JP2002104009A - シフトレバー装置 - Google Patents
シフトレバー装置Info
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- JP2002104009A JP2002104009A JP2000301956A JP2000301956A JP2002104009A JP 2002104009 A JP2002104009 A JP 2002104009A JP 2000301956 A JP2000301956 A JP 2000301956A JP 2000301956 A JP2000301956 A JP 2000301956A JP 2002104009 A JP2002104009 A JP 2002104009A
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Abstract
と共に、ステアリングポスト、シフトロック機構及びキ
ーインターロック機構を簡素化する。 【解決手段】 シフトレバー装置10をロックボディ1
2と一体化して一体化部品14としたため、シフトレバ
ー装置10及びロックボディ12を全体として小型化で
きると共に低コスト化を図ることができる。さらにこの
ため、シフトレバー装置10及びロックボディ12をス
テアリングポストに1度に組み付け可能となって組付工
数を低減できると共に、従来のシフトレバー組付用ブラ
ケットを廃止してステアリングポストを簡素化すること
ができる。さらに、シフトレバー装置10をロックボデ
ィ12と一体化することにより、従来のソレノイドやケ
ーブル等を不要にして、シフトロック機構及びキーイン
ターロック機構を機械的に簡素化することができる。
Description
フトするシフトレバー装置に関する。
例えば、いわゆるステアリングロック機構を備えてい
る。このステアリングロック機構は、例えば、ロックボ
ディを備えており、ロックボディにはイグニッションキ
ーを差し込むキーシリンダが収容されている。ロックボ
ディはステアリングポストに組み付けられており、ステ
アリングポストは、ステアリングホイールが固定された
ステアリングシャフトを収容している。また、キーシリ
ンダとステアリングシャフトとの間には、ロックバーが
設けられている。このステアリングロック機構では、イ
グニッションキーを「LOCK」位置へ回転操作する
と、ロックバーがステアリングシャフトに噛み込まれる
ことにより、ステアリングホイールの回転操作が阻止さ
れる。
バー組付用ブラケットが溶接されている。
コラム式のシフトレバー装置を備えている。シフトレバ
ー装置にはシフトレバーが設けられており、シフトレバ
ーは、シフトレバー組付用ブラケットにボルトで締め付
けられることで、ステアリングポストに組み付けられて
いる。
フトロック機構及びキーインターロック機構が設けられ
ている。シフトロック機構によれば、シフトレバーが特
定のシフト位置(例えば「P」シフト位置)に位置する
と、イグニッションキーを「LOCK」位置以外に回転
操作しかつ車両を制動するブレーキを操作しないとシフ
トレバーを特定のシフト位置からシフト操作できない。
また、キーインターロック機構によれば、シフトレバー
を特定のシフト位置へシフト操作しなければ、イグニッ
ションキーをキーシリンダから抜くことができない(イ
グニッションキーを「LOCK」位置へ回転操作できな
い)構成である。
トレバー装置とロックボディとが別々に設けられている
ため、シフトレバー装置及びロックボディが全体として
大型化するのみならず高コストとなる。
ー装置とロックボディとを別々に組み付ける必要がある
ため、組み付け工数が多い。また、ステアリングポスト
にはシフトレバー組付用ブラケットが溶接されているた
め、ステアリングポストが複雑な構成となる。
ンターロック機構においてシフトレバー装置とロックボ
ディとの間にケーブルまたはソレノイド等の接続部品が
必要であるため、キーインターロック機構及びシフトロ
ック機構が複雑な機構となる。
考慮し、小型化、低コスト化、組み付け工数の低減及び
ステアリングポストの簡素化を図ることができるシフト
レバー装置を得ることが目的である。
レバー装置は、回転操作されることでエンジンを始動可
