JP2002125749A - 脱毛装置 - Google Patents
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Abstract
を低減できる上に、肌と肌伸ばし部材との間の摩擦抵抗
を少なくできるものとする。 【解決手段】 回転駆動される回転シリンダー4の表面
に設けた開閉駆動される脱毛用の爪で毛を挟持して回転
シリンダーの回転で毛を引き抜く脱毛装置である。回転
シリンダー4の近傍に自ら回転する肌伸ばし部材500
を設けるとともに、脱毛操作時に肌面に接触して上記回
転により肌を回転シリンダー4から離す方向に引き伸ば
す肌伸ばし部材500を、ロッド状で且つ周方向におい
て段部506を備えたものとする。肌伸ばし部材500
に設けた段部506が肌伸ばしに強弱をつけるようにし
たものである。
Description
ために体毛を除去するのに使用される脱毛装置に関する
ものである。
脱毛装置として、例えば、特開平7−313243号公
報や特開平9−56446号公報が知られている。
243号公報には脱毛要素の肌面側の少なくとも2辺に
回転体からなる肌引き伸ばし部材を設けたものが開示さ
れており、また、特開平9−56446号公報には脱毛
ブロックの前方に回転する肌伸ばし部材を設けたものが
開示されている。
3号公報に示されたものは、回転シリンダーの前後方向
または左右方向にローラまたはコイル型の自転する肌伸
ばし部材を設け、脱毛時の刺激を低減するようにしたも
のであるが、肌面に対してローラまたはコイルが連続し
て肌に接触するため、肌への押し付けによっては、肌と
の摩擦抵抗により肌がめくれてしまったり、過負荷によ
り脱毛要素の回転数が低減してしまい、脱毛効率が悪く
なってしまうという問題がある。
は脱毛ブロックの前方に配した円筒状の肌伸ばし部材を
自転させているために、上記と同様の問題が発生し、更
に2つ割りのフレームに脱毛ブロック、肌伸ばし部材、
ギア列を組み込んであるため、組立性が悪いものとなっ
ている。
であり、肌を確実に伸ばすことができて脱毛時の刺激を
低減できる上に、肌と肌伸ばし部材との間の摩擦抵抗を
少なくすることができるため、肌に対し安全であり、し
かも摩擦抵抗でトルクが増えることによる回転数の低下
も無い脱毛装置を提供するにある。
に、本発明の脱毛手段は、回転駆動される回転シリンダ
ーの表面に開閉駆動される脱毛用の爪を備えて、該爪で
挟持した毛を回転シリンダーの回転で引き抜く脱毛装置
において、回転シリンダーの近傍に自ら回転する肌伸ば
し部材を設けるとともに、脱毛操作時に肌面に接触して
上記回転により肌を回転シリンダーから離す方向に引き
伸ばす肌伸ばし部材を、ロッド状で且つ周方向において
段部を備えたものとしたものである。肌伸ばし部材に設
けた段部が肌伸ばしに強弱をつけるようにしたものであ
る。
て中心の異なる複数の円弧をつないだ形状の外形を有す
るものとすることで、肌と肌伸ばし部材との間の摩擦抵
抗をさらに少なくすることができる。
と直交するものとしておくことで、肌伸ばしに強弱を一
層つけることができるため、脱毛時の刺激を少なくする
ことができる。
突部を備えて、この突部の周面に段部が設けられたもの
とすることで、肌伸ばし部材が毛を寝かしてしまって、
脱毛しにくくなることを防ぐことができる。
リング状部を部分的に備えていると、肌に対する段部の
衝撃を和らげることができ、肌当たりを良くすることが
できる。
かけて、突部の間隔が広くなっていると、肌を回転方向
と直交する方向へも伸ばすことができる。
も肌面側に突出させておくと、肌への押付けが弱くて
も、肌を伸ばすことができる。
材の突出量は肌伸ばし部材に設けた段部の段差以下とし
ておくことで、肌への押付けが弱くても肌伸ばしに強弱
を付けることができる。
の回転伝達のための手段とともに、本体に対し着脱自在
なフレームに取り付けられたものとすることで、組立性
を良くすることができる。
によりブロック化されており、該ブロックがフレームに
取り付けられていると、更に組立を簡単にすることがで
きる。
ムに取り付ることで、更に組立性を良くすることができ
る。
部材と反対側の端部に、回転自在なローラを設けておく
と、回転シリンダーの前後で確実に肌を伸ばすことがで
きる。
って、回転シリンダーよりも肌面側に突出しているのが
好ましく、この場合、肌への押付けが弱くても回転シリ
ンダーの前後で確実に肌を伸ばすことができる。
ムと、肌面側に開口部のみを設けた第2のフレームとが
本体に対して選択的に取り付け自在とするのも好まし
い。
