JP2002131413A - 車載用レドーム - Google Patents

車載用レドーム

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JP2002131413A
JP2002131413A JP2000325809A JP2000325809A JP2002131413A JP 2002131413 A JP2002131413 A JP 2002131413A JP 2000325809 A JP2000325809 A JP 2000325809A JP 2000325809 A JP2000325809 A JP 2000325809A JP 2002131413 A JP2002131413 A JP 2002131413A
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radio wave
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JP2000325809A
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Masahito Shingyouchi
誠仁 新行内
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両が濡れる状況にある場合であっても、レ
ーダが所定の検出精度を発揮することができるレーダ用
レードームを提供する。 【解決手段】 グリルカバーGに取り付けられたエンブ
レム2の背面側に対する雨水などの浸水を防止する防滴
プレート3が設けられている。防滴プレートは、プレー
ト本体21によって表面側からの浸水を防止している。
プレート本体21の背面における周縁のうちの両端部に
は、防滴フィン23,23が後方に突出して設けられて
いる。防滴フィン23,23によって、エンブレム2の
背面における側方からの浸水を防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
に搭載されたレーダ等を保護する車載用レドームに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両、たとえば自動車には、通
信機器やレーダ等の電波を送受信するアンテナが設けら
れた外装部品が設けられている。これらの外装部品にお
けるアンテナなどのうち、たとえばラジオのアンテナな
どは、機能上からはその装着位置が特に限定されないた
め、自動車の端部など比較的目立たない部分に装着する
ことができる。そのため、意匠面での制約を受けること
は少なく、その機能を優先させて自動車に装着すること
ができる。
【0003】しかし、たとえば自動車の前方の障害物
や、車間距離を測定するレーダ等は、その性能を発揮す
るためには、自動車前部の中心の位置などに設けるのが
望ましい。このような場合、おおむね自動車のフロント
グリル近傍にアンテナを取り付けることになってしま
い、これらのレーダ等をむき出しのまま装着すると、レ
ーダ等が目立ってしまい、自動車の意匠性を損なう原因
となってしまう。したがって、自動車前部の中心位置に
設けられるレーダ等に対しては、性能面と意匠面の両立
を果たすことを求められている。
【0004】この問題に対して、たとえば特開2000
−49522号公報や、特開2000−159039号
公報に開示されたものがある。これらの公報では、自動
車のエンブレムやフロントグリルをレーダ装置の電波透
過性カバー(レドーム)として用いたものがある。この
電波透過性カバーによってレーダ装置を保護している。
また、電波透過性カバーにおける電波が透過する部材で
ある電波透過部材の内部に、たとえば金属層などを設け
ることにより、金属光沢を持った意匠性を発現しつつ、
レーダ装置としての機能を発揮する構成とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで自動車の前方
の障害物や、車間距離を測定するレーダ等としては、レ
ーザを用いたものが考えられるが、性能面や種々の制約
から、ミリ波を用いたミリ波レーダが用いられつつあ
る。このミリ波レーダは、レーザを用いたレーダと比較
して、耐候性に優れ、特に降雨、降雪、霧時などであっ
ても、その性能を充分に発揮することができる。
【0006】しかし、ミリ波は、水膜を経ることによる
減衰が大きく、たとえば1面の水膜を透過したミリ波に
