JP3925072B2 - 脱毛装置 - Google Patents

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朋之 井上
秀一 末吉
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、美容などの目的のために体毛を除去するのに使用される脱毛装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、回転駆動を行って毛を挟持し、毛を引き抜く脱毛装置がWO98/05234や特開2000−125925号公報により知られている。
【0003】
WO98/05234に示されたものは、回転して毛を引き抜く回転シリンダーに、該シリンダーの回転軸に対して平行な動きを行うプレッシャーピンによって開閉駆動されて毛を挟持する爪が、一つのプレッシャーピンにつき一枚のクランピングメンバーを設けることで構成されており、またシリンダーの表面に設けられた爪列中の固定されたクランピングメンバーを爪列一列中に2つ設けていることから、爪列一列において固定されたクランピングメンバーを2枚必要としているものが開示されている。
【0004】
また特開2000−125925号公報には、回転シリンダーの表面に設けられた爪列一列中に一体に形成された4枚の固定爪を設けるとともに、回転シリンダーの回転軸に対して平行に伸びる開閉レバーによって各固定爪に対してその両側から可動爪を開閉させる構成のものが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前者においては、プレッシャーピンの配置の関係上、爪列一列中に3枚以上のクランピングメンバーを取り付けることができず、このために毛を挟持して引き抜く箇所の数を回転シリンダーの軸方向において多くすることができず、脱毛効率を上げることができない。
【0006】
また組立時において、複数のディスクとクランピングメンバーを挟み込み積み重ねていく必要がある上に、シリンダー端のプレッシャープレートとコントロールメンバーを組み込んだ完成された状態でないとブロックとして構成できないため、組立性が良くないという問題を有している。
【0007】
後者においては、組立性は良いが、各開閉レバーに4枚の可動爪を係合させ、異なる開閉レバーに係合された可動爪が一体に構成された固定爪の内の1枚に閉じられるため、可動爪と固定爪とからなる脱毛爪が閉じて毛を挟持する際の把持力(挟持力)のばらつきが各部品の精度の影響で大きく各爪に均等な把持力を出させることができず、脱毛効率のよい回転シリンダーとすることができない。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、組立性が良好であり、組立による寸法精度の影響を受けにくくて脱毛爪の把持力のばらつきを小さくすることができる上に、回転シリンダーの軸方向における脱毛爪の配置数を多くとることができる脱毛装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る脱毛装置は、軸回りに回転駆動される回転シリンダーと、この回転シリンダーの外周面に配されているとともに回転シリンダーの上記回転に伴って開閉されて閉時に毛を挟持し且つ回転シリンダーの回転で挟持した毛を引き抜く脱毛手段とを備えている脱毛装置において、上記脱毛手段は上記回転シリンダーに固定された複数の固定爪と、回転シリンダーの軸方向に可動で各固定爪に対して開閉動作を行う複数の可動爪とからなる脱毛爪で形成されており、固定爪は回転シリンダーの軸方向において並ぶ2枚が一体に形成されており、回転シリンダーの軸方向に駆動されて各固定爪との間で上記開閉動作を行う各可動爪は夫々が独立したものとして形成されていることに特徴を有している。2枚の固定爪を一体とするともに、1枚の固定爪には軸方向に移動自在の1枚の可動爪を対応させて毛を把持することで、組立性を良くすることができ、また各部品精度による把持力のばらつきを少なくすることができ把持力を安定させることができる。
【0010】
また固定爪と可動爪とが回転シリンダーの外周面に列をなして配されているとともに、上記固定爪と、上記可動爪と、可動爪の開閉動作の支点となる支点板と固定爪及び可動爪が直接肌に当たることを防ぐ半円形状の円弧部を一体となっている2枚の固定爪間に位置させている皮膚保護部材とがブロック化されて、一列分を構成する上記ブロックが回転シリンダーの表面に設けられた凹部に上記表面側から複数組み付けられていると、より組立性の良いものとすることができる。
【0011】
また、一体に形成された2枚の固定爪に対応する2枚の可動爪は、回転シリンダー内に軸方向移動自在に配されている複数の開閉レバーのうちの1つの開閉レバーに係合して開閉レバーの軸方向移動で開閉動作を行うものであると、部品点数を少なくすることができて、各部品精度による把持力のばらつきも少なくすることができるため、把持力を安定させることができる。
【0012】
また、一体に形成された2枚の固定爪に対して開閉する2枚の可動爪の内の1枚は、上記2枚の固定爪間に位置し、他の1枚は上記2枚の固定爪の外側に位置し、上記2枚の可動爪の開閉動作は同じ方向となっていると、一方向の開閉レバーの移動で2箇所の脱毛爪の開閉を同時に行うことができると同時に、簡単な部品構成とすることができ、組立性を良くすることができる。
【0013】
