JP4026413B2 - 脱毛装置 - Google Patents

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秀一 末吉
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、美容などの目的のために体毛を除去するのに使用される脱毛装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転駆動される部材に毛の挟持部材を設けて、挟持した毛を回転運動によって引き抜く脱毛装置が特開平2−29208号公報や特開平2−215406号公報、また特開平3−30706号公報により知られている。
【0003】
このような脱毛装置においては、回転部材や毛の挟持部材が直接肌に接触すると肌を傷めてしまうおそれがあるために、上記従来例では、毛の挟持部材を備えた回転部材を覆う皮膚保護部材を設けるとともに、皮膚保護部材に設けた孔を通じて毛を回転部材側に導くようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来例における上記孔は、回転部材である脱毛ローラの軸方向に延長させたものであったり、波形状のものであったことから、脱毛装置を肌に添って動かして脱毛を行う時、孔の側壁は進行方向に対して角度を有して肌を引っ掛けてしまうおそれの高いものとなっており、肌面上を移動させることに対して抵抗する力が大きく、使い勝手が悪い。また、肌に加える力も大きくなることから、肌を損傷させるという問題も有している。
【0005】
また、皮膚保護部材が肌と脱毛ローラとの間に位置することから、皮膚保護部材の厚みが問題となる。強度を保つために厚くすれば、短い毛を挟持して抜くことができず、薄くすれば強度を保ち難くなる。
【0006】
また、上記従来例では、対をなす脱毛ローラを互いに逆方向に回転させて毛を挟んでいるのであるが、毛を狭持する箇所が肌面から離れたところとなっているために、なおさら短い毛を抜くことができなくなっている。
【0007】
また脱毛ローラの長手方向全長の領域で毛を挟んで引き抜くことができるようになっているために、多数の毛を同時に引き抜くことがあり、これは刺激が非常に大きくて苦痛となる。しかも、一対のローラが必要であるために、肌と接触させる部分がどうしても大きくなり、腋の下のような狭い箇所の毛を抜くことは困難となる。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、脱毛に際して短い毛であっても効率良く抜くことができると同時に肌を傷めてしまうことがない脱毛装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る脱毛装置は、回転駆動される円筒状の回転シリンダーに開閉駆動される脱毛用の爪を設けて、該爪で挟持した毛を回転シリンダーの回転で引き抜く脱毛装置において、回転シリンダーの外周面に添った曲面を有して回転シリンダーの外部露出面を覆うプレートを設けるとともに該プレートに複数の開口部を設けてこれら開口部に回転シリンダーの脱毛用の爪を臨ませるとともに、上記開口部は回転シリンダーの回転方向における長さが上記脱毛用の爪の同方向における長さより大であることに特徴を有している。肌に回転シリンダーや脱毛用の爪が接触してしまうことをプレートで防ぐとともに、プレートに設けた開口部から毛を導入して引き抜くことができるようにしたものであり、しかも開口部の側壁が肌における毛の根元を押さえつけて毛における肌に埋まっている部分を絞り出して開口部内に導き、これを爪で脱毛することができるものであり、また肌をプレートで押さえつけて脱毛するために脱毛時の痛みも和らげることができる。しかもプレートが回転シリンダーの外周面に添った曲面を有しているとともに、プレートに設けた開口部は回転シリンダーの回転方向における長さが脱毛用の爪の同方向における長さより大であるために、足や腕のような比較的平面で面積が大きな部位だけではなく、腋などのように窪んでいたりする部位の脱毛をする時も、使い勝手が良いものとなるほか、曲面を有することで、脱毛のために肌に添って脱毛装置を動かす時、前方が開放されていることになるために、毛の開口部への導入効率も良好なものであり、また毛を爪で引き抜く際にプレートで毛を切ってしまうことがなく、抜き残しが少なく且つ刺激も小さい脱毛を行うことができる。
【0011】
特にプレートの曲面が回転シリンダーの半径以上の曲率半径であれば、プレートに対して回転シリンダーを内接させることができるために、短い毛の脱毛性能を高くすることができる。
【0012】
さらに、プレートの曲面の中心と回転シリンダーの回転中心とが一致しておれば、回転シリンダー外周において脱毛爪がプレート内面に近接乃至接触している状態を大きい回転範囲で確保することができ、短い毛を脱毛するための有効角度が大きく脱毛効率を高くすることができる。
【0013】
また、プレートを金属の薄板で形成しておくと、プレートの剛性を高くすることができる。
【0014】
また、プレートは開口部に向かって板厚が薄くなっていると、プレートを肌に押し当てた時、肌が孔内に入り易くなり、肌をプレート内面近くまで取り込むことができる。
【0015】
また、プレートは肌と接触する表面にフッ素樹脂を含有する塗装面を有していると、プレートの摩擦抵抗を下げることができるため、スムーズに肌表面を動かすことができて、早く脱毛処理を行うことができる。
【0016】
また、プレートの外面側の表面に凹凸を設けておくことで、肌に添って動かす際に、肌面とプレート表面との接触面積を少なくすることができるためにスムーズに動かすことができる。
【0017】
また、プレートを回転シリンダーの回転軸と直交する方向に振動させるようにしても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0018】
また、プレートに設けた複数の開口部は、回転シリンダーの回転方向の長さが回転シリンダーの軸方向における幅と同じかそれ以上の長孔であることが好ましく、特にプレートに設けた開口部が回転シリンダーの回転方向に平行な長孔であると、毛を効率良く導入することができる上に、開口部の側壁が肌における毛の根元を押さえつけて、毛を絞り出すために、短い毛も確実に脱毛することができる。
【0020】
また、プレートに設けた開口部間の桟の回転シリンダーの回転軸方向における幅が開口部の幅よりも小であると、長い毛が桟によって寝かされて導入の妨げになるということがなくなり、毛の長さに関係なく効率良く脱毛することができる。
【0021】
また、プレートに設けた開口部は脱毛操作の際に肌に沿って動かす方向の先端側の一端の幅が広くなっていると、さらに毛の導入効率を高くすることができる。
【0022】
また、回転シリンダーに設けられた複数の脱毛用の爪は回転シリンダーの回転方向に間隔をおいて配されて、回転シリンダーの1回転中にプレートの開口部内で爪の開閉動作が1回以上行われるものであると、さらに効率良く脱毛することができる。
【0023】
また プレートが回転シリンダーの回転軸方向に振動するものであると、プレートの開口部間の桟で寝かされてしまった毛も振動で開口部内に導入することができて、抜き残しなく脱毛することができる。
【0024】
また、開口部が回転シリンダーの回転方向とほぼ平行な側縁に凹凸を備えていると、毛の導入がより確実になされるものとなる。
【0025】
また、プレートが回転シリンダーに弾性接触していると、さらに短い毛の脱毛効率が高くなる。
【0026】
さらに、回転シリンダー上に設けられた脱毛用の爪が、回転シリンダーの軸方向にスライドするロッドによって開閉されるものであると、回転シリンダーの外周において毛を狭持することができるため、肌面により近い位置で毛を狭持でき、より短い毛を脱毛することができる。
【0027】
また、回転シリンダー上に設けられた脱毛用の爪の外周縁が回転シリンダーの外周面より突出していると、やはり短い毛を狭持しやすくなり、短い毛の脱毛効率を高くすることができる。
【0028】
また回転シリンダー上に設けられた複数の脱毛用の爪が回転シリンダーの回転軸方向において間隔をおいて配されており、プレートに設けられた開口部は上記爪の間隔と同間隔で上記軸方向に並んでいると、どの開口部に入った毛も脱毛することができるために、効率の高い脱毛を行うことができる。
【0029】
また、回転シリンダーに設けた脱毛用の爪は回転シリンダーの軸方向において対向する一対の可動爪もしくは可動爪と固定爪とからなり、可動爪は回転シリンダーの両端に配したカムによって駆動される開閉部材に一端を係合させてカムによる開閉部材の作動によって爪が開閉動作を行うものであると、周方向にさらに複数の脱毛用の爪を配列させて脱毛効率を高めることができる。
【0030】
また、プレートに設けられて回転シリンダーの回転軸方向に並ぶ複数の開口部は中央部の開口部が両端の開口部よりも上記回転軸方向の幅が大であると、狙った毛を抜くことが容易となり、抜き残しも少なくすることができる。
【0031】
回転シリンダーの回転で開口部を通過する脱毛用の爪の数を両端の開口部より中央部の開口部で多くしていると、狙った毛が一層抜き易くなり、早く簡単に脱毛処理することができる。
【0032】
また、開口部の開口幅が異なるプレートに取り換え自在としたり、回転軸方向における開口部の数が異なるプレートに取り換え自在としておけば、毛の量が多い時や脱毛刺激を強く感じる場合にプレートに取り換えることで、各々の場合に応じた脱毛処理を行うことができる。
【0033】
また、プレートがその外面側に回転シリンダーの回転軸方向に櫛状突起が並ぶコームを備えていると、コームによって毛がかき分けられるために開口部に毛が導びかれやすくなる。
【0034】
また、コームはプレートを保持するとともに回転シリンダーを囲んでいるヘッドフレームと一体であると、肌当たりや組立性を良くすることができる。
