JP2002122843A - 調光装置及びその駆動方法、並びに撮像装置 - Google Patents

調光装置及びその駆動方法、並びに撮像装置

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JP2002122843A JP2000311501A JP2000311501A JP2002122843A JP 2002122843 A JP2002122843 A JP 2002122843A JP 2000311501 A JP2000311501 A JP 2000311501A JP 2000311501 A JP2000311501 A JP 2000311501A JP 2002122843 A JP2002122843 A JP 2002122843A
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light transmittance
light
liquid crystal
transmittance
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Toshiharu Yanagida
敏治 柳田
Toru Uko
融 宇高
Masaru Kawabata
大 河端
Kazuhiro Tanaka
和洋 田中
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調光用の液晶素子を中間調で駆動する場合
に、液晶の配向変化又はその緩和をスムーズに立ち上が
らせて光透過率の応答時間を短縮し、調光装置及び撮像
装置の性能、画質、信頼性の向上を図ること。 【解決手段】 液晶素子12と;この液晶素子から射出
する光の透過率を現光透過率から目標光透過率へ変化さ
せる際に、少なくとも前記目標光透過率に対応する駆動
パルスを与える前に、最小光透過率又は最大光透過率に
対応する制御用駆動パルスを予め挿入する、パルス制御
部62(更には64)と;を具備する調光装置。また、
この調光装置を前記制御用駆動パルスを用いて駆動する
駆動方法、並びに、この調光装置が撮像系の光路中に配
される撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射光の光量を調
節して出射するための調光装置及びその駆動方法、並び
にこの調光装置を用いた撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、液晶セルを用いる調光装置には、
偏光板が使用される。この液晶セルには、例えばTN
(Twisted Nematic)型液晶セルやゲスト−ホスト(GH
(GuestHost))型液晶セルが用いられる。
【0003】図13は、従来の調光装置の動作原理を示
す概略図である。この調光装置は、主に偏光板1とGH
セル2とで構成される。GHセル2は、図示省略した
が、2枚のガラス基板の間に封入され、また動作電極や
液晶配向膜を有している(以下、同様)。GHセル2に
は、液晶分子3と二色性染料分子4とが封入されてい
る。
【0004】二色性染料分子4は、光の吸収に異方性を
有し、例えば分子長軸方向の光を吸収するポジ型(p
型)色素分子である。また、液晶分子3は、例えば誘電
率異方性が正のポジ型(正型)である。
【0005】図13(a)は、電圧を印加していない
(電圧無印加)時のGHセル2の状態を示す。入射光5
は、偏光板1を透過することにより直線偏光される。図
13(a)では、この偏光方向と二色性染料分子4の分
子長軸方向とが一致するので、光は、二色性染料分子4
に吸収され、GHセル2の光透過率が低下する。
【0006】そして、図13(b)で示すように、GH
セル2に電圧印加を行なうと、液晶分子3が電界方向に
向くに伴なって二色性染料分子4の分子長軸方向は、直
線偏光の偏光方向と直角になる。このため、入射光5は
GHセル2によりほとんど吸収されずに透過する。
【0007】図13に示したGHセル2においては、図
14に示すように、動作電圧の印加に伴って、可視光の
平均光透過率(空気中。液晶セルに加えて偏光板を足し
たときの光透過率を参照(=100%)とした:以下、
同様)が増加するが、電圧を10Vにまで上昇させたと
きの最大光透過率は60%程度であり、しかも光透過率
の変化が緩やかである。
【0008】なお、分子短軸方向の光を吸収するネガ型
(n型)の二色性染料分子を用いる場合は、上記ポジ型
の二色性染料分子4の場合と逆になり、電圧無印加時に
は光が吸収されず、電圧印加時に光が吸収される。
【0009】図13に示した調光装置では、電圧印加時
と電圧無印加時との吸光度の比、即ち、光学濃度の比が
約10である。これは、偏光板1を使用せずにGHセル
2のみで構成される調光装置に比べて約2倍の光学濃度
