JP2002100891A - 発熱体の冷却システム - Google Patents
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Abstract
する。 【解決手段】 第1発熱体2から吸熱し、その吸熱した
熱により稼働する吸着式冷凍機4により第2発熱体3を
冷却する。これにより、省電力で冷却システムを稼働さ
せることができるので、連続稼働させるのに適してい
る。また、第1発熱体2の発熱量が所定の熱量を超えた
ときには、第1集熱器2aにて熱媒体に吸熱された熱
は、吸着材(冷凍機4)に供給されることなく、室外器
8より外気中に放熱し、一方、第1発熱体2の発熱量が
所定量の熱量を下回ったときには、吸着剤を過熱するた
めに第1熱交換器6に供給されていた熱媒体が、室外器
8に流れることなく、第1集熱器2aに戻ってくるよう
にすることにより、第1発熱体2の発熱量が変動しても
柔軟に対応することができる。
Description
するシステムにおいて、これら複数の発熱体を冷却する
冷却システムに関するもので、例えば携帯電話基地局内
の電子機器、電気機器、電気変換器、バッテリ等の冷却
に用いて有効である。
携帯電話基地局内での電子機器を冷却する冷却システム
は、全て電気エネルギを利用しているとともに、冷却シ
ステムを24時間連続稼働させる必要があるので、携帯
基地局内の冷却システムの消費電力は非常に大きい。
ルギ)で連続稼働させるに適した冷却システムを提供す
ることを目的とする。
成するために、請求項1に記載の発明では、第1発熱体
(2)から吸熱し、その吸熱した熱により稼働する第1
冷却手段(4)によって、第2発熱体(3)を冷却する
ことを特徴としているので、省エネルギ(省動力)化を
図ることが可能であり、連続稼働させるのに適してい
る。
記載の発明のごとく、吸着式冷凍機を用いることが望ま
しい。
(2)から吸熱することなく、第2発熱体(3)を冷却
する第2冷却手段(11)を有することを特徴とする。
凍能力(冷却能力)が不足したときであっても、第2発
熱体(3)を確実に冷却することができる。
(4)に熱を供給する補助熱源(12)を有することを
特徴とする。
せるに必要な熱量が減少したときであっても、第1冷却
手段(4)を稼働させることができるので、安定的に第
2発熱体(3)を冷却することができる。
(2)の発熱量が所定の熱量を超えたときには、第1冷
却手段(4)の成績係数を低下させるように第1冷却手
段(4)稼動させ、一方、第1発熱体(2)の発熱量が
所定量の熱量を下回ったときには、第1冷却手段(4)
の成績係数を向上させるように第1冷却手段(4)を稼
動させることを特徴とする。
大きく変動しても柔軟に対応することができる。
(2)の発熱量が所定量を上回ったときに、第1発熱体
(2)の熱の一部を第1冷却手段(4)外に放熱するこ
とを特徴とする。
増大しても安定的に第2発熱体(3)を冷却することが
できる。
先の温度が所定温度以下となったとき、又は第1冷却手
段(4)が故障したときには、請求項9に記載の発明の
ごとく、第1冷却手段(4)を介さず、少なくとも第2
発熱体(3)の熱を直接に放熱先に放熱することが望ま
しい。
2発熱体(3)の発熱温度より高く、かつ、第1冷却手
段(4)が放熱する放熱先の温度が所定温度以下となっ
たとき、又は第1冷却手段(4)が故障したときには、
請求項10に記載の発明のごとく、第1冷却手段(4)
を介さず直接に、第1発熱体(2)の熱を、第2発熱体
(3)の熱の放熱先よりも高い温度の放熱先に放熱する
ことが望ましい。
度が所定温度以下となったとき、又は第1冷却手段
(4)が故障したときには、請求項11に記載の発明の
ごとく、第1発熱体(2)及び第2発熱体(3)のうち
いずれか一方の熱を、第1冷却手段(4)を介さず直接
に放熱先に放熱することが望ましい。
の発明のごとく、複数個のバルブ(9a〜9e)を同時
に作動させて吸着器(5)を脱離工程から吸着工程に切
り換えたときであっても、第1発熱体(2)で発生する
所定の基準発熱量にて所定の基準冷凍能力を発揮するも
のであることが望ましい。
納された複数個の吸着器(5)、及び熱媒体流れを切り
換えることにより吸着器(5)を吸着工程とする場合と
脱離工程とする場合とを切り換える複数個のバルブ(9
a〜9e)を有しており、バルブ(9a〜9e)の作動
不良が発生したときには、第1発熱体(2)から熱を回
収した熱媒体をバルブ(9a〜9e)を通さずに室外器
(8)に流通させて、室外器(8)にて第1発熱体
(2)の熱を放熱することを特徴とする。
不良が発生しても、第1発熱体(2)を冷却することが
できるので、冷却システムの信頼性を高めることができ
る。
納された複数個の吸着器(5)、及び熱媒体を循環させ
る第1、2ポンプ(10a、10d)を有しており、第