【0035】
また、コームの櫛状突起は回転シリンダーの軸方向においてプレートの開口部間の桟の位置にあると、毛を開口部に導くことが容易となる。
【0036】
また、コームの櫛状突起先端とプレートの曲面の頂部との間が回転シリンダーの軸方向に伸びる凹空間となっていると、長い毛が凹空間で起毛されるために、プレートに設けられた開口部へ導入されやすくなり、長い毛においても高い脱毛性能とすることができる。
【0037】
また、コームはプレートに対してフロート自在となっていると、コームの肌への追従性を良くすることができて、長毛であっても容易に開口部に導入することができ、毛の長さに関係なく効率良く脱毛することができる。
【0038】
また、コームがプレートに対して高さ切り替え自在となっていると、短い毛を処理する時はコームの高さを下げて毛を狙いやすくすることができ、使い勝手の良いものとすることができる。
【0039】
また、回転シリンダーを肌面と直交する方向の軸回りに揺動させる首振り機構を備えていると、腋のような肌の柔らかい部位の脱毛を行う時も、回転シリンダーにおける揺動軸上に位置する部分の存在により、肌が一緒に動きにくくなり、このために脱毛効率を良くすることができる。また、一定の周期移動であれば、肌との摩擦抵抗も小さくすることができ、使い勝手も良くすることができる。
【0040】
また、揺動軸は回転シリンダーの有効幅の中央に位置させておくことが好ましい。このような構成とすることで、より肌が動きにくくなり、脱毛効率を上げて使い勝手を良くすることができる。
【0041】
また、平行並列に配された複数の回転シリンダーを備えたものでは中央に揺動軸を位置させておくのが好ましい。
【0042】
また、回転シリンダーとこの回転シリンダーへの回転動力伝達用のギアとを保持している脱毛ヘッド全体を軸回りに揺動させるようにしてもよい。首振り構造を簡単に得ることができる。
【0043】
この場合、駆動源から脱毛ヘッドに至る回転動力伝達部材中に、揺動軸と同軸のフェイスギアを設ければ、回転シリンダーへの回転動力伝達と首振り構造の両立が簡単となる。
【0044】
そして上記フェイスギアに揺動駆動用の偏芯カムを設けることで、首振りのための揺動駆動も簡単に行うことができる。
【0045】
また偏心カムと係合して偏心カムの回転で揺動するリンクアームを揺動軸回りに回転自在となっている脱毛ヘッドに連結して首振り機構としておけば、首振り揺動の際の肌への押し付けによる押し付け負荷を小さくすることができ、回転数も下がることもないため、脱毛効率の良いものとすることができる。
【0046】
また、プレートは脱毛ヘッドの肌面側に位置して脱毛ヘッドと共に揺動することで、プレートの開口部に導入した毛を切ってしまうことがなくなるために、抜き残しのないものとすることができる。
【0047】
また、脱毛ヘッドに回転シリンダーの軸方向と直交し且つ肌面と平行な方向の抜け止め用の軸が挿通されていると、脱毛ヘッドの組み付けが簡単となる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態の一例に基づいて説明すると、図示例の脱毛装置は、図3〜図6に示すように手で把持することができるサイズに形成しているとともに駆動源であるモータ3を内蔵している本体ケーシング1上に、回転シリンダー4を備えた脱毛ヘッド2を設けたもので、回転シリンダー4には開閉して毛を挟持する複数の爪421,383で構成した脱毛手段を設けており、回転シリンダー4の軸回り回転に伴って脱毛手段が毛を挟持して引き抜くものとなっている。
【0049】
前面にスイッチSが配されている本体ケーシング1は図7及び図8に示すように前後に2つ割りした半割ケーシング7,7をビス7nにより接合したもので、上端開口部はモータ3や駆動伝達手段を保持して本体ケーシング1内に納められた基台8の上面部で閉じられており、本体ケーシング1の下端には給電用のプラグ9を備えている。なお、本体ケーシング1に電源である電池を内蔵したものであってもよい。
【0050】
上面部にフック連結部10を備えている上記基台8は、モータ内装用基台12とこれの側方開口部にビス131nで固定されるカバー13とからなるもので、モータ内装用基台12の下部のモータ内装部12aに下方からモータ3が嵌め込まれている。そしてカバー13で側方開口部が覆われたモータ内装用基台12の上部内の空間16にはギア18,ギア19が納められており、半割ケーシング7,7内の突起7d,7e間にモータ内装用基台12の支持枠25が嵌め込まれることで本体ケーシング1の内部に配されている。
【0051】
基台8に軸18jで取り付けられたギア18は、フェース歯車181と小歯車180とからなるもので、軸19jにより軸支されて基台8の上面部に臨んでいるギア19は、上記小歯車180と噛み合っている。モータ内装部12aに装着されたモータ3の出力軸3aは、モータ内装用基台12の孔12bを通じて空間16内に位置するが、この部分に固着されたピニオン17が上記フェース歯車181に噛み合っていることから、モータ3の回転は、ピニオン17及びギア18を介してギア19に伝達され、このギア19を通じて後述の脱毛ヘッド2の回転シリンダー4の駆動などが行われる。
【0052】
基台8の上面のフック連結部10は、モータ内装用基台12の上面部中央部に設けたトンネル用突部10aと、一対のスライド枠26,26とからなるもので、トンネル通路を有しているトンネル用突部10aの上面部には孔15bを設けてある。
【0053】
平面視略矩形をした各スライド枠26は、その外側片部から外側方に向けて操作部26aを突設し、内側片部の内面に支持フック261bを突設し、内側片部の上方にストッパ用突部26bを上方に向けて突出したもので、トンネル用突部10aのトンネル通路内にスライド自在にはめ込むとともにストッパ用突部26bを孔15b内にスライド自在に係合させることで、トンネル用突部10aに装着される。ストッパ用突部26bが孔15bの縁に当たることで抜け止めされた一対のスライド枠26,26間には、トンネル通路内においてスプリング26dを介装してあり、該スプリング26dによって両スライド枠26,26は外側に向けて弾性付勢される。そして両スライド枠26の操作部26aは本体ケーシング1に設けた孔7fを通じて本体ケーシング1の外側方に突出する。
【0054】
次に基台ブロック15と脱毛ブロック24とからなる脱毛ヘッド2について説明すると、脱毛ブロック24は、図10及び図11に示すように、脱毛手段を備えた回転シリンダー4と、この回転シリンダー4を支持するシリンダー取り付け基台27及びシリンダーカバー28と、カム29、保持ばね301,302、ヘッドフレーム31、ベース300、そしてプレート32とからなる。
【0055】
シリンダー取り付け基台27とその一端部に取り付けられるシリンダーカバー28とは、それぞれから上方に向けて突出させた突出支持部27a,28aに設けている軸孔部28bによって、回転シリンダー4に挿通されている軸4bの両端部を支持することで、回転シリンダー4をその軸回りに回転自在に保持しているもので、ここでは2つの回転シリンダー4を平行並列に保持するものとなっている。
【0056】
上記突出支持部27a,28aにはそれぞれ角孔状をしたカム挿入孔27c,28cと、カム挿入孔27c,28cの上下縁部に位置する軸支持溝27d,28dとを形成してある。そして、ローラ型のカム29をそれぞれカム挿入孔27c,28cに嵌め込むとともに、各カム29に挿入したローラ軸29aの上下両端部を軸支持溝27d,28dに嵌め込んで、カム29を水平回転自在に支持している。なお、カム29の一部はカム挿入孔27c,28cから内側に突出している。
【0057】
また、突出支持部27a,28aの外側には保持ばね301,302を取り付けてある。これら保持ばね301,302は、それぞれに設けた孔301a,302aに挿通するビス301n、302nでシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28に固定したもので、その上部には孔部301b、302bを備えており、この孔部301b、302の上下縁部で上記ローラ軸29aの上下両端を弾性的に押圧している。孔部301b,302bはカム29に対応させたもので、カム29が保持ばね301,302に接触することがないようにしている。
【0058】
回転シリンダー4は図12〜図15、特に図14に示すように、一対の略円筒部材41,42を軸方向に連結することで形成されたもので、その外周面には周方向に複数箇所(図示例では60°の間隔を置いて6箇所)の凹部4aを備えて、各凹部4a内に開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e、38fが組み込まれている。また、一方の円筒部材42の側端部にはギア42gが一体で形成されており、他方の円筒部材41の側面部に設けられた複数の穴41aにそれぞれ開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fのレバー部381が回転シリンダー4の中央側より挿入されている。
【0059】
開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fはそのレバー部381と反対側に、円柱状の突起382を有しており、この突起382に復帰ばね43が係合している。そして、円筒部材42の円周方向に設けられた凹部4aの回転軸近辺に設けられた凹部42aに、復帰ばね43と係合した開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fが取り付けられる。この時、開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fが円筒部材42の方向へ移動した時、開閉ロッド38a,38b,38c、38d,38e,38fは復帰ばね43の反力により他方の円筒部材41側へと弾性付勢される。
