JP2000501558A - １１０型線接続ブロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 110型線接続ブロック110型クロス接続装置内で使用される線接続ブロックであり、この場合、該接点は、接点受け入れスロット内に形成されて対向する方向を向いた一対の棚状突起に対してハウジング内で接点を固着する、対向する方向を向いた一対のタブを備えている。該接続具は、説明したように、二重のタブ係止装置により接点を固着し得るように押し込み工程を利用する方法により製造される。

Description

【発明の詳細な説明】 110 型線接続ブロック 技術分野 本発明は、電気接続具、より具体的には、110型クロス接続装置用の平行なス ロット付きビーム型接点を複数、含む、改良された線接続ブロックに関するもの であり、この接続具構造体及び製造方法は、単一体の接続具本体を有する、組み 立てが容易な接続具を提供する。発明の背景 110型クロス接続配線装置は、周知であり、多数の入力及び出力配線装置に終 端させる配線小室内にしばしば見られる。クロス接続配線装置は、一般に、配線 ブロック上における配線ストリップパネルを有しており、該部材は、ケーブルか ら個々の線を終端させ且つ、110型の押し込み線接続ブロックに接続する。接続 ブロックは、その後、パッチコード接続具に接続される。110型線接続ブロック は、両端付きのスロット付きビームの絶縁部剥ぎ取り接点を複数、保持する誘電 性ハウジングを有し、これらの該剥ぎ取り接点は、その一端にて配線ブロック上 の複数の線と相互に接続し、また、その他端にてパッチコード接続具の平坦なビ ーム接点部分と相互に接続している。異なる既存の110型線接続ブロックは、全 体として互換可能であるが、従来技術の多くの接続ブロックは、製造がより面倒 で且つ組み立てがより困難である、関連する２部品から成るハウジング組立体を 有している。リードに付与され且つウィテーカー・コーポレーションに譲渡され た、米国特許第5,409,404号に記載された、電気接続具のような単一体のハウジ ングを利用する110型接続具の既存の設計のものがある。しかしながら、こうし た設計には、追加的で且つより複雑な組み立てステップを必要とするといった欠 点がある。このため、110型線接続ブロックを製造する技術の改良が依然として 必要とされている。発明の概要 このため、本発明の一つの目的は、改良された110型線接続ブロックを提供す ることである。 本発明の更に一つの目的は、110型線接続ブロックを製造する、改良された方 法を提供することである。 一般に、本発明の接続ブロックは、誘電性ハウジングと、該ハウジングに形成 された複数の接点受け入れスロット内に配置された複数のスロット付きビーム接 点とを備え、これらの接点は、接点受け入れスロットに隣接して形成された、対 向する方向を向いた一対の棚状突起に対して係合し得るように対向する方向に向 けられた一対のせん断タブを有しており、上記接点をハウジング内に固着する。 この接続ブロックは、共に、接点受け入れスロットに隣接する位置に形成された 、第一の棚状突起と、対向する方向を向いた第二の棚状突起とを有する接続具ハ ウジングを提供するステップと、平面状接点の中央部分の一側部まで、対向する 方向を向いた一対のタブをせん断するステップと、せん断したタブの１つを接点 と面一となるように形成するステップと、残りのタブが第一の棚状突起と当接す る迄、上記接点をハウジングの上記受け入れスロット内に挿入するステップと、 第二の棚状突起に当接する関係にて接点の第二の側部上に第二のせん断タブを形 成し得るように、形成された開口部を通じて押し込みするステップとを含む方法 により製造される。図面の簡単な説明 図１は、本発明の押し込み接続具の部分平面図である。 図２は、図１の押し込み接続具の接点の斜視図である。 図３は、組み立て前の接続具ハウジング及び接点の側面断面図である。 図４は、部分的に組み立てられた接点を有する接続具ハウジングの側面断面図 である。 図５は、押し込み工程を示す、線接続ブロックの側面断面図である。 図６は、押し込み工程後の線接続ブロックの側面断面図である。 図７は、図６の線７−７に沿った断面図である。好適な実施の形態の説明 本発明の着想を具体化する電気接続具は、添付図面に全体として参照番号１０ で表示されている。図１に図示するように、110型線接続ブロックは、単一体の ハウジング部分１２と、略平面状で両端付きのスロットビームＩＤＣ接点１４の 複数とから成っている。 接続具ハウジング１２は、誘電性材料で出来ており、また、第一の側壁１８及 び第二の側壁２０と、図１に図示するように、複数の接点１４を支持する複数の 接点受け入れスロット１６を取り巻く一対の端部壁２２とを含むように成形によ り製造される。標準的な110型接続具は、パッチコード接続具（図示せず）に接 続するパッチコード端部２４と、クロス接続具装置の割り出しストリップ又は配 線ブロック（図示せず）に接続する線ストリップ端部２６とを有している。該パ ッチコード端部２４は、上方歯部分２８と、下方歯部分３０とを有しており、こ れらの上方歯部分２８及び下方歯部分３０は、パッチコード接続具の対応する形 状と合わさるように使用される。上方歯部分２８、及び下方歯部分３０の双方は 、パッチコード接続具に形成された相補的な凹所と合わさる、円弧状突起３２を 有している。