JP2002121389A - 保存安定性改質アスファルト組成物およびその製造方法 - Google Patents

保存安定性改質アスファルト組成物およびその製造方法

Info

Publication number
JP2002121389A
JP2002121389A JP2001249485A JP2001249485A JP2002121389A JP 2002121389 A JP2002121389 A JP 2002121389A JP 2001249485 A JP2001249485 A JP 2001249485A JP 2001249485 A JP2001249485 A JP 2001249485A JP 2002121389 A JP2002121389 A JP 2002121389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
asphalt
sulfur
mixture
compound
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001249485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4171194B2 (ja
Inventor
Shuhua Guo
淑華 郭
Weiqi Huang
偉祈 黄
Jun Long
軍 龍
Hyakushun Cho
百春 張
Zuun Wang
子軍 王
玉成 ▲余▼
Gyokusei Yo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sinopec Research Institute of Petroleum Processing
China Petrochemical Corp
Original Assignee
Sinopec Research Institute of Petroleum Processing
China Petrochemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from CN 00123512 external-priority patent/CN1107099C/zh
Priority claimed from CN 00123513 external-priority patent/CN1111195C/zh
Application filed by Sinopec Research Institute of Petroleum Processing, China Petrochemical Corp filed Critical Sinopec Research Institute of Petroleum Processing
Publication of JP2002121389A publication Critical patent/JP2002121389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4171194B2 publication Critical patent/JP4171194B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L95/00Compositions of bituminous materials, e.g. asphalt, tar, pitch

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存安定性がよい改質アスファルトを提供す
る。 【解決手段】 ベースアスファルトを50〜97.7重
量部と、二重結合を有するポリマーを2.0〜20.0
重量部と、混和剤を0.1〜20.0重量部と、架橋剤
0.1〜10.0重量部と、有機極性化合物を0.1〜
10.0重量部と混合してアスファルト組成物を製造す
る。このアスファルト組成物の安定性試験によって測定
された軟化点差を、2.5℃未満に設定する。ベースア
スファルトは、2回に分けて加えてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルト組成
物およびその調製方法に関する。特に、保存安定性ポリ
マー改質アスファルト組成物およびその調製方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アスファルト材は、道路および建築部門
において舗装および装飾材として急速に発達してきた。
しかし、粘弾性、可塑性、接着性などのようなアスファ
ルトおよびその混合物の性能特性は多くの要因に影響さ
れるので、最適な性能特性が発揮できていない。種々の
要因の中でも、気候が最も重要な要因である。気温の高
い季節、夏では、走行する車による高速道路の溝が、道
路表面の破損につながる主要な要因である。冬では、気
温の急激な変化による道路表面の割れが横断クラックの
主な原因である。南部での雨季においては、雨水侵入の
ためアスファルトと混合材とがその界面で相互作用し、
アスファルトの接着性能を低下させ、アスファルトが簡
単に石材からはがれることになる。したがって、アスフ
ァルトのレオロジー特性を向上させる必要がある。ポリ
マーの添加はアスファルトの性能を向上させる有効的な
方法である。ポリマーを添加することによって粘度およ
び耐高温性を高め、低温感度を低下させ、同時に低温性
能を向上させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オレフィンポリマーに
よって改質されたアスファルトは、T.F.イエン(Y
en)らのアスファルテンおよびアスファルトI石油化
学の発達(Asphaltenes and Asphalts, I Developments
in Petroleum Science)で検討されている。ポリマーの
量は6重量%であり、種々のポリマーによって改質され
たアスファルトの安定性を表1に示す。
【0004】
【表1】
【0005】表1から、APP(アタクチックポリプロ
ピレン)、LDPE(低密度ポリエチレン)、EPDM
(エチレン−プロピレン−ジエン3成分コポリマー)、S
BS(スチレン−ブタジエン−スチレン3ブロックコポ
リマー)をそれぞれアスファルトに加えると、ほとんど
のポリマーとアスファルトとの間で相分離が起こり、ア
スファルトポリマー組成物の特性に直接影響を与える。
【0006】EP639630A1は、ある構成を有す
る原料アスファルトをまず改質アスファルトの原料とし
て選別し、次いで、ポリマー改質剤として3ブロックポ
リマーSBSおよび不活性環境においてそれに添加した
補助剤としてビニル芳香族(例えば、スチレン)と反応
させ、良好な安定性を有するサンプルを製造することを
特徴とする安定したアスファルトポリマー組成物の調製
方法を開示している。この方法において改質アスファル
トの原料の供給源は限られており、補助剤としてのスチ
レンはアスファルトへのSBSの分散に役立たない。さ
らに、反応コストは、窒素環境が必要であるために増加
する。
【0007】米国特許第5、336、705号、第5、
627、225号および第5、348、994号は、ま
ず、発煙硫酸または他のスルホン化剤を用いて原料アス
ファルトをスルホン化し、ポリマー改質剤を用いてその
いずれにも酸性基を組み込み、次いで、中和剤としての
CaO、ZnOなどのアルカリで中和する。この方法で
は、調製プロセスが長く、製造コストが増加し、スルホ
ン化剤によって装置が腐食することになる。
【0008】米国特許第5、306、750号は、ポリ
マーをアスファルトと反応させる方法およびポリマー架
橋アスファルト生成物を開示している。この方法は、
0.05〜2重量%のエポキシド含有ポリマーとアスフ
ァルトとを100℃より高い温度で、1時間より長く共
役反応させる。この方法で得られた改質アスファルト
は、163℃〜177℃で4日間乾燥オーブンで保存し
た後も相分離が発生しなかった。
【0009】米国特許第5、331、028号は、ポリ
マー改質アスファルト組成物およびその調製方法を開示
している。組成物の構成は、100重量部のアスファル
トと0.5〜11重量部のグリシジル含有エチレンコポ
リマーとの反応から生成した反応物が80〜99.7重
量%を占め、スチレン/共役ジエンブロックコポリマー
が0.3〜20重量%を占める。この方法は、70〜9
9.2重量%のアスファルトと、0.5〜10重量%の
グリシジル含有エチレンコポリマーと0.3〜20重量
%のスチレン/共役ジエンブロックコポリマーとを混合
し、170℃〜220℃で6〜36時間反応させ、反応
生成物を生成する。
【0010】米国特許第5、331、028号および
5,306、750号に用いられたポリマーとアスファ
ルトとの相溶性はかなり良好であるが、ポリマーの高調
製コストおよび反応の困難さが主な制御要因である。
【0011】本発明の目的は、保存安定性改質アスファ
ルト組成物およびその製造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の成分を
含む保存安定的改質アスファルト組成物であって、 ベースアスファルト 50〜97.7重量部 二重結合を有するポリマー 2.0〜20.0重量部 混和剤 0.1〜20.0重量部 架橋剤 0.1〜10.0重量部 有機極性化合物 0.1〜10.0重量部、 安定性試験によって測定されたその生成物の軟化点差が
2.5℃未満であるという構成である。前記軟化点差は
0を越えかつ2.5℃未満であることが好ましい。
【0013】本発明は、また、上記保存安定性改質アス
ファルト組成物の調製方法であって、50〜97.7重
量部のベースアスファルト、2.0〜20.0重量部の
二重結合を有するポリマー、0.1〜20.0重量部の
混和剤、0.1〜10.0重量部の架橋剤、および0.
