JP2004237816A - 車両用吸着式空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】室外器をラジエータに室外器の機能を包含させることで搭載容積を小型化することを可能とした車両用吸着式空調装置を実現する。
【解決手段】エンジン500およびラジエータ200を有する車両に適用される車両用吸着式空調装置であって、蒸気冷媒を吸着するとともに、加熱されることにより吸着した蒸気冷媒を脱離する吸着剤Si及び液冷媒が封入され、冷凍能力を発揮する吸着器100と、この吸着器100内を循環する冷却水を冷却する室外器200とを備え、この室外器200は、エンジン500内を循環する冷却水を冷却するラジエータ200に吸着器100内を循環する冷却水を循環供給させてラジエータ200と共通使用するように構成した。これにより、搭載容積を小型化することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液冷式内燃機関(以下、水冷エンジンと称す。)を有する車両に適用される車両用吸着式空調装置に関するものであり、特にラジエータおよび吸着器内を循環する冷却水の冷却に関する。
【0002】
【従来の技術】
水冷エンジンから大気中に放熱されていた廃熱を利用して吸着式冷凍装置を稼働させることにより、省動力化を図った車両用吸着式空調装置が知られている。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
【特許文献1】
特開2000−177374号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1では、2個の吸着コアを用いて片側の吸着コアが吸着剤を冷却して水を吸着させるときの蒸発熱で空調を行う吸着工程にあるときに、他方の吸着コアが吸着剤を過熱して放出させた水蒸気を冷却して凝縮させる脱離工程を行わせ、所定時間経過後に吸着、脱離工程を入れ換えることにより、車室内の空調を継続させるようにしている。
【0005】
そして、それぞれの吸着コアは、エンジンルーム内に設けられた車室外熱交換器に接続させて、大気(車室外空気)との間で熱交換(冷却)された冷却水を循環させるようにしているとともに、この車室外熱交換器にも水冷エンジンの冷却水を循環するように構成して、水冷エンジンの冷却水の温度が所定値以上になったときには、ラジエータの他に車室外熱交換器にて水冷エンジンの冷却水を冷却させることでラジエータの小型化を図ったものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1によれば、吸着コアに循環する冷却水を冷却するための車室外熱交換器とラジエータとを各々独立させてエンジンルーム内に設けられている。しかも、この車室外熱交換器側の冷却能力を高めるために、車室外熱交換器を複数に分割してラジエータと重ね合わせるように一体に構成している。従って、それらの容積が大きくなってエンジンルーム内への搭載容積が限られてくるとこれ以上の小型化が困難となる問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記点に鑑みたことであり、車室外熱交換器をラジエータに車室外熱交換器の機能を包含させることで搭載容積を小型化することを可能とした車両用吸着式空調装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記、目的を達成するために、請求項1ないし請求項6に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、液冷式内燃機関(500)およびこの液冷式内燃機関(500)の冷却水を冷却するラジエータ(200)を有する熱機関の廃熱を利用した車両用吸着式空調装置であって、
蒸気冷媒を吸着するとともに、加熱されることにより吸着した蒸気冷媒を脱離する吸着剤(Si)及び液冷媒が封入され、冷凍能力を発揮する吸着器(100)と、この吸着器(100)内を循環する冷却水を冷却する車室外熱交換器(200)とを備え、
車室外熱交換器(200)は、液冷式内燃機関(500)内を循環する冷却水を冷却するラジエータ(200)に吸着器(100)内を循環する冷却水を循環供給させてラジエータ(200)と共通使用するように構成したことを特徴としている。
【0009】
