JP2002103298A - 電子顕微鏡 - Google Patents

電子顕微鏡

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子顕微鏡の真空中、電子線下で生物試料に微
細操作を行えるようにする。 【解決手段】電子顕微鏡において、真空の試料室2内で
複数の指片15,16により微小試料30を掴んで微小
な回動,移動,開放動作が可能なマニュピレータ10を
備える。指片同士の先端合わせの位置ずれの有無を検出
する手段を備え、マニュピレータ10には、電子線によ
るチャージアップ防止手段を設けたり、マニュピレータ
のアクチュエータ20,21には、該アクチュエータか
ら生じる電界をシールドするための電磁シールドを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料に対して微細
な操作力を加えるマイクロマニュピレータを備えた電子
顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】走査電子顕微鏡を用いて生物試料(微小
試料)を観察する場合、針状の棒を微細操作してその操
作力を加えることで、試料の表面を観察するだけではな
く、内部の組織を表面に引き出して観察することが行わ
れている。
【0003】電子顕微鏡における試料に対する今までの
微細操作は、特公昭55−21981号公報に記載のよ
うに、試料を割ったり、切りさくなどの操作であり、微
小な試料(例えば細胞等)を掴んだり、移動させる機構を
備えていなかった。
【0004】一方、微小対象物を複数(例えば2本)の
指の機能を有するいわゆる指片を微細操作してハンドリ
ングする技術,いわゆるマイクロマニピュレーション
は、マイクロエレクトロニクス,バイオテクノロジー,
医療などの分野で、特に光学顕微鏡を使用して行われて
いる。
【0005】本発明者らは、先に、特開平8−1323
63号(特許番号第2560262号)等において、小型
で指の機能を果たす箸状の2本の指片(手先片)を備え
たマイクロハンド機構(マニュピレータ)を提案してい
る。この箸状の指片を備えたマイクロハンド機構は、光
学顕微鏡下では数μm程度の微小物体を把持、持ち上
げ、回転、移動、開放することを実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来行われていた光学
顕微鏡に代わって、更に小さな微小試料(微小対象物)
を電子顕微鏡で観察しながら、マイクロマニュピレータ
を操作できれば、試料をより緻細に観察したり、マイク
ロマシンの組立等の実現も可能になる。このような技術
には、上記したような2本指機能を有するマニュピレー
タを用いることが望ましいが、試料室が真空状態におか
れるために、光学顕微鏡のように単純に大気圧環境の下
で試料を観察しながら微細操作を行わせるだけの発想で
は、その実現を図ることができない。
【0007】例えば、2本指機能を有するマニュピレー
タを試料室内に導入する場合には、アクチュエータが電
気駆動型である場合には、その電源や電気信号の引き出
しリードをどのようにして試料外に引き出すかとか、そ
の他にも、次のような、課題が残されている。
【0008】一つは、電子顕微鏡は光学顕微鏡と違い焦
点深度が深く、箸状の2本の指片の先端を合せようとし
たとき数μmのZ軸(指片の先端合わせ方向)のずれが
あっても、焦点が合ってしまうため、その位置ずれを認
識できないことである。このように指片同士の先端位置
合わせが数μmずれていては、微小物体を掴むことがで
きない。
【0009】二つめは、指片は、その加工製作の容易性
及びコストの面から、ガラス針を使用しているが、導電
性がないので電子線を照射するとチャージアップする問
題がある。
【0010】三つめは、指片を駆動させる機構(例えば
リンク)を電気的アクチュエータに作動させる場合、そ
のアクチュエータに電圧を掛けると電界が発生し、電界
によって電子線に影響を与え正常な電子線像が得られな
いことである。
【0011】本発明は以上の種々の課題を解決して、電
子顕微鏡のような真空下、電子線照射の下でもマニュピ
