JPH07256098A - 活性炭の再生装置 - Google Patents

活性炭の再生装置

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JPH07256098A
JPH07256098A JP6079585A JP7958594A JPH07256098A JP H07256098 A JPH07256098 A JP H07256098A JP 6079585 A JP6079585 A JP 6079585A JP 7958594 A JP7958594 A JP 7958594A JP H07256098 A JPH07256098 A JP H07256098A
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activated carbon
organic solvent
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Koichi Sakaguchi
孔一 坂口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 活性炭に含まれた有機溶剤全部を蒸発させ、
活性炭全体を均一に再生する。 【構成】 容器10を絶縁材により筒状に形成し、その
中に充填された、有機溶剤を含んだ使用済活性炭Cの両
側に夫々電極板11、12を接触させ、活性炭Cに通電
することによってジュール熱を発生させ、その加熱によ
り生じた有機溶剤の蒸発ガスは電極板に形成された通気
孔13から取り出し、回収ダクト14から回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機溶剤を含んだ使用
済活性炭に電流を流すことにより発熱させ、有機溶剤の
蒸発によって活性炭を賦活せしめる装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えばトリクロルエチレンやテトラクロ
ルエチレン或いはジクロルメタン、塩素系等の有機溶剤
が機械部品の洗浄やクリーニング店における洗濯などの
業務に使用されており、これらの有機溶剤のガスが大気
を汚染し、人体に悪影響を及ぼす一つの原因となってい
ることは周知の事実である。そこで近年、上記の有機溶
剤を活性炭に吸着し環境の汚染を防ぐことが行なわれる
ようになり、それに伴い活性炭を再生し繰り返し使用す
る技術が開発されている。
【0003】そのような装置は例えば特公昭56−21
722号に見出すことができるが、同発明の場合回転筒
体を水平軸回りに回転させ、軸方向の一端から投入した
使用済み活性炭を他端へ排出する過程で電極に電流を流
してジュール発熱を生じさせている。そのため電極を軸
方向へ並べなければならず、活性炭の発熱が不均等にな
る問題が起り得る。
【0004】また特開平5−154378号の装置も同
様の目的を有するが、これも再生炉の底面に放電電極棒
及び撹拌棒を配設しているため、連続作業には適する反
面、内部に投入される活性炭の量によっては十分な再生
が期待できないか或いは再生むらを生ずるおそれがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたもので、その課題とするところは、再生すべ
き活性炭全体に均一なジュール発熱を生じさせることに
より、活性炭の全体を均一に再生させ、かつ有機溶剤全
部を蒸発させることができるようにして、再生の品質と
効率を著しく向上せしめることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、活性炭を充填する容器10を電気的に絶縁性
の材料によって筒状に形成し、その容器10内に充填さ
れた活性炭に通電するためその活性炭の両側に一対の電
極板11、12をセットし、それらの電極板11、12
の一方又は双方に形成された通気孔13から排出される
有機溶剤の蒸発ガスを回収するため、前記通気孔13を
囲む部分に回収ダクト14の一端を接続するという手段
を講じたものである。
【0007】
【実施例】図は本発明に係る活性炭の再生装置の実施例
に関するもので、図1乃至図3は装置の1例に関するも
の、図4は模式的な説明図を示す。
【0008】本発明において、有機溶剤を含んだ使用済
活性炭Cは、電気的に絶縁性の材料によって筒状に形成
された容器10内に充填する。この容器10は、電流を
一方の電極から活性炭を通じて他方の電極へ流すために
絶縁性であることを必要とするもので、例えば絶縁処理
を施した金属若しくは絶縁性の樹脂類又はそれらの複合
材料が適する。このような絶縁容器10を本実施例では
竪型にして装置を構成させている。
【0009】活性炭を容器内に充填した状態でそれに通
電するために、絶縁容器10の下部と上部に夫々底板と
蓋板として一対の電極板11、12をセットする。いず
れの電極板11、12も黒鉛電極からなり、その板面に
通気孔13を多数開口し、発生する有機溶剤の蒸気の排
気口としている。例示の装置の場合、底板を構成する電
極板12には活性炭をこぼさぬための不織布などの通気
敷物を並用する。また底部の電極板12は容器10に固
定しておく。電極板11、12の材質としてはステンレ
ス、銅なども使用できる。
【0010】これに対し蓋板をなす上部の電極板11は
底部の電極板12に対して可動とし、両電極板11、1
2の間隔を活性炭の量に応じて長短変化させ、必要な加
圧力を得ることができるようにしておく。例示の加圧手
段15はねじであり、装置外筒20の上板にめねじ部2
1を設け、それに螺合したおねじ軸22の下端に前記の
電極板11を取り付け、軸上端に設けられるハンドルの
ような回転手段23を操作して電極板11を昇降させ
る。しかしこの加圧手段15はねじ以外の手段例えばば
ね、流体シリンダ装置等によって構成しても良い。
【0011】両電極板11、12は電源回路17に接続
し、活性炭にジュール発熱を起こさせ、有機溶剤を蒸発
させるために必要な温度にまで活性炭の温度を上昇させ