比を有する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した調光装置の駆
動において、光透過率を変化させる際に、ステップ状に
駆動パルスを変化させるが、用いる液晶セルの構造や液
晶材料によっては、透明時(最大光透過率)から遮光時
(最小光透過率)への大きなステップ応答、又は遮光時
から透明時への大きなステップ応答時に比べて、中間調
で光透過率をわずかに変化させる場合の応答時間が著し
く長くなることがあり、問題となっていた。
【0011】そこで、本発明の目的は、調光用の液晶素
子を中間調で駆動する場合に、液晶の配向変化又はその
緩和をスムーズに立ち上がらせて光透過率の応答時間を
短縮し、調光装置及び撮像装置の性能、画質、信頼性の
向上を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、液晶素
子と;この液晶素子から射出する光の透過率を現光透過
率から目標光透過率へ変化させる際に、少なくとも前記
目標光透過率に対応する駆動パルスを与える前に、最小
光透過率又は最大光透過率に対応する制御用駆動パルス
を予め挿入する、パルス制御部と;を具備する調光装置
に係り、またこの調光装置を前記制御用駆動パルスを用
いて駆動する駆動方法、並びに、この調光装置が撮像系
の光路中に配される撮像装置に係るものである
【0013】本発明によれば、液晶素子の光透過率を現
光透過率から目標光透過率へ中間調でわずかに変化させ
る際に、目標光透過率に対応する駆動パルスを与える前
に、完全遮光時(最小光透過率)又は完全透明時(最大
光透過率)に対応する制御用駆動パルスを予め適度に挿
入するため、単に目標光透過率に対応する駆動パルスを
ステップ状に与えて駆動する場合に比べて、液晶の配向
変化又はその緩和がスムーズに立ち上がるようになり、
目標光透過率に達するまでの応答時間を大幅に短縮でき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明においては、前記制御用駆
動パルスが少なくとも制御されたパルス電圧及びパルス
数を有し、そしてこのパルス電圧が、前記最小光透過率
又は最大光透過率を生じるパルス電圧と同等、或いはこ
のパルス電圧と前記目標光透過率を生じるパルス電圧と
の間の値であるのがよい。
【0015】また、前記制御用駆動パルスが少なくとも
制御されたパルス幅及びパルス数を有し、そしてこのパ
ルス幅が、前記最小光透過率又は最大光透過率を生じる
パルス幅と同等、或いはこのパルス幅と前記目標光透過
率を生じるパルス幅との間の値であるのがよい。
【0016】前記制御用駆動パルスは、上記のパルス電
圧又はパルス幅のみならず、パルス密度、更にはこれら
の併用によっても制御可能である。
【0017】また、前記液晶素子が、ネガ型液晶をホス
ト材料とし、二色性染料をゲスト材料とするゲスト−ホ
スト型液晶素子であるのがよい。
【0018】このような液晶素子は、本出願人が既に提
出した特願平11−322186号に係る先願発明に依
拠したものである。この先願発明によれば、液晶素子
と、この液晶素子に入射する光の光路中に配される偏光
板とで調光装置を構成し、更に、ネガ型液晶をホスト材
料とするゲスト−ホスト型液晶を用いることにより、電
圧無印加時と電圧印加時の吸光度の比(即ち光学濃度の
比)が向上し、調光装置のコントラスト比が大きくな
り、明るい場所から暗い場所までにおいて、調光動作を
正常に行なうことを可能とする。
【0019】図13に示したゲスト−ホスト型液晶セル
(GHセル)2において、ホスト材料3として誘電率異
方性(Δε)が正のポジ型の液晶を用い、ゲスト材料4
には二色性を有する光吸収異方性(ΔA)が正のポジ型
染料4を用い、偏光板1をGHセル2の入射側に配し、
矩形波を駆動波形として動作電圧印加時の光透過率の変
化を計測すると、図14に示すように、動作電圧の印加
に伴って、可視光の平均光透過率(空気中。液晶セルに
加えて偏光板を足したときの透過率を参照(=100
%)とした:以下、同様)が増加するが、電圧を10V
にまで上昇させたときの最大光透過率は60%程度であ
り、しかも光透過率の変化が緩やかである。
【0020】これは、ポジ型のホスト材料を用いる場
合、電圧無印加時に液晶セルの液晶配向膜との界面での
液晶分子の相互作用(interaction)が強いため、電圧
を印加してもダイレクタの向きが変化しない(或いは、
変化し難い)液晶分子が残ってしまうからであると考え
られる。
【0021】これに対し、先願発明では、図5に示すよ
うに、ゲスト−ホスト型液晶セル(GHセル)12にお
いて、ホスト材料13として、誘電率異方性(Δε)が
負のネガ型の液晶であるMerck社製のMLC−66
08を一例として用い、ゲスト材料4には二色性を有す
