JP3485053B2 - 連鎖状接続端子、該接続用端子を用いたジョイントコネクタ及び該ジョイントコネクタを備えたワイヤハーネス - Google Patents
連鎖状接続端子、該接続用端子を用いたジョイントコネクタ及び該ジョイントコネクタを備えたワイヤハーネスInfo
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- JP3485053B2 JP3485053B2 JP36628399A JP36628399A JP3485053B2 JP 3485053 B2 JP3485053 B2 JP 3485053B2 JP 36628399 A JP36628399 A JP 36628399A JP 36628399 A JP36628399 A JP 36628399A JP 3485053 B2 JP3485053 B2 JP 3485053B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、連鎖状接続端子、
該連鎖状接続端子を用いたジョイントコネクタ及び該ジ
ョイントコネクタを備えたワイヤハーネスに関し、特
に、多様な分岐接続回路を形成する必要がある自動車用
ワイヤハーネスに好適に用いられるものである。
該連鎖状接続端子を用いたジョイントコネクタ及び該ジ
ョイントコネクタを備えたワイヤハーネスに関し、特
に、多様な分岐接続回路を形成する必要がある自動車用
ワイヤハーネスに好適に用いられるものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車用ワイヤハーネスの組み立ては、
図６に示すように、複数のサブハーネス（仮結束ハーネ
ス）１、２、３…に分割してそれぞれ製造しておき、こ
れら仮結束されたサブハーネス１、２、３…をワイヤハ
ーネス組立図板上において布線治具で保持して布線した
後にテープ巻き等を施して本結束し、ワイヤハーネスを
組み立てている。
図６に示すように、複数のサブハーネス（仮結束ハーネ
ス）１、２、３…に分割してそれぞれ製造しておき、こ
れら仮結束されたサブハーネス１、２、３…をワイヤハ
ーネス組立図板上において布線治具で保持して布線した
後にテープ巻き等を施して本結束し、ワイヤハーネスを
組み立てている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記サブハーネスを形
成する仮結束工程では、構成する電線ｗの端末をコネク
タ４に挿入しているが、他のサブハーネスのコネクタに
接続される電線、ジョイントコネクタに接続される電
線、機器に接続される電線等は、その端末に接続した端
子５が、仮結束されたサブハーネス１、２、３の状態で
はコネクタへの未挿入で露出し、所謂、ブラ端子となっ
ている。よって、端子に変形や損傷が発生しやすいと共
に、本結束時に他のサブハーネスのコネクタあるいはジ
ョイントコネクタへの後入れ作業が必要となり、作業手
数がかかる問題がある。また、サブハーネスの電線同士
を接続する場合には、スプライス処理して接続する必要
もあり、この場合も作業手数がかかる問題がある。
成する仮結束工程では、構成する電線ｗの端末をコネク
タ４に挿入しているが、他のサブハーネスのコネクタに
接続される電線、ジョイントコネクタに接続される電
線、機器に接続される電線等は、その端末に接続した端
子５が、仮結束されたサブハーネス１、２、３の状態で
はコネクタへの未挿入で露出し、所謂、ブラ端子となっ
ている。よって、端子に変形や損傷が発生しやすいと共
に、本結束時に他のサブハーネスのコネクタあるいはジ
ョイントコネクタへの後入れ作業が必要となり、作業手
数がかかる問題がある。また、サブハーネスの電線同士
を接続する場合には、スプライス処理して接続する必要
もあり、この場合も作業手数がかかる問題がある。
【０００４】また、図７に示すように、通常用いられる
ジョイントコネクタ６は、ケース７内にジョイントバス
バー８を収容しており、サブハーネスをまとめて結束し
た状態で、ジョイントする必要のある電線ｗを相手方コ
ネクタ９に収容し、該コネクタ９をジョイントコネクタ
６に嵌合して、ジョイントバスバー８を介して回路接続
している。
ジョイントコネクタ６は、ケース７内にジョイントバス
バー８を収容しており、サブハーネスをまとめて結束し
た状態で、ジョイントする必要のある電線ｗを相手方コ
ネクタ９に収容し、該コネクタ９をジョイントコネクタ
６に嵌合して、ジョイントバスバー８を介して回路接続
している。
【０００５】上記構成のジョイントコネクタでは、サブ
ハーネスのブラ端子をコネクタ９に挿入し、該コネクタ
９をジョイントコネクタ８に嵌合する必要があり、部品
点数が多くなると共に自動化できず作業手数がかかり、
