JP2002125626A - 魚肉練り製品の製造法 - Google Patents

魚肉練り製品の製造法

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JP2002125626A
JP2002125626A JP2000324230A JP2000324230A JP2002125626A JP 2002125626 A JP2002125626 A JP 2002125626A JP 2000324230 A JP2000324230 A JP 2000324230A JP 2000324230 A JP2000324230 A JP 2000324230A JP 2002125626 A JP2002125626 A JP 2002125626A
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JP
Japan
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product
producing
present
sitting
fish meat
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Application number
JP2000324230A
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English (en)
Inventor
Toshiyasu Muroya
賢康 室屋
Masamitsu Fujisue
真実 藤末
Toshio Matsuda
敏生 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sunus Co Ltd
Original Assignee
Nihon Starch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保水性、弾力性あるいはあしの向上した魚肉
練り製品を製造する方法を提供すること。 【解決手段】 魚肉に1,5−D−アンヒドロフルクト
ースを添加して魚肉練り製品を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚肉練り製品の製造
法に関する。さらに詳しくは保水性、弾力性あるいはあ
しが向上した魚肉練り製品の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】魚肉製品、ことに魚肉練り製品の製造
は、一般的に魚肉を採肉し、ミンチしたのち、清水で十
分洗浄し、内臓や血液などを除いた後脱水し、2ないし
3%の食塩を加え、数分間サイレントカッターであるい
は2ないし30分間播潰機で練り合わせ、調味料や少量
の澱粉と澱粉の約倍量の水を加えて、成形し製品とす
る。この魚肉練り製品の品質は、製品の弾力、すなわち
あしによって決まり、あしの強い製品ほど高い品質であ
ると評価される。そして弾力は、原料魚の種類、鮮度、
すり身を作る工程の管理、さらに添加物あるいは食塩濃
度などの諸要因によって左右される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の如き諸要因の影響を最小限に抑えてあしの強い魚肉練
り製品を製造する方法を提供することにある。本発明の
他の目的は、破断強度および弾力性の改善された魚肉練
り製品の製造法を提供することにある。本発明のさらに
他の目的は、保水性が良好で、加水量が多くても優れた
食感を示す魚肉練り製品の製造法を提供することにあ
る。本発明のさらに他の目的および利点は、以下の説明
から明らかになろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、魚肉に1,5−D−アンヒド
ロフルクトースを添加することを特徴とする魚肉練り製
品の製造法によって達成される。本発明において、魚肉
としては、魚肉すり身が好ましく用いられる。すり身は
特級ないし低級のいずれであってもよく、本発明によれ
ば、すり身低級を用いてさえすり身特級なみの破断強度
や弾力性を示す魚肉練り製品を製造することができる。
【0005】本発明において、1,5−D−アンヒドロ
フルクトースは魚肉100重量部当り、好ましくは0.
01〜10.0重量部、さらに好ましくは0.1〜3.
0重量部用いられる。本発明方法は、例えば、魚肉すり
身と所定量の1,5−D−アンヒドロフルクトースとを
混練して所望のゲル特性や粘度特性を備えた混練物を製
造し、その後それ自体公知の方法に従って型付け、加熱
処理等を行って製品とすることで実施させる。上記混練
に際し、公知の添加物例えば澱粉、食塩等を添加しても
よく、また混練の後所定時間放置しいわゆる座り品とし
てもよい。
【0006】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述する。本発
明はこれらの実施例により何ら制限されるものではな
い。
【0007】実施例1 すけそうたら冷凍すり身低級に対し、3%の馬鈴薯澱
粉、2.5%の食塩および1,5−D−アンヒドロフルク
トース(純度40%、Bx70)を表1に記載の量で添
加し、常法によりかまぼこ用練り肉を作成し、成形後8
0〜85℃で蒸煮して、かまぼこ(正常品)を製造し
た。また、成形後蒸煮する前に40℃で60分間放置し
たかまぼこも製造した(座り品)。得られたかまぼこの
それぞれについて、破断強度、折り試験および噛み試験
を行った。結果を表1(破断強度、g重)、表2(折り
試験)、表3(噛み試験)に示す。表中、1,5−D−
AFとは1,5−D−アンヒドロフルクトースの略称で
ある。
【0008】
【表1】
【0009】
【表2】
【0010】
【表3】
【0011】なお、噛み実験は10人のパネラー(男性
5人、女性5人)の各人10点評価による平均値であ
る。また、破断強度の測定に促した試料および噛み試験
に用いた試料は直径4.8cm、高さ2.5cmの円柱で
ある。
【0012】実施例2 すけそうたら冷凍すり身特級に対し、3%の馬鈴薯澱
粉、2.5%の食塩、0.3%の1,5−D−AF(純度
40%、Bx70)および水を表4に記載の量で添加
し、その後実施例1と同様にして正常品と座り品を製造
した。結果を表4(破断強度、g重)および表5(折り
試験)に示した。
【0013】
【表4】
【0014】
【表5】
【0015】実施例3 すけそうたら冷凍すり身特級に対し3%の馬鈴薯澱粉お
よび2.5%の食塩を添加し、その後実施例1と同様に
して正常品と座り品を製造した(以下、正常品(1)お
よび座り品(1)という)。同じすけそうたら冷凍すり
身特級に対し3%の馬鈴薯澱粉、2.5%の食塩および
0.3%の1,5−D−AF(純度40%、Bx70)を
添加し、その後実施例1と同様にして正常品と座り品を
製造した(以下、正常品(2)および座り品(2)とい
う)。
【0016】一方、すけそうたら冷凍すり身低級に対し
3%の馬鈴薯澱粉および2.5%の食塩を添加し、その
後実施例1と同様にして正常品と座り品を製造した(以
下、正常品(3)および座り品(3)という)。
【0017】同じすけそうたら冷凍すり身低級に対し3
%の馬鈴薯澱粉、2.5%の食塩および0.3%の1,5
−D−AF(純度40%、Bx70)を添加し、その後
実施例1と同様にして正常品と座り品を製造した(以
下、正常品(4)および座り品(4)という)。正常品
(4)および座り品(4)を製造する上記方法におい
て、0.3%の1,5−D−AFを1.0%の1,5−D−
AFに代える以外は上記と同様にして正常品(5)およ
び座り品(5)を製造した。結果を表6(破断強度、g
重)および表7(折り試験)に示した。
【0018】
【表6】
【0019】
【表7】
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、保水性、弾力性あるい
はあしが向上した魚肉練り製品を有利に製造することが
できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚肉に1,5−D−アンヒドロフルクト
    ースを添加することを特徴とする魚肉練り製品の製造
    法。
JP2000324230A 2000-10-24 2000-10-24 魚肉練り製品の製造法 Pending JP2002125626A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091644A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Nihon Starch Co Ltd 免疫抑制剤および抗アレルギー剤
JP2013102704A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Sugiyo:Kk 魚肉練製品及びその魚肉練製品の製造方法

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