JP2001200477A - 柔軟剤組成物 - Google Patents

柔軟剤組成物

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Hiromitsu Hayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維製品の風合いを改善し、洗濯機の自動投
入口におけるゲル化を引き起こさない柔軟剤組成物を提
供する。 【解決手段】 (a)分子中に、4級アンモニウム基及
び3級アミノ基から選ばれる基を2つ以上有し、且つ炭
素数8〜36のアルキル基及びアルケニル基から選ばれ
る基を1つ以上有する化合物、(b)下記式(1)から
求められるδが20〜40の化合物、(c)陰イオン界
面活性剤並びに(d)非イオン界面活性剤を、それぞれ
特定比率で含有する柔軟剤組成物。 δ=[(14820+99.2Tb+0.084Tb2)/V]1/2 (1) 〔式中、Tbは沸点(°K)、Vは20℃におけるモル
容積である。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は繊維製品用の柔軟剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
柔軟剤組成物には長鎖アルキル基と1つの4級アンモニ
ウム基又は3級アミノ基を有する化合物が主たる柔軟化
成分として配合されている。このような柔軟化成分は繊
維製品に吸着しふっくら柔らかく仕上げる反面、繊維を
油っぽくさせることが知られており、衣料の風合いの点
で改善が望まれている。また、近年、全自動洗濯機の普
及に伴い柔軟剤組成物を自動投入口に入れて使用する機
会が増加しているが、従来の柔軟化成分を用いた場合は
投入口に残存し、それが経日と共にゲル化し、投入口の
詰まりの原因になったり、審美的に好ましくないという
問題もある。
【0003】一方、特開平9−111660号公報には
分子中に2個以上の4級アンモニウム基を持つ柔軟化成
分と陰イオン界面活性剤を組み合わせた柔軟剤組成物が
開示されているが、ここで開示されている組成物は繊維
製品の風合いの点では十分満足できるものではなく、ま
た自動投入口におけるゲル化の問題も解決しうるもので
はない。
【0004】従って本発明の課題は、繊維製品の風合い
を改善し、洗濯機の自動投入口におけるゲル化を引き起
こさない柔軟剤組成物を提供することにある。
【0005】
〔式中、Tbは沸点(°K)、Vは20℃におけるモル容積である。〕
【0006】
【発明の実施の形態】(a)成分 本発明の(a)成分は、(a)分子中に、4級アンモニ
ウム基及び3級アミノ基から選ばれる2つ以上、より好
ましくは2つ又は3つ、最も好ましくは2つの基と、炭
素数8〜36のアルキル基及びアルケニル基から選ばれ
る1つ以上、より好ましくは1つ又は2つ、最も好まし
くは1つの基とを有する化合物であり、柔軟化のための
主たる成分である。特に一般式(2)の化合物が好まし
い。 R1−[A−P]n−[B−Q]m−C−R2・aX- (2) 〔式中、R1、R2は、少なくとも一方はエステル基又は
アミド基で分断されていてもよい炭素数8〜36、好ま
しくは10〜24、特に好ましくは14〜24のアルキ
ル基又はアルケニル基であり、他方は炭素数1〜5、好
ましくは1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基
である。A、B、Cは、同一でも異なっていてもよく、
それぞれ−N+(R3)(R4)−又は−N(R5)−で表される
基である。ここでR3、R4、R5は、同一でも異なって
いてもよく、炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアルキ
ル基又はヒドロキシアルキル基である。P、Qはエステ
ル基、エーテル基又はアミド基で分断されていてもよ
く、また、ヒドロキシ基又はエーテル基で置換されてい
てもよい炭素数1〜5のアルキレン基である。aはA、
B、C中の−N+(R3)(R4)−の数である。nは1〜
3、好ましくは1又は2の数、mは0〜2、好ましくは
