JP2002092668A - 車載装置、及びサービス提供システム - Google Patents

車載装置、及びサービス提供システム

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JP2002092668A
JP2002092668A JP2000279905A JP2000279905A JP2002092668A JP 2002092668 A JP2002092668 A JP 2002092668A JP 2000279905 A JP2000279905 A JP 2000279905A JP 2000279905 A JP2000279905 A JP 2000279905A JP 2002092668 A JP2002092668 A JP 2002092668A
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    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
    • G07B15/063Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems using wireless information transmission between the vehicle and a fixed station
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載装置に加えられた不正行為を検知して公
正で確実な課金を可能とし、車載装置に対する不正行為
を抑制する。 【解決手段】 位置検出ユニットからの測位データ(位
置/時刻)の取得に失敗した場合(S510,S520-N,S630
-N)、「GPS断モード」を設定し、最後に取得した測
位データを開始データとして保存する(S640)。その
後、測位データの取得に成功し「GPS断モード」から
復帰すると(S520-Y,S530-Y)、「GPS断モード」の
解除、取得した測位データ(復帰データ)の保存、開始
データ及び復帰データによる監視データの作成を行い、
この監視データを、路車間通信を介して管理センターに
送信する(S580,S590)。これと共に「GPS断モー
ド」の間に位置検出ユニットに蓄積された履歴データを
読み出し、この履歴データが課金条件を満たしていれば
課金データの作成,送信も行う(S600,S540〜S570)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行状況
(現在位置や滞在時間等)が、予め設定された課金条件
を満たす場合に課金処理を行うための車載装置、及び外
部の管理装置との無線通信により車載装置に課金処理等
のアプリケーションプログラムを取得させ、取得したア
プリケーションプログラムを車載装置に実行させること
により、車載装置を介した特定サービスの提供が可能と
なるサービス提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、有料道路の料金所での渋滞を
緩和するために、料金所にてノンストップで料金収受を
行うETC(Electronic Toll Collection)システム
や、特定エリア(例えば市街地)内の混雑を抑制するた
めに、この特定エリアに進入する車両に対して課金を行
うERP(Electronic Road Pricing )システムの検討
が行われている。
【0003】このうち、ETCシステムでは、料金所側
に設置された路側装置と各車両に搭載された車載装置と
の路車間通信には、DSRC(Dedicated Sort-Range C
ommunication)無線が用いられている。なお、DSRC
無線は、ミリ波(5.8GHz)帯の電波を利用した双
方向狭域無線通信であり、電波産業会の標準規格「AR
IB STD−T55」として策定されている。
【0004】しかし、ERPシステムにおいて、上記E
TCシステムと同様の方法にて料金徴収を行うことを考
えると、課金を行う特定エリア(以下「課金エリア」と
いう)への進入経路毎に路側器(アンテナ)を設置する
必要があるため、市街地等のように、課金エリアへの進
入経路が多数存在する場合には、路側器の設置費用や維
持管理の手間が膨大なものとなってしまう。このため、
例えば、特開平11−213192号公報に開示されて
いるように、課金エリアへの進入経路毎に路側器をもう
けるのではなく、車両に設置されたGPS(Global Pos
itioning System )レシーバでの測位結果に基づいて、
車両の現在位置が課金エリア内にあるか否かを判断して
課金処理を行う方法が検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ETCシステムやERPシステムを実現するには、シス
テムに対応した車載装置を各車両に取り付ける必要があ
る。しかし、これら車載装置に対しては、例えば、課金
対象を特定するためにICカードが用いられている場
合、車載装置に接続されたICカードの読取装置に故意
にICカードを装着しなかったり、また、GPSレシー
バでの測位結果に基づいて課金処理が行われている場
合、故意にGPSレシーバからの信号線を切り離したり
GPSレシーバへの電源供給を停止する等して、課金条
件の判定を不能にしたり、更には、不正なプログラムを
車載装置に取り込ませて実行させる等の様々な不正行為
が加えられる可能性があり、これら不正行為に対する対
策が強く望まれている。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するために、
車載装置に加えられた不正行為を検知して公正で確実な
課金を可能とすると共に車載装置に対する不正行為を抑
制することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の発明である請求項1記載の車載装置では、課金制御手
段が、測位計時手段での測定結果(現在位置及び時刻)
に基づいて車両の走行状況を判断し、その走行状況が予
め設定された課金条件を満たす場合に、この課金条件に
応じた料金情報及び課金対象を特定する課金対象識別情
報とを少なくとも含む課金データを作成し、この課金デ
ータを通信手段を介して管理装置に送信する。即ち、い
わゆるERPシステムの車載装置として使用することが
できる。
【0008】そして、異常検出手段が、当該装置に発生
した異常事態を検出した場合には、監視制御手段が、測
位計時手段にて測定された現在位置及び時刻と当該車載
装置を特定する装置識別情報とを少なくとも含む監視デ
ータを作成し、この監視データを通信手段を介して管理
装置に送信する。
【0009】つまり、本発明の車載装置を用いることに
より、外部の管理装置では、異常事態が発生した車載装
置を特定できると共に、その異常事態が発生した位置や
時刻、更には異常事態から復帰した位置や時刻を確認で
きる。なお、車載装置の異常事態は、その使用者の不正
行為により発生している可能性があるが、監視データか
ら異常事態発生中の車両の走行状況を推定できるため、
この監視データ(推定された走行状況)に基づいて、車
載装置の所有者に対する警告や精算の請求が可能とな
る。
【0010】そして、異常検出手段が検出すべき車載装
置の異常事態は、様々なものが考えられるが、例えば、
請求項2記載のように、課金対象識別情報(例えば会員
番号や口座番号等)が記憶された記憶媒体(例えばIC
カード)から情報を読み取る情報読取手段を備えている
場合、異常検出手段は、情報読取手段への記憶媒体の非
装着を異常事態として検出してもよい。
【0011】この場合、管理装置側では、課金対象識別
情報を特定できなくても、監視データの装置識別情報か
ら異常事態が発生した、即ち記憶媒体を非装着とする不
正行為が行われた車載装置を特定できるため、予め各車
載装置の所有者或いは車載装置が設置された車両を特定
できるようにしておけば、車載装置の所有者に対して警
告や精算請求を確実に行うことができる。
【0012】また、請求項3記載のように、当該車載装
置を動作させるための外部からの電源供給が途絶えた時
に、少なくとも監視制御手段にて作成された監視データ
