JP2002100242A - ワイヤーハーネス - Google Patents

ワイヤーハーネス

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JP2002100242A JP2000289266A JP2000289266A JP2002100242A JP 2002100242 A JP2002100242 A JP 2002100242A JP 2000289266 A JP2000289266 A JP 2000289266A JP 2000289266 A JP2000289266 A JP 2000289266A JP 2002100242 A JP2002100242 A JP 2002100242A
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    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/28Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for wire processing before connecting to contact members, not provided for in groups H01R43/02 - H01R43/26
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4361Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
    • H01R13/4362Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion comprising a temporary and a final locking position

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧接端子を用いたサブハーネスを有効に多用
できるようにしたワイヤーハーネスを提供する。 【解決手段】 ワイヤーハーネス10は、圧接端子Ta
と圧着端子Tbのいずれの端子でも挿入可能な共用ハウ
ジングHa〜Hgと、この共用ハウジングHa〜Hgに
圧接端子Taを挿入して構成される第1のサブハーネス
10aと、この第1のサブハーネス10aと同様に組み
立てられた第2のサブハーネス10bと、両端に圧着端
子Tbが圧着された後入れ用電線WRとを備え、後入れ
用電線WRの圧着端子Tbを共用ハウジングHに挿入し
て両サブハーネス10a,10bを連結した構成にな
る。電線と端子金具との固着強度が要求される後入れ用
電線WRに接続される端子金具のみを圧着端子Tbと
し、他の大多数の端子金具を圧接端子Taとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のサブハーネ
スを組み合わせることによって構成されるワイヤーハー
ネスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用のワイヤーハーネスに
は多数の電線、コネクタが含まれているとともに、複雑
に分岐した形態をしているので、一度に完成品を組み上
げるのは容易ではない。そこで、ワイヤーハーネスを複
数の小単位のサブハーネスに分割して、各サブハーネス
を個別に組み立てた後、それらを集めて結束することに
より、完成品としてのワイヤーハーネスを得るという生
産工程が採用されている(例えば、特開平11−257
81号公報参照)。
【0003】ここで、サブハーネスの分割単位として
は、サブハーネス自体の組立容易性を考慮して決定さ
れ、例えば、図14に示すような形態のサブハーネスと
して分割される。これらのサブハーネス101X,10
1Yは複数のコネクタ102A,102B,102C,
102D,102E間に渉って電線103F,103R
の先端に接続された端子金具104Fが挿入されること
により組み立てられる。このように分割した結果、回路
構成上、2つのサブハーネス101X,101Y間に、
さらには他のサブハーネス(図示せず)間に渉って電線
103の接続を必要とする場合がある。このため、各サ
ブハーネス101X,101Yには、その一端がコネク
タ102A〜102Eに挿入されず、後の結束工程で他
のサブハーネスに挿入するために外部に露出した状態の
後入れ端子104Rを存在させている。
【0004】これらのサブハーネスを組み合わせて結束
するには、図15に示すように、まず、一方のサブハー
ネス101Xを組立作業台105上に立設した電線保持
具106に沿って布線する。この状態では、他方のサブ
ハーネス101Yのコネクタ102D,102Eに挿入
するための後入れ端子104Rが露出したままで待機し
ている。続いて、図16に示すように、他方のサブハー
ネス101Yを所定の経路に沿って布線するとともに、
一方のサブハーネス101Xにおける後入れ端子104
Rを対応するコネクタ102D,102Eに挿入し、他
方のサブハーネス101Yにおける後入れ端子104R
も同様にして一方のサブハーネス101Xのコネクタ1
02A,102B,102Cに挿入し、これによってワ
イヤーハーネスが組み立てられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電線103の端末に接
続され、コネクタ102A〜102Eに挿入される端子
金具としては、図17に示すように電線103を圧接刃
