JP2002129476A - 柔軟仕上げ剤組成物 - Google Patents

柔軟仕上げ剤組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟効果に優れ、油っぽい感じがなくさっぱ
りとした風合いを衣類に付与できる柔軟仕上げ剤組成物
を提供する。 【解決手段】 (a)エーテル基、エステル基又はアミ
ド基で分断されていてもよい炭素数8〜36のアルキル
基又はアルケニル基を1つ有し、異原子として窒素原子
を含む複素環式化合物、及び(b)炭素数8〜36の炭
化水素基を有する陰イオン性界面活性剤を、特定のモル
比で含有する柔軟仕上げ剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維製品用の柔軟
仕上げ剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現
在、家庭用柔軟仕上げ剤として市販されている商品は、
ほとんどがジ(硬化牛脂アルキル)ジメチルアンモニウ
ムに代表されるような1分子中に2個の長鎖アルキル基
を有する第4級アンモニウム塩を主成分とした組成であ
る。
【0003】第4級アンモニウム塩は少量で各種繊維に
対して良好な柔軟効果を有するが、繊維を油っぽい仕上
がりにすることが知られており、仕上がった衣類の風合
いの点で改善が望まれている。特公昭61−37387
号公報にはジアルキル4級アンモニウム化合物と陰イオ
ン性界面活性剤とを組合せて使用する方法が、特開平9
−111660号公報には1分子中に2個以上の陽イオ
ンを持つ柔軟化成分と陰イオン性界面活性剤を組み合わ
せた柔軟化組成物が開示されている。これらは種種の繊
維に対して柔軟性能を高める技術であり、柔軟性及び仕
上がった衣料の風合いの両立という点では充分とは言え
なかった。また、特開昭52−34098号公報にはイ
ミダゾリン誘導体とアニオン界面活性剤を含有する繊維
製品処理剤が、特開昭59−204978号公報にはイ
ミダゾリン誘導体と脂肪酸のアルカリ金属塩を含有する
柔軟剤組成物が、特開平2−69598号公報には高級
アルキルヒドロキシエチルイミダゾリンとアニオン界面
活性剤を含有する洗剤組成物が開示されているが、いず
れも、柔軟効果の向上、油っぽさの低減、さっぱりとし
た風合いの付与といった効果を総合的に発現できるもの
ではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、柔軟効
果に優れ、従来の柔軟仕上げ剤組成物では得られなかっ
た油っぽい感じがなくさっぱりとした風合いを衣類に付
与する柔軟仕上げ剤組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)エーテ
ル基、エステル基又はアミド基で分断されていてもよい
炭素数8〜36のアルキル基又はアルケニル基を1つ有
し、異原子として窒素原子を含む複素環式化合物〔以
下、(a)成分という〕、及び(b)炭素数8〜36の
炭化水素基を有する陰イオン性界面活性剤〔以下、
(b)成分という〕を、(a)/(b)=90/10〜
50/50のモル比で含有する柔軟仕上げ剤組成物を提
供する。
【0006】
【発明の実施の形態】<(a)成分>本発明の(a)成
分において、複素環中の窒素原子の数は少なくとも1
つ、好ましくは1〜3個、特に好ましくは1又は2個で
ある。より具体的に好ましい複素環化合物としては、下
記一般式(1)の化合物及び一般式(2)の化合物から
選ばれる少なくとも1種の複素環式化合物を挙げること
ができる。
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、AはN1原子と結合して芳香環を
