JP3925034B2 - 脱毛装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、美容などの目的のために体毛を除去するのに使用される脱毛装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、回転駆動をおこなって毛を挟持し、毛を引き抜く脱毛装置がUS5857903やEP0532106により知られている。
【0003】
US5857903には回転して毛を引き抜くロータリーシリンダーに毛を挟持するためのクランピングメンバーを設けたものが開示してあり、EP0532106には回転シリンダーとなるブロックに毛を挟持するためのピンチングディスクを設けたものが開示してある。
【0004】
上記の従来例にあっては、回転シリンダーが本体に固定されていて移動することができず、このため毛が挟持される箇所が一定の場所に固定されており、回転シリンダーに取付けた複数の爪以外の場所に存在する毛を挟持することができない。特に、短い毛の場合、毛の根元を爪により挟持しないと脱毛することができないが、毛を挟持する場所が一定の場所に固定されている場合、短い毛を抜くことのできる箇所が限定され、短い毛の脱毛効率をそれ以上高めることができないという問題があった。
【0005】
また、回転シリンダーが肌上を通過する場合、一度通過し肌上に抜き残された毛については回転シリンダーにより脱毛される機会がないため脱毛することができないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、回転シリンダーに設けた挟持片以外の場所に存在する毛についても確実に挟持して効率的に脱毛することができ、また、部品点数を少なくし、組立が容易で、安価となり、さらに、一度の操作で毛の抜き残しを少なくすることができる脱毛装置を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る脱毛装置は、手で挟持できる本体ケーシングに取付けた基台ブロックに回転シリンダーを有する脱毛ブロックを移動自在に取付け、回転シリンダーに回転シリンダーの回転により開閉して毛を挟持して引き抜くための爪を設け、上記爪を有する回転シリンダーを肌上に移動させて毛を引き抜くように構成された脱毛装置において、上記本体ケーシングに取付けた基台ブロックに移動自在に取付けた脱毛ブロックが周期移動するように構成してあることを特徴とするものである。このように本体ケーシングに取付けた基台ブロックに移動自在に取付けた回転シリンダーを有する脱毛ブロックが周期移動することで、脱毛ブロックが移動しないものでは脱毛不可能であった場所の毛を脱毛することが可能となるものである。特に、短い毛の場合、毛を引き抜くためには毛の根元を挟持する必要があるが、毛を挟持して引き抜くための爪を設けた回転シリンダーを有する脱毛ブロックが移動することで、短い毛の根元を挟持しやすくなり、また簡単な構成で効率の高い脱毛装置とすることができるものである。
【0008】
また、脱毛ブロックに設けた回転シリンダーはその回転軸に対して平行に伸びる開閉部材となる開閉レバーを備え、開閉レバーの一端が少なくとも一つの爪に係合され、他端が開閉レバーを周期的に軸方向に移動させるための脱毛ブロックに設けたカムに係合され、カムと回転シリンダーとを設けた脱毛ブロックが周期移動しながら爪の開閉を行うように構成してあることが好ましい。このような構成とすることで、毛を引き抜くための安定した爪の挟持力を得ることができるものであり、また、脱毛ブロックの組み立て性も良くなるものである。
【0009】
また、回転駆動して毛を引き抜くための回転シリンダーが複数個設けてあることが好ましい。このような構成とすることで、複数の回転シリンダーが移動して、腋等の毛流れが複雑な部位であっても効果的に脱毛できるものである。
【0010】
また、ヘッドフレーム内に回転シリンダーを収めて脱毛ブロックを形成し、ヘッドフレームに設けた開口部から爪による毛の挟持、引き抜きがおこなわれるように構成し、脱毛ブロックが周期移動するように構成することが好ましい。このような構成とすることで、ヘッドフレームと回転シリンダーが一つのブロックで構成されて構成が簡略化できるものである。
【0011】
また、回転シリンダーを備えた脱毛ブロックが回転シリンダーの回転軸方向へ周期移動することが好ましい。このような構成とすることで、一度の脱毛処理に対して、回転シリンダーの脱毛可能領域が増えるものである。
【0012】
また、モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯カムを基台ブロックに設け、該偏芯カムの回転により脱毛ブロックを本体ケーシングに取付けた基台ブロックに対して周期的に移動させ、上記脱毛ブロックが周期移動を完了した場所で一時的に停止すると共に脱毛ブロックが一時的に移動停止している間もモータの回転が回転シリンダーを継続して回転させるように回転シリンダーに伝達されように構成していることが好ましい。このような構成とすることで、移動した場所で移動を一時的に停止した状態で回転シリンダーの回転により確実に毛の挟持ができるものである。
【0013】
また、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸方向への周期移動量が、回転シリンダーの円筒面上に配設した爪のピッチ間距離の1/3〜1/2の量として成ることが好ましい。このような構成とすることで、回転シリンダーに取付けられた爪のピッチ間距離の半分のピッチ間距離をもつ回転シリンダーと同等となり、約倍又は倍以上の脱毛箇所を得ることができるものである。
【0014】
また、脱毛ブロックの一方向への移動速度が回転シリンダーの周速度よりも速いことが好ましい。このような構成とすることで、回転シリンダーの微少回転の間に脱毛ブロックの移動が完了することになり、毛を爪で引き抜く方向が多方向とならず、確実に毛を挟持することができるものである。
【0015】
また、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸方向へ往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期よりも大きいことが好ましい。このような構成とすることで、脱毛ブロックの回転軸方向への一往復の移動の間の回転シリンダーの回転数が多くなり、回転シリンダー上に設けられた各挟持箇所で毛を挟持することができる回数、位置が多くなるものである。
【0016】
また、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸方向へ往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期の2倍以上であることが好ましい。このような構成とすることで、往復移動の両端で少なくとも一回転するように構成でき、確実に脱毛箇所を増加させることができるものである。
【0017】
また、モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアの回転を、フェイスギアを介して偏芯カムを一体に設けた歯車の回転として伝達するように構成してあることが好ましい。このような構成とすることで、安定した往復動がなされ、また、部品点数を少なくできるものである。
【0018】
また、モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯ピンを基台ブロックに設け、該偏芯ピンの回転により脱毛ブロック側に設けたボスと上記偏芯ピンとをリンクにより連結し、偏芯ピンの回転によりリンクを介して脱毛ブロックを周期的に往復動するように構成してあることが好ましい。このような構成とすることで、簡単な構成で安定した往復動ができるものである。
【0019】
また、周期移動する脱毛ブロックがそれぞれの移動方向にばね付勢してあることが好ましい。このような構成とすることで、移動する脱毛ブロックが本体ケーシングの中央に位置するように働くことになり、往復運動の端点での慣性力を吸収し、衝突することなく移動を開始することができるものである。
【0020】
また、周期移動する脱毛ブロックがガイド軸により移動方向へのガイドがなされることが好ましい。このような構成とすることで、移動方向への動きを確実にし、脱毛ブロックの動きをより安定に保つことができるものである。
【0021】
また、回転駆動する脱毛ブロックが回転シリンダーの回転軸と直交する方向に移動することが好ましい。このような構成とすることで、一度通過し抜き残した毛についても再度毛を把持できる機会をもつことができて抜き残しが少なくなる。
【0022】
また、脱毛ブロックの移動方向への移動量が可動爪又は固定爪の周方向への長さの1/2移動することが好ましい。このような構成とすることで、毛を挟持することができる回数を多くすることができるものである。
【0023】
また、モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯カムを基台ブロックに設け、該偏芯カムの回転により脱毛ブロックを本体ケーシングに取付けた基台ブロックに対して周期的に移動させ、上記脱毛ブロックが周期移動を完了した場所で一時的に停止すると共に脱毛ブロックが一時的に移動停止している間もモータの回転が回転シリンダーを継続して回転させるように回転シリンダーに伝達されように構成いることが好ましい。このような構成とすることで、移動した場所で移動を一時的に停止した状態で確実に毛の挟持ができるものである。
【0024】
また、脱毛ブロックの一方向への移動速度が回転シリンダーの周速度よりも速いことが好ましい。このような構成とすることで、毛を爪で引き抜く方向が多方向とならなくなる。
【0025】
また、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸と直交する方向への往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期よりも大きいことが好ましい。このような構成とすることで、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸と直交する方向への一往復の移動の間の回転シリンダーの回転数が多くなるものである。
【0026】
