JP2002127461A - 改善された記録ヘッド回復機構を有する記録装置 - Google Patents

改善された記録ヘッド回復機構を有する記録装置

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JP2002127461A
JP2002127461A JP2001278666A JP2001278666A JP2002127461A JP 2002127461 A JP2002127461 A JP 2002127461A JP 2001278666 A JP2001278666 A JP 2001278666A JP 2001278666 A JP2001278666 A JP 2001278666A JP 2002127461 A JP2002127461 A JP 2002127461A
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cap
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ink
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JP2001278666A
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Kentaro Onuma
健太郎 大沼
Tadashi Hanabusa
端 花房
Tetsuhiro Nitta
哲弘 新田
Hiromitsu Hirabayashi
弘光 平林
Shinji Kanemitsu
伸二 金光
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    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
    • B41J2/16511Constructions for cap positioning

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体上への記録を実施するための記録装
置を提供する。 【解決手段】 記録装置は、記録媒体を走査するため
に、横方向にスライドするように取り付けられ、記録中
に、記録媒体より上の複数の所定位置まで離間する方向
に移動可能であるキャリッジと、そのキャリッジに取り
付けられ、内部に配置された吐出ノズルを備えるインク
吐出面を有する記録ヘッドとを備え、吐出ノズルは、記
録媒体上にインクを吐出するためのものであり、また、
キャリッジが回復機構より上に位置するとき、記録ヘッ
ドの回復を実施する回復機構を備え、回復機構は、キャ
リッジを係合し、回復機構より上の所定の位置まで、キ
ャリッジを垂直方向に動かすキャリッジ・レバーを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドを良好
な印刷状態に保持するための、印刷装置における記録ヘ
ッドの改善された回復機構を備えた記録装置等に関す
る。より具体的には、本発明は、インク・ジェット記録
装置における記録ヘッドの改善された回復機構であっ
て、回復操作中の記録ヘッドの正確な配置、使用しない
時のキャップとワイパの保護、予備吐出リングと拭き取
りの同時操作、記録ヘッド・キャッピング、および分割
した複数部分のワイパブレードによる改善された拭き取
りを含む改善された回復機構を備えた記録装置等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インク・ジェット・プリンタなどの印刷
装置は、記録ヘッドからインクを吐出しながら、印刷媒
体を横切って記録ヘッドを搬送するキャリッジを走査す
ることによって、紙または他の材料シートなどの印刷媒
体に画像を印刷する。具体的には、副走査方向である、
搬送方向に垂直な印刷媒体を横切る主走査方向にキャリ
ッジを走査する。キャリッジが印刷媒体を横切って主走
査方向に動く際に、記録ヘッドはインクを吐出して、1
つの線に対応する画像部分を作成する。1つの線に対応
する画像部分を完了した後、印刷媒体は副走査方向に所
定の量だけ搬送され、その後、次の線に対応する画像部
分を印刷する。これらの操作は、画像全体が印刷媒体に
印刷されるまで、反復される。
【0003】そのようなインク・ジェット印刷装置は、
小さいサイズで設計および構築することができ、また、
高解像度の画像を安いランニング・コストで通常の紙に
高速印刷することが可能なので、有利である。さらに、
そのようなインク・ジェット印刷装置は、キャリッジに
取り付けられている記録ヘッド、または複数の記録ヘッ
ドに異なる色のインクを使用することによって、カラー
画像を印刷することができる。異なるインクの組合せを
使用して、望ましいカラー画像と解像度を達成すること
ができる。例えば、黒色インクのみを使用する複数の記
録ヘッドをテキストの印刷に使用することができ、1つ
の記録ヘッドが黒色インクを使用し、他の記録ヘッドが
カラー・インクを使用する複数の記録ヘッドを使用し
て、カラー画像を創出することができる。また、望まし
い結果のために、インクの異なるタイプを使用すること
が可能である。例えば、黒色インクとカラー・インクと
して染料インクまたは顔料インクを使用することが可能
である。
【0004】さらに、反応インクを使用して、インクが
記録ヘッドから吐出される際に、印刷媒体上にインクを
迅速に固定することを達成することが可能である。例え
ば、1つの記録ヘッドを使用して、陰イオン(陽イオン
を搬送)である黒色インクを吐出することが可能であ
り、他の記録ヘッドを使用して、陽イオン(陰イオンを
搬送)であるカラー・インクを吐出することが可能であ
る。その際、インクは印刷媒体および/または互いに反
応し、その結果インクは印刷媒体上に迅速に固定され
る。このようにして、反応インクを使用して、印刷媒体
上における黒色インクとカラー・インクの間のにじみを
防止することができ、それにより、望ましい解像度のカ
ラー画像を達成することができる。
【0005】通常、いくつかのインクの吐出ノズルは、
記録ヘッドから印刷媒体上にインクを吐出するために、
記録ヘッドのインク吐出面に配置されている。インク吐
出面と吐出ノズルは、印刷媒体に到達しなかった残留イ
ンクで汚染されることがあることを理解することができ
る。例えば、吐出ノズルからインクを吐出中に、インク
粒子の細かいミストがインク・ジェット印刷装置に存在
する可能性があり、それが記録ヘッドのインク吐出面に
付着する可能性がある。
【0006】さらに、ペーパ・パウダ、ほこり、および
他の汚染物質が、不注意から、記録ヘッドのインク吐出
面に付着する可能性がある。そのような汚染物質は、適
切にインクを記録媒体上に吐出する吐出ノズルの能力を
損なうことがあり、それにより、印刷媒体上に記録され
た画像の質とインク・ジェット印刷装置の全体の効率を
損なうことがある。これは、2つの異なるタイプのイン
クが、1つの記録ヘッドまたは別々の記録ヘッドにあ
る、2つの異なる吐出ノズルの吐出口群から吐出される
とき、特に問題である。そのような装置では、異なるタ
イプのインクの相互汚染が、吐出ノズルの異なる吐出口
群のそれぞれのインク吐出面上で生じることがある。例
えば、黒色インクの記録ヘッドから吐出された黒色イン
クが、印刷中に、不注意から、カラー・インクの記録ヘ
ッドのインク吐出面に付着し、それにより、カラー・記
録ヘッドの吐出ノズルをブロックする可能性がある。さ
らに、しばしば異なるタイプのインクが反応して、イン
ク吐出面上で組み合わせたインクが固化することにな
り、または、反応インクの場合、インク吐出面に迅速か
つ強力に固定され、それにより、インク吐出面のそれぞ
れの吐出ノズルの操作を損なうことになる。
【0007】これらの理由により、インク・ジェット印
刷装置は、しばしば、記録ヘッドからの良好な印刷の質
を保持するために、記録ヘッドのインク吐出面のあるタ
イプの回復を実施する機能を有する。例えば、従来のイ
ンク・ジェット印刷装置は、しばしば、記録ヘッドに関
する回復操作を実施する回復システムを有する。そのよ
うな回復システムは、しばしば、キャリッジの主走査方
向ではあるが、記録媒体の印刷領域外に配置されてい
る。従来の回復システムは、しばしば、記録ヘッドと係
合しそれを封止するように成形されている少なくとも1
つのキャップを含み、それにより、使用していないとき
に、記録ヘッドのインク吐出面を保護する。さらに、キ
ャップが記録ヘッドに係合しているとき、記録ヘッドの
インク吐出面と吐出ノズルから望ましくない汚染物質を
除去するために、パージ・ポンプなどの吸込み装置が、
しばしばキャップに接続されている。さらに、通常の回
復システムは、また、記録ヘッドのインク吐出面と吐出
ノズルから汚染物質と付着物を拭き取るためのワイパブ
レードを含む。しばしば、これらの回復操作の組合せを
使用して、記録ヘッドの印刷の質を回復する。例えば、
まず、記録ヘッドが上に取り付けられているキャリッジ
を回復システムの領域に移動させる。次いで、キャップ
を記録ヘッドに係合させ、吸込み装置によって負の圧力
を加えて、残留インクなどの汚染物質を記録ヘッドの吐
出ノズルとインク吐出面から引き出す。
【0008】選択肢として、印刷前に吐出ノズルをクリ
ーニングするために、記録ヘッドに命令して、所定の量
のインクを吐出させる予備吐出操作を実施することも可
能である。そのような予備吐出操作は、キャップが記録
ヘッドに係合しているときに実行することが可能であ
り、または、キャップを係合させずに実行することが可
能である。次いで、キャップを記録ヘッドからはずし、
その後、ワイパブレードを使用して、記録ヘッドのイン
ク吐出面を拭き取る。このようにして、可能な限り良好
な状態に記録ヘッドの印刷の質を保持するために、前述
した回復操作を使用する。
【0009】従来の回復システムを使用して、記録ヘッ
ドのインク吐出面と吐出ノズルから汚染物質と残留イン
クを除去する際に、そのような回復システムでは、多く
の場合、記録ヘッドの良好な印刷状態を十分保持するこ
とができない。例えば、上述した回復システムを備える
従来のインク・ジェット印刷装置では、回復操作中に、
記録ヘッドが、回復システムより上の所定の高さに常に
配置されていることがしばしば想定される。この所定の
高さは、ワイパブレードの全長を収容するのに好まし
く、それにより、記録ヘッドのインク吐出面を一貫して
拭き取ること、ならびに、拭き取り中に、ワイパブレー
ドから記録ヘッドに安全で一定な圧力を加えることを保
証する。さらに、また、回復システムより上の所定の高
さを想定することにより、記録ヘッドを損傷することな
く、記録ヘッドの効果的な係合のためにキャップを配置
する、既知のキャッピング位置を使用することが容易に
なる。
【0010】しかし、多くの事例では、記録ヘッドと回
復システムの実際の距離は、各部分の機械的な許容度に
よって生じる位置の変動に対処する工場の調節のために
変動する。例えば、印刷方向にキャリッジの移動を誘導
するために提供されているガイド・シャフトは、キャリ
ッジの所定の位置を満たすように調節される。さらに、
キャリッジの高さは、印刷中に、記録媒体の厚さに対処
するように調節することが可能であり、それにより、回
復操作中に、回復システムより上のキャリッジの高さに
影響を与える。したがって、そのような状態により、記
録ヘッドと回復システムに間のギャップが、1つの回復
操作から次の操作まで一貫していないとき、拭き取りと
キャッピングの操作の結果も一貫していないことにな
る。
【0011】また、従来の回復システムは、インク・ジ
ェット印刷装置で異なるインクを使用する場合に、記録
ヘッドを良好な印刷状態に維持するには不十分である可
能性がある。2つの異なるタイプのインクを使用する2
つの異なる記録ヘッドを使用する場合、または、2つの
異なるタイプのインクを吐出する2つの吐出ノズルの吐
出口群を含む1つの記録ヘッドを使用する場合、それぞ
れのインク吐出面上における2つの異なるタイプのイン
クの相互汚染によって引き起こされる問題が生じること
がある。例えば、染料インクおよび顔料インクまたは反
応インクなど、2つの異なるタイプのインクを使用する
とき、各キャップが各特定タイプのインクの吐出ノズル
吐出口群をキャッピングするために専用である、2つの
別々のキャップを使用することが好ましい。このように
して、キャッピング中に各キャップ上におけるインクの
相互汚染を低減し、それにより、続いて起きるキャップ
から各吐出ノズルへの相互汚染を低減する。しかし、記
録ヘッドの印刷操作中に、各キャップは暴露されたまま
であり、したがって、キャップが受け取ることを意図し
ていないインクの付着物による相互汚染を受けやすい。
【0012】さらに、キャップは、ペーパ・パウダ、ほ
こりなどの他のソースから、および/またはインク・ジ
ェット印刷装置のユーザによる不適切な取扱いから、汚
染および損傷を受けやすい。上記で議論したように、イ
ンクの相互汚染により、インクがキャップに固定される
ことがあり、それにより、キャップが記録ヘッドに十分
な封止を形成する能力を低減することになる。さらに、
キャップ上に存在する相互汚染されたインクは、キャッ
ピング操作中に、そのキャップのそれぞれの記録ヘッド
のインク吐出面に移動することがあり、それにより、記
録ヘッドを汚染し、記録ヘッドの吐出オリフィスの印刷
状態を損なうことがある。
【0013】また、2つの異なるタイプのインクを使用
することにより、ワイパブレードの汚染を生じることが
ある。残留インクの粒子が、印刷オペーション中に、不
注意からインク・ジェット印刷装置内に分散し、ワイパ
ブレードを使用していないときに、ワイパブレードに付
着することがあり、それにより、ワイパブレード上にイ
ンクの相互汚染を創出することがある。そのような相互
汚染は、記録ヘッドのインク吐出面の拭き取り中に、ワ
イパブレードの効果を低減することがある。さらに、2
つの異なる種類のインクで相互汚染されているワイパブ
レードにより、拭き取り操作中に、異なるタイプのイン
クで記録ヘッドのインク吐出面を汚染することによっ
て、記録ヘッドを損傷することがある。また、ワイパブ
レードは、使用していないときに環境に暴露されたまま
であるとき、他の損傷および汚染を受けやすい。したが
って、暴露されたワイパブレードは、ほこりやペーパ・
パウダなど、他の汚染物質の影響を受けやすく、また、
インク・ジェット記録装置のユーザによる不適切な取扱
いから損傷を受けやすい。
【0014】上記の問題の他に、通常の回復システム
は、しばしば、記録ヘッドのインク吐出面と吐出オリフ
ィスに付着し、その上で乾いた残留インクを除去するに
は不十分である。1つの可能な解決法は、記録ヘッドを
拭き取る前に、乾燥した残留インクの一部を溶解するた
めに、記録ヘッドから限定された量のインクを吐出する
予備吐出操作を実施することである。しかし、予備吐出
操作を回復システムの付近で実施する場合、それによ
り、キャップ、ワイパ、および他の部分をインクで汚染
する可能性がある。また、望ましくない人工産物が記録
された画像上に生じないようにするために、そのような
予備吐出操作は、記録媒体から離れて実施することが好
ましい。そのような問題に対する1つの可能な解決法
は、回復システムから離れた位置で予備吐出リングを実
施することである。そのような場合、予備吐出リング後
に、拭き取りのために、記録ヘッドを拭き取りブレード
の位置に移動させるのに必要な時間のために、拭き取り
前に予備吐出・インクを乾燥させることがあり、それに
より、予備吐出操作の効果を低減することがある。
【0015】さらに、別々の予備吐出領域が、やはり記
録媒体の領域外にあり、かつ回復システムから離れてい
るキャリッジの走査方向に取られている場合、インク・
ジェット印刷装置のサイズは、対応して、予備吐出領域
を収容するように増大される。また、2つの異なるタイ
プのインクを単一の記録ヘッドまたは2つの別々の記録
ヘッドで使用するとき、別々の予備吐出領域は、異なる
タイプのインクを受け取ることが望ましい。そうでない
場合、汚染されたインクによって影響を受けた部分の性
能を損なう可能性がある予備吐出リング中に、インクの
相互汚染が、インク・ジェット印刷装置内に生じる可能
性がある。
【0016】また、非常に迅速または強制的にキャップ
を記録ヘッドにはめるとき、記録ヘッドのキャッピング
中に、従来のインク・ジェット印刷装置に問題が生じ
る。例えば、記録ヘッドに係合させるために、キャッピ
ング操作中に、非常に迅速にキャップを上昇させる場
合、または、大き過ぎる圧力でキャップを記録ヘッドに
はめる場合、キャップが、記録ヘッドのインク吐出面と
吐出オリフィスを損傷することがある。さらに、前述の
状態は、キャッピング操作中に、キャップと記録ヘッド
の間に正の圧力を創出することがあり、それにより、空
気を吐出ノズルに通過させ、その結果吐出ノズルを通っ
て記録ヘッド内に空気と空気バブルを導入することによ
って、記録ヘッドとインク供給システムを損傷すること
がある。
【0017】最後に、インク・ジェット印刷装置で2つ
の異なるタイプのインクを使用することにより、すべて
の吐出ノズルを拭き取るために、単一のワイパブレード
を使用するとき、1つの記録ヘッド上または2つの別々
の記録ヘッド上にある、吐出ノズルのそれぞれの吐出口
群の相互汚染を生じることがある。例えば、各々が異な
るタイプのインクを吐出する、吐出ノズルの2つの異な
るセットを拭き取るために、単一のワイパブレードを使
用することにより、単一のワイパブレード上で、2つの
異なるインクが混合することがあり、それにより、後の
拭き取り中に、相互汚染と吐出オリフィスの損傷を生じ
ることがある。さらに、不均一な記録ヘッド表面を有す
る記録ヘッドを使用する場合、単一の平坦なワイパブレ
ードでは、ワイパブレードの縁が、記録ヘッドの不均一
なインク吐出面によってひずむことになるので、記録ヘ
ッドのインク吐出面を効果的に拭き取ることができな
い。そのような場合、ワイパブレードは、インク吐出面
の領域をスキップすることになり、したがって、インク
吐出面から残留インクを取り除くには不十分になる。
【0018】上記で議論した従来の回復システムに関す
る問題を考慮すると、記録ヘッドの印刷の質を良好な状
態に回復することについて、改善が必要である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、回復操作中
の回復機構に関する記録ヘッドの正確な配置、非使用時
のキャップとワイパの保護、予備吐出リングと拭き取り
の同時操作、弱めた記録ヘッド・キャッピング、および
分割した複数部分のワイパブレードによる記録ヘッドの
改善された拭き取りを含む、インク・ジェット印刷装置
における記録ヘッドの改善された回復を提供することに
よって、前述した内容に取り組む。
【0020】
【課題を解決するための手段】一態様によれば、本発明
は、記録媒体上への記録を実施するための印刷装置の良
好な印刷状態を保持することに関する。印刷装置には、
印刷中に、記録媒体を走査するために、横方向にスライ
ドするように印刷装置に取り付けられ、複数の所定の距
離まで垂直方向に移動可能であるキャリッジと、キャリ
ッジに取り付けられている記録ヘッドが含まれる。記録
ヘッドは、記録媒体上にインクを吐出するために、内部
に配置された吐出ノズルを備えるインク吐出面を有す
る。良好な印刷状態は、印刷装置に配置されている回復
機構に隣接する位置まで、キャリッジを横方向に移動さ
せ、回復機構に接続されているキャリッジ・レバーを上
昇させて、キャリッジをキャリッジ・レバーで係合し、
回復機構より上の所定の位置までキャリッジ・レバーで
キャリッジを垂直方向に移動させ、キャリッジを所定の
位置に保持しながら、記録ヘッドの回復操作とキャッピ
ング操作の一方を実施し、所定の位置から離れるように
キャリッジ・レバーでキャリッジを垂直方向に移動さ
せ、キャリッジ・レバーを下げてキャリッジをキャリッ
ジ・レバーからはずすことによって保持される。
【0021】回復操作中または印刷装置の輸送中に、キ
ャリッジが横方向に移動することを防止するために、ロ
ック・ピンがキャリッジ・レバーに提供されており、ま
た、キャリッジ・レバー・サポートを使用して、キャリ
ッジ・レバーを回転し、キャリッジを移動させることが
好ましい。さらに、キャリッジ・レバーがキャリッジを
所定の位置より高く移動させることを防止するために、
制限ポストを使用することが好ましい。
【0022】前述の内容のために、キャリッジと記録ヘ
ッドは、記録ヘッドのプリント状態をより正確に回復す
ることを提供するために、拭き取りやキャッピングなど
の回復操作中に、適所に保持され、同時に、そのような
回復操作中に、記録ヘッドの汚染と損傷は低減される。
【0023】他の態様によれば、本発明は、記録媒体上
への記録を実施するための印刷装置の良好な印刷状態を
保持することに関する。印刷装置には、記録媒体を走査