るポジ型染料であるBDH社製のD5を一例として用い
ることにより、偏光板11をGHセル12の入射側に配
し、矩形波を駆動波形として動作電圧印加時の光透過率
の変化を計測したところ、図6に示すように、動作電圧
の印加に伴って、可視光の平均光透過率(空気中)が最
大光透過率約75%から数%にまで減少し、しかも光透
過率の変化が比較的急峻となる。
【0022】これは、ネガ型のホスト材料を用いる場
合、電圧無印加時に液晶セルの液晶配向膜との界面での
液晶分子の相互作用(interaction)が非常に弱いた
め、電圧無印加時に光が透過し易く、また電圧印加と共
に液晶分子のダイレクタの向きが変化し易くなるからで
あると考えられる。
【0023】このようにして、本発明において、ネガ型
のホスト材料を用いてGHセルを構成すれば、光透過率
(特に透明時)が向上し、GHセルを撮像光学系中にそ
のまま位置固定して使用できるコンパクトな調光装置が
実現可能となる。この場合、液晶素子への入射光の光路
中に偏光板を配することにより、電圧無印加時と電圧印
加時の吸光度の比(即ち光学濃度の比)が一層向上し、
調光装置のコントラスト比が更に大きくなり、明るい場
所から暗い場所までにおいて、調光動作をより正常に行
なうことができる。
【0024】なお、本発明においては、前記液晶素子の
ネガ型液晶の誘電率異方性は負であるのがよいが、ゲス
ト材料は、ポジ型又はネガ型の二色性染料分子からなっ
ていてよい。また、ホスト材料はネガ型であるのがよい
が、ポジ型でも差支えはない。
【0025】本発明において、ネガ型(又はポジ型)の
ホスト材料、ポジ型(又はネガ型)のゲスト材料は公知
の材料から選択して用いることができる。但し、実際の
使用の場合は、実使用温度範囲でネマチック性を示すよ
うに選択し、ブレンドした組成物を用いてよい。
【0026】上述したGHセル12からなる調光装置2
3は、例えば図7に示すように、ズームレンズのように
複数のレンズで構成されるレンズ前群15とレンズ後群
16との間に配置される。レンズ前群15を透過した光
は、偏光板11を介して直線偏光された後、GHセル1
2に入射する。GHセル12を透過した光は、レンズ後
群16で集光され、撮像面17に映像として映し出され
る。
【0027】この調光装置23を構成する偏光板11
は、本出願人による上述した先願発明と同様に、GHセ
ル12に入射する光の有効光路に対して出し入れ可能で
ある。具体的には、偏光板11を仮想線で示す位置に移
動させることにより、光の有効光路の外へ出すことがで
きる。この偏光板11を出し入れする手段として、図8
に示すような機械式アイリスが用いられてもよい。
【0028】この機械式アイリスは、一般にデジタルス
チルカメラやビデオカメラ等に用いられる機械式絞り装
置であり、主として2枚のアイリス羽根18、19と、
アイリス羽根18に貼付された偏光板11とからなる。
アイリス羽根18、19は、上下方向に移動させること
ができる。矢印21で示される方向に、図示せぬ駆動モ
ーターを用いてアイリス羽根18、19を相対的に移動
させる。
【0029】これにより、図8で示すように、アイリス
羽根18、19は部分的に重ねられ、この重なりが大き
くなると、アイリス羽根18、19の中央付近に位置す
る有効光路20上の開口部22が、偏光板11により覆
われる。
【0030】図9は、有効光路20付近の機械式アイリ
スの部分拡大図である。アイリス羽根18が下方に移動
すると同時に、アイリス羽根19が上方に移動する。こ
れに伴って、図9(a)に示すように、アイリス羽根1
8に貼付された偏光板11も有効光路20の外へと移動
する。逆に、アイリス羽根18を上方に、またアイリス
羽根19を下方に移動させることにより、互いのアイリ
ス羽根18、19が重なる。これに従って、図9(b)
に示すように、偏光板11は有効光路20上に移動し、
開口部22を次第に覆う。アイリス羽根18、19の互
いの重なりが大きくなると、図9(c)に示すように、
偏光板11は開口部20を全て覆う。
【0031】次に、この機械式アイリスを用いた調光装
置23の調光動作について説明する。
【0032】図示せぬ被写体が明るくなるにつれて、図
9(a)で示したように、上下方向に開いていたアイリ
ス羽根18、19は、図示せぬモーターにより駆動さ
れ、重なり始める。これによって、アイリス羽根18に
貼付されている偏光板11は、有効光路20上に入り始
め、開口部22の一部を覆う(図9(b))。
【0033】この時、GHセル12は光を吸収しない状
態にある(なお、熱的揺らぎ、又は表面反射等のため、
GHセル12による若干の吸収はある。)。このため、
偏光板11を通過した光と開口部22を通過した光は、
ほぼ強度分布が同等となる。
【0034】その後、偏光板11は、完全に開口部22
