JP3120359B2 - 車載器の載せ換え使用防止装置 - Google Patents

車載器の載せ換え使用防止装置

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JP3120359B2
JP3120359B2 JP29864695A JP29864695A JP3120359B2 JP 3120359 B2 JP3120359 B2 JP 3120359B2 JP 29864695 A JP29864695 A JP 29864695A JP 29864695 A JP29864695 A JP 29864695A JP 3120359 B2 JP3120359 B2 JP 3120359B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、任意の車両に取
り付けられた車両搭載機器(以下、車載器)における別
車両へ載せ換えての使用を防止する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に取り付ける車載器は、車載
器自身がその取り付けられた車両専用である場合があ
り、他の車両への載せ換えにより車載器自身の持つデー
タ、機能を悪用される虞が発生した。
【0003】車載器の利用システムとして、例えば、有
料道路の自動課金システムがある。このシステムは、有
料道路のトールゲートに、光・赤外線・無線などによる
通信機能を有し、車両側に車両の認識コード及びトール
ゲートとの通信機能を内蔵した車載器を搭載したもので
ある。有料道路の管理者は、トールゲートを通過する車
両の車載器の認識コードにより、現金による通行料の徴
収の代わりに自動引き落としを行なう。認識コードを利
用して自動引き落とし処理で、トールゲートの人員の削
減とトールゲートにおける渋滞回避が達成出来る。
【0004】この場合、車両の種別により通行料の金額
を変えるが、悪意を持った使用者により、通行料金の低
い車両で申請して搭載された車載器を、通行料金の高い
大型車両等に載せ変えられると、不正に安い料金で大型
車両が有料道路を使用できることになり、道路管理者の
損失を招くことになる。
【0005】このように、一度任意の車両にインストー
ルされた車載器を別車両へ載せ換えて使用されるのを防
止する方法としては、車載器の取り外し防止を主目的と
して、従来より以下の様に何種類かの方法が使用されて
いた。しかしながら、車載器の動作不良時の交換作業が
必要であることを想定し、車載器自身を必要以上に頑強
に車両に固定することも出来ない状態であった。
【0006】1)アルミホイール装着時のキーロック付
きナットの様に、車載器取付ナットをキーロック付きと
し、一般にユーザーが外せないようにした。 2)車載器メーカーは、専用の工具を使用して車載器を
取り付け、専用工具を使用しなければ車載器を取り外せ
ないようにした。 3)車載器取付ナットをねじ切り式のものとし、ナット
を締め付けて取り付けた時点で、ナットを取り外そうと
しても空回りして緩まない構造とした。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
何れの方法でも、機械的に車載器を取り外せないように
しているのみで、悪意を持ったユーザーが車載器取付用
のボルトの頭を切り落とす等の方法により車載器を取り
外すことが防ぎきれず、この車載器を他の車両に取り付
けて使用されることを防ぐことは出来なかった。
【0008】この発明は、簡単な構成で、しかも確実に
車載器における別車両へ載せ換えての使用を防止できる
装置を実現することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、任意の車両
に取付ける車載器において、車載器の信号用及び電源用
のコネクタを着脱したことを検出する検出手段と、検出
手段の検出状態を車載器の内部電源により保持する保持
手段と、保持手段の保持結果により車載器の立ち上げ時
に処理を換える演算手段と、初期設定と車両取り付け後
との判定を行なう書込み可能な記憶手段とを備えた車載
器の載せ換え使用防止装置を構成したものである。
【0010】また、この発明は、任意の車両に取付ける
車載器において、車載器の信号用及び電源用のコネクタ
着脱を検出する検出手段と、検出手段の検出状態を車載
器の内部電源により保持する保持手段と、保持手段の保
持結果により車載器の立ち上げ時に処理を換える演算手
段と、検出手段がコネクタの着脱を検出したときに車載
器を正規に立ち上げるための命令あるいは情報を外部か
ら演算手段に通信する通信手段とを備えた車載器の載せ
換え使用防止装置を構成したものである。
【0011】また、この発明は、任意の車両に取付ける
車載器において、車載器の信号用及び電源用のコネクタ
