピー
クを持つ光源では数百μW/cm2(300nm〜400
nm間を測定)の強度で実用上十分の分解が進む。
【0050】そしてこの様な光の光源としては自然光
(例えば、太陽光等)または人工光(水銀ランプ、ブラッ
クライト、カラー蛍光ランプ等)を用いることができ
る。実施形態の図では光照射手段は棒状であるが、もち
ろん点状,電球状や面状等どのような形状でも良い。
【0051】また、本発明においては、250nm付近
もしくはそれ以下の紫外光を用いる必要がないため、人
体に影響を与えないように安全装置を設ける必要もな
く、分解反応槽を紫外光が透過しやすい石英ガラスで構
成する必要もないため、装置のコストを安価にすること
が可能である。
【0052】なお、光照射時の温度は、分解対象として
の塩素の存在下で光照射によって分解しうる物質の種
類、照射する光の種類などに応じて設定されるが、例え
ば4〜50℃、好ましくは10〜40℃の範囲から選択
して用いるのが好ましい。
【0053】(曝気手段)処理対象物及び塩素で腐食し
ない素材で作られた散気装置なら何でも良い。例えば、
焼結ガラス、多孔質セラミックス、焼結SUS316、
繊維状のSUS316で織った網等で作られた多孔質散
気板や、ガラスまたはSUS316等のパイプで作られ
たスパージャーなどを用いることができる。
【0054】(分解反応槽)分解処理を行なう処理領域
を物理的に限定するものは、いかなる形態でも良いが、
先に述べたように、300nm以下の光を含まない光で
浄化反応が進むことから、高価な石英ガラスや特殊な添
加剤で紫外線透過性を向上させた物を使う必要はなく、
300nm以上の波長の可視光を透過する普通のガラス
・プラスティック等を使用することができる。これによ
り、紫外線を照射する必要がある装置に比べて安価なシ
ステムが達成できる。材質の選択の拡大によって、反応
槽の形態・形状の選択の自由度も増す。例えば、反応槽
としてエアーバッグ等の袋状のものを用いることができ
る。袋状反応槽として分解に必要な光(300nm以
上、若しくは 350nm以上)を透過すれば如何なる形
態のものでも良いが、特にポリビニルフルオライドフィ
ルムを用いたテドラー(TEDLAR: Du Pont社
商標)バッグまたはフッ素樹脂バッグ等がガスの吸着・
透過性の面から好適である。袋を反応槽として使用する
ことで、装置がより安価になるばかりか、軽量であるた
め処理現場への設備設置・移動除去が容易となる。また
蛇腹構造をとることで折りたたみが容易となる。分解条
件に合わせて反応槽のサイズを変更することが蛇腹構造
及び袋状反応槽では容易である為、状況に合わせて最適
な滞留時間(反応時間)を可変的に設定できる。 (分解反応機構)本発明者らは塩素ガスの存在下で光照射
すると有機塩素化合物の分解が進むことを既に見出して
いるが、その反応機構については不明の部分が多かっ
た。しかし、塩素が特定範囲の波長の光を受けると解離
してラジカルを生じることが既に知られている。本発明
においても光照射により塩素ラジカルが発生し、分解対
象物質と反応することでその結合を切断していると考え
られる。また、本願発明の反応では酸素が必須である
が、これは塩素と水の分解により生じる酸素ラジカルや
空気中の通常の酸素の存在があれば十分である。 [実施形態2]上記の実施形態1においては、被吸着物を
吸着して吸着破過した状態にある吸着材を再生させるた
めに使用される本願発明を採用する装置の例を示した
が、被処理物を含有する原ガスを吸着処理するととも
に、閉ループ内において吸着材による被処理物の除去、
吸着材の再生及び処理対象物の分解を交互におこなうシ
ステムを構成することも可能である。
【0055】このような例を図7に示した。このシステ
ムにおいては、一対の活性炭塔2a、2bが設けられる
とともに、これらの活性炭塔2a、2bに対して、それ
ぞれ個別に原ガス供給路11a、11b及び原ガス排出
路12a、12bが設けられている。反応槽3は底部に
散気手段6を設置し、活性炭塔2からのガスが制御弁1
5およびエアポンプ10を介して散気手段6に供給され
るように配置されている。7はこれに塩素を含む水を供