レータを用いて支障なく、微小対象物を掴んだり、移動
させたり、回転させたり、開放動作を行い、今まで以上
の微小物の観察や組立等を可能にする電子顕微鏡を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、基本的には、次のように構成した。
【0013】一つは、電子顕微鏡において、真空の試料
室内で複数の指片により微小試料を掴んで微小な回動,
移動,開放動作が可能なマニュピレータと、前記指片に
上記微小な動きをさせるための駆動機構と、前記駆動機
構への電力供給用及び電気信号検出用のリード線を試料
室の内から外へ気密性を保持して引き出す手段と、前記
駆動機構を電気的に制御する制御手段と、試料室外から
の操作により前記マニュピレータを光軸に対して位置合
わせする位置調整機構と、試料台に載置された試料から
の電子線情報による観察像を表示する表示手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0014】その他に、電子顕微鏡において、上記した
ように、真空の試料室内で複数の指片により微小試料を
掴んで微小な回動,移動,開放動作が可能なマニュピレ
ータを備えるほかに、前記指片同士の先端合わせの位置
ずれの有無を検出する手段を備えたり、マニュピレータ
に電子線によるチャージアップ防止手段を設けたり、マ
ニュピレータのアクチュエータには、該アクチュエータ
から生じる電界をシールドするためのシールド手段を設
けたものを提案する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示した実施例を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例に係る電子顕微
鏡(ここでは、走査型電子顕微鏡を例示するが透過型電
子顕微鏡であってもよい)の縦断面図であり、図2はそ
れに用いる2本指マイクロハンド機構(マイクロマニュ
ピレータ)10の構成を示す斜視図、図3はその一部を
示す説明図である。
【0017】図1において、対物レンズ1の下部にある
試料室2は、その隔壁(壁体)2Aにより内部に真空室
が得られるように密室状に形成されている。
【0018】隔壁2Aには、後述するマニュピレータ1
0を試料室外から光軸に対して位置合わせする位置調整
機構5が気密性を保持するように取付けられている。
【0019】位置調整機構5は、隔壁2Aにシール部材
41を介して取付けた外筒3と、その外筒3の内側に球
面のすべり対偶42及びシール部材43を介して挿入さ
れた内筒6と、内筒6の内側にシール部材44を介して
挿入した中空軸状の回転体7と、回転体7の中空孔にシ
ール部材45を介して挿入したマニュピレータ支持軸8
を主な構成部材としている。
【0020】内筒6は、その一端に外筒3側の球形内面
にすべり対偶により係合する球形部4があり、このすべ
り対偶は隔壁位置にあって、このすべり対偶位置を中心
に内筒6がフリーな状態では自在な首振運動を行い得る
ようにしてある。
【0021】外筒3の一端側(すべり対偶と反対側の一
端)には、マニュピレータ支持軸8をX軸とみた場合
に、それと直交するZ軸及びY軸方向に前記内筒6の傾
きを固定する傾き調整ねじ46、及びその調整ねじを後
退移動させたときに内筒6をその後退動作に追従移動さ
せるための戻しばね付き押圧ピン47が設けられてい
る。
【0022】この調整ねじ46及び戻しばね付き押圧ピ
ン47と上記すべり対偶機構により、内筒6ひいてはマ
ニュピレータ10のチルト機構を構成する。
【0023】回転体7と支持軸8は、溝48及びピン4
9の係合により相対的に回り止めされている。
【0024】回転体7は、内筒6の内側を通って試料室
2の外部から内部へと貫通している。
【0025】支持軸8は、回転体7の中空孔内を貫通し
て、その先端部が試料室2内に導かれ、支持軸8先端に
マニュピレータ(マイクロハンド機構)10が固着さ
れ、支持軸8後端に雌ねじ付きのつまみ9が設けられ、
このつまみ9の雌ねじに支持軸8後端に設けた雄ねじ5
0が螺子嵌合して、つまみ9の操作により支持軸8の直
線運動(進退動作)を可能にしている。
