JP2001307816A - 連鎖状端子および該端子を備えたジョイントコネクタ - Google Patents

連鎖状端子および該端子を備えたジョイントコネクタ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路接続を容易に達成し、後入れ端子を無く
す。 【解決手段】 基板部と、該基板部の前部に形成した雌
端子部と、該雌端子部から前方に延出された後に折り返
されるジョイント部を備えた端子を、複数個数を並列状
態として、上記基板部をキャリアで連続して横方向に連
鎖させた形状であり、上記ジョイント部を折り返されて
形成する雄端子部を、積層する他の端子の雌端子部に差
し込み接続可能としている。該端子を前後方向に貫通す
る端子収容室が水平方向に一段並設されているコネクタ
ハウジングに上記端子を挿入係止し、これらコネクタハ
ウジングを積層して端子の縦方向の接続を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョイントコネク
タに関し、詳しくは、上下縦方向および直交する横方向
に、端子をマトリクス状に接続でき、種々の回路接続形
態に応じて柔軟に対応できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アースライン等の共通の回路系統
に使用される各電線を夫々接続するには、ジョイントコ
ネクタが利用される場合がある。図10は、ジョイント
コネクタ100を示し、ジョイントコネクタケース10
0aには、接続形態に対応させた接続用バスバー200
を挿着する一方、接続する各電線Dは端末に端子300
を取り付けてコネクタCに挿入して、このコネクタCを
ジョイントコネクタケース100aに嵌合することで各
電線Dの接続を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ジョイン
トコネクタ100は構成部品点数が多く、接続回路の種
類に応じて種々の接続用バスバー200やジョイントコ
ネクタケース100aを準備する必要があり、また、接
続回路の変更を行う場合には、接続用バスバー200を
形成し直す必要があり、容易に回路変更に対応出来ない
問題があった。
【0004】また、ワイヤハーネスを組み立てる場合、
まず、図11に示すように、サブハーネス(仮結束ハー
ネス)K−1〜3を仮結束するが、その際、他の仮結束
ハーネスに接続される電線端末の端子T−1〜3はコネ
クタに未挿入の状態となり、所謂、後入れ端子となる。
これら仮結束ハーネスは組立図板上において本結束さ
れ、其の際に上記後入れ端子が他の仮結束ハーネスのコ
ネクタに挿入される。よって、本結束時に、端子の後入
れ工程が必須となるので、組立の効率化を図れない問題
がある。また、仮結束ハーネスと本結束のワイヤハーネ
スW/Hの組立は別の箇所で行われていることがほとん
どであるため、上記仮結束ハーネスK−1〜3の後入れ
となる未挿入の端子T−1〜3端子が搬送時等に、変形
や損傷を受けやすくなり、損傷等受けるとコネクタへの
挿入が困難となり端子挿入が確実に行えないおそれもあ
る。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
のであり、接続回路の変更に容易に対応できると共に、
仮結束ハーネスでの後入れ端子を無くすことを課題とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基板部と、該基板部の前部に形成した雌
端子部と、該雌端子部から前方に延出された後に折り返
されるジョイント部を備えた端子を、複数個数を並列状
態として、上記基板部をキャリアで連続して横方向に連
鎖させた形状とし、上記ジョイント部を折り返されて形
成する雄端子部を、積層する他の端子の雌端子部に差し
込み接続可能としていることを特徴とする連鎖状端子を
提供している。
【0007】上記連鎖状端子はキャリアで切断すること
により、所要個数の端子を連鎖した状態とすることがで
きる。
【0008】上記連鎖状端子は、従来の複数の端子接続
部を有する接続用バスバーと同様に機能し、そのジョイ
ント部で上下に積層する端子と接続することにより、こ
れら端子を連鎖状端子を介して互いに接続させることが
できる。このように、連鎖状端子を設けておくことによ
り、接続回路が増減した場合、キャリアの切断位置を変
更すれば良いだけであり、回路変更に容易に対応でき
る。
【0009】上記基板部に電線端末に接続される電線接
続部を設けて、連鎖状端子の各端子を夫々電線端末と接
続させてもよい。該電線接続部は電線と圧着あるいは圧
接させて接続させる。また、電線の絶縁被覆部にはバレ
ルをかしめ圧着させ、芯線は圧接刃で圧接接続させる構