給する塩素を含む水生成装置または塩素を含む水貯留装
置である。
【0056】図示するものの作動状態について説明する
と、一方が、原ガスからの被吸着物の除去をおこなって
作動中のものであり、他方のものが、活性炭の再生及び
処理対象物の分解をおこなっているものである。
【0057】制御弁13a、13b、14、15の連動
した開閉によって被処理物の吸着除去、活性炭の再生を
交互におこなう構成となっている。原ガス供給路11か
ら供給され、供給制御弁13aおよび11aを通り活性
炭塔2aに入り吸着処理がおこなわれる。このとき制御
弁15は2b側に開いており活性炭塔2aから反応槽3
へガスが流入することはない。吸着処置が終了したガス
は12aを通り排出制御弁14を介して排出路12から
排出される。
【0058】活性炭塔2aで吸着処理をおこなっている
間、活性炭塔2bでは再生処理がおこなわれる。即ち制
御弁13bが大気解放状態となり、制御弁14が閉じら
れ、15が開くことで、活性炭塔2b内の空気がエアポ
ンプ15によって散気手段6に送られる。このときヒー
タ5bを作動させて、活性炭1bを加熱するとともに、
活性炭1bより被吸着物を脱離させて、活性炭1bを再
生する。
【0059】吸着材から分離された被吸着物であるガス
状の処理対象物を含む空気は、エアポンプ10によって
制御弁15を通り散気手段6によって反応槽3底部の塩
素を含む水を曝気し、塩素を含む水から塩素ガスを発生
させる。このようにして、ガス状の処理対象物及び塩素
が混合した反応槽3内の空気に光照射手段4であるラン
プで光照射がおこなわれ、混合気体中の処理対象物が分
解される。
【0060】この吸着除去、活性炭の再生及び処理対象
物の分解を交互におこなうことで連続的な処理対象物の
除去・活性炭の再生が可能となった。
【0061】この処理対象物として、汚染土壌などから
抽出された塩素の存在下で光照射によって分解しうる物
質を用いることで、汚染土壌の効率的な浄化処理を行う
ことが可能となる。なお、図示しないが、実施形態2の
塩素ガス発生手段を機能水から塩素ガスボンベにしたも
のでもかまわない。塩素ガスその他の詳細な条件等は、
実施形態1と同様である。
【0062】
【実施例】以下、実施例等を用いて本発明を更に詳しく
説明する。 (実施例1)27.5mL容のガラスバイアル瓶を複数
本用意し各々に活性炭1(粒状、関東化学)2.0gを
入れ、テフロン(登録商標)ライナー付ブチルゴム栓と
アルミシールで密閉した。次に、ガラスバイアル瓶の中
に10mgのTCEとPCEをガスタイトシリンジでブ
チルゴム栓を通して全てのガラスバイアル瓶にガス状態
で添加した後、数時間放置した。
【0063】その後TCE及びPCE濃度を測定し、ガ
ラスバイアル瓶中のTCE及びPCEガスはすべて活性
炭に吸着したことを確かめた。なおガラスバイアル瓶中
の気相部分のTCEおよびPCE濃度の測定は、ガラス
バイアル瓶の気相部分をガスタイトシリンジでサンプリ
ングし、ガスクロマトグラフィー(商品名:GC−14
B(FID検出器付);島津製作所(株)社製、カラムは
J&W社製DB−624)で測定した。pHはpHメー
ター(TCX−90i)により測定した。液中の溶存塩
素濃度は簡易型反射式光度計(RQフレックス、メルク
社。試験紙はリフレクトクァント塩素テスト)により測
定した。
【0064】また、予め、反応槽3の底部に塩素を含む
水生成装置7としてオアシスバイオハーフ(旭硝子エン
ジニアリング(株)社製)から電解酸性水をポンプ8を
用いて0.2mL/minで供給更新し、塩素を含む水
の量(体積)を常に反応槽3の12%となるようにし
た。この時、槽内の塩素を含む水は、pH2.1、溶存
塩素濃度60mg/Lであった。次に、活性炭槽2に活
性炭1を入れない状態で、エアポンプ10を動かし、反
応槽3内の塩素を含む水を曝気して気相中の塩素濃度を
検知管(ガステック社製、No.8H)で数回測定した
ところ、およそ80ppmV〜300ppmVの範囲内
であった。
【0065】次に、このTCE及びPCEが吸着した活
性炭1を図1の装置の活性炭槽2に入れた。反応槽3の
底部には塩素を含む水生成装置7からポンプ8を用いて