基づいて説明すると、図示例の脱毛装置は手で把持する
ことができるサイズに形成しているとともに駆動源であ
るモータ3を内蔵している本体ケーシング1上に回転シ
リンダー4を備えた脱毛ヘッド2と肌伸ばしヘッド33
3とを設けたもので、回転シリンダー4には開閉して毛
を挟持する複数の爪5a,6a,36,37で構成した
脱毛手段を設けており、回転シリンダー4の軸回り回転
に伴って脱毛手段が毛を挟持して引き抜き、この時、回
転シリンダー4の回転を受けて肌伸ばしヘッド333の
肌伸ばしローラ500が回転して肌を伸ばすものとなっ
ている。
シング1は図7及び図8に示すように前後に2つ割りし
た半割ケーシング7,7をビス7nにより接合したもの
で、上端開口部はモータ3や駆動伝達手段を保持して本
体ケーシング1内に納められた基台8の上面部で閉じら
れており、本体ケーシング1の下端には給電用のプラグ
9を備えている。なお、本体ケーシング1に電源である
電池を内蔵したものであってもよい。
記基台8は、モータ内装用基台12とこれの側方開口部
にビス131nで固定されるカバー13とからなるもの
で、モータ内装用基台12の下部のモータ内装部12a
に下方からモータ3が嵌め込まれている。そして、カバ
ー13で側方開口部が覆われたモータ内装用基台12の
上部内の空間16には過負荷クラッチ18及びギア19
が納められており、半割ケーシング7,7内の突起7
d,7e間にモータ内装用基台12の支持枠25が嵌め
込まれることで本体ケーシング1の内部に配されてい
る。
クラッチ18は、図13に示すように、フェース歯車1
81と小歯車180とクラッチばね182とからなるも
ので、小歯車180はその一端部に、嵌め込み部180
aと鍔部180bとを備えているとともに、嵌め込み部
180aの端面に位置決め突起180cとねじ螺合孔1
80dとを備えている。フェース歯車181は小歯車1
80の嵌め込み部180aが回転自在にはめ込まれる孔
181aを備えたもので、孔181aの周囲には溝型の
係止部181bを放射状に複数個形成してある。
らばねアーム片182aを回転方向と反対方向に連出し
た板ばねであり、中央部には位置決め孔182cとねじ
挿入孔182dを備えており、各ばねアーム片182a
の先端部には係合突起182bを備えている。
ース歯車181の孔181aに回転自在にはめ込むとと
もに鍔部180bを孔181aの外方においてフェース
歯車181の外面に当接させ、この状態で、嵌め込み部
180aの端面の位置決め突起180cに板ばね182
の位置決め孔182cを嵌め込んで位置決めし、ねじ挿
入孔182dからねじ183を挿入して小歯車180の
ねじ螺合孔180dに螺合することでクラッチばね18
2を小歯車180に取り付けて、クラッチばね182の
係合突起182bを係止部181bに弾性的に係止すれ
ば、フェース歯車181に伝達された回転は、クラッチ
ばね182を介して小歯車180に伝達される。そし
て、ある設定されたトルク以上の動力が伝達されたとき
には、クラッチばね182に設けた係合突起182dが
係止部181bから外れて、小歯車180に対してフェ
ース歯車181が空回りするものであり、このために、
ギアに毛を挟んだり、異物をかみ込んでロックしたとき
にモータ3のトルクを途中で遮断することができて、駆
動伝達部の損傷を防止できるものである。
の出力軸3aは、モータ内装用基台12の孔12bを通
じて空間16内に位置し、この部分にピニオン17が固
着され、該ピニオン17が上記フェース歯車181に噛
み合っている。また、軸19jにより軸支されて基台8
の上面部に臨んでいるギア19は、上記小歯車180と
噛み合っている。従ってモータ3の回転は、ピニオン1
7及び過負荷クラッチ18を介してギア19に伝達さ
れ、このギア19を通じて後述の脱毛ヘッド2の回転シ
リンダー4の駆動などが行われる。
タ内装用基台12の上面部中央部に設けたトンネル用突
部10aと、一対のスライド枠26,26とからなるも
ので、トンネル通路を有しているトンネル用突部10a
の上面部には孔15bを設けてある。
その外側片部から外側方に向けて操作部26aを突設
し、内側片部の内面に支持フック261bを突設し、内
側片部の上方にストッパ用突部26bを上方に向けて突
出したもので、トンネル用突部10aのトンネル通路内
にスライド自在にはめ込むとともにストッパ用突部26
bを孔15b内にスライド自在に係合させることで、ト
ンネル用突部10aに装着される。ストッパ用突部26
bが孔15bの縁に当たることで抜け止めされた一対の
スライド枠26,26間には、トンネル通路内において