【0026】ここで、2本指のマイクロハンド機構(マ
ニュピレータ)を図2,図3を用いて説明する。本実施
例におけるマニュピレータの基本構造は、先に提案した
特開平8−132363号(特許番号第2560262
号)と同一であるが、本実施例では、電子顕微鏡に搭載
するために、種々の配慮がなされている。
【0027】マニュピレータ10は、その駆動機構が、
第1のパラレルリンク機構11と第2のパラレルリンク
機構12とを結合させた簡便な機構をなし、パラレルリ
ンク機構11,12の中心軸線が一致するように対向配
置されている。
【0028】パラレルリンク機構11は、中心孔13a
のある円板形状の基体13およびこの基体13に対向配
置された円板形状の中間部材14を備え、この基体13
と中間部材14とを、6本のリンク18(図では作図の
便宜上4本が示されている)により連結してなる。
【0029】一方、パラレルリンク機構12は、上記パ
ラレルリンク機構11の構成部材を兼ねる中間部材14
およびこの中間部材14に対向配置された円板形状のベ
ース部材17を備え、この中間部材14とベース部材1
7とを、6本のリンク19により連結してなる。
【0030】基体13の一面(リンク18の接続側と反
対側の一面)には、第1の指片15の基端部となる支柱
15aが固着されている。支柱15aには、ねじより固
定されたホルダー15bが支柱15aと直交して取り付
けられている。
【0031】ホルダー15bは、その先端位置でボール
ジョイント15cを保持し、図3に示すように、ジョイ
ント15cのボール15dには、図3に示すように支持
ピン15gを介して第1の指片15となるニードル15
fの支持筒(筒体)15eが設けられ、筒体15eにニ
ードル15fが出し入れ加減を調整できるようにねじ止
めされている。
【0032】ニードル15fは、そのボールジョイント
15cにより第2の指片16(ニードル16b)に対す
る所望の傾き角度が予め決定され、その後、ボール15
dが図示されないねじにより固定されて、ニードル15
fの傾き角度が固定される。
【0033】一方、上記中間部材14においては、基体
13より大きい円板の中心位置に、第2の指片16の基
端部16aが固着され、その先端部は、基体13の中心
孔13aを貫通して外方に延出させている。この第2の
指片16は、基端部を形成する支柱16aと、この支柱
16aの端部に止着された先端部のニードル16bとを
備え、この第2の指片16と前記第1の指片15のそれ
ぞれの先端部、即ち、ニードル16bとニードル15f
とが、両者の先端間に微小な相対運動を生じさせるよう
に対向配置されている。指片15,16の材質はガラス
針で、その表面全周に導電処理(例えば導電被膜)が施
されている。
【0034】例えば、ニードル16bとニードル15f
は、市販の専用加工器で直径1mmの中空パイプを加熱
引っ張り加工することで得られ、先端部を曲率1μm以
下の尖状とし、さらに直径1mmの基端部と先端部の全
周囲に導電処理を施している。
【0035】このように指片(ニードル及び基端部)1
5,16に導電処理を施すのは、仮りに導電処理を施さ
ない場合には、マニュピレータ10を試料室で使用した
場合、電子顕微鏡によって照射される電子線により指片
がチャージアップし、その静電気力でマニュピレータの
動作に支障が生じるため、これを防止するために、導電
処理を施して、アースするものである。符号の24′,
24は、チャージアップ防止用(アース用)のリード線
である。
【0036】図2に示すように、第1の指片15を支持
する筒体15e,ピン15g,ボールジョイント15
c,ホルダー15b,支柱15a及び基体13は導電材
料で構成されることで、リード線24′の一端が、これ
らの要素のうち動作に支障のない部品、例えば基体13
に接続されている。
【0037】また、第2の指片16を支持する中間部材
14は、導電材で形成され、基体13は絶縁されている
ために、この基体13にリード線24の一端が接続され
ている。リード線24は、後述する電磁シールド51の
アース用リード線も兼用する。
【0038】これらのアース線24,24′は、ハーメ
チックシール端子25,25′を介して外部に導き出さ
