JP3885488B2 - 脱毛装置 - Google Patents

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JP3885488B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、美容などの目的のために体毛を除去するのに使用される脱毛装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−8773公報には回転によって脱毛を行う回転シリンダーを肌面と平行な方向に周期的に往復移動させるものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
回転シリンダーの上記往復移動は、脱毛効率の向上に有効であるが、脱毛すべき体の部位によっては、移動量が大きすぎて逆に脱毛効率が悪くなってしまうことがある。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回転シリンダーに体の部位に適した移動量の往復移動を行わせることができる脱毛装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る脱毛装置は、駆動源を内蔵する本体ハウジングと、本体ハウジングに対して着脱自在とされたヘッド内に上記駆動源で回転駆動されるとともに軸方向の往復移動がなされる回転シリンダーを配設するとともに該回転シリンダーに開閉駆動される脱毛用の爪を設けて、該爪で挟持した毛を回転シリンダーの回転で引き抜く脱毛装置において、本体ハウジングに対して選択的に着脱自在な複数のヘッドを備え、これらヘッドに設けられた回転シリンダーはその軸方向の移動ストロークが他のヘッドに設けられた回転シリンダーの軸方向移動ストロークと異なっていることに特徴を有している。
【0006】
移動ストロークが異なる回転シリンダーはその軸方向長さが異なっていたり、あるいは回転数が異なっていたり、あるいはその移動周期が異なっていたりしてもよい。
【0007】
脱毛すべき体毛を考慮すれば、複数のヘッドのうちの1つのヘッドは1つの回転シリンダーを備え、他のヘッドは並列に並んでいる2つの回転シリンダーを備えているものが好ましく、特に並列に並んでいる2つの回転シリンダーはその回転方向が逆であることが好ましい。
【0008】
そして移動ストロークが異なる回転シリンダーを夫々備えたヘッドは本体ハウジング側の同一の出力部から動力を受けるものとするのが好ましく、この場合の出力部は大歯車部と小歯車部とを一体に備えたギアであり、複数のヘッドのうちの1つのヘッドは上記大歯車部から動力を受け、他のヘッドは上記小歯車部から動力を受けるものであるものを好適に用いることができる。
【0009】
また、回転シリンダーを軸方向に往復移動させるカムは各ヘッドに内蔵させておくのが好ましい。さらに、回転シリンダーを内蔵する部材には回転シリンダーの一部を外部に臨ませる開口部を設けて、上記部材の外面の開口部近傍には肌との接触面積を低減させるを設けておくとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態の一例に基づいて説明すると、図示例の脱毛装置は手で把持することができるサイズに形成しているとともに駆動源であるモータ3を内蔵している本体ハウジング1上に回転シリンダー4を備えた脱毛ヘッド2を設けたもので、回転シリンダー4には開閉して毛を挟持する複数の爪5a,6a,36,37で構成した脱毛手段を設けており、回転シリンダー4の軸回り回転に伴って脱毛手段が毛を挟持して引き抜くものとなっている。
【0011】
前面にスイッチSが配されている本体ハウジング1は図7及び図8に示すように前後に2つ割りした半割ケーシング7,7をビス7nにより接合したもので、上端開口部はモータ3や駆動伝達手段を保持して本体ハウジング1内に納められた基台8の上面部で閉じられており、本体ハウジング1の下端には給電用のプラグ9を備えている。なお、本体ハウジング1に電源である電池を内蔵したものであってもよい。
【0012】
上面部にフック連結部10を備えている上記基台8は、モータ内装用基台12とこれの側方開口部にビス131nで固定されるカバー13とからなるもので、モータ内装用基台12の下部のモータ内装部12aに下方からモータ3が嵌め込まれている。そして、カバー13で側方開口部が覆われたモータ内装用基台12の上部内の空間16には過負荷クラッチ18及びギア19が納められており、半割ケーシング7,7内の突起7d,7e間にモータ内装用基台12の支持枠25が嵌め込まれることで本体ハウジング1の内部に配されている。
【0013】
基台8に軸18jで取り付けられた過負荷クラッチ18は、図13に示すように、フェース歯車181と小歯車180とクラッチばね182とからなるもので、小歯車180はその一端部に、嵌め込み部180aと鍔部180bとを備えているとともに、嵌め込み部180aの端面に位置決め突起180cとねじ螺合孔180dとを備えている。フェース歯車181は小歯車180の嵌め込み部180aが回転自在にはめ込まれる孔181aを備えたもので、孔181aの周囲には溝型の係止部181bを放射状に複数個形成してある。
【0014】
クラッチばね182は、周囲の複数箇所からばねアーム片182aを回転方向と反対方向に連出した板ばねであり、中央部には位置決め孔182cとねじ挿入孔182dを備えており、各ばねアーム片182aの先端部には係合突起182bを備えている。
【0015】