スプリング26dを介装してあり、該スプリング26d
によって両スライド枠26,26は外側に向けて弾性付
勢される。そして両スライド枠26の操作部26aは本
体ケーシング1に設けた孔7fを通じて本体ケーシング
1の外側方に突出する。
とからなる脱毛ヘッド2について説明すると、脱毛ブロ
ック24は、図10及び図11に示すように、脱毛手段
を備えた回転シリンダー4と、この回転シリンダー4を
支持するシリンダー取り付け基台27及びシリンダーカ
バー28と、カム29、保持ばね30、そして図9に示
すベース300とからなる。
に取り付けられるシリンダーカバー28とは、それぞれ
から上方に向けて突出させた突出支持部27a,28a
に設けている軸孔部28bによって、回転シリンダー4
に挿通されている軸4bの両端部を支持することで、回
転シリンダー4をその軸回りに回転自在に保持している
もので、上記突出支持部27a,28aにはそれぞれ角
孔状をしたカム挿入孔27c,28cと、カム挿入孔2
7c,28cの上下縁部に位置する軸支持溝27d,2
8dとを形成してある。そして、ローラ型のカム29を
それぞれカム挿入孔27c,28cに嵌め込むととも
に、各カム29に挿入したローラ軸29aの上下両端部
を軸支持溝27d,28dに嵌め込んで、カム29を水
平回転自在に支持している。なお、カム29の一部はカ
ム挿入孔27c,28cから内側に突出している。
は保持ばね30を取り付けてある。保持ばね30は、基
部の孔30aに挿通するビス301でシリンダー取り付
け基台27とシリンダーカバー28に固定したもので、
その上部には孔部30bを備えており、この孔部30b
の上下縁部で上記ローラ軸29aの上下両端を弾性的に
押圧している。孔部30bはカム29に対応させたもの
で、カム29が保持ばね30に接触することがないよう
にしている。
れているシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバ
ー28の両端外面には、ばね280によって外側へ付勢
された釦281を配設してある。この釦281は、肌伸
ばしヘッド333の肌伸ばしフレーム333aを着脱す
るためのフック281aを備えたものであり、釦281
を押し込めばフック281aが肌伸ばしフレーム333
aのフック掛かリ部311から外れて、肌伸ばしヘッド
333を取り外すことができる。
ンダーカバー28側には凹欠部27iを設けて、ここに
駆動用歯車40を配置してある。両端部がシリンダー取
り付け基台27とシリンダーカバー28とで軸支される
軸40jで支持された該駆動用歯車40は、回転シリン
ダー4が備えるギア41gと噛合するとともに、基台ブ
ロック15が備えるギア15cと噛合する。
ように、基台ブロックカバー155に内装された基台本
体15aと、基台本体15aの外周を囲む基台カバー1
55と、基台本体15aの上方に開口した凹所15h内
に配したギア15c及び歯車15eとからなるもので、
上下方向の軸15fによって支持された歯車15eは、
水平方向の軸105jによって支持されたギア15cが
備えているフェースギア部に噛み合うもので、偏芯カム
15gを一体に備えている。
上に配設されるものであり、脱毛ブロックのベース30
0の下面に設けられて上記凹所15h内に位置するリブ
27Aが備える孔27Abに基台本体15aを貫通する
スライドガイド軸15jを挿通することで、ベース30
0を、つまりは脱毛ブロック24をスライドガイド軸1
5jの軸方向にスライド自在に装着している。
Aaと凹所15hの両端部内面との間にばね15k,1
5kを夫々介装してあり、このために脱毛ブロック24
は基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向
に往復移動自在となっているとともに、両方のばね15
kによるばね付勢で脱毛ブロック24は基台ブロック1
5の中央に位置するようにしてある。
27Bを設けているが、この凹部27Bに偏芯カム15
gが係合する。偏芯カム15gが偏芯回転する時、偏芯
カム15gは凹部27Bの内側面を押してばね15kの
ばね力に抗して基台ブロック15を往復動させるもので
あり、このために凹部27Bの回転シリンダー4の回転
軸と直交する方向の巾は偏芯カム15gの偏芯量の倍以
上として回転軸と直交する方向には移動しないようにし
てある。
的に往復動する脱毛ブロック24を付勢している両側の
ばね15k,15kは、往復運動の端点での慣性力を吸
収するものであり、衝突を防いで衝突音等の騒音を小さ
くする。
転シリンダー4の軸方向に脱毛ブロック24を往復移動