かつ、上記のように、本結束時までブラ端子に変形等が
生じやすく、車種、グレード等が相違して回路変更があ
っても、容易に対応できない問題がある。
ハーネスのブラ端子をコネクタ９に挿入し、該コネクタ
９をジョイントコネクタ８に嵌合する必要があり、部品
点数が多くなると共に自動化できず作業手数がかかり、
かつ、上記のように、本結束時までブラ端子に変形等が
生じやすく、車種、グレード等が相違して回路変更があ
っても、容易に対応できない問題がある。
【０００６】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、後入れ端子を無くすと共に、電線同士のスプライス
接続も無くし、かつ、コネクタも減少して部品および組
立作業を減少し、かつ、車種およびグレード別による回
路変更にも容易に対応できるようにすることを課題とし
ている。
で、後入れ端子を無くすと共に、電線同士のスプライス
接続も無くし、かつ、コネクタも減少して部品および組
立作業を減少し、かつ、車種およびグレード別による回
路変更にも容易に対応できるようにすることを課題とし
ている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、まず、ジョイントコネクタ内において好
適に用いられる連鎖状接続端子を提供している。上記連
鎖状接続端子は、導電性金属材を折り曲げ加工して形成
しており、直角に屈折される２つの垂直板部を有し、一
方の垂直板部は上端より圧接スロットを切り欠いて電線
圧接部とすると共に、他方の垂直板部は上端よりタブ嵌
合溝を切り欠いてメス端子部とし、かつ、上記電線圧接
部の下端より屈折させて上記メス端子部と上下同一線上
に位置させると共に上記メス端子部と直交方向となるよ
うに下方へ突出させたタブ形状のオス端子部とした端子
を設け、上記端子を隣接する端子とタブの側面間に形成
している連結板部を介して並列状態に連鎖させ、端子を
接続させる場合には上記連結板部を折り返して端子間を
小ピッチとする一方、端子を非接続とする場合には上記
連結板部を切除し、上下に配置する上記端子の間でオス
端子部とメス端子部が嵌合して接続できる構成としてい
る。
め、本発明は、まず、ジョイントコネクタ内において好
適に用いられる連鎖状接続端子を提供している。上記連
鎖状接続端子は、導電性金属材を折り曲げ加工して形成
しており、直角に屈折される２つの垂直板部を有し、一
方の垂直板部は上端より圧接スロットを切り欠いて電線
圧接部とすると共に、他方の垂直板部は上端よりタブ嵌
合溝を切り欠いてメス端子部とし、かつ、上記電線圧接
部の下端より屈折させて上記メス端子部と上下同一線上
に位置させると共に上記メス端子部と直交方向となるよ
うに下方へ突出させたタブ形状のオス端子部とした端子
を設け、上記端子を隣接する端子とタブの側面間に形成
している連結板部を介して並列状態に連鎖させ、端子を
接続させる場合には上記連結板部を折り返して端子間を
小ピッチとする一方、端子を非接続とする場合には上記
連結板部を切除し、上下に配置する上記端子の間でオス
端子部とメス端子部が嵌合して接続できる構成としてい
る。
【０００８】
【０００９】
【００１０】上記連鎖状接続端子は１つのジョイントコ
ネクタのケースに並列した端子収容室内に収容する端子
を連鎖状に形成していることを特徴としている。例え
ば、ケースに並列に設けた端子収容室内に収容する端子
を全て接続する場合には、連鎖状のままで挿入すれば良
いようにしている。また、隣接する端子収容室内の端子
が非接続とする場合には、連結板部を切除して連鎖を解
けば良いようにしている。このように、コネクタに収容
する端子を、必要に応じて連結板部を残して２個以上、
任意個数の端子を連鎖させて接続しておくと、これら端
子の電線圧接部に圧接接続する電線同士を簡単に接続す
ることができる。
ネクタのケースに並列した端子収容室内に収容する端子
を連鎖状に形成していることを特徴としている。例え
ば、ケースに並列に設けた端子収容室内に収容する端子
を全て接続する場合には、連鎖状のままで挿入すれば良
いようにしている。また、隣接する端子収容室内の端子
が非接続とする場合には、連結板部を切除して連鎖を解
けば良いようにしている。このように、コネクタに収容
する端子を、必要に応じて連結板部を残して２個以上、
任意個数の端子を連鎖させて接続しておくと、これら端
子の電線圧接部に圧接接続する電線同士を簡単に接続す
ることができる。
【００１１】上記各端子を連結板部で連鎖させた連鎖状
接続端子は、平板形状の導電性金属板を打つ抜き加工
し、展開形状で打ち抜かれた金属板を折り曲げ加工して
形成している。よって、展開形状では直角に屈折させる
垂直板部が左右に並列に打ち抜かれるため、隣接する端
