JP2002136011A - 永久磁石電動機 - Google Patents

永久磁石電動機

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JP2002136011A
JP2002136011A JP2000326345A JP2000326345A JP2002136011A JP 2002136011 A JP2002136011 A JP 2002136011A JP 2000326345 A JP2000326345 A JP 2000326345A JP 2000326345 A JP2000326345 A JP 2000326345A JP 2002136011 A JP2002136011 A JP 2002136011A
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rotor
shape
outer periphery
axis
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Masanori Murakami
正憲 村上
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Fujitsu General Ltd
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 永久磁石電動機において、マグネットトルク
およびリラクタンストルクを発生させ、永久磁石の形
状、大きさによらず、回転子から出る磁束の方向性に自
由度を持たせて高トルク、高効率のモータを得ることを
目的とする。 【解決手段】 回転磁界を発生する固定子15の内側の
回転子10は、当該半径方向に断面円弧形状とした永久
磁石11をその円弧の頂点をシャフト3に向け、当該極
数分だけ円周方向に等間隔に埋め込み、かつ、その円弧
の内側を磁極として隣接する極を異極にするとともに、
永久磁石11の両端部と回転子10の外周との間にフラ
ックスバリアの溝12を形成し、永久磁石11をその外
周から離して埋め込んでいる。溝12の形状により、回
転子10から出る磁束の方向をd軸方向に集中させ、永
久磁石11の形状、大きさを変えた場合には、それに応
じて溝12の開きを変えてd軸方向の磁束密度が変化し
ないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機や電気自
動車等に用いるモータで、マグネットトルクの発生だけ
でなく、リラクタンストルクも発生する永久磁石電動機
に係り、特に詳しくは、低コスト化、高トルク化、低ト
ルクリップル化を勘案して適応的なモータが得られるよ
うにした永久磁石電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】永久磁石電動機は、回転磁界を発生する
所定スロット数の固定子の内側に、所定極数の回転子を
配置したものが一般的な構成である。例えば、図10に
示す回転子1は、永久磁石電動機の極数(4極)分だけ
の永久磁石(例えばフェライト磁石)2を円周方向に等
間隔に埋め込んでなる。なお、3はシャフト(回転軸)
である。
【0003】上記永久磁石2は、断面円弧形状で、その
円弧の頂点をシャフト3に向けて逆円弧の形に、つま
り、その凹側を回転子1の外周側として埋め込んでい
る。この場合、永久磁石2の両端部がq軸方向に向き、
その円弧の中心がd軸の線上方向となる。また、永久磁
石2の凹側を回転子1の磁極とし、隣接する永久磁石2
同士を異極となるようにしている。
【0004】上記永久磁石2を埋め込んだ回転子1によ
ると、回転力となるマグネットトルクを発生させること
ができるだけなく、リラクランストルクも期待できる。
すなわち、永久磁石2が回転子1の外周に対して断面凹
形状(つまり逆円弧形状)であることから、固定子から
の磁束のうち一方のq軸から他方のq軸への磁束の路
(磁路)が確保され、しかも一方のd軸から他方のd軸
への磁束の路が永久磁石2で阻害されるため、d軸、q
軸インダクタンス差が大きくなり、リラクタンストルク