電解酸性水を0.2mL/minで供給更新し、塩素を
含む水の量(体積)を常に反応槽の8から12%となる
ようにした。反応槽内の光照射はブラックライト蛍光ラ
ンプ(東芝製、FL10BLB,10W)でおこなっ
た。照射エネルギーはおおよそ0.2〜0.6mW/c
2であった。活性炭1を電熱ヒータ(シリコンラバーヒ
ータ)5で120℃に加熱しながら、エアポンプ10で
50mL/minの流量で活性炭槽2内のガスを散気装
置6に送って反応槽3底部の塩素を含む水を曝気した。
【0066】5時間この装置を運転した後、活性炭1を
取り出し直ちにn−ヘキサン 10mLの入った容器に
入れ、10分間攪拌した後n−ヘキサン層を分取し、ガ
スクロマトグラフィー(商品名:GC−14B(ECD検
出器付);島津製作所(株)社製、カラムはJ&W社製DB
−624)にてTCE及びPCE量を測定した。
【0067】その結果、n−ヘキサンからTCE及びP
CEは検出されず活性炭は再生されていることが解っ
た。
【0068】また、この装置を運転している5時間の
間、反応槽3からの排気空気および排水中のTCE及び
PCE濃度も定期的に測定したが、常に検出されなかっ
た。このことから、活性炭に吸着されたTCE及びPC
Eは除去されたのみならず分解されたことが示された。 (実施例2)実施例1と同様にTCE及びPCEガスを
吸着した活性炭を図2の装置の活性炭槽2に入れ、実施
例1と同様に塩素を含む水を供給し、反応槽内をブラッ
クライト蛍光ランプで光照射した。
【0069】5時間この装置を運転した後、実施例1と
同様に活性炭1をn−ヘキサン抽出して測定したとこ
ろ、n−ヘキサンからTCE及びPCEは検出されず、
活性炭は再生されていることが解った。
【0070】また、この装置を運転している5時間の
間、反応槽3からの排気空気および排水中のTCE及び
PCE濃度も定期的に測定したが、常に検出されなかっ
た。このことから、活性炭に吸着されたTCE及びPC
Eは除去されたのみならず分解されたことが示された。 (実施例3)実施例1と同様にTCE及びPCEガスを
吸着した活性炭を図3の装置の活性炭槽2に入れ、実施
例1と同様に塩素を含む水を供給し、反応槽内をブラッ
クライト蛍光ランプで光照射した。この時、別途エアポ
ンプ10’で50mL/minの流量でふつうの空気を
散気装置6に送って反応槽3底部の塩素を含む水を曝気
した。
【0071】5時間この装置を運転した後、実施例1と
同様に活性炭1をn−ヘキサン抽出して測定したとこ
ろ、n−ヘキサンからTCE及びPCEは検出されず、
活性炭は再生されていることが解った。
【0072】また、この装置を運転している5時間の
間、反応槽3からの排気空気および排水中のTCE及び
PCE濃度も定期的に測定したが、常に検出されなかっ
た。このことから、活性炭に吸着されたTCE及びPC
Eは除去されたのみならず分解されたことが示された。 (実施例4)実施例1と同様にTCE及びPCEガスを
吸着した活性炭を図4の装置の活性炭槽2に入れ、実施
例1と同様に塩素を含む水を供給し、反応槽内をブラッ
クライト蛍光ランプで光照射した。この時、塩素発生槽
の容積は反応槽の容積の20%であった。
【0073】5時間この装置を運転した後、実施例1と
同様に活性炭1をn−ヘキサン抽出して測定したとこ
ろ、n−ヘキサンからTCE及びPCEは検出されず、
活性炭は再生されていることが解った。
【0074】また、この装置を運転している5時間の
間、反応槽3からの排気空気および排水中のTCE及び
PCE濃度も定期的に測定したが、常に検出されなかっ
た。このことから、活性炭に吸着されたTCE及びPC
Eは除去されたのみならず分解されたことが示された。 (実施例5)実施例1と同様にTCE及びPCEガスを
吸着した活性炭を図1の装置の活性炭槽2に入れ、塩素
を含む水を供給し、反応槽内をブラックライト蛍光ラン
プで光照射した。この時、塩素を含む水として酸性電解
水の代わりに次亜塩素酸を含む溶液(塩酸0.006m
ol/L、塩化ナトリウム0.01mol/L、および
次亜塩素酸ナトリウム0.002mol/L、pH2.