0又は1の数である。X-は陰イオンであり、好ましく
はハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオ
ン、脂肪酸イオンである。〕 このような化合物の好ましい例としては以下の化合物を
挙げることができる。
【0007】
【化1】
【0008】
【化2】
【0009】〔式中、R1〜R5及びX-は前述と同一の
意味を示し、R6は水素原子又は炭素数1〜12のアル
キル基、もしくは平均縮合度1〜20のオキシエチレン
基である。Yは−COO−、−OCO−、−CONH
−、−NHCO−及び−O−から選ばれる基である。
l、kは同一でも異なっていてもよい1〜5の数であ
る。〕 本発明では上記化合物の中でも(I)、(II)、(I
V)、(V)が好ましく、特に(II)又は(V)が好ま
しい。
【0010】さらに本発明では、R1及びR2の両方又は
いずれか一方が、好ましくはいずれか一方が、エステル
基又はアミド基あるいはその両方で分断されている炭素
数14〜24のアルキル基又はアルケニル基であること
が望ましく、特に R7−COZ−R8−、R7−ZCO−R8− 〔式中、R7は炭素数13〜19のアルキル基又はアル
ケニル基であり、R8は炭素数1〜5、好ましくは1〜
3のアルキレン基である。Zは−O−又は−NH−を示
す。〕から選ばれる基であることが望ましい。
【0011】なお、(a)成分の化合物のうち3級アミ
ノ基を有する化合物は、柔軟剤組成物に配合する前に酸
剤により3級アミノ基を中和したものを用いることもで
きる。中和のための酸としては塩酸、硫酸、リン酸、脂
肪酸が好ましく、特に塩酸、硫酸が好ましい。
【0012】(b)成分 本発明では(b)成分として下記式(1)から求められ
るδが20〜40、好ましくは21〜35、特に好まし
くは21〜27の化合物を用いる。また、分子量が10
0〜400、好ましくは130〜300、特には150
〜300であり、沸点が150℃以上、好ましくは20
0〜350℃、特には240〜350のものが良好であ
る。 δ=[(14820+99.2Tb+0.084Tb2)/V]1/2 (1) 〔式中、Tbは沸点(°K)、Vは20℃におけるモル
容積である。〕 ここで本発明のδは溶解度パラメータに近似するもので
あり「溶液と溶解度」(篠田耕三著、平成3年4月30
日、丸善(株)発行)の78頁〜82頁に記載されてい
るものである。
【0013】本発明のδ値を満足する化合物として好ま
しい化合物は、アルキル基の炭素数が3〜8のアルキル
グリセリルエーテル、ジ又はトリエチレングルコールモ
ノフェニルエーテル、アルキル基の炭素数が2〜8のジ
又はトリエチレングルコールモノアルキルエーテル、
1,6−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオー
ル、3−ペンタノン、シクロヘキサノール、2−ヘキサ
ノール、1−オクタノールを挙げることができ、これら
の中でも特にアルキル基の炭素数が2〜5のアルキルグ
リセリルエーテル、アルキル基の炭素数が2〜5のジ又
はトリエチレングルコールモノアルキルエーテル、トリ
エチレングリコールモノフェニルエーテルが好ましい。
【0014】(c)成分 本発明の(c)成分である陰イオン界面活性剤として
は、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキル硫酸、ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル硫酸、オレフィンス
ルホン酸、アルカンスルホン酸、飽和又は不飽和脂肪
酸、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエー
テルカルボン酸、α−スルホ脂肪酸、α−スルホ脂肪酸
エステル及びこれらの塩などを挙げることができる。こ
れらの中でも炭素数が10〜30、好ましくは12〜2
4、特に好ましくは14〜24のアルキル基を有するア
ルキル硫酸、炭素数が10〜30、好ましくは12〜2
4、特に好ましくは14〜24のアルキル基を有し、エ