の着脱を検出する検出手段と、車載器の制御に必要な情
報を格納している記憶手段と、検出手段の検出信号によ
り車載器の内部に設けられている記憶手段をバックアッ
プする内部電源を制御する制御手段と、記憶手段の内容
により車載器立ち上げ時に処理を換える演算手段と、検
出手段の検出結果により記憶手段の内容が正規の場合と
異なるときに車載器を正規に立ち上げるための命令或る
いは情報を外部から指示するための通信手段とを備えた
車載器の載せ換え使用防止装置を構成したものである。
さらに、車載器を車両に固定する取付用のボルトが挿入
される穴位置をコネクタとソケットの接続状態で取付用
のボルトが外せない位置に設定した車載器の載せ換え使
用防止装置を構成したものである。
【0012】コネクタがソケットから抜かれると、両者
のピンの接続が遮断される。このことから、内蔵電池よ
り供給されていたリセット端子への電源供給が断たれる
ため、プルダウン抵抗によりローレベルとなりF/Fは
リセット状態を認識してデータ出力端子はローレベルと
なる。この後、アクセサリー系の電源が投入されると車
両装置に電源が投入されて、CPU、周辺回路等にパワ
ーオンリセットを発生してプログラムされた内容に従い
動作を開始する。
【0013】先ず、CPUはF/Fのセット端子のポー
トを、ローレベルの出力に設定する。次に、CPUは入
力ポートから、F/Fのデータ出力端子の出力状態をチ
ェックする。この信号は、車載器の載せ換えを行なった
直後であるため、データ出力端子がローレベルで入力ポ
ートはハイレベルである。CPUは入力ポートの入力レ
ベルがハイであることを検出し、EEPROMの特定の
アドレスに電源投入により車載器自体の初期設定をする
ことを指示するコマンド/データが書かれていることを
チェックする。この特定のアドレスの内容は正規に車両
に車両装置をインストールした時点で書き換えられてい
るため、CPUは車載器が取り外しや他の車両への載せ
換え等が行なわれたことを検出する。この検出によりC
PUは本来の車載器の処理を行なわず、他の車両に取り
付けられて悪用されることが防止されることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1はこの発明の第1の実施形態を示す回
路図である。図1において、1は車載器、1Aは電池で
車載器1の内蔵電源を構成している。また、2はソケッ
ト、3はソケット2に差込まれるコネクタである。電池
1の出力は、車載器1のソケット2の任意のピン2Aに
接続されている。出力ピン2Aに対応したコネクタ3の
ピン3Aから出たハーネスは、コネクタ3の任意のピン
3Bへ接続され、このピン3Bに対応したソケット2の
入力ピン2Bに接続されている。
【0015】入力ピン2Bのピン端子は、内蔵電池1A
により電源が供給されたフリップフロップ4(以下F/
Fと記す)のリセット端子4Rとプルダウン抵抗及び平
滑用コンデンサ(共に記号付与せず)に接続されてい
る。F/F4のデータ入力端子4D及びデータラッチト
リガ入力端子4Cは、グランドに接続されている。F/
F4のセット端子4Sは、プルアップ抵抗(記号付与せ
ず)を経由して内蔵電池1Aに接続されている。
【0016】また、端子4SはNPNトランジスタ、プ
ルダウン抵抗、保護抵抗を経由して、1チップマイクロ
プロセッサ(以下CPUと記す)5の出力ポート5Qに
接続されている。F/F4のデータ出力端子4Qは、保
護抵抗、NPNトランジスタ、アクセサリー系電源への
プルアップ抵抗を経由して、CPU5の入力ポート5D
に接続されている。6はEEPROMで、このEEPR
OM6はCPU5に内蔵或いは外付けされている。
【0017】図1に示された本発明実施形態1の動作
を、次に説明する。予め、車載器1の製造時、或いは車
両搭載前の時点でEEPROM6には電源投入により車
載器1自体を初期設定することを指示するコマンド/デ
ータを書き込んでおく。先ず、車載器1を車両に固定
し、コネクタ3のハーネス類の配線を済ませて車載器1
のソケット2に挿入して装着する。この時点でリセット
端子4Rは、内蔵電池1Aの電源が2A,3A,3B,
2Bの経路で接続されるため、ハイレベルとなる。しか
しながら、F/F4はコネクタ3をソケット2に装着す
るまでの間リセット端子4Rがプルダウンされていたた
めに、リセット状態をホールドしてデータ出力端子4Q
はローレベルとなる。
【0018】次に、車両のエンジンキーを操作して、ア
クセサリー系の電源を入れる。エンジンキーの操作によ
り車載器1に電源が供給され、CPU5や図に記載され
ていない周辺回路等にパワーオンリセットが発生してプ
ログラムされた内容に従い動作を開始する。この時、C
PU5の電源立ち上がり時及びリセット時の出力ポート
は、CPU5による初期設定がなされるまでの間はハイ
インピーダンス状態であるとする。