【0060】
また円筒部材42の円筒部材41側の壁面42bには毛の狭持用の爪421が一体に形成されており、上記爪421と協働して毛の挟持を行う爪383は、上記開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fの円筒部材42側の端面に一体に形成されている。なお、爪421,383は円筒部材42や開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fとは別部品として構成されていても良い。
【0061】
そして、両円筒部材41,42は、円筒部材42回転中心部に設けた六角形状の凸部42cを円筒部材41中央の六角形状の穴41bに挿入し、複数本の抜け止めピン44を丸穴41c,42dに対して圧入することで連結する。なお、抜け止めピン44は、開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fの円筒部材41,42と同じ外形形状を有する部分384に設けた穴385に挿通されることで、開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fのスライドガイドとしても機能する。
【0062】
ここにおいて、回転シリンダー4の周方向に並んでいる凹部4aは、回転軸方向において等間隔にずらして形成しているために、回転シリンダー4を円周方向に展開した時、図16に示すように、爪383,421による毛の把持位置も回転軸方向において等間隔にずれており、このため、狙った毛が抜き易く且つ抜き残しが少なくて脱毛効率の高いものとなっている。
【0063】
上記回転シリンダー4を軸4bを介して支持するシリンダー取付基台27とシリンダーカバー28とには、さらに複数個の駆動伝達歯車20W,20W,21W,22Wを配置してある。軸22jで支持されて上記ベース300の下面に一部を覗かせる歯車22Wは、軸21jで支持された中間歯車21Wと噛み合い、さらに軸20j、20jで支持された歯車20W,20Wは、共に中間歯車21Wと噛み合うとともに、各回転シリンダー4の端部に設けた歯車42gと噛み合う。歯車22Wの回転が中間歯車21W及び歯車20Wを介して各回転シリンダー4,4に伝達され、両回転シリンダー4,4は互いに同方向に回転する。
【0064】
なお、2つの回転シリンダー4,4は同一のものであるが、この2つを軸方向の向きが逆になるようにすることで、2つの回転シリンダー4,4における毛の把持位置(爪383,421の位置)が軸方向に重複しない上に、軸方向において等間隔になるようにすることで、さらに抜き残しを少なくすることができるようにしてある。
【0065】
前記ヘッドフレーム31は、上記回転シリンダー4の上部を臨ませる開口部31cを備えたもので、この開口部31cには、2つの回転シリンダー4,4間に位置する桟311を備えているとともに、図4に示すように、桟311の外面側(肌との接触側)に回転軸方向と直交する方向に延びる溝311aを備えており、さらに溝311aの器具の進行方向側(図4中の下方側)の溝幅を広く形成してある。また、ヘッドフレーム31の開口部31cの縁部にはヘッドフレーム31の外面より一段凹んだ箇所31dを形成している。開口部31cの前後方向まで延長した該凹所31dには丸形の突部31eを形成してある。
【0066】
また、桟311の下方には、プレート押さえ99が配される。このプレート押さえ99は厚みが薄くて細長い形状をしたもので、長手方向の両端に突部99aを備え、上面にはプレート押さえ用の細溝99bを備えている。
【0067】
プレート32は回転シリンダー4の外径とほぼ近い曲面を有する断面アーチ型のもので、上記曲面部には図24にも示すように、スリット状で且つ回転シリンダー4の軸方向に複数の開口部32aが列設されている。これら開口部32aは、各々端部での幅W1が他の部分の幅W2より広くされている。またプレート32の一端には丸穴32bを備え、2つのプレート32のうちの一方は丸穴32bの上部で開口部32aの端部近くに孔32cを備えている。またプレート32の他端は突部32dを有している。
【0068】
2つの回転シリンダー4,4に対応させた2つのプレート32,32がヘッドフレーム31の桟311に対して一端の突部32dを向かい合わせた状態で、突部32dを桟311の下方に入れ、他端側の丸穴32bを上記丸形の突部31eに取り付けることによりヘッドフレーム31に対して位置決め固定される。この時、プレート32,32周縁部凹箇所31dに位置し、プレート32の移動が規制される。プレート32は図11 (b) に示すものであってもよい。
【0069】
またプレート32の開口部32aの端部近くに設けられた孔32cには、コーム97が装着される。表面側に櫛状の突起97aを備えて弾性部材で形成された該コーム97は、その裏面に形成されている取付用突起97bを上記孔32cに挿入してプレート32の裏側より取付用突起97bを変形させることで、プレート32に固定されている。
【0070】
ヘッドフレーム31に一対のプレート32,32を上記のように取り付けると、桟311の下部において、2つのプレート32,32の突部32d,32dが重なり合う。ここにヘッドフレーム31の下方側から上記プレート押さえ99を入れて、細溝99bにより重なり合ったプレート32の突部32dをはさみ固定する。
【0071】
前記ベース300はその左右に設けた孔300bに挿通したビス31bをヘッドフレーム31の下部内側左右に設けたねじボス31aにねじ込むことでヘッドフレーム31に固定される。この時、上記プレート押さえ99の長手方向両端の突部99aは、シリンダー取付基台27とシリンダーカバー28とに設けられた上方に向かうプレート押さえ取付溝270,280に沿って位置決めされる。
【0072】
プレート押さえ99両端の突部99aの下部にばねを取り付けておけば、プレート押さえ99はシリンダー取付基台27とシリンダーカバー28に上方に向かって設けられたプレート押さえ取付溝270,280に沿って弾性付勢されることができる。
【0073】
基台ブロック15は図9に示すように、下面にフック11,11を備えた基台本体15aと、ビス15nで基台本体15aの側面に連結される基台カバー15bと、これらを内装する基台ブロックカバー155と、基台本体15a及び基台カバー15bに取り付けられるギア15c,150並びにリンクピン98とからなるもので、ネジ15nで連結された基台本体15aと基台カバー15bによって両端が支持されている軸105jで保持された上記ギア15cは小ギア15dを一体に備えている。ギア150は軸15fによって水平回転自在に取り付けられるもので、偏心カム15gと、下向きのフェイスギア15eと上向きのフェイスギア15hを備えており、フェイスギア15eが上記小ギア15dに噛み合っている。
【0074】
略細長扇形状をしたリンクピン98は、その一端の幅広側に細長の孔98aを、他端側に揺動ピン98bを備えたもので、中間部の孔98cに上記軸15fと平行なピン99jが挿通されて、該ピン99jを中心に回転自在となっている。そして、上記ギア150の偏芯カム15gが孔98a内に位置して、偏心カム15gの回転に伴って、リンクピン98はピン99jを中心とする揺動を行う。
【0075】
ネジ155nで基台本体15aと基台カバー15bとに基台ブロックカバー155を固定することで組み立てられた基台ブロック15の上面側に脱毛ブロック24が取り付けられる。すなわち、脱毛ブロック24のベース300の下面側に突出しているリブ27A,27Bを基台ブロック15の上面凹所内に差し込むとともに、基台ブロック15の上面から突出している軸15fの上端をシリンダーカバー28下面の孔27fに挿入してフェイスギア15hを歯車22Wに噛み合わせる。さらに上記リンクピン98の揺動ピン98bをベース300に設けた長孔27Cに係合させ、両端部が基台本体15aと基台カバー15bとに支持される軸15jを上記リブ27A,27Bに設けた孔27Ab,27Bbにそれぞれ遊挿することで、基台ブロック15に脱毛ブロック24を連結するとともに、軸15fを中心に脱毛ブロック24を小角度内で回動自在とする。軸15fを中心とした脱毛ブロック2の回動を可能としつつ基台ブロック15への脱毛ブロック2の組み付けが軸15jの挿通で簡単に行えるものである。
【0076】
そして、脱毛ブロック24と基台ブロック15とからなる脱毛ヘッド2は、その下面から突出している一対のフック11,11を本体ケーシング1における操作部26aを押した状態でそれぞれ両スライド枠26,26の矩形状をした開口内に嵌め込み、この状態で操作部26aの押圧を解除してスプリング26dのばね力により両スライド枠26を外側に移動させることで支持フック261bを上記フック11に係止することで、本体ケーシング1に取り付ける。この時、本体ケーシング1側の歯車19がギア15cと噛み合うために、モータ3の回転は、回転シリンダー4にまで伝達されることになる。脱毛ヘッド2を取り外すに当たっては、上記と逆に操作部26aを押すことで支持フック261bをフック11から外すことができるので、この状態で脱毛ヘッド2を引き離せばよい。
【0077】
以上のように構成された図示例の脱毛装置においては、脱毛ヘッド2を本体ケーシング1に取り付けた状態でモータ3を駆動すれば、前述のようにギア18と歯車19とを介してギア15cに回転が伝達され、さらにギア15cの回転がギア150と歯車22W,21W,20Wを介して回転シリンダー4に設けられたギア42gに伝達されて回転シリンダー4が回転する。
【0078】
