JP2005046331A - 脱毛装置 - Google Patents

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秀一 末吉
Toshihiro Takeuchi
利浩 竹内
Tomoyuki Inoue
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Abstract

【課題】 肌当て部材のような部材によって脱毛しようとする肌面が脱毛手段を外表面に有する回転部材から離れすぎて脱毛効率が悪く且つ痛みが大きくなるのを防止すると共に、回転部材が肌面に接触して肌を傷めるのを防止するのを容易に達成可能な脱毛装置をを提供する。
【解決手段】 回転シリンダー8に開閉駆動される脱毛用の爪(86,88)を複数設けて、該爪で挟持した毛を回転シリンダー8の回転で引き抜く脱毛装置において、回転シリンダー8の外部露出面の外側に該外部露出面を跨ぐように弾性を有するワイヤー91を配設した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、美容などの目的のために体毛を除去するのに使用される脱毛装置に関するものである。
従来から、回転駆動される部材に毛の挟持部材を設けて、挟持した毛を回転運動によって引き抜く脱毛装置が知られている(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。通常このような脱毛装置は、回転駆動される回転シリンダーを収容したヘッドフレームに毛の挟持部材(例えば爪)を備えた回転部材の外部露出面を露出させる上開口を形成し、この上開口から露出する回転部材の外部露出面を肌面に押し当てて脱毛する、または、対向する回転部材間にて毛を直接挟み込んで脱毛するものである。
このような脱毛装置においては、回転部材や毛の挟持部材が直接肌に接触すると肌を傷めてしまうおそれがあるために、毛の挟持部材を備えた回転部材に直接接触しないようにする肌当て部材を保護部材として配設するものである。
しかし、上記従来例の脱毛装置にあっては、特許文献1、特許文献3においては、回転部材を覆うようにその外側に肌当て部材を配設しているものの、このような肌当て部材は容易に撓むものではないとともに回転部材の外表面から離れた位置に配置されるため、脱毛しようとして脱毛装置を肌面に押し当てた際に肌当て部材にて肌面と回転部材の外表面との距離が離れてしまい、脱毛効率が悪いと共に毛先を引っ張って脱毛することとなって痛みも大きくなるものであった。また、特許文献2に示すものは、回転部材の外表面に設けた爪の間に肌当て部材が位置するように設けてあるが、このものにおいても肌当て部材が容易に撓んだりして肌面になじむものではないため、肌面と回転部材の外表面との距離が離れてしまう惧れがあり、更にこの場合には回転部材の爪と爪との間に肌当て部材を配置するスペースをとる必要があり、前記スペースがない回転部材にこのような肌当て部材を設けることはできないものであった。
特開平2−29208号公報 特開平6−38830号公報 特開2003−47521号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、肌当て部材のような部材によって脱毛しようとする肌面が脱毛手段を外表面に有する回転部材から離れすぎて脱毛効率が悪く且つ痛みが大きくなるのを防止すると共に、回転部材が肌面に接触して肌を傷めるのを防止するのを容易に達成可能な脱毛装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために請求項1に係る発明にあっては、回転駆動される円筒状の回転シリンダー8に開閉駆動される脱毛用の爪(86,88)を複数設けて、該爪(86,88)で挟持した毛を回転シリンダー8の回転で引き抜く脱毛装置において、回転シリンダー8の外部露出面の外側に該外部露出面を跨ぐように弾性を有するワイヤー91を配設して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