子の間を連結する連結板部の長さが大となり、端子間の
ピッチが大となり、これに伴いコネクタも大型化するこ
ととなる。そのため、連結部材を切除せずに連鎖状態で
使用して端子間の接続を図る場合には、連結板部を折り
返して端子間のピッチを小さくしているため、これら端
子を収容するコネクタの小型化を図ることができる。
接続端子は、平板形状の導電性金属板を打つ抜き加工
し、展開形状で打ち抜かれた金属板を折り曲げ加工して
形成している。よって、展開形状では直角に屈折させる
垂直板部が左右に並列に打ち抜かれるため、隣接する端
子の間を連結する連結板部の長さが大となり、端子間の
ピッチが大となり、これに伴いコネクタも大型化するこ
ととなる。そのため、連結部材を切除せずに連鎖状態で
使用して端子間の接続を図る場合には、連結板部を折り
返して端子間のピッチを小さくしているため、これら端
子を収容するコネクタの小型化を図ることができる。
【００１２】連鎖状接続端子の各端子を上記のように、
電線圧接部と上下にメス端子部とオス端子部とを設けた
形状とすると、まず、自動圧接装置を用いて、複数の端
子の電線圧接部に複数の電線を同時に自動圧接接続で
き、自動化を図ることが出来る。また、上下方向にメス
端子部とオス端子部とを設けているため、上記積層する
ことにより、これら端子と圧接接続した電線の相互接続
を簡単に図ることができる。
電線圧接部と上下にメス端子部とオス端子部とを設けた
形状とすると、まず、自動圧接装置を用いて、複数の端
子の電線圧接部に複数の電線を同時に自動圧接接続で
き、自動化を図ることが出来る。また、上下方向にメス
端子部とオス端子部とを設けているため、上記積層する
ことにより、これら端子と圧接接続した電線の相互接続
を簡単に図ることができる。
【００１３】また、本発明は、上記連鎖状接続端子を用
い、その連結板部は所要箇所では屈曲させて端子を接続
すると共に所要箇所では切除して非接続して、ケース内
に並列に設けた端子収容室内に収容し、上記ケースに電
線を配線して、上記各端子の電線圧接部に圧接接続さ
せ、かつ、上記ケースを上下積層配置すると共に、ケー
スに上下面に穴を設け、これら上下の穴を通して上下の
端子のオス端子部とメス端子部とを嵌合接続させ、ケー
ス別に配線した電線同士を接続する構成としているジョ
イントコネクタを提供している。
い、その連結板部は所要箇所では屈曲させて端子を接続
すると共に所要箇所では切除して非接続して、ケース内
に並列に設けた端子収容室内に収容し、上記ケースに電
線を配線して、上記各端子の電線圧接部に圧接接続さ
せ、かつ、上記ケースを上下積層配置すると共に、ケー
スに上下面に穴を設け、これら上下の穴を通して上下の
端子のオス端子部とメス端子部とを嵌合接続させ、ケー
ス別に配線した電線同士を接続する構成としているジョ
イントコネクタを提供している。
【００１４】即ち、１つのケース内に並列する端子に対
して、互いに接続する電線を、連結板部で連結した連鎖
状の端子に圧接接続させることにより、まず、１つのケ
ース内の端子を介して２本あるいはそれ以上の電線同士
を接続することができる。さらに、これらケースを上下
に積層して、上下ケースに収容した端子のオス端子部と
メス端子部とを嵌合接続することにより、他のケースの
端子と接続した電線同士を接続することができる。
して、互いに接続する電線を、連結板部で連結した連鎖
状の端子に圧接接続させることにより、まず、１つのケ
ース内の端子を介して２本あるいはそれ以上の電線同士
を接続することができる。さらに、これらケースを上下
に積層して、上下ケースに収容した端子のオス端子部と
メス端子部とを嵌合接続することにより、他のケースの
端子と接続した電線同士を接続することができる。
【００１５】上記のように、各ケース内に端子を配列
し、かつ、これらケースを上下に積層して、上下の端子
をオス端子部とメス端子部との嵌合で接続させておく
と、これら端子を選択して電線を圧接接続することによ
り、車種やグレードが相違して回路が異なる場合、この
回路変更に容易に対応することができる。
し、かつ、これらケースを上下に積層して、上下の端子
をオス端子部とメス端子部との嵌合で接続させておく
と、これら端子を選択して電線を圧接接続することによ
り、車種やグレードが相違して回路が異なる場合、この
回路変更に容易に対応することができる。
【００１６】なお、ジョイントコネクタに限らず、ヒュ
ーズボックス、ジャンクションボックスにおいて回路接
続する必要がある場合にも上記連鎖状の接続端子を好適
に用いることができる。この場合にも、回路構成に応じ
て２連、３連等と所要個数の端子を連続させて用いられ
る。
ーズボックス、ジャンクションボックスにおいて回路接
続する必要がある場合にも上記連鎖状の接続端子を好適
に用いることができる。この場合にも、回路構成に応じ
