JP2002105033A - 液晶性化合物、高分子液晶性化合物、それらを含む電解質および二次電池 - Google Patents
液晶性化合物、高分子液晶性化合物、それらを含む電解質および二次電池Info
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Abstract
晶性化合物を含むイオン伝導度の高い電解質を提供す
る。 【解決手段】 液晶性メソーゲン基と、該液晶性メソー
ゲン基と結合する2つの側鎖を有し、該2つの側鎖が
(OCH2CH2)xあるいは(OCH2CHCH3)
y(x、yは3〜25の整数を示す)骨格部分を有する
液晶性化合物と金属塩からなる電解質。その電解質は液
晶性を有し、金属塩がアルカリ金属塩であり、有機溶剤
を含み、イオン伝導性に異方性がある。
Description
子液晶性化合物、それらを含む電解質および二次電池に
関し、特にスメクチック液晶材料として有用な新規な化
合物、電池、センサデバイス等エレクトロニクス分野に
用いる電解質および二次電池に関する。
の表示素子として利用されている他に、液晶の機能性か
ら様々な分野への応用が研究されている。例えば、光ス
イッチング素子への応用(M.Ozaki et a
l,“Jpn.J.Appl.Phys.”,23,p
pL843,1990年)、非線形光学素子への応用
(M.Ozaki et al,“Ferroelec
trics”,121,pp259,1991年)等が
あり、それに伴い様々なスメクチック液晶化合物も合成
されている。
リエチレンオキシド(PEO)とアルカリ金属塩の錯体
のイオン伝導特性が報告され、1979年にArman
dらにより電池に用いる電解質の可能性が示されたこと
により、固体電解質の研究が世界的に広まった。固体電
解質は形状が液体ではないので、部外への漏れがなく、
耐熱性、信頼性、安全性、デバイスの小型化に対して液
状電解質に比べ有利である。また、有機物は無機物に比
べ柔軟である為、加工し易いという利点がある。
度と電荷、イオン移動度の積で表わされる為にイオンを
解離する為の高い極性と解離したイオンを移動させる為
の低い粘性が必要とされる。その観点ではPEOは固体
電解質として十分な特性を備えているとは言えない。そ
もそもPEOのイオン輸送機構はドナー性極性基部分ヘ
の配位により解離されたイオンが熱によるセグメント運
動により次々に手渡される配位子交換によるものであ
る。その為に温度依存性を受けやすい。また、キャリア
密度を増加させる為に金属イオンを多く溶解させると結
晶化が起こり、逆にイオン移動度が低下してしまう。こ
の結晶化を防ぐ為にウレタン架橋によるPEO(M.W
atanabe et al,“Solid Stat
e Ionics”,28〜30,911,198
8),更には低温でのイオン移動度を向上させる為に架
橋部分に側鎖を導入したPEO(“第40回高分子討論
会予稿集”,3766,1991)も開発されている。
また最近ではPEOの末端に塩を導入した溶融塩型のP
EO(K.Ito et al.,“Solid St
ate Ionics”,86〜88,325,199
6、K.Ito et al.,“Electoroc
him. Acta”,42,1561,1997)も
開発されている。しかしながら現状ではまだイオン伝導
率が十分に得られない為に高誘電率有機溶媒と低粘度溶
媒を混合した電解液あるいは電解液を有機高分子で固定
化したゲル電解質が主流となっている。また、固体電解
質を電池デバイスとして利用する場合、イオン輸送効率
だけではなく電極との接触面において電気化学反応の効
率性が問題となっている。液晶の配向を利用したチャネ
ルによるイオン伝導については、特開平11−8662
9号公報等で開発されているが、PEO側鎖が一本であ
り、末端が重合しているために本発明とは化合物が異な
り、また、高分子化方法も異なる。
として、メソーゲン基にエチレンオキシド鎖を1本導入
した液晶化合物(“J.Mater.Chem.”,1
079〜1086,6(7),1996年)及びエチレ
ンオキシド鎖の両末端にメソーゲン基を導入した2量体
液晶(“日本液晶学会討論会予稿集”,432,199
8年)等が開発されているが、まだイオン伝導率が十分
に得られていない。また、リチウム負極のデンドライト
抑制の為、スメクチック液晶化合物を電解液に添加する
(特開平10−112333号公報)ことなどが開発さ
れている。
来技術に鑑みなされたものであり、スメクチック液晶材
料として有用な新規の液晶性化合物、高分子液晶性化合
物、それらを含むイオン伝導度の高い電解質および二次
電池を提供する事を目的とするものである。
メソーゲン基と、該液晶性メソーゲン基と結合する2つ
の側鎖を有し、該2つの側鎖が(OCH2 CH2 )x あ
るいは(OCH2 CHCH3 )y (x、yは3〜25の
整数を示す)骨格部分を有することを特徴とする液晶性
化合物である。
式(1)で示される化合物が好ましい。
B1−A2−B2−A3−B3−A4−B4−A5−B
5−A6を示す。A1,A2,A3は1,4−フェニレ
ン(1つ以上のCHはCFまたはNに置き換わっていて
もよい)または1,4−シクロヘキシレンを示す。A
4,A5,A6は単結合または1,4−フェニレン(1
つ以上のCHはCFまたはNに置き換わっていてもよ
い)または1,4−シクロヘキシレンを示す。B1,B
2,B3,B4,B5は単結合または−CH2 O−,−
OCH2 −,−COO−または−OOC−を示す。Xは
−CH2 CH2 O−または−CHCH3 CH2 O−を示
し、Yは−OCH2 CH2 −または−OCH2CHCH3
−を示す。R1 、R2 はそれぞれ独立に炭素原子数が
1から100までの直鎖状または分岐状のアルキル基で
あり、該アルキル基中の1つ以上のメチレンは−O−,
−CO−,−S−,−CH=CH−,−C(CH3 )=
CH−,−CH=C(CH3 )−,−C≡C−またはエ
ポキシ基に置き換わっていてもよい。また、該アルキル
基中の水素原子はフッ素原子に置き換わっていてもよ
い。m,nは3〜25の整数を示す。光学活性化合物で
もよい。) 更に、本発明は、前記一般式(1)で示される化合物の
Aが下記一般式(1a)〜(1j)で表される化合物で
ある。式中、zはそれぞれ独立に0〜4の整数を示す。
(1)の化合物である。更に本発明は、前記一般式
(1)で示される化合物と金属塩からなる事を特徴とす
る電解質である。また、前記電解質が液晶性を有する事
を特徴とする電解質である。また、前記金属塩がアルカ