3)を、塩素を含む水貯留槽7に入れて、反応槽3に供
給した以外は、実施例1と同様な実験を行った。
【0075】5時間この装置を運転した後、実施例1と
同様に活性炭1をn−ヘキサン抽出して測定したとこ
ろ、n−ヘキサンからTCE及びPCEは検出されず、
活性炭は再生されていることが解った。
【0076】また、この装置を運転している5時間の
間、反応槽3からの排気空気および排水中のTCE及び
PCE濃度も定期的に測定したが、常に検出されなかっ
た。このことから、活性炭に吸着されたTCE及びPC
Eは除去されたのみならず分解されたことが示された。 (実施例5.1)実施例1と同様にTCE及びPCEガス
を吸着した活性炭を図5の装置の反応槽1の底部に入
れ、耐腐食性のエアポンプの流入側に耐腐食減圧装置2
2を介して塩素ガスボンベ(日本エアリキード社、純度
99%)を接続して処理槽101内の塩素ガス濃度がおよ
そ100ppmVになるように調製して供給し、実施例
1と同様に反応槽内をブラックライト蛍光ランプで光照
射した。また、この時スチームパイプ24には120℃
の水蒸気を循環させて活性炭を加熱すると同時に、スチ
ームパイプ24に数カ所開けた穴から若干量の水蒸気が
反応槽3内に漏洩するようにした。5時間この装置を運
転した後、実施例1と同様に活性炭1をn−ヘキサン抽
出して測定したところ、n−ヘキサンからTCE及びP
CEは検出されず、活性炭は再生されていることが解っ
た。また、この装置を運転している5時間の間、反応槽
3からの排気空気中のTCE及びPCE濃度を定期的に
測定したが、常に検出されなかった。このことから、活
性炭に吸着されたTCE及びPCEは除去されたのみな
らず分解されたことが示された。また、反応槽3及びス
クラバ25からの排気空気中の塩素ガス濃度も定期的に
測定したところ、反応槽3からは常に90ppmV前後
の濃度の塩素ガスが検出されたが、スクラバ25からは
常に検出されなかった。このことから、スクラバ25に
よって塩素ガスが確実に吸着されていることが示され
た。 (実施例5.2)図6の装置を用い、塩素ボンベの塩素ガ
スが耐腐食減圧装置22を介して直接反応槽3に送られ
るようにした他は、実施例5.1と同様の実験をした。5
時間この装置を運転した後、実施例1と同様に活性炭1
をn−ヘキサン抽出して測定したところ、n−ヘキサン
からTCE及びPCEは検出されず、活性炭は再生され
ていることが解った。また、この装置を運転している5
時間の間、反応槽3からの排気空気中のTCE及びPC
E濃度を定期的に測定したが、常に検出されなかった。
このことから、活性炭に吸着されたTCE及びPCEは
除去されたのみならず分解されたことが示された。ま
た、反応槽3及びスクラバ25からの排気空気中の塩素
ガス濃度も定期的に測定したところ、反応槽3からは常
に50ppmV前後の濃度の塩素ガスが検出されたが、
スクラバ25からは常に検出されなかった。このことか
ら、スクラバ25によって塩素ガスが確実に吸着されて
いることが示された。 (実施例6)図7の装置を用いて連続的なTCE及びP
CEの活性炭による吸着除去、活性炭の再生及びTCE
及びPCEの分解を確かめた。
【0077】それぞれ2gの活性炭1a、1bを装置の
活性炭槽2a、2bに入れた。反応槽3の底部には塩素
を含む水生成装置7としてオアシスバイオハーフ(旭硝
子エンジニアリング(株)社製)からpH2.1、溶存
塩素濃度60mg/Lの電解酸性水がポンプ8を用いて
0.2mL/minで供給更新し、塩素を含む水の量
(体積)を常に反応槽の8から12%となるようにし
た。反応槽内の光照射はブラックライト蛍光ランプ(東
芝製、FL10BLB,10W)でおこなった。照射エ
ネルギーはおおよそ0.2〜0.6mW/cm2であっ
た。
【0078】まず、供給制御弁13aを供給路11側
に、排出制御弁14を排出路12a側にして、パーミエ
ータ(ガステック(株)社製)からそれぞれ100ppm
Vの濃度のTCE・PCE汚染混合ガスを100mL/
minの流量で供給路11から活性炭塔2aに送気し
た。また同時に、活性炭1bを電熱ヒータ(シリコンラ
バーヒータ)5bで120℃に加熱しながら、供給制御
弁13bを外気側に、曝気用制御弁15を2b側に切り
替え、エアポンプ10で50mL/minの流量で活性
炭槽2b内のガスを散気装置6に送って反応槽3底部の
塩素を含む水を曝気した。
【0079】活性炭2aによるTCE及びPCEの吸着
除去、及び活性炭2bの再生操作を12時間行った間、
