JP2002118700A - 読取倍率を変更できるスキャナを備えた画像形成システム - Google Patents

読取倍率を変更できるスキャナを備えた画像形成システム

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JP2002118700A
JP2002118700A JP2000294594A JP2000294594A JP2002118700A JP 2002118700 A JP2002118700 A JP 2002118700A JP 2000294594 A JP2000294594 A JP 2000294594A JP 2000294594 A JP2000294594 A JP 2000294594A JP 2002118700 A JP2002118700 A JP 2002118700A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿画像の読取倍率が変更されても、その原稿
に対応する画像が常に用紙の適正な位置にプリントされ
ることを保証する画像形成システムを提供する。 【解決手段】このシステムは、原稿の画像を読み取って
画像信号を生成するスキャナと;前記スキャナから供給
される前記画像信号に対応する複写画像を用紙に形成す
るプリンタと;前記プリンタに前記用紙を供給する給紙
部と;前記スキャナにより前記原稿画像を読み取るとき
の読取倍率として任意の読取倍率を設定する倍率設定部
と;前記用紙の先端とこの用紙に形成される前記複写画
像の先端との間の余白のサイズが前記読取倍率によらず
一定となるように、前記スキャナから前記プリンタへの
前記画像信号の供給タイミングおよび/または前記給紙
部から前記プリンタへの前記用紙の供給タイミングを制
御するタイミング制御部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、読取倍率を変更
できるスキャナを備えた画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コピー機などの画像形成装置では、プリ
ントキーがオンされると、原稿台にセットされた原稿に
光が照射され、その原稿からの反射光像がCCD(Char
ge Coupled Device)の受光面に投影されて電気信号
に変換される。
【0003】上記CCDは、多数の画素が行方向(横方
向)および列方向(縦方向)に配列された受光面を有
し、原稿などを主走査および副走査方向にスキャンする
ことにより、受光面に投影された光像の濃度に対応する
電圧レベルの画像信号(アナログ信号)を出力する。
【0004】カラー画像のコピーが可能な画像形成装置
の場合は、副走査方向に一定間隔(たとえば8ライン
分)を空けて設定された3つのラインセンサ(第1〜第
3のラインセンサ)からなる3ラインセンサが使用され
る。そして、第1のラインセンサ上には赤色光を通す赤
色フィルタが装着され、第2のラインセンサ上には緑色
光を通す緑色フィルタが装着され、第3のラインセンサ
上には青色光を通す青色フィルタが装着されている。こ
の場合、初めに第1のラインセンサから赤色画像に対応
する画像信号が出力され、次に、第2のラインセンサが
走査されて緑色画像に対応する画像信号が出力され、続
いて、第3のラインセンサが走査されて青色画像に対応
する画像信号が出力される。
【0005】第1のラインセンサから出力される画像信
号は、A/D変換器でデジタル信号に変換されて画像デ
ータRとなる。第2のラインセンサから出力される画像
信号は、A/D変換器でデジタル信号に変換されて画像
データGとなる。第3のラインセンサから出力される画
像信号は、A/D変換器でデジタル信号に変換されて画
像データBとなる。これら画像データR、G、Bに基づ
いて画像処理が実施され、この画像処理により、表現し
たい複数色に対応する複数の画像データY(黄)、M
(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)が得られる。こ
れらの画像データY、M、C、Kによりレーザ発生器が
駆動され、レーザビームによるプリントが開始される。
【0006】上記した通り、第1、第2、第3のライン
センサが互いに一定間隔を空けて配置されていることか
ら、画像データRが得られてから一定時間遅れて画像デ
ータGが得られる。同様に、画像データGが得られてか
ら一定時間遅れて画像データBが得られる。
【0007】従って、カラー画像を適正にプリントする
ためには、画像データBが得られるまで画像データR、
Gをメモリ等を用いて遅延保持しておき、画像データ
R、G、Bが揃ってから画像処理を実施し、この画像処
理により得られる画像データY、M、C、Kに基づいて
プリントを開始している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、副走査
方向に於ける読み取り(スキャン)倍率変更時にこのよ
うな遅延処理を行うと、実際に出力された画像において
副走査方向の書き出し位置(用紙に複写される画像の副
走査方向におけるプリント開始位置)がずれるという問
題が生じる。
【0009】すなわち、読取倍率が100%のときに
は、ラインセンサの物理的な位置に起因して遅延処理す
べき時間は、たとえば8ライン分相当となる。しかし、
読取倍率がたとえば400%になると、読取速度が1/
4に低下するため、遅延処理すべき時間は32ライン相
当となる。
【0010】通常、3ラインセンサでは、最も出力の遅
いセンサ(上記の例では青色用のラインセンサ)に合わ
せて、他のセンサ(上記の例では赤色用ラインセンサと
緑色用ラインセンサ)の出力タイミングを調整してい
る。従って、読取倍率が100%のときには3つのライ
ンセンサの出力が揃うまでに8×2=16ライン分の遅
延処理が必要となるが、読取倍率が400%になると8
×4×2=64ライン分の遅延処理が必要となる(読取
倍率100%と400%とでは、遅延処理を要するライ
ン数が、64−16=48ライン分異なる)。
【0011】ところで、従来の画像形成装置では、プリ
ンタ部のレジストローラが感光体ドラムに用紙を送り込
むタイミングは、読取倍率が100%のときに合わせて
設定されている。このため、読取倍率が100%以外に
変更されると、用紙にプリントされる画像の位置(用紙
の搬送方向に沿う位置、すなわち副走査方向の書き出し
位置)がずれてしまうという不具合が発生する。
【0012】いま、具体例として、読取倍率が100%
のときに16ライン分の遅延処理がなされることを考慮
して、用紙の副走査方向上端から例えば5mmの余白
(ボイド幅)が得られるように複写画像の書き出しタイ
ミングが設定されている場合を想定してみる。この想定
下で読取倍率を400%に変更すると、複写画像の書き
出しタイミングは、読取倍率100%の場合のタイミン
グから48ライン分(=64ライン−16ライン)分遅
れる。すると、上記5mmの余白よりも48ライン分
(=8×4×2ライン−16ライン)余計に余白(ボイ
ド幅)が広がる。
【0013】プリント解像度がたとえば600dpiの
場合、上記の想定下では、読取倍率400%のときに余
白がおよそ2ミリ増え、5mm+2mm=7mmとな
る。つまり、読取倍率を100%から400%に変更す
ると、上記余白のサイズ(ボイド幅長)が2mmずれて
しまう。
【0014】この発明の目的は、原稿画像の読取倍率が
変更されても、その原稿に対応する画像が常に用紙の適
正な位置にプリントされることを保証できる画像形成シ
ステム(装置および方法)を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る画像形成装置は、原稿の画像を読み
取って画像信号を生成する画像読取手段と;前記画像読
取手段から供給される前記画像信号に対応する複写画像
を用紙に形成する画像形成手段と;前記画像形成手段に
前記用紙を供給する給紙手段と;前記画像読取手段によ
り前記原稿画像を読み取るときの読取倍率を設定する倍
率設定手段と;前記用紙の先端とこの用紙に形成される