能な回転操作部を収容するロックボディと一体化された
シフトレバー装置であって、前記ロックボディに回動自
在に支持され、変速機をシフトするシフトレバーと、前
記シフトレバーの基端側に固定され、前記シフトレバー
のシフト操作に伴い回動するロックプレートと、前記ロ
ックプレートに隣接して設けられ、前記ロックプレート
に係合することで前記ロックプレートの回動を阻止して
前記シフトレバーの特定のシフト位置からのシフト操作
を制限すると共に前記ロックプレートへの係合が解除さ
れることで前記シフトレバーの特定のシフト位置からの
シフト操作を許可する係合部材と、前記回転操作部に設
けられ、前記回転操作部の回転操作と一体となって回転
するカムと、前記カムに対応して前記ロックボディにス
ライド可能に設けられ、前記回転操作部が「LOCK」
位置に位置すると前記カムにより反カム側へスライドさ
れるスライド部材と、前記スライド部材に対応して前記
ロックボディに回転自在に設けられ、かつ、前記反カム
側へスライドされた前記スライド部材に接触する第1回
転位置から前記カム側へスライドされた前記スライド部
材に接触する第2回転位置側への回転力が付与され、前
記シフトレバーが特定のシフト位置に位置する状態では
前記スライド部材によって前記第1回転位置に回転され
て前記係合部材の前記ロックプレートからの係合解除を
阻止可能とされると共に、前記シフトレバーが特定のシ
フト位置に位置しない状態では前記第1回転位置側への
回転が阻止された状態で前記第2回転位置に配置される
ことで前記スライド部材の前記反カム側へのスライドを
阻止して前記カムの回転を係止可能とされたロック部材
と、を備えている。
フトロック機構を備えており、シフトレバーが特定のシ
フト位置に位置した状態で回転操作部を「LOCK」位
置へ回転操作すると、カムによってスライド部材が反カ
ム側へスライドされて、ロック部材が第1回転位置に回
転される。これにより、ロック部材によって係合部材の
ロックプレートからの係合解除が阻止され、シフトレバ
ーを特定のシフト位置からシフト操作することができな
い。
位置した状態で回転操作部を「LOCK」位置以外へ回
転操作すると、ロック部材が付与された回転力によって
第2回転位置に回転されて、係合部材のロックプレート
からの係合解除が許可される。これにより、シフトレバ
ーを特定のシフト位置からシフト操作することができ
る。
回転操作部を「LOCK」位置以外へ回転操作しない
と、シフトレバーを特定のシフト位置からシフト操作で
きない。
置は、キーインターロック機構を備えており、シフトレ
バーが特定のシフト位置に位置しない状態では、ロック
部材が第1回転位置側への回転が阻止された状態で第2
回転位置に配置される。このため、回転操作部を「LO
CK」位置へ回転操作しようとしても、カムによるスラ
イド部材の反カム側へスライドがロック部材によって阻
止される。これにより、スライド部材によってカムの回
転が係止されて、回転操作部を「LOCK」位置へ回転
操作することができない。
シフト操作すると、ロック部材の第1回転位置側への回
転が許可されて、カムによるスライド部材の反カム側へ
のスライドがロック部材に阻止されない。これにより、
スライド部材によるカムの回転の係止が解除されて回転
操作部を「LOCK」位置へ回転操作することができ
る。
れば、シフトレバーが特定のシフト位置に位置しない
と、回転操作部を「LOCK」位置へ回転操作すること
ができない。
と一体化したため、シフトレバー装置及びロックボディ
を全体として小型化できると共に低コスト化を図ること
ができる。さらにこのため、シフトレバー装置及びロッ
クボディを車両(例えばステアリングポスト)に1度に
組み付け可能となって組付工数を低減できると共に、従
来のシフトレバー組付用ブラケットを廃止してステアリ
ングポストを簡素化することができる。
と一体化することにより、従来のソレノイドやケーブル
等を不要にして、シフトロック機構及びキーインターロ
ック機構を機械的に簡素化することができる。
求項1に記載のシフトレバー装置において、前記ロック
部材に対応して前記ロックボディにスライド可能に設け
られると共に車両を制動するブレーキに接続され、前記
シフトレバーが特定のシフト位置に位置する状態では前
記ブレーキが操作されないと前記ロック部材側へスライ