リ金属塩である事を特徴とする電解質である。また、有
機溶剤を含む事を特徴とする前記一般式(1)で示され
る化合物と金属塩からなる電解質である。
特徴とする前記一般式(1)で示される化合物と金属塩
からなる電解質である。更に、イオン伝導性に異方性の
ある事を特徴とする前記一般式(1)で示される化合物
と金属塩からなる電解質である。
二次電池である。
該液晶性メソーゲン基と結合する2つの側鎖を有し、該
2つの側鎖が(OCH2 CH2 )x あるいは(OCH2
CHCH3 )y (x、yは3〜25の整数を示す)骨格
部分を有するモノマーを重合してなることを特徴とする
高分子液晶性化合物である。
る化合物からなるのが好ましい。
B1−A2−B2−A3−B3−A4−B4−A5−B
5−A6を示す。A1,A2,A3は1,4−フェニレ
ン(1つ以上のCHはCFまたはNに置き換わっていて
もよい)または1,4−シクロヘキシレンを示す。A
4,A5,A6は単結合または1,4−フェニレン(1
つ以上のCHはCFまたはNに置き換わっていてもよ
い)または1,4−シクロヘキシレンを示す。B1,B
2,B3,B4,B5は単結合または−CH2 O−,−
OCH2 −,−COO−または−OOC−を示す。Xは
−CH2 CH2 O−または−CHCH3 CH2 O−を示
し、Yは−OCH2 CH2 −または−OCH2CHCH3
−を示す。R1 、R2 はそれぞれ独立に炭素原子数が
1から100までの直鎖状または分岐状のアルキル基で
あり、該アルキル基中の1つ以上のメチレンは−O−,
−CO−,−S−,−CH=CH−,−C(CH3 )=
CH−,−CH=C(CH3 )−,−C≡C−またはエ
ポキシ基に置き換わっていてもよい。また、該アルキル
基中の水素原子はフッ素原子に置き換わっていてもよ
い。m,nは3〜25の整数を示す。光学活性化合物で
もよい。) また、高分子液晶性化合物は、下記一般式(2)乃至
(4)のいずれかで示される重合体からなるものが好ま
しい。
は前記と同じものを示す。
炭素原子数が1から100までの直鎖状または分岐状の
アルキレン基であり、該アルキレン基中の1つ以上のメ
チレンは−O−,−CO−,−S−に置き換わっていて
もよい。また、該アルキル基中の水素原子はフッ素原子
に置き換わっていてもよい。P、Qは下記の式で表わさ
れる基を示す。
光学活性化合物でもよい。)
も1種と金属塩を含有してなる電解質である。また、前
記電解質が液晶性を有する事を特徴とする電解質であ
る。また、前記金属塩がアルカリ金属塩である事を特徴
とする電解質である。
子液晶性化合物と金属塩からなる電解質である。更に、
イオン伝導性に異方性のある事を特徴とする前記高分子
液晶性化合物と金属塩からなる電解質である。
合物の少なくとも1種と金属塩を含有してなる電解質を
用いた二次電池である。
ン基とそれと結合する2つの側鎖が(OCH 2 CH2 )
x あるいは(OCH2 CHCH3 )y (x、yは3〜2
5の整数を示す)骨格部分を有する液晶性化合物が提供
される。
式(1)で示される化合物が好ましい。
ゲン基でA1−B1−A2−B2−A3−B3−A4−
B4−A5−B5−A6を示す。A1,A2,A3は
1,4−フェニレン(1つ以上のCHはCFまたはNに
置き換わっていてもよい)または1,4−シクロヘキシ
レンを示す。A4,A5,A6は単結合または1,4−
フェニレン(1つ以上のCHはCFまたはNに置き換わ
っていてもよい)または1,4−シクロヘキシレンを示
す。
たは−CH2 O−,−OCH2 −,−COO−または−
OOC−を示す。Xは−CH2 CH2 O−または−CH
CH3 CH2 O−を示し、Yは−OCH 2 CH2 −また
は−OCH2 CHCH3 −を示す。
1〜100、好ましくは1〜25の直鎖状または分岐状
のアルキル基である。該アルキル基中の1つ以上のメチ
レンは−O−,−CO−,−S−,−CH=CH−,−
C(CH3)=CH−,−CH=C(CH3)−,−C≡
C−またはエポキシ基に置き換わっていてもよい。ま
た、該アルキル基中の水素原子はフッ素原子に置き換わ
っていてもよい。
整数を示す。一般式(1)で示される化合物は光学活性
化合物でもよい。
で示される化合物のAが下記一般式(1a)〜(1j)
で表される化合物が提供される。式中、zはそれぞれ独
立に0〜4の整数を示す。
が好ましいが、特にスメクチック液晶相が好ましい。更
に、本発明によれば前記一般式(1)で示される化合物
と金属塩を含有してなる電解質が提供される。
例えばMClO4 ,MBF4 ,MPF6 ,MCF3 SO
3 ,Li(CF3 SO2 )2 N(MはLi,Na,Kを
示す。)といったアルカリ金属塩の他、CuSO4 ,N
i(NO3 )2 ,Ni(BF 4 )2 等の金属塩を含有し
ていることが好ましい。特に好ましくは、LiClO
4 ,LiBF4 ,LiPF6 ,LiCF3 SO3 ,Li
(CF3 SO2 )2 N等のリチウム金属塩である。
の含有量は、通常0.01〜50重量%、好ましくは
0.1から30重量%が望ましい。
い。好ましくは極性有機溶剤であるが、例えばエチレン
カーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラ
クトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチルエチ
ルケトン、メチルプロピオネート、ジメトキシエタン、
グリコール類である。
が好ましいが、特にスメクチック液晶相が好ましい。更
に、本発明の一般式(1)で示される化合物は、他の液
晶化合物、非液晶化合物の1種以上と適当な割合で混合
する事により、液晶相、液晶転移温度を調整する事が出
来る。
晶性メソーゲン基と、該液晶性メソーゲン基と結合する
2つの側鎖を有し、該2つの側鎖が(OCH2 CH2 )
x あるいは(OCH2 CHCH3 )y (x、yは3〜2
5の整数を示す)骨格部分を有するモノマーを重合して
なることを特徴とする。
示される化合物で不飽和結合およびエポキシ基を有する
化合物が用いられる。重合は光重合、熱重合により行な
われる。
れる下記一般式(2)乃至(4)のいずれかで示される
重合体を含有する。
前記と同じものを示す。
炭素原子数が1から100までの直鎖状または分岐状の
アルキレン基であり、該アルキレン基中の1つ以上のメ
チレンは−O−,−CO−,−S−,に置き換わってい
てもよい。また、該アルキル基中の水素原子はフッ素原
子に置き換わっていてもよい。P、Qは下記の式で表わ
される基を示す。
好ましくは2〜1000の整数を示す。光学活性化合物