また、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸と直交する方向への往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期の2倍以上であることが好ましい。このような構成とすることで、往復移動の両端で少なくとも一回転するように構成でき、確実に脱毛箇所を増加させることができるものである。
【0027】
また、モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアの回転を、フェイスギアを介して偏芯カムを一体に設けた歯車の回転として伝達するように構成してあることが好ましい。このような構成とすることで、安定した往復動がなされるものである。
【0028】
また、モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯ピンを基台ブロックに設け、該偏芯ピンの回転により脱毛ブロック側に設けたボスと上記偏芯ピンとをリンクにより連結し、偏芯ピンの回転によりリンクを介して脱毛ブロックを周期的に往復動する ように構成してあることが好ましい。このような構成とすることで、偏芯カムとギアが一体であることから部品点数を少なくすることができるものである。
【0029】
また、周期移動する脱毛ブロックがそれぞれの移動方向にばね付勢してあることが好ましい。このような構成とすることで、移動する脱毛ブロックが本体ケーシングの中央に位置するように働くため、往復運動の端点での慣性力を吸収し、衝突することなく移動を開始することができるものである。
【0030】
また、周期移動する脱毛ブロックがガイド軸により移動方向にガイドしてあることが好ましい。このような構成とすることで、移動方向への動きを確実にできるものである。
【0031】
また、回転駆動する脱毛ブロックが回転軸方向と、回転軸方向に直交する方向の二方向に移動することが好ましい。このような構成とすることで、脱毛可能場所を増やすことができ、組立も容易にすることができるものである。
【0032】
また、脱毛ブロックに、回転シリンダーと、シリンダー取付け基台と、シリンダーカバーと、ヘッドフレームとを備え、シリンダー基台とシリンダーカバーとを回転シリンダーを取付けた状態で固着し、該回転シリンダーを取付けたシリンダー基台とシリンダーカバーにヘッドフレームを被せ、基台ブロックにヘッドフレームを固定的に取付け、回転シリンダーを取付けたシリンダー取付け台とシリンダーカバーとを固定したものがヘッドフレームの開口部内で周期移動するように基台ブロックに周期移動に取付けることが好ましい。このような構成とすることで、ヘッドフレームが確実に肌を押さえて回転シリンダーの移動に伴う肌の移動をなくすことができるものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0034】
本発明の脱毛装置は手で挟持できる本体ケーシング1に脱毛ヘッド2を備えたものであり、本体ケーシング1には駆動源であるモータ3が内蔵してあり、脱毛ヘッド2には脱毛要素を構成する回転シリンダー4が取付けてある。回転シリンダー4には脱毛手段が設けてあり、回転シリンダー4に設けた脱毛手段は開閉して毛を挟持する挟持片である複数の爪5を備えていて回転により毛を挟持して引き抜くように構成してあり、モータ3の回転を駆動伝達手段により回転シリンダー4に伝達して回転シリンダー4を回転することで、脱毛手段により毛を挟持して引き抜くようになっている。
【0035】
まず、図1乃至図13に基づいて本発明の第1の実施形態につき説明する。図1乃至図4に示すように、本体ケーシング1は前後に2つ割りした半割ケーシング7を合着して構成してあり、本体ケーシング1は上端が開口したもので、モータ3や駆動伝達手段である歯車列を内蔵した基台8が本体ケーシング1内に内装してあり、さらに、本体ケーシング1内にモータ3を駆動するための乾電池又は充電器9を内装してある。
【0036】
基台8の上面部は本体ケーシング1の上端開口を塞いでおり、この基台8の上面部にフック取付け部10が設けてあり、脱毛ヘッド2の下面部に設けた一対のフック11をフック取付け部10に着脱自在に取付けることで本体ケーシング1に対して脱毛ヘッド2を着脱自在に取付けることができるようにしている。
【0037】
図4に示すように、基台8は複数の分割された基台を組み合わせて構成してあり、本実施形態においては、基台8がモータ3を内装するモータ内装用基台12と、モータ3をカバーするためのモータカバー用基台13と、モータカバー用基台13の外側方において歯車列をカバーするための歯車カバー基台14とで構成してある。
【0038】
モータ内装用基台12のモータ内装部12aには側方の開口からモータ3が嵌め込まれて内装され、モータ内装用基台12の側方開口部にモータカバー用基台13を取付け、更に、モータカバー用基台13の外側に歯車カバー基台14を取付けてあり、モータカバー用基台13と歯車カバー基台14とに囲まれた空所が歯車列内装部16となっており、モータ内装部12aと歯車列内装部16とがモータカバー用基台13により仕切ってある。
【0039】
モータ内装部12aに内装されたモータ3の出力軸3aが仕切りであるモータカバー用基台13の孔13aを貫挿して歯車列内装部16内に突出しており、この出力軸3aの歯車列内装部16内に突出した部分にピニオン17が固着してある。モータ内装部12a内には複数の歯車18、19が設けてあり、モータ3の回転をピニオン17に伝達し、ピニオン17の回転を歯車18に伝達し、歯車18の回転を歯車19に伝達するようになっている。ここで歯車19は基台8の上面部の開口(実施形態においては歯車カバー基台14の上端部に設けてある)に臨んでいる。
【0040】
図4に示すように、モータ内装用基台12の上面部中央部には上方に向けてトンネル通路を有するトンネル用突部10aが突設してあり、トンネル用突部10aの上面部の中央部には孔15hが設けてある。
【0041】
上記のようにモータ3と歯車列を内蔵した基台8を2つ割りの本体ケーシング1内に内装するには以下のようにして行われる。
【0042】
半割ケーシング7内の突起7dにコ字状をした支持枠25の孔25aを嵌め込むことで支持枠25を一方の半割ケーシング7の内部に取付けてあり、コ字状の支持枠25の両側片にU字状をした切り込み溝部を形成して切り込み溝部に囲まれた部分に弾性を有する連結片25bが形成してあり、この連結片25bに設けた孔を歯車カバー基台14とモータ内装用基台12の外面にそれぞれ設けた取付け突起14hに嵌め込んで取付けてあり、これにより基台8を本体ケーシング1に対して弾性的に支持してある。このようにモータ3を内装した基台8が連結片25bを有する支持枠25により弾性的に支持してあって、モータ3の振動が本体ケーシング1側に伝わりにくくしてある。
【0043】
基台8の上面部の両側にはスライド自在にスライド枠26が配置してあり、平面視略矩形をしたスライド枠26の外側片部から外側方に向けて操作部26aが突設してあり、スライド枠26の内側片部の内面に支持フック26bが突設してあり、更にスライド枠26の内側片部の上面にストッパ用突部26cが上方に向けて突出してある。
【0044】
図1に示すように、両スライド枠26の内側部分をトンネル用突部10aのトンネル通路内にスライド自在に嵌め込み、ストッパ用突部26cをトンネル用突部10aの上面部に設けた孔15b内にスライド自在に嵌め込んであって、ストッパ用突部26cが孔10bの縁に当たることでスライド枠26が抜けないようになっている。トンネル用突部10aのトンネル通路内において両スライド枠26間にスプリング26dが介装してあって、スプリング26dにより両スライド枠26を外側に向けて弾性付勢している。そして、トンネル用突部10aと両スライド枠26とでフック取付け部10が構成してある。また、両スライド枠26の操作部26aは本体ケーシング1に設けた孔7eにはめ込まれて本体ケーシング1より外側方に突出させてある。
【0045】
脱毛ヘッド2は図1、図2、図3、図8に示すように、基台ブロック15と、脱毛ブロック24とからなる。
【0046】
脱毛ブロック24は、脱毛手段を備えた回転シリンダー4と、シリンダー取付け基台27と、シリンダーカバー28と、カム29と、保持ばね30と、ヘッドフレーム31とで構成してある。
【0047】
回転シリンダー4は図5、図8に示すように、円周方向に複数箇所(実施形態では36°の間隔を置いて10箇所)の凹部4aが形成してある。凹部4aの両端部にはそれぞれ固定爪5bが突出してあり、この凹部4aの両端部に突設した固定爪5bには孔5b1が形成してある。また、凹部4a内には脱毛用主体ユニット32が嵌め込んである。
【0048】
脱毛用主体ユニット32は支点板33と、複数(実施形態では4枚)の可動爪5aと、支点止め部材34と、ばね受け部材35と、伝達レバー36と、ばね37とで構成してある。支点板33は中央部にばね受け嵌め込み用角孔33aを設け、両側にリブ嵌め込み用角孔33bを設け、ばね受け嵌め込み用角孔33aと両リブ嵌め込み用角孔33bとの間と、両リブ嵌め込み用角孔33bの各外方にそれぞれ可動爪嵌め込み用角孔33cが形成してある。
【0049】
支点止め部材34は中央部にばね受け嵌め込み孔34aが設けてあり、ばね受け嵌め込み孔34aの両側から上方に固定爪5bが突設してあり、また、支点止め部材34の下面部の両側にはそれぞれ2個で一組となったリブ34bが下方に向けて垂設してあり、リブ34bには長孔34cが設けてある。また、支点止め部材34には長手方向に孔34dが設けてある。そして、この支点止め部材34は両側の2個で一組みとなったリブ34bを支点板33の両側のリブ嵌め込み用角孔33bに嵌め込んである。
【0050】
ばね受け部材35には上部に孔35aが設けてあり、また、下部にばね挿入孔35bが設けてある。そして、ばね受け部材35が支点止め部材34のばね受け嵌め込み孔34a、支点板33のばね受け嵌め込み用角孔33aに嵌め込んである。また、可動爪5aには孔5a1が設けてあり、4枚の可動爪5aのうち2枚の可動爪5aが支点止め部材34に突設した固定爪5bとばね受け部材35との間からばね受け嵌め込み孔34aに挿入して、更に、支点板33のばね受け嵌め込み用角孔33aの両側の可動爪嵌め込み用角孔33cに挿入してある。また、他の2枚の可動爪5aは支点板33の両端部の可動爪嵌め込み用角孔33cに嵌め込んである。また、2個で一組となったリブ34bにはそれぞれ伝達レバー36の上部の突片36aが嵌め込んであって突片36aに設けた係合突部36bがリブ34bの長孔34cにスライド自在に係合してあって、一方の伝達レバー36が一側の2枚の可動爪5aの下部間に介在され、他方の伝達レバー36が他側の2枚の可動爪5aの下部間に介在してある。また、ばね受け部材35に設けたばね挿入孔35bに挿入したばね37が中央部の両可動爪5bの下部内面に弾接している。
