JP2002289863A - アレイ基板およびその製造方法ならびに液晶表示素子 - Google Patents

アレイ基板およびその製造方法ならびに液晶表示素子

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JP2002289863A
JP2002289863A JP2001089609A JP2001089609A JP2002289863A JP 2002289863 A JP2002289863 A JP 2002289863A JP 2001089609 A JP2001089609 A JP 2001089609A JP 2001089609 A JP2001089609 A JP 2001089609A JP 2002289863 A JP2002289863 A JP 2002289863A
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wiring
array substrate
substrate
thin film
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JP2001089609A
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Junsei Tsutsumi
純 誠 堤
Toshiya Kiyota
田 敏 也 清
Shigetaka Toriyama
山 重 隆 鳥
Masateru Kado
昌 輝 門
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 配線の段切れを防止し、配線形状を改善し、
アニール工程による配線電極材料の酸化に伴う抵抗上昇
を防止し、またITOとの電蝕を防止するアレイ基板と
その製造方法および液晶表示素子を提供する。 【解決手段】 透明な基板1上に形成された複数本の走
査線5と複数本の信号線との交差点ごとに設けられた薄
膜トランジスタと、薄膜トランジスタによって取り込ま
れた信号を受ける画素電極10と、絶縁膜上9に形成さ
れ、前記画素電極と対応する薄膜トランジスタとを接続
する配線17,10と、を備え、前記配線は前記絶縁膜
上9に形成された第1の金属層17とこの第1の金属層
上に形成された第2の金属層10からなる積層配線であ
って、前記第2の金属層は、銀、金、または銅のうち少
なくとも一つの元素を含む金属層であり、前記第1の金
属層は、第2の金属層よりも酸化されやすい金属材料か
ら構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアレイ基板およびそ
の製造方法ならびに液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、現在用いられている液晶表示素
子は、各々が、電極を有する2枚の透明基板の間に液晶
を狭持し、2枚の基板の周囲が液晶封入口を除いて接着
剤で固定され、上記液晶封入口が封止材で封止された構
成となっている。例えば図6に示すように、アクティブ
マトリックス型液晶表示素子は、アレイ基板100と、
対抗基板200との間に液晶を狭持した構成となってい
る。アレイ基板100は透明な絶縁性基板(たとえばガ
ラス基板)101の表示領域102aに、マトリクス状
に配設された複数の信号線103および複数の走査線1
04と、上記信号線103と走査線104との交差部毎
に形成された薄膜トランジスタ(以下、TFT(Thin F
ilm Transistor)とも云う)からなるスイッチング素子
105と、このスイッチング素子毎に設けられた画素電
極106と、が形成された構成となっている。各スイッ
チング素子105のゲートは対応する走査線104に接
続され、ソースおよびドレインのうちの一方が対応する
信号線103に接続され、他方が画素電極106に接続
された構成となっている。
【0003】またアレイ基板100は、透明な絶縁性基
板101の周辺の非表示領域102bに、TFTを有す
る駆動回路110およびこれらの駆動回路110に接続
されて外部から電力や信号を供給するための外部端子1
20が更に形成された構成となっていても良い。
【0004】一方、対向基板200は透明な絶縁性基板