自在に取り付けている脱毛ヘッド2は、基台ブロック1
5の基台本体15aの下面に設けたフック11,11を
本体ケーシング1のフック連結部10に連結することで
本体ケーシング1に取り付けられる。この取り付けは、
操作部26aを押した状態で脱毛ヘッド2の下面の一対
のフック11をそれぞれ両スライド枠26の矩形状をし
た開口内に嵌め込み,この状態で操作部26aの押圧を
解除することでスプリング26dのばね力により両スラ
イド枠26が外側に移動して支持フック261bを上記
フック11に係止することでなされるものであり、この
ように脱毛ヘッド2を本体ケーシング1に対して取り付
けた状態では歯車19がギア15cに噛み合うことにな
る。脱毛ヘッド2を取り外すに当たっては、上記と逆に
操作部26aを押すことで支持フック261bをフック
11から外すことができるので、この状態で脱毛ヘッド
2を引き離せばよい。
ダー4について説明すると、この回転シリンダー4は図
15及び図16に示すように、一対の略円筒部材41
a,41bを軸方向に連結することで形成されたもの
で、その外周面には周方向に複数箇所(図示例では45
°の間隔を置いて8箇所)の凹部4aを備えて、各凹部
4a内に脱毛用主体ユニット32が嵌め込まれている。
図17に示すように、支点板33と、複数(図示例では
4枚)の可動爪5a,6aと、支点止め部材34,35
と、固定爪36,37とからなるもので、この固定爪3
6,37は、それぞれ2つを一組として一体に形成した
ものとなっている。
め込み用の角孔33a,33bと、可動爪嵌め込み用の
角孔33cとを備えており、支点止め部材34,35の
下面に設けた突起34a,35aを固定爪36,37に
設けた孔36a,37aを通じて、支点板33の角孔3
3a,33bに圧入固定することで、固定爪36,37
の固定も同時に行う。固定爪36,37を2つ1組とす
ることで組立を簡単にしているものであり、特に回転シ
リンダー4の周方向に脱毛用主体ユニット32を複数配
置する場合、回転軸と直交する長さを小さくすることが
できるために、回転シリンダー4の外径も小さくするこ
とができる。
を支点止め部材34,35の両端に設けたリブ34c,
35cにフック係合することで固定爪36,37の脇に
組み付けられる。
てられた脱毛用主体ユニット32は、回転シリンダー4
の各凹部4aに嵌め込むとともに、凹部4aの一方の端
に設けた孔4bから挿入した軸41を,支点止め部材3
4,35の孔34d,35dと4枚の可動爪5a,6a
の各孔5a1,6a1とに挿通して、該軸41の先端部
を他端の回転シリンダー41bの孔4b1に嵌め込むこ
とで、凹部4aに装着される。
転シリンダー41aの軸方向の端面には図15に示すよ
うに周方向に複数の孔4cを形成して、これらに開閉レ
バー38a,38b,38c,38dと開閉レバー39
a,39b,39c,39dとを周方向において交互に
挿入してある。なお、開閉レバー38a,38b,38
c,38dの端部の押圧部381a,381b,381
c,381dは、開閉レバー39a,39b,39c,
39dの端部の押圧部391a,391b,391c,
391dよりも回転シリンダー4の内周側に位置してい
る上に、周方向において両端部がそれぞれ押圧部391
a,391b,391c,391dの端部と重なるよう
にしてある。また、他端の回転シリンダー41bにも図
16に示すように複数の孔4cを周方向に設けて、開閉
レバー39a,39b,39c,39dと開閉レバー3
8a,38b,38c,38dとを前述と同様に交互に
挿入してある。
8c,38d,39a,39b,39c,39dには、
回転シリンダー4の各凹部4aに脱毛用主体ユニット3
2を装着した時、可動爪5a,6aの突片5c,6cが
係合することになる溝382a,382b,382c,
382d,392a,392b,392c,392dを
設けてある。このとき、回転シリンダー41a側から挿
入した開閉レバーは可動爪6aの突片6cと係合し、回
転シリンダー41b側から挿入した開閉レバーは可動爪
5aの突片5cと係合する。
と開閉レバー38a,38b,38c,38d,39
a,39b,39c,39dの押圧部との間には、板ば
ねで形成した復帰ばね370を配置してある。回転シリ
ンダー41a,41bの中心部に設けた突起4dと係合
する位置決め用の孔を中心部に備えた上記復帰ばね37
0は、図15,16及び図18に示すように、略コ字状
をした4本のばね片370aを一体に備えて、これらば
ね片370aが開閉レバー38a,38b,38c,3