は、5dB程度の減衰がある。これに対して、前記公報
に開示された電波透過性カバーでは、降雨時などの車両
が濡れる状況にある場合には、電波透過性カバーにおけ
る電波透過部材の表裏面およびレーダの表面という合計
3面に水膜が形成されることになる。このため、ミリ波
の減衰が激しく、レーダとしての検出精度が低下する可
能性があった。
【0007】そこで、本発明の課題は、降雨時など、車
両が濡れる状況にある場合であっても、レーダが所定の
検出精度を発揮することができる車載用レドームを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明のうちの請求項1に係る発明は、車両に設けられた車
載用レドームにおいて、前記車載用レドームにおける電
波透過部材の表面よりも後方に、前記電波透過部材の背
面側への水滴の回り込みを防止する防滴部材が設けられ
ていることを特徴とする車載用レドームである。
【0009】請求項1に係る発明においては、車載用レ
ドームにおける電波透過部材の表面よりも後方に、電波
透過部材の背面側への水滴の回り込みを防止する防滴部
材が設けられている。このため、電波透過部材の背面お
よび電波透過部材の背面側に設けられたレーダの表面に
対する雨水などの水滴の回り込み(巻き込み)を防止す
ることができる。このようにして水滴の回り込みを防止
することにより、電波透過部材の背面およびレーダの表
面に水膜が形成されることを防止できる。したがって、
ミリ波レーダにおいて、システムに支障がない程度まで
減衰を抑えられるので、降雨時など、車両が濡れる状況
にある場合であっても、レーダが所定の検出精度を発揮
することができる。
【0010】請求項2に係る発明では、前記防滴部材
は、前記電波透過部材の後方に突出する防滴フィンを備
えることを特徴とする請求項1に記載の車載用レドーム
としている。
【0011】請求項2に係る発明においては、防滴部材
は、電波透過部材の後方に突出する防滴フィンを備えて
いる。このため、電波透過部材の表面にぶつかった後、
電波透過部材の背面側への回り込みを、防滴フィンによ
って阻止することができる。したがって、電波透過部材
の背面およびレーダの表面に水滴が回り込んで水膜が形
成されるのをより確実に防止することができる。
【0012】請求項3に係る発明では、前記電波透過部
材は、前記車両の外側から視認可能な位置に配設された
エンブレムによって構成されていることを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の車載用レドームとしてい
る。
【0013】請求項3に係る発明においては、電波透過
部材として車両の外部から視認可能なエンブレムを用い
ている。このため、外部から見た車両の意匠性をさらに
高めることができる。また、防滴プレートがエンブレム
の後方に位置しているので、エンブレムのデザインや立
体感といった意匠性が損なわれることはない。
【0014】請求項4に係る発明では、前記電波透過部
材の表面は撥水処理がなされていることを特徴とする請
求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の車載
用レドームとしている。
【0015】請求項4に係る発明においては、電波透過
部材の表面が撥水処理されているので、電波透過部材の
表面にぶつかった雨水などは、水膜を形成することな
く、粒状になって流れる。このため、電波透過部材の背
面およびレーダの表面のみならず、電波透過部材の表面
にも水膜が形成されることを防止している。したがっ
て、ミリ波レーダにおいて使用するミリ波の減衰をほと
んどなくすことができる。
【0016】請求項5に係る発明では、前記電波透過部
材の表面がラウンド形状をなしていることを特徴とする
請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の車
載用レドームとしている。
【0017】請求項5に係る発明においては、電波透過
部材の表面がラウンド形状をなしている。このため、電
波透過部材の表面にぶつかった水滴をより確実に電波透
過部材の後方に送り流すことができる。したがって、電
波透過部材の表面に水膜が形成されることをより確実に
防止することができる。
【0018】請求項6に係る発明では、前記電波透過部
材の背面側に浸水した水を排出する排水構造を備えたこ
とを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか
1項に記載の車載用レドームとしている。
【0019】請求項6に係る発明においては、電波透過
部材の背面側に浸水した水を排水する排水構造を備えて
いる。このため、電波透過部材の背面側に水滴が浸水し
てしまった場合であっても、浸水した水を外部に排出す
ることができる。したがって、電波透過部材の背面およ
びレーダの表面に水膜が形成されることをより確実に防
止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図面を参照しながら具体的に説明する。図1
は、本発明に係る車載用レドームの正面図、図2は本発
明に係る車載用レドームを背面側から見た斜視図、図3
(a)は本発明に係る車載用レドームの側断面図、
(b)は(a)のX−X線断面図である。
【0021】図1に示すように、本発明に係る車載用レ
ドーム(以下「レドーム」という)1は、図示しない自
動車における車体に設けられた図示しないレーダが発信
および受信する電波を透過する電波透過部材であるエン
ブレム2を有している。このエンブレム2は、防滴部材
である防滴プレート3に嵌め込まれており、防滴プレー
ト3は、車体のグリルカバーGに固定されている。この
グリルカバーGは、上方よりも下方の方がやや前方に突
出してた状態で車体に取り付けられている(図3(a)
参照)。
【0022】エンブレム2は、図1に示すように、車両
の外側から視認可能となる位置であるグリルカバーGの
表面に配設されている。このエンブレム2は、黒色の背
景の中にマーク(「H」の文字をかたどったマーク)が
銀色で描かれており、表面は透明なポリカーボネートに
よって覆われている。また、エンブレム2の表面は、図
3(b)に示すように、横方向の中心が若干盛り上がっ
た外表面形状からなるラウンド形状をなしている。
【0023】かかる外観を有するエンブレム2は、図1
および図3(a)に示すように、車体の外面側に位置す
る外面被覆板11を有している。この外面被覆板11
は、透明なポリカーボネートを成形したもので、エンブ
レム2の意匠性を高める役割を果たすものである。外面
被覆板11の裏面側には、背面被覆板12が配設されて
いる。この背面被覆板12は、エンブレム2の裏側を平
滑面にして、裏側面での電波の不要な散乱を防止する役
割を果たすものである。ここで、一般に異種材料の界面
において比誘電率の差があると、そこで電波の屈折・反
射が生じる。このような電波の屈折・反射を防ぐため外
面被覆板11と背面被覆板12としては、比誘電率が比
較的近い材料の組み合わせを選択するのが望ましい。比
誘電率の差が0.2程度までは、界面での電波の屈折・
反射は小さく満足な透過性能を有する。また、比誘電率
が近い組み合わせであれば、比誘電率の数値自体が小さ
い材料の方が電波の屈折・反射は小さく、より望まし
い。
【0024】また、外面被覆板11の外側表面は適宜公
知の撥水処理がなされている。このため、エンブレム2
の表面についた雨水などの水滴は粒状になり、車両の走
行時は、エンブレム2の表面のラウンド形状と相俟って
雨水などの水滴が表面から流れるようになっている。な
お、撥水処理に代えて、外面被覆板11として撥水性の
ある材料を使用することによっても同様の効果を奏する
ことができる。
【0025】さらに、外面被覆板11の内側面の内側に
は金属光沢を呈する金属膜13が形成されている。この
金属膜13はインジウムを蒸着して形成された薄膜であ
り、金属光沢をもってエンブレム2のマークをデザイン
するためのものである。また、外面被覆板11の金属膜
13以外の部分には黒色塗膜14が形成されている。黒
色塗膜14は、一般的に使用されるアクリル塗料等を使
用することができる。黒色塗膜14は、金属膜13を意
匠面で引き立たせるためのものである。色は黒色に限ら
ず、多種の色彩を使用することができ、さらにはこの塗
膜は省略することもできる。
【0026】その他、外面被覆板11の外側には、その
周縁を保護する保護カバー15が設けられている。ま
た、図示はしないが、エンブレム2には外面被覆板11
と背面被覆板12を貼り合わせるための接着剤層などが
形成されている。
【0027】防滴プレート3は、図2および図3に示す
ように、プレート本体21を有している。このプレート
本体21の中央に嵌合孔21aが形成され、この嵌合孔
21aにエンブレム2が嵌め込まれている。また、エン
ブレム2の表面は、図3(b)に示すように、プレート
本体21よりも前方に突出する形で嵌め込まれている。