が監視データ記憶手段に記憶されるまでの間、補助給電
手段が電源供給を継続するようにされている場合、異常
検出手段は、補助給電手段による給電開始を異常事態と
して検出してもよい。
【0013】この場合、監視制御手段は、外部からの電
源供給が再開された時に、監視データ記憶手段に記憶さ
れている監視データを、管理装置に送信するようにすれ
ば、この監視データに基づき、管理装置側では、電源供
給が途絶えている間の走行状況、ひいては不正行為の有
無等を推定することができる。
【0014】なお、補助給電手段としては、外部から正
常に電源供給を受けている間に充電される二次電池を用
いることができる。また、補助給電手段は、使用者が取
り外すことができない構成とされていることが望まし
い。ところで、本発明の車載装置は、上述の各手段が全
て一体に構成されていてもよいし、例えば、請求項4記
載のように、通信手段からなる通信部を、この通信部以
外の部分からなる本体に対して着脱自在に構成したり、
また、請求項5記載のように、位置検出手段からなる検
出部を、この検出部以外の部分からなる本体に対して着
脱自在に構成したりしてもよい。
【0015】前者(請求項4)の場合、通信部として既
存のDSRC無線器や無線電話(携帯電話,PHS,自
動車電話等)を用いることができ、また、後者(請求項
5)の場合、検出部として既存のGPSレシーバ等を用
いることができる。そして、検出部と本体とからなる後
者の場合、請求項6記載のように、異常検出手段は、検
出部と本体との通信の途絶を異常事態として検出しても
よい。
【0016】この場合、監視制御手段は、例えば、検出
部から最後に取得した情報に基づいて監視データを作成
し、管理装置に送信するようにすれば、この監視データ
に基づき、管理装置側では、検出部を本体から取り外し
たり、検出部への電源供給を途絶えさせる等、検出部の
動作を無効とするような不正行為の有無を推定すること
ができる。
【0017】更に、請求項7記載のように、検出部に、
本体との通信が途絶えている間の測位計時手段での測定
結果を履歴データとして記憶する履歴データ記憶手段を
設け、課金制御手段は、検出部と本体との通信が回復す
ると、履歴データ記憶手段に記憶された履歴データに基
づいて通信途絶中の走行状況を判断し、その走行状況が
課金条件を満たす場合に、課金データの作成を行うよう
にしてもよい。
【0018】この場合、検出部と本体との接続を断つ不
正行為が行われた場合に、検出部には、その間の履歴デ
ータ(位置,時間)が蓄積されるため、検出部と本体と
の接続が復活した場合には、履歴データに基づいて不正
行為中の走行状況を確認でき、この不正行為中の走行状
況に対する課金が可能となる。
【0019】なお、検出部と本体との通信の途絶は、検
出部への電源供給が断たれた時にも発生するため、請求
項8記載のように、検出部に、検出部を動作させるため
の外部からの電源供給が途絶えた場合、測位計時手段で
の測定結果が測位計時データ記憶手段に少なくとも1回
記憶されるまでの間、検出部への電源供給を継続する補
助給電手段を設けることが望ましい。
【0020】ところで通信手段は、請求項9記載のよう
に、車両の走行経路近傍に設置された路側器との間で通
信を行う狭域無線(DSRC)、或いは無線電話を用い
ることができる。特に、狭域無線を用いた場合には、E
TCシステム及びERPシステムのいずれにも対応可能
な装置とすることが可能となる。一方、無線電話を用い
た場合には、通信不能となるエリアが少なく、管理装置
との通信を、基地局(路側器)の設置場所を意識するこ
となく比較的自由に行うことができるだけでなく、管理
装置側から特定の車載装置に対する通信を確実かつ速や
かに行うことができるため、車載装置毎に個別にメンテ
ナンスを実行することも容易となり、使い勝手を向上さ
せることができる。
【0021】次に、請求項10記載の車載装置では、プ
ログラム取得手段が、通信手段を介して管理装置からア
プリケーションプログラムを取得し、異常検出手段にて
異常事態が検出されるか、又は通信手段を介して管理装
置からの指示があった場合、再取得制御手段が、アプリ
ケーションプログラムの実行を不能にして、プログラム
取得手段にアプリケーションプログラムの再取得を行わ
せるようにされている。
【0022】なお、課金制御手段は、マイクロコンピュ
ータが実行する処理として実現され、プログラム取得手
段が取得するアプリケーションプログラムには、少なく
とも課金制御手段を実現するためのものが含まれてい
る。つまり、本発明によれば、車載装置上で実行される
アプリケーションプログラムが必ず管理装置から取得さ
れるため、管理装置側では、可動中の車載装置を漏れな
く把握することができる。また、車載装置に異常事態が
発生すると、管理装置に通報されるため、例えば、異常
事態が頻繁に発生する場合には、プログラムの再取得を
禁止し車載装置を使用不能にする等のペナルティを与え
る制御を実現することができる。
【0023】更に、本発明では、管理装置からの指示に
より、全ての車載装置のアプリケーションプログラムを
一斉に変更することが可能なため、課金エリアや課金体
系が変更された場合にも、容易に対応することができ
る。ところで、請求項11記載のように、測位計時手段
を設ける代わりに、現在位置及び時刻を表す測位計時デ
ータが入力される第1インタフェース手段を設けた構成
としたり、請求項12記載のように、通信手段を設ける
代わりに、外部に設置された管理装置との間で各種情報
の授受を無線にて行う通信装置が接続される第2インタ
フェース手段を設けた構成としてもよい。
【0024】前者(請求項11)の場合、当該車載装置
が搭載される車両に既にGPSレシーバが搭載されてい
る場合には、これを第1インタフェース手段に接続する
だけで、また、後者(請求項12)の場合、当該車載装
置が搭載される車両に既に無線通信装置が搭載されてい
る場合には、これを第2インタフェース手段に接続する
だけで、いずれも請求項1記載の車載装置と同様の作用
効果を得ることができる。
【0025】更に、車両にGPSレシーバも無線通信装
置も既に搭載されている場合には、請求項13記載のよ
うに、測位計時手段及び通信手段を設ける代わりに、第
1及び第2インタフェース手段を設けた構成としてもよ
い。つまり、既に車両に搭載されている装置と、構成の
重複がないように請求項1或いは請求項11〜13の車
載装置を適宜選択することで、既存装置の有効利用を図
ることができる。
【0026】次に、請求項14記載のサービス提供シス
テムでは、外部の管理装置との無線通信により車載装置
にアプリケーションプログラムを取得させ、該取得した
アプリケーションプログラムを前記車載装置に実行させ
ることにより、車載装置を介した特定サービスの提供が
可能となる。そして特に、車載装置の異常事態が検知さ
れると、この車載装置によるアプリケーションプログラ
ムの実行が不能となり、車載装置にアプリケーションプ
ログラムを再取得させるようにされている。
【0027】つまり、車載装置がアプリケーションプロ
グラムの再取得を行うことで、管理装置側では、車載装
置にて不正行為等に基づく異常事態が検知されたことを
確認することができ、これら異常事態に対する処置を的
確に行うことが可能となる。また、請求項15記載のよ
うに、車載装置が取得したアプリケーションプログラム
のセットアップログを、車載装置に保管させる共に無線
通信を介して送信することにより管理装置にも保管さ
せ、両装置が保管するセットアップログの比較を無線通
信を介して随時行い、比較の結果、両装置間で前記セッ
トアップログが異なっている場合を異常事態とするよう
にしてもよい。
【0028】つまり、管理装置以外から取得したアプリ
ケーションプログラムを車載装置にセットアップした場
合、車載装置と管理装置とでセットアップログが異なる
ことになるため、これを比較することで、管理装置で
は、プログラムの改竄等の不正行為の有無を確認するこ
とができる。また、管理装置側では、セットアップログ
により、各車載装置の設定状態(機器構成やセットアッ
プ済みのプログラム等)を把握することができ、プログ
ラムのバージョンアップ等のメンテナンスを、車載装置