107に間に圧入するようにした圧接端子104aと、
図18に示すように、電線103の先端の絶縁被覆10
3aを皮剥きして露出させた芯線103bをワイヤバレ
ル108により圧着するようにした圧着端子104bと
がある。
【0006】圧着端子104bによる接続では、芯線1
03bに対してワイヤバレル108をプレスによって強
くかしめ付けるようにしているので、電線103との電
気的接触の信頼性に優れるだけでなく、引張り強度が高
くて電線103が外れ難いという利点があるが、その反
面、電線103の皮剥ぎとプレス機によるカシメ付けと
いう複雑な工程を各圧着端子104b毎(各電線103
毎)に個別に行わなければならないため、コスト高とな
り、また、製造効率がよくないという欠点がある。
【0007】一方、圧接端子104aによる接続では、
電線103に対する皮剥き等の端末加工や圧接端子10
4a自体に対するプレス加工が不要であって、単に電線
103を圧接刃107に押し込むだけで済み、しかも、
待ち受け状態に整列させておいた複数の圧接端子104
aに対して複数の電線103を一度に圧接することが可
能であり、さらには、圧接後の電線103付きの圧接端
子104aをコネクタ102A〜102Eに挿入する工
程を自動化することも可能であるから、低コストで、効
率良くサブハーネスを製造することができるという利点
がある。
【0008】したがって、コストダウンや製造効率向上
を図るためには、サブハーネス101X,101Yの状
態においてコネクタ102A〜102Eに挿入される端
子104Fだけでなく、コネクタ102A〜102Eに
挿入されずに露出した状態とされる後入れ端子104R
も含めた全ての端子金具を圧接端子104aとすること
が望ましい。ところが、圧接端子104aによる接続で
は、単に電線103を圧接刃107に圧入しただけなの
で、圧接端子104aから電線103が外れ易く、外力
に対する接続部(圧接部)の保護も圧着より劣る、とい
う事情があるため、後入れ端子104Rがたとえ一時的
であるにせよ露出したままで運搬されたり取り扱われた
りするということを考慮すると、後入れ端子104Rと
しては圧接端子104aよりも圧着端子104bを用い
ることが望ましい。
【0009】そこで、後入れ端子104R用の電線10
3については、その電線103のうちコネクタ102A
〜102Eに挿入される側の端部には圧接端子104a
を接続し、他方の端部には後入れ端子104Rとして圧
着端子104bを接続する方法が考えられる。しかし、
1本の電線103に圧着と圧接という接続形態が異なる
2種類の端子金具104a,104bを混在して接続す
ることは、製造効率を著しく低下させることになるの
で、かかる方法は避けたいという事情がある。
【0010】また、後入れ端子104Rの場合に限ら
ず、シールド層103Saを有するシールド電線103
Sのような特殊形態の電線に接続される端子金具(図1
9を参照)や、アース用端子104Eのようにワイヤー
ハーネスとして完成された状態でもコネクタに挿入され
ずに露出したまま使用される端子金具(図20を参照)
の場合も、圧着による接続方法とせざるを得ないので、
上記と同様の課題を残している。
【0011】上述したように、サブハーネス101X,
101Y及びワイヤーハーネスの製造に際しては、コス
ト的には圧接端子104aを使用することが好ましいの
にも拘わらず一部の端子金具には圧着端子104bを使
用せざるを得ず、また、1つのサブハーネス101X,
101Yに圧着端子104bと圧接端子104aを混在
させることは困難である、という事情があったため、従
来では、サブハーネス101X,101Yの大多数が圧
着端子104bのみを用いたものとされており、圧接端
子104aを用いたサブハーネスとしては、圧着端子1
04bを全く使用せずに済む特別の部位にしか使用され
ていなかった。
【0012】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、圧
接端子を用いたサブハーネスを有効に多用できるように
したワイヤーハーネスを提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のサブハーネスを組み合わせることによって構成される
ワイヤーハーネスであって、電線の先端を皮剥ぎして露
出させた芯線をワイヤバレルにて圧着した圧着端子と、
電線を圧接刃の間に圧入して圧接した圧接端子のいずれ
の端子でも挿入し得るようにした共用ハウジングと、前
記共用ハウジングを含む複数のハウジングを有し、この
複数のハウジングに、前記電線が圧接されている前記圧
接端子を挿入することによって組み立てられた圧接式の
第1のサブハーネスと、圧接式の第1のサブハーネス
と、この第1のサブハーネスと同様に組み立てられた圧
接式の第2のサブハーネスと、両端に前記圧着端子が圧
着されている後入れ用電線とを備えてなり、この後入れ
用電線の一端側の前記圧着端子を前記第1のサブハーネ
スの前記共用ハウジングに挿入するとともに、前記後入
れ用電線の他端側の前記圧着端子を前記第2のサブハー
ネスの前記共用ハウジングに挿入することにより、前記
後入れ用電線を介して前記第1のサブハーネスと前記第
2のサブハーネスとを連結した構成とした。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、複数のサブハーネスを組み合わせることによって構
成されるワイヤーハーネスであって、電線の先端を皮剥