前記複写画像の先端との間の余白のサイズ(ボイド幅)
が前記読取倍率の種類によらず一定となるように、前記
画像読取手段から前記画像形成手段への前記画像信号の
供給タイミングおよび前記給紙手段から前記画像形成手
段への前記用紙の供給タイミングの少なくとも一方を制
御するタイミング制御手段とを備えている。
【0016】また、上記目的を達成するために、この発
明に係る画像形成方法は、原稿の画像を読み取って画像
信号を出力するスキャナおよび前記画像信号に対応した
画像を用紙に複写するプリンタを備え、前記スキャナに
よる原稿の読取倍率を設定する読取倍率設定手段が設け
られるとともに、前記スキャナが前記原稿を主走査方向
およびこの主走査方向と直交する副走査方向に光学的に
走査して得られる信号を出力するイメージセンサを含
み、前記プリンタが前記スキャナに前記副走査方向の読
み取りを開始させる副走査読取開始信号を発生する副走
査読取開始信号発生手段を含むシステムを用いる。
【0017】この画像形成方法では、上記システムにお
いて、前記読取倍率が変更されたかどうかチェックし、
前記読取倍率設定手段により前記読取倍率が変更された
場合は、変更された読取倍率に応じて、前記副走査読取
開始信号の発生タイミングを変更している。
【0018】ここで、前記副走査読取開始信号の発生タ
イミングは、前記用紙の先端とこの用紙に複写される前
記原稿の画像の先端との間の余白のサイズ(ボイド幅)
が前記読取倍率の変更に拘わらず一定となるように(図
7(f)参照)変更される。
【0019】また、上記目的を達成するために、この発
明に係る他の画像形成方法は、原稿の画像を読み取って
画像信号を出力するスキャナおよび前記画像信号に対応
した画像を用紙に複写するプリンタを備え、前記スキャ
ナによる原稿の読取倍率を設定する読取倍率設定手段が
設けられるとともに、前記スキャナが前記原稿読取画像
を一時記憶してから前記画像信号を出力する遅延メモリ
を含み、前記プリンタが前記用紙を供給する給紙手段を
含むシステムを用いる。
【0020】この画像形成方法では、上記システムにお
いて、前記読取倍率が変更されたかどうかチェックし、
前記読取倍率設定手段により前記読取倍率が変更された
場合は、変更された読取倍率に応じて、前記遅延メモリ
に一時記憶された前記画像信号の出力タイミングと、前
記給紙手段による前記用紙の供給タイミングとの相対的
なタイミングを変更している。
【0021】ここで、前記相対的なタイミングは、前記
用紙の先端とこの用紙に複写される前記原稿の画像の先
端との間の余白のサイズ(ボイド幅)が前記読取倍率の
変更に拘わらず一定となるように(図8(g)参照)変
更される。
【0022】
【発明の実施の形態】[1]まず、この発明の一実施の
形態に係る画像形成装置(デジタルカラー複写機)の全
体構成を、図1〜図4を参照して説明する。
【0023】図1は、この発明の一実施の形態に係る、
デジタル式カラー複写機などの画像形成装置の内部構成
を概略的に示している。
【0024】この画像形成装置は、大別して、図示しな
い原稿上のカラー画像を読み取る画像読取手段としての
スキャナ部1と、読み取ったカラー画像の複製画像を形
成する画像形成手段としての4連タンデム方式のプリン
タ部2とから構成されている。
【0025】スキャナ部1は、その上部に原稿台カバー
3を有し、閉じた状態にある原稿台カバー3に対向する
位置に原稿がセットされる原稿台4を有している。この
原稿台4は、原稿がセットされる透明ガラスなどで構成
される。
【0026】原稿台4の下方には、原稿台4に載置され
た原稿を照明するランプ5、ランプ5からの光を原稿に
集光させるためのリフレクタ6、および、原稿からの反
射光を図1の図示面に対して左方向に折り曲げる第1ミ
ラー7などが配設されている。ランプ5、リフレクタ
6、および、第1ミラー7は、第1キャリッジ8に固定
されている。第1キャリッジ8は、図示しない歯付きベ
ルトなどを介して図示しないパルスモータによって駆動
されることにより、原稿台4の下面に沿って平行移動す
るようになっている。
【0027】第1キャリッジ8に対して図中左側、すな
わち、第1ミラー7により反射された光が案内される方
向には、図示しない駆動機構(たとえば、歯付きベルト
並びに直流モータなど)を介して原稿台4と平行に移動
可能に設けられた第2キャリッジ9が配設されている。
第2キャリッジ9内では、第1ミラー7により案内され
る原稿からの反射光を図中下方に折り曲げる第2ミラー
11、および、第2ミラー11からの反射光を図中右方
向に折り曲げる第3ミラー12が互いに直角に配置され
ている。第2キャリッジ9は、第1キャリッジ8に従動
されるとともに、第1キャリッジ8に対して1/2の速
度で原稿台4に沿って平行移動されるようになってい
る。
【0028】第2、第3ミラー11、12で折り返され
た光の光軸を含む面内には、第3ミラー12からの反射
光を所定の倍率で結像させる結像レンズ13が配置され
ている。結像レンズ13を通過した光の光軸と略直交す
る面内には、結像レンズ13により集束性が与えられた
反射光を電気信号に変換するCCDセンサ(光電変換素
子)15が配設されている。このCCDセンサ15は、
具体的には光の三原色に対応した3本のラインセンサで
構成されている。
【0029】ランプ5からの光をリフレクタ6により原
稿台4の原稿に集光させると、原稿からの反射光は、第
1ミラー7、第2ミラー11、第3ミラー12、およ
び、結像レンズ13を介してCCDセンサ15に入射さ
れ、ここで入射光がR(レッド)、G(グリーン)、B
(ブルー)の光の3原色に応じた画像信号(電気信号)
に変換される。
【0030】プリンタ部2は、周知の減色混合法に基づ
いて各色成分ごとに色分解された画像を形成する画像形
成ブロックを備えている。この画像形成ブロックは、表
現したい複数の色である、イエロウ(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、および、ブラック(K)の4色
の画像をそれぞれ形成する、第1の画像形成部10y、
第2の画像形成部10m、第3の画像形成部10c、お
よび第4の画像形成部10kを有している。
【0031】各画像形成部10y、10m、10c、1
0kの図示下方には、各画像形成部により形成された各
色ごとの画像を図中矢印a方向に搬送する搬送手段とし
ての搬送ベルト21を含む搬送機構20が配設されてい
る。搬送ベルト21は、図示しないモータにより矢印a
方向に回転される駆動ローラ91と、駆動ローラ91か
ら所定距離離間された従動ローラ92との間に巻回され
て張設され、矢印a方向に一定速度で無端走行される。
なお、各画像形成部10y、10m、10c、10k
は、搬送ベルト21の搬送方向に沿って直列に配設され
ている。
【0032】各画像形成部10y、10m、10c、1
0kは、それぞれ搬送ベルト21と接する位置で外周面
が同一の方向に回転可能に形成された像担持対としての
感光体ドラム61y、61m、61c、61kを含んで
いる。各感光体ドラム61y、61m、61c、61k
は、図示しないモータにより所定の周速度で回転される
ようになっている。
【0033】各感光体ドラム61y、61m、61c、
61kは、その回転軸線が互いに等間隔になるように配
設されているとともに、その軸線は搬送ベルト21によ
り画像が搬送される方向と直交するよう配設されてい
る。なお、以下の説明においては、各感光体ドラム61
y、61m、61c、61kの軸線方向を主走査方向と
し、感光体ドラム61y、61m、61c、61kの回
転方向、すなわち、搬送ベルト21の回転方向(図中矢
印a方向)を副走査方向とする。
【0034】各感光体ドラム61y、61m、61c、
61kの周囲には、主走査方向に延出された帯電手段と
しての帯電装置62y、62m、62c、62k、除電
装置63y、63m、63c、63k、主走査方向に同
様に延出された現像手段としての現像ローラ64y、6
4m、64c、64k、下撹拌ローラ67y、67m、
67c、67k、上撹拌ローラ68y、68m、68
c、68k、主走査方向に同様に延出された転写手段と
しての転写装置93y、93m、93c、93k、主走
