JP2002121823A - 建物ユニット - Google Patents

建物ユニット

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JP2002121823A
JP2002121823A JP2000318315A JP2000318315A JP2002121823A JP 2002121823 A JP2002121823 A JP 2002121823A JP 2000318315 A JP2000318315 A JP 2000318315A JP 2000318315 A JP2000318315 A JP 2000318315A JP 2002121823 A JP2002121823 A JP 2002121823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニット式建物の内部を多目的に利用できる
ようになる建物ユニットを提供する。 【解決手段】 箱形の建物ユニットの軸組フレーム55
は、その床面側に、欠損部8Cを有する中間梁8を備
え、この欠損部8Cの下方に、中間梁8を相手方と連結
する連結部材9を架けわたして構成する。そのため、中
間梁8に支持させて例えば床面材を設けることにより、
中間梁8を境界とする一方を例えば居室とすることがで
き、他方を、例えばコンクリートを打設することにより
形成される土間とすることができる。この場合、ユニッ
ト式建物内に土間が設けられることになり、建物の内部
を多目的に利用できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸組フレームを有
する箱形の建物ユニットに関する。
【0002】
【背景技術】例えば、工業化住宅であるユニット式建物
は、予め工場で生産される複数の箱形の建物ユニット
を、現場で組み合わせることにより建てられる(特開平
11−172772号公報)。このユニット式建物で
は、工場で建物ユニットの内装、外装まで行い、建築現
場ではそれらの建物ユニットを組み合わせるだけの作業
が主となるので、現場での作業が大幅に軽減され、その
結果、短時間で建築工事を完了できるという利点があ
る。
【0003】このようなユニット式建物を構成する通常
(規格品)の建物ユニット1は、図6に示すように、四
隅に立設される4本の柱2と、これらの柱2の上端間同
士および下端間同士を結合する各4本の天井梁3、床梁
4とで構成された骨組み(軸組フレーム)5を備えてい
る。天井梁3の長辺梁間には、複数本の天井小梁6が架
けわたされ、これらの天井小梁6の下面には図示しない
天井面材が張り付けられている。また、床梁4の長辺梁
間には、複数本の根太7が架けわたされ、これらの根太
7の上面には図示しない床面材が張り付けられている。
【0004】以上のユニット式建物では、複数の箱形建
物ユニットの組み合わにより生じる外観の変化の乏しさ
を、大きさの異なる建物ユニットを組み合わせたり、屋
根の形状を変えたりして外観のデザインをよくしようと
工夫することが行われている。一方、建物の内部を多目
的に利用できるように、例えば、使用目的を決めず、何
にでも利用できるようなフリールームを設けたり、建物
の内部に土間を設けることも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、土間の幅寸
法は、例えば2人横に並んで通れる程度もあれば充分で
ある。しかし、このような土間を形成するために、通常
の建物ユニットよりも狭い幅の土間用の建物ユニットを
製作することは、土間用の建物ユニットの幅が狭いの
で、通常の建物ユニットの生産ライン等を使用すること
ができず、専用のラインが必要となることから生産性が
悪いという問題がある。その結果、通常の建物ユニット
を使用して一部を土間とすることになり、残りを、居室
や階段室等とすることになるが、その場合、軸組構造、
特に床面部の軸組構造が複雑となり、通常の建物ユニッ
トでは対応することができない。そのため、ユニット式
建物の内部を多目的に利用できるようになる建物ユニッ
トが要望されている。
【0006】本発明の目的は、ユニット式建物の内部を