毎に個別に対応することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。 [第1実施形態]図1は、実施形態の自動課金システム
の概略構成図であり、図2は、本システムにて使用され
る車載装置の構成を表すブロック図である。
【0030】図1に示すように、本実施形態の自動課金
システムでは、車両Mに搭載され、GPS衛星STから
の電波を受信して現在位置を検出する機能を備えた車載
装置1と、車載装置1との間で無線通信を行う複数の路
側器3と、各路側器3が通信網Nを介して接続される管
理装置としての管理センター5とを備えている。
【0031】路側器3は、車載装置1との通信(以下
「路車間通信」という)を、直径3〜30m程度の限ら
れた通信エリアを形成する周知のDSRC無線にて行う
ように構成されており、有料道路の料金所に設けられ料
金所を通過する車両からノンストップで料金の徴収を行
うETC用に設置される他、主要道路沿いや車両の立ち
寄り場所(ガソリンスタンドや駐車場等)にも多数設置
されている。
【0032】また、管理センター5は、路側器3を介し
て車載装置1にダウンロードされる自動課金(ETC/
ERP)用のアプリケーションプログラムや課金エリ
ア,課金条件のデータ等、各車載装置1にて共通に使用
されるシステムデータを管理するシステムデータ管理部
51と、登録された車載装置1に関するユーザデータを
管理するユーザデータ管理部52と、車載装置1に対す
るシステムデータのダウンロードを実行し、ダウンロー
ドが行われた車載装置1の登録、及び登録された車載装
置1に対するシステムデータの更新(再ダウンロード)
等を制御するメンテナンス制御部53と、ダウンロード
されたアプリケーションプログラムを実行する車載装置
1から、路車間通信により送信されてくる料金徴収用の
課金データや異常事態通知用の監視データに基づいて、
実際に口座から料金を引き落とす等の手続きを実施した
り、車載装置1に対して加えられた不正行為への対処を
実施する料金徴収制御部54とを備えている。
【0033】つまり、車載装置1は、路側器3の通信エ
リア内に留まるか通過することにより、路車間通信ひい
ては管理センター5との通信が可能となる。そして車載
装置1は、自動課金用のアプリケーションプログラム
を、路車間通信を用いて管理センター5からダウンロー
ドすることで取得し、この取得したアプリケーションプ
ログラムを実行することにより自動課金サービスの提供
が可能となるようにされている。
【0034】また、管理センター5は、アプリケーショ
ンプログラムのダウンロードを実行した車載装置1を登
録し、そのユーザデータとして、ダウンロードされたア
プリケーションプログラムのセットアップログや、各種
データの更新履歴等を車載装置1毎に蓄積するようにさ
れている。
【0035】次に、車載装置1は、図2に示すうに、通
信ケーブルCを介して互いに接続された本体ユニット1
0と位置検出ユニット20とからなり、両ユニット1
0,20は、それぞれ個別に車載バッテリ(図示せず)
からの電源供給を受けるように構成されている。
【0036】このうち、位置検出ユニット20は、通信
ケーブルCを介して外部機器(少なくとも本体ユニット
10)との接続を行うための外部機器インタフェース2
1と、充電可能な二次電池からなる補助給電回路として
の内部バッテリ22と、外部(車載バッテリ)からの電
源供給を受けて当該ユニット20各部への電源供給、及
び内部バッテリ22の充電を行うと共に、外部からの電
源供給が途絶えた時には、内部バッテリ22が当該ユニ
ット20各部への電源供給を行うよう切換制御する電源
回路23と、電源断時でも記憶内容が保持され、しかも
指定した領域の記憶内容を消去可能なEEPROMから
なる記憶部24と、CPU,ROM,RAMからなる周
知のマイクロコンピュータを中心にして構成され、GP
SアンテナAを介して受信したGPS衛星STからの信
号に基づいて、現在位置及び測定された時刻からなる測
位データを生成すると共に、当該ユニット20各部の制
御を行う測位計時手段としてのGPSレシーバ25とを
備えている。
【0037】なお、GPSレシーバ25を構成するRO
Mには、GPSアンテナAにて受信した信号から測位デ
ータを生成する処理や、外部機器インタフェース21を
介したコマンドやデータの入出力処理等、当該ユニット
20における必要最小限の機能を実現するための基本プ
ログラムが記憶されている。
【0038】一方、本体ユニット10は、外部機器(少
なくとも位置検出ユニット20)との接続を行うための
第1インタフェース手段としての外部機器インタフェー
ス11と、路側器3との間で無線通信を行う通信手段と
してのDSRC通信回路12と、自動課金処理等の料金
徴収を伴うアプリケーションを実行した時に課金対象を
特定するための識別情報(会員番号,口座番号等)が少
なくとも記憶されたICカード30から情報を読み取る
情報読取手段としてのカードインタフェース13と、当
該装置の操作手順や処理結果、その他各種情報を表示す
るための表示部14と、位置検出ユニット20に設けら
れた内部バッテリ22,電源回路23,記憶部24と同
様に構成された内部バッテリ15,電源回路16,記憶
部17と、CPU,ROM,RAMを中心に構成され、
当該ユニット10各部の制御を行う制御マイコン18と
を備えている。
【0039】なお、制御マイコン18を構成するROM
には、DSRC通信回路12を介して路側器3と通信を
行い、受信したコマンドに応じた処理を実行するメイン
処理、外部機器インタフェース11を介したコマンドや
データの入出力処理等、当該ユニット10における必要
最小限の機能を実現するための基本プログラムが記憶さ
れている。
【0040】但し、本体ユニット10が請求項5記載の
本体、位置検出ユニット20が請求項5記載の検出部に
相当し、また、内部バッテリ15、電源回路23が請求
項3記載の補助給電手段、内部バッテリ22、電源回路
23が請求項8記載の補助給電手段、記憶部17が監視
データ記憶手段、記憶部24が履歴データ記憶手段に相
当する。
【0041】ここで、本体ユニット10の制御マイコン
18が実行するメイン処理を、図3に示すフローチャー
トに沿って説明する。本処理は、車載バッテリから電源
供給が開始され、ハードウェアチェック等の初期化処理
が行われた後に起動される。そして、まずS110で
は、当該車載装置1が管理センター5に対して登録済で
あるか否かを判断する。具体的には、登録済であれば、
管理センター5側から正式な認証番号や登録IDが付与
されるため、これが付与されているか否かで判断でき
る。
【0042】そして、未登録であればS120に移行
し、路側器3からポーリング信号を受信した際に路側器
3へ返信する応答信号として、未登録である旨を示した
ステータス、及び予め車載装置1に付与されている仮認
証番号を設定する。続くS130では、路側器3からの
ポーリングを受信することによって路車間通信が開始さ
れたか否かを判断し、通信が開始されていなければ同ス
テップを繰り返し実行することで待機する。一方、ポー
リング信号の受信により路車間通信が開始されると、S
140に移行して、路側器3から順次送信されてくるコ
マンドに従って登録処理を実行する。
【0043】ここで、登録処理の概要を図4(a)に示
すシーケンス図に沿って説明する。なお、DSRC通信
回路12を用いた路車間通信では、基本的に、路側器3
が送信するコマンドに対して車載装置1が応答する形式
で行われる。そして、通常、路側器3はポーリング信号
を繰り返し送信しており、路側器3の通信エリアに進入
した車載装置1がポーリング信号に対して応答すること
により通信が開始される。
【0044】この最初の応答には、車載装置1の状態や
要求が示されたステータスや、車載装置1が正当なもの
であるか否かを確認するための相互認証処理に用いる認
証番号が含まれている。但し、未登録の車載装置1には
正式な認証番号が割り当てられていないため、車載装置
1に当初より設定されている仮の認証番号が用いられる
ことになる。
【0045】図4(a)に示すように、車載装置1から
ステータスと仮認証番号とを受信した路側器3は、その
内容から登録処理が必要であると判断し、仮認証番号を
用いた相互認証を実行する。この相互認証に成功する