きして露出させた芯線をワイヤバレルにて圧着した圧着
端子と、電線を圧接刃の間に圧入して圧接した圧接端子
のいずれの端子でも挿入し得るようにした共用ハウジン
グと、前記共用ハウジングを含む複数のハウジングを有
し、この複数のハウジングに、前記電線が圧接されてい
る前記圧接端子を挿入することによって組み立てられた
圧接式の第1のサブハーネスと、前記電線が圧着されて
いる前記圧着端子をハウジングに挿入することによって
組み付けられた圧着式の第2のサブハーネスと、両端に
前記圧着端子が圧着され、一端側の前記圧着端子が前記
第2のサブハーネスのハウジングに挿入されているとと
もに、他端側の前記圧着端子が未挿入状態とされている
後入れ用電線とを備えてなり、この後入れ用電線の前記
他端側の圧着端子を前記第1のサブハーネスの前記共用
ハウジングに挿入することにより、前記後入れ用電線を
介して前記第1のサブハーネスと前記第2のサブハーネ
スとを連結した構成とした。
【0015】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記第2のサブハーネスが、両端に圧着した前記圧
着端子を前記ハウジングに挿入させているシールド電線
および/または一端に接続した前記圧着端子を前記ハウ
ジングに挿入させるとともに他端に接続したアース用端
子を未挿入状態としたアース用電線を備えている構成と
した。請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいず
れかの発明において、前記共用ハウジングには、その前
記圧着端子または前記圧接端子が挿入されるキャビティ
の内壁から前記共用ハウジングの外面に連通するリテー
ナ取付孔と、このリテーナ取付孔に組み付けられて前記
圧着端子および/または前記圧接端子を抜止めするリテ
ーナとを備えている構成とした。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記圧着端子および前記圧接端子には、その両端子
間で互いに同形状とされた接続相手端子との接続部と、
両端子間で互いに同形状とされた段差とが形成され、前
記リテーナには、前記段差に係合することで前記圧着端
子および/または前記圧接端子を抜け止めする端子係止
部が形成されている構成とした。
【0017】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]第1と第2
の両サブハーネスを連結するためのハウジングとして圧
着端子と圧接端子の双方に対応可能な共用ハウジングを
用い、電線と端子金具との固着強度が要求される後入れ
用電線に接続される端子金具のみを圧着端子とするとと
もに、固着強度が要求されない他の大多数の端子金具に
ついては圧接端子が用いられているので、コスト面及び
製造効率の面で有利である。
【0018】[請求項2及び請求項3の発明]圧接式の
第1のサブハーネスに圧着端子と圧接端子の双方に対応
可能な共用ハウジングを設け、圧着式の第2サブハーネ
スの後入れ用電線の圧着端子をその共用ハウジングに挿
入するようにしたので、圧接式のサブハーネスと圧着式
のサブハーネスとの連結が可能となっている。連結され
る2つのサブハーネスのうち、第1のサブハーネスには
圧接端子が用いられているので、全ての端子金具を圧着
端子とした場合に比べると、コスト面及び製造効率の面
で有利である。
【0019】[請求項4の発明]キャビティに挿入され
る端子金具が圧着端子と圧接端子のいずれの場合でも、
その端子金具をリテーナによって確実に抜止めすること
ができる。 [請求項5の発明]キャビティに挿入された圧着端子ま
たは圧接端子は、その段差にリテーナの端子係止部を係
止させることによって抜止めされる。
【0020】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明す
る。
【0021】本実施形態1のワイヤーハーネス10は、
2つの圧接式のサブハーネス10a,10bを2本の後
入れ用電線WRによって連結して構成されている。各サ
ブハーネス10a,10bは、夫々、複数の共用ハウジ
ングHa〜Hg、複数本の電線W、複数個の圧接端子T
aとから構成されている。共用ハウジングHa〜Hg
は、圧着端子Tbと圧接端子Taのいずれの端子金具も
挿入できるようにしたものであり、合成樹脂により略直
方体状に形成されている。共用ハウジングHa〜Hgの
内部には前後方向に開口するキャビティ1が上下二段に
設けられ、各キャビティ1内には、その後側の開口から
圧着端子Tb又は圧接端子Taが挿入される。キャビテ
ィ1の内部において、前方側の上壁面からは上下方向に
撓み変形可能なランス1aが前方へ片持ち状に突成され
ている。このランス1aは、圧着端子Tb及び圧接端子
Taのランス係止孔4bに係合することで、その圧着端
子Tb及び圧接端子Taをキャビティ1内に一次係止す
る。また、共用ハウジングHa〜Hgには、そのキャビ
ティ1から共用ハウジングHa〜Hgの下面に連通する
にリテーナ取付孔2が形成されており、このリテーナ取
付孔2には、後述するリテーナ3が組み付けられる。
【0022】リテーナ3は、合成樹脂により成形されて
おり、共用ハウジングHa〜Hgに対してそのリテーナ
取付孔2内に挿入することで組み付けられ、仮係止位置
(図2及び図3を参照)と、この仮係止位置よりもリテ
ーナ取付孔2への挿入深さの深い本係止位置(図4を参
照)のいずれかの位置に係止可能となっている。リテー
ナ3には、圧着端子Tbと圧接端子Taのいずれの端子