を覆った状態になる(図9(c))。さらに、被写体の
明るさが増す場合は、GHセル12への電圧を上昇し、
GHセル12で光を吸収することにより調光を行なう。
【0035】これとは逆に、被写体が暗くなる場合は、
まず、GHセル12への電圧を減少又は無印加とするこ
とにより、GHセル12による光の吸収効果を無くす
る。さらに被写体が暗くなった場合は、図示せぬモータ
ーを駆動することにより、アイリス羽根18を下方へ、
またアイリス羽根19を上方へ移動させる。こうして、
偏光板11を有効光路20の外へ移動させる(図9
(a))。
【0036】また、図7〜図9に示したように、偏光板
11(透過率例えば40%〜50%)を光の有効光路2
0から外に出すことができるので、偏光板11に光が吸
収されない。従って、調光装置の最大透過率を例えば2
倍以上に高めることができる。具体的には、この調光装
置を、従来の固定されて設置される偏光板及びGHセル
からなる調光装置と比較すると、最大透過率は例えば約
2倍になる。なお、最低透過率は両者で等しい。
【0037】また、デジタルスチルカメラ等に実用化さ
れている機械式アイリスを用いて、偏光板11の出し入
れが行なわれるので、調光装置は容易に実現可能とな
る。また、GHセル12を用いるので、偏光板11によ
る調光に加えて、GHセル12自体が光を吸収すること
により、調光を行なうことができる。
【0038】このようにして、この調光装置は、明、暗
のコントラスト比を高めると共に、光量分布をほぼ均一
に保つことができるものとなる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面参照下
に説明する。
【0040】実施例1 まず、ゲスト−ホスト型液晶(GH)セルを用いる調光
装置の一例を説明する。
【0041】この調光装置は、図7に示すように、GH
セル12と偏光板11とからなる。そして、GHセル1
2は、透明電極と配向膜をそれぞれ形成した2枚のガラ
ス基板(いずれも図示せず)の間に、ネガ型の液晶分子
(ホスト材料)とポジ型又はネガ型の二色性染料分子
(ゲスト材料)との混合物が封入されている。
【0042】液晶分子には、例えば誘電率異方性が負の
ネガ型液晶であるMerck社製のMLC−6608を
一例として用い、また二色性染料分子4には、光の吸収
に異方性を有し、例えば分子長軸方向の光を吸収するポ
ジ型染料であるBDH社製のD5を一例として用いた。
偏光板11の光吸収軸は、GHセル12に電圧を印加し
た時の光吸収軸と直交させた。
【0043】このGHセル12からなる調光装置23
は、例えば図7に示したように、ズームレンズのように
複数のレンズで構成されるレンズ前群15とレンズ後群
16との間に配置された。レンズ前群15を透過した光
は、偏光板11を介して直線偏光された後、GHセル1
2に入射する。GHセル12を透過した光は、レンズ後
群16で集光され、撮像面17に映像として映し出され
る。
【0044】そして、この調光装置23を構成する偏光
板11は、本出願人による上述した先願発明と同様に、
GHセル12に入射する光の有効光路に対して出し入れ
可能である。具体的には、偏光板11を仮想線で示す位
置に移動させることにより、光の有効光路の外へ出すこ
とができる。この偏光板11を出し入れする手段とし
て、図8に示した機械式アイリスが用いられてもよい。
【0045】このGHセル12に、矩形波を駆動波形と
して入力し、動作電圧印加時の光透過率の変化を計測し
たところ(図5)、図6に示すように、動作電圧の印加
に伴って、可視光の平均光透過率(空気中)が最大光透
過率約75%から数%にまで減少した。用いる液晶セル
構造や構成材料によっても異なるが、GHセル12は、
±5V(1kHz)以上のパルス電圧印加で、ほぼ最小
光透過率に達した。
【0046】しかし、0V→±5V、±5→0Vのよう
に、透明状態から完全遮光状態へ、又は完全遮光状態か
ら透明状態へと変化させた場合、光透過率は、ある程度
高速に応答するが、中間調で光透過率をわずかに変化さ
せようとした場合は、数倍の応答時間を要する場合があ
った。
【0047】例えば、図1(a)のように、0V→±5
Vの駆動電圧変化に対して光透過率が23.4msで応
答した場合に、図1(b)のように、±2V→±3Vで
中間調の駆動を行うと、応答時間が87.4ms程度ま
で悪化した。液晶セルを調光素子に用いて撮像装置を実
現しようとする場合、こうした応答速度の低下は自動露
出調整に支障を来してしまうことになる。
【0048】これを解決するために、本発明者が鋭意努
力したところ、図1(c)に示すように、中間調で駆動
する場合も、最初に完全遮光状態(最小光透過率)に対
応する駆動波形を、目標透過率を与える駆動波形の前
に、適当な何パルス分かを挿入すれば、応答時間を大幅
に短縮できることが判明した。
