JP2002127302A - 黒色鋼板 - Google Patents

黒色鋼板

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JP2002127302A JP2000328455A JP2000328455A JP2002127302A JP 2002127302 A JP2002127302 A JP 2002127302A JP 2000328455 A JP2000328455 A JP 2000328455A JP 2000328455 A JP2000328455 A JP 2000328455A JP 2002127302 A JP2002127302 A JP 2002127302A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クロムを含有しない組成物を用いるため、鋼板
の処理工程および得られた表面処理鋼板の使用時に6価
クロムの処理等の特別の廃水処理が不要であるととも
に、耐食性に優れ、かつ白色化等の色調変化および低光
沢化を引き起こさない、耐傷付き性および耐指紋性に優
れた黒色鋼板の提供。 【解決手段】黒色化処理されたZn−Niめっき鋼板の
表面に、金属イオン、 (a)ガラス転移温度:10〜80℃、(b)溶解度パ
ラメータ:9.8以下および(c)屈折率:1.55以
下である水分散性有機樹脂および酸を含む金属表面処理
組成物を塗布して形成された皮膜層を有する黒色鋼板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は黒色鋼板に関し、よ
り詳しくは、クロムを含有しない組成物を用いて、耐食
性に優れ、かつ白色化等の色調変化および低光沢化を引
き起こさない、耐傷付き性、耐指紋性に優れた黒色鋼板
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、表面を黒色化処理した黒色鋼
板は、パソコン、複写機等の事務機器、エアコン等の家
電製品、自動車部品、内装建材などに広く使用されてい
る。黒色鋼板は、亜鉛系めっき鋼板の表面に黒色塗料を
塗布したり、Zn−Niめっき鋼板のめっき面を黒色化
処理(例えば、陽極電解、陰極処理、交番電解法、陽極
酸化)して製造される場合がある。
【0003】しかし、前者の場合は、下地を十分に隠蔽
するためには、黒色塗料の塗膜厚を厚くする必要があ
り、また、プレス成形時に塗膜が破壊した場合には耐食
性が劣化する。
【0004】後者の場合は、黒色化処理によって光沢が
失われ、また耐食性が劣化するため、クロメート処理
し、さらにクリヤー皮膜を施したり、あるいは樹脂/ク
ロメート混合型塗料を塗布する必要があった。しかし、
クロメート処理液や樹脂/クロメート混合型塗料は、6
価クロムを含有するため、製造工程からの廃水には、水
質汚染防止法に規定される特別な処理を行う必要があ
り、コストアップの原因となる欠点を有している。さら
に、クロムイオンによって鋼板表面の色調が黄色や緑色
に変化することを防止できなかった。
【0005】そこで、鋼板、特に亜鉛系めっき鋼板の白
錆の発生を防止するため、クロムを用いない表面処理技
術が求められ、例えば、下記の各種提案がなされてい
る。 特開平5−195244号公報には、(a)少なくと
も4個のフッ素原子と、チタン、ジルコニウム等の少な
くとも1個の元素とからなる陰イオン成分(例えば、T
iF6 2- で示されるフルオロチタン酸)、(b)コバル
ト、マグネシウム等の陽イオン成分、(c)pH調節の
ための遊離酸および(d)有機樹脂を含有するクロムフ
リー組成物を用いる金属の表面処理方法が提案されてい
る。
【0006】特開平9−241856号公報には、
(a)水酸基含有共重合体、(b)リン酸、および
(c)銅、コバルト、鉄、マンガンなどの金属のリン酸
塩を含有するクロムフリーの金属表面処理用組成物が提
案されている。
【0007】特開平11−50010号公報には、
(a)ポリヒドロキシエーテルセグメントと不飽和単量
体の共重合体セグメントを有する樹脂、(b)リン酸お
よび(c)カルシウム、コバルト、鉄、マンガン、亜鉛
などの金属のリン酸塩を含有するクロムフリーの金属表
