JP3846068B2 - 脱毛装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、美容などの目的のために体毛を除毛するために使用される脱毛装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から固定爪の両側で毛を挟むようにしたものは3つの爪で2カ所はさみ部を設けられるので脱毛効率がよいことが知られており、この種の脱毛装置としては例えば、FR2656994号、特開平4−231908号、特開平5−56812号、特開平6−121708号等が提案されている。
【0003】
しかし、上記の公報に示されたものにおいては以下に述べるような問題点がある。
【0004】
FR2656994号においては、各組の爪の位置(肌面と反対側)にそれぞれ開閉のためのカムが存在し、各組の爪ピッチを小さくすることができないという問題がある。
【0005】
また、特開平4−231908号は可動爪が軸に平行に移動して固定爪間で1回転中に2回毛を把持するようになっているが、このとき可動爪は常に同じ場所を移動して同じ固定爪間で毛を把持するため可動爪間のスペースは毛が把持されないため脱毛効率が悪いという問題がある。
【0006】
また、特開平5−56812号は固定爪間に一枚の可動爪が存在し、1回転毎に隣り合う固定爪間で毛を挟持するようにしているため、可動爪が一方の固定爪間で毛を把持する際、他方の固定爪は機能しておらず、無駄なスペースとなっているため、脱毛効率が悪いという問題がある。
【0007】
また、特開平6−121708号は1回転で2回脱毛するようになっているが、まず1回目に一方の固定爪の両側で可動爪が閉じられ、2回目は他方の固定爪の両側で可動爪が閉じられるようになっているため、それぞれ可動爪が閉じられることがない固定爪を無くしてピッチを小さくすることができず、特に、短い毛の脱毛効率が悪いという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、脱毛爪の挟み位置間距離を回転軸方向で小さくして、脱毛を効率よくでき、また毛が導入できない領域をなくして抜き残しのない脱毛装置を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る脱毛装置は、毛を挟持して脱毛するための板状の脱毛爪を回転軸方向に並進運動して軸方向に並設された開閉手段により揺動させ、且つ開閉手段により開閉し得るようにした脱毛爪を軸方向に複数設けて脱毛爪列を構成して回転により毛を引き抜くようにした脱毛装置において、脱毛爪列は脱毛ヘッドに固定された複数の固定爪と軸方向の開閉手段によって揺動して毛を挟む複数の可動爪を設けたものとして構成され、回転中心の周りに脱毛爪列を複数設けて各脱毛爪列の固定爪の位置が円周方向に隣り合う脱毛爪列の固定爪とはずれた位置関係にあり、固定爪間に2枚の可動爪を並設して成ることを特徴とするものである。このように回転中心の周りに脱毛爪列を複数設けて各脱毛爪列の固定爪の位置が円周方向に隣り合う脱毛爪列の固定爪とはずれた位置関係にあることで、先の脱毛爪列の固定爪の処で毛を導入できない場合があっても、この導入できなかった部分の毛を次の脱毛爪列においては導入できることになり、毛を導入できない領域がほとんどなくなることになる。
【0010】
また、可動爪間に形成される可動爪の揺動のための支点部を設けた爪支点部材を固定爪ブロックに設けることが好ましい。ここで、2枚の固定爪を閉じる際の揺動の支点となる支点部を板金のような硬い材料で構成することで、揺動支点を細くすることができて可動爪間を近接できて、毛が挟みやすくなるものである。
【0011】
また、固定爪ブロックと爪支点部材とを回転軸方向にわずかながたつきを持たせて取付けてあることが好ましい。このような構成とすることで、可動爪と固定爪を閉じたときに爪支点部材の支点部を構成する桟と固定爪の間で多少のずれがあっても、ずれている量だけ固定爪が長手方向に動くことができ、これにより釣り合いがとれて可動爪が固定爪のリブ間で毛を挟持するときの荷重のばらつきが無くなるものである。
【0012】
また、爪取付台の円周に設けた溝に爪ブロック体を組み込んで溝内の巾広となった部分に爪支点部材の上端を嵌め込んで爪ブロック体を爪取付台の半径方向に支持し、爪ブロック体に設けた固定爪と可動爪の先端部を上記溝の爪取付台の外面側の開口から外方に突出させると共に、溝内に組み込んだ爪支点部材に設けた支点部を爪取付台の開口内に突出させることが好ましい。このような構成とすることで、開閉レバーの少ない力で毛を挟む部分の把持力を得ることができるものである。
【0013】