金具に対しても係止可能とされた端子係止部3aが、両
キャビティ1に合わせて上下二段に設けられている。リ
テーナ3が仮係止位置にある状態では、端子係止部3a
がキャビティ1の内壁と面一状となるため、キャビティ
1に対する圧着端子Tb又は圧接端子Taの挿入・脱抜
動作が許容される。リテーナ3を仮係止位置から本係止
位置へ押し込むと、端子係止部3aがキャビティ1内へ
進出して正規挿入状態の圧着端子Tb又は圧接端子Ta
の段差に対して後方から係合することにより、その挿入
済みの圧着端子Tb又は圧接端子Taを抜止め状態に二
次係止する。
【0023】圧着端子Tbは、電線Wの端部における絶
縁被覆Waの皮剥きにより露出させた芯線Wbに連結す
るものであり、導電性金属板材を所定の形に打ち抜いた
後に折り曲げて形成されている。圧着端子Tbの前部に
は、相手側の雄側端子金具(図示せず)のタブを受入可
能な角筒状の接続部4とその接続部4内に配されてタブ
に対して弾性的に接触する弾性接触片4aが形成され、
また、接続部4には、共用ハウジングHa〜Hgのラン
ス1aと係合可能なランス係止孔4bが開口されてい
る。接続部4の後端縁は段差4cとなっており、この段
差4cにリテーナ3の端子係止部3aが係合される。
【0024】段差4cよりも後方には、接続部4と底壁
5を共通するとともに接続部4よりも低い高さ(図2〜
図4においては上下反転してあらわす)に設定されたワ
イヤバレル6aとインシュレーションバレル6bが前後
に連続して形成されている。ワイヤバレル6aは電線W
の露出された芯線Wbにかしめ付けられて、圧着端子T
bと電線Wとを電気的に接続する。また、インシュレー
ションバレル6bは、絶縁被覆Waにかしめ付けられ
る。
【0025】圧接端子Taは、電線Wの絶縁被覆Waに
切り込みを入れることで内部の芯線Wbに接続する圧接
部7を備えたものであり、所定の形に打ち抜かれた導電
性金属板材を折り曲げることで形成されている。圧接端
子Taの前部には、雄側端子金具のタブを受入可能な角
筒状の接続部4とその接続部4内に配されてタブに対し
て弾性的に接触する弾性接触片4aが形成されて、ま
た、接続部4には、共用ハウジングHa〜Hgのランス
1aと係合可能なランス係止孔4bが開口されている。
この圧接端子Taの接続部4、弾性接触片4a及びラン
ス係止孔4bは、圧着端子Tbの接続部4、弾性接触片
4a及びランス係止孔4bと同一形状及び同一寸法に構
成されている。また接続部4の後端縁は段差4cとなっ
ており、この段差4cにリテーナ3の端子係止部3aが
係合される。即ち、この圧接端子Taの段差4cも圧着
端子Tbの段差4cと同一形状及び同一寸法に構成され
ている。
【0026】接続部4よりも後方には、接続部4と底壁
5を共通するとともに、接続部4よりも低い高さ(図2
〜図4においては上下反転してあらわす)とされた圧接
部7が形成されている。圧接部7は、底壁5から立ち上
がる左右両側壁8を内側へV字形に曲げ加工することに
よって形成されている。この両側壁8の間に電線Wが絶
縁被覆Waを剥かれることなく押し込まれると、押込み
に伴ってV字形の圧接部7が絶縁被覆Waを切開すると
ともに芯線Wbに接触し、もって、圧接端子Taと電線
Wが電気的に接続される。尚、圧接部7の高さは、接続
部4の後端縁に圧着端子Tbと同じ段差4cを形成する
ために、接続部4よりも低くなっているのであるが、圧
接部4をV字形にしているので、芯線Wbとの接触面積
を広く確保できる。したがって、圧接部7を低くしたこ
とが原因で接触信頼性が低下する、ということはない。
換言すると、圧接部7をV字形にして接触面積を確保し
たことにより、圧接部7を低くして段差4cを形成する
ことを実現しているのである。
【0027】尚、圧接部7の後端部には、一対の突片9
aが突設されている。両突片9aの突出高さは、接続部
4の上下高さと一致するようになっており、圧接端子T
aがキャビティ1内に装着されたときに、突片9aの上
端部がキャビティ1の内壁に当接することで、圧接端子
Taの後端部分が上下方向に遊動することを規制してい
る。さらに、突片9aの後方には、左右一対のかしめ部
9bが突設されており、このかしめ部9bが電線Wの絶
縁被覆Waにかしめ付けられることで、電線Wが固定さ
れている。
【0028】上記圧接端子Taは、共用ハウジングHa
〜Hgの外部で電線Wを圧接した後、共用ハウジングH
a〜Hg内に挿入されるが、そのための自動機について
図7及び図8を参照して説明する。架台51上面幅方向
手前には架台51の長手方向にレール52が敷かれ、そ
のレール52上には、その上をスライドするパレット5
4が載置してある。このパレット54には圧接用保持具
55が載置され、このパレット54上で圧接作業が行わ
れる。そして、架台51上面長手方向中央、幅方向後部
にはその圧接を行う圧接プレス機56と、その圧接プレ
ス機56および前記パレット54の駆動機構を操作する
操作盤53が設けられている。圧接プレス機56は、図
8に示すように、支持体57の上面にサーボモータ58
が設けたものであり、このサーボモータ58は、連結杆
59のねじ軸59aをボールねじ構造でもって昇降可能
に支持する。連結杆59の鉤状の下端部には圧接治具6
0の昇降杆61の上端鉤部61aが嵌合し、連結杆59
及びねじ軸59aの昇降に伴って、昇降杆61及び圧接
治具60が昇降する。
【0029】圧接治具60の昇降杆61は、支持体57
と一体の円盤62の周囲に4個設けられており、その上
端鉤部61aが円盤62の周縁に嵌まって摺動自在に支
持されている。尚、圧接刃13の数は任意である。各昇