面処理用組成物が提案されている。
【0008】特開平11−106945号公報には、
(a)マンガン、コバルト、亜鉛などの多価金属イオ
ン、(b)フルオロ酸、リン酸、酢酸などの酸、(c)
シランカップリング剤および(d)重合単位2〜50の
水溶性重合体を水性媒体に溶解した水溶性表面処理剤が
提案されている。
【0009】前記〜の方法または組成物等によっ
て、金属板を十分な付着量の表面処理剤(被覆剤、コー
ティング剤)で被覆した場合、すなわち、十分な膜厚の
皮膜を設けた場合には、まずまずの耐食性が得られる。
しかし、例えば、金属板の凸部などの一部が露出するよ
うな皮膜が施されていたり、膜厚が薄過ぎる場合には、
耐食性が極めて不十分であった。つまり、金属板に対す
る表面処理剤の被覆率が100%の場合にのみ、耐食性
が得られるが、被覆率が100%未満の場合には不十分
な耐食性しか得られなかった。一方、これらの方法また
は組成物等によって全面に厚い皮膜を形成すると、プレ
ス成形後の外観が白色化するという問題があった。
【0010】さらに、前記〜の方法または組成物等
は、いずれもリン酸塩を用いるが、乾燥後の皮膜中にリ
ン酸化合物が固体として残留した場合、鋼板表面の色
調、特に光沢度や明度が著しく変化するという問題があ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑み、クロムを含有しない組成物を用いるため、鋼板
の処理工程および得られた表面処理鋼板の使用時に6価
クロムの処理等の特別の廃水処理が不要であるととも
に、耐食性に優れ、かつ白色化等の色調変化および低光
沢化を引き起こさない、耐傷付き性および耐指紋性に優
れた黒色鋼板を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため、鋭意検討した結果、Zn−Niめっき
鋼板の黒色化処理表面に、金属イオン、水分散性有機樹
脂および酸を含む金属表面処理組成物を塗布して極薄い
皮膜を形成すれば、耐食性に優れ、色調と光沢を同時に
確保できることを見出し、本発明を完成するに至ったも
のである。
【0013】すなわち、本発明は、黒色化処理されたZ
n−Niめっき鋼板の表面に、金属イオン、水分散性有
機樹脂および酸を含む金属表面処理組成物を塗布して形
成された皮膜層を有する黒色鋼板であって、前記水分散
性有機樹脂が下記(a)、(b)および(c)の条件を
満足することを特徴とする黒色鋼板を提供するものであ
る。 (a)ガラス転移温度:10〜80℃ (b)溶解度パラメータ:9.8以下 (c)屈折率:1.55以下
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の黒色鋼板につい
て、詳細に説明する。本発明の黒色鋼板は、黒色化処理
されたZn−Niめっき鋼板の表面に、金属イオン、水
分散性有機樹脂および酸を含む金属表面処理組成物を塗
布して形成された皮膜層を有するものである。
【0015】本発明の黒色鋼板の基材であるZn−Ni
めっき鋼板は、特に限定されず、通常、Niの質量%が
5〜20質量%の含有割合のZn−Niめっき層を有す
る鋼板である。素地鋼板も特に限定されず、常用される
SPCCや深絞り用冷延鋼板、SPCD、SPCEでよ
い。
【0016】また、黒色化処理も、特に限定されず、陽
極電解、陰極処理、交番電解法、陽極酸化等のいずれの
方法によって黒色化処理されたものでもよい。特に、本
発明は、低コストで、良好な黒色度が得られる点で、陽
極電解処理によって黒色化処理されたZn−Niめっき
鋼板が好ましい。
【0017】本発明において、黒色化処理されたZn−
Niめっき鋼板の表面に皮膜層を形成するために用いら
れる金属表面処理組成物(以下、「塗料組成物」とい
う)の必須成分である金属イオンは、Al,Mg,M
n,Zn,Co,Ti,Su,Ni,Fe,Zr,S
r,Y,Nb,Cu,Ca,V,Ba等が挙げられ、こ
れらの金属イオンは1種または2種以上が塗料組成物に
含まれていてもよい。これらの中でも、アルミニウムイ
オンAl3+、マグネシウムイオンMg2+およびマンガン
イオンMnZ+の3種が、緻密な皮膜が形成されることか
ら薄くても十分な耐食性を有し、飛躍的に黒色鋼板の耐