また、可動爪が揺動によって開いた時の角度よりも固定爪側へ揺動して可動爪が閉じたときの角度を小さくしてあることが好ましい。このような構成とすることで、固定爪との接触角度を小さくでき、可動爪間を近接できて、更に短毛が挟みやすくなるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0015】
本発明の脱毛装置は手で把持できる器具本体に毛を除毛するための脱毛手段を有するものであって、回転軸を中心に回転する脱毛ヘッドの周囲に複数の脱毛爪列を配置し、各脱毛爪列の固定爪の位置を円周方向に隣り合う脱毛爪列の固定爪とずれた位置関係となるようにしたものである。
【0016】
まず、図1乃至図13に基づいて本発明の一実施形態につき説明する。本実施形態においては、器具本体の上部に2つの脱毛ヘッド2aを設け、この2つの脱毛ヘッド2aを互いに異方向に回転するようにした例が示してある。
【0017】
図1、図2、図3、図4に示すように、本体ブロック1は前後二つ割りで形成されたハウジング10内にモータ11を固定する基台55L、55Rを組み込んであり、ハウジング10の上端は、上端に開口を有するヘッドフレーム5が固定されている。ヘッドフレーム5の前後下部には孔5bを有する脚片5aを垂設してあり、基台55Rに設けられたリブ551にヘッドフレーム5の上記脚片5aに設けた孔5bを係止することで取付けてある。ここで、モータ11はモータ固定板100にねじ止めされて固定され、モータ固定板100の両側に設けた突片100aを二つ割りの基台55L、55Rの内面部に設けたはめ込み凹部55iにはめ込むんだ状態で二つ割りの基台55L、55Rに挟まれるように位置決めされ固定されている。ハウジング10内の下端部には駆動源となる乾電池102が電池カバー103により内装されており、また、ハウジング10の外面にはスイッチ15が設けてある。そしてハウジング10が手に持つ部分、つまり把持部となっている。
【0018】
上記のように出力軸にピニオン12を圧入固定したモータ11をモータ固定板100を介して二つ割りの基台55L、55R内に取付けるのであるが、この二つ割りの基台55L、55Rにはさらに、図1、4に示すように軸104jにより回転自在にフェイスギア104が取付けてあり、フェイスギア104がピニオン12にかみ合ってピニオン12の回転をフェイスギア104に伝達している。フェイスギア104には小歯車105が一体に設けてあり、この小歯車105が基台55L、55Rに軸106j により回転自在に取り付けた中間ギア106の大歯車107にかみ合って中間ギア106に回転を伝達している。中間ギア106には小歯車108が設けてあり、この小歯車108が基台55L、55Rに軸109j により回転自在に取り付けた駆動ギア109に噛み合っている。
【0019】
さらに、基台55L、55Rには軸110jにより基台55L寄りに片寄ってギア110が回転自在に取付けてあり、また、基台55L、55Rには軸111j、112jにより基台55R寄りに片寄ってギア111、112が回転自在に取付けてあり、上記ギア110とギア111とがそれぞれ駆動ギア109にかみ合っており、ギア111とギア112とがかみ合っている。したがって、モータ11の回転がギア列を介してギア110とギア112とに伝達されるようになっている。
【0020】
上記のように二つ割りの基台55L、55R内にモータ11、ギア列を組み込んだ状態で、基台55Lに設けたボス55jを基台55Rに設けた凹部55kにはめ込んで位置決めすると共に、ねじ114により基台55Lを基台55Rに固定してある。このようにして固定された二つ割りの基台55L、55Rの固定はねじ300が一方のハウジング10の孔10aを通り基台55L、55Rに設けられたリブ59に挿通され、他方のハウジング10にねじ止めされている。
【0021】
脱毛ヘッド2aは図2、図5に示すように、基台となる爪取付台56に脱毛ヘッド2aの回転軸56jに平行に且つ円周に180°で配置された2つの爪ブロツク体69と、脱毛ヘッド2aを回転させるためにギア110またはギア112と噛み合い爪取付台56に連結される爪取付台ギア60と、爪取付台ギア60とは反対側に爪ブロック体69の抜け止めをするカバー115とからなるものとして形成してある。
【0022】
ここで2つの脱毛ヘッド2aは本体ブロック1の上部の前後に回転軸56jが平行となるように配置して取付けられるものであるが、一方の脱毛ヘッド2aには軸方向の一方の片側に爪取付台ギア60が設けられ、他方の脱毛ヘッド2aには軸方向の他方の片側に爪取付台ギア60が設けられるものである。
【0023】