【0019】先ず、CPU5はF/F4のセット端子4
Sのポート5Qを、ローレベルの出力に設定する。次
に、CPU5は入力ポート5DからF/F4のデータ出
力端子4Qの出力状態をチェックする。この信号は前述
の通り装置の載せ換えを行なった直後であるため、デー
タ出力端子4Qがローレベルで入力ポート5Dはハイレ
ベルである。CPU5は入力ポート5Dの入力レベルが
ハイであることを検出し、EEPROM6の特定のアド
レスに電源投入により車載器1自体を初期設定すること
を指示するコマンド/データが書かれていることを確認
して車載器1自身の初期設定を行なう。
【0020】この時F/F4のセット端子4Sのポート
5Qをハイレベルとし、F/F4のデータ出力端子4Q
の出力状態をチェックする。車載器1の配線が正常に行
なわれていれば、この出力はローレベルからハイレベル
へ変化する。したがって、CPU5は入力ポート5Dの
入力レベルが、ハイレベルからローレベルへ変化したこ
とを検出できる。これを以て、ポート5Qをローレベル
へ戻し、F/F4に対する初期設定を完了する。なお、
この一連の初期設定には、事前に書き込まれていたEE
PROM6内の初期設定を指示するコマンド/データ自
身の書き換え、或いは削除する処理も含まれる。以上の
処理により、車載器1の車両へのインストールが完了
し、車両のアクセサリーキーのオン/オフにより車載器
1本来の目的とする制御が開始される。
【0021】次に、車載器1がインストールされた車両
に取り付けられたままの状態で、アクセサリーキーがオ
ンされて車載器1が動作を開始する時を考える。アクセ
サリー系の電源が投入されると車両装置に電源が供給さ
れて、CPU5や図に記載されていない周辺回路等にパ
ワーオンリセットが発生してプログラムされた内容に従
い動作を開始する。まず、CPU5はF/F4のセット
端子4Sのポート5Qをローレベルの出力に設定する。
次に、CPU5は入力ポート5DからF/F4の4Qの
出力をチェックする。この信号は、車載器1のインスト
ール時にローレベルに設定されているため、この状態を
検出して車載器1が別車両に載せ換え作業が行なわれて
いないと判断して正規の処理を実行する。
【0022】次に、他の車両に載せ換える目的で車載器
1のソケット2からコネクタ3を取り外した時を考え
る。まず、コネクタ3がソケット2から抜かれると、ピ
ン2A,3A間及びピン3B,2B間の接続が切られ
る。このことから、内蔵電池1Aより供給されていたリ
セット端子4Rへの電源供給が断たれるため、記号の付
与されていなプルダウン抵抗によりローレベルとなりF
/F4はリセット状態を認識してデータ出力端子4Qは
ローレベルとなる。この後、アクセサリー系の電源が投
入されると車両装置に電源が投入されて、CPU5が図
に記載されていない周辺回路等にパワーオンリセットを
発生してプログラムされた内容に従い動作を開始する。
【0023】まず、CPU5はF/F4のセット端子4
Sのポート5Qを、ローレベルの出力に設定する。次
に、CPU5は入力ポート5Dから、F/F4のデータ
出力端子4Qの出力状態をチェックする。この信号は、
前述の通り装置の載せ換えを行なった直後であるため、
データ出力端子4Qがローレベルで入力ポート5Dはハ
イレベルである。CPU5は入力ポート5Dの入力レベ
ルがハイであることを検出し、EEPROM6の特定の
アドレスに電源投入により車載器1自体の初期設定をす
ることを指示するコマンド/データが書かれていること
をチェックする。この特定のアドレスの内容は正規に車
両に車両装置をインストールした時点で書き換えられて
いるため、CPU5は車載器1が取り外しや他の車両へ
の載せ換え等が行なわれたことを検出する。この検出に
よりCPU5は本来の車載器1の処理を行なわず、他の
車両に取り付けられて悪用されることを防止する。
【0024】上記実施形態1によれば、車載器1に内蔵
された電池により状態を保持するF/Fと、コネクタが
取り外されたことをF/Fへ通知する手段と、車載器1
立ち上げ時に内蔵されているCPUがF/Fの状態によ
り車載器1を別車両へ載せ換えたことを検出する手段を
設けたことにより、正規の車両の車載器1が別車両へ載
せ換えられて使用するという事態を回避することが出来
る。更に、車載器1を取り付け後、車載器1を開封し、
F/Fのセット端子をグランドに落とすことにより車両
載せ換え前のF/F状態へ変更されるのを防ぐために、
車載器1内部全体あるいはF/F周辺部をモールドする
ことにより、別車両での悪用を防ぐ効果がある。
【0025】実施形態2.図2はこの発明の実施形態2
の構成を示す回路図である。図2において、図1と同様
に、1が内蔵電池、2がソケット、3がコネクタ、4が
F/F、5がCPUであり、2A,2B,3A,3B,