するために、第1横方向にスライドするように印刷装置
に取り付けられているキャリッジと、キャリッジに取り
付けられている記録ヘッドが含まれる。記録ヘッドは、
内部に第1ノズル吐出口群と第2ノズル吐出口群が配置
されたインク吐出面を有し、吐出ノズルの各セットは、
記録媒体上に異なるタイプのインクを吐出するためのも
のである。良好な印刷状態は、まず、回復機構のワイパ
・ベースを、ワイパ・ベースが回復機構に設けられてい
る第1キャップと第2キャップをカバーするカバー位置
まで移動させ、ワイパ・ベースは上に取り付けられたワ
イパブレードを有し、ワイパ・ベースがカバー位置にあ
るとき、ワイパブレードは、ワイパブレード・カバーに
よってカバーされており、次に、画像を記録媒体上に記
録するために、第1横方向に記録ヘッドを走査しなが
ら、第1ノズル吐出口群と第2ノズル吐出口群からイン
クを吐出し、次いで、回復機構に隣接する位置まで記録
ヘッドを移動させ、最後に、記録ヘッドのキャッピング
操作と拭き取り操作の一方を実施するために、カバー位
置から離れるようにワイパ・ベースを移動させ、第1キ
ャップと第2キャップおよびワイパブレードのカバーを
はずすことによって保持される。
【0024】ワイパ・ベースは、記録ヘッドによる印刷
中に、インクの汚染からキャップとワイパブレードを保
護する上面を有することが好ましい。上面は、予備吐出
操作中に、第1ノズル吐出口群と第2ノズル吐出口群か
らインクを受け取るように配置されている第1予備吐出
領域と第2予備吐出領域を含むことが好ましい。ワイパ
ブレードは、第1予備吐出領域と第2プリフィア領域の
両方を横切る方向において、ワイパブレードに取り付け
られていることが好ましい。
【0025】前述の内容のために、キャップとワイパブ
レードは、印刷中にインクの汚染から保護されており、
それにより、後の記録ヘッドのキャッピングと拭き取り
の操作中に、記録ヘッドの汚染が低減される。また、予
備吐出領域の位置がワイパブレードに近いことにより、
記録ヘッドをより効果的にクリーニングにするために、
予備吐出操作と拭き取り操作を同時に実施することが可
能になり、キャップなどの他の部分を汚染することが低
減される。
【0026】他の態様では、本発明は、記録媒体上への
記録を実施するための印刷装置の良好な印刷状態を保持
することに関する。印刷装置には、記録媒体を走査する
ために、横方向にスライドするように印刷装置に取り付
けられているキャリッジと、キャリッジに取り付けられ
ている記録ヘッドが含まれる。記録ヘッドは、記録媒体
上にインクを吐出するために内部に配置されている吐出
ノズルを備えるインク吐出面を有する。良好な印刷状態
は、回復機構に隣接する位置までキャリッジを横方向に
移動させ、回復機構に配置されているキャッピング機構
のキャップ・レバー・サポートを回転させることによっ
て保持される。キャップ・レバー・サポートは、第1端
部と第2端部を有し、第1端部は、旋回するように回復
機構に取り付けられており、第2端部は、記録ヘッドに
キャッピングするためのキャップを支持するキャップ・
レバーの第2端部に接続されている。キャップ・レバー
は、旋回するように回復機構に取り付けられている第1
端部を有し、キャッピング機構はさらに、キャップ・レ
バーとキャップ・レバー・サポートの間に配置されてい
るキャップ・レバー・スプリングを含む。キャップ・レ
バー・サポートの回転により、キャップ・レバーが回転
して、キャップが上昇し、記録ヘッドを係合してキャッ
ピングする。その間、記録ヘッドに対するキャップの力
は、キャップ・レバー・スプリングによって弱められ
る。
【0027】キャップは、ゴムから作成され、キャップ
・レバーによって直接支持されているキャップ・ベース
上のキャップ・ホルダに取り付けられていることが好ま
しい。キャップ・レバー・サポートは、モータによって
駆動されるキャップ・カムによって回転されることが好
ましい。キャップ・レバー・リターン・スプリングは、
キャップを使用していないとき、キャリッジの走査経路
の外部にある位置にキャップ・レバーをバイアスするた
めに、キャップ・レバー・サポートに接続されているこ
とが好ましい。
【0028】前述の内容のために、キャップは、キャッ
ピング操作中に記録ヘッドまで上昇し、キャップング中
に、記録ヘッドと記録ヘッド・インク供給を損傷しない
ように低減した力で、記録ヘッドと係合する。
【0029】他の態様によれば、本発明は、記録媒体上
への記録を実施するための印刷装置の良好な印刷状態を
保持することに関する。印刷装置には、記録媒体を走査
するために、横方向にスライドするように印刷装置に取
り付けられているキャリッジと、キャリッジに取り付け
られている記録ヘッドが含まれる。記録ヘッドは、複数
のインク吐出面部分からなる不均一なインク吐出面を有
し、第1ノズル吐出口群は、インク吐出部分の一方に配
置され、第2ノズル吐出口群は、インク吐出面部分の他
方に配置され、各吐出ノズルは、記録媒体上にインクを
吐出するためのものである。良好な印刷状態は、複数の
スリットで複数のブレード部分に分割されているワイパ
ブレードに隣接する第1拭き取り位置までキャリッジを
横方向に移動させ、ワイパブレードで記録ヘッドのイン
ク吐出面を拭き取ることによって実施される。ワイパブ
レードの各ブレード部分は、インク吐出面のそれぞれの
インク吐出面部分を拭き取る。
【0030】キャリッジが第1拭き取り位置にあると
き、インク吐出面を拭き取り、次いで、キャリッジを第
2拭き取り位置に移動させた後、再び拭き取り、これに
より、キャリッジが第1拭き取り位置にあったとき、ワ
イパブレード・スリットに対応していたインク吐出面の
拭き取っていない部分を拭き取ることが好ましい。さら
に、第1拭き取り位置における拭き取り実行時間は、第
2拭き取り位置における拭き取り実行時間と異なる。ま
た、ワイパブレードをクリーニングするために、ワイパ
ブレード・クリーナが提供されていることが好ましく、
ワイパブレード・クリーナは、複数のブレード部分を収
容するために、複数のクリーニング表面セクションを有
する。
【0031】前述の内容のために、ワイパブレードを使
用して、不均一な記録ヘッドインク吐出面を効果的に拭
き取り、異なるタイプのインクを吐出する異なるインク
吐出面部分をクリーニングするブレード部分間における
ワイパブレード上のインクの相互汚染を低減する。ワイ
パブレードは、ワイパブレード上でインクの相互汚染を
創出せずに、異なるワイパブレード部分を効果的にクリ
ーニングするために、対応するワイパブレード・クリー
ナを有する。このようにして、拭き取り中の相互汚染と
記録ヘッドのインク吐出面の損傷は低減され、インク吐
出面は、より効率的に拭き取られる。
【0032】他の態様によれば、本発明は、記録媒体上
への記録を実施するための印刷装置の良好な印刷状態を
保持することに関する。印刷装置には、記録媒体を走査
するために、横方向にスライドするように印刷装置に取
り付けられているキャリッジと、キャリッジに取り付け
られている記録ヘッドが含まれる。記録ヘッドは、複数
のインク吐出面部分からなる不均一なインク吐出面と、
インク吐出面部分の一方に配置された第1ノズル吐出口
群と、インク吐出面部分の他方に配置された第2ノズル
吐出口群とを有し、各吐出ノズルは、記録媒体上にイン
クを吐出するためのものである。良好な印刷状態は、回
復機構のワイパ・ベースを、ワイパ・ベースが回復機構
に配置されている第1キャップと第2キャップをカバー
するカバー位置まで移動させることによって保たれる。
ワイパ・ベースは、その上に取り付けられているワイパ
ブレードを有し、ワイパ・ベースがカバー位置にあると
き、ワイパブレードはワイパブレード・カバーによって
カバーされており、これにより、使用していないときに
キャップとワイパブレードを保護する。ワイパ・ベース
はさらに、予備吐出回復操作中に、それぞれ第1ノズル
吐出口群と第2ノズル吐出口群から吐出されたインクを
受け取るために、ワイパ・ベース上に配置された第1予
備吐出領域と第2予備吐出領域を含む。
【0033】良好な印刷状態はさらに、回復機構に隣接
する位置までキャリッジを横方向に移動させ、回復機構
に接続されているキャリッジ・レバーを上昇してキャリ
ッジをキャリッジ・レバーと係合させ、回復機構より上
の所定の位置まで、キャリッジ・レバーでキャリッジを
垂直方向に動かし、キャリッジが所定の位置にあると
き、記録ヘッドの予備吐出操作と拭き取り操作を実施す
ることによって保持される。第1予備吐出領域と第2予
備吐出領域は、予備吐出操作中に、第1ノズル吐出口群
と第2ノズル吐出口群から吐出されたインクを受け取
り、拭き取り操作は、複数のスリットによって複数のブ
レード部分に分割されているワイパブレードで実施さ
れ、各ブレード部分は、インク吐出面の各インク吐出面
部分を拭き取るためのものである。また、カバー位置か
ら離れるようにワイパ・ベースを移動させて、第1キャ
ップと第2キャップのカバーをはずし、回復機構に配置
されているキャッピング機構のキャップ・レバー・サポ
ートを回転させるという機能が含まれる。キャップ・レ
バー・サポートは、第1端部と第2端部を有し、第1端
部は、旋回するように回復機構に取り付けられており、
第2端部は、記録ヘッドをキャッピングする第1キャッ
プと第2キャップを支持するキャップ・レバーの第2端
部に接続されており、キャップ・レバーは、旋回するよ
うに回復機構に取り付けられている第1端部を有し、キ
ャッピング機構はさらに、キャップ・レバーとキャップ
・レバー・サポートの間に配置されているキャップ・レ
バー・スプリングを含む。これにより、第1キャップと
第2キャップを上昇させて、記録ヘッドを係合してキャ
ッピングし、その間、記録ヘッドに対する各キャップの
力は、キャップ・レバー・スプリングによって弱められ
ている。
【0034】印刷状態を良好に保持することにはさら
に、キャップが記録ヘッドに係合しているとき、吸込み
力を記録ヘッドのインク吐出面に加え、キャップ・レバ
ー・サポートを回転して、第1キャップと第2キャップ
を記録ヘッドから下げ、所定の位置から離れるようにキ
ャリッジ・レバーでキャリッジを垂直方向に移動させ、
キャリッジ・レバーを下げて、キャリッジをキャリッジ
・レバーからはずすことが含まれる。
【0035】回復操作中または印刷装置の輸送中に、キ
ャリッジが横方向に移動することを防止するために、ロ
ック・ピンがキャリッジ・レバーに提供されており、キ
ャリッジ・レバー・サポートを使用して、キャリッジ・
レバーを回転してキャリッジを移動させることが好まし
い。ワイパ・ベースは、記録ヘッドによる印刷中に、イ
ンクの汚染からキャップとワイパブレードを保護するた
めに、上面を有することが好ましく、上面は、予備吐出
操作中に、第1ノズル吐出口群と第2ノズル吐出口群か
らインクを受け取るように配置されている第1予備吐出
領域と第2予備吐出領域を含む。キャップはゴムで作成
され、キャップ・レバーによって直接支持されているキ
ャップ・ベースのキャップ・ホルダに取り付けられてい
ることが好ましい。インク吐出面は、キャリッジが第1
拭き取り位置にあるときに拭き取られ、次いで、キャリ
ッジが第2拭き取り位置に移動した後、再び拭き取られ
ることが好ましい。これにより、キャリッジが第1拭き
取り位置にあったとき、ワイパブレード・スリットに対
応していたインク吐出面の拭き取っていない部分が拭き
取られる。第2拭き取り位置は、インク吐出面を拭き取
る主目的に役立つ第1拭き取り位置と比較して、二次的
である。
【0036】したがって、第2拭き取り位置における拭
き取りは、第1拭き取り位置における拭き取りほど頻繁
に実施されない可能性がある。第2拭き取り位置を第1
拭き取り位置ほど頻繁に使用しないことが可能である場
合でも、第2拭き取り位置を使用することは、インク吐
出面の拭き取っていない部分を拭き取るために効果的で
ある。第1拭き取り位置における拭き取り実行時間は、
第2拭き取り位置における拭き取り実行時間と異なるこ
とが好ましい。また、ワイパブレードをクリーニングす
るために、ワイパブレード・クリーナが提供されている
ことが好ましく、ワイパブレード・クリーナは、複数の
ブレード部分を収容するために、複数のクリーニング表
面セクションを有する。
【0037】前述の内容のために、キャリッジと記録ヘ
ッドは、記録ヘッドの印刷状態のより正確な回復を提供
し、同時に記録ヘッドの汚染と損傷を低減するために、
拭き取りやキャッピングなどの回復操作中に、適所に保
持されている。また、キャップとワイパブレードは、印
刷中にインクの汚染から保護されており、予備吐出領域
の位置がワイパブレードに近いことは、予備吐出と拭き
取りの操作を同時に行い、キャップなど他の部分の汚染
を低減することを見込んでいる。さらに、キャッピング
中に、キャップを上昇させ、記録ヘッドとインク供給の
損傷を軽減するように、低減した力で記録ヘッドに係合
させる。また、改善されたワイパブレードを使用して、
不均一な記録ヘッドインク吐出面を効果的に拭き取り、
異なるタイプのインクを吐出する吐出ノズルをクリーニ
ングするブレード部分の間におけるワイパブレード上の
インクの相互汚染を低減する。対応するワイパブレード
・クリーナは、ワイパブレード上でインクの相互汚染を
創出せずに、効果的に異なるワイパブレード部分をクリ
ーニングする。したがって、記録ヘッドのプリント状態
の回復を改善することが達成される。
【0038】この簡単な概要は、本発明の性質を迅速に
理解することを可能にするために提供されてきた。本発
明のより完全な理解は、添付の図面に関する以下の好ま
しい実施形態の詳細な説明を参照することによって獲得
することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、本明細書で記述する本発
明に関して使用する計算設備の外見を示す図である。計
算設備1は、ホスト・プロセッサ2を含む。ホスト・プ
ロセッサ2は、マイクロソフト(登録商標)のWind
ows95など、ウィンドウイング環境を有するIBM
のコンピュータと互換性のあるコンピュータであること
が好ましい、パーソナル・コンピュータ(これ以降「P
C」)を備える。コンピュータ設備1は、カラー・モニ
タなどを備えるディスプレイ4、テキスト・データとユ
ーザ・コマンドを入力するキーボード5、および指示装
置(pointingdevice)6を備える。指示
装置6は、ディスプレイ4に表示された対象物を指示お
よび操作するマウスを備えることが好ましい。
【0040】計算設備1には、固定コンピュータ・ディ
スク8などのコンピュータ読取可読メモリ媒体とフロッ
ピ・ディスク・インタフェース9が含まれる。フロッピ
・ディスク・インタフェース9は、計算設備1がフロッ
ピ・ディスクに記憶されているデータ、アプリケーショ
ン・プログラムなどの情報にアクセスすることができる
手段を提供する。同様なCD−ROMインタフェース
(図示せず)は、計算設備1を備えることが可能であ
り、それにより、計算設備1は、CD−ROMに記憶さ
れている情報にアクセスすることができる。
【0041】ディスク8は、とりわけ、アプリケーショ
ン・プログラムを記憶し、それによって、ホスト・プロ
セッサ2は、ファイルを生成し、それらのファイルを操
作してディスク8に記憶し、ディスプレイ4を介してそ
れらのファイルのデータをオペレータに提示し、プリン
タ10を介してそれらのファイルのデータを印刷する。
ディスク8は、また、上述したように、Windows
95などのウィンドウイング・オペレーティング・シス
テムであることが好ましいオペレーティング・システム
を記憶する。また、装置ドライバがディスク8に記憶さ
れている。装置ドライバの少なくとも1つは、ソフトウ
ェア・インタフェースをプリンタ10のファームウェア
に提供するプリンタ・ドライバを備える。ホスト・プロ
セッサ2とプリント10のデータ交換について、以下で
より詳細に説明する。
【0042】図2と3は、それぞれプリンタ10の前面
図と背面図である。図2と3に示したように、プリント
10には、ハウジング11、アクセス・ドア12、自動
供給装置14、サイドガイド16、排出口20、吐出ト
レイ21、電源27、電源コード・コネクタ29、パラ
レル・ポート・コネクタ30、およびユニバーサル・シ
リアル・バス(USB)コネクタ33が含まれる。
【0043】ハウジング11は、画像を記録媒体上に印
刷するために、印刷操作を制御するプリント・エンジン
を含む、プリンタ10の内部作業を収容する。ハウジン
グ11には、アクセス・ドア12が含まれている。アク
セス・ドア12は、ユーザがプリンタ10の内部作業に
アクセスすることを可能にするために、具体的には、プ
リンタ10に装備されているインクタンクにアクセスす
ることを可能にし、ユーザが必要に応じてインクタンク
を変更または交換することができるように、手作業で開
閉することができる。また、アクセス・ドア12には、
LED23、電源スイッチ26、およびレジュームキー
24が含まれる。LED23は、プリンタの状態、すな
わちパワー・オン、印刷操作が進行中(明滅)、または
障害指示の表示を提供するために点灯するLEDとする
ことが可能である。電源スイッチ26を使用して、プリ
ンタをターン・オンおよびターン・オフすることが可能
であり、レジュームキー24を使用して、プリンタの操
作をリセットすることが可能である。
【0044】図2と3に示したように、自動供給装置1
4も、プリンタ10のハウジング11に含まれている。
自動供給装置14は、プリンタ10の媒体供給部分を画
定する。すなわち、自動供給装置14は、プリンタ10
が画像を印刷する、記録媒体を収納する。この点に関し
て、プリンタ10は、様々なタイプの記録媒体上に画像
を印刷することができる。これらのタイプには、普通
紙、高解像度紙、トランスペアレンシ、光沢紙、光沢フ
ィルム、バック・プリント・フィルム、ファブリック・
シート、Tシャツ・トランスファ、バブル・ジェット・
ペーパ、グリーティング・カード、パンフレットの紙、
バナー紙、厚紙などが含まれるが、これに限定されるも
のではない。
【0045】印刷中に、自動供給装置14内にスタック
されている個々のシートは、自動供給装置14からプリ
ンタ10を通って供給される。自動供給装置14は、サ
イドガイド16を含む。サイドガイド16は、自動供給
装置14内に異なる媒体サイズを収容するために、横方
向に移動可能である。これらのサイズには、レター、リ
ーガル、A4、B5、および封筒が含まれるが、これに
限定されるものではない。また、注文サイズの記録媒体
をプリンタ10と共に使用することができる。また、自
動供給装置14は、自動供給装置14に保持されている
記録媒体を支持するように延長可能な給紙トレイ31を
含む。使用していないとき、給紙トレイ31は、図2に
示したように、自動供給装置14のスロット内に収納さ
れている。
【0046】上述したように、媒体はプリンタ10を通
って供給され、吐出ポート20から吐出トレイ21内に
吐出される。吐出トレイ21は、図2に示したように、
ハウジング11から外向きに伸び、プリンタ10に吐出
する際に、記録媒体にリセプタクルを提供する。使用し
ていないとき、吐出トレイ21は、プリンタ10内に収
納することが可能である。
【0047】電源コード・コネクタ29を使用して、プ
リンタ10を外部AC電源に接続する。電源27を使用
して、外部電源からのAC電力を変換して、変換した電
力をプリンタ10に供給する。パラレル・ポート30
は、プリンタ10をホスト・プロセッサ2に接続する。
パラレル・ポート30は、IEEE−1284双方向ポ
ートを備えることが好ましく、それを介して、プリンタ
10とホスト・プロセッサ2の間でデータとコマンドが
伝送される。代替として、データとコマンドは、USB
ポート33を介してプリンタ10に伝送することができ
る。
【0048】図4と5は、それぞれプリンタ10の背面
切断透視図と前面切断透視図である。図4に示したよう
に、プリンタ10には、自動シート供給機14を備える
自動シート供給アセンブリ(ASF)、自動供給装置1
4から媒体を供給するために給紙軸38に取り付けられ
ている給紙ローラ32a、32b、および32cが含ま
れる。給紙軸38は、駆動ギヤ列42によって駆動され
る。駆動ギヤ列42は、ASFモータ41に接続され、
それによって駆動される一連のギアで作成されている。
駆動ギヤ列42については、図6Aと6Bを参照して、
以下でより詳細に記述する。ASFモータ41は、階段
状に増大(パルス)して回転するステッパ・モータであ
ることが好ましい。ステッパ・モータを使用することに
より、ASFを作動するたびに、モータが回転するステ
ップの数をカウントする能力が、回路ボード35に組み
込まれているコントローラに提供される。したがって、
あらゆる瞬間における給紙ローラの位置をコントローラ
によって決定することができる。また、給紙軸38は、
給紙ローラフラグ37aを含む。給紙軸が、ホーム位置
(初期化位置)に位置するとき、タブ37aは、給紙セ