1ポンプ(10a)の作動不良が発生したときには、第
2ポンプ(10d)を作動させることを特徴とする。
不良が発生しても、第1発熱体(2)を冷却することが
できるので、冷却システムの信頼性を高めることができ
る。
空間(1)内に存在する第1発熱体(2)から吸熱し、
その吸熱した熱により稼働する第1冷却手段(4)によ
って、閉じられた空間(1)内に存在する第2発熱体
(3)を冷却し、第1冷却手段(4)として、蒸発した
気相冷媒を吸着するとともに、加熱されることによりそ
の吸着していた冷媒を脱離する吸着剤を有して構成され
た吸着式冷凍機を用い、さらに、第1冷却手段(4)が
有する複数個の吸着器(5)のいずれかに作動不良が発
生したときには、複数個の吸着器(5)のうち作動不良
が発生していない吸着器(5)にて第1冷却手段(4)
を稼動させることを特徴とする。
停止してしまうことを防止できるので、冷却システムの
信頼性を高めることができる。
給する補給タンク(15)を有することを特徴とする。
早期に冷却システムが停止してしまうことを防止できる
ので、冷却システムの信頼性を向上させることができ
る。
(15)が、空間(1)の上部に配設されていることを
特徴とする。
側から空間(1)に降り注ぐ日射を遮る日射遮断手段と
して機能させることが可能であるので、冷却システムの
冷却負荷を低減することができる。
る室内器(17a)が空間(1)内に配設された第3冷
凍機(17)を有することを特徴とする。
発熱体を安定的に冷却することできる。
7a)は、第1発熱体(2)及び第2発熱体(3)のう
ち少なくとも一方側の廃熱排出口直後に配設されている
ことを特徴とする。
(1)内が加熱される前に、速やかにその廃熱を空間
(1)外に排出することができるので、第1冷却手段
(4)を安定的に稼動させることができ、冷却システム
を効率的に安定稼動させることができる。
7a)は、発熱量の多い場所に配設されていることを特
徴とする。
大きい部分は第3冷却手段(17)にて冷却し、第1冷
却手段(4)を微細発熱部分に適用するこが可能となる
ので、第1冷却手段(4)が比較的冷却能力が小さいな
ものであっても、第1冷却手段(4)を安定稼動させる
ことができるとともに、冷却システムを効果的に稼動さ
せることができる。
(3)とは、請求項21に記載の発明のごとく、連動し
て稼動する電気機器であることが望ましい。
第2発熱体(3)の発熱量が、常に第1発熱体(2)の
発熱量以下とすることが望ましい。
いし22のいずれか1つに記載の冷却システムを備える
熱管理システムであって、冷却システムから排出される
熱を利用する機器を備えることを特徴とする。
できる。
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
本発明に係る冷却システムを携帯電話基地局(以下、基
地局と略す。)1内の電子機器の冷却に適用したもので
あって、基地局1内には、比較的発熱量が多く、かつ、
高温となる電波出力用アンプ、電波出力制御盤、整流
器、電子機器、電気機器及び電気変換器等からなる第1
発熱体2と、第1発熱体2より低温で冷却する必要があ
る回路制御盤、バッテリ、電子機器、電気機器及び電気
変換器等からなる第2発熱体3と、両発熱体2、3を冷
却する冷凍機4(一転鎖線で囲まれた部分)とが設けら
れている。なお、両発熱体(電気機器)2、3は単独で
(独立して)稼動するものではなく、両者2、3が連動
して稼動するものである。
1発熱体2から吸熱し、その吸熱した熱により吸着剤を
加熱することにより稼働する吸着式冷凍機であり、以
下、吸着式冷凍機(冷凍機4)について述べる。
水)を吸着するとともに、加熱されることにより吸着し
ていた冷媒を脱離するもので、本実施形態では、シリカ
ゲルやゼオライト等の固体吸着剤を採用している。
封入された吸着器であり、この吸着器5内には、吸着剤
と熱媒体(本実施形態では、エチレングリコール系の不
凍液が混入された水)とを熱交換する第1熱交換器(吸
着コア)6と、熱媒体と吸着器5内に封入された冷媒と
を熱交換する第2熱交換器(蒸発/凝縮コア)7とが収
納されている。
吸着器5a、5bから構成されており、紙面右側の吸着
器5a(以下、第1吸着器5aと呼ぶ。)と紙面左側の
吸着器5b(以下、第2吸着器5bと呼ぶ。)とは、同
じ構成であるので、両者を総称して呼ぶときは、吸着器
5と表記する。また、熱交換器6、7の添え字aは第1
吸着器5a内の熱交換器であることを示し、bは第2吸
着器5b内の熱交換器であることを示す。
と室外空気(放熱対象)とを熱交換する室外熱交換器
(以下、室外器と略す。)であり、この室外器8は、第
1、2放熱器8a、8b及び冷却風を送風するファン8
cからなるもので、第1放熱器8a、は第2放熱器8b
より冷却風流れ上流側に設けられている。