、脱毛しようとする肌面が回転シリンダー8から離れすぎて脱毛効率が悪く且つ痛みが大きくなるのを防止すると共に、回転シリンダー8が肌面に接触して肌を傷めるのを防止することが容易にできる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、ワイヤー91を環状に形成して内部に回転シリンダー8を挿通して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、複数のワイヤー91を一本ずつ取り付ける必要がなくなり、またワイヤー91の端部が外れて回転シリンダー8から外れるといったこともない。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、ワイヤー91を略U字状に形成して内部に回転シリンダー8を挿通して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、複数のワイヤー91を一本ずつ取り付ける必要がなくなる。
本発明にあっては、脱毛しようとする肌面が回転部材から離れすぎて脱毛効率が悪く且つ痛みが大きくなるのを防止すると共に、回転部材が肌面に接触して肌を傷めるのを防止することが容易にできる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。本実施形態の脱毛装置は、図3〜図8に示すように手で把持することができるサイズに形成しているとともに駆動源であるモータ15を内蔵している本体ケーシングC上に、回転シリンダー8を備えた脱毛ヘッドHを着脱自在に設けたもので、回転シリンダー8には開閉して毛を挟持する複数の爪(図9に示す可動爪86、固定爪88)で構成した脱毛手段を設けており、回転シリンダー8の軸回り回転に伴って脱毛手段が毛を挟持して引き抜くものとなっている。
前面にスイッチ22が配されている本体ケーシングCは図7に示すように前後に二つ割りした半割ケーシング10,10をビス(図示せず)により接合するとともにこの半割ケーシング10,10にカバー12を被せて取り付けて外殻が構成してあり、その上端開口部はモータ15等を保持して本体ケーシングC内に納められた後述するモータケース13の上面部で閉じられており、本体ケーシングCの下端には電源ジャック21を備えている。なお、本体ケーシングCに電源である電池を内蔵したものであってもよい。前方側の半割ケーシング10にはスイッチ22が突没自在に露出するように設けてあり、このスイッチ22によってモータ15がON・OFFされるように本体ケーシングC内に収容されるスイッチ22機器が動作される。なお、図7中の符号23はダイオード板を、24はスイッチ板を、25は温度ヒューズを、26はスイッチ基台を、27はスイッチ金具を、28はクリックバネを示す。
上面部にフック連結部14を備えている上記モータケース13は、図7に示すように下方に開口する略コ字状をしたもので、内部のモータ内装部13aに下方からモータ15が嵌め込まれている。このモータケース13の左右側方にはリブ部13bが設けてあり、半割ケーシング10の両側端部内面の上下に突設した突起板10aの間に前記リブ部13bを嵌め込んで本体ケーシングC内に収容される。モータケース13の上面のフック連結部14は、図7、図5に示すように、モータケース13の上面部中央部に設けたトンネル用突部14aと、その左右両側部に配置される一対の操作釦枠17,17とからなるもので、トンネル通路を有しているトンネル用突部14aの上面部には上下に挿通する孔14bを設けてある。
平面視略矩形をした各操作釦枠17は、図7、図5等に示すように、その外側片部から外側方に向けて押操作部17aを突設し、内側片部の内面に支持フック17bを突設し、内側片部の上方にストッパ用突部17cを上方に向けて突出したもので、トンネル用突部14aのトンネル通路内にスライド自在にはめ込むとともにストッパ用突部17cを孔14b内にスライド自在に係合させることで、トンネル用突部14aに装着される。ストッパ用突部17cが孔14bの縁に当たることで抜け止めされた一対の操作釦枠17,17間には、トンネル通路内において保持ばね18を介装してあり、該保持ばね18によって両操作釦枠17,17は外側に向けて弾性付勢される。そして両操作釦枠17,17の押操作部17aは本体ケーシングCの側方(左右方向)に設けた孔19を通じて本体ケーシングCの外側方に突出する。