【0049】例えば、±2V→±3Vで駆動する場合
に、±5Vの矩形波を12ms分だけ、±3Vの駆動波
形の前に挿入したところ、光透過率の応答時間は、8
7.4msから11msへと、大幅に短縮することがで
きた。
【0050】同様に、±3V→±2Vで駆動する場合に
は、最初に完全透明状態(最大光透過率)に対応する0
Vの駆動波形を18ms分だけ、±2Vの駆動波形の前
に挿入したところ、図2(c)のように、光透過率の応
答時間は、図2(b)の51.4msから18.8ms
に短縮することができた。
【0051】なお、本実施例で、中間挿入する波形の時
間幅や電圧は、制御し易いように、ある程度自由に選択
できる。しかし、光透過率の応答は、図3(a)のよう
にパルス印加時間が短かすぎると不十分となり、また図
3(c)のようにパルス印加時間が長すぎて目標値をオ
ーバーシュートするような設定は好ましくない。従っ
て、図3(b)のように適正なパルスとするのがよい。
【0052】実施例2 本実施例は、液晶セルの駆動法を、実施例1で述べたパ
ルス電圧変調(PHM)からパルス幅変調(PWM)に
変えたものである。
【0053】例えば、基本的なパルス発生周期を100
μsとして、この基本周期内でパルス幅を制御すること
により、図4に示すように、パルス幅の増加に伴って、
前述のパルス電圧変調と同様に、可視光の平均光透過率
(空気中)が最大光透過率約75%から数%にまで減少
した。
【0054】そして、パルス波高値を5Vで固定し、パ
ルス幅を制御して、0μs→100μs、100μs→
0μsのように、透明状態から完全遮光状態へ、又は完
全遮光状態から透明状態へと変化させた場合、光透過率
は、ある程度高速に応答するが、中間調で光透過率をわ
ずかに変化させようとした場合は、やはり数倍の応答時
間を要した。
【0055】例えば、0μs→100μsの駆動パルス
幅変化に対して、光透過率が約20msで応答した場合
に、20μs→40μsで中間調の駆動すると、応答時
間が約90ms程度まで悪化した。液晶セルを調光素子
に用いて撮像装置を実現しようとする場合、こうした応
答速度の低下は自動露光調整に支障を来してしまう。
【0056】これを解決するために、パルス幅変調(P
WM)で中間調駆動する場合も、最初に完全遮光状態
(最小光透過率)に対応する駆動波形を、目標透過率を
与える駆動波形の前に、適当なパルス幅の何パルス分か
を挿入すれば、応答時間を大幅に短縮できることが判明
した。
【0057】例えば、20μs→40μsのパルス幅変
化で駆動する場合に、100μsのパルス幅の矩形波を
10ms分だけ、40μsのパルス幅の駆動波形の前に
挿入したところ、光透過率の応答時間は、約90msか
ら約10msへと大幅に短縮することができた。
【0058】同様に、40μs→20μsのパルス幅変
化で駆動する場合には、最初に完全透明状態(最大光透
過率)に対応する0μsの駆動波形を18ms分だけ、
20μsのパルス幅の駆動波形の前に挿入したところ、
光透過率の応答時間は、約70msから約18msに短
縮することができた。
【0059】なお、本実施例でも、中間挿入する波形の
時間幅や電圧は、制御し易いように、ある程度自由に選
択できる。しかし、前述したと同様に、光透過率の応答
が目標値をオーバーシュートするような設定は好ましく
ない。
【0060】さらに、本実施例では、パルス幅変調を用
いて駆動しているため、実施例1のパルス電圧変調に比
べて、しきい値電圧が低く、全体的に特性が低電圧側に
シフトするため、低電圧制御が可能であり、消費電力の
低減も図れる。また、光透過率の変化は比較的緩やかと
なるため、電圧により透過率を制御しやすく、階調性が
向上した。
【0061】実施例3 図10は、上記実施例による調光装置23をCCD(Ch
arge coupled device)カメラに組み込んだ例を示すも
のである。
【0062】即ち、CCDカメラ50において、一点鎖
線で示す光軸に沿って、前記のレンズ前群15に相当す
る1群レンズ51及び2群レンズ(ズーム用)52、前
記のレンズ後群16に相当する3群レンズ53及び4群
レンズ(フォーカス用)54、CCDパッケージ55が
適宜の間隔をおいてこの順に配設されており、CCDパ
ッケージ55には赤外カットフィルタ55a、光学ロー
パスフィルタ系55b、CCD撮像素子55cが収納さ
れている。
【0063】2群レンズ52と3群レンズ53との間に
は、3群レンズ53寄りに、上述した本発明に基づくG
Hセル12と偏光板11からなる調光装置23が光量調
節(光量絞り)のために同じ光路上に取付けられてい
る。なお、フォーカス用の4群レンズ54は、リニアモ
ータ57により光路に沿って3群レンズ53とCCDパ
ッケージ55との間を移動可能に配設され、またズーム
用の2群レンズ52は、光路に沿って1群レンズ51と