集めてその集めた熱と熱媒体と熱交換させる第1集熱器
であり、3aは第2発熱体3で発生する熱を集めてその
集めた熱と熱媒体と熱交換させる第2集熱器であり、9
a〜9eは熱媒体流れを切り替えるロータリ式バルブ
(以下、バルブと呼ぶ。)であり、10a〜10cは熱
媒体を循環させるポンプである。
動を述べる。
モード このモードは、以下に述べる第1、2基本作動モードを
所定時間毎に切換運転するものである。因みに、所定時
間は、吸着剤に吸着されていた冷媒を脱離させるに必要
な時間に基づいて適宜選定されるものである。
50℃以下となるように冷却(吸熱)されており、第2
発熱体3は外気温度(55℃〜60℃)以下程度となる
ように冷却され、冷凍機(吸着式冷凍機)4は70℃以
上、100℃以下で所定の冷凍能力が発揮するように各
種諸元が決定されている。
に、冷凍機4を安定稼動させるためには、第2発熱体3
の発熱量が常に第1発熱体2の発熱量以下となる必要が
ある。
第2吸着器5bの第2熱交換器7bとの間で熱媒体を循
環させることにより、第2吸着器5b内の冷媒を蒸発さ
せて第2集熱器3aに冷却された熱媒体を供給すること
によって第2発熱体3を冷却するとともに、第2吸着器
5b内で蒸発した気相冷媒(水蒸気)を第2吸着器5b
内の吸着剤にて吸着する。
を発熱し、かつ、吸着剤の温度が上昇すると吸着能力が
低下するので、室外器8にて冷却された熱媒体を第2吸
着器5bの第1熱交換器6bに供給することにより吸着
剤を冷却する。
には、第1集熱器2aにて熱媒体に吸熱された熱を、熱
媒体を介して第1吸着器5aの吸着剤に供給することよ
り吸着剤を加熱し、吸着剤に吸着していた冷媒を脱離さ
せるとともに、第1吸着器5aの第2熱交換器7aに室
外器8にて冷却された熱媒体を供給し、その脱離した気
相冷媒(水蒸気)を第2熱交換器7aにて冷却して凝縮
させる。
つつ、その蒸発した気相冷媒を吸着剤にて吸着させてい
る状態にある吸着器5のことを、「吸着工程にある吸着
器5」と呼び、吸着剤を加熱して吸着していた冷媒を脱
離させつつ、その脱離した冷媒を冷却凝縮させている状
態にある吸着器5のことを、「脱離工程にある吸着器
5」と呼ぶ。
着器5aを吸着工程とし、第2吸着器5bを脱離工程と
するものである。
器3aと第1吸着器5aの第2熱交換器7aとの間で熱
媒体を循環させることにより、第1吸着器5a内の冷媒
を蒸発させて第2集熱器3aに冷却された熱媒体を供給
することによって第2発熱体3を冷却するとともに、第
1吸着器5a内で蒸発した気相冷媒(水蒸気)を第1吸
着器5a内の吸着剤にて吸着する。
を第1吸着器5aの第1熱交換器6aに供給することに
より吸着剤を冷却する。
には、第1集熱器2aにて熱媒体に吸熱された熱を、熱
媒体を介して第2吸着器5bの吸着剤に供給することよ
り吸着剤を加熱し、吸着剤に吸着していた冷媒を脱離さ
せるとともに、第2吸着器5bの第2熱交換器7bに室
外器8にて冷却された熱媒体を供給し、その脱離した気
相冷媒(水蒸気)を第2熱交換器7bにて冷却して凝縮
させる。
(吸着剤)にて吸着可能な所定の熱量(例えば、冷凍機
4の最大冷凍能力を冷凍機4の最大成績係数(COP)
で除した値)を超えたときに実行されるモードである。
本作動モードとを切り換える際に、第1熱交換器6の熱
媒体出口側を切り換えるバルブ9bを、第1熱交換器6
の熱媒体入口側を切り換えるバルブ9aより先に切り換
え作動させた後、所定時間が経過した後、バルブ9aを
作動させるものである。
集熱器2aにて熱媒体に吸熱された熱は、吸着材(冷凍
機4)に供給されることなく、室外器8より外気中に放
熱される。
は、第1発熱体2の発熱量、冷凍機4(吸着剤)にて吸
着可能な熱量、及び外気温度等に基づいて適宜選定され
るものである。
2基本作動モードに移行する際に実行される過熱運転モ
ードを示しており、図5は第2基本作動モードから第1
基本作動モードに移行する際に実行される過熱運転モー
ドを示している。
働させるに必要な所定量の熱量(例えば、冷凍機4の最
小冷凍能力を冷凍機4の最小成績係数(COP)で除し
た値)を下回ったときに実行されるモードである。
本作動モードとを切り換える際に、第1熱交換器6の熱
媒体入口側を切り換えるバルブ9aを、第1熱交換器6
の熱媒体出口側を切り換えるバルブ9bより先に切り換
え作動させた後、所定時間が経過した後、バルブ9bを
作動させるものである。
剤を加熱するために第1熱交換器6に供給されていた熱
媒体が、室外器8に流れることなく、第1集熱器2aに
戻ってくるので、第1発熱体2で発生した熱を無駄なく
冷凍機4に供給することができる。
過熱運転モード時と同様に、第1発熱体2の発熱量、冷
凍機4(吸着剤)にて吸着可能な熱量、及び外気温度等
に基づいて適宜選定されるものである。