降杆61の両側にはガイド63が設けられて、そのガイ
ド63間を昇降杆61が昇降する。各ガイド63は、円
盤62上のロータリーアクチュエータ64により回転さ
れて、任意の圧接治具60を圧接位置にセットする。こ
の時、連結杆59の下端鉤部が圧接位置の円盤62の切
欠きを埋めるので、昇降杆61の移動に支障はない。
尚、ロータリーアクチュエータ64に代えてパルスモー
タを使用することもできる。
【0030】パレット54の移動は前記圧接プレス機5
6の昇降杆61と同様、パレット54が固定されたボー
ルネジのねじ軸をサーボモータで駆動するものであり、
そのボールネジとサーボモータは、パレット54の下方
に位置するので図示されてはいないが、その駆動原理は
前記圧接プレス機56の昇降杆61の場合と同様である
ので、ここでは、その詳細な図示と説明は省略する。さ
て、圧接端子Taに電線Wを圧接する際には、パレット
54を所定の位置に待機させるとともに、各圧接用保持
具55の各保持溝55a内に圧接端子Taを収容し、そ
の各圧接端子Taの上に電線Wを供給する。この状態
で、圧接プレス機56が駆動して圧接治具60が下降
し、その圧接治具60が、電線Wを圧接端子Taの圧接
部7内に押し込むことによって電線Wが圧接端子Taに
圧接される。圧接後は、圧接治具60が上昇して待機す
る。
【0031】この後、パレット54が保持溝55aに保
持されている圧接端子Taの配列ピッチと同じ寸法だけ
移動し、その後、圧接治具60が下降して電線Wを圧接
端子Taに圧接し、圧接後は圧接治具60が上昇するの
であって、上記工程が順次繰り返され、圧接用保持具5
5に保持されている全ての圧接端子Taに電線Wが圧接
される。圧接が完了した圧接用保持具55は、パレット
54から外され、共用ハウジングHa〜Hgへの挿入装
置(図示せず)に移される。挿入装置においては、圧接
用保持具55が共用ハウジングHa〜Hgに対してその
後方から各キャビティ1と整合するように位置決めさ
れ、その状態から挿入用治具(図示せず)が圧接端子T
aの突片9aを押すことで、圧接端子Taが共用ハウジ
ングHa〜Hg内に挿入される。
【0032】この圧接端子Taの挿入は、1つの圧接端
子Ta毎に1個ずつ順次行ってもよく、全ての圧接端子
Taを一斉に共用キャビティ1内に挿入するようにして
もよい。尚、圧接後は、電線Wが圧接端子Taから外れ
るのを防止するために、電線Wに対して引張力を与えな
いように留意することが望ましく、また、圧接後は、速
やかに共用ハウジングHa〜Hgへの挿入工程に移るこ
とが望ましい。尚、本実施形態では、圧接用保持具55
内の圧接端子Taに対する電線Wの圧接を1本ずつ行っ
たが、圧接治具60を保持溝55a内の圧接端子Taの
配列ピッチと同じピッチで複数設け、複数本の電線Wを
一斉に圧接するようにしてもよい。
【0033】次に、サブハーネス10a,10bの組立
て、及びそのサブハーネス10a,10bを連結するこ
とによってワイヤーハーネス10を製造する工程を説明
する。図1(a)に示すように、第1のサブハーネス1
0aは、複数本の電線WF(上記電線Wと同じ構成のも
のである)、それらの各電線WFの両端に圧接される複
数の圧接端子Ta、及び複数の共用ハウジングHa〜H
dから構成される。電線WFの端部には上述のようにし
て圧接端子Taが圧接され、その圧接端子Taは上述の
ようにして共用ハウジングHa〜Hd内に挿入される。
挿入の際には、リテーナ3は仮係止位置とされ、この状
態で正規位置まで挿入された圧接端子Taは、そのラン
ス係止孔4bにランス1aを係止させることによる一次
係止作用と、この後に本係止位置へ移動させたリテーナ
3の端子係止部3aを段差4cに係止させることによる
二次係止作用とによって二重係止状態に抜止め保持され
る。また、2つの共用ハウジングHc,Hdについて
は、夫々、後入れ用電線WRの圧着端子Tbの挿入に備
えるために、1つずつキャビティ1が空けられている。
【0034】第2のサブハーネス10bは、第1のサブ
ハーネス10aと同様にして組立されたものであるが、
共用ハウジングHe〜Hg、電線WF及び圧接端子Ta
の数は第1のサブハーネス10aと異なるものもある。
また、この第2のサブハーネス10bにおいても、2つ
の共用ハウジングHe,Hgについて、夫々、後入れ用
電線WRの圧着端子Tbの挿入に備えるため、1つずつ
キャビティ1が空けられている。
【0035】上記2つのサブハーネス10a,10b
は、2本の後入れ用電線WRによって連結される。後入
れ用電線WRは、いずれも、その両端に圧着端子Tbを
圧着により接続したものである。かかる後入れ用電線W
Rの一端側の圧着端子Tbは、第1のサブハーネス10
aの共用ハウジングHc,Hdの空いているキャビティ
1内に挿入され、他端側の圧着端子Tbは、第2のサブ
ハーネス10bの共用ハウジングHe,Hgの空いてい
るキャビティ1内に挿入される。挿入の際には、圧接端
子Taの挿入と同じく、リテーナ3は仮係止位置とさ
れ、この状態で正規位置まで挿入された圧着端子Tb
は、そのランス係止孔4bにランス1aを係止させるこ
とによる一次係止作用と、この後に本係止位置へ移動さ
せたリテーナ3の端子係止部3aを段差4cに係止させ
ることによる二次係止作用とによって二重係止状態に抜
止め保持される。以上のようにして、2つのサブハーネ
ス10a,10bが後入れ用電線WRによって連結さ
れ、ワイヤーハーネス10が完成する。
【0036】また、圧接端子Taと圧着端子Tbの双方