定期的に排出路12及び反応槽3から排出されるガス中
のTCE及びPCE濃度をガスクロマトグラフィーで測
定したが、常に検出限界以下であった。
【0080】次に、供給制御弁13bを供給路11側
に、排出制御弁14を排出路12b側にして、パーミエ
ータからの混合汚染ガスを活性炭塔2bに送気した。ま
た同時に、活性炭1aを電熱ヒータ(シリコンラバーヒ
ータ)5aで加熱しながら、供給制御弁13aを外気側
に、曝気用制御弁15を2a側に切り替え、エアポンプ
10で50mL/minの流量で活性炭槽2a内のガスを
散気装置6に送って反応槽3底部の塩素を含む水を曝気
した。
【0081】活性炭2bによるTCE及びPCEの吸着
除去、及び活性炭2aの再生操作を12時間行った間、
定期的に排出路12及び反応槽3から排出されるガス中
のTCE及びPCE濃度をガスクロマトグラフィーで測
定したが、常に検出限界以下であった。
【0082】この操作を5サイクル、計120時間行な
い、定期的に排出路12及び反応槽3から排出されるガ
ス中のTCE及びPCE濃度をガスクロマトグラフィー
で測定したが、常に検出限界以下であった。このことか
ら、2つの活性炭塔を切り替えて使うことで連続的にT
CE及びPCEは除去されたことが示された。
【0083】(比較例1)実施例6と同様に図7の装置
を用い、制御弁を切り替えず、常に活性炭1aを用いて
TCE及びPCEの吸着除去を行った。
【0084】定期的に排出路12及び反応槽3から排出
されるガス中のTCE及びPCE濃度をガスクロマトグ
ラフィーで測定したが、24時間目頃からTCE及びP
CEが検出されるようになってきた。このことから、1
つの活性炭塔を連続的に使うのは24時間が限度だとい
うことが示された。
【0085】
【発明の効果】本発明による活性炭の再生方法及びその
装置によって排水問題が生じず、単に汚染物質となりう
る有機溶媒を媒体間で移動するだけのものでなく根本的
に分解浄化することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様にかかる活性炭再生装置の
概略図である。
【図2】本発明の他の実施態様にかかる活性炭再生装置
の概略図である。
【図3】本発明の他の実施態様にかかる活性炭再生装置
の概略図である。
【図4】本発明の他の実施態様にかかる活性炭再生装置
の概略図である。
【図5】本発明の他の実施態様にかかる活性炭再生装置
の概略図である。
【図6】本発明の他の実施態様にかかる活性炭再生装置
の概略図である。
【図7】本発明の他の実施態様にかかる交互再生式活性
炭吸着装置の概略図である。
【符号の説明】
1 活性炭 2、2a、2b 活性炭塔、活性炭槽 3 反応槽 4 光照射手段 5、5a、5b ヒータ 6 塩素を含む水曝気手段 7 塩素を含む水生成装置または塩素を含む水貯留槽 8 塩素を含む水送水および排水用ポンプ 9 逆流防止弁 10、10’ 処理対象物を含む空気または空気用エア
ポンプ 11a、11b 供給路 12a、12b 排出路 13a、13b 供給制御弁 14 排出制御弁 15 処理対象物を含む空気曝気用制御弁 21 塩素ガスボンベ 22 耐腐食減圧装置 23 逆流防止弁 24 スチームパイプ 25 スクラバ(塩素吸着回収装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/20 C07B 37/06 C07B 35/06 61/00 D 37/06 C07C 19/03 61/00 19/10 C07C 19/03 19/12 19/10 21/10 19/12 21/12 21/10 B01D 53/34 134E 21/12 ZAB Fターム(参考) 4D002 AA21 BA02 BA03 BA09 BA12 CA07 DA17 DA35 EA02 EA08 FA01 GA01 GA03 GB08 GB09 GB20 HA01 4D037 AA11 AB14 BA16 BA23 CA01 CA11 4G066 AA02B AA05B AA22B AA64B BA22 CA33 GA01 GA07 GA18 GA25 GA34 GA35 GA37 GA39 4G075 AA03 AA15 AA37 AA62 BA05 BD12 CA32 CA51 4H006 AA05 AC13 AC26 EA02 EA03

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素の存在下で光照射によって分解しう
    る物質を吸着した吸着材の再生及び吸着材から分離した