【0051】
上記のようにして脱毛用主体ユニット32が一つのユニットとして組み立ててある。そして、この脱毛用主体ユニット32を回転シリンダー4の各凹部4aに嵌め込み、凹部4aの一方の端に設けた固定爪5bに設けた孔5b1から軸49を挿入し、支点止め部材34の孔34d、4枚の可動爪5aの各孔5a1,ばね受け部材35の孔35aを挿通し、該軸49の先端部を凹部4aの他端の固定爪5bの孔5b1に嵌め込んで凹部4aに脱毛用主体ユニット32を取付けてある。
【0052】
回転シリンダー4の軸方向の両端面部には図5に示すように周方向に複数の孔4cが形成してあり、回転シリンダー4の軸方向の一端面部に設けた複数の孔4cに周方向に開閉レバー38と開閉レバー39とが交互に挿入してあり、開閉レバー38の端部の押圧部38aは開閉レバー39の端部の押圧部39aよりも回転シリンダー4の径方向の内側にずれて位置しており、図8に示すように径方向にずれている押圧部38a、39aとが周方向において押圧部38aの両端部がそれぞれ押圧部39aの端部と重なっている。
【0053】
また、回転シリンダー4の軸方向の他端面部に設けた複数の孔4cに周方向に開閉レバー39と開閉レバー38とが前述と同様にして交互に挿入してある。そして、一端面側の孔4cに挿入した開閉レバーとこの孔4cと対向する他端面側の孔4cに挿入した開閉レバーとは一方側が開閉レバー38となっていると、他方側が開閉レバー39となるような関係となっている。
【0054】
添付図面に示す実施形態においては、回転シリンダー4の周方向に設けた凹部4aが軸方向において交互にずれて形成してあるため、開閉レバー39は開閉レバー38よりも長さが短くなっている。両側の開閉レバー38、39の端部はそれぞれ凹部4aにはめ込んだ脱毛用主体ユニット32の両伝達レバー36の外側端部に接している。そして、開閉レバー39を外側から押す力が作用しない状態では、ばね37のばね力により中央の2つの可動爪5aの下部が外側に押され、これにより両伝達レバー36が外側に押され、これにより外側の2つの可動爪5aの下部がそれぞれ外側に押される。このように、中央の2つの可動爪5aの下部が外側に押されることで該中央の2つの可動爪5aが支点板33の可動爪嵌め込み用角孔33cの孔縁を支点として回動して支点止め部材35に設けた固定爪5bから離れ、また、両外側の可動爪5aの下部が外側が押されることで両側の2つの可動爪5aが支点板33の可動爪嵌め込み用角孔33cの孔縁を支点として回動して回転シリンダー4に設けた固定爪5bから離れるようになっている。
【0055】
また、回転シリンダー4の周方向に設けて凹部4aが軸方向において交互にずれて形成してあるため、凹部4aにはめ込んだ脱毛用主体ユニット32が軸方向において交互にずれて配設され、このため、図6に示すように周方向における爪(固定爪5b、可動爪5a)が軸方向に交互にずれて位置している。
【0056】
回転シリンダー4には軸4bが挿入してあり、シリンダー取付け基台27の一端部の上面部から上方に向けて突出した突出支持部27aとシリンダー取付け基台27の他端部に取付けられるシリンダーカバー28に設けた突出支持部28aにそれぞれ設けた軸孔部28bに上記回転シリンダー4の軸4bの両端部が軸支してある。
【0057】
図8に示すように、突出支持部27a、28aにはそれぞれ角孔状をしたカム挿入孔27c、28cが形成してあり、カム挿入孔27c、28cの上下縁部に軸支持溝27d、28dが形成してある。そして、カム29を構成するローラがそれぞれカム挿入孔27c、28cに嵌め込まれ、各ローラに挿入したローラ軸29aの上下両端部が軸支持溝27d、28dに嵌め込み支持してあり、ローラは水平回転をするようになっている。ここでローラの一部はカム挿入孔27c、28cから内側に突出している。
【0058】
突出支持部27a、突出支持部28aの外側下部には保持ばね嵌め込み溝部27e、28eが設けてあり、保持ばね嵌め込み溝部27e、28eにそれぞれ保持ばね30のU字状をした下部が嵌め込んで支持してあり、U字状部分に設けた係止突片部30aが保持ばね嵌め込み溝部27e、28eに設けた係止孔部27f、28fに係止して取付けてある。保持ばね30の上部には孔部30bが形成してあり、この孔部30bの上下縁部によりローラ軸29aの上下両端部を弾性的に押圧しており、孔部30bを設けることでローラがこの孔部30bに対応して保持ばね30に接触しないようになっている。
【0059】
また、シリンダー取付け基台27の下面部にはリブ27Aと凹部27Bが設けてあり、シリンダーカバー28の下面部にはリブ28Aが設けてある。リブ27Aにはばね受け穴27Aaと一対の孔27Abが設けてあり、また、リブ28Aにはばね受け穴28Aaと一対の孔28Abが設けてある。
【0060】
シリンダー取付け基台27の突出支持部27aを突出した方と反対側の端部には凹欠部27iが設けてあり、この凹欠部27i内に駆動用歯車40が配置してあり、この駆動用歯車40の軸の両端部がシリンダー取付け基台27とシリンダーカバー28とに軸支してあり、駆動用歯車40の上部は回転シリンダー4に設けた歯車41に噛み合っている。シリンダー取付け基台27とシリンダーカバー28とを回転シリンダー4を取付けた状態で組み合わせて固着し、この状態でヘッドフレーム31を被せてねじにより取付けることで脱毛ブロック24が構成してある。
【0061】
基台ブロック15は基台本体15aと、基台本体15aに固定される基台副体15bとで構成してあり、ギア15cの軸の両端部が基台本体15aと基台副体15bとに軸支してある。ギア15cにはフェイスギア15dが一体に設けてある。基台本体15aには偏芯カム15gを設けた歯車15eが軸15fにより水平回転自在に取付けてあり、フェイスギア15dが歯車15eに噛み合っている。
【0062】
基台本体15aと基台副体15bにはそれぞれ上方に開口した凹所15h、15iが設けてあり、この凹所15h、15iにそれぞれリブ27A、28Aが挿入してあり、リブ27A、28Aに設けた孔27Ab、28Abにそれぞれ軸15jを遊挿し、軸15jの両端部を基台本体15aまたは基台副体15bに支持してあって、リブ27A、28Aが回転シリンダー4の軸4bと平行な方向に移動自在となっている。また、リブ27A設けたばね受け穴27Aaと凹所15hの内面部との間にはばね15kが介装してあり、また、リブ28A設けたばね受け穴28Aaと凹所15iの内面部との間にはばね15kが介装してあり、このため、脱毛ブロック24は基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に往復移動自在に取付けてあると共に、両方のばね15kによるばね付勢が脱毛ブロック24を基台ブロック15の中央に位置するように設定してある(つまり、両側のばねがそれぞれ脱毛ブロック24の移動方向にばね付勢してあって、脱毛ブロック24が基台ブロック15の中央に位置するように設定してある)。
【0063】
このように脱毛ブロック24を基台ブロック15に対して往復移動自在に取付けた状態で、ギア15cが駆動用歯車40に噛み合っている。また、偏芯カム15gがシリンダー取付け基台27の下面部に設けた凹部27Bに係合しており、偏芯カム15gが偏芯回転することで偏芯カム15gが凹部27Bの回転シリンダー4の軸方向の内側面を押してばね15kのばね力に抗して基台ブロック15を往復動するようになっている。凹部27Bの回転シリンダー4の回転軸と直交する方向の巾は偏芯カム15gの偏芯量の倍以上となっており、回転軸と直交する方向には移動しないようになっており、また、基台ブロック15は軸15jを移動の際のガイドとして軸方向に往復移動するようになっている。ここで、偏芯カム15gの回転により周期的に往復動する脱毛ブロック24は上記のように両側のばね15kが移動方向にばね付勢してあって、移動する脱毛ブロック24が基台ブロック15の中央に位置するように働くことになり、往復運動の端点での慣性力を吸収し、衝突することなく移動を開始することができて、衝突音等の騒音を小さくできるようになっている。
【0064】
上記のように、脱毛ブロック24を基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に往復移動自在に取付けて構成した脱毛ヘッド2は本体ケーシング1に対して着脱自在に取付けられるものである。脱毛ヘッド2の取付けに当たっては、操作部26aを押した状態で脱毛ヘッド2の下面の一対のフック11をそれぞれ両スライド枠26の矩形状をした開口内に嵌め込み、この状態で操作部26aの押圧を解除することでスプリング26dのばね力により両スライド枠26を外側に移動させて支持フック26bを上記フック11に係止することで取付けるものである。このように脱毛ヘッド2を本体ケーシング1に対して取付けた状態では歯車19がギア15cとが噛み合うことになる。
【0065】
一方、脱毛ヘッド2を取り外すに当たっては、上記と逆に操作部26aを押すことで支持フック26bをフック11から外すことができるので、この状態で脱毛ヘッド2を引き離すことで取り外すことができるものである。
【0066】
しかして、脱毛ヘッド2を本体ケーシング1に取付けた状態で人体の毛を脱毛するものであるが、脱毛は以下のようにして行われる。
【0067】
すなわち、モータ3を回転することで、歯車18、19を介してギア15cが回転し、ギア15cの回転が駆動用歯車40を介して歯車41に伝達されて回転シリンダー4が回転する。回転シリンダー4が回転して、開閉レバー38、39の押圧部38a、39aがカム29を構成するローラに当たる位置に来ると、ローラにより開閉レバー38、39をばね37に抗して内側に押し、開閉レバー38、39の先端部により外側の可動爪5aの下部を内側に押すと共に該外側の可動爪5aの下部を介して伝達レバー36を内側に押して移動させて内側の可動爪5aの下部を内側に押す。このようにして4枚の可動爪5aの下部が内側に押されることで可動爪5aが回動して可動爪5aの上部がそれぞれ固定爪5bに押し当たることになり、可動爪5aと固定爪5bとの間に導入された毛が挟持されることになる。そして、この毛を挟持した状態で回転シリンダー4が回転することで毛を引き抜くものである。回転シリンダー4の回転により次の開閉レバー38、39がローラの所に至ってローラにより押圧されて上記と同様に毛を挟持して引き抜くものである。