ンサ37bの間に位置する。センサ37bは、タブ37
aがセンサ37bの間に位置するとき、タブ37aが光
線の連続性を遮断し、それにより、給紙軸がホーム位置
にあることを示すような光線センサである。
【0049】また、ページ・エッジ(PE)検出器レバ
ー58aとPEセンサ58bが図4に示されている。P
Eセンサ58aは、給紙センサ37bと同様のものであ
る。すなわち、それらは光線センサである。PEレバー
58aは、旋回するように取り付けられており、プリン
タ10を通って供給されている記録媒体のシートによっ
て作動される。記録媒体がプリンタ10を通って供給さ
れていないとき、レバー58aはホーム位置にあり、セ
ンサ58b間の光線の連続性を遮断する。記録媒体のシ
ートがプリンタを通って供給される際、まず給紙ローラ
によって、次いでLFローラ(以下で説明)によって、
記録媒体の前縁は、PEレバー58aと係合して、レバ
ーを旋回するように動かし、センサ58b間で光線の連
続性を確立することを可能にする。記録媒体の後縁がP
Eレバー58aに到達し、それによりレバー58aが記
録媒体から外れて、レバー58aが光線を遮断するホー
ム位置に戻ることを可能にするまで、記録媒体がプリン
タ10を通って供給されているとき、レバー58aは、
この位置にある。このようにPEセンサを使用して、記
録媒体のページがプリンタを通って供給されているとき
を感知し、センサは、そのようなフィードバックを回路
ボード35上のコントローラに提供する。
【0050】ASFギア・トレイン・アセンブリ42
は、図6Aと6Bに示したように出現することが可能で
ある。図6Aに示したように、ギア・トレイン・アセン
ブリ42は、ギア42a、42b、および42cを備え
る。ギア42bは、給紙軸38の縁に取り付けられてお
り、ASFモータ41が係合しているとき、シャフトを
回転させる。ギア42aは、ギア42bと係合し、自動
供給装置14のASFトレイ・デテント・アーム42e
と係合しているカム42dを含む。図6Aに示したよう
に、給紙軸38がホーム位置にあるとき、カム42d
は、デテント・アーム42eに対して押す。自動供給装
置14は、スプリング48によってバイアスされる、旋
回するように取り付けられている圧板50を含み、した
がって、カム42dがデテント・アーム42eと係合し
ているとき、自動供給装置14は押し下げられ、カム4
2dがデテント・アーム42eと係合していないとき
(図6Bに示したように)、圧板50が開放される。デ
テント・アーム42eを押し下げることによって、自動
供給装置14にスタックされている記録媒体は、給紙ロ
ーラ32a、32b、および32cから離れるように動
き、デテント・アーム42eを開放することにより、記
録媒体がローラに近づくことが可能になり、したがっ
て、ローラは、給紙軸が係合しているとき、記録媒体と
係合することができる。
【0051】図4に戻ると、プリンタ10は、印刷操作
中に、プリンタ10を通って記録媒体を供給するために
使用するLFモータ(ラインフィードモータ)34を含
む。LFモータ34は、LFギアトレイン40を介して、
LFピンチ・ローラ36aを含んでいる、LFシャフト
36を駆動する。LFギアトレイン40のギアトレイン
の割合は、LFモータ34の各パルスに対して、記録媒体
を1セットの量前進させるように設定されている。割合
は、LFモータ34の1つのパルスが、記録媒体の1つの
画素の解像度の前進に等しい記録媒体のLF量となるよ
うに設定することが可能である。すなわち、プリンタ1
0のプリントアウトの1つの画素の解像度が、600d
pi(1インチあたりのドット)である場合、ギアトレ
インの割合は、LFモータ34の1つのパルスが、記録媒
体の600dpiの前進となるように設定することが可
能である。代替として、割合は、モータの各パルスが、
1対1の割合ではなく、1つの画素の解像度の一部に等
しいLF量となるように設定することが可能である。LF
モータ34は、200ステップの2相パルス・モータを
備えることが好ましく、回路ボード35から受信した信
号コマンドに応答して制御される。当然、LFモータ34
は、200ステップの2相パルス・モータに限定されて
おらず、エンコーダを有するDCモータを含めて、あら
ゆる他のタイプのLFモータを使用することができる。
【0052】図5に示したように、プリンタ10は、一
方が黒色インクを印刷するノズルを有し、他方がシアン
・インク、マゼンタ・インク、およびイエロー・インク
を印刷するノズルを有する、2重記録ヘッドを使用して
画像を印刷する単一カートリッジ・プリンタである。具
体的には、キャリッジ45は、それぞれが異なる色のイ
ンクを含んでいるインクタンク43a、43b、43
c、および43dを収容することが好ましいカートリッ
ジ28を保有する。カートリッジ28とインクタンク4
3aから43dに関するより詳細な説明は、図7に関し
て以下で行う。カートリッジ45は、回路ボード35か
ら受信した信号コマンドに応答して、キャリッジモータ
39によって駆動される。具体的には、キャリッジモー
タ39は、ベルト25の動きを制御し、このベルトは、
ガイド軸51に沿ったキャリッジ45の垂直方向の併進
に備えている。この点に関して、キャリッジモータ39
は、ベルト25と、したがってキャリッジ45の双方向
の動きに備えている。この特徴のために、プリンタ10
は、双方向の印刷を実施することができる。すなわち、
左から右と右から左の両方から画像を印刷することがで
きる。
【0053】プリンタ10は、記録媒体しわ付けリブ5
9を含むことが好ましい。リブ59は、記録ヘッド・ノ
ズルのファイアリング周波数を調節することによって、
プリンタが補償することができる、望ましいしわ付けパ
ターンを記録媒体に誘導する。リブ59は、望ましいし
わ付け形状に応じて、一セットの距離を置いて配置され
ている。リブ59間の距離は、キャリッジモータ39の
モータ・パルスに基づくことが可能である。すなわち、
リブ59は、記録ヘッドが位置に到達するために、キャ
リッジモータ39が必要とするモータ・パルスの回数に
より配置することが可能である。例えば、リブ59は、
132パルスの増分で間隔をあけて配置することが可能
である。
【0054】また、プリンタ10は、プリンタ10の記
録ヘッド上で回復操作を実施するために、キャリッジ4
5の進行経路のホーム位置に配置されている回復機構6
0を含むことが好ましく、それにより、記録ヘッドは良
好な印刷状態に保持される。回復機構60には、予備吐
出・リセプタクル領域44a、44b、44c、ワイパ
ブレード46、および記録ヘッド・キャップ47a、4
7bが含まれる。予備吐出・リセプタクル44aと44
bは、キャリッジ45のホーム位置において回復機構6
0上に配置されており、リセプタクル44cは、印刷可
能領域の外部で、ホーム位置の反対側に配置されてい
る。印刷操作中に望ましいときに、記録ヘッドの予備吐
出操作を実施して、少量のインクを記録ヘッドからリセ
プタクル44a、44b、および/または44cに吐出
することが可能である。ワイパブレード46は、プリン
タに対して、前後に動くように作動される。キャリッジ
45がホーム位置に向かって動くとき、ワイパブレード
46は、カートリッジ28の各記録ヘッドを横切って前
後に動くように作動され、それにより、記録ヘッドから
余分なインクを拭き取る。記録ヘッド・キャップ47a
と47bは、キャリッジ45がホーム位置にあるとき、
記録ヘッドと係合し、かつそれからはずれるように、相
対的に上下運動するように作動される。ワイパブレード
46とキャップ47a、47bは、ギアトレイン(図示
せず)を介して、ASFモータ41によって作動され
る。また、ロータリ・ポンプ52が回復機構60に提供
されており、別々の管(図示せず)を介して、キャップ
47aと47bに接続されている。ポンプ52は、ギア
トレイン(図示せず)を介してLFシャフト36に接続
されており、反対方向にLFモータ34を動かすことによ
って作動される。
【0055】キャップ47aと47bが記録ヘッドと係
合するように作動されるとき、機密性の封止を形成し、
したがって、記録ヘッド・ノズルから管を通って廃棄イ
ンク容器(図示せず)にインクを吸い込むように、ポン
プ52によって、管とキャップ47a、47bを経て、
吸込みが加えられる。また、キャップ47aと47b
は、ほこり、よごれ、およびくずから記録ヘッドのノズ
ルを保護する。また、回復機構60には、ワイパ・ベー
ス62、キャリッジ・レバー64、およびワイパブレー
ド・カバー66が含まれる。ワイパ・ベース62は、予
備吐出・リセプタクル領域44aと44bを保有してお
り、キャップ47aと47bが使用されていないとき、
それらをカバーするために使用される。ワイパブレード
・カバー66を使用して、ワイパブレード46が使用さ
れていないとき、それをカバーし、また、ワイパブレー
ド46をクリーニングする。キャリッジ・レバー64を
使用して、回復操作中に、回復機構60より上の所定の
高さにおいて、キャリッジ45ホーム位置に保持する。
【0056】図7は、カートリッジ28に装備されてい
るインクタンクの一方を通る断面図である。インク・カ
ートリッジ28には、カートリッジ・ハウジング55、
記録ヘッド56aと56b、およびインクタンク43
a、43b、43c、43dが含まれる。カートリッジ
本体28は、インクタンク43aから43dを収容し、
各インクタンクから記録ヘッド56aまたは56bのい
ずれかにインクを供給するインク・フロー経路を含む。
インクタンク43aから43は、カートリッジ28から
取外し可能であり、画像を印刷するためにプリンタ10
が使用するインクを貯蔵する。具体的には、インクタン
ク43aから43dは、カートリッジ28内に挿入され
ており、それぞれ保有タブ53aから53dを作動する
ことによって取り外すことができる。インクタンク43
aから43dは、カラー・インク(シアン、マゼンタ、
イエローなど)および/または黒色インクを貯蔵するこ
とができる。インクタンク43aから43bの構造は、
米国特許第5,509,140号に記載されているもの
と同様とすることが可能であり、またはインクを記録ヘ
ッド56aと56bに供給するためにカートリッジ28
に装備することができる他のあらゆるタイプのインクタ
ンクとすることが可能である。
【0057】図8は、各記録ヘッド56aと56bのノ
ズル構成を示す。図8では、記録ヘッド56aは、黒色
インクを印刷するためのものであり、記録ヘッド56b
は、カラー・インクを印刷するためのものである。記録
ヘッド56aは、600dpiのピッチ間隔で、304
のノズルを含むことが好ましい。記録ヘッド56bは、
シアン・インクを印刷するために600dpiピッチの
80のノズル、マゼンタ・インクを印刷するために60
0dpiの80のノズル、およびイエロー・インクを印
刷するために600dpiの80のノズルを含むことが
好ましい。空の空間は、600dpiピッチで間隔をあ
けて配置されている16のノズルに対応する記録ヘッド
56bにおけるノズルの各セット間に提供されている。
各記録ヘッド56aと56bは、回路ボード35上のコ
ントローラから受信したコマンドに基づいて、インクを
吐出する。
【0058】図9は、ホスト・プロセッサ2とプリンタ
10の内部構造を示すブロック図である。図9では、ホ
スト・プロセッサ2は、コンピュータ・バス71にイン
タフェースされているプログラム可能マイクロプロセッ
サなどの中央処理ユニット70を含む。また、コンピュ
ータ・バス71には、ディスプレイ4にインタフェース
するディスプレイ・インタフェース72、双方向通信ラ
イン76を介してプリンタ10にインタフェースするプ
リンタ・インタフェース74、フロッピ・ディスク77
にインタフェースするフロッピ・ディスク・インタフェ
ース9、キーボード5にインタフェースするキーボード
・インタフェース79、および、指示装置6にインタフ
ェースするための指示装置インタフェース80が含まれ
る。ディスク8には、オペレーティング・システム81
を記憶するオペレーティング・システム・セクション、
アプリケーション82を記憶するアプリケーション・セ
クション、およびプリンタ・ドライバ84を記憶するプ
リンタ・ドライバ・セクションが含まれる。
【0059】ランダム・アクセス・メイン・メモリ(こ
れ以降「RAM」)86は、CPU70にメモリ記憶装
置へのアクセスを提供するために、コンピュータ・バス
71にインタフェースする。具体的には、ディスク8の
アプリケーション・セクション82に記憶されているア
プリケーション・プログラムに関連付けられているもの
など、記憶されているアプリケーション・プログラムの
命令シーケンスを実行するとき、CPU70は、それら
のアプリケーション命令シーケンスを、ディスク8(ま
たは、ネットワークあるいはフロッピ・ディスク・イン
タフェース9を介してアクセスした媒体など他の記憶媒
体)からランダム・アクセス・メモリ(これ以降「RA
M」)86にロードし、RAM86からそれらの記憶さ
れているプログラム命令シーケンスを実行する。RAM
86は、プリンタ・ドライバ84が使用するプリント・
データ・バッファに備えている。また、ウィンドウイン
グ・オペレーティング・システムの下で利用可能である
標準ディスク・スワッピング技術により、前述したプリ
ント・データ・バッファを含めて、メモリのセグメント
をディスク8とときどき交換することが可能になる。ホ
スト・プロセッサ2の読出し専用メモリ(これ以降「R
OM」)87は、開始命令シーケンス、または、キーボ
ード5の操作のための基本入力/出力オペレーティング
・システム(BIOS)・シーケンスなど、不変命令シ
ーケンスを記憶する。
【0060】図9に示し、かつ前述したように、ディス
ク8は、ウィンドウイング・オペレーティング・システ
ム、およびグラフィックス・アプリケーション・プログ
ラム、ドローイング・アプリケーション・プログラム、
デスクトップ・パブリシング・アプリケーション・プロ
グラムなど種々のアプリケーション・プログラムのため
のプログラム命令シーケンスを記憶する。さらに、ディ
スク8は、また、ディスプレイ4によって表示すること
が可能であるような、または指定されたアプリケーショ
ン・プログラムの制御下でプリンタ10によって印刷す
ることが可能であるような、カラー画像ファイルを記憶
する。また、ディスク8は、複数レベルのRGBカラー
主要値をディスプレイ・インタフェース72に提供する
方法を制御するカラー・モニタ・ドライバを他のドライ
バ・セクション89に記憶する。プリンタ・ドライバ8
4は、黒色とカラーの印刷の両方に対してプリンタ10
を制御し、プリンタ10の構成によりプリント・アウト
するプリント・データを供給する。プリント・データは
プリンタ10に転送され、制御信号は、プリンタ・ドラ
イバ84の制御下で、ライン76に接続されているプリ
ント・インタフェース74を経て、ホスト・プロセッサ
2とプリンタ10の間で交換される。プリンタ・インタ
フェース74とライン76は、例えば、IEEE128
4パラレル・ポートおよびケーブル、またはユニバーサ
ル・シリアル・バス・ポートおよびケーブルとすること
が可能である。また、ネットワーク装置、ファクシミリ
装置など、ホスト・プロセッサ2に接続されている様々
な装置に適切な信号を提供するために、他の装置ドライ
バがディスク8に記憶されている。
【0061】従来、ディスク8に記憶されているアプリ
ケーション・プログラムとドライバは、まず、ユーザ
が、それらのプログラムおよびドライバが初めに記憶さ
れている他のコンピュータ読取可読媒体からディスク8
上にインストールすることが必要である。例えば、ユー
ザが、プリンタ・ドライバのコピーが記憶されているフ
ロッピ・ディスクまたはCD−ROMなどの他のコンピ
ュータ読取可読媒体を購入することが通例である。次い
で、ユーザは、プリンタ・ドライバをディスク8上にコ
ピーするよく知られている技術により、プインタ・ドラ
イバをディスク8上にインストールする。同時に、ユー
ザは、モデム・イオンタフェース(図示せず)またはネ
ットワーク(図示せず)を介して、ファイル・サーバま
たはコンピュータ化した掲示板などから、プリンタ・ド
ライバをダウンロードすることも可能である。
【0062】再び図9を参照すると、プリンタ10に
は、本質的に2つのセクション、コントローラ100と
プリント・エンジン101を含む回路ボード35が含ま
れている。コントローラ100には、プログラム可能タ
イマと割込みコントローラを含む8ビットまたは16ビ
ットのマイクロプロセッサなどのCPU91、ROM9
2、制御論理94、およびバス97に接続されているI
/Oポート・ユニット96が含まれる。制御論理94に
はまたRAM99が接続されている。制御論理94は、
LFモータ34、RAM99のプリント画像バッファ記憶
装置、熱パルス生成、およびヘッド・データのためのコ
ントローラを含む。また、制御論理94は、プリント・
エンジン101の記録ヘッド56aと56bにあるノズ
ル、キャリッジモータ39、ASFモータ41、LFモー
タ34、および記録ヘッド56aと56bのためのプリ
ント・データに対し、制御信号を提供する。EEPRO
M102は、I/Oポート・ユニット96に接続されて
おり、不揮発性メモリをプリンタ情報に提供し、また、
プリンタ、ドライバ、記録ヘッド、カートリッジのイン
クの状態などを識別するパラメータを記憶する。これら
のパラメータは、プリンタ10の操作・パラメータをホ
スト・プロセッサ2に知らせるために、ホスト・プロセ
ッサ2のプリンタ・ドライバ84に送信される。
【0063】I/Oポート・ユニット96は、プリント
・エンジン101に結合されている。このプリント・エ
ンジンでは、1対の記録ヘッド56aと56bが、記録
媒体を横切って走査することによって、記録媒体上に記
録することを実施し、同時に、RAM99にあるプリン
ト・バッファからのプリント・データを使用して印刷す
る。また、制御論理94は、制御信号を交換し、プリン
ト・データとプリント・データ・アドレスを受信するた
めに、通信ライン76を介してホスト・プロセッサ2の
プリンタ・インタフェース76に結合されている。RO
M92は、フォント・データ、プリンタ10を制御する
ために使用するプログラム命令シーケンス、およびプリ
ンタ操作のための他の不変データを記憶する。RAM9
9は、プリンタ・ドライバ84によって画定されるプリ
ント・バッファに、記録ヘッド56aと56Bのための
プリント・データとプリンタ操作のための他の情報を記
憶する。
【0064】全体を103として示すセンサは、プリン
タ状態を検出し、印刷に影響を与える温度と他の量を測
定するために、プリント・エンジン101に配置されて
いる。光センサ(自動位置合せセンサなど)は、自動位
置合せのために、プリント密度とドットの位置を測定す
る。また、センサ103は、アクセス・ドア12の開閉
状態、記録媒体の存在など他の状態を検出するために、
プリント・エンジン101に配置されている。さらに、
サーミスタを含むダイオード・センサは、I/Oポート
・ユニット96に送信される、記録ヘッドの温度を測定
するために、記録ヘッド56aと56bに配置されてい
る。
【0065】また、I/Oポート・ユニット96は、電
源スイッチ26やレジュームキー24などのスイッチ1
04から入力を受信し、LED23を点灯するために制
御信号をLED105に送達し、また、それぞれLFモー
タ・ドライバ34a、ASFモータ・ドライバ41a、
およびキャリッジモータ・ドライバ39aを介して、LF
モータ34、ASFモータ41、およびキャリッジモー
タ39に制御信号を送達する。
【0066】図9は、互いに別々で異なるものとしてプ
リンタ10の個々の構成要素を示しているが、いくつか
の構成要素を組み合わせることが好ましい。例えば、制
御論理94は、プリンタ10の機能に対し相互接続を簡
単にするために、ASICのI/Oポート96と組み合
わせることが可能である。
【0067】図10は、ホスト・プロセッサ2とプリン
タ10の相互作用を示す、高レベルの機能ブロック図で
ある。図10に示したように、プリント命令が、ディス
ク8のアプリケーション・セクション82に記憶されて
いる画像処理アプリケーション・プログラム82aから
発行されるとき、オペレーティング・システム81は、
プリンタ・ドライバ84にグラフィックス装置インタフ
ェース・コールを発行する。プリンタ・ドライバ84
は、プリント命令に対応するプリント・データを生成す
ることによって応答し、プリント・データをプリント・
データ・ストア107に記憶する。プリント・データ・
ストア107は、RAM86またはディスク8に存在す
ることが可能であり、あるいは、オペレーティング・シ
ステム81のディスク・スワッピング操作により、当初
RAM86に格納し、ディスク8からスワップ・インお
よびスワップ・アウトすることが可能である。したがっ
て、プリンタ・ドライバ84は、プリント・データ・ス
トア107からプリント・データを獲得し、プリンタ・