が発生する。このため、マグネットトルクとリラクタン
ストルクとを併せたトータルトルクが向上し、ひいては
効率の高いモータを実現することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、永久磁石電
動機において、回転子の表面からの磁束は固定子を介し
て分布するが、回転子1から出る磁束の範囲(磁束幅)
が埋め込む永久磁石の大きさ、形状に依存するため、永
久磁石2の形状等によりトルクやトルクリップルの大き
さが決まってしまう。また、永久磁石電動機をインバー
タ制御する場合では、固定子のスロット数(歯の数)、
歯幅、巻線の構成および固定子の永久磁石の形状等によ
ってはインバータの通電角と回転子からの磁束とがトル
ク発生等に有効に作用しない部分が生じることがある。
【0006】図10に示す回転子1にあっては、永久磁
石2の使用量(円弧の中心方向長さ;扇の幅)、つま
り、その大きさを変えると、回転子1から出る磁束の範
囲が変わり、回転子1から出る磁束の範囲を変えること
になる。したがって、回転子1の磁束は、永久磁石2の
形状等により決まってしまうため、表面から出る磁束の
方向性に自由度を持たせることが難しく、トルクやトル
クリップル等を勘案した適応的なモータを得ることがで
きない。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、回転子の表面から出る磁束の方向性
に自由度を持たせて高トルク、高効率のモータを得、ま
たトルクやトルクリップル等を勘案した適応的なモータ
を得ることができるようにした永久磁石電動機を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転磁界を発生する固定子の内側に永久
磁石を埋め込んだ回転子を有する永久磁石電動におい
て、上記回転子は、上記永久磁石を当該回転子の外周に
対して断面凹形状として同永久磁石の当該回転子外周側
を磁極のd軸方向とし、かつ、その永久磁石の両端部側
をq軸の方向として上記永久磁石と当該回転子の外周と
の間に所定領域を形成するとともに、上記永久磁石の両
端部と当該回転子の外周との間にフラックスバリアを形
成してなり、上記永久磁石を同外周から離して隣接する
永久磁石を異極に着磁し、上記フラックスバリアの形状
により当該回転子の表面から出る磁束の方向を可変可能
としてマグネットトルクおよびリラクタンストルクを得
るようにしたことを特徴としている。
【0009】上記永久磁石の断面凹形状は、円弧形状あ
るいは台形の上辺および両斜辺に沿った形状であり、上
記円弧形状の永久磁石の場合には、その円弧の頂点を当
該回転子のシャフトに向け、その両端部をq軸に垂直な
辺としてなり、上記台形の上辺および両斜辺に沿った形
状の場合には、その上辺を上記シャフトに向け、その両
斜辺をq軸に平行とし、かつその両斜辺の端部をq軸に
垂直な辺にするとよい。これにより、回転子には、固定
子からの磁束が一方のq軸から他方のq軸へ通る磁路が
形成され、永久磁石によって一方のd軸から他方のd軸
への磁束が阻害されることから、リラクタンストルクが
発生する。
【0010】上記永久磁石の両端部と当該回転子の外周
との間に形成するフラックスバリアは、同回転子の外周
を当該シャフトの軸方向に切り欠いた溝あるいは孔と
し、この溝あるいは孔は、上記永久磁石の両端部側から
当該回転子の外周に向かって広がる形状、あるいは、上
記永久磁石の両端部側からq軸に平行とした形状、もし
くは、上記永久磁石の両端部側から当該回転子の外周に
向かって狭まる形状とし、上記永久磁石の両端部と溝と
の間、あるいは、上記永久磁石の両端部と孔との間は、
上記回転子を構成するコアシートの厚さ以上にするとよ
い。これにより、永久磁石の磁束の短絡、漏洩が防止さ
れ、また、永久磁石の形状、大きさに依らず、溝の開口
の大きさ、孔の開き具合いを変えることにより、回転子
から出る磁束の方向性に自由度を持たせることにより、
高トルク化、高効率化、低トルクリップル化が図れる。
【0011】上記永久磁石には、フェライト磁石を用い