形成する基であり、N1以外の窒素原子が含まれていて
もよい。R1はAの構成原子のいずれか1つに結合し
た、エーテル基、エステル基又はアミド基で分断されて
いてもよい炭素数8〜36、好ましくは10〜28、特
に好ましくは14〜24のアルキル基又はアルケニル基
である。また、Aは4個〜13個、好ましくは4個〜9
個、特に好ましくは4個又は5個の原子から構成された
5員環又は6員環もしくは5員環と6員環が連結した縮
合環を形成していてもよい。〕
【0009】
【化4】
【0010】〔式中、BはN2原子と結合して飽和又は
不飽和の複素環を形成する基であり、N2以外の窒素原
子が含まれていてもよい。R2はBの構成原子に結合し
た基であり、R2、R3はいずれか一方がエーテル基、エ
ステル基又はアミド基で分断されていてもよい炭素数8
〜36のアルキル基又はアルケニル基であり、他方が水
素原子、又は炭素数1〜5のアルキル基もしくはヒドロ
キシアルキル基もしくはアミノアルキル基である。〕。
【0011】一般式(1)の化合物のA及びN1で構成
される複素環の構造としては、ピリジン、ピリミジン、
プリン、キノリン、イソキノリン、カルバゾール、好ま
しくはピリジンを挙げることができ、該化合物では、こ
れら複素環にさらにR1が結合している。R1としては、
特に下記一般式(3)で表される基が好ましい。 R4−(X−R5)n− (3) 〔式中、R4は、好ましくは炭素数12〜24、特に好
ましくは14〜20のアルキル基又はアルケニル基であ
り、R5は、好ましくは炭素数1〜5、特に好ましくは
1〜3のアルキレン基である。Xは−COO−、−OC
O−、−CONH−、−NHCO−から選ばれる基であ
る。nは0又は1の数である。〕。
【0012】一般式(2)の化合物の好ましい化合物と
しては、下記一般式(4)〜(8)の化合物を挙げるこ
とができる。
【0013】
【化5】
【0014】〔式中、R2、R3は一般式(2)と同じ意
味であり、特にR2が一般式(3)の構造のもので、R3
が炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又
はアミノアルキル基、好ましくはヒドロキシアルキル基
又はアミノアルキル基であり、さらに好ましくはアミノ
エチル基、ジメチルアミノエチル基、アミノプロピル
基、ジメチルアミノプロピル基、最も好ましくはアミノ
エチル基又はアミノプロピル基のものが良好である。R
4は炭素数1〜3のアルキル基である。mは2又は3で
あり、k、jは1〜3の数でk+jは3又は4である。
iは3又は4である。〕。
【0015】本発明では特に一般式(4)、(5)、
(8)から選ばれる化合物が好ましく、一般式(4)の
化合物が最も好ましい。
【0016】なお、一般式(4)、(5)、(6)、
(7)から選ばれる化合物を用いる場合には、柔軟仕上
げ剤組成物に配合する前に酸剤により中和したものを用
いることもできる。中和のための酸としては塩酸、硫
酸、ヒドロキシカルボン酸、グリコール酸、リン酸、脂
肪酸が好ましく、特に塩酸、硫酸、グリコール酸が好ま
しい。
【0017】<(b)成分>本発明の(b)成分である
陰イオン性界面活性剤としては、炭素数10〜36、好
ましくは12〜24、特に好ましくは14〜24のアル
キル基又はアルケニル基とスルホン酸基、硫酸エステル
基、リン酸エステル基、カルボン酸基、好ましくはスル
ホン酸基、硫酸エステル基から選ばれる陰イオン基から
構成される化合物が好ましい。具体的に好ましい陰イオ
ン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン
酸、アルキル硫酸、ポリオキシアルキレンアルキルエー
テル硫酸、オレフィンスルホン酸、アルカンスルホン