ドされて前記ロック部材を前記第1回転位置に配置する
と共に前記ブレーキが操作されると反ロック部材側へス
ライドされて前記ロック部材の前記第2回転位置への回
転を許可するブレーキ作動部材を備えたことを特徴とし
ている。
シフトレバーが特定のシフト位置に位置する状態で回転
操作部を「LOCK」位置以外へ回転操作しかつブレー
キを操作すると、ブレーキ作動部材が反ロック部材側へ
スライドされて、ロック部材が前記回転力によって第1
回転位置から第2回転位置に回転される。これにより、
係合部材のロックプレートからの係合解除が許可され
て、シフトレバーを特定のシフト位置からシフト操作す
ることができる。
回転操作部を「LOCK」位置以外へ回転操作しかつブ
レーキを操作しないと、シフトレバーを特定のシフト位
置からシフト操作できない。このため、シフトロック機
構が、安全装置として十二分な機能を果たすことができ
る。
テアリングホイールが固定されたステアリングシャフト
を収容するステアリングポストに組み付けられたロック
ボディと、前記ロックボディに収容され、「LOCK」
位置に回転操作されると前記ステアリングシャフトの回
転が阻止される回転操作部と、を備えたステアリングロ
ック機構と一体化されたシフトレバー装置であって、前
記ロックボディに回転自在に支持され、変速機をシフト
するシフトレバーを備えた、ことを特徴としている。
テアリングロック機構と一体化されており、ステアリン
グロック機構では、回転操作部が「LOCK」位置に回
転操作されると、ステアリングシャフトの回転が阻止さ
れて、ステアリングホイールの回転操作が阻止される。
持させて、シフトレバー装置をロックボディ(ステアリ
ングロック機構)と一体化したため、シフトレバー装置
及びロックボディを全体として小型化できると共に低コ
スト化を図ることができる。さらにこのため、シフトレ
バー装置及びロックボディをステアリングポストに1度
に組み付け可能となって組付工数を低減できると共に、
従来のシフトレバー組付用ブラケットを廃止してステア
リングポストを簡素化することができる。
係るシフトレバー装置10をロックボディ12と一体化
して構成された一体化部品14が右斜め後方から見た斜
視図にて示されており、図2には、一体化部品14が右
斜め前方から見た斜視図にて示されている。また、図3
には、一体化部品14が左斜め後方から見た斜視図にて
示されており、図4には、一体化部品14が背面図にて
示されている。さらに、図5には、一体化部品14が左
側面図にて示されている。なお、本実施の形態では、
「前方」が車両後側であり、「後方」が車両前側であ
る。
は、所謂コラム式のシフトレバー装置であり、運転席の
インストルメントパネル(図示省略)内に配置されてい
る。シフトレバー装置10は、略円筒状のロックボディ
12と一体化されて一体化部品14を構成している。ロ
ックボディ12内には、イグニッションキー(図示省
略)が差し込まれる回転操作部としてのキーシリンダ1
6が収容されており、キーシリンダ16は、イグニッシ
ョンキーの回転操作と一体に回転操作される。また、イ
グニッションキーが「START」位置に回転操作され
ると、車両のエンジンが始動される。
16にはカム18が固定されており、カム18はイグニ
ッションキーの回転操作と一体となって回転する。
リングポスト20(図2参照)に組み付けられており、
これにより、一体化部品14がステアリングポスト20
に組み付けられている。ステアリングポスト20内には
ステアリングシャフト22(図2参照)が収容されてお
り、ステアリングシャフト22の先端(前端)にはステ
アリングホイール(図示省略)が固定されている。ま
た、ステアリングシャフト22とキーシリンダ16との
間には、ロックバー24がスライド可能に設けられお
り、ロックボディ12、キーシリンダ16及びロックバ
ー24によってステアリングロック機構が構成されてい
る。ステアリングロック機構によれば、イグニッション
キーを「LOCK」位置へ回転操作すると、ロックバー
24がステアリングシャフト22側へスライドし、これ
により、ロックバー24がステアリングシャフト22に
噛み込まれてステアリングホイールの回転操作が阻止さ
れる。
筒26が一体に設けられており、保持筒26は上記カム
18の下方に配置されている。図8乃至図10に示す如