201の位置表面上にITO(Indium Tin Oxide)から
なる透明導電膜が対向電極203として形成された構成
となっている。
【0005】これらの基板100,200は所定の間隔
を有するように対向配置される。そして、アレイ基板1
00の表示領域102aを囲むように非表示領域102
b上に塗布したシール材300によって貼り合わされ
る。シール材300には、図5に示すように液晶材料を
注入する注入口301が形成されている。そして上記基
板100,200の貼り合わせ後にこの注入口301を
通して液晶組成物(図示せず)が間隙内に注入され、封
止されることによって液晶表示素子が完成される。な
お、液晶表示素子がカラー液晶表示素子である場合に
は、対抗基板200またはアレイ基板100の一方にカ
ラーフィルタ層が形成される構成となる。
【0006】この液晶表示素子の配線または電極材料に
は主にアルミニウムまたはアルミニウム合金が用いられ
ている。しかしながらアルミニウムとアルミニウム合金
には以下に示すような問題点がある。 (1)比抵抗が大きいため、配線容量の影響が大きくな
る。 (2)アルカリ溶液に溶解する。 (3)シリコン半導体中に拡散するためシリコン半導体
と直接コンタクトがとれない。 (4)透明画素電極材料として用いられるITOと電蝕
を起こし、表示不良が発生するためITOからなる画素
電極と直接コンタクトがとれない。
【0007】これらの問題点に対して種々の対策が行わ
れている。配線容量に関しては配線の断面積を大きくす
ることで解決できるが、デバイスの微細化が進むにつれ
て配線の幅を小さくすることが要求されるため、その
分、配線を厚くするしかない。ところが上の層に積む別
の配線が段切れを起こしやすくなる等の問題で配線を厚
くするのにも限界がある。
【0008】そこで比抵抗の小さい配線材料として銅を
用いる試みがなされているが加工が困難なため未だ広く
は実用化されていない。
【0009】また、配線加工後のアルカリ溶液を使用す
る工程においては配線の上にパッシベーション層を形成
することで対策がなされているが、工程数が増え、コス
ト増につながっている。ITOとの電蝕に関してもアル
ミニウムまたはアルミニウム合金とITOとの間にIT
Oと電蝕を起こさない金属を積層することで対策してい
るが、これにより工程増、コスト増になるだけでなく、
エッチング加工が複雑な工程になってしまっている。
【0010】これに対し、最近では上記問題を全て解決
できる電極または配線の材料として銀および銀合金に注
目が集まっている。銀は金属の中で最も比抵抗の小さい
材料であり、数%の添加元素を加えた銀合金でも比抵抗
が小さい。また、アルカリ耐性にも優れており、シリコ
ンとのコンタクトも良好であることが確認されている。
また、ITOとの電蝕も起こさない。
【0011】このように優れた材料であるにもかかわら
ず銀および銀合金がこれまで電極または配線も材料とし
て採用されなかったのは、物性的にアルミニウムでも事
足りていたこととコスト面で銀は高価であるという認識
が強かったことによる。
【0012】しかし近年のデバイスの高密度化に伴う配
線の微細化に対してアルミニウムでは物性的に限界が来
ているため、銀および銀合金を電極または配線の材料と
して用いるデバイスが開発され始めている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一般的に図5に示すよ
うに、薄膜トランジスタ(TFT)の配線または電極1
5は、シリコン絶縁膜18上に形成されるが、ウェット
エッチングによる配線加工において、加工後の配線形状
が逆テーパまたはアンダーカットとなってしまう。この
ように銀及び銀合金を配線または電極の材料として用い
るにはエッチング後の配線または電極形状が逆テーパま
たはアンダーカットとならないようにすることが課題と
なる。
【0014】さらに銀および銀合金を配線または電極の
材料として用いる場合には、銀の酸化されやすい性質に
よる抵抗の上昇の防止がもう一つの課題となる。
【0015】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであって、配線の段切れが生じることおよび配線抵抗
の上昇を防止するとともに、配線形状を改善し、かつI