1〜10.0重量部の有機極性化合物をある条件で混合
する工程を含む方法を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、以下の成分を含む保存
安定性改質アスファルト組成物であって、 ベースアスファルト 50〜97.7重量部 二重結合を有するポリマー 2.0〜20.0重量部 混和剤 0.1〜20.0重量部 架橋剤 0.1〜10.0重量部 有機極性化合物 0.1〜10.0重量部を含み、 安定性試験によって測定されたその生成物の軟化点差が
2.5℃未満である。
【0015】上記ベースアスファルトは、石油アスファ
ルト、コールタールアスファルト、タールサンドアスフ
ァルトおよび天然アスファルトからなる群から選ばれる
1つまたはその混合物であり、石油アスファルトは、直
留アスファルト、溶剤脱歴により得られたアスファル
ト、酸化アスファルトおよび混合アスファルトから選ば
れる1つまたはその混合物である。上記直留アスファル
トは、常圧蒸留または真空蒸留により得られた常圧残油
または真空残油であり、25℃でのその溶け込みは20
〜300dmm(1/10mm)である。上記溶剤脱歴
で得られたアスファルトは、C3〜C5炭化水素のうちの
1つまたはそれらの混合物で残留物を抽出することによ
って得られる脱油アスファルトである。脱油アスファル
トの25℃での溶け込みは5〜200dmmである。
【0016】上記二重結合を有するポリマーは、主にS
BSタイプとされる、比が20〜45:80〜55のス
チレン−ブタジエンのブロックポリマーである。SBS
の構造は、星形または直鎖状であり、その分子量は、1
00000〜350000の範囲である。ブロックポリ
マーは、乾燥ゴムまたは2〜60重量%のオイルが伸展
された伸展油ポリマーである。
【0017】上記混和剤は、スチレンタール、トールオ
イル、酸含有トールオイル、触媒で分解されたオイルス
ラリー、重質脱歴オイル、溶剤精製によって得られる抽
出残油、ナフテン酸、ナフテン油、白油、およびコール
タール留分からなる群から選ばれる1つまたはその混合
物である。
【0018】上記架橋剤は、結晶化硫黄、活性硫黄、硫
黄供与体および「記号化」硫黄供与架橋剤からなる群か
ら選ばれる1つまたはその混合物である。上記活性硫黄
とは、硫黄粉、コロイド状硫黄、またはその混合物であ
る。上記コロイド状硫黄とは、硫黄粉または析出した硫
黄を分散剤と混合し、次いで粉砕することによって調製
された平均直径が1〜5μmのコロイドである。硫黄供
与体は、硫黄含有モルホリニウム化合物、チウラム化合
物およびポリスルフィドからなる群から選ばれる1つま
たはその混合物である。チウラム化合物の一般式は以下
のとおりである。
【0019】
【化1】 式中、x=1〜4、R1、R2、R3およびR4は、C1
4のアルキルである。ポリスルフィド:R1−(S)n
−R2、R1、R2は、シクロヘプタチオアミン(cyclohep
tathiaimine)アルキルフェノール、アルキルフェノール
モノスルフィドなどの脂肪族または芳香族複素環基であ
る。
【0020】上記「記号化」硫黄供与架橋剤とは、主に
金属酸化物架橋剤のことであり、ここで金属とは、主に
Ca、Mg、ZnまたはPbなどの2価の金属のことで
ある。上記「記号化」硫黄供与架橋剤は、CaO、Mg
O,ZnOおよびPbOからなる群から選ばれる1つま
たはその混合物である。
【0021】上記有機極性化合物は、主に極性基を有す
る化合物のことであり、これは、アミン、酸、フェノー
ル樹脂およびアルデヒド化合物から選ばれる1つまたは
その混合物である。
【0022】上記アミン化合物は、主に、ポリアクテン
(polyactene)ポリアミン化合物若しくはポリエチレンポ
リアミン化合物から選ばれる1つである脂肪族アミンお
よび芳香族アミン化合物であり、ポリアクテン(polyact
ene)若しくはポリエチレンは、ジ、トリおよびテトラエ
チレンを含み、ポリアミンは、ヘキサメチレンジアミ
ン、テトラミン、ペンタミンまたはその混合物を含む。
【0023】上記酸化合物は、カルボン酸、酸無水物、
スルホン酸、ホウ酸、およびリン酸化合物からなる群か
ら選ばれる1つまたはその混合物である。上記カルボン
酸は、脂肪族酸および芳香族酸からなる群から選ばれる
1つまたはその混合物である。上記酸無水物は、無水フ
タル酸およびその誘導体または無水マレイン酸およびそ
の誘導体である。上記スルホン化合物の一般式は以下の
とおりである。
【0024】
【化2】 式中、R1、R2およびR3は、HまたはC1〜C5のアル
キルであり、それぞれ同一であっても異なっていてもよ
い。
【0025】上記リン酸化合物は、ポリリン酸、亜リン
酸、変性ポリリン酸、リン酸化合物から選ばれる1つま
たはその混合物である。上記フェノール樹脂化合物は、
ホルムアルデヒドアルキルフェノール樹脂化合物から選
ばれる1つまたはその混合物であり、ここで、アルキル
は、p−tert−ブチルまたはp−tert−オクチルパラフ
ィン基である。極性ヘテロ原子含有アルキルもまた望ま
しく、上記ホルムアルデヒドアルキルフェノール樹脂
は、硫黄または酸素原子含有アルキルを有するホルムア
ルデヒドフェノール樹脂を含む。
【0026】上記アルデヒド化合物は、グリシドアルデ
ヒド、ホルムアルデヒド、2成分アルデヒドおよびフル
フラールから選ばれる1つまたはその混合物であり、こ
こで2成分アルデヒドとは、p−フタル酸アルデヒドお
よびその誘導体またはm−フタル酸アルデヒドおよびそ
の誘導体である。
【0027】本発明の保存安定性改質アスファルト組成
物の製造方法であって、50〜97.7重量部のベース
アスファルト、2.0〜20.0重量部の二重結合を有
するポリマー、0.1〜20.0重量部の混和剤、0.