れる。試料外のアースの具体的回路構造にについては、
後述する。
【0039】基体13と中間部材14とは、前述のよう
に、6本のリンク18により連結され、これらのリンク
18によって形成されるリンク機構は、主として指片1
5と指片16とに、箸の動きに似せた微小な相対運動を
生じさせるものである。
【0040】中間部材14とベース部材17とは、前述
のように、6本のリンク19により連結され、これらの
リンク19によって形成されるリンク機構は、主とし
て、広い作業空間にある対象物に対する指片15および
指片16の位置決め機能を果たすものである。
【0041】第1のパラレルリンク機構11を構成する
6本のリンク18は、その3本ずつをそれぞれ1群とし
て、各群のリンク18の基体13および中間部材14と
の接続点を、基体13と中間部材14との中心軸線の周
りの円周上にほぼ等分に配し、且つ両群のリンク18を
互いに反対方向に傾斜させて配設し、更に詳細には、基
体13において一方の群の接続点と他方の群の接続点と
は、上記中心軸線の周りのほぼ同じ位置に、また、中間
部材14において一方の群の接続点と他方の群の接続点
とは、上記中心軸線の周りのほぼ同じ位置に配設され、
これによって、両群の互いに隣接するリンク18は、所
定の傾斜角をなすように配設している。
【0042】第2のパラレルリンク機構12を構成する
6本のリンク19もまた、その3本ずつをそれぞれ1群
として、各群のリンク19の中間部材14およびベース
部材17との接続点を中心軸線の周りにほぼ等分に配
し、且つ両群のリンク19を互いに反対方向に傾斜させ
て配設している。
【0043】リンク18,19のそれぞれには、それら
を伸縮するためのアクチュエータ20,21がそれぞれ
設けられ、それらのアクチュエータによって第1のパラ
レルリンク機構(指片駆動機構)11の動作を制御する
第1の制御手段、および第2のパラレルリンク機構12
の動作を制御する第2の制御手段を構成している。
【0044】上記各リンク18,19に設けるアクチュ
エータとしては、例えば、積層型のピエゾ圧電素子など
を用いることができる。この場合ピエゾ圧電素子に電圧
を掛けると電界が発生し電子線に悪い影響を与えるの
で、仮想線51に示すようにリンク18,19のピエゾ
圧電素子をアルミニウム等の導電材でカバーし、この導
電材51をアースすることで電磁シールドが施されてい
る。
【0045】このうち、リンク18側の電磁シールド5
1は、既述した中間部材14及びリード線24を介して
アースされるものであり、リンク19側の電磁シールド
51は、導電材であるベース19,支持軸8,回転体
7,内筒6,外筒3を介して試料室の壁体にアースされ
ている。
【0046】パラレルリンク機構12に用いられている
アクチュエータ21は、広い作業空間にある対象物に対
する位置決め制御を行うため、必要に応じて、パラレル
リンク機構11のアクチュエータ20に比べて伸縮量の
大きいものを用いるのが望ましい。
【0047】また、上記アクチュエータ20、21とし
て用いるピエゾ圧電素子は、応答が速く、微小変位と高
出力が得られるものの、ヒシテリシスが非常に大きく、
駆動電圧のみによるオープンループ制御では、正確な位
置決めを行うことが困難であるため、変位量を測定して
フィードバック制御することが望ましく、この場合に
は、特に、コンパクトな変位測定手段とサーボ駆動系が
要求される。
【0048】このような変位測定手段としては、図2に
示すように、歪みゲージ22、23を圧電素子からなる
アクチュエータ20,21に伸縮方向に直接貼り付け
て、それら圧電素子の微小な変位を検出する態様があ
る。また、上記圧電素子のサーボ系としては、符号60
に示すように計算機を用いたソフトウエアサーボや演算
増幅器を用いたアナログサーボ等を採用することができ
る。サーボ系制御回路60の指令信号は、図示されない
リード線及び既述したハーメチックシール端子(隔壁2
Aに設けたもの)を介してアクチュエータ(圧電素子)
20,21に送られる。
【0049】アクチュエータ20,21および歪みゲー
ジ22,23からのリード線(電源供給用及び信号検出