8d,39a,39b,39c,39dを回転シリンダ
ー4の軸方向外側に向けて付勢している。
ねの有効長さを大きくしているために、開閉レバーを前
記カム29で押圧する際のばね反力を小さくすることが
できて低負荷で効率の良い回転シリンダー4とすること
ができるものであり、またばね片370aは根元から先
端にかけて開閉レバー側に螺旋状に曲げており、このた
めに開閉レバーの移動量を大きくとることができえ、可
動爪5a,6aの固定爪36,37に対しての開き量も
大きくすることができる。
う2つの開閉レバー38b,39dを外側に押し、また
ばね片370aは開閉レバー38c,39aを押すもの
であり、このために4本のばね片370aを一体に有し
ている復帰ばね370で、組み込まれた全ての開閉レバ
ー38a,38b,38c,38d,39a,39b,
39c,39dを外側へ付勢している。
用しないとき、可動爪5a,6aはその突片5c,6c
が外側に押されることで支点板33の角孔33cの孔縁
を支点として回動して支点止め部材34に位置決めされ
た固定爪37,36から離れ、また、開閉レバーの押圧
部381a,381b,381c,381d,391
a,391b,391c,391dに外側から外力が加
わると、可動爪5a,6aはその突片5c,6cが内側
に押されることで支点板33の角孔33cの孔縁を支点
として回動して固定爪36,37に押し当てられる。こ
のように、回転シリンダー4の軸方向端面に板ばねから
なる復帰ばね370を配置して、全ての開閉レバーを復
帰ばね370で外側へ付勢しているために、組立易く且
つ安価な回転シリンダー4を得ることができるものとな
っている。
は、2組4枚の固定爪36,37と4枚の可動爪5a,
6aとによって、毛を挟持して引き抜くための脱毛爪を
都合4個備えたものとなっているのであるが、2組4枚
の固定爪36,37は図5及び図19から明らかなよう
に回転シリンダー4の軸方向において等間隔となるよう
にしていることから、毛を挟持する際の位置のバランス
が良くて脱毛効率が高くなっており、また回転シリンダ
ー4の周方向に設けた各爪列の脱毛爪の把持位置が等間
隔になっているので、狙った毛が抜き易くて脱毛効率の
良い回転シリンダー4とすることができる。
バーの移動で総計4個の脱毛爪の可動爪5a,6aを固
定爪36,37に対して同時に接近・離間させることが
できるものの、部品構成が簡単であり、組み立て性も良
好である。
36,37はそれぞれ同じ開閉レバーに係合する可動爪
5a,6aとの間で開閉動作を行うが、各固定爪36,
37は弾性部36b,37b(図17参照)をそれぞれ
備えており、このために可動爪5a,6aが固定爪3
6,37に押圧される際の部品精度による把持強度のば
らつきが少なくなっている。すなわち、可動爪6aの一
方の把持強度が強くても、固定爪36が押圧方向におい
て弾性変形することで、他方の可動爪6aの把持強度と
吊り合わせるものであり、この結果、毛の抜き残しが無
くて脱毛効率が良いものとなっている。このとき、2個
一組の固定爪36,37をばね性のある金属部品で形成
すると、安価である上に毛の把持も確実なものとするこ
とができる。
部4aは、軸方向において交互にずれた位置に設けてい
るために、凸部4aに嵌め込んだ脱毛用主体ユニット3
2も軸方向において交互にずれて配設されており、この
ために図20に示すように脱毛爪(開閉される固定爪3
6,37と可動爪5a,6aとの対)も、周方向におい
て一直線上に並ぶのではなく、軸方向に交互にずれて位
置している。この状態で、前述のごとく1回転での把持
位置が等間隔となっているため、抜き残しのない脱毛効
率の良い回転シリンダー4とすることができる。
保護部材としての役割を持たせるためにその上面部に、
可動爪5a,6a及び固定爪36,37が直接肌に当た
ることを防ぐ半円形状の円弧部34b,35bを備えて
いる。可動爪5a,6a及び固定爪36,37が直接肌
に当たって生じる肌の削れ等を防止しているものであ
る。
示すように、肌伸ばしブロック900を肌伸ばしフレー
ム333aに組み込んだもので、肌伸ばしブロック90
0は一端にギア510を備えてロッド状に形成された肌
伸ばしローラ500と肌伸ばしギア810とを軸500
j,810jによって肌伸ばし基台860に取り付けた
ものとして形成されている。
05,507を並べたものとして形成しているととも
に、中央部の突部507を除く他の突部505は、その
外周面が中心の異なる複数個の円弧をつなぐことで段部
506を有したものとなっており、肌に接触させた肌伸
ばしローラ500が回転する際、肌面に対し肌伸ばしに