て２連、３連等と所要個数の端子を連続させて用いられ
る。
【００１７】さらに、本発明は、上記ジョイントコネク
タの１つのケースをサブハーネス毎に接続し、該ケース
内の端子に圧接接続する電線群は１つのサブハーネスの
電線群とし、サブハーネス内の所要の電線同士を上記端
子を連鎖させることにより接続し、さらに、サブハーネ
スを本結束する時に上記ケースを上下に積層して、異な
るサブハーネスの電線を端子のオス端子部とメス端子部
との嵌合により接続しているワイヤハーネスを提供して
いる。
タの１つのケースをサブハーネス毎に接続し、該ケース
内の端子に圧接接続する電線群は１つのサブハーネスの
電線群とし、サブハーネス内の所要の電線同士を上記端
子を連鎖させることにより接続し、さらに、サブハーネ
スを本結束する時に上記ケースを上下に積層して、異な
るサブハーネスの電線を端子のオス端子部とメス端子部
との嵌合により接続しているワイヤハーネスを提供して
いる。
【００１８】上記のように、異なるサブハーネスに接続
する電線を上記ケース内の端子と接続しておくと、これ
らケースを上下に積層して一体化させることにより、端
子のオス端子部とメス端子部との上下嵌合により、サブ
ハーネスの電線同士を接続することができ、後入れ端子
およびスプライス処理を不要とすることができる。よっ
て、サブハーネスにブラ端子を無くして完結型とするこ
とができ、本結束工程の作業手数を低減できる。
する電線を上記ケース内の端子と接続しておくと、これ
らケースを上下に積層して一体化させることにより、端
子のオス端子部とメス端子部との上下嵌合により、サブ
ハーネスの電線同士を接続することができ、後入れ端子
およびスプライス処理を不要とすることができる。よっ
て、サブハーネスにブラ端子を無くして完結型とするこ
とができ、本結束工程の作業手数を低減できる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図１（Ａ）（Ｂ）は本発明に係わる
ジョイントコネクタ１０を示し、連鎖状接続端子１１を
収容したケース１２を上下２段に積層したもので、各ケ
ース１２（１２Ａ、１２Ｂ）を図１（Ｂ）に概略的に示
すように、仮結束されたサブハーネスＡ、Ｂに夫々接続
し、本結束工程時にケース１２を上下積層して一体化し
ている。なお、説明の簡略化のために２つのサブハーネ
スＡ，Ｂに接続した２個のケース１２を上下２段に積層
した構成としているが、必要に応じてサブハーネスの個
数を増加してケースを３段以上に積層しても良いことは
言うまでもない。
参照して説明する。図１（Ａ）（Ｂ）は本発明に係わる
ジョイントコネクタ１０を示し、連鎖状接続端子１１を
収容したケース１２を上下２段に積層したもので、各ケ
ース１２（１２Ａ、１２Ｂ）を図１（Ｂ）に概略的に示
すように、仮結束されたサブハーネスＡ、Ｂに夫々接続
し、本結束工程時にケース１２を上下積層して一体化し
ている。なお、説明の簡略化のために２つのサブハーネ
スＡ，Ｂに接続した２個のケース１２を上下２段に積層
した構成としているが、必要に応じてサブハーネスの個
数を増加してケースを３段以上に積層しても良いことは
言うまでもない。
【００２０】上記サブハーネスＡ，Ｂの電線のうち、互
いに接続する必要がある電線をジョイントコネクタ１０
を構成する１つのケース１２に配線して、該ケース１２
内に収容する連鎖状接続端子１１の各端子２０と予め圧
接接続している。
いに接続する必要がある電線をジョイントコネクタ１０
を構成する１つのケース１２に配線して、該ケース１２
内に収容する連鎖状接続端子１１の各端子２０と予め圧
接接続している。
【００２１】上記連鎖状接続端子１１は導電性金属材を
打ち抜き加工して図２に示す形状とし、これを折り曲げ
加工して、図３（Ａ）（Ｂ）に示す形状としている。即
ち、連鎖状接続端子１１は、端子２０を連結板部３０で
連結して、複数の端子２０を連鎖させている。
打ち抜き加工して図２に示す形状とし、これを折り曲げ
加工して、図３（Ａ）（Ｂ）に示す形状としている。即
ち、連鎖状接続端子１１は、端子２０を連結板部３０で
連結して、複数の端子２０を連鎖させている。
【００２２】各端子２０は直角に屈折される２つの垂直
板部２１、２２を有し、一方の垂直板部２１は上端より
圧接スロット２３を切り欠いて電線圧接部２４とすると
共に、他方の垂直板部２２は上端よりタブ嵌合溝２５を
切り欠いてメス端子部２６としている。また、電線圧接
部２４の垂直板部２１の下端を水平方向に屈折させ、該
屈折部２７の先端を下方へ突出させてタブ形状のオス端
子部２８を設けている。該オス端子部２８は上記メス端
子部２６と上下同一線上に位置させ、かつ、互いに直交
方向として、上下に配置する端子２０、２０の間でオス
端子部２８をメス端子２６に嵌合して接続できる構成と