査方向に同様に延出されたクリーニングブレード65
y、65m、65c、65k、および、排トナー回収ス
クリュー66y、66m、66c、66kが、それぞれ
感光体ドラム61y、61m、61c、61kの回転方
向に沿って順に配置されている。
【0035】なお、各転写装置93y、93m、93
c、93kは、対応する感光体ドラム61y、61m、
61c、61kとの問で搬送ベルト21を支持する位
置、すなわち、搬送ベルト21の内側に配設されてい
る。また、後述する露光装置50による露光ポイント
は、それぞれ帯電装置62y、62m、62c、62k
と現像ローラ64y、64m、64c、64kとの間の
感光体ドラム61y、61m、61c、61kの外周面
上に形成される。
【0036】搬送機構20の下方には、各画像形成部1
0y、10m、10c、10kにより形成された画像が
転写される被画像形成媒体としての用紙Pを複数枚収容
した用紙カセット22a、22bが配置されている。
【0037】用紙カセット22a、22bの一端部であ
って、従動ローラ92に近接する側には、用紙カセット
22a、22bに収容されている用紙Pをその最上部か
ら1枚ずつ取り出すピックアップローラ23a、23b
が配置されている。ピックアップローラ23a、23b
と従動ローラ92との間には、用紙カセット22a、2
2bから取出された用紙Pの先端と画像形成部10yの
感光体ドラム61yに形成されたYトナー像の先端とを
整合させるためレジストローラ24が配置されている。
【0038】なお、他の感光体ドラム61m、61c、
61kに形成されたトナー像は、搬送ベルト21上を搬
送される用紙Pの搬送タイミングに合せて各転写位置に
供給される。
【0039】レジストローラ24と第1の画像形成部1
0yとの間であって、従動ローラ92の近傍、すなわ
ち、実質的に搬送ベルト21を挟んだ従動ローラ92の
外周上には、レジストローラ24を介して所定のタイミ
ングで搬送される用紙Pに静電吸着力を付与するための
吸着ローラ26が配設されている。なお、吸着ローラ2
6の軸線と従動ローラ92の軸線とは、互いに平行にな
るように設定されている。
【0040】搬送ベルト21の一端であって、駆動ロー
ラ91の近傍、すなわち、実質的に搬送ベルト21を挟
んだ駆動ローラ91の外周上には、搬送ベルト21上に
形成された画像の位置を検知するための位置ずれセンサ
96が配設されている。位置ずれセンサ96は、たとえ
ば、透過形あるいは反射形の光センサにより構成され
る。
【0041】駆動ローラ91の外周上であって、位置ず
れセンサ96の下流側の搬送ベルト21上には、搬送ベ
ルト21上に付着したトナーあるいは用紙Pの紙かすな
どを除去するための搬送ベルトクリーニング装置95が
配置されている。
【0042】搬送ベルト21を介して搬送された用紙P
が駆動ローラ91から離脱されて、さらに搬送される方
向には、用紙Pを所定温度に加熱することにより用紙P
に転写されたトナー像を溶融し、トナー像を用紙Pに定
着させる定着装置80が配設されている。定着装置80
は、ヒートローラ対81、オイル塗付ローラ82、8
3、ウェブ巻取りローラ84、ウェブローラ85、ウェ
ブ押付けローラ86とから構成されている。この定着装
置80により、用紙P上に形成されたトナーが用紙に定
着され、排紙ローラ対87により排出される。
【0043】各感光体ドラム61y、61m、61c、
61kの外周面上にそれぞれ色分解された静電潜像を形
成するプリントエンジン(露光手段)50は、後述する
画像処理装置36において色分解された各色ごとの画像
データ(Y、M、C、K)に基づいて発光制御される半
導体レーザ発振器60を有している。
【0044】半導体レーザ発振器60の光路上には、ポ
リゴンモータ54により回転駆動されレーザビームを反
射/走査するポリゴンミラー51、および、ポリゴンミ
ラー51により反射されたレーザビームの焦点を補正し
て結像させるためのfθレンズ52、53が順に設けら
れている。
【0045】fθレンズ53と各感光体ドラム61y、
61m、61c、61kとの間には、fθレンズ53を
通過した各色ごとレーザービームを各感光体ドラム61
y、61m、61c、61kの露光位置に向けて折り曲
げる第1の折り返しミラー55y、55m、55c、5
5kが配置されている。また、第1の折り返しミラー5
5y、55m、55cにより折り曲げられたレーザビー
ムを更に折り曲げる第2の折り返しミラー56y、56
m、56c、および、第3の折り返しミラー57y、5
7m、57cがさらに配置されている。
【0046】なお、黒用レーザービームは、第1の折り
返しミラー55kにより折り返された後、他のミラーを
経由せずに感光体ドラム61k上に案内されるようにな
っている。
【0047】図2は、図1の装置の制御系の構成を説明
するブロック図である。
【0048】操作パネル40は、操作パネルCPU41
を有し、図1の装置本体の上部に設けられている。操作
パネルCPU41には、プリントキー42、条件設定キ
ー43、および液晶表示部44が接続されている。ま
た、操作パネルCPU41は、主制御部30のメインC
PU31に接続されている。
【0049】条件設定キー43は、プリント枚数、プリ
ント倍率(スキャナ部1での原稿読取倍率)などの各種
条件を設定するためのものである。プリント倍率とし
て、たとえば、1倍(100%とも称す)、2倍(20
0%とも称す)、4倍(400%とも称す)が用意され
ている。
【0050】主制御部30は、メインCPU31、RO
M32、RAM33、NVM(不揮発性ランダムアクセ
スメモリ:nonvolatile RAM)34、共有RAM3
5、画像処理部36、ページメモリ制御部37、ページ
メモリ38、プリンタコントローラ39、およびプリン
タフォントROM121を有している。
【0051】メインCPU31は、装置全体を制御す
る。ROM32は、この全体制御のための制御プログラ
ムを格納している。後述する図9および図10の処理を
実行するファームウエアも、このROM32に格納して
おくことができる。
【0052】RAM33は、ROM32のプログラム実
行に伴い使用されるワークエリアを提供するとともに、
種々なデータの一時記憶に用いられる。
【0053】NVM34は、図示しないバッテリにより
バックアップされた不揮発性メモリ(CMOSタイプの
SRAM)、あるいは書替可能なEEPROMで構成で
きる。このNVM34には、ユーザが設定した種々なパ
ラメータを(装置電源が落とされても消えないように)
保存することに使用できる。
【0054】共有RAM35は、メインCPU31とプ
リンタCPU110との間の双方向通信、およびメイン
CPU31とスキャナCPU100との双方向通信に用
いられる。
【0055】メインCPU31は、この共有RAM35
に、スキャナCPU100への指令(図7のPVSYN
C変更指令または図9のステップST102のタイミン
グ変更指令)および/またはプリンタCPU110への
指令(図8の給紙タイミング変更指示または図10のス
テップST202の制御指令)その他を、適宜書き込ん
でおくことができる。このようにすれば、スキャナCP
U100および/またはプリンタCPU110は、必要
な指令等を共有RAM35から適宜入手できるようにな
る。
【0056】また、スキャナCPU100からの情報お
よび/またはプリンタCPU11からの情報を、共有R
AM35に適宜書き込んでおくことができる。メインC
PU31は、この共有RAM35への書き込みを適宜読
み取ることにより、スキャナ部1および/またはプリン
タ部2の現在の動作状況等を把握できる。
【0057】この共有RAM35は、たとえばプリンタ
CPU110からスキャナCPU100へ指示したい事
項(たとえばスキャナの副走査読取開始指令)の情報転
送中継場所としても利用できる(共有RAM35を中継
せずスキャナCPU100とプリンタCPU110との
間で直接情報交換するようにシステム構成することもで
きる)。
【0058】ページメモリ制御部37は、ページメモリ
38に対する画像データの書き込み、およびページメモ