請求項1の発明によれば、車室外熱交換器(200)をラジエータ(200)と共通使用するように構成したことにより、吸着式空調装置の冷凍能力を発揮するための最大容積の車室外熱交換器(200)と最大容積のラジエータ(200)とが独立して設けられていた従来よりも共通使用することで大幅に容積を小型化することができる。従って、車室外熱交換器(200)とラジエータ(200)とのエンジンルーム内への搭載容積が小型化できる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、ラジエータ(200)は、車両用吸着式空調装置の作動状態および液冷式内燃機関(500)の冷却水温度に応じて予め設定された共用比率に基づいて、液冷式内燃機関(500)および吸着器(100)内を循環する冷却水を冷却するように構成したことを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、具体的には、吸着式空調装置の作動状態、例えば、空調装置の運転、停止および液冷式内燃機関(500)の冷却水温度に応じた共用比率を予め設定しておいて、その共用比率に基づいて冷却水を冷却するように構成したことにより、車室外熱交換器(200)とラジエータ(200)とを別々に設ける従来よりも共通使用することで搭載容積を小型化とすることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、共用比率は、液冷式内燃機関(500)の冷却水温度が所定値以下のときは、吸着器(100)側の冷却能力を最大となる共用比率とすることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、液冷式内燃機関(500)側の冷却水の冷却を必要としないときは、吸着器(100)側の冷却能力を最大となる共用比率とすることにより、例えば、発進時のクールダウンが必要なときは、空調装置側の冷凍能力を高めることができる。
【0014】
請求項4に記載の発明では、共用比率は、液冷式内燃機関(500)の冷却水の水温が所定値以上のときは、吸着器(100)側の冷却能力よりも液冷式内燃機関(500)側の冷却能力を高くなる共用比率とすることを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、液冷式内燃機関(500)側の冷却が必要なときは、液冷式内燃機関(500)側の冷却能力を高くなる共用比率とすることにより、例えば、車両が安定走行のときは、空調装置の冷凍能力が安定しているときなので冷却能力が小さくても良いため、液冷式内燃機関(500)側の冷却が損なわれることはない。
【0016】
請求項5に記載の発明では、共用比率は、車両用吸着式空調装置の作動状態が停止のときに、液冷式内燃機関(500)側の冷却能力を最大となる共用比率とすることを特徴としている。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、吸着式空調装置側の冷却能力が必要ないときは、液冷式内燃機関(500)側の冷却能力を最大となる共用比率とすることにより、ラジエータ(200)は液冷式内燃機関(500)側の冷却が余剰をもつて発揮できる。
【0018】
請求項6に記載の発明では、共用比率は、ラジエータ(200)により冷却される液冷式内燃機関(500)内を循環する冷却水と吸着器(100)内を循環する冷却水との放熱面積の割合であることを特徴としている。
【0019】
請求項6に記載の発明によれば、共用比率をラジエータ(200)放熱面積の割合であることにより、例えば、冷却系回路において電磁弁や流量弁などを制御することにより容易に共用比率に基づいた冷却水の冷却ができる。
【0020】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態の車両用吸着式空調装置を、ガソリン又は軽油を燃料とする水冷式エンジン(液冷式内燃機関)を有する車両に搭載される空調装置に適用したものであり、図1ないし図9に基づいて説明する。
【0022】
まず、図1は車両用吸着式空調装置の全体構成を示す模式図である。図1に示すように、100は吸着器であり、200は吸着器100内を循環した熱媒体と室外空気とを熱交換する後述する車室外熱交換器(以下、室外器と略す。)であり、本実施形態では後述するラジエータ200と共通使用している。300は吸着器100にて発生した冷凍能力により冷却された熱媒体と室内に吹き出す空気とを熱交換し、空調風を冷却する室内熱交換器(以下、室内器と略す。)である。
【0023】