多目的に利用できるようになる建物ユニットを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、図面を参照して説明すると、図3に示すように、軸
組フレーム55を有する箱形の建物ユニットであって、
軸組フレーム55は、その床面側に、欠損部8Cを有す
る中間梁8を備えるとともに、この欠損部8Cの下方に
は、中間梁8を相手方と連結する連結部材9が架けわた
されていることを特徴とする建物ユニットである。
【0008】このような本発明では、軸組フレームの床
面側に中間梁が設けられているので、この中間梁に支持
させて例えば床面材を設けることにより、中間梁を境界
とする一方を例えば居室とすることができ、他方を、例
えばコンクリートを打設することにより形成される土間
とすることができる。この場合、ユニット式建物内に土
間が設けられることになり、建物の内部を多目的に利用
できるようになる。また、中間梁に欠損部が形成されて
いるので、その部位を、中間梁の上面より低い高さの土
間とする場合の、その土間に続く例えば収納部への出入
り口とすることができ、利用効果が上がる。さらに、中
間梁の欠損部は、連結部材で連結されているので、欠損
部があっても、輸送時の揺れ等で曲がったりすることが
なく、中間梁の強度を確保することができる。
【0009】以上の本発明において、中間梁は、建物ユ
ニットの床面部を構成する床梁と同一部材を使用するこ
とが好ましく、また、中間梁は、対向する床梁間に架け
わたすことが好ましいが、これに限らず、L字状の中間
梁でもよく、互いに直交する床梁間に架けわたしてもよ
い。さらに、中間梁の欠損部の長さ寸法および位置につ
いては限定されず、中間梁の長さ方向の途中に形成して
もよく、中間梁の一方側端部、または他方側端部に形成
してもよい。また、連結部材は中間梁と同一部材を使用
することが好ましいが、要は、中間梁の欠損部を連結し
その強度を確保することができればよいので、そのよう
な条件を満たすことができれば、他の部材を使用しても
よい。また、相手方とは、欠損部が中間梁の途中に形成
されているものであれば、分割された中間梁の対向する
端部同士であり、欠損部が中間梁の端部に形成されてい
るものであれば、その中間梁の端部と対向する床梁であ
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、図3に示すよう
に、請求項lに記載の建物ユニットにおいて、軸組フレ
ーム55の床面は、四隅に立設される4本の柱2の下端
間同士を結合する4本の床梁4,42,45を備えて構
成されるとともに、中間梁8は対向する床梁4,45間
に設けられ、欠損部8Cは中間梁8の長さ方向途中に形
成されていることを特徴とするものである。
【0011】このような本発明では、欠損部が中間梁の
長さ方向途中に形成されているので、欠損部を連結部材
で連結する際、分割された中間梁の対向する端部同士間
に架けわたせばよく、連結が容易である。
【0012】請求項3に記載の発明は、図5に示すよう
に、請求項1に記載の建物ユニットにおいて、軸組フレ
ーム55の床面は、四隅に立設される4本の柱2の下端
間同士を結合する4本の床梁4,42,45を備えて構
成されるとともに、中間梁8は対向する床梁4,45間
に設けられ、欠損部8Cは中間梁8の一方側端部または
他方側端部のいずれかに形成されていることを特徴とす
るものである。
【0013】このような本発明では、欠損部を形成する
際、端部を基準にして欠損部の長さ寸法だけ設定すれば
よく、つまり、端部から一箇所だけ設定すればよい。中
間梁の途中に欠損部が形成されている場合、基準位置か
ら少なくとも二箇所の寸法設定が必要となるので、その
場合と比べて、寸法設定が容易である。
【0014】請求項4に記載の発明は、図3に示すよう
に、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の建物ユ
ニットにおいて、中間梁8は、床面の長手方向に沿って
設けられることを特徴とするものである。このような本
発明では、中間梁に沿って例えば土間を形成した場合、
長さの長い土間とすることができ、利用価値が高くな
る。
【0015】請求項5に記載の発明は、図3に示すよう