用のリード線であり図示は省略してある)と、指片1
5,16からのリード線24,24’は、それぞれハー
メチックシール端子25,25’,…(図ではハーメチ
ックシール端子は、作図の便宜上2本しか示していない
が、実際には各リード線、すなわちアクチュエータへの
電力供給線,歪ゲージ信号検出線,アース線等種々のリ
ード線の数に対応した数だけの端子が備わっている)を
介して大気側へ導びかれている。ハーメチックチックシ
ール端子は端子ホルダー25Aを介して隔壁2Aに取り
付けられている。
【0050】ここで、図4に示す回路について説明す
る。
【0051】図4は、上記したリード線24,24′の
試料室外のアース構造と、指片15,16の先端合わせ
を行う場合の位置ずれの有無を検出する回路構造の一例
を示すものである。
【0052】ハーメチックシール端子25,25′の大
気側では、切り替えスイッチ26により、指片16,1
5をリード線24,24′を介してアースに落としてお
く回路(切替接点26′側の回路)と、指片16,15
の先端が接触した時(先端合わせの位置ずれがない時)
に電気信号を検出する回路(ブザー28及びその電源2
7を備えた回路)との切り替えが行えるようになってい
る。
【0053】初期の指片16,15の先端合わせ調整を
行う場合にのみ、切替スイッチ26は電気信号検出回路
側に接続されており、それ以外が切替スイッチ26をア
ース接点26′側に接続しておく。
【0054】電気信号を検出する回路は電源27とブザ
ー28が接続されており、第1指片15と第2指片16
の各々先端が接触したとき、ブザー28で知らせてくれ
る。
【0055】それによって、焦点深度の深い電子顕微鏡
の画像からは、指片15,16同士の先端合わせの位置
ずれの有無を検出し難い場合であっても、先端合わせが
なされているときはブザー音で容易に認識することがで
きる。
【0056】試料室の光軸の位置には試料台29が設置
されており、試料台29には試料30が載置されてい
る。
【0057】次に、このマニュピレータ(2本指マイク
ロハンド機構)10における制御動作を説明する。
【0058】マニュピレータ10を走査電子顕微鏡の試
料室2に挿入し所定の手順を経て像を出し、走査電子顕
微鏡の試料微動装置によって所望の視野を選び、生物試
料の場合次のような微細操作を行う。
【0059】回転体7のつまみ9とチルト機構5により
試料30のどの部分に微細操作を行うか、おおよその位
置を決めてから、指片15と指片16の各々、先端を接
触させZ軸方向(先端合わせ方向)のずれをなくする。
Z軸方向が一致した場合ブザー28で確認することがで
きる。所定の対象物をハンドリングする場合は、アクチ
ュエータ21による6本のリンク19により、パラレル
リンク機構12を制御し、指片15と指片16とを上記
対象物に対して位置決めし、且つ、アクチュエータ20
による6本のリンク18により、パラレルリンク機構1
1を制御し、指片15と指片16とに微小な相対運動を
生成させる。
【0060】即ち、まず、6本のリンク19のアクチュ
エータ21を駆動してそれらリンク19を所定量だけ伸
縮させ、指片15と指片16とを広い作業空間にある対
象物に対し位置決めするが、この位置決めは、歪みゲー
ジ22から各リンク19の変位量を検出し、この変位量
からサーボ制御回路60が指片15および指片16の現
位置を算出し、これをフィードバックして所定の位置決
め指令値と比較し、その偏差量がなくなるまでアクチュ
エータ21をサーボ駆動することにより行う。
【0061】そして、位置決めされた第1の指片15に
対し、6本のリンク18のアクチュエータ20を駆動し
てこれらリンク18を所定量だけ伸縮させ、指片15お
よび指片16とに微小な相対運動を生成させる。この相
対運動の生成は、上述の位置決めの場合と同様に、歪み
ゲージ22から各リンク18の変位量を検出して、この
変位量から指片15および指片16の相互の相対位置を
算出し、指片15および指片16に所定の相対運動を生
成させるようにアクチュエータ20をサーボ駆動するこ
とにより行う。次に、例えば、対象物を指片15と指片
16とにより掴んで所定の場所に移動させる場合には、