強弱をつけて脱毛時の刺激を低減するものであり、また
円弧を連続させたものとしているために、肌との摩擦抵
抗を少なくすることができ、摩擦による肌のめくれ等が
ない安全な肌伸ばしを行うことができるものとなってい
る。
段部506のないリング状としているが、これは肌伸ば
しローラ500の回転による段部506の肌への衝突を
和らげて肌当たりを良くするためである。
に間隔をおいて並んでいることから、脱毛の際に、肌伸
ばしローラ500が毛を寝かせてしまって脱毛効率を悪
くしてしまうこともない。
ように肌伸ばしフレーム333aに設けた突起304が
壁面800bに係合するとともに、肌伸ばし基台800
の下端に設けたフック800aが肌伸ばしフレーム33
3aの突起303にフック係合することで、肌伸ばしフ
レーム333aに取り付けられる。
ばしブロック900として肌伸ばしフレーム333aに
組み込むことで肌伸ばしヘッド333の組立性を容易な
ものとしている。
ローラ500が取り付けられる側とは反対側の一片に
は、回転自在なローラ600が軸600jによって肌伸
ばしフレーム333aに取り付けられている。軸600
jは肌伸ばしフレーム333aに設けた薄肉部302a
を弾性変形させることで孔302に嵌め込まれる。
ブロック24に取り付けた時、肌伸ばしブロック900
の肌伸ばしギア810の一端が、図5に示すように回転
シリンダー4に設けたギア41gに噛合する。肌伸ばし
ローラ500のギア510が肌伸ばしギア810を介し
て回転シリンダー4のギア41gに噛み合うことから、
回転シりンダー4が回転する時、肌伸ばしローラ500
は回転シりンダー4と同じ方向に回転する。
においては、脱毛ヘッド2を本体ケーシング1に取り付
けた状態でモータ3を駆動すれば、前述のように過負荷
クラッチ18と歯車19とを介してギア15cに回転が
伝達され、さらにギア15cの回転が駆動用歯車40を
介してギア41gに伝達されて回転シリンダー4が回転
する。
ようにカム29の位置にきた開閉レバー38a,38
b,38c,38d,39a,39b,39c,39d
は、カム29に押されて復帰ばね370aに抗して内側
に押され、開閉レバーが可動爪5a,6aの下部の突片
5c,6cを内側に押す。
動爪5a,6aは、それぞれ固定爪36,37に押し当
たるものであり、可動爪5a,6aと固定爪36,37
との間に導入された毛は挟持される。そして、この毛を
挟持した状態で回転シリンダー4がさらに回転すること
で毛が引き抜かれる。また、回転シリンダー4の回転に
より次の開閉レバーがカム29の所に至ってカム29に
より押圧され、上記と同様に毛を挟持して引き抜く。
うに、固定爪36,37の回転方向先端部36c,37
cは軸方向で外側に曲げられており、可動爪5a,6a
の回転方向先端部5d,6dは固定爪36,37の先端
部36c,37cとは対称に曲げられているため、特に
長い毛を挟持部へと導入しやすくなっており、導入効率
が高く、毛の抜き残しが少なくなっている。
6aの先端部5d,6dと固定爪36,37の先端部3
6c,37cは回転シリンダー4の回転半径Raよりも
小さくしてあり、押し付け過ぎたりした場合において
も、可動爪5a,6aの先端部5d,6dと固定爪3
6,37の先端部36c,37cによる肌の削れ等を防
止することができ、このため肌当たりが良く安全性の高
いものとなっている。
34,35の皮膚保護部材としての役割を果たしている
円弧部34b,35bも、回転シリンダー4の回転半径
Raよりも小さい径Rbとして、肌面に対し点又は線接
触となるようにしており、これにより肌と回転シリンダ
ー4との摩擦抵抗を小さくして、押し付け過ぎでトルク
が上がることによる回転数の低下や、肌との接触摩擦に
よる肌のめくれ等を防止している。
つ置きに設けた開閉レバー38a,38b,38c,3
8dの押圧部381a,381b,381c,381d
の両端部が開閉レバー39a,39b,39c,39d
の押圧部391a,391b,391c,391dの端
部と周方向において重なっていることから、毛を挟持す
るのに寄与した開閉レバーの押圧部の回転方向の後端部
をカム29が押圧しているとき、次の開閉レバーの押圧
部の前端部もカム29で同時に押圧するものであり、こ
のため、爪5a,6a,36,37を回転シリンダー4
の周方向に複数配置しているにもかかわらず、毛を挟時
して引き抜く距離が長くなっている。
c,38dの押圧部381a,381b,381c,3
81dと開閉レバー39a,39b,39c,39dの
押圧部391a,391b,391c,391dの回転