回転シリンダー4が回転して、図13に示すようにカム29の位置に来た開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fは、カム29に押されて復帰ばね43に抗して内側に押され、開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fの爪383は爪421に接触し、間に毛があれば、これを挟持する。そして回転シリンダー4の回転により、爪383,421で挟持している毛があれば、この毛は引き抜かれる。回転シリンダー4の回転で次の開閉ロッドがカム29の所に至ってカム29で押圧されれば、そのロッドの爪383及びこれと対をなす爪421とで毛を挟持し、回転シリンダー4の回転で毛の引き抜きを行う。開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e、38fに対するカム29によるの押圧力が解除されると、復帰ばね43のばね力で開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fは所定の位置まで戻るために、爪383,421間は開き、次の毛の狭持のために準備される。
【0079】
ここで回転シリンダー4は、爪421,383の開閉が回転軸に平行となる開閉ロッド38a,38b,38c,38d,38e,38fでなされるために、毛の狭持を回転シリンダー4の最外周部で行うことができるものであり、短い毛も爪383,421で容易に挟持して抜くことができる。
【0080】
そして、回転シリンダー4上に位置するプレート32は、肌と回転シリンダー4とが直接接触することを防ぐために、脱毛装置の使用時の肌に対する安全性を高くすることができる。
【0081】
またプレート32を設けているとはいえ、プレート32には回転シリンダー4の回転方向に平行な開口部32aを設けているために、つまり脱毛装置を肌に添わせて動かしながら脱毛を行う時の動かす方向と開口部32aの長手方向とが一致しているために毛を開口部32aに導入しやすくなっている上に、図18に示すように開口部32aの両側縁が毛の根元を押すことで短い毛も絞り出されて肌面からの長さが長くなるために、爪383,421で確実に掴んで抜くことができる。
【0082】
また図17に示すように、回転シリンダー4に設けた爪383,421の列の間隔と、プレート32に設けた開口部32aの間隔を一致させている上に、回転軸方向に半分ずらしているために、プレート32の開口部32aの位置を通過した毛は、必ず回転シリンダー4の爪383,421間を通過するものであり、爪383,421間への毛の導入を確実に行うことができる。
【0083】
さらに図27に示すように、回転シリンダー4の周方向における開口部32aの長さWを爪383,421の同方向の長さAより長くして、開口部32a内に毛を挟持している状態の爪383,421の全長が納まるようにしているために、爪383,421で毛を挟持して引き抜く際にプレート32で毛を切ってしまうこともない。
【0084】
また図13に示すように、毛の狭持片である爪383,421の外周縁を回転シリンダー4の外周面よりも少し突出させて、プレート32の内面にさらに接近させておけば、肌面と爪383,421との間の距離を小さくすることができるために、短い毛の脱毛効率を高くすることができる。
【0085】
また、プレート32内面と爪383,421の外周縁とを弾性接触させておけば、常にプレート32の内側と爪383,421との距離はゼロであり、より脱毛効率を高くすることができる。この時、爪383,421が回転シリンダー4の外周面より突出していれば、回転シリンダー4の外周面がプレート32内面に接触せず、摺動抵抗を小さくすることができるために、プレート32が熱を持つこともない。
【0086】
加えるに、回転シリンダー4の回転に伴って複数の爪383,421が順次プレート32内面に接触することから、プレート32は回転シリンダー4の回転軸と直交する方向で且つ肌に接近したり離間したりする方向の振動を行うものであり、このような振動はプレート32が肌に引っ付いて脱毛のために肌に添って脱毛装置を動かすことを阻害してしまうという事態の発生を防ぐ。
【0087】
さらにプレート32に持たせた曲面の中心を回転シリンダー4の中心に一致させておくと、プレート32と爪383,421とが接触している区間、もしくは最も近接している区間の距離(回転シリンダー4の円周方向の距離)を長くとることができるために、さらに脱毛効率を高くすることができる。
【0088】
またプレート32が厚すぎると、爪383,421と肌面との距離が大きくなってしまうために、プレート32の厚みはできるだけ薄い方が好ましいのであるが、回転シリンダー4の回転方向に開口部32aを設けている関係上、開口部32a間に生じる細い桟の強度が低くなりすぎてはいけない。このためにプレート32は薄く旦つ強度を有する材料、つまりは強度のある金属の薄板で形成することが好ましい。
【0089】
ところで、プレート32に設けた開口部32aの幅とプレート32の板厚とは、脱毛装置を肌に押し当てた際に開口部32aによって肌が絞られても、プレート32の内面近辺に達するものの、内面よりも内側に突出することがないように設定しておく。この場合、開口部32aの幅をプレート32の板厚の2〜5倍としておくと、好ましい結果を得ることができる。
【0090】
加えるに、図17や図24に示すように、開口部32aの端部、殊に進行方向側の端部を広げておくと、この広がり部で毛が開口部32aに導入されてくるために、長い毛でも爪383,421間へ導いて引き抜くことができる。
【0091】
また図18に示すように、開口部32aの断面形状を肌面側が広く、プレート32内面側に向かって狭くなるようにしておくと、プレート32を肌に当てた時、肌が開口部32a間に入り易くなることから、開口部32aの両側縁による短い毛の絞り出し効果を高くすることができる。
【0092】
さらに図17に示すように、回転シリンダー4の回転軸方向に伸びる方向に櫛状の突起97aが並ぶコーム97を配設するとともに、櫛状の突起97aのピッチを開口部32aのピッチと一致させておき、さらには開口部32aの前方が開けた状態となるように、開口部32a間の桟の延長線上に櫛状突起97aを位置させておくことで、コーム97の突起97aによりかき分けられた毛がプレート32の開口部32aに導入されやすくなる。しかもコーム97の櫛状突起97a先端とプレート32の曲面の頂部との間が回転シリンダー4の軸方向に伸びる凹空間となっているために、長い毛を起毛することができるとともに起毛した毛を開口部32a内に導いて脱毛することができるものである。
【0093】
なお、プレート32の表面が滑らかであると、腋等の部位で使用した場合に肌にプレート32が引っ付いて動かしにくくなることから、図28(a)に示すようにプレート32の表面にフッ素樹脂を含有する塗装面320を設けて、摩擦抵抗を下げたり、あるいは図28(b)に示すように、プレート32の表面に微細な凹凸321を設けておくことが好ましい。プレート32が肌面に対して垂直方向に振動するようにしておいても同様の効果を得ることができる。図29及び図30はプレート32に振動を付加する構成の一例を示しており、回転シリンダーの外周面に周方向に間隔をおいて突起428を設けて、回転シリンダーの回転で突起428がプレート32を押し上げてプレート32に振動を与える。ここでの振動は回転シリンダー4の回転軸と直交する方向であるが、回転軸方向の振動をプレート32に与えるようにしてもよく、これはプレート32の下面に突起を設けて、該突起の側面を回転シリンダー4で押すようにすることで得ることができる。
【0094】
また、この脱毛装置では、モータ3の駆動によって回転シリンダー4の回転と脱毛手段である爪383,421の開閉がなされるだけでなく、基台ブロック15に設けたリンクピン98によって、図21〜図23に示すように、脱毛ブロック24が周期的な首振り動作を行うようになっている。
【0095】
すなわち、モータ3から回転シリンダー4に至る回転動力伝達経路中にある基台ブロック15中のギア150は、その回転時、偏芯カム15gによってリンクピン98に周期的な揺動運動させるものであり、基台ブロック15中央の軸15fを中心に回転自在となっている脱毛ブロック24は、リンクピン98の突部98aがベース300の長孔27Cに係合しているために、脱毛ブロック24も周期的な揺動(首振り)運動を行う。
【0096】
このような首振り運動を脱毛ブロック24が行うために、腋などの肌の柔らかい部位でも脱毛装置を肌に添って動かす際に肌が一緒に動きにくく、従って毛の導入が良くなって脱毛効率が高くなるものである。また、常に一定の周期移動であるため肌との摩擦抵抗も小さくすることができ、使い勝手も良くすることができる。なお、基台ブロック15から回転シリンダー4への回転動力伝達は、軸15fを中心に回転するフェイスギア15gに歯車22Wが噛み合うことでなされているために、上記首振り運動が回転動力伝達に支障をもたらすことはない。
【0097】
図25及び図26は、弾性片902aを設けたカセット901の凸部903に前後に一体のプレート32を嵌め込み固定し、フレーム31の内側に設けたリブ31nにカセット901の弾性片902aの結合部902を係合させることによって、下方に向かって広がっているリブ31nにより、カセット901が下方に付勢され、このために回転シリンダー4に向けてプレート32が常に付勢されるようにしたものである。回転シリンダー4とプレート32との密着性があがるために、短い毛も確実に脱毛することができる。
【0098】
図31は脱毛ブロック24におけるヘッドフレーム31を着脱自在とすることで、ヘッドフレーム31内に入り込んだ毛屑等を掃除し易くした例を示している。ここでは着脱自在とするために、ベースフレーム300に設けた凹部に下端部を係合させた押し釦281の上端にフック281aを設けて、両側端に押し釦281を外部に覗かせる切り欠きを備えたヘッドフレーム31の内面に上記フック281aを係止させてある。復帰ばね280に抗して押し釦281を押し込んで押し釦281をその下端側を支点として傾かせることでフック281aのヘッドフレーム31に対する係止を解除すれば、ヘッドフレーム31を取り外すことができる。