インタフェース74を介してそのプリント・データを双
方向通信ライン76に送信し、プリンタ制御110を介
してプリント・バッファ109に送信する。プリント・
バッファ109は、RAM99に存在し、プリント制御
110は、図9の制御論理94とCPU91を介して実
施されるファームウェアに存在する。プリンタ制御11
0は、ホスト・プロセッサから受信したコマンドに応答
して、プリント・バッファ109にあるプリント・デー
タを処理し、ROM92に記憶されている命令の制御下
で印刷タスクを実施して、画像を記録媒体上に記録する
ために、適切な記録ヘッドと他の制御信号をプリント・
エンジン101に提供する。
【0068】プリント・バッファ109は、記憶してい
るプリント・データをプリント・ヘッダ56aと56b
の一方によって印刷するための第1セクションと、記憶
しているプリント・データをプリント・ヘッダ56aと
56bの他方によって印刷するための第2セクションを
有する。各プリント・バッファ・セクションは、関連す
る記録ヘッドの印刷位置の数に対応する記憶位置を有す
る。これらの記憶位置は、印刷のために選択した解像度
により、プリンタ・ドライバ84によって画定される。
また、各プリント・バッファ・セクションは、記録ヘッ
ド56aと56bを印刷速度にランプ・アップする際
に、プリンタ・データを転送するための追加の記憶位置
を含む。プリント・データは、ホスト・プロセッサ2の
プリント・データ・ストア107から、プリンタ・ドラ
イバ84によって取り扱われるプリント・バッファ10
9の記憶位置に転送される。その結果、次の走査のため
のプリント・データを、ランプ・アップ中と現行走査の
印刷中に、プリント・バッファ109の空いている記憶
位置に挿入することが可能である。
【0069】図11は、制御論理94とI/Oポート・
ユニット96に対する組み合わせた構成のブロック図で
あり、上述したように、I/Oポート・ユニット96
は、制御論理94内に含むことが可能である。図11で
は、内部バス112は、プリンタCPU91と通信する
ために、プリンタ・バス97に接続されている。バス1
12は、双方向通信を実施するために双方向ライン76
に接続されているホスト・コンピュータ・インタフェー
ス113(破線で示す)に結合されている。
【0070】図11に示したように、双方向ライン76
は、IEEE−1284ラインまたはUSBラインとす
ることが可能である。また、双方向通信ライン76は、
ホスト・プロセッサ2のプリンタ・インタフェース74
に結合されている。ホスト・コンピュータ・インタフェ
ース113には、IEEE−1284とUSBインタフ
ェースの両方が含まれており、両方とも、プリント・バ
ッファ109(図9と10を参照)を含むRAM99を
制御するために、バス112とDRAMバス・アービタ
/コントローラ115に接続されている。データ圧縮解
除器116は、処理する際にプリント・データを圧縮解
除するために、バス112、DRAMバス・アービタ/
コントローラ115、およびホスト・コンピュータ・イ
ンタフェース113のIEEE−1284とUSBイン
タフェースの各々に接続されている。また、バス112
には、図9のLFモータ・ドライバ34aに接続されてい
るLFモータ・コントローラ117、シリアル制御信号と
ヘッド・データ信号を各記録ヘッド56aと56bに提
供する画像バッファコントローラ118、ブロック制御
信号とアナログ熱パルスを各記録ヘッド56aと56b
に提供する熱タイミング生成器119、および図9のキ
ャリッジモータ・ドライバ39aに接続されているキャ
リッジモータ・コントローラ120が接続されている。
【0071】さらに、EEPROMコントローラ121
a、自動位置合せセンサ・コントローラ121b、およ
びブザー・コントローラ121cが、EEPROM10
2、自動位置合せセンサ(全体が図9のセンサ103内
に示されている)、およびブザー106を制御するため
に、バス112に接続されている。さらに、自動トリガ
・コントローラ122がバス112に接続されており、
記録ヘッド56aと56bのノズルのファイアリングを
制御するために、信号を画像バッファコントローラ11
8と熱タイミング生成器119に提供する。
【0072】制御論理94は、CPU91で使用するコ
マンドをホスト・プロセッサ2から受信し、プリンタ状
態と他の応答信号を、ホスト・コンピュータ・インタフ
ェース113と双方向通信ライン76を経てホスト・コ
ンピュータ2に送信するように動作する。プリント・デ
ータとホスト・プロセッサ2から受信したプリント・デ
ータに対するプリント・バッファ・メモリ・アドレス
は、DRAMバス・アービタ/コントローラ115を介
して、RAM99にあるプリント・バッファ109に送
信され、プリント・バッファ109からアドレス指定さ
れたプリント・データは、記録ヘッド56aと56bに
よって印刷するために、コントローラ115を経て、プ
リント・エンジン101に転送される。この点に関し
て、熱タイミング生成器119は、プリント・データを
印刷するために必要なアナログ熱パルスを生成する。
【0073】図12は、プリンタ10のためのメモリ・
アーキテクチャを示す。図11に示したように、EEP
ROM102、RAM99、ROM92、および制御論
理94のための一時的記憶装置121は、単一の対処構
成でメモリ構造130を形成する。図11を参照する
と、不揮発性メモリ・セクション123として示されて
いるEEPROM102は、ホスト・プロセッサ2によ
って使用され、プリンタと記録ヘッド、記録ヘッド状
態、記録ヘッド位置合せ、および他の記録ヘッドの特徴
を識別する、一連のパラメータを記憶する。また、EE
PROM102は、プリンタ10によって使用される、
クリーニング時間、自動位置合せセンサ・データなど他
のパラメータのセットを記憶する。メモリ・セクション
124として示されているROM92は、プリンタ・タ
スクのためのプログラム・シーケンスやノズル熱パルス
の生成を制御するために使用する記録ヘッド操作温度表
など、不変であるプリンタ操作のための情報を記憶す
る。ランダム・アクセス・メモリ・セクション121
は、制御論理94のための一時的な操作情報を記憶し、
RAM99に対応するメモリ・セクション126は、プ
リンタ・タスクとプリント・バッファ109のための可
変操作・データの記憶装置を含む。
【0074】図13は、プリンタ10の回復機構60を
示す透視図である。図13に示したように、キャリッジ
45は、ガイド・シャフト(図示せず)に沿って、プリ
ンタ10のシャーシ54内で横方向に進む。キャリッジ
45は、キャリッジ・ベルト25によって駆動され、こ
のベルトは、キャリッジモータ39によって駆動され
る。回復機構60は、キャリッジ進行経路において、ホ
ーム位置に配置されており、記録ヘッド56aと56b
を良好な印刷状態に保持するように、それらの上で回復
操作を実施するために必要な構成要素を含む。
【0075】回復機構60は、負の圧力を創出する回転
ポンプであることが好ましいポンプ52を含むが、同じ
目的を達成する他のポンプを使用することが可能であ
る。また、回復機構60は、使用していないときに環境
から記録ヘッド56aと56bを保護し、記録ヘッド5
6aと56bの吐出ノズルから残留インクと他の汚染物
質を引き出すように、ポンプ52を使用することによっ
て吸込み回復操作を実施するために、それぞれ記録ヘッ
ド56aと56bを別々にキャッピングする記録ヘッド
・キャップ47aと47bを含む。また、残留インクと
他の汚染物質を除去するように、記録ヘッド56aと5
6bのインク吐出面を拭き取るワイパブレード46(図
示せず)を支持するために、ワイパ・ベース62が回復
機構60に提供されている。ワイパブレード・カバー6
6は、ワイパブレード46を使用していないとき、ワイ
パブレードをカバーするために、回復機構に提供されて
おり、それにより、印刷プロセス中および/または予備
吐出回復操作中に、残留インクを収集することからワイ
パブレード46を保護する。
【0076】したがって、ワイパ・ベース62は、キャ
リッジ45の進行形路に垂直である進行経路において、
前後にスライドするために、回復機構60にスライドす
るように配置されている。このようにして、ワイパ・ベ
ース62は、ワイパブレード46を使用していないと
き、ワイパブレード・カバー66の下に配置するため
に、ワイパブレード・カバー66に向かう方向に移動す
る。ワイパ・ベース62が、ワイパブレード46をワイ
パブレード・カバー66の下に配置する位置にあると
き、印刷操作中および/または記録ヘッド56aと56
bの予備吐出操作中に、ワイパブレード46と同様な方
式で、記録ヘッド・キャップ47aと47bを保護する
ために、それらをカバーする目的に役立つ。キャリッジ
・レバー64は、回復操作中に、回復機構60の固定さ
れた所定の高さに記録ヘッド56aと56bを保持し、
拭き取りやキャッピングなどの回復操作の効果的な実施
を提供し、また、そのような回復操作中に、記録ヘッド
56aと56bが損傷することを防止するように、キャ
リッジ45を上昇させ、したがって、記録ヘッド56a
と56bを上昇させるために、回復機構60に提供され
ている。
【0077】図14は、回復機構60の構成要素を説明
する詳細な透視図を提供する。具体的には、ポンプ52
は、ポンプ入力ギア61によって駆動され、このポンプ
入力ギア61は、ギア・トレイン(図示せず)を介して
LFシャフト36によって駆動されることが図14から
わかる。ポンプ52は、反対方向にLFモータ34を動か
すことによって作動される。この点に関して、ポンプ・
ポジション・アーム141は回転して、現在のポンプ5
2の位置を示し、その際、ポンプ・ポジション・センサ
140は、ポンプ・ポジション・アーム141の位置を
検出して、この位置を電気信号によって、プリンタ10
の回路ボード35上のセンサ103に報告する。ワイパ
ブレード・カバー66は、ワイパ・カバー上面67の下
を通過する際に、ワイパブレード46をカバーするため
に、回復機構60の上部およびスライドするように取り
付けられているワイパ・ベース62の経路に提供されて
いる。この点に関して、ワイパブレード・クリーナ69
は、ワイパブレード・カバー66の前縁(図示せず)を
横切って通過する際に、ワイパブレード46をクリーニ
ングするために、ワイパブレード・カバー66の前縁に
提供されている。記録ヘッド・キャップ47aと47b
は、使用していないとき、または、吸込み回復操作が実
施されているとき、キャップ47aと47bをそれぞれ
キャップ・記録ヘッド56aと56bまで上下するため
に、キャッピング機構(図示せず)によって支持されて
いる。キャッピング機構160について、以下でより詳
細に議論する。
【0078】上記で以前に議論したように、ワイパ・ベ
ース62は、いくつかの機能を実施する。図14からわ
かるように、ワイパ・ベース62は、ワイパ・ベース6
2がスライドするように前後に動く際に、記録ヘッド5
6aと56bを拭き取るために、ワイパブレード46を
支持する。さらに、ワイパ・ベース62は、各々が記録
ヘッド56aと56bにそれぞれ対応している、予備吐
出・リセプタクル領域44aと44bを含む。予備吐出
・リセプタクル領域44bが、直接キャップ47aと4
7bにはない領域のワイパ・ベース62に提供されてい
ることがわかる。したがって、予備吐出・リセプタクル
領域44bは、キャップ47a47bを汚染せずに、予
備吐出回復操作中に、記録ヘッド56aから予備吐出・
インクを受け取る、回復機構60内のオープン領域への
開口を有する。予備吐出・リセプタクル領域44aは、
ワイパ・ベース62より下の領域には開いていないが、
一般にワイパ・ベース62の長さに沿って伸び、内部で
予備吐出・インクを収集する吸収構造のドレイン・シー
トを含むトラフからなる。
【0079】したがって、ワイパ・ベース62は、記録
ヘッド56aと56bに関する予備吐出回復操作中に、
キャップ47aと47bに配置されており、それによ
り、予備吐出・リセプタクル領域44aにおいて、記録
ヘッドの一方から予備吐出・インクを収集し、同時に、
他方の記録ヘッドからの予備吐出・インクを、予備吐出
・リセプタクル領域44bを通るように向け、自由に回
復機構60内のオープン領域に落下させることが可能に
なる。したがって、予備吐出操作は、キャリッジ45の
ホーム位置で実施することができ、キャップ47aと4
7bは、そのような操作中にワイパ・ベース62によっ
てカバーされているので、キャップ47aと47bの汚
染は低減される。さらに、ワイパ・ベース62は、予備
吐出操作中に、ワイパブレード46をワイパブレード・
カバー66の下に配置し、またそのような予備吐出操作
中に、ワイパブレード46をインクの汚染から保護する
ように移動することが好ましい。そのような状態では、
記録ヘッドの一方からの予備吐出・インクは、ワイパブ
レード46の他の側にある予備吐出・リセプタクル領域
44aにおいて収集され、他の記録ヘッドからの予備吐
出・インクは、単に、ワイパ・ベース62に隣接する回
復機構の領域に落下することが可能になる。それによ
り、予備吐出回復操作中に、キャップ47a、47bと
ワイパブレード46の汚染を防止することを理解するこ
とができる。
【0080】したがって、非使用時とある回復操作中
に、ワイパ・カバー上面67を使用して、ワイパブレー
ド46を保護し、ワイパ・ベース上面68を使用して、
キャップ47aと47bを保護する。したがって、予備
吐出回復操作は、直接回復機構60で実施することがで
き、キャップ47aと47bおよびワイパブレード46
の汚染は低減される。図14に示したように、キャリッ
ジ・レバー64は、回復機構60の一側面に配置されて
おり、使用していないときに、回復操作または記録ヘッ
ド56aと56bのキャッピングを収容するために、キ
ャリッジ45を回復機構60より上の所定の高さまで上
昇させる。この点に関して、キャリッジ・レバー・サポ
ート65も、キャリッジ・レバー64を上下させるため
に、回復機構60に提供されている。ロック・ピン63
は、対応するキャリッジ45のピン・リセプタクル(図
示せず)と係合して、キャリッジ45が横方向の進行形
路に沿って動くことを防止するために、キャリッジ・レ
バー64の上面に提供されており、一方キャリッジ45
は、プリンタが使用されていないとき、または、プリン
タの輸送中など、回復操作中または単にキャッピング中
に、回復機構60に配置されている。回復カム・センサ
142を使用して、プリンタ10に回復機構60の操作
・モードを知らせるために、回復カム144(図示せ
ず)の位置を感知する。
【0081】図15は、キャリッジ45が回復機構60
のホーム位置にあるとき、キャリッジ45を上下させる
キャリッジ・レバー64の操作を説明する詳細な透視図
を提供する。回復操作中、および記録ヘッド56aと5
6bの簡単なキャッピング中には、回復機構60の記録
ヘッド56aと56bの距離が、図15に示したよう
に、所定の高さHに保持されることが望ましい。記録ヘ
ッド・カバー57は、回復機構60の基準点として役立
つ、ワイパ・ベース62より上の固定された所定の高さ
Hにあることが、図15に示されている。この点に関し
て、キャリッジ・レバー64は、キャリッジ45が回復
機構60に配置されているとき、キャリッジ45と係合
して、キャリッジ45を所定の高さHまで移動させるよ
うに、キャリッジ・レバー64が垂直方向に上下に回転
することを可能にするために、シフト旋回点146の回
りに回転するように回復機構60に取り付けられてい
る。前述したように、ロック・ピン63を使用して、キ
ャリッジ45上の対応するピン・リセプタクルと係合さ
せ、同時にキャリッジ・レバー64によって係合して、
キャリッジ45が横方向に進むことを防止する。
【0082】キャリッジ・レバー・サポート65を使用
して、キャリッジ・レバー64をシフト旋回点146の
回りに回転させ、キャリッジ45を係合し、移動させ
る。また、キャリッジ・レバー・サポート65は、シフ
ト旋回点146の回りに回転するように回復機構60に
取り付けられており、シフト・カム145によって駆動
される。シフト・カム145は、回復カム144によっ
て駆動され、この回復カムは、ギア・トレイン(図示せ
ず)とASFモータ41によって駆動される。キャリッ
ジ・レバー・サポート65は、シフト・カム145の輪
郭に従うカム追従部分147を有し、それにより、シフ
ト・カム145の延長部分がカム追従部分147と係合
しているとき、キャリッジ・レバー・サポート65を上
方に回転させる。キャリッジ・レバー・サポート65が
下方に回転するとき、キャリッジ・レバー64と係合し
て、やはり上方に回転させ、キャリッジ45と係合し
て、それを望ましい所定の高さまで移動させる。回復カ
ム・ポジション・アーム143は、回復カム144の位
置を回復カム・センサ142に示すために提供されてお
り、したがって、回復機構60の操作状態を、制御の目
的でプリンタ10に報告することができる。また、図1
5には、拭き取り操作のためと記録ヘッド・キャップ4
7aと47bをカバーするために、スライドするように
ワイパ・ベース62を移動させるように回復カム144
によって駆動されるワイパ・ギア機構148が示されて
いる。
【0083】図16Aと16Bは、印刷中に、キャリッ
ジ45の垂直位置を調節するための機構を説明する図で
ある。一般に、最適な印刷結果のために、印刷中に、印
刷媒体より上の固定された高さに配置されている記録ヘ
ッド56aと56bを有することが望ましい。したがっ
て、図16Aからわかるように、キャリッジ45は、印
刷中に、記録媒体より上の望ましい高さにキャリッジ4
5を置くために、上に配置されているギャップ・レバー
150を有する。この点に関して、ギャップ・レバー1
50は、一般に、キャリッジ45に回転するように取り
付けられている一端にあるギャップ・レバー・カム15
1を備えるレバーからなる。図16Bからわかるよう
に、ギャップ・レバー・カム151は、シャーシ54の
ガイド・レールに接して配置されており、それにより、
ギャップ・レバー150が回転して、シャーシ54のガ
イド・レールに対して、ギャップ・レバー・カム151
の異なるセクションを押すのでキャリッジ45がガイド
・シャフト51の回りを回転する。このようにして、プ
リンタ10のユーザは、使用している記録媒体のタイプ
に基づいて、最適な印刷結果のために、記録媒体より上
のキャリッジ45の垂直位置を調節することができる。
【0084】図17Aと17Bは、印刷操作中に、ギャ
ップ・レバー150を使用する効果の例示を提供する。
具体的には、図17Aでは、使用している記録媒体は薄
い紙であり、印刷進行経路に沿って、LFローラ36a
と36bを通過し、次いで、スパー・ローラ153と吐
出ローラ155を通過して、薄い紙に記録ヘッド56a
と56bの下を通過させる。LFローラ35aと吐出ロ
ーラ155は、所定の位置でアセンブルされる。ピンチ
・ローラ36bとスパー・ローラ153は、スプリング
(図示せず)によって、紙の供給方向に垂直な方向に押
され、摩擦によって供給力を作成する。この結果、ピン
チ・ローラ36bとスパー・ローラ153は移動するこ
とができ、それらの位置は、使用する紙の厚さに依存す
る。図17Aのように薄い紙を使用するとき、記録ヘッ
ド56aと56bの間に、より大きな距離H1が創出さ
れる。
【0085】代替として、印刷中に厚い紙を使用する場
合、紙の厚さにより、紙と記録ヘッド56a、56bの
距離は低減される。したがって、図17Aに示したよう
に、望ましい高さH1に達するように、記録ヘッド56
aと56bを上方に移動させることが望ましい。したが
って、プリンタ10のユーザは、最適な印刷結果を達成
するために、ギャップ・レバー150を使用して、印刷
中にキャリッジ45の垂直位置を調節し、印刷中に使用
する記録媒体のタイプに対処することができる。
【0086】印刷中のキャリッジ45の高さに関係な
く、回復操作中と簡単なキャッピング中に、記録ヘッド
56aと56bの固定された所定の高さを保持すること
が望ましい。図18は、キャリッジ・レバー64の操作
を説明する切断側面図を提供する。前述したように、キ
ャリッジ・レバー64とキャリッジ・レバー・サポート
65は、シフト旋回点146の回りに回転するように取
り付けられており、キャリッジ・レバー・サポート65
のカム追従部分147を介して、シャフト・カム145
の回転によって上方に駆動される。
【0087】図18からわかるように、キャリッジ・レ
バー・スプリング157は、キャリッジ・レバー64と
キャリッジ・レバー・サポート65の対向する端部の間
に配置されている。したがって、キャリッジ・レバー・
サポート65が上方に回転することにより、キャリッジ
・レバー・スプリング157を経てキャリッジ・レバー
64に力が付与され、キャリッジ・レバー64を上方に
駆動して、キャリッジ45と係合させ、それを望ましい
所定の高さまで移動させる。この点に関して、回復機構
