JP2005094417A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 赤外光カットフィルタの挿脱機構を有する撮像装置において、部品点数及びコストを削減して、装置を小型化する。
【解決手段】 撮像装置において、レンズ又はレンズ群と結像面との間に赤外光カットフィルタ12を挿脱自在に位置させる機構を設けて、低照度撮影時に該フィルタを撮像光学系の光軸から離れた位置に退避させる。フィルム材やシート材を用いて薄肉で軽量のフィルタ12を形成して、保持枠cを用いることなく該フィルタをアーム14で直接駆動できる構成にした。
【選択図】 図8
【解決手段】 撮像装置において、レンズ又はレンズ群と結像面との間に赤外光カットフィルタ12を挿脱自在に位置させる機構を設けて、低照度撮影時に該フィルタを撮像光学系の光軸から離れた位置に退避させる。フィルム材やシート材を用いて薄肉で軽量のフィルタ12を形成して、保持枠cを用いることなく該フィルタをアーム14で直接駆動できる構成にした。
【選択図】 図8
Description
本発明は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置への適用において、フィルタ(赤外光カットフィルタ等)の挿脱機構を、従来に比して少ない構成部品で実現することによって、装置の小型化や低コスト化を達成するための技術に関する。
赤外光カットフィルタを輝度信号のレベルに応じてレンズ系の光路上に挿入することができる機構を備え、低照度撮影と通常撮影との選択的な切換を可能とする機能(以下、「ナイトショット機能」という。)を有する撮像装置が知られている。
例えば、レンズ群と固体撮像素子との間にIR(赤外線)カットフィルタ及びダミーガラスを選択的に挿脱自在に配置する機構を設けた装置(例えば、特許文献1参照。)の場合、被写体及び該被写体の周辺が暗い状況での低照度撮影時には、ダミーガラスのみを挿入して光路上に位置させ、被写体及び該被写体の周辺が明るい状況での通常撮影時には、IRカットフィルタのみを挿入して光路上に位置させる。
ナイトショット機能に係る光学部品の駆動機構については、例えば、下記に示す構成が挙げられる。
・駆動源や歯車等を使ってダミーガラスやIRカットフィルタを回動させる構成形態
・駆動源や歯車等を使ってダミーガラスやIRカットフィルタを直線移動させる構成形態(例えば、特許文献2参照。)。
・駆動源や歯車等を使ってダミーガラスやIRカットフィルタを直線移動させる構成形態(例えば、特許文献2参照。)。
図9は、従来の撮像装置の構成について概略的に示す要部の分解斜視図であり、4群インナーフォーカスタイプの撮像光学系を有するレンズ鏡筒の一例aを示している。
本例では、1群レンズ部組「G1」、2群レンズ部組「G2」、3群レンズ部組「G3」、4群レンズ部組「G4」と、後部ユニット「U5」を備えており、図に拡大して示すように、U5は、IRカットフィルタbを光路に対して挿脱自在に駆動するための機構部を有している(尚、U5には、図示しない撮像素子(例えば、CCD型イメージセンサ等)が取り付けられている。)。
後部ユニットU5において、IRカットフィルタbは、通常撮影状態で光路上に挿入され、低照度撮影時には光路から離脱されて退避位置で保持される。尚、IRカットフィルタbはその周縁部が保持枠cにより保持されており、駆動機構dによってIRカットフィルタbと一体的に駆動される。
つまり、保持枠cに対してその移動時の案内用にガイド軸eが設けられており、アクチュエータfから、図示しないリンク機構を介して駆動力が保持枠cに伝達されて、保持枠cを移動させるように構成されている。尚、レンズ鏡筒の後部枠g1はU5の各構成部品を保持するものである。また、機構部はギヤカバーg2で覆われている。
図10は保持枠cの駆動に係るリンク機構の一例を概略的に示したものであり、h1〜h3に示すギヤを用いた動力伝達機構が用いられている。