方向の両端には、斜面388a,399aを設けて、隣
り合う開閉レバーの斜面388a,399aを交差させ
ているために、負荷変動を抑えることができ、回転シリ
ンダー4の回転による騒音も抑えることができるものと
なっている。
毛を行っている時、ギア15cから歯車15eにも回転
が伝達されて偏心カム15gが回転し、この回転で前述
のように脱毛ブロック24が基台ブロック15に対して
回転シリンダー4の軸方向に周期的に往復移動する。
回転シリンダー4に設けた固定爪36,37と可動爪5
a,6aとによる毛の挟持位置が変化するために、肌の
全面の毛を抜くことができるものである。
eの減速比を回転シリンダー4に至る減速比よりも小さ
くして、回転シリンダー4の回転周期よりも移動周期を
大きくすることにより、挟持位置を増やすことができ
て、更に脱毛効率を上げることができる。
る時、前述のように肌伸ばしヘッド333の肌伸ばしロ
ーラ500も回転するものであり、肌に接触しつつ回転
する肌伸ばしローラ500は、肌を伸ばして脱毛時の刺
激を低減する。
ーラ500とローラ600を結ぶ面A1より回転シリン
ダー4の面A2を低くしているために、押付けカが弱く
ても回転シリンダー4より毛肌伸ばしローラ500が肌
に強く当たるため、脱毛時の刺激を低減することができ
る。
ローラ500の突出量を肌伸ばしローラ500に設けた
段部506の段差以下にすることで、押付け力が弱くて
も肌面に肌伸ばしの強弱をつけることができ、安全で且
つ使い方に関係なく脱毛時の刺激を低減することができ
る。
す。ここでは段差506の高いところから低いところに
かけて、突部505,507の軸方向の間隔が広くなる
ようにしている。肌伸ばし500が回転する時、回転方
向と直交する方向にも肌を伸ばすことができるものであ
り、このために脱毛時の刺激を一層低減することができ
る。
ック900を備えていない開口部のみを設けたフレーム
31を肌伸ばしヘッド333に代えて脱毛ブロック24
に取り付けることができるようにしておいてもよい。毛
が短くまた少ない場合で、刺激の感じ難い状態の時など
は、開口部のみを設けたフレーム31に替えることで、
使い勝手を良くすることができる。
動される回転シリンダーの表面に開閉駆動される脱毛用
の爪を備えて、該爪で挟持した毛を回転シリンダーの回
転で引き抜く脱毛装置において、回転シリンダーの近傍
に自ら回転する肌伸ばし部材を設けるとともに、脱毛操
作時に肌面に接触して上記回転により肌を回転シリンダ
ーから離す方向に引き伸ばす肌伸ばし部材を、ロッド状
で且つ周方向において段部を備えたものとしているため
に、肌伸ばしに強弱をつけることができるものであり、
このために脱毛時の刺激を低減することができるほか、
肌との摩擦抵抗を小さくすることができるために、肌伸
ばしによる肌のめくれ等が無く、安全な脱毛装置とする
ことができる。
伸ばし部材はその周方向において中心の異なる複数の円
弧をつないだ形状の外形を有するものとしていることか
ら、肌と肌伸ばし部材との間の摩擦抵抗を一層少なくす
ることができる。
伸ばし部材に設けた段部を回転軸と直交させているため
に、肌伸ばしに強弱を一層つけることができて、脱毛時
の刺激を少なくすることができる。
伸ばし部材に軸方向に並ぶ複数の突部を設けて、段部を
この突部の周面に設けているために、肌伸ばし部材が毛
を寝かしてしまうことがなく、肌伸ばし部材の存在が回
転シリンダーへの毛の導入を悪くしてしまうことがない
ものである。
伸ばし部材に段部を有していないリング状部を部分的に
設けているために、肌に対する段部の衝撃を和らげるこ
とができ、肌当たりを良くすることができる。
部の高いところから低いところにかけて、突部の間隔を
広くしているために、肌を回転方向と直交する方向にも
伸ばすことができ、一層脱毛時の刺激を低減することが
できる。
伸ばし部材を回転シリンダーよりも肌面側に突出させて
いるために、肌への押付けが弱くても肌を伸ばすことが
できる。
転シリンダーに対する肌伸ばし部材の突出量を肌伸ばし
部材に設けた段部の段差以下としているために、肌への
押付けが弱くても肌伸ばしに強弱を付けることができる
ものであり、脱毛時の刺激を肌への押付け力に関係なく
低減することができる。
伸ばし部材はこの肌伸ばし部材への回転伝達のための手
段とともに、本体に対し着脱自在なフレームに取り付け
ているために、組立性を良くすることができる。
肌伸ばし部材と回転伝達手段を基台によりブロック化し
て、該ブロックをフレームに取り付けているために、更
に組立性を良くすることができる。