また、固定爪は前記皮膚保護部材位置決め固定されて回転シリンダーに固定されていると、固定爪の組立を容易なものとすることができる。
【0014】
また、一体形成した2枚の固定爪弾性部を備えていると、各固定爪の部品精度による毛の把持力のばらつきを小さくすることができる。つまり一つの可動爪に過大な把持力が加えられた状態においても固定爪が回転軸方向に弾性変形することで、他方の爪の把持力と釣り合う状態でい毛の把持を行うことができる。そのため抜き残しが少なく脱毛効率の良い脱毛装置とすることができる。
【0015】
また、固定爪は金属部品よりなるものとすることで、安価で確実に毛を把持することができるものとなり、抜き残しが少なくて脱毛効率が良いものとすることができる。
【0016】
また、固定爪と可動爪の回転シリンダーの回転方向における先端部は、固定爪と可動爪の間隔が広がる方向へ曲げておくことで、長い毛の場合、回転シリンダーの回転時に毛を把持位置へと導くことができ、脱毛効率をより高めることができる。
【0017】
また、固定爪と可動爪の先端曲げ部の外周縁の曲率半径は、回転シリンダーの回転半径よりも小さくしておくことで、肌に強く押し付け過ぎた場合においても固定爪及び可動爪の先端は滑らかに肌面に接するため、肌の削れ等を防止することができ、肌当たりを良くすることができる。
【0018】
また、皮膚保護部材は回転シリンダーの回転半径よりも小さい曲率半径の円弧部を表面に備えているとともに上記円弧の中心が回転シリンダーの回転中心からずれていると、器具を肌に押し付け過ぎた場合においても、皮膚保護部材が肌面に対して線または点接触するため、肌との摩擦による肌めくれを防止し、脱毛爪の肌への押し圧も規制できるため、脱毛爪による肌の削れ等も防止することができ、肌当たりも良くすることができる。
【0019】
また、2枚が一体に形成された固定爪を回転シリンダーの軸方向において2組設けることで、爪列一列中に多くの毛の把持箇所を設けることができて、脱毛効率のより高いものとすることができる。
【0020】
また、2組4枚の固定爪を回転シリンダーの軸方向において等間隔に配置することで、把持位置のバランスが良くて、脱毛効率の高いものとすることができる。
【0021】
また、固定爪と可動爪とからなる脱毛用の爪による毛の挟持位置を、回転シリンダーの軸方向に等間隔で配置することで、把持位置のバランスが良く、さらに狙った毛を抜き易いものとすることができる。
【0022】
また、回転シリンダーの軸方向に並ぶ爪列を一つのブロックとして形成して、回転シリンダーの周方向に複数配した上記ブロックの上記軸方向の位置をブロック間でずらしていると、組立性の良いものとすることができる。
【0023】
また、回転シリンダーの周方向に並ぶ爪列を全てずらして配置することで、さらに脱毛効率の高い脱毛装置を提供することができる。
【0024】
また、回転シリンダー内に可動爪の駆動用の複数の開閉レバーが回転シリンダーの軸方向に移動自在に配されており、上記複数個の開閉レバーは、その一端が回転シリンダーの軸方向端面に位置しているとともに回転シリンダーの内周側と外周側とに交互に配された上記開閉レバーの上記一端は、内周側の開閉レバーと隣接する外周側の開閉レバーとが周方向において重なって配置されていると、周方向に爪列を複数配置しても各脱毛爪が閉じて毛を挟持している区間を長くすることができて毛の引き抜き距離を長くすることができる上に、開閉レバーに加える押し圧を周方向に連続して加えることができて、負荷変動を小さくすることができ、そのため駆動音も小さくすることができる。
【0025】
また、回転シリンダー側面に配置された開閉レバーの端面の回転シリンダーの周方向における両側に斜面を設けて、隣り合う開閉レバーの斜面を交差させることで、負荷変動をより小さくすることができて、回転シリンダーの回転に伴う騒音を抑えることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態の一例に基づいて説明すると、図示例の脱毛装置は手で把持することができるサイズに形成しているとともに駆動源であるモータ3を内蔵している本体ハウジング1上に回転シリンダー4を備えた脱毛ヘッド2を設けたもので、回転シリンダー4には開閉して毛を挟持する脱毛爪で構成した脱毛手段を設けており、回転シリンダー4の軸回り回転に伴って脱毛手段が毛を挟持して引き抜くものとなっている。
【0027】
前面にスイッチSが配されている本体ハウジング1は図7及び図8に示すように前後に2つ割りした半割ケーシング7,7をビス7nにより接合したもので、上端開口部はモータ3や駆動伝達手段を保持して本体ハウジング1内に納められた基台8の上面部で閉じられており、本体ハウジング1の下端には給電用のプラグ9を備えている。なお、本体ハウジング1に電源である電池を内蔵したものであってもよい。
【0028】
上面部にフック連結部10を備えている上記基台8は、モータ内装用基台12とこれの側方開口部にビス131nで固定されるカバー13とからなるもので、モータ内装用基台12の下部のモータ内装部12aに下方からモータ3が嵌め込まれている。そして、カバー13で側方開口部が覆われたモータ内装用基台12の上部内の空間16には過負荷クラッチ18及びギア19が納められており、半割ケーシング7,7内の突起7d,7e間にモータ内装用基台12の支持枠25が嵌め込まれることで本体ハウジング1の内部に配されている。
【0029】