h1は上記アクチュエータfの出力軸(図示せず。)により回動され、h2を構成する小径ギヤと噛合している。そして、h2を構成する大径ギヤがh3と噛合され、該h3の一部が上記保持枠cに係合している。つまり、駆動モータcの出力軸から得られる回転力は、h1、h2、h3に順次伝達され、最終段のh3の回転力が保持枠cのカム面により方向変換を受け(h3に一体化されたクランクアームが保持枠cに形成された長穴に係合されており、該アームの回転が長穴の内面に伝達される。)、これによって、図に矢印Aで示すように、光路に対して挿脱方向に沿って保持枠cを並進移動させる力となる。
尚、IRカットフィルタbにガラス材を用いると、その厚みのために上記した挿脱による撮影状態の切り換えを行った場合に結像位置が変わってしまう。その対策として、例えば、下記の方法が知られている。
(a)ダミーガラスを入れる方法(例えば、特許文献2参照。)
(b)フランジ面とレンズ最終屈折面との距離を広げてフランジバックを一定化させるために、鏡胴とマウント環の間に結像位置調整部材(スペーサ等)を挟む方法(例えば、特許文献3参照。)
(c)フォーカスレンズ位置補正値をズームトラッキング曲線データに加算するといった制御処理で対応する方法(例えば、特許文献4参照。)。
(b)フランジ面とレンズ最終屈折面との距離を広げてフランジバックを一定化させるために、鏡胴とマウント環の間に結像位置調整部材(スペーサ等)を挟む方法(例えば、特許文献3参照。)
(c)フォーカスレンズ位置補正値をズームトラッキング曲線データに加算するといった制御処理で対応する方法(例えば、特許文献4参照。)。
しかしながら、従来の構成では、IRカットフィルタの挿脱機構の構造や部品点数、コスト面で問題がある。
例えば、ガラス製のIRカットフィルタを回動又は移動させるための機構において、減速器等の多くの部品が必要であり、これが撮像装置の小型化を阻害する要因となる。また、ナイトショット機能を有しない撮像装置との比較において、コスト高となったり、組立作業性の面で、著しく不利になってしまう。
さらには、上記したIRカットフィルタの厚みに起因して該フィルタの挿脱時に結像位置が変化してしまうという問題に対しては、上記方法(a)や(b)の場合にダミーガラスやスペーサ等の部品追加が、小型化やコストダウンを阻害する原因となる。また、上記方法(c)では、その補正分だけフォーカスレンズの移動量を増す必要があり、レンズ鏡筒の小型化を阻害したり、光学性能の低下等が避けられない。
そこで、本発明は、赤外光カットフィルタ等の挿脱機構を有する撮像装置において、小型化、部品点数及びコストの削減等を課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するために、撮像光学系の光軸上にフィルム材又はシート材で形成されたフィルタを挿脱自在に位置させる機構を備えたものである。
従って、本発明では、フィルム材やシート材を用いて薄肉かつ軽量のフィルタを形成することができる。
本発明によれば、従来のガラス製フィルタに代わって、フィルム材やシート材を用いてフィルタを作製することにより、該フィルタの挿脱機構の構造を簡単化し、部品点数やコストを削減することができる。そして、ダミーフィルタやスペーサ等の調整用部材を用いることなく、フィルタの挿脱に起因する光学性能への影響を緩和することができる。
また、フィルタとして赤外光カットフィルタを備えた構成形態において、該フィルタを、撮像光学系の光軸上に位置させた第一の状態での撮影と、該フィルタを撮像光学系の光軸上に位置させない第二の状態での低照度撮影とを切り換える機構を設けることで、被写体照度に応じたフィルタ挿脱の切換を容易に行うことができる。
フィルタに対して保持枠を用いることなく、該フィルタをアームやレバー等で直接駆動する構成を採用する場合には軽量化や小型化に適しており、減速器等を用いることなくフィルタを駆動できるので機構が簡単になる。