1〜10.0重量部の架橋剤、および0.1〜10.0
重量部の有機極性化合物をある条件で混合する工程を含
む。
【0028】上記混和剤は、ベースアスファルト、また
は二重結合を有するポリマー、あるいは二重結合を有す
るポリマーとベースアスファルトとの混合物とまず混合
することができる。あるいは、上記混和剤は、最後に加
えてもよい。上記混和剤の添加は、1回でまたは2回に
分けて行うことができる。上記ベースアスファルトの添
加も1回でまたは2回に分けて行うことができる。
【0029】種々の成分の混合は、静的、動的、粉砕ま
たは強く攪拌によって行うことができる。本発明の製造
方法について、以下、4つの例を挙げて説明するが、本
発明の製造方法はこれらの例に限定されない。
【0030】(実施形態1)本発明の製造方法の第1の
例は、以下の工程を含む。 (1)ベースアスファルトを混和剤に100℃〜250
℃で0.1〜6時間接触させ、処理ベースアスファルト
を生成する工程と、(2)処理ベースアスファルトを二
重結合を有するポリマーと0.1〜10時間混合し、ア
スファルト母液を生成する工程と、(3)架橋剤、有機
極性化合物および必要であれば、ベースアスファルトを
アスファルト母液に100℃〜250℃で加え5〜30
0分反応させ、改質アスファルト組成物を生成する工
程。
【0031】この実施形態において、上記ベースアスフ
ァルト、二重結合を有するポリマー、混和剤、架橋剤お
よび有機極性化合物がそれぞれ、改質アスファルト組成
物に対し50〜97.7重量部、2.0〜20.0重量
部、0.1〜20.0重量部、0.1〜10.0重量部
および0.1〜10.0重量部を占める。工程(1)で
のベースアスファルトに対する工程(3)におけるベー
スアスファルトの重量比は、0〜50:100〜50で
ある。
【0032】(実施形態2)本発明の製造方法の第2の
例は、以下の工程を含む。 (1)ベースアスファルトを混和剤に100℃〜250
℃で0.1〜6時間接触させ、処理ベースアスファルト
を生成する工程と、(2)処理ベースアスファルトを二
重結合を有するポリマーと0.1〜10時間混合し、ア
スファルト母液を生成する工程と、(3)架橋剤、有機
極性化合物および必要であれば、混和剤をアスファルト
母液に100℃〜250℃で加え5〜300分反応さ
せ、改質アスファルト組成物を生成する工程。
【0033】この実施形態において、上記ベースアスフ
ァルト、二重結合を有するポリマー、混和剤、架橋剤お
よび有機極性化合物がそれぞれ、改質アスファルト組成
物に対し50〜97.7重量部、2.0〜20.0重量
部、0.1〜20.0重量部、0.1〜10.0重量部
および0.1〜10.0重量部を占める。工程(1)で
の混和剤に対する工程(3)における混和剤の重量比
は、0〜50:100〜50である。
【0034】(実施形態3)本発明の製造方法の第3の
例は、以下の工程を含む。 (1)100℃〜250℃のベースアスファルトと二重
結合を有するポリマーとを0.1〜10時間混合し、ア
スファルト母液を生成する工程と、(2)100℃〜2
50℃のアスファルト母液を100℃〜250℃の混和
剤に0.1〜6時間接触させ、処理アスファルト母液を
生成する工程と、(3)架橋剤、有機極性化合物および
必要であれば、ベースアスファルトを処理アスファルト
母液に加え5〜300分反応させ、改質アスファルト組
成物を生成する工程。
【0035】この実施形態において、上記ベースアスフ
ァルト、二重結合を有するポリマー、混和剤、架橋剤お
よび有機極性化合物がそれぞれ、改質アスファルト組成
物に対し50〜97.7重量部、2.0〜20.0重量
部、0.1〜20.0重量部、0.1〜10.0重量部
および0.1〜10.0重量部を占める。工程(1)で
のベースアスファルトに対する工程(3)におけるベー
スアスファルトの重量比は、0〜50:100〜50で
ある。
【0036】(実施形態4)本発明の製造方法の第4の
例は、以下の工程を含む。 (1)2.0〜20.0重量部の二重結合を有するポリ
マーを0.1〜20.0重量部の混和剤に10℃〜25
0℃で0.1〜72時間接触させて処理された二重結合
を有するポリマーを生成する工程と、(2)50〜9
7.7重量部のベースアスファルトを100℃〜250
℃に加熱する工程と、(3)処理された二重結合を有す
るポリマーと加熱されたベースアスファルトとを0.1
〜6.0時間混合し、アスファルト母液を生成し、アス
ファルト母液の温度を100℃〜250℃に保持する工
程と、(4)0.1〜10.0重量部の架橋剤および
0.1〜10.0重量部の有機極性化合物をアスファル
ト母液に加え、5〜300分間反応させ、改質アスファ
ルト組成物を生成する工程。
【0037】上記工程のベースアスファルトは、石油ア
スファルト、コールタールアスファルト、タールサンド
アスファルトおよび天然アスファルトからなる群から選
ばれる1つまたはその混合物であり、石油アスファルト
は、直留アスファルト、溶剤脱歴により得られたアスフ
ァルト、酸化アスファルトおよび混合アスファルトから
なる群から選ばれる1つまたはその混合物である。上記
直留アスファルトは、常圧蒸留または真空蒸留により得
られた常圧残油または真空残油であり、25℃でのその
溶け込みは20〜300dmm(1/10mm)であ
る。上記溶剤脱歴で得られたアスファルトは、C3〜C5
炭化水素のうちの1つまたはそれらの混合物で残留物を
抽出することによって得られる脱油アスファルトであ
る。脱油アスファルトの25℃での溶け込みは5〜20
0dmmである。
【0038】上記二重結合を有するポリマーは、主にS
BSタイプとされる、比が20〜45:80〜55のス
チレン−ブタジエンのブロックポリマーである。SBS
の構造は、星形または直鎖状であり、その分子量は、1
00000〜350000の範囲である。ブロックポリ
マーは、乾燥ゴムまたは2〜60重量%のオイルが伸展
された伸展油ポリマーである。
【0039】上記混和剤は、スチレンタール、トールオ
イル、酸含有トールオイル、触媒で分解されたオイルス
ラリー、重質脱歴オイル、溶剤精製によって得られる抽
出残油、ナフテン酸、ナフテン油、白油、およびコール
タール留分からなる群から選ばれる1つまたはその混合
物である。
【0040】混和剤のシステムへの添加は、ポリマーの
アスファルトでの相溶性を高めることができる。混和剤
自体が、ポリマーとアスファルトのいずれに対しても良
好な相互可溶性を有しているので、両者との相溶性を増
加させることができる。上記架橋剤は、結晶化硫黄、活
性硫黄、硫黄供与体および「記号化」硫黄供与架橋剤か
らなる群から選ばれる1つまたはその混合物である。上
記活性硫黄とは、硫黄粉、コロイド状硫黄、またはその
混合物である。上記コロイド状硫黄とは、硫黄粉または
析出した硫黄を分散剤と混合し、次いで粉砕することに
よって調製された平均直径が1〜5μmのコロイドであ
る。硫黄供与体は、硫黄含有モルホリニウム化合物、チ
ウラム化合物およびポリスルフィドからなる群から選ば
れる1つまたはその混合物である。チウラム系化合物の
一般式は以下のとおりである。
【0041】
【化3】 式中、x=1〜4、R1、R2、R3およびR4は、C1
4のアルキルである。ポリスルフィド:R1−(S)n
−R2、R1、R2は、シクロヘプタチオアミン(cyclohep
tathiaimine)アルキルフェノール、アルキルフェノール
モノスルフィドなどの脂肪族または芳香族複素環基であ
る。
【0042】上記「記号化」硫黄供与架橋剤は、主に金
属酸化物架橋剤のことであり、ここで金属とは、主にC
a、Mg、Zn、Pbなどの2価の金属のことである。
上記「記号化」硫黄供与架橋剤は、CaO、MgO,Z
nOおよびPbOからなる群から選ばれる1つまたはそ
の混合物である。
【0043】アスファルト/ポリマー母液の混合時に架
橋剤を添加するによって、良好な分散状態のポリマー
が、アスファルト中で有機極性化合物と架橋反応する。
これにより、ポリマーは、安定なネットワーク構造で存
在することができ、ポリマーのさらなる凝集および安定
性が防止される。
【0044】上記有機極性化合物は、主に極性基を有す
る化合物のことであり、これは、アミン、酸、フェノー