脱毛ヘッド2aの駆動は以下のようにして行われる。すなわち、モータ11の回転に伴い軸104jに取り付けられたフェイスギア104が回転すると、それに伴い軸106jに取り付けられている中間ギア106が小歯車105によって回転伝達されて、更に軸109jに取り付けられている駆動ギア109、軸11Ojに取り付けられているギア110を介して一方の脱毛ヘッド2aの爪取付台56に連結された爪取付台ギア60を回転させて一方の脱毛ヘッド2aを回転させる。他方の脱毛ヘッド2aは、爪取付台ギア60が一方の脱毛ヘッド2aとは反対側に設けられていて、駆動ギア109の回転駆動を軸111jに取り付けているギア111、軸112jに取り付けているギア112を介して他方の脱毛ヘッド2aの爪取付台ギア60を回転させて他方の脱毛ヘッド2aを回転させる。そして、一方のヘッド2aを回転させるためのギア段数を奇数段(駆動ギア10)、他方の脱毛ヘッド2aを回転させるギア段数を偶数段(ギア111、ギア112)にすることで、2つの脱毛ブロツク2を互いに異なる方向に回転することができ、腋などの毛の生え方向の異なる部位をそれぞれの適した脱毛ヘッド2aで抜くことができるものである。つまり、2つの脱毛ヘッド2aが共に駆動して脱毛を行っている場合には異なる方向の脱毛が行われ、生え方向の異なる部位における異方向の脱毛が効率よく行えることになる。
【0024】
脱毛ヘッド2aを構成する爪ブロック体69は、図5、図6に示すように複数の固定爪116を配設した固定爪ブロック117と、支点部118aを設けた爪支点部材118と、可動爪3と、可動爪3を爪ブロック体69の回転軸方向に揺動させるための一対の開閉レバー67、68とで構成してある。
【0025】
固定爪ブロック117は一対の桟117a間に一定間隔で固定爪116を一体に架設して構成してあり、固定爪116は下端部が一対の桟117a間に架設してあって、固定爪116の下部両側が支点部117bとなっている。
【0026】
爪支点部材118は図5に示すように、上面片の両側から側片を突出したコ字状をしており、上面片に複数の長方形状の開口部118bを爪支点部材118の長手方向に一定間隔で形成してあり、開口部118bと開口部118bとの間の桟118c及び爪支点部材118の長手方向の両端部の桟118cはいずれも桟118cの長手方向の中央部分が上方(つまりコ字状をした爪支点部材118の側片の突出方向と反対方向)に突出したものになっていて、この桟118cの中央部の突出部分の両側(両端部の桟118cにおいては内側)が支点部118aとなっている。桟118cと開口部118bは爪支点部材118の長手方向において対称に配列されてはおらず、どちらかにずれた状態で配列されている。つまり、実施形態においては爪支点部材118の長手方向の一端部の桟118cの幅を他端部の桟118cの幅よりも幅広く形成してあり、これにより桟118cと開口部118bは爪支点部材118の長手方向において対称に配列されてはおらず、どちらかにずれた状態で配列されている。
【0027】
またコ字状をした爪支点部材118の両側片にはそれぞれ対象に孔118dが設けられており、孔118dの中央部が下端より突出するリブ118eになっている。ここで複数の固定爪116を配設した固定爪ブロック117は、図6に示すように爪支点部材118の長方形状の開口部118bに固定爪116と桟118cが交互にはまり込むように組み立てられ、固定爪ブロック117の抜け止めは爪支点部材118の両端側面部に対象に設けられたリブ118eが固定爪ブロック117の桟117aの下面に当たり抜け止めがされている。この時、図7に示すように、固定爪ブロック117の桟117aの長さA1より爪支点部材118の孔118dの長手方向における長さA2をわずかに長くしてある。したがって、爪支点部材118の長手方向においては固定爪ブロック117の桟117aの長手方向の端部と爪支点部材118の側片の長手方向の両端部(孔118dの長手方向の縁)との間にわずかな隙間が形成されて固定爪ブロック117が爪支点部材118に対して長手方向においてわずかにがたつくことができるようにがたつきをもたせてある。
【0028】
可動爪3は下端の一側よりに突部3aが突設してあり、また、可動爪3の下部両側にそれぞれ突片3bを設けてある。
【0029】
開閉レバー67には長手方向に沿った一側部に長手方向に一定間隔でスリット溝67aが形成してあり、また、開閉レバー67の長手方向に沿った他側面にフック67bが突設してあり、更に、開閉レバー67の長手方向の一端部にはローラ当たり部67dが設けてある。同様に開閉レバー68にも長手方向に沿った一側部に長手方向に一定間隔でスリット溝68aが形成してあり、また、開閉レバー68の長手方向に沿った他側面にフック68bが突設してあり、更に、開閉レバー68の長手方向の一端部にはローラ当たり部68dが設けてある。上記の構成の一対の開閉レバー67、68を並べた状態で、スリット溝67aを設けた側面部とスリット溝68aを設けた側面部とが互いに対向するように開閉レバー67、68を対向させ、この状態で、一対の開閉レバー67、68のフック67b、68bをそれぞれ爪支点部材118の両側片に設けた孔118dにスライド自在にはめ込むことで、一対の開閉レバー67、68を爪支点部材118に組み込むものである。