成としてもよい。該構成とすると、並設した電線の接続
が連鎖状端子によりなされると共に、上下縦方向で、他
の端子とも接続でき、縦・横の両方向に任意の所要個数
の端子をマトリクス状に接続することができる。なお、
上下接続を行わない場合には、端子のジョイント部を切
断して対応する。
【0010】また、本発明は、上記連鎖状端子を上記キ
ャリアで切断して所要個数の連鎖状端子として用いると
共に、上記キャリアで連続されていない同一形状の単線
用の端子を用い、前後方向に貫通する端子収容室が水平
方向に一段並設されているコネクタハウジングに上記端
子を挿入係止し、この端子収容室へ収容された端子の上
記ジョイント部を端子収容室の前端開口から突出させた
後にコネクタハウジングの外部において折り返し、該折
り返されたタブ状の雄端子部を、該コネクタハウジング
に積層する他のコネクタハウジング内の上記端子の雌端
子部に挿入係止して、端子の横方向連鎖と上下端子の雌
雄端子部との嵌合で、端子を横方向および縦方向に接続
しているジョイントコネクタを提供している。
【0011】上記のジョイントコネクタを構成する各コ
ネクタハウジングは、上下積層するコネクタハウジング
間で互いに摺動されるガイド部を備え、一方のコネクタ
ハウジングに収容した端子のジョイント部を折り返して
形成した雄端子部に対して、他方のコネクタハウジング
が摺動しながら雄端子部を収容し、内部に収容している
端子の雌型端子部と嵌合接続可能としている。また、端
子を嵌合した位置で、上下積層状態でロック結合される
ようにしている。
【0012】上記した上下に積層して組む付けるコネク
タハウジングは、最上段等のコネクタハウジングに電線
と接続していない連鎖状端子のみを収容し、該連鎖状端
子を他段のコネクタハウジングに収容された単線回路用
の端子と雌雄端子部を嵌合接続して、ジョイント用端子
としてのみ用いてもよい。また、連鎖状端子に電線を接
続しておき、ジョイント用端子のみでなく、電線接続用
の端子として用い、該連鎖状端子に接続した電線を他段
の電線に接続した端子と上下接続してもよい。
【0013】上記連鎖状端子を収容するコネクタハウジ
ングは、キャリア部を貫通させる溝を端子収容室を仕切
る隔壁の後端に設けている。
【0014】上記した各コネクタハウジングには、仮結
束ハーネスのジョイントする端子を収容しておき、本結
束時に他の仮結束ハーネスに接続したコネクタハウジン
グと組み立てることにより端子接続もなされる。よっ
て、本結束工程での端子の後入れを無くすことができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1はジョイントコネクタ1を示
し、複数の端子収容室2を水平方向に並設した一段のみ
有するコネクタハウジング3を上下に5段積み上げてブ
ロック体4を構成し、該ブロック体4の前面にカバー部
材5を被せる構成としている。これら各コネクタハウジ
ング3内に収容される端子はそれぞれ仮結束ハーネスに
予め接続さた端子からなり、本結束時において仮結束ハ
ーネス毎に接続したコネクタハウジング3を上下積層し
て組み立てている。
【0016】上記コネクタハウジング3は、最上段のコ
ネクタハウジング3Aのみを連鎖端子用のコネクタハウ
ジングとし、他のコネクタハウジング3Bは単線回路端
子用のコネクタハウジングとしている。該単線回路端子
用のコネクタハウジング3Bには図2に示す1本の電線
に接続される単線回路用の端子6を挿入係止している。
上記連鎖端子用のコネクタハウジング3Aには図3に示
す連鎖状端子60を挿入係止しており、該連鎖状端子6
0には電線を接続しておらず、ジョイント用としてのみ
用いている。
【0017】まず、単線回路用の端子6について説明す
ると、該端子6は、本出願人の出願に係わる特願平11
−274988号に開示の端子と同様な形状で、導電性
金属板を打抜加工後に折曲加工して製造している。該端
子6は、後端部には電線wの被覆をかしめ圧着する左右
一対のインシュレーションバレル6aを備え、その前側
には電線端末に圧接される圧接部6bを備え、該圧接部
6bが電線wの被覆に切り込みんで芯線と接触される。
圧接部6bの前部に雌端子部6cを設け、さらに、該雌
端子部6cの前端よりジョイント部6dを前方へ延在さ
せている。該ジョイント部6dは図2(B)に示すよう
に直角に屈折した後、さらに図2(C)に示すように後
方へと折り返し、この折り返された水平部がタブ形状の
雄端子部6eとなる。
【0018】上記ジョイント部6dを折り返して形成す
る雄端子部6dは、コネクタハウジング3を上下積層し
た状態で、上段のコネクタハウジングの端子収容室内に
前端開口から挿入し、内部に挿入係止されている端子6
および連鎖端子60の雌端子部6c、61cに嵌合し
て、電気接続がなされるものである。