小歯車180の嵌め込み部180aをフェース歯車181の孔181aに回転自在にはめ込むとともに鍔部180bを孔181aの外方においてフェース歯車181の外面に当接させ、この状態で、嵌め込み部180aの端面の位置決め突起180cに板ばね182の位置決め孔182cを嵌め込んで位置決めし、ねじ挿入孔182dからねじ183を挿入して小歯車180のねじ螺合孔180dに螺合することでクラッチばね182を小歯車180に取り付けて、クラッチばね182の係合突起182bを係止部181bに弾性的に係止すれば、フェース歯車181に伝達された回転は、クラッチばね182を介して小歯車180に伝達される。そして、ある設定されたトルク以上の動力が伝達されたときには、クラッチばね182に設けた係合突起182dが係止部181bから外れて、小歯車180に対してフェース歯車181が空回りするものであり、このために、ギアに毛を挟んだり、異物をかみ込んでロックしたときにモータ3のトルクを途中で遮断することができて、駆動伝達部の損傷を防止できるものである。
【0016】
モータ内装部12aに装着されたモータ3の出力軸3aは、モータ内装用基台12の孔12bを通じて空間16内に位置し、この部分にピニオン17が固着され、該ピニオン17が上記フェース歯車181に噛み合っている。また、軸19jにより軸支されて基台8の上面部に臨んでいるギア19は、上記小歯車180と噛み合っている。従ってモータ3の回転は、ピニオン17及び過負荷クラッチ18を介してギア19に伝達され、このギア19を通じて後述の脱毛ヘッド2の回転シリンダー4の駆動などが行われる。
【0017】
基台8の上面のフック連結部10は、モータ内装用基台12の上面部中央部に設けたトンネル用突部10aと、一対のスライド枠26,26とからなるもので、トンネル通路を有しているトンネル用突部10aの上面部には孔15bを設けてある。
【0018】
平面視略矩形をした各スライド枠26は、その外側片部から外側方に向けて操作部26aを突設し、内側片部の内面に支持フック261bを突設し、内側片部の上方にストッパ用突部26bを上方に向けて突出したもので、トンネル用突部10aのトンネル通路内にスライド自在にはめ込むとともにストッパ用突部26bを孔15b内にスライド自在に係合させることで、トンネル用突部10aに装着される。ストッパ用突部26bが孔15bの縁に当たることで抜け止めされた一対のスライド枠26,26間には、トンネル通路内においてスプリング26dを介装してあり、該スプリング26dによって両スライド枠26,26は外側に向けて弾性付勢される。そして両スライド枠26の操作部26aは本体ハウジング1に設けた孔7fを通じて本体ハウジング1の外側方に突出する。
【0019】
次に基台ブロック15と脱毛ブロック24とからなる脱毛ヘッド2について説明すると、脱毛ブロック24は、図10及び図11に示すように、脱毛手段を備えた回転シリンダー4と、この回転シリンダー4を支持するシリンダー取り付け基台27及びシリンダーカバー28と、カム29、保持ばね30、ヘッドフレーム31、そして図9に示すベース300とからなる。
【0020】
シリンダー取り付け基台27とその一端部に取り付けられるシリンダーカバー28とは、夫々から上方に向けて突出させた突出支持部27a,28aに設けている軸孔部27b,28bによって、回転シリンダー4に挿通されている軸4bの両端部を支持することで、回転シリンダー4をその軸回りに回転自在に保持しているもので、上記突出支持部27a,28aには夫々角孔状をしたカム挿入孔27c,28cと、カム挿入孔27c,28cの上下縁部に位置する軸支持溝27d,28dとを形成してある。そして、ローラ型のカム29を夫々カム挿入孔27c,28cに嵌め込むとともに、各カム29に挿入したローラ軸29aの上下両端部を軸支持溝27d,28dに嵌め込んで、カム29を水平回転自在に支持している。なお、カム29の一部はカム挿入孔27c,28cから内側に突出している。
【0021】
また、突出支持部27a,28aの外側には保持ばね30を取り付けてある。保持ばね30は、基部の孔30aに挿通するビス301でシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28に固定したもので、その上部には孔部30bを備えており、この孔部30bの上下縁部で上記ローラ軸29aの上下両端を弾性的に押圧している。孔部30bはカム29に対応させたもので、カム29が保持ばね30に接触することがないようにしている。
【0022】
ベース300の上面にビス301で固定されているシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28の両端外面には、ばね280によって外側へ付勢された釦281を配設してある。この釦281は、フレーム31を着脱するためのフック281aを備えたものであり、釦281を押し込めばフック281aがフレーム31のフック掛かリ部31aから外れて、フレーム31を取り外すことができる。
【0023】
また、シリンダー取り付け基台27のシリンダーカバー28側には凹欠部27iを設けて、ここに駆動用歯車40を配置してある。両端部がシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28とで軸支される軸40jで支持された該駆動用歯車40は、回転シリンダー4が備えるギア41gと噛合するとともに、基台ブロック15が備えるギア15cと噛合する。
【0024】