【0099】
図32以下に別の例を示す。駆動源であるモータ3を内蔵している本体ケーシング1上に着脱自在となっている脱毛ヘッド2に回転シリンダー4を設けて、回転シリンダー4には回転シリンダー4の軸回り回転に伴って開閉して毛を挟持して引き抜く複数の爪5a,6a,36,37を設けている。
【0100】
脱毛ヘッド2は基台ブロック15と脱毛ブロック24とからなるもので、脱毛ブロック24は、回転シリンダー4と、この回転シリンダー4を支持するシリンダー取り付け基台27及びシリンダーカバー28と、カム29、保持ばね30、ヘッドフレーム31とからなる。
【0101】
本例における回転シリンダー4は、図39及び図40に示すように、一対の略円筒部材41a,41bを軸方向に連結することで形成されたもので、その外周面には周方向に複数箇所(図示例では45°の間隔を置いて8箇所)の凹部4aを備えて、各凹部4a内に脱毛用主体ユニットUが嵌め込まれている。
【0102】
ここにおける脱毛用主体ユニットUは、図42に示すように、支点板33と、複数(図示例では4枚)の可動爪5a,6aと、支点止め部材34,35と、固定爪36,37とからなるもので、この固定爪36,37は、それぞれ2枚を一組として一体に形成したものとなっている。
【0103】
支点板33は支点止め部材34,35の嵌め込み用の角孔33a,33bと、可動爪嵌め込み用の角孔33cとを備えており、支点止め部材34,35の下面に設けた突起34a,35aを固定爪36,37に設けた孔36a,37aを通じて、支点板33の角孔33a,33bに圧入固定することで、固定爪36,37の固定も同時に行う。固定爪36,37を2つ1組とすることで組立を簡単にしているものであり、特に回転シリンダー4の周方向に脱毛用主体ユニットUを複数配置する場合、回転軸と直交する長さを小さくすることができるために、回転シリンダー4の外径も小さくすることができる。
【0104】
また、支点止め部材34,35の上面部34b、35bは半円形状になっていて皮膚保護部材としての役割を果たしており、可動爪5a,6a及び固定爪36,37が直接肌に当たることによって起こる肌の削れ等を防止している。
【0105】
可動爪5a,6aは両端の突起5b,6bを支点止め部材34,35の両端に設けたリブ34c,35cにフック係合することで固定爪36,37の脇に組み付けられる。この時、2枚1組が一体に形成された固定爪36,37に対して、可動爪5a,6aは1枚ずつ独立したものを用いるとともに、一体となっている2枚の固定爪36,37に対しては、同じ側に可動爪5a,6aが位置するように、1枚の可動爪5a,6aは固定爪36,37の孔36a,37a内に位置させる。
【0106】
上記のように一つのユニットとして組み立てられた脱毛用主体ユニットUは、回転シリンダー4の各凹部4aに嵌め込むとともに、凹部4aの一方の端に設けた孔4bから挿入した軸41を,支点止め部材34,35の孔34d,35dと4枚の可動爪5a,6aの各孔5a1,6a1とに挿通して、該軸41の先端部を他端の回転シリンダー41bの孔4b1に嵌め込むことで、凹部4aに装着される。
【0107】
ここで脱毛用主体ユニットUの2組の固定爪36,37は等間隔になっていて、毛を挟持する際に把持位置のバランスが良いため、脱毛効率を高くすることができ、さらに円周方向に設けた各爪列の把持位置が等間隔になっているので、狙った毛を抜きやすくなっている。
【0108】
また、回転シリンダー4における一方の回転シリンダー41aの軸方向の端面には周方向に複数の孔4cを形成して、これらに開閉レバー38a,38b,38c,38dと開閉レバー39a,39b,39c,39dとを周方向において交互に挿入してある。なお、開閉レバー38a,38b,38c,38dの端部の押圧部381a,381b,381c,381dは、開閉レバー39a,39b,39c,39dの端部の押圧部391a,391b,391c,391dよりも回転シリンダー4の内周側に位置している上に、周方向において両端部がそれぞれ押圧部391a,391b,391c,391dの端部と重なるようにしてある。また、他端の回転シリンダー41bにも複数の孔4cを周方向に設けて、開閉レバー39a,39b,39c,39dと開閉レバー38a,38b,38c,38dとを前述と同様に交互に挿入してある。
【0109】
そして、各開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dには、回転シリンダー4の各凹部4aに脱毛用主体ユニットUを装着した時、可動爪5a,6aの突片5c,6cが係合することになる溝382a,382b,382c,382d,392a,392b,392c,392dを設けてある。このとき、回転シリンダー41a側から挿入した開閉レバーは可動爪6aの突片6cと係合し、回転シリンダー41b側から挿入した開閉レバーは可動爪5aの突片5cと係合する。このように、1方向の開閉レバーの移動で2対の脱毛用の可動爪5a,6aを固定爪36,37に対し同時に接近・離間させることができるため、簡単な部品構成で組立も容易なものとなる。
【0110】
また、回転シリンダー4の軸方向の両端面と開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dの押圧部との間には、板ばねで形成した復帰ばね370を配置してある。回転シリンダー41a,41bの中心部に設けた突起4dと係合する位置決め用の孔を中心部に備えた上記復帰ばね370は略コ字状をした4本のばね片370aを一体に備えて、これらばね片370aが開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dを回転シリンダー4の軸方向外側に向けて付勢している。
【0111】
ばね片370aを略コ字状とすることでばねの有効長さを大きくしているために、開閉レバーを前記カム29で押圧する際のばね反力を小さくすることができて低負荷で効率の良い回転シリンダー4とすることができるものであり、またばね片370aは根元から先端にかけて開閉レバー側に螺旋状に曲げており、このために開閉レバーの移動量を大きくとることができ、可動爪5a,6aの固定爪36,37に対しての開き量も大きくすることができる。
【0112】
ここで、ばね片370aは、隣り合う2つの開閉レバー(38b,39d、38c,39a…)を夫々押すものであり、このために4本のばね片370aを一体に有している復帰ばね370で、組み込まれた全ての開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dを外側へ付勢している。
【0113】
そして、開閉レバーを外側から押す力が作用しないとき、可動爪5a,6aはその突片5c,6cが外側に押されることで支点板33の角孔33cの孔縁を支点として回動して支点止め部材34に位置決めされた固定爪37,36から離れ、また、開閉レバーの押圧部381a,381b,381c,381d,391a,391b,391c,391dに外側から外力が加わると、可動爪5a,6aはその突片5c,6cが内側に押されることで支点板33の角孔33cの孔縁を支点として回動して固定爪36,37に押し当てられる。このように、回転シリンダー4の軸方向端面に板ばねからなる復帰ばね370を配置して、全ての開閉レバーを復帰ばね370で外側へ付勢しているために、組立易く且つ安価な回転シリンダー4を得ることができるものとなっている。
【0114】
このように形成された回転シリンダー4は、回転シリンダー4に挿通した軸4bの両端がシリンダー取り付け基台27とその一端部に取り付けられるシリンダーカバー28とから上方に向けて突出させた突出支持部27a,28aに設けている軸孔部28bで支持されることで、軸回り回転が自在な状態に保持されている。
【0115】
上記突出支持部27a,28aにはそれぞれ角孔状をしたカム挿入孔27c,28cと、カム挿入孔27c,28cの上下縁部に位置する軸支持溝27d,28dとを形成してある。そして、ローラ型のカム29をそれぞれカム挿入孔27c,28cに嵌め込むとともに、各カム29に挿入したローラ軸29aの上下両端部を軸支持溝27d,28dに嵌め込んで、カム29を水平回転自在に支持している。なお、カム29の一部はカム挿入孔27c,28cから内側に突出している。
【0116】
また、突出支持部27a,28aの外側には保持ばね30を取り付けてある。図36に示す保持ばね30はシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28に固定したもので、その上部に備える孔部の上下縁部で上記ローラ軸29aの上下両端を弾性的に押圧している。上記孔部はカム29に対応させたもので、カム29が保持ばね30に接触することがないようにしている。
【0117】
さらにシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28の両端外面には、ばね280によって外側へ付勢された釦281を配設してある。この釦281は、フレーム31を着脱するためのフック281aを備えてベース300で保持されている。シリンダー取付基台27とシリンダーカバー28の下面がベース300にビス固定されている。また、ベース300の下面部にはリブ27Aと凹部27Bが設けてあり、リブ27Aにはばね受けリブ27Aa設けてある。
【0118】
シリンダー取付基台27のシリンダーカバー28側には凹欠部27iを設けて、ここに駆動用歯車40を配置してある。両端部がシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28とで軸支される軸40jで支持された該駆動用歯車40は、回転シリンダー4が備えるギア41gと噛合するとともに、基台ブロック15が備えるギア15cと噛合する。シリンダー取付基台27とシリンダーカバー28とベース300を回転シリンダー4を取り付けた状態で組み合わせて固着し、この状態でヘッドフレーム31を釦281により取り付けることで、脱毛ブロック24が組み立てられる