因みに、本実施形態の熱媒体は、水にエチレングリコールを添加した流体であって、後述する水冷式エンジンの冷却水と同じものである。500は吸着器100(吸着式冷凍機)に投入する熱の熱源であり、本実施形態では、液冷式内燃機関である水冷式エンジン(以下、エンジンと略す。)の廃熱を熱源としている。
【0024】
また、401は室外器200と吸着器100の第1、第2吸着コア120、130との間で熱冷媒を循環させる電動式の第1ポンプであり、402は室外器200と凝縮器150との間で熱冷媒を循環させる電動式の第2ポンプであり、403は室内器300と蒸発器140との間で熱冷媒を循環させる電動式の第3ポンプであり、404はエンジン500より流出した冷却水(熱媒体)を吸着式空調装置側に循環させる電動式の第4ポンプである。
【0025】
また、405、406は熱媒体の循環経路を切り換える切換弁(四方弁)であり、これらの切換弁405、406および第1〜第4ポンプ401〜404は図示しない電子制御装置により制御されている。
【0026】
また、400はエンジン500から流出する冷却水(熱媒体)を熱源として室内に吹き出す空気を加熱するヒータコアであり、407は暖機系回路410を循環させる電動式の第5ポンプであり、後述するメカニカルポンプ501が停止したとき、または後述する暖房切換弁409が暖房バイパス回路411側に切り換えたときのいずれかのときに作動する。
【0027】
408は、暖機系回路410を循環する冷却水を加熱する燃焼式ヒータであって、冷えたエンジン500の予熱、ヒータコア400の暖房のための熱源、および吸着器100への熱源である。なお、暖房切換弁409は、燃焼式ヒータ408によってヒータコア400の暖房能力を確保しているときに、暖房バイパス回路411側に冷却水を流して、冷えたエンジン500に冷却水の熱が奪われるのを防ぐように暖機系回路410の上流側に設けられている。これらの第5ポンプ407、燃焼式ヒータ408および暖房切換弁409は図示しない電子制御装置により制御されている。
【0028】
200はエンジン500から流出した冷却水(熱媒体)と外気とを熱交換して冷却水を冷却するエンジン500用のラジエータであって、本実施形態では、上述したように、吸着器100内を循環した冷却水(熱媒体)と室外空気とを熱交換する室外器200と共通使用するように構成している。なお、ラジエータ200は周知のように、図示しないラジエータファンによって室外空気が送風されて冷却水を冷却する。
【0029】
420は冷却系回路であって、吸着器100内を循環した冷却水とエンジン500から流出した冷却水を予め設定した共用比率に基づいてラジエータ200に循環供給する冷却水の回路である。421はエンジン500から流出した冷却水をラジエータ200に迂回させてエンジン500に戻すバイパス回路であり、422はラジエータ200に流す水量とバイパス回路421に流す水量とを調節することにより冷却水温度(エンジン温度)を調節するサーモスタットである。
【0030】
501はエンジン500から駆動力を得てエンジン冷却水を循環させる機械式のメカニカルポンプ501であり、エンジン500が運転すると図中に示す矢印方向の流れ方向に冷却水を循環する。これにより、エンジン500を循環した冷却水が暖機系回路410と冷却系回路420とに循環することができる。502は、エンジン500から流出した冷却水温度Twを検出する水温センサであり、検出された温度情報を図示しない電子制御装置に出力するようにしている。
【0031】
423〜428は流路を開閉する開閉弁であって、後述する共用比率に基づいて図示しない電子制御装置により制御される。また、431a〜433a、および431b〜433bは一方または他方の方向に流す流量の割合を調節する流量調節弁であって、後述する共用比率に基づいて図示しない電子制御装置により制御される。
【0032】
次に、吸着器100の構成について説明する。吸着器100は、内部が略真空に保たれた状態で冷媒(本実施形態では、水)が封入されたステンレス(例えば、SUS304)製のケーシング110を4つの空間(第1〜第4空間)101〜104に区画するとともに、各空間101〜104に熱媒体が流通する熱交換器120、130、140、150を収納したものである。
【0033】
具体的には、第1、第2空間101、102には、熱媒体と吸着剤とを熱交換する熱交換器120、130(以下、第1、第2吸着コア120、130と称す。)が収納され、第3空間103には、液相冷媒と室内器300を循環する熱媒体とを熱交換して液相冷媒を蒸発させる蒸発器140が収納され、第4空間104には、蒸気冷媒と室外器200を循環する熱媒体とを熱交換して蒸気冷媒を凝縮させる凝縮器150が収納されている。