く、保持筒26内には、スライド部材としてのスライド
ピン28がスライド可能に設けられると共に、圧縮コイ
ルスプリング30が設置されており、スライドピン28
は圧縮コイルスプリング30によってカム18側へ付勢
されている。ここで、イグニッションキーを「LOC
K」位置へ回転操作すると、図8に示す如く、スライド
ピン28が、カム18によって反カム18側へスライド
されて保持筒26の下端から下方へ突出する。一方、イ
グニッションキーを「LOCK」位置以外へ回転操作す
ると、図9及び図10に示す如く、スライドピン28
が、圧縮コイルスプリング30の付勢力によってカム1
8側へスライドされて保持筒26内に完全に収容され
る。
の背面部(後部)には、一対の回転軸部32が一体に設
けられており、一対の回転軸部32は左右方向において
互いに対向している。一対の回転軸部32には、シフト
レバー34の基端側が回動自在に支持されている。シフ
トレバー34の先端側は運転席のインストルメントパネ
ルから乗員側に突出しており、シフトレバー34の先端
には、押圧操作可能なノブボタン(図示省略)が設けら
れている。
の基端近傍において係合部材としてのリンクシフト36
が設置されている。リンクシフト36は略L字状とされ
ており、リンクシフト36は中央部分においてロックボ
ディ12に揺動自在に支持されている。リンクシフト3
6の一端側は、シフトレバー34内に挿通されたケーブ
ル38を介して上記ノブボタンに接続されている。ロッ
クボディ12とリンクシフト36との間には捩りコイル
スプリング40が架け渡されており、リンクシフト36
は、捩りコイルスプリング40によって一端側がシフト
レバー34基端から離間する方向へ付勢されている。
定筒42が配置されており、固定筒42は、内部にシフ
トレバー34の基端側を収容した状態でシフトレバー3
4の基端側に固定されている。
設けられると共に、固定板44に対応してシフトレバー
34の基端近傍には回動板46が支持されており、固定
板44には回動板46が固定されている。このため、シ
フトレバー34を揺動することによりシフト操作する
と、このシフト操作に伴い回動板46が回動する。ま
た、回動板46の上部には係合ピン48が固定されてお
り、係合ピン48はケーブル(図示省略)によって自動
変速機(図示省略)に接続されている。これにより、シ
フトレバー34をシフト操作すると、係合ピン48が回
動板46と一体に回動し、上記ケーブルを介して上記自
動変速機がシフトされる。
形成されると共に、節度溝50に対応してロックボディ
12には板ばね52が支持されており、板ばね52の先
端は節度溝50に付勢係合している。このため、シフト
レバー34のシフト位置を切り替える際には、板ばね5
2の先端が節度溝50の山部を乗り越えることでシフト
レバー34のシフト操作に軽い荷重が掛かり、これによ
り、シフトレバー34のシフト位置が切り替えられたこ
とを乗員が認識可能とされている。また、板ばね52の
先端は付勢力により節度溝50の谷部に係合し易いた
め、シフトレバー34が正確なシフト位置からずれてシ
フト操作されることが抑制されている。
しての略円環状のディテントプレート54が一体に設け
られており、ディテントプレート54は、シフトレバー
34のシフト操作に伴い回動する。
所定のディテント溝56が形成されており、上記捩りコ
イルスプリング40の付勢力によって上記リンクシフト
36の他端側がこのディテント溝56に係合可能とされ
ている。ここで、上記ノブボタンが押圧操作されない状
態では、リンクシフト36の他端側がディテント溝56
に係合し、これにより、ディテントプレート54の回動
が阻止されて、シフトレバー34の所定のシフト操作
(例えば、「P」シフト位置から「R」シフト位置へのシ
フト操作)が制限される。一方、ノブボタンが押圧操作
された状態では、ケーブル38がノブボタン方向へ引っ
張られてリンクシフト36の一端側がシフトレバー34
の基端に接近し、これにより、リンクシフト36の他端
側がディテント溝56から離間して(リンクシフト36
のディテント溝56への係合が解除されて)、シフトレ
バー34の上記所定のシフト操作が可能となる。
所定範囲においてカム部58が形成されており、カム部
58は、その後方側に隣接する部位(以下、「非突出部