食性が向上する点で、好ましい。
【0018】また、金属イオンとして、Alイオン、M
gイオンおよびMnイオンの3種からなる群から選ばれ
る少なくとも1種の金属イオンに、Zn,Co,Ti,
Sn,Ni,Fe,Zr,Sr,Y,Nb,Cu,C
a,VおよびBaからなる群から選ばれる少なくとも1
種の金属のイオンを、リン酸、硝酸、炭酸、硫酸等の無
機塩、酢酸等の有機塩、または水酸化物の状態で表面処
理組成物に付加して使用するのが好ましい。さらに、Z
nのリン酸塩、酢酸塩等の水溶液を表面処理組成物(以
下「塗料組成物」といもいう)に付加して使用するのが
好ましい。
【0019】上述のとおり、金属イオンは、リン酸塩、
硝酸塩、炭酸塩、硫酸塩、酢酸塩、フッ酸塩等の塩、ま
たは酸化物、水酸化物、金属を溶解して供給される。好
ましいのは、Al,Mg,Mnのリン酸塩、硝酸塩、炭
酸塩、硫酸塩、酢酸塩、水酸化物の溶液である。これら
の金属塩を構成する酸は、塗料組成物の必須成分の一つ
である酸の供給源ともなり得る。
【0020】塗料組成物の固形分に占める金属イオンの
含有量は0.1〜50質量%が好ましく、0.1〜20
質量%が特に好ましい。0.1質量%未満では、得られ
る黒色鋼板の耐食性が劣り、50質量%を超えると溶接
性が劣化する傾向がある。金属塩を複数使用する場合
は、各金属塩は0.5〜40質量%の範囲とするのが好
ましい。
【0021】塗料組成物の必須成分である水分散性有機
樹脂として、例えば、カルボキシル基および水酸基を含
有しない不飽和単量体と、カルボキシル基含有単量体
を、それぞれ1種もしくは2種以上共重合して得られる
共重合体を用いることができる。前記不飽和単量体とし
ては、例えば、スチレン;アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸iso−プロピル、アクリル酸n
−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のアクリル
酸のアルキルエステル;メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸
n−ブチル、メタクリル酸iso−ブチル、メタクリル
酸n−ヘキシル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリル
酸のアルキルエステルなどが挙げられる。カルボキシル
基含有単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸、イタコン酸、メタクリル酸2−ヒド
ロキシエチル等が挙げられる。
【0022】水分散性有機樹脂として、さらに酸性水溶
液(pH1〜3)中で安定に均一分散することができる
樹脂を用いることができる。例えば、ポリエステル系、
アクリル系、ウレタン系の従来の金属材料の表面処理に
使用されていたものが挙げられる。これらは2種以上併
用することもできる。
【0023】この水分散性有機樹脂は、ガラス転移温度
(Tg)が20〜80℃、好ましくは30〜80℃であ
るものである。Tgが20℃未満である水分散性有機樹
脂を用いると、皮膜を乾燥させた後でも耐ブロッキング
性に劣り、Tgが80℃を超えると加工時の鋼板変形に
皮膜が追従せずに皮膜破壊が生じ、加工後耐食性が劣化
する。
【0024】また、水分散性有機樹脂は、溶解度パラメ
ータが9.8以下、好ましくは9.7未満であるもので
ある。本発明において、溶解度パラメータ(SP値)は
(SP)2 =ρ(ΔH−RT)/M(ρ:モノマー密
度、M:分子量、ΔH:蒸発熱、R:気体定数、T:温
度,25℃)で示される親水性および疎水性の指標であ
り、極性が大きい樹脂ほどΔHが大となるため、SPも
大きくなる。すなわち、SPが大であることは親水性を
有する樹脂であることを示す。2種以上の単量体による
水分散性有機樹脂については、各単量体のSPを質量比
換算により算出することができる。水分散性有機樹脂の
SPが9.8を超えた場合、塗料組成物を塗布・乾燥後
の耐食性が低下する。なお、SP値が9.8以下の水溶
性有機樹脂を得るためには、2種以上の単量体の重合比
を考慮し、SP値が9.8を超える単量体を使用する場