基台8に軸18jで取り付けられた過負荷クラッチ18は、図13に示すように、フェース歯車181と小歯車180とクラッチばね182とからなるもので、小歯車180はその一端部に、嵌め込み部180aと鍔部180bとを備えているとともに、嵌め込み部180aの端面に位置決め突起180cとねじ螺合孔180dとを備えている。フェース歯車181は小歯車180の嵌め込み部180aが回転自在にはめ込まれる孔181aを備えたもので、孔181aの周囲には溝型の係止部181bを放射状に複数個形成してある。
【0030】
クラッチばね182は、周囲の複数箇所からばねアーム片182aを回転方向と反対方向に連出した板ばねであり、中央部には位置決め孔182cとねじ挿入孔182dを備えており、各ばねアーム片182aの先端部には係合突起182bを備えている。
【0031】
小歯車180の嵌め込み部180aをフェース歯車181の孔181aに回転自在にはめ込むとともに鍔部180bを孔181aの外方においてフェース歯車181の外面に当接させ、この状態で、嵌め込み部180aの端面の位置決め突起180cに板ばね182の位置決め孔182cを嵌め込んで位置決めし、ねじ挿入孔182dからねじ183を挿入して小歯車180のねじ螺合孔180dに螺合することでクラッチばね182を小歯車180に取り付けて、クラッチばね182の係合突起182bを係止部181bに弾性的に係止すれば、フェース歯車181に伝達された回転は、クラッチばね182を介して小歯車180に伝達される。そして、ある設定されたトルク以上の動力が伝達されたときには、クラッチばね182に設けた係合突起182dが係止部181bから外れて、小歯車180に対してフェース歯車181が空回りするものであり、このために、ギアに毛を挟んだり、異物をかみ込んでロックしたときにモータ3のトルクを途中で遮断することができて、駆動伝達部の損傷を防止できるものである。
【0032】
モータ内装部12aに装着されたモータ3の出力軸3aは、モータ内装用基台12の孔12bを通じて空間16内に位置し、この部分にピニオン17が固着され、該ピニオン17が上記フェース歯車181に噛み合っている。また、軸19jにより軸支されて基台8の上面部に臨んでいるギア19は、上記小歯車180と噛み合っている。従ってモータ3の回転は、ピニオン17及び過負荷クラッチ18を介してギア19に伝達され、このギア19を通じて後述の脱毛ヘッド2の回転シリンダー4の駆動などが行われる。
【0033】
基台8の上面のフック連結部10は、モータ内装用基台12の上面部中央部に設けたトンネル用突部10aと、一対のスライド枠26,26とからなるもので、トンネル通路を有しているトンネル用突部10aの上面部には孔15bを設けてある。
【0034】
平面視略矩形をした各スライド枠26は、その外側片部から外側方に向けて操作部26aを突設し、内側片部の内面に支持フック261bを突設し、内側片部の上方にストッパ用突部26bを上方に向けて突出したもので、トンネル用突部10aのトンネル通路内にスライド自在にはめ込むとともにストッパ用突部26bを孔15b内にスライド自在に係合させることで、トンネル用突部10aに装着される。ストッパ用突部26bが孔15bの縁に当たることで抜け止めされた一対のスライド枠26,26間には、トンネル通路内においてスプリング26dを介装してあり、該スプリング26dによって両スライド枠26,26は外側に向けて弾性付勢される。そして両スライド枠26の操作部26aは本体ハウジング1に設けた孔7fを通じて本体ハウジング1の外側方に突出する。
【0035】
次に基台ブロック15と脱毛ブロック24とからなる脱毛ヘッド2について説明すると、脱毛ブロック24は、図10及び図11に示すように、脱毛手段を備えた回転シリンダー4と、この回転シリンダー4を支持するシリンダー取り付け基台27及びシリンダーカバー28と、カム29、保持ばね30、ヘッドフレーム31、そして図9に示すベース300とからなる。
【0036】
シリンダー取り付け基台27とその一端部に取り付けられるシリンダーカバー28とは、それぞれから上方に向けて突出させた突出支持部27a,28aに設けている軸孔部28bによって、回転シリンダー4に挿通されている軸4bの両端部を支持することで、回転シリンダー4をその軸回りに回転自在に保持しているもので、上記突出支持部27a,28aにはそれぞれ角孔状をしたカム挿入孔27c,28cと、カム挿入孔27c,28cの上下縁部に位置する軸支持溝27d,28dとを形成してある。そして、ローラ型のカム29をそれぞれカム挿入孔27c,28cに嵌め込むとともに、各カム29に挿入したローラ軸29aの上下両端部を軸支持溝27d,28dに嵌め込んで、カム29を水平回転自在に支持している。なお、カム29の一部はカム挿入孔27c,28cから内側に突出している。
【0037】
また、突出支持部27a,28aの外側には保持ばね30を取り付けてある。保持ばね30は、基部の孔30aに挿通するビス301でシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28に固定したもので、その上部には孔部30bを備えており、この孔部30bの上下縁部で上記ローラ軸29aの上下両端を弾性的に押圧している。孔部30bはカム29に対応させたもので、カム29が保持ばね30に接触することがないようにしている。
【0038】