2基本作動モードに移行する際に実行される少熱運転モ
ードを示しており、図7は第2基本作動モードから第1
基本作動モードに移行する際に実行される少熱運転モー
ドを示している。
気温度が第2発熱体3の冷却温度(第2発熱体3の許容
耐熱温度)より低いとき、又は冷凍機4が故障したとき
に実行されるモードであり、図8に示すように、ポンプ
10a、10bを停止させるとともに、第1発熱体2
(第1集熱器2a)には、第1放熱器8aのみにて冷却
された熱媒体が供給され、第2発熱体3(第2集熱器3
a)には、第1放熱器8a及び第2放熱器8bにて冷却
された熱媒体が供給される。
ンサ(外気温度検出手段)により検出しており、本実施
形態では、検出値が15℃以下となったときにこのモー
ドを実行する。
は、吸着器5内の圧力が所定値(本実施形態では、70
KPa)以上となったとき、吸着工程にある吸着器5の
第2熱交換器7から流出する熱媒体の温度が所定値(本
実施形態では、20℃)以上となったとき、吸着工程に
ある吸着器5の第2熱交換器7から流出する熱媒体の温
度が第2熱交換器7の入口における熱媒体温度と等しく
なったとき、及び吸着器5の第1熱交換器6に流入する
熱媒体温度と第1熱交換器6から流出する熱媒体温度と
が等しくなったときのいずれかの場合に冷凍機4が故障
したものと見なしている。
熱体2から吸熱し、その吸熱した熱により稼働する吸着
式冷凍機4により第2発熱体3を冷却するので、省電力
(省エネルギ)化が可能であり、連続稼働させるのに適
している。
地局を管理する管理人がいない状態でも連続稼働させる
ことができる。
を超えたときには、第1集熱器2aにて熱媒体に吸熱さ
れた熱は、吸着材(冷凍機4)に供給されることなく、
室外器8より外気中(放熱先)に放熱することにより、
冷凍機4の成績係数(COP)を低下させるように冷凍
機4を制御し、一方、第1発熱体2の発熱量が所定量の
熱量を下回ったときには、吸着剤を過熱するために第1
熱交換器6に供給されていた熱媒体が、室外器8に流れ
ることなく、第1集熱器2aに戻ってくるようにするこ
とにより、冷凍機4の成績係数(COP)を向上させる
ように冷凍機4を制御するので、第1発熱体2の発熱量
が変動しても柔軟に対応することができる。
体2で発生した熱量Q1に対する冷凍機4の発生した冷
凍能力Q2との比(=Q2/Q1)を言うものであり、
実際に冷凍機4にて消費(吸熱)された熱量Qoに対す
る冷凍機4の発生した冷凍能力Q2との比(=Q2/Q
o)ではない。
には、冷凍機4を稼働させることなく、両発熱体2、3
の熱を外気中に放熱するので、両発熱体2、3を冷却す
るに必要な消費エネルギ(ポンプ10a、10b等を稼
働させるに必要なエネルギ)を小さくすることができ
る。
熱媒体入口側を切り換えるバルブ9aと第1熱交換器
(吸着コア)6の熱媒体出口側を切り換えるバルブ9b
とを同時に切り換え作動させると、第1熱交換器(吸着
コア)6の熱容量の影響を受けて、脱離工程から吸着工
程に切り換わった直後は、気相冷媒を吸着することがで
きず、実質的な冷凍能力が低下するおそれがある。
工程から吸着工程に切り換る際に、熱媒体流れを切り換
えるバルブ9a〜9dを同時に作動させた場合であって
も、第1発熱体2で発生する所定の基準発熱量にて所定
の基準冷凍能力が発生するように、冷凍機4の仕様を決
定している。
おいて熱媒体がポンプ10a、10b内を逆流するの
で、ポンプ10a、10bにおける圧力損失が大きく、
ポンプ10cの負荷が大きなってしまうおそれがあるの
で、直接冷却モード時において、ポンプ10a、10b
を迂回して熱媒体を流通させるバイパス回路を設けても
よい。
すように、冷凍機4(以下、第1冷凍機4と呼ぶ。)に
加えて、第1発熱体2から熱を吸熱した熱媒体が循環す
る回路中に、第2冷凍機(第2冷却手段)11を設けた
ものである。
して、蒸気圧縮式冷凍機を採用しており、図9中、11
aは室外空気と第2冷凍機11内を循環する冷媒との間
で熱交換を行う室外器であり、11bは第1発熱体2か
ら熱を吸熱した熱媒体と第2冷凍機11内を循環する冷
媒との間で熱交換を行う室内器であり、11cは熱媒体
経路を切り換えるバルブである。
きくなったとき(例えば、第1発熱体2の発熱量に冷凍
機4の最小成績係数を乗じた値が第2発熱体3を冷却す
るに必要な必要冷凍能力を上回ったとき)には、バルブ
11cを実線で示す状態として第2冷凍機11で発生す
る冷凍能力により熱媒体を冷却する。
くなったとき(例えば、第1発熱体2の発熱量に冷凍機
4の最小成績係数を乗じた値が第2発熱体3を冷却する
に必要な必要冷凍能力を下回ったとき)には、バルブ1
1cを破線で示す状態として第2冷凍機10をヒートポ
ンプ運転させることにより、外気から吸熱しその吸熱し
熱量と圧縮機の圧縮仕事に相当する熱量を熱媒体に与え