【0034】
なお、第1、第2吸着コア120、130の表面には、蒸気冷媒を吸着するとともに、加熱されることにより吸着していた冷媒を脱離(再生)する吸着剤(例えば、シリカゲル)Siが接着剤(例えば、エポキン樹脂)によって接着固定されている。
【0035】
また、160aは第1空間101と第3空間103との連通状態を制御する水蒸気バルブ(液体バルブ)であり、160bは第1空間101と第4空間104との連通状態を制御する水蒸気バルブ(液体バルブ)であり、160cは第2空間102と第3空間103との連通状態を制御する水蒸気バルブ(液体バルブ)であり、160dは第2空間102と第4空間104との連通状態を制御する水蒸気バルブ(液体バルブ)である。
【0036】
ここで、水蒸気バルブ160a〜160dは全て同じ構造であるので、これら水蒸気バルブ160a〜160dを総称するときには、水蒸気バルブ160と表記する。また、170は凝縮器150にて液化(凝縮)された冷媒を第3空間103に導くための冷媒戻し回路であり、171は冷媒戻し回路170を開閉するバルブである。
【0037】
ここで、水蒸気バルブ160について図2に基づいて説明する。161は冷媒(流体)が存在する第1の空間(例えば、第1空間101)Aと第2の空間(例えば、第3空間103)Bとに区画する区画部材(シールプレート)であり、この区画部材161には、両空間A、Bを連通させる連通口(弁口)162が設けられている。なお、本実施形態では、区画部材(シールプレート)161はケーシング110に固定されている。
【0038】
そして、連通口162は第1の空間Aから第2の空間B側に向かうほど開口面積が縮小するように円錐テーパ状に形成され、連通口162を開閉する弁体163は、第2の空間B側が凸となるような曲面163aを有する殻(シェル、膜)状に形成されて連通口162に配置されている。
【0039】
なお、164は連通口162が開いたときに、第2の空間Bから第1の空間Aに流通する冷媒の動圧により、弁体163が流されてしまうことを防止するバルブガイドである。
【0040】
ここで、上記水蒸気バルブ160の作動について説明する。第1の空間Aの圧力が第2の空間Bの圧力よりも高いときには、その差圧により弁体163が第2の空間Bに押し付けられるため、区画部材(シールプレート)161の円錐テーパ面161aに弁体163が密着し、連通口162が弁体163により閉じられる。
【0041】
一方、第2の空間Bの圧力が第1の空間Aの圧力よりも高いときには、弁体163を円錐テーパ面161aに押し付ける力が作用しないので、第2の空間Bから第1の空間Aに流通する冷媒の動圧により、弁体163が区画部材(シールプレート)161に対して浮いた(離れた)状態となり、連通口162が開くようになっている。
【0042】
次に、以上の構成による吸着式空調装置の作動について図3および図4に基づいて説明する。まず、吸着式空調装置を稼動するときは、切換弁405、406を図3に示す流れ方向となるように作動させるとともに、第1〜第4ポンプ401〜404を作動させて、図中に太い破線で示す循環回路が形成され、蒸発器140と室内器300との間、第1吸着コア120と室外器200との間、ならびに凝縮器150と室外器200との間に熱媒体を循環させる。
【0043】
これにより、第3空間103内の液相冷媒が蒸発器140を介して室内器300に供給される熱媒体から熱を奪って蒸発し熱媒体を冷却するとともに蒸発した蒸気冷媒の圧力により水蒸気バルブ160aを開いて第1空間101内に流入し、第1吸着コア120により蒸気冷媒が吸着される。なお、蒸気冷媒を吸着する吸着コアを吸着工程にある吸着コアと呼ぶ。
【0044】
一方、第2吸着コア130は、図中に太い実線で示す循環回路が形成され、エンジン500から供給される高温の熱媒体により加熱されて吸着していた冷媒を脱離する(以下、この工程を脱離工程と称す。)ので、第2空間102内の圧力が高まり、水蒸気バルブ160dが開いて脱離した蒸気冷媒が第4空間104内に流入して凝縮器150にて冷却される。なお、凝縮した液相冷媒は冷媒戻し回路170を経由して第3空間103内に戻り、再び、室内器300に供給される熱媒体から熱を奪って蒸発する。
【0045】