酸、ポリオキシアルキレンアルキルまたはアルケニルエ
ーテルカルボン酸、α−スルホ脂肪酸、α−スルホ脂肪
酸エステル、α−オレフィンスルホン酸、及びこれらの
塩を挙げることができる。これらの中でも炭素数10〜
36、好ましくは12〜24、特に好ましくは14〜2
4のアルキル基を有するアルキル硫酸、炭素数10〜3
6、好ましくは12〜24、特に好ましくは14〜24
のアルキル鎖を有し、エチレンオキシド(以下EOで表
す)平均付加モル数が1〜6、好ましくは1〜4である
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸、及びこれら
の塩から選ばれる一種以上を配合することが好ましい。
これら陰イオン性界面活性剤は塩の状態で使用すること
が好ましく、塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、
アンモニウム塩、アルカノールアミン塩を挙げることが
でき、特にナトリウム塩及び/又はカリウム塩が好まし
い。
【0018】<柔軟仕上げ剤組成物>本発明の柔軟仕上
げ剤組成物は、(a)成分と(b)成分のモル比が、
(a)//(b)=90/10〜50/50、好ましく
は90/10〜60/40である。この範囲において優
れた柔軟性及び風合いが得られる。
【0019】また、本発明の柔軟仕上げ剤組成物は、
(a)成分を3〜40重量%、更に5〜35重量%、特
に8〜30重量%含有することが好ましく、(b)成分
を1〜20重量%、更に2〜20重量%、特に3〜15
重量%含有することが好ましい。
【0020】また、本発明の柔軟仕上げ剤組成物は、例
えば液状、ペースト状、ゲル状、固体などの任意の形態
をとることが出来る。貯蔵安定性及び使い勝手の点か
ら、(a)成分と(b)成分の合計量が好ましくは4〜
50重量%、さらに好ましくは8〜40重量%、特に好
ましくは10〜35重量%であり、且つ水の量が好まし
くは40〜95重量%、特に好ましくは50〜85重量
%である液状の形態であることが望ましい。この液状形
態の水性組成物の場合、本発明の組成物は25℃でのp
Hが1〜9、さらに2〜8であることが貯蔵安定性の点
から好ましい。
【0021】本発明の柔軟仕上げ剤組成物には、貯蔵安
定性を向上させる目的で非イオン性界面活性剤を配合す
ることが好ましい。非イオン性界面活性剤としては下記
一般式(9)の化合物が良好である。 R'−T−[(R''O)p−H]q (9) 〔式中、R'は、炭素数10〜18、好ましくは12〜
18のアルキル基またはアルケニル基であり、R''は炭
素数2または3のアルキレン基であり、好ましくはエチ
レン基である。pは2〜100、好ましくは5〜80、
特に好ましくは10〜60の数を示す。TはO、−CO
N−又は−N−であり、Tが−O−の場合はqは1であ
り、Tが−CON−又は−N−の場合はqは2であ
る。〕。
【0022】一般式(9)の化合物の具体例として以下
の化合物を挙げることができる。 R'−O−(C24O)r−H 〔式中、R'は前記の意味を示す。rは8〜100、好
ましくは10〜60の数である。〕 R'−O−(C24O)s(C36O)t−H 〔式中、R’は前記の意味を示す。s及びtはそれぞれ
独立に2〜40、好ましくは5〜40の数であり、−C
24O−基と−C36O−基の配列はランダムあるいは
ブロックのいずれでもよい。〕
【0023】
【化6】
【0024】本発明の柔軟仕上げ剤組成物は、非イオン
性界面活性剤を、安定性の点から、0.5〜10重量
%、特に1〜8重量%含有することが好ましい。
【0025】本発明の柔軟仕上げ剤組成物は、貯蔵安定
性の点から、炭素数8〜22の飽和または不飽和脂肪酸
と多価アルコールのエステル化合物を0.1〜10重量