さらには、フィルム材又はシート材に赤外光カット用コートを施すことにより赤外光カットフィルタを形成すると、フィルタの作製が容易であり、形状設計上の自由度が高い。
また、インナーフォーカス型の構成を有する撮像光学系への適用において、上記方法(a)乃至(c)を用いる必要がなくなるので、レンズ鏡筒の小型化や光学性能低下の防止に有効である。
本発明は、レンズ又はレンズ群と結像面との間にフィルタを挿脱自在に位置させる機構を備えた撮像装置において、該機構の簡素化及び該フィルタの挿脱に伴う光学性能への影響の緩和を目的として、例えば、下記に示す事項を提供するものである。
・従来のガラス製のIRカットフィルタに代わってフィルム材やシート材を用い、減速器や保持枠を具備せずに該フィルタを直接的に駆動することで、光学系及びフィルタ駆動機構の小型化、部品点数の削減を図ること
・薄肉のIRカットフィルタを用いることで該フィルタの挿脱が結像位置に及ぼす影響を少なくして、光学性能が充分に保証されたナイトショット機構付き撮像装置を実現すること。
・薄肉のIRカットフィルタを用いることで該フィルタの挿脱が結像位置に及ぼす影響を少なくして、光学性能が充分に保証されたナイトショット機構付き撮像装置を実現すること。
図1は、本発明に係る撮像装置の基本構成について説明するための概略図である。
撮像装置1を構成するレンズ鏡筒には、レンズ又はレンズ群2(図には単レンズで簡略化して示す。)と、固体撮像素子等の撮像手段3が設けられており、レンズと結像面3aとの間にフィルタ4を挿脱自在に位置させる機構5を備えている。尚、撮像装置1については、ビデオカメラやスチルカメラ、あるいは動画撮影及び静止画撮影の両機能をもったカメラ等への適用が可能である。
フィルタ4はフィルム材で形成されており、例えば、赤外光カットフィルタの場合、薄いシート材にIRカットコートを施したフィルタが用いられる。尚、本発明の適用において、赤外光カットのみには限られないので、紫外光や特定波長範囲の可視光等の成分をカットし又は透過させるフィルタ等を用いた構成形態への適用が可能である。
図1(A)は、フィルタ4が光軸「Lx」上に位置され、その支持部材6に形成された開口6aを覆う位置に来ている状態を示している。
フィルタ4の駆動機構7は、該フィルタ4を回動させ又は直線的に移動させるために設けられており、保持枠を用いることなく、フィルタ4をアーム等によって直接的に駆動する形態や、フィルタ4にマグネット等を付設して電磁力で駆動したり、静電力等を利用した形態が挙げられる。
図1(B)は、フィルタ4が光軸「Lx」から離れた場所に位置され、支持部材6に形成された開口6aが開放された状態を示している。つまり、駆動機構7によってフィルタ4が回動され又は移動されることで、レンズ又はレンズ群2や撮像素子3を含む撮像光学系に対して、光学的作用を及ぼさない位置まで退避される。尚、フィルタ4が薄い材料で形成されているので、フィルタの挿脱による光路長変化が結像性能に及ぼす影響を考慮したダミーフィルタ等は不要である。
通常の撮影では、図1(A)に示すように、フィルタ4を撮像光学系の光軸Lx上に位置させた第一の状態とされ、また、低照度撮影等では、図1(B)に示すように、フィルタ4を撮像光学系の光軸Lx上に位置させない第二の状態とされる。尚、このようなフィルタ位置の切換機構については、例えば、撮像素子3によって得られる画像信号(輝度信号)のレベルを予め設定されている閾値と比較するとともに、その比較結果に応じて駆動機構7を動作させることで行われる。
図2乃至図6は、ナイトショット機能を備えたレンズ鏡筒8の一例を示したものである。
図2はレンズ鏡筒8の全体を示す斜視図、図3はその分解斜視図を示している。