そして、この状態(以下、この状態を第1状態と称す。)で所定時間(例えば、60秒〜100秒)が経過したときに、第1〜第4ポンプ401〜404を作動させたまま、切換弁405、406を図4に示すように作動させて、図中に太い破線で示す循環回路が形成され、蒸発器140と室内器300との間、第2吸着コア130と室外器200との間、ならびに凝縮器150と室外器200との間、および図中に太い実線で示す循環回路が形成され、第1吸着コア120とエンジン500との間に熱媒体を循環させる。
【0046】
これにより、第1状態とは逆に、第2吸着コア130が吸着工程となり、第1吸着コア120が脱離工程となる。具体的には、第3空間103内の液相冷媒が蒸発器140を介して室内器300に供給される熱媒体から熱を奪って蒸発し熱媒体を冷却するとともに、蒸発した蒸気冷媒の圧力により水蒸気バルブ160cを開いて第2空間102内に流入し、第2吸着コア130により蒸気冷媒が吸着される。
【0047】
一方、第1吸着コア120はエンジン500から供給される高温の熱媒体により、水蒸気バルブ160bが開いて脱離した蒸気冷媒が第4空間104内に流入して凝縮器150が冷却される。そして、この状態(以下、第2状態と称す。)で所定時間が経過したとき、切換弁405、406を作動させて再び上述の第1状態とする。このように、第1状態および第2状態を所定時間ごとに交互に繰り返して空調装置を連続的に稼動させる。
【0048】
なお、所定時間は、ケーシング110内に存在する液相冷媒の残量や第1、第2吸着コア120、130に接着された吸着剤Siの吸着能力に基づいて適宜選定されるものである。
【0049】
次に、本発明の要部である室外器200をラジエータ200と共通使用したときのラジエータ200への冷却水の循環供給させる作動を図5ないし図9に基づいて説明する。因みに、本発明では、吸着式空調装置の作動状態、つまり、運転、停止、およびエンジン500の冷却水温度に応じて予め設定された共用比率に基づいて、エンジン500内を循環する冷却水と吸着器100を循環する冷却水とを冷却するように図示しない電子制御装置により制御するものである。
【0050】
ここで、共用比率とは、ラジエータ200の全放熱面積において、エンジン500を循環した冷却水の放熱面積と、吸着器100を循環した冷却水の放熱面積との比率を表したものである。例えば、吸着式空調装置が停止しているときは、吸着器100側の冷却が不要となるため、共用比率をエンジン冷却用100%、空調装置冷却用0%と設定している。
【0051】
また、逆に車両の発進時などエンジン500が冷めているときに、空調装置の方でクールダウンが必要とするときは、冷却水温度Twが所定値以下のときであって、エンジン500側の冷却が不要となるため、共用比率をエンジン冷却用0%、空調装置冷却用100%と設定している。
【0052】
以下、図5に示す図示しない電子制御装置の冷却制御手段の制御処理に基づいて説明する。図5に示すように、図示しない車両のキースイッチをONすることで、ステップ210にて、冷却制御手段の制御処理がスタートする。そして、ステップ220にて、吸着式空調装置の作動状態を判定する。ここで、空調装置が作動していないときはステップ230に移行する。ここでは、上述したように、吸着器100側の冷却が不要となるため、共用比率がエンジン冷却用100%、空調装置冷却用0%に基づいた制御が行なわれる。
【0053】
つまり、図示しない電子制御装置によって、冷却系回路420に設けられた開閉弁423〜428および流量調節弁431a〜433a、431b〜433bなどが制御されて、エンジン500からの冷却水がラジエータ200に100%循環供給される。
【0054】
これを詳しく説明すると、図6に示すように、6個の開閉弁423〜428のうち、開閉弁426のみを閉弁のままとして、残りの5個の開閉弁423、424、425、427、428を開弁させるとともに、流量調節弁431a〜433a、431b〜433bを作動させる。
【0055】
因みに、共用比率がエンジン冷却用100%、空調装置冷却用0%のときは、まず、流量調節弁433aの流量割合がラジエータ200側に40%、他方側に60%になるように流量が調節され、流量調節弁432aではラジエータ200側に67%、他方側に33%になるように流量が調節され、流量調節弁431aではラジエータ200側に100%、他方側に0%になるように流量が調節される。
【0056】
