JP2002091338A - アレイ基板およびその製造方法ならびに液晶表示素子 - Google Patents

アレイ基板およびその製造方法ならびに液晶表示素子

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JP2002091338A JP2000276765A JP2000276765A JP2002091338A JP 2002091338 A JP2002091338 A JP 2002091338A JP 2000276765 A JP2000276765 A JP 2000276765A JP 2000276765 A JP2000276765 A JP 2000276765A JP 2002091338 A JP2002091338 A JP 2002091338A
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Masateru Kado
昌 輝 門
Hideo Hirayama
山 秀 雄 平
Shigetaka Toriyama
山 重 隆 鳥
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線の段切れが生じることおよび工程数が増
えることを防止するとともに、配線形状を改善し、かつ
ITOとの電蝕をも防止することを可能にする。 【解決手段】 透明な基板1と、この基板上に形成され
た複数本の走査線5と、この走査線と交差するように基
板上に形成された複数本の信号線と、走査線と信号線と
の交差点毎に設けられ、対応する走査線の電圧に基づい
て対応する信号線からの信号を取り込む薄膜トランジス
タと、各薄膜トランジスタに対応して設けられ、薄膜ト
ランジスタによって取り込まれた信号を受ける画素電極
10と、を備え、信号線は絶縁膜9上に形成された第1
の金属層17とこの第1の金属層上に形成された第2の
金属層10からなる積層配線であって、第1および第2
の金属層は、主成分が同一でかつ銀、金、または銅のう
ち少なくとも一の元素を含む金属層であることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアレイ基板およびそ
の製造方法ならびに液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、現在用いられている液晶表示素
子は、各々が、電極を有する2枚の透明基板の間に液晶
を挟持し、2枚の基板の周囲が液晶封入口をのぞいて接
着剤で固定され、上記液晶封入口が封止材で封止された
構成となっている。例えば図5に示すように、アクティ
ブマトリクス型液晶表示素子は、アレイ基板100と、
対向基板200との間に液晶を挟持した構成となってい
る。アレイ基板100は透明な絶縁性基板(例えばガラ
ス基板)101の表示領域102aに、マトリクス状に
配設された複数の信号線103および複数の走査線10
4と、上記信号線103と走査線104との交差部毎に
形成された薄膜トランジスタ(以下、TFT(Thin Fil
m Transistor)とも言う)からなるスイッチング素子10
5と、このスイッチング素子毎に設けられた画素電極1
06と、が形成された構成となっている。各スイッチン
グ素子105のゲートは対応する走査線104に接続さ
れ、ソースおよびドレインのうちの一方が対応する信号
線103に接続され、他方が画素電極106に接続され
た構成となっている。
【0003】またアレイ基板100は、透明な絶縁性基
板101の周辺の非表示領域102bに、TFTを有す
る駆動回路110およびこれらの駆動回路110に接続
されて外部から電力や信号を供給するための外部端子1
20がさらに形成された構成となっていても良い。
【0004】一方、対向基板200は透明な絶縁性基板
201の一表面上にITO(IndiumTin Oxide) からなる
透明導電膜が対向電極203として形成された構成とな
っている。
【0005】これらの基板100,200は所定の間隙
を有するように対向配置される。そして、アレイ基板1
00の表示領域102aを囲むように非表示領域102
b上に塗布したシール材300によって貼り合わされ
る。シール材300には、図5に示すように液晶材料を
注入する注入口301が形成されている。そして上記基
板100,200の貼り合せ後にこの注入口301を通
して液晶組成物(図示せず)が間隙内に注入され、封止
されることにより液晶表示素子が完成される。なお、液
晶表示素子がカラー液晶表示素子である場合には、対向
基板200またはアレイ基板100の一方にカラーフィ
ルタ層が形成される構成となる。
【0006】この液晶表示素子の配線または電極材料に
は主にアルミニウムまたはアルミニウム合金が用いられ
ている。しかしながらアルミニウムおよびアルミニウム
合金を配線または電極材料として用いた場合には、以下
に示すような問題点がある。 (1)比抵抗が大きいため、配線容量の影響が大きくな
る。 (2)アルカリ溶液に溶解する。 (3)シリコン半導体中に拡散するためシリコン半導体