脱毛ヘッドHは、脱毛手段となる回転シリンダー8を備えた脱毛ブロックDと、前記脱毛ブロックDの回転シリンダー8に上述した本体ケーシングCのモータ15の出力を伝達する駆動ブロックKとからなるもので、以下に説明する。
駆動ブロックKは、図8、図5等に示すように、駆動ケース31及び連結ケース36と、ピニオン継手41、駆動ギア46、偏芯カム76とで主体が構成される。駆動ケース31及び連結ケース36は、脱毛ヘッドHを本体ケーシングCに取り付けた時に本体ケーシングCの上端部の上方に開口する収容凹所20(図7参照)内に収容されるもので、その平面視における外郭形状が本体ケーシングCの外郭形状よりも若干小さな外郭形状となっている。これら駆動ケース31及び連結ケース36は、前記外郭形状をしたそれぞれの筒状側面部32,37内に内部空間を仕切る板部33,38をそれぞれ有するような形状をしたもので、下側に連結ケース36、上側に駆動ケース31を配置し、連結ケース36のネジ挿通穴38aに下方より固着ネジ38bを挿通して駆動ケース31のネジ固着穴32aに螺着することで駆動ケース31と連結ケース36を固定する。固定した駆動ケース31及び連結ケース36内の空間にはピニオン継手41、駆動ギア46が収容される。
ピニオン継手41は、図8、図5等に示すように、フランジ部42を有すると共にフランジ部42の上下にそれぞれ継手接続部43と歯車部44を形成したものである。継手接続部43は、フランジ部42の下側に突出した略円筒状のもので、その内部にモータ15の出力軸に固定したピニオン16が嵌り込む凹所43aが形成してあり、脱毛ヘッドHを本体ケーシングCに取り付けた時に前記ピニオン16が凹所43aに嵌り込んで連結される。また、歯車部44は、フランジ部42の上側に突出する円柱又は円筒状のもので、外周面に後述する駆動ギア46と噛み合う歯車44aが形成してある。駆動ギア46は、下側に外周側面に前記ピニオン継手41の歯車44aと噛み合う歯車47aを形成した歯車部47と、上側に上端部にフェイスギア48aを設けたフェイスギア部48とからなる。
ピニオン継手41の駆動ケース31及び連結ケース36内への収納について説明する。連結ケース36の板部38には、ピニオン継手41の歯車部44の外径とほぼ同径または若干大径で且つフランジ部42よりも小径の挿通穴38c(図8参照)を形成してあり、また駆動ケース31の板部33には、平面視において前記挿通穴38cの中心に対応する部分に下方に開口する軸挿入穴33a(図8参照)が形成してある。また、ピニオン継手41の上側の歯車部44には、その中心に上方に開口する軸挿入穴(特に図示せず)が形成してあり、図8、図4等に示すピニオン継手支持軸40の下端部を前記ピニオン継手41の特に図示しない軸挿入穴に挿入するとともにピニオン継手支持軸40の上端部を前述した駆動ケース31の軸挿入穴33aに挿入し、ピニオン継手41のフランジ部42を連結ケース36の板部38の前述した挿通穴38cの周辺上面に載置させてピニオン継手41の継手接続部43を板部38より下方に突出させる。
次に、駆動ギア46の駆動ケース31及び連結ケース36内への収納について説明する。駆動ケース31の板部33には、駆動ギア46のフェイスギア部48の径よりも大径の挿通穴33bを形成してあり、また連結ケース36の板部38には、前記挿通穴38bの中心に対応する部分に上方に開口する軸挿入穴(特に図示せず)が形成してある。また、駆動ギア46には平面視中心部に軸挿通穴(特に図示せず)が形成してあり、駆動ギア支持軸49を前記駆動ギア46の特に図示しない軸挿通穴に挿入するとともに駆動ギア支持軸49の下端部を前述した連結ケース36の特に図示しない軸挿入穴に挿入し、駆動ギア支持軸49の上端部を後述する基台61の下端部に設けた軸挿入穴に挿入し、駆動ギア46のフェイスギア部48を駆動ケース31の板部33から上方に臨ませた状態とする。このとき、駆動ギア46の歯車部47とピニオン継手41の歯車部44とが噛み合った状態となり、モータ15の出力軸に固定したピニオン16が回転するとこのピニオン16と連結されたピニオン継手41及び、ピニオン継手41と噛み合った駆動ギア46が回転するようになっている。