ベース300の上面にビス301で固定されているシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28の両端外面には、ばね280によって外側へ付勢された釦281を配設してある。この釦281は、フレーム31を着脱するためのフック281aを備えたものであり、釦281を押し込めばフック281aがフレーム31のフック掛かリ部31aから外れて、フレーム31を取り外すことができる。
【0039】
また、シリンダー取り付け基台27のシリンダーカバー28側には凹欠部27iを設けて、ここに駆動用歯車40を配置してある。両端部がシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28とで軸支される軸40jで支持された該駆動用歯車40は、回転シリンダー4が備えるギア41gと噛合するとともに、基台ブロック15が備えるギア15cと噛合する。
【0040】
基台ブロック15は図9及び図12に示すように、基台ブロックカバー155に内装された基台本体15aと、基台本体15aの外周を囲む基台カバー155と、基台本体15aの上方に開口した凹所15h内に配したギア15c及び歯車15eとからなるもので、上下方向の軸15fによって支持された歯車15eは、水平方向の軸105jによって支持されたギア15cが備えているフェースギア部に噛み合うもので、偏芯カム15gを一体に備えている。
【0041】
脱毛ブロック24は、この基台ブロック15上に配設されるものであり、脱毛ブロック24のベース300の下面に設けられて上記凹所15h内に位置するリブ27Aが備える孔27Abに基台本体15aを貫通するスライドガイド軸15jを挿通することで、ベース300を、つまりは脱毛ブロック24をスライドガイド軸15jの軸方向にスライド自在に装着している。
【0042】
また、各リブ27Aに設けたばね受け27Aaと凹所15hの両端部内面との間にばね15k,15kを夫々介装してあり、このために脱毛ブロック24は基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に往復移動自在となっているとともに、両方のばね15kによるばね付勢で脱毛ブロック24は基台ブロック15の中央に位置するようにしてある。
【0043】
また、ベース300の下面の中央には凹部27Bを設けているが、この凹部27Bに偏芯カム15gが係合する。偏芯カム15gが偏芯回転する時、偏芯カム15gは凹部27Bの内側面を押してばね15kのばね力に抗して基台ブロック15を往復動させるものであり、このために凹部27Bの回転シリンダー4の回転軸と直交する方向の巾は偏芯カム15gの偏芯量の倍以上として回転軸と直交する方向には移動しないようにしてある。
【0044】
ここで、偏芯カム15gの回転により周期的に往復動する脱毛ブロック24を付勢している両側のばね15k,15kは、往復運動の端点での慣性力を吸収するものであり、衝突を防いで衝突音等の騒音を小さくする。
【0045】
このように、基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に脱毛ブロック24を往復移動自在に取り付けている脱毛ヘッド2は、基台ブロック15の基台本体15aの下面に設けたフック11,11を本体ハウジング1のフック連結部10に連結することで本体ハウジング1に取り付けられる。この取り付けは、操作部26aを押した状態で脱毛ヘッド2の下面の一対のフック11をそれぞれ両スライド枠26の矩形状をした開口内に嵌め込み,この状態で操作部26aの押圧を解除することでスプリング26dのばね力により両スライド枠26が外側に移動して支持フック261bを上記フック11に係止することでなされるものであり、このように脱毛ヘッド2を本体ハウジング1に対して取り付けた状態では歯車19がギア15cに噛み合うことになる。脱毛ヘッド2を取り外すに当たっては、上記と逆に操作部26aを押すことで支持フック261bをフック11から外すことができるので、この状態で脱毛ヘッド2を引き離せばよい。
【0046】
次に脱毛ブロック24における回転シリンダー4について説明すると、この回転シリンダー4は図15及び図16に示すように、一対の略円筒部材41a,41bを軸方向に連結することで形成されたもので、その外周面には周方向に複数箇所(図示例では45°の間隔を置いて8箇所)の凹部4aを備えて、各凹部4a内に脱毛用主体ユニット32が嵌め込まれている。
【0047】
ここにおける脱毛用主体ユニット32は、図17に示すように、支点板33と、複数(図示例では4枚)の可動爪5a,6aと、支点止め部材34,35と、固定爪36,37とからなるもので、この固定爪36,37は、それぞれ2枚を一組として一体に形成したものとなっている。
【0048】
支点板33は支点止め部材34,35の嵌め込み用の角孔33a,33bと、可動爪嵌め込み用の角孔33cとを備えており、支点止め部材34,35の下面に設けた突起34a,35aを固定爪36,37に設けた孔36a,37aを通じて、支点板33の角孔33a,33bに圧入固定することで、固定爪36,37の固定も同時に行う。固定爪36,37を2つ1組とすることで組立を簡単にしているものであり、特に回転シリンダー4の周方向に脱毛用主体ユニット32を複数配置する場合、回転軸と直交する長さを小さくすることができるために、回転シリンダー4の外径も小さくすることができる。
【0049】