るようにする。使用電流は交流でも直流でも良いが、実
施例の説明は交流の使用を前提としている。また本装置
の場合活性炭の温度が200℃まで上昇することを想定
する。その温度を計測し制御することによって沸点の異
なる有機溶剤を自在に蒸発させるため温度センサ16を
容器内に配置し、電源回路17の開閉器24を制御す
る。この制御は本体に併設してある操作盤25で行な
う。
【0012】通気孔13から排出される有機溶剤の蒸発
ガスを回収するため、通気孔13を有する容器全体を囲
む外筒20の上端部に回収ダクト14の一端部が接続し
てある。回収ダクト14の他端は溶剤回収手段19に向
いており、その途中に蒸発ガスを液化させて回収を容易
化するための冷却手段18が設けてある。なお図1乃至
図3に示す装置では、容器10の上下に設けた上板2
6、下板27を数本の固定ロッド28で連結し、それら
両板26、27に取り付けたケーブル17a、17bを
各電極板11、12に接続している。29はパッキン
グ、30はユニットクーラであり前記の冷却に使用す
る。
【0013】このように構成された本発明に係る再生装
置において、上部電極板11を開いて容器10内に使用
済み活性炭を定量充填し、上部電極板11で再び容器1
0に蓋をし、該電極板11を使用済活性炭Cに接触させ
る。このとき活性炭Cは上部の電極板11と下部の電極
板12に接しており、それ自体が1〜10Ωの抵抗を持
った導電体である活性炭Cを通して電流が流れ得る状態
となる。しかし活性炭Cの量が少なくて上部電極板11
が接触しないか、活性炭Cの充填密度が不足するような
場合には、加圧手段15を操作して上下電極板11、1
2に夫々活性炭Cが適度に接触するようにする。
【0014】この状態において電極板11、12に通電
すると、導電体である活性炭Cを通して電流が流れるこ
とにより熱が発生し(ジュール熱)、活性炭C自体の温
度が上昇するので、活性炭に含浸乃至吸着している成分
が遊離し始め、有機溶剤もその沸点温度で蒸発を開始
し、発生したガスは回収ダクト14へ流れて回収され
る。そのときの発熱は、電極板11、12間に挟まれた
活性炭全体に同時に起きるので均一であり溶剤全部が蒸
発する。
【0015】また溶剤の種類により異なる沸点温度の調
節には温度センサによる電源回路17の開閉で対応する
ことができる。必要があれば有機溶剤の分解率を下げ再
生することもできる。仮に温度を上げすぎた場合でも、
密封容器内において活性炭は不燃性のガス(CO又はC
2 )を発生させ、酸素分圧を低下させるので安全性が
損なわれることはない。さらに有機溶剤中トリクロルエ
チレンは安定な有毒性液体であるが、直流電圧を印加す
るとともに水を添加するか、或いは高周波を印加するこ
とで直接分解することができる。このような直流電圧や
高周波電流を印加する手段及び水などを添加する手段を
加えることは本発明の範囲内の処理事項である。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから再生すべき使用済活性炭全体に均一に
ジュール発熱を生じさせることができ、それにより活性
炭全体を均一に賦活させて再使用可能な状態に戻すこと
ができると同時に、活性炭に吸着している有機溶剤全部
を蒸発させ回収することができるので、再生の品質と効
率を著しく向上せしめることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る活性炭の再生装置の実施例を示す
一部破断正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】本発明に係る装置の模式図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶剤を含んだ使用済活性炭に電流を
    流すことにより発熱させ、有機溶剤の蒸発によって活性
    炭を再生せしめる装置であって、活性炭を充填する容器
    10を電気的に絶縁性の材料によって形成し、その容器
    10内に充填された活性炭に通電するためその活性炭の
    両側に一対の電極板11、12をセットし、それらの電
    極板11、12の一方又は双方に形成された通気孔13
    から排出される有機溶剤の蒸発ガスを回収するため、前
    記通気孔13を囲む部分に回収ダクト14の一端を接続
    したことを特徴とする活性炭の再生装置。
  2. 【請求項2】 有機溶剤を含んだ使用済活性炭に電流を
    流すことにより発熱させ、有機溶剤の蒸発によって活性
    炭を再生せしめる装置であって、活性炭を充填する容器
    10を電気的に絶縁性の材料によって形成し、その容器
    10内に充填された活性炭に通電するためその活性炭の
    両側に一対の電極板11、12をセットし、それらの電
    極板11、12の一方又は双方に形成された通気孔13
    から排出される有機溶剤の蒸発ガスを回収するため、前
    記通気孔13を囲む部分に回収ダクト14の一端を接続
    し、活性炭を通電可能な密度に加圧するため、一対の電
    極板11、12間の間隔を狭める加圧手段15を少なく
    とも一方の電極板11(12)に設けたことを特徴とす
    る活性炭の再生装置。
  3. 【請求項3】 加圧手段15は、活性炭を加圧する電極
    板11(12)に取り付けたばね、ねじその他の伸縮装
    置からなる請求項第2項記載の活性炭の再生装置。
  4. 【請求項4】 有機溶剤の蒸発量に応じて活性炭への通
    電量を制御するために活性炭の温度を計測する温度セン
    サ16を容器10内に配置し、電極板11、12の電源
    回路17の開閉を制御するようにした請求項第1項又は
    第2項記載の活性炭の再生装置。
  5. 【請求項5】 回収ダクト14に蒸発ガスを液化させる
    ための冷却手段18を設けた請求項第1項又は第2項記
    載の活性炭の再生装置。
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