る補助熱源として作動させて第1冷凍機2を稼働させる
に必要な熱量を補う。
ず、安定的に発熱体2、3を冷却することができる。
して蒸気圧縮式冷凍機を用いたが、本実施形態はこれに
限定されるものではなく、第2冷凍機11として気体冷
凍機、熱電冷凍機及び熱サイフォン等の冷凍機を用いて
もよい。また、ラジエータのようにな単純な熱交換器と
して、冷媒を相変化させずに循環させることにより第2
冷凍機(冷却手段)を構成してもよい。
示すように、第1発熱体2から熱を吸熱した熱媒体が循
環する回路中に、熱媒体を過熱する補助熱源(本実施形
態では、電気ヒータ)12を設けたものである。
さくなったとき(例えば、第1発熱体2の発熱量に冷凍
機4の最小成績係数を乗じた値が第2発熱体3を冷却す
るに必要な冷凍能力を下回ったとき)には、補助熱源1
2にて熱媒体を過熱して第1冷凍機2を稼働させるに必
要な熱量を補う。
て電気ヒータを用いたが、本実施形態はこれに限定され
るものではなく、燃焼式ヒータ、内燃機関等のその他機
関の廃熱、第1冷凍機4の廃熱、蓄熱器及びソーラ集熱
器等を用いてもよい。
示すように、第2冷凍機11を第2発熱体2から熱を吸
熱した熱媒体が循環する回路中に設けたものである。
冷凍能力が不足したとき(例えば、第1発熱体2の発熱
量を第1冷凍機4の成績係数で乗した値が、第2発熱体
3を冷却するに必要な冷凍能力を下回ったとき)には、
第2冷凍機11にて熱媒体(第2発熱体3)を冷却す
る。
2から吸熱することなく、独立して冷凍能力を発揮する
ので、第2発熱体3を確実に冷却することができる。
発熱体2のみから吸熱して冷凍機(吸着式冷凍機)4を
稼働させていたが、本実施形態は、図12に示すよう
に、第1発熱体2のみならず、第2発熱体3からも吸熱
して冷凍機(吸着式冷凍機)4を稼働させるものであ
る。
3a)にて加熱された熱媒体から吸熱して第1発熱体2
(第1集熱器2a)内を循環する熱媒体を加熱する熱交
換器である。
要な冷凍能力が不足したとき(例えば、第1発熱体2の
発熱量を第1冷凍機4の成績係数で乗した値が、第2発
熱体3を冷却するに必要な冷凍能力を下回ったとき)、
又は第1発熱体2の発熱量が過度に小さくなったとき
(例えば、第1発熱体2の発熱量に冷凍機4の最小成績
係数を乗じた値が第2発熱体3を冷却するに必要な冷凍
能力を下回ったとき)であっても、両発熱体2、3を確
実に冷却することができる。
示すように、第2実施形態に係る冷却システム(図9参
照)からバルブ11cを廃止したものである。なお、図
13では、第2冷凍機11(室内器11b)の熱媒体入
口側及び熱媒体出口側がポンプ10aの吸入側に接続さ
れているが、第2冷凍機11(室内器11b)の熱媒体
入口側及び熱媒体出口側に接続してもよい。
発熱体2の発熱量によらず、安定的に発熱体2、3を冷
却することができる。
照)では、ポンプ10bの吐出側に第2冷凍機11に設
けたが、本実施形態は、図14に示すように、ポンプ1
0bの吸入側に第2冷凍機11に設けたものである。
発熱体3を冷却するに必要な冷凍能力が不足したとき
(例えば、第1発熱体2の発熱量を第1冷凍機4の成績
係数で乗した値が、第2発熱体3を冷却するに必要な冷
凍能力を下回ったとき)にでも、第2発熱体3)を実冷
却することができる。
媒体を切り換えるバルブとしてロータリ式のバルブを用
いたが、本実施形態は、図15に示すように、複数個の
2方弁(開閉弁)によりロータリ式のバルブと同等の機
能を有するバルブ9a〜9eを構成したものである。
外気温度が十分に低くなり、外気温度が第2発熱体3の
冷却温度(第2発熱体3の許容耐熱温度)より低いと
き、又は冷凍機4が故障したとき(直接冷却モード)時
に、図16に示すように、第1発熱体2及び第2発熱体
3のうちいずれか一方の熱(この例では、第1発熱体2
の熱)を、第1冷凍機4を介さず直接に放熱先(外気
中)に放熱するようにしたものである。
熱体2及び第2発熱体3双方の熱を第1冷凍機4を介さ
ず直接に放熱先(外気中)に放熱してもよいことは言う
までもない。
係る冷却システムの概略図であり、本実施形態は、第1
実施形態(図1)に対して、第1集熱器2aにて加熱さ
れた熱媒体をバルブ9a〜9eを迂回して直接に室外器
8に導くバイパス回路16、バイパス回路16に熱媒体
を循環させる場合と循環させない場合とを切替制御する
三方バルブ(以下、バルブと略す。)14a〜14d、
熱媒体補給用のリザーブタンク15及び非常用のポンプ
10dを設けたものである。
0cと異なり、停電時でも稼動することができるように
非常用電源から電源の供給を受けるように設定されてい
る。
果等を述べる。
動不良が発生したときには、バルブ14a〜14dを作
動させて、第1集熱器2aにて加熱された熱媒体をバイ
パス回路16を経由して直接に室外器8に導き、第1発
熱体2の冷却を行う。