【0030】
一対の開閉レバー67の各スリット溝67aと開閉レバー68の各スリット溝68aとにはそれぞれ可動爪3の突部3aが揺動自在にはめ込んである。可動爪3は図5に示すように、突部3aが図5において手前側にずれて位置するものと、突部3aが図5において奥側にずれて位置するものとを交互に配置し、開閉レバー68に突部3aが手前側にずれて位置する可動爪3の突部3aを揺動自在にはめ込み、開閉レバー67に突部3aが奥前側にずれて位置する可動爪3の突部3aを揺動自在にはめ込んである。
【0031】
ここで開閉レバー67の一端部に設けたローラ当たり部67dが爪支点部材118の一端部から外方に突出し、また、開閉レバー68の他端部に設けたローラ当たり部68dが爪支点部材118の他端部から突出し、更に、開閉レバー67のローラ当たり部67dから爪支点部材118の一端部までの長さと、開閉レバー68のローラ当たり部68dから爪支点部材118の他端部までの長さがそれぞれ等しくなるように組み込んである。つまり、後述のようにして爪ブロック体69を爪取付台56に組み込んで構成する脱毛ヘッド2aを本体ブロック1の上部に回転軸56jにより取付けた場合、後述のようにして開閉レバー67、68を駆動するために本体ブロック1の上開口の左右両側に設けるローラ71から爪支点部材118の長手方向の両端までの長さを同じとなるように組み込まれるものである。
【0032】
可動爪3を上記のようにして開閉レバー67、68のスリット溝67a、68aに突部3a部分で揺動自在に組み込むのであるが、この場合、可動爪3は固定爪116間に2枚配置され(固定爪116間に配置される2枚の可動爪3を開閉レバー67、68の各スリット溝67a、68aに組み込んだものが一対となっている)、この固定爪116間に配置された2枚の可動爪3間に爪支点部材118の支点部118aが位置するように可動爪3が組み込まれるものであり、各可動爪3はそれぞれ固定爪ブロック117と爪支点部材118に設けられた支点部117b、118aを支点として揺動するものである。このように固定爪116間にそれぞれ2枚ずつ可動爪3を配置して組み込むことで脱毛爪列が構成される。
【0033】
上記のようにして爪ブロック体69を組立構成するのであり、この爪ブロック体69は開閉手段と毛の把持部材を−つのブロック体として構成してある。またこのように、固定爪ブロック117の固定爪116間に2枚の可動爪3を配設し、可動爪3の揺動支点で特に爪が閉じている状態のときの、支点に力が加わる所の支点を固定爪ブロック117とは別部材の爪支点部材118に形成することで、この爪支点部材118を好ましくは板金のような硬い材料で構成することによって揺動支点を細くすることができ、これにより、固定爪ブロック117と可動爪3のピッチを小さくすることができ、且つ長手方向の幅も小さくできるために腋などの局部でも腋に密着できるような小型の脱毛ヘッドとすることができ、爪ピッチも小さくできるために、短い毛も脱毛効率のよいものとすることができる。このとき、可動爪3間にある桟118cと可動爪3の距離よりも固定爪ブロック117の固定爪116と可動爪3間の距離を小さくすることによって、可動爪3が揺動によって開いた時の角度よりも固定爪116側へ揺動して可動爪3が閉じたときの角度を小さくして、毛を把持したときに毛切れの少ない良好な脱毛をすることができる。
【0034】
また前述の如く、爪支点部材118の桟118cの中央部を上方に突出させてこの部分を支点部118aとしてあるので、図8に示すように作用点と支点間距離(L2)と力点と支点間距離(L1)がL1>L2という関係とすることができ、把握負荷の小さいものとすることができるために、脱毛効率の良い低騒音の脱毛ブロツクとすることができるものである。
【0035】
また、図7に示すように、固定爪ブロック117の桟117aの長さA1より爪支点部材118の孔118dの長手方向における長さA2をわずかに長くしてあるので、前述のように固定爪ブロック117の桟117aの長手方向の両端部と爪支点部材118との間には僅かながたつきがあり、可動爪3が固定爪ブロック117の固定爪116間で閉じたとき爪支点部材118の桟118cと固定爪ブロック117の固定爪116の間で多少のずれがあっても、ずれている量だけ固定爪ブロック117が長手方向に動くことができ、それによって釣り合いがとれて可動爪3が固定爪ブロック117の固定爪116間で毛を把持するときの荷重のばらつきがなくなり、これにより毛切れのない効率の良い脱毛をすることができるものである。
【0036】