60」という)に比し外側へ突出している。また、シフ
トレバー34が「P」シフト位置に位置する状態では非
突出部60がディテントプレート54の下端に配置され
る一方、シフトレバー34が「P」シフト位置以外に位
置する状態ではカム部58がディテントプレート54の
下端に配置される。
上記リンクシフト36の近傍においてブレーキ作動部材
としてのブレーキピン62が設けられており、ブレーキ
ピン62は、車両を制動するブレーキ(図示省略)にケ
ーブル64によって接続されている。ここで、シフトレ
バー34が「P」シフト位置に位置する状態では、ブレ
ーキが操作されないとブレーキピン62が前方へスライ
ドされる一方、ブレーキが操作されるとブレーキピン6
2が後方へスライドされる。
28、リンクシフト36、ディテントプレート54及び
ブレーキピン62の近傍において、図7に詳細に示すロ
ック部材66が回転自在に支持されている。ロック部材
66は、第1回転板68、第2回転板70、第3回転板
72及び第4回転板74を一体に有しており、第1回転
板68、第2回転板70、第3回転板72及び第4回転
板74は、それぞれロック部材66の回転中心から前
方、上方、後方及び後方側の斜め下方へ延伸している。
また、ロック部材66には、重力により第1回転板68
から第2回転板70及び第3回転板72を経て第4回転
板74へ向かう方向(図1の矢印A方向)への回転力が
付与されている。
転板72及び第4回転板74は、それぞれスライドピン
28、ブレーキピン62、リンクシフト36及びディテ
ントプレート54に対応している。ここで、スライドピ
ン28が反カム18側へスライドされた際にはスライド
ピン28がロック部材66を第1回転板68において回
転させ、また、ブレーキピン62が前方(ロック部材6
6側)へスライドされた際にはブレーキピン62がロッ
ク部材66を第2回転板70において回転させて、ロッ
ク部材66を図8または図9に示す如き第1回転位置に
配置させる。このように、ロック部材66が第1回転位
置に配置された状態では、図4に詳細に示す如く、第3
回転板72がリンクシフト36の一端側とシフトレバー
34の基端との間に配置されることで、第3回転板72
によってリンクシフト36の一端側のシフトレバー34
の基端への接近が阻止される。これにより、ノブボタン
を押圧操作できなくなって、リンクシフト36の他端側
のディテント溝56への係合を解除できなくなる。
ライドされかつブレーキピン62が後方(反ロック部材
66側)へスライドされた際には、ロック部材66が上
記回転力(重力)によって回転して第1回転板68が上
記保持筒26の下端に当接することで、ロック部材66
が図10に示す如き第2回転位置に配置される。このよ
うに、ロック部材66が第2回転位置に配置された状態
では、第3回転板72がリンクシフト36の一端側のシ
フトレバー34の基端への接近を阻止しない位置に配置
される。これにより、ノブボタンの押圧操作が可能とな
って、リンクシフト36の他端側のディテント溝56へ
の係合を解除可能となる。
76が一体に設けられており、係止バー76は上記ディ
テントプレート54の直下まで延伸している。ここで、
ロック部材66が第2回転位置に配置された状態でシフ
トレバー34が「P」シフト位置以外に位置すると、係
止バー76の上方への回転がディテントプレート54の
カム部58に係止されてロック部材66の第1回転位置
側への回転が阻止される。これにより、スライドピン2
8の反カム18側へスライドが第1回転板68によって
阻止されて、スライドピン28によってカム18の所定
回転位置への回転(イグニッションキーの「LOCK」
位置への回転)が係止される。
置された状態でシフトレバー34が「P」シフト位置に
位置すると、係止バー76の上方への回転がディテント
プレート54の非突出部60に許可されてロック部材6
6の第1回転位置側への回転が許可される。これによ
り、スライドピン28の反カム18側へスライドが第1
回転板68によって阻止されず、カム18の所定回転位
置への回転(イグニッションキーの「LOCK」位置へ
の回転)が許可される構成である。
フトロック機構を備えており、図8に示す如く、シフト
レバーが「P」シフト位置に位置した状態でイグニッシ
ョンキーを「LOCK」位置へ回転操作すると、カム1