と直接コンタクトがとれない。 (4)透明画素電極材料として用いられるITO(Indi
um Tin Oxide)と電蝕を起こし、表示不良が発生するた
め、ITOからなる画素電極と直接コンタクトがとれな
い。
【0007】これらの問題点に対して種々の対策が行わ
れている。配線容量に関しては配線の断面積を大きくす
ることで解決できるが、デバイスの微細化が進むにつれ
て配線の幅を小さくすることが要求されるため、その分
配線を厚くするしかない。ところが配線を厚くすると、
上の層に積む別の配線が段切れを起こしやすくなる等の
問題が生じ、配線を厚くするのにも限界がある。
【0008】そこで比抵抗の小さい配線材料として銅を
用いる試みがなされているが加工が困難なため未だ広く
は実用化されていない。
【0009】また、配線加工後のアルカリ溶液を使用す
る工程においてはアルミ配線の上にパッシベーション層
を形成することで対策がなされているが、工程数が増
え、コスト増につながっている。シリコン半導体とのコ
ンタクトに関してはアルミニウムまたはアルミニウム合
金とシリコン半導体との間に半導体とのコンタクトに関
して問題の無い金属からなるバリア層を形成することで
対策されている。しかし、バリア層を設けることは、工
程増、コスト増につながる。
【0010】ITOとの電蝕に関してもアルミニウムま
たはアルミニウム合金とITOとの間にITOと電蝕を
起こさない金属を積層することで対策しているが、これ
により工程増、コスト増になるだけなく、エッチング加
工が複雑な工程になってしまっている。
【0011】これに対し、最近では上記問題を全て解決
できる配線または電極材料として銀および銀合金に注目
が集まっている。銀は金属の中で最も比抵抗の小さい材
料であり、数%の添加元素を加えた銀合金でも比抵抗が
小さい。また、アルカリ耐性にも優れており、シリコン
半導体とのコンタクトも良好であることが確認されてい
る。また、ITOとの電蝕も起こさない。
【0012】このように優れた材料であるにもかかわら
ず銀および銀合金がこれまで配線材料として採用されな
かったのは、物性的にアルミニウムでも事足りていたこ
ととコスト面で銀は高価であるという認識が強かったこ
とによる。
【0013】しかし近年のデバイスの高密度化に伴う配
線の微細化に対してアルミニウムでは物性的に限界が来
ているため、銀および銀合金を配線または電極材料とし
て用いるデバイスが開発され始めている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】一般的に図4に示すよ
うに、薄膜トランジスタ(TFT)の配線または電極1
5はシリコン絶縁膜18上に形成されるが、銀および銀
合金を配線または電極材料として用いた場合、ウェット
エッチングによる配線加工において、加工後の配線形状
が逆テーパーまたはアンダーカットとなってしまう。こ
のように銀および銀合金を配線または電極材料として用
いるにはエッチング後の配線または電極形上が逆テーパ
ーまたはアンダーカットとならないようにすることが課
題となる。
【0015】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであって、配線の段切れが生じることおよび工程数が
増えることを防止するとともに、配線形状を改善し、か
つITOとの電蝕をも防止することのできるアレイ基板
及び液晶表示素子を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によるアレイ基板
は、透明な基板と、この基板上に形成された複数本の走
査線と、この走査線と交差するように前記基板上に形成
された複数本の信号線と、前記走査線と前記信号線との
交差点毎に設けられ、対応する走査線の電圧に基づいて
対応する信号線からの信号を取り込む薄膜トランジスタ
と、各薄膜トランジスタに対応して設けられ、薄膜トラ
ンジスタによって取り込まれた信号を受ける画素電極
と、を備え、前記信号線は絶縁膜上に形成された第1の
金属層とこの第1の金属層上に形成された第2の金属層
からなる積層配線であって、前記第1および第2の金属
層は、主成分が同一でかつ銀、金、または銅のうち少な
くとも一の元素を含む金属層であることを特徴とする。
【0017】なお、前記第1の金属層は酸素を高濃度に
含むように構成しても良い。
【0018】なお、前記第1の金属層は、前記元素の酸
化物、窒化物、炭化物、または硅化物であるように構成
しても良い。
【0019】なお、前記画素電極はITOから形成さ
れ、前記絶縁膜はシリコン絶縁膜であるように構成して
も良い。
【0020】また、本発明による液晶表示素子は、上述
のアレイ基板と、透明な第2の基板と、この第2の基板
上に形成された対向電極と、を有する対向基板と、前記
アレイ基板と、前記対向基板との間に挟持された液晶層
と、を備えたことを特徴とする。
【0021】また、本発明によるアレイ基板の製造方法
は、透明な基板と、この基板上に形成された複数本の走
査線と、この走査線と交差するように前記基板上に形成