リ38からの画像データの読み出しを行う。ページメモ
リ38は、複数ページ分の画像データを記憶することが
できる。プリンタコントローラ39は、パーソナルコン
ピュータ等の外部機器122から入力されるプリントデ
ータを画像データに展開する。プリンタフォントROM
121は、フォントデータを記憶している。
【0059】スキャナ部1は、スキャナCPU100、
ROM101、RAM102、CCDドライバ103、
スキャンモータドライバ104、および画像補正部10
5を有している。ROM101は、スキャナ部用の制御
プログラム等を記憶している。RAM102は、プログ
ラム実行時のワークエリアとして、またプログラム実行
に伴う種々なデータの一時記憶に用いられる。CCDド
ライバ103は、CCDセンサ15を駆動する。スキャ
ンモータドライバ104は、キャリッジ8、9および各
種ミラーなどの駆動用モータ16を駆動する。
【0060】画像補正部105は、CCDセンサ15か
ら出力される画像信号(R、G、Bのアナログ信号)を
それぞれデジタル信号に変換するA/D変換器(略して
ADC)、シェーディング補正回路、およびラインメモ
リなどから構成されている。
【0061】メインCPU31は、操作パネルCPU4
1およびスキャナCPU100と協同して、下記(1)
の手段を構成できる。
【0062】(1)CCDセンサ15による副走査方向
の走査速度(スキャナの読取倍率に対応)を、操作パネ
ル40の条件設定キー43で設定されるプリント倍率に
応じて可変設定する倍率設定手段。
【0063】具体的には、プリント倍率1倍(スキャナ
の読取倍率100%)が設定されると、CCDセンサ1
5による副走査方向の走査速度は予め定められた標準値
に設定される。プリント倍率2倍(200%)が設定さ
れると、CCDセンサ15による副走査方向の走査速度
は上記標準値の1/2に設定される。プリント倍率4倍
(400%)が設定されると、CCDセンサ15による
副走査方向の走査速度は上記標準値の1/4に設定され
る。
【0064】プリンタ部2は、プリンタCPU110、
ROM111、RAM112、用紙搬送制御部115、
プロセス制御部116、定着制御部117、オプション
制御部118、および上記プリントエンジン50を有し
ている。ROM111は、プリンタ部用の制御プログラ
ム等を記憶している。RAM112は、プログラム実行
時のワークエリアとして、またプログラム実行に伴う種
々なデータの一時記憶に用いられる。用紙搬送制御部1
15は、図1に示す用紙Pの搬送を制御する。プロセス
制御部116は、帯電、現像、および転写などのプロセ
スを制御する。
【0065】主制御部30の画像処理部36、ページメ
モリ38およびプリンタコントローラ39は、画像デー
タバスを介して、プリンタ部2のプリントエンジン5
0、およびスキャナ部1の画像補正部105と相互接続
されている。この相互接続により、画像補正部105か
ら出力された原稿読取画像信号(RGBデータ)が主制
御部30内の画像処理部36に供給される。
【0066】図3は、図2の画像処理部36の内部構成
を説明するブロック図である。
【0067】図2の画像補正部105から出力された原
稿読取画像信号(RGBデータ)は、画像処理部36内
の色変換部157に入力される。スキャナ部1から画像
処理部36に入力されるカラー画像データはR、G、B
であるが、プリンタ部2で扱うカラー画像データはC、
M、Y、Kであるため、色データの変換が必要となる。
そこで、色変換部157により、画像データR、G、B
が、表現したい複数の色に対応する複数の画像データ
C、M、Yに変換される。ユーザの好みによるプリント
画像の色調整も、色変換部157における色変換パラメ
ータの切り替えにより、行うことができる。
【0068】色変換部157の出力(画像データC、
M、Y)は、ローパスフィルタ(LPF)158に送ら
れる。このローパスフィルタ158により、スキャナ部
1で読み取られた原稿画像中からノイズを除去したりモ
アレを除去するなどの空間フィルタ処理が行なわれる。
【0069】ローパスフィルタ158の出力は、拡大縮
小部163に送られる。この拡大縮小部163により、
原稿読取画像に対する主走査方向の拡大/縮小処理をデ
ジタル処理で行うことができる(原稿読取画像に対する
副走査方向の拡大/縮小処理は、前述したように、スキ
ャナ部1のCCD15による副走査方向の走査速度を変
更することで行うことができる)。
【0070】拡大縮小部163の出力は、墨入れ部16
9および黒文字生成部170にそれぞれ送られる。墨入
れ部169は、送られてきた画像データC、M、Yから
黒データKを生成し、その黒データKを画像データC、
M、Yに付加する墨入れ処理を行うものである。また、
黒文字生成部170は、画像データC、M、Yを重ねて
黒データKを生成するものである。
【0071】ところで、黒文字は、3種類の画像データ
C、M、Yを重ねて表現するよりも黒一色で表現した方
が、色純度と解像性(精細さ)の両面で高画質となる。
この例では、墨入れ部169からの黒データKを用いた
方が、黒文字の色純度も精細さもより良くなる。しか
し、原稿の内容が文字でなく写真など多階調表現を要求
するものの場合は、黒文字生成部170からの黒データ
Kを用いた方が、階調表現力が良くなる。このため、図
3の構成では、黒入れ部169の出力および黒文字生成
部170の出力の何れか一方をセレクタ171で選択で
きるようになっている。
【0072】セレクタ171で選択された画像データ
C、M、Y、およびKは、γ補正部172に供給され
る。γ補正部172は、プリンタ部2のγ特性の補正を
行う。この補正の際には、画像データC、M、Y、Kご
とに設定されているγテーブル(図示せず)を参照して
行うようになっている。
【0073】γ補正部172の出力は、記録処理部17
3に送られる。記録処理部173は、誤差拡散などの階
調処理を行ない、たとえば、量子化ビット数が8ビット
の画像データ(C、M、Y、およびK)を、見た目の階
調性を損なわずに4ビット程度のデータに変換するよう
になっている。
【0074】図1に示したような、C、M、Y、Kそれ
ぞれの画像形成部10y、10m、10c、10kが4
連装された4連タンデム方式の画像形成装置の場合、4
色の画像データ(C、M、Y、K)を記録する位相がそ
れぞれ異なる。このため、この4色の画像データ(C、
M、Y、K)のうち先行する3色の画像データ(C、
M、Y)についてはダイレクトメモリ174に一時記憶
し、これら3色の画像データ(C、M、Y)に対してそ
の位相ずれに見合う遅延を施すようしている。
【0075】このダイレクトメモリ174による遅延処
理により位相ずれが解消された記録処理部173の出力
(C、M、Y、K)は、パルス幅変換部176に送られ
る。
【0076】ところで、図3の各部で画像処理される信
号レベルと記録濃度(プリント濃度)との関係は、リニ
アではない。そのため、パルス幅変換部176は、プリ
ンタ部2のレーザ変調部(図示せず)のパルス駆動時間
を制御し、画像処理される信号レベルと記録濃度との関
係がリニアな特性となるようパルス幅を変換し、パルス
幅変換後の画像信号(C、M、Y、K)をプリンタ部2
に送るようにしている。
【0077】図4は、図1および図2の構成を、スキャ
ナ部1と画像処理部36とプリンタ部2に大別して示す
ブロック図である。
【0078】スキャナ部1の画像補正部105から出力
される画像信号(RGBデータ)は、図2の画像データ
バスを介して、主制御部30の画像処理部36に供給さ
れる。画像処理部36に供給された画像信号(RGBデ
ータ)は図3の構成により画像処理され、画像処理後の
画像信号(CMYKデータ)が、画像データバスを介し
て、プリンタ部2のプリントエンジン50に供給され
る。
【0079】スキャナ部1からの原稿読取画像に対応し
た画像形成をプリントエンジン50で行う際は、スキャ
ナ部1に「副走査方向の読み取りを何時開始させるか」
のタイミングを通知する必要がある。この通知を行うた
めに、プリンタ部2のプリンタCPU110は、スキャ
ナ部1のスキャナCPU100へ、副走査読取開始信号