可動爪5a,6aは両端の突起5b,6bを支点止め部材34,35の両端に設けたリブ34c,35cにフック係合することで固定爪36,37の脇に組み付けられる。この時、2枚1組が一体に形成された固定爪36,37に対して、可動爪5a,6aは1枚ずつ独立したものを用いるとともに、一体となっている2枚の固定爪36,37に対しては、同じ側に可動爪5a,6aが位置するように、1枚の可動爪5a,6aは固定爪36,37の孔36a,37a内に位置させる。
【0050】
上記のように一つのユニットとして組み立てられた脱毛用主体ユニット32は、回転シリンダー4の各凹部4aに嵌め込むとともに、凹部4aの一方の端に設けた孔4bから挿入した軸41を,支点止め部材34,35の孔34d,35dと4枚の可動爪5a,6aの各孔5a1,6a1とに挿通して、該軸41の先端部を他端の回転シリンダー41bの孔4b1に嵌め込むことで、凹部4aに装着される。
【0051】
また、回転シリンダー4における一方の回転シリンダー41aの軸方向の端面には図15に示すように周方向に複数の孔4cを形成して、これらに開閉レバー38a,38b,38c,38dと開閉レバー39a,39b,39c,39dとを周方向において交互に挿入してある。なお、開閉レバー38a,38b,38c,38dの端部の押圧部381a,381b,381c,381dは、開閉レバー39a,39b,39c,39dの端部の押圧部391a,391b,391c,391dよりも回転シリンダー4の内周側に位置している上に、周方向において両端部がそれぞれ押圧部391a,391b,391c,391dの端部と重なるようにしてある。また、他端の回転シリンダー41bにも図16に示すように複数の孔4cを周方向に設けて、開閉レバー39a,39b,39c,39dと開閉レバー38a,38b,38c,38dとを前述と同様に交互に挿入してある。
【0052】
そして、各開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dには、回転シリンダー4の各凹部4aに脱毛用主体ユニット32を装着した時、可動爪5a,6aの突片5c,6cが係合することになる溝382a,382b,382c,382d,392a,392b,392c,392dを設けてある。このとき、回転シリンダー41a側から挿入した開閉レバーは可動爪6aの突片6cと係合し、回転シリンダー41b側から挿入した開閉レバーは可動爪5aの突片5cと係合する。
【0053】
また、回転シリンダー4の軸方向の両端面と開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dの押圧部との間には、板ばねで形成した復帰ばね370を配置してある。回転シリンダー41a,41bの中心部に設けた突起4dと係合する位置決め用の孔を中心部に備えた上記復帰ばね370は、図15,16及び図18に示すように、略コ字状をした4本のばね片370aを一体に備えて、これらばね片370aが開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dを回転シリンダー4の軸方向外側に向けて付勢している。
【0054】
ばね片380aを略コ字状とすることでばねの有効長さを大きくしているために、開閉レバーを前記カム29で押圧する際のばね反力を小さくすることができて低負荷で効率の良い回転シリンダー4とすることができるものであり、またばね片370aは根元から先端にかけて開閉レバー側に螺旋状に曲げており、このために開閉レバーの移動量を大きくとることができて、可動爪5a,6aの固定爪36,37に対しての開き量も大きくすることができる。
【0055】
ここで、一つのばね片370aは、隣り合う2つの開閉レバー38b,39dを外側に押し、またばね片370aは開閉レバー38c,39aを押すものであり、このために4本のばね片370aを一体に有している復帰ばね370で、組み込まれた全ての開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dを外側へ付勢している。
【0056】
そして、開閉レバーを外側から押す力が作用しないとき、可動爪5a,6aはその突片5c,6cが外側に押されることで支点板33の角孔33cの孔縁を支点として回動して支点止め部材34に位置決めされた固定爪37,36から離れ、また、開閉レバーの押圧部381a,381b,381c,381d,391a,391b,391c,391dに外側から外力が加わると、可動爪5a,6aはその突片5c,6cが内側に押されることで支点板33の角孔33cの孔縁を支点として回動して固定爪36,37に押し当てられる。このように、回転シリンダー4の軸方向端面に板ばねからなる復帰ばね370を配置して、全ての開閉レバーを復帰ばね370で外側へ付勢しているために、組立易く且つ安価な回転シリンダー4を得ることができるものとなっている。
【0057】
ここにおいて、脱毛用主体ユニット32は、2組4枚の固定爪36,37と4枚の可動爪5a,6aとによって、毛を挟持(把持)して引き抜くための脱毛爪を都合4個備えたものとなっているのであるが、2組4枚の固定爪36,37は図1及び図19から明らかなように回転シリンダー4の軸方向において等間隔となるようにしていることから、毛を挟持する際の位置のバランスが良くて脱毛効率が高くなっており、また回転シリンダー4の周方向に設けた各爪列の脱毛爪の毛の把持位置が等間隔になっているので、狙った毛が抜き易くて脱毛効率の良い回転シリンダー4とすることができる。
【0058】