合は、必ず9.8未満の単量体を使用する必要がある。
【0025】さらに、水分散性有機樹脂固体の屈折率は
1.55以下、好ましくは1.50未満である。この屈
折率は、2種以上の単量体による水分散性有機樹脂につ
いては、各単量体の屈折率を含有質量比の割合で加算す
ることにより算出できる。水分散性有機樹脂の屈折率が
1.55以上である場合、塗料組成物を塗布・乾燥後の
色調が低下、具体的には白色化してしまう。
【0026】塗料組成物に占める水分散性有機樹脂の混
合比率(固形分質量比)、すなわち(b)水分散性有機
樹脂/{(a)金属イオン+(b)水分散性有機樹脂+
(c)酸}で示される比率が、50〜98質量%である
ことが好ましい。水分散性有機樹脂の混合比率が50質
量%未満であると塗料組成物の塗布によって色調変化が
生じるおそれがあり、一方、98質量%を超えると耐食
性が低下するおそれがある。混合比率は60〜95質量
%が、さらに好ましく、75〜95質量%が特に好まし
い。また、塗料組成物に上記以外の成分を含有する場合
は、これら成分を合わせた固形分の合計量に対する
(d)水分散性有機樹脂の混合比率が上記範囲であるの
が好ましい。なお、水分散性有機樹脂とは粒子径が0.
05μm以上の樹脂骨格中の極性基により水に分散して
いる樹脂であり、界面活性剤を少量含有していてもよ
い。
【0027】本発明の塗料組成物の必須成分である酸
は、黒色化処理後の鋼板の表面をエッチングし、塗料組
成物によって形成される皮膜の鋼板との密着性をさらに
向上させ、皮膜剥離を防止し、耐食性を向上させる作用
とともに、塗料組成物のpHを1.0〜3.0に調整す
る作用をする。用いられる酸は、リン酸、酢酸、硝酸お
よびフッ酸から選ばれる少なくとも1種であるのが好ま
しい。酸は、前記したように、金属イオンとの金属塩と
して供給してもよい。
【0028】また、酸として2価以上の金属に配位可能
である有機酸も使用できる。特に前記例示した4種の酸
に、該有機酸の少なくとも1種を、さらに併用させる
と、耐食性がさらに向上する。有機酸は、黒色化処理後
の鋼板のエッチングを促進するとともに、金属イオンに
配位し、皮膜をより緻密にするために有効である。用い
られる有機酸としては、例えば、オキサル酢酸、トリカ
ルバリル酸、クエン酸、イソクエン酸、コハク酸、リン
ゴ酸、グルタル酸等が挙げられる。
【0029】塗料組成物に前記有機酸を配合する場合、
その含有量は特に限定されないが、塗料組成物の固形分
に対して1〜10質量%であるのが好ましい。1質量%
未満であると、その効果が十分でなく、未架橋点が増大
し、かえって皮膜の緻密化を妨げるおそれがある。逆
に、10質量%を超えると、塗料組成物としての安定性
が保持できない。
【0030】塗料組成物の固形分に占める酸の含有量は
特に限定されないが、1〜20質量%が好ましく、さら
に好ましくは5〜15質量%である。1質量%未満であ
ると、pHを前記範囲に調整することができず、黒色化
処理後の鋼板のエッチングが不十分になり、耐食性が低
下する。一方、20質量%を超えると、黒色化処理後の
鋼板の溶解が早過ぎ、表面に外観むらが生じる傾向があ
る。
【0031】本発明において、塗料組成物には、鋼板に
塗布時のハジキ防止、塗料組成物の安定性の点から、水
分散性有機樹脂の重合時に使用する以外に、さらに界面
活性剤を配合してもよい。界面活性剤としては、pH1
〜3の環境下で安定なものであればよい。
【0032】さらに、塗料組成物に多価フェノールカル
ボン酸を配合するのが好ましい。これにより耐食性をさ
らに改善できる。多価フェノールカルボン酸としては、
タンニン酸没食子酸などが好適であり、塗料組成物の固
形分の0.1〜20質量%の割合で配合するのがよい。
【0033】また、本発明において、塗料組成物は、水
溶性樹脂を含有しないことが好ましい。水溶性樹脂は骨
格中の極性基により水中でイオン化し、水溶化する樹脂
であるが、この水溶性樹脂は前述の多価フェノールカル
ボン酸等との相互作用により塗料安定性が低下させる傾
向がある。
【0034】本発明において、塗料組成物にカップリン
グ剤を含有させると、得られる黒色鋼板の表面の耐指紋
性を向上させることができる点で、好ましい。