8によってスライドピン28が反カム18側へスライド
されて、ロック部材66が第1回転板68において第1
回転位置に回転される。なお、シフトレバー34が
「P」シフト位置に位置した状態でブレーキが操作され
ない場合でも、ブレーキピン62がロック部材66側
(前方)へスライドされて、ロック部材66が第2回転
板70において第1回転位置に回転される。これによ
り、図4に詳細に示す如く、ロック部材66の第3回転
板72がリンクシフト36の一端側とシフトレバー34
の基端との間に配置されて、リンクシフト36の一端側
のシフトレバー34の基端への接近が阻止される。この
ため、第3回転板72によってリンクシフト36の他端
側のディテントプレート54(ディテント溝56)から
の係合解除(ノブボタンの押圧操作)が阻止され、シフ
トレバー34を「P」シフト位置からシフト操作するこ
とができない。
が「P」シフト位置に位置した状態でイグニッションキ
ーを「LOCK」位置以外へ回転操作すると、圧縮コイ
ルスプリング30の付勢力によってスライドピン28が
カム18側へスライドされる。さらに、図10に示す如
く、ブレーキが操作されると、ブレーキピン62が反ロ
ック部材66側(後方)へスライドされる。これによ
り、ロック部材66が付与された回転力(重力)によっ
て第2回転位置に回転されて、第3回転板72がリンク
シフト36の一端側のシフトレバー34の基端への接近
を阻止しない位置に配置される。このため、リンクシフ
ト36のディテントプレート54からの係合解除(ノブ
ボタンの押圧操作)が許可されて、シフトレバー34を
「P」シフト位置からシフト操作することができる。
イグニッションキーを「LOCK」位置以外へ回転操作
しかつブレーキを操作しないと、シフトレバー34を
「P」シフト位置からシフト操作できない。このため、
シフトロック機構が、安全装置として十二分な機能を果
たすことができる。
ンターロック機構を備えており、シフトレバー34が
「P」シフト位置に位置しない状態では、ロック部材6
6に設けられた係止バー76の上方への回転がディテン
トプレート54のカム部58に係止されてロック部材6
6の第2回転位置から第1回転位置側への回転が阻止さ
れる(図5の2点鎖線参照)。このため、イグニッショ
ンキーを「LOCK」位置へ回転操作しようとしても、
カム18によるスライドピン28の反カム18側へスラ
イドが第1回転板68によって阻止される。これによ
り、スライドピン28によってカム18の所定回転位置
への回転が係止されて、イグニッションキーを「LOC
K」位置へ回転操作することができず、したがって、イ
グニッションキーをキーシリンダ16から抜くことがで
きない。
を「P」シフト位置へシフト操作すると、係止バー76
の上方への回転がディテントプレート54の非突出部6
0に許可されて、ロック部材66の第1回転位置側への
回転が許可される。これにより、カム18によるスライ
ドピン28の反カム18側へスライドが第1回転板68
によって阻止されず、スライドピン28によるカム18
の前記所定回転位置への回転の係止が解除される。この
ため、イグニッションキーを「LOCK」位置へ回転操
作することができ、イグニッションキーをキーシリンダ
16から抜くことができる。
れば、シフトレバー34が「P」シフト位置に位置しな
いと、イグニッションキーをキーシリンダ16から抜く
ことができない(イグニッションキーを「LOCK」位
置へ回転操作することができない)。
ングロック機構を備えており、イグニッションキーを
「LOCK」位置へ回転操作すると、ロックバー24が
ステアリングシャフト22側へスライドしてステアリン
グシャフト22に噛み込まれ、これにより、ステアリン
グシャフト22の回転が阻止されて、ステアリングホイ
ールの回転操作が阻止される。
32、ディテントプレート54、リンクシフト36、シ
フトロック機構及びキーインターロック機構を含む)を
ロックボディ12(ステアリングロック機構)と一体化
して一体化部品14としたため、シフトレバー装置10
及びロックボディ12を全体として小型化できると共に
低コスト化を図ることができる。さらにこのため、シフ
トレバー装置10及びロックボディ12をステアリング
ポスト20に1度に組み付け可能となって組付工数を低
減できると共に、従来のシフトレバー組付用ブラケット