60は、キャリッジ・レバー64が上方に進んで、キャ
リッジ・レバー64が、回復機構60より上の望ましい
所定の高さより大きい距離までキャリッジ45を移動さ
せることを防止する際に、キャリッジ・レバー64の一
端をキャッチするのに役立つ制限ポスト156を有す
る。このようにして、キャリッジ・レバー64の上方運
動は、キャリッジ45の望ましい所定の高さを獲得し、
また、キャリッジ・レバー64によって記録ヘッド56
aと56bを損傷することを防止するために、制限され
ている。キャリッジ・レバー・リターン・スプリング
は、キャリッジ・レバー・サポート65の一端に接続さ
れ、また他端で回復機構60に接続されており、したが
って、バイアスする力を下方にキャリッジ・レバー・サ
ポート65に提供するように、回復機構60とキャリッ
ジ・レバー・サポート65の間に張力を創出する。
【0088】このようにして、キャリッジ・レバー・サ
ポート65とキャリッジ・レバー64は、それらが、シ
フト・カム145によって上方に駆動されていないと
き、回復機構60内の低位置に戻るように、常に下方に
バイアスされている。使用していないときに、キャリッ
ジ・レバー64とキャリッジ・レバー・サポート65が
低位置に戻ることを確実にすることによって、それら
は、キャリッジ45の進行経路の外側に維持され、それ
により、プリント・ヘッダ56aと56bとの望ましく
ない接触および損傷の可能性が防止される。
【0089】この点に関して、図19と20は、それぞ
れ低位置と高位置におけるキャリッジ・レバー64の例
示を提供する。図19からわかるように、シフト・カム
145は、薄い輪郭を有する位置に対して回転されてお
り、それにより、キャリッジ・レバー64とキャリッジ
・レバー・サポート65が強制的に低位置になるよう
に、キャリッジ・レバー・リターン・スプリング158
によって、キャリッジ・レバー・サポート65を下方に
バイアスすることが可能になる。したがって、キャリッ
ジ・レバー64とロック・ピン63は、キャリッジ45
と係合しておらず、これにより、キャリッジ45は、回
復機構60に関してH1と示された印刷の高さにある。
【0090】一方、図20では、シフト・カム145
は、キャリッジ・レバー・サポート65を時計回りに回
転させるために、時計回りに回転されており、したがっ
て、キャリッジ・レバー・サポートは、キャリッジ・レ
バー・スプリング157を介してキャリッジ・レバー6
4に沿って、上昇した位置まで、垂直方向に上昇されて
いる。したがって、キャリッジ・レバー64とロック・
ピン63は、図20ではキャリッジ45と係合してお
り、回復操作を実施するためとキャッピングのために、
それを固定された所定の高さH2まで上昇させている。
キャリッジ・レバー64の位置は、制限ポスト156に
よって決定され、キャリッジ・サポート・レバー65の
位置は、シフト・カム145によって決定される。キャ
リッジ・レバー64は、キャリッジ45を所定の位置で
支持し、キャリッジ・レバー・スプリング157によっ
て上方にシフトされる。したがって、キャリッジ・レバ
ー・スプリング157は、キャリッジ45と記録ヘッド
56a、56bを支持するために、十分強力でなければ
ならない。この点に関して、キャリッジ・レバー・スプ
リング157は、キャリッジ45に対するキャリッジ・
レバー64の力を弱めるように、キャリッジ・レバー6
4に対するキャリッジ・レバー・サポート65の駆動力
を弱めるために重要な役割りを果たす。このようにし
て、キャリッジ45とおそらくは記録ヘッド56aと5
6bに対するキャリッジ・レバー64の不必要な力は、
キャリッジ・レバー・スプリング157の効果を弱める
ことによって低減される。
【0091】図21は、ワイパ・ベース62上の構成要
素を説明する図である。以前に議論したように、ワイパ
・ベース62は、ワイパ・ベース62がキャップに配置
されているとき、キャップ47aと47bを保護するの
に役立つワイパ・ベース上面68を含む。ワイパブレー
ド46は、ワイパ・ベース62のスライド可能な進行経
路に垂直である平面方向において、ワイパ・ベース62
に配置されている。ワイパブレード46は、ワイパ・ス
テイ161によって、ワイパ・ベース62の上の位置に
保持されている。前述したように、予備吐出・リセプタ
クル領域44aと44bは、ワイパ・ベース62の上に
提供されている。図21からわかるように、予備吐出・
リセプタクル領域44bは、ワイパ・ベース62の前面
上にある開口のみからなり、したがって、ワイパ・ベー
ス62が、ワイパブレード・カバー66(図示せず)に
向かって前方にスライドして進む際に、予備吐出・リセ
プタクル領域44bが、それに対応する記録ヘッドに遭
遇し、その直後に、ワイパブレード46が同じ記録ヘッ
ドに遭遇する。
【0092】予備吐出・リセプタクル領域44bは、ワ
イパブレード46の他方の側面上に対応する部分を有し
ておらず、したがって、予備吐出・リセプタクル領域4
4bに対応する記録ヘッドから吐出された予備吐出・イ
ンクは、ワイパブレード46が拭き取り方向に記録ヘッ
ドを通過した後、単に回復機構60内のオープン領域に
落下する。予備吐出・リセプタクル領域44aは、ワイ
パ・ベース62の全長に沿って伸びており、それによ
り、ワイパ・ベース62の前面上の部分(ワイパブレー
ド46の前など)とワイパ・ベース62の背面上の部分
を有する。これは、予備吐出・リセプタクル領域44a
が、予備吐出回復操作中に、直接キャップ47aと47
bに配置されることになる、最右の記録ヘッドに対して
位置合せされているためである。したがって、ワイパ・
ベース上面68と予備吐出・リセプタクル領域44a
は、予備吐出操作中に、キャップ47aと47bが汚染
することを防止し、そのような操作中に、そのようなイ
ンクの汚染が回復機構60の他の部分とプリンタ10に
広がることを防止するのに役立つ。
【0093】さらに、予備吐出・リセプタクル領域44
aと44bがワイパブレード46と位置合せされている
ように、予備吐出・リセプタクル領域44aと44bを
ワイパ・ベース62に配置することにより、各記録ヘッ
ド56aと56bから同時に予備吐出操作を実施するこ
とが可能になり、その間、ワイパ・ベース62は、図2
1に示したように、拭き取り方向に併進している。した
がって、拭き取り操作は、記録ヘッド56aと56bが
対応する予備吐出・リセプタクル領域44aと44bへ
インクの予備吐出吐出を実施する際に、記録ヘッド56
aと56bを横切って実施することができる。
【0094】図22は、前述の機構による拭き取り操作
を説明するセクション図である。図22からわかるよう
に、キャリッジ45は、回復機構60上の所定の高さ
に、ホーム位置で配置されており、一方、ワイパ・ベー
ス62は、ガイド・シャフト51によって示されたキャ
リッジ進行経路に垂直である記録ヘッド56aと56b
を横切る方向にスライドして進行する。このようにし
て、ワイパブレード46は、それぞれ記録ヘッド56a
と56bの前縁に遭遇し、次いで、順次、各記録ヘッド
のインク吐出面を横切って拭き取り、それにより、各記
録ヘッドの吐出オリフィスから残留インクと汚染物質を
拭き取る。
【0095】図23Aと23Bは、本発明による拭き取
り操作をさらに説明する図である。図23Aによれば、
記録ヘッド56aと56bが配置されている記録ヘッド
・カバー57が示されており、各記録ヘッドは、内部に
インクを吐出する吐出ノズルの対応するセットを備える
インク吐出面部分を有する。ワイパブレード46が図2
3Aに示されており、複数のスリット163は、ワイパ
ブレード46を複数のブレード部分に分割している。図
23Aからわかるように、各ブレード部分は、記録ヘッ
ド56aと56bのそれぞれのインク吐出面部分を拭き
取る。具体的には、ワイパブレード46は、ワイパブレ
ード46の外縁に位置する2つのフラップサイド・ブレ
ード部分164、フラットサイド・ブレード部分164
に隣接して位置する2つのフラップエッジ・ブレード部
分165、フラップエッジ・ブレード部分165の一方
に隣接して位置する第1ノズル・ブレード部分166、
他のフラップエッジ・ブレード部分165に隣接して位
置する第2ノズル・ブレード部分167、およびワイパ
ブレード46の中央に位置する中央ブレード部分168
に分割されている。
【0096】具体的には、フラップサイド・ブレード部
分164を使用して、記録ヘッド・カバー57の外側の
コーナーと縁を拭き取り、フラップエッジ・ブレード部
分165を使用して、記録ヘッド56aと56bのイン
ク吐出面に平行である記録ヘッド・カバー57の底面の
縁を拭き取る。第1ノズル・ブレード部分166を使用
して、記録ヘッド56aの主インク吐出面を拭き取り、
第2ノズル・ブレード部分167を使用して、記録ヘッ
ド56bの主インク吐出面を拭き取る。中央ブレード部
分168を使用して、記録ヘッド56aと56bの両方
からインクで汚染される可能性がある領域を拭き取るた
めに、記録ヘッド56aと56bの間の領域を拭き取
る。この理由により、これらの各ブレード部分における
インクの相互汚染を防止するために、中央ブレード部分
168は、第1ノズル・ブレード部分166と第2ノズ
ル・ブレード部分167から隔離されており、それによ
り、次の拭き取り中に、各記録ヘッド56aと56bに
おけるインクの相互汚染が防止される。
【0097】図23Bに戻ると、記録ヘッド・カバー5
7内の記録ヘッド56aと56bの平面図が示されてい
る。図からわかるように、第1ノズル・ブレード部分1
66は、前面から背面まで順次方式で、黒色インクを吐
出する記録ヘッド56aのすべてのインク吐出ノズルを
拭き取ることに専用となっている。同様の方式で、第2
ノズル・ブレード部分167は、シアン、マゼンタ、イ
エローのカラー・インクを吐出する記録ヘッド56bの
カラー吐出ノズルの各セットを拭き取ることに専用とな
っている。図24A、24B、および24Cは、シフト
拭き取り操作を例示する前面図を提供する。
【0098】具体的には、図24Aは、拭き取り操作中
に、インク吐出面を拭き取るために記録ヘッド56aと
56bに接近する際のワイパブレード46を示す。図2
4Aからわかるように、ワイパブレード46の各ブレー
ド部分を使用して、記録ヘッド56aと56bの不均一
なインク吐出面をフィットさせて、各記録ヘッド間のイ
ンクの汚染を防止する。図示したように、各ワイパ・ス
リット163により、これに隣接する別々のブレード部
分は、隣のブレード部分に影響を与えることなく、対応
するインク吐出面部分を拭き取ることが可能になる。
【0099】図24Bに戻ると、複数のワイパ・スリッ
ト163は、「U」という印で示しているように、記録
ヘッド56aと56bのインク吐出面上に、拭き取って
いない部分の小さな領域を残す可能性を有することがわ
かる。したがって、完全に記録ヘッド56aと56bを
クリーニングするために、ワイパブレード46の各ブレ
ード部分が以前に拭き取っていない領域を拭き取るよう
に、キャリッジ45をわずかにシフトして、次いで第2
拭き取りを実施する、シフト拭き取り操作を使用する。
例えば、図24Bからわかるように、ワイパブレード4
6は、第1拭き取り位置で記録ヘッド56aと56bを
拭き取り、それにより、ワイパ・スリット163に対応
する4つの拭き取っていない領域を残す。次に、図24
Cに示すように、キャリッジ45をわずかに左にシフト
して、それにより、記録ヘッド56aと56bをワイパ
ブレード46に関して第2拭き取り位置に動かす。次い
で、ワイパブレード46のブレード部分は、現在拭き取
っていない領域に位置するので、4つの以前に拭き取っ
ていない領域を拭き取るために、ワイパブレード46
は、記録ヘッド56aと56bのインク吐出面を拭き取
る。
【0100】前述したように、ワイパ・ベース62上の
予備吐出・リセプタクル領域44aと44bの位置によ
り、記録ヘッド56aと56bは、インクの予備吐出リ
ングを実施することが可能になり、同時に、ワイパ・ベ
ース62が記録ヘッド56aと56bを横切って併進す
る際に、ワイパブレード46によって、記録ヘッド56
aと56bを拭き取ることが可能になる。
【0101】図25A、25B、および25Cは、拭き
取りと予備吐出の同時操作を示す。図25Aに示したよ
うに、ワイパ・ベース62は、記録ヘッド56aと同様
に56b(図示せず)を横切って前方に併進する。図2
5Aからわかるように、記録ヘッド56aのインク吐出
面は、複数のノズル・セクション170、171、およ
び172に配置されている。例えば、図23Bを参照す
ると、各ノズル・セクション170から172は、記録
ヘッド56bのシアン、マゼンタ、イエローのノズル・
セクションに対応することが可能である。代替として、
各ノズル・セクション170から172は、記録ヘッド
56aの吐出ノズルの3分の1に対応することが可能で
ある。あらゆる場合において、拭き取りを実施しなが
ら、予備吐出リングを同時に実施する。まず、図25A
では、残留インクと汚染物質を除去するために、吐出ノ
ズルからそのセクションにインクを吐出する予備吐出操
作において、斜線によって示した第1ノズル・セクショ
ン170を係合する。予備吐出吐出を行っている際に、
順次最も右のノズルから最も左のノズルへ、ワイパブレ
ード46が、図25Aの矢印の方向に、第1ノズル・セ
クション170のインク吐出面を横切って進むことが好
ましい。
【0102】したがって、ワイパブレード46によって
より効果的に拭き取りを行うために、吐出オリフィスと
インク吐出面上において、あらゆる残留インクを溶解す
るのに役立てる目的で、第1ノズル・セクション170
の吐出ノズルは、予備吐出操作中に、新たなインクを提
供される。この手順は、図25Bと25Cにそれぞれ示
したように、各ノズル・セクション171と172で順
次続行される。したがって、斜線によって示したよう
に、1回に1つのノズル・セクションのみが、予備吐出
を実施している。このようにして、ワイパブレード46
による拭き取りの直前に、各対応するノズル・セクショ
ンの対応する吐出ノズルにインクが提供される。それに
より、効果的で効率的な拭き取りが達成される。さら
に、予備吐出操作中にこのようにして拭き取りを実施す
るために、ワイパ・ベース62が記録ヘッド56aと5
6bを横切って併進する際、予備吐出されたインクは、
キャップ47aと47b、および他の構成要素を汚染す
ることを防止するために、それぞれ予備吐出・リセプタ
クル領域44aと44bで受け取られる。
【0103】図26は、ワイパ・ベース62が完全に前
方位置にスライドして併進したときの回復機構60の図
を提供する。この位置では、ワイパ・ベース上面68
は、記録ヘッド・キャップ47aと47bをカバーし、
ワイパブレード・カバー66のワイパ・カバー・キャッ
プ表面67は、ワイパブレード46をカバーしている。
そのような状態を、拭き取りを同時に実施することが望
ましくない、予備吐出操作中に使用することが可能であ
る。図26からわかるように、キャリッジ・レバー64
は、印刷のために低位置にある。
【0104】図27A、28B、および27Cは、ワイ
パブレード・クリーナ69を示す。図27Aでは、ワイ
パブレード・クリーナ69は、ワイパ・ベース62がワ
イパブレード・カバー66に向かって併進する際に、ワ
イパブレード46に遭遇するように、ワイパブレード・
カバー66の前表面に配置されていることが示されてい
る。具体的には、ワイパブレード・クリーナ69は、ワ
イパブレード46の各ブレード部分をそれぞれクリーニ
ングするために、複数のクリーニング・セクション17
5を有する。図27Aからわかるように、中央クリーニ
ング表面セクションは、オープン・キャップからなり、
それにより、中央ブレード部分168は、ワイパブレー
ド・クリーナ69によってクリーニングされずに、そこ
を通過することが可能になる。これは、中央ブレード部
分168は、ワイパブレード・クリーナ69に遭遇する
とき、記録ヘッド56aと56bの両方からの相互汚染
されたインクを空輸させることができないためである。
このようにして、中央ブレード部分168に隣接してい
る第1ノズル・ブレード部分166と第2ノズル・ブレ
ード部分167のそれぞれは、ワイパブレード・クリー
ナ69によるワイパブレード46のクリーニング中に、
異なるインクの相互汚染から保護されている。
【0105】また、図27Aを見ることによって、ワイ
パブレード・クリーナ69の2つのクリーニング表面セ
クションが、レベルBによって示されている深さまで凹
んでおり、一方、他のクリーニング表面セクションは、
レベルAで示されている、前縁に位置していることがわ
かる。ワイパブレード46のクリーニング中に、ワイパ
ブレード・クリーナ69のトップダウン図を提供する図
27Bに戻ると、フラップエッジ・ブレード部分165
は、他のブレード部分がそれぞれのクリーニング表面セ
クションに遭遇した後まで、それぞれのクリーニング表
面セクションに遭遇していなかったことがわかる。この
ようにして、隣接するワイパブレード部分からインクが
散布されているワイパブレード部分の相互汚染は、低減
される。図27Cは、クリーニングのために、ワイパブ
レード・クリーナ69に遭遇する際のワイパブレード4
6の前面図を提供する。図27Cでは、中央ブレード部
分168が、クリーニングされずに、ワイパブレード・
クリーナ69を通過していることがわかる。このように
して、ワイパブレード・クリーナは提供されており、こ
のワイパブレード・クリーナは、はがれたインクによっ
て生じた相互汚染をもたらさずに、ワイパブレード46
の他のブレード部分を効果的にクリーニングし、ワイパ
ブレード・クリーナ69による各ブレード部分のクリー
ニング中に、空輸することが可能である。
【0106】図28は、キャップ47aと47bを上下
するキャッピング機構を説明する図である。簡潔さのた
めに、キャップ47aに関してのみ、キャッピング機構
160を説明する。図28からわかるように、キャッピ
ング機構160は、キャップ・レバー180、キャップ
・レバー・サポート181、およびキャップ・カム18
7からなる。キャップ・レバー・サポート181は、キ
ャップ・レバー180のすぐ下に、旋回するように回復
機構60に取り付けられており、キャップ・レバー18
0も、旋回するように回復機構60に取り付けられてい
る。キャップ・レバー・サポート181は、キャップ・
カム187が時計回りに回転する際に、キャップ・カム
187によって係合されるキャップ・カム追従部分18
8を有する。キャップ・カム187の延長部分が、キャ
ップ・カム追従部分188に遭遇するとき、キャップ・
レバー・サポート181は、時計回りに回転し、したが
って、上方垂直方向に上昇される。キャップ・レバー・
サポート181は、キャップ・レバー・スプリング18
2によって、離れた端部においてキャップ・レバー18
0に接続されている。このようにして、キャップ・レバ
ー・サポート181が上方に回転するとき、スプリング
182もキャップ・レバー180を上方にバイアスさせ
る。キャップ・レバー180は、キャップ・ベース18
4が、キャップ・ベース184に形成されたピンによっ
て支持されているスロットからなるキャップ・ガイド1
83を有する。
【0107】したがって、キャップ・レバー180が時
計回りに上方に回転するとき、キャップ・ガイド183
により、キャップ・ベース184は、垂直方向上方に併
進することが可能になる。キャップ・ホルダ185は、
キャップ・ベース184に配置されており、キャップ4
7aを保持するために使用される。キャップ47aは、
ゴムまたは他のタイプの弾性材料で作成されていること
が好ましい。キャップ47aは、キャップ・ベース18
4を介して、ポンプ管(図示せず)に接続されている。
キャップ・レバー・リターン・スプリング189は、一
端で回復機構60に接続されており、キャップ・レバー
・サポート181とキャップ・レバー180がキャップ
・カム187によって上方に駆動されていないとき、そ
れらを低位置でバイアスするように、他端でキャップ・
レバー・サポート181に接続されている。図28から
わかるように、キャップ・カム187は、キャップ・カ
ム追従部分188に遭遇しておらず、したがって、キャ
ップ・レバー180は、キャップ・ベース184と最終
的にはキャップ47aを下げるように、キャップ・レバ
ー180をバイアスして低状態に保持し、それにより、
キャップ47aが望ましくない方式で、記録ヘッド56
a、56bと接触することを防止する。
【0108】図29は、上昇した状態にあるキャッピン
グ機構160の図を提供する。具体的には、キャップ・
カム187の延長部分は、キャップ・レバー・サポート
181とキャップ・レバー180を、キャップ・レバー
・スプリング182を介して上方に押し上げるように、
キャップ・カム追従部分188に接して配置されてい
る。したがって、キャップ・ベース184は、垂直ガイ
ド・レール186の援助を受けて、上方に併進する。垂