TOとの電蝕をも防止することができるアレイ基板及び
その製造方法並びに液晶表示素子を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によるアレイ基板
は、透明な基板と、この基板上に形成された複数本の走
査線と、この走査線と交差するように前記基板上に形成
された複数本の信号線と、前記走査線と前記信号線との
交差点毎に設けられ、対応する走査線の電圧に基づいて
対応する信号線からの信号を取り込む薄膜トランジスタ
と、各薄膜トランジスタに対応して設けられ、薄膜トラ
ンジスタによって取り込まれた信号を受ける画素電極
と、絶縁膜上に形成され、前記画素電極と対応する薄膜
トランジスタとを接続する配線と、を備え、前記配線は
前記絶縁膜上に形成された第1の金属層とこの第1の金
属層上に形成された第2の金属層からなる積層配線であ
って、前記第2の金属層は、銀、金、または銅のうち少
なくとも一つの元素を含む金属層であり、前記第1の金
属層は、第2の金属層よりも酸化されやすい金属材料か
ら構成されたことを特徴とする。
【0017】なお、前記第1の金属層は、モリブデン、
チタン、またはタングステン、バナジウムのうち少なく
とも一つの元素を含む金属層であるように構成しても良
い。
【0018】なお、前記配線は、前記第2の金属層上に
形成された第3の金属層を備えるように構成しても良
い。
【0019】なお、前記画素電極はITOから形成さ
れ、前記絶縁膜はシリコン酸化膜であっても良い。
【0020】なお、前記信号線は、前記配線と同じ構造
であることが好ましい。
【0021】また、本発明による液晶表示素子は、上記
アレイ基板と、透明な第2の基板上に形成された対向電
極を有する対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板
との間に狭持された液晶層と、を備えたことを特徴とす
る。
【0022】また、本発明によるアレイ基板の製造方法
は、透明な基板と、この基板上に形成された複数本の走
査線と、この走査線と交差するように前記基板上に形成
された複数本の信号線と、前記走査線と前記信号線との
交差点毎に設けられ、対応する走査線の電圧に基づいて
対応する信号線からの信号を取り込む薄膜トランジスタ
と、各薄膜トランジスタに対応して設けられ、薄膜トラ
ンジスタによって取り込まれた信号を受ける画素電極
と、絶縁膜上に形成され、前記画素電極と対応する薄膜
トランジスタとを接続する配線と、を備え、前記配線は
前記絶縁膜上に形成された第1の金属層とこの第1の金
属層上に形成された第2の金属層からなる積層配線であ
って、前記第2の金属層は、銀、金、または銅のうち少
なくとも一つの元素を含む金属層であり、前記第1の金
属層は、前記第2の金属層よりも酸化されやすい金属材
料から構成されたアレイ基板の製造方法において、前記
第1の金属層を形成後、大気雰囲気に開放することな
く、前記第2の金属層を連続してスパッタリングによっ
て形成することを特徴とする。
【0023】
【作用】本発明では、基板上に形成された薄膜トランジ
スタの配線・電極を形成する絶縁性の下地膜と前記配線
・電極の材料である金属薄膜との間に、下地の膜と金属
層の両方に対して密着性の良好な、かつ配線・電極の材
料である金属薄膜の酸化を防止することが可能な、中間
層を形成する。これにより前記配線・電極の下地膜に対
する密着性が改善されるとともに、アニール工程時の配
線・電極の材料の酸化による抵抗値の上昇を防止でき
る。またウェットエッチング加工時に下地膜と配線・電
極材料との密着性が良好でないことが原因で発生する逆
テーパー形状およびアンダーカットを改善することがで
きる。このようにして金属薄膜と下地膜との密着性の改
善と、加工形状の改善、さらに低抵抗の配線・電極の抵
抗上昇を防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0025】本発明によるアレイ基板の一実施形態を図
1乃至図3を参照して説明する。
【0026】この実施形態のアレイ基板の製造工程断面
図を図2および図3に示し、このアレイ基板に設けられ
ているTFTの配線の断面図を図1に示す。なお、この
実施の形態においては、TFTは、n型TFTである。
【0027】図2および図3を参照しながら本実施形態