が挿入されている共用ハウジングHc,Hd,He,H
gにおいては、圧着端子Tbと圧接端子Taとは、その
一時係止用のランス係止孔4b及び二次係止用の段差4
cが互いに同じ形状、同じ寸法とされているので、いず
れの端子金具Ta,Tbも共用ハウジングHc,Hd,
H,Hg内に確実に二重係止される。また、圧着端子T
bと圧接端子Taとは、その接続部4及び弾性接触片4
aが互いに同じ形状、同じ寸法とされているので、双方
の端子金具Ta,Tbは雄側端子金具のタブに対して支
障なく接続することができる。
【0037】上述のように本実施形態においては、第1
と第2の両サブハーネス10a,10bを連結するため
のハウジングとして圧着端子Tbと圧接端子Taの双方
に対応可能な共用ハウジングHa〜Hgを用い、電線W
と端子金具との固着強度が要求される後入れ用電線WR
に接続される端子金具のみを圧着端子Tbとするととも
に、共用ハウジングHa〜Hg内に挿入されるので固着
強度が要求されない他の大多数の端子金具については圧
接端子Taが用いられているので、コスト面及び製造効
率の面で有利である。
【0038】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図9を参照して説明する。本実施形態2
は、第1〜第3の3つの圧接式のサブハーネス20a,
20b,20cと2本の後入れ用電線WRによってワイ
ヤーハーネス20を構成したものである。その他の構成
については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成
については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説
明は省略する。各サブハーネス20a,20b,20c
は、上記実施形態1のサブハーネス10a,10bと同
様にして組み立てられ、第1と第3のサブハーネス20
a,20cにおいては、夫々、1つの共用ハウジングH
c,Hfについて後入れ用電線WRの圧着端子Tbの挿
入に備えるため、1つずつキャビティ1が空けられてお
り、第2のサブハーネス20bにおいては、その1つの
共用ハウジングHdについて後入れ用電線WRの圧着端
子Tbの挿入に備えるために、2つのキャビティ1が空
けられている。そして、一方の後入れ用電線WRについ
ては、その一端側の圧着端子Tbを第1のサブハーネス
20aの共用ハウジングHcの空いているキャビティ1
に挿入するとともに、他端側の圧着端子Tbを、第2の
サブハーネス20bの共用ハウジングHdの空いている
2つのキャビティ1のうちの一方に挿入する。また、他
方の後入れ用電線WRについては、その一端側の圧着端
子Tbを第3のサブハーネス20cの共用ハウジングH
fの空いているキャビティ1に挿入するとともに、他端
側の圧着端子Tbを、第2のサブハーネス20bの共用
ハウジングHdの空いている2つのキャビティ1のうち
の他方に挿入する。以上により、ワイヤーハーネス20
が完成する。
【0039】[実施形態3]次に、本発明を具体化した
実施形態3を図10を参照して説明する。上記実施形態
1及び実施形態2では、圧接式のサブハーネス同士を連
結してワイヤーハーネスを構成したが、本実施形態3で
は、圧接式の第1のサブハーネス30aと、圧着式の第
2のサブハーネス30bとを連結してワイヤーハーネス
30を構成したものである。その他の構成については上
記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、
同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略す
る。
【0040】圧接式の第1のサブハーネス30aは、実
施形態1のサブハーネス10a,10bと同様にして組
み立てられたものであり、その2つの共用ハウジングH
a,Hcにおいては、後入れ用電線WRの圧着端子Tb
の挿入に備えて、夫々、1つずつのキャビティ1が空け
られている。圧着式の第2のサブハーネス30bは、第
1のサブハーネス30aと同様の構成になる複数の共用
ハウジングHd〜Hgを用いたものであり、各共用ハウ
ジングHd〜Hg内には、夫々、電線WFの端部に圧着
されている圧着端子Tbが挿入されている。挿入されて
いる圧着端子Tbは、実施形態1と同様に、ランス1a
とリテーナ3とによって二重係止されている。複数の電
線Wのうち、2本の電線は後入れ用電線WRとされてお
り、図10(a)に示すように、後入れ用電線WRの一
端部に圧着した圧着端子Tbは共用ハウジングHe,H
gに挿入されるが、他端部に圧着されている圧着端子T
bは、未挿入状態のまま外部に露出した状態となってい
る。後入れ用電線WR以外の電線WFの両端に圧着され
ている圧着端子Tbは、全て共用ハウジングHd〜Hg
に挿入されている。
【0041】組立てに際しては、後入れ用電線WRの他
端部に圧着されている未挿入状態の圧着端子Tbを、夫
々、圧接式の第1のサブハーネス30aにおける所定の
共用ハウジングHa,Hcの空いているキャビティ1に
挿入される。以上により、図10(b)に示すように、
圧接式の第1のサブハーネス30aと圧着式の第2のサ
ブハーネス30bとが後入れ用電線WRを介して連結さ
れ、もって、ワイヤーハーネス30が完成する。
【0042】[実施形態4]次に、本発明を具体化した
実施形態4を図11を参照して説明する。本実施形態4
のワイヤーハーネス40も、上記実施形態3と同様、圧
接式の第1サブハーネス40aと圧着式の第2のサブハ
ーネス40bとを後入れ用電線WRによって連結した構