ル樹脂およびアルデヒド化合物からなる群から選ばれる
1つまたはその混合物である。
【0045】上記アミン化合物は、主に脂肪族アミンお
よび芳香族アミン化合物であり、これは、ポリアクテン
(polyactene)ポリアミン化合物若しくはポリエチレンポ
リアミン化合物から選ばれる1つであり、上記ポリアク
テン(polyactene)若しくはポリエチレンは、ジ、トリお
よびテトラエチレンを含み、ポリアミンは、ヘキサメチ
レンジアミン、テトラミン、ペンタミンまたはその混合
物を含む。
【0046】上記酸化合物は、カルボン酸、酸無水物、
スルホン酸、ホウ酸、およびリン酸化合物からなる群か
ら選ばれる1つまたはその混合物である。上記カルボン
酸は、脂肪族酸および芳香族酸から選ばれる1つまたは
その混合物である。上記酸無水物は、無水フタル酸およ
びその誘導体または無水マレイン酸およびその誘導体で
ある。上記スルホン化合物の一般式は以下のとおりであ
る。
【0047】
【化4】 式中、R1、R2およびR3は、HまたはC1〜C5のアル
キルであり、それぞれ同一でも異なっていてもよい。
【0048】上記リン酸化合物は、ポリリン酸、亜リン
酸、変性ポリリン酸、リン酸化合物から選ばれる1つま
たはその混合物である。上記フェノール樹脂化合物は、
ホルムアルデヒドアルキルフェノール樹脂化合物から選
ばれる1つまたはその混合物であり、ここで、アルキル
は、p−tert−ブチルまたはp−tert−オクチルパラフ
ィン基である。極性ヘテロ原子含有アルキルもまた望ま
しく、上記ホルムアルデヒドアルキルフェノール樹脂
は、硫黄または酸素原子含有アルキルを有するホルムア
ルデヒドフェノール樹脂を含む。
【0049】上記アルデヒド化合物は、グリシドアルデ
ヒド、ホルムアルデヒド、2成分アルデヒドおよびフル
フラールから選ばれる1つまたはその混合物であり、こ
こで2成分アルデヒドとは、p−フタル酸アルデヒドお
よびその誘導体またはm−フタル酸アルデヒドおよびそ
の誘導体である。
【0050】本発明のシステムでの有機極性化合物の添
加の働きは、架橋剤の反応を促進することである。本発
明の結果は、有機極性化合物の添加により、アスファル
トおよび二重結合を有するポリマーが有機極性化合物の
作用によって連続的な相構造を形成することが可能にな
るということを示している。
【0051】本発明が提供する方法によって調製された
改質アスファルト組成物は、保存安定性が良く、安定性
方法によって測定された軟化点差が2.5℃より低い。
本発明が提供する調製方法は、簡易であり特別な装置を
必要としない。改質アスファルト組成物は、粘度、接着
性が高く、石材を覆う能力が高いので、石材とアスファ
ルトとの接着性を増加させるための耐剥がれ剤を用いる
ことなく雨の多いまたは湿った地域で直接用いることが
できる。本発明が提供する方法によって調製された改質
アスファルト組成物はまた、水および乳化剤をある割合
で加えることによって製造することができる乳化された
アスファルトの基本原料としても用いることができる。
【0052】
【実施例】つぎに、本発明の実施例について説明する
が、本発明はこれらに限定されない。
【0053】本発明に用いるベースアスファルトAおよ
びBは、直留アスファルトおよびプロパン脱歴によるア
スファルトである。その特性を表2に示す。SBSポリ
マーは、北京燕山石油化学(株)(Beijing Yanshan Petr
ochemical Co.)製の1403を用いた。コロイドミル
は、上海フルコ電子機械機器(株)(Shanghai Fluko Elec
tromechanical Equipment Co.)製のFD3/60−20
を用いた。安定性試験は、ASTMD5892−96a
による方法に従い行われ、軟化点は、GE/T4507
による方法に従い測定された。
【0054】(実施例1)本実施例では、混和剤でベー
スアスファルトを処理することにより改質アスファルト
組成物を調製した場合を示す。まず、190℃のベース
アスファルトA360gに、酸含有トールオイル(遼宇
石油化学繊維プラント(Liaoning Petrochemical Fiber
Plant)製、以下同様)120gを加え、180℃で1時
間混合した。次いで、この処理ベースアスファルトA
に、90gのSBS、18gのコロイド状硫黄(マオミ
ング石油化学(株)(Maoming Petrochemical Co.)製、
以下同様)、および12gの無水マレイン酸(蘭州化学
産業(株)(Lanzhou Chemical Industry Co.)製、以
下同様)を順次加え、120℃で6時間反応させ、改質
アスファルト組成物を生成した。その特性を表3に示
す。表3から、安定性試験により測定した軟化点差はわ
ずか2℃であることがわかる。
【0055】(実施例2)本実施例では、混和剤を二度
加えることにより改質アスファルト組成物を調製した場
合を示す。まず、190℃のベースアスファルトA36
0gに、酸含有トールオイル60gを加え、180℃で
1時間混合した。次いで、この処理ベースアスファルト
Aに、90gのSBS、18gのコロイド状硫黄、12
gの無水マレイン酸および60gの酸含有トールオイル
を順次加え、220℃で6時間反応させ、改質アスファ
ルト組成物を生成した。その特性を表3に示す。表3か
ら、安定性試験により測定した軟化点差はわずか2.5
℃であることがわかる。
【0056】(実施例3)本実施例では、アスファルト
母液を混和剤で処理することにより改質アスファルト組
成物を調製した場合を示す。160℃の470.3gの
ベースアスファルトAと14.3gのSBSとを2時間
混合し、484.6gのアスファルト母液を生成する。
120℃のこのアスファルト母液に4.9gのスチレン
タールを加え、180℃で0.5時間混合し、処理アス
ファルト母液を生成した。この処理アスファルト母液
に、0.5gのシクロヘプタチオアミン(cyclohptathi
oimine)(蘭州化学産業(株)(Lanzhou Chemical Ind
ustry Co.)製、以下同様)および10gのポリリン酸
(吉林化学産業(株)(Jilin Chemical Industry C
o.)製、以下同様)を加え、150分間反応させ、改質
アスファルト組成物を生成した。その特性を表3に示
す。改質アスファルト組成物の微細構造は、顕微鏡写真
によって確認することができる。表3から、安定性試験
により測定した軟化点差はわずか1℃であることがわか
る。図1は、SBSポリマーが改質アスファルト組成物
に均一に分散し、連続相を形成していることを示し、す
なわち、改質アスファルト組成物は非常に安定している
ことがわかる。
【0057】(比較例1)この例は、実施例3に対する
比較例であり、有機極性化合物を添加していない。20
0℃の479.7gのベースアスファルトAと14.3
gのSBSとを0.5時間混合し、494.0gのアス
ファルト母液を生成する。120℃のこのアスファルト
母液に5.0gのスチレンタールを加え、200℃で
0.5時間混合し、処理アスファルト母液を生成した。
この処理アスファルト母液に、0.5gのシクロヘプタ
チオイミン(cyclohptathioimine)を加え、150分間
反応させ、改質アスファルト組成物を生成した。改質ア
スファルト組成物の微細構造は、顕微鏡写真によって確
認することができる。その特性を表3に示す。表3か
ら、安定性試験により測定した軟化点差は非常に高く、
45℃であることがわかる。図2は、SBSポリマーが
改質アスファルト組成物に凝集状態で分散し、アスファ
ルトは連続相を形成し、ポリマーは凝集する傾向がある
ことを示し、すなわち、改質アスファルト組成物は安定
していないことがわかる。
【0058】(実施例4)本実施例では、アスファルト
母液を混和剤で処理することにより改質アスファルト組
成物を調製した場合を示す。150℃の436.5gの
ベースアスファルトAと13.5gのSBSとを3時間
混合し、450gのアスファルト母液を生成する。15
0℃のこのアスファルト母液に90gの白油を加え、1
50℃で0.5時間混合し、処理アスファルト母液を生
成した。この処理アスファルト母液に、30gの酸化亜
鉛(ヒュンジャン化学プラント、江蘇(Huangyan Chemi