と、正式な認証番号及び車載装置1を特定するためのを
登録IDが車載装置1に付与される。
【0046】この相互認証に続けて、本体ユニット10
に対するアプリケーションプログラムのダウンロードが
実行され、引き続き、ダウンロードされたアプリケーシ
ョンプログラムのセットアップ、及び動作確認も実行さ
れる。なお、この時、路側器3では、ポーリング信号に
対する応答信号に含まれたステータスの内容に基づい
て、本体ユニット10の機種を特定し、その機種の装置
構成に対応した本体用アプリケーションプログラム(こ
こでは、後述するERP処理,電源監視処理,カード監
視処理等)を選択してダウンロードする。そして、本体
ユニット10にて、ダウンロードされたアプリケーショ
ンプログラムの動作確認が終了すると、そのセットアッ
プログが路側器3に送信される。
【0047】また、本体ユニット10が外部機器を接続
可能な機種である場合、本体用アプリケーションプログ
ラムのダウンロード,セットアップ,動作確認の終了後
に、路側器3からは接続機器(ここでは外部機器インタ
フェース11を介して接続されている機器)を問い合わ
せるコマンドが送出される。これに対して、車載装置1
の本体ユニット10は、本体用アプリケーションプログ
ラムに含まれた接続機器チェック用プログラムを起動す
ることにより、接続機器の有無やその機種を特定して路
側器3に応答する。
【0048】この応答の内容に基づき、アプリケーショ
ンプログラムを必要とする外部機器が接続されているこ
とが路側器3にて確認された場合、外部機器(ここでは
位置検出ユニット20)の機種に対応した接続機器用ア
プリケーションプログラムのダウンロードが実行され、
引き続き、ダウンロードされたアプリケーションプログ
ラムのセットアップ及び動作確認も実行される。
【0049】この時、本体ユニット10は、路側器3か
ら受信したデータ(接続機器用アプリケーションプログ
ラムや、そのセットアップ指令、動作確認指令等)を、
外部機器インタフェース11に接続された位置検出ユニ
ット20に転送し、この転送されたデータに基づいて、
位置検出ユニット20が、先の本体用アプリケーション
プログラムのダウンロード時と同様の処理を実行する。
【0050】この接続機器用アプリケーションプログラ
ムのダウンロード、そのセットアップ、動作確認が終了
すると、セットアップデータが路側器3に送信され、登
録処理を終了する。なお、この登録処理により、車載装
置1に付与したデータ(認証番号,登録ID)、及び車
載装置1から獲得したデータ(機種,接続機器,ダウン
ロードされたアプリケーションプログラムのセットアッ
プログ等)は、管理センター5に転送され、ユーザデー
タとしてユーザデータ管理部52に保存される。
【0051】図3に戻り、S150では、登録処理の結
果、路側器3から付与された認証番号,登録ID、及び
ダウンロードしたアプリケーションプログラムをセット
アップする際に生成されたセットアップログを記憶部1
7に保存して、S160に進む。
【0052】このように、登録処理が終了するか、先の
S110にて管理センター5に登録済であると判断され
ると、S160に進み、路側器3からポーリング信号を
受信した際に路側器3へ返信する応答信号として、登録
済である旨を示したステータス、及び先の登録処理(S
140)により付与された正式な認証番号を設定する。
【0053】続くS170では、セットアップ済の各ア
プリケーションプログラムを起動し、S180では、先
のS130と同様に、路側器3からのポーリング信号を
受信することによて路車間通信が開始されたか否かを判
断し、通信が開始されていなければ同ステップを繰り返
し実行することで待機する。一方、ポーリング信号の受
信により路車間通信が開始されると、S190に移行し
て、路側器3から順次送信されてくるコマンドに従っ
て、ユーザデータ(課金データ,監視データ等)の送信
や、システムデータ(アプリケーションプログラムや課
金に関するデータ等)の更新等を行う通常処理を実行
後、S180に戻る。
【0054】ここで、通常処理の概要を図4(b)に示
すシーケンス図に沿って説明する。即ち、車載装置1か
らステータスと認証番号とを受信した路側器3は、その
内容から通常処理であることを判断し、認証番号を用い
た相互認証を実行する。この相互認証に成功すると、ス
テータスの内容に応じて選択した処理を実現するための
コマンドを送信する。ここでは、車載装置1がアプリケ
ーションプログラムを実行することにより、ユーザデー
タ(課金データや監視データ)が生成され、これを路車
間通信にて管理センター5に送信するために、ステータ
スが「送信あり」に設定された例を示している。このス
テータスに対応して路側器3が「情報要求コマンド」を
送信することにより、その応答として、車載装置1にて
生成されたユーザデータが路側器3側に送信される。こ
のようなコマンドのやりとりがステータスの内容に応じ
て必要な回数だけ繰り返されることになる。なお、管理
センター5に転送されたユーザデータは、メンテナンス
制御部53(監視データ)や料金徴収制御部54(課金
データ及び監視データ)にて処理される。
【0055】次に、ダウンロードされたアプリケーショ
ンプログラムにより車載装置1にて実現される各種処理
(電源監視処理,ICカード監視処理,ERP処理)
を、図5〜図7に示すフローチャートに沿って説明す
る。まず電源監視処理について説明する。図5に示すよ
うに、本処理が起動されると、まずS210では、イグ
ニション(IG)スイッチがオフではないのに関わら
ず、本体ユニット10への電源供給が断たれた時の位
置,時刻を表す電源断データが、記憶部17に保存され
ているか否かを判断する。そして、電源断データが保存
されていなければ、前回の起動時には当該装置の動作が
正常に終了したものとして、そのままS230に移行す
る。一方、電源断データが保存されている場合には、S
220に移行して、その電源断データに基づいて監視デ
ータを作成し、ステータスを「送信あり」とした後、S
230に進む。
【0056】これにより、車両Mが路側器3の通信エリ
アに進入した際には、路車間通信によりS220にて作
成した監視データが路側器3を介して管理センター5に
送信されることになる。S230では、電源断が検知さ
れたか否かを判断し、検知されていなければ同ステップ
を繰り返し実行することにより待機する。なお、電源断
の検知は、車載バッテリからの電源供給が途絶え、内部
バッテリ15からの電源供給に切り替わった時に電源回
路16から出力される検出信号により判断することがで
きる。
【0057】そして、電源断が検知されるとS240に
移行して、IGスイッチがオフされているか否かを判断
し、オフされていれば、正常な電源オフであるとして、
S250にて当該本体ユニット10の動作を正常に停止
させる処理を行って本処理を終了する。
【0058】即ち、IGスイッチがオフにされ、車載バ
ッテリからの電源供給が途絶えていても、内部バッテリ
15からの電源供給は継続されるため、その間に、次
回、車載装置1に電源が投入されるまで保持しておくべ
きデータを記憶部17に退避させる等の処理を行うので
ある。
【0059】一方、S240にて、IGスイッチがオフ
されていないと判断された場合は、故障あるいは不正行
為に基づく異常事態であるとしてS260に移行し、電
源断を表示部14に表示させる。続くS270では、位
置検出ユニット20から測位データ(位置/時刻)を獲
得し、これを電源断データとして制御マイコン18を構
成するRAM上に保存する。続くS280では、電源断
が検知されてから所定の設定時間が経過したか否かを判
断し、設定時間が経過していなければ、S290に移行
して、車載バッテリからの電源供給が再開されたか否か
を判断する。
【0060】そして、電源供給が再開されていなければ
S280に戻り、再開されていれば、S300に移行し
て、表示部14での電源断表示を解除した後、S230
に戻る。一方、先のS280にて設定時間が経過してい
ると判断された場合には、S250に移行し、上述した
ように動作停止処理を行って本処理を終了する。なお、
このとき、先のS270にてRAMに保存された電源断
データが記憶部17に退避させられることになる。従っ