(略してPVSYNC信号)を、所定のタイミングで供
給するように構成されている。すなわち、プリンタCP
U110が供給するPVSYNC信号は、副走査タイミ
ングを特定ものである。
【0080】プリンタCPU110は、図2の用紙搬送
制御部115を介してプリンタ部2での用紙搬送タイミ
ングを制御しつつ、上記PVSYNC信号によって、ス
キャナ部1が原稿の読み取りを開始するタイミングを指
定する。このPVSYNC信号の供給タイミングによっ
て、プリンタ部2が用紙Pを搬送するタイミングととも
に用紙Pのどの位置から原稿画像の形成(用紙Pへの画
像書込)が開始されるかを決定できる。
【0081】[2]次に、この発明の制御系に係る第1
の実施形態について、図5、図7、図9を参照して説明
する。
【0082】図5は、図2のスキャナ部に含まれるCC
Dセンサおよび画像補正部の内部構成(例1)を示す図
である。
【0083】CCDセンサ15は、赤色用のRラインセ
ンサ451と、緑色用のGラインセンサ452と、青色
用のBラインセンサ453とを有している。各ラインセ
ンサ451〜453は、その長手方向に直線状に並んだ
多数の光電変換素子(CCD素子)で構成される。Rラ
インセンサ451の受光面上には赤色光成分を選択的に
通過させるRフィルタ454が配置され、Gラインセン
サ452の受光面上には緑色光成分を選択的に通過させ
るGフィルタ455が配置され、Bラインセンサ453
の受光面上には青色光成分を選択的に通過させるBフィ
ルタ456が配置されている。各ラインセンサ451〜
453は、各々の長手方向が主走査方向に並行し、副走
査方向に所定の間隔(たとえば8ライン相当の間隔)を
おいて並行に配設されている。
【0084】Rラインセンサ451からのR光電変換出
力、Gラインセンサ452からのG光電変換出力、およ
びBラインセンサ453からのB光電変換出力(CCD
15の受光面に投影された光像の濃淡に対応した電圧レ
ベルを持つ、三原色の光電変換出力)は、それぞれ、画
像補正部105内のバッファアンプ554〜556に入
力される。
【0085】ラインセンサ451〜453からのRGB
光電変換出力は、それぞれ、バッファアンプ554〜5
56により増幅されたあと、A/D変換器(ADC)5
57〜559に入力される。
【0086】ADC557は、入力されたR光電変換出
力(アナログ電圧)を、対応するデジタルデータRに変
換する。ADC558は、入力されたG光電変換出力
(アナログ電圧)を、対応するデジタルデータGに変換
する。ADC559は、入力されたB光電変換出力(ア
ナログ電圧)を、対応するデジタルデータBに変換す
る。
【0087】ADC557からのデジタルデータRは、
遅延回路561により、Rラインセンサ451とGライ
ンセンサ452との間隔(8ライン)に相当する時間だ
け遅延される。遅延回路561により遅延されたデータ
Rは、さらに、遅延回路562により、Gラインセンサ
452とBラインセンサ453との間隔(8ライン)に
相当する時間だけ遅延される。
【0088】ADC558からのデジタルデータGは、
遅延回路563により、Gラインセンサ452とBライ
ンセンサ453との間隔(8ライン)に相当する時間だ
け遅延される。
【0089】ADC559からのデジタルデータBは、
図5の実施の形態では遅延する必要がない。
【0090】遅延回路561〜563それぞれの遅延時
間は、スキャナCPU100により、任意に設定可能と
なっている。スキャナCPU100は、ADC557か
らのデジタルデータRおよびADC558からのデジタ
ルデータGが、ADC559からのデジタルデータBと
同じタイミングで画像補正部105から出力されるよう
に、遅延回路561〜563それぞれの遅延時間を設定
するように、プログラムされる。
【0091】具体的には、この実施の形態では、遅延回
路561〜563それぞれの遅延時間は、読取倍率(プ
リント倍率)が100%のときに8ライン分相当となっ
ている。このため、データRは8×2=16ライン分遅
延され、Gデータは8ライン分遅延され、Bデータの遅
延はゼロとなる。これで、倍率100%時における画像
補正部105からのRGB出力間のタイミングずれをゼ
ロにできる。
【0092】ここで、読取倍率(プリント倍率)が例え
ば400%に変更されると、遅延回路561〜563そ
れぞれの遅延時間は8×4=32ライン相当となる。こ
の場合、データRは8×2×4=64ライン分遅延さ
れ、Gデータは8×4=32ライン分遅延され、Bデー
タの遅延はゼロとなる。これで、倍率400%時におけ
る画像補正部105からのRGB出力間のタイミングず
れをゼロにできる。
【0093】ただし、倍率100%時と倍率400%時
ではデータRの遅延時間が64ー16=48ライン分異
なる。この48ライン分のずれが、倍率100%時のボ
イド幅(用紙先端とこの用紙に形成される画像の先端と
の間の余白サイズ)と倍率400%時のボイド幅とが異
なってしまう原因となる。
【0094】上記「読取倍率(プリント倍率)によって
ボイド幅が異なってしまう」問題を解消する第1の手段
として、メインCPU31は、プリンタCPU110と
協同して、下記(2)の手段を構成できる。
【0095】(2)前記ボイド幅が前記読取倍率によら
ず一定となるように(図7(f))、スキャナ部1から
プリンタ部2への画像信号(CMYK)の供給タイミン
グ(図4ではPVSYNCの発生タイミング)を制御す
る(図7(a)(d))タイミング制御手段。
【0096】前記ボイド幅が前記読取倍率によらず一定
となるメカニズムについては、図7を参照して後述す
る。また、前記ボイド幅を前記読取倍率によらず一定に
する制御処理手順については、図9を参照して後述す
る。
【0097】図5の実施の形態では、スキャナ部2のC
CDセンサ15を構成する3ラインイメージセンサの読
取倍率に応じた画像遅延を考慮して、スキャナCPU1
00は、前記副走査読取開始信号(PVSYNC信号)
を受けてから画像読み取りを開始するまでのタイミング
を故意に遅らせる制御を行なえるようになっている。こ
のタイミングを故意に遅らせる制御には、図示しないC
PUタイマ等が利用される。
【0098】また、スキャナ読取倍率をスキャナCPU
100からプリンタCPU110に通信し、PVSYN
C信号自体の供給タイミングを、上記3ラインイメージ
センサの読取倍率による画像遅延に応じて変更すること
もできるようになっている。
【0099】このようなタイミング制御により、複写用
紙に出力される画像のプリント開始位置(副走査方向の
画像書込開始位置)を、スキャナ部2での原稿読取倍率
(100%、200%、400%など)によらずに一定
化できるようになる。
【0100】図7は、図5の構成を図1〜図4の構成に
適用した場合において、用紙先端とこの用紙に形成され
る画像先端との間の余白(ボイド幅)を、スキャナの画
像読取倍率に拘わらず一定とする方法(その1)を模式
的に説明する図である。また、図9は、図7の方法(そ
の1)に対応した処理手順を説明するフローチャートで
ある。
【0101】ここでは、図1の4つの画像形成部(10
y、10m、10c、10k)個々について個別に説明
するのでなく、全体を1つにまとめて説明する。たとえ
ば、図1の黒画像形成部10kの位置でカラープリント
が完成する状況を想定して説明する(画像形成部10
y、10m、10c、10k間の位置ずれは、図3のダ
イレクトメモリ174による補正で吸収されている)。
【0102】まず、読取倍率が100%(デフォルト設
定)の場合から説明する。図2のプリントキー42が押
されて読取倍率100%でコピーが開始されると(ステ
ップST100ノー)、図7(a)の副走査読取開始信
号(PVSYNC信号)が供給される。すると、プリン
タ部2が起動し、PVSYNC信号がスキャナCPU1
00に供給される(ステップST104)。
【0103】プリンタ部2が起動すると、プリンタCP
U110は用紙Pの搬送を開始する(ステップST10
6)。この用紙Pは、ステップST104で供給された
PVSYNC信号の先頭エッジから所定時間後に、画像
形成部10kの所定位置まで搬送されてくる(図7