が発生しても、第1発熱体2を冷却することができるの
で、冷却システムの信頼性を高めることができる。
を設けたので、熱媒体配管のいずれかの部位で熱媒体の
漏れが発生しても、リザーブタンク15から熱媒体が供
給されるので、熱媒体の漏れが発生しても、早期に冷却
システムが停止してしまうことを防止でき、冷却システ
ムの信頼性を向上させることができる。
内の機器に作動不良が発生したときには、電話回線等の
通信手段により冷却システムを管理する管理会社等に作
動不良が発生した旨が自動的に伝達されるように構成さ
れており、作動不良が発生したときには、サービス員が
その作動不良が発生した冷却システムの修理を行う。
放熱器8a、8bから構成されていたが、図18に示す
ように、1台の放熱器8aにて室外器8を構成してもよ
い。
8に不具合が発生したときに対する処置を講じたもの
で、具体的には、第9実施形態(図17)に対して、図
19に示すように、非常の放熱器8d及びこの放熱器8
dに冷却風を送風するファン8e、並びに室外器8を迂
回させて放熱器8dに熱媒体を循環させるためのバルブ
14eを追加したものである。
ても、放熱器8dにて放熱することができるので、冷却
システムの信頼性をより一層高めることができる。な
お、本実施形態は、第10実施形態に示された機能の全
てを包含していることは言うまでもない。
に、1台の放熱器8aにて室外器8を構成してもよい。
実施形態において、第1、2吸着器5a、5bのいずれ
か一方に不具合が発生しても、他方側(正常作動する
方)の吸着器5にて冷凍機4を稼動させることができる
ようにしたものである。
ることはできない(断続運転となる)ものの、冷凍機4
が完全に停止してしまうことを防止できるので、冷却シ
ステムの信頼性を高めることができる。
に、バルブ14f、14g及びポンプ10eを設けるこ
とにより、冷凍機4が故障したときに、第1発熱体2の
熱(第1集熱器2aで集めた熱)及び第2発熱体3の熱
(第2集熱器3aで集めた熱)のそれぞれを第1、2放
熱器8a、8bにて放熱可能としている。勿論、第1、
2放熱器8a、8bの両方にて第1発熱体2の熱を放熱
してもよい。
形態に示された構成を全て包含しているので、冷凍機4
を断続運転している(冷凍機4が脱離工程にある)とき
であっても、バイパス回路16にて第2発熱体2の熱を
直接に室外器8(第1、2放熱器8a、8bのうちいず
れか一方の放熱器)から放熱することができる。したが
って、冷凍機4を断続運転しているであっても、冷却能
力が大きく低下することを抑制できる。
は、吸着時に吸着剤から発生する凝縮熱相当の熱(吸着
熱)及び第2発熱体3の熱を室外器8(第1、2放熱器
8a、8b)にて放熱できるので、冷凍機4を断続運転
しているであっても、冷却能力が大きく低下することを
抑制できる。
〜12実施形態において、図21に示すように、冷凍機
4とは独立した第3冷凍機(第3冷却手段)17を追加
したものである。
設されて基地局1内の空気と熱交換する室内器17a及
び基地局1外に配設されて室内器17aに回収した熱を
基地局1外に放熱する室外器17b等からなるもので、
その種類は問わないが、例えば、蒸気圧縮式冷凍機、気
体冷凍機、熱電冷凍機、熱サイフォン及び水冷等であ
る。
量が変動しても第1、2発熱体2、3を安定的に冷却す
ることできる。このため、特に、第11実施形態ごと
く、冷凍機4の冷凍能力が低下したときであっても、第
1、2発熱体2、3を安定的に冷却することできる。
して本実施形態を適用した例であるが、本実施形態はこ
れに限定されるものではなく、第1〜8実施形態に対し
ても適用することができる。
実施形態において、図22に示すように、室内器17a
を第1発熱体2の廃熱排出口直後に配設したものであ
る。
内が加熱される前に、速やかにその廃熱を基地局1外に
排出することができるので、冷凍機4を安定的に稼動さ
せることができ、冷却システムを効率的に安定稼動させ
ることができる。
実施形態において、図23に示すように、室内器17a
を発熱量及び発熱量の変動量が大きい部位(本実施形態
では、第1発熱体3)に配設したものである。
大きい部分は第3冷凍機17にて冷却し、冷凍機4を微
細発熱部分(本実施形態では、第1発熱体2)に適用す
るこができるので、比較的冷却能力が小さい冷凍機4を
安定稼動させることができるとともに、冷却システムを
効果的に稼動させることができる。
に示すように、リザーブタンク15を基地局1に上に設
置することにより、リザーブタンク15を基地局1に降
り注ぐ日射を遮る日射遮断手段として機能させ、冷却負
荷の低減を図ったものある。
態では、基地局にを例に本発明を説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、ビル、地下室、工場、