調光装置23との間を移動可能に配設されている。
【0064】図11には、このカメラシステムにおける
調光装置23による光透過率制御のシーケンスのアルゴ
リズムを示す。
【0065】この実施例によると、2群レンズ52と3
群レンズ53の間に本発明に基づく調光装置23が設け
られているので、上述したように電界の印加によって光
量を調節でき、システムを小型化でき、実質的に光路の
有効範囲の大きさまで小型化できる。したがって、CC
Dカメラの小型化を達成することが可能である。また、
パターン化された電極への印加電圧の大きさによって光
量を適切に制御できるので、従来のような回折現象を防
止し、撮像素子へ十分な光量を入射させ、像のぼやけを
なくせる。
【0066】図12は、上記のCCDカメラの駆動回路
ブロック図である。これによれば、調光装置23の光出
射側に配されたCCD撮像素子55cの駆動回路部60
を有し、CCD撮像素子55cの出力信号がY/C信号
処理部61で処理され、輝度情報(Y信号)としてGH
セル駆動制御回路部62にフィードバックされ、この制
御回路部からの制御信号により、駆動回路部60の基本
クロックと同期して、上述した如くにパルス電圧又はパ
ルス幅が制御された駆動パルスがパルス発生回路部63
から得られるようになっている。制御回路部62と、パ
ルス発生回路部63とで、パルス電圧又はパルス幅の制
御のためのGH液晶駆動制御部64が構成されている。
【0067】なお、このカメラシステムとは別のシステ
ムにおいても、調光装置23の出射光をフォトディテク
タ(又はフォトマル)で受け、ここから出射光の輝度情
報を制御回路部62へフィードバックし、GHセル駆動
回路部(図示せず)のクロックと同期して、パルス発生
回路部からパルス電圧又はパルス幅が制御された駆動パ
ルスを得ることができる。
【0068】以上、本発明を実施の形態及び実施例につ
いて説明したが、上述の例は、本発明の技術的思想に基
づき種々に変形が可能である。
【0069】例えば、液晶素子や調光装置の構造や材
質、その駆動機構、駆動回路、制御回路の構成などは種
々に変更が可能である。また、駆動波形は矩形波、台形
波、三角波、正弦波のいずれでも駆動可能であり、両電
極間の電位差に応じて液晶分子の傾きが変化し、光透過
率が制御される。s
【0070】本発明の調光装置及び撮像装置は、前記液
晶光学素子の駆動電極が少なくとも有効光透過部の全域
にわたって形成されている場合に好適であり、そのよう
に形成された駆動電極への駆動パルスの制御によって有
効光路幅全体にわたって光透過率の一括制御を高精度に
行なうことができる。
【0071】また、GHセルとして、上述したもの以外
に、2層構造等のGHセルも使用可能である。偏光板1
1のGHセル12に対する位置は、レンズ前群15とレ
ンズ後群16との間としたが、この配置に限らず、撮像
レンズの設定条件から最適となる位置に配置されればよ
い。即ち、位相差フィルム等の偏光状態が変化する光学
素子を用いない限り、偏光板11は、例えば撮像面17
とレンズ後群16との間等、被写体側又は撮像素子側の
任意の位置に置くことができる。さらにまた、偏光板1
1は、レンズ前群15又はレンズ後群16に代わる単一
のレンズ(単レンズ)の前又は後に配置されてもよい。
【0072】また、アイリス羽根18、19は2枚に限
られず、より多くの枚数を用いることにしてもよいし、
逆に1枚でもよい。また、アイリス羽根18、19は、
上下方向に移動することにより重ねられるが、他の方向
に移動してもよく、周囲から中央に向けて絞り込むこと
にしてもよい。
【0073】また、偏光板11は、アイリス羽根18に
貼付されているが、アイリス羽根19の方に貼付されて
もよい。
【0074】また、被写体が明るくなるにつれて、先に
偏光板11の出し入れによる調光を行なった後、GHセ
ル12による光の吸収を行なったが、逆に、先にGHセ
ル12の光吸収による調光を行なうことにしても良い。
この場合、GHセル12の透過率が所定の値まで低下し
た後に、偏光板11の出し入れによる調光を行なう。
【0075】また、偏光板11を有効光路20から出し
入れする手段として、機械式アイリスを用いたが、これ
に限られない。例えば、偏光板11が貼付されたフィル
ムを駆動モーターに直接設置することにより、偏光板1
1を出し入れしてもよい。
【0076】また、上記の例では偏光板11を有効光路
20に対し出し入れしたが、有効光路中に位置固定する
ことも勿論可能である。
【0077】また、本発明の調光装置は、公知の他のフ
ィルター材(例えば、有機系のエレクトロクロミック
材、液晶、エレクトロルミネッセンス材等)と組み合わ
せて用いることも可能である。
【0078】更に、本発明の調光装置は、既述したCC
Dカメラ等の撮像装置の光学絞り以外にも、各種光学