している。
板部２１、２２を有し、一方の垂直板部２１は上端より
圧接スロット２３を切り欠いて電線圧接部２４とすると
共に、他方の垂直板部２２は上端よりタブ嵌合溝２５を
切り欠いてメス端子部２６としている。また、電線圧接
部２４の垂直板部２１の下端を水平方向に屈折させ、該
屈折部２７の先端を下方へ突出させてタブ形状のオス端
子部２８を設けている。該オス端子部２８は上記メス端
子部２６と上下同一線上に位置させ、かつ、互いに直交
方向として、上下に配置する端子２０、２０の間でオス
端子部２８をメス端子２６に嵌合して接続できる構成と
している。
【００２３】上記各端子２０を連結板部３０を介して並
列状態に連鎖させ、該連結板部３０は隣接する端子２０
のオス端子部２８の側面間に形成している。上記連結板
部３０は、隣接する端子２０を接続させる場合には折り
返して端子２０間をピッチＰ１を小ピッチとする一方、
隣接する端子２０を非接続とする場合には連結板部３０
を切除している。
列状態に連鎖させ、該連結板部３０は隣接する端子２０
のオス端子部２８の側面間に形成している。上記連結板
部３０は、隣接する端子２０を接続させる場合には折り
返して端子２０間をピッチＰ１を小ピッチとする一方、
隣接する端子２０を非接続とする場合には連結板部３０
を切除している。
【００２４】上記連鎖状接続端子１１は、図２に示すよ
うに、展開形状では垂直板部２１、２２が左右に並列に
打ち抜かれるため、隣接する端子２０の間を連結する連
結板部３０の長さが大となり、このままでは、端子間の
ピッチＰ２が大となる。よって、連結板部３０を上記の
ように折り返して端子間のピッチＰ１を小さくしてい
る。
うに、展開形状では垂直板部２１、２２が左右に並列に
打ち抜かれるため、隣接する端子２０の間を連結する連
結板部３０の長さが大となり、このままでは、端子間の
ピッチＰ２が大となる。よって、連結板部３０を上記の
ように折り返して端子間のピッチＰ１を小さくしてい
る。
【００２５】連鎖状接続端子１１は、１つのサブハーネ
スＡ、Ｂにそれぞれ取付られるケース１２に並列で設け
た端子収容室３２に予め端子２０を挿入係止している。
其の際、上記したように、端子２０の圧接接続する電線
同士を接続する必要がある場合には連結板部３０を折り
返して連結状態のままとし、２連、あるいは、３連等の
連鎖状で端子収容室３２に挿入しており、端子収容室３
２の仕切壁には連結板部３０を嵌合する溝を後述するよ
うに設けている。このように端子２０を連結板部３０で
連結して連鎖状としておくことにより、１つのサブハー
ネス内の任意の本数の電線を接続することができる。ま
た、サブハーネス内の電線のうち、他のサブハーネスの
電線とのみ接続する電線と圧接接続する端子２０は、隣
接する端子との間の連結板部３０を切除して接続を解い
ている。
スＡ、Ｂにそれぞれ取付られるケース１２に並列で設け
た端子収容室３２に予め端子２０を挿入係止している。
其の際、上記したように、端子２０の圧接接続する電線
同士を接続する必要がある場合には連結板部３０を折り
返して連結状態のままとし、２連、あるいは、３連等の
連鎖状で端子収容室３２に挿入しており、端子収容室３
２の仕切壁には連結板部３０を嵌合する溝を後述するよ
うに設けている。このように端子２０を連結板部３０で
連結して連鎖状としておくことにより、１つのサブハー
ネス内の任意の本数の電線を接続することができる。ま
た、サブハーネス内の電線のうち、他のサブハーネスの
電線とのみ接続する電線と圧接接続する端子２０は、隣
接する端子との間の連結板部３０を切除して接続を解い
ている。
【００２６】このように、ケース１２に並設した端子収
容室３２に連結板部３０で連結した複数の端子２０と、
連結板部３０で切り離した単独の端子２０を収容してい
る。
容室３２に連結板部３０で連結した複数の端子２０と、
連結板部３０で切り離した単独の端子２０を収容してい
る。
【００２７】上記ケース１２（１２Ａ、１２Ｂ）は図４
に概略的に示すように、細長いボックス形状で、上記連
鎖状接続端子１１を収容する左右方向に並列した端子収
容室３２を前後２段に設けている。ケース１２の上面は
開口であり、底面には各端子収容室３２の底面に当たる
位置にタブ突出用の端子孔３５を設けている。また、端
子収容室３２を区画する仕切壁３６に連結板部３０を嵌
合する溝３６ａを設けている。さらに、ケース１２の前
壁３７および前後の端子収容室を仕切る仕切壁３８には
電線挿通溝３７ａ、３８ａを設けている。さらに、ケー
ス１２は、本結束時において各サブハーネスＡ、Ｂにそ
れぞれ接続したケース１２Ａと１２Ｂとを上下に積層し
て一体化させため、周壁を互いに嵌合可とする形状とす
ると共に、互いに固定するロック部（図示せず）を設け
ている。