のアレイ基板の形成を説明する。
【0028】まず、図2(a)に示すように、ガラス基
板1上にPE−CVD(Plasma Enhanced Chemical Vap
or Deposition)法を用いて、不純物の拡散を防ぐアン
ダーコート膜2を形成させ、その上に活性層となるアモ
ルファスシリコン膜3を堆積させる。次に、500℃で
アニールすることでアモルファスシリコン膜中の水素を
脱離させ、トランジスタの閾値電圧の制御用にアクセプ
タとなるBをイオンドーピング法を用いてアモル
ファスシリコン膜3の全面にドーズ量3.0×1013
/cm,加速電圧10keVで注入し低濃度の不純物
層とする。その後、ELA(Excimer Laser Anneal)法
を用いて、アモルファスシリコン膜3をポリシリコン膜
3に結晶化する。続いて、写真蝕刻法(以下PEPとも
言う)によりレジスト(図示せず)を塗布した後、この
レジストをパターニングしてレジストパターンを形成
し、このレジストパターンをマスクとしてCDE(Chem
icalDry Etching)法を用いてポリシリコン膜3をアイ
ランド状にバターニングする(図2(a)参照)。
【0029】次に、図2(b)に示すように、PE−C
VD法を用いて、ゲート絶縁膜4を形成した後、スパッ
タ法によりゲート線(走査線)およびCS線(補助電極
線)となる電極5を形成する。続いて、PEP法により
レジスト(図示せず)を塗布した後、パターニングして
レジストパターンを形成し、このレジストパターンをマ
スクとしてRIE(Reactive Ion Etching)法によりこ
の電極5を3回アイランド状にパターニングする。ここ
でそれぞれの加工の段階において、ドナーとなるPH
をドーズ量3.0×1013/cm,加速電圧80k
eVで、ドナーとなるPHをドーズ量2.5×10
15/cm,加速電圧70keVでイオンドーピング
法によりポリシリコン膜5に注入する。この結果、LD
D(Lightly Doped Drain)構造を持ったn形TFTの
LDD領域7および、ソース、ドレイン領域8が形成さ
れる(図2(b)参照)。ここで注入された不純物は5
00℃でアニールされることで十分に活性化される。
【0030】次に、nチャネルTFTの閾値電圧間差の
大きさと、閾値電圧のバラツキを調整するため、水素プ
ラズマ処理を行った後、PE−CVD法により層間絶縁
膜としてシリコン酸化膜9を全面に堆積させる(図2
(c)参照)。続いて、PEP法によりレジスト(図示
せず)を塗布してパターニングすることによりレジスタ
パターンを形成し、このレジストパターンをマスクとし
てシリコン酸化膜9およびゲート絶縁膜4をエッチング
することでソースおよびドレイン領域8の表面まで達す
るコンタクトホール30を開口する(図2(c)参
照)。
【0031】次に、図3に示すように、スパッタリング
ガスとしてArガスを流しながら、ターゲットにMoを
用いて金属層17を成膜する。引き続きターゲットに、
Agを0.9wt%、Pdを1.0wt%含むCu合金
(以下、APCとも云う)を用いてAPC層10をスパ
ッタ法により連続成膜する(図3参照)。この2層から
なる積層膜をPEPによりレジスト(図示せず)を塗布
し、ウェットエッチングを用いてパターニングすること
によりソースおよびドレイン電極につながる配線を形成
する。この時、下地のシリコン酸化膜9と上記2層の積
層膜17、10との密着性が良好なため、ウェットエッ
チング後の配線形状は順テーパーであり、アンダーカッ
トも見られず非常に良好であった。
【0032】次に、図3に示すように、PE−CVD法
によりパッシベーション膜となる窒化シリコン膜12で
全面を覆い、レジスト(図示せず)を塗布してPEP法
を用いてパターニングすることによりレジストパターン
13を形成する。その後、このレジストパターン13を
マスクにしてCDE法を用いて窒化シリコン膜12をエ
ッチングすることで窒化シリコン膜12にコンタクトホ
ールを開口する。その後、スパッタ法を用いてITO膜
を形成し、PEP法を用いてエッチングすることによ
り、上記ITO膜をパターニングし、透明画素電極14
を形成する。コンタクトホール形成の際に表面が露出し
た配線10の上部において配線10と透明画素電極14
とのコンタクトをとる。