【0035】カップリング剤は、活性水素含有アミノ
基、エポキシ基、ビニル基、メルカプト基およびメタア
クリロキシ基から選ばれた少なくとも1種の反応性官能
基を有するカップリング剤であることが好ましい。特に
好ましいのは、シランカップリング剤、チタンカップリ
ング剤、ジルコニウムカップリング剤であり、これらか
ら選ばれる少なくとも1種である。
【0036】シランカップリング剤としては、例えば、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−β−アミノエチル−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−アミノ
エチル−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルメチルジメトキシシラン、β−3,4−エ
ポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビ
ニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニル
トリアセトキシシラン、N−〔2−(ビニルベンジルア
ミノ)エチル〕−3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等
が挙げられる。
【0037】チタンカップリング剤としては、例えば、
ジ−イソプロポキシビス(アセチルアセトナトチタン、
ジヒドロキシビス(ラクタト)チタン、ジイソプロポキ
シ−ビス−(2,4−ペンタジオネート)チタニウム、
イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタネー
ト等が挙げられる。
【0038】ジルコニウムカップリング剤としては、例
えば、アセチルアセトンジルコニウムブチレート、ジル
コニウムラクテート、ジルコニウムアセテート等が挙げ
られる。
【0039】塗料組成物にカップリング剤を配合する場
合、そのカップリング剤の含有量は、従来、金属材料を
表面処理する際に、表面処理剤(組成物)、塗料に添加
される量と同程度であれば、十分である。
【0040】また、皮膜の緻密性を上げるため、塗料組
成物に金属酸化物を含有させることができる。金属酸化
物は、シリカ(SiO2 )、MgO,ZrO2 ,Al2
3,SnO2 ,Sb2 3 ,Fe2 3 およびFe3
4 からなる群より選ばれる少なくとも1種である。
【0041】金属酸化物は、従来、金属材料を表面処理
する際の表面処理剤(組成物)、塗料に添加されている
量と同程度使用すれば十分な効果を発揮することができ
る。
【0042】本発明において、塗料組成物は水性媒体に
溶解ないし分散して使用される。溶液ないし分散液は、
好ましくは固形分濃度が5〜40質量%、さらに好まし
くは10〜30質量%に調整される。
【0043】水性媒体は、水または水と混合可能な有機
溶剤または無機溶剤との混合媒体である。混合媒体の混
合比率は特に制限されないが、固形分濃度は5〜40質
量%、好ましくは10〜30質量%に調整される。有機
溶剤としては、ブチルセロソルブが好ましい。
【0044】塗料組成物に、その他の性能を付与するた
めにワックスやその他の通常使用される各種添加剤を含
有させてもよい。
【0045】本発明の黒色鋼板の製造は、Zn−Niめ
っき鋼板の表面を黒色化処理した後、鋼板の上に、前記
した塗料組成物を、塗布または接触させ、リンガーロー
ルで押圧し、乾燥して、硬化皮膜を形成させる。該塗料
組成物を塗布するには、ロールコート、スプレー塗装、
刷毛塗り、浸漬塗装、カーテンフローなどの方法を用い
ることもできる。
【0046】形成される皮膜の膜厚は0.1〜3.0μ
mが好ましく、より好ましくは0.5〜1.5μmであ
る。0.1μm未満であると、皮膜が黒色化処理後の鋼
板を被覆しきれず、耐食性が劣化する。逆に3.0μm
を超えると、プレス成形後、外観が白色化する。また曲
げ部に塗膜クラックが発生しやすくなる場合がある。
【0047】本発明の黒色鋼板において、塗料組成物を
塗布して形成される皮膜は、塗料組成物が含有する特定
の金属イオンがZn−Niめっき層と反応し、緻密な皮