4C,4D,4R,4Q,4S,5D,5Qも接続位
置、内容も同じ構成要素である。
【0026】ただし、図2においては、EEPROM6
が構成要素から取り除かれ、代わりにCPU5からシリ
アル通信用の送信信号5Tが送信用ドライバー(記号付
与せず)を経由してソケット2の任意のピン2Tに接続
されている。また、ソケット2の他のピン2Rからプル
アップ抵抗及び受信用レシーバ(共に記号付与せず)を
経由して、CPU5のシリアル通信用の受信端子5Rに
接続されている。ソケット2のピン2Rに対応するコネ
クタ3のピン3R、ピン2Tに対応するピンを3Tと
し、ピン3R,3Tの端子に接続されているハーネス
は、図に記載されていないハンディーターミナルやパー
ソナルコンピュータに接続される。
【0027】図2に示された実施形態2では、まず車載
器1を車両に固定し、コネクタ3のハーネス類の配線を
済ませてコネクタ3を車載器1のソケット2に装着す
る。この時点で、リセット端子4Rは、内蔵電池1Aの
電源がピン2A,3A,3B,2Bの経路で接続される
ためにハイレベルとなる。しかしながら、F/F4はコ
ネクタ3をソケット2に装着するまでの間リセット端子
4Rがプルダウンされていたために、リセット状態をホ
ールドして出力端子4Qはローレベルのままである。
【0028】次に、車両のエンジンキーを操作して、ア
クセサリー系の電源を入れる。これにより車載器1に電
源が供給され、CPU5が図に記載されていない周辺回
路等にパワーオンリセットが発生してプログラムされた
内容に従い動作を開始する。この時、CPU5の電源立
ち上がり時及びリセット時の出力ポートは、CPU5に
初期設定がなされるまでの間はハイインピーダンス状態
であるとする。まずCPU5は、F/F4のセット端子
4Sのポート5Qをローレベルの出力に設定する。
【0029】次に、CPU5は入力ポート5DからF/
F4のデータ出力端子4Qの出力状態をチェックする。
この信号は、前述の通り装置の載せ換えを行なった直後
であるため、出力端子4Qがローレベルで、ポート5D
はハイレベルである。CPU5はポート5Dの入力レベ
ルがハイであることを検出し、自身の車載器1が載せ換
えを行なわれたことを認識する。
【0030】正規の取り付けにおいては、車載器1の初
期設定用ハンディターミナルあるいは同初期設定用通信
プログラムの搭載されたパーソナルコンピュータ(以下
PCと記す)が用意されており(何れも図に記載されて
いない)、これらにコネクタの3のピン3R、3Tから
のハーネスを接続する。ここで、PCの初期設定用の通
信プログラムを起動し、車載器1のCPU5との間で通
信を行ない初期設定を行なう。
【0031】この時、CPU5では初期設定指示を受け
付ける前に、PCのプログラムが正規のものであるか否
かをチェックする。そして、正規のみのである場合にの
み、自身の初期設定を行なう。正規のものであるか否か
のチェックとして、例えば、最初にPCからのブレーク
信号をビン5Rより受信した後に車載器1内部で乱数を
発生し、その乱数8バイトをピン5Tから出力してPC
へ送信する。PCはこの乱数とPCの初期設定用プログ
ラム内のIDコードから、同じく初期設定用プログラム
内に用意されている暗号化処理により8バイトのキーを
生成し、このキーをピン3R経由でCPU5へ送信す
る。CPU5は送信した乱数8バイトと予め内部に用意
されている正規のPCが持っているIDコードを使用し
て、PCのプログラム内の暗号化処理と同一処理を実施
し、正規のPCから送り返されるはずのキーを計算して
おく。CPU5は前述のPCから送り返されたキーと、
自身で算出したキーを比較し、一致した場合のみPCか
らの指示を受け付けて車載器1自身の初期設定を行な
う。
【0032】この時F/F4のセット端子4Sのポート
5Qをハイレベルとし、F/F4の出力端子4Qの出力
状態をチェックする。車載器1の配線が正常に行なわれ
ていれば、この出力はローレベルからハイレベルへ変化
し、5のCPUは5Dの入力レベルがハイレベルからロ
ーレベルへ変化したことを検出できる。これを以て、出
力ポート5Qをローレベルへ戻し、F/F4に対する初
期設定を完了する。以上の処理により、車載器1の車両
へのインストールが完了し、車両のアクセサリーキーの
オン/オフにより車載器1本来の目的とする制御が開始
される。
【0033】まず、車載器1がインストールされた車両
に取り付けられたままの状態で、アクセサリーキーをオ
ンされて、車載器1が動作を開始する時を考える。アク
セサリー系の電源が投入されると車両装置に電源が供給
され、CPU5、図に記載されていない周辺回路等にパ
ワーオンリセットが発生してプログラムされた内容に従
い動作を開始する。まず、CPU5はF/F4のセット
端子4Sのポート5Qを、ローレベルの出力に設定す
る。次に、CPU5は入力ポート5DからF/F4の端