系、例えば、電子写真複写機や光通信機器等の光量調節
用としても広く適用が可能である。更に、本発明の調光
装置は、光学絞りやフィルター以外に、キャラクターや
イメージを表示する各種の画像表示素子に適用すること
ができる。
【0079】
【発明の作用効果】本発明によれば、液晶素子の光透過
率を、現光透過率から目標光透過率へ中間調でわずかに
変化させる際に、目標光透過率に対応する駆動パルスを
与える前に、完全遮光時(最小光透過率)又は完全透明
時(最大光透過率)に対応する制御用駆動パルスを予め
適度に挿入するため、単に目標光透過率に対応する駆動
パルスをステップ状に与えて駆動する場合に比べて、液
晶の配向変化又はその緩和がスムーズに立ち上がるよう
になり、目標光透過率に達するまでの応答時間を大幅に
短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による、中間調の応答速度の改
善結果の一例を示すグラフである。
【図2】同、中間調の応答速度の改善結果の別の一例を
示すグラフである。
【図3】同、中間調の応答速度の改善のための駆動パル
ス制御の一例を示すグラフである。
【図4】本発明の他の実施例による調光装置の光透過率
と駆動パルスのパルス幅との関係を示すグラフ及び駆動
パルス波形図である。
【図5】本発明による調光装置の一例の動作原理を示す
概略図である。
【図6】同、調光装置の光透過率と駆動印加電圧との関
係を示すグラフである。
【図7】同、液晶光学素子を用いた調光装置の概略側面
図である。
【図8】同、調光装置の機械式アイリスの正面図であ
る。
【図9】同、調光装置の有効光路付近の機械式アイリス
の動作を示す概略部分拡大図である。
【図10】同、調光装置を組み込んだカメラシステムの
概略断面図である。
【図11】同、カメラシステムにおける光透過率制御の
アルゴリズムである。
【図12】同、駆動回路を含むカメラシステムのブロッ
ク図である。
【図13】従来の調光装置の動作原理を示す概略図であ
る。
【図14】同、調光装置の光透過率と駆動印加電圧との
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1、11…偏光板、2、12…GHセル、3…ポジ型液
晶、4…ポジ型染料分子、5…入射光、13…ネガ型液
晶、15、16…レンズ群、17…撮像面、18、19
…アイリス羽根、20…有効光路(セル中間部又は中央
部)、22…開口部、23…調光装置、24…セル周辺
部、31A、31B…ガラス基板、32A、32B…透
明(動作)電極、33A、33B…配向膜、34…液晶
材料、35…封止(シール)材、36…球状スペーサ
ー、37…柱状スペーサー、50…CCDカメラ、51
…1群レンズ、52…2群レンズ、53…3群レンズ、
54…4群レンズ、55…CCDパッケージ、55b…
光学ローパスフィルタ、55c…CCD撮像素子、60
…CCD駆動回路部、61…Y/C信号処理部、62…
制御回路部、63…パルス発生回路部、64…パルス電
圧又はパルス幅の制御部(GH液晶駆動制御装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河端 大 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 田中 和洋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA33 EA38 GA02 GA13 HA06 HA18 HA24 JA06 MA10 MA13 2H093 NA53 NB01 NC03 ND06 ND32 NF06 NG11 NH12 NH14 5C022 AA13 AB14 AC42 AC55 AC69

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶素子と;この液晶素子から射出する
    光の透過率を現光透過率から目標光透過率へ変化させる
    際に、少なくとも前記目標光透過率に対応する駆動パル
    スを与える前に、最小光透過率又は最大光透過率に対応
    する制御用駆動パルスを予め挿入する、パルス制御部
    と;を具備する調光装置。
  2. 【請求項2】 前記制御用駆動パルスが少なくとも制御
    されたパルス電圧及びパルス数を有している、請求項1
    に記載した調光装置。
  3. 【請求項3】 前記制御用駆動パルスのパルス電圧が、
    前記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス電圧
    と同等、或いはこのパルス電圧と前記目標光透過率を生
    じるパルス電圧との間の値である、請求項2に記載した
    調光装置。
  4. 【請求項4】 前記制御用駆動パルスが少なくとも制御