チレンオキシド平均付加モル数が1〜6、好ましくは1
〜4であるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸、
炭素数8〜18の飽和又は不飽和脂肪酸及びこれらの塩
から選ばれる1種以上を配合することが好ましい。
【0015】(d)成分 本発明では(d)成分として非イオン界面活性剤を配合
する。非イオン界面活性剤としては炭素数8〜20のア
ルキル基又はアルケニル基を1つ以上有するポリオキシ
アルキレンアルキルエーテルが好ましく、特に一般式
(4)の非イオン界面活性剤が良好である。 R9−T−[(R10O)p−H]q (4) 〔式中、R9は、炭素数10〜18、好ましくは12〜
18のアルキル基又はアルケニル基であり、R10は炭素
数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン
基である。pは平均付加モル数であり、2〜100、好
ましくは5〜40、特に好ましくは20〜40の数を示
す。Tは−O−、−N−又は−CON−であり、Tが−
O−の場合はqは1であり、Tが−N−又は−CON−
の場合はqは2である。〕。
【0016】一般式(4)の化合物の具体例として以下
の化合物を挙げることができる。 R9−O−(C24O)r−H 〔式中、R9は前記と同じ意味であり、rは平均付加モ
ル数であり、8〜100、好ましくは10〜80の数で
ある。〕 R9−O−(C24O)s(C36O)t−H 〔式中、R9は前記と同じ意味であり、s及びtは平均
付加モル数であり、それぞれ独立に2〜40、好ましく
は5〜40の数であり、エチレンオキシドとプロピレン
オキシドはランダムあるいはブロック付加体であっても
よい。〕
【0017】
【化3】
【0018】(柔軟剤組成物)本発明の柔軟剤組成物は
(a)成分を3〜50重量%、好ましくは3〜40重量
%、特に好ましくは5〜35重量%含有する。また、
(b)成分を0.5〜20重量%、好ましくは1〜15
重量%、特に好ましくは1〜10重量%含有する。。ま
た、(c)成分を0.5〜30重量%、好ましくは1〜
20重量%、特に好ましくは5〜20重量%含有する。
さらに(d)成分を0.1〜10重量%、好ましくは
0.5〜8重量%、特に好ましくは1〜5重量%含有す
る。
【0019】また、(a)成分と(c)成分の重量比
は、(a)/(c)=10/1〜1/5、特に5/1〜
1/2が風合いを改善する上で望ましく、(a)成分と
(b)成分の重量比は、投入口のゲル化防止の点から、
(b)/(a)=1/10〜1/1、特に1/5〜1/
1が良好である。
【0020】本発明の柔軟剤組成物は、上記(a)〜
(d)成分と水を含有する組成物であり、蒸留水やイオ
ン交換水などの、水に含まれるイオン性物質を除去した
水を使用することが望ましい。本発明の柔軟剤組成物
は、貯蔵安定性の点から、水を40〜95重量%、特に
50〜90重量%含有することが望ましい。
【0021】また、本発明の柔軟剤組成物は、20℃に
おけるpHが2〜5、特に2.5〜4であることが貯蔵
安定性の点から好ましい。
【0022】本発明の柔軟剤組成物には、貯蔵安定性を
さらに向上させる目的で油成分を配合することが望まし
い。油成分としては炭素数8〜20、好ましくは10〜
18の脂肪酸と多価アルコールのエステル化合物が好ま
しく、特にトリグリセライド、ジグリセライド、モノグ
リセライド、ペンタエリスリトールのモノ、ジ、トリエ
ステル、ソルビタンエステルが好ましい。このような油
成分は組成物中に0.05〜10重量%、特に0.1〜
5重量%配合するのが好ましい。
【0023】本発明の柔軟剤組成物には、貯蔵安定性の
点から無機塩、例えば塩化カルシウムなどを0〜100
0ppm、好ましくは10〜500ppm添加すること
が望ましい。但し、脂肪酸塩類などの界面活性剤にはナ
トリウム塩やカリウム塩が含まれているが、このような
界面活性剤の使用によって組成物に混入する無機塩は上
記制限を受けるものではない。
【0024】本発明の柔軟剤組成物には、通常柔軟剤組
成物に配合されるシリコーン、香料、色素等の成分を配
合しても差し支えない。
【0025】