子4Qの出力をチェックする。この信号は車載器1イン
ストール時にローレベルに設定されているため、この状
態を検出して車載器1が別車両に載せ換え作業が行なわ
れていないと判断して正規の処理を実行する。
【0034】次に、他の車両に載せ換える目的で、車載
器1のソケット2からコネクタ3を取り外した時を考え
る。まず、コネクタ3がソケット2から抜かれると、ピ
ン2A,3A間、及びピン3B,2B間の接続が切られ
ることから、内蔵電池1Aより供給されていたリセット
端子4Rへの電源供給が断たれる。このため、記号の付
与されていないプルダウン抵抗によりローレベルとな
り、F/F4はリセット状態を認識して出力端子4Qは
ローレベルとなる。この後、アクセサリー系の電源が投
入されると車両装置に電源が投入され、CPU5、図に
記載されていない周辺回路等にパワーオンリセットが発
生し、プログラムされた内容に従い動作を開始する。
【0035】まず、CPU5はF/F4のセット端子4
Sのポート5Qをローレベルの出力に設定する。次に、
CPU5は入力ポート5Dから、F/F4の端子4Qの
出力状態をチェックする。この信号は、前述の通り装置
の載せ換えを行なった直後であるため、データ出力端子
4Qはローレベルで、入力ポート5Dはハイレベルであ
る。CPU5はポート5Dの入力レベルがハイであるこ
とを検出し、自身の車載器1が載せ換えを行なわれたこ
とを認識する。
【0036】CPU5から見た場合、これが正規の取り
付けであるか否かを検出できない状態であるが、正規の
取り付けでは、この状態からは前述のPC等を使用した
通信が行なわれるはずである為、CPU5は車載器1本
来の処理へ移らずに、PCからの通信処理待ちとなる。
これにより、正規の車両搭載以外の取り外し取り付けを
行なうと、CPU5は本来の車載器1の処理を行なわ
ず、他の車両に取り付けられて悪用されるのをを防ぐこ
とができる。
【0037】以上の説明した第2の実施形態によれば、
車載器1に内蔵された電池により状態を保持できるF/
Fと、コネクタが取り外されたことをF/Fへ通知する
手段と、車載器1立ち上げ時に内蔵されているCPUが
F/Fの状態により車載器1を別車両へ載せ換えたこと
を検出する手段を設けたことにより、正規の車両への車
載器1が別車両へ載せ換えられて使用される事態を回避
することが出来る。更に、車載器1を取り付け後、車載
器1を開封し、F/Fのセット端子をグランドに落とす
ことにより車両載せ換え前のF/F状態へ変更されるの
を防ぐために、車載器1の内部全体あるいはF/F周辺
部をモールドすることにより、別車両での悪用を防ぐ効
果がある。
【0038】実施形態3 図3はこの発明の実施形態3を示す回路図である。実施
形態3で前述と異なるところはF/F4がスタテックラ
ンダムアクセスメモリ7(以下、SRAM)に代わり、
このSRAM7とCPU5との間はアドレスバス、デー
タバス、リードライト(共に記号付与せず)等の制御用
の信号線が接続されている。そして、このSRAM7の
電源入力端子7VDが電源制御回路6の出力端子に接続
され、電源制御回路6の制御端子はソケット2の任意の
ピン2Aに接続されている。ソケット2のピン2Aに対
応したコネクタ3のピン3Aは、コネクタ3の内部ある
いは外部のハーネスにより車両のグランドに接地されて
いる。図3の例ではコネクタ3のピン3Gが外部で車両
のグランド3Gに接地されていおり、グランド3Gはピ
ン3Aに接続されている。
【0039】先ず、車載器1を車両に固定してコネクタ
3のハーネス類の配線を済ませ、コネクタ3を車載器1
のソケット2に嵌めて接続する。この時点では、SRA
M7は内蔵電池1Aの電源の供給を受けていなかったこ
とにより内容が消去されている。次に、車両のエンジン
キーを操作し、アクセサリー系の電源を入れる。これら
により車載器1に電源が供給され、CPU5により図に
記載されていない周辺回路等にパワーオンリセットが発
生してプログラムされた内容に従い動作を開始する。
【0040】この時、CPU5の電源立ち上がり時及び
リセット時の出力ポートはCPU5により初期設定がな
されるまでの間、ハイインピーダンス状態であるとす
る。まずCPU5はSRAM7の1つあるいは複数から
成る特定のアドレスの内容をチェックし、初期化が行な
われており、かつ、内蔵電池1Aの電源を継続的に供給
されていた場合に残されていなければならない内容(こ
れらを判定データと呼ぶ)と一致するか否かを判定す
る。この内容は、前述の通り装置の載せ換えを行なった
直後であるため消去されており、判定結果は不一致とな
る。CPU5は、これを以て自身の車載器1が載せ換え
が行なわれたことを認識する。
【0041】正規の取り付けにおいては、車載器1の初
期設定用ハンディターミナルあるいは同初期設定用通信