    該物質の分解を行う吸着材の再生処理方法であって、
    (a)塩素の存在下で光照射によって分解しうる物質が
    吸着した吸着材を加熱し、該物質を該吸着材から気相中
    に分離する工程と、(b)前記塩素の存在下で光照射に
    よって分解しうる物質と、塩素と、を混合する工程と、
    (c)前記混合された気体に光照射して該混合気体に含
    まれる塩素の存在下で光照射によって分解しうる物質を
    分解する工程と、を有することを特徴とする吸着材の再
    生処理方法。
  2. 【請求項2】 該混合気体中の塩素ガスの濃度が5pp
    mVから1000ppmVである請求項1に記載の汚染
    物質分解方法。
  3. 【請求項3】 該混合気体中の塩素ガスの濃度が20p
    pmVから500ppmVである請求項2に記載の汚染
    物質分解方法。
  4. 【請求項4】 前記塩素が、塩素を充填した容器から供
    給される請求項1〜3のいずれかに記載の吸着素材再生
    方法。
  5. 【請求項5】 前記塩素を充填した容器が、塩素ガスボ
    ンベである請求項4に記載の吸着素材再生方法。
  6. 【請求項6】 前記塩素が、塩素を含む水に空気を接触
    させることにより得られた塩素含有空気として供給され
    る請求項1〜3のいずれかに記載の吸着素材再生方法。
  7. 【請求項7】 前記塩素を含む水への空気の接触が、塩
    素を含む水の中に空気を通す手段または前記塩素を含む
    水の表面に空気を送風する手段により行なわれる請求項
    6に記載の吸着材の再生処理方法。
  8. 【請求項8】 前記塩素含有空気が塩素含有空気調製手
    段により供給され、該塩素含有空気調製手段が、水槽
    と、該水槽に供給する塩素を含む水を生成する塩素水生
    成手段と、該水槽に空気を導入する空気導入手段と、発
    生した塩素含有空気を排出する塩素含有空気排出手段
    と、塩素を含む空気の発生に用いた塩素を含む水を排水
    する排水手段と、を備えた請求項6に記載の吸着材の再
    生処理方法。
  9. 【請求項9】 該塩素水生成手段が、水槽、該水槽に電
    解質を含む水を供給する手段、該水槽内の電解質を含む
    水に電位をかける為の一対の電極及び電源を備えている
    請求項8に記載の再生処理方法。
  10. 【請求項10】 該空気導入手段が、前記一対の電極の
    陽極側の近傍に空気を導入するものである請求項9に記
    載の再生処理方法。
  11. 【請求項11】 該塩素水生成手段が、水槽、該水槽に
    次亜塩素酸塩の水溶液を供給する手段、該水槽に無機酸
    及び有機酸の少なくとも一方を含む水溶液を供給する手
    段を備えている請求項8に記載の再生処理方法。
  12. 【請求項12】 前記塩素を含む水が、水素イオン濃度
    (pH値)1〜4、酸化還元電位(作用電極:プラチナ
    電極、参照電極:銀−塩化銀電極)800〜1500m
    V、及び塩素濃度5〜150mg/Lなる特性を有する
    請求項1〜11のいずれかに記載の再生処理方法。
  13. 【請求項13】 前記塩素を含む水が水素イオン濃度
    (pH値)4〜10、酸化還元電位(作用電極:プラチ
    ナ電極、参照電極:銀−塩化銀電極)300〜1100
    mV、及び塩素濃度2〜100mg/Lなる特性を有す
    る請求項1〜11のいずれかに記載の再生処理方法。
  14. 【請求項14】 前記次亜塩素酸塩が、次亜塩素塩酸ナ
    トリウム及び次亜塩素塩酸カリウムの少なくとも一方で
    ある請求項11に記載の再生処理方法。
  15. 【請求項15】 前記無機酸及び有機酸の少なくとも一
    方が、塩酸、フッ酸、シュウ酸、硫酸、リン酸、ホウ
    酸、酢酸、ぎ酸、リンゴ酸、クエン酸及びシュウ酸から
    選ばれる少なくとも一つである請求項11または14に
    記載の再生処理方法。
  16. 【請求項16】 塩素の存在下で光照射によって分解し
    うる物質を空気中に抽出して気体状の塩素の存在下で光
    照射によって分解しうる物質を含む空気を調製し、更
    に、該気体状の塩素の存在下で光照射によって分解しう
    る物質を含む空気を、前記塩素を含む水に接触させる空
    気として用い、これを塩素を含む水に接触させることで
    前記混合気体を調製する請求項6〜15のいずれかに記