に概略的に示すように、細長いボックス形状で、上記連
鎖状接続端子１１を収容する左右方向に並列した端子収
容室３２を前後２段に設けている。ケース１２の上面は
開口であり、底面には各端子収容室３２の底面に当たる
位置にタブ突出用の端子孔３５を設けている。また、端
子収容室３２を区画する仕切壁３６に連結板部３０を嵌
合する溝３６ａを設けている。さらに、ケース１２の前
壁３７および前後の端子収容室を仕切る仕切壁３８には
電線挿通溝３７ａ、３８ａを設けている。さらに、ケー
ス１２は、本結束時において各サブハーネスＡ、Ｂにそ
れぞれ接続したケース１２Ａと１２Ｂとを上下に積層し
て一体化させため、周壁を互いに嵌合可とする形状とす
ると共に、互いに固定するロック部（図示せず）を設け
ている。
【００２８】次に、組み立て方法を説明すると、図５に
概略的に示すように、サブハーネスＡ、Ｂの電線ｗをケ
ース１２Ａ、１２Ｂに対してＸ方向に配線して、各列の
端子収容室３２に電線ｗを通した後、電線ｗを端子２０
の圧接スロット２３に押し込むことにより、電線ｗを端
子２０と圧接接続させる。
概略的に示すように、サブハーネスＡ、Ｂの電線ｗをケ
ース１２Ａ、１２Ｂに対してＸ方向に配線して、各列の
端子収容室３２に電線ｗを通した後、電線ｗを端子２０
の圧接スロット２３に押し込むことにより、電線ｗを端
子２０と圧接接続させる。
【００２９】其の際、端子収容室３２の全てに端子２０
を収容しておき、電線ｗを全ての接端子２０と圧接接続
させることができると共に、電線ｗを必要な端子２０と
のみ圧接接続させてもよく、さらに、電線ｗと圧接接続
させる端子２０のみを端子収容室３２に収容してもよ
い。なお、ケース１２の全ての端子収容室３２内に端子
２０を収容しておくと、回路変更に応じて電線ｗと圧接
する端子２０を変えるだけでよいため、共用化して用い
ることができる。
を収容しておき、電線ｗを全ての接端子２０と圧接接続
させることができると共に、電線ｗを必要な端子２０と
のみ圧接接続させてもよく、さらに、電線ｗと圧接接続
させる端子２０のみを端子収容室３２に収容してもよ
い。なお、ケース１２の全ての端子収容室３２内に端子
２０を収容しておくと、回路変更に応じて電線ｗと圧接
する端子２０を変えるだけでよいため、共用化して用い
ることができる。
【００３０】ケース１２ＡにはサブハーネスＡの電線を
接続する一方、ケース１２ＢにはサブハーネスＢの電線
を接続する。これらサブハーネスＡとＢとは別個に製造
される。本結束工程において、ケース１２Ａと１２Ｂと
は上下に積層して一体化する。即ち、上段のケース１２
Ａを下段のケース１２Ｂの上部に積層して嵌合する。
接続する一方、ケース１２ＢにはサブハーネスＢの電線
を接続する。これらサブハーネスＡとＢとは別個に製造
される。本結束工程において、ケース１２Ａと１２Ｂと
は上下に積層して一体化する。即ち、上段のケース１２
Ａを下段のケース１２Ｂの上部に積層して嵌合する。
【００３１】上記のように上下ケース１２Ａと１２Ｂと
を結合すると、上段ケース１２Ａ内の端子２０のオス端
子部２８が端子穴を通して下方に重ねる下段ケース１２
Ｂの端子２０のメス端子部２６に挿入し、上下ケース１
２Ａと１２Ｂの同一直線上に収容した端子２０が接続さ
れる。
を結合すると、上段ケース１２Ａ内の端子２０のオス端
子部２８が端子穴を通して下方に重ねる下段ケース１２
Ｂの端子２０のメス端子部２６に挿入し、上下ケース１
２Ａと１２Ｂの同一直線上に収容した端子２０が接続さ
れる。
【００３２】その結果、サブハーネスＡとＢの接続した
い電線同士を上下ケースの端子２０を電気接続すること
ができる。このように、サブハーネスＡ、Ｂの互いに接
続したい電線は、サブハーネスの仮結束工程で、ジョイ
ントコネクタ１０を形成するケース１２Ａ、１２Ｂ内の
端子２０と接続しておくことができ、本結束工程まで露
出させるブラ端子を無くすことができ、サブハーネスを
完結型とすることができる。
い電線同士を上下ケースの端子２０を電気接続すること
ができる。このように、サブハーネスＡ、Ｂの互いに接
続したい電線は、サブハーネスの仮結束工程で、ジョイ
ントコネクタ１０を形成するケース１２Ａ、１２Ｂ内の
端子２０と接続しておくことができ、本結束工程まで露
出させるブラ端子を無くすことができ、サブハーネスを
完結型とすることができる。
【００３３】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、本結束工程において、上下積層するケース間におい
て接続が不要な場合はオス端子部あるいは／およびメス
端子部を切除して使用する。また、ケースを３段以上積
層する場合で、中間のケースを飛び越えて接続する場合
には電線圧接部を切除もしくは電線を圧接しない処理を
行っている。