基台ブロック15は図9及び図12に示すように基台本体15aと、基台本体15aの外周を囲む基台カバー155と、基台本体15aの上方に開口した凹所15h内に配したギア15c及び歯車15eとからなるもので、上下方向の軸15fによって支持された歯車15eは、水平方向の軸105jによって支持されたギア15cが備えているフェースギア部に噛み合うもので、偏芯カム15gを一体に備えている。
【0025】
脱毛ブロック24は、この基台ブロック15上に配設されるものであり、脱毛ブロック24のベース300の下面に設けられて上記凹所15h内に位置するリブ27Aが備える孔27Abに基台本体15aを貫通するスライドガイド軸15jを挿通することで、ベース300を、つまりは脱毛ブロック24をスライドガイド軸15jの軸方向にスライド自在に装着している。
【0026】
また、各リブ27Aに設けたばね受け27Aaと凹所15hの両端部内面との間にばね15k,15kを夫々介装してあり、このために脱毛ブロック24は基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に往復移動自在となっているとともに、両方のばね15kによるばね付勢で脱毛ブロック24は基台ブロック15の中央に位置するようにしてある。
【0027】
また、ベース300の下面の中央には凹部27Bを設けているが、この凹部27Bに偏芯カム15gが係合する。偏芯カム15gが偏芯回転する時、偏芯カム15gは凹部27Bの内側面を押してばね15kのばね力に抗して基台ブロック15を往復動させるものであり、このために凹部27Bの回転シリンダー4の回転軸と直交する方向の巾は偏芯カム15gの偏芯量の倍以上として回転軸と直交する方向には移動しないようにしてある。
【0028】
ここで、偏芯カム15gの回転により周期的に往復動する脱毛ブロック24を付勢している両側のばね15k,15kは、往復運動の端点での慣性力を吸収するものであり、衝突を防いで衝突音等の騒音を小さくする。
【0029】
このように、基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に脱毛ブロック24を往復移動自在に取り付けている脱毛ヘッド2は、基台ブロック15の基台本体15aの下面に設けたフック11,11を本体ハウジング1のフック連結部10に連結することで本体ハウジング1に取り付けられる。この取り付けは、操作部26aを押した状態で脱毛ヘッド2の下面の一対のフック11を夫々両スライド枠26の矩形状をした開口内に嵌め込み,この状態で操作部26aの押圧を解除することでスプリング26dのばね力により両スライド枠26が外側に移動して支持フック261bを上記フック11に係止することでなされるものであり、このように脱毛ヘッド2を本体ハウジング1に対して取り付けた状態では大歯車部と小歯車部とを有している歯車19の小歯車部がギア15cに噛み合う。脱毛ヘッド2を取り外すに当たっては、上記と逆に操作部26aを押すことで支持フック261bをフック11から外すことができるので、この状態で脱毛ヘッド2を引き離せばよい。
【0030】
次に脱毛ブロック24における回転シリンダー4について説明すると、この回転シリンダー4は図15及び図16に示すように、一対の略円筒部材41a,41bを軸方向に連結することで形成されたもので、その外周面には周方向に複数箇所(図示例では45°の間隔を置いて8箇所)の凹部4aを備えて、各凹部4a内に脱毛用主体ユニット32が嵌め込まれている。
【0031】
ここにおける脱毛用主体ユニット32は、図17に示すように、支点板33と、複数(図示例では4枚)の可動爪5a,6aと、支点止め部材34,35と、固定爪36,37とからなるもので、この固定爪36,37は、夫々2枚を一組として一体に形成したものとなっている。
【0032】
支点板33は支点止め部材34,35の嵌め込み用の角孔33a,33bと、可動爪嵌め込み用の角孔33cとを備えており、支点止め部材34,35の下面に設けた突起34a,35aを固定爪36,37に設けた孔36a,37aを通じて、支点板33の角孔33a,33bに圧入固定することで、固定爪36,37の固定も同時に行う。固定爪36,37を2つ1組とすることで組立を簡単にしているものであり、特に回転シリンダー4の周方向に脱毛用主体ユニット32を複数配置する場合、回転軸と直交する長さを小さくすることができるために、回転シリンダー4の外径も小さくすることができる。
【0033】
可動爪5a,6aは両端の突起5b,6bを支点止め部材34,35の両端に設けたリブ34c,35cにフック係合することで固定爪36,37の脇に組み付けられる。この時、2枚1組が一体に形成された固定爪36,37に対して、可動爪5a,6aは1枚ずつ独立したものを用いるとともに、一体となっている2枚の固定爪36,37に対しては、同じ側に可動爪5a,6aが位置するように、1枚の可動爪5a,6aは固定爪36,37の孔36a,37a内に位置させる。
【0034】
上記のように一つのユニットとして組み立てられた脱毛用主体ユニット32は、回転シリンダー4の各凹部4aに嵌め込むとともに、凹部4aの一方の端に設けた孔4bから挿入した軸41を,支点止め部材34,35の孔34d,35dと4枚の可動爪5a,6aの各孔5a1,6a1とに挿通して、該軸41の先端部を他端の回転シリンダー41bの孔4b1に嵌め込むことで、凹部4aに装着される。
【0035】