このため、プレート本体21は、エンブレム2の表面よ
りも後方に設けられていることになり、エンブレム2の
背面側に対する浸水を防止している。しかも、エンブレ
ム2のデザインや立体感といった意匠性を損なうことは
ない。
【0028】また、プレート本体21における背面の両
側部には、嵌合部材22,22が設けられている。嵌合
部材22には、図3(a)に示すように、それぞれ複
数、たとえば4つの嵌合部22a,22a…が形成され
ている。これらの嵌合部22a,22a…にグリルカバ
ーGのフィンF,F…がそれぞれ嵌め込まれることによ
って、防滴プレート3がグリルカバーGに固定されてい
る。なお、この防滴プレート3としては、従来、ボンネ
ットストライカーを隠すなどの目的で用いられていたプ
レートなどを改良したものを使用することができる。
【0029】さらに、プレート本体21の背面における
周縁のうちの両端部には、防滴フィン23,23が後方
に突出して設けられている。防滴フィン23,23は、
図3(a)に示すように、側面視して、上方が狭く下方
が広い略台形状をなしており、エンブレム2の背面側に
対する浸水を防止している。本実施形態において、グリ
ルカバーGは、車両に取り付けられた際には下方がやや
前方に突出して、下方が上方よりも車体本体から離れた
形となる。この離れた隙間を閉じるために、防滴フィン
23,23は、下方が広い形状をなしている。また、雨
水などの水滴は、重力によって下方に多く流れ落ちる傾
向があるので、防滴フィン23,23の下方を広くし
て、水滴の浸入を確実に防止している。そして、プレー
ト本体21の背面であって、防滴フィン23,23の間
に、ミリ波レーダを備えるレーダユニットR(図4)が
配設されている。
【0030】以上の構成を有するレドーム1の作用につ
いて説明する。車両が走行している間、図示しないレー
ダユニットにおけるミリ波レーダは、たとえば前方の車
両との間の車間距離を測定するために、ミリ波を発信し
ている。ミリ波レーダより発信されたミリ波は、エンブ
レム2を透過して前方の車両などに到達して反射する。
前方の車両などから反射してきたミリ波は、再びエンブ
レム2を透過してレーダユニットに設けられた受信機に
よって受信される。ここで、ミリ波レーダより発信され
たミリ波および前方の車両より反射してきたミリ波のい
ずれも、エンブレム2を透過する。エンブレム2におけ
る外面被覆板11と背面被覆板12としては、比誘電率
が比較的近い材料が用いられているので、界面における
ミリ波の屈折・反射を防止することができる。
【0031】また、雨天時など、車両が濡れる状態で走
行しているときには、エンブレム2の表面には雨水など
の水滴が飛散してくる。いま、レーダユニットに搭載さ
れるミリ波レーダが発信し、受信機が受信するミリ波
は、水膜を通過することによって減衰する。ここで、水
膜が形成される可能性のある面は、エンブレム2の表面
にある外面被覆板11、エンブレム2の背面にある背面
被覆板12、および図4に示すレーダユニットの表面板
RTである。
【0032】これに対して、本発明に係るレドーム1で
は、エンブレム2の背面側への水滴の回り込みを防止す
るための防滴プレート3および防滴フィン23,23が
設けられている。エンブレム2の外面被覆板11に飛散
してきた雨水などの水滴は、車両が走行するに伴い、エ
ンブレム2の外面被覆板11にぶつかる。いま、エンブ
レム2は、横方向中央が盛り上がったラウンド形状をな
しているので、図4(b)に示すように、エンブレム2
の表面にぶつかった水滴Wは、車両の走行に伴ってその
ままエンブレム2の側方を介して後方へと送り流され
る。このとき、エンブレム2は防滴プレート3のプレー
ト本体21に嵌め込まれているため、水滴Wがエンブレ
ム2の背面に送り流されるのを、防滴プレート3の作用
によって防止している。また、プレート本体21はエン
ブレム2の表面よりも後方に配置されていることから、
水滴Wをエンブレムの表面から後方に流しやすくなって
いる。このため、エンブレム2の表面に水滴Wが滞溜し
て水膜を形成してしまうことを防止している。
【0033】しかし、防滴プレート3のプレート本体2
1を流れた水滴Wは、さらに側方を回って後方へと送り
流される。そして、エンブレム2の背面側に回り込もう
とするものの、エンブレム2の背面側には、防滴フィン
23,23が立設されており、水滴Wがエンブレム2の
背面側に向けて流れ込むのを防止している。この防滴フ