【0119】
基台ブロック15は基台ブロックカバー155に内装された基台本体15aと、基台本体15aの外周を囲む基台カバー155と、基台本体15aの上方に開口した凹所15h内に配したギア15c及び歯車15eとからなるもので、上下方向の軸15fによって支持された歯車15eは、水平方向の軸105jによって支持されたギア15cが備えているフェースギア部に噛み合うもので、偏芯カム15gを一体に備えている。
【0120】
脱毛ブロック24は、この基台ブロック15上に配設されるものであり、図34に示すように脱毛ブロック24のベース300下面に設けられて上記凹所15h内に位置するリブ27Aが備えるに基台本体15aを貫通するスライドガイド軸15jを挿通することで、ベース300を、つまりは脱毛ブロック24をスライドガイド軸15jの軸方向にスライド自在に装着している。
【0121】
また、各リブ27Aに設けたばね受け27Aaと凹所15hの両端部内面との間にばね15k,15kを夫々介装してあり、このために脱毛ブロック24は基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に往復移動自在となっているとともに、両方のばね15kによるばね付勢で脱毛ブロック24は基台ブロック15の中央に位置するようにしてある。
【0122】
また、ベース300の下面の中央には凹部27Bを設けているが、この凹部27Bに偏芯カム15gが係合する。偏芯カム15gが偏芯回転する時、偏芯カム15gは凹部27Bの内側面を押してばね15kのばね力に抗して基台ブロック15を往復動させるものであり、このために凹部27Bの回転シリンダー4の回転軸と直交する方向の巾は偏芯カム15gの偏芯量の倍以上として回転軸と直交する方向には移動しないようにしてある。
【0123】
ここで、偏芯カム15gの回転により周期的に往復動する脱毛ブロック24を付勢している両側のばね15k,15kは、往復運動の端点での慣性力を吸収するものであり、衝突を防いで衝突音等の騒音を小さくする。
【0124】
このように、基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に脱毛ブロック24を往復移動自在に取り付けている脱毛ヘッド2は、基台ブロック15の基台本体15aの下面に設けたフック11,11を、前記実施例で示した本体ケーシング1のフック連結部10に連結することで本体ケーシング1に取り付けられる。このように脱毛ヘッド2を本体ケーシング1に対して取り付けた状態では歯車19がギア15cに噛み合う。脱毛ヘッド2を取り外すに当たっては、上記と逆に操作部26aを押すことで支持フック261bをフック11から外すことができるので、この状態で脱毛ヘッド2を引き離せばよい。
【0125】
以上のように構成された脱毛装置においては、脱毛ヘッド2を本体ケーシング1に取り付けた状態でモータ3を駆動すれば、前述のように歯車19を介してギア15cに回転が伝達され、さらにギア15cの回転が駆動用歯車40を介してギア41gに伝達されて回転シリンダー4が回転する。
【0126】
回転シリンダー4が回転してカム29の位置にきた開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dは、カム29に押されて復帰ばね370aに抗して内側に押され、開閉レバーが可動爪5a,6aの下部の突片5c,6cを内側に押す。
【0127】
下端部が内側に押されて回転する4枚の可動爪5a,6aは、それぞれ固定爪36,37に押し当たるものであり、可動爪5a,6aと固定爪36,37との間に導入された毛は挟持される。そして、この毛を挟持した状態で回転シリンダー4がさらに回転することで毛が引き抜かれる。また、回転シリンダー4の回転により次の開閉レバーがカム29の所に至ってカム29により押圧され、上記と同様に毛を挟持して引き抜く。
【0128】
加えるに、回転シリンダー4が回転して脱毛を行っている時、ギア15cから歯車15eにも回転が伝達されて偏心カム15gが回転し、この回転で前述のように脱毛ブロック24が基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に周期的に往復移動する。この往復移動により、脱毛ブロック24の回転シリンダー4に設けた固定爪36,37と可動爪5a,6aとによる毛の挟持位置が変化するために、肌の全面の毛を抜くことができるものである。
【0129】
そして、本例においては、プレート322がフレーム31に取り付けられており、更にフレーム31の前面にはコームCが取り付けられている。
【0130】
ここでの回転シリンダー4を覆うプレート322は、回転シリンダー4の軸方向に並ぶ3つの開口部322b,322a,322bを備えたもので、中央の開口部322aの幅(上記軸方向の長さ)を両端の開口部322bの幅よりも大きくして開口部322aには図44に示すように2列の爪が位置し、開口部322bには1列の爪が位置するように、そして開口部322a,322b間の桟は爪の列間に位置するようにしているとともに、図43に示すように、回転シリンダー4の回転方向における開口部322a,322bの長さWを、軸方向における開口部322aの幅Dより大きくすることで、狙った毛を開口部322aに導いて引き抜くことが容易となるようにしてるとともに、毛切れを少なくしている。
【0131】
また、開口部322a,322bの内側縁に凹凸322cを設けることで、開口部322a,322b間の桟のために毛が寝てしまうことを無くして、脱毛効率を高めている。
【0132】
さらに回転シリンダー4の端面に交互に突起を設け、プレート322の対応する側面にも突起322D(図43参照)を設けて、回転シリンダー4に対してプレート322を振動させれば、さらに導入効率が上がり、脱毛効率を良くすることができる。
【0133】
また図45に示すように、開口部322の形状などが異なる別のフレーム31を用意しておき、このフレーム31に交換できるようにしておけば、毛の状態などに応じた効果を得ることができる。すなわち、中央部の開口部322も小さいフレーム31を用いれば、脱毛刺激を更に小さくすることができる。
【0134】
上記コームは図34及び図35に示すように、略中央部に左右で上下方向の幅が異なる穴900を備えており、穴900にはフレーム31に設けた釦901の突起901aが嵌め込まれている。図33に示す状態では釦901の突起901aは穴900の幅の狭い方に係合されているためにコームCは短い毛を狙いやすい下方位置にある。しかし、釦901を穴900の幅の広い方へスライドさせると、コームCとフレーム31間に取り付けられたばねSpによる付勢でコームCは上方へと突出し、長い毛を整毛して脱毛部に導く。
【0135】
また、ばねSpで付勢されたコームCは肌との接触圧に応じて下降するフロート自在な状態にあるため、肌への追従性が良く、効率良く脱毛することができる。またコームCはフレーム31のリブ31Dに上下動自在に取り付けられているために、組立性も良い。
【0136】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明にあっては、回転シリンダーの外部露出面を覆うプレートを設けるとともに該プレートに複数の開口部を設けてこれら開口部に回転シリンダーの脱毛用の爪を臨ませているために、肌に回転シリンダーや脱毛用の爪が接触してしまうことをプレートで防ぐとともに、プレートに設けた開口部から毛を導入して引き抜くことができ、脱毛時の肌に対してより高い安全性をプレートで確保することができるものであり、しかも開口部の側壁が肌における毛の根元を押さえつけて毛における肌に埋まっている部分を絞り出して開口部内に導き、これを爪で脱毛することができるものであり、また肌をプレートで押さえつけて脱毛するために脱毛時の痛みも和らげることができる。
【0137】
また、プレートが回転シリンダーの外周面に添った曲面を有しているために、足や腕のような比較的平面で面積が大きな部位だけではなく、腋などのように窪んでいたりする部位の脱毛をする時も、使い勝手が良いものとなる。また曲面を有することで、脱毛のために肌に添って脱毛装置を動かす時、前方が開放されていることになるために、毛の開口部への導入効率も良好となる。しかも、プレートに設けた開口部の回転シリンダーの回転方向における長さが脱毛用の爪の同方向における長さより大であるために、毛を爪で引き抜く際にプレートで毛を切ってしまうことがなく、抜き残しが少なく且つ刺激も小さい脱毛を行うことができる。
【0138】
また、請求項記載の発明ではプレートの曲面が回転シリンダーの半径以上の曲率半径であるために、プレートに対して回転シリンダーを内接させることができるために、短い毛の脱毛性能を高くすることができる。
【0139】
さらに、請求項記載の発明ではプレートの曲面の中心と回転シリンダーの回転中心とが一致しているために、回転シリンダー外周において脱毛爪がプレート内面に近接乃至接触している状態を大きい回転範囲で確保することができ、短い毛を脱毛するための有効角度が大きく脱毛効率を高くすることができる。
【0140】
また、請求項記載の発明ではプレートを金属の薄板で形成しているために、プレートの剛性を高くすることができる。
【0141】
また請求項記載の発明では、プレートは開口部に向かって板厚が薄くなっているために、プレートを肌に押し当てた時、肌が孔内に入り易くなり、肌をプレート内面近くまで取り込むことができる。
【0142】
また請求項記載の発明では、プレートは肌と接触する表面にフッ素樹脂を含有する塗装面を有しているために、プレートの摩擦抵抗を下げることができスムーズに肌表面を動かすことができて、早く脱毛処理を行うことができる。
【0143】