直ガイド・レール186は、キャップ・レバー180が
上方に回転する際に、垂直方向のキャップ・ベース18
4の運動を制約するために、回復機構60に提供されて
いる。このようにして、キャップ・ホルダ185とキャ
ップ47aは上昇され、十分な力で各記録ヘッドと係合
して、記録ヘッドに対して封止を形成するが、インク吐
出面または記録ヘッドまたはキャップの他の構成要素を
損傷するような力は使用しない。これは、キャップ・レ
バー・スプリング182が、キャッピング操作におい
て、各記録ヘッドに向かってキャップ47aが併進中
に、キャップ・レバー180に対してキャップ・レバー
・サポート181によってアージすることが可能である
余分な力を吸収するように設計されているからである。
【0109】図30は、キャリッジ・レバー64の操作
を記述するフローチャートである。初めに、ステップS
3001において、キャリッジ45は、紙の厚さに対応
するように、ギャップ・レバー150を使用して、垂直
位置に調節される。次いで、紙を横切ってキャリッジ4
5を走査し、紙に印刷を実施する(ステップS300
2)。印刷が完了したとき、または、回復操作が必要で
あるとき、キャリッジ45は、ステップS3003にお
いて、回復機構60のホーム位置まで移動される。ホー
ム位置になった後は、シフト・カム145とキャリッジ
・レバー・サポート65を使用して、キャリッジ・レバ
ー64を上昇させる(ステップS3004)。次いで、
キャリッジ・レバー64は、回復操作を実施するため
に、キャリッジ45を回復機構60より上の所定の位置
まで上昇させる(ステップS3005)。この点に関し
て、ステップS3006において、記録ヘッド56aと
56bの良好な印刷状態を回復するために、予備吐出と
拭き取りの操作を実施する。次いで、ステップS300
7において、キャリッジ・レバー64は、キャリッジ4
5を回復機構60より上の所定の高さからキャリッジ4
5の当初の位置まで降下される。最後に、キャリッジ・
レバー64をさらに下げて、キャリッジ45をはずし、
キャリッジ・レバー64を低位置に置く(ステップS3
008)。次いで、ステップS3009において、制御
を送って戻る。
【0110】図31は、印刷操作中または予備吐出の稼
動中に、汚染を低減するための、キャップ47a、47
bとワイパブレード46のカバーリングを説明するフロ
ーチャートである。ステップS3101において、ワイ
パ・ベース62をカバー位置に動かす。この位置では、
ワイパ・ベース上面は、キャップ47aと47bをカバ
ーし、ワイパブレード46は、ワイパブレード・カバー
66より下に配置されている。次に、ステップS310
2において、キャリッジ45を走査して、印刷媒体に印
刷を実施する。次いで、ステップS3103において、
ワイパ・ベース62をカバー位置から離れるように動か
し、キャップ47a、47bとワイパブレード46のカ
バーをはずす。印刷後、回復機構60に隣接し、それよ
り上にあるホーム位置まで、キャリッジ45を移動させ
る(ステップS3104)。ステップS3105におい
て、記録ヘッドの各ノズル・セクションから順次インク
を予備吐出し、次いで、インクを予備吐出した後、すぐ
に各ノズル・セクションを順次拭き取ることによって、
拭き取りと予備吐出の操作を同時に実施する。これによ
り、記録ヘッドの吐出ノズルの効率的なクリーニングを
もたらし、かつ回復機構60のすぐ上で予備吐出操作を
実施し、キャップ47a、47bとワイパブレード46
の汚染は低減されている。次いで、ステップS3106
において、キャッピング操作を実施して、次に使用する
まで、記録ヘッド56aと56bにキャッピングする。
次いで、ステップS3107において、制御を送って戻
る。
【0111】図32は、キャッピング機構160の操作
を説明するフローチャートである。ステップS3201
において、キャリッジ45を回復機構60のホーム位置
まで移動させる。次に、キャップ・レバー・サポート1
81をキャップ・カム187を介して回転して、キャッ
プ・レバー180を回転させ、それにより、キャップ4
7aと47bを上昇させる(ステップS3202)。ス
テップS3203において、キャップ4aと47bをさ
らに上昇させて、それぞれ記録ヘッド56aと56bに
係合させる。次いで、キャップ47aと47bに接続さ
れているポンプ52を使用することによって、記録ヘッ
ドで吸込み回復を実施する(ステップS3204)。吸
込み回復操作が完了したとき、キャップ・カム187を
回転することにより、キャップ・レバー・サポート18
1をキャップ・レバー・リターン・スプリング189に
よってバイアスすることが可能になり、それにより、記
録ヘッド56aと56bからはずれた後、キャップ・レ
バー・サポート181とキャップ・レバー180を低位
置まで引き下ろすことが可能になる(ステップS320
5)。次いで、ステップS3206において、制御を送
って戻る。
【0112】図33は、本発明におけるワイパブレード
46の使用を説明するフローチャートである。プリンタ
・コントローラ100の拭き取りカウンタが各拭き取り
によって蓄積し、第1所定数と一致したとき、第1拭き
取り位置シーケンスが実行される。初めに、ステップS
3301において、キャリッジ45を回復機構60のホ
ーム位置まで移動させる。次に、キャリッジ45を横方
向に第1拭き取り位置に調節する。この位置では、ワイ
パブレード46の各ワイパブレード部分は、記録ヘッド
56aと56bの各インク吐出面部分に対応する(ステ
ップS3302)。ステップS3303において、記録
ヘッド56aと56bのインク吐出面を、第1拭き取り
位置において、ワイパブレード46で拭き取る。第1拭
き取りの後、キャリッジ45を回復機構60の外部に移
動させ、ワイパ・ベース62をキャップ47aから、次
の拭き取りのための後方位置まで移動させる(ステップ
S3304)。プリンタ・コントローラ100の拭き取
りカウンタが各拭き取りによって累積し、第2所定数と
一致したとき、第1拭き取りの後、第2拭き取り位置シ
ーケンスが実行される(ステップS3305)。キャリ
ッジ45は、横方向に、第2拭き取り位置に調節され
る。この位置では、記録ヘッド56aと56bのインク
吐出面の拭き取っていない部分は、現在、ワイパブレー
ド46のワイパブレード部分と位置合せされている(ス
テップS3305)。ステップS3306において、記
録ヘッド56aと56bのインク吐出面を第2拭き取り
位置においてワイパブレード46で拭き取り、それによ
り、第1拭き取り後に残っていた拭き取っていない部分
を拭き取る。第2拭き取りの完了後、ワイパブレード・
クリーナ69を使用して、ワイパブレード46をクリー
ニングし、ワイパブレード・クリーナ69の対応するク
リーニング表面セクション175で、ワイパブレード4
6のワイパブレード部分をクリーニングする(ステップ
S3307)。ワイパブレード46が、ワイパブレード
・クリーナ69の下を通過する際に、他のワイパブレー
ド部分の前に、ワイパブレード46のあるワイパブレー
ド部分をクリーニングするように、ワイパブレード・ク
リーナ69のクリーニング表面セクション175をスタ
ガさせる。次いで、ステップS3308において、制御
を送って戻る。
【0113】図34は、本発明の一実施形態による回復
操作・シーケンスを説明するフローチャートである。ス
テップS3401において、印刷中に紙の厚さに対応す
るために、ギャップ・レバー150を使用して、キャリ
ッジ45を望ましい垂直位置に調節する。次いで、ワイ
パ・ベース62をカバー位置まで移動させ、キャップ4
7a、47bとワイパブレード46をカバーする(ステ
ップS3402)。次いで、ステップS3403におい
て、キャリッジ45を走査して、紙に印刷を実施する。
次いで、ステップS3404において、ワイパ・ベース
62をカバー位置から離れるように動かして、キャップ
47aと47bのカバーをはずす。次いで、ステップS
3405において、キャリッジ45を回復機構のホーム
位置に移動させる。ホーム位置に位置した後は、キャリ
ッジ・レバー46を上昇して、キャリッジ45を係合さ
せる(ステップS3406)。次いで、キャリッジ・レ
バー46は、回復操作の最適な実施のために、回復機構
60より上の所定の高さまでキャリッジ45を上昇させ
る(ステップS3407)。
【0114】次いで、キャップ・カム187を使用する
ことによって、キャップ47aと47bを上昇させ、キ
ャップ・レバー・サポート181とキャップ・レバー1
80を回転させる(ステップS3408)。次いで、キ
ャップ47aと47bをそれぞれ記録ヘッド56aと5
6bと係合させ、ポンプ52を使用して、吸込み回復操
作を実施する(ステップS3409)。ステップS34
10において、キャップ・カム187をより低い位置に
戻すことによって、キャップ47aと47bを下げる。
次いで、キャリッジ・レバー64で、キャリッジ45を
所定の高さから当初の位置に下げる(ステップS341
1)。次いで、キャリッジ・レバー64はキャリッジ4
5を、回復機構より上の所定の高さまで上昇させる(ス
テップS3412)。ステップS3413において、前
述したように、予備吐出と拭き取りの操作を同時に実施
して、インク吐出面と記録ヘッド56aと56bの吐出
ノズルの最適なクリーニングを達成する。次いで、キャ
リッジ・レバー64をさらに下げて、キャリッジ45を
はずし、キャリッジ45の進行経路の外部にあるよう
に、キャリッジ・レバー64をより低い状態に置く(ス
テップS3414)。ステップS3415において、ワ
イパ・ベース62をカバー位置から離れるように移動さ
せ、キャップ47a、47bとワイパブレード46のカ
バーをはずす。次いで、ステップS3416において、
制御を送って戻る。
【0115】本発明を特定の例示的な実施形態で説明し
てきた。本発明は、上述した実施形態に限定されておら
ず、本発明の精神と範囲から逸脱せずに、当業者によっ
て、様々な変更および修正を実施することが可能である
ことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタに関して使用する計算設備の
透視図である。
【図2】図1に示したプリンタの前面透視図である。
【図3】図1に示したプリンタの背面透視図である。
【図4】図1に示したプリンタの背面切断透視図であ
る。
【図5】図1に示したプリンタの前面切断透視図であ
る。
【図6A】図1に示したプリンタの自動シート供給機の
ギアトレイン構成図である。
【図6B】図1に示したプリンタの自動シート供給機の
ギアトレイン構成図である。
【図7】図1のプリンタのプリント・キャリッジとイン
クタンクを通る断面図である。
【図8】図7のプリント・キャリッジの記録ヘッドとノ
ズルの構成の平面図である。
【図9】本発明のプリンタにインタフェースされている
ホスト・プロセッサのハードウェア構成を示すブロック
図である。
【図10】図8に示したホスト・プロセッサとプリンタ
の機能ブロック図である。
【図11】図9に示したゲート・アレイの内部構成を示
すブロック図である。
【図12】本発明のプリンタのメモリ・アーキテクチャ
の図である。
【図13】本発明の一実施形態によるプリンタの回復機
構を示す透視図である。
【図14】本発明の一実施形態による回復機構の構成要
素を説明する詳細な透視図である。
【図15】本発明の一実施形態による回復機構における
キャリッジ・レバーの操作を説明する詳細な透視図であ
る。
【図16A】本発明の一実施形態によるキャリッジの垂
直位置の調節を説明する透視図である。
【図16B】本発明の一実施形態によるキャリッジの垂
直位置の調節を説明する側面図である。
【図17A】本発明の一実施形態による薄い紙に印刷す
るための、キャリッジの位置を示すブロック図である。
【図17B】本発明の一実施形態による厚い紙に印刷す
るための、キャリッジの位置の調整を示すブロック図で
ある。
【図18】本発明の一実施形態による回復機構における
キャリッジ・レバーの操作を説明する切断側面図であ
る。
【図19】本発明の一実施形態による回復機構における
キャリッジ・レバーを降下させた位置を示す切断側面図
である。
【図20】本発明の一実施形態による回復機構における
キャリッジ・レバーを上昇させた位置を示す切断側面図
である。
【図21】本発明の一実施形態によるワイパ・ベースを
説明する透視図である。
【図22】本発明の一実施形態による拭き取り操作を示
すセクション図である。
【図23A】本発明の一実施形態による拭き取り操作を
示す前面図である。
【図23B】本発明の一実施形態による拭き取り操作を
示す平面図である。
【図24A】本発明の一実施形態によるシフト拭き取り
操作を示す前面図である。
【図24B】本発明の一実施形態によるシフト拭き取り
操作を示す前面図である。
【図24C】本発明の一実施形態によるシフト拭き取り
操作を示す前面図である。
【図25A】本発明の一実施形態による予備吐出と拭き
取りの同時操作を説明する図である。
【図25B】本発明の一実施形態による予備吐出と拭き
取りの同時操作を説明する図である。
【図25C】本発明の一実施形態による予備吐出と拭き
取りの同時操作を説明する図である。
【図26】本発明の一実施形態によるカバーされた位置
における記録ヘッドとワイパブレードを示す図である。
【図27A】本発明の一実施形態によるワイパブレード
・クリーナを説明する図である。
【図27B】本発明の一実施形態によるワイパブレード
・クリーナを説明する図である。
【図27C】本発明の一実施形態によるワイパブレード
・クリーナを説明する図である。
【図28】本発明の一実施形態による降下させた状態の
キャッピング機構を説明する図である。
【図29】本発明の一実施形態による上昇させた状態の
キャッピング機構を説明する図である。
【図30】本発明の一実施形態によるキャリッジ・レバ
ーの操作を説明するフローチャートである。
【図31】本発明の一実施形態によるキャップとワイパ
ブレードのカバーリングを説明するフローチャートであ
る。
【図32】本発明の一実施形態によるキャッピング機構
の使用を説明するフローチャートである。
【図33】本発明の一実施形態による拭き取り操作を説
明するフローチャートである。
【図34】本発明の一実施形態による回復操作・シーケ
ンスを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 計算設備 2 ホスト・プロセッサ 4 ディスプレイ 5 キーボード 6 指示装置 8 固定コンピュータ・ディスク 9 フロッピ・ディスク・インタフェース 10 プリンタ 11 ハウジング 12 アクセス・ドア 14 自動供給装置 16 サイドガイド 20 排出口 21 吐出トレイ 23 LED 24 レジュームキー 25 ベルト 26 パワー・オン/オフ・ボタン 27 電源 28 カートリッジ 29 電源コード・コネクタ 30 パラレル・ポート・コネクタ 31 給紙トレイ 32a、32b、32c 給紙ローラ 33 ユニバーサル・シリアル・バス 34 LFモータ 34a LFモータ・ドライバ 35 回路ボード 36 LFシャフト 36a LFピンチ・ローラ 37a 給紙ローラフラグ 37b 給紙センサ 38 給紙軸 39 キャリッジモータ 39a キャリッジモータ・ドライバ 40 LFギアトレイン 41 ASFモータ 41a ASFモータ・ドライバ 42 駆動ギヤ列 42a、42b、42c ギア 42d カム 42e ASFトレイ・デテント・アーム 43a、43b、43c、43d インクタンク 44a、44b、44c 予備吐出・リセプタクル領域 45 キャリッジ 46 ワイパブレード 47a、47b 記録ヘッド・キャップ 48 スプリング 50 圧板 51 ガイド軸 52 ロータリ・ポンプ 53a、53b、53c、53d 保有タブ 54 シャーシ 55 カートリッジ・ハウジング 56a、56b 記録ヘッド 57 記録ヘッド・カバー 58a ページ・エッジ検出器レバー 58b ページ・エッジセンサ 59 記録媒体しわ付けリブ 60 回復機構 61 ポンプ入力ギア 62 ワイパ・ベース 63 ロック・ピン 64 キャリッジ・レバー 65 キャリッジ・レバー・サポート 66 ワイパブレード・カバー 67 ワイパ・カバー上面 68 ワイパ・ベース上面 69 ワイパブレード・クリーナ 70 中央処理ユニット 71 コンピュータ・バス 72 ディスプレイ・インタフェース 74 プリンタ・インタフェース 76 双方向通信ライン 77 フロッピ・ディスク 79 キーボード・インタフェース 80 指示装置インタフェース 81 オペレーティング・システム 82 アプリケーション 82a アプリケーション・プログラム 84 プリンタ・ドライバ 86、99 ランダム・アクセス・メイン・メモリ 87、92 読出し専用メモリ 89 ドライバ・セクション 91 プリンタCPU 94 制御論理 96 I/ポート・ユニット 97 バス 100 コントローラ 101 プリント・エンジン 102 EEPROM 103 センサ 103a 温度センサ 104 スイッチ 105 LED 106 ブザー 107 プリント・データ・ストア 109 プリント・バッファ 110 プリンタ制御 112 内部バス 113 ホスト・コンピュータ・インタフェース 115 DRAMバス・アービタ/コントローラ 116 データ圧縮解除器 117 LFモータ・コントローラ 118 画像バッファコントローラ 119 熱タイミング生成器 120 キャリッジモータ・コントローラ 121 一時的記憶装置 121a EEPROMコントローラ 121b 自動位置合せセンサ・コントローラ 121c ブザー・コントローラ 122 自動トリガ・コントローラ 123 不揮発性メモリ・セクション 124、126 メモリ・セクション 130 メモリ構造 140 ポンプ・ポジション・センサ 141 ポンプ・ポジション・アーム 142 回復カム・センサ 143 回復カム・ポジション・アーム 144 回復カム 145 シフト・カム 146 シフト旋回点 147 カム追従部分 148 ワイパ・ギア機構 150 ギャップ・レバー 151 ギャップ・レバー・カム 153 スパー・ローラ 155 吐出ローラ 156 制限ポスト 157 キャリッジ・レバー・スプリング 158 キャリッジ・レバー・リターン・スプリング 160 キャッピング機構 161 ワイパ・ステイ 163 ワイパ・スリット 164 フラットサイド・ブレード部分 165 フラップエッジ・ブレード部分 166 第1ノズル・ブレード部分 167 第2ノズル・ブレード部分 168 中央ブレード部分 170、171、172 ノズル・セクション 175 クリーニング・セクション 180 キャップ・レバー 181 キャップ・レバー・サポート 182 キャップ・レバー・スプリング 183 キャップ・ガイド 184 キャップ・ベース 185 キャップ・ホルダ 187 キャップ・カム 188 キャップ・カム追従部分 189 キャップ・レバー・リターン・スプリング H、H1、H2 高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花房 端 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92626, コスタ メサ, レッドヒル アベニュー 3191 キヤノン ビジネス マシーンズ, インコーポレイテッド 内 (72)発明者 新田 哲弘 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92626, コスタ メサ, レッドヒル アベニュー 3191 キヤノン ビジネス マシーンズ, インコーポレイテッド 内 (72)発明者 平林 弘光 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92626, コスタ メサ, レッドヒル アベニュー 3191 キヤノン ビジネス マシーンズ, インコーポレイテッド 内 (72)発明者 金光 伸二 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92626, コスタ メサ, レッドヒル アベニュー 3191 キヤノン ビジネス マシーンズ, インコーポレイテッド 内 Fターム(参考) 2C056 EA16 EA17 JA04 JB04 JB08 JB09 JC23

Claims (78)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上への記録を実施するための記
    録装置であって、 インク吐出口を配するインク吐出面を有する記録へッド
    を移動させるために、横方向にスライドするように記録
    装置に取り付けられており、記録媒体より離間する方向
    に複数の所定距離まで変位可能であるキャリッジと、 前記キャリッジが回復機構と対向する位置に配置されて
    いるとき、前記記録ヘッドの回復を実施する回復機構で