ィン23,23の作用によってエンブレム2の背面側に
水滴Wが流れ込まないようにしている。このように、防
滴プレート3のプレート本体21および防滴フィン2
3,23の作用によって、エンブレム2の背面側に水滴
Wが流入するのを防止しているので、エンブレム2の背
面における背面被覆板12およびレーダユニットの表面
板RTに水膜が形成されないようにすることができる。
したがって、エンブレム2を透過するミリ波レーダにお
けるミリ波の減衰を効果的に防止することができる。
【0034】また、エンブレム2における外面被覆板1
1の表面は撥水処理されている。このため、外面被覆板
11の表面に水滴がぶつかったとしても、外面被覆板1
1の表面において水滴は粒状となっている。したがっ
て、外面被覆板11の表面においても、水膜の形成を効
果的に防止することができる。よって、エンブレム2の
外面被覆板11、背面被覆板12、およびレーダユニッ
トの表面板RTのいずれにおいても水膜の形成を効果的
に防止しているので、ミリ波レーダが発信し、受信機が
受信するミリ波の減衰を、システムに支障がない程度ま
で抑えることができる。
【0035】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものでは
ない。たとえば、図5(a)に示すように、エンブレム
2の背面側の下方位置に下方防滴フィン31を後方に立
設して設けることもできる。なお、図5において、前記
実施形態と同一の作用を有する部材については、同一の
番号を付してその説明は省略している。このように、エ
ンブレム2の背面側に下方防滴フィン31を立設するこ
とにより、下方からの水滴の回り込みをも防止すること
ができる。また、この下方防滴フィン31は、後方が下
がるように傾斜する傾斜が付されている。また、下方防
滴フィン31と防滴フィン23,23との間には、隙間
31a,31aが形成されている。これらの下方防滴フ
ィン31の傾斜および下方防滴フィン31と防滴フィン
23,23との間の隙間31a,31aにより、本発明
の排水構造が形成される。この排水構造の作用により、
仮にエンブレム2の背面側に水滴などが浸入してしまっ
た場合でも、浸入した水滴を外部に容易に排出すること
ができる。したがって、エンブレム2の背面およびレー
ダユニットの表面板RTに水膜が形成されるのを防止す
ることができる。
【0036】さらに、前記実施形態では、前方に向けて
やや下方が突出するグリルカバーGを用いていたが、グ
リルカバーがおよそ垂直となっている車両もある。この
ような場合には、図5(b)に示すように、エンブレム
2の背面側に上方防滴フィン32を設ける態様とするこ
ともできる。この態様では、グリルカバーGがほぼ垂直
となるように車体に取り付けられていることから、防滴
フィン23′,23′は側面視してほぼ長方形をなして
いる。また、エンブレム2の上方にもエンブレム2の背
面側に水滴が回り込む隙間が形成されるが、上方防滴フ
ィン32を設けることにより、この隙間を塞ぐことがで
きる。したがって、エンブレム2の背面側への水滴の回
り込みを効果的に防止することができる。よって、エン
ブレム2の背面およびレーダユニットの表面板に水膜が
形成されるのを防止することができる。
【0037】また、さらに他の実施形態としては、図6
に示すレドーム40を用いることができる。図6に示す
レドーム40は、前記実施形態で用いたエンブレム2の
背面側の周縁部に、防滴フィンとしてのスカート部材4
1が設けられている。また、このレドーム40は、車両
のグリルカバーGに設けられた嵌合部材42に嵌め込ま
れることによって車両のグリルカバーGに取り付けられ
る。このようなレドーム40を用いることにより、レド
ーム40とレドームとしては機能しないエンブレムのい
ずれをも容易に取り付けることができるので、これらの
間の仕様分けを容易に行うことができる。なお、レドー
ム40をグリルカバーGに取り付ける際には、嵌合部材
42に嵌合させる態様のほか、たとえばビス留めなどに
よっても取り付けることができる。
【0038】また、防滴部材としては、前記実施形態に
おける各防滴フィン以外であってもよく、たとえば電波
透過性カバーとレーダユニットとの間を完全に水密に保
つようにしてもよい。あるいは、これに水抜き構造を形
成する態様とすることも可能である。さらには、電波透
過性カバーとしてはエンブレムを用いることは必須では
なく、たとえばグリルカバーの奥に設けられたレーダユ