て、次回、本処理が起動された時に、この電源断データ
が、先のS210,S220の処理によって、監視デー
タに加工され、路車間通信により管理センター5に送信
されることになる。
【0061】つまり、本処理では、電源断が検知されて
いるにも関わらずIGスイッチがオフではなく、しか
も、その状態が設定時間以上継続した場合に、これを異
常事態として、電源断が発生した位置と時刻とを表す電
源断データを保存し、その後、路車間通信が可能となっ
た時に、これを監視データとして管理センター5に送信
するようにされている。
【0062】次に、ICカード監視処理について説明す
る。図6に示すように、本処理が起動されると、まずS
410では、識別情報として製造時に割り当てられた各
車載装置1に固有の番号である「車両ID」、ステータ
スとして「カード無効」を設定し、続くS420では、
カードインタフェース13にICカード30が装着され
ているか否かを判断する。
【0063】そして、ICカード30が装着されていれ
ばS430に移行してカード認証処理を実行し、続くS
440では、そのカード認証処理の結果から、装着され
たICカード30が本システムにて使用可能なものか否
かを判断する。ICカード30が使用不能なものであれ
ば、そのままS480に進み、使用可能なものであれ
ば、S450に移行して、識別情報をICカード30か
ら読み出した「ユーザID」に、ステータスを「カード
有効」に書き換えて、S480に進む。
【0064】また、先のS420にて、ICカード30
が未装着であると判定された場合には、S460に移行
し、ICカード30の装着を促す装着督促表示を表示部
14に行わせる。続くS470では、装着督促表示を開
始してから所定時間が経過したか否かを判断し、所定時
間内であれば、S420に戻ることにより、ICカード
30の装着を待ち、所定時間が経過すると、ICカード
30は装着されないものとしてS480に移行する。
【0065】そして、S480では、同ステップを繰り
返し実行することでカードインタフェースを監視し、カ
ード装着状態が変化した場合には、S410に戻って、
上述のS410〜S470の処理を繰り返す。つまり、
ICカード30が装着されている場合には、ICカード
30に記録されたユーザIDが、サービス受ける受益者
を特定するための識別情報として用いられ、ICカード
30が装着されていない場合には、ユーザIDの代わり
に、車載装置1に固有の車両IDが識別情報として用い
られるようにされている。
【0066】次に、課金処理の一つであるERP処理に
ついて説明する。但し、位置検出ユニット20には、先
の登録処理時に、接続機器用アプリケーションプログラ
ムとして、GPSアンテナAからの受信信号に基づいて
一定時間毎に測位データを生成し、この測位データを、
本体ユニット10からの要求に応じて転送すると共に、
本体ユニット10との通信断を検出すると、その後の測
位データを履歴データとして記憶部24に蓄積し、その
後、本体ユニット10との通信再開されると、本体ユニ
ット10からの要求に応じて履歴データを本体ユニット
10に転送する処理を実現するものが、セットアップさ
れているものとする。
【0067】また、本処理は、先のS170にてアプリ
ケーションの起動が行われると、以後、一定時間間隔で
繰り返し起動されるものとする。図7に示すように、本
処理が起動されると、まずS510では、位置検出ユニ
ット20に対してコマンドを送信することにより、測位
データの取得を行い、続くS520では、測位データの
取得に成功したか否かを判断する。取得に成功していれ
ば、S530に移行して、今度は、動作モードが「GP
S断モード」に設定されているか否かを判断する。
【0068】そして「GPS断モード」でなければ、S
540に移行して、ダウンロードにより取得した課金エ
リアのデータと、S510にて取得した測位データとに
基づき、車両Mが課金エリア内に位置するか否かを判断
し、課金エリア内でなければそのまま本処理を終了す
る。
【0069】一方、S540にて、車両Mが課金エリア
内に位置すると判定された場合には、S550に移行し
て、この測位データを保存し、続くS560では、保存
されている測位データに基づき、車両Mの現在の走行状
況が課金条件を満たしているか否かを判断し、満たして
いなければそのまま本処理を終了する。
【0070】なお、課金条件としては、例えば、課金エ
リアへの進入した時に課金するもの、課金エリア内での
滞在時間が一定時間を経過する毎に課金するもの、課金
エリアを区分けして、区分が代わる毎に(例えば市街地
中央部に近づくほど高く)課金するもの、時間帯に応じ
て料金が変化するもの、また、これらを組み合わせたも
の等が考えられ、ERPを行う目的に応じて適宜選択す
ればよい。
【0071】また、S560にて、課金条件を満たして
いると判断された場合は、S570に移行し、課金条件
に従った料金徴収が行われるように課金データを作成し
て、その内容を表示部14に表示すると共に、ステータ
スを「送信あり」にして、課金データが路車間通信によ
って管理センター5に送信されるよう設定し、本処理を
終了する。
【0072】なお、課金データには、課金条件に応じた
徴収すべき料金を示す課金情報、先のICカード監視処
理にて設定された識別情報(即ちICカード30が装着
時には、ICカード30から読み込んだユーザID、I
Cカード30が未装着時には車両ID)、課金の根拠と
なった測位データ群からなる経路情報が、少なくとも含
まれている。
【0073】そして、この車両Mと路側器3との間で路
車間通信が行われることにより、課金データを受け取っ
た管理センター5の料金徴収制御部54では、経路情報
に基づいて課金情報の正当性をチェックし、正当性が確
認されれば、識別情報に基づいて実際に料金を徴収する
ための手続きを行う。具体的には、識別情報としてユー
ザIDが設定されている場合には、そのユーザIDから
特定される銀行口座等から料金の引き落としを行い、一
方、車両IDが設定されている場合には、その車両ID
から特定される車載装置1の購入者、或いは車載装置1
が組み込まれている車両の所有者に対して、何等かの方
法(例えば郵便)を用いて料金請求やICカード30が
非装着であったことに対する警告を行う。
【0074】ところで、先のS520にて、位置検出ユ
ニット20から測位データの取得に失敗した場合にはS
610に移行し、現在の動作モードが「GPS断モー
ド」であるか否かを判断する。そして「GPS断モー
ド」でなければ、位置検出ユニット20との通信が可能
な状態から、通信が不能な異常事態に変化したものとし
て、S620に移行し、動作モードを「GPS断モー
ド」に設定すると共に、位置検出ユニット20から最後
に取得した測位データを、開始データとして保存して、
本処理を終了する。
【0075】また、S610にて現在の動作モードが
「GPS断モード」であると判定された場合には、異常
事態が継続中であるものとして、そのまま本処理を終了
する。また、先のS530にて、現在の動作モードが
「GPS断モード」であると判定された場合は、位置検
出ユニット20との通信が不能な異常事態から、通信が
可能な正常状態に復帰したものとして、S580に移行
し、「GPS断モード」を解除すると共に、先のS51
0にて取得された測位データを復帰データとして保存す
る。
【0076】続くS590では、S620にて保存され
た開始データ、及びS580にて保存された復帰データ
からなる監視データを作成すると共に、ステータスを
「送信あり」にして、監視データが路車間通信により管
理センター5に送信されるよう設定する。
【0077】続くS600では、位置検出ユニット20
から、動作モードが「GPS断モード」である間に蓄積
された履歴データを取得し、S540に進む。なお、S
540〜S570の処理は、先の説明では、S510に
て取得した測位データのみを対象としているが、S60
0から移行した場合には、S600にて取得した履歴デ
ータ及びS510にて取得した測位データをすべて対象
として、同様の処理を実行する。
【0078】つまり、本処理の実行により、本体ユニッ
ト10と位置検出ユニット20との間の通信が途絶える
異常事態(GPS断モード)が発生しても、位置検出ユ
ニット20が正常に動作していれば、この間の測位デー