    されたパルス幅及びパルス数を有している、請求項1に
    記載した調光装置。
  5. 【請求項5】 前記制御用駆動パルスのパルス幅が、前
    記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス幅と同
    等、或いはこのパルス幅と前記目標光透過率を生じるパ
    ルス幅との間の値である、請求項4に記載した調光装
    置。
  6. 【請求項6】 前記液晶素子が、ネガ型液晶をホスト材
    料とし、二色性染料をゲスト材料とするゲスト−ホスト
    型液晶素子である、請求項1に記載した調光装置。
  7. 【請求項7】 液晶素子からなる調光装置を駆動する方
    法であって、前記液晶素子から射出する光の透過率を現
    光透過率から目標光透過率へ変化させる際に、少なくと
    も前記目標光透過率に対応する駆動パルスを与える前
    に、最小光透過率又は最大光透過率に対応する制御用駆
    動パルスを予め挿入する、調光装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記制御用駆動パルスを少なくともパル
    ス電圧及びパルス数によって制御する、請求項7に記載
    した調光装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記制御用駆動パルスのパルス電圧を、
    前記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス電圧
    と同等、或いはこのパルス電圧と前記目標光透過率を生
    じるパルス電圧との間の値とする、請求項8に記載した
    調光装置の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記制御用駆動パルスを少なくともパ
    ルス幅及びパルス数によって制御する、請求項7に記載
    した調光装置の駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記制御用駆動パルスのパルス幅を、
    前記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス幅と
    同等、或いはこのパルス幅と前記目標光透過率を生じる
    パルス幅との間の値とする、請求項10に記載した調光
    装置の駆動方法。
  12. 【請求項12】 前記液晶素子として、ネガ型液晶をホ
    スト材料とし、二色性染料をゲスト材料とするゲスト−
    ホスト型液晶素子を用いる、請求項7に記載した調光装
    置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 液晶素子からなる調光装置が撮像系の
    光路中に配されている撮像装置であって、前記調光装置
    が、 前記液晶素子から射出する光の透過率を現光透過率から
    目標光透過率へ変化させる際に、少なくとも前記目標光
    透過率に対応する駆動パルスを与える前に、最小光透過
    率又は最大光透過率に対応する制御用駆動パルスを予め
    挿入する、パルス制御部を具備する、撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記制御用駆動パルスが少なくとも制
    御されたパルス電圧及びパルス数を有している、請求項
    13に記載した撮像装置。
  15. 【請求項15】 前記制御用駆動パルスのパルス電圧
    が、前記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス
    電圧と同等、或いはこのパルス電圧と前記目標光透過率
    を生じるパルス電圧との間の値である、請求項14に記
    載した撮像装置。
  16. 【請求項16】 前記制御用駆動パルスが少なくとも制
    御されたパルス幅及びパルス数を有している、請求項1
    3に記載した撮像装置。
  17. 【請求項17】 前記制御用駆動パルスのパルス幅が、
    前記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス幅と
    同等、或いはこのパルス幅と前記目標光透過率を生じる
    パルス幅との間の値である、請求項16に記載した撮像
    装置。
  18. 【請求項18】 前記液晶素子が、ネガ型液晶をホスト
    材料とし、二色性染料をゲスト材料とするゲスト−ホス
    ト型液晶素子である、請求項13に記載した撮像装置。
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