【0019】なお、上記端子6は、上下で回路接続しな
い場合には、ジョイント部6dを切断して図2(D)に
示す形態として用いている。
【0020】連鎖状端子60は、図3に示すように、上
記端子6と略同一形状の各端子部61をキャリア62で
連続した形状である。よって、各端子部61は基板部6
1fよりインシュレーションバレル61a、圧接部61
b、雌端子部61cを突出させて設けると共に、雌端子
部61cの前端よりジョイント部61dを延在させてお
り、該ジョイント部61dは前記図2(B)(C)と同
様に、直角に屈折した後、後方へと折り返してタブ形状
の雄端子部61eを設けている。
【0021】また、基板部61fはインシュレーション
バレル61aの突設位置よりも後方へ延在させ、これら
端子部61を並列させた状態で、後方延在部の間にキャ
リア62で連結して連鎖形状としている。キャリア62
は金属板の打抜状態では平板形状であるが、屈折させて
端子部61の間隔をコネクタハウジング3の端子収容室
に各端子部61が収容できる間隔に調整している。
【0022】上記キャリア62を切断することで、連鎖
される端子部61の個数を調節している。なお、本実施
形態では、連鎖状端子60はジョイント用のみとして用
いているため、連鎖される端子部61の個数は2以上の
複数個となる。
【0023】上記端子6を収容するコネクタハウジング
3Bは、図4に示す構造で、合成樹脂で一体成形してい
る。その内部には複数の端子収容室2が水平方向に一
段、それぞれ前後方向に貫通させて、前後両端を開口と
している。後方開口2aは上記端子6の挿入用である。
前端開口は上下2段にわかれ、上段の開口2bからは端
子6のジョイント部6dを突出させるようにし、下段の
開口2cからは他の端子の雄端子部(図示せず)を挿入
可能としている。また、各端子収容室2の上壁には、端
子係止用の係止孔2dを設けている。
【0024】連鎖端子用のコネクタハウジング3Aは、
図5に示す構造で、端子収容室2を仕切る隔壁2fに貫
通した溝2gを後端面から切欠いて形成し、キャリア6
2を収容出来るようにしている。他の構成はコネクタハ
ウジング3Bと同一であるため、同一符号を付して説明
を省略する。
【0025】また、各コネクタハウジング3A、3Bは
摺動自在に嵌合する凹溝2hと突条2iを設け、これら
凹溝2hに突条2iを嵌合して摺動させることにより、
コネクタハウジングを上下に積層出来るようにしてい
る。さらに、各コネクタハウジング3の上面において一
対のロック凹部2jを凹設し、カバー部材5に設けたロ
ック突部5aと蟻嵌合させるようにしている。
【0026】上記コネクタハウジング3Bの各端子収容
室には、電線wに接続された端子6を挿入に係止する。
挿入後に、前端開口から突出したジョイント部6cを図
2(B)から(C)に示すように折り曲げて、ジョイン
ト部6cを折り返して形成した雄端子部6eをコネクタ
ハウジング3Bの上壁上方に水平に位置させる。このよ
うにして、図6に示すように、コネクタハウジング3B
の内部に端子6を収容して、ジョイント部6dを折り返
した状態としたものを上下方向に積み重ねていく。
【0027】図7(A)に示すように、コネクタハウジ
ング3Bを上下に積層していくと、下段の端子6の雄端
子部6eを上段の端子6の雌端子部6cに嵌合して、上
下方向において端子6が接続される。このようにして、
上下積層するコネクタハウジング3B内の端子6は所要
個数、上下縦方向に接続させていくことができる。
【0028】最上段には連鎖端子専用のコネクタハウジ
ング3Aを積層する。該コネクタハウジング3Aの各端
子収容室には連鎖状端子60の端子部61を挿入係止し
ている。該連鎖状60は、本実施形態では、3個の端子
部61を連鎖させた連鎖状端子60Aと、4個の端子部
61を連鎖させた連鎖状端子60Bとを2つ用いてい
る。また、本実施形態では最上段に配置するため、連鎖
状端子60の各端子部61のジョイント部61dは切断
している。
【0029】最上段にコネクタハウジング3Aを積層す
ると、図7(B)に示すように、その下の上から2段目
のコネクタハウジング3Bに収容された端子6の雄端子
部6eが連鎖状端子60の各端子部の雌端子部61cに
挿入して、電気接続される。その結果、コネクタハウジ
ング3A、3Bに収容する端子6、60の接続形態は図
8に示す形態となる。
【0030】なお、端子6を収容するコネクタハウジン
グ3Bにもキャリア収容用の切欠を設けておくと、連鎖
状端子をコネクタハウジング3Bの空きの端子収容室に
挿入して、図9に示す回路接続形態とすることができ
る。即ち、上下積層するコネクタハウジング3Bの端子
収容室に連鎖状端子60を収容すると、該連鎖状端子6
0の所要の端子部61のジョイント部61dを折り曲げ
て雄端子部61eを形成すると、上段の端子6と接続す