膜層を形成し、その緻密な皮膜層の表面に水分散性有機
樹脂による皮膜層が形成されたものである。
【0048】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。 (実施例1〜14、比較例1〜4)Zn−Niめっき鋼
板を、それぞれ異なる方法で黒色化処理した下記鋼板A
〜Cに、下記の水分散性有機樹脂A〜F、4種の金属塩
A、P、CおよびN、ならびに水酸化物H(金属イオン
の配合比:パターンA〜D)、酸A〜D、有機酸A〜
C、多価フェノールカルボン酸A〜B、およびシランカ
ップリング剤A〜C、金属酸化物A〜Cを表1に記載し
た割合で混合して得られた塗料組成物をロールコートし
た。15秒で鋼板温度が170℃となるように加熱して
乾燥・硬化させ、所定の膜厚の皮膜を形成させ、黒色鋼
板の試験片を作成した。
【0049】黒色鋼板A〜C(板厚0.7mm) 板A:陽極電解処理鋼板 板B:陰極処理鋼板 板C:交番電解処理鋼板
【0050】水分散性有機樹脂A〜F 樹脂A:スチレン−nブチルアクリレート重合体(計算
SP:9.77、計算屈折率:1.52、Tg:60
℃、粒子径:0.1μm) 樹脂B:エチレンメタクリレートブチルアクリレート重
合体(計算SP:9.69、計算屈折率:1.43、T
g:60℃、粒子径:0.2μm) 樹脂C:スチレン−エチルメタアクリレート重合体(計
算SP:9.72、計算屈折率:1.48)、Tg:6
0℃、粒子径:0.3μm) 樹脂D:スチレン−2エチルヘキシルアクリレート−メ
タアクリレート(計算SP:9.62、計算屈折率:
1.55、Tg:60℃、粒子径:0.1μm) 樹脂E:メチルメタクリレート−エチルアクリレート重
合体(計算SP:10.5、計算屈折率:1.43、T
g:60℃、粒子径:0.2μm) 樹脂F:ポリスチレン(計算SP:9.90、計算屈折
率:1.60、Tg:100℃)
【0051】金属塩 塩A:酢酸塩 塩P:リン酸塩 塩C:炭酸塩 塩N:硝酸塩 H:水酸化物
【0052】金属イオンの配合比(A、B、C、D) パターンA:Mg2+/Mn2+/Al3+/Men+=1/1
/1/0 パターンB:Mg2+/Mn2+/Al3+/Men+=1/1
/1/1 パターンC:Mg2+/Mn2+/Al3+/Men+=2/1
/1/1 パターンD:Mg2+/Mn2+/Al3+/Meln+/Me
n+=1/1/1/1/1
【0053】酸の種類 A:リン酸 B:酢酸 C:フッ酸 D:硝酸
【0054】有機酸 A:トリカルバリル酸 B:クエン酸 C:コハク酸
【0055】多価フェノールカルボン酸A〜B 樹脂A:タンニン酸 樹脂B:没食子酸
【0056】シランカップリング剤 シランA:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン(KBM403:信越化学工業社製) シランB:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン(KBM402:信越化学工業社製)
【0057】金属酸化物 酸化物A:シリカ(SiO2 ) 酸化物B:MgO
【0058】各試験片について、平面部耐食性、色調変
化、光沢値、ブロッキング性、耐曲げ性、耐指紋性およ
び耐傷つき性を、下記の試験方法に従って評価した。結
果を表3に示す。
【0059】<平板部耐食性>試験片を50mm×10
0mmの大きさに剪断後、端面部をシールし、塩水噴霧
試験(JIS Z−2371)を行った。120時間後
の白錆発生面積率を測定し、下記の評価基準に従って評
価した。 ◎:5%以下 ○:5%超 10%以下 △:10%超 20%以下 ×:20%超
【0060】<色調変化>黒色鋼板の表面に、塗料組成
物を塗布する前後の色調(L*)の変化(ΔL*)を分
光式色差計(“SQ2000”:日本電色社製)を用い
て測定し、下記の評価基準に従って評価した。 ◎:ΔL*が20未満 △:ΔL*が20以上 25以下 ×:ΔL*が25超
【0061】<光沢値>黒色鋼板の表面に塗料組成物を
塗布後の光沢(G値)を分光式色差計(“SQ200
0”:日本電色社製)を用いて測定し、下記の評価基準
に従って評価した。 ◎:光沢 10超 30以下 △:光沢 5超 10以下 ×:光沢 5以下