また、回転シリンダー4における一方の回転シリンダー41aの軸方向の端面には図15に示すように周方向に複数の孔4cを形成して、これらに開閉レバー38a,38b,38c,38dと開閉レバー39a,39b,39c,39dとを周方向において交互に挿入してある。なお、開閉レバー38a,38b,38c,38dの端部の押圧部381a,381b,381c,381dは、開閉レバー39a,39b,39c,39dの端部の押圧部391a,391b,391c,391dよりも回転シリンダー4の内周側に位置している上に、周方向において両端部が夫々押圧部391a,391b,391c,391dの端部と重なるようにしてある。また、他端の回転シリンダー41bにも図16に示すように複数の孔4cを周方向に設けて、開閉レバー39a,39b,39c,39dと開閉レバー38a,38b,38c,38dとを前述と同様に交互に挿入してある。
【0036】
そして、各開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dには、回転シリンダー4の各凹部4aに脱毛用主体ユニット32を装着した時、可動爪5a,6aの突片5c,6cが係合することになる溝382a,382b,382c,382d,392a,392b,392c,392dを設けてある。このとき、回転シリンダー41a側から挿入した開閉レバーは可動爪6aの突片6cと係合し、回転シリンダー41b側から挿入した開閉レバーは可動爪5aの突片5cと係合する。
【0037】
また、回転シリンダー4の軸方向の両端面と開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dの押圧部との間には、板ばねで形成した復帰ばね370を配置してある。回転シリンダー41a,41bの中心部に設けた突起4dと係合する位置決め用の孔を中心部に備えた上記復帰ばね370は、図15,16及び図18に示すように、略コ字状をした4本のばね片370aを一体に備えて、これらばね片370aが開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dを回転シリンダー4の軸方向外側に向けて付勢している。
【0038】
ばね片380aを略コ字状とすることでばねの有効長さを大きくしているために、開閉レバーを前記カム29で押圧する際のばね反力を小さくすることができて低負荷で効率の良い回転シリンダー4とすることができるものであり、またばね片370aは根元から先端にかけて開閉レバー側に螺旋状に曲げており、このために開閉レバーの移動量を大きくとることができて、可動爪5a,6aの固定爪36,37に対しての開き量も大きくすることができる。
【0039】
ここで、一つのばね片370aは、隣り合う2つの開閉レバー38b,39dを外側に押し、またばね片370aは開閉レバー38c,39aを押すものであり、このために4本のばね片370aを一体に有している復帰ばね370で、組み込まれた全ての開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dを外側へ付勢している。
【0040】
そして、開閉レバーを外側から押す力が作用しないとき、可動爪5a,6aはその突片5c,6cが外側に押されることで支点板33の角孔33cの孔縁を支点として回動して支点止め部材34に位置決めされた固定爪37,36から離れ、また、開閉レバーの押圧部381a,381b,381c,381d,391a,391b,391c,391dに外側から外力が加わると、可動爪5a,6aはその突片5c,6cが内側に押されることで支点板33の角孔33cの孔縁を支点として回動して固定爪36,37に押し当てられる。このように、回転シリンダー4の軸方向端面に板ばねからなる復帰ばね370を配置して、全ての開閉レバーを復帰ばね370で外側へ付勢しているために、組立易く且つ安価な回転シリンダー4を得ることができるものとなっている。
【0041】
ここにおいて、脱毛用主体ユニット32は、2組4枚の固定爪36,37と4枚の可動爪5a,6aとによって、毛を挟持して引き抜くための脱毛爪を都合4個備えたものとなっているのであるが、2組4枚の固定爪36,37は図6及び図19から明らかなように回転シリンダー4の軸方向において等間隔となるようにしていることから、毛を挟持する際の位置のバランスが良くて脱毛効率が高くなっており、また回転シリンダー4の周方向に設けた各爪列の脱毛爪の把持位置が等間隔になっているので、狙った毛が抜き易くて脱毛効率の良い回転シリンダー4とすることができる。
【0042】
また、ここで示した構成のものは、開閉レバーの移動で総計4個の脱毛爪の可動爪5a,6aを固定爪36,37に対して同時に接近・離間させることができるものの、部品構成が簡単であり、組み立て性も良好である。
【0043】
さらに、2枚で一組となっている各固定爪36,37は夫々同じ開閉レバーに係合する可動爪5a,6aとの間で開閉動作を行うが、各固定爪36,37は弾性部36b,37b(図17参照)を夫々備えており、このために可動爪5a,6aが固定爪36,37に押圧される際の部品精度による把持強度のばらつきが少なくなっている。すなわち、可動爪6aの一方の把持強度が強くても、固定爪36が押圧方向において弾性変形することで、他方の可動爪6aの把持強度と吊り合わせるものであり、この結果、毛の抜き残しが無くて脱毛効率が良いものとなっている。このとき、2個一組の固定爪36,37をばね性のある金属部品で形成すると、安価である上に毛の把持も確実なものとすることができる。
【0044】
加えるに、回転シリンダー4に設けた各凹部4aは、軸方向において全てずれた位置に設けているために、凸部4aに嵌め込んだ脱毛用主体ユニット32も軸方向において全てずれた位置に配設されており、このために図20に示すように脱毛爪(開閉される固定爪36,37と可動爪5a,6aとの対)も、周方向において一直線上に並ぶのではなく、軸方向にずれた位置にある。この状態で、前述のごとく1回転での把持位置が等間隔となっているため、抜き残しのない脱毛効率の良い回転シリンダー4とすることができる。