でもよい。
2〜10000である事が望ましい。更に好ましくは、
2〜1000である事が望ましい。さらに、本発明の高
分子液晶性化合物は液晶相を有していることが好ましい
が、特にスメクチック液晶相が好ましい。更に、本発明
の高分子液晶性化合物は、重合反応の際に、他のモノマ
ー化合物と適当な割合で混合して、共重合する事によ
り、液晶相、液晶転移温度、重合度を調整する事が出来
る。
物と金属塩を含有してなる電解質が提供される。
質への応用として、メソーゲン基と結合する1つの側鎖
がエチレンオキシド鎖骨格部分を有する液晶化合物
(“J.Mater.Chem.”,1079〜108
6,6(7),1996年)及びエチレンオキシド鎖の
両末端にメソーゲン基を導入した2量体液晶(“日本液
晶学会討論会予稿集”,432,1998年)等が開発
されているが、本発明の化合物はメソーゲン基と結合す
る2つの側鎖がエチレンオキシド鎖あるいはプロピレン
オキシド鎖の骨格部分を有する化合物であり構造が異な
る。また、前者はスメクチック液晶相の温度範囲が狭
く、後者はエチレンオキシド鎖の両末端にメソーゲン基
が有る為、エチレンオキシド鎖の自由度が少ない等の課
題が有り、まだイオン伝導率が十分に得られていない。
備えたものであるが、その起因となるものは、イオン伝
導性の小さいフェニレン等から構成される液晶メソーゲ
ン基とイオン伝導性の大きいエチレンオキシド鎖が、そ
のモノマーの液晶性から規則的に配列された構造体をつ
くることにある。即ち、液晶相の層構造に対して平行方
向にイオンが移動する場合、エチレンオキシド鎖が連続
して並んでいる為にその伝導度は高いが、垂直方向の場
合、エチレンオキシド鎖とメソーゲン基が交互に配列す
る為に、イオンはメソーゲン基を飛び越えなければ移動
できない。そこには大きなポテンシャルが存在し、その
為にイオン伝導度は小さくなる。それゆえ、液晶相の2
方向(XとY方向、図2参照)のイオン伝導度に差が生
じ、異方性を持つものである。
合物の具体的な構造を表1〜11に示す。但し、本発明
はこれらのみに限定されるものではない。尚、表中のA
の略記は、以下の基を示す。
な構造を表12〜13に示す。但し、本発明はこれらの
みに限定されるものではない。
す。
次電池について説明する。図1は二次電池の模式的な構
成例である。11、12はそれぞれ負、正の電極であ
る。13が電解質層であって、この層を通路として特定
極性のイオンが負電極から正電極へ、あるいは正電極か
ら負電極へ伝達される。上記負および正の電極はイオン
の放出と吸収の機能、外部デバイスとの連携機能(例え
ば電子伝導性機能)、機械的な支持機能等、多義に渉る
機能が要求されることから通常機能分離された複数の部
材からなる複合体となる場合が多い。
を兼ねた銅、アルミニウム、金、白金などの電子伝導性
支持体111に負極活物質112をコーティングしたも
のが用いられる。或いは支持体としての機能をかねた負
極活物質を用いることもできる。負極活物質材料として
はLiイオン、Naイオン、Kイオン等のアルカリイオ
ン、アルカリ土類イオン、水素イオン等のカチオンを放
出する能力を有する材料として、金属材料のなかからリ
チウム金属箔、リチウム−アルミニウム合金等が、高分
子材料のなかから好ましくはn型にドープされたポリア
セチレン、ポリチオフェン、ポリp−フェニレン、ポリ
アセン等およびその誘導体が、また炭素系材料のなかか
らグラファイト(黒鉛)、ピッチ、コークス、有機高分
子の焼結体、あるいはこれらの材料と有機高分子の複合
体が適宜選択的に用いられる。
能を兼ねた銅、アルミニウム、金、白金などの電子伝導
性支持体121に正極活物質122をコーティングした
ものが用いられる。或いは支持体としての機能をかねた
正極活物質を用いることもできる。正極活物質材料とし
ては無機材料のなかからコバルト、バナジウム、チタ
ン、モリブデン、鉄、マンガンなど遷移金属のカルコゲ
ン化合物及び酸化物、さらにこれらとリチウムの複合体
が、炭素系材料のなかからグラファイト、弗化カーボン
など一連の層状化合物、あるいはこれらの材料と有機高
分子の複合体が、高分子材料のなかから好ましくはp型
またはn型にドープされたポリアセチレン、ポリアニリ
ン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリp−フェニレ
ン、ポリアセン、ポリフタロシアニン、ポリピリジン
等、およびこれらの誘導体が適宜選択的に用いられる。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
シ]−4−ビフェニルカルボン酸 4−[メチルオキシ
ジ(エチレンオキシ)エチルオキシ]−4’−ビフェニ
ル(例示化合物No.1)の製造例 (1)メチルオキシジ(エチレンオキシ)エチルオキシ
トシレートの製造 100mlナスフラスコにトリエチレングリコールモノ
メチルエーテル20g(122mmol)とピリジン2
0mlを仕込み、氷浴で0℃に冷却した。p−トルエン
スルホン酸クロライド30.2g(158mmol)を
ゆっくりと添加し、0℃で12時間撹拌した。水を加え
クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去し、シリカゲルクロマトグラ
フィー(クロロホルム/メタノール=100/1)で分
離精製して、メチルオキシジ(エチレンオキシ)エチル
オキシトシレート36.8g(116mmol),収率
95%を得た。
オキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボン酸の
製造 500mlナスフラスコに4’−ヒドロキシ−4−カル
ボン酸3g(14mmol)、水酸化カリウム1.8
g、メタノール250mlを仕込み、1時間加熱還流を
行った。メチルオキシジ(エチレンオキシ)エチルオキ
シトシレート4.2g(14mmol)を加え、更に2
4時間加熱還流を行った。
和した後、水を加えクロロホルムで抽出した。有機層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、シリ
カゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール
=30/1)で分離精製して、白色固体の4’−[メチ
ルオキシジ(エチレンオキシ)エチルオキシ]−4−ビ
フェニルカルボン酸4.3g(12.0mmol),収
率61%を得た。
オキシ)エチルオキシ]−4−ヒドロキシビフェニルの
製造 500mlナスフラスコに4,4’−ビフェノール2.