脱毛ブロックDは、図8、図4〜図6等に示すように、回転シリンダー8及び該回転シリンダー8を保持するシリンダー取付基台51,56と、このシリンダー取付基台51,56を固定するための基台61とで主体が構成される。基台61は、平面視における外郭形状が上記本体ケーシングCの外郭形状とほぼ同様で、この外郭形状をした筒状側面部62内に内部空間を仕切る板部63を有する形状となっており、下側には上述した駆動ブロックKが連結される駆動ブロック連結部64及び、駆動ブロックKとの間に収容される偏芯カム76の収容部63aが設けてあると共に、上側にシリンダー取付基台51,56が固定される。駆動ブロック連結部64は、上述した駆動ブロックKの駆動ケース31の筒状側面部32の内壁に隙間を介して挟まれるように基台61の両側部から下方に向けてそれぞれ突起部64aを突設して形成したもので、この両突起部64aには二本のガイド棒60を挿通して架設するための挿通穴64bを二か所ずつ形成すると共に、駆動ケース31の筒状側面部32の前記挿通穴64bに対応する部分にそれぞれ前記ガイド棒60が挿通されるガイド棒挿通孔34を形成し、二本のガイド棒60を前記挿通穴64b,ガイド棒挿通孔34にそれぞれ連通させることで駆動ケース31及び基台61を連結してある。これにより、基台61の両突起部64aは駆動ケース31の筒状側面部32内に隙間を介して挟まれた状態となっているため、前記隙間の範囲内で基台61が駆動ケース31に対して往復動可能となる。また、このように連結される基台61と駆動ケース31との間には偏芯カム76が収容されて、前述したように駆動ケース31に対して基台61を往復動させるのであるが、これについては後述する。
基台61の上側に取り付けられるシリンダー取付基台51,56は、図8等に示すように、回転シリンダー8の回転軸80を左右方向側部にて支持する支持側板52,57をそれぞれ有するもので、両シリンダー取付基台51,56はそれぞれ基台61にネジからなる固着具(図示せず)にて固着される。この両シリンダー取付基台51,56の支持側板52,57の上半部の中央部には、回転シリンダー8の回転軸80の端部が嵌入される凹部57aが設けてあり、回転シリンダー8の中心部を挿通した前記回転軸80を前記両凹部57aで支持して回転シリンダー8を回転自在に設けるものである。また、両シリンダー取付基台51,56の下半部には、後述する連結ギア66の回転軸69の端部が嵌入される凹部53a,58がそれぞれ設けてあり、この例は一方のシリンダー取付基台51においては支持側板52の下端部から他方のシリンダー取付基台56へ伸びる延設部53に連結ギア用凹部53aを設けると共に、他方のシリンダー取付基台56においては支持側板57の下半部に連結ギア用凹部58を設けてある。そして、連結ギア66の中心部を挿通した連結ギア用の回転軸69を両連結ギア用凹部53a,58で支持して連結ギア66を回転自在に設けるものである。
連結ギア66には、図8等に示すように大径の大歯車67と小径の小歯車68が形成してあり、連結ギア66がシリンダー取付基台51,56及び基台61に回転自在に設けられた時に、基台61の板部63に形成した挿通開口65を介して連結ギア66の大歯車67の下端部の歯面が下方に露出して、上述した駆動ブロックKの上方に臨む駆動ギア46のフェイスギア部48と噛み合うものである。またこの大歯車67は、上方側にて回転シリンダー8の回転軸80方向の側端部に形成した歯車部8aと噛み合っており、モータ15の回転によってピニオン16、ピニオン継手41、駆動ギア46、連結ギア66、回転シリンダー8の順に回転力が伝達されるものである。そして更に、この連結ギア66から偏芯カム76にも回転力が伝達される。