に、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の建物ユ
ニットにおいて、中間梁8で区切られた他方40に土間
18Bが形成されることを特徴とするものである。この
ような本発明では、建物ユニット内に土間が形成される
ので、この建物ユニットを用いてユニット式建物を建て
たとき、内部に土間のある建物となり、多目的な利用が
可能な建物となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1には、ユニット式建物10
の1階部分Aの平面が示されており、このユニット式建
物10には、本発明の建物ユニットである土間用建物ユ
ニット14A(以下、単に土間ユニットという)が用い
られている。ユニット式建物10は、予め工場で生産さ
れ、かつ、大きさの異なる複数の建物ユニット11〜1
4を現場で組み合わせて建てられており、これらの建物
ユニット11〜14は、前記建物ユニット1と同様の構
造となっている。そして、これらの建物ユニット11〜
14のうち外側の建物ユニット11,12等の外壁1
9、窓等により囲まれた空間が居室空間100とされて
いる。
【0017】複数の建物ユニット11〜14のうち、図
1,2において左上側に配置された建物ユニット12A
は、玄関用建物ユニットとされ、その内部には、玄関ポ
ーチ、玄関、および第1土間部18Aが形成されてい
る。玄関には第1土間部18Aが連続しており、また、
玄関の上がり框部23の先には玄関ホールが形成されて
いる。このような玄関用建物ユニット12Aの構造は図
示しないが、土間コンクリート打設のため、前記建物ユ
ニット1の短辺側の床梁が取り外され、これに替わって
補強梁を設け、あるいは必要に応じて中間梁を設けた骨
組みを有するものとなっている。
【0018】前記土間ユニット14Aは、玄関用建物ユ
ニット12Aの横方向に互いの短辺方向同士を対向さ
せ、かつ、隣接して設けられ、その内部には、第2土間
部18B、階段ユニット31および収納室35Aが設け
られている。土間ユニット14Aには、長手方向に沿っ
て、ユニット14Aの短辺寸法のほぼ半分の幅寸法に形
成された前記第2土間部18Bが設けられ、この第2土
間部18Bは、土間ユニット14Aのほぼ全長にわた
り、かつ、その一端は玄関用建物ユニット12Aの第1
土間部18Aに連続している。そして、これら第1土間
部18Aと第2土間部18Bとで土間18が構成され、
この土間18は、玄関とともに、ユニット式建物10の
外壁19に沿って連続して設けられていることになる。
また、土間18の幅は、例えば1200cm程度に形成
されている。そして、土間18およびその両側の壁面等
で室内空間としての土間空間101が形成されている。
【0019】このような土間18の他端には、勝手口2
9が設けられており、勝手口29には、開閉自在にドア
30が取り付けられている。従って、勝手口29から、
外部に出入りできるようになっている。また、土間ユニ
ット14Aにおいて土間18に沿った位置には、建物の
2階と通じる階段ユニット31を備えた階段室32が設
けられており、この階段ユニット31の下方空間には収
納室35が形成されている。収納室35の床面は、第2
土間部18Bと同一レベルで連続しており、階段ユニッ
ト31の一側面側の側壁が所定の大きさに切り欠かれ、
その切り欠かれた部位が収納室35への出入り口35A
となっている。
【0020】また、建物ユニット11〜14等で形成さ
れる室内空間は、図示しないが適宜間仕切り壁で仕切ら
れ、キッチン、ダイニング、リビング等が形成されてい
る。そして、第2土間部18Bの他端からは、階段室3
2を通って、トイレやキッチン等に容易に出入りできる
ようになっている。
【0021】次に、このような土間ユニット14Aの軸
組構造を、図3に基づいて説明する。なお、この図にお
いて、前記建物ユニット1と同一の使用部材には同一符
号を付し、その詳細な説明は、省略または簡略化する。
土間ユニット14Aは、四隅に立設される4本の柱2
と、これらの柱2の上端間同士を結合する4本の天井梁
3、および下端間同士を結合する2本の床梁4および各
1本ずつの床梁42,45とで構成された骨組み(軸組
フレーム)55を備えている。
【0022】このような土間ユニット14Aの床梁4と