上記ブロックをフックによりフレームに取り付けている
ために、更に組立を簡単にすることができる。
回転シリンダーを挟んで肌伸ばし部材と反対側の端部に
回転自在なローラを設けているために、回転シリンダー
の前後で確実に肌を伸ばして脱毛時の刺激を低減するこ
とができる。
ローラは肌伸ばし部材と同一高さにあり、回転シリンダ
ーよりも肌面側に突出しているために、肌への押付けが
弱くても回転シリンダーの前後で確実に肌を伸ばして脱
毛時の刺激を低減することができる。
肌伸ばし部材を設けた第1のフレームと、肌面側に開口
部のみを設けた第2のフレームとを本体に対して選択的
に取り付け自在としているために、毛が少なく短い場合
で刺激が感じ難い状態のときなどは第2のフレームを本
体につけて脱毛することができ、使い勝手の良い脱毛装
置とすることができる。
ある。
ある。
ある。
である。
る。
る。
す斜視図である。
る。
面図である。
B−B線断面図、(c)はC−C線断面図である。
されるカバーを備えた例における分解正面図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 回転駆動される回転シリンダーの表面に
開閉駆動される脱毛用の爪を備えて、該爪で挟持した毛
を回転シリンダーの回転で引き抜く脱毛装置において、
回転シリンダーの近傍に自ら回転する肌伸ばし部材を設
けるとともに、脱毛操作時に肌面に接触して上記回転に
より肌を回転シリンダーから離す方向に引き伸ばす肌伸
ばし部材を、ロッド状で且つ周方向において段部を備え
たものとしていることを特徴とする脱毛装置。 - 【請求項2】 肌伸ばし部材はその周方向において中心
の異なる複数の円弧をつないだ形状の外形を有するもの
としていることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。 - 【請求項3】 肌伸ばし部材に設けた段部は回転軸と直
交していることを特徴とする請求項1または2記載の脱
毛装置。 - 【請求項4】 肌伸ばし部材は軸方向に並ぶ複数の突部
を備えて、段部がこの突部の周面に設けられていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の脱毛
装置。 - 【請求項5】 肌伸ばし部材は段部を有していないリン
グ状部を部分的に備えていることを特徴とする請求項1
〜4のいずれかの項に記載の脱毛装置。 - 【請求項6】 肌伸ばし部材は、段部の高いところから
低いところにかけて、突部の間隔が広くなっていること
を特徴とする請求項4記載の脱毛装置。 - 【請求項7】 肌伸ばし部材は、回転シリンダーよりも
肌面側に突出していることを特徴とする請求項1〜6の
いずれかの項に記載の脱毛装置。 - 【請求項8】 回転シリンダーに対する肌伸ばし部材の
突出量は肌伸ばし部材に設けた段部の段差以下であるこ
とを特徴とする請求項7記載の脱毛装置。 - 【請求項9】 肌伸ばし部材はこの肌伸ばし部材への回
転伝達のための手段とともに、本体に対し着脱自在なフ
レームに取り付けられていることを特徴とする請求項1
〜8のいずれかの項に記載の脱毛装置。 - 【請求項10】 肌伸ばし部材と回転伝達手段は基台に
よりブロック化されており、該ブロックがフレームに取
り付けられていることを特徴とする請求項9記載の脱毛
装置。 - 【請求項11】 ブロックはフックによりフレームに取
り付けられていることを特徴とする請求項10記載の脱
毛装置。 - 【請求項12】 回転シリンダーを挟んで、肌伸ばし部
材と反対側の端部には、回転自在なローラを設けている
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかの項に記載
の脱毛装置。 - 【請求項13】 ローラは肌伸ばし部材と同一高さにあ
り、回転シリンダーよりも肌面側に突出していることを
特徴とする請求項12記載の脱毛装置。 - 【請求項14】 肌伸ばし部材を設けた第1のフレーム
と、肌面側に開口部のみを設けた第2のフレームとが本
体に対して選択的に取り付け自在であることを特徴とす
る請求項1記載の脱毛装置。
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CN110507290A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-11-29 | 林丹柯 | 皮肤光滑度检测装置 |
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