cal Plant, Jiangsu)製)および30gのヘキサメチレ
ンジアミン(蘭州化学産業(株)(Lanzhou Chemical I
ndustry Co.)製)を加え、60分間反応させ、改質ア
スファルト組成物を生成した。その特性を表4に示す。
表4から、安定性試験により測定した軟化点差はわずか
0.5℃であることがわかる。
【0059】(実施例5)実施例5の操作手順、操作条
件および種々の成分の含量は、ベースアスファルトAを
ベースアスファルトBに置換したことを除いて実施例4
と同じである。調製された改質アスファルト組成物の特
性を表4に示す。表4から、安定性試験により測定した
軟化点差はわずか0.5℃であることがわかる。
【0060】(実施例6)本実施例では、ベースアスフ
ァルトを二度加えることにより改質アスファルト組成物
を調製した場合を示す。180℃の379.8gのベー
スアスファルトAと14.7gのSBSとを2時間混合
し、394.5gのアスファルト母液を生成する。18
0℃のこのアスファルト母液に2.5gの触媒により分
解されたオイルスラリーを加え、180℃で0.5時間
混合し、処理アスファルト母液を生成した。この処理ア
スファルト母液に、5gの二硫化ジモルホリン(吉林化
学産業(株)(Jilin Chemical Industry Co.)製)、3
gのポリリン酸とグリシドアルデヒド(吉林化学産業
(株)(Jilin Chemical Industry Co.)製)の混合物、
および95.0gのベースアスファルトAを加え、18
0℃で0.5時間反応させ、改質アスファルト組成物を
生成した。その特性を表4に示す。表4から、安定性試
験により測定した軟化点差はわずか2℃であることがわ
かる。
【0061】(実施例7)本実施例では、混和剤を最後
に加えることにより改質アスファルト組成物を調製した
場合を示す。まず、185℃の474.8gのベースア
スファルトAと14.7gのSBSとを2時間混合し、
489.5gのアスファルト母液を生成する。180℃
のこのアスファルト母液に5gの二硫化テトラブチルチ
ウラム(青島化学プラント、山東(Qingdao Chemical P
lant, Shandong)製)と3gのp−トルエンスルホン酸
(南京ファジングループ(株)(Nanjing Huajing Group
Co.))との混合物および2.5gの触媒により分解さ
れたオイルスラリーを順次加え、180℃で0.5時間
混合し、改質アスファルト組成物を生成した。その特性
を表4に示す。表4から、安定性試験により測定した軟
化点差はわずか1℃であることがわかる。
【0062】(実施例8〜11)実施例8〜11は、異
なる種類の混和剤で二重結合を有するポリマーを処理す
ることによって改質アスファルト組成物を調製した場合
を示す。
【0063】(実施例8)35gのSBSを75gの重
質脱歴オイルに180℃で2時間接触させ、次いで、こ
の処理SBSに、385gのベースアスファルトA、
1.5gのコロイド状硫黄および3.5gの無水マレイ
ン酸を加え、180℃で2時間反応させ、改質アスファ
ルト組成物を生成した。その特性を表5に示す。表5か
ら、安定性試験により測定した軟化点差はわずか2.5
℃であることがわかる。
【0064】(実施例9)15gのSBSを2.5gの
ナフテン油に25℃で48時間接触させ、次いで、この
処理SBSに、479gのベースアスファルトA、1g
の一硫化アルキルフェノール(北京化学プラント(Beij
ing Chemical Plant)製)および2.5gのポリリン酸
(北京化学プラント(Beijing Chemical Plant)製)を
加え、150℃で3時間反応させ、改質アスファルト組
成物を生成した。その特性を表5に示す。表5から、安
定性試験により測定した軟化点差はわずか2℃であるこ
とがわかる。
【0065】(実施例10)15gのSBSを30gの
触媒により分解されたオイルスラリーに100℃で7時
間接触させ、次いで、この処理SBSに、450gのベ
ースアスファルトB、2.5gの酸化亜鉛(北京化学プ
ラント(Beijing Chemical Plant)製)および2.5g
のフェニルホルムアルデヒド(ヤンシャン石油化学プラ
ント(Yanshan Petrochemical Plant)製)を加え、2
00℃で1時間反応させ、改質アスファルト組成物を生
成した。その特性を表5に示す。表5から、安定性試験
により測定した軟化点差はわずか1℃であることがわか
る。
【0066】(実施例11)75gのSBSを100g
のスチレンタールに150℃で2時間接触させ、次い
で、この処理SBSに、275gのベースアスファルト
B、25gの結晶化硫黄(北京化学プラント(Beijing
Chemical Plant)製)および25gの無水フタル酸(青
島化学プラント、山東(Qingdao Chemical Plant, Shan
dong)製)を加え、170℃で2.5時間反応させ、改
質アスファルト組成物を生成した。その特性を表5に示
す。表5から、安定性試験により測定した軟化点差はわ
ずか1℃であることがわかる。
【0067】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明の改質アスファル
トは保存安定性が良く、これは、本発明の製造方法によ
り、簡単に、かつ特別な装置を必要とせず製造可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の改質アスファルト組成物
の電子顕微鏡写真である。
【図2】 本発明の一実施例の改質アスファルト組成物
の電子顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/09 C08K 5/09 5/17 5/17 // E01C 7/18 E01C 7/18 (C08L 95/00 (C08L 95/00 53:02 53:02 91:00 91:00 61:10) 61:10) (72)発明者 黄 偉祈 中華人民共和国北京市海澱區學院路18號 (72)発明者 龍 軍 中華人民共和国北京市海澱區學院路18號 (72)発明者 張 百春 中華人民共和国北京市海澱區學院路18號 (72)発明者 王 子軍 中華人民共和国北京市海澱區學院路18號 (72)発明者 ▲余▼ 玉成 中華人民共和国北京市海澱區學院路18號 Fターム(参考) 2D051 AG01 EA06 4F070 AA08 AA63 AA65 AC05 AC20 AC39 AC40 AC46 AC50 AC55 AC86 AE08 FA03 4J002 AE053 AG001 BP012 CC054 DA046 DH027 EE017 EF037 EN037 EN047 EV046 EV166 GL00

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の成分を含む保存安定的改質アス
    ファルト組成物であって、 ベースアスファルト 50〜97.7重量部 二重結合を有するポリマー 2.0〜20.0重量部 混和剤 0.1〜20.0重量部 架橋剤 0.1〜10.0重量部 有機極性化合物 0.1〜10.0重量部、 安定性試験によって測定されたその生成物の軟化点差が
    2.5℃未満である保存安定的改質アスファルト組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記ベースアスファルトが、石油アス
    ファルト、コールタールアスファルト、タールサンドア
    スファルトおよび天然アスファルトからなる群から選ば
    れる1つまたはその混合物であり、前記石油アスファル
    トは、直留アスファルト、溶剤脱歴により得られたアス
    ファルト、酸化アスファルトおよび混合アスファルトか
    ら選ばれる1つまたはその混合物である請求項1に記載
    の改質アスファルト組成物。
  3. 【請求項3】 前記二重結合を有するポリマーは、比
    が20〜45:80〜55のスチレンとブタジエンとの
    ブロックポリマーである請求項1に記載の改質アスファ
    ルト組成物。
  4. 【請求項4】 前記混和剤は、スチレンタール、トー