また、ラジエータ200の戻り側に設けられた流量調節弁431bではラジエータ200側に100%、他方側に0%になるように流量が調節され、流量調節弁432bではラジエータ200側に67%、他方側に33%になるように流量が調節され、流量調節弁433bではラジエータ200側に40%、他方側に60%になるように流量が調節される。これにより、エンジン500側からの冷却水が図中に示すように、下側から40%、40%、20%の流量割合の冷却水がラジエータ200に循環供給されてエンジン冷却用として100%冷却される。
【0057】
次に、ステップ220にて、空調装置が作動しているときは、ステップ240において、水温センサ502により冷却水温度Twを検出する。そして、次のステップ250にて、検出された冷却水温度Twが70℃以上か否かを判定する。ここで、冷却水温度Twが70℃未満であれば、ステップ260に移行する。ここでは、上述したように、冷却水温度Twが低いためエンジン500側の冷却が不要で、共用比率がエンジン冷却用0%、空調装置冷却用100%に基づいた制御が行なわれ、吸着器100からの冷却水がラジエータ200に100%循環供給される。
【0058】
具体的には、図7に示すように、6個の開閉弁423〜428のうち、開閉弁423のみを閉弁のままとして、残りの5個の開閉弁424〜428を開弁させるとともに、流量調節弁431a〜433a、431b〜433bを作動させる。
【0059】
ここでは、共用比率がエンジン冷却用0%、空調装置冷却用100%のときは、まず、流量調節弁431aの流量割合がラジエータ200側に20%、他方側に80%になるように流量が調節され、次の流量調節弁432aではラジエータ200側に50%、他方側に50%になるように流量が調節され、次の流量調節弁433aではラジエータ200側に100%、他方側に0%になるように流量が調節される。
【0060】
また、ラジエータ200の戻り側に設けられた流量調節弁433bではラジエータ200側に100%、他方側に0%になるように流量が調節され、流量調節弁432bではラジエータ200側に50%、他方側に50%になるように流量が調節され、流量調節弁431bではラジエータ200側に20%、他方側に80%になるように流量が調節される。
【0061】
これにより、吸着器100側からの冷却水が図中に示すように、上側から20%、40%、40%の流量割合の冷却水がラジエータ200に循環供給されて空調装置冷却用として100%冷却される。
【0062】
次に、ステップ250にて、冷却水温度Twが70℃以上であれば、ステップ270に移行する。そして、ここでは、検出された冷却水温度Twが80℃以上か否かを判定し、ここで、冷却水温度Twが80℃未満であれば、ステップ280に移行する。ステップ280では、共用比率がエンジン冷却用40%、空調装置冷却用60%に基づいた制御が行なわれる。つまり、吸着器100からの冷却水とエンジン500からの冷却水がラジエータ200に循環供給される。
【0063】
具体的には、図8に示すように、6個の開閉弁423〜428のうち、2個の開閉弁424、428を閉弁のままとして、残りの4個の開閉弁423、425、426、427を開弁させるとともに、流量調節弁431a〜433a、431b〜433bを作動させる。
【0064】
共用比率がエンジン冷却用40%、空調装置冷却用60%のときであるから、開閉弁423から供給されるエンジン500側の冷却水は、流量調節弁433aおよび流量調節弁433bでラジエータ200側に100%、他方側に0%になるように流量割合が調節される。これにより、このときには開閉弁424、428を閉弁させているので、ラジエータ200において、全体の放熱面積に対する比率のうち、40%に相当する範囲にエンジン500側の冷却水が循環供給されることになる。
【0065】
一方、開閉弁426から供給される吸着器100からの冷却水は、流量調節弁431aでラジエータ200側に20%、他方側に80%になるように流量が調節され、次の流量調節弁432aでラジエータ200側に100%、他方側に0%になるように流量が調節されるとともに、流量調節弁432bではラジエータ200側に100%、他方側に0%になるように流量が調節され、流量調節弁431bではラジエータ200側に20%、他方側に80%になるように流量割合が調節される。
【0066】
これにより、吸着器100側からの冷却水がラジエータ200において、全体の放熱面積に対する比率のうち、60%に相当する範囲に吸着器100側からの冷却水が循環供給される。従って、ラジエータ200ではエンジン冷却用40%、空調装置冷却用60%の割合によるそれぞれの冷却水の冷却が行なわれる。
【0067】