また請求項記載の発明では、プレートの外面側の表面に凹凸を設けているために、肌に沿ってて動かす際に肌面とプレート表面との接触面積を少なくすることができてスムーズに動かすことができる。
【0144】
また請求項記載の発明では、プレートを回転シリンダーの回転軸と直交する方向に振動させるために上記と同様の効果を得ることができる。
【0145】
また請求項記載の発明では、プレートに設けた複数の開口部は、回転シリンダーの回転方向の長さが回転シリンダーの軸方向における幅と同じかそれ以上の長孔であり、特に請求項10記載の発明ではプレートに設けた開口部が回転シリンダーの回転方向に平行な長孔であるために、毛を効率良く導入することができる上に、開口部の側壁が肌における毛の根元を押さえつけて毛を絞り出すことができ、短い毛も確実に脱毛することができる。
【0147】
また請求項11記載の発明では、プレートに設けた開口部間の桟の回転シリンダーの回転軸方向における幅が開口部の幅よりも小であるために、長い毛が桟によって寝かされて導入の妨げになるということがなくなり、毛の長さに関係なく効率良く脱毛することができる。
【0148】
また請求項12記載の発明では、プレートに設けた開口部は脱毛操作の際に肌に沿って動かす方向の先端側の一端の幅が広くなっているために、さらに毛の導入効率を高くすることができる。
【0149】
また請求項13記載の発明では、回転シリンダーに設けられた複数の脱毛用の爪は回転シリンダーの回転方向に間隔をおいて配されて、回転シリンダーの1回転中にプレートの開口部内で爪の開閉動作が1回以上行われるものであるために、さらに効率良く脱毛することができる。
【0150】
また請求項14記載の発明では、プレートが回転シリンダーの回転軸方向に振動するものであるために、プレートの開口部間の桟で寝かされてしまった毛も振動で開口部内に導入することができて、抜き残しなく脱毛することができる。
【0151】
また請求項15記載の発明では、開口部が回転シリンダーの回転方向とほぼ平行な側縁に凹凸を備えているために、毛の導入がより確実になされる。
【0152】
また請求項16記載の発明では、プレートが回転シリンダーに弾性接触しているために、さらに短い毛の脱毛効率が高くなる。
【0153】
さらに請求項17記載の発明では、回転シリンダー上に設けられた脱毛用の爪が、回転シリンダーの軸方向にスライドするロッドによって開閉されるものであるために、回転シリンダーの外周において毛を狭持することができ、肌面により近い位置で毛を狭持できて、より短い毛を脱毛することができる。
【0154】
また請求項18記載の発明では、回転シリンダー上に設けられた脱毛用の爪の外周縁が回転シリンダーの外周面より突出しているために、やはり短い毛を狭持しやすくなり、短い毛の脱毛効率を高くすることができる。
【0155】
また請求項19記載の発明では、回転シリンダー上に設けられた複数の脱毛用の爪が回転シリンダーの回転軸方向において間隔をおいて配されており、プレートに設けられた開口部は上記爪の間隔と同間隔で上記軸方向に並んでいるために、どの開口部に入った毛も脱毛することができ、効率の高い脱毛を行うことができる。
【0156】
また請求項20記載の発明では、回転シリンダーに設けた脱毛用の爪は回転シリンダーの軸方向において対向する一対の可動爪もしくは可動爪と固定爪とからなり、可動爪は回転シリンダーの両端に配したカムによって駆動される開閉部材に一端を係合させてカムによる開閉部材の作動によって爪が開閉動作を行うものであるために、周方向にさらに複数の脱毛用の爪を配列させて脱毛効率を高めることができる。
【0157】
また請求項21記載の発明では、プレートに設けられて回転シリンダーの回転軸方向に並ぶ複数の開口部は中央部の開口部が両端の開口部よりも上記回転軸方向の幅が大であるために、狙った毛を抜くことが容易となり、抜き残しも少なくすることができる。
【0158】
また請求項22記載の発明では回転シリンダーの回転で開口部を通過する脱毛用の爪の数を両端の開口部より中央部の開口部で多くしているために、狙った毛が一層抜き易くなり、早く簡単に脱毛処理することができる。
【0159】
さらに請求項23記載の発明では、開口部の開口幅が異なるプレートに取り換え自在としているために、また請求項24記載の発明では回転軸方向における開口部の数が異なるプレートに取り換え自在としているために、毛の量が多い時や脱毛刺激を強く感じる場合にプレートに取り換えることで、各々の場合に応じた脱毛処理を行うことができる。
【0160】
また請求項25記載の発明では、プレートがその外面側に回転シリンダーの回転軸方向に櫛状突起が並ぶコームを備えているために、コームによって毛がかき分けられて整毛されるものであり、従って開口部に毛が導びかれやすくなる。
【0161】
また請求項26記載の発明では、上記コームはプレートを保持するとともに回転シリンダーを囲んでいるヘッドフレームと一体であるために、肌当たりや組立性を良くすることができる。
【0162】
また請求項27記載の発明では、上記コームの櫛状突起は回転シリンダーの軸方向においてプレートの開口部間の桟の位置にあるために、毛を開口部に導くことが容易となる。
【0163】
また請求項28記載の発明では、コームの櫛状突起先端とプレートの曲面の頂部との間が回転シリンダーの軸方向に伸びる凹空間となっていると、長い毛が凹空間で起毛されるために、プレートに設けられた開口部へ導入されやすくなり、長い毛においても高い脱毛性能とすることができる。
【0164】
また請求項29記載の発明では、コームはプレートに対してフロート自在となっているために、コームの肌への追従性を良くすることができて、長毛であっても容易に開口部に導入することができ、毛の長さに関係なく効率良く脱毛することができる。
【0165】
また請求項30記載の発明では、コームがプレートに対して高さ切り替え自在となっているために、短い毛を処理する時はコームの高さを下げて毛を狙いやすくすることができ、使い勝手の良いものとすることができる。
【0166】
また請求項31記載の発明にあっては、回転シリンダーを肌面と直交する方向の軸回りに揺動させる首振り機構を備えているために、腋のような肌の柔らかい部位の脱毛を行う時も、回転シリンダーにおける揺動軸上に位置する部分の存在により、肌が一緒に動きにくくなり、このために脱毛効率を良くすることができほか、一定の周期移動であれば、肌との摩擦抵抗も小さくすることができ、使い勝手も良くすることができる。
【0167】
また請求項32記載の発明にあっては、揺動軸を回転シリンダーの有効幅の中央に位置させているために、より肌が動きにくくなり、脱毛効率を上げて使い勝手を良くすることができる。
【0168】
また請求項33記載の発明にあっては、平行並列に配された複数の回転シリンダーを備えたものにおいてその中央に揺動軸を位置させているために、複数の脱毛要素を設けたとしても、肌が動きにくくなったりすることがない。
【0169】
また請求項34記載の発明にあっては、回転シリンダーとこの回転シリンダーへの回転動力伝達用のギアとを保持している脱毛ヘッド全体を軸回りに揺動させるようにしているために、首振り構造を簡単に得ることができる。
【0170】
また請求項35記載の発明にあっては、駆動源から脱毛ヘッドに至る回転動力伝達部材中に、揺動軸と同軸のフェイスギアを設けているために、回転シリンダーへの回転動力伝達と首振り構造の両立が簡単となる。
【0171】
また請求項36記載の発明にあっては、上記フェイスギアに揺動駆動用の偏芯カムを設けているために、首振りのための揺動駆動も簡単に行うことができる。
【0172】
また請求項37記載の発明にあっては、偏心カムと係合して偏心カムの回転で揺動するリンクアームを揺動軸回りに回転自在となっている脱毛ヘッドに連結して首振り機構としているために、首振り揺動の際の肌への押し付けによる押し付け負荷を小さくすることができ、回転数も下がることもないため、脱毛効率の良いものとすることができる。
【0173】
また請求項38記載の発明にあっては、プレートが脱毛ヘッドの肌面側に位置して脱毛ヘッドと共に揺動するために、プレートの長孔に導入した毛を切ってしまうことがなく、抜き残しのないものとすることができる。
【0174】
また請求項39記載の発明にあっては、脱毛ヘッドに回転シリンダーの軸方向と直交し且つ肌面と平行な方向の抜け止め用の軸を挿通しているために、脱毛ヘッドの組み付けが簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の縦断面図である。
【図2】同上の横断面図である。
【図3】同上の全体構成を示す正面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】同上の縦断面図である。
【図6】同上の横断面図である。
【図7】同上の本体ケーシングの分解斜視図である。
【図8】同上の本体ケーシング内の部品の分解斜視図である。
【図9】同上の基台ブロックの分解斜視図である。
【図10】同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図11】(a) 同上の脱毛ブロックの分解斜視図 (b) はプレートの他例の斜視図である。
【図12】同上の回転シリンダーの斜視図である。
【図13】同上の回転シリンダーの断面図である。
【図14】同上の回転シリンダーの分解斜視図である。
【図15】同上の回転シリンダーの断面図である。
【図16】同上の回転シリンダー表面の展開図である。
【図17】同上の回転シリンダーとプレートとコームの概略展開図である。
【図18】同上のプレートの拡大断面図である。
【図19】同上の脱毛ブロックの底面図である。
【図20】同上の基台ブロックの平面図である。
【図21】脱毛ブロックの首振り運動を示すもので、(a)は脱毛ヘッドの平面図、(b)は基台ブロックの平面図である。
【図22】脱毛ブロックの首振り運動を示すもので、(a)は脱毛ヘッドの平面図、(b)は基台ブロックの平面図である。