された複数本の信号線と、前記走査線と前記信号線との
交差点毎に設けられ、対応する走査線の電圧に基づいて
対応する信号線からの信号を取り込む薄膜トランジスタ
と、各薄膜トランジスタに対応して設けられ、薄膜トラ
ンジスタによって取り込まれた信号を受ける画素電極
と、を備え、前記信号線は絶縁膜上に形成された第1の
金属層とこの第1の金属層上に形成された第2の金属層
からなる積層配線であって、前記第1および第2の金属
層は、主成分が同一でかつ銀、金、または銅のうち少な
くとも一の元素を含む金属層であるアレイ基板の製造方
法において、前記第1および第2の金属層は、同一チャ
ンバー内で連続してスパッタリングによって形成するこ
とを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0023】本発明によるアレイ基板の一実施の形態を
図1および図2を参照して説明する。この実施の形態の
アレイ基板の断面図を図2に示し、このアレイ基板に設
けられているTFTの配線の断面図を図1に示す。な
お、この実施の形態においては、TFTは、n型TFT
である。
【0024】図2を参照しながら本実施の形態のアレイ
基板の形成を説明する。まず、ガラス基板1上にPE−
CVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)
法を用いて、不純物の拡散を防ぐアンダーコート膜2を
形成し、その上に活性層となるアモルファスシリコン膜
3を堆積する。次に、500℃でアニールすることでア
モルファスシリコン膜3中の水素を脱離させ、トランジ
スタの閾値電圧の制御用にアクセプタとなるB
を、イオンドーピング法を用いてアモルファスシリコ
ン膜3の全面にト゛ース゛量3.0×1013/cm,加速
電圧10kevで注入し、低濃度の不純物層とする。そ
の後、ELA(Excimer Laser Anneal)法を用いて、アモ
ルファスシリコン膜3をポリシリコン膜3に再結晶化す
る。続いて、写真蝕刻法(以下PEPとも言う)により
レジスト(図示せず)を塗布した後、パターニングして
レジストパターンを形成し、このレジストパターンをマ
スクとしてCDE(Chemical Dry Etching)法を用いてポ
リシリコン膜3をアイランド状にパターニングする。
【0025】次に、PE−CVD法を用いて、ゲート絶
縁膜4を形成した後、スパッタ法によりゲート線(走査
線)およびCS線(補助電極線)となる電極5を形成す
る。続いて、PEP法によりレジスト(図示せず)を塗
布した後、パターニングしてレジストパターンを形成
し、このレジストパターンをマスクとしてRIE(React
ive Ion Etching)法によりこの電極5を3回アイランド状
にパターニングする。ここでそれぞれの加工の段階にお
いて、ドナーとなるPHをト゛ース゛量3.0×1013/
cm,加速電圧80kevで、ドナーとなるPHをト
゛ース゛量2.5×1015/cm,加速電圧70kevで
イオンドーピング法によりポリシリコン膜5に注入す
る。この結果、LDD(Lightly Doped Drain)構造を持
ったn形TFTのソース領域7,8およびドレイン領域
7,8が形成される。ここで注入された不純物は500
℃でアニールされることで十分に活性化される。
【0026】次に、n型TFTの閾値電圧間差の大きさ
と、閾値電圧のバラツキを調整するため、水素プラズマ
処理を行った後、PE−CVD法により層間絶縁膜とし
てシリコン酸化膜9を全面に堆積させる。続いて、PE
P法によりレジスト(図示せず)を塗布してパターニン
グすることによりレジストパターンを形成し、このレジ
ストパターンをマスクとしてシリコン酸化膜9およびゲ
ート絶縁膜4をエッチングすることでソースおよびドレ
イン領域8の表面まで達するコンタクトホールを開口す
る。
【0027】そしてスパッタリングガスとしてArガス
と酸素ガスをそれぞれ155scm、80scmで流し
ながら、ターゲットにAgに0.9wt%のPdおよび
1.0wt%のCuが添加されたAg合金(以下、AP
Cとも言う)を用いて酸素濃度の高いAPCからなる層
17をスパッタ法により成膜した後、引き続き同一チャ
ンパー内において今度はArのみでスパッタリングを行
い酸素をほとんど含まないAPC層10を成膜する。こ
の2層からなる積層膜上にPEP法によりレジスト(図
示せず)を塗布し、パターニングすることによりレジス
トパターンを形成し、このレジストパターンをマスクと
してウェットエッチングにより上記積層膜を加工してソ
ースおよびドレイン電極につながる配線17,10を形
成する。この時、ウェットエッチング後の配線形状は図
1に示すように順テーパーであり、アンダーカットも見
られず非常に良好であった。
【0028】次に、PE−CVD法によりパッシベーシ
ョンとなる窒化シリコン膜12で全面を覆い、レジスト
(図示せず)を塗布してPEP法を用いてパターニング
することによりレジストパターンを形成した後、このレ
ジストパターンをマスクにしてCDE法を用いて窒化シ
リコン膜12をエッチングすることで窒化シリコン膜1