るとよい。これにより、上記断面円弧形状、台形の上辺
および両斜辺に沿った形状の永久磁石が現実に得られ、
しかも低コストに済ませられる。
【0012】上記回転子の永久磁石を4個とし、同回転
子を四極ロータとして上記固定子を6スロット構成にす
るとともに、各歯に集中巻により巻線を施し、かつ、こ
の巻線を三相巻線とし、120度通電方式を適用すると
よい。これにより、回転子および固定子の磁束の有効利
用が図ることができるとともに、この三相四極の永久磁
石電動機に120度通電方式を採用することにより、極
めて効率的な回転が実現でき、その効率が最も高くなる
という効果がある。
【0013】上記永久磁石の間で当該シャフトの回りに
リベットを通し、あるいは、上記永久磁石と回転子の外
周との間の領域でd軸上にリベットを通し、上記回転子
のコアを固定し、このリベットを磁性材で構成するとよ
い。コアシートを積層したコアの両端部に蓋をしてリベ
ットを通すことにより、内部に埋め込まれた永久磁石が
移動し、飛び出すこともなく、信頼性の向上が図れるだ
けでなく、回転子内の磁束の流されの乱れが少なくな
る。
【0014】上記回転子は、電磁鋼板を自動プレスで打
ち抜くとともに、金型内で自動積層し、この自動プレス
によって打ち抜いた孔に上記永久磁石を埋め込むとよ
い。これにより、従来の製造技術によって当該回転子を
製造することができ、製造コストが安価に済む。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図9を参照して詳しく説明する。なお、図中、図
10と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。
【0016】図1および図2において、本発明の第1の
実施例を示す永久磁石電動機の回転子10は、図10と
同様に断面円弧形状の永久磁石11を逆円弧形状となる
ように配置し、当該電動機の極数(例えば四極)だけ円
周方向に等間隔に埋め込み、少なくともその永久磁石1
1の円弧の長さを図10の永久磁石2よりも短くし、そ
の永久磁石11の両端部側のq軸付近(回転子10の外
周部)を切り欠いて溝(フラックスバリア)12を形成
し、永久磁石11を溝12の分だけ回転子10の外周
(仮想外周)から遠ざけた位置に配置してなる。
【0017】上記永久磁石11は、フェライト磁石を用
いて断面円弧形状とし、その内側円弧(言い替えると、
扇形状の内側)を回転子10の磁極として隣接する永久
磁石11の磁極を異極とし、当該モータを四極としてい
る。
【0018】溝12の切り欠きは、隣接する永久磁石1
1の端部の辺と平行で、その2つの永久磁石11の一方
の端部から他方の端部までの直線と、この直線の両端部
からそれぞれ回転子10の外周円の縁までその溝12を
広げるように、q軸に対称で同q軸と鋭角をなすような
直線とからなる構成とする。つまり、台形の上辺および
両斜辺に相当する直線からなり、かつ、シャフト3の軸
方向に形成されている。
【0019】上記構成とした回転子10によると、溝1
2の形状をd軸方向に広げていることから、例えば回転
子10から出る磁束がd軸方向に集中するため、磁束の
幅が狭くなる(その磁束の密度が高くなる)。また、そ
の溝12の広がりの調整によりその磁束密度を適応的に
なもの、つまり固定子15の構造に最適なものとするこ
とが可能である。
【0020】さらに、永久磁石11の大きさを変え、例
えばその円弧形状の幅(回転子10の中心方向の長さ)
を薄くし、磁石使用量を減らした場合には、その溝12
の開きを大きくすれば、回転子10から出る磁束のd軸
方向の集中度が大きく変化しないことから、磁束の密度
を低下させることもない。
【0021】さらにまた、上記溝12により、永久磁石
11の磁束の漏洩、短絡を防止する。したがって、マグ
ネットトルクの向上を図ることができるだけでなく、永
久磁石11の大きさに依らず、その磁束がd軸方向に集
中することから、d軸側の突極性を高めることができ
る。なお、永久磁石11をフェライト磁石としているこ
とから、断面円弧形状を現実的に製造することができ、
低コスト化にも寄与する。