    載の再生処理方法。
  17. 【請求項17】 該気体状の塩素の存在下で光照射によ
    って分解しうる物質を含む空気と接触した後の塩素を含
    む水に光を照射して、該水中に溶解した塩素の存在下で
    光照射によって分解しうる物質を分解する工程さらに有
    する請求項16に記載の吸着材の再生処理方法。
  18. 【請求項18】 前記塩素の存在下で光照射によって分
    解しうる物質を空気中に抽出して該物質を気体状で含む
    空気を調製し、更に、該空気を前記塩素と混合すること
    で前記混合気体を調製する請求項1〜15のいずれかに
    記載の吸着材の再生処理方法。
  19. 【請求項19】 前記塩素の存在下で光照射によって分
    解しうる物質が、汚染土壌中から吸引され、前記吸着材
    に吸着されたものである請求項1〜18のいずれかに記
    載の再生処理方法。
  20. 【請求項20】 前記反応領域が処理槽の中に設けら
    れ、かつ該処理槽が塩を含む水を貯溜する水槽をその内
    部に有し、該処理槽の容積に対する該塩素を含む水の容
    積の割合が、5%〜30%である請求項1〜19のいず
    れかに記載の再生処理方法。
  21. 【請求項21】 前記混合気体への照射光が、300〜
    500nmの範囲に波長を有する光を含む光である請求
    項1〜20のいずれかに記載の再生処理方法。
  22. 【請求項22】 前記塩素の存在下で光照射によって分
    解しうる物質が、トリクロロエチレン、1,1,1-トリクロ
    ロエタン、テトラクロロエチレン、cis-1,2-ジクロロエ
    チレン、クロロホルム、ジクロロメタン、HCFC(特
    定フロン)及び113-フロンの少なくとも一つである請求
    項1〜21のいずれかに記載の再生処理方法。
  23. 【請求項23】 前記混合気体中の塩素濃度が5ppm
    V以上1000ppmV以下である請求項1〜22のい
    ずれかに記載の再生処理方法。
  24. 【請求項24】 前記混合気体中の塩素濃度が20pp
    mVから500ppmVである請求項23に記載の再生
    処理方法。
  25. 【請求項25】 前記吸着材が、活性炭、活性炭素繊
    維、シリカゲル、多孔質金属及び活性白土の少なくとも
    一つである請求項1〜24のいずれかに記載の再生処理
    方法。
  26. 【請求項26】 塩素の存在下で光照射によって分解し
    うる物質を含む気体から該物質を分離する方法におい
    て、 吸着材に該気体を接触させて、該物質を該吸着材に吸着
    させる吸着工程と、該物質を吸着した吸着材から該物質
    を分離する再生工程と、該吸着材から分離された該物質
    を光照射により分解する分解工程とを有し、 該再生工程及び該分解工程が、請求項1〜25のいずれ
    かに記載の再生処理方法により行われることを特徴とす
    る塩素の存在下で光照射によって分解しうる物質の分離
    方法。
  27. 【請求項27】 再生された吸着材を前記吸着工程に再
    度使用する請求項26に記載の分離方法。
  28. 【請求項28】 塩素の存在下で光照射によって分解し
    うる物質が吸着した吸着材の再生及び該吸着材から分離
    された該物質の光分解のための処理装置であって、
    (1)塩素の存在下で光照射によって分解しうる物質が
    吸着した吸着材を加熱し、該物質を該吸着材から気相中
    に分離する分離手段と、(2)塩素と、空気と、塩素の
    存在下で光照射によって分解しうる物質とから、これら
    を含む混合気体を、反応領域中に調製する混合気体調製
    手段と、(3)反応領域中に保持された前記混合気体に
    光を照射して該混合気体に含まれる塩素の存在下で光照
    射によって分解しうる物質を分解する光照射手段と、
    (4)前記光照射による前記物質の分解で生じた分解生
    成物を前記反応領域から排出する排出手段とを有するこ
    とを特徴とする吸着材の再生処理装置。
  29. 【請求項29】 塩素を供給するための塩素供給手段を
    更に有し、該塩素供給手段が、塩素を充填した容器を有
    する請求項28に記載の吸着材の再生処理装置。
  30. 【請求項30】 前記塩素を充填した容器が塩素ガスボ
    ンベである請求項29に記載の吸着素材再生装置。
  31. 【請求項31】 該塩素供給手段が、減圧装置を有する