【0045】
なお、上記支点止め部材34,35は皮膚保護部材としての役割を持たせるためにその上面部に、可動爪5a,6a及び固定爪36,37が直接肌に当たることを防ぐ半円形状の円弧部34b,35bを備えている。可動爪5a,6a及び固定爪36,37が直接肌に当たって生じる肌の削れ等を防止しているものである。
【0046】
以上のように構成された図示例の脱毛装置においては、脱毛ヘッド2を本体ハウジング1に取り付けた状態でモータ3を駆動すれば、前述のように過負荷クラッチ18とギア19とを介してギア15cに回転が伝達され、さらにギア15cの回転が駆動用歯車40を介してギア41gに伝達されて回転シリンダー4が回転する。
【0047】
回転シリンダー4が回転して、図6に示すようにカム29の位置にきた開閉レバー38a,38b,38c,38d,39a,39b,39c,39dは、カム29に押されて復帰ばね370aに抗して内側に押され、開閉レバーが可動爪5a,6aの下部の突片5c,6cを内側に押す。
【0048】
下端部が内側に押されて回転する4枚の可動爪5a,6aは、夫々固定爪36,37に押し当たるものであり、可動爪5a,6aと固定爪36,37との間に導入された毛は挟持される。そして、この毛を挟持した状態で回転シリンダー4がさらに回転することで毛が引き抜かれる。また、回転シリンダー4の回転により次の開閉レバーがカム29の所に至ってカム29により押圧され、上記と同様に毛を挟持して引き抜く。
【0049】
ここで、図14と図17と図20に示すように、固定爪36,37の回転方向先端部36c,37cは軸方向で外側に曲げられており、可動爪5a,6aの回転方向先端部5d,6dは固定爪36,37の先端部36c,37cとは対称に曲げられているため、特に長い毛を挟持部へと導入しやすくなっており、導入効率が高く、毛の抜き残しが少なくなっている。
【0050】
また、図23に示すように、可動爪5a,6aの先端部5d,6dと固定爪36,37の先端部36c,37cは回転シリンダー4の回転半径Raよりも小さくしてあり、押し付け過ぎたりした場合においても、可動爪5a,6aの先端部5d,6dと固定爪36,37の先端部36c,37cによる肌の削れ等を防止することができ、このため肌当たりが良く安全性の高いものとなっている。
【0051】
また、図22に示すように、支点止め部材34,35の皮膚保護部材としての役割を果たしている円弧部34b,35bも、回転シリンダー4の回転半径Raよりも小さい径Rbとして、肌面に対し点又は線接触となるようにしており、これにより肌と回転シリンダー4との摩擦抵抗を小さくして、押し付け過ぎでトルクが上がることによる回転数の低下や、肌との接触摩擦による肌のめくれ等を防止している。
【0052】
さらに、図14に示すように,周方向に1つ置きに設けた開閉レバー38a,38b,38c,38dの押圧部381a,381b,381c,381dの両端部が開閉レバー39a,39b,39c,39dの押圧部391a,391b,391c,391dの端部と周方向において重なっていることから、毛を挟持するのに寄与した開閉レバーの押圧部の回転方向の後端部をカム29が押圧しているとき、次の開閉レバーの押圧部の前端部もカム29で同時に押圧するものであり、このため、爪5a,6a,36,37を回転シリンダー4の周方向に複数配置しているにもかかわらず、毛を挟時して引き抜く距離が長くなっている。
【0053】
また、開閉レバー38a,38b,38c,38dの押圧部381a,381b,381c,381dと開閉レバー39a,39b,39c,39dの押圧部391a,391b,391c,391dの回転方向の両端には、斜面388a,399aを設けて、隣り合う開閉レバーの斜面388a,399aを交差させているために、負荷変動を抑えることができ、回転シリンダー4の回転による騒音も抑えることができるものとなっている。
【0054】
加えるに、回転シリンダー4が回転して脱毛を行っている時、ギア15cから歯車15eにも回転が伝達されて偏心カム15gが回転し、この回転で前述のように脱毛ブロック24が基台ブロック15に対して回転シリンダー4の軸方向に周期的に往復移動する。
【0055】
この往復移動により、脱毛ブロック24の回転シリンダー4に設けた固定爪36,37と可動爪5a,6aとによる毛の挟持位置が変化するために、肌の全面の毛を抜くことができるものである。
【0056】
図24〜図32は上記脱毛ヘッド2に代えて本体ハウジング1に装着される脱毛ヘッド2Wを示しており、基台ブロック15Wと脱毛ブロック24Wとからなる該脱毛ヘッド2Wは、2つの回転シリンダー4W,4Wと、シリンダー取り付け基台27と、シリンダーカバー28、カム29、保持ばね30、ヘッドフレーム31W等で構成されている。
【0057】
シリンダー取り付け基台27の突出支持部27aw,28awには夫々角孔状をしたカム挿入孔27cw,28cwを設けて、カム挿入孔27cw,28cwの左右縁部に軸支持溝27dw,28dwを形成してあり、そしてローラ型のカム29を夫々カム挿入孔27cw,28cwに嵌め込むとともにカム29に通した軸29awの上下両端部を軸支持溝27dw,28dwに嵌め込み支持することで、カム29を回転自在としてある。ここでカム29の一部はカム挿入孔27cw,28cwから内側に突出している。
【0058】