ることができ、連鎖状端子60により横方向及び上下縦
方向の接続を取ることができる。
【0031】また、連鎖状端子60の各端子部61にも
電線wを接続しておくと、これら電線wを横方向にキャ
リアを介して接続出来ると共に、ジョイント部を介し
て、他のコネクタハウジング内の端子と上下で接続する
ことができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の連鎖状端子を用いると、キャリアを介して横方向に端
子を接続できると共に、各端子部のジョイント部により
上下積層した端子同士の接続を図ることができる。
【0033】また、回路構成に従って、単線回路用の端
子を収容したコネクタハウジングと、連鎖状端子を収容
したコネクタハウジングとを組み合わせることにより、
上下縦方向および横方向の接続を任意の位置で且つ任意
の個数だけ簡単に端子同士をマトリクス状に接続するこ
とができ、回路構成に容易にさせることができる。
【0034】このように、回路変更があっても、バスバ
ーを変更する必要がなく、端子の接続形態を代えるだけ
でよいため、コストがかからず、かつ、迅速に回路変更
に対応させることできる。
【0035】また、各コネクタハウジングを仮結束ハー
ネスの電線端末に接続しておくと、本結束工程におい
て、これらコネクタハウジングを積層して、コネクタハ
ウジング内に収容されている端子同士を接続することが
できる。よって、本結束工程における端子の後入れを無
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかるジョイントコネ
クタを示し、(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図2】 (A)(B)(C)(D)は単線回路接続用
の端子を示す図面である。
【図3】 連鎖状端子の斜視図である。
【図4】 (A)は単線回路用端子を収容するコネクタ
ハウジングを示す平面図、(B)は断面図、(C)は積
層状態の側面図である。
【図5】 連鎖状端子を収容するコネクタハウジングの
要部断面斜視図である。
【図6】 (A)はコネクタハウジングに端子を挿入し
た状態を示す斜視図、(B)はコネクタハウジングを積
層する方法を示す斜視図である。
【図7】 (A)(B)は積層したコネクタハウジング
の断面図である。
【図8】 接続形態を示す概略図である。
【図9】 他の接続形態を示す概略図である。
【図10】 従来のジョイントコネクタの斜視図であ
る。
【図11】 従来の仮結束ハーネスと本結束のワイヤハ
ーネスの組立を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ジョイントコネクタ 2 端子収容室 3 コネクタハウジング 5 カバー部材 6 端子 6c 雌端子部 6d ジョイント部 6e 雄端子部 60 連鎖状端子 61 端子部 61c 雌端子部 61d ジョイント部 61e 雄端子部 62 キャリア w 電線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板部と、該基板部の前部に形成した雌
    端子部と、該雌端子部から前方に延出された後に折り返
    されるジョイント部を備えた端子を、複数個数を並列状
    態として、上記基板部をキャリアで連続して横方向に連
    鎖させた形状とし、 上記ジョイント部を折り返されて形成する雄端子部を、
    積層する他の端子の雌端子部に差し込み接続可能として
    いることを特徴とする連鎖状端子。
  2. 【請求項2】 上記基板部に電線端末に接続される電線
    接続部を備えている請求項1に記載の連鎖状端子。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の連鎖状端子を
    上記キャリアで切断して所要個数の連鎖状端子として用
    いると共に、上記キャリアで連続されていない同一形状
    の単線用の端子を用い、 前後方向に貫通する端子収容室が水平方向に一段並設さ
    れているコネクタハウジングに上記端子を挿入係止し、
    この端子収容室へ収容された端子の上記ジョイント部を
    端子収容室の前端開口から突出させた後にコネクタハウ
    ジングの外部において折り返し、該折り返されたタブ状
    の雄端子部を、該コネクタハウジングに積層する他のコ
    ネクタハウジング内の上記端子の雌端子部に挿入係止し
    て、端子の横方向連鎖と上下端子の雌雄端子部との嵌合
    で、端子を横方向および縦方向に接続しているジョイン
    トコネクタ。
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