    あって、前記キャリッジを係合し、前記回復機構より離
    間する所定の位置まで、前記キャリッジを当該離間する
    方向に変位させるキャリッジ・レバーを含む回復機構と
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 キャリッジが、記録媒体より上の複数の
    所定距離の1つに当該キャリッジを位置決めするギャッ
    プ・レバーを含むことを特徴とする請求項1に記載の記
    録装置。
  3. 【請求項3】 ギャップ・レバーが、レバーを備える第
    1端部とカムを有する第2端部とを有し、該第2端部
    が、回復機構のガイド・レールに隣接して配置されてい
    るカムでキャリッジ上に回転するように取り付けられて
    おり、前記キャップ・レバーの回転により、キャリッジ
    が、記録媒体より上の複数の所定距離の1つに配置され
    ることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 ロック・ピンがキャリッジ・レバーに取
    り付けられており、キャリッジ・レバーがキャリッジと
    係合するとき、前記ロック・ピンが、キャリッジの対応
    するピン・リセプタクルと係合し、それにより、キャリ
    ッジが、横方向に移動することを防止することを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 キャリッジ・レバーの第1端部が、回復
    機構の回動中心に回動可能に取り付けられており、キャ
    リッジと係合して変位させるように、前記キャリッジに
    向けて前記回動中心に対して回転可能であることを特徴
    とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 回復機構がさらに、回復機構の回動中心
    に回動可能に取り付けられている第1端部と、キャリッ
    ジ・レバーの第2端部に接続されている第2端部とを有
    するキャリッジ・レバー・サポートを含み、前記回動中
    心の回りに当該キャリッジ・レバー・サポートが回転す
    ることにより、前記回動中心の回りにキャリッジ・レバ
    ーが回転することを特徴とする請求項5に記載の記録装
    置。
  7. 【請求項7】 回復機構がさらに、回復機構に回動可能
    に取り付けられているシフト・カムを含み、キャリッジ
    ・レバー・サポートがさらに、前記シフト・カムに接し
    て配置され、当該シフト・カムが回転するとき、強制的
    に前記キャリッジ・レバー・サポートを回動中心の回り
    に回転させるカム追従部を含むことを特徴とする請求項
    6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 キャリッジ・レバー・スプリングが、キ
    ャリッジ・レバー・サポートとキャリッジ・レバーの間
    に配置されており、それにより、前記キャリッジ・レバ
    ーがキャリッジに対して加える力を弱めることを特徴と
    する請求項6に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 回復機構がさらに、キャリッジ・レバー
    が、回復機構より上の所定の位置より高い位置まで、垂
    直方向にキャリッジを移動させることを防止する制限ポ
    ストを含むことを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  10. 【請求項10】 キャリッジ・レバー・サポートとキャ
    リッジ・レバーとをキャリッジの横方向の移動経路から
    離れるように変位させるために、前記キャリッジ・レバ
    ー・サポートが、キャリッジ・レバー・リターン・スプ
    リングの第1端部に接続されており、キャリッジ・レバ
    ー・リターン・スプリングの第2端部が、回復機構に接
    続されていることを特徴とする請求項8に記載の記録装
    置。
  11. 【請求項11】 記録媒体上への記録を実施するための
    記録装置であって、第1のインク吐出口群と、当該第1
    インク吐出口群が吐出するインクとは異なるインクを吐
    出する第2インク吐出口群と、を配するインク吐出面を
    有する記録へッドを移動させるために、第1横方向に摺
    動可能に記録装置に取り付けられているキャリッジと、 前記キャリッジが回復機構と対向する位置に配置されて
    いるとき、記録ヘッドの回復を実施する回復機構であっ
    て、それぞれ前記第1インク吐出口群と前記第2インク
    吐出口群とをキャッピングする第1キャップと第2キャ
    ップと、ワイパ・ベースに取り付けられているワイパブ
    レードであって、キャップが前記記録ヘッドをキャップ
    していないとき、当該ワイパブレードで前記記録ヘッド
    のインク吐出面を拭き取り、前記キャップをカバーする
    ために前記回復機構にスライドするように取り付けられ
    ているワイパブレードと、該ワイパブレードが前記記録
    ヘッドを拭き取っていないとき、前記ワイパブレードを
    カバーするために前記回復機構に取り付けられているワ
    イパブレード・カバーとを含む回復機構と、 を備えることを特徴とする記録装置。
  12. 【請求項12】 キャリッジの摺動方向である第1横方
    向とは垂直である第2横方向に移動可能であるために、
    ワイパ・ベースが、摺動可能に取り付けられていること
    を特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 ワイパ・ベースがキャップをカバーす
    るように配置されているとき、前記ワイパ・ベースが、
    第1キャップと第2キャップとをカバーし、かつそれら
    を記録ヘッドから吐出されたインクから保護する上面を
    有することを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 ワイパ・ベースがキャップをカバーす
    るように配置されているとき、前記ワイパブレード・カ
    バーが、当該ワイパブレードをカバーするとともに記録
    ヘッドから吐出されたインクから保護する上面を有する
    ことを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 ワイパ・ベースが、モータによって駆
    動されるワイパ伝送機構によって記録ヘッドを拭き取る
    ために、第2横方向に移動することを特徴とする請求項
    12に記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 ワイパ・ベースが、予備吐出回復操作
    中に、それぞれ第1インク吐出口群と第2インク吐出口
    群とから吐出されたインクを受けるためにワイパ・ベー
    ス上面に配置されている第1予備吐領域と第2予備吐領
    域とを含むことを特徴とする請求項13に記載の記録装
    置。
  17. 【請求項17】 第1予備吐領域と第2予備吐領域と
    が、それぞれ、受けたインクを保有するドレイン・シー
    トを含むことを特徴とする請求項16に記載の記録装
    置。
  18. 【請求項18】 第1予備吐領域が、第1キャップと第
    2キャップの位置から離れるように位置し、受けたイン
    クを、ワイパ・ベースより下に位置する記録装置の領域
    にドレインするための開口を有することを特徴とする請
    求項16に記載の記録装置。
  19. 【請求項19】 第2予備吐領域が、受けたインクを保
    有するドレイン・シートを含むことを特徴とする請求項
    18に記載の記録装置。
  20. 【請求項20】 ワイパブレードが、第1予備吐領域と
    第2予備吐領域とを横切るワイパ・ベースの位置に設け
    られていることを特徴とする請求項16に記載の記録装
    置。
  21. 【請求項21】 ワイパブレードが、予備吐出回復操作
    中に、第1インク吐出口群と第2インク吐出口群とを拭
    き取ることを特徴とする請求項16に記載の記録装置。
  22. 【請求項22】 第1インク吐出口群と第2インク吐出
    口群とのそれぞれが、複数の吐出領域に第2横方向に配
    置されており、複数のインク吐出口を含む各吐出領域
    が、、予備吐出回復操作中に、インク吐出口の各吐出領
    域が、ワイパ・ベースが記録ヘッドの下を第2横方向に
    移動する際に連続してインクを吐出し、前記ワイパブレ
    ードによって拭き取られ、前記第1インク吐出口群と前
    記第2インク吐出口群とから吐出されたインクが、それ
    ぞれ第1予備吐領域と第2予備吐領と域で受けられるこ
    とを特徴とする請求項21に記載の記録装置。
  23. 【請求項23】 記録媒体上への記録を実施するための
    記録装置であって、インク吐出口を配するインク吐出面
    を有する記録へッドを移動させるために、横方向にスラ
    イドするように記録装置に取り付けられているキャリッ
    ジと、 前記キャリッジが回復機構と対向する位置に配置されて
    いるとき、前記記録ヘッドの回復を実施する回復機構で
    あって、前記記録ヘッドをキャッピングするキャップ
    と、該キャップを支持し、前記回復機構に回動可能に設
    けられている第1端部を有するキャッピング機構と、前
    記回復機構に回動可能に設けられている第1端部とキャ
    ップ・レバーの第2端部に接続されている第2端部とを
    有するキャップ・レバー・サポートと、キャッピング中
    に記録ヘッドに対するキャップの力を弱めるように前記
    キャップ・レバーと前記キャップ・レバー・サポートの
    間に配置されているキャップ・レバー・スプリングとを
    含む回復機構と、 を備えることを特徴とする記録装置。
  24. 【請求項24】 キャップ・レバーが、キャップを搭載
    するキャップ・ホルダが取り付けられているキャップ・
    ベースを支持するキャップ・ガイドを有することを特徴
    とする請求項23に記載の記録装置。
  25. 【請求項25】 キャップ・ベースが、回復機構に配置
    されている垂直ガイド・レールによって誘導され、待機
    位置からキャッピング位置まで、垂直方向に直線経路を
    移動することを特徴とする請求項24に記載の記録装
    置。
  26. 【請求項26】 キャッピング機構がさらに、回復機構
    に回転するように取り付けられているキャップ・カムを
    含み、キャップ・レバー・サポートがさらに、前記キャ
    ップ・カムに接して配置され、当該キャップ・カムが回
    転するとき、前記キャップ・レバー・サポートを回動さ
    せるキャップ追従部を含むことを特徴とする請求項24
    に記載の記録装置。
  27. 【請求項27】 キャッピング機構がさらに、キャップ
    ・レバー・サポートに接続されている第1端部と、キャ
    ップ・レバー・サポートとキャップ・レバーと、キャリ
    ッジの横方向の移動経路から離れる待機位置に向かって
    変位するように回復機構に接続されている第2端部と、
    を有するキャップ・レバー・リターン・スプリングを含
    むことを特徴とする請求項23に記載の記録装置。
  28. 【請求項28】 記録媒体上への記録を実施するための
    記録装置であって、 複数のインク吐出面部からなるインク吐出面を有し、第
    1インク吐出口群が前記インク吐出面部の1つに配さ
    れ、第2インク吐出口群が他の前記インク吐出面部に配
    されたき録へッドを第1横方向にスライドするように記
    録装置に搭載するためのキャリッジと、 前記記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るために、スラ
    イドするように記録装置に取り付けられているワイパブ
    レードとを備え、 前記ワイパブレードが、複数のスリットによって複数の
    ブレード部に分割されており、各ブレード部が、各イン
    ク吐出面部を拭き取るためのものであることを特徴とす
    る記録装置。
  29. 【請求項29】 キャリッジは、ワイパブレードでイン
    ク吐出面の第1拭き取りをするために第1拭き取り位置
    に移動し、前記キャリッジが第1拭き取り位置にあると
    きにワイパブレード・スリットの1つの位置に対応する
    ように前記キャリッジは第2拭き取り位置へ移動し、前
    記キャリッジが第2拭き取り位置にあるとき、ブレード
    部分の1つによって拭き取っていない部分を拭き取るこ
    とを特徴とする請求項28に記載の記録装置。
  30. 【請求項30】 第1拭き取りの実行時間が、第2拭き
    取りの実行時間と異なることを特徴とする請求項29に
    記載の記録装置。
  31. 【請求項31】 ワイパー・ブレードがクリーニング・
    ユニットの複数のクリーニング表面部を有するクリーニ
    ング表面を横切って移動する際に当該ワイパブレードを
    クリーニングするために、記録装置にはワイパブレード
    ・クリーナが搭載されていることを特徴とする請求項2
    8に記載の記録装置。
  32. 【請求項32】 複数のクリーニング表面部のそれぞれ
    が、各ブレード部に対応することを特徴とする請求項3
    1に記載の記録装置。
  33. 【請求項33】 複数のクリーニング表面部の1つが、
    クリーニング・ユニットによるワイパブレードのクリー
    ニング中に、対応する各ブレード部が通過するオープン
    ・ギャップを有し、各ブレード部が、前記クリーニング
    ・ユニットによってクリーニングされていないことを特
    徴とする請求項32に記載の記録装置。
  34. 【請求項34】 残っているクリーニング表面セクショ
    ンのそれぞれが、各ブレード部をクリーニングするため
    に、クリーニング・エッジを有することを特徴とする請
    求項33に記載の記録装置。
  35. 【請求項35】 クリーニング表面部の第1グループの
    クリーニング・エッジが、クリーニング表面上の第1位
    置に配置されており、クリーニング表面部の第2グルー
    プのクリーニング・エッジが、クリーニング表面上の第
    2位置に配置されており、ワイパブレードが、クリーニ
    ング・ユニットのクリーニング表面を横切って移動する
    際に、第1グループのクリーニング・エッジが対応する
    各ブレード部と係合し、その後、第2グループのクリー
    ニング・エッジが、対応する各ブレード部と係合するこ
    とを特徴とする請求項34に記載の記録装置。
  36. 【請求項36】 複数のブレード部が、記録ヘッドの側
    面を拭き取るためのフラップサイドのブレード部と、イ
    ンク吐出面の外側のエッジ領域に対応するインク吐出面
    部の1つの拭き取るためのフラップエッジ・ブレード部
    分と、第1インク吐出口群に対応するインク吐出面部を
    拭き取るための第1ノズル・ブレード部と、第2インク
    吐出口群に対応するインク吐出面部を拭き取るための第
    2ノズル・ブレード部と、前記第1インク吐出口群と前
    記第2インク吐出口群との間に位置するインク吐出面の
    領域に対応するインク吐出面部の1つを拭き取るための
    中央ブレード部分とを含むことを特徴とする請求項28
    に記載の記録装置。
  37. 【請求項37】 記録媒体上への記録を実施するための
    記録装置であって、 複数のインク吐出面部からなるインク吐出面部を有し、
    かつ該インク吐出面部の1つに配された第1インク吐出
    口群と他の前記インク吐出面部に配された第2インク吐
    出口群とを有する記録へッドを第1横方向にスライドす
    るように記録装置に搭載するためのキャリッジと、 前記キャリッジが、回復機構に対向する位置に配置され
    ているとき、前記記録ヘッドの回復を実施する回復機構
    であって、 前記記録ヘッドの回復中に、前記キャリッジと係合し、
    前記回復機構と対向する所定位置まで前記キャリッジを
    当該回復装置から離間する方向に移動させるキャリッジ
    ・レバーと、 それぞれ前記第1インク吐出口群と前記第2インク吐出
    口群とをキャッピングするための第1キャップおよび第
    2キャップと、 キャップを支持し、前記回復機構に回動するように設け
    られている第1端部と第2端部とを有するキャップ・レ
    バーと、前記回復機構に回動するように設けられている
    第1端部と前記キャップ・レバーの前記第2端部に接続
    されている第2端部とを有するキャップ・レバー・サポ
    ートと、キャッピング中に前記記録ヘッドに対する各キ
    ャップの力を弱めるように、前記キャップ・レバーと前
    記キャップ・レバー・サポートとの間に配置されたキャ
    ップ・レバー・スプリングと、を含むキャッピング機構
    と、 前記回復機構に摺動可能に設けられ、前記キャップが前
    記記録ヘッドをキャッピングしていないとき、前記キャ
    ップをカバーするために移動するワイパ・ベースと、 前記記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るために、前記
    ワイパ・ベースに配されているワイパブレードであっ
    て、当該ワイパブレードが複数のスリットによって複数
    のブレード部に分割されており、各ブレード部が前記記
    録ヘッドの各インク吐出面部を拭き取るためのものであ
    るワイパブレードと、 予備吐出回復操作中に、それぞれ第1インク吐出口群と
    第2インク吐出口群とから吐出されたインクを受けるた
    めに、前記ワイパ・ベースに配置されている第1予備吐
    領域および第2予備吐領域と、 前記ワイパブレードが、前記記録ヘッドを拭き取ってい
    ないとき、前記ワイパブレードをカバーするためのワイ
    パブレード・カバーとを含む回復機構と、 を備えることを特徴とする記録装置。
  38. 【請求項38】 記録媒体上への記録を実施するための
    記録装置における方法であって、該記録装置が、記録媒
    体を走査するために、横方向にスライドするように記録
    装置に取り付けられ、記録中に、記録媒体より上の複数
    の所定位置まで、垂直方向に移動可能であるキャリッジ
    と、該キャリッジに取り付けられ、記録媒体上にインク
    を吐出するために、内部に配置されたインク吐出ノズル
    を備えるインク吐出面を有する記録ヘッドとを含み、 前記記録装置に配置されている回復機構に隣接する位置
    まで、キャリッジを横方向に移動させるステップと、 前記回復機構に接続されているキャリッジ・レバーを上
    昇させて、キャリッジをキャリッジ・レバーと係合させ
    るステップと、 前記回復機構より上の所定の位置まで、キャリッジ・レ
    バーで離間する方向に前記キャリッジを移動させるステ
    ップと、 前記キャリッジが所定の位置にあるとき、回復操作と前
    記記録ヘッドのキャッピング操作の1つを実施するステ
    ップと、 所定の位置から離れるように、キャリッジ・レバーで離
    間する方向に前記キャリッジを移動させるステップと、 前記キャリッジ・レバーを下げて、該キャリッジ・レバ
    ーをキャリッジから外すステップと、を含むことを特徴
    とする方法。
  39. 【請求項39】 キャリッジが、記録媒体より上の複数
    の所定位置の1つに、当該キャリッジを位置決めするギ
    ャップ・レバーを含むことを特徴とする請求項38に記
    載の方法。
  40. 【請求項40】 ギャップ・レバーが、レバーを備える
    第1端部とカムを有する第2端部とを有し、該第2端部
    が、回復機構上のガイド・レールに隣接して配置されて
    いるカムで、キャリッジ上に回転するように取り付けら
    れており、前記ギャップ・レバーの回転により、キャリ
    ッジが、記録媒体より上の複数の所定位置の1つに配置
    することを特徴とする請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 ロック・ピンが、キャリッジ・レバー
    に取り付けられており、キャリッジ・レバーがキャリッ
    ジと係合しているとき、前記ロック・ピンが、キャリッ
    ジ上の対応するピン・リセプタクルと係合しており、そ
    れにより、キャリッジが横方向に移動することを防止す
    ることを特徴とする請求項38に記載の方法。