また、ここで示した構成のものは、開閉レバーの移動で総計4個可動爪5a,6aを固定爪36,37に対して同時に接近・離間させることができるものの、部品構成が簡単であり、組み立て性も良好である。
【0059】
さらに、2枚で一組となっている各固定爪36,37はそれぞれ同じ開閉レバーに係合する可動爪5a,6aとの間で開閉動作を行うが、各固定爪36,37は弾性部36b,37b(図17参照)をそれぞれ備えており、このために可動爪5a,6aが固定爪36,37に押圧される際の毛の把持強度の部品精度によるばらつきが少なくなっている。すなわち、可動爪6aの一方の把持強度が強くても、固定爪36が押圧方向において弾性変形することで、他方の可動爪6aの把持強度と釣り合わせるものであり、この結果、毛の抜き残しが無くて脱毛効率が良いものとなっている。このとき、2個一組の固定爪36,37をばね性のある金属部品で形成すると、安価である上に毛の把持も確実なものとすることができる。
【0060】
加えるに、回転シリンダー4に設けた各凹部4aは、軸方向において全てずれた位置に設けているために、凸部4aに嵌め込んだ脱毛用主体ユニット32も軸方向において全てずれた位置に配設されており、このために図20に示すように脱毛爪(開閉される固定爪36,37と可動爪5a,6aとの対)も、周方向において一直線上に並ぶのではなく、軸方向にずれた位置にある。この状態で、前述のごとく1回転での把持位置が等間隔となっているため、抜き残しのない脱毛効率の良い回転シリンダー4とすることができる。
【0061】
なお、上記支点止め部材34,35は皮膚保護部材としての役割を持たせるためにその上面部に、可動爪5a,6a及び固定爪36,37が直接肌に当たることを防ぐ半円形状の円弧部34b,35bを備えている。可動爪5a,6a及び固定爪36,37が直接肌に当たって生じる肌の削れ等を防止しているものである。
【0062】
以上のように構成された図示例の脱毛装置においては、脱毛ヘッド2を本体ハウジング1に取り付けた状態でモータ3を駆動すれば、前述のように過負荷クラッチ18と歯車19とを介してギア15cに回転が伝達され、さらにギア15cの回転が駆動用歯車40を介してギア41gに伝達されて回転シリンダー4が回転する。
【0063】
回転シリンダー4が回転して、図1に示すようにカム29の位置にきた開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dは、カム29に押されて復帰ばね370aに抗して内側に押され、開閉レバーが可動爪5a,6aの下部の突片5c,6cを内側に押す。
【0064】
下端部が内側に押されて回転する4枚の可動爪5a,6aは、それぞれ固定爪36,37に押し当たるものであり、可動爪5a,6aと固定爪36,37との間に導入された毛は挟持される。そして、この毛を挟持した状態で回転シリンダー4がさらに回転することで毛が引き抜かれる。また、回転シリンダー4の回転により次の開閉レバーがカム29の所に至ってカム29により押圧され、上記と同様に毛を挟持して引き抜く。
【0065】
ここで、図14と図17と図20に示すように、固定爪36,37の回転方向先端部36c,37cは軸方向で外側に曲げられており、可動爪5a,6aの回転方向先端部5d,6dは固定爪36,37の先端部36c,37cとは対称に曲げられているため、特に長い毛を挟持部へと導入しやすくなっており、導入効率が高く、毛の抜き残しが少なくなっている。
【0066】
また、図23に示すように、可動爪5a,6aの先端部5d,6dと固定爪36,37の先端部36c,37cはその外周縁の曲率半径を回転シリンダー4の回転半径Raよりも小さくしてあり、押し付け過ぎたりした場合においても、可動爪5a,6aの先端部5d,6dと固定爪36,37の先端部36c,37cによる肌の削れ等を防止することができ、このため肌当たりが良く安全性の高いものとなっている。
【0067】
また、図22に示すように、支点止め部材34,35の皮膚保護部材としての役割を果たしている円弧部34b,35bの曲率半径も、回転シリンダー4の回転半径Raよりも小さい径Rbとしてその中心を回転シリンダー4の中心より外周側にずらすことで、肌面に対し点又は線接触となるようにしており、これにより肌と回転シリンダー4との摩擦抵抗を小さくして、押し付け過ぎでトルクが上がることによる回転数の低下や、肌との接触摩擦による肌のめくれ等を防止している。
【0068】
さらに、図14に示すように,周方向に1つ置きに設けた開閉レバー38a,38b,38c,38dの押圧部381a,381b,381c,381dの両端部が開閉レバー39a,39b,39c,39dの押圧部391a,391b,391c,391dの端部と周方向において重なっていることから、毛を挟持するのに寄与した開閉レバーの押圧部の回転方向の後端部をカム29が押圧しているとき、次の開閉レバーの押圧部の前端部もカム29で同時に押圧するものであり、このため、爪5a,6a,36,37を回転シリンダー4の周方向に複数配置しているにもかかわらず、毛を挟時して引き抜く距離が長くなっている。
【0069】
また、開閉レバー38a,38b,38c,38dの押圧部381a,381b,381c,381dと開閉レバー39a,39b,39c,39dの押圧部391a,391b,391c,391dの回転方向の両端には、斜面388a,399aを設けて、隣り合う開閉レバーの斜面388a,399aを交差させているために、負荷変動を抑えることができ、回転シリンダー4の回転による騒音も抑えることができるものとなっている。