【図23】脱毛ブロックの首振り運動を示すもので、(a)は脱毛ヘッドの平面図、(b)は基台ブロックの平面図である。
【図24】同上のプレート形状を示す拡大平面図である。
【図25】他例を示すもので、(a)は部分縦断面図、(b)は部分横断面図である。
【図26】同上の分解斜視図である。
【図27】プレートの開口部と爪の大きさを示す断面図である。
【図28】(a)(b)は夫々プレートの異なる例の断面図である。
【図29】別の例の縦断面図である。
【図30】同上の横断面図である。
【図31】他例の脱毛ヘッドの断面図である。
【図32】他の実施形態の一例の平面図である。
【図33】同上の正面図である。
【図34】同上の横断面図である。
【図35】同上のフレームの縦断面図である。
【図36】同上の縦断面図である。
【図37】同上の回転シリンダーの斜視図である。
【図38】同上の回転シリンダーの縦断面図である。
【図39】同上の回転シリンダーの分解斜視図である。
【図40】同上の回転シリンダーの分解斜視図である。
【図41】同上の回転シリンダーの部分斜視図である。
【図42】同上の脱毛主体ユニットの分解斜視図である。
【図43】同上のプレートの他例を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図44】同上の脱毛用の爪の配置を示す展開図である。
【図45】同上のプレートの別の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 本体ハウジング
2 脱毛ヘッド
4 回転シリンダー
32 プレート
32a 開口部

Claims (39)

  1. 回転駆動される円筒状の回転シリンダーに開閉駆動される脱毛用の爪を設けて、該爪で挟持した毛を回転シリンダーの回転で引き抜く脱毛装置において、回転シリンダーの外周面に添った曲面を有して回転シリンダーの外部露出面を覆うプレートを設けるとともに該プレートに複数の開口部を設けてこれら開口部に回転シリンダーの脱毛用の爪を臨ませるとともに、上記開口部は回転シリンダーの回転方向における長さが上記脱毛用の爪の同方向における長さより大であることを特徴とする脱毛装置。
  2. プレートの曲面は回転シリンダーの半径以上の曲率半径を持つことを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  3. プレートの曲面の中心と回転シリンダーの回転中心とが一致していることを特徴とする請求項1または2記載の脱毛装置。
  4. プレートは金属の薄板で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  5. プレートは開口部に向かって板厚が薄くなっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  6. プレートは肌と接触する表面にフッ素樹脂を含有する塗装面を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  7. プレートはその外面側の表面に凹凸を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  8. プレートを回転シリンダーの回転軸と直交する方向に振動させる振動手段を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  9. プレートに設けた開口部は回転シリンダーの回転方向の長さが回転シリンダーの軸方向における幅と同じかそれ以上の長孔であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  10. プレートに設けた開口部は回転シリンダーの回転方向に平行な長孔であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  11. プレートに設けた開口部間の桟の回転シリンダーの回転軸方向における幅が開口部の幅よりも小であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  12. プレートに設けた開口部は脱毛操作の際に肌に沿って動かす方向の先端側の一端の幅が広くなっていることを特徴とする請求項9記載の脱毛装置。
  13. 回転シリンダーに設けられた複数の脱毛用の爪は回転シリンダーの回転方向に間隔をおいて配されて、回転シリンダーの1回転中にプレートの開口部内で爪の開閉動作が1回以上行われるものであることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  14. プレートは回転シリンダーの回転軸方向に振動するものであることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  15. 開口部は回転シリンダーの回転方向とほぼ平行な側縁に凹凸を備えていることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  16. プレートは回転シリンダーに弾性接触していることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  17. 回転シリンダー上に設けられた脱毛用の爪は、回転シリンダーの軸方向にスライドするロッドによって開閉されるものであることを特徴とする請求項記1記載の脱毛装置。
  18. 回転シリンダー上に設けられた脱毛用の爪はその外周縁が回転シリンダーの外周面より突出していることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  19. 回転シリンダー上に設けられた複数の脱毛用の爪が回転シリンダーの回転軸方向において間隔をおいて配されており、プレートに設けられた開口部は上記爪の間隔と同間隔で上記軸方向に並んでいることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  20. 回転シリンダーに設けた脱毛用の爪は回転シリンダーの軸方向において対向する一対の可動爪もしくは可動爪と固定爪とからなり、可動爪は回転シリンダーの 両端に配したカムによって駆動される開閉部材に一端を係合させてカムによる開閉部材の作動によって爪が開閉動作を行うものであることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  21. プレートに設けられて回転シリンダーの回転軸方向に並ぶ複数の開口部は中央部の開口部が両端の開口部よりも上記回転軸方向の幅が大であることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  22. 回転シリンダーの回転で開口部を通過する脱毛用の爪の数を両端の開口部より中央部の開口部で多くしていることを特徴とする請求項21記載の脱毛装置。
  23. 開口部の開口幅が異なるプレートに取り換え自在としていることを特徴とする請求項1または21記載の脱毛装置。
  24. 回転シリンダーの回転軸方向における開口部の数が異なるプレートに取り換え自在としていることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  25. プレートはその外面側に回転シリンダーの回転軸方向に櫛状突起が並ぶコームを備えていることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  26. コームはプレートを保持するとともに回転シリンダーを囲んでいるヘッドフレームと一体であることを特徴とする請求項25記載の脱毛装置。
  27. コームの櫛状突起は回転シリンダーの軸方向においてプレートの開口部間の桟の位置にあることを特徴とする請求項25または26記載の脱毛装置。
  28. コームの櫛状突起先端とプレートの曲面の頂部との間が回転シリンダーの軸方向に伸びる凹空間となっていることを特徴とする請求項25記載の脱毛装置。
  29. コームはプレートに対してフロート自在となっていることを特徴とする請求項25記載の脱毛装置。
  30. コームはプレートに対して高さ切り替え自在となっていることを特徴とする請求項25記載の脱毛装置。
  31. 回転シリンダーを肌面と直交する方向の軸回りに揺動させる首振り機構を備えていることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  32. 揺動軸は回転シリンダーの有効幅の中央に位置していることを特徴とする請求項31記載の脱毛装置。
  33. 平行並列に配された複数の回転シリンダーの中央に揺動軸が位置していることを特徴とする請求項31記載の脱毛装置。
  34. 回転シリンダーとこの回転シリンダーへの回転動力伝達用のギアとを保持している脱毛ヘッド全体を軸回りに揺動させていることを特徴とする請求項31記載の脱毛装置。
  35. 駆動源から脱毛ヘッドに至る回転動力伝達部材中に、揺動軸と同軸のフェイスギアを設けていることを特徴とする請求項34記載の脱毛装置。
  36. フェイスギアに揺動駆動用の偏芯カムを設けていることを特徴とする請求項35記載の脱毛装置。
  37. 偏心カムと係合して偏心カムの回転で揺動するリンクアームを揺動軸回りに回転自在となっている脱毛ヘッドに連結して首振り機構としていることを特徴とする請求項36記載の脱毛装置。
  38. プレートは脱毛ヘッドの肌面側に位置して脱毛ヘッドと共に揺動していることを特徴とする請求項31記載の脱毛装置。
  39. 脱毛ヘッドは回転シリンダーの軸方向と直交し且つ肌面と平行な方向の抜け止め用の軸が挿通されていることを特徴とする請求項31記載の脱毛装置。
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