プログラムの搭載されたパーソナルコンピュータ(以下
PCと記す)が用意されており(何れも図に記載されて
いない)、これらに3つのコネクタの3R,3Tからの
ハーネスを接続する。ここで、PCの初期設定用の通信
プログラムを起動し、車載器1のCPU5との間で通信
を行なって初期設定を行なう。
【0042】この時、CPU5では初期設定指示を受け
付ける前に、PCのプログラムが正規のものであるか否
かをチェックし、正規のものである場合にのみ自身の初
期設定を行なう。正規のものであるか否かのチェックと
して、例えば、最初にPCからのブレーク信号をポート
5Rより受信した後、車載器1内部で乱数を発生し、そ
の乱数8バイトを出力ポート5Tから出力してPCへ送
信する。PCはこの乱数とPCの初期設定用プログラム
内のIDコードから、同じ初期設定用プログラム内に用
意されている暗号化処理により8バイトのキーを生成
し、このキーをピン3R経由でCPU5へ送信する。
【0043】CPU5は送信した乱数8バイトと予め内
部に用意されている正規のPCが持っているIDコード
を使用して、PCのプログラム内の暗号化処理と同一処
理を実施し、正規のPCから送り返されるはずのキーを
計算しておく。CPU5は前述のPCから送り返された
キーと自身で算出したキーとを比較し、一致した場合の
みPCからの指示を受け付けて車載器1自身の初期設定
を行なう。この時CPU5はSRAM7の1つあるいは
複数から成る特定のアドレスに対し、電源供給が断たれ
た場合に発生することの無い予め取り決めておいた判定
データを書き込む。また、通信により指示された車両デ
ータや車載器1固有のデータ等もSRAM7上に格納
し、初期設定を完了する。以上の処理により車載器1の
車両へのインストールが完了し、車両のアクセサリーキ
ーのオン/オフにより車載器1本来の目的とする制御が
開始される。
【0044】まず、車載器1がインストールされた車両
に取り付けられたままの状態で、アクセサリーキーをオ
ンされて、車載器1が動作を開始する時を考える。アク
セサリー系の電源が投入されると、車両装置に電源が供
給され、CPU5、図に記載されていない周辺回路等に
パワーオンリセットが発生し、プログラムされた内容に
従い動作を開始する。まず、CPU5はSRAM7の1
つあるいは複数から成る特定のアドレスの内容をチェッ
クし、判定データと一致するか否かを判定する。コネク
タ3を外していなければ、SRAM7の判定データ格納
領域の内容は初期設定された時のままであることから判
定データと一致し、車載器1が別車両に載せ換え作業が
行なわれていないと判断し、正規の処理を実行する。
【0045】次に、他の車両に載せ換える目的で車載器
1のソケット2からコネクタ3を取り外した時を考え
る。まず、コネクタ3がソケット2から抜かれると、ピ
ン2A,3A間の接続が切られることから電源供給回路
6がオフとなり、電源入力端子7VDへ供給される電源
がカットされてSRAM7のデータがバックアップでき
なくなりデータが消去される。この後、アクセサリー系
の電源が投入されると車両装置に電源が投入され、CP
U5、図に記載されていない周辺回路等にパワーオンリ
セットが発生しプログラムされた内容に従い動作を開始
する。
【0046】まず、CPU5はSRAM7の1つあるい
は複数から成る特定のアドレスの内容をチェックし、判
定データと一致するか否かを判定する。この時、前述の
様にSRAM7内の判定データは消去されているため結
果は不一致となり、CPU5は自身の車載器1が載せ換
えを行なわれたことを認識する。CPU5から見た場
合、これが正規の取り付けであるか否かを検出できない
状態であるが、正規の取り付けではこの状態からは前述
のPC等を使用した通信が行なわれるはずである為、C
PU5は車載器1本来の処理へ移らずに、PCからの通
信処理待ちとなる。これにより、正規の車両搭載以外の
取り外し取り付けを行なうと、CPU5は本来の車載器
1の処理を行なわず、他の車両に取り付けられての悪用
を防ぐことができる。
【0047】以上の実施形態3によれば、車載器1に内
蔵された電池によりデータの内容を保持できる揮発性メ
モリと、コネクタが取り外されたことを検出する手段
と、検出結果により揮発性メモリの電源供給を制御する
手段と、車載器1立ち上げ時に内蔵されているCPUが
揮発性メモリの内容により車載器1を別車両へ載せ換え
たことを検出する手段を設けたことにより、正規の車両
への車載器1が別車両へ載せ換えられて使用されるとい
う事態を回避することが出来る。
【0048】実施形態4 図4はで、(A)は車載器1上面から見た図、(B)は
コネクタを接続する前の車載器1を横面から見た図、
(C)はコネクタを接続後の車載器1を横から見た図で
ある。図4において、1と2および3は既に説明した車
載器とソケットおよびコネクタ、9はコネクタ3に接続