床梁45との間には、中間梁8が架けわたされている。
中間梁8は、床梁4と同じ部材で形成されており、土間
ユニット14Aの幅方向(短辺方向)のほぼ中央部間に
わたって架けわたされている。そして、中間梁8で仕切
られた床面の他方40に、コンクリートを打設すること
により前記第2土間部18Bが形成されるようになって
いる。これに対して、中間梁8で仕切られた床面の一方
41には、当該中間梁8に支持されて、前記階段室32
の床面、階段ユニット31が設けられるようになってい
る。
【0023】中間梁8の長手方向途中、かつ、前記玄関
用建物ユニット12A側には欠損部8Cが形成されてお
り、その結果、中間梁8は、欠損部8Cを挟んで第1梁
部材8Aと第2梁部材8Bとに分割されていることにな
る。また、欠損部8Cの位置が前記収納室35の出入り
口35Aとなっている。
【0024】欠損部8Cの下方には、中間梁8と同じ部
材で形成された連結部材9が架けわたされ、この連結部
材9により、分割された第1梁部材8Aと第2梁部材8
Bとの端部同士が連結され、結果的に中間梁8は連結部
材9を介して連続する1本の梁となっている。連結部材
9は、図4にも示すようにコ字状に形成されており、ま
た、中間梁8の高さ寸法より所定寸法Hだけ低く配置さ
れている。なお、この連結部材9は、第1梁部材8A等
と同じ部材で形成されているが、別部材で形成してもよ
い。
【0025】土間ユニット14Aの床梁のうち、玄関用
建物ユニット12A側の短辺床梁45は、床面の一方側
41において柱2と中間梁8との間に架けわたされてい
る。これに対して、床面の他方側40において柱2と中
間梁8との間には、輸送用治具としての仮梁45Aが架
けわたされている。この仮梁45Aは、土間ユニット1
4Aを建築現場に輸送した後、基礎上に載置する前に取
り外されるようになっている。
【0026】また、土間ユニット14Aの前記外壁19
側の床梁42には、前記勝手口29位置に該当する部位
に所定長さ寸法の欠損部42Cが形成されており、床梁
42は、欠損部42Cを挟んで、第1梁部材42Aと第
2梁部材42Bとに分割されていることになる。欠損部
42Cの下方には、床梁42と同じ部材で形成された連
結部材43が架けわたされ、この連結部材43により、
分割された第1梁部材42Aと第2梁部材42Bとの端
部同士が連結されている。
【0027】以上のような中間梁8の欠損部8Cと長辺
方向の床梁42の欠損部42Cと、土間18Bとの高さ
の位置関係は、図4に示すような関係となっている。す
なわち、床梁4、中間梁8の上面から寸法Hだけ低くな
った位置が第2土間部18Bの上面Bとなっており、連
結部材9、43の上面は、その第2土間部18Bの上面
より所定寸法低くなっている。つまり、連結部材9、4
3は、コンクリートに埋め込まれ、第2土間部18Bか
ら隠れている。従って、連結部材9、43が通行を妨げ
ることはない。また、土間ユニット14Aの各欠損部8
C,42Cと基礎との関係は、欠損部8C,42Cが基
礎に干渉する部位では、連結部材9、43が収容される
程度に切り欠かれている。
【0028】次に、このような土間ユニット14Aを用
いてユニット式建物10を建てる手順を説明する。予め
工場で生産した各建物ユニット11〜14等をトラック
で建設現場に搬送し、基礎上に1階建物ユニット11〜
14を順次載置、固定するとともに、隣り合う建物ユニ
ット同士を連結する。玄関用建物ユニット12Aおよび
土間用建物ユニット14Aは、所定の基礎の上に載せ、
互いを連結するとともに隣り合う建物ユニット12,1
4等と連結した後、盛土および切込砕石等の土間形成部
に、溶接金網等を配置し、所定の高さ位置まで土間コン
クリートを打設し、玄関から勝手口29まで連続する土
間18を形成する。
【0029】土間18を形成する一方で、1階建物ユニ
ット11〜14等の上に、図示しない複数の2階建物ユ
ニットを載置するとともに、接合ピン等で互いを連結
し、また、2階建物ユニット同士を連結し、例えば2階
建てのユニット式建物10を建てる。
【0030】このような実施形態によれば、次のような
効果がある。 (1) 土間ユニット14Aの軸組フレーム55は、床梁4
と床梁45との間に架けわたされた中間梁8を備えてい