【0068】
ここで、図8に示すように、周方向に一つ置きに設けた開閉レバー38の押圧部38aの両端部が開閉レバー39の押圧部39aの端部と周方向において重なっているので、毛を挟持するのに寄与した開閉レバーの押圧部の回転方向の後端部をローラで押圧しているとき、次の開閉レバーの押圧部の前端部がローラで同時に押圧されることになり、このため、爪5を回転シリンダー4の周方向に複数配置しても毛を挟持して引き抜く距離を長くとることができるものである。
【0069】
上記のようにして脱毛するのであるが、ギア15cが回転すると、フェイスギア15dを介して歯車15eが水平回転し、歯車15eが回転することで歯車15eに設けた偏芯カム15gが図10(b)→図11(b)→図12(b)のように回転して脱毛ブロック24が図10(a)→図11(a)→図12(a)のように本体ケーシング1に取り付けた基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に周期的に往復移動するものである。このように脱毛ブロック24を軸方向に移動させることで、脱毛ブロック24の回転シリンダー4に設けた固定爪5bと可動爪5aとによる毛の挟持位置が変わり、従来のように脱毛ブロック24が移動しないものでは脱毛不可能であった場所の毛を脱毛することが可能となるものであり、図13の固定爪5b間にある毛Kでも脱毛ブロック24と一体になって回転シリンダー4が移動して破線のように固定爪5b、可動爪5a移動することで挟持して脱毛することができるものである。図13においてHは肌である。特に、短い毛の場合、毛を引き抜くためには毛の根元を挟持する必要があるが、脱毛ブロック24が移動することで、短い毛の根元を挟持しやすくなって脱毛効率がよくなるものである。また、脱毛ブロック24が移動する際に、回転シリンダー4及びカム29が一体となって軸方向に移動するため、可動爪5aの毛の挟持力や負荷変動による回転シリンダー4の回転数の変動もなく、脱毛効率をよくすることができるものである。なお、図11(a)、図12(a)、図13において矢印は脱毛ブロック24の移動方向を示している。
【0070】
図14には偏芯カム15gのカム形状を扇形にした例が示してあり、このように偏芯カム15gのカム形状を扇形にすることで、偏芯カム15gの扇形の外周円弧で凹部27Bの一方の内側面を押している間は回転シリンダー4が一方側に移動した場所で移動を停止され、このように回転シリンダー4の移動が停止された状態の間も回転シリンダー4の回転が継続されて爪5による脱毛動作が行われるものである。ここで、偏芯カム15gのカム形状を扇形にするとともに、偏芯カム15gと一体の歯車15eの減速比を変えて偏芯カム15gの回転数を回転シリンダー4の回転数より小さくし、特に脱毛ブロック24の移動周期を回転シリンダー4の移動周期の2倍以上にすれば、回転シリンダー4の移動点で回転シリンダー4が常に軸方向への移動を停止して略1回転、または1回転以上できるため、確実に毛を根元から挟持できて、更に脱毛効率をよくすることができるものである。
【0071】
つまり、図11の状態(つまり回転シリンダー4が軸方向の中間位置に位置している状態)で、今、図において扇形をした偏芯カム15gが時計方向に回転した場合、偏芯カム15gの扇形の外周円弧の左端部がすぐに凹部27Bの左側の内側面に当たって回転シリンダー4を図11において左側に移動し、偏芯カム15gの回転に伴い偏芯カム15gの扇形の外周円弧が左端部から右端部にかけて順に凹部27Bの左側の内側面に当たっていき、その間は回転シリンダー4が偏芯カム15gにより左に押されたまま左に移動した移動点で停止している状態となっており、偏芯カム15gの扇形の外周円弧の右端部が凹部27Bの左側の内側面に当たると回転シリンダー4はばねにより右側に移動し図14の状態から偏芯カム15gが180°回転した状態で回転シリンダー4が軸方向の中間位置となる。扇形の偏芯カム15gで回転シリンダー4を図11において右側に移動した場合も上記と同様となる。このように、偏芯カム15gの扇形とすることで回転シリンダー4を軸方向に移動させた移動点(上記説明では回転シリンダー4が左側に移動した点)で移動を停止する期間を設け、この回転シリンダー4の移動を停止している間に回転シリンダー4が回転を継続し、例えば略1回転、または1回転以上回転して回転シリンダー4の外周に設けている爪5により確実に毛を根元から挟持できるものである。更に、偏芯カム15gのカム形状を扇形にすることで、移動点への移動速度を速くすることができて、移動しながら毛を引き抜く確率も少なくなり、多方向に毛を引き抜くことによる脱毛刺激も小さくすることができるものである。
【0072】
また、上記のように、偏芯カム15gと一体の歯車15eの減速比を回転シリンダー4の回転数よりも小さくし、回転シリンダー4の回転周期より移動周期を大きくすることにとり、挟持位置が増えるため、更に脱毛効率を上げることができるものである。
【0073】
また、脱毛ブロック24の移動量は爪5のピッチ(固定爪5b、可動爪5aの総数÷回転シリンダー4の脱毛有効巾L)の1/3〜1/2とすることで爪5のピッチを略半分にするのと同等にすることができるため、一層短い毛も挟持しやすくなり、脱毛効率をあげることができるものである。
【0074】
更に、脱毛ブロック24の一方向への移動速度を回転シリンダー4の周速度よりも速くすることで、回転シリンダー4の微少回転の間に脱毛ブロック24の移動が完了することになり、毛を爪5で引き抜く方向が多方向とならず、確実に毛を挟持することができ、この結果、脱毛時の痛みを少なくすることができるものである。
【0075】
また図15、図16に示すように、歯車15eに偏芯ピン15mを設け、脱毛ブロック24側にボス24aを設け(実施形態においてはシリンダー取付け基台27にボス24aを設けてある)、偏芯ピン15mとボス24aとをリンク15nで連結することで、歯車15eの回転でリンク15nを介して脱毛ブロック24を回転シリンダー4の軸方向に周期的に往復動することができるものである。このようにリンク15nを介して往復動させることで連結部分のがたつきを小さくして更に騒音を小さくできるものである。
【0076】
上記した各実施形態においては脱毛ブロック24を移動することで、脱毛ブロック24とともに回転シリンダー4を軸方向に移動するようにした例が示してあるが、図17に示すように脱毛ブロック24全体を移動させることなく、脱毛ブロック24を構成する部材の一部である回転シリンダー4と、シリンダー取付け基台27と、シリンダーカバー28を移動するようにしてもよい。すなわち、図17においては、ヘッドフレーム31をシリンダー取付け基台27、シリンダーカバー28に固定せず、ヘッドフレーム31に設けた係合凹部31aを基台ブロック15に設けたフック15oに係合して取付けてある。このようにすれば、本体ケーシング1に固定的に取付けられる基台ブロック15に固定的に取付けられたヘッドフレーム31が肌を固定するため、回転シリンダー4が軸方向に移動しても肌が移動方向に伸ばされることがないため肌当たりがよく、脱毛効率も高く、また、組み立て性も優れたものとなる。
【0077】
次に、図18、図19に示す更に他の実施形態につき説明する。前述の各実施形態においては、回転シリンダー4を有する脱毛ブロック24が回転シリンダー4の回転軸方向へ周期移動するようにした例を示したが、本実施形態においては回転駆動する回転シリンダー4を有する脱毛ブロック24が回転シリンダー4の回転軸と直交する方向に移動するようになっている。
【0078】
すなわち、シリンダー取付け基台27のリブ27A、シリンダーカバー28のリブ28Aに設けた孔27Ab、28Abが回転シリンダー4の回転軸と直交する方向に穿孔してあり、この孔27Ab、28Abにそれぞれ軸15jを遊挿してあって、軸15jの両端部を基台本体15aまたは基台副体15bに軸支してあって、リブ27A、28Aが回転シリンダー4の軸4bと直交する方向に移動自在となっている。この場合シリンダー取付け基台27の下面に設けられた凹部27Bの巾は前述の第1の実施形態とは逆となっている。但し、第1の実施形態と同様に移動による騒音を小さくするために移動方向においてリブ27A、28Aと基台本体15aまたは基台副体15bとの間にばね15kが介装してある。しかして、本実施形態においては脱毛ブロック24と共に回転シリンダー4が回転軸方向と直交する方向に移動することにより、回転シリンダー4の円周方向において爪5の巾が増えたことになり、抜き残す毛も少なくすることができ、脱毛効率をよくすることができるものである。このときの移動量を図19(a)に示す爪巾Aの約半分にすることで、約倍の(2×A)の爪巾にしたのと同様の効果が得られ、脱毛効率がよくなるものである。
【0079】
なお、回転シリンダー4を有する脱毛ブロック24が回転シリンダー4の回転軸と直交する方向に移動するようにした本実施形態においても、前述の各実施形態と同様に、脱毛ブロック24が周期移動を完了した場所で一時的に停止すると共に脱毛ブロック24が一時的に移動停止している間も回転シリンダー4が回転を継続するようにしたり、また、脱毛ブロック24の一方向への移動速度を回転シリンダー4の周速度よりも速くしたり、また、脱毛ブロック24の回転シリンダーの回転軸と直交する方向への往復移動を行う移動周期が回転シリンダー4の回転周期よりも大きくしたり、また、脱毛ブロック24の回転シリンダー4の回転軸と直交する方向への往復移動を行う移動周期を回転シリンダー4の回転周期の2倍以上としたりしてもよいものであり、これにより、前述の各実施形態と同様の作用効果を奏することができるものである。また、脱毛ブロック24が偏芯カム15gで移動する例で説明しているが、本実施形態においても脱毛ブロック24をリンクにより移動するようにしてもよいものである。
【0080】
図20には更に他の実施形態が示してある。本実施形態においては、リブ27A、リブ28Aにそれぞれ2方向の長孔27Ab’、28Ab’を設け、2方向の長孔27Ab’、28Ab’にそれぞれ2方向の軸15jをそれぞれ遊挿し、各軸15jの両端部を基台本体15aまたは基台副体15bに軸支してある。この実施形態においては、回転駆動する回転シリンダー4を有する脱毛ブロック24が回転軸方向と、回転軸方向に直交する方向の二方向に移動するので、脱毛可能場所を増やすことができて脱毛効率をより向上することができ、また組立も容易にすることができる。