【実施例】合成例1 メチルモノエタノールアミンとアクリロニトリルを通常
の方法でマイケル付加反応を行わせた反応生成物をステ
ンレス製オートクレーブに仕込み、溶媒としてエタノー
ル、触媒としてラネーニッケルを加えた。オートクレー
ブ内を窒素置換後、水素で置換し、水素圧10kg/c
2、温度110℃で3時間反応を行った。次にアミン
に対して2.2モル倍のホルマリン水溶液をオートクレ
ーブに圧入し、さらに5時間反応を継続した。冷却後、
得られた反応物を蒸留してN−ヒドロキシエチル−N,
N’,N’−テトラメチルプロパンジアミンを得た。
【0026】次にステアリン酸とN−ヒドロキシエチル
−N,N’,N’−テトラメチルプロパンジアミンを通
常のエステル化方法によりエステル化し、さらにエステ
ル化物をメチルクロリドにより4級化反応を行わせ、下
記構造の化合物a−1を得た。
【0027】
【化4】
【0028】合成例2 ジメチルエタノールアミンとステアリン酸のエステル化
反応生成物及び塩化コリンとモノクロロ酢酸とのエステ
ル化反応生成物を通常の方法で合成した。これら2種の
化合物をそれぞれ等モル量エタノールに溶解させ、還流
下6時間反応させた。エタノールを減圧留去し通常の方
法で精製し、下記構造の化合物a−2を得た。
【0029】
【化5】
【0030】合成例3 ステアリン酸とN−ヒドロキシエチルエチレンジアミン
との脱水縮合反応を行わせ、これを加水分解し蒸留しす
ることでN−ステアロイル−N’−ヒドロキシエチルエ
チレンジアミンを得た。これをエタノールに溶解させ、
還流下アミンに対して1.1倍当量のホルマリンを滴下
し、続いてさらにアミンに対して1.1倍当量のぎ酸を
滴下し5時間熟成した。反応生成物をさらにメチルクロ
リドにより4級化させることで、N−ステアロイルアミ
ノエチル−N−ヒドロキシエチル−N,N−ジメチルア
ンモニウムクロリドを得た。この化合物とジメチルグリ
シンとを通常のエステル化反応を行わせることで下記構
造の化合物a−3を得た。
【0031】
【化6】
【0032】合成例4 フラスコに1−クロロアルカン(150g、0.52m
ol)とN,N,N’,N’−テトラメチル−1,3−
プロパンジアミン(68g、0.53mol)をエタノ
ール(350.0g)に混合させた。混合物を72時間
還流させた後、エタノールを減圧下で留去し、未反応の
アミン化合物を除去した。得られた固体を、更に、常法
に従い、アセトンで再結晶することで下記構造のa−4
〔N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N−アルキル
−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド(180
g、純分95重量%)〕を得た。
【0033】
【化7】
【0034】実施例 <柔軟剤組成物>上記a−1〜a−4及び下記の化合物
を用いて表1の柔軟剤組成物を調製した。 ・a’−1:ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド ・b−1:C817OCH2CH(OH)CH2OH(δ=
21.96) ・b−2:C511OCH2CH(OH)CH2OH(δ=
23.27) ・b−3:1,6−ヘキサンジオール(δ=27.2
3) ・b−4:トリエチレングリコールモノフェニルエーテ
ル(δ=20.92) ・c−1:ステアリル硫酸エステルナトリウム ・c−2:ポリオキシエチレン(エチレンオキサイド平
均付加モル数2.5)ステアリルエーテル硫酸ナトリウ
ム ・c−3:ステアリン酸ナトリウム ・d−1:炭素数12の飽和アルコールにエチレンオキ
サイドを平均21モル付加させたもの ・d−2:ラウリン酸のジエタノールアミドにエチレン
オキサイドを平均20モル付加させたもの ・e−1:ステアリン酸モノ、ジ、トリグリセリド混合
物(モノ:ジ:トリ=60:35:5) ・f−1:塩化カルシウム ・f−2:色素(アシッドブルー9) ・f−3:香料。
【0035】<柔軟処理方法>バスタオル(木綿100
%)5枚を市販の弱アルカリ性洗剤(花王(株)製アタ