突出支持部27aw,28awの外側には保持ばね30を配して、該保持ばね30に設けた孔30awに通したねじ301でシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28に固定してある。保持ばね30の上部には孔部30bwが形成してあり、この孔部30bwの左右縁部が上記軸29awの両端を弾性的に押圧している。また、保持ばね30の中央上部に設けた凸部30cwはシリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28とに夫々設けられている凹部27ew,28ewに挿入されて組み立てられることで取り付け位置が決められている。
【0059】
シリンダー取り付け基台27と、シリンダーカバー28には、複数個の駆動伝達歯車を配置してある。一方の回転シリンダー4Wに設けた歯車60wは歯車20を介して駆動歯車22が噛み合っており、もう一方の回転シリンダー4Wに設けた歯車60wは歯車20及び歯車21を介して駆動歯車22が噛み合っている。つまり、駆動歯車22の回転により、両回転シリンダー4W,4Wは互いに逆方向に回転する。
【0060】
シリンダー取り付け基台27とシリンダーカバー28とは夫々に設けた固定片27fw,28fwの穴27gw,28gwと基台カバー300に設けた孔300awとをねじ301で結合することで連結される。この時、前述の保持ばね30も基台カバー300に取り付けられる。
【0061】
基台カバー300はその左右に設けた孔300bwとヘッドフレーム31の下部内側左右に設けたねじボス31awとがねじ301によりねじ締めされることで、ヘッドフレーム31に固定される。また、ヘッドフレーム31には、回転シリンダー4W、4Wの上部を臨ませる開口部を上部に備えているが、この開口部の左右両側には肌との摩擦抵抗を減らしてスムーズに肌をすべるようにするための凹部が溝31bwとして形成してある。
【0062】
基台ブロック15は図28に示すように、基台ブロックカバー155に内装されるとともに相互にねじ302で固定される基台本体15awと基台本体カバー15bwとの間に連結ギア15cwと中間ギア15dwとを夫々の軸の両端部を軸支して配置したもので、中間ギア15dwにはフェースギア15hwが一体に設けてある。さらに、基台本体15awには偏芯カム15gwを設けた歯車15ewを軸15fwにより水平回転自在に取り付けてあり、フェースギア15hwが歯車15ewに噛み合っている。
【0063】
基台カバー300に設けたリブ27Awは、基台本体15awと基台本体カバー15bwとの上方に開口した凹所内に挿入され、リブ27Awの孔27Abwに遊挿された一対の軸15jwの両端部が基台本体15awと基台本体カバー15bwとに支持されており、リブ27Awが、つまりは基台カバー300が回転シリンダー4Wの軸4bwと平行な方向にスライド自在となっている。また、リブ27Awに設けたばね受け27Aawと、基台本体カバー15bwの凹所の内面部との間に夫々ばね15kwを介装してあり、このために脱毛ブロック24Wは基台ブロック15に対して回転シリンダー4Wの軸方向に往復移動自在となっていると同時に、ばね15kwによる付勢で脱毛ブロック24Wが基台ブロック15Wに対してがたつくことがないようになっている。
【0064】
このように脱毛ブロック24Wを基台ブロック15Wに対して往復移動自在に取り付けた状態では、中間ギア15dwが駆動用歯車22と噛み合っている。また、偏芯カム15gwが基台カバー300の下面部に設けた凹部27Bwに係合し、偏芯カム15gwが偏芯回転することで偏芯カム15gwが凹部27Bwの回転シリンダー4Wの軸方向4bwの内側面を押してばね15kwのばね力に抗して基台ブロック15Wを往復動させることができるようになっている。
【0065】
ここで、凹部27Bwの回転シリンダー4Wの回転軸4bwと直交する方向の幅は、偏芯カム15gwの偏芯量の倍以上となっているために、回転軸4bwと直交する方向に移動することはなく、また、脱毛ブロック24Wは軸15jwを移動の際のガイドとして軸方向に往復移動する。そして、この時の脱毛ブロック24Wの移動量は脱毛ブロック24の移動量に比べて少なくなるように上記偏心カム15gwの偏心量を設定してある。
【0066】
このように2つの回転シリンダー4W,4Wを備えるとともにこれらの軸方向に回転シリンダー4W,4Wが往復移動するようになっている脱毛ヘッド2Wは、前述の脱毛ヘッド2の場合と同様の構成により、本体ハウジング1に対し着脱自在となっている。
【0067】
また、ここにおける回転シリンダー4Wは、図30に示すように、略円筒部材56に周方向において180°ずれた位置に夫々爪列を配置したもので、各爪列は複数の可動爪3と複数の固定爪116が一体となった固定爪ブロック117Wと、支点板118と開閉レバー68,67とで構成してある。
【0068】
固定爪ブロック117は各固定爪116が支点板118の桟118aw間の穴118bwに位置するように組立てられ、桟118awと固定爪116の間に可動爪3が挿入される。ここで、可動爪3は固定爪116に設けた凸部117bwを支点として開く。支点板118の図中118ewbは固定爪ブロック117の側枠117awの位置決め抜け止め部である。
【0069】
可動爪3はその下端の凸部3awが交互になる様に桟118awと固定爪116間に組み込まれて、一つ置きの可動爪3が同じ開閉レバー67(または開閉レバー68)の溝67aw(または溝68aw)に組み込まれる。この爪列は回転シリンダー4Wの軸方向の開口部56awより組み込むものであり、可動爪3の抜け止めはその左右に設けた突部3bwが回転シリンダー4Wのリブ56cwに受けられることでなされる。図中115は爪列の軸方向抜け止めであり、回転シリンダー4Wに設けたボス56bが端部板115Wの穴115bwに挿入されシールされる。