【0081】
次に、図21乃至図26に基づいて本発明の更に他の実施形態につき説明する。
【0082】
本実施形態においては回転シリンダー4を複数脱毛ブロック24に設け、この複数の回転シリンダー4を設けた脱毛ブロック24を回転シリンダー4の回転軸方向に移動させるようにした例である。
【0083】
脱毛ヘッド2は図22に示すように、基台ブロック15と、脱毛ブロック24とからなる。
【0084】
脱毛ブロック24は、脱毛手段を備えた複数の回転シリンダー4と、シリンダー取付け基台27と、カム29と、保持ばね30と、ヘッドフレーム31とで構成してある。
【0085】
爪ブロック体69は、図25、図26に示すように複数の固定爪5bを配設した固定爪ブロック117と、支点部118aを設けた爪支点部材118と、可動爪5aと、可動爪5aを爪ブロック体69の回転軸方向に揺動させるための一対の開閉レバー67、68とで構成してある。
【0086】
固定爪ブロック117は一対の桟117a間に一定間隔で固定爪5bを一体に架設して構成してあり、固定爪5bは下端部が一対の桟117a間に架設してあって、固定爪5bの下部両側が支点部117bとなっている。
【0087】
爪支点部材118は図26に示すように、上面片の両側から側片を突出したコ字状をしており、上面片に複数の長方形状の開口部118bを爪支点部材118の長手方向に一定間隔で形成してあり、開口部118bと開口部118bとの間の桟118c及び爪支点部材118の長手方向の両端部の桟118cはいずれも桟118cの長手方向の中央部分が上方(つまりコ字状をした爪支点部材118の側片の突出方向と反対方向)に突出したものになっていて、この桟118cの中央部の突出部分の両側(両端部の桟118cにおいては内側)が支点部118aとなっている。桟118cと開口部118bは爪支点部材118の長手方向において対称に配列されてはおらず、どちらかにずれた状態で配列されている。つまり、実施形態においては爪支点部材118の長手方向の一端部の桟118cの幅を他端部の桟118cの幅よりも幅広く形成してあり、これにより桟118cと開口部118bは爪支点部材118の長手方向において対称に配列されてはおらず、どちらかにずれた状態で配列されている。
【0088】
またコ字状をした爪支点部材118の両側片にはそれぞれ対称に孔118dが設けられており、孔118dの中央部が下端より突出するリブ118eになっている。ここで複数の固定爪5bを配設した固定爪ブロック117は、爪支点部材118の長方形状の開口部118bに固定爪5bと桟118cが交互にはまり込むように組み立てられ、固定爪ブロック117の抜け止めは爪支点部材118の両端側面部に対象に設けられたリブ118eが固定爪ブロック117の桟117aの下面に当たり抜け止めがされている。
【0089】
図26に示すように、可動爪5aは下端の一側よりに突部5a2が突設してあり、また、可動爪5aの下部両側にそれぞれ突片5b2を設けてある。
【0090】
開閉レバー67には長手方向に沿った一側部に長手方向に一定間隔でスリット溝67aが形成してあり、また、開閉レバー67の長手方向に沿った他側面にフック67bが突設してあり、更に、開閉レバー67の長手方向の一端部にはローラ当たり部67dが設けてある。同様に開閉レバー68にも長手方向に沿った一側部に長手方向に一定間隔でスリット溝68aが形成してあり、また、開閉レバー68の長手方向に沿った他側面にフック68bが突設してあり、更に、開閉レバー68の長手方向の一端部にはローラ当たり部68dが設けてある。上記の構成の一対の開閉レバー67、68を並べた状態で、スリット溝67aを設けた側面部とスリット溝68aを設けた側面部とが互いに対向するように開閉レバー67、68を対向させ、この状態で、一対の開閉レバー67、68のフック67b、68bをそれぞれ爪支点部材118の両側片に設けた孔118dにスライド自在にはめ込むことで、一対の開閉レバー67、68を爪支点部材118に組み込むものである。
【0091】
一対の開閉レバー67の各スリット溝67aと開閉レバー68の各スリット溝68aとにはそれぞれ可動爪5aの突部5a2が揺動自在にはめ込んである。可動爪5aは図24に示すように、突部5a2が図26において手前側にずれて位置するものと、突部5a2が図26において奥側にずれて位置するものとを交互に配置し、開閉レバー68に突部5a2が手前側にずれて位置する可動爪5aの突部5a2を揺動自在にはめ込み、開閉レバー67に突部5a2が奥側にずれて位置する可動爪5aの突部5a2を揺動自在にはめ込んである。
【0092】
ここで開閉レバー67の一端部に設けたローラ当たり部67dが爪支点部材118の一端部から外方に突出し、また、開閉レバー68の他端部に設けたローラ当たり部68dが爪支点部材118の他端部から突出し、更に、開閉レバー67のローラ当たり部67dから爪支点部材118の一端部までの長さと、開閉レバー68のローラ当たり部68dから爪支点部材118の他端部までの長さがそれぞれ等しくなるように組み込んである。
【0093】
可動爪5aを上記のようにして開閉レバー67、68のスリット溝67a、68aに突部5a2部分で揺動自在に組み込むのであるが、この場合、可動爪5aは固定爪5b間に2枚配置され(固定爪5b間に配置される2枚の可動爪5aを開閉レバー67、68の各スリット溝67a、68aに組み込んだものが一対となっている)、この固定爪5b間に配置された2枚の可動爪5a間に爪支点部材118の支点部118aが位置するように可動爪5aが組み込まれるものであり、各可動爪5aはそれぞれ固定爪ブロック117と爪支点部材118に設けられた支点部117b、118aを支点として揺動するものである。このように固定爪5b間にそれぞれ2枚ずつ可動爪5aを配置して組み込むことで爪列が構成される。
【0094】
上記のようにして爪ブロック体69を組立構成するのであり、この爪ブロック体69は開閉手段と毛の把持部材を一つのブロック体として構成してある。
【0095】
一端部にギア41を設けた回転シリンダー4には回転軸4bと平行に且つ円周に2つの溝56aが設けてあり、この溝56aは回転軸4bと平行な方向の両端部と回転シリンダー4の外面とに開口しており(回転軸4bと平行な方向の両端部のうちギア41と反対側においては外面側の開口と連続するものとして開口し、ギア41においてはギア41を貫通する孔を形成することで開口している)、また回転シリンダー4の半径方向において溝56aの外面側の開口縁部に支持部56cが設けてある。2つの溝56aにはそれぞれ前述のようにしてブロック化した爪ブロック体69がギア41と反対側の開口からはめ込んでスライドして組み込んであるが、ここで、一方の溝56aにはギア41と反対側の開口から開閉レバー67のローラ当たり部67d側から爪ブロック体69がはめ込まれて、該爪ブロック体69の開閉レバー67のローラ当たり部67dがギア41に設けた孔から外方に突出すると共に開閉レバー68のローラ当たり部68dがギア41と反対側の溝56aの開口から外方に突出するようにして組み込まれる。また、他方の溝56aにはギア41と反対側の開口から開閉レバー68のローラ当たり部68d側から他の爪ブロック体69がはめ込まれて、該他の爪ブロック体69の開閉レバー68のローラ当たり部68dがギア41に設けた孔から外方に突出すると共に開閉レバー67のローラ当たり部67dがギア41と反対側の溝56aの開口から外方に突出するようにして組み込まれる。このように組み込むことで、一方の爪ブロック体69においては爪支点部材118の長手方向の両端部のうち幅の広い方の桟118cがギア41側に位置し、他方の爪ブロック体69においては爪支点部材118の長手方向の両端部のうち幅の狭い方の桟118cがギア41側に位置するように組み込まれ、これにより組み立てられる脱毛ヘッド2において一方の爪ブロック体69における固定爪5bと他方の爪ブロック体69における固定爪5bとの位置が脱毛ヘッド2の回転軸4bの軸方向においてずれた位置関係となるものである。
【0096】
上記のようにそれぞれの爪ブロック体69の固定爪5bの位置がずれた位置関係にあるため回転シリンダー4が1回転するとき別の位置にある毛を把持することができる。ここで、爪ブロック体69の抜け止めは、溝56a内の幅広となった部分に爪支点部材118の上端がはめ込まれて爪ブロック体69が回転シリンダー4の半径方向に支持され、溝56aの幅狭となった部分で回転軸4bと直交する方向への抜け止めがなされることになる。この時同様にして可動爪5aは、突片5b2が溝56aの幅広となった部分にはめ込まれ、溝56aの幅狭となった部分で可動爪5aの突片5b2が回転軸4bと直交する方向への抜け止めがなされることになる。また、爪ブロック体69における毛の挟持部材を構成する固定爪ブロック117の固定爪5bと可動爪5aとの先端部が溝56aの回転シリンダー4の外面側の開口から外方に突出している。これは、回転シリンダー4の両端の径よりも内側が凹んでいるためで、固定爪ブロック117の固定爪5bと可動爪5aの間で毛を把持しやすいものにしている。
【0097】
また回転シリンダー4のいくつかの溝56aにはめ込まれる爪ブロック体69は、全てが同じ方向にはめ込まれるのではなく、交互にはめ込まれる。つまり、固定爪ブロック117を組み込んだ爪支点部材118は桟118cと開口部118bが長手方向において非対称に配置してあって長手方向のどちらか一方にずれた位置にあるため、爪ブロック体69を交互にはめ込むことによって1回転中に異なる場所を可動爪5aと固定爪ブロック117の固定爪5b間で毛を把持することができる。
【0098】
また、爪ブロック体69の長手方向(回転軸4bと平行な方向)の抜け止めは、一方は爪ブロツク体69の爪支点部材118の端部が回転シリンダー4の一方の端部に設けた当たり部56eに当たることによってなされ、また、他端部はカバー115の突出部115aが回転シリンダー4の溝56aにはまりこんで爪支点部材118の端部を受けている。尚、カバー115の抜け止めは回転シリンダー4に設けられたボス56bがカバー115に設けられた穴115bに挿入され、カバー115の側面から突出したボス56bをシールすることで抜け止めがされている。このように両端部で爪ブロック体69の抜け止めをさせることで取付強度を向上させている。