    ルオイル、酸含有トールオイル、触媒で分解されたオイ
    ルスラリー、重質脱歴オイル、溶剤精製によって得られ
    る抽出残油、ナフテン酸、ナフテン油、白油、およびコ
    ールタール留分からなる群から選ばれる1つまたはその
    混合物である請求項1に記載の改質アスファルト組成
    物。
  5. 【請求項5】 前記架橋剤は、結晶化硫黄、活性硫
    黄、硫黄供与体および「記号化」硫黄供与架橋剤からな
    る群から選ばれる1つまたはその混合物である請求項1
    に記載の改質アスファルト組成物。
  6. 【請求項6】 前記活性硫黄は、硫黄粉、コロイド状
    硫黄、またはその混合物であり、前記コロイド状硫黄
    は、硫黄粉または析出した硫黄を分散剤と混合し、次い
    で粉砕することによって調製された平均直径が1〜5μ
    mのコロイドである請求項5に記載の改質アスファルト
    組成物。
  7. 【請求項7】 前記硫黄供与体は、硫黄含有モルホリ
    ニウム化合物、チウラム化合物およびポリスルフィドか
    らなる群から選ばれる1つまたはその混合物である請求
    項5に記載の改質アスファルト組成物。
  8. 【請求項8】 前記「記号化」硫黄供与架橋剤は、2
    価の金属酸化物架橋剤である請求項5に記載の改質アス
    ファルト組成物。
  9. 【請求項9】 前記有機極性化合物は、アミン、酸、
    フェノール樹脂およびアルデヒド化合物から選ばれる1
    つまたはその混合物である請求項1に記載の改質アスフ
    ァルト組成物。
  10. 【請求項10】 前記アミン化合物は、ポリアクテン(p
    olyactene)若しくはポリエチレンポリアミン化合物から
    選ばれる1つであり、ポリアクテン(polyactene)若しく
    はポリエチレンは、ジ、トリおよびテトラエチレンを含
    み、ポリアミンは、ヘキサメチレンジアミン、テトラミ
    ン、ペンタミンまたはその混合物を含む請求項9に記載
    の改質アスファルト組成物。
  11. 【請求項11】 前記酸化合物は、カルボン酸、酸無水
    物、スルホン酸、ホウ酸、およびリン酸化合物からなる
    群から選ばれる1つまたはその混合物である請求項9に
    記載の改質アスファルト組成物。
  12. 【請求項12】 前記リン酸化合物は、ポリリン酸、亜
    リン酸、変性リン酸、リン酸化合物から選ばれる1つま
    たはその混合物である請求項11に記載の改質アスファ
    ルト組成物。
  13. 【請求項13】 前記フェノール樹脂化合物は、ホルム
    アルデヒドアルキルフェノール樹脂化合物から選ばれる
    1つであり、前記アルキルは、p−tert−ブチルまたは
    p−tert−オクチルパラフィン基である請求項9に記載
    の改質アスファルト組成物。
  14. 【請求項14】 前記アルキルが、極性ヘテロ原子含有
    アルキルであり、前記ホルムアルデヒドアルキルフェノ
    ール樹脂は、硫黄または酸素原子含有アルキルを有する
    ホルムアルデヒドフェノール樹脂を含む請求項13に記
    載の改質アスファルト組成物。
  15. 【請求項15】 前記アルデヒド化合物は、グリシドア
    ルデヒド、ホルムアルデヒド、2成分アルデヒドおよび
    フルフラールからなる群から選ばれる1つまたはその混
    合物であり、前記2成分アルデヒドは、p−フタル酸ア
    ルデヒドおよびその誘導体またはm−フタル酸アルデヒ
    ドおよびその誘導体である請求項9に記載の改質アスフ
    ァルト組成物。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の保存安定性改質アス
    ファルト組成物の製造方法であって、50〜97.7重
    量部のベースアスファルト、2.0〜20.0重量部の
    二重結合を有するポリマー、0.1〜20.0重量部の
    混和剤、0.1〜10.0重量部の架橋剤、および0.
    1〜10.0重量部の有機極性化合物を混合する工程を
    含む方法。
  17. 【請求項17】 前記混和剤は、ベースアスファルト、
    または二重結合を有するポリマー、あるいは二重結合を
    有するポリマーとベースアスファルトとの混合物とまず
    混合することができ、あるいは前記混和剤は、最後に加
    えることができ、かつ前記混和剤は、1回でまたは2回
    に分けて加えることができる請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ベースアスファルトが、1回でま
    たは2回に分けて加えることができる請求項16に記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 前記方法は、(1)ベースアスファル
    トを混和剤に100℃〜250℃で0.1〜6時間接触
    させ、処理ベースアスファルトを生成する工程と、
    (2)前記処理ベースアスファルトを二重結合を有する
    ポリマーと0.1〜10時間混合し、アスファルト母液
    を生成する工程と、(3)架橋剤、有機極性化合物およ
    び必要であれば、ベースアスファルトを前記アスファル
    ト母液に100℃〜250℃で加え、5〜300分反応
    させ、改質アスファルト組成物を生成する工程とを含
    み、工程(1)でのベースアスファルトに対する工程
    (3)におけるベースアスファルトの重量比が、0〜5
    0:100〜50である請求項16に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記方法は、(1)ベースアスファル
    トを混和剤に100℃〜250℃で0.1〜6時間接触
    させ、処理ベースアスファルトを生成する工程と、
    (2)前記処理ベースアスファルトを、二重結合を有す
    るポリマーと0.1〜10時間混合することにより、ア
    スファルト母液を生成する工程と、(3)架橋剤、有機
    極性化合物および必要であれば、混和剤を前記アスファ
    ルト母液に100℃〜250℃で加え、5〜300分反
    応させ、改質アスファルト組成物を生成する工程とを含
    み、工程(1)での混和剤に対する工程(3)における
    混和剤の重量比が、0〜50:100〜50である請求
    項16に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記方法は、(1)100℃〜250
    ℃のベースアスファルトと二重結合を有するポリマーと
    を0.1〜10時間混合し、アスファルト母液を生成す
    る工程と、(2)100℃〜250℃の前記アスファル
    ト母液を100℃〜250℃の混和剤に0.1〜6時間
    接触させ、処理アスファルト母液を生成する工程と、
    (3)架橋剤、有機極性化合物および必要であれば、ベ
    ースアスファルトを前記処理アスファルト母液に加え、
    5〜300分反応させ、改質アスファルト組成物を生成
    する工程とを含み、工程(1)でのベースアスファルト
    に対する工程(3)におけるベースアスファルトの重量
    比は、0〜50:100〜50である請求項16に記載
    の方法。
  22. 【請求項22】 前記方法は、(1)2.0〜20.0
    重量部の二重結合を有するポリマーを0.1〜20.0
    重量部の混和剤に10℃〜250℃で0.1〜72時間
    接触させて、処理された二重結合を有するポリマーを生
    成する工程と、(2)50〜97.7重量部のベースア
    スファルトを100℃〜250℃に加熱する工程と、
    (3)前記処理された二重結合を有するポリマーと前記
    加熱されたベースアスファルトとを0.1〜6.0時間
    混合し、アスファルト母液を生成し、アスファルト母液
    の温度を100℃〜250℃に保持する工程と、(4)
    0.1〜10.0重量部の架橋剤および0.1〜10.