%、特に0.5〜5重量%配合することが好ましい。エ
ステル化合物としては、トリグリセライド、ジグリセラ
イド、モノグリセライド、ペンタエリスリトールのモ
ノ、ジ、トリエステル、ソルビタンエステルが好まし
い。
【0026】また、貯蔵安定性をさらに向上させるため
にエタノール、プロパノール、イソプロパノール、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリン、ペンタエリ
スリトール、ジグリセリンなどの一価、もしくは多価ア
ルコールを0.1〜20重量%含有することが好まし
い。また、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシ
ウム、塩化マグネシウム、塩化アンモニウム、硫酸ナト
リウム、硫酸カリウム、硫酸アンモニウム、硝酸ナトリ
ウム、硝酸カリウム、硝酸カルシウム、硝酸マグネシウ
ム、硝酸アンモニウムなどの無機電解質を0.01〜5
重量%含有することも貯蔵安定性の点から好ましい。こ
れらアルコール類及び無機電解質は相安定化剤や粘度調
整剤としての効果も優れる。
【0027】本発明の柔軟仕上げ剤組成物は、柔軟効果
を向上させる目的で、分子量が10000以上のアミノ
変性シリコーン、高重合度シリコーンなどのシリコーン
化合物を好ましくは0.1〜5重量%含有することが出
来る。
【0028】また、組成物を着色させたいときは、着色
料としてアゾ染料、アントラキノン染料、インジゴイド
染料、フタロシアニン染料、カルボニウム染料、キノン
イミン染料、メチン染料、キノリン染料、ニトロ染料、
ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン染料、
ナフタルイミド染料、およびペリノン染料から選ばれる
酸性染料、直接染料、塩基性染料、または反応性染料
や、MILLIKEN社製リクィチント(登録商標)染料など
を、好ましくは1ppm〜1000ppm配合すれば良
い。また、消泡剤や香料、抗菌剤などを配合することが
出来る。
【0029】
【実施例】下記(a−1)〜(e−2)成分を用いて、
下記に示す調製法によって表1に示す柔軟仕上げ剤組成
物を得た。これら組成物の柔軟・風合い評価を下記に示
す方法で行った。結果を表1に示す。
【0030】<(a)成分の合成> 合成例1(a−1) 温度計、脱水管、吹き込み管を装着した1000mlの
4つ口丸底フラスコに完硬牛脂脂肪酸120g(0.4
38モル)及びジエチレントリアミン433.4g
(4.20モル)を仕込んだ。常圧で窒素流通下、15
0℃で2時間、240℃に昇温してさらに2時間反応を
行った。その後、200℃に冷却し、13.3kPaで
未反応のアミンを留去した。さらに減圧蒸留(200〜
236℃:0.27kPa)を行い、目的とする下記
(a−1)のイミダゾリン誘導体(分子量;354)1
06g(収率;71%)を得た。
【0031】
【化7】
【0032】合成例2(a−2) 温度計、脱水管、吹き込み管を装着した1000mlの
4つ口丸底フラスコにイソステアリン酸120g(0.
438モル)及びジエチレントリアミン433.4g
(4.20モル)を仕込んだ。常圧で窒素流通下、15
0℃で2時間、240℃に昇温してさらに2時間反応を
行った。その後、200℃に冷却し、13.3kPaで
未反応のアミンを留去した。さらに減圧蒸留(200〜
236℃:0.27kPa)を行い、目的とする下記
(a−2)のイミダゾリン誘導体(分子量;353)1
06g(収率;71%)を得た。
【0033】
【化8】
【0034】合成例3(a−3) 温度計、脱水管、吹き込み管を装着した500mlの4
つ口丸底フラスコに完硬牛脂脂肪酸143.2g(0.