(c))。
【0104】スキャナCPU100は、ステップST1
04で供給されたPVSYNC信号の先頭エッジに応答
して、スキャナ部1に、図示しない原稿に対する光学的
な主走査および副走査を開始させる(ステップST10
8)。
【0105】次に、メインCPU31は、画像処理部3
6に、ステップST108の主走査/副走査で得られた
画像信号(RGB)に対する画像処理を実行させる(ス
テップST110)。
【0106】続いて、ステップST110で画像処理さ
れた画像データ(YMCK)およびステップST106
で搬送された用紙Pが、画像形成処理に回される(ステ
ップST112)。この画像形成処理によって、用紙P
の先端から所定のボイド幅VW1離れた位置から、画像
データ(YMCK)すなわちスキャナ部1で読み取った
画像信号(図7(b))の内容のプリントが、開始され
る(ステップST114)。
【0107】図7(a)〜(c)では、以上のようにし
て用紙Pに形成された画像信号の内容の先端とPVSY
NC信号の先頭エッジとの間隔を、d100で表してい
る。
【0108】以上の読取倍率100%のボイド幅VW1
(図7(c))を、読取倍率に拘わらず一定にする制御
は、たとえば次のようにして行われる。
【0109】ユーザが図2の条件設定キー43から、た
とえば読取倍率400%を指定し、プリントキー42を
押すと、読取倍率が100%から400%に変更された
ので(ステップST100イエス)、プリンタCPU1
10により、副走査タイミング(PVSYNC信号の発
生タイミング)が変更される(ステップST102)。
【0110】このタイミング変更は、読取倍率が大きい
方に変更された場合(ここでは100%から400%
へ)は、PVSYNC信号の発生タイミングが時間的に
早まるように行われる(図7(a)(d))。もし、読
取倍率が小さい方に変更された場合(たとえば100%
から50%へ)は、PVSYNC信号の発生タイミング
が時間的に遅れるように行われる(図示せず)。以下で
は、読取倍率が400%に変更された場合について説明
を続ける。
【0111】図5の説明で前述したように、倍率100
%では画像信号(RGB)の遅延量は16ライン分であ
ったのに、倍率400%では画像信号(RGB)では画
像信号(RGB)の遅延量は64ライン分に増える(つ
まり倍率400%では倍率100%と比べて48ライン
分遅れる)。このため、もし、ステップST112の画
像形成処理時に送られてきた用紙Pが倍率100%時と
同じタイミングであると、ステップST108で得た画
像信号の内容のプリントは、図7(g)に例示するよう
に、用紙先端からボイド幅VW4*離れた位置から始ま
ることになる。このボイド幅VW4*は、倍率100%
時のボイド幅VW1よりも、48ライン分(600dp
iのプリント解像度では約2mm相当)大きくなる(V
W4*≠VW1)。
【0112】一方、図5、7、9の実施の形態では、読
取倍率400%ではPVSYNC信号の発生タイミング
を(48ライン相当分)早めて、用紙Pの先端位置と画
像信号内容の先端位置との間のボイド幅VW4が、読取
倍率100%の場合のボイド幅VW1と同じになるよう
にしている(図7(f))。
【0113】すなわち、読取倍率が100%基準より大
きく(または小さく)なるように変更された場合は、そ
の変更に対応してPVSYNC信号の発生タイミングを
早めて(または遅めて)、倍率変更により増えた遅延量
(倍率400%では48ライン分相当)をステップST
112の画像形成段階でキャンセルするようにしてい
る。このキャンセル量が、図7(d)の画像信号供給タ
イミング補正量となる。
【0114】図7(d)〜(f)では、以上のようにし
て用紙Pに形成された画像信号の内容の先端とPVSY
NC信号の先頭エッジとの間隔を、d400で表してい
る。図5、7、9の実施の形態では、読取倍率(100
%、400%)によらずボイド幅を一定(VW1=VW
4)とするために、PVSYNC信号の発生タイミング
を変えることで、用紙Pに形成される画像信号内容の先
端とPVSYNC信号の先頭エッジとの間隔を変更(d
100からd400へ)しているともいえる。
【0115】[3]次に、この発明の制御系に係る第2
の実施形態について、図6、図8、図10を参照して説
明する。
【0116】図6は、図2のスキャナ部に含まれるCC
Dセンサおよび画像補正部の内部構成(例2)を示す図
である。図6の構成は、回路構成上は、図5の回路構成
の最終ステージに遅延メモリ570を配設したものとな
っている。図6の回路構成のうち図5と共通する部分の
機能、動作、あるいは特徴は、図5と同様に図6も持つ
ことができる。
【0117】以下、図6の回路構成で特徴的な部分(図
5の回路構成にない部分)について、説明する。
【0118】図6の実施の形態において、読取倍率40
0%では、図5の説明部分で前述したように、48ライ
ン分の画像遅延が必要となる。この48ライン分の遅延
を行うのが、遅延メモリ570である。この遅延メモリ
570による48ライン分の遅延量と、遅延回路561
および562による8×2=16ライン分の遅延量を合
わせた64ライン分の遅延量が、読取倍率400%時
に、図6の画像補正部105から得られる。読取倍率4
00%時に64ライン分の遅延量が得られれば、(後述
する用紙搬送タイミングの変更制御との組み合わせによ
って)読取倍率100%時に16ライン分の遅延量を得
たときと同じタイミングで用紙に副走査方向の画像書込
を開始できる。
【0119】すなわち、図6の構成では、読取倍率10
0%では遅延メモリ570による遅延を行わず、読取倍
率400%時に遅延メモリ570により48ライン分の
遅延を行なうようになっている。こうすることで、用紙
にプリントされる画像の副走査方向の書込開始位置(ボ
イド幅に対応)が、読取倍率によりずれることに対処で
きる。
【0120】換言すると、図6の構成によれば、図5の
場合のようにPVSYNC信号のタイミング制御をしな
くても(つまりPVSYNC信号の発生タイミングを読
取倍率によって変更しなくても)、遅延メモリ570に
よる遅延量を適宜変更することで、読取倍率変更による
上記副走査方向の書込開始位置(ボイド幅に対応)のず
れに対処できるようになる。
【0121】前述した「読取倍率(プリント倍率)によ
ってボイド幅が異なってしまう」問題を解消する第2の
手段として、メインCPU31は、スキャナCPU10
0およびプリンタCPU110と協同して、下記(3)
の手段を構成している。
【0122】(3)前記ボイド幅が前記読取倍率によら
ず一定となるように(図8(g))、給紙機構(図1の
22から26まで用紙Pを搬送する機構)から画像形成
部(図1の10y、10m、10c、10kおよび5
0)への用紙Pの供給タイミングを制御する(図8
(f)(g))タイミング制御手段。
【0123】このタイミング制御で給紙が遅れる時間分
が、前記遅延メモリ570による遅延に対応するように
なっている。
【0124】前記ボイド幅が前記読取倍率によらず一定
となるメカニズムについては、図8を参照して後述す
る。また、前記ボイド幅を前記読取倍率によらず一定に
する制御処理手順については、図10を参照して後述す
る。
【0125】図8は、図6の構成を図1〜図4の構成に
適用した場合において、用紙先端とこの用紙に形成され
る画像先端との間の余白(ボイド幅)を、スキャナの画
像読取倍率に拘わらず一定とする方法(その2)を模式
的に説明する図である。また、図10は、図8の方法
(その2)に対応した処理手順を説明するフローチャー
トである。
【0126】読取倍率が100%(デフォルト設定)の
場合の画像形成状況(図8(a)〜(c))および画像
形成処理動作(図10のステップST200、ST20
4〜ST214)は、それぞれ、図7(a)〜(c)お
よび図9のステップST100、ST104〜ST11
4と同様である(遅延メモリ570での遅延量はゼロに
設定される)。
【0127】図8(c)に示す読取倍率100%のボイ
ド幅VW1を、読取倍率に拘わらず一定にする制御は、
たとえば次のようにして行われる。
【0128】ユーザが図2の条件設定キー43から、た