るので、この中間梁8に支持させて例えば床面材を設け
ることにより、中間梁8を境界とする一方41を例えば
居室とすることができ、他方40を、例えばコンクリー
トを打設することにより形成される第2土間部18Bと
することができる。従って、このような土間ユニット1
4Aを用いてユニット式建物を建てた場合、建物内に土
間が設けられることになり、建物の内部を多目的に利用
できるようになる。
【0031】(2) 床梁4と床梁45との間に架けわたさ
れた中間梁8には欠損部8Cが形成され、この欠損部8
Cの下方には、分割された中間梁8A,8B同士を連結
する連結部材9が設けられているが、第2土間部18B
の上面Bの高さが連結部材9の上面より高いので、つま
り、連結部材9はコンクリートに埋め込まれているの
で、欠損部8Cおよび連結部材9が通行の妨げとなら
ず、第2土間部18Bに続く収納室35への出入り口3
5Aとすることができ、これにより、利用効果が上が
る。
【0032】(3) 中間梁8の欠損部8Cは、連結部材9
で連結されているので、中間梁8に欠損部8Cがあって
も、輸送時の揺れ等で曲がったりすることがなく、中間
梁8の強度を確保することができる。 (4) 欠損部8Cが中間梁8の長さ方向途中に形成されて
いるので、欠損部8Cを連結部材9で連結する際、分割
された中間梁8A,8Bの対向する端部同士間に架けわ
たせばよく、連結が容易である。
【0033】(5) 中間梁8は、土間ユニット14Aの対
向する短辺梁4,45間に架けわたされているので、中
間梁8沿って例えば第2土間部18Bを形成した場合、
長さの長い第2土間部18Bとすることができ、利用価
値が高くなる。
【0034】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次のような変形形態でもよいものである。例えば、
前記実施形態では、中間梁8を土間ユニット14Aの長
手方向に沿って設け、その中間梁8に沿った第2土間部
18Bとしたが、これに限らず、中間梁8を、土間ユニ
ット14Aの短辺梁に沿って設けてもよい。
【0035】また、前記実施形態では、中間梁8の欠損
部8Cを、土間18Bと収納室35との出入り口35A
に位置する中間梁8の長手方向の途中に形成したが、こ
れに限らず、図5に示すように、中間梁8における対向
する短辺床梁4,45のいずれか一方側端部に欠損部8
Cを形成してもよい。この場合、階段ユニット31は前
記実施形態と逆向きに設置すればよい。このようにすれ
ば、欠損部を形成する際、端部を基準にして欠損部の長
さ寸法だけ設定すればよい。つまり、端部から一箇所だ
け設定すればよい。中間梁の途中に欠損部が形成されて
いる場合、基準位置から少なくとも二箇所の寸法設定が
必要となるので、その場合と比べて、寸法設定が容易で
あるという効果がある。
【0036】さらに、前記実施形態での勝手口29に該
当する欠損部42Cの位置は、床梁42の途中に形成さ
れているが、この位置は限定されず、トイレ等が設置さ
れた建物ユニット12側の端部に欠損部8Cを形成して
もよい。また、前記実施形態では、欠損部8C,42C
の下面に設けられ、分割された中間梁8A,8Bおよび
第1梁部材42A,42B同士を結合する連結部材9,
43は、コ字状に形成したものが使用されているが、連
結部材9,43の形状は限定されない。第2土間部18
Bの高さに応じて決めればよく、例えば、床梁4等と同
じ高さ寸法の部材を、中間梁8Aの下面に直接結合して
もよい。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、軸組フレームの床面側に中間梁が設けられて
いるので、この中間梁に支持させて例えば床面材を設け
ることにより、中間梁を境界とする一方を例えば居室と
することができ、他方を、例えばコンクリートを打設す
ることにより形成される土間とすることができる。この
場合、ユニット式建物内に土間が設けられることにな
り、建物の内部を多目的に利用できるようになる。ま
た、中間梁に欠損部が形成されているので、その部位
を、中間梁の上面より低い高さの土間とする場合の、そ
の土間に続く例えば収納部への出入り口とすることがで
き、利用効果が上がる。さらに、中間梁の欠損部は、連