523モル)を仕込んだ。窒素流通下、90℃でN,N
―ジメチルプロピレントリアミン100g(0.628
モル)を添加した。150℃に昇温したのち、29.2
kPaに減圧した。その後、4時間かけて200℃、
1.3kPaにした。反応終了後、減圧蒸留(220〜
238℃:0.27kPa)を行い、目的とする下記
(a−3)のテトラヒドロピリミジン誘導体(分子量;
387)152g(収率;73%)を得た。
【0035】
【化9】
【0036】合成例4(a−4) アミンとしてN−アミノエチルエタノールアミンを用
い、合成例1と同様の反応を行った。減圧蒸留(215
〜235℃:0.27kPa)を行い、目的とする下記
(a−4)のヒドロキシルエチルイミダゾリン誘導体
(分子量;354)(収率;75%)を得た。
【0037】
【化10】
【0038】合成例5(a−5) 温度計、脱水管、吹き込み管を装着した500mlの4
つ口丸底フラスコにイソニコチン酸100g(0.81
2モル)とオクタデシルアミン218.8g(0.81
2モル)を入れ、180℃に昇温し、8時間加熱撹拌し
た。冷却して目的とする下記(a−5)のピリジン誘導
体(分子量;374)を得た。
【0039】
【化11】
【0040】合成例6(a−6) 温度計を装着した500mlの4つ口丸底フラスコにピ
ペラジン6水和物48.6g(0.25モル)、エタノ
ール100mlを加え、65℃に加温し、さらにピペラ
ジン2塩酸塩1水和物44.2g(0.25モル)を添
加した。撹拌下、塩化ステアリル72.2g(0.25
モル)を添加した。そのまま2時間撹拌したのち、氷浴
中で冷却し、析出した結晶を濾取し、少量のエタノール
で洗浄した。濾液と洗液をあわせたものを氷冷して無水
塩酸飽和の無水エタノールを添加し、析出した結晶を濾
別し、1−オクタデシルピペリジン2塩酸塩を得た。こ
の塩酸塩を水200mlに溶かし、5M水酸化ナトリウ
ム水溶液でアルカリ性(pH12超)にした。次にクロ
ロホルムで抽出を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を留去した。減圧蒸留を行い、1−オクタデシルピペリ
ジン66.0g(78%)を得た。この生成物を温度
計、冷却管を装着した200mlの4つ口丸底フラスコ
に入れアクリルニトリル10.4g(0.195モル)
を60℃で添加した。その後、65℃で2時間熟成を行
なった。得られた粗生成物をオートクレーブ中、水酸化
ナトリウム0.1%、水2%の存在下、0.6%のラネ
ーニッケル触媒を用い、120℃で水添した。触媒を濾
過し、得られた粗生成物を減圧蒸留し、目的とする下記
(a−6)のN−オクタデシル−N’−アミノプロピル
ピペラジン(分子量;395)69.5g(収率91
%)を得た。
【0041】
【化12】
【0042】合成例7(a−7) 1000mlオートクレーブに2−ピペリジンカルボン
酸300g(2.32モル)を入れ、160℃に加熱し
た。EO112.4g(2.42モル)を徐々に添加し
た。添加終了後、1時間熟成を行い、1−ヒドロキシエ
チル−2−ピペリジンカルボン酸を得た。得られた組成
物を温度計、脱水管、吹き込み管を装着した2Lの4つ
口丸底フラスコに入れ、これにオクタデシルアミン62
5g(2.32モル)を加え、180℃で8時間加熱撹
拌した。冷却後、目的とする下記(a−7)のピペリジ
ン誘導体(分子量;423)を得た。
【0043】
【化13】
【0044】合成例8(a−8) 合成例3で製造したヒドロキシエチルイミダゾリン25
0g(0.73モル)、イソプロパノール69gを10
00mlオートクレーブに入れ、90℃に加熱した。こ
こにメチルクロリド44.2g(0.88モル)を添加
した。その後、90℃で7時間加熱撹拌し、目的とする
下記(a−8)の4級塩(分子量;405)のイソプロ
パノール溶液を得た。
【0045】
【化14】
【0046】(a’−1):ジ硬化牛脂アルキルジメチ
ルアンモニウムクロリド(分子量;562) (b−1):オクタデシル硫酸ナトリウム(分子量37
2) (b−2):オクタデシルスルホン酸ナトリウム(分子
量;356) (b−3):ポリオキシエチレンオクタデシルエーテル
硫酸ナトリウム(EO平均付加モル数3モル)(分子
量;504) (c−1):炭素数12の飽和アルコールにEOを平均
21モル付加させたもの (c−2):ラウリン酸のジエタノールアミドにEOを