ック)を用いて洗濯機で洗浄した(東芝製2槽式洗濯機
VH−360S1、洗剤濃度0.0667重量%、水道
水30L使用、水温20℃、10分間)。その後洗浄液
を排出し、1分間脱水後、30Lの水道水を注水して5
分間すすぎを行い、排水後1分間脱水を行った。その後
再度30Lの水道水を注水した後、表1の組成物7gを
添加し5分間攪拌した。その後、脱水し自然乾燥させ
た。
【0036】<風合いの評価>上記処理を行ったバスタ
オルの風合いを10人のパネラー(30代男性5人、2
0代女性5人)により下記の基準で評価した。これらの
平均点を求め、平均点が1未満を○、1以上1.5未満
を△、1.5以上を×として表1に示した。 さっぱりした風合いであり油っぽさが全くない…0 やや油っぽさがあるがさっぱりした風合いがある。…1 油っぽい風合いがする…2 非常に油っぽい風合いである…3。
【0037】<ゲル化防止効果の評価>三商社製100
mlポリプロピレンビーカーの重量を測定し、表1の柔
軟剤組成物を10ml入れた後、逆さにして12時間放
置した。再度10ml添加し、逆さにして12時間放置
した。ビーカーを逆さにすることで柔軟剤組成物が排出
され、ビーカー壁面には柔軟剤組成物が付着する。この
操作を5回繰り返し、最終の放置後の重量を測定した。
重量増加率を下記の式で求めた。重量増加率が低いほど
ゲル化が抑制されていることを示す。 重量増加率=(放置後重量*−ビーカー重量)/ビーカ
ー重量×100(%) *放置後重量:最終放置後のビーカーの重量
【0038】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 信之 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 田方 秀次 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4L033 AC02 BA11 BA14 BA21 BA63 BA85

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)分子中に、4級アンモニウム基及
    び3級アミノ基から選ばれる基を2つ以上有し、炭素数
    8〜36のアルキル基及びアルケニル基から選ばれる基
    を1つ以上有する化合物3〜50重量%、(b)下記式
    (1)から求められるδが20〜40の化合物0.5〜
    20重量%、(c)陰イオン界面活性剤0.5〜30重
    量%並びに(d)非イオン界面活性剤0.1〜10重量
    %を含有する柔軟剤組成物。 δ=[(14820+99.2Tb+0.084Tb2)/V]1/2 (1)〔式中、Tbは沸点(°K)、Vは20℃におけるモル容積である。〕
  2. 【請求項2】 (a)成分が下記一般式(2)の化合物
    である請求項1記載の柔軟剤組成物。 R1−[A−P]n−[B−Q]m−C−R2・aX- (2) 〔式中、R1、R2は、少なくとも一方はエステル基又は
    アミド基で分断されていてもよい炭素数8〜36のアル
    キル基又はアルケニル基であり、他方は炭素数1〜5の
    アルキル基又はヒドロキシアルキル基である。A、B、
    Cは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ−N+(R
    3)(R4)−又は−N(R5)−で表される基である。ここで
    3、R4、R5は、同一でも異なっていてもよく、炭素
    数1〜5のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であ
    る。P、Qはエステル基、エーテル基又はアミド基で分
    断されていてもよく、また、ヒドロキシ基又はエーテル
    基で置換されていてもよい炭素数1〜5のアルキレン基
    である。aはA、B、C中の−N+(R3)(R4)−の数で
    ある。nは1〜3の数、mは0〜2の数である。X-
    陰イオンである。〕
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