ず、本結束工程において、上下積層するケース間におい
て接続が不要な場合はオス端子部あるいは／およびメス
端子部を切除して使用する。また、ケースを３段以上積
層する場合で、中間のケースを飛び越えて接続する場合
には電線圧接部を切除もしくは電線を圧接しない処理を
行っている。
【００３４】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ジョイントコネクタのケース内に挿入する端
子として、電線圧接部と上下にオス端子部、メス端子部
を備えた形状の端子を連結板部で連続した連鎖状からな
るものを用いているため、必要本数の電線を連鎖状の端
子により接続することができる。また、連鎖状とするた
めに端子間を連続する連結板部は折り返して用いるため
に、端子間のピッチを小ピッチ化でき、それに伴いコネ
クタの大型化を防止することができる。
によれば、ジョイントコネクタのケース内に挿入する端
子として、電線圧接部と上下にオス端子部、メス端子部
を備えた形状の端子を連結板部で連続した連鎖状からな
るものを用いているため、必要本数の電線を連鎖状の端
子により接続することができる。また、連鎖状とするた
めに端子間を連続する連結板部は折り返して用いるため
に、端子間のピッチを小ピッチ化でき、それに伴いコネ
クタの大型化を防止することができる。
【００３５】また、上記端子をケースの端子収容室に収
容し、該端子に電線を圧接した状態で、ケースを上下に
積層することにより、端子が上下で雌雄嵌合して接続す
るため、各ケースに接続した電線同士を接続することが
できる。
容し、該端子に電線を圧接した状態で、ケースを上下に
積層することにより、端子が上下で雌雄嵌合して接続す
るため、各ケースに接続した電線同士を接続することが
できる。
【００３６】よって、サブハーネスの電線のうち、少な
くとも従来は後入れ端子で接続していた電線および、電
線同士をスプライス接続していた電線をケース内の端子
と予め接続させておくと、本結束時にケース同士を積層
して一体化させることにより、他のサブハーネスの電線
と接続させることができる。よって、サブハーネスの後
入れ端子を無くすことができると共に、電線同士のスプ
ライス接続をなくすことができ、ワイヤハーネスの組み
立て作業性を向上させることができる。
くとも従来は後入れ端子で接続していた電線および、電
線同士をスプライス接続していた電線をケース内の端子
と予め接続させておくと、本結束時にケース同士を積層
して一体化させることにより、他のサブハーネスの電線
と接続させることができる。よって、サブハーネスの後
入れ端子を無くすことができると共に、電線同士のスプ
ライス接続をなくすことができ、ワイヤハーネスの組み
立て作業性を向上させることができる。
【００３７】また、ケース内に端子を収容したものを設
けておくと、電線との圧接位置を変えるだけで簡単に回
路変更をすることができる。よって、自動車の車種がグ
レードが異なって回路構成が変る場合にも容易に対応す
ることができ、かつ、上記接続用端子を収容したケース
を共用化することができる。
けておくと、電線との圧接位置を変えるだけで簡単に回
路変更をすることができる。よって、自動車の車種がグ
レードが異なって回路構成が変る場合にも容易に対応す
ることができ、かつ、上記接続用端子を収容したケース
を共用化することができる。
【図１】 本発明の実施形態のジョイントコネクタを示
し、（Ａ）は分解斜視図、（Ｂ）はケースを積層して形
成したジョイントコネクタの概略図である。
し、（Ａ）は分解斜視図、（Ｂ）はケースを積層して形
成したジョイントコネクタの概略図である。
【図２】 上記ジョイントコネクタに収容する連鎖状接
続端子の展開形状を示す図面である。
続端子の展開形状を示す図面である。
【図３】 （Ａ）は折り曲げ加工した連鎖状接続端子を
示す斜視図、（Ｂ）は上下に配置する端子の関係を示す
斜視図である。
示す斜視図、（Ｂ）は上下に配置する端子の関係を示す
斜視図である。
【図４】 （Ａ）は上記ケースの概略平面図、（Ｂ）は
概略底面図である。
概略底面図である。
【図５】 （Ａ）（Ｂ）は端子と電線との接続形態を示
す概略図である。
す概略図である。
【図６】 従来のワイヤハーネスの形成方法を示す図面
である。
である。
【図７】 従来のジョイントコネクタを示す図面であ
る。
る。
Ａ、Ｂ サブハーネス
ｗ 電線
１０ ジョイントコネクタ
１１ 連鎖状接続端子
１２ ケース
２０ 端子
２４ 電線圧接部
２６ メス端子部
２７ オス端子部
３０ 連結板部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01R 4/24
H01R 11/01
H01R 31/08
H02G 3/16
Claims (3)