2にコンタクトホールを開口する。最後に有機絶縁膜1
3を形成し、この有機絶縁膜13にPEP法を用いてコ
ンタクトホールを開口する。その後、スパッタ法を用い
てITO膜を形成し、PEP法を用いてエッチングする
ことにより上記ITO膜をパターニングし、透明画素電
極14を形成する。コンタクトホール形成の際に表面が
露出した配線10の上部において配線10と透明画素電
極14とのコンタクトをとる。
【0029】以上でアレイ基板が完成する。なお、成膜
した膜厚は、アンダーコート膜2が150nm、アモル
ファスシリコン膜3が50nm、ゲート絶縁膜4が13
5nm、ゲート及びCS電極5が250nm、層間絶縁膜
9が660nm、酸素混入APC層17/APC膜10
が50nm/660nm、窒化シリコン膜12が450
nm、有機絶縁膜13が16μmである。
【0030】以上、説明したように、本実施の形態にお
いては、薄膜トランジスタのソースおよびドレイン領域
7,8に接続している配線17,10は、2層構造であ
って、絶縁膜9上に形成される第1の金属層17が酸素
濃度の高いAPCからなっており、この第1の層上に形
成される第2の金属層10がAPCからなっているが、
これらの第1および第2の金属層は、主成分が同一のた
め、同一チャンバー内で連続して形成が可能となり、工
程数が増加するのを可及的に防止することができる。な
お、従来は、第2の金属層と材料が異なるバリア膜を第
1の金属層として形成しているため、同一チャンバー内
で連続して形成することができなかった。また、第1の
金属層17の膜厚は、第2の金属層の膜厚に比べて非常
に薄く、積層した配線17,10が段切れするのを可及
的に防止することができる。また、上述したように、形
成後の配線形状が順テーパであって、アンダーカットも
見られず、従来に比べて改善することできる。また、酸
素濃度の高いAPC層17とAPC層10を絶縁膜9上
に積層しても後工程で、酸素濃度の高いAPC層17が
絶縁膜9から剥がれることがなかった。また、第2の金
属層10がAPC層であるため、ITOからなる画素電
極14との電蝕を防止することが可能となり表示不良が
発生するのを可及的に防止することができる。
【0031】なお、上記実施の形態においては、第1の
金属層17は、酸素濃度の高い銀合金(APC)であっ
たが、銀合金の酸化物(酸化APC)であっても良い。
この場合、銀合金の酸化物は酸素濃度の高いAPCを成
膜後に同一チャンバー内でプラズマ酸化処理を行って形
成することができる。また、第1の金属層17として、
Agの酸化物を用いるかわりに、炭素濃度の高い銀、銀
合金またはその他の化合物を用いても同様の効果を奏す
ることができる。
【0032】また、第2の金属層10としてAu、また
はAu合金を用い、第1の金属層17としてAuの酸化
物、窒化物、その他の化合物、または酸素濃度もしくは
炭素濃度の高いAuを用いても同様の効果を奏すること
ができる。この場合第1および第2の金属層はAg合金
の場合と同様にスッパタによって同一チャンバー内で形
成することができる。
【0033】また、第2の金属層10としてCu、また
はCu合金を用い、第1の金属層17としてCuの酸化
物、窒化物、硅化物、その他の化合物、または酸素濃
度、炭素濃度、もしくは硅素濃度の高いCuを用いても
同様の効果を奏することができる。
【0034】次にTFTがp型である場合のアレイ基板
の構成を図3に示す。このアレイ基板は、図1に示すア
レイ基板において、n型のソースおよびドレイン領域
7,8をp型のソースおよびドレイン領域6に置き換え
た構成となっている。なお、このp型のソースおよびド
レイン領域6は、アクセプタとなるB2H6をドーズ量
2.0×1015/cm2、加速電圧70kevでイオ
ンドーピング法を用いてポリシリコン膜3に注入するこ
とにより形成される。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、配
線の段切れが生じることおよび工程数が増えることを防
止するとともに、配線形状を改善し、かつITOとの電
蝕をも防止することのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる配線の構成を示す断面図。
【図2】本発明によるアレイ基板の一実施の形態の構成
を示す断面図。
【図3】本発明によるアレイ基板の他の実施の形態の構
成を示す断面図。
【図4】従来のシリコン系絶縁膜上に形成された銀およ
び銀合金を材料として用いた配線の断面図。
【図5】アクティブマトリクス型液晶表示素子の概略の
構成を示す図。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 アンダーコート膜 3 ポリシリコン膜 4 ゲート絶縁膜 5 ゲート線およびCS線 6 高濃度ソースおよびドレイン領域(p型) 7 低濃度ソースおよびドレイン領域(n型) 8 高濃度ソースおよびドレイン領域(n型) 9 シリコン酸化膜 10 APC(Ag−0.9wt%Pd−1.0wt%