【0062】<ブロッキング性>皮膜面同士を内側にし
て重ね合わせた2枚の試験片を、2.94×105 N・
mのトルクで締めつけた状態で、40℃の恒温槽に6時
間浸漬した。その後、2枚の試験片を剥がし、剥がした
際の粘着状況により耐ブロッキング性を下記の3段階の
基準で評価した。 ◎:粘着なし(試験片の自重により剥離) △:若干粘着あり(試験片の自重により剥離しないが、
容易に引き剥がし可能) ×:粘着あり(剥離困難)
【0063】<耐曲げ性>試験片を100mm×20m
mに剪断後、OT曲げを実施し、曲げ部を実体顕微鏡
(倍率20倍)で観察し、皮膜のクラックの有無を写真
撮影して観察し、下記の基準で評価した。 ◎:クラックなし △:クラック若干あり(幅方向でクラック面積20%未
満) ×:クラック発生大(幅方向でクラック面積20%以
上)
【0064】<耐指紋性>試験片に白色ワセリンを塗布
し、塗布前後の色調(L値、a値、b値)の変化を分光
式色差計(“SQ2000”:日本電色社製)を用いて
測定し、下記式で示されるΔEを求め、下記の基準で評
価した。 ΔE=(ΔL2 +Δa2 +Δb2 1/2
【0065】◎:ΔEが1以下 ○:ΔEが1超 2以下 △:ΔEが2超 3以下 ×:ΔEが3超
【0066】<耐傷つき性>試験片(20mm×200
mm)について、荷重9.8MPa、摺動速度20mm
/秒、摺動温度25℃の条件で摺動試験を行った後、表
面を実体顕微鏡(倍率:10倍)で観察し、下記の基準
で評価した。 ◎:傷つきなし(巾方向で傷つき面積5%未満) △:傷つき多め(巾方向で傷つき面積5%以上 20%
未満) ×:傷つき多い(巾方向で傷つき面積20%以上)
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】
【発明の効果】本発明の黒色鋼板は、クロムを含有しな
い組成物を用いるため、クロムを含有しない、いわゆる
無公害のノンクロメート表面処理鋼板であり、鋼板の処
理工程および得られた表面処理鋼板の使用時に6価クロ
ムの処理等の特別の廃水処理が不要である。また、特に
耐食性に優れ、かつ白色化等の色調変化および低光沢化
を引き起こさない、耐傷付き性および耐指紋性に優れた
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 22/20 C23C 22/20 22/22 22/22 (72)発明者 海野 茂 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 菊池 勝平 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 4D075 CA02 CA03 CA08 CA33 CB04 DA06 DB05 DC01 DC11 DC18 DC38 EA06 EA10 EB14 EB20 EB22 EB35 EB38 EB53 EB54 EB60 EC01 EC07 4F100 AB03A AB16B AB18B AK01C AK12 AK25 AL01 AT00A BA03 BA07 BA10C CC01C EH71B EJ61 GB32 GB48 GB51 GB81 JA05C JB02 JB05C JB08C JK14 JN18C YY00C 4K026 AA02 AA11 BA03 BB01 BB08 CA13 CA18 CA23 CA32 CA33 CA36 CA37 CA38 CA39 DA02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】黒色化処理されたZn−Niめっき鋼板の
    表面に、金属イオン、水分散性有機樹脂および酸を含む
    金属表面処理組成物を塗布して形成された皮膜層を有す
    る黒色鋼板であって、前記水分散性有機樹脂が下記
    (a)、(b)および(c)の条件を満足することを特
    徴とする黒色鋼板。 (a)ガラス転移温度:10〜80℃ (b)溶解度パラメータ:9.8以下 (c)屈折率:1.55以下
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