線ストリップ端部２６は、配線ブロック上の相補的な突起が係合す る円弧状凹所３４を有している。 標準的な110型接続具接点は、両端付きのスロットビームＩＤＣ接点である。 その他の周知の型式の接点も利用可能であることを認識すべきである。図２から 理解し得るように、接点３６の第一の端部及び第二の端部４２は、スロット付き ビームＩＤＣ接点部分３８、４４を形成する一対の股状部分を備えている。 図３及び図４に最も良く図示するように、本発明のハウジング本体１２は、一 対の内側の棚状突起５４、５６を含むように形成されており、該一対の内側の棚 状突起は、接続具１０の両側壁に及び向き合った両端の上にて接点受け入れスロ ットに隣接する位置に形成されている。 本発明の接点は、最初に、接点の中央部分から２つのタブをせん断除去するこ とにより形成される。図３に図示するように、２つのタブ、即ち、長さの短い停 止タブ４６及び長さの長い保持タブ４８は、最初に、接点と同一側であるが、垂 直の対向する方向に形成されている（長い方のタブを仮想線で図示）。最初に、 せん断除去する間のタブの方向は、接点の両側部に形成することも可能であるこ とを認識すべきである。次に、接点１４の面に対して略平坦となる位置に配置さ れるように保持タブ４８を折り返して形成する。次に、停止タブ４６が停止棚状 突起５４に対して当接する迄、該停止タブが内向きの状態にて、パッチコードの 端部から接点１４を接続具ハウジング１２内に挿入する。次に、保持タブ４８が 保持棚状突起と当接する迄、対向する方向への押し込み工程により保持タブを形 成する。ハウジング１２は、停止タブ４６が停止棚状突起５４と当接するとき、 保持タブ４８と整合される押し込み開口部５０を有する。このため、これらの接 点は、接続具本体内で両方向に確実に保持される。 本発明の特に好適な実施の形態を図示し且つ説明したが、本発明の教示から逸 脱せずに変更及び改変を加え得ることが当業者には明らかであろう。上記の説明 及び添付図面に掲げた事項は、単に一例として示したものであり、限定的なもの ではない。本発明の実際の範囲は、従来の技術に基づいてその妥当な観点から見 たとき、次の請求の範囲により規定されることを意図するものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．電気接続具において、 誘電性ハウジングと、 該ハウジングに形成された複数の接点受け入れスロット内に配置された複数の スロット付きビーム接点とを備え、 前記スロット付きビーム接点が、該接点を前記ハウジング内に取り付けるよう に、前記接点受け入れスロットに隣接する位置に形成された、対向する方向を向 いた一対の棚状突起に対して係合し得るように対向する方向を向いた一対のせん 断タブを備える、電気接続具。 ２．請求項１に記載の電気接続具において、前記接点が、両端付きのスロット 付きビーム接点である、電気接続具。 ３．請求項１に記載の電気接続具において、前記せん断タブが、前記接点の両 側部に存在する、電気接続具。 ４．電気接続具の製造方法において、 共に接点受け入れスロットに隣接する位置に形成された、第一の棚状突起と、 対向する方向を向いた第二の棚状突起とを有する複数の接点受け入れスロットを 備える接続具ハウジングを提供するステップと、 平面状接点の中央部分まで対向する方向を向いた一対のタブをせん断するステ ップと、 前記接点と面一となるようにせん断したタブの１つを形成するステップと、 残りのタブが前記第一の棚状突起と当接する迄、前記接点をハウジングの前記 接点受け入れスロット内に挿入するステップと、 前記ハウジングに形成された開口部を押し込み、前記第二の棚状突起と当接関 係となるように前記第二のせん断タブを形成するステップとを備える、電気接続 具の製造方法。 ５．請求項４に記載の方法により電気接続具を製造する方法において、対向す る方向を向いた一対のタブをせん断する前記ステップが、接点の両側部にてタブ をせん断することを含む、電気接続具の製造方法。 ６．電気接続具の製造方法において、 前記接点受け入れスロットに隣接する位置に形成された、第一の棚状突起と、 対向する方向を向いた第二の棚状突起とを有する複数の接点受け入れスロットを 備える接続具ハウジングを提供するステップと、 中央部分に停止タブを形成し得るように接点をせん断するステップと、 停止タブが前記第一の棚状突起と当接する迄、前記接点をハウジングの前記接 点受け入れスロット内に挿入するステップと、 前記ハウジングに形成された開口部を押し込んで、前記第二の棚状突起と当接 関係となるように前記第二のせん断タブを形成するステップとを備える、電気接 続具の製造方法。 ７．請求項６に記載のステップにより電気接続具を製造する方法において、前 記接点をせん断するステップが、接点の同一側にて対向する方向を向いた第二の タブをせん断することと、次に、接点に対して略面一関係となるように前記第二 のタブを形成することを含む、電気接続具の製造方法。 ８．請求項６に記載のステップにより電気接続具を製造する方法において、前 記接点をせん断する前記ステップが、前記第一のせん断停止タブと反対側の接点 の側部にて対向する方向を向いた第二のタブをせん断することと、次に、第二の タブを前記接点に対して略面一関係となるように形成することを含む、電気接続 具の製造方法。