【0070】
加えるに、回転シリンダー4が回転して脱毛を行っている時、ギア15cから歯車15eにも回転が伝達されて偏心カム15gが回転し、この回転で前述のように脱毛ブロック24が基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に周期的に往復移動する。
【0071】
この往復移動により、脱毛ブロック24の回転シリンダー4に設けた固定爪36,37と可動爪5a,6aとによる毛の挟持位置が変化するために、肌の全面の毛を抜くことができるものである。
【0072】
この時、偏芯カム15gと一体の歯車15eの減速比を回転シリンダー4に至る減速比よりも小さくして、回転シリンダー4の回転周期よりも移動周期を大きくすることにより、挟持位置を増やすことができて、更に脱毛効率を上げることができる。
【0073】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明にあっては、組立性が良いものとなっており、また、各部品精度による把持力のばらつきを少なくすることができるため、各脱毛爪の把持力を安定させることができて脱毛効率を良くすることができる。
【0074】
また請求項2記載の発明にあっては、組立性がより良いものとなる。
【0075】
また、請求項3記載の発明にあっては、部品点数を少なくすることができる上に各部品精度による把持力のばらつきも少なくすることができて、各脱毛爪の把持力を安定させることができる。
【0076】
また、請求項4記載の発明にあっては、一方向の開閉レバーの移動で2対の脱毛爪の可動爪を固定爪に対し同時に接近・離間させることができるものであり、しかも簡単な部品構成とすることができるため、組立性を良くすることができる。
【0077】
また、請求項5記載の発明にあっては、固定爪の組立を容易なものとすることができる。
【0078】
また、請求項6記載の発明にあっては、各固定爪の部品精度による毛の把持力のばらつきを小さくすることができる。つまり一つの可動爪に過大な把持力が加えられた状態においても固定爪が回転軸方向に弾性変形することで、他方の爪の把持力と釣り合い、毛の把持を行うことができる。そのため抜き残しが少なく脱毛効率の良い脱毛装置とすることができる。
【0079】
また請求項7記載の発明にあっては、安価であるとともに確実に毛を把持することができて抜き残しが少ないものとすることができる。
【0080】
また、請求項8記載の発明にあっては、長い毛の場合、回転シリンダーの回転時に毛を把持位置へと導くことができ、脱毛効率をより高めることができて抜き残しを少なくすることができる。
【0081】
また、請求項9記載の発明にあっては、器具を肌に押し付け過ぎた場合においても固定爪及び可動爪の先端は滑らかに肌面に対して接するため、肌の削れ等を防止することができ、肌当たりも良くすることができる。
【0082】
また、請求項10記載の発明にあっては、器具を肌に押し付け過ぎた場合においても、皮膚保護部材が肌面に対して線または点接触するため、肌との摩擦による肌めくれを防止し、脱毛爪の肌への押し圧も規制できるため、脱毛爪による肌の削れ等も防止することができ、肌当たりも良くすることができる。
【0083】
また、請求項11記載の発明にあっては、爪列一列中に多くの毛の把持箇所を設けることができ、脱毛効率をより良くすることができる。
【0084】
また、請求項12記載の発明にあっては、把持位置のバランスが良く、脱毛効率の高いものとすることができる。
【0085】
また、請求項13記載の発明にあっては、把持位置のバランスが良い上に狙った毛が抜き易くて脱毛効率の高いものとすることができる。
【0086】
また、請求項14記載の発明にあっては、組立性を良くすることができる。
【0087】
また、請求項15記載の発明にあっては、さらに脱毛効率を高くすることができる。
【0088】
また、請求項16記載の発明にあっては、回転シリンダーの周方向において多数の脱毛爪を設けることができる上に、周方向に爪列を複数配置しても各脱毛爪の毛の引き抜き距離を長くすることができ、またカムからの開閉レバーの押し圧を円周方向に連続して加えられるため負荷変動を小さくすることができ、そのため駆動音も小さくすることができる。
【0089】
また請求項17記載の発明にあっては、負荷変動をより抑えることができ、回転シリンダーの回転による騒音も抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例における回転シリンダーの断面図である。
【図2】同上の全体構成を示す正面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の縦断面図である。
【図5】同上の横断面図である。
【図6】同上の脱毛ヘッドの縦断面図である。
【図7】同上の本体ハウジングの分解斜視図である。
【図8】同上の本体ハウジング内の部品の分解斜視図である。
【図9】同上の基台ブロック及びベースの分解斜視図である。
【図10】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図11】同上の脱毛ブロックの他の部品の分解斜視図である。
【図12】同上の基台ブロックの基台本体の斜視図である。
【図13】同上の過負荷クラッチの分解斜視図である。
【図14】同上の回転シリンダーの斜視図である。