6g(14mmol)、水酸化カリウム1.8g、メタ
ノール250mlを仕込み、1時間加熱還流を行った。
メチルオキシジ(エチレンオキシ)エチルオキシトシレ
ート4.2g(14mmol)を加え、更に24時間加
熱還流を行った。反応溶液を室温まで冷やし、1N塩酸
で中和した後、水を加えクロロホルムで抽出した。有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、
シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノ
ール=50/1)で分離精製して、白色固体の4’−
[メチルオキシジ(エチレンオキシ)エチルオキシ]−
4−ヒドロキシビフェニル2.5g(7.5mmo
l),収率53.6%を得た。
オキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボン酸
4−[メチルオキシジ(エチレンオキシ)エチルオキ
シ]−4’−ビフェニル(例示化合物No.1)の製造 100mlナスフラスコに4’−[メチルオキシジ(エ
チレンオキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボ
ン酸1.41g(3.9mmol)、4’−[メチルオ
キシジ(エチレンオキシ)エチルオキシ]−4−ヒドロ
キシビフェニル1.30g(3.9mmol)、1,3
−ジシクロカルボジイミド0.4g(5.1mmo
l)、4−ジメチルアミノピリジン0.48g(3.9
mmol)、乾燥クロロホルム20mlを仕込み、24
時間室温撹拌を行った。
した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去し、シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホル
ム/メタノール=30/1)で分離精製した後、再結晶
(メタノール/アセトン=1/1)を行い、白色固体の
4’−[メチルオキシジ(エチレンオキシ)エチルオキ
シ]−4−ビフェニルカルボン酸 4−[メチルオキシ
ジ(エチレンオキシ)エチルオキシ]−4’−ビフェニ
ル(例示化合物No.1)1.8g(2.6mmo
l),収率66.6%を得た。
pm):3.4(6H,s)、3.6〜4.2(24
H,m)、7.0(4H,m)、7.3(2H,d)、
7.5〜7.7(8H,m)、8.3(2H,d)
(187℃)N(223℃)Iso 降温過程; Iso(221℃)N(185℃)SmC
(116℃)SmX(17℃)K K:結晶相、SmX:高次のスメクチック相、SmC;
スメクチックC相、Iso:等方相、N:ネマチック相
に乾燥クロロホルム4mlを加え、撹拌し完全に溶解さ
せた。それにトリフルオロメタンスルホン酸リチウム
7.02mg(0.045mmol)を溶解したTHF
溶液1mlを加え2時間撹拌した。溶媒をゆっくりと減
圧留去した後、減圧乾燥し、液晶電解質Aを得た。
mA(199℃)N(213℃)Iso 降温過程: Iso(212℃)N(198℃)SmA
(179℃)SmC(103℃)SmX SmX:高次のスメクチック相、SmC:スメクチック
C相、SmA:スメクチックA相、N:ネマチック相、
Iso:等方相
00Å形成し、図2に示すパターンにエッチングを行っ
た。それぞれのガラス板上にポリイミド樹脂前駆体[東
レ(株)製SP−710]1.5%ジメチルアセトアミ
ド溶液を回転数2000r.p.m.のスピナーで15
秒間塗布した。成膜後、60分間、300℃加熱縮合焼
成処理を施した。この時の塗膜の膜厚は約250Åであ
った。この焼成後の被膜にはアセテート植毛布によるラ
ビング処理がなされ、その後、イソプロピルアルコール
液で洗浄し、平均粒径2.0μmのシリカビーズを一方
のガラス板上に散布した後、それぞれのラビング処理軸
が互いに平行となるようにし、接着シール剤[三井東圧
(株)ストラクトボンド]を用いてガラス板を張り合わ
せ、60分間、170℃にて加熱乾燥しセルAを作成し
た。
態で注入し、等方相から20℃/hでスメクチックA相
を示す温度まで冷却した。このセルを偏光顕微鏡でクロ
スニコル下、テクスチャーを観察した所、スメクチック
A相のホモジニアス均一配向が観測された。次に0.0
01〜100kHz、3000mVの交流電圧を印加し
た時の電流を測定して複素インピーダンスを測定し、イ
オン伝導率を算出した。図2はインピーダンス測定のセ
ルのパターン図である。その結果を以下に示す。
l)に乾燥クロロホルム4mlを加え、撹拌し完全に溶
解させた。それにトリフルオロメタンスルホン酸リチウ
ム7.02mg(0.045mmol)を溶解したTH
F溶液1mlを加え2時間撹拌した。溶媒をゆっくりと
減圧留去した後、減圧乾燥し、液晶電解質Bを得た。
質Aの代わりに液晶電解質Bを用いる以外は実施例2と
同様の方法により注入し、イオン伝導率を算出した。そ
の結果を以下に示す。
mol)に乾燥クロロホルム4mlを加え、撹拌し完全
に溶解させた。それにトリフルオロメタンスルホン酸リ