- 【請求項１】 導電性金属材を折り曲げ加工して形成し
ており、 直角に屈折される２つの垂直板部を有し、一方の垂直板
部は上端より圧接スロットを切り欠いて電線圧接部とす
ると共に、他方の垂直板部は上端よりタブ嵌合溝を切り
欠いてメス端子部とし、かつ、上記電線圧接部の下端よ
り屈折させて上記メス端子部と上下同一線上に位置させ
ると共に上記メス端子部と直交方向となるように下方へ
突出させたタブ形状のオス端子部とした端子を設け、 上記端子を隣接する端子とタブの側面間に形成している
連結板部を介して並列状態に連鎖させ、端子を接続させ
る場合には上記連結板部を折り返して端子間を小ピッチ
とする一方、端子を非接続とする場合には上記連結板部
を切除し、上下に配置する上記端子の間でオス端子部と
メス端子部が嵌合して接続できる構成としている連鎖状
接続端子。 - 【請求項２】 請求項１に記載の連鎖状接続端子を用
い、その連結板部は所要箇所では屈曲させて端子を接続
すると共に所要箇所では切除して非接続して、ケース内
に並列に設けた端子収容室内に収容し、 上記ケースに電線を配線して、上記各端子の電線圧接部
に圧接接続させ、かつ、上記ケースを上下積層配置する
と共に、ケースに上下面に穴を設け、これら上下の穴を
通して上下の端子のオス端子部とメス端子部とを嵌合接
続させ、ケース別に配線した電線同士を接続する構成と
しているジョイントコネクタ。 - 【請求項３】 請求項２に記載のジョイントコネクタの
１つのケース内の接続端子に圧接接続する電線群は１つ
のサブハーネスの電線群とし、サブハーネス毎に１つの
ケースと接続し、サブハーネス内の所要の電線同士を上
記端子を連鎖させることにより接続し、かつ、サブハー
ネスを本結束する時に上記ケースを上下に積層して、異
なるサブハーネスの電線を上記端子のオス端子部とメス
端子部との嵌合で接続しているワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36628399A JP3485053B2 (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 連鎖状接続端子、該接続用端子を用いたジョイントコネクタ及び該ジョイントコネクタを備えたワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36628399A JP3485053B2 (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 連鎖状接続端子、該接続用端子を用いたジョイントコネクタ及び該ジョイントコネクタを備えたワイヤハーネス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001185250A JP2001185250A (ja) | 2001-07-06 |
| JP3485053B2 true JP3485053B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=18486391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36628399A Expired - Fee Related JP3485053B2 (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 連鎖状接続端子、該接続用端子を用いたジョイントコネクタ及び該ジョイントコネクタを備えたワイヤハーネス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3485053B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3994820B2 (ja) * | 2002-08-01 | 2007-10-24 | 住友電装株式会社 | ジョイントコネクタおよびジョイントコネクタ合体ユニット |
| JP5875098B2 (ja) * | 2011-06-30 | 2016-03-02 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス構造体、及び、電子機器制御システム |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36628399A patent/JP3485053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001185250A (ja) | 2001-07-06 |
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