【図15】同上の回転シリンダーの分解斜視図である。
【図16】同上の回転シリンダーの分解斜視図である。
【図17】同上の脱毛主体ユニットの分解斜視図である。
【図18】同上の開閉レバーと復帰ばねの組立状態を示す斜視図である。
【図19】同上の回転シリンダーの分解縦断面図である。
【図20】同上の回転シリンダー表面の展開図である。
【図21】同上の回転シリンダーの横断面図である。
【図22】同上の回転シリンダーの部分拡大図である。
【図23】同上の回転シリンダーの部分拡大図である。
【符号の説明】
4 回転シリンダー
5a,6a 可動爪
36,37 固定爪

Claims (17)

  1. 軸回りに回転駆動される回転シリンダーと、この回転シリンダーの外周面に配されているとともに回転シリンダーの上記回転に伴って開閉されて閉時に毛を挟持し且つ回転シリンダーの回転で挟持した毛を引き抜く脱毛手段とを備えている脱毛装置において、上記脱毛手段は上記回転シリンダーに固定された複数の固定爪と、回転シリンダーの軸方向に可動で各固定爪に対して開閉動作を行う複数の可動爪とからなる脱毛爪で形成されており、固定爪は回転シリンダーの軸方向において並ぶ2枚が一体に形成されており、回転シリンダーの軸方向に駆動されて各固定爪との間で上記開閉動作を行う各可動爪は夫々が独立したものとして形成されていることを特徴とする脱毛装置。
  2. 固定爪と可動爪とが回転シリンダーの外周面に列をなして配されているとともに、上記固定爪と、上記可動爪と、可動爪の開閉動作の支点となる支点板と固定爪及び可動爪が直接肌に当たることを防ぐ半円形状の円弧部を一体となっている2枚の固定爪間に位置させている皮膚保護部材とがブロック化されて、一列分を構成する上記ブロックが回転シリンダーの表面に設けられた凹部に上記表面側から複数組み付けられていることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  3. 一体に形成された2枚の固定爪に対応する2枚の可動爪は、回転シリンダー内に軸方向移動自在に配されている複数の開閉レバーのうちの1つの開閉レバーに係合して開閉レバーの軸方向移動で開閉動作を行うものであることを特徴とする請求項1または2記載の脱毛装置。
  4. 一体に形成された2枚の固定爪に対して開閉する2枚の可動爪の内の1枚は、上記2枚の固定爪間に位置し、他の1枚は上記2枚の固定爪の外側に位置し、上記2枚の可動爪の開閉動作は同じ方向となっていること特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  5. 固定爪は前記皮膚保護部材位置決め固定されて回転シリンダーに固定されていることを特徴とする請求項記載の脱毛装置。
  6. 一体形成した2枚の固定爪弾性部を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  7. 固定爪は金属部品よりなることを特徴とする請求項6記載の脱毛装置。
  8. 固定爪と可動爪の回転シリンダーの回転方向における先端部は、固定爪と可動爪の間隔が広がる方向へ曲げられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  9. 固定爪と可動爪の先端曲げ部の外周縁の曲率半径は、回転シリンダーの回転半径よりも小さいことを特徴とする請求項8記載の脱毛装置。
  10. 皮膚保護部材は回転シリンダーの回転半径よりも小さい曲率半径の円弧部を表面に備えているとともに上記円弧の中心が回転シリンダーの回転中心からずれていることを特徴とする請求項2または5記載の脱毛装置。
  11. 2枚が一体に形成された固定爪は、回転シリンダーの軸方向において2組設けられていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  12. 2組4枚の固定爪が回転シリンダーの軸方向において等間隔に配置されていることを特徴とする請求項11記載の脱毛装置。
  13. 固定爪と可動爪とからなる脱毛用の爪による毛の挟持位置を、回転シリンダーの軸方向に等間隔で配置していることを特徴とする請求項11または12記載の脱毛装置。
  14. 回転シリンダーの軸方向に並ぶ爪列一つのブロックとして形成しているとともに、回転シリンダーの周方向に複数配した上記ブロックの上記軸方向の位置をブロック間でずらしていることを特徴とする請求項2または12記載の脱毛装置。
  15. 回転シリンダーの周方向に並ぶ爪列を全てずらして配置していることを特徴とする請求項14記載の脱毛装置。
  16. 回転シリンダー内に可動爪の駆動用の複数の開閉レバーが回転シリンダーの軸方向に移動自在に配されており、上記複数個の開閉レバーは、その一端が回転シリンダーの軸方向端面に位置しているとともに回転シリンダーの内周側と外周側とに交互に配された上記開閉レバーの上記一端は、内周側の開閉レバーと隣接する外周側の開閉レバーとが周方向において重なって配置されていることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  17. 回転シリンダー側面に配置された開閉レバーの端面は、回転シリンダーの周方向における両側に斜面を有しており、隣り合う開閉レバーの斜面が交差していることを特徴とする請求項16記載の脱毛装置。
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