平均20モル付加させたもの (d−1):ステアリン酸モノ、ジ、トリグリセリド混
合物(モノ:ジ:トリ=60:35:5) (d−2):エチレングリコール (e−1):色素(アシッドブルー9) (e−2):香料。
【0047】<柔軟仕上げ剤調製法>上記(a−1)〜
(a−8)、(a’−1)、(b−1)〜(b−3)を
用いて柔軟仕上げ剤組成物を調製した。65℃の水中に
攪拌羽で攪拌しながら(a)成分を添加し、(a−1)
〜(a−7)については塩酸で中和した後、(b)成分
を添加した。その後、塩酸もしくは水酸化ナトリウムを
用いて所定のpHに調整し、冷却することにより、所望
の組成物を得た。
【0048】<柔軟処理方法>市販の木綿タオル1k
g、アクリルジャージ0.5kgを20℃、3.5゜D
H硬水にて市販洗剤アタック(花王株式会社製)を用
い、5回繰り返し洗濯(30リットル洗濯機)した後、
最後のすすぎ時に表1に示す組成の柔軟仕上げ剤組成物
(残部は水の分散物)7gを投入し、3分間攪拌下で処
理した。上記の方法で処理した木綿タオル、アクリルジ
ャージを室内で風乾後、25℃、45%RHの恒温恒湿
室にて24時間放置した。
【0049】<柔軟・風合い評価方法>表1の対照1に
示す組成物7gで処理した布を対照として、25℃、4
5%RHの恒温恒湿室にて、得られた布の柔軟性、油っ
ぽさ、ふっくら感の3項目で一対比較を行った。何れの
評価も10人の被験者について行ない、下記のように評
価結果を点数化し、平均化することにより評価した。結
果を表1に示す。
【0050】(柔軟効果) +2:対照より柔らかい +1:対照よりやや柔らかい 0:対照と同じ −1:対照の方がやや柔らかい −2:対照の方が柔らかい (油っぽさ) +2:対照より油っぽくない +1:対照よりやや油っぽくない 0:対照と同じ −1:対照の方がやや油っぽくない −2:対照の方が油っぽくない (ふっくら感) +2:対照よりふっくら感がある +1:対照よりややふっくら感がある 0:対照と同じ −1:対照の方がややふっくら感がある −2:対照の方がふっくら感がある。
【0051】(平均点判定基準) ◎:平均点 +1.0超、+2.0以下 ○:平均点 0超、+1.0以下 △:平均点 0 ×:平均点 −1.0以上、0未満 ××:平均点 −2.0以上、−1.0未満
【0052】
【表1】
フロントページの続き (72)発明者 田方 秀次 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4L033 AC02 BA14 BA28 BA86 BA89 BA90

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)エーテル基、エステル基又はアミ
    ド基で分断されていてもよい炭素数8〜36のアルキル
    基又はアルケニル基を1つ有し、異原子として窒素原子
    を含む複素環式化合物、及び(b)炭素数8〜36の炭
    化水素基を有する陰イオン性界面活性剤を、(a)/
    (b)=90/10〜50/50のモル比で含有する柔
    軟仕上げ剤組成物。
  2. 【請求項2】 (a)が、下記一般式(1)の化合物及
    び一般式(2)の化合物から選ばれる少なくとも1種の
    複素環式化合物である請求項1記載の柔軟仕上げ剤組成
    物。 【化1】 〔式中、AはN1原子と結合して芳香環を形成する基で
    あり、N1以外の窒素原子が含まれていてもよい。R1
    Aの構成原子のいずれか1つに結合した、エーテル基、
    エステル基又はアミド基で分断されていてもよい炭素数
    8〜36のアルキル基又はアルケニル基である。〕 【化2】 〔式中、BはN2原子と結合して飽和又は不飽和の複素
    環を形成する基であり、N2以外の窒素原子が含まれて
    いてもよい。R2はBの構成原子に結合した基であり、
    2、R3はいずれか一方がエーテル基、エステル基又は
    アミド基で分断されていてもよい炭素数8〜36のアル
    キル基又はアルケニル基であり、他方が水素原子、又は
    炭素数1〜5のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル
    基もしくはアミノアルキル基である。〕
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