倉庫、住宅、車庫及び車両等の空間内に配設された複数
種類の発熱体(例えば、ガスタービンエンジン、ガスエ
ンジン、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン、燃料
電池、電子機器、電気機器、電気変換器、蓄電池、動物
(人間を含む。)等)の冷却に適用することができる。
ものではなく、開空間であってもよい。
冷凍機4、11外)は外気(大気)に限定されるもので
はなく、河川、地下水、土壌、海水、宇宙空間等であっ
てもよい。
く、アルコール等のその他のものであってもよい。
体)として固体吸着剤を用いたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、臭化リチウムやアンモニア等の吸
収液を含浸させたハイニカム構造状の吸収体を用いても
よいまた、上述の実施形態に示された冷却システムから
排出される熱により給湯水を加熱する加熱器、室内に吹
き出す空気を加熱する加熱機、又は雪を溶かす融雪加熱
器を備える熱管理システムに本発明に係る冷却システム
を適用してもよい。
式図である。
ドにおける熱媒体流れを示す模式図である。
ドにおける熱媒体流れを示す模式図である。
おける熱媒体流れを示す模式図である。
おける熱媒体流れを示す模式図である。
おける熱媒体流れを示す模式図である。
おける熱媒体流れを示す模式図である。
おける熱媒体流れを示す模式図である。
す模式図である。
示す模式図である。
示す模式図である。
示す模式図である。
示す模式図である。
示す模式図である。
示す模式図である。
示す模式図である。
を示す模式図である。
を示す模式図である。
を示す模式図である。
を示す模式図である。
を示す模式図である。
を示す模式図である。
を示す模式図である。
を示す模式図である。
体、4…吸着式冷凍機、5…吸着器、6…吸着コア(第
1熱交換器)、7…蒸発/凝縮コア(第2熱交換器)、
8…室外器。
Claims (23)
- 【請求項1】 閉じられた空間(1)内に存在する第1
発熱体(2)から吸熱し、その吸熱した熱により稼働す
る第1冷却手段(4)によって、閉じられた空間(1)
内に存在する第2発熱体(3)を冷却することを特徴と
する発熱体の冷却システム。 - 【請求項2】 閉じられた空間(1)である携帯電話基
地局内に存在する第1発熱体(2)から吸熱し、その吸
熱した熱により稼働する第1冷却手段(4)によって、
閉じられた空間(1)である携帯電話基地局内に存在す
る第2発熱体(3)を冷却することを特徴とする発熱体
の冷却システム。 - 【請求項3】 前記第1、2発熱体(2、3)は、閉じ
られた空間(1)である携帯電話基地局内に設置された
電気機器であることを特徴とする請求項2に記載の冷却
システム。 - 【請求項4】 前記第1冷却手段(4)は、蒸発した気
相冷媒を吸着するとともに、加熱されることによりその
吸着していた冷媒を脱離する吸着剤を有して構成された
吸着式冷凍機であることを特徴とする請求項1ないし3
のいずれか1つに記載の発熱体の冷却システム。 - 【請求項5】 前記第1発熱体(2)から吸熱すること
なく、前記第2発熱体(3)を冷却する第2冷却手段
(11)を有することを特徴とする請求項1ないし4の
いずれか1つに記載の発熱体の冷却システム。 - 【請求項6】 前記第1冷却手段(4)に熱を供給する
補助熱源(12)を有することを特徴とする請求項1な
いし5のいずれか1つに記載の冷却システム。 - 【請求項7】 前記第1発熱体(2)の発熱量が所定の
熱量を超えたときには、前記第1冷却手段(4)の成績
係数を低下させるように前記第1冷却手段(4)稼動さ
せ、 一方、第1発熱体(2)の発熱量が所定量の熱量を下回
ったときには、前記第1冷却手段(4)の成績係数を向
上させるように前記第1冷却手段(4)を稼動させるこ
とを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載
の冷却システム。 - 【請求項8】 前記第1発熱体(2)の発熱量が所定量
を上回ったときに、前記第1発熱体(2)の熱の一部を
前記第1冷却手段(4)外に放熱することを特徴とする
請求項1ないし6のいずれか1つに記載の発熱体の冷却
システム。 - 【請求項9】 前記第1冷却手段(4)が放熱する放熱
先の温度が所定温度以下となったとき、又は前記第1冷
却手段(4)が故障したときには、前記第1冷却手段
(4)を介さず、前記第1発熱体(1)及び前記第2発
熱体(3)の熱を直接に前記放熱先に放熱することを特
徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の発熱
体の冷却システム。 - 【請求項10】 前記第1発熱体(2)の発熱温度は、
前記第2発熱体(3)の発熱温度より高く、かつ、前記