一端部に爪取付台ギア60を設けた爪取付台56には回転軸56jと平行に且つ円周に2つの溝56aが設けてあり、この溝56aは回転軸56jと平行な方向の両端部と爪取付台56の外面とに開口しており(回転軸56jと平行な方向の両端部のうち爪取付台ギア60と反対側においては外面側の開口と連続するものとして開口し、爪取付台ギア60においては爪取付台ギア60を貫通する孔を形成することで開口している)、また爪取付台56の半径方向において溝56aの外面側の開口縁部に支持部56cが設けてある。2つの溝56aにはそれぞれ前述のようにしてブロック化した爪ブロック体69が爪取付台ギア60と反対側の開口からはめ込んでスライドして組み込んであるが、ここで、一方の溝56aには爪取付台ギア60と反対側の開口から開閉レバー67のローラ当たり部67d側から爪ブロック体69がはめ込まれて、該爪ブロック体69の開閉レバー67のローラ当たり部67dが爪取付台ギア60に設けた孔から外方に突出すると共に開閉レバー68のローラ当たり部68dが爪取付台ギア60と反対側の溝56aの開口から外方に突出するようにして組み込まれる。また、他方の溝56aには爪取付台ギア60と反対側の開口から開閉レバー68のローラ当たり部68d側から他の爪ブロック体69がはめ込まれて、該他の爪ブロック体69の開閉レバー68のローラ当たり部68dが爪取付台ギア60に設けた孔から外方に突出すると共に開閉レバー67のローラ当たり部67dが爪取付台ギア60と反対側の溝56aの開口から外方に突出するようにして組み込まれる。このように組み込むことで、一方の爪ブロック体69においては爪支点部材118の長手方向の両端部のうち幅の広い方の桟118cが爪取付台ギア60側に位置し、他方の爪ブロック体69においては爪支点部材118の長手方向の両端部のうち幅の狭い方の桟118cが爪取付台ギア60側に位置するように組み込まれ、これにより組み立てられる脱毛ヘッド2aにおいて一方の爪ブロック体69における固定爪116と他方の爪ブロック体69における固定爪116との位置が脱毛ヘッド2aの回転軸56jの軸方向においてずれた位置関係となるものである(図6(a)(b)、図9等参照)。
【0037】
上記のようにそれぞれの爪ブロック体69の固定爪116の位置がずれた位置関係にあるため脱毛ヘッド2aが1回転するとき別の位置にある毛を把持することができる。ここで図8に示すように、爪ブロック体の抜け止めは、溝56a内の幅広となった部分に爪支点部材118の上端がはめ込まれて爪ブロック体69が爪取付台56の半径方向に支持され、溝56aの幅狭となった部分で回転軸56jと直交する方向への抜け止めがなされることになる。この時同様にして可動爪3は、突片3bが溝56aの幅広となった部分にはめ込まれ、溝56aの幅狭となった部分で可動爪3の突片3bが回転軸56jと直交する方向への抜け止めがなされることになる。また、爪ブロック体69における毛の把持部材を構成する固定爪ブロック117の固定爪116と可動爪3との先端部が溝56aの爪取付台56の外面側の開口から外方に突出している。これは、爪取付台56の両端の径よりも内側が凹んでいるためで、固定爪ブロック117の固定爪116と可動爪3の間で毛を把持しやすいものにしている。
【0038】
ここで、爪取付台56のが外周部の爪ブロック体69と爪ブロック体69との間には回転軸方向に肌を伸ばすための突起56dが設けられている。この突起56dは爪取付台56の両端の径と同一か、若干突出するようにしている。この突起56dは、前述のように2つの脱毛ヘッド2aが回転軸56jに平行にハウジング10に対し異方向に回転するように前後に取り付けられるとき、前後の脱毛ヘッド2aは90°のずれをもって毛の把握のタイミングがずれるように取り付けられるようになっており、即ち、前の脱毛ヘッド2aが毛を把持する位置にあるとき、後の脱毛ヘッド2aは肌面には突起56dが位置し、よって一方の脱毛ヘッド2aが毛を把持しているとき、他方の脱毛ヘッド2aは逆方向に肌を伸ばし、それが前後の脱毛ヘッド2aで交互に動作しており、さらにそれぞれの脱毛ヘッド2aは半回転で異なる場所の毛を把持することができるために効率の良い脱毛をすることができ(図10)、また、把握負荷も1/(脱毛ヘッド数)×(爪ブロック体の数)だけ低減することができ、また刺激も少なく騒音も小さくすることができる。ここで、脱毛ヘッド2aの径(爪取付台56の直径)を7〜13mmにすれば複数ヘッドが近接でき、脱毛ヘッド2aを小型化できて使い勝手をよくすることができる。
【0039】
また爪取付台56のいくつかの溝にはめ込まれる爪ブロック体69は、全てが同じ方向にはめ込まれるのではなく、交互にはめ込まれる。つまり、固定爪ブロック117を組み込んだ爪支点部材118は桟118cと開口部118bが長手方向において非対称に配置してあって長手方向のどちらか一方にずれた位置にあるため、爪ブロック体69を交互にはめ込むことによって図6に示すように1回転中に異なる場所を可動爪3と固定爪ブロック117の固定爪116間で毛を把持することができる。図6(c)には一方の爪ブロック体69の爪開口幅と他方の爪ブロック体69の爪開口幅をそれぞれハッチングを施して示している。