ニットを覆い隠す部材などであってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のうちの請
求項1に係る発明によれば、水滴の浸水を防止すること
により、電波透過部材の背面およびレーダの表面に水膜
が形成されることを防止できる。したがって、ミリ波レ
ーダが発するミリ波を減衰させないようにすることがで
きるので、降雨時など、車両が濡れる状況にある場合で
あっても、レーダが所定の検出精度を発揮することがで
きる。
【0040】請求項2に係る発明によれば、電波透過部
材の表面にぶつかった後、電波透過部材の背面側に回り
込む水滴の浸水を、防滴フィンによって阻止することが
できる。したがって、電波透過部材の背面およびレーダ
の表面に水膜が形成されるのをより確実に防止すること
ができる。
【0041】請求項3に係る発明によれば、電波透過部
材として車両の外部から視認可能なエンブレムを用いて
いるため、外部から見た車両の意匠性をさらに高めるこ
とができる。また、防滴プレートがエンブレムの後方に
位置しているので、エンブレムのデザインや立体感とい
った意匠性を損なうことはない。
【0042】請求項4に係る発明によれば、電波透過部
材の表面にも水膜が形成されることを防止しているの
で、ミリ波レーダから発せられるミリ波の減衰を、シス
テムに支障がない程度まで抑えることができる。
【0043】請求項5に係る発明によれば、電波透過部
材の表面にぶつかった水滴をより確実に電波透過部材の
後方に送り流すことができるので、電波透過部材に水膜
が形成されることをより確実に防止することができる。
【0044】請求項6に係る発明によれば、電波透過部
材の背面側に水滴が浸水してしまった場合であっても、
浸水した水を外部に排出することができるので、電波透
過部材の背面およびレーダの表面に水膜が形成されるこ
とをより確実に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレドームの正面図である。
【図2】本発明に係るレドームの背面側から見た斜視図
である。
【図3】(a)は本発明に係るレドームの側断面図、
(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図4】本発明に係るレドームにおける水滴の流れを模
式的に示す図であり(a)は側面図、(b)は平面図で
ある。
【図5】(a),(b)とも、本発明の変形例を示す背
面側から見た斜視図である。
【図6】本発明の変形例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…(車載用)レドーム、2…エンブレム(電波透過部
材)、3…防滴プレート、11…外面被覆板、12…背
面被覆板、21…プレート本体、23…防滴フィン、3
1…下方防滴フィン、31a…隙間(排水構造)、32
…上方防滴フィン、G…グリルカバー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられた車載用レドームにおい
    て、 前記車載用レドームにおける電波透過部材の表面よりも
    後方に、前記電波透過部材の背面側への水滴の回り込み
    を防止する防滴部材が設けられていることを特徴とする
    車載用レドーム。
  2. 【請求項2】 前記防滴部材は、前記電波透過部材の後
    方に突出する防滴フィンを備えることを特徴とする請求
    項1に記載の車載用レドーム。
  3. 【請求項3】 前記電波透過部材は、前記車両の外側か
    ら視認可能な位置に配設されたエンブレムによって構成
    されていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の車載用レドーム。
  4. 【請求項4】 前記電波透過部材の表面は撥水処理がな
    されていることを特徴とする請求項1から請求項3のう
    ちのいずれか1項に記載の車載用レドーム。
  5. 【請求項5】 前記電波透過部材の表面がラウンド形状
    をなしていることを特徴とする請求項1から請求項4の
    うちのいずれか1項に記載の車載用レドーム。
  6. 【請求項6】 前記電波透過部材の背面側に浸水した水
    を排出する排水構造を備えたことを特徴とする請求項1
    から請求項5のうちのいずれか1項に記載の車載用レド
    ーム。
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