タが履歴データとして残されるため、その履歴データに
基づいて正しく課金が行われ、また、その異常事態の開
始位置/時刻、復帰位置/時刻も、管理センター5に通
知されることになる。
【0079】なお、本実施形態において、S510,S
540〜S570が課金制御手段、S230,S24
0,S420〜S440,S530,S630が異常検
出手段、S210〜S220,S270,S410,S
640,S580,S590が監視制御手段、S140
がプログラム取得手段に相当する。
【0080】以上説明したように、本実施形態の自動課
金システムにおいて、車載装置1は、自動課金サービス
の提供をうけるために必要なアプリケーションプログラ
ムを、路車間通信を介してダウンロードすることによ
り、必ず管理センター5から取得するようにされてい
る。しかも、管理センター5は、ダウンロードを行った
車載装置1に関する情報(本体ユニット10の機種、接
続機器の有無、接続機器の機種、ダウンロードしたアプ
リケーションプログラムのセットアップログ等)をユー
ザデータとして保存するようにされている。
【0081】従って、本実施形態の自動課金システムに
よれば、管理センター5にて稼動中の車載装置1を確実
に把握でき、違法なアプリケーションプログラムを搭載
した車載装置1が使用されることを防止することができ
る。また、車載装置1の動作に異常があった場合には、
車載装置1の現状と、管理センター5に保存されている
ユーザデータ(装置構成やセットアップログ)とを比較
することにより、装置の改造やプログラムの改竄等、車
載装置1に対する不正行為の有無を確認することができ
る。
【0082】また、本実施形態の自動課金システムで
は、異常事態(電源断、GPS断等)が発生すると、そ
の開始位置/時刻(GPS断モード開始データ,電源断
データ)や、正常な状態に戻った復帰位置/時刻(GP
S断モード復帰データ)を表す測位データから監視デー
タを作成し、これを管理センター5に通知するようにさ
れている。
【0083】従って、本実施形態の自動課金システムで
は、管理センター5にて、各車載装置1の異常事態の発
生状況を把握することができ、これに応じて、車載装置
1が正常に動作していれば課金されたであろうはずの料
金を徴収したり、更には頻繁に異常事態となる車載装置
1の使用者(所有者)に対して、警告,罰金,使用禁止
等のペナルティを加えることが可能となるため、不正行
為が行われることを抑制することができる。
【0084】また、本実施形態の自動課金システムで
は、課金対象を特定するための識別情報として、ユーザ
IDが記憶されたICカード30が装着されていない場
合には、車載装置1に固有の車両IDが用いられるよう
にされている。このため、車両IDにて特定される車載
装置1の購入者や、車載装置1が組み込まれた車両の所
有者に対する料金請求が可能となり、確実に料金徴収を
行うことができる。
【0085】また、本実施形態では、ポーリング信号の
応答信号に含まれるステータスにてICカード30の装
着状態を示すようにされているため、路側器3では、こ
のステータスを確認するだけで、ICカード30を装着
していない違反車両を直ちに識別でき、例えば、車載装
置1にてETCでの課金処理が可能である場合には、料
金所側にて車両Mが通過しようとしてるゲートを封鎖す
る等の違反車両に対する対応を確実かつ速やかに行うこ
とができる。
【0086】なお、本実施形態では、GPS断モードか
ら復帰した時(S530−YES)に、開始データと復
帰データとからなる監視データを作成(S580,S5
90)して管理センター5に送信すると共に、位置検出
ユニット20に蓄積された履歴データに基づいて車載装
置1側でGPS断モード中の課金データを作成する(S
600,S540〜S570)ようにされているが、例
えば、図8に示すように、開始データ,復帰データに、
履歴データを加えたもので監視データを作成(S58
0,S600,S630)して管理センター5に送信
し、この監視データに基づいて管理センター5側で課金
の有無を判定させるようにしてもよい。
【0087】また、例えば、ポーリング信号への応答信
号に含まれるステータスに、使用しているシステムデー
タ(課金エリアや課金条件のデータ、アプリケーション
プログラム)のバージョンを表示するようにすれば、こ
れらシステムデータの改訂があった場合、路側器3(即
ち管理センター5)側では、ステータスを参照するだけ
で、その車載装置1のシステムデータが更新されている
か否かを判定できるため、各車載装置1に対するシステ
ムデータの再ダウンロードを、簡単且つ確実に、しかも
短期間の間でほぼ一斉に行うことができる。
【0088】更に、車載装置1を、車内LANを介して
ECU等から情報を得ることができるように構成しても
よく、この場合には、課金条件として、例えば、エンジ
ンの動作時間や、排気ガス量等を加えてもよい。このよ
うな課金条件を導入した場合、排気ガスの低減効果が期
待されるため、環境の改善を図ることができる。
【0089】ところで、本実施形態では、アプリケーシ
ョンプログラム(電源監視処理,ICカード監視処理,
ERP処理)を、路車間通信によりダウンロードするよ
うにされているが、これらを基本プログラムとして、当
初から車載装置1に搭載し、課金エリアや課金条件に関
するデータのみを変更できるように構成したり、当初か
ら搭載されているアプリケーションプログラムを、ダウ
ンロードにより取得したアプリケーションプログラムに
て更新できるように構成してもよい。
【0090】また、本実施形態では、位置検出ユニット
20にも、アプリケーションプログラムをダウンロード
するように構成されているが、本体ユニット10からの
コマンドに応じて測位データを出力する機能を基本プロ
グラムとして備えているものを用いてもよい。また、位
置検出ユニット20は、本体ユニット10を介して電源
供給を受けるように構成してもよい。
【0091】更に、本実施形態では、既存のETCでの
自動課金に対応した車載装置を、本体ユニット10とし
て用いてもよい。但し、この場合、ETC対応の車載装
置は、路側器3との路車間通信によりアプリケーション
プログラムをダウンロードできる機能、及び位置検出ユ
ニット20を接続可能な外部機器インタフェースを備え
ている必要がある。これによれば、ETC対応の車載装
置の使用者は、必要最小限の構成(位置検出ユニット2
0)の追加により、ERPでの自動課金にも対応するこ
とが可能となる。
【0092】また、本実施形態では、管理センター5と
の通信に、DSRC通信回路12を用いているが、図2
中に点線にて示すように、外部機器インタフェース11
に携帯電話40(PHSや自動車電話等の他の無線電話
でも可)を接続し、この携帯電話40を介して双方向の
通信を行ってもよい。
【0093】この場合、管理センター5のメンテナンス
制御部53にて実行可能な遠隔メンテナンス処理を、図
9に示すフローチャートに沿って説明する。即ち、S7
10では、予め設定された問合せタイミングであるか否
かを判断し、問合せタイミングであれば、S720に移
行して、車載装置1に装着された携帯電話40との接続
を行い、本体ユニット10の記憶部17に保存されてい
るセットアップログを読み込む。
【0094】続くS730では、S720にて読み込ん
だ車載装置1側のセットアップログと、管理センター5
のユーザデータ管理部52に保存されているセットアッ
プログとの比較を行って、S760に進む。一方、先の
S710にて、問合せタイミングではないと判定された
場合には、S740に移行し、路車間通信により車載装
置1から監視データを受信しているか否かを判断する。
そして、監視データを受信していなければS710に戻
り、一方、監視データを受信していれば、S750に移
行して、監視データの解析処理を行った後S760に進
む。
【0095】そして、S760では、S730での比較
の結果、両者のセットアップログが一致しているか、S
750での解析の結果、車載装置1に不正行為が加えら
れたものと断定できない場合には、そのままS710に
戻り、一方、両者のセットアップログに相異があるか、
車載装置1に不正行為が加えられたものと断定できる場
合には、S770に移行し、携帯電話40或いは路側器