次に、ステップ270にて、冷却水温度Twが80℃以上であれば、ステップ290に移行する。そして、ステップ280では、共用比率がエンジン冷却用80%、空調装置冷却用20%に基づいた制御が行なわれる。つまり、吸着器100からの冷却水とエンジン500からの冷却水がラジエータ200に循環供給される。
【0068】
具体的には、図9に示すように、6個の開閉弁423〜428のうち、2個の開閉弁425、427を閉弁のままとして、残りの4個の開閉弁423、424、426、428を開弁させるとともに、流量調節弁431a〜433a、431b〜433bを作動させる。
【0069】
共用比率がエンジン冷却用80%、空調装置冷却用20%のときであるから、開閉弁423から供給されるエンジン500側の冷却水は、流量調節弁433aでラジエータ200側に40%、他方側に60%になるように流量が調節され、次の流量調節弁432aでラジエータ200側に100%、他方側に0%になるように流量が調節されるとともに、流量調節弁432bではラジエータ200側に100%、他方側に0%になるように流量が調節され、流量調節弁433bではラジエータ200側に40%、他方側に60%になるように流量が調節される。
【0070】
これにより、このときには開閉弁425、427を閉弁させているので、ラジエータ200において、全体の放熱面積に対する比率のうち、80%に相当する範囲にエンジン500側の冷却水が循環供給されることになる。
【0071】
一方、開閉弁426から供給される吸着器100からの冷却水は、流量調節弁431aおよび流量調節弁431bでラジエータ200側に100%、他方側に0%になるように流量割合が調節される。これにより、このときには開閉弁425、427を閉弁させているので、ラジエータ200において、全体の放熱面積に対する比率のうち、20%に相当する範囲に吸着器100側の冷却水が循環供給される。従って、ラジエータ200ではエンジン冷却用80%、空調装置冷却用20%の割合によるそれぞれの冷却水の冷却が行なわれる。
【0072】
以上の一実施形態の車両用吸着式空調装置によれば、室外器200をラジエータ200と共通使用するように構成したことにより、吸着式空調装置の冷凍能力を発揮するための最大容積の室外器200と最大容積のラジエータ200とが独立して設けられていた従来よりも共通使用することで大幅に容積を小型化することができる。従って、室外器200とラジエータ200とのエンジンルーム内への搭載容積が小型化できる。
【0073】
また、吸着式空調装置の作動状態、例えば、空調装置の運転、停止およびエンジン500の冷却水温度に応じた共用比率を予め設定しておいて、その共用比率に基づいて冷却水を冷却するように構成したことにより、室外器200とラジエータ200とを別々に設ける従来よりも共通使用することで搭載容積を小型化とすることができる。
【0074】
また、車両の発進時などエンジン500が冷めているときに、空調装置の方でクールダウンが必要とするときは、共用比率を吸着器100側の冷却水の冷却を最大となる共用比率とすることにより、空調装置側の冷凍能力を確実に高めることができる。
【0075】
また、上述とは逆に、エンジン500側の冷却水の冷却が必要なときは、共用比率を吸着式空調装置側よりもエンジン500側の冷却水の冷却を高くすることにより、例えば、車両が安定走行のときは、空調装置の冷凍能力が安定しているときなので冷却能力が小さくても良いため、エンジン500側の冷却が損なわれることはない。
【0076】
また、吸着式空調装置側の冷却能力が必要ないとき、つまり空調装置が停止しているときは、エンジン500側の冷却水の冷却を最大となる共用比率とすることにより、ラジエータ200はエンジン500側の冷却が余剰をもって発揮できる。
【0077】
また、共用比率をラジエータ200放熱面積の割合であることにより、例えば、冷却系回路において電磁弁や流量弁などを制御することにより容易に共用比率に基づいた冷却水の冷却ができる。
【0078】
(他の実施形態)
以上の一実施形態では、共用比率を吸着式空調装置の作動状態およびエンジン500の冷却水温度Twに応じて4つの事例で説明したが、これに限らず、これら以外に吸着式空調装置の冷房負荷状態、エンジン500の登坂時などの高負荷状態などに基づいた共有比率としても良い。
【0079】
また、以上の実施形態では共用比率に基づき、ラジエータ200に流入する冷却水の流路を3系統に分けて、例えば、40%、40%、20%と分配するように制御したが、これに限らず、3系統のみに限定するものではない。2系統以上の複数系統に分けても良い。なお、本実施形態に示した具体的な数値などはあくまでも一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0080】