    請求項29または30に記載の吸着素材再生装置。
  32. 【請求項32】 塩素を供給するための塩素含有空気調
    製手段を更に有し、該塩素含有空気調製手段が、塩素を
    含む水を保持する水槽と、該水槽中の水に空気を接触さ
    せる空気供給手段と、空気が塩素を含む水と接触するこ
    とで得られた塩素含有空気を導出する手段とを有する請
    求項28に記載の吸着素材再生装置。
  33. 【請求項33】 前記空気供給手段が、塩素を含む水の
    中に空気を通す手段または前記塩素を含む水の表面に空
    気を送風する手段を有する請求項32に記載の再生処理
    装置。
  34. 【請求項34】 前記塩素含有空気調製手段が、水槽
    と、該水槽に供給する塩素を含む水を生成する塩素水生
    成手段と、該水槽に空気を導入する空気導入手段と、発
    生した塩素含有空気を排出する塩素含有空気排出手段
    と、塩素を含む空気の発生に用いた塩素を含む水を排水
    する排水手段と、を備えた請求項32に記載の再生処理
    装置。
  35. 【請求項35】 該塩素水生成手段が、水槽、該水槽に
    電解質を含む水を供給する手段、該水槽内の電解質を含
    む水に電位をかける為の一対の電極及び電源を備えてい
    る請求項34に記載の再生処理装置。
  36. 【請求項36】 該空気導入手段が、前記一対の電極の
    陽極側の近傍に空気を導入するものである請求項35に
    記載の再生処理装置。
  37. 【請求項37】 該塩素水生成手段が、水槽、該水槽に
    次亜塩素酸塩の水溶液を供給する手段、該水槽に無機酸
    及び有機酸の少なくとも一方を含む水溶液を供給する手
    段を備えている請求項34に記載の再生処理装置。
  38. 【請求項38】 前記塩素を含む水が、水素イオン濃度
    (pH値)1〜4、酸化還元電位(作用電極:プラチナ
    電極、参照電極:銀−塩化銀電極)800〜1500m
    V、及び塩素濃度5〜150mg/Lなる特性を有する
    請求項32〜37のいずれかに記載の再生処理装置。
  39. 【請求項39】 前記塩素を含む水が水素イオン濃度
    (pH値)4〜10、酸化還元電位(作用電極:プラチ
    ナ電極、参照電極:銀−塩化銀電極)300〜1100
    mV、及び塩素濃度2〜100mg/Lなる特性を有す
    る請求項32〜37のいずれかに記載の再生処理装置。
  40. 【請求項40】 前記次亜塩素酸塩が、次亜塩素塩酸ナ
    トリウム及び次亜塩素塩酸カリウムの少なくとも一方で
    ある請求項37に記載の再生処理装置。
  41. 【請求項41】 前記無機酸及び有機酸の少なくとも一
    方が、塩酸、フッ酸、シュウ酸、硫酸、リン酸、ホウ
    酸、酢酸、ぎ酸、リンゴ酸、クエン酸及びシュウ酸から
    選ばれる少なくとも一つである請求項37または40に
    記載の再生処理装置。
  42. 【請求項42】 前記分解手段における気相が空気であ
    り、該分解手段で得られた塩素の存在下で光照射によっ
    て分解しうる物質を含む空気を、前記塩素含有空気調製
    手段における前記塩素を含む水に接触させる空気として
    前記空気供給手段に供給する前記物質を含有する空気の
    供給手段を有する請求項32〜41のいずれかに記載の
    再生処理装置。
  43. 【請求項43】 前記分解手段における気相が空気であ
    り、該分解手段で得られた前記物質を含む空気を、前記
    塩素含有空気調製手段からの塩素含有空気と混合して前
    記混合気体を得る混合手段を有する請求項32〜41の
    いずれかに記載の再生処理装置。
  44. 【請求項44】 前記分離手段が、塩素の存在下で光照
    射によって分解しうる物質を含む気体を導入して吸着材
    に接触させて、該気体から該物質を分離するとともに、
    該物質が吸着した吸着材を得る手段を有する請求項32
    〜43のいずれかに記載の再生装置。
  45. 【請求項45】 前記分離手段を操作して吸着材を再生
    した後に、再生された吸着材に塩素の存在下で光照射に
    よって分解しうる物質を含む気体を再度接触させて処理
    するように制御されている請求項44に記載の吸着材の
    再生処理装置。
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