【0040】
また、爪ブロック体69の長手方向(回転軸56jと平行な方向)の抜け止めは、一方は爪ブロツク体69の爪支点部材118の端部が爪取付台56の一方の端部に設けた当たり部56eに当たることによってなされ、また、他端部はカバー115の突出部115aが爪取付台56の溝56aにはまりこんで爪支点部材118の端部を受けている。尚、カバー115の抜け止めは爪取付台56に設けられたボス56bがカバー115に設けられた穴115bに挿入され、カバー115の側面から突出したボス56bをシールすることで抜け止めがされている。このように両端部で爪ブロック体69の抜け止めをさせることで取付強度を向上させている。
【0041】
脱毛ヘッド2aの回転における可動爪3の揺動は、開閉レバー67、68の両端部に配置されるカム手段と開閉レバー67、68の両端部で上下の位置関係にある開閉レバー67、68間に設けられた開閉板120により行われる。開閉板120は図5に示すように外形は長方形に近い形をしており内側にも長方形に近い孔120aが開いている。開閉板120の長手方向に直交する側面の両側面にはフックのようなリブ120bが設けられており、長手方向の両側面の厚み方向のどちらか一方には突起120cが設けられている。開閉板120はリブ120bによって、前述のように開閉レバー67、68の両端部で上下の位置関係にある開閉レバー67、68間に取り付けられるわけであるが、開閉レバー67、68には可動爪3が組み込まれる面とは逆の向きに溝67c、68cが設けられていてこの溝67c、68cに開閉板120のリブ120bがはめ込まれている。このとき開閉板120は長手方向と直交する方向に弾性を有していれば組立が容易に行うことができる。ここで開閉板120に設けられた突起120cは爪取付台56の端面に向かって組み込まれている。
【0042】
開閉動作は図9に示すように、どちらかの爪ブロック体69の開閉レバー67、68がカム手段である後述する左右のローラ71によって可動爪3を揺動させるために互いに内側へスライドする(図9においては下に位置する爪ブロック体69の開閉レバー67のローラ当たり部67dが左のローラ71により押されて右内側にスライドすると共に下に位置する爪ブロック体69の開閉レバー68のローラ当たり部68dが右のローラ71により押されて左内側にスライドする)と、開閉板120は突起120cを支点としてローラ71で押している爪ブロック体69の開閉レバー67、68とは反対側に位置している爪ブロック体69(図9においては上に位置している爪ブロック体69)の開閉レバー67、68を外側へ広げる方向へ揺動する。次に広がった状態の開閉レバー67、68は脱毛ヘッド2aが回転することで、ローラ71の位置に来てローラ71によって内側へスライドされ、逆に、その前にロ−ラ71によって毛を把持するために内側へスライドしていた開閉レバー67、68は開閉板120によって外側へ広げられる。このようにして可動爪3を揺動させるために、開閉板120を揺動させて開閉レバー67、68を内外にスライドさせることで、駆動負荷を小さくすることができる。
【0043】
次にカム手段について説明する。
【0044】
カム手段は図11に示すように、ローラ71、軸71a、保持ばね80により構成してある。基台55L、基台55Rの各上部の左右にはそれぞれ十字状をした孔55cが設けてある。この孔55cは図14に示すように軸挿入孔部55c1とローラ挿入孔部55c2とを十字状に交差連通させて構成してあり、軸挿入孔部55c1の内側部には抜け止め部55c3が設けてある。軸71aに回転自在に挿入されたローラ71をローラ挿入孔部55c2に入れられると共に軸71aの両端部が軸挿入孔部55c1に入れられ、抜け止め部55c3により内側に抜けないように抜け止めしてある。ここで、軸71aの軸方向が脱毛ヘッド2aの回転の中心と交差するように(つまり軸1aの軸心が軸方向が脱毛ヘッド2aの回転の中心から放射方向になるように)組み込まれるものである。
【0045】
保持ばね80は図4に示すように、両側上部に上端部に孔80eを有するばね部80aを設け、中央上部に孔80gを有する中央凸部80bを設けてある。また、保持ばね80の下部の両側端から背方に向けて凸部80cが突設してあり、保持ばね80の下端から2つの突片80dが垂設してある。ばね部80aの上端部の孔80eの両側が作用部80fとなっている。ここで、ばね部80aは中央凸部80bに対して相対的に背方(凸部80cの突出方向)に向けて曲げられている。
【0046】