成になるが、第2のサブハーネス40bの構成が実施形
態3とは相違する。即ち、第2のサブハーネス40bを
構成する4本の電線のうち、1本は後入れ用電線WRで
あり、1本はアース用電線WEであり、残りの2本はシ
ールド電線WSである。後入れ用電線WRは、その両端
に圧着端子Tbが圧着により接続されており、一端部の
圧着端子Tbは共用ハウジングHeに挿入されている
が、他端部の圧着端子Tbは未挿入状態のまま露出され
ている。アース用電線WEは、その一端部に圧着端子T
bを圧着により接続するとともに、他端部にアース用端
子Teを圧着により接続したものである。尚、アース用
端子Teとアース用電線WEとの圧着構造は、後入れ用
電線WRと圧着端子Tbとの圧着構造と同じであるの
で、説明は省略する。また、シールド電線WSは、その
両端に圧着端子Tbを圧着により接続したものであり、
その圧着端子Tbはいずれも共用ハウジングHd,He
に挿入されている。組み立てに際しては、後入れ用電線
WRの他端部の圧着端子Tbを、第1のサブハーネス4
0aの共用ハウジングHbにおける空いているキャビテ
ィ1に挿入すればよい。尚、アース用端子Teは、いず
れのハウジングHa〜Heにも挿入されず、所定のアー
ス位置(図示せず)に固着される。
【0043】[実施形態5]次に、本発明を具体化した
実施形態5を図12を参照して説明する。本実施形態5
のワイヤーハーネス50は、第1の圧接式のサブハーネ
ス50aと第2の圧接式のサブハーネス50bとを、圧
着端子Tbを有する連結手段によって連結して構成した
ものである。連結手段としての後入れ用電線WRは、複
数本纏められ、その一端部同士をスプライス結束具Sに
よって導通状態に接続するとともに、他端部に個別に圧
着端子Tbを圧着により接続した構成になる。かかる複
数本の後入れ用電線WRのうち、1本の後入れ用電線W
Rの他端部の圧着端子Tbを第1のサブハーネス50a
の共用ハウジングHbにおける空いているキャビティ1
に挿入するとともに、別の1本の後入れ用電線WRの他
端部の圧着端子Tbを第2のサブハーネス50bの共用
ハウジングHdにおける空いているキャビティ1に挿入
すれば、ワイヤーハーネス50を得ることができる。
【0044】[実施形態6]次に、本発明を具体化した
実施形態6を図12を参照して説明する。本実施形態6
では、圧接式のサブハーネスの変形例を示す。上記各実
施形態では、圧接式のサブハーネスを構成する端子金具
としては全て圧接端子Taを使用していたが、本実施形
態6のサブハーネス60aでは、1つの共用ハウジング
Hbにおける1つのキャビティ1に、アース用電線WE
の一端部に圧着により接続した圧着端子Tbが挿入され
ている。また、アース用電線WEの他端部にはアース用
端子Teが圧着により接続されており、このアース用端
子Teは、いずれの共用ハウジングHa〜Hcにも挿入
されずに、所定のアース位置(図示せず)にアース接続
される。
【0045】尚、上記各実施形態においてサブハーネス
を組み合わせることによりワイヤーハーネスを組み立て
る工程は、図15及び図16に図示するような組立作業
台上で行われる。
【0046】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では圧接式のサブハーネスを構成す
る全てのハウジングを共用ハウジングとしたが、本発明
によれば、後入れ用電線の圧着端子が挿入されるハウジ
ングについては共用ハウジングとし、後入れ用電線の圧
着端子が挿入されないハウジングについては圧接端子の
みが挿入可能とされた圧接専用のハウジングとしてもよ
い。
【0047】(2)上記実施形態では圧着式のサブハー
ネスを構成する全てのハウジングを共用ハウジングとし
たが、本発明によれば、一部又は全てのハウジングを圧
着端子のみが挿入可能とされた圧着専用のハウジングと
してもよい。 (3)1つのサブハーネスを構成するハウジングの数は
上記実施形態で示した数に限らず、1つのサブハーネス
を構成するハウジングの数は任意に設定することができ
る。 (4)1つのハウジングの極数は上記実施形態で示した
数に限らず、1つのハウジングの極数は任意に設定する
ことができる。
【0048】(5)圧接式のサブハーネスにおいて1つ
の共用ハウジングに挿入される後入れ用の圧着端子の数
は、任意に設定することができる。 (6)圧着式のサブハーネスにおいて1つのハウジング
から延出される後入れ用電線の本数は、任意に設定する
ことができる。 (7)圧着式のサブハーネスとして、ツイストペア線に
圧着端子を接続したものを含む構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1におけるサブハーネスの連結工程を
示す概略図
【図2】圧着端子と圧接端子を共用ハウジングに挿入す
る前の状態を示す断面図
【図3】圧着端子と圧接端子を共用ハウジングに挿入し
て一次係止した状態を示す断面図
【図4】挿入した圧着端子と圧接端子を二重係止した状
態を示す断面図
【図5】圧着端子の斜視図
【図6】圧接端子の斜視図
【図7】圧接装置の全体斜視図
【図8】圧接装置の部分拡大斜視図
【図9】実施形態2におけるサブハーネス連結工程を示
す概略図
【図10】実施形態3におけるサブハーネスの連結工程
を示す概略図
【図11】実施形態4におけるサブハーネスの連結工程
を示す概略図
【図12】実施形態5におけるサブハーネスの連結工程
を示す概略図
【図13】実施形態6における圧接式のサブハーネスの
変形例を示す概略図