【0070】
可動爪3の開閉用の開閉レバー67,68の往復動は、前述のローラ型のカム29と開閉プレート120とによって行われる。開閉プレート120は上下にフック120bwを備えて、このフック120bwが上下の爪列の開閉レバー67,68の溝67cw,68cwに嵌め込まれるものであるとともに、一対の突起120cwを備えて、この突起120cwが揺動支点となってどちらか一方の爪列の開閉レバー67がカム29によって閉じると、他方の爪列の開閉レバー68が開くようになっている。
【0071】
以上のように構成された脱毛ヘッド2Wは、本体ハウジング1に装着されたモータ3の駆動がなされた時、過負荷クラッチ18及びギア19を介して連結ギア15cwが回転し、連結ギア15cwの回転が中間ギア15dwを経て駆動歯車22へと伝達され、駆動歯車22から歯車20を経て一方の回転シリンダー4Wに回転が伝達される。また、駆動歯車22から歯車21と歯車20とを経て他方の回転シリンダー4Wが上記一方の回転シリンダー4Wと逆方向に回転駆動される。
【0072】
なお、本体ハウジング1におけるギア19には、大歯車部と小歯車部とを設けてあり、脱毛ヘッド2の装着時にはギア19の小歯車部を通じて回転シリンダー4に回転が伝達されるが、脱毛ヘッド2Wを装着した時には、ギア19の大歯車部を通じて回転シリンダー4W,4Wに回転が伝達されるようにしてある。
【0073】
そして、回転シリンダー4Wが回転する時、開閉レバー67,68の押圧部67aw,68awがカム29に当る位置にくると、カム29より開閉レバー67,68が内側に押されて、開閉レバー67,68の溝67aw,68awで可動爪3の下部の凸部3awを押すと、可動爪3は支点板118の桟118awを支点にして回転し、可動爪3の上部が固定爪116に押し当たって閉じる。このために可動爪3と固定爪116の間に導入された毛は挟持されることになる。そして、この毛を挟持した状態で回転シリンダー4Wが回転することで毛が引き抜かれる。可動爪3の一方の先端部を固定爪116に対し回転軸4bw方向反対側に曲げているのは、長い毛を挟持部へと導入しやすくして導入効率を高め、毛の抜き残しを少なくするためである。
【0074】
また、回転シリンダー4Wの回転駆動と平行して、中間ギア15dwがフェースギア15hwを介して歯車15ewを駆動し、歯車15ewが回転することで歯車15ewに設けた偏芯カム15gwが脱毛ブロック24Wを本体ハウジング1に取り付けた基台ブロック15Wに対して回転シリンダー4Wの軸4bw方向に周期的に往復移動させる。
【0075】
このように、上記2種の脱毛ヘッド2,2Wは、回転シリンダー4,4Wの回転及び軸方向の往復移動に関して、ほぼ同じ動きを行うのであるが、図からも明らかなように、脱毛ヘッド2Wの回転シリンダー4Wは、その軸方向長さが脱毛ヘッド2の回転シリンダー4よりも短く、さらに回転方向が逆となる2個の回転シリンダー4W,4Wを脱毛ヘッド2Wが備えたものとなっているが、これは脱毛ヘッド2が毛流れが一定である脚や腕のむだ毛などを対象としているのに対して、脱毛ヘッド2Wはワキのような毛流れが一定でない上に狭い部位の毛を抜くことができるようにしているためであり、さらには対象とする部位に合わせて、ここでは脱毛ヘッド2の回転シリンダー4の往復移動ストロークを脱毛ヘッド2Wの回転シリンダー4Wの往復移動ストロークよりも大きくしているほか、単位時間当たりの往復移動数及び回転数も回転シリンダー4の方が多くなるように、往復駆動用部材及び回転伝達部材における減速比を設定してある。
【0076】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明にあっては、駆動源を内蔵する本体ハウジングと、本体ハウジングに対して着脱自在とされたヘッド内に上記駆動源で回転駆動されるとともに軸方向の往復移動がなされる回転シリンダーを配設するとともに該回転シリンダーに開閉駆動される脱毛用の爪を設けて、該爪で挟持した毛を回転シリンダーの回転で引き抜く脱毛装置において、本体ハウジングに対して選択的に着脱自在な複数のヘッドを備え、これらヘッドに設けられた回転シリンダーはその軸方向の移動ストロークが他のヘッドに設けられた回転シリンダーの軸方向移動ストロークと異なっているために、体の部位に適した移動量の往復移動を行う回転シリンダーを備えたヘッドに交換することで、部位に適した脱毛を行うことができる。
【0077】
そして、移動ストロークが異なるだけでなく、その軸方向長さが異なっていたり、回転数が異なっていたり、その移動周期が異なっていたりする場合には、各部位の体毛に応じた脱毛動作を得ることができ、脱毛効率をさらに向上させることができる。
【0078】
複数のヘッドのうちの1つのヘッドは1つの回転シリンダーを備え、他のヘッドは並列 に並んでいる2つの回転シリンダーを備えていると、各ヘッドを体毛の種類に応じたものとする点で好ましい結果を得ることができる。
【0079】
そして、並列に並んでいる2つの回転シリンダーは毛流れが一定でないところの毛の脱毛用として、互いの回転方向が逆であることが脱毛効率の向上の点で好ましい。
【0080】
また、移動ストロークが異なる回転シリンダーを夫々備えたヘッドは本体ハウジング側の同一の出力部から動力を受けるものであることが本体ハウジングの構成の単純化の点で好ましい。
【0081】