偏芯カム76は、図8、図4〜図6等に示すように、基台61と駆動ケース31との間に収容されるもので、上面にフェイスギア77を形成した略円盤状をしており、円盤本体の外郭円の中心から偏芯した位置に下方に向けてカム凸部78を突設してある。この偏芯カム76は、基台61の下面に設けた収容部63a(図8参照)内に嵌め込まれ、基台61の板部63に形成した挿通開口65を介してフェイスギア77を上方に臨ませると共に、挿通開口65を介して上端部をシリンダー取付基台51に嵌め込んだ回転軸79によって回転自在に配設される。この偏芯カム76のフェイスギア77は連結ギア66の小歯車68に噛み合い、また、下方に突出するカム凸部78は駆動ケース31の板部33の上面に設けた長孔(特に図示せず)内に挿入される。前記長孔は、巾(即ち左右方向長さ)がカム凸部78の径とほぼ同じであると共に、その長手方向は上述したガイド棒60の長手方向(即ち基台61と駆動ケース31の往復動方向であり、図8の左右方向)と直交する方向にカム凸部78の径よりも長く形成してある。これにより、連結ギア66が回転すると偏芯カム76が回転され、偏芯カム76は基台61に対して位置を変えないで回転するとともに、偏芯カム76の下側に設けたカム凸部78が基台61に対して偏芯回転することとなり、カム凸部78が長孔に挿入された駆動ケース31は、基台61に対してガイド棒60方向に往復動する。ここでは、駆動ケース31(駆動ブロックK)は本体ケーシングCに対して固定されるため、本体ケーシングCに対して相対的に基台61及び回転シリンダー8(脱毛ブロックD)が往復動することとなる。
また、偏芯カム76の回転により周期的に往復動する脱毛ブロックDを付勢している両側のばね30,30(図4、図5、図8等参照)は、往復運動の端点での慣性力を吸収するものであり、衝突を防いで衝突音等の騒音を小さくする。
また、脱毛ブロックDには、基台61より上側にシリンダー取付基台51,56及び回転シリンダー8を覆うヘッドフレーム71が取り付けられるが、これについては後で詳述する。
このように、駆動ブロックKに対して回転シリンダー8の軸方向に脱毛ブロックDを往復移動自在に取り付けている脱毛ヘッドHは、連結ケースの下面に設けたフック39,を、前記実施例で示した本体ケーシングCのフック連結部14に連結することで本体ケーシングCに取り付けられる(図5、図7、図8参照)。このように脱毛ヘッドHを本体ケーシングCに対して取り付けた状態ではピニオン16がピニオン継手41に噛み合う。脱毛ヘッドHを取り外すに当たっては、上記と逆に操作部72bを押すことで支持フック17bをフック39から外すことができるので、この状態で脱毛ヘッドHを引き離せばよい。
次に、回転シリンダー8について説明する。回転シリンダー8は、図9に示すように、一対の略円筒部材81,82を回転軸80方向に連結することで形成されたもので、その外周面には周方向に複数箇所(図示例では45°の間隔を置いて8箇所)の凹部83a,83bを備えて、各凹部83内に脱毛用主体ユニット84が嵌め込まれている。
脱毛用主体ユニット84は、図10、図9に示すように、支点板85と、複数(図示例では4枚)の可動爪86と、支点止め部材87と、固定爪88とからなるもので、この固定爪88は図10に示すように二枚を一組として一体に形成したものとなっている。
支点板85は支点止め部材87の嵌め込み用の角孔85aと、可動爪86嵌め込み用の角孔85bとを備えており、支点止め部材87の下面に設けた突起87aを固定爪88に設けた孔88aを通じて、支点板85の角孔85aに圧入固定することで、固定爪88の固定も同時に行う。固定爪88を二つ一組とすることで組立を簡単にしているものであり、特に回転シリンダー8の周方向に脱毛用主体ユニット84を複数配置する場合、回転軸80と直交する長さを小さくすることができるために、回転シリンダー8の外径も小さくすることができる。
また、支点止め部材87の上面部87bは半円形状になっていて皮膚保護の役割を果たしており、可動爪86及び固定爪88が直接肌に当たることによって起こる肌の削れ等を防止している。