本例では、撮像光学系9が4群インナーフォーカス型の構成を有しており、1群レンズ部組「G1」、2群レンズ部組「G2」、3群レンズ部組「G3」、4群レンズ部組「G4」と、ナイトショット機構「NS」、後部ユニット「U5」を備えている。尚、G1はレンズ及びその保持枠を有し、G3にはアイリス駆動部10が設けられている。またG2、G4は可動レンズとその移動枠を有し、U5には可視光域及び赤外域に感度をもつ固体撮像素子11が設けられている。
図4、図5はナイトショット機構NSの構成例を示しており、図4は結像面側からみた場合の斜視図及び分解斜視図、図5は被写体側からみた場合の斜視図及び分解斜視図を示す。
本例では、薄いシート材で形成されたIRカットフィルタ12(赤外域付近の波長を有する光線成分に対してカットオフ機能を有する。)が使用され、該フィルタが、アクチュエータ13及びアーム14を含む駆動手段15によって光路範囲に対して上下に挿脱される構成となっている。
図示のように、ナイトショット機構NSの本体部16は、板金等で形成された板状部材17と、上記駆動手段15を収容するベース部材18を備えている。
IRカットフィルタ12は、その移動方向に延びる案内用の長孔12a、12aが互いに平行に形成されており、その一方の近くには該フィルタの移動方向と直交する方向に延びる係合長孔12bが形成されている。
板状部材17には、上記した開口6aに相当する矩形孔17aが形成されており、これから少し離れた位置には、円弧状をした長孔17bがフィルタ12の移動方向(上下方向)にほぼ沿うように形成されている。尚、板状部材17の周縁にはベース部材18との結合用に、複数の係合部17c、17c、…が設けられている。
ベース部材18には合成樹脂材料等が用いられ、上記矩形孔17aに対応した位置に同形の矩形孔18aが形成されている。そして、駆動手段15の収容部を構成する周壁部18bが形成されており、該周壁部に取り囲まれた部分には上記長孔17bに対応した位置に長孔18cが形成されている。
尚、ベース部材18には、板状部材17の各係合部17cに対応した係合爪18d、18d、…が形成されており、ベース部材18と板状部材17とが結合された状態で両部材の間に画成される空間にIRカットフィルタ12が収容される。また、ベース部材18に一体的に形成されたガイド部18e、18e(図4参照)はIRカットフィルタ12の長孔12a、12aにそれぞれ挿通されるようになっており、該フィルタが長孔12aの形成方向に沿って移動自在な状態で支持される。
アクチュエータ13によって回動されるアーム14はクランク状をなし、その先端部から突出された係合軸(作用端)14aが上記長孔18cを通して、フィルタ12の係合長孔12b、板状部材17の長孔17bにそれぞれ挿通された状態で係合される。
アーム14及びアクチュエータ13は周壁部18b内に配置された後、カバー19によって閉塞されるが、アクチュエータ13の一部はカバー19の円孔19aを通して外部に露出された状態とされる。
図6はナイトショット機構NSの内部構成を概略的に示したものであり、(A)図が通常撮影時の状態を示し、(B)図が低照度撮影時の状態を示している。尚、IRカットフィルタ12の各長孔12a内にそれぞれ示す丸印はガイド用支持部(図4のカイド部18e、18e参照)である。
先ず、被写体やその周囲が明るい場合には、(A)図に示すように、IRカットフィルタ12が図の下方に位置されて、その一部分が開口部(矩形孔17a、18a)の全体を覆っている。よって、被写体からレンズ群を通って固体撮像素子11に入射する光に対して、赤外線がカットされる。
また、低照度撮影状態においては、(B)図に示すように、アクチュエータ13によってアーム14が図の反時計回り方向に回動する。これにより、アーム14の係合軸14aがIRカットフィルタ12を図の上方に持ち上げ、該フィルタ12が上記開口部から離れた位置に保持される。従って、被写体からレンズ群を通った光について、その赤外線を含む成分が固体撮像素子11に入射される。
図7は、IRカットフィルタ12を、従来のガラス製フィルタbと対比させて示したものである。