を廃止してステアリングポスト20を簡素化することが
できる。
ディ12と一体化することにより、従来のソレノイドや
ケーブル等を不要にして、シフトロック機構及びキーイ
ンターロック機構を機械的に簡素化することができる。
(シフトレバー装置10及びロックボディ12)をステ
アリングポスト20に組み付けた構成としたが、一体化
部品を車両の他の部位(例えば車室内の床部等)に組み
付けた構成としてもよい。
てイグニッションキーを差し込むキーシリンダ16を使
用した構成としたが、回転操作部として乗員が直接把持
して回転操作可能な把持部材を使用した構成としてもよ
い。この場合には、例えば車両に装備された所謂電子カ
ードキーを車室内に配置して電子カードキーが発信する
IDコード(所定の情報)を車両に設けられた受信部が
受信しかつシフトレバーが「P」シフト位置または
「N」シフト位置に位置した状態で把持部材を把持して
「START」位置へ回転操作することでエンジンが始
動される。
機構では、イグニッションキーを「LOCK」位置以外
へ回転操作しないとシフトレバー34を「P」シフト位
置からシフト操作できない構成としたが、シフトロック
機構はイグニッションキー(回転操作部)を「LOC
K」位置以外へ回転操作しないとシフトレバーを特定の
シフト位置(例えば「N」シフト位置)からシフト操作
できない構成であればよい。
ク機構では、シフトレバー34が「P」シフト位置に位
置しないとイグニッションキーをキーシリンダ16から
抜くことができない構成としたが、キーインターロック
機構は、シフトレバーが特定のシフト位置(例えば
「N」シフト位置)に位置しないとイグニッションキー
をキーシリンダから抜くことができない(イグニッショ
ンキー(回転操作部)を「LOOK」位置へ回転操作で
きない)構成であればよい。
ロックボディと一体化されているため、シフトレバー装
置及びロックボディを全体として小型化できると共に低
コスト化を図ることができる。さらにこのため、シフト
レバー装置及びロックボディを車両に1度に組み付け可
能となって組付工数を低減できると共に、従来のシフト
レバー組付用ブラケットを廃止してステアリングポスト
を簡素化することができる。
と一体化することにより、シフトロック機構及びキーイ
ンターロック機構を機械的に簡素化することができる。
イグニッションキーを「LOCK」位置以外へ回転操作
しかつブレーキを操作しないと、シフトレバーを特定の
シフト位置からシフト操作できないため、シフトロック
機構が安全装置として十二分な機能を果たすことができ
る。
テアリングロック機構のロックボディと一体化されてい
るため、シフトレバー装置及びロックボディを全体とし
て小型化できると共に低コスト化を図ることができる。
さらにこのため、シフトレバー装置及びロックボディを
ステアリングポストに1度に組み付け可能となって組付
工数を低減できると共に、従来のシフトレバー組付用ブ
ラケットを廃止してステアリングポストを簡素化するこ
とができる。
ロックボディと一体化して構成された一体化部品を示す
右斜め後方からの斜視図である。
る。
る。
ある。
つ、イグニッションキーが「LOCK」位置に位置する
と共にブレーキが操作されずにロック部材が第1回転位
置に配置された状態を示す断面図である。
つ、イグニッションキーが「LOCK」位置以外(「A
CC」位置)に位置すると共にブレーキが操作されずに
ロック部材が第1回転位置に配置された状態を示す断面
図である。
かつ、イグニッションキーが「LOCK」位置以外
(「ACC」位置)に位置すると共にブレーキが操作さ
れてロック部材が第2回転位置に配置された状態を示す
断面図である。
ロック機構) 18 カム 24 ロックバー(ステアリングロック機構) 28 スライドピン(スライド部材) 34 シフトレバー 36 リンクシフト(係合部材) 54 ディテントプレート(ロックプレート) 62 ブレーキピン(ブレーキ作動部材) 66 ロック部材
Claims (3)
- 【請求項1】 回転操作されることでエンジンを始動可
能な回転操作部を収容するロックボディと一体化された
シフトレバー装置であって、 前記ロックボディに回動自在に支持され、変速機をシフ
トするシフトレバーと、 前記シフトレバーの基端側に固定され、前記シフトレバ