パラレルリンク機構12を制御するだけでよい。
【0062】このように、パラレルリンク機構11、1
2にそれぞれ上記機能をそれぞれ分担させることによ
り、動作領域が広く、しかも広い動作領域内で微小な相
対運動を生成して、容易に対象物をハンドリングするこ
とができる。なお、上述した二本指マイクロハンド機構
は、真空中、電子線下で数μm程度の微小物体(例えば
細胞等)を対象とし2本指でそれを掴んで、並進、回転
移動による位置決め、把持、押付け、切断、引き伸ば
し、圧搾、穴明け、かき混ぜ、はね飛ばし等を行うため
に有効なものである。
【0063】本実施例によれば、光学顕微鏡で行えたこ
とと同じことが、真空中、電子線下でもチャージアップ
無く観察でき、電界による影響を受けずに電子線情報を
得て微細操作を行うことができる。更に、電子顕微鏡の
持つ高い倍率と高い分解能の特性を生かすことにより、
マイクロマニピュレーションの技術がレベルアップさ
れ、マイクロエレクトロニクス、バイオテクノロジー、
医療の分野により貢献することが可能となる。
【0064】図5及び図6は本発明の他の実施例に係わ
るものであり、先の実施例と異なる点は、指片15及び
16の先端合わせの位置ずれの有無の検出の仕方及び指
片のアース構造である。
【0065】本実施例では、指片15,16の先端合わ
せ時に、電子線照射の下でマニュピレータ10の向きを
回転体7及び支持軸8を回動させることで軸回り方向に
変えて、そのマニュピレータの向きの異なる画像が映し
だされる電子顕微鏡画像から位置ずれを検出可能にし
た。例えば、図6の(a),(b)及び(c),(d)
は、指片15,16の先端合わせをSEM画像により9
0°回転変位させた時に2画像であり、(a)及び
(c)は指片15,16の先端合わせを側面からとらえ
た画像、(b)及び(d)は、(a),(c)の状態か
らマニュピレータ10を90°回転させたときの画像
(先端合わせ方向からみた画像)であり、(a)及び
(b)のように画像条件が揃えば指片15,16の先端
合わせに位置ずれが生じてない状態であり、(c)及び
(d)の画像は先端合わせに位置ずれが生じている状態
である。この先端の位置ずれは10μm程度である。し
たがって、少なくとも上記のような2画像から指片1
5,16の微小な位置ずれの有無を検出できる。
【0066】このような位置ずれの有無検出方式を採用
した場合には、先の実施例で述べたような図4のブザー
回路は不要となり、切替スイッチ26も不要となる。
【0067】したがって、この場合には、図5に示すよ
うに指片15側のアース線24′を基体13と中間部材
14とに接続し、また、指片16のアース兼用リンク機
構18の電磁シールド51のアース線24を、中間部材
14とベース部材17に接続することで、指片15及び
16及び電磁シールド51を支持軸8,回転体7,内筒
6,外筒3を介して隔壁(アース)に接続することがで
き、アース構造の単純化を図ることができる。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子顕微
鏡のような真空下、電子線照射の下でもマニュピレータ
を用いて支障なく、微小対象物を掴んだり、移動させた
り、回転させたり、開放動作を行い、今まで以上の微小
物の観察や組立等を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる走査電子顕微鏡の縦
断面図。
【図2】図1のマニュピレータ(マイクロハンド機構)
を拡大した外観斜視図。
【図3】図2のA部詳細を示す要部断面図。
【図4】上記実施例に用いるマニュピレータのアース構
造及び指片の位置ずれ防止の有無を検出する電気回路
図。
【図5】本発明の他の実施例に用いるマニュピレータを
拡大した外観斜視図。
【図6】上記マニュピレータの指片を先端合わせした時
の位置ずれの有無の検出方式の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1…対物レンズ、2…試料室、10…マニュピレータ
(マイクロハンド機構)、11,12…パラレルリンク
機構、15…第1の指片、16…第2の指片、20,2