【0022】上記永久磁石電動機において発生するリラ
クタンストルクに関しては、固定子からの磁束のうち一
方のq軸から他方のq軸への磁束の路を確保する。これ
は、リラクタンストルクが一方のd軸から他方のd軸へ
の磁束の路に対してほぼ直角に介在することから、d
軸、q軸インダクタンス差(Ld−Lq)が大きくなる
からである。
【0023】また、永久磁石11と回転子10の外周と
の間には空気層の溝12が介在し、永久磁石11は回転
子10の外周から離れた形となることから、永久磁石1
1の表面の渦電流が低減する。つまり、渦電流による損
失が低減する。
【0024】ここで、回転子10の製造について説明す
ると、コアプレス金型を用いて自動プレスで電磁鋼板を
打ち抜き、同金型内で一体的に形成するコア積層方式
(自動積層方式)を採用する。
【0025】図3に示すように、このプレス加工工程で
は、回転子10のコアを打ち抜くが、その外周に溝12
を形成するように打ち抜くとともに、同時にシャフト3
の孔、永久磁石11を埋め込む孔をち抜き、これら孔を
打ち抜いたコアシート10aを積層する。上記自動積層
方式によって自動的にプレス、積層して得た回転子10
のコアの孔にIPM方式で永久磁石11を埋め込む。
【0026】なお、永久磁石11は、例えばd軸に平行
方向に磁化、着磁し、隣接する永久磁石11を異極とす
る。また、永久磁石11の埋設孔と溝12との間のブリ
ッジk1はコアシート10aの厚さt以上(例えばt〜
3t)とする。これにより、後述するコア製造時にバリ
等の発生もなく、コア製造の歩留まりが向上することか
ら、製造コストの低下が可能である。また、コアの機械
的強度を保つことができ、特に回転時のコアの強度が保
たれ、モータの信頼性も向上する。
【0027】さらに、永久磁石11がコア内で移動した
り、コアが飛び出さないように、上述した固定において
は積層したコアの両端側に蓋(端子板)13を添えると
ともに、リベット14を通す。また、リベット14は、
図2の実線および図3に示すように、隣接する永久磁石
11の間のq軸線上で、シャフト3の周囲に通し、ある
いは、図2の波線に示すように、各永久磁石11と回転
子10の外周との間の領域でd軸線上に通すとよい。こ
の場合、コアシート10aを打ち抜く際にそのリベッ1
4の孔も打ち抜くことになる。
【0028】上記リベット14を永久磁石11と回転子
10の外周との間の領域に通す場合では、余裕をもって
通すことができるが、一方のq軸から他方のq軸への磁
束に対して悪影響(例えば乱れ)が起こらないようにす
るため、リベット14の材質には透磁率のよい磁性体を
用いるとよい。なお、上記リベット14を通すだけな
く、かしめをコアシート10aのプレス加工積層時に形
成すれば、コアの固定強度をより増加させることができ
る。
【0029】ここで、回転子10の外側に配置される固
定子について説明すると、この固定子15は6スロット
構造とし、各歯15aには集中巻の巻線16a,16
b,16cをそれぞれ相対する歯15aに施している。
例えば、相対する巻線16aを1つの相(例えばU相)
とし、その時計方向の隣の巻線16bをV相とし、さら
にその隣の巻線16cをW相としている。この永久磁石
電動機は、三相四極モータとなり、インバータ通電によ
り回転磁界を発生する。
【0030】また、各歯15aの歯幅は回転子10の各
磁極の幅(溝12を除いた外周幅)を勘案して決め、あ
るいは、回転子10の各磁極の幅(溝12を除いた外周
幅)は各歯15aの歯幅を勘案して決めれば、磁束の有
効利用を図ることができる。
【0031】そして、この永久磁石電動機において12
0度通電方式を採用すると、6スロット構造の固定15
の磁極ピッチと回転10の磁極ピッチを最適なピッチと
し、モータ効率を最も高くすることが可能である。この
場合、隣接する溝12の円孤(回転子10の外周)の中
心角が最大で60度となるように、その溝12を形成す
るとよい。
【0032】ところで、上述した高トルク、高効率のモ
ータを例えば空気調和機の圧縮機モータ等として利用す
れば、空気調和機の低コスト化、空気調和機の性能アッ