そして、上記出力部は大歯車部と小歯車部とを一体に備えたギアであり、複数のヘッドのうちの1つのヘッドは上記大歯車部から動力を受け、他のヘッドは上記小歯車部から動力を受けるものであると、本体ハウジングに装着されるヘッドがいずれの歯車部を利用するかによって、減速比等を各ヘッドに応じたものとすることが簡単にできる。
【0082】
さらに、回転シリンダーを軸方向に往復移動させるカムを各ヘッドが内蔵していると、各ヘッド毎の回転シリンダーの移動ストロークの設定を個別にすることが容易となる。
【0083】
また、回転シリンダーを内蔵する部材は回転シリンダーの一部を外部に臨ませる開口部を備えるとともに、上記部材の外面の開口部近傍には肌との接触面積を低減させるを備えていると、スムーズな脱毛動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例の縦断面図である。
【図2】 同上の全体構成を示す正面図である。
【図3】 同上の平面図である。
【図4】 同上の横断面図である。
【図5】 同上の脱毛ヘッドの縦断面図である。
【図6】 同上の回転シリンダーの断面図である。
【図7】 同上の本体ハウジングの分解斜視図である。
【図8】 同上の本体ハウジング内の部品の分解斜視図である。
【図9】 同上の基台ブロック及びベースの分解斜視図である。
【図10】 同上の脱毛ブロックの分解斜視図である。
【図11】 同上の脱毛ブロックの他の部品の分解斜視図である。
【図12】 同上の基台ブロックの基台本体の斜視図である。
【図13】 同上の過負荷クラッチの分解斜視図である。
【図14】 同上の回転シリンダーの斜視図である。
【図15】 同上の回転シリンダーの分解斜視図である。
【図16】 同上の回転シリンダーの分解斜視図である。
【図17】 同上の脱毛主体ユニットの分解斜視図である。
【図18】 同上の開閉レバーと復帰ばねの組立状態を示す斜視図である。
【図19】 同上の回転シリンダーの分解縦断面図である。
【図20】 同上の回転シリンダー表面の展開図である。
【図21】 同上の回転シリンダーの横断面図である。
【図22】 同上の回転シリンダーの部分拡大図である。
【図23】 同上の回転シリンダーの部分拡大図である。
【図24】 他の脱毛ヘッドの正面図である。
【図25】 同上の脱毛ヘッドの平面図である。
【図26】 同上の脱毛ヘッドの横断面図である。
【図27】 同上の脱毛ヘッドの縦断面図である。
【図28】 同上の脱毛ヘッドの分解斜視図である。
【図29】 同上の脱毛ヘッドの分解斜視図である。
【図30】 同上の回転シリンダーの分解斜視図である。
【図31】 (a)(b)は同上の回転シリンダーの爪列及び開閉レバーの断面図である。
【図32】 同上の回転シリンダーの断面図である。
【符号の説明】
1 本体ハウジング
2,2W 脱毛ヘッド
3 モータ
,4W 回転シリンダー

Claims (10)

  1. 駆動源を内蔵する本体ハウジングと、本体ハウジングに対して着脱自在とされたヘッド内に上記駆動源で回転駆動されるとともに軸方向の往復移動がなされる回転シリンダーを配設するとともに該回転シリンダーに開閉駆動される脱毛用の爪を設けて、該爪で挟持した毛を回転シリンダーの回転で引き抜く脱毛装置において、本体ハウジングに対して選択的に着脱自在な複数のヘッドを備え、これらヘッドに設けられた回転シリンダーはその軸方向の移動ストロークが他のヘッドに設けられた回転シリンダーの軸方向移動ストロークと異なっていることを特徴とする脱毛装置。
  2. 移動ストロークが異なる回転シリンダーはその軸方向長さが異なることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  3. 移動ストロークが異なる回転シリンダーは回転数が異なることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  4. 移動ストロークが異なる回転シリンダーはその移動周期が異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の脱毛装置。
  5. 複数のヘッドのうちの1つのヘッドは1つの回転シリンダーを備え、他のヘッドは並列に並んでいる2つの回転シリンダーを備えていること特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  6. 並列に並んでいる2つの回転シリンダーはその回転方向が逆であることを特徴とする請求項5記載の脱毛装置。
  7. 移動ストロークが異なる回転シリンダーを夫々備えたヘッドは本体ハウジング側の同一の出力部から動力を受けるものであることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  8. 出力部は大歯車部と小歯車部とを一体に備えたギアであり、複数のヘッドのうちの1つのヘッドは上記大歯車部から動力を受け、他のヘッドは上記小歯車部から動力を受けるものであることを特徴とする請求項7記載の脱毛装置。
  9. 回転シリンダーを軸方向に往復移動させるカムを各ヘッドが内蔵していることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  10. 回転シリンダーを内蔵する部材は回転シリンダーの一部を外部に臨ませる開口部を備えるとともに、上記部材の外面の開口部近傍には肌との接触面積を低減させる溝を備えていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の脱毛装置。
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