チウム7.02mg(0.045mmol)を溶解した
THF溶液1mlを加え2時間撹拌した。溶媒をゆっく
りと減圧留去した後、減圧乾燥し、液晶電解質Cを得
た。
質Aの代わりに液晶電解質Cを用いる以外は実施例2と
同様の方法により注入し、イオン伝導率を算出した。そ
の結果を以下に示す。
mol)に乾燥クロロホルム4mlを加え、撹拌し完全
に溶解させた。それにトリフルオロメタンスルホン酸リ
チウム7.02mg(0.045mmol)を溶解した
THF溶液1mlを加え2時間撹拌した。溶媒をゆっく
りと減圧留去した後、減圧乾燥し、液晶電解質Dを得
た。
質Aの代わりに液晶電解質Dを用いる以外は実施例2と
同様の方法により注入し、イオン伝導率を算出した。そ
の結果を以下に示す。
シトシレートの製造 100mlナスフラスコにテトラエチレングリコールモ
ノメチルエーテル20g(96mmol)とピリジン2
0mlを仕込み、氷浴で0℃に冷却した。p−トルエン
スルホン酸クロライド23.8g(125mmol)を
ゆっくりと添加し、0℃で12時間攪拌した。水を加え
クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去し、シリカゲルクロマトグラ
フィー(クロロホルム/メタノール=100/1)で分
離精製して、メチルオキシジ(エチレンオキシ)エチル
オキシトシレート34.5g(95.2mmol,収率
99%)を得た。
ンオキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボン酸
の製造 500mlナスフラスコに4’−ヒドロキシ−4−ビフ
ェニルカルボン酸5g(23mmol)、水酸化カリウ
ム3.3g、メタノール400mlを仕込み、1時間加
熱還流を行った。メチルオキシトリ(エチレンオキシ)
エチルオキシトシレート8.5g(23mmol)を加
え、更に24時間加熱還流を行った。反応溶液を室温ま
で冷やし、1N塩酸で中和した後、水を加えクロロホル
ムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
溶媒を減圧留去し、シリカゲルクロマトグラフィー(ク
ロロホルム/メタノール=30/1)で分離精製して、
白色固体4’−[メチルオキシトリ(エチレンオキシ)
エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボン酸3.8g
(9.4mmol,収率40%)を得た。
ンオキシ)エチルオキシ]−4−ヒドロキシビフェニル
の製造 500mlナスフラスコに4、4’−ビフェノール2.
6g(14mmol)、水酸化カリウム1.8g、メタ
ノール250mlを仕込み、1時間加熱還流を行った。
メチルオキシトリ(エチレンオキシ)エチルオキシトシ
レート5.1g(14mmol)を加え、更に24時間
加熱還流を行った。反応溶液を室温まで冷やし、1N塩
酸で中和した後、水を加えクロロホルムで抽出した。有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
し、シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メ
タノール=50/1)で分離精製して、白色固体4’−
[メチルオキシトリ(エチレンオキシ)エチルオキシ]
−4−ヒドロキシビフェニル1.8g(4.7mmo
l,収率33.6%)を得た。
ンオキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボン酸
4−[メチルオキシトリ(エチレンオキシ)エチルオ
キシ]−4’−ビフェニル(例示化合物No.11)の
製造 100mlナスフラスコに4’−[メチルオキシトリ
(エチレンオキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカ
ルボン酸2g(5.0mmol)、4’−[メチルオキ
シジ(エチレンオキシ)エチルオキシ]−4−ヒドロキ
シビフェニル1.9g(5.0mmol)、1,3−ジ
シクロカルボジイミド0.8g(10mmol)、4−
ジメチルアミノピリジン0.6g(5mmol)、乾燥
クロロホルム20mlを仕込み、24時間室温攪拌を行
った。反応終了後、水を加えクロロホルムで抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
し、シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メ
タノール=30/1)で分離精製した後、再結晶(アセ
トン)を行い、白色固体4’−[メチルオキシトリ(エ
チレンオキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボ
ン酸 4−[メチルオキシトリ(エチレンオキシ)エチ
ルオキシ]−4’−ビフェニル2.9g(3.8mmo
l,収率75.2%)を得た。
m):3.4(6H,s)、3.6〜4.2(32H,
m)、7.0(4H,m)、7.3(2H,d)、7.