プ(運転効率の上昇、振動や騒音の低下)を図ることが
できる。
【0033】なお、図1においては、回転子10に永久
磁石11を4つ埋め込み、6スロットの固定子15にU
相、W相、V相の巻線16a,16b,16cを施して
いるが、回転子10の極数を他の極数とし、固定子15
のスロット数を他の数として異なる巻数を施すようにし
てもよい。
【0034】図4は、第1の実施例の第1の変形例を示
す永久磁石電動機の回転子の概略的平面図である。な
お、図中、図2と同一部分には同一符号を付して重複説
明を省略する。また、固定子については、図1を参照さ
れたい。
【0035】図4において、この回転子20は、永久磁
石11の両端部側に形成する溝(フラックスバリア)2
1の開口部の幅をその両端部の幅と同じとし、を第1の
実施例の溝12よりも狭くし、溝21を除いた外周幅を
第1の実施例よりも広くしている。
【0036】上記溝21の切り欠きは、隣接する永久磁
石11の端部の辺と平行で、2つの永久磁石11の一方
の端部から他方の端部までの直線と、この直線の両端部
からそれぞれq軸に平行な直線とからなり、シャフト3
の軸方向に形成している。なお、上記回転子20の製造
については、第1の実施例と同様であることから、その
説明を省略する。
【0037】図5は、第1の実施例の第2の変形例を示
す永久磁石電動機の回転子の概略的構造図である。な
お、図中、図2と同一部分には同一符号を付して重複説
明を省略する。また、固定子については、図1を参照さ
れたい。
【0038】図5において、この回転子30は、永久磁
石11の両端部側に形成する溝(フラックスバリア)3
1の開口部の幅を狭め、第2の変形例の溝21よりも狭
くし、溝21を除いた外周幅を第2の実施例よりも広く
してなる。
【0039】上記溝31の切り欠きは、隣接する永久磁
石11の端部の辺と平行で、その2つの永久磁石11の
一方の端部から他方の端部までの直線と、この直線の両
端部からそれぞれ回転子10の外周円の縁まで溝31を
狭くするように、q軸に対称で同q軸と鋭角をなすよう
な直線とからなる。つまり、台形の底辺および両斜辺に
相当する直線からなり、これら直線にしたがってシャフ
ト3の軸方向に形成している。なお、上記回転子30の
製造については、第1の実施例と同様であることから、
その説明を省略する。
【0040】ここで、上記第1の実施例の第1および第
2の変形例によると、図4および図5から明かなよう
に、永久磁石11の両端部(q軸側)に形成する溝2
1,31の開口部の広さが第1の実施例の回転子10よ
りも狭くなっている。すなわち、上述したように、回転
子20の各磁極の幅(溝21を除いた外周幅)が第1の
実施例よりも広くなり、回転子31の各磁極の幅(溝3
1を除いた外周幅)が第2の変形例よりも広くなってい
る。
【0041】したがって、永久磁石11の大きさを変
え、例えばその円弧形状の幅(回転子10の中心方向の
長さ)を厚くして磁石使用量を増やした場合、溝の開き
を小さくすれば、回転子10から出る磁束のd軸方向集
中度が変わることがなく、磁束の密度が低下することも
ない。
【0042】また、上述した第1の実施例、同実施例の
第1および第2の変形例の溝12,21,31の形状を
永久磁石11の形状に合わせて選択し、かつ、その溝2
1の開き角、溝31の閉じ角を選択すれば、回転子の表
面から出る磁束の方向性に自由度を持たせ、トルクやト
ルクリップル等を勘案した適応的なモータを得ることが
可能である。例えば、トルクリップル低減の観点からす
ると、第2の変形例の回転子30の方が第1の実施例の
回転子10よりも良好であり、第1の変形例の回転子2
0はそれらの中間的なものとなる。
【0043】また、例えばインバータ通電角と回転子か
らの磁束との有効利用(その1つとしてトルクの向上)
の観点からすると、第1の実施例の回転子10の方が第
2の変形例の回転子30よりも良好であり、第1の変形
例の回転子20はそれらの中間的なものとなる。
【0044】なお、それらのことは、固定子のスロット
数や、巻線の構成(構造等)によっても異なる。したが
って、固定子15のスロット数や、巻線の構成(構造)