3を介してシステムデータのダウンロードを実行する再
セットアップ処理を実行した後、S710に戻る。
【0096】このように、車載装置1に携帯電話40が
接続されている場合には、各車載装置1の状態を、定期
的に監視することが可能なため、不正行為を速やかに検
知することができる。なお、車載装置1では、監視デー
タが作成された場合に、ダウンロードしたアプリケーシ
ョンが実行不能となるよう構成し、管理センター5側で
は、監視データを受信すると、必ず再セットアップ処理
を起動するように構成してもよい。
【0097】この場合、上述の監視制御手段に相当する
各処理が、再取得制御手段に相当することになる。 [第2実施形態]次に、第2実施形態について説明す
る。
【0098】なお、本実施形態では、第1実施形態とは
車載装置の構成及びその処理内容が一部異なるだけであ
るため、この第1実施形態との相異部分を中心に説明す
る。本実施形態の車載装置1aは、図10に示すよう
に、本体ユニット10aだけからなり、第1実施形態の
本体ユニット10において外部機器インタフェース11
の代わりGPSレシーバ25を設けた構成を有してい
る。
【0099】この場合、GPS断モードが存在しないた
め、ERP処理(図7参照)は、S520,S530,
S580〜S620が省略されたものとなるだけで、そ
の他については、第1実施形態の場合と全く同様の作用
・効果を得ることができる。なお、本実施形態では、外
部機器インタフェース11の代わりにGPSレシーバ2
5を設けているが、外部機器インタフェース11を備え
ていてもよい。 [第3実施形態]次に、第3実施形態について説明す
る。
【0100】なお、本実施形態では、第1実施形態とは
車載装置の構成及びその処理内容が一部異なるだけであ
るため、この第1実施形態との相異部分を中心に説明す
る。本実施形態の車載装置1bは、図11に示すよう
に、第2実施形態と同様に、本体ユニット10bだけか
らなる。但し、本実施形態の本体ユニット10bは、第
1実施形態の位置検出ユニット20に、表示部14を追
加した構成を有しており、外部機器インタフェース21
に携帯電話40を接続した状態で使用される。
【0101】従って、本実施形態の車載装置1bでは、
管理センター5との通信(システムデータのダウンロー
ド,更新、課金データや監視データの通知)は、全て携
帯電話40を介して行うことになる。この場合、課金対
象者の特定は、電話番号にて行うことができるため、例
えば、課金データに基づく料金徴収を電話料金の徴収と
一括して行うことも可能である。
【0102】つまり、第1実施形態では、アプリケーシ
ョンプログラムをダウンロードする機能、及び外部機器
を接続するインタフェースを有するETC用の車載装置
を拡張することで、ERPの機能を実現するものである
が、本実施形態では、同様に、アプリケーションプログ
ラムをダウンロードする機能、及び外部機器を接続する
インタフェースを有するGPS用の車載装置を拡張する
ことでERPの機能を実現するものである。
【0103】なお、本実施形態では、本体ユニット10
bが請求項4における本体、携帯電話40が請求項4に
おける通信部に相当し、外部機器インタフェース21が
第2インタフェース手段に相当する。 [第4実施形態]次に、第4実施形態について説明す
る。
【0104】なお、本実施形態では、第1実施形態とは
車載装置の構成が一部異なるだけであるため、この第1
実施形態との相異部分を中心に説明する。本実施形態の
車載装置1cは、図12に示すように、本体ユニット1
0c,位置検出ユニット20、及び無線通信ユニットか
らなる。
【0105】位置検出ユニット20は、第1実施形態の
ものと全く同様の構成を有しており、また、本体ユニッ
ト10cは、第1実施形態の本体ユニット10から、D
SRC通信回路12を省略した構成を有している。そし
て、無線通信ユニットとしては、第1実施形態の本体ユ
ニット10を構成するDSRC通信回路12と同様のも
の、或いは携帯電話40を用いることができ、本体ユニ
ット10cの外部機器インタフェース11に接続され
る。
【0106】このように構成された本実施形態の車載装
置1cでは、第1実施形態と同様の作用・効果を得るこ
とができ、しかも、位置検出ユニット20や無線通信ユ
ニットを既に所有している場合に、これらを最大限に利
用して、ERP用の自動課金処理が可能な装置を構成す
ることができる。
【0107】また、上記各実施形態では、本体ユニット
に、表示部14やカードインタフェース13が一体に構
成されているが、これらを外部機器インタフェース11
に接続された外部機器のものを利用するように構成して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動課金システムの全体構成図である。
【図2】 第1実施形態の車載装置の構成を表すブロッ
ク図である。
【図3】 本体ユニットが実行するメイン処理の内容を
表すフローチャートである。
【図4】 路車間通信による登録処理、及び通常処理の
概要を表すシーケンス図である。
【図5】 アプリケーションプログラム(電源監視処
理)の内容を表すフローチャートである。
【図6】 アプリケーションプログラム(カード監視処
理)の内容を表すフローチャートである。
【図7】 アプリケーションプログラム(ERP処理)
の内容を表すフローチャートである。
【図8】 ERP処理の変形例を表すフローチャートで
ある。
【図9】 管理センターが実行する遠隔メンテナンス処
理の内容を表すフローチャートである。
【図10】 第2実施形態の車載装置の構成を表すブロ
ック図である。
【図11】 第3実施形態の車載装置の構成を表すブロ
ック図である。
【図12】 第4実施形態の車載装置の構成を表すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1,1a〜1c…車載装置、3…路側器、5…管理セン
ター、10,10a〜10c…本体ユニット、11,2
1…外部機器インタフェース、12…DSRC通信回
路、13…カードインタフェース、14…表示部、1
5,22…内部バッテリ、16,23…電源回路、1
7,24…記憶部、18…制御マイコン、20…位置検
出ユニット、25…GPSレシーバ、30…ICカー
ド、40…形態電話、51…システムデータ管理部、5
2…ユーザデータ管理部、53…メンテナンス制御部、
54…料金徴収制御部、A…GPSアンテナ、C…通信
ケーブル、M…車両、N…通信網、ST…GPS衛星
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 506 G06F 17/60 506 G08G 1/13 G08G 1/13

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在位置及び時刻を測定する測位計時手
    段と、 外部に設置された管理装置との間で各種情報の授受を無
    線にて行う通信手段と、 前記測位計時手段での測定結果に基づいて車両の走行状
    況を判断し、該走行状況が予め設定された課金条件を満
    たす場合に、該課金条件に応じた料金情報及び課金対象
    を特定する課金対象識別情報とを少なくとも含む課金デ
    ータを作成し、該課金データを前記通信手段を介して前
    記管理装置に送信する課金制御手段と、を備えた車載装
    置において、 当該装置に発生した異常事態を検出する異常検出手段
    と、 該異常検出手段にて異常事態が検出されると、前記測位
    計時手段にて測定された現在位置及び時刻と当該車載装
    置を特定する装置識別情報とを少なくとも含む監視デー
    タを作成し、該監視データを前記通信手段を介して前記
    管理装置に送信する監視制御手段と、 を設けたことを特徴とする車載装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車載装置において、 前記課金対象識別情報が記憶された記憶媒体から情報を
    読み取る情報読取手段を備え、 前記異常検出手段は、前記情報読取手段への前記記憶媒
    体の非装着を異常事態として検出することを特徴とする