上記の構成の保持ばね80はそれぞれ基台55L、基台55Rの外面側に取付けられる。保持ばね80の取付けは、まず保持ばね80の下端にある2つの突片80dが基台55L(説明では以下基台55L側への取付けにつき説明するが基台55Rへの取付けも同様である)に設けられた溝55fにはめ込まれ、さらに保持ばね80の左右に設けられた凸部80cを基台55Lの左右に設けられたフック55dに引っかけるように取り付け、さらに保持ばね80の中央凸部80bに設けた孔80gと基台55Lに設けた孔55eを通って基台55Rのボス55hとをねじ固定するものである。基台55L、基台55Rの上部外面部の両側部は段部となっており、保持ばね80の両側のばね部80aがこの段部に位置するように取付けられる。また、十字状をした孔55cはこの段部において外面側に開口している。段部に配置されたばね部80aは前述のように中央凸部80bに対して基台55L側に曲げられており保持ばね80が基台55Lに取り付けられたときローラ挿入孔部55c2をばね部80aの孔80eが囲むように配置されると共にばね部80aの上端部の孔80eの両側の作用部80fが軸挿入孔部55c1の外側開口に架け渡されるように配置される。このとき、保持ばね80の両側に設けられたばね部80aは中央凸部80bに対して基台55L側に曲げられており保持ばね80が基台55Lに取り付けられたとき軸71aに弾性的に当たって初期荷重を与えるように構成している。ここで、保持ばね80の回転軸56jと直交する方向のガタ止めは、中央凸部80bを基台55Lに設けた2つのリブ55gの外側に当てることによって行われている。このように保持ばね80を取付けることで、保持ばね80によりロ−ラー71に加える力を安定して出すように構成している。
【0047】
しかして、図12、図13に示すように、それぞれの脱毛ヘッド2aが回転すると開閉レバ−67又は68がローラ71と接触しローラ71が軸71aを中心にして回転し、また回転軸56jの外側方向に移動すると同時に軸71aに力を加え、軸71aが基台55Lの孔55cを摺動すると同時に保持ばね80の両端上方に設けられた孔80eの両側の作用部80fに力を加え、保持ばね80がたわんで開閉レバー67又は68にローラ71を介して力を加えるようになっており、可動爪3に力を加え把握力を出すようにしている。さらに、脱毛ヘッド2aが回転し開閉レバー67又は68がローラ71と離れると、ローラ71は脱毛ヘッド2aに力を加えずローラ71は回転軸56j方向にフリーとなるようになっている。また、ロ−ラー71を組み込む基台55Lの孔55cのローラ挿入孔部55c2をばね部80aの孔80eで囲むように配置してある(つまり孔80eの幅をローラ挿入孔部55c2の幅よりも広くしてある)ので、ローラ71と保持ばね80の孔80eとは接触しないようになっている。このような構造とすることにより、脱毛ブロツク2は夫々個別に開閉手段を設けることができ、それぞれの脱毛ヘッド2aの開閉の制御を容易にすることができ、基台55Lの孔55cと保持ばね80の孔80eとでローラ71をこじることなく、ロ−ラー71が安定して回転するように構成することができる。上記の説明は基台55L側に保持ばね83を取付けることにつき説明したが、基台55Rにおいても同じ構成である。
【0048】
このように、把握力を出すための手段を保持ばね80により構成することにより、組立や部品寸法のバラツキによる把握力への影響を小さくすることができ、安定して把握力をだすことができ、また余分な負荷がかからず電池寿命を長くすることができる。
【0049】
なお、上記実施形態では脱毛爪列を回転中心を挟んだ両側に設けたが、3つ以上の脱毛爪列を回転中心の周りに配置してもよいものである。
【0050】
なお、図中100はヘッドフレーム5の上開口において、前後の両脱毛ブロック2a間に配置される肌押さえ部材である。
【0051】
【発明の効果】
上記の請求項1記載の本発明にあっては、脱毛爪列は脱毛ヘッドに固定された複数の固定爪と軸方向の開閉手段によって揺動して毛を挟む複数の可動爪を設けたものとして構成され、回転中心の周りに脱毛爪列を複数設けて各脱毛爪列の固定爪の位置が円周方向に隣り合う脱毛爪列の固定爪とはずれた位置関係にあり、固定爪間に2枚の可動爪を並設してあるので、毛を導入できない領域がほとんどなく、全領域を脱毛することができるものである。
【0052】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、可動爪間に形成される可動爪の揺動のための支点部を設けた爪支点部材を固定爪ブロックに設けてあるので、可動爪間が近接できて毛を挟む部分を近接でき、特に、短毛の導入を高めて脱毛効率を良くし、毛の根本を把持し、脱毛の痛みを小さくすることができるものである。