【0099】
回転シリンダー4の回転における可動爪5aの揺動は、開閉レバー67、68の両端部に配置されるカム手段と開閉レバー67、68の両端部で上下の位置関係にある開閉レバー67、68間に設けられた開閉プレート120により行われる。開閉プレート120は図26に示すように外形は長方形に近い形をしており内側にも長方形に近い孔120aが開いている。開閉プレート120の長手方向に直交する側面の両側面にはフックのようなリブ120bが設けられており、長手方向の両側面の厚み方向のどちらか一方には突起120cが設けられている。開閉プレート120はリブ120bによって、前述のように開閉レバー67、68の両端部で上下の位置関係にある開閉レバー67、68間に取り付けられるわけであるが、開閉レバー67、68には可動爪5aが組み込まれる面とは逆の向きに溝67c、68cが設けられていてこの溝67c、68cに開閉プレート120のリブ120bがはめ込まれている。このとき開閉プレート120は少なくとも一部又は全部が弾性を有していれば組立が容易に行えるものであり、特に、開閉プレート120が長手方向と直交する方向に弾性を有していれば組立が容易に行うことができる。ここで開閉プレート120は、開閉プレート120に設けられた突起120cが回転シリンダー4の端面に回動自在に当接するように組み込まれている。
【0100】
開閉動作は、どちらかの爪ブロック体69の開閉レバー67、68がカム29である後述する左右のローラによって可動爪5aを揺動させるために互いに内側へスライドする(図25においては下に位置する爪ブロック体69の開閉レバー67のローラ当たり部67dが左のローラ71により押されて右内側にスライドすると共に下に位置する爪ブロック体69の開閉レバー68のローラ当たり部68dが右のローラ71により押されて左内側にスライドする)と、開閉プレート120は突起120cを支点としてローラ71で押している爪ブロック体69の開閉レバー67、68とは反対側に位置している爪ブロック体69(図25においては上に位置している爪ブロック体69)の開閉レバー67、68を外側へ広げる方向へ揺動する。次に広がった状態の開閉レバー67、68は回転シリンダー4が回転することで、カム29を構成する後述のローラの位置に来てローラによって内側へスライドされ、逆に、その前にロ−ラによって毛を把持するために内側へスライドしていた開閉レバー67、68は開閉プレート120によって外側へ広げられる。このようにして可動爪5aを揺動させるために、開閉プレート120を揺動させて開閉レバー67、68を内外にスライドさせることで、駆動負荷を小さくすることができる。
【0101】
シリンダー取付け基台27には両端部に上方に向けて突出するように突出支持部27a、28aが取付けてある。突出支持部27a、28aの上部の前後にはそれぞれ軸4bにより上記の構成の回転シリンダー4が取り付けてある。また突出支持部27a、28aにはギア40a、40b、40c、40dが回転自在に取付けてあり、ギア40aとギア40bとが噛み合い、ギア40bとギア40cとが噛み合い、ギア40cと一方の回転シリンダー4に設けたギア41に噛み合っている。また、ギア40aとギア40dとが噛み合い、ギア40dと他方の回転シリンダー4に設けたギア41に噛み合っている。このように両回転シリンダー4はギアの段数が奇数段と偶数段になっているので互いに逆方向に回転するようになっている。
【0102】
図25に示すように、突出支持部27a、28aには上部の前後に角孔状をしたカム挿入孔27cが形成してあり、カム挿入孔27cの上下縁部に軸支持溝27dが形成してある。そして、カム29を構成するローラがそれぞれカム挿入孔27cに嵌め込まれ、各ローラに挿入したローラ軸29aの両端部が軸支持溝27dに嵌め込み支持してあってローラが回転をするようになっている。ここでローラの一部はカム挿入孔27cから内側に突出している。
【0103】
突出支持部27a、突出支持部28aの外側部にはそれぞれ二股となった保持ばね30がねじにより固定してあり、保持ばね30の二股部分の各上部には孔部30bが形成してあり、この孔部30bの両縁部によりローラ軸29aの両端部を弾性的に押圧しており、孔部30bを設けることでローラがこの孔部30bに対応して保持ばね30に接触しないようになっている。
【0104】
また、シリンダー取付け基台27の下面部にはリブ27A、28Aと角孔状の凹部27Bが設けてあり、リブ27Aに孔27Abが設けてあり、また、リブ28Aには孔28Abが設けてある。
【0105】
シリンダー取付け基台27には上下に開口する孔部が設けてあり、この孔部に上記ギア40aが臨んでいる。ヘッドフレーム31はシリンダー取付け基台27に保持フック31bにより着脱自在に取付けてあり、本実施形態ではヘッドフレーム31は回転シリンダー4と一体となって移動するようになっている。保持フック31bに一体に設けた突片31cの上部が保持ばね30の下横片により覆われることで移動しないように支持してあり、ばね31dにより保持フック31bをばね付勢しており、ばね31dの一端部は保持ばね30の下横片の先端部の一部を切り起こして上方に向けて突出した折り曲げ片に支持してある。
【0106】
上記のようにして脱毛ブロック24が構成してある。
【0107】
基台ブロック15は基台本体15aと、基台本体15aに固定される基台副体15bと、これらをカバーする下カバー体5rとで構成してあり、この基台ブロック15にはギア15p、ギア15qがそれぞれ軸に取付けてあり、ギア15pの小歯車がギア15qにかみあっている。また、基台本体15aには偏芯カム15gを設けた歯車15eが軸15fにより水平回転自在に取付けてあり、ギア15qに設けたフェイスギア15dが歯車15fに噛み合っている。
【0108】
基台本体15aと基台副体15bにはそれぞれ上方に開口した凹所15h、15iが設けてあり、この凹所15h、15iにそれぞれリブ27A、28Aが挿入してあり、リブ27A、28Aに設けた孔27Ab、28Abにそれぞれ軸15jを遊挿し、軸15jの両端部を基台本体15aまたは基台副体15bに支持してあって、リブ27A、28Aが回転シリンダー4の軸4bと平行な方向に移動自在となっている。また、リブ27Aと凹所15hの内面部との間にはばね15kが介装してあり、また、リブ28Aと凹所15iの内面部との間にはばね15kが介装してあり、このため、脱毛ブロック24は基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に往復移動自在に取付けてあると共に、両方のばね15kによるばね付勢が脱毛ブロック24を基台ブロック15の中央に位置するように設定してある(つまり、両側のばねがそれぞれ脱毛ブロック24の移動方向にばね付勢してあって、脱毛ブロック24が基台ブロック15の中央に位置するように設定してある)。
【0109】
このように脱毛ブロック24を基台ブロック15に対して往復移動自在に取付けた状態で、ギア15qがギア40aに噛み合っている。また、偏芯カム15gがシリンダー取付け基台27の下面部に設けた凹部27Bに係合しており、偏芯カム15gが偏芯回転することで偏芯カム15gが凹部27Bの内側面を押してばね15kのばね力に抗して基台ブロック15を往復動するようになっている。
【0110】
このように複数の回転シリンダー4を備えた脱毛ブロック24を移動させることにとり、腋のような毛流の一定でない部位においても短い毛でも抜き残しなく効率的に脱毛できるものである。
【0111】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、本体ケーシングに取付けた基台ブロックに移動自在に取付けた回転シリンダーを有する脱毛ブロックが周期移動するように構成してあるので、従来のように脱毛ブロックが移動しないものでは脱毛不可能であった場所の毛を脱毛することが可能となるものであり、特に、短い毛の場合、毛を引き抜くためには毛の根元を挟持する必要があるが、毛を挟持して引き抜くための爪を設けた回転シリンダーを有する脱毛ブロックが移動することで、短い毛の根元を挟持しやすくなり、短い毛の脱毛効率を向上させることができ、この結果、脱毛処理時間を短くすることができ、より満足度の高い脱毛装置とすることができるものであり、また、簡単な構成で効率の高い脱毛装置とすることができるものである。
【0112】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、脱毛ブロックに設けた回転シリンダーはその回転軸に対して平行に伸びる開閉部材となる開閉レバーを備え、開閉レバーの一端が爪に係合され、他端が開閉レバーを周期的に軸方向に移動させるための脱毛ブロックに設けたカムに係合され、カムと回転シリンダーとを設けた脱毛ブロックが周期移動しながら爪の開閉を行うように構成してあるので、簡単な構成で毛を引き抜くための安定した爪の挟持力を得ることができて、負荷変動もなく効率を良くすることができるものであり、また、脱毛要素の組み立て性も良くなるものである。
【0113】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、回転駆動して毛を引き抜くための回転シリンダーが複数個設けてあるので、複数の脱毛要素が移動して、腋等の毛流れが複雑な部位であっても効果的に脱毛できるものであって、さらに、脱毛効率を向上させることができるものである。
【0114】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ヘッドフレーム内に回転シリンダーを収めて脱毛ブロックを形成し、ヘッドフレームに設けた開口部から爪による毛の挟持、引き抜きがおこなわれるように構成し、脱毛ブロックが周期移動するように構成してあるので、ヘッドフレームと回転シリンダーが一つのブロックで構成されて構成が簡略化でき、組み立て性が向上するものである。
【0115】
また、請求項5記載の発明にあっては、上記請求項4記載の発明の効果に加えて、回転シリンダーを備えた脱毛ブロックが回転シリンダーの回転軸方向へ周期移動するので、一度の脱毛処理に対して、回転シリンダーの脱毛可能領域が増え、この結果、より脱毛効率を向上させることができるものである。
【0116】