可動爪86は両端の突起86bを支点止め部材87の両端に設けたリブ87cにフック係合することで固定爪88の脇に組み付けられる。この時、二枚組が一体に形成された固定爪88に対して、可動爪86は一枚ずつ独立したものを用いるとともに、一体となっている二枚の固定爪88に対しては、同じ側に可動爪86が位置するように、二枚の可動爪86は固定爪88の孔88a内に位置させる。
上記のように一つのユニットとして組み立てられた脱毛用主体ユニット84は、回転シリンダー8の各凹部83aに挿入した軸84(図9参照)を図10に示す支点止め部材87の孔87dと各可動爪86の孔86aとに挿通して、該軸84の先端部を他端の回転シリンダー8の凹部83aに嵌め込むことで装着される。
ここで脱毛用主体ユニット84の二組の固定爪88は等間隔になっていて、毛を挟持する際に把持位置のバランスが良いため、脱毛効率を高くすることができ、さらに円周方向に設けた各爪列の把持位置が等間隔になっているので、狙った毛を抜きやすくなっている。
また、回転シリンダー8における一方の回転シリンダー8には、周方向に複数の凹部83bを形成して、これらの凹部83bに開閉レバー89を周方向において複数挿入してある。
そして、各開閉レバー89には、回転シリンダー8に脱毛用主体ユニット84を装着した時、可動爪86の突片86bが係合することになる溝89bを設けてある。このとき、回転シリンダー8側から挿入した開閉レバー89は可動爪86の突片86bと係合する。このように、開閉レバー89の移動で2対の脱毛用の可動爪86を固定爪88に対し同時に接近・離間させることができるため、簡単な部品構成で組立も容易なものとなる。
また、回転シリンダー8の回転軸80方向の両端面と開閉レバー89の押圧部89aとの間には、板ばねで形成した復帰ばね90を配置してある(図9,図8参照)。復帰ばね90は、回転シリンダー8の軸方向外側に向けて付勢している。
そして、開閉レバー89を外側から押す力が作用しないとき、可動爪86はその突片86bが外側に押されることで支点板85の角孔85cの孔縁を支点として回動して支点止め部材87に位置決めされた固定爪88から離れ、また、開閉レバー89の押圧部89aに外側から外力が加わると、可動爪86はその突片86bが内側に押されることで支点板85の角孔85cの孔縁を支点として回動して固定爪88に押し当てられる。このように、回転シリンダー8の軸方向端面に板ばねからなる復帰ばね90を配置して、全ての開閉レバー89を復帰ばね90で外側へ付勢しているために、組立易く且つ安価な回転シリンダー8を得ることができるものとなっている。
このように形成された回転シリンダー8は、回転シリンダー8に挿通した回転軸80の両端がシリンダー取り付け基台51,56に設けている凹部で支持されることで、回転軸80回り回転が自在な状態に保持されている。
以上のように構成された脱毛装置においては、脱毛ヘッドHを本体ケーシングCに取り付けた状態でモータ15を駆動すれば、上述したように回転シリンダー8が回転する。回転シリンダー8が回転すると、シリンダー取付基台51,56にカム軸8cによりカム8bを回転自在に設けてあるため(図8参照)、カム8bの位置にきた開閉レバー89はカム8bに押されて復帰ばね90に抗して内側に押され、開閉レバー89が可動爪86の下部の突片86bを内側に押す。下端部が内側に押されて回転する可動爪86は、それぞれ固定爪88に押し当たるものであり、可動爪86と固定爪88との間に導入された毛は挟持される。そして、この毛を挟持した状態で回転シリンダー8がさらに回転することで毛が引き抜かれる。また、回転シリンダー8の回転により次の開閉レバー89がカム8bの所に至ってカム8bにより押圧され、上記と同様に毛を挟持して引き抜く。
加えるに、回転シリンダー8が回転して脱毛を行っている時、ギアから歯車にも回転が伝達されて偏芯カム76が回転し、この回転で前述のように脱毛ブロックDが駆動ブロックKに対して回転シリンダー8の回転軸80方向に周期的に往復移動する。この往復移動により、脱毛ブロックDの回転シリンダー8に設けた固定爪88と可動爪86とによる毛の挟持位置が変化するために、肌の全面の毛を抜くことができるものである。