    車載装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車載装置に
    おいて、 当該装置を動作させるための外部からの電源供給が途絶
    えた場合、限られた時間の間、電源供給を行う補助給電
    手段と、 前記監視制御手段が作成した監視データを記憶する監視
    データ記憶手段と、を備え、 前記異常検出手段は、前記補助給電手段による給電開始
    を異常事態として検出し、 前記補助給電手段は、少なくとも前記監視制御手段にて
    作成された前記監視データが前記監視データ記憶手段に
    記憶されるまでの間、電源供給を継続することを特徴と
    する車載装置。
  4. 【請求項4】 前記通信手段からなる通信部を、該通信
    部以外の部分からなる本体に対して着脱自在に構成した
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記載
    の車載装置。
  5. 【請求項5】 前記位置検出手段からなる検出部を、該
    検出部以外の部分からなる本体に対して着脱自在に構成
    したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車載
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車載装置において、 前記異常検出手段は、前記検出部と前記本体との通信の
    途絶を異常事態として検出することを特徴とする車載装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の車載装置において、 前記検出部に、前記本体との通信が途絶えている間の前
    記測位計時手段での測定結果を履歴データとして記憶す
    る履歴データ記憶手段を設け、 前記課金制御手段は、前記検出部と前記本体との通信が
    回復すると、前記履歴データ記憶手段に記憶された履歴
    データに基づいて通信途絶中の走行状況を判断し、該走
    行状況が前記課金条件を満たす場合に、前記課金データ
    の作成を行うことを特徴とする車載装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車載装置において、 前記検出部に、当該検出部を動作させるための外部から
    の電源供給が途絶えた場合、前記測位計時手段での測定
    結果が前記履歴データ記憶手段に少なくとも1回記憶さ
    れるまでの間、当該検出部への電源供給を継続する補助
    給電手段を設けたことを特徴とする車載装置。
  9. 【請求項9】 前記通信手段は、車両の走行経路近傍に
    設置された路側器との間で通信を行う狭帯域無線(DS
    RC)、或いは無線電話であることを特徴とする請求項
    1ないし請求項8いずれか記載の車載装置。
  10. 【請求項10】 前記通信手段を介して前記管理装置か
    らアプリケーションプログラムを取得するプログラム取
    得手段と、 前記異常検出手段にて異常事態が検出されるか、又は前
    記通信手段を介して前記管理装置からの指示があった場
    合、前記アプリケーションプログラムの実行を不能にし
    て、前記プログラム取得手段にアプリケーションプログ
    ラムの再取得を行わせる再取得制御手段と、 を備え、前記課金制御手段は、マイクロコンピュータが
    実行する処理として実現され、前記プログラム取得手段
    が取得するアプリケーションプログラムには、少なくと
    も前記課金制御手段を実現するためのものが含まれてい
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項9いずれか記
    載の車載装置。
  11. 【請求項11】 現在位置及び時刻を表す測位計時デー
    タが入力される第1インタフェース手段と、 外部に設置された管理装置との間で各種情報の授受を無
    線にて行う通信手段と、 前記第1インタフェース手段を介して入力される測位計
    時データに基づいて車両の走行状況を判断し、該走行状
    況が予め設定された課金条件を満たす場合に、該課金条
    件に応じた料金情報及び課金対象を特定する課金対象識
    別情報とを少なくとも含む課金データを作成し、該課金
    データを前記通信手段を介して前記管理装置に送信する
    課金制御手段と、 を備えた車載装置において、 当該装置に発生した異常事態を検出する異常検出手段
    と、 該異常検出手段にて異常事態が検出されると、前記第1
    インタフェース手段を介して入力される測位計時データ
    を少なくとも含む監視データを作成し、該監視データを
    前記通信手段を介して前記管理装置に送信する監視制御
    手段と、 を設けたことを特徴とする車載装置。
  12. 【請求項12】 現在位置及び時刻を測定する測位計時
    手段と、 外部に設置された管理装置との間で各種情報の授受を無
    線にて行う通信装置が接続される第2インタフェース手
    段と、 前記測位計時手段での測定結果に基づいて車両の走行状
    況を判断し、該走行状況が予め設定された課金条件を満
    たす場合に、該課金条件に応じた料金情報及び課金対象
    を特定する課金対象識別情報とを少なくとも含む課金デ
    ータを作成し、該課金データを前記第2インタフェース
    手段から出力する課金制御手段と、 を備えた車載装置において、 当該装置に発生した異常事態を検出する異常検出手段
    と、 該異常検出手段にて異常事態が検出されると、前記測位
    計時手段にて測定された現在位置及び時刻を少なくとも
    含む監視データを作成し、該監視データを前記第2イン
    タフェース手段から出力する監視制御手段と、 を設けたことを特徴とする車載装置。
  13. 【請求項13】 現在位置及び時刻を表す測位計時デー
    タが入力される第1インタフェース手段と、 外部に設置された管理装置との間で各種情報の授受を無
    線にて行う通信装置が接続される第2インタフェース手
    段と、 前記第1インタフェース手段を介して入力される測位計
    時データに基づいて車両の走行状況を判断し、該走行状
    況が予め設定された課金条件を満たす場合に、該課金条
    件に応じた料金情報及び課金対象を特定する課金対象識
    別情報とを少なくとも含む課金データを作成し、該課金
    データを前記第2インタフェース手段から出力する徴収
    制御手段と、 を備えた車載装置において、 当該装置に発生した異常事態を検出する異常検出手段
    と、 該異常検出手段にて異常事態が検出されると、前記第1
    インタフェース手段を介して入力される測位計時データ
    を少なくとも含む監視データを作成し、該監視データを
    前記第2インタフェース手段から出力する監視制御手段
    と、 を設けたことを特徴とする車載装置。
  14. 【請求項14】 外部の管理装置との無線通信により車
    載装置にアプリケーションプログラムを取得させ、該取
    得したアプリケーションプログラムを前記車載装置に実
    行させることにより、前記車載装置を介した特定サービ
    スの提供が可能となるサービス提供システムにおいて、 前記車載装置の異常事態が検出されると、該車載装置に
    よるアプリケーションプログラムの実行を不能にして、
    該車載装置にアプリケーションプログラムを再取得させ
    ることを特徴とするサービス提供システム。
  15. 【請求項15】 前記車載装置が取得したアプリケーシ
    ョンプログラムのセットアップログを、該車載装置に保
    管させる共に前記無線通信を介して送信することにより
    前記管理装置にも保管させ、両装置が保管するセットア
    ップログの比較を前記無線通信を介して随時行い、 該比較の結果、両装置間で前記セットアップログが異な
    っている場合を前記異常事態とすることを特徴とする請
    求項14記載のサービス提供システム。
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