(A)図に示す従来のフィルタbは矩形状をなし、その厚みが0.45mmであるのに対して、(B)図に示すIRカットフィルタ12では、その厚みが0.19mmとされ、また、形状設計上の自由度が高い。
図8は、IRカットフィルタ12を用いた駆動機構を、従来のガラス製フィルタbを用いた駆動機構と対比させて示したものである。
(A)図に示す従来の構成では、フィルタbの保持枠cの厚みが1.45mmであるのに対して、(B)図に示す本発明に係る構成では、保持枠を必要とせず、フィルタ12の厚み0.19mmで済む。また、従来のようにフィルタの駆動に複雑な機構を用いる必要がなく、アーム14によってIRカットフィルタ12を直接駆動することができる。
上記に説明した構成によれば、例えば、下記に示す利点が得られる。
・薄いIRカットフィルタ12を用いることで光路全長を短縮化でき、レンズ鏡筒の小型化を達成できる。例えば、図7では、ガラス材の代わりにシート材を使用することで、0.45−0.19=0.26[mm]の余裕が生じ、光学設計上の自由度が向上する。これにより、小型化や高性能化を実現できる。
・シート材等の薄い材料を用いてIRカットフィルタを加工できるため、保持枠を必要としなくてもこれを直接駆動することでフィルタ切換動作を行える。さらには、従来のガラス製IRカットフィルタに比べて軽いため、減速器等を用いなくても切換動作が可能となり、部品点数の削減や小型化に適する。例えば、図8の例では、レンズ最終屈折面と結像位置との間に、1.45−0.19=1.26[mm]の余裕が生まれるので、光学設計の自由度が向上する。これにより、小型化及び高性能化を実現できる。
・従来の構成に比べて全体の部品点数が少なくて済む。例えば、図9、図10に示した従来の構成では、アクチュエータf、ギヤh1〜h3、ギヤカバーg2、ガイド軸e、保持枠c、IRカットフィルタbの8点が必要とされるのに対し、本発明を適用した場合のナイトショット機構NSでは、図4、図5に示すように、アクチュエータ13、アーム14、板状部材17、ベース部材18、カバー19、IRカットフィルタ12の6点で構成されており、全体で2点の部品点数が削減される。
・IRカットフィルタ12の厚みが従来のガラス製フィルタに比べて小さいために、フィルタ挿脱による結像位置の変化量が小さくて済む。よって、焦点距離調整部材等を用いる必要がなく、光学性能の低下を比較的少なくすることができる。
1…撮像装置、4…フィルタ、5…機構、9…撮像光学系
Claims (5)
- 撮像光学系の光軸上にフィルタを挿脱自在に位置させる機構を備えた撮像装置において、
上記フィルタがフィルム材又はシート材で形成されている
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載した撮像装置において、
上記フィルタとして赤外光カットフィルタを備え、
上記赤外光カットフィルタを、撮像光学系の光軸上に位置させた第一の状態での撮影と、該赤外光カットフィルタを撮像光学系の光軸上に位置させない第二の状態での低照度撮影とを切り換える機構を有する
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載した撮像装置において、
上記第一の状態での撮影と上記第二の状態での撮影とを切り換える機構が、保持枠を用いることなく、上記赤外光カットフィルタを直接駆動する
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載した撮像装置において、
上記フィルム材又はシート材に赤外光カット用コートを施すことにより上記赤外光カットフィルタを形成した
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載した撮像装置において、
上記撮像光学系がインナーフォーカス型の構成を有する
ことを特徴とする撮像装置。
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