ーのシフト操作に伴い回動するロックプレートと、 前記ロックプレートに隣接して設けられ、前記ロックプ
レートに係合することで前記ロックプレートの回動を阻
止して前記シフトレバーの特定のシフト位置からのシフ
ト操作を制限すると共に前記ロックプレートへの係合が
解除されることで前記シフトレバーの特定のシフト位置
からのシフト操作を許可する係合部材と、 前記回転操作部に設けられ、前記回転操作部の回転操作
と一体となって回転するカムと、 前記カムに対応して前記ロックボディにスライド可能に
設けられ、前記回転操作部が「LOCK」位置に位置す
ると前記カムにより反カム側へスライドされるスライド
部材と、 前記スライド部材に対応して前記ロックボディに回転自
在に設けられ、かつ、前記反カム側へスライドされた前
記スライド部材に接触する第1回転位置から前記カム側
へスライドされた前記スライド部材に接触する第2回転
位置側への回転力が付与され、前記シフトレバーが特定
のシフト位置に位置する状態では前記スライド部材によ
って前記第1回転位置に回転されて前記係合部材の前記
ロックプレートからの係合解除を阻止可能とされると共
に、前記シフトレバーが特定のシフト位置に位置しない
状態では前記第1回転位置側への回転が阻止された状態
で前記第2回転位置に配置されることで前記スライド部
材の前記反カム側へのスライドを阻止して前記カムの回
転を係止可能とされたロック部材と、 を備えたシフトレバー装置。 - 【請求項2】 前記ロック部材に対応して前記ロックボ
ディにスライド可能に設けられると共に車両を制動する
ブレーキに接続され、前記シフトレバーが特定のシフト
位置に位置する状態では前記ブレーキが操作されないと
前記ロック部材側へスライドされて前記ロック部材を前
記第1回転位置に配置すると共に前記ブレーキが操作さ
れると反ロック部材側へスライドされて前記ロック部材
の前記第2回転位置への回転を許可するブレーキ作動部
材を備えたことを特徴とする請求項1記載のシフトレバ
ー装置。 - 【請求項3】 ステアリングホイールが固定されたステ
アリングシャフトを収容するステアリングポストに組み
付けられたロックボディと、 前記ロックボディに収容され、「LOCK」位置に回転
操作されると前記ステアリングシャフトの回転が阻止さ
れる回転操作部と、 を備えたステアリングロック機構と一体化されたシフト
レバー装置であって、 前記ロックボディに回転自在に支持され、変速機をシフ
トするシフトレバーを備えた、 ことを特徴とするシフトレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000301956A JP3993975B2 (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | シフトレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000301956A JP3993975B2 (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | シフトレバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002104009A true JP2002104009A (ja) | 2002-04-09 |
JP3993975B2 JP3993975B2 (ja) | 2007-10-17 |
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP3993975B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007069902A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Dura Global Technologies Inc | シフトロック組立体 |
-
2000
- 2000-10-02 JP JP2000301956A patent/JP3993975B2/ja not_active Expired - Fee Related
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