  42. 【請求項42】 キャリッジ・レバーの第1端部が、回
    復機構の回転中心に回動可能に取り付けられており、キ
    ャリッジと係合して変位させるように、前記キャリッジ
    に向けて前記回動中心に対して回転可能であることを特
    徴とする請求項38に記載の方法。
  43. 【請求項43】 回復機構がさらに、回復機構上の回動
    中心に回動可能に取り付けられている第1端部と、キャ
    リッジ・レバーの第2端部に接続されている第2端部と
    を有するキャリッジ・レバー・サポートを含み、前記回
    動中心の回りに当該キャリッジ・レバー・サポートが回
    転することにより、前記回動中心の回りにキャリッジ・
    レバーが回転することを特徴とする請求項42に記載の
    方法。
  44. 【請求項44】 回復機構がさらに、該回復機構に回動
    可能に取り付けられているシフト・カムを含み、キャリ
    ッジ・レバー・サポートがさらに、前記シフト・カムに
    接して配置され、当該シフト・カムが回転していると
    き、回動中心の回りに前記キャリッジ・レバー・サポー
    トを回転させるカム追従部を含むことを特徴とする請求
    項43に記載の方法。
  45. 【請求項45】 キャリッジ・レバー・スプリングが、
    キャリッジ・レバー・サポートとキャリッジ・レバーの
    間に配置されており、それにより、前記キャリッジ・レ
    バーがキャリッジに加える力を弱めることを特徴とする
    請求項43に記載の方法。
  46. 【請求項46】 回復機構がさらに、キャリッジ・レバ
    ーが回復機構より上の所定位置より高い位置まで、垂直
    方向にキャリッジを移動することを防止する、制限ポス
    トを含むことを特徴とする請求項38に記載の方法。
  47. 【請求項47】 キャリッジ・レバー・サポートが、キ
    ャリッジ・レバー・リターン・スプリングの第1端部に
    接続され、該キャリッジ・レバー・リターン・スプリン
    グの第2端部が、回復機構に接続されており、前記キャ
    リッジ・レバー・サポートとキャリッジ・レバーとをキ
    ャリッジの横方向の移動経路から離れるように変位させ
    ることを特徴とする請求項45に記載の方法。
  48. 【請求項48】 記録媒体上への記録を実施するための
    記録装置における方法であって、記録装置が、記録媒体
    を走査するために、第1横方向にスライドするように記
    録装置に取り付けられているキャリッジと、該キャリッ
    ジに取り付けられ、内部に配置された第1インク吐出口
    群と前記第2インク吐出口群を備えるインク吐出面を有
    する記録ヘッドとを含み、各インク吐出口群が、記録媒
    体上に異なるタイプのインクを吐出するためのものであ
    り、 ワイパ・ベースが回復機構に提供されている第1キャッ
    プと第2キャップをカバーするカバー位置に、該回復機
    構のワイパ・ベースを移動させ、該ワイパ・ベース上に
    取り付けられているワイパブレードを有し、前記ワイパ
    ・ベースがカバー位置にあるとき、該ワイパブレード
    が、ワイパブレード・カバーによってカバーされている
    ステップと、 前記記録ヘッドを第1横方向に走査して、画像を記録媒
    体上に記録しながら、前記第1インク吐出口群と前記第
    2インク吐出口群とからインクを吐出するステップと、 前記回復機構に隣接する位置に前記記録ヘッドを移動さ
    せるステップと、 前記記録ヘッドのキャッピング操作と拭き取り操作とを
    実施するために、前記第1キャップと前記第2キャップ
    および前記ワイパブレードのカバーをはずすように、カ
    バー位置から離れるようにワイパ・ベースを移動するス
    テップと、 を含むことを特徴とする方法。
  49. 【請求項49】 キャリッジの摺動方向である第1横方
    向とは垂直である第2横方向に移動可能であるように、
    ワイパ・ベースが、摺動可能に取り付けられていること
    を特徴とする請求項48に記載の方法。
  50. 【請求項50】 ワイパ・ベースが、キャップをカバー
    する位置にあるとき、前記ワイパ・ベースが、第1キャ
    ップと第2キャップとをカバーし、かつ、記録ヘッドか
    ら吐出されたインクからそれらを保護する上面を有する
    ことを特徴とする請求項48に記載の方法。
  51. 【請求項51】 ワイパ・ベースが、キャップをカバー
    する位置にあるとき、前記ワイパブレード・カバーが、
    当該ワイパブレードをカバーするとともに記録ヘッドか
    ら吐出されたインクから保護する上面を有することを特
    徴とする請求項48に記載の方法。
  52. 【請求項52】 ワイパ・ベースが、モータによって駆
    動されるワイパ伝送機構によって記録ヘッドを拭き取る
    ために、第2横方向に移動することを特徴とする請求項
    49に記載の方法。
  53. 【請求項53】 ワイパ・ベースが、予備吐出回復操作
    中に、それぞれ第1インク吐出口群と第2インク吐出口
    群から吐出されたインクを受けるために、ワイパ・ベー
    ス上面に配置された第1予備吐領域と第2予備吐領域と
    を含むことを特徴とする請求項50に記載の方法。
  54. 【請求項54】 第1予備吐領域と第2予備吐プ領域と
    が、それぞれ、受けたインクを保有するドレイン・シー
    トを含むことを特徴とする請求項53に記載の方法。
  55. 【請求項55】 第1予備吐領域が、第1キャップと第
    2キャップの位置から離れるように配置され、ワイパ・
    ベースより下に配置されている記録装置の領域に受けた
    インクをドレインするための開口を有することを特徴と
    する請求項53に記載の方法。
  56. 【請求項56】 第2予備吐領域が、受けたインクを保
    有するドレイン・シートを含むことを特徴とする請求項
    55に記載の方法。
  57. 【請求項57】 ワイパブレードが、第1予備吐領域と
    第2予備吐領域とを横切るワイパブレード上の位置に設
    けられていることを特徴とする請求項53に記載の方
    法。
  58. 【請求項58】 ワイパブレードが、予備吐出回復操作
    中に、第1インク吐出口群と第2インク吐出口群とを拭
    き取ることを特徴とする請求項53に記載の方法。
  59. 【請求項59】 第1インク吐出口群と第2インク吐出
    口群とのそれぞれが、複数の吐出領域に第2横方向に配
    置されており、複数のインク吐出口を含む各吐出領域
    が、、予備吐出回復操作中に、インク吐出口の各吐出領
    域が、ワイパ・ベースが記録ヘッドの下を第2横方向に
    移動する際に連続してインクを吐出し、前記ワイパブレ
    ードによって拭き取られ、前記第1インク吐出口群と前
    記第2インク吐出口群とから吐出されたインクが、それ
    ぞれ第1予備吐領域と第2予備吐領と域で受けられるこ
    とを特徴とする請求項58に記載の方法。
  60. 【請求項60】 記録媒体への記録を実施するための記
    録装置における方法であって、記録装置が、記録媒体を
    走査するために、横方向にスライドするように記録装置
    に取り付けられているキャリッジと、キャリッジに取り
    付けられ、記録媒体上にインクを吐出するために内部に
    配置されている吐出ノズルを備える吐出表面を有する記
    録ヘッドとを含み、 回復機構に隣接する位置まで、キャリッジを横方向に移
    動させるステップと、記録媒体に配置されているキャッ
    ピング機構のキャップ・レバー・サポートを回転し、該
    キャップ・レバー・サポートが、第1端部と第2端部と
    を有し、該第1端部が、前記回復機構に回動可能に取り
    付けられており、該第2端部が、前記記録ヘッドにキャ
    ッピングするキャップを支持するキャップ・レバーの第
    2端部に接続されており、キャップ・レバーが、回復機
    構に回動可能に取り付けられている第1端部を有し、キ
    ャッピング機構がさらに、キャップ・レバーとキャップ
    ・レバー・サポートの間に配置されたキャップ・レバー
    ・スプリングを含む、ステップと、 を含み、 前記キャップ・レバー・サポートの回転により、キャッ
    プ・レバーが回転して、キャップを上昇させ、記録ヘッ
    ドと係合してそれをキャッピングし、その間、記録ヘッ
    ドに対するキャップの力が、キャップ・レバー・スプリ
    ングによって弱められることを特徴とする方法。
  61. 【請求項61】 キャップ・レバーが、キャップを搭載
    するキャップ・ホルダが取り付けられているキャップ・
    ベースを支持するキャップ・ガイドを有することを特徴
    とする請求項60に記載の方法。
  62. 【請求項62】 キャップ・ベースが、回復機構に配置
    されている垂直ガイド・レールによって誘導され、待機
    位置からキャッピング位置まで、垂直方向に直線経路を
    移動することを特徴とする請求項61に記載の方法。
  63. 【請求項63】 キャッピング機構がさらに、回復機構
    に回転するように取り付けられているキャップ・カムを
    含み、キャップ・レバー・サポートがさらに、前記キャ
    ップ・カムに接して配置され、当該キャップ・カムが回
    転するとき、前記キャップ・レバー・サポートを回動さ
    せるカム追従部を含むことを特徴とする請求項60に記
    載の方法。
  64. 【請求項64】 キャッピング機構がさらに、キャップ
    ・レバー・サポートに接続されている第1端部と、キャ
    ップ・レバー・サポートとキャップ・レバーと、キャリ
    ッジの横方向の移動経路から離れる待機位置に向かって
    変位するように回復機構に接続されている第2端部と、
    を有するキャップ・レバー・リターン・スプリングを含
    むことを特徴とする請求項60に記載の方法。
  65. 【請求項65】 記録媒体上への記録を実施するための
    記録装置における方法であって、記録装置が、記録媒体
    を走査するために、横方向にスライドするように記録装
    置に取り付けられているキャリッジと、該キャリッジに
    取り付けられ、複数のインク吐出面部からなるインク吐
    出面を有し、第1インク吐出口群が前記インク吐出面部
    の1つに配され、第2インク吐出口群が他の前記インク
    吐出面部に配された記録へッドとを含み、 ワイパブレードに隣接する第1拭き取り位置まで、キャ
    リッジを横方向に移動させ、該ワイパブレードが、複数
    のスリットによって複数のブレード部に分割されている
    ステップと、 前記ワイパブレードで、前記記録ヘッドの吐出表面を拭
    き取るステップと、 を含み、 前記ワイパブレードの各ブレード部分が、前記記録ヘッ
    ドの吐出表面の各吐出表面部を拭き取ることを特徴とす
    る方法。
  66. 【請求項66】 キャリッジは、ワイパブレードに隣接
    する第2拭き取り位置まで、該キャリッジを横方向に移
    動させるステップと、 前記ワイパブレードで、記録ヘッドのインク吐出面を拭
    き取るステップとをさらに含み、 前記キャリッジが第1拭き取り位置にあるときにワイパ
    ブレード・スリットの1つの位置に対応するように該キ
    ャリッジを第2拭き取り位置へ移動させ、該キャリッジ
    が第2拭き取り位置にあるとき、拭き取っていない部分
    が、ブレード部分の1つによって拭き取られることを特
    徴とする請求項65に記載の方法。
  67. 【請求項67】 第1拭き取り位置における拭き取り実
    行時間が、第2拭き取り位置における拭き取り実行時間
    と異なることを特徴とする請求項66に記載の方法。
  68. 【請求項68】 ワイパー・ブレードがクリーニング・
    ユニットの複数のクリーニング表面部を有するクリーニ
    ング表面を横切って移動する際に当該ワイパブレードを
    クリーニングするために、記録装置にはワイパブレード
    ・クリーナが搭載されていることを特徴とする請求項6
    5に記載の方法。
  69. 【請求項69】 複数のクリーニング表面表面部のそれ
    ぞれが、各ブレード部に対応することを特徴とする請求
    項68に記載の方法。
  70. 【請求項70】 複数のクリーニング表面部の1つが、
    クリーニング・ユニットによるワイパブレードのクリー
    ニング中に、対応するそれぞれのブレード部が通過する
    オープン・ギャップを有し、それぞれのブレード部が、
    クリーニング・ユニットによってクリーニングされてい
    ないことを特徴とする請求項69に記載の方法。
  71. 【請求項71】 残っているクリーニング表面セクショ
    ンの各々が、それぞれのブレード部をクリーニングする
    ためにクリーニング・エッジを有することを特徴とする
    請求項70に記載の方法。
  72. 【請求項72】 クリーニング表面部の第1グループの
    クリーニング・エッジが、クリーニング表面上の第1位
    置に配置されており、クリーニング表面部の第2グルー
    プのクリーニング・エッジが、クリーニング表面上の第
    2位置に配置されており、それにより、ワイパブレード
    が、クリーニング・ユニットのクリーニング表面を横切
    って移動するとき、第1グループのクリーニング・エッ
    ジが、対応するそれぞれのブレード部と係合し、その
    後、第2部グループのクリーニング・エッジが、対応す
    るそれぞれのブレード部と係合することを特徴とする請
    求項71に記載の方法。
  73. 【請求項73】 複数のブレード部が、記録ヘッドの側
    面を拭き取るフラップサイド・ブレード部を含み、該フ
    ラップサイド・ブレード部は、インク吐出面の外側のエ
    ッジ領域に対応するインク吐出面の1つを拭き取るもの
    であり、また、第1インク吐出口群に対応するインク吐
    出面を拭き取る第1ノズル・ブレード部と、第2インク
    吐出口群に対応するインク吐出面を拭き取る第2ノズル
    ・ブレード部と、前記第1インク吐出口群と前記第2イ
    ンク吐出口群の間に配置されているインク吐出面の領域
    に対応するインク吐出面部の1つを拭き取る中央ブレー
    ド部分とを含むことを特徴とする請求項65に記載の方
    法。
  74. 【請求項74】 記録媒体上への記録を実施するための
    記録装置における方法であって、該記録装置が、記録媒
    体を走査するために、横方向にスライドするように記録
    装置に取り付けられているキャリッジと、キャリッジに
    取り付けられ、 複数のインク吐出面部からなるインク
    吐出面部を有し、かつ該インク吐出面部の1つに配され
    た第1インク吐出口群と他の前記インク吐出面部に配さ
    れた第2インク吐出口群とを有する記録へッドとを含
    み、 ワイパ・ベースが、回復機構に提供されている第1キャ
    ップと第2キャップをカバーするカバー位置に、該回復
    機構のワイパ・ベースを移動し、前記ワイパ・ベースが
    カバー位置にあるとき、該ワイパ・ベースがワイパブレ
    ード・カバーによってカバーされており、それにより、
    使用していないときに、前記キャップと前記ワイパブレ
    ードとを保護し、ワイパ・ベースがさらに、予備吐回復
    操作中に、それぞれ第1インク吐出口群と第2インク吐
    出口群から吐出されたインクを受けるために、前記ワイ
    パ・ベース上に配置されている第1予備吐領域と第2予
    備吐領域を含む、ステップと、 前記回復機構に隣接する位置まで、前記キャリッジを横
    方向に移動するステップと、 前記回復機構に接続されているキャリッジ・レバーを上
    昇させて、前記キャリッジをキャリッジ・レバーで係合
    するステップと、 前記回復機構より上の所定の位置まで、キャリッジ・レ
    バーで前記キャリッジを当該回復装置から離間する方向
    に移動するステップと、 前記キャリッジが所定の位置にあるとき、予備吐操作と
    記録ヘッドの拭き取り操作とを実施し、第1予備吐領域
    と第2予備吐領域が、予備吐中に、前記第1インク吐出
    口群と前記第2インク吐出口群から吐出されたインクを
    受け、複数のスリットによって複数のブレード部に分割
    されているワイパブレードで拭き取り操作を実施し、各
    ブレード部が、インク吐出面のそれぞれのインク吐出面
    部を拭き取るためのものであるステップと、 前記ワイパ・ベースをカバー位置から離れるように移動
    させ、第1キャップと第2キャップのカバーをはずすス
    テップと、 前記回復機構に配置されているキャッピング機構のキャ
    ップ・レバー・サポートを回転し、キャップ・レバー・
    サポートが、第1端部と第2端部を有し、第1端部が、
    該回復機構に回動可能に取り付けられており、前記第2
    端部が、記録ヘッドをキャッピングする第1キャップと
    第2キャップを支持するキャップ・レバーの第2端部に
    接続されており、該キャップ・レバーが、回復機構に回
    動可能に取り付けられている第1端部を有し、前記キャ
    ッピング機構がさらに、前記キャップ・レバーと前記キ
    ャップ・レバー・サポートの間に配置されているキャッ
    プ・レバー・スプリングを含み、該キャップ・レバー・
    スプリングより、前記第1キャップと前記第2キャップ
    とを上昇させて、前記記録ヘッドと係合して、該記録ヘ
    ッドをキャッピングし、その間、記録ヘッドに対する各
    キャップの力が、キャップ・レバー・スプリングによっ
    て弱められているステップと、 前記キャップが記録ヘッドに係合しているとき、吸込み
    力を記録ヘッドのインク吐出面に加えるステップと、 前記キャップ・レバー・サポートを回転させて、前記記
    録ヘッドから前記第1キャップと前記第2キャップとを
    下げるステップと、 所定の位置から離れるように、キャリッジ・レバーでキ
    ャリッジを前記回復機構から離間する方向に移動させる
    ステップと、前記キャリッジ・レバーを下げて、該キャ
    リッジ・レバーから前記キャリッジを外すステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  75. 【請求項75】 コンピュータが読取り可能な記憶媒体
    上に記憶されている、コンピュータが実行可能なプログ
    ラムであって、前記コンピュータが実行可能なプログラ
    ムが、記録媒体上への記録を実施するための記録装置の
    方法を実施するためのものであり、前記コンピュータが
    実行可能なプログラムが、請求項38から74のいずれ
    か一項に記載の方法を実施するために実行可能なプログ
    ラムを備えることを特徴とするコンピュータが実行可能
    なプログラム。
  76. 【請求項76】 コンピュータが実行可能なプログラム
    を記憶するコンピュータが読取り可能な記憶媒体であっ
    て、コンピュータが実行可能なプログラムが、記録媒体
    上への記録を実施するための記録装置の方法を実施する
    ためのものであり、前記コンピュータが実行可能なプロ
    グラムが、請求項38から74のいずれか一項に記載の
    方法を実施するために実行可能であるプログラムを備え
    ることを特徴とするコンピュータが読取り可能な記憶媒
    体。
  77. 【請求項77】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して
    記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴
    とする請求項1から76のいずれか1項に記載の記録装
    置。
  78. 【請求項78】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録インクジェットヘッドであ
    って、インクに与える熱エネルギーを発生するための熱
    エネルギー変換体を備えていることを特徴とする請求項
    1から76のいずれか1項に記載の記録装置。
JP2001278666A 2000-09-13 2001-09-13 改善された記録ヘッド回復機構を有する記録装置 Withdrawn JP2002127461A (ja)

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