1…アクチュエータ(駆動機構)、22,23…歪みゲ
ージ、24,24′…リード線(アース線)、25…ハ
ーメチックシール端子、28…ブザー、29…試料台、
30…試料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浮穴 基英 茨城県ひたちなか市大字市毛1040番地 株 式会社日立サイエンスシステムズ内 (72)発明者 藤井 和博 茨城県ひたちなか市大字市毛1040番地 株 式会社日立サイエンスシステムズ内 (72)発明者 森田 一弘 茨城県ひたちなか市大字市毛1040番地 株 式会社日立サイエンスシステムズ内 (72)発明者 小谷内 範穂 茨城県つくば市並木一丁目2番地 工業技 術院 機械技術研究所内 (72)発明者 谷川 民生 茨城県つくば市並木一丁目2番地 工業技 術院 機械技術研究所内 Fターム(参考) 3F060 BA10 EA07 EA10 5C001 AA08 CC04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子顕微鏡において、真空の試料室内で
    複数の指片により微小試料を掴んで微小な回動,移動,
    開放動作が可能なマニュピレータと、前記指片に上記微
    小な動きをさせるための駆動機構と、前記駆動機構への
    電力供給用及び電気信号検出用のリード線を試料室の内
    から外へ気密性を保持して引き出す手段と、前記駆動機
    構を電気的に制御する制御手段と、試料室外からの操作
    により前記マニュピレータを光軸に対して位置合わせす
    る位置調整機構と、試料台に載置された試料からの電子
    線情報による観察像を表示する表示手段と、を備えたこ
    とを特徴とする電子顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記リード線を試料室の内から外へ引き
    出す手段は、前記試料室の壁体に設けたマニュピレータ
    に関するハーメチックシール端子により構成されている
    請求項1記載の電子顕微鏡。
  3. 【請求項3】 電子顕微鏡において、真空の試料室内で
    複数の指片により微小試料を掴んで微小な回動,移動,
    開放動作が可能なマニュピレータを備え、且つ前記指片
    同士の先端合わせの位置ずれの有無を検出する手段を備
    えたことを特徴とする電子顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記指片同士の先端合わせは、指片同士
    を接触させて行い、この先端合わせの位置ずれの有無を
    検出する手段は、前記指片同士が接触したときに電気信
    号を発生させる手段により構成した請求項3記載の電子
    顕微鏡。
  5. 【請求項5】 前記指片同士の先端合わせの位置ずれの
    有無を検出する手段は、電子線照射の下で前記マニュピ
    レータの向きを軸回り方向に変えて、そのマニュピレー
    タの向きの異なる画像が映しだされる電子顕微鏡画像か
    ら前記位置ずれを検出可能にした請求項3記載の電子顕
    微鏡。
  6. 【請求項6】 電子顕微鏡において、電子線の下で試料
    に微細な操作力を加えるマニュピレータを備え、このマ
    ニュピレータに電子線によるチャージアップ防止手段を
    設けたことを特徴とする電子顕微鏡。
  7. 【請求項7】 前記指片は、ガラス針で構成され、前記
    チャージアップ防止手段は、前記ガラス針の表面に導電
    処理を施してアースすることで構成されている請求項6
    記載の電子顕微鏡。
  8. 【請求項8】 電子顕微鏡において、真空の試料室内で
    複数の指片により微小試料を掴んで微小な回動,移動,
    開放動作が可能なマニュピレータを備え、前記マニュピ
    レータのアクチュエータには、該アクチュエータから生
    じる電界をシールドするためのシールド手段を設けたこ
    とを特徴とする電子顕微鏡。
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