に応じて回転子10,20,30を用いる。つまり、そ
のような固定子と回転子を最適に組み合わせることによ
り、トルクリップルを低減し、インバータ通電角に対す
る回転子からの磁束の有効利用に寄与させることができ
る。
【0045】図6ないし図8は、本発明の第2の実施例
および同実施例の第1および第2の変形例を示す回転子
の概略的平面図である。なお、図中、図2と同一部分に
は同一符号を付して重複説明を省略する。また、溝形状
については、図6の回転子40は図2の回転子10に対
応し、図7の回転子50は図4の回転子20に対応し、
図8の回転子60は図5の回転子30に対応している。
【0046】さらに、第2の実施例、同実施例の第1の
変形例および第2の変形例では、上述した第1の実施
例、同実施例の第1の変形例および第2の変形例の永久
磁石11に代えて、その断面形状を台形の上辺および両
辺に沿い、かつ所定幅を有する直線形状にした永久磁石
41を用いている。
【0047】図6において、第2の実施例の回転子40
は、台形状の上辺をシャフト3側に向けた永久磁石41
を永久磁石11と同様に配置し、その永久磁石41を回
転子40の外周に対して断面凹形状となるように埋め込
むとともに、第1の実施例と同じ溝12を形成してな
る。なお、隣接する永久磁石41は異極であり、また他
の部分についても、第1の実施例と同様である。
【0048】図7において、第2の実施例の第1の変形
例の回転子50は、回転子20と同様に永久磁石41を
埋め込むとともに、第1の実施例の第1の変形例と同様
と同じ溝21を形成してなる。
【0049】図8において、第2の実施例の第1の変形
例の回転子60は、回転子30と同様に永久磁石41を
埋め込むとともに、第1の実施例の第2の変形例と同様
と同じ溝31を形成してなる。なお、第1および第2の
変形例においては、隣接する永久磁石41は異極であ
り、また他の部分についても、第1の実施例の第1の変
形例および第2の変形例と同様である。
【0050】この場合、例えば図6に示す回転子40の
永久磁石41の磁束と、図2に示す永久磁石11の磁束
とが全く同じ形に分布することはなく、以下同様に、図
7に示す回転子50の永久磁石41の磁束と図4に示す
永久磁石11の磁束と、図8に示す回転子60の永久磁
石41の磁束と図5に示す永久磁石11の磁束とが同様
に分布する。
【0051】このように、回転子40,50,60に埋
め込む永久磁石41の形状を同回転子の外周に対して凹
形状とし、つまり回転子10,20,30と同様として
いることから、上述した第1の実施例、同実施例の第1
および第2の変形例と同じ効果が得られる。
【0052】したがって、永久磁石41を埋め込んだ回
転子40,50,60のうち、固定子のスロット数や巻
線の構成(構造)を換算して最適な回転子を選択すれ
ば、つまり、トルクリップルを低減し、インバータ通電
角に対して回転子からの磁束を有効利用できるような回
転子を第1の実施例、同実施例の第1および第2の変形
例と同様に選択すれば、高トルク化、高効率化を図るこ
とができる。
【0053】本発明を総轄的に説明すると、溝12,2
1,31の形状により、回転子に埋め込む永久磁石とし
て、断面円弧形状の永久磁石11や、断面形状を台形の
上辺および両斜辺に沿った形状(例えば断面バスタブ形
状)とした永久磁石41等を用いても、埋め込む永久磁
石の形状、大きさに左右されず、その形状に自由度を持
たせることができる。したがって、固定子の形状(スロ
ット数や巻線構成等)に最適な永久磁石の構造および回
転子の表面を形成し、インバータ通電角に対して回転子
からの磁束を最適な、つまり、最大に有効利用する回転
子の構成とし、高トルク、高効率のモータを実現するこ
とができる。
【0054】なお、本発明の永久磁石の形状としては、
断面円弧形状の永久磁石11の場合にその円弧の半径を
可変するようにしてもよい。また、その永久磁石の形状
としては、断面を台形の上辺および両斜辺に沿った形状
(断面バスタブ)とした永久磁石41の場合、その上辺
および両斜辺の長さを可変し、またその上辺と斜辺のな
す角度を可変してもよい。