5〜7.7(8H,m)、8.2(2H,d)
(154℃)N(173℃)Iso 降温過程: Iso(170℃)N(150℃)SmC
(99℃)SmX(9℃)K K:結晶相、SmX:高次のスメクチック相、SmC:
スメクチックC相、N:ネマチック相、Iso:等方相
l)に乾燥クロロホルム4mlを加え、攪拌し完全に溶
解させた。それにトリフルオロメタンスルホン酸リチウ
ム4.09mg(0.026mmol)を溶解したTH
F溶液1mlを加え2時間攪拌した。溶媒をゆっくりと
減圧留去した後、減圧乾燥し、電解質Eを得た。
A(165℃)N(171℃)Iso 降温過程: Iso(169℃)N(164℃)SmA
(151℃)SmC(89℃)SmX SmX:高次のスメクチック相、SmA:スメクチック
A相、SmC:スメクチックC相、N:ネマチック相、
Iso:等方相
Aの代わりに液晶電解質Eを用いる以外は実施例2と同
様の方法により注入しイオン伝導率を算出した。その結
果を以下に示す。また、このセルを偏光顕微鏡でクロス
ニコル下、テクスチャーを観察した所、スメクチックA
相のホモジニアス均一配向が観測された。
l)に乾燥クロロホルム4mlを加え、攪拌し完全に溶
解させた。それにLi(CF3SO2)2N4.52mg
(0.016mmol)を溶解したTHF溶液1mlを
加え2時間攪拌した。溶媒をゆっくりと減圧留去した
後、減圧乾燥し、電解質Fを得た。
A(166℃)Iso 降温過程: Iso(164℃)SmA(135℃)S
mC(79℃)SmX SmX:高次のスメクチック相、SmA:スメクチック
A相、SmC:スメクチックC相、Iso:等方相
Aの代わりに液晶電解質Fを用いる以外は実施例2と同
様の方法により注入しイオン伝導率を算出した。その結
果を以下に示す。また、このセルを偏光顕微鏡でクロス
ニコル下、テクスチャーを観察した所、スメクチックA
相のホモジニアス均一配向が観測された。
オキシ−1−ベンジルオキシベンゼンの製造 100mlナスフラスコに4−ベンジルオキシフェノー
ル1.1g(5.5mmol)、DMF15mlを仕込
み、氷浴中でメチルオキシトリ(エチレンオキシ)エチ
ルオキシトシレート2.0g(5.5mmol)、炭酸
セシウム3.6g(11mmol)を加えた後、3時間
撹拌を行った。室温に戻し、さらに72時間撹拌を行っ
た。反応溶液を減圧留去した後、水を加えクロロホルム
で抽出した。飽和食塩水で有機層を洗い、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、シリカゲルクロマ
トグラフィー(クロロホルム/メタノール=100/
1)で分離精製して、4−メチルオキシトリ(エチレン
オキシ)エチルオキシ−1−ベンジルオキシベンゼン
1.7g(4.4mmol,収率79%)を得た。
キシ)エチルオキシフェノールの製造 100mlナスフラスコに4−メチルオキシトリ(エチ
レンオキシ)エチルオキシ−1−ベンジルオキシベンゼ
ン1.7g(4.4mmol)、エタノール50ml、
10%Pd/C 0.4gを仕込み、反応系内を水素置
換し、室温で8時間撹拌を行った。反応溶液を減圧濾過
し、濾液を減圧留去した後、水を加えクロロホルムで抽
出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を
減圧留去し、4−メチルオキシトリ(エチレンオキシ)
エチルオキシフェノール1.3g(4.2mmol,収
率96%)を得た。
ンオキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボン酸
4−メチルオキシトリ(エチレンオキシ)エチルオキ
シフェニル(例示化合物No.125)の製造 100mlナスフラスコに4’−[メチルオキシトリ
(エチレンオキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカ
ルボン酸2g(5.0mmol)、4−メチルオキシト
リ(エチレンオキシ)エチルオキシフェノール1.5g
(5.0mmol)、1,3−ジシクロカルボジイミド
0.8g(10mmol)、4−ジメチルアミノピリジ
ン0.6g(5mmol)、乾燥クロロホルム20ml
を仕込み、24時間室温攪拌を行った。反応終了後、水
を加えクロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、シリカゲルクロマ
トグラフィー(クロロホルム/メタノール=50/1)
で分離精製した後、白色固体4’−[メチルオキシトリ
(エチレンオキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカ
ルボン酸 4−メチルオキシトリ(エチレンオキシ)エ
チルオキシフェニル1.0g(1.6mmol,収率3
3%)を得た。
m):3.4(6H,s)、3.6〜4.2(32H,
m)、7.0(4H,m)、7.1(2H,d)、7.
6〜7.7(4H,m)、8.2(2H,d)
C相、Iso:等方相
l)に乾燥クロロホルム4mlを加え、攪拌し完全に溶
解させた。それにトリフルオロメタンスルホン酸リチウ
ム2.73mg(0.017mmol)を溶解したTH
F溶液1mlを加え2時間攪拌した。溶媒をゆっくりと
減圧留去した後、減圧乾燥し、電解質Gを得た。
(16℃)SmX SmX:高次のスメクチック相、SmA:スメクチック
A相、SmC:スメクチックC相、Iso:等方相
Aの代わりに液晶電解質Gを用いる以外は実施例2と同
様の方法により注入しイオン伝導率を算出した。その結
果を以下に示す。また、このセルを偏光顕微鏡でクロス
ニコル下、テクスチャーを観察した所、スメクチックA
相のホモジニアス均一配向が観測された。
キシ]−4−ビフェニルカルボン酸 4−[アクリロイ
ルオキシジ(エチレンオキシ)エチルオキシ]−4’−
ビフェニル(例示化合物No.154)の製造 (1)4’−ヒドロキシジ(エチレンオキシ)エチルオ
キ−4−ヒドロキシ−ビフェニルの製造 反応容器に、4、4’−ビフェノール1.9g(10m
mol)、炭酸カリウム3.0g、エタノール40ml
を仕込み、3時間加熱還流を行った。ヒドロキシトリ
(エチレンオキシ)エチルクロライド1.7g(10m
mol)を加え、更に24時間加熱還流を行った。反応
溶液を室温まで冷やし、ろ過を行った後、濾液を減圧留
去した後、1N塩酸で中和し、水を加えクロロホルムで
抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を減圧留去し、シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エ
チル)で分離精製して、4’−ヒドロキシジ(エチレン
オキシ)エチルオキ−4−ヒドロキシ−ビフェニル1.