また、請求項6記載の発明にあっては、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯カムを基台ブロックに設け、該偏芯カムの回転により脱毛ブロックを本体ケーシングに取付けた基台ブロックに対して周期的に移動させ、上記脱毛ブロックが周期移動を完了した場所で一時的に停止すると共に脱毛ブロックが一時的に移動停止している間もモータの回転が回転シリンダーを継続して回転させるように回転シリンダーに伝達されように構成しているので、移動した場所で一時的に移動を停止した状態で確実に毛の挟持ができて、毛の抜き残しを少なくすることができ、脱毛効率を良くすることができるものである。
【0117】
また、請求項7記載の発明にあっては、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸方向への周期移動量が、回転シリンダーの円筒面上に配設した爪のピッチ間距離の1/3〜1/2の量としているので、回転シリンダーに取付けられた爪のピッチ間距離の半分のピッチ間距離をもつ回転シリンダーと同等となり、約倍又は倍以上の脱毛箇所を得ることができるものであり、この結果、短い毛を挟持しやすくなり、このため、多くの爪を配置して部品点数を多くすることもなく、挟持箇所を多くしたものに比べてより安価で、組み立て性も良く、高い脱毛効率をもつ脱毛装置を提供できるものである。
【0118】
また、請求項8記載の発明にあっては、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、脱毛ブロックの一方向への移動速度が回転シリンダーの周速度よりも速いので、回転シリンダーの微少回転の間に脱毛ブロックの移動が完了することになり、毛を爪で引き抜く方向が多方向とならず、確実に毛を挟持することができ、この結果、脱毛時の痛みを少なくすることができるものである。
【0119】
また、請求項9記載の発明にあっては、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸方向へ往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期よりも大きいので、脱毛ブロックの回転軸方向への一往復の移動の間の回転シリンダーの回転数が多くなり、回転シリンダー上に設けられた各挟持箇所で毛を挟持することができる回数、位置が多くなり、より脱毛性能を高めることができ、特に短い毛の脱毛の場合に有効である。
【0120】
また、請求項10記載の発明にあっては、上記請求項9の記載の発明の効果に加えて、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸方向へ往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期の2倍以上であるので、往復移動の両端で少なくとも一回転するように構成でき、確実に脱毛箇所を増加させることができ、より効果的に短い毛を脱毛することができるものである。
【0121】
また、請求項11記載の発明にあっては、上記請求項6記載の発明の効果に加えて、モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアの回転を、フェイスギアを介して偏芯カムを一体に設けた歯車の回転として伝達するように構成してあるので、安定した往復動がなされ、安定した脱毛ブロックの移動により毛を挟持することのできる回数を安定することができ、また、部品点数を少なくできて、より安価で且つ組立性の良い脱毛装置を提供できるものである。
【0122】
また、請求項12記載の発明にあっては、上記請求項5の記載の発明の効果に加えて、モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯ピンを基台ブロックに設け、該偏芯ピンの回転により脱毛ブロック側に設けたボスと上記偏芯ピンとをリンクにより連結し、偏芯ピンの回転によりリンクを介して脱毛ブロックを周期的に往復動するように構成してあるので、簡単な構成で安定した往復動ができるものである。
【0123】
また、請求項13記載の発明にあっては、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、周期移動する脱毛ブロックがそれぞれの移動方向にばね付勢してあるので、移動する脱毛ブロックが本体ケーシングの中央に位置するように働くことになり、往復運動の端点での慣性力を吸収し、衝突することなく移動を開始することができて、衝突音等の騒音を小さくできるものである。
【0124】
また、請求項14記載の発明にあっては、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、周期移動する脱毛ブロックがガイド軸により移動方向へのガイドがなされるので、移動方向への動きを確実にし、脱毛ブロックの動きをより安定に保つことができ、組立後のがたつきを小さくでき、組立ても容易にできるものである。
【0125】
また、請求項15記載の発明にあっては、上記請求項4記載の発明の効果に加えて、回転駆動する脱毛ブロックが回転シリンダーの回転軸と直交する方向に移動するので、一度通過し抜き残した毛についても再度毛を把持できる機会をもつことができて抜き残しが少なくなり、脱毛効率を向上させることができるものである。
【0126】
また、請求項16記載の発明にあっては、上記請求項15記載の発明の効果に加えて、脱毛ブロックの移動方向への移動量が可動爪又は固定爪の周方向への長さの1/2移動するので、毛を挟持することができる回数を多くすることができて、脱毛効率の高い脱毛装置を提供できるものである。
【0127】
また、請求項17記載の発明にあっては、上記請求項15記載の発明の効果に加えて、モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯カムを基台ブロックに設け、該偏芯カムの回転により脱毛ブロックを本体ケーシングに取付けた基台ブロックに対して周期的に移動させ、上記脱毛ブロックが周期移動を完了した場所で一時的に停止すると共に脱毛ブロックが一時的に移動停止している間もモータの回転が回転シリンダーを継続して回転させるように回転シリンダーに伝達されように構成しているので、移動した場所で移動を一時的に停止した状態で確実に毛の挟持ができて、毛の抜き残しを少なくすることができるものである。
【0128】
また、請求項18記載の発明にあっては、上記請求項15記載の発明の効果に加えて、脱毛ブロックの一方向への移動速度が回転シリンダーの周速度よりも速いので、毛を爪で引き抜く方向が多方向とならなくなり、確実に毛を挟持することができ、痛みを少なくできるものである。
【0129】
また、請求項19記載の発明にあっては、上記請求項15記載の発明の効果に加えて、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸と直交する方向への往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期よりも大きいので、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸と直交する方向への一往復の移動の間の回転シリンダーの回転数が多くなり、回転シリンダー上に設けられた各挟持箇所で毛を挟持することができる回数、位置が多くなり、より脱毛性能を高めることができ、特に、短い毛の場合に有効である。
【0130】
また、請求項20記載の発明にあっては、上記請求項19記載の発明の効果に加えて、脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸と直交する方向への往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期の2倍以上であるので、往復移動の両端で少なくとも一回転するように構成でき、確実に脱毛箇所を増加させることができるものであり、より効果的に短い毛を脱毛することができるものである。
【0131】
また、請求項21記載の発明にあっては、上記請求項15記載の発明の効果に加えて、モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアの回転を、フェイスギアを介して偏芯カムを一体に設けた歯車の回転として伝達するように構成してあるので、偏芯カムとギアが一体であることから部品点数を少なくすることができ、より安価で且つ組立て性のよい脱毛装置を提供することができるものである。
【0132】
また、請求項22記載の発明にあっては、上記請求項15記載の発明の効果に加えて、モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯ピンを基台ブロックに設け、該偏芯ピンの回転により脱毛ブロック側に設けたボスと上記偏芯ピンとをリンクにより連結し、偏芯ピンの回転によりリンクを介して脱毛ブロックを周期的に往復動するように構成してあるので、簡単な構成により脱毛要素を移動することができるものである。
【0133】
また、請求項23記載の発明にあっては、上記請求項15記載の発明の効果に加えて、周期移動する脱毛ブロックがそれぞれの移動方向にばね付勢してあるので、移動する脱毛ブロックが本体ケーシングの中央に位置するように働くため、往復運動の端点での慣性力を吸収し、衝突することなく移動を開始することができて、衝突音等の騒音を小さくできるものである。
【0134】
また、請求項24記載の発明にあっては、上記請求項15記載の発明の効果に加えて、周期移動する脱毛ブロックがガイド軸により移動方向にガイドしてあるので、移動方向への動きを確実にし、脱毛ブロックの動きをより安定に保つことができるものであり、また、組立後のがたつきを小さくすることができ、組立も容易にすることができるものである。
【0135】
また、請求項25記載の発明にあっては、上記請求項4記載の発明の効果に加えて、回転駆動する脱毛ブロックが回転軸方向と、回転軸方向に直交する方向の二方向に移動するので、脱毛可能場所を増やすことができ、組立も容易にすることができるものである。
【0136】