【0055】さらに、その永久磁石の形状としては、回
転子の外周に対して断面凹形状であればよい。この場
合、マグネットトルクおよびリラクタンストルクを勘案
して、その永久磁石の形状を決めれば、高トルク、高効
率を実現し、また、トルクやコスト等を考慮した適応的
なモータを得ることができる。
【0056】さらに、上述した溝12,21,31の代
わりに、同形状の孔を設けるようにしてもよい。一例と
して、第1の実施例の回転子10に適応した第3の実施
例の回転子70につき、図9を参照して説明する。な
お、図中、図2と同一部分には同一符号を付して重複説
明を省略する。
【0057】図9に示すように、この回転子70は溝1
2の構成する両斜線の短部を当該外周に沿った円弧とし
て孔71を形成している。この場合、孔71と回転子7
0の外周との間のブリッジk2はブリッジk1と同様の
理由から、コアシート10aの厚さt以上とする。
【0058】さらにまた、上述した回転子20,30,
40,50,60,70においては、第1の実施例と同
様に、両端に蓋13を添えてリベット14を通すが(図
2参照)、断面を台形に沿った形状とした永久磁石41
を埋め込んだ回転子40,50,60にあっては、永久
磁石41とシャフト3との間の領域が狭いことから、永
久磁石41と当該外周との間の領域に通す方が好まし
い。
【0059】
【発明の効果】以上説明した本発明によると、以下に述
べる効果を奏する。本発明の永久磁石電動機は、回転磁
界を発生する固定子の内側の回転子に、永久磁石を当該
回転子の外周に対して断面凹形状として同永久磁石の当
該回転子外周側を磁極のd軸方向とし、かつ、その永久
磁石の両端部側をq軸の方向とし、上記永久磁石と当該
回転子の外周との間に所定領域を形成するとともに、上
記永久磁石の両端部と当該回転子の外周との間にフラッ
クスバリアを形成してなり、上記永久磁石を同外周から
離して隣接する永久磁石を異極に着磁する。このため、
上記フラックスバリアの形状により、当該回転子の表面
から出る磁束の方向を可変可能としていることから、マ
グネットトルクおよびリラクタンストルクが発生すると
ともに、その永久磁石の磁束の短絡、漏洩を防止し、そ
の永久磁石の大きさ、形状に依らずに、回転子の表面か
ら出る磁束の方向性に自由度を持たせることができる。
また、トルクを向上させ、トルクリップルを低減し、高
トルク、高効率のモータを得、さらに、トルク、トルク
リップル、モータコストを勘案した適応的なモータを得
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す永久磁石電動
機の概略的構造図。
【図2】図1に示す永久磁石電動機の回転子を説明する
ための概略的平面図。
【図3】図1に示す永久磁石電動機の回転子を説明する
ため概略的側面図。
【図4】本発明の第1の実施例の第1の変形例を示す永
久磁石電動機の回転子を説明するため概略的平面図。
【図5】本発明の第1の実施例の第2の変形例を示す永
久磁石電動機の回転子を説明するため概略的平面図。
【図6】本発明の第2の実施例を示す永久磁石電動機の
回転子を説明するための概略的平面図。
【図7】本発明の第2の実施例の第1の変形例を示す永
久磁石電動機の回転子を説明するための概略的平面図。
【図8】本発明の第2の実施例の第2の変形例を示す永
久磁石電動機の回転子を説明するための概略的平面図。
【図9】本発明の第3の実施例を示す永久磁石電動機の
回転子を説明するための概略的平面図。
【図10】従来の永久磁石電動機の回転子を説明するた
めの概略的平面図。
【符号の説明】
3 シャフト 10,20,30,40,50,60,70 回転子 10a コアシート 11 永久磁石(断面円弧形状) 12,21,31 溝(フラックスバリア) 13 蓋 14 リベット 15 固定子 15a 歯(固定子の) 16a 巻線(集中巻のU相) 16b 巻線(集中巻のV相) 16c 巻線(集中巻のW相) 41 永久磁石(断面台形の上辺および両斜辺に沿った