第1冷却手段(4)が放熱する放熱先の温度が所定温度
以下となったとき、又は前記第1冷却手段(4)が故障
したときには、前記第1冷却手段(4)を介さず直接
に、前記第1発熱体(2)の熱を、前記第2発熱体
(3)の熱の放熱先よりも高い温度の放熱先に放熱する
ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記
載の発熱体の冷却システム。 - 【請求項11】 前記第1冷却手段(4)が放熱する放
熱先の温度が所定温度以下となったとき、又は前記第1
冷却手段(4)が故障したときには、前記第1発熱体
(2)及び前記第2発熱体(3)のうちいずれか一方の
熱を、前記第1冷却手段(4)を介さず直接に前記放熱
先に放熱することを特徴とする請求項1ないし10のい
ずれか1つに記載の発熱体の冷却システム。 - 【請求項12】 前記吸着剤が収納された複数個の吸着
器(5)、及び熱媒体流れを切り換えることにより前記
吸着器(5)を吸着工程とする場合と脱離工程とする場
合とを切り換える複数個のバルブ(9a〜9e)を有し
ており、 前記第1冷却手段(4)は、前記複数個のバルブ(9a
〜9e)を同時に作動させて前記吸着器(5)を脱離工
程から吸着工程に切り換えたときであっても、前記第1
発熱体(2)で発生する所定の基準発熱量にて所定の基
準冷凍能力を発揮するものであることを特徴とする請求
項1ないし11のいずれか1つに記載の発熱体の冷却シ
ステム。 - 【請求項13】 前記吸着剤が収納された複数個の吸着
器(5)、及び熱媒体流れを切り換えることにより前記
吸着器(5)を吸着工程とする場合と脱離工程とする場
合とを切り換える複数個のバルブ(9a〜9e)を有し
ており、 前記バルブ(9a〜9e)の作動不良が発生したときに
は、前記第1発熱体(2)から熱を回収した熱媒体を前
記バルブ(9a〜9e)を通さずに室外器(8)に流通
させて、前記室外器(8)にて前記第1発熱体(2)の
熱を放熱することを特徴とする請求項1ないし11に記
載の冷却システム。 - 【請求項14】 前記吸着剤が収納された複数個の吸着
器(5)、及び熱媒体を循環させる第1、2ポンプ(1
0a、10d)を有しており、 前記第1ポンプ(10a)の作動不良が発生したときに
は、前記第2ポンプ(10d)を作動させることを特徴
とする請求項1ないし11に記載の冷却システム。 - 【請求項15】 閉じられた空間(1)内に存在する第
1発熱体(2)から吸熱し、その吸熱した熱により稼働
する第1冷却手段(4)によって、閉じられた空間
(1)内に存在する第2発熱体(3)を冷却し、 前記第1冷却手段(4)として、蒸発した気相冷媒を吸
着するとともに、加熱されることによりその吸着してい
た冷媒を脱離する吸着剤を有して構成された吸着式冷凍
機を用い、 さらに、前記第1冷却手段(4)が有する複数個の吸着
器(5)のいずれかに作動不良が発生したときには、前
記複数個の吸着器(5)のうち作動不良が発生していな
い吸着器(5)にて前記第1冷却手段(4)を稼動させ
ることを特徴とする冷却システム。 - 【請求項16】 熱媒体を補給する補給タンク(15)
を有することを特徴とする請求項1ないし15のいずれ
か1つに記載の冷却システム。 - 【請求項17】 前記補給タンク(15)が、前記空間
(1)の上部に配設されていることを特徴とする請求項
16に記載の冷却システム。 - 【請求項18】 熱を回収する室内器(17a)が前記
空間(1)内に配設された第3冷凍機(17)を有する
ことを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1つに
記載の冷却システム。 - 【請求項19】 前記室内器(17a)は、前記第1発
熱体(2)及び前記第2発熱体(3)のうち少なくとも
一方側の廃熱排出口直後に配設されていることを特徴と
する請求項18に記載の冷却システム。 - 【請求項20】 前記室内器(17a)は、発熱量の多
い場所に配設されていることを特徴とする請求項18に
記載の冷却システム。 - 【請求項21】 前記第1発熱体(2)と前記第2発熱
体(3)とは、連動して稼動する電気機器であることを
特徴とする請求項1ないし20のいずれか1つに記載の
冷却システム。 - 【請求項22】 前記第2発熱体(3)の発熱量が、常
に前記第1発熱体(2)の発熱量以下であることを特徴
とする請求項1ないし21のいずれか1つに記載の冷却
システム。 - 【請求項23】 請求項1ないし22のいずれか1つに
記載の冷却システムを備える熱管理システムであって、 前記冷却システムから排出される熱を利用する機器を備
えることを特徴とする熱管理システム。
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