とえば読取倍率400%を指定し、プリントキー42を
押すと、読取倍率が100%から400%に変更された
ので(ステップST200イエス)、スキャナCPU1
00により、遅延メモリの遅延量が、48ライン相当分
に変更される(ステップST202)。
【0129】このステップST202においては、さら
に、プリンタCPU110により、用紙搬送タイミング
(給紙タイミング)が、48ライン相当分遅れるように
変更される。もし、ステップST212の画像形成処理
時に送られてくる用紙Pの搬送タイミングが倍率100
%時と同じであると、搬送タイミングが48ライン分早
すぎることになり、ステップST208で得た画像信号
の内容のプリントが、図8(f)に例示するように、用
紙先端からボイド幅VW4*離れた位置から始まること
になってしまう。このボイド幅VW4*は、倍率100
%時のボイド幅VW1(図8(c))よりも、48ライ
ン分(600dpiのプリント解像度では約2mm相
当)大きくなる(VW4*≠VW1)。
【0130】そこで、図6、8、10の実施の形態で
は、読取倍率400%では用紙搬送タイミングを48ラ
イン相当分遅めて、用紙Pの先端位置と画像信号内容の
先端位置との間のボイド幅VW4が、読取倍率100%
の場合のボイド幅VW1と同じになるようにしている
(図8(g))。
【0131】すなわち、読取倍率が100%基準より大
きくなるように変更された場合は、その変更に対応して
用紙搬送タイミングを遅めて、倍率変更により増えた遅
延量(倍率400%では48ライン分相当)をステップ
ST212の画像形成段階でキャンセルするようにして
いる。このキャンセル量が、図8(f)(g)の給紙タ
イミング補正量となる。
【0132】図6、8、10の実施の形態では、読取倍
率(100%、400%)によらずボイド幅を一定(V
W1=VW4)とするために、倍率変更に対応して画像
遅延量(遅延メモリ570による遅延量)を定め、この
画像遅延量に対応して用紙搬送タイミングを遅らせてい
る。こうすることで、ステップST214のプリントア
ウトにより得られる複写画像において、用紙Pの先端と
この用紙Pに形成される複写画像の先端との間の余白の
サイズ(ボイド幅)が、読取倍率の種類によらず一定と
なる。
【0133】なお、この発明は上記各実施の形態に限定
されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸
脱しない範囲で種々な変形・変更が可能である。また、
各実施の形態は可能な限り適宜組み合わせて実施されて
もよく、その場合組み合わせによる効果が得られる。
【0134】さらに、上記実施の形態には種々な段階の
発明が含まれており、この出願で開示される複数の構成
要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出
され得る。たとえば、実施の形態に示される全構成要件
から1または複数の構成要件が削除されても、この発明
の効果あるいはこの発明の実施に伴う効果のうち少なく
とも1つが得られるときは、この構成要件が削除された
構成が発明として抽出され得るものである。
【0135】たとえば、図7等を参照して説明した制御
(読取倍率に応じてPVSYNCの発生/供給タイミン
グを変更する制御;給紙タイミングは変えない)および
図8等を参照して説明した制御(読取倍率に応じて給紙
タイミングを変更する制御;PVSYNCの発生/供給
タイミングは変えない)は、各々単独で用いられてもよ
いし、双方の制御を組み合わせて用いることもできる。
【0136】図7の制御と図8の制御とを組み合わせて
用いる場合は、画像信号供給タイミングと給紙タイミン
グとの間の相対的なタイミングを、読取倍率に応じて変
更する制御が可能になる。
【0137】もちろん、個々の画像形成装置の製品構成
に応じて、図7の制御と図8の制御とを同時に組み合わ
せ使用する(この場合は上記相対的タイミング制御)だ
けでなく、図7の制御および図8の制御いずれか一方を
選択的に切り替え使用できるようにすることもできる。
【0138】
【発明の効果】この発明によれば、用紙上部の余白サイ
ズ(ボイド幅)を、スキャナ部における読取倍率によら
ず一定にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るカラー複写装置
の内部構成を例示する図。
【図2】図1の装置の制御系の構成を説明するブロック
図。
【図3】図2の画像処理部(36)の内部構成を説明す
るブロック図。
【図4】図1および図2の構成を、スキャナ部と画像処
理部とプリンタ部に大別して示すブロック図。
【図5】図2のスキャナ部に含まれるCCDセンサおよ
び画像補正部の内部構成(例1)を示す図。
【図6】図2のスキャナ部に含まれるCCDセンサおよ
び画像補正部の内部構成(例2)を示す図。
【図7】図5の構成を図1〜図4の構成に適用した場合
において、用紙先端とこの用紙に形成される画像先端と
の間の余白(ボイド幅)を、スキャナの画像読取倍率に
拘わらず一定とする方法(その1)を模式的に説明する
図。
【図8】図6の構成を図1〜図4の構成に適用した場合
において、用紙先端とこの用紙に形成される画像先端と
の間の余白(ボイド幅)を、スキャナの画像読取倍率に
拘わらず一定とする方法(その2)を模式的に説明する
図。
【図9】図7の方法(その1)に対応した処理手順を説
明するフローチャート図。
【図10】図8の方法(その2)に対応した処理手順を
説明するフローチャート図。
【符号の説明】
1…スキャナ部(画像読取手段);2…プリンタ部(画
像形成手段);3…原稿台カバー;4…原稿台;5…ラ
ンプ;6…リフレクタ;7…第1ミラー;8…第1キャ
リッジ;9…第2キャリッジ;10y…第1の画像形成
部(イエロウ用);10m…第2の画像形成部(マゼン
タ用);10c…第3の画像形成部(シアン用);10
k…第4の画像形成部(ブラック用);11…第2ミラ
ー;12…第3ミラー;13…結像レンズ;15…CC
Dセンサ(光電変換素子);16…キャリッジ、各種ミ
ラーなどの駆動用モータ;20…搬送機構;21…搬送
ベルト;22a、22b…用紙カセット;P…用紙;2
3a、23b…ピックアップローラ;24…レジストロ
ーラ;26…吸着ローラ;30…主制御部;31…メイ
ンCPU(タイミング制御手段);35…共有RAM;
36…画像処理部;40…操作パネル;41…操作パネ
ルCPU(倍率設定手段);43…条件設定キー(倍率
設定手段);50…プリントエンジン;51…ポリゴン
ミラー;52、53…fθレンズ;54…ポリゴンモー
タ;55y、55m、55c、55k…第1の折り返し
ミラー;56y、56m、56c…第2の折り返しミラ
ー;57y、57m、57c…第3の折り返しミラー;
60…半導体レーザ発振器;61y、61m、61c、
61k…Y、M、C、Kの感光体ドラム;62y、62
m、62c、62k…Y、M、C、Kの帯電装置;63
y、63m、63c、63k…Y、M、C、Kの除電装
置;64y、64m、64c、64k…Y、M、C、K
の現像ローラ;65y、65m、65c、65k…Y、
M、C、Kのクリーニングブレード;66y、66m、
66c、66k…Y、M、C、Kの排トナー回収スクリ
ュー;67y、67m、67c、67k…Y、M、C、
Kの下撹拌ローラ;68y、68m、68c、68k…
Y、M、C、Kの上撹拌ローラ;80…定着装置;81
…ヒートローラ対;82、83…オイル塗付ローラ;8
4…ウェブ巻取りローラ;85…ウェブローラ;86…
ウェブ押付けローラ;87…排紙ローラ対;91…駆動
ローラ;92…従動ローラ;93y、93m、93c、
93k…Y、M、C、Kの転写装置;95…搬送ベルト
クリーニング装置;96…位置ずれセンサ;100…ス
キャナCPU(タイミング制御手段/タイミング補正手
段);110…プリンタCPU(タイミング制御手段/
副走査読取開始信号発生手段);105…画像補正部
(タイミング補正手段);115…用紙搬送制御部;4
51…赤色用Rラインセンサ;452…緑色用Gライン
センサ;453…青色用Bラインセンサ;454…赤色