    0重量部の有機極性化合物を前記アスファルト母液に加
    え、5〜300分間反応させ、改質アスファルト組成物
    を生成する工程とを含む請求項16に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記ベースアスファルトは、石油アス
    ファルト、コールタールアスファルト、タールサンドア
    スファルトおよび天然アスファルトからなる群から選ば
    れる1つまたはその混合物であり、前記石油アスファル
    トは、直留アスファルト、溶剤脱歴により得られたアス
    ファルト、酸化アスファルトおよび混合アスファルトか
    ら選ばれる1つまたはその混合物である請求項16から
    22のいずれかに記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記二重結合を有するポリマーは、比
    が20〜45:80〜55のスチレンとブタジエンとの
    ブロックポリマーである請求項16から22のいずれか
    に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記混和剤は、スチレンタール、トー
    ルオイル、酸含有トールオイル、触媒で分解されたオイ
    ルスラリー、重質脱歴オイル、溶剤精製によって得られ
    る抽出残油、ナフテン酸、ナフテン油、白油、およびコ
    ールタール留分からなる群から選ばれる1つまたはその
    混合物である請求項16から22のいずれかに記載の方
    法。
  26. 【請求項26】 前記架橋剤は、結晶化硫黄、活性硫
    黄、硫黄供与体および「記号化」硫黄供与架橋剤からな
    る群から選ばれる1つまたはその混合物である請求項1
    6および19から22のいずれかに記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記活性硫黄は、硫黄粉、コロイド状
    硫黄、またはその混合物であり、前記コロイド状硫黄
    は、硫黄粉または析出した硫黄を分散剤と混合し、次い
    で粉砕することによって調製された平均直径が1〜5μ
    mのコロイドである請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記硫黄供与体は、硫黄含有モルホリ
    ニウム化合物、チウラム化合物およびポリスルフィドか
    らなる群から選ばれる1つまたはその混合物である請求
    項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記「記号化」硫黄供与架橋剤は、2
    価の金属酸化物架橋剤である請求項26に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記有機極性化合物は、アミン、酸、
    フェノール樹脂およびアルデヒド化合物からなる群から
    選ばれる1つまたはその混合物である請求項16および
    19から22のいずれかに記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記アミン化合物は、ポリアクテン(p
    olyactene)若しくはポリエチレンポリアミン化合物から
    選ばれる1つであり、前記ポリアクテン(polyactene)若
    しくはポリエチレンは、ジ、トリおよびテトラエチレン
    を含み、前記ポリアミンは、ヘキサメチレンジアミン、
    テトラミン、ペンタミンまたはその混合物を含む請求項
    30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記酸化合物は、カルボン酸、酸無水
    物、スルホン酸、ホウ酸、およびリン酸化合物からなる
    群から選ばれる1つまたはその混合物である請求項30
    に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記リン酸化合物は、ポリリン酸、亜
    リン酸、変性リン酸、リン酸化合物から選ばれる1つま
    たはその混合物である請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記フェノール樹脂化合物は、ホルム
    アルデヒドアルキルフェノール樹脂化合物から選ばれる
    1つであり、前記アルキルは、p−tert−ブチルまたは
    p−tert−オクチルパラフィン基である請求項30に記
    載の方法。
  35. 【請求項35】 前記アルキルが、極性ヘテロ原子含有
    アルキルであり、前記ホルムアルデヒドアルキルフェノ
    ール樹脂は、硫黄または酸素原子含有アルキルを有する
    ホルムアルデヒドフェノール樹脂を含む請求項34に記
    載の方法。
  36. 【請求項36】 前記アルデヒド化合物は、グリシドア
    ルデヒド、ホルムアルデヒド、2成分アルデヒドおよび
    フルフラールからなる群から選ばれる1つまたはその混
    合物であり、前記2成分アルデヒドは、p−フタル酸ア
    ルデヒドおよびその誘導体またはm−フタル酸アルデヒ
    ドおよびその誘導体である請求項30に記載の方法。
JP2001249485A 2000-08-18 2001-08-20 保存安定性改質アスファルト組成物およびその製造方法 Expired - Lifetime JP4171194B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN00123513.3 2000-08-18
CN 00123512 CN1107099C (zh) 2000-08-18 2000-08-18 一种储存稳定的改性沥青及其制备方法
CN 00123513 CN1111195C (zh) 2000-08-18 2000-08-18 一种提高储存稳定性的改性沥青制备方法
CN00123512.5 2000-08-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002121389A true JP2002121389A (ja) 2002-04-23
JP4171194B2 JP4171194B2 (ja) 2008-10-22

Family

ID=25739539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001249485A Expired - Lifetime JP4171194B2 (ja) 2000-08-18 2001-08-20 保存安定性改質アスファルト組成物およびその製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6713539B2 (ja)
JP (1) JP4171194B2 (ja)
CA (1) CA2355408C (ja)
SA (1) SA01220584B1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008518046A (ja) * 2004-10-22 2008-05-29 トータル フランス アスファルトおよびポリマーの組成物の調製方法及び調製方法によって調製されたポリマー改質アスファルト、骨材、調製方法によって調製されたポリマー改質アスファルトと骨材とから製造される道路、調製方法によって調製されたポリマー改質アスファルトで封止された屋根、屋根をポリマー改質アスファルトで封止する方法、道路構築方法、アスファルトをリサイクルする方法、そしてアスファルトをリサイクルする方法によって製造されたリサイクルアスファルト
JP2009126878A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Shinreki Industry Co Ltd アスファルト舗装のひび割れ補修材
KR101120509B1 (ko) * 2011-09-21 2012-03-13 (주)에이알앤씨 경질원유로부터 침입도 20?80의 아스팔트를 제조하는 방법 및 그에 의하여 제조된 침입도 20?80의 아스팔트
JP2013520548A (ja) * 2010-02-23 2013-06-06 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 瀝青組成物
JP2014025259A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Maeda Road Constr Co Ltd 高たわみ性アスファルト混合物及びその製造方法
JP2014214283A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 前田道路株式会社 排水舗装用アスファルト組成物およびその製造方法
JP2015514859A (ja) * 2012-04-26 2015-05-21 アリゾナ・ケミカル・カンパニー・エルエルシー 回収アスファルトの再生
JP2018526497A (ja) * 2015-08-07 2018-09-13 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company 亜リン酸を使用する改質アスファルト

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2379147B (en) * 2001-04-18 2003-10-22 Univ York Sound processing
KR100478126B1 (ko) * 2001-12-04 2005-03-21 주식회사 엘지화학 선형 이중 블록 공중합체를 포함하는 아스팔트 조성물
US20040030008A1 (en) * 2002-08-06 2004-02-12 Butler James R. Crosslinking with metal oxides other than zinc oxide
US7845356B2 (en) * 2002-09-06 2010-12-07 Koninklijke Philips Electronics N.V. Implantable devices, systems, and methods for maintaining desired orientations in targeted tissue regions
US20050145137A1 (en) * 2003-12-31 2005-07-07 Buras Paul J. Process for preparing bitumen compositions with reduced hydrogen sulfide emission
US20050143497A1 (en) * 2003-12-31 2005-06-30 Butler James R. Using excess levels of metal salts to improve properties when incorporating polymers in asphalt
CA2570962C (en) * 2004-06-23 2011-09-13 Icl Performance Products Lp Strip-resistant asphalt paving composition and method for making the same
US7341624B2 (en) * 2004-10-15 2008-03-11 Fina Technology, Inc. Asphalt compositions and the preparation thereof
CN101233194A (zh) * 2005-07-28 2008-07-30 纳幕尔杜邦公司 包含沥青和环氧(甲基)丙烯酸酯共聚物的组合物
US7833339B2 (en) * 2006-04-18 2010-11-16 Franklin Industrial Minerals Mineral filler composition
US7781503B2 (en) * 2005-12-29 2010-08-24 Firestone Polymers, Llc Modified asphalt binders and asphalt paving compositions
US7642302B2 (en) * 2005-12-29 2010-01-05 Firestone Polymers, Llc Modified asphalt binders and asphalt paving compositions