結部材で連結されているので、欠損部があっても、輸送
時の揺れ等で曲がったりすることがなく、中間梁の強度
を確保することができる。
【0038】請求項2の発明によれば、欠損部が中間梁
の長さ方向途中に形成されているので、欠損部を連結部
材で連結する際、分割された中間梁の対向する端部同士
間に架けわたせばよく、連結が容易である。
【0039】請求項3の発明によれば、中間梁は対向す
る床梁間に設けられ、欠損部は中間梁の一方側端部また
は他方側端部のいずれかに形成されている場合、欠損部
を形成する際、端部を基準にして欠損部の長さ寸法だけ
設定すればよく、つまり、端部から一箇所だけ設定すれ
ばよい。中間梁の途中に欠損部が形成されている場合、
基準位置から少なくとも二箇所の寸法設定が必要となる
ので、その場合と比べて、寸法設定が容易である。
【0040】請求項4の発明によれば、中間梁は、床面
の長手方向に沿って設けられるので、中間梁に沿って例
えば土間を形成した場合、長さの長い土間とすることが
でき、利用価値が高くなる。
【0041】請求項5の発明によれば、中間梁で区切ら
れた他方に土間が形成されるので、建物ユニットが土間
を有するものとなり、このような建物ユニットを用いて
ユニット式建物を建てたとき、内部に土間のある建物と
なり、多目的な利用が可能な建物となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態のユニット式建物を示す
1階部の平面図である。
【図2】前記実施形態の要部を示す平面図である。
【図3】前記実施形態の土間用建物ユニットの軸組を示
す全体斜視図である。
【図4】前記実施形態の土間用建物ユニットの床面と土
間上面との関係を示す図である。
【図5】本発明の変形形態に係る土間用建物ユニットの
軸組を示す全体斜視図である。
【図6】本発明に係るユニット式建物を構成する通常の
建物ユニットの軸組を示す全体斜視図である。
【符号の説明】 1 建物ユニット 8 中間梁 8C 欠損部 9 連結部材 10 ユニット式建物 12A 玄関用建物ユニット 14A 建物ユニットである土間用建物ユニット 18 土間 18A 第1土間部 18B 第2土間部 29 勝手口 35 収納室 35A 出入り口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸組フレームを有する箱形の建物ユニッ
    トであって、前記軸組フレームは、その床面側に、欠損
    部を有する中間梁を備えるとともに、この欠損部の下方
    には、前記中間梁を相手方と連結する連結部材が架けわ
    たされていることを特徴とする建物ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項lに記載の建物ユニットにおい
    て、前記軸組フレームの前記床面は、四隅に立設される
    4本の柱の下端間同士を結合する4本の床梁を備えて構
    成されるとともに、前記中間梁は前記対向する床梁間に
    設けられ、前記欠損部は前記中間梁の長さ方向途中に形
    成されていることを特徴とする建物ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の建物ユニットにおい
    て、前記軸組フレームの前記床面は、四隅に立設される
    4本の柱の下端間同士を結合する4本の床梁を備えて構
    成されるとともに、前記中間梁は前記対向する床梁間に
    設けられ、前記欠損部は前記中間梁の一方側端部または
    他方側端部のいずれかに形成されていることを特徴とす
    る建物ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の建物ユニットにおいて、前記中間梁は、前記床面の
    長手方向に沿って設けられることを特徴とする建物ユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の建物ユニットにおいて、前記中間梁で区切られた一
    方に土間が形成されることを特徴とする建物ユニット。
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