され外部信号を伝えるためのハーネス、10は車載器1
を車両に固定するためのボルトである。
【0049】実施形態4の動作を説明すると、まず、車
載器1を任意の車両に取り付ける場合を考える。車載器
1に用意されている4つの固定用の穴に、4本のボルト
10を挿入して任意の車両に固定する。図4において
は、図4(A)にあるように4カ所の固定穴があるが、
この中でもソケット2に対応した2カ所の固定穴にボル
ト10を取り付ける〔図4(B)〕。次に、コネクタ3
をソケット2に接続する。この時、前述のボルト10は
車両に固定されているため、図4(C)に示すようにボ
ルト10の頭はコネクタ3の接続時に干渉しない。
【0050】次に、車両に固定されている車載器1を、
車両から取り外す時を考える。車両から車載器1を取り
外すには、図4(A)の4本の全部の取付ボルト10を
取り外す必要がある。上側の2カ所については、容易に
取り外し可能である。しかしながら、下側2カ所につい
てはコネクタ3が接続されているからボルト10を緩め
られない。従って、車載器1の車両から取り外すために
は、コネクタ3をソケット2から取り外す必要がある。
このため、コネクタ3を外した時点で、実施形態の1か
ら3で説明したように車載器1の内部にコネクタ3が外
されたことが電気的に記録される。
【0051】即ち、この発明の実施形態4によれば車載
器1を車両から取外すときは、実施形態1〜3によるコ
ネクタ3の取外し動作が必ず実施される。この結果、正
規の車両への車載器1が、別車両へ載せ換えられて使用
されるという事態を回避することが出来る。
【0052】なお、前述の実施形態1と2においてコネ
クタ抜き差しの検出の為に信号を車載器1の外へソケッ
トを経由して出力し、対応するコネクタで信号を他のピ
ンに折り返し、ピンに対応したソケット側の入力を監視
している方法を取ったが、コネクタが挿入されている状
態でオンし、抜いた状態でオフする(或いはこの逆)ス
イッチを用いても可能である。また、実施形態3におい
てコネクタ抜き差しの検出の為にコネクタ部分あるいは
コネクタの外部にてグランドに落とされている信号をソ
ケット側で制御信号として使用したが、コネクタが挿入
されている状態でオンにして抜いた状態でオフにする
(或いはこの逆)スイッチの信号を用いることも可能で
ある。
【0053】
【発明の効果】この発明は、任意の車両に取付ける車載
器において、車載器の信号用及び電源用のコネクタを着
脱したことを検出する検出手段と、検出手段の検出状態
を車載器の内部電源により保持する保持手段と、保持手
段の保持結果により車載器の立ち上げ時に処理を換える
演算手段と、初期設定と車両取り付け後との判定を行な
う書込み可能な記憶手段とを備えた車載器の載せ換え使
用防止装置を構成した。
【0054】上記構成によれば、車載器の内蔵電池によ
り状態を保持する保持回路と、電源回路が取り外された
ことを保持回路に通知する手段と、車載器の立ち上げ時
に内蔵されている制御手段が保持回路の状態により車載
器を別車両へ載せ換えたことを検出する載換手段を設け
たことにより、正規の車両の車載器が別車両へ載せ換え
られて使用されるという事態を回避することが出来る。
更に、車載器を取付後、車載器を開封し、保持回路のセ
ット端子をグランドに落とすことにより車両の載せ換え
前の保持状態へ変更されるのを防ぐために、車載器の内
部全体あるいは保持回路の周辺部をモールドすることに
より、別車両での悪用を防ぐ効果がある。
【0055】また、この発明は、任意の車両に取付ける
車載器において、車載器の信号用及び電源用のコネクタ
を着脱したことを検出する検出手段と、検出手段の検出
状態を車載器の内部電源により保持する保持手段と、保
持手段の保持結果により車載器の立ち上げ時に処理を換
える演算手段と、検出手段がコネクタの着脱を検出した
ときに車載器を正規に立ち上げるための命令あるいは情
報を外部から演算手段に通信する通信手段とを備えた車
載器の載せ換え使用防止装置を構成した。
【0056】第2の構成によれば、車載器に内蔵された
電池により状態を保持できる保持回路と、コネクタが取
り外されたことを保持回路へ通知する手段と、車載器立
ち上げ時に内蔵されている制御手段が保持回路の状態に
より車載器を別車両へ載せ換えたことを検出する載換手
段を設けたことにより、正規の車両への車載器が別車両
へ載せ換えられて使用されるという事態を回避すること
が出来る。更に、車載器を取付後、車載器を開封し、保
持回路のセット端子をグランドに落とすことにより車両
載せ換え前の保持状態へ変更されるのを防ぐために、車
載器の内部全体あるいは保持回路の周辺部をモールドす
ることにより、別車両での悪用を防ぐ効果がある。
【0057】また、この発明は、任意の車両に取付ける
車載器において、車載器の信号用及び電源用のコネクタ