US7678467B2 (en) * 2006-11-22 2010-03-16 Icl Performance Products Lp Asphalt shingle coating with improved tear strength
US8008377B2 (en) * 2007-06-20 2011-08-30 Firestone Polymers, Llc Modified asphalt binders and asphalt paving compositions
US9034093B2 (en) * 2008-07-23 2015-05-19 Baker Hughes Incorporated Process for improving the transfer properties of bitumen
WO2017112745A1 (en) * 2015-12-21 2017-06-29 Basf Se Latexes containing polyphosphoric acid for asphalt modification
CN108444967B (zh) * 2018-04-24 2020-12-25 福州大学 一种基于图像处理技术的改性沥青效果评价方法
CN109897390A (zh) * 2019-03-01 2019-06-18 张莉 一种聚合物改性沥青及其制备方法
CN110746788B (zh) * 2019-11-08 2021-09-03 同济大学 一种高溶解性胶粉改性沥青及其制备方法
CN112409807B (zh) * 2020-11-24 2022-06-17 北京路德永泰环保科技有限公司 高存储稳定性橡胶沥青及其制备方法
CN113444373B (zh) * 2021-06-03 2023-01-24 李威风 沥青改性用组合物、改性沥青和它们的制造方法以及沥青混合料
CN113336964B (zh) * 2021-06-12 2023-11-17 河南金欧特实业集团股份有限公司 常温冷态沥青路面用改性乳化沥青及其制备方法
CN115677267B (zh) * 2021-07-27 2023-10-10 中国石油化工股份有限公司 抗脱落剂、抗脱落驱鸟沥青混合料及其制备方法
CN115678289B (zh) * 2021-07-27 2023-09-01 中国石油化工股份有限公司 抗脱落硫磺沥青及其制备方法和应用
CN114516995B (zh) * 2022-02-22 2024-04-09 湖北工程学院 一种有机化增强碱木素/sbs复合改性剂及其制备方法和应用
US20240093033A1 (en) * 2022-09-15 2024-03-21 Honeywell International Inc. Paving compositions and methods of making the same
CN115819987B (zh) * 2022-12-22 2024-02-09 上海建材集团防水材料有限公司 一种sbs改性沥青防水卷材及其制备方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991009907A1 (en) 1989-12-29 1991-07-11 Chevron Research And Technology Company Polymer and asphalt reaction process and polymer-linked-asphalt product
US5348994A (en) 1992-03-05 1994-09-20 Exxon Research & Engineering Co. Polymer-modified functionalized asphalt compositions and methods of preparation (C-2747)
US5336705A (en) 1992-03-05 1994-08-09 Exxon Research And Engineering Company Polymer-modified, oxidized asphalt compositions and methods of preparation
US5331028A (en) 1993-06-30 1994-07-19 Chevron Research And Technology Company, A Division Of Chevron U.S.A. Inc. Polymer-modified asphalt composition and process for the preparation thereof
IT1270963B (it) 1993-08-19 1997-05-26 Euron Spa Procedimento per stabilizzare miscele di bitume e polimero
US5627225A (en) 1995-10-31 1997-05-06 Exxon Research And Engineering Company Road paving binders
JP3375244B2 (ja) * 1996-02-28 2003-02-10 花王株式会社 アスファルト改質材及びアスファルト組成物

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008518046A (ja) * 2004-10-22 2008-05-29 トータル フランス アスファルトおよびポリマーの組成物の調製方法及び調製方法によって調製されたポリマー改質アスファルト、骨材、調製方法によって調製されたポリマー改質アスファルトと骨材とから製造される道路、調製方法によって調製されたポリマー改質アスファルトで封止された屋根、屋根をポリマー改質アスファルトで封止する方法、道路構築方法、アスファルトをリサイクルする方法、そしてアスファルトをリサイクルする方法によって製造されたリサイクルアスファルト
JP4926066B2 (ja) * 2004-10-22 2012-05-09 トータル ラフィナージ マーケティング アスファルトおよびポリマーの組成物の調製方法及び調製方法によって調製されたポリマー改質アスファルト、骨材、調製方法によって調製されたポリマー改質アスファルトと骨材とから製造される道路、調製方法によって調製されたポリマー改質アスファルトで封止された屋根、屋根をポリマー改質アスファルトで封止する方法、道路構築方法、アスファルトをリサイクルする方法、そしてアスファルトをリサイクルする方法によって製造されたリサイクルアスファルト
JP2009126878A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Shinreki Industry Co Ltd アスファルト舗装のひび割れ補修材
JP2013520548A (ja) * 2010-02-23 2013-06-06 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 瀝青組成物
KR101120509B1 (ko) * 2011-09-21 2012-03-13 (주)에이알앤씨 경질원유로부터 침입도 20?80의 아스팔트를 제조하는 방법 및 그에 의하여 제조된 침입도 20?80의 아스팔트
JP2015514859A (ja) * 2012-04-26 2015-05-21 アリゾナ・ケミカル・カンパニー・エルエルシー 回収アスファルトの再生
JP2018035352A (ja) * 2012-04-26 2018-03-08 アリゾナ・ケミカル・カンパニー・エルエルシー 回収アスファルトの再生
JP2014025259A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Maeda Road Constr Co Ltd 高たわみ性アスファルト混合物及びその製造方法
JP2014214283A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 前田道路株式会社 排水舗装用アスファルト組成物およびその製造方法
JP2018526497A (ja) * 2015-08-07 2018-09-13 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company 亜リン酸を使用する改質アスファルト

Also Published As

Publication number Publication date
JP4171194B2 (ja) 2008-10-22
US20020068776A1 (en) 2002-06-06
CA2355408C (en) 2008-12-23
US6713539B2 (en) 2004-03-30
CA2355408A1 (en) 2002-02-18
SA01220584B1 (ar) 2006-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002121389A (ja) 保存安定性改質アスファルト組成物およびその製造方法
CN106433168B (zh) 一种非挥发性常温改性沥青粘合剂及非挥发性常温再生沥青混合物
US5719215A (en) Treatment of rubber to form bituminous compositions
KR20120115337A (ko) 가교제를 가지는 중합체-개질된 아스팔트 및 제조 방법
US20120022182A1 (en) Asphalt compositions including a disperion of microgels dispersed in an oil
KR101497155B1 (ko) 개질된 아스팔트 바인더 및 아스팔트 포장 조성물
CN101790543B (zh) 热致可逆交联的沥青/聚合物组合物
US11084930B2 (en) Co-solubilization process for preparing modified bitumen and product obtained thereof
US5348994A (en) Polymer-modified functionalized asphalt compositions and methods of preparation (C-2747)
CN1107099C (zh) 一种储存稳定的改性沥青及其制备方法
JP3143085B2 (ja) アニオン瀝青エマルジョンにおいてアスファルトと骨材との間の接着性を向上させる方法及びその方法に使用される接着促進剤
JP2001524569A (ja) 加硫ゴム処理工程で調製した瀝青組成物
KR101552606B1 (ko) 그래프트 중합체와 상기 그래프트 중합체를 포함하는 열가역적으로 가교된 역청
CN1111195C (zh) 一种提高储存稳定性的改性沥青制备方法
PL189068B1 (pl) Sposób wytwarzania kompozycji bitumicznej, kompozycja i jej zastosowanie
US5929144A (en) Plasticized styrene ethylene butylene styrene (SEBS) copolymer rubber modified asphalt mixture
JPH10147717A (ja) アスファルト乳剤
CN108822566B (zh) 一种硅改性道路沥青路面养护剂及其制备方法
CN114929769A (zh) 包含热固性反应性化合物的沥青组合物
JPS6336347B2 (ja)
KR20040058701A (ko) 고분자 개질 아스팔트 조성물
JPH04213366A (ja) スルホン化エラストマーマイクロ乳濁液を含むアスファルトブレンドおよびその製造方法
CN114479494A (zh) 一种黏附性优异的水工沥青及其制备方法
CN112143244A (zh) 一种端氨基反应型sbs改性沥青再生剂及其制备方法
JPS6126589B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080808

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4171194

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term