次に、脱毛ヘッドHに設けるヘッドフレーム71について説明する。ヘッドフレーム71は、図1、図3に示すように、下方に開口する大略箱状をすると共に、上端部に回転シリンダー8の上側を露出させるための上開口71aを有するもので、脱毛ブロックDの基台61に着脱自在に取り付けられる。なお、このヘッドフレーム71の着脱については、図8、図5に示すように、係止部72aを有する釦部72をその操作部72bが基台61の側部に形成した挿通口61a(図8参照)から外部に突没自在に突出するように基台61に対して抜け止された状態で設けられ、この釦部72の係止部72aに係止される被係止部71bをヘッドフレーム71の下端部に形成してあり、これによりヘッドフレーム71を着脱自在に取り付け可能となっている。なお、図4、図5、図8中の符号73は釦部72を戻すばねを示す。
ヘッドフレーム71には、上記上開口71aから外部に露出している回転シリンダー8の外部露出面のすぐ外側にリブ74(図1参照)が架設されると共に、この上開口71aを跨ぐようにワイヤー91(図1、図6等参照)が配設される。リブ74は、ヘッドフレーム71の左右方向(即ち回転シリンダー8の回転軸80方向)を長手方向として前後に二本設けてあり、またワイヤー91は弾性(又は可撓性)を有する断面略円形状をした線材であり、側面視(左右方向視)において下向きに開口する略U字状となるようにその端部をヘッドフレーム71に取り付けて設けてある。ワイヤー91の端部は図1に示すように環状に形成して取り付け部91aを設けてあり、ヘッドフレーム71の上開口71aの下縁よりも下側の内壁面に形成したフック75に前記取り付け部91aを引っ掛けて取り付けてある。また、図2に示すように、ワイヤー91はリブ74の外側に形成した凹部74aに嵌り込んで位置決めされる。
ワイヤー91は、左右方向(回転シリンダー8の回転軸80方向)に複数設けてあり、毛を挟持する対をなす爪(即ち可動爪86と固定爪88)の隣接する爪の対間、特に、本実施形態では爪の挟持範囲(可動爪86のストローク)外に位置する支点止め部材87の上面部87b部分に配置し、爪による脱毛の妨げにならないようになっている。
このようにワイヤー91を配置したことで、脱毛しようとして回転シリンダー8を肌面に押し付けた際、弾性を有するワイヤー91が撓んで肌面と回転シリンダー8の上記ヘッドフレーム71の上開口71aから露出する外部露出面とで挟まれて、ワイヤー91が介在する部分では肌面と回転シリンダー8の外部露出面とはワイヤー91の径だけ離れた状態となる。すなわち、従来例のように例えば板のような剛性の高い部材を肌当て部材としてワイヤー91の代わりに配置すると、回転シリンダー8の外部露出面を肌面に押し付けた際に肌当て部材は撓まず、通常、前記のような肌当て部材は回転シリンダー8の外部露出面からワイヤー91の径より長い長さ突出するように形成してあるため、肌面と回転シリンダー8の外部露出面との間の距離はワイヤー91の径よりも長くなり、脱毛効率が悪いと共に毛先を引っ張って脱毛することとなって痛みも大きくなるが、本願のようにワイヤー91を用いることで、肌面と回転シリンダー8の外部露出面との距離が短くなって、脱毛効率が向上すると共に毛の根元近傍を引っ張るため痛みも小さくなる。またこの時、肌面と回転シリンダー8の外部露出面とはワイヤー91が介在する部分でワイヤー91の径の長さ分離れることとなって、肌面と回転シリンダー8の外部露出面とが直接接触しないため、肌を傷つけることもない。また、ワイヤー91を設けていない部分は、肌面と回転シリンダー8の外部露出面とが接触する惧れがあるが、ワイヤー91間の距離が短くなるように配置することで、肌面と回転シリンダー8の外部露出面とがワイヤー91の径の長さよりは接近するものの接触するのを阻止することができ、このようにワイヤー91を用いることでワイヤー91間の距離の設定がし易くなる。また、本願では弾性を有するワイヤー91を回転シリンダー8の外部露出面の外側に配置するため、上述した特許文献2のもののように回転シリンダー8の爪の間に肌当て部材を配置するスペースがない既存の脱毛装置であっても(即ち本実施形態では爪の間には支点止め部材87が位置していてワイヤー91を爪(86,88)の間に配置するスペースがない)、回転シリンダー8の外部露出面からワイヤー91の径の長さ分肌面を離すことが容易にできる。