用Rフィルタ;455…緑色用Gフィルタ;456…青
色用Bフィルタ;561〜563…遅延回路;570…
遅延メモリ(タイミング補正手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 ED04 ED17 FA06 FD03 FD04 FD08 ZA07 5C062 AA05 AB17 AB22 AB42 AC04 AC13 AC18 AC22 AF11 5C076 AA21 AA22 AA37 BA02 BA04 BA06 BA08 BB32 CB01 5C079 HB02 LA37 NA04 PA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像を読み取って、画像信号を生成
    する画像読取手段と;前記画像読取手段から供給される
    前記画像信号に対応する複写画像を、用紙に形成する画
    像形成手段と;前記画像形成手段に前記用紙を供給する
    給紙手段と;前記画像読取手段により前記原稿画像を読
    み取るときの読取倍率を設定する倍率設定手段と;前記
    用紙の先端とこの用紙に形成される前記複写画像の先端
    との間の余白のサイズが前記読取倍率の種類によらず一
    定となるように、前記画像読取手段から前記画像形成手
    段への前記画像信号の供給タイミングおよび前記給紙手
    段から前記画像形成手段への前記用紙の供給タイミング
    の少なくとも一方を制御するタイミング制御手段とを具
    備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】原稿の画像を読み取って画像信号を生成す
    る画像読取手段と;前記画像読取手段から供給される前
    記画像信号に対応する複写画像を用紙に形成する画像形
    成手段と;前記画像形成手段に前記用紙を供給する給紙
    手段と;前記画像読取手段により前記原稿画像を読み取
    るときの読取倍率を設定する倍率設定手段と;前記用紙
    の先端とこの用紙に形成される前記複写画像の先端との
    間の余白のサイズが前記読取倍率の種類によらず一定と
    なるように、前記画像読取手段から前記画像形成手段へ
    の前記画像信号の供給タイミングを制御するタイミング
    制御手段とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】原稿の画像を読み取って画像信号を生成す
    る画像読取手段と;前記画像読取手段から供給される前
    記画像信号に対応する複写画像を用紙に形成する画像形
    成手段と;前記画像形成手段に前記用紙を供給する給紙
    手段と;前記画像読取手段により前記原稿画像を読み取
    るときの読取倍率を設定する倍率設定手段と;前記用紙
    の先端とこの用紙に形成される前記複写画像の先端との
    間の余白のサイズが前記読取倍率の種類によらず一定と
    なるように、前記給紙手段から前記画像形成手段への前
    記用紙の供給タイミングを制御するタイミング制御手段
    とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】原稿の画像を読み取って画像信号を出力す
    るスキャナと、前記画像信号に対応した画像を用紙に複
    写するプリンタとを備えたものにおいて、 前記スキャナによる原稿の読取倍率を設定する読取倍率
    設定手段が設けられ;前記スキャナは前記原稿を主走査
    方向およびこの主走査方向と直交する副走査方向に光学
    的に走査して得られる信号を出力するイメージセンサを
    含み;前記プリンタは前記スキャナに前記副走査方向の
    読み取りを開始させる副走査読取開始信号を発生する副
    走査読取開始信号発生手段を含み;前記読取倍率設定手
    段により設定された読取倍率に応じて、前記副走査読取
    開始信号発生手段が前記副走査読取開始信号を発生する
    タイミングを変更するように構成されたことを特徴とす
    る画像形成システム。
  5. 【請求項5】原稿の画像を読み取って画像信号を出力す
    るスキャナと、前記画像信号に対応した画像を用紙に複
    写するプリンタとを備えたものにおいて、 前記スキャナによる原稿の読取倍率を設定する読取倍率
    設定手段が設けられ;前記スキャナは前記原稿読取画像
    を一時記憶してから前記画像信号を出力する遅延メモリ
    を含み;前記プリンタは前記用紙を供給する給紙手段を
    含み;前記読取倍率設定手段により設定された読取倍率
    に応じて、前記遅延メモリに一時記憶された前記画像信
    号の出力タイミングと、前記給紙手段による前記用紙の
    供給タイミングとの相対的なタイミングを変更するよう
    に構成されたことを特徴とする画像形成システム。
  6. 【請求項6】原稿のカラー画像を読み取る光学手段と;
    前記光学手段で読み取られたカラー画像を主走査方向お
    よびこの主走査方向と直交する副走査方向に走査してこ
    のカラー画像から異なる色の画像信号を出力するもので
    あって、前記副走査方向に所定の間隔を置いて配置され
    た複数のラインセンサを含むイメージセンサと;前記複
    数のラインセンサの前記副走査方向の所定間隔に対応し
    て生じる前記異なる色の画像信号間のタイミングずれを
    補正するタイミング補正手段と;前記タイミング補正手
    段で補正された異なる色の画像信号に基づき、前記原稿
    のカラー画像に対応するカラー画像を用紙に複写する複
    写手段と;前記原稿の読み取り倍率を設定する読取倍率
    設定手段と;前記読取倍率設定手段により設定された特
    定の読取倍率に基づいて、前記イメージセンサの動作タ
    イミングおよび前記複写手段の動作タイミングのうち少
    なくとも一方の動作タイミングを変更するタイミング制
    御手段とを具備したことを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】原稿の画像を読み取って画像信号を出力す
    るスキャナと前記画像信号に対応した画像を用紙に複写
    するプリンタとを備え、前記スキャナによる原稿の読取
    倍率を設定する読取倍率設定手段が設けられ、前記スキ
    ャナが前記原稿を主走査方向およびこの主走査方向と直
    交する副走査方向に光学的に走査して得られる信号を出
    力するイメージセンサを含み、前記プリンタが前記スキ
    ャナに前記副走査方向の読み取りを開始させる副走査読
    取開始信号を発生する副走査読取開始信号発生手段を含
    むシステムを用いるものにおいて、 前記読取倍率が変更されたかどうかチェックし、 前記読取倍率設定手段により前記読取倍率が変更された
    場合は、変更された読取倍率に応じて、前記副走査読取
    開始信号の発生タイミングを変更するように構成された
    ことを特徴とする画像形成方法。
  8. 【請求項8】原稿の画像を読み取って画像信号を出力す
    るスキャナと前記画像信号に対応した画像を用紙に複写
    するプリンとを備え、前記スキャナによる原稿の読取倍
    率を設定する読取倍率設定手段が設けられ、前記スキャ
    ナが前記原稿読取画像を一時記憶してから前記画像信号
    を出力する遅延メモリを含み、前記プリンタが前記用紙
    を供給する給紙手段を含むシステムを用いるものにおい
    て、 前記読取倍率が変更されたかどうかチェックし、 前記読取倍率設定手段により前記読取倍率が変更された
    場合は、変更された読取倍率に応じて、前記遅延メモリ
    に一時記憶された前記画像信号の出力タイミングと、前
    記給紙手段による前記用紙の供給タイミングとの相対的
    なタイミングを変更するように構成されたことを特徴と
    する画像形成方法。
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