また、請求項26記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、脱毛ブロックに、回転シリンダーと、シリンダー取付け基台と、シリンダーカバーと、ヘッドフレームとを備え、シリンダー基台とシリンダーカバーとを回転シリンダーを取付けた状態で固着し、該回転シリンダーを取付けたシリンダー基台とシリンダーカバーにヘッドフレームを被せ、基台ブロックにヘッドフレームを固定的に取付け、回転シリンダーを取付けたシリンダー取付け台とシリンダーカバーとを固定したものがヘッドフレーム開口部内で周期移動するように基台ブロックに周期移動に取付けてあるので、ヘッドフレームが確実に肌を押さえて回転シリンダーの移動に伴う肌の移動をなくすことができ、確実に毛を引き抜くことができるものであり、また、ヘッドフレームが確実に肌を押さえるために器具の肌当たりもよくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の脱毛装置の一実施形態の正面断面図である。
【図2】 同上のギア列部分で断面にした側面断面図である。
【図3】 同上のモータ部分で断面にした側面断面図である。
【図4】 同上の本体ケーシング部分の分解斜視図である。
【図5】 同上の回転シリンダー部分の分解斜視図である。
【図6】 同上の平面図である。
【図7】 図1のX−X線断面図である。
【図8】 同上の脱毛ヘッドの分解斜視図である。
【図9】 同上の脱毛ブロックの下方から見た斜視図である。
【図10】 (a)は同上の作用説明のための断面図であり、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図11】 (a)は同上の作用説明のための断面図であり、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図12】 (a)は同上の作用説明のための断面図であり、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図13】 同上の脱毛要素が移動して脱毛する状態を示す作用説明図である。
【図14】 同上の偏芯カムが扇形をしている例を示す平面図である。
【図15】 本発明の他の実施形態を示す脱毛ヘッドの断面図である。
【図16】 図15のX−X線断面図である。
【図17】 本発明の更に他の実施形態を示す脱毛ヘッドの断面図である。
【図18】 本発明の更に他の実施形態を示す脱毛ヘッドの断面図である。
【図19】 (a)は同上の側面断面図であり、(b)は図18のX−X線断面図である。
【図20】 本発明の更に他の実施形態の脱毛ブロックの斜視図である。
【図21】 本発明の更に他の実施形態の脱毛ヘッドの平面図である。
【図22】 同上の正面断面図である。
【図23】 同上の側面断面図である。
【図24】 同上の分解斜視図である。
【図25】 同上の回転シリンダー部分の断面図である。
【図26】 同上の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 本体ケーシング
2 脱毛ヘッド
4 回転シリンダー
5 爪
5a 可動爪
5b 固定爪
15k ばね
31 ヘッドフレーム
Claims (26)
- 手で挟持できる本体ケーシングに取付けた基台ブロックに回転シリンダーを有する脱毛ブロックを移動自在に取付け、回転シリンダーに回転シリンダーの回転により開閉して毛を挟持して引き抜くための爪を設け、上記爪を有する回転シリンダーを肌上に移動させて毛を引き抜くように構成された脱毛装置において、上記本体ケーシングに取付けた基台ブロックに移動自在に取付けた脱毛ブロックが周期移動するように構成してあることを特徴とする脱毛装置。
- 脱毛ブロックに設けた回転シリンダーはその回転軸に対して平行に伸びる開閉部材となる開閉レバーを備え、開閉レバーの一端が爪に係合され、他端が開閉レバーを周期的に軸方向に移動させるための脱毛ブロックに設けたカムに係合され、カムと回転シリンダーとを設けた脱毛ブロックが周期移動しながら爪の開閉を行うように構成してあることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
- 回転駆動して毛を引き抜くための回転シリンダーが複数個設けてあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の脱毛装置。
- ヘッドフレーム内に回転シリンダーを収めて脱毛ブロックを形成し、ヘッドフレームに設けた開口部から爪による毛の挟持、引き抜きがおこなわれるように構成し、脱毛ブロックが周期移動するように構成して成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の脱毛装置。
- 回転シリンダーを備えた脱毛ブロックが回転シリンダーの回転軸方向へ周期移動することを特徴とする請求項4記載の脱毛装置。
- モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯カムを基台ブロックに設け、該偏芯カムの回転により脱毛ブロックを本体ケーシングに取付けた基台ブロックに対して周期的に移動させ、上記脱毛ブロックが周期移動を完了した場所で一時的に停止すると共に脱毛ブロックが一時的に移動停止している間もモータの回転が回転シリンダーを継続して回転させるように回転シリンダーに伝達されように構成していることを特徴とする請求項5記載の脱毛装置。
- 脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸方向への周期移動量が、回転シリンダーの円筒面上に配設した爪のピッチ間距離の1/3〜1/2の量として成ることを特徴とする請求項5記載の脱毛装置。
- 脱毛ブロックの一方向への移動速度が回転シリンダーの周速度よりも速いことを特徴とする請求項5記載の脱毛装置。
- 脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸方向へ往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期よりも大きいことを特徴とする請求項5記載の脱毛装置。
- 脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸方向へ往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期の2倍以上であることを特徴とする請求項9記載の脱毛装置。
- モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアの回転を、フェイスギアを介して偏芯カムを一体に設けた歯車の回転として伝達するように構成してあることを特徴とする請求項6記載の脱毛装置。
- モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯ピンを基台ブロックに設け、該偏芯ピンの回転により脱毛ブロック側に設けたボスと上記偏芯ピンとをリンクにより連結し、偏芯ピンの回転によりリンクを介して脱毛ブロックを周期的に往復動するように構成してあることを特徴とする請求項5記載の脱毛装置。
- 周期移動する脱毛ブロックがそれぞれの移動方向にばね付勢してあることを特徴とする請求項5記載の脱毛装置。
- 周期移動する脱毛ブロックがガイド軸により移動方向へのガイドが なされることを特徴とする請求項5記載の脱毛装置。
- 回転駆動する脱毛ブロックが回転シリンダーの回転軸と直交する方向に移動することを特徴とする請求項4記載の脱毛装置。
- 脱毛ブロックの移動方向への移動量が可動爪又は固定爪の周方向への長さの1/2移動することを特徴とする請求項15記載の脱毛装置。
- モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯カムを基台ブロックに設け、該偏芯カムの回転により脱毛ブロックを本体ケーシングに取付けた基台ブロックに対して周期的に移動させ、上記脱毛ブロックが周期移動を完了した場所で一時的に停止すると共に脱毛ブロックが一時的に移動停止している間もモータの回転が回転シリンダーを継続して回転させるように回転シリンダーに伝達されように構成していることを特徴とする請求項15記載の脱毛装置。
- 脱毛ブロックの一方向への移動速度が回転シリンダーの周速度よりも速いことを特徴とする請求項15記載の脱毛装置。
- 脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸と直交する方向への往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期よりも大きいことを特徴とする請求項15記載の脱毛装置。
- 脱毛ブロックの回転シリンダーの回転軸と直交する方向への往復移動を行う移動周期が回転シリンダーの回転周期の2倍以上であることを特徴とする請求項19記載の脱毛装置。
- モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアの回転を、フェイスギアを介して偏芯カムを一体に設けた歯車の回転として伝達するように構成してあることを特徴とする請求項15記載の脱毛装置。
- モータの回転が伝達されて回転シリンダーを回転するように構成し、上記モータの回転を回転シリンダーに伝達する途中のギアを介して回転する偏芯ピンを基台ブロックに設け、該偏芯ピンの回転により脱毛ブロック側に設けたボスと上記偏芯ピンとをリンクにより連結し、偏芯ピンの回転によりリンクを介して脱毛ブロックを周期的に往復動するように構成してあることを特徴とする請求項15記載の脱毛装置。
- 周期移動する脱毛ブロックがそれぞれの移動方向にばね付勢してあることを特徴とする請求項15記載の脱毛装置。
- 周期移動する脱毛ブロックがガイド軸により移動方向にガイドしてあることを特徴とする請求項15記載の脱毛装置。
- 回転駆動する脱毛ブロックが回転軸方向と、回転軸方向に直交する方向の二方向に移動することを特徴とする請求項4記載の脱毛装置。
- 脱毛ブロックに、回転シリンダーと、シリンダー取付け基台と、シリンダーカバーと、ヘッドフレームとを備え、シリンダー基台とシリンダーカバーとを回転シリンダーを取付けた状態で固着し、該回転シリンダーを取付けたシリンダー基台とシリンダーカバーにヘッドフレームを被せ、基台ブロックにヘッドフレームを固定的に取付け、回転シリンダーを取付けたシリンダー取付け台とシリンダーカバーとを固定したものがヘッドフレームの開口部内で周期移動するように基台ブロックに周期移動に取付けて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の脱毛装置。
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