8g(5.7mmol,収率57%)を得た。
ンオキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボン酸
4−[ヒドロキシジ(エチレンオキシ)エチルオキ
シ]−4’−ビフェニルの製造 反応容器に、4’−[メチルオキシトリ(エチレンオキ
シ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボン酸1g
(2.5mmol)、4’−ヒドロキシジ(エチレンオ
キシ)エチルオキ−4−ヒドロキシ−ビフェニル0.8
g(2.5mmol)、1,3−ジシクロカルボジイミ
ド1.0g(5mmol)、4−ジメチルアミノピリジ
ン0.3g(2.5mmol)、乾燥クロロホルム20
mlを仕込み、24時間室温攪拌を行った。反応終了
後、水を加えクロロホルムで抽出した。有機層を無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、シリカゲル
クロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=50
/1)で分離精製した後、4’−[メチルオキシトリ
(エチレンオキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカ
ルボン酸 4−[ヒドロキシジ(エチレンオキシ)エチ
ルオキシ]−4’−ビフェニル1.1g(1.5mmo
l,収率60%)を得た。
ンオキシ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボン酸
4−[アクリロイルオキシジ(エチレンオキシ)エチ
ルオキシ]−4’−ビフェニル(例示化合物No.15
4)の製造 反応容器に4’−[メチルオキシトリ(エチレンオキ
シ)エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボン酸4−
[ヒドロキシジ(エチレンオキシ)エチルオキシ]−
4’−ビフェニル200mg(0.28mmol)、ト
リエチルアミン0.1ml、乾燥クロロホルム5mlを
仕込み、氷浴で0℃に冷却した。アクリル酸クロライド
70mg(0.79mmol)をゆっくりと滴下した
後、0℃で4時間撹拌を行った。反応終了後、水を加え
クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去し、シリカゲルクロマトグラ
フィー(クロロホルム/メタノール=50/1)で分離
精製した後、再結晶(メタノール/アセトン)を行い、
白色結晶4’−[メチルオキシトリ(エチレンオキシ)
エチルオキシ]−4−ビフェニルカルボン酸 4−[ア
クリロイルオキシジ(エチレンオキシ)エチルオキシ]
−4’−ビフェニル140mg(0.18mmol,収
率69%)を得た。
m):3.4(3H,s)、3.6〜4.3(38H,
m)、5.8(1H,d)、6.2(1H,q)、6.
4(1H,d)、7.0(4H,m)、7.3(2H,
d)、7.5〜7.7(8H,m)、8.2(2H,
d)
(186℃)Iso 降温過程: Iso(186℃)N(164℃)SmC
(100℃)SmX SmX:高次のスメクチック相、SmC:スメクチック
C相、N:ネマチック相、Iso:等方相
l)に乾燥クロロホルム4ml、2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフェノール0.5mg、光重合開始剤1
−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン2.5mg
を加え、攪拌し完全に溶解させた。それにトリフルオロ
メタンスルホン酸リチウム4.09mg(0.026m
mol)を溶解したTHF溶液1mlを加え2時間攪拌
した。溶媒をゆっくりと減圧留去した後、減圧乾燥し、
電解質Hを得た。
A(149℃)N(161℃)Iso 降温過程: Iso(160℃)N(148℃)SmA
(137℃)SmC(83℃)SmX SmX:高次のスメクチック相、SmA:スメクチック
A相、SmC:スメクチックC相、N:ネマチック相、
Iso:等方相
Aの代わりに液晶電解質Hを用いる以外は実施例2と同
様の方法により注入しイオン伝導率を算出した。その結
果を以下に示す。また、このセルを偏光顕微鏡でクロス
ニコル下、テクスチャーを観察した所、スメクチックA
相のホモジニアス均一配向が観測された。
及びイオン伝導度の評価 実施例2と同様の方法によりセルA作成し、実施例12
で作製した電解質Hを、等方相で注入し、等方相から2
0℃/hでスメクチック相を示す温度まで冷却した。こ
のセルを偏光顕微鏡でクロスニコル下、テクスチャーを
観察した所、スメクチックA相のホモジニアス均一配向
が観測された。次に、この温度で高圧水銀ランプを用い
て、UV光(10mW/cm2)を1分間照射して重合
を行い、高分子液晶電解質Iを得た。この高分子液晶
は、−20℃から200℃の温度領域において、スメク
チックA相が保持されていた。
mVの交流電圧を印加した時の電流を測定して複素イン
ピーダンスを測定し、イオン伝導率を算出した。その結
果を以下に示す。
シ)エチルオキシフェニル]ピリミジン(例示化合物N
o.155)の製造 ナスフラスコに2,5−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ピリミジン0.42g(1.6mmol)、メチル
オキシトリ(エチレンオキシ)エチルオキシトシレート
1.16g(3.2mmol)、炭酸セシウム2.09
g(6.4mmol)、DMF10mlを仕込み、室温
で72時間撹拌した。反応終了後、クロロホルムを加
え、析出した結晶をろ過して除去した。得られたろ液を
濃縮したのち、水を加えクロロホルムで抽出した。抽出
液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/
メタノール=30/1)で分離精製、更に再結晶(メタ
ノール)により精製して2,5−ビス[4−メチルオキ
シトリ(エチレンオキシ)エチルオキシフェニル]ピリ
ミジン 0.9g(1.4mmol)を得た。収率88
%、mp92℃
シ)エチルオキシフェニル]ピリミジン(例示化合物N
o.156)の製造 ナスフラスコに2,5−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ピリミジン0.42g(1.6mmol)、メチル
オキシテトラ(エチレンオキシ)エチルオキシトシレー
ト1.30g(3.2mmol)、炭酸セシウム2.0
9g(6.4mmol)、DMF10mlを仕込み、室
温で72時間撹拌した。反応終了後、クロロホルムを加
え、析出した結晶をろ過して除去した。得られたろ液を