次に、ワイヤー91の他例について図11に基づいて説明する。なお、本例は上例と大部分が同じであるため、同じ部分については同符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。本例は、ワイヤー91を環状にして肌当て部材を形成し、その内部に回転シリンダー8が挿通された状態としてワイヤー91を配置するものである。
ワイヤー91は、図11に示すように、下端部がワイヤー取付基台92に埋設固定され、複数のワイヤー91が上例のワイヤー91と同様の配置となるように設けられる。ワイヤー取付基台92は、上述したシリンダー取付基台51の延設部53の上に載置固定するもので、ワイヤー取付基台92に設けた突起92aをシリンダー取付基台51に形成した凹部53bに嵌め込んで固定する。
このようにすることで、複数のワイヤー91を一本ずつ取り付ける必要がなくなり、また、ワイヤー91が環状であるとともにワイヤー91をワイヤー取付基台92に埋設固定してあるためワイヤー91の端部が外れて回転シリンダー8から外れることもない。
次に、更に他例について図12に基づいて説明する。なお、本例においても同じ部分については同符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。本例は、下向きに開口した略U字状のワイヤー91の下端部をワイヤー取付基台93にそれぞれ埋設固定したものである。複数のワイヤー91の配置については上例と同様である。このワイヤー取付基台93においても、シリンダー取付基台51の延設部53の上に載置固定するもので、ワイヤー取付基台93にそれぞれ設けた突起93aをシリンダー取付基台51に形成した凹部53bに嵌め込んで固定する。
このようにすることで、複数のワイヤー91を一本ずつ取り付ける必要がなくなり、また、ワイヤー91の端部をワイヤー取付基台93に埋設固定してあるためワイヤー91の端部が外れて回転シリンダー8から外れることもない。
本発明の脱毛装置の一実施形態を示し、(a)はフレームケースの斜視図であり、(b)はワイヤーの正面図である。 同上におけるフレームケースのリブへのワイヤーの接触状態を示す断面図である。 同上の脱毛装置の正面図である。 同上の正面断面図である。 同上において脱毛ヘッドを本体ケーシングから取り外した状態を示す正面断面図である。 同上の脱毛装置の側断面図である。 同上の本体ケーシングの分解斜視図である。 同上の脱毛ヘッドの分解斜視図である。 同上の回転シリンダーの正面断面図である。 同上の可動爪、支点止め部材、固定爪、支点板の取り付けを説明する分解斜視図である。 ワイヤーを取り付けたワイヤー取付基台とシリンダー取付基台の取り付けの一例を説明する分解斜視図である。 ワイヤーを取り付けたワイヤー取付基台とシリンダー取付基台の取り付けの他例を説明する分解斜視図である。
符号の説明
71 ヘッドフレーム
71a 上開口
91 ワイヤー

Claims (3)

  1. 回転駆動される円筒状の回転シリンダーに開閉駆動される脱毛用の爪を複数設けて、該爪で挟持した毛を回転シリンダーの回転で引き抜く脱毛装置において、回転シリンダーの外部露出面の外側に該外部露出面を跨ぐように弾性を有するワイヤーを配設して成ることを特徴とする脱毛装置。
  2. ワイヤーを環状に形成して内部に回転シリンダーを挿通して成ることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  3. ワイヤーを略U字状に形成して内部に回転シリンダーを挿通して成ることを特徴とする請求項1又は2記載の脱毛装置。
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