【図14】従来例の連結前のサブハーネスを示す斜視図
【図15】従来例におけるサブハーネスの連結工程を示
す斜視図
【図16】従来例におけるサブハーネスの連結工程を示
す斜視図
【図17】従来例の圧接端子の斜視図
【図18】従来例の圧着端子の斜視図
【図19】従来例のシールド電線と圧着端子の接続形態
を示す斜視図
【図20】従来例のアース用端子と電線との接続経緯端
子金具を示す斜視図
【符号の説明】
1…キャビティ 2…リテーナ取付孔 3…リテーナ 3a…端子係止部 4…接続部 4c…段差 10…ワイヤーハーネス 10a…第1のサブハーネス 10b…第2のサブハーネス Ha〜Hg…共用ハウジング Tb…圧着端子 Ta…圧接端子 W…電線 WR…後入れ用電線 20,30,40,50…ワイヤーハーネス 20a,30a,40a,50a,…第1のサブハーネ
ス 20b,30b,40b,50b,…第2のサブハーネ
ス 20c…第3のサブハーネス Te…アース用端子 WE…アース用電線 WS…シールド電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青山 雅彦 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 齋藤 寧 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G309 AA06 AA09 FA06 LA27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサブハーネスを組み合わせること
    によって構成されるワイヤーハーネスであって、 電線の先端を皮剥きして露出させた芯線をワイヤバレル
    にて圧着した圧着端子と、電線を圧接刃の間に圧入して
    圧接した圧接端子のいずれの端子でも挿入し得るように
    した共用ハウジングと、 前記共用ハウジングを含む複数のハウジングを有し、こ
    の複数のハウジングに、前記電線が圧接されている前記
    圧接端子を挿入することによって組み立てられた圧接式
    の第1のサブハーネスと、 この第1のサブハーネスと同様に組み立てられた圧接式
    の第2のサブハーネスと、 両端に前記圧着端子が圧着されている後入れ用電線とを
    備えてなり、 この後入れ用電線の一端側の前記圧着端子を前記第1の
    サブハーネスの前記共用ハウジングに挿入するととも
    に、前記後入れ用電線の他端側の前記圧着端子を前記第
    2のサブハーネスの前記共用ハウジングに挿入すること
    により、前記後入れ用電線を介して前記第1のサブハー
    ネスと前記第2のサブハーネスとを連結したことを特徴
    とするワイヤーハーネス。
  2. 【請求項2】 複数のサブハーネスを組み合わせること
    によって構成されるワイヤーハーネスであって、 電線の先端を皮剥ぎして露出させた芯線をワイヤバレル
    にて圧着した圧着端子と、電線を圧接刃の間に圧入して
    圧接した圧接端子のいずれの端子でも挿入し得るように
    した共用ハウジングと、 前記共用ハウジングを含む複数のハウジングを有し、こ
    の複数のハウジングに、前記電線が圧接されている前記
    圧接端子を挿入することによって組み立てられた圧接式
    の第1のサブハーネスと、 前記電線が圧着されている前記圧着端子をハウジングに
    挿入することによって組み立てられた圧着式の第2のサ
    ブハーネスと、 両端に前記圧着端子が圧着され、一端側の前記圧着端子
    が前記第2のサブハーネスのハウジングに挿入されてい
    るとともに、他端側の前記圧着端子が未挿入状態とされ
    ている後入れ用電線とを備えてなり、 この後入れ用電線の前記他端側の圧着端子を前記第1の
    サブハーネスの前記共用ハウジングに挿入することによ
    り、前記後入れ用電線を介して前記第1のサブハーネス
    と前記第2のサブハーネスとを連結したことを特徴とす
    るワイヤーハーネス。
  3. 【請求項3】 前記第2のサブハーネスが、両端に圧着
    した前記圧着端子を前記ハウジングに挿入させているシ
    ールド電線および/または一端に接続した前記圧着端子
    を前記ハウジングに挿入させるとともに他端に接続した
    アース用端子を未挿入状態としたアース用電線を備えて
    いることを特徴とする請求項2記載のワイヤーハーネ
    ス。
  4. 【請求項4】 前記共用ハウジングには、その前記圧着
    端子または前記圧接端子が挿入されるキャビティの内壁
    から前記共用ハウジングの外面に連通するリテーナ取付
    孔と、このリテーナ取付孔に組み付けられて前記圧着端
    子および/または前記圧接端子を抜止めするリテーナと
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載のワイヤーハーネス。
  5. 【請求項5】 前記圧着端子および前記圧接端子には、
    その両端子間で互いに同形状とされた接続相手端子との
    接続部と、両端子間で互いに同形状とされた段差とが形
    成され、前記リテーナには、前記段差に係合することで
    前記圧着端子および/または前記圧接端子を抜け止めす
    る端子係止部が形成されていることを特徴とする請求項
    4記載のワイヤーハーネス。
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