Cu合金) 12 窒化シリコン膜(パッシベーション膜) 13 有機絶縁膜 14 透明画素電極(ITO) 15 銀および銀合金 17 酸素濃度の高いAPC 18 シリコン系絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/786 H01L 29/78 612C // H01L 21/3205 616V 21/88 M (72)発明者 鳥 山 重 隆 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷工場内 Fターム(参考) 2H092 JA25 JA29 JA38 JA42 JA44 JB13 JB23 JB32 JB33 JB51 JB57 JB63 JB69 KA07 KB14 MA05 MA07 MA13 MA17 MA27 MA35 MA37 NA25 NA28 NA29 5C094 AA42 AA43 AA45 BA03 BA43 EA04 EA07 EB02 ED02 FB02 FB12 5F033 GG04 HH04 HH11 HH12 HH13 HH14 HH31 HH32 HH35 HH38 JJ01 JJ14 JJ31 JJ32 JJ35 JJ38 KK04 KK11 KK12 KK13 KK14 KK31 KK32 KK35 LL04 MM05 MM19 PP15 PP33 QQ00 QQ09 QQ11 QQ19 QQ37 QQ59 QQ65 QQ73 QQ89 RR04 RR06 RR21 SS15 TT04 VV15 XX02 XX18 5F110 AA03 AA16 AA26 BB01 CC02 DD02 EE09 EE44 FF30 GG02 GG13 GG25 GG32 GG34 GG45 GG51 HJ01 HJ04 HJ12 HJ23 HL06 HL11 HL23 HM15 NN02 NN03 NN04 NN23 NN24 NN35 NN72 PP03 PP35 QQ05 QQ09 QQ11 QQ25 5G435 AA17 BB12 CC09 CC12 GG12 HH12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な基板と、 この基板上に形成された複数本の走査線と、 この走査線と交差するように前記基板上に形成された複
    数本の信号線と、 前記走査線と前記信号線との交差点毎に設けられ、対応
    する走査線の電圧に基づいて対応する信号線からの信号
    を取り込む薄膜トランジスタと、 各薄膜トランジスタに対応して設けられ、薄膜トランジ
    スタによって取り込まれた信号を受ける画素電極と、 を備え、前記信号線は絶縁膜上に形成された第1の金属
    層とこの第1の金属層上に形成された第2の金属層から
    なる積層配線であって、前記第1および第2の金属層
    は、主成分が同一でかつ銀、金、または銅のうち少なく
    とも一の元素を含む金属層であることを特徴とするアレ
    イ基板。
  2. 【請求項2】前記第1の金属層は酸素を高濃度に含むこ
    とを特徴とする請求項1記載のアレイ基板。
  3. 【請求項3】前記第1の金属層は、前記元素の酸化物、
    窒化物、または硅化物であることを特徴とする請求項1
    記載のアレイ基板。
  4. 【請求項4】前記画素電極はITOから形成され、前記
    絶縁膜はシリコン絶縁膜であることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載のアレイ基板。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のアレ
    イ基板と、 透明な第2の基板と、この第2の基板上に形成された対
    向電極と、を有する対向基板と、 前記アレイ基板と、前記対向基板との間に挟持された液
    晶層と、を備えたことを特徴とする液晶表示素子。
  6. 【請求項6】透明な基板と、この基板上に形成された複
    数本の走査線と、この走査線と交差するように前記基板
    上に形成された複数本の信号線と、前記走査線と前記信
    号線との交差点毎に設けられ、対応する走査線の電圧に
    基づいて対応する信号線からの信号を取り込む薄膜トラ
    ンジスタと、各薄膜トランジスタに対応して設けられ、
    薄膜トランジスタによって取り込まれた信号を受ける画
    素電極と、を備え、前記信号線は絶縁膜上に形成された
    第1の金属層とこの第1の金属層上に形成された第2の
    金属層からなる積層配線であって、前記第1および第2
    の金属層は、主成分が同一でかつ銀、金、または銅のう
    ち少なくとも一の元素を含む金属層であるアレイ基板の
    製造方法において、 前記第1および第2の金属層は、同一チャンバー内で連
    続してスパッタリングによって形成することを特徴とす
    るアレイ基板の製造方法。
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