また、以上の実施形態では、共用比率を制御するために、開閉弁423〜428や流量調節弁431a〜433a、および431b〜433bを用いてラジエータ200に流入する冷却水を制御させたが、これに限らず、例えば、冷却水温度Twに応じて流量の分配をリニアに可変可能な流量調節弁などを用いても良い。
【0081】
また、以上の実施形態では、吸着剤Siとしてシリカゲルを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸着剤Siとして活性炭、ゼオライト、活性アルミナなどを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における車両用吸着式空調装置の全体構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態における水蒸気バルブ160の作動を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施形態における吸着器100の作動を示す模式図である。
【図4】本発明の一実施形態における吸着器100の作動を示す模式図である。
【図5】本発明の一実施形態における冷却制御手段の制御処理を示すフローチャートである。
【図6】空調装置がOFFにおける冷却系回路420の開閉弁、流量調節弁の作動を示す説明図である。
【図7】冷却水温度が70℃以下における冷却系回路420の開閉弁、流量調節弁の作動を示す説明図である。
【図8】冷却水温度が80℃以下における冷却系回路420の開閉弁、流量調節弁の作動を示す説明図である。
【図9】冷却水温度が80℃以上における冷却系回路420の開閉弁、流量調節弁の作動を示す説明図である。
【符号の説明】
100…吸着器
200…車室外熱交換器、室外器、ラジエータ
500…水冷式エンジン、エンジン(液冷式内燃機関)
Si…吸着剤

Claims (6)

  1. 液冷式内燃機関(500)および前記液冷式内燃機関(500)の冷却水を冷却するラジエータ(200)を有する熱機関の廃熱を利用した車両用吸着式空調装置であって、
    蒸気冷媒を吸着するとともに、加熱されることにより吸着した蒸気冷媒を脱離する吸着剤(Si)及び液冷媒が封入され、冷凍能力を発揮する吸着器(100)と、
    前記吸着器(100)内を循環する冷却水を冷却する車室外熱交換器(200)とを備え、
    前記車室外熱交換器(200)は、前記液冷式内燃機関(500)内を循環する冷却水を冷却する前記ラジエータ(200)に前記吸着器(100)内を循環する冷却水を循環供給させて前記ラジエータ(200)と共通使用するように構成したことを特徴とする車両用吸着式空調装置。
  2. 前記ラジエータ(200)は、車両用吸着式空調装置の作動状態および前記液冷式内燃機関(500)の冷却水温度に応じて予め設定された共用比率に基づいて、前記液冷式内燃機関(500)および前記吸着器(100)内を循環する冷却水を冷却するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用吸着式空調装置。
  3. 前記共用比率は、前記液冷式内燃機関(500)の冷却水温度が所定値以下のときは、前記吸着器(100)側の冷却能力を最大となる共用比率とすることを特徴とする請求項2に記載の車両用吸着式空調装置。
  4. 前記共用比率は、前記液冷式内燃機関(500)の冷却水温度が所定値以上のときは、前記吸着器(100)側の冷却能力よりも前記液冷式内燃機関(500)側の冷却能力を高くなる共用比率とすることを特徴とする請求項2に記載の車両用吸着式空調装置。
  5. 前記共用比率は、前記車両用吸着式空調装置の作動状態が停止のときに、前記液冷式内燃機関(500)側の冷却能力を最大となる共用比率とすることを特徴とする請求項2に記載の車両用吸着式空調装置。
  6. 前記共用比率は、前記ラジエータ(200)により冷却される前記液冷式内燃機関(500)内を循環する冷却水と前記吸着器(100)内を循環する冷却水との放熱面積の割合であることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか一項に記載の車両用吸着式空調装置。
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