形状) 71 孔(フラックスバリア) t コアシートの厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 19/10 H02K 19/10 A 21/14 21/14 M Fターム(参考) 5H002 AA09 AB07 AC06 AE08 5H619 AA01 AA07 AA10 BB02 BB06 BB24 PP02 PP04 PP08 5H621 BB10 GA01 GA04 GA12 GA15 HH01 HH09 JK05 5H622 AA03 CA02 CA07 CA13 CB05 CB06 DD01 PP10 PP11 PP14 PP16 QA03 QB05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転磁界を発生する固定子の内側に永久
    磁石を埋め込んだ回転子を有する永久磁石電動におい
    て、前記回転子は、前記永久磁石を当該回転子の外周に
    対して断面凹形状として同永久磁石の当該回転子外周側
    を磁極のd軸方向とし、かつ、その永久磁石の両端部側
    をq軸の方向として前記永久磁石と当該回転子の外周と
    の間に所定領域を形成するとともに、前記永久磁石の両
    端部と当該回転子の外周との間にフラックスバリアを形
    成してなり、前記永久磁石を同外周から離して隣接する
    永久磁石を異極に着磁し、前記フラックスバリアの形状
    により当該回転子の表面から出る磁束の方向を可変可能
    としてマグネットトルクおよびリラクタンストルクを得
    るようにしたことを特徴とする永久磁石電動機。
  2. 【請求項2】 前記永久磁石の断面凹形状は、円弧形状
    あるいは台形の上辺および両斜辺に沿った形状であり、
    前記円弧形状の永久磁石の場合には、その円弧の頂点を
    当該回転子のシャフトに向け、その両端部をq軸に垂直
    な辺としてなり、前記台形の上辺および両斜辺に沿った
    形状の場合には、その上辺を前記シャフトに向け、その
    両斜辺をq軸に平行とし、かつ、その両斜辺の端部をq
    軸に垂直な辺としてなる請求項1に記載の永久磁石電動
    機。
  3. 【請求項3】 前記永久磁石の両端部と当該回転子の外
    周との間に形成するフラックスバリアは、同回転子の外
    周を前記シャフトの軸方向に切り欠いた溝あるいは孔と
    し、該溝あるいは孔は、前記永久磁石の両端部側から当
    該回転子の外周に向かって広がる形状、あるいは、前記
    永久磁石の両端部側からq軸に平行とした形状、もしく
    は、前記永久磁石の両端部側から当該回転子の外周に向
    かって狭まる形状とし、前記永久磁石の両端部と溝との
    間、あるいは、前記永久磁石の両端部と孔との間は、前
    記回転子を構成するコアシートの厚さ以上としてなる請
    求項1または2に記載の永久磁石電動機。
  4. 【請求項4】 前記永久磁石には、フェライト磁石を用
    いてなる請求項1,2または3に記載の永久磁石電動
    機。
  5. 【請求項5】 前記回転子の永久磁石を4個とし、同回
    転子を四極ロータとして前記固定子を6スロット構成に
    するとともに、各歯に集中巻により巻線を施し、かつ、
    該巻線を三相巻線として120度通電方式を適用してな
    る請求項1,2,3または4に記載の永久磁石電動機。
  6. 【請求項6】 前記永久磁石の間で当該シャフトの回り
    にリベットを通し、あるいは、前記永久磁石と回転子の
    外周との間の領域でd軸上にリベットを通し、前記回転
    子のコアを固定して該リベットを磁性材で構成した請求
    項1,2,3,4または5に記載の永久磁石電動機。
  7. 【請求項7】 前記回転子は、電磁鋼板を自動プレスで
    打ち抜くとともに、金型内で自動積層し、該自動プレス
    によって打ち抜いた孔に前記永久磁石を埋め込んでなる
    請求項1,2,4,5または6に記載の永久磁石電動
    機。
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