【0053】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、固定爪ブロックと爪支点部材とを回転軸方向にわずかながたつきを持たせて取付けてあるので、各部材の製造誤差や組立誤差があっても、固定爪ブロックと支持部材間の位置が可動爪の力の釣り合いによりきまるので毛の把持力が均一になるものである。
【0054】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、爪取付台の円周に設けた溝に爪ブロック体を組み込んで溝内の巾広となった部分に爪支点部材の上端を嵌め込んで爪ブロック体を爪取付台の半径方向に支持し、爪ブロック体に設けた固定爪と可動爪の先端部を上記溝の爪取付台の外面側の開口から外方に突出させると共に、溝内に組み込んだ爪支点部材に設けた支点部を爪取付台の開口内に突出させてあるので、開閉レバーの少ない力で毛を挟む挟み部分の把持力を得られ、駆動負荷を小さくできるものである。
【0055】
また、請求項5記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、可動爪が揺動によって開いた時の角度よりも固定爪側へ揺動して可動爪が閉じたときの角度を小さくしてあるので、固定爪との接触角度が小さくでき、可動爪間が近接できて毛を挟む部分を近接でき、特に、短毛の導入を高めて脱毛効率を良くし、毛の根本を把持し、脱毛の痛みを小さくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面断面図である。
【図2】同上の正面断面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の本体ブロックの全体分解斜視図である。
【図5】脱毛ヘッドの全体分解斜視図である。
【図6】(a)は脱毛ヘッドに組み込んだ2個の爪ブロック体のうち一方の爪ブロック体の断面図であり、(b)は他方の爪ブロック体の断面図であり、(c)は一方の爪ブロック体の爪開口幅と他方の爪ブロック体の爪開口幅を示す説明図である。
【図7】同上の爪ブロック体の組立て状態を示す正面図である。
【図8】同上の脱毛ヘッドの要部側面断面図である。
【図9】同上の脱毛ヘッドの正面断面図である。
【図10】図上の脱毛ヘッドの動作図である。
【図11】同上の保持ばねとローラとの取付け部分を示す断面図である。
【図12】同上の脱毛ヘッドの脱毛爪列により毛の非挟持時における動作状態を示す説明図であある。
【図13】同上の脱毛ヘッドの脱毛爪列により毛の挟持時における動作状態を示す説明図である。
【図14】同上の基台に設けた十字状をした孔を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 脱毛ヘッド
3 可動爪
67 開閉レバー
68 開閉レバー
116 固定爪
117 固定爪ブロック
118 爪支点部材
118a 支点部

Claims (5)

  1. 毛を挟持して脱毛するための板状の脱毛爪を回転軸方向に並進運動して軸方向に並設された開閉手段により揺動させ、且つ開閉手段により開閉し得るようにした脱毛爪を軸方向に複数設けて脱毛爪列を構成して回転により毛を引き抜くようにした脱毛装置において、脱毛爪列は脱毛ヘッドに固定された複数の固定爪と軸方向の開閉手段によって揺動して毛を挟む複数の可動爪を設けたものとして構成され、回転中心の周りに脱毛爪列を複数設けて各脱毛爪列の固定爪の位置が円周方向に隣り合う脱毛爪列の固定爪とはずれた位置関係にあり、固定爪間に2枚の可動爪を並設して成ることを特徴とする脱毛装置。
  2. 可動爪間に形成される可動爪の揺動のための支点部を設けた爪支点部材を固定爪ブロックに設けて成ることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  3. 固定爪ブロックと爪支点部材とを回転軸方向にわずかながたつきを持たせて取付けてあることを特徴とする請求項2記載の脱毛装置。
  4. 爪取付台の円周に設けた溝に爪ブロック体を組み込んで溝内の巾広となった部分に爪支点部材の上端を嵌め込んで爪ブロック体を爪取付台の半径方向に支持し、爪ブロック体に設けた固定爪と可動爪の先端部を上記溝の爪取付台の外面側の開口から外方に突出させると共に、溝内に組み込んだ爪支点部材に設けた支点部を爪取付台の開口内に突出させて成ることを特徴とする請求項2記載の脱毛装置。
  5. 可動爪が揺動によって開いた時の角度よりも固定爪側へ揺動して可動爪が閉じたときの角度を小さくしてあることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の脱毛装置。
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