濃縮したのち、水を加えクロロホルムで抽出した。抽出
液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/
メタノール=30/1)で分離精製、更に再結晶(メタ
ノール)により精製して2,5−ビス[4−メチルオキ
シテトラ(エチレンオキシ)エチルオキシフェニル]ピ
リミジン0.8g(1.1mmol)を得た。収率68
%
等方相
よび高分子液晶性化合物は、スメクチック液晶材料とし
て有用である。また、本発明の電解質はイオン伝導度が
高く、イオン伝導性に異方性があることがわかる。
メクチック液晶材料として有用な新規な液晶性化合物、
高分子液晶性化合物、および電池、センサデバイス等エ
レクトロニクス分野に用いる電解質においてイオン伝導
性に異方性がある電解質および二次電池を提供する事が
出来る。
る。
Claims (20)
- 【請求項1】 液晶性メソーゲン基と、該液晶性メソー
ゲン基と結合する2つの側鎖を有し、該2つの側鎖が
(OCH2 CH2 )x あるいは(OCH2 CHCH3 )
y (x、yは3〜25の整数を示す)骨格部分を有する
ことを特徴とする液晶性化合物。 - 【請求項2】 下記一般式(1)で示される化合物から
なる請求項1記載の液晶性化合物。 【化1】 (式中、Aは液晶性メソーゲン基でA1−B1−A2−
B2−A3−B3−A4−B4−A5−B5−A6を示
す。A1,A2,A3は1,4−フェニレン(1つ以上
のCHはCFまたはNに置き換わっていてもよい)また
は1,4−シクロヘキシレンを示す。A4,A5,A6
は単結合または1,4−フェニレン(1つ以上のCHは
CFまたはNに置き換わっていてもよい)または1,4
−シクロヘキシレンを示す。B1,B2,B3,B4,
B5は単結合または−CH2 O−,−OCH2 −,−C
OO−または−OOC−を示す。Xは−CH2 CH2 O
−または−CHCH3 CH2 O−を示し、Yは−OCH
2 CH2 −または−OCH2CHCH3 −を示す。R
1 、R2 はそれぞれ独立に炭素原子数が1から100ま
での直鎖状または分岐状のアルキル基であり、該アルキ
ル基中の1つ以上のメチレンは−O−,−CO−,−S
−,−CH=CH−,−C(CH3 )=CH−,−CH
=C(CH3 )−,−C≡C−またはエポキシ基に置き
換わっていてもよい。また、該アルキル基中の水素原子
はフッ素原子に置き換わっていてもよい。m,nは3〜
25の整数を示す。光学活性化合物でもよい。) - 【請求項3】 前記一般式(I)で示される化合物のA
が下記構造式(1a)〜(1j)である請求項2記載の
液晶性化合物。 【化2】 【化3】 (式中、zはそれぞれ独立に0〜4の整数を示す。) - 【請求項4】 液晶相を有する請求項1乃至3のいずれ
かの項に記載の液晶性化合物。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の液晶
性化合物の少なくとも1種と金属塩を含有してなる電解
質。 - 【請求項6】 液晶相を有する請求項5記載の電解質。
- 【請求項7】 前記金属塩がアルカリ金属塩である請求
項5または6記載の電解質。 - 【請求項8】 有機溶剤を含む請求項5乃至7のいずれ
かの項に記載の電解質。 - 【請求項9】 重合反応によって固定化された請求項5
乃至8のいずれかの項に記載の電解質。 - 【請求項10】 イオン伝導性に異方性のある請求項5
乃至9のいずれかの項に記載の電解質。 - 【請求項11】 請求項5乃至10のいずれかに記載の
電解質を用いた二次電池。 - 【請求項12】 液晶性メソーゲン基と、該液晶性メソ
ーゲン基と結合する2つの側鎖を有し、該2つの側鎖が
(OCH2 CH2 )x あるいは(OCH2 CHCH3 )
y (x、yは3〜25の整数を示す)骨格部分を有する
モノマーを重合してなることを特徴とする高分子液晶性
化合物。 - 【請求項13】 前記モノマーが下記一般式(1)で示
される化合物からなる請求項12記載の高分子液晶性化
合物。 【化4】 (式中、Aは液晶性メソーゲン基でA1−B1−A2−
B2−A3−B3−A4−B4−A5−B5−A6を示
す。A1,A2,A3は1,4−フェニレン(1つ以上
のCHはCFまたはNに置き換わっていてもよい)また
は1,4−シクロヘキシレンを示す。A4,A5,A6
は単結合または1,4−フェニレン(1つ以上のCHは
CFまたはNに置き換わっていてもよい)または1,4
−シクロヘキシレンを示す。B1,B2,B3,B4,
B5は単結合または−CH2 O−,−OCH2 −,−C
OO−または−OOC−を示す。Xは−CH2 CH2 O
−または−CHCH3 CH2 O−を示し、Yは−OCH
2 CH2 −または−OCH2CHCH3 −を示す。R
1 、R2 はそれぞれ独立に炭素原子数が1から100ま
での直鎖状または分岐状のアルキル基であり、該アルキ
ル基中の1つ以上のメチレンは−O−,−CO−,−S
−,−CH=CH−,−C(CH3 )=CH−,−CH
=C(CH3 )−,−C≡C−またはエポキシ基に置き
換わっていてもよい。また、該アルキル基中の水素原子
はフッ素原子に置き換わっていてもよい。m,nは3〜
25の整数を示す。光学活性化合物でもよい。) - 【請求項14】 下記一般式(2)乃至(4)のいずれ
かで示される重合体からなる請求項12または13記載
の高分子液晶性化合物。 【化5】 (式中、A、X、Y、R1 、R2 、m、nは前記と同じ
ものを示す。R11、R12は 【化6】 を示す。R3 、R4 はそれぞれ独立に単結合または炭素
原子数が1から100までの直鎖状または分岐状のアル
キレン基であり、該アルキレン基中の1つ以上のメチレ
ンは−O−,−CO−,−S−に置き換わっていてもよ
い。また、該アルキル基中の水素原子はフッ素原子に置
き換わっていてもよい。P、Qは下記の式で表わされる
基を示す。 【化7】 s,tはそれぞれ独立に2〜10000の整数を示す。
光学活性化合物でもよい。) - 【請求項15】 請求項12乃至14のいずれかに記載
の高分子液晶性化合物の少なくとも1種と金属塩を含有
してなる電解質。 - 【請求項16】 液晶相を有する請求項15記載の電解
質。 - 【請求項17】 前記金属塩がアルカリ金属塩である請
求項15または16記載の電解質。 - 【請求項18】 有機溶剤を含む請求項15乃至17の
いずれかの項に記載の電解質。 - 【請求項19】 イオン伝導性に異方性のある請求項1
5乃至18のいずれかの項に記載の電解質。 - 【請求項20】 請求項15乃至19のいずれかに記載
の電解質を用いた二次電池。
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