の着脱を検出する検出手段と、車載器の制御に必要な情
報を格納している記憶手段と、検出手段の検出信号によ
り車載器の内部に設けられて記憶手段をバックアップす
る内部電源を制御する制御手段と、記憶手段の内容によ
り車載器立ち上げ時に処理を換える演算手段と、検出手
段の検出結果により記憶手段の内容が正規の場合と異な
るときに車載器を正規に立ち上げるための命令或るいは
情報を外部から指示するための通信手段とを備えた車載
器の載せ換え使用防止装置を構成した。さらに、車載器
を車両に固定する取付用のボルトが挿入される穴位置を
コネクタとソケットの接続状態で取付用のボルトが外せ
ない位置に設定した車載器の載せ換え使用防止装置を構
成した。
【0058】この第3と第4の構成によれば、車載器に
内蔵された電池によりデータの内容を保持できる記憶手
段と、コネクタが取り外されたことを検出する手段と、
検出結果により記憶手段の電源供給を制御する手段と、
車載器の立ち上げ時に内蔵されている制御手段が記憶内
容により車載器を別車両へ載せ換えたことを検出する載
換検出手段を設けたことにより、正規の車両への車載器
が別車両へ載せ換えられて使用されるという事態を回避
することが出来る。また、車載器を車両から取外すとき
は、請求項1〜3によるコネクタの取外し動作が必ず実
施される。この結果、正規の車両への車載器が、別車両
へ載せ換えられて使用されるという事態を回避すること
が出来る。
【0059】よって、本発明によれば、簡単な構成で、
しかも確実に車載器における別車両へ載せ換えての使用
を防止できる回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1の構成を示す回路図であ
る。
【図2】この発明の実施形態2の構成を示す回路図であ
る。
【図3】この発明の実施形態3の構成を示す回路図であ
る。
【図4】この発明の実施形態4の機構を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 車載器(車両搭載機器)、1A 内蔵の電池(電
源)、2 ソケット、3コネクタ、4 フリップフロッ
プ回路(F/F)、5 マイクロプロセッサ(CPU…
制御手段)、6 EEPROM、7 電源制御回路、8
SRAM、9ハーネス、10 固定用のボルト。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の車両に取付ける車載器において、
    該車載器の信号用及び電源用のコネクタを着脱したこと
    を検出する検出手段と、該検出手段の検出状態を前記車
    載器の内部電源により保持する保持手段と、該保持手段
    の保持結果により前記車載器の立ち上げ時に処理を換え
    る演算手段と、初期設定と車両取り付け後との判定を行
    なう書込み可能な記憶手段とを備えたことを特徴とする
    車載器の載せ換え使用防止装置。
  2. 【請求項2】 任意の車両に取付ける車載器において、
    該車載器の信号用及び電源用のコネクタを着脱したこと
    検出する検出手段と、該検出手段の検出状態を前記車載
    器の内部電源により保持する保持手段と、該保持手段の
    保持結果により前記車載器の立ち上げ時に処理を換える
    演算手段と、前記検出手段がコネクタの着脱を検出した
    ときに前記車載器を正規に立ち上げるための命令あるい
    は情報を外部から前記演算手段に通信する通信手段とを
    備えたことを特徴とする車載器の載せ換え使用防止装
    置。
  3. 【請求項3】 任意の車両に取付ける車載器において、
    該車載器の信号用及び電源用のコネクタの着脱を検出す
    る検出手段と、該車載器の制御に必要な情報を格納して
    いる記憶手段と、前記検出手段の検出信号により前記車
    載器の内部に設けられて記憶手段をバックアップする内
    部電源を制御する制御手段と、前記記憶手段の内容によ
    り車載器立ち上げ時に処理を換える演算手段と、前記検
    出手段の検出結果により前記記憶手段の内容が正規の場
    合と異なるときに前記車載器を正規に立ち上げるための
    命令或るいは情報を外部から指示するための通信手段と
    を備えたことを特徴とする車載器の載せ換え使用防止装
    置。
  4. 【請求項4】 前記車載器を車両に固定する取付用のボ
    ルトが挿入される穴位置を前記コネクタとソケットの接
    続状態で取付用のボルトが外せない位置に設定したこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車載器
    の載せ換え使用防止装置。
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