【0033】以上でアレイ基板が完成する。なお、成膜
した膜厚は、アンダーコート膜2が150nm、アモル
ファスシリコン膜3が50nm、ゲート絶縁膜4が13
5nm、ゲート及びCS電極5が250nm、層間絶縁
膜9が660nm、Mo層17/APC膜10が50n
m/660nm、窒化シリコン膜12が450nm、有
機絶縁膜13が16μmである。
【0034】以上、説明したように、本実施例の形態に
おいては、薄膜トランジスタのソースおよびドレイン領
域7、8に接続している配線17、10は2層構造であ
って、絶縁膜9上に形成される金属層17がMoからな
っており、この金属層17上に層状に形成される金属層
10がAPCからなっている。金属層17の膜厚は、金
属層10の膜厚に比べて非常に薄く、積層した配線1
7,10が段切れするのを可及的に防止することができ
る。また、上述したように形成後の配線形状が順テーパ
であって、アンダーカットも見られず、従来に比べて改
善することができる。また、アニール工程でのAPCの
酸化を金属層17で防止することが可能であり、これに
よって配線抵抗の上昇を防止することができる。また、
金属層10がAPC層であるため、ITOからなる画素
電極14との電蝕を防止することが可能となり表示不良
が発生するのを可及的に防止することができる。
【0035】なお、上記実施の形態においては、金属層
10はAg合金を用いたが、純銀であっても構わない。
また純金、Au合金、純銅,又はCu合金を用いても構
わない。AgとAu、およびCuを含む合金でも良い。
【0036】また、金属層17として、Moを用いた
が、Ti、W、Vであっても同様の効果を奏することが
できる。
【0037】次に、TFTがP型である場合のアレイ基
板の構成を図3に示す。このアレイ基板は、図2に示す
アレイ基板において、n型のソースおよびドレイン領域
7、8をP型のソース及びドレイン領域6に置き換えた
構成となっている。なお、このP型のソースドレイン領
域6は、アクセプタとなるBをドーズ量2.0×
1015/cm、加速電圧70keVでイオンドーピ
ング法を用いてポリシリコン膜3に注入することにより
形成される。
【0038】上記実施形態においては、TFTのソース
又はドレインと透明画素電極14とを接続する配線は、
Moからなる金属層17とAPCからなる金属層10と
を積層した構造であったが、図5に示すように、バリア
メタル24と、APCからなる金属層10と、バリアメ
タル26とを積層した配線であっても良い。この場合、
バリアメタル24は、APCからなる金属層10よりも
酸化されやすい材料から形成されることが好ましい。ま
た、バリアメタル26は透明画素電極14を構成するI
TOと電蝕を起こさない材料から構成することが好まし
い。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、配
線の段切れが生じるのを防止すると共に、配線形状を改
善できる。またアニール工程による配線・電極材料の酸
化に伴う抵抗上昇を防止することができる。またITO
との電蝕をも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる配線の構成を示す断面図。
【図2】本発明によるアレイ基板の製造工程を示す工程
断面図。
【図3】本発明によるアレイ基板の製造工程を示す工程
断面図。
【図4】本発明によるアレイ基板の他の実施形態の構成
を示す断面図。
【図5】本発明に用いられる配線の他の例の構成を示す
断面図。
【図6】従来のシリコン系絶縁膜状に形成された銀およ
び銀合金を材料として用いた配線の断面図。
【図7】アクティブマトリクス型液晶表示素子の概略の
構成を示す図。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 アンダーコート膜 3 ポリシリコン膜 4 ゲート絶縁膜 5 ゲート線およびCS線 6 高濃度ソースおよびドレイン領域(p型) 7 低濃度ソースおよびドレイン(LDD)領域(n
型) 8 高濃度ソースおよびドレイン領域(n型) 9 シリコン酸化膜 10 APCからなる金属層 11 絶縁膜 12 窒化シリコン膜(パッシベーション膜) 13 有機絶縁膜 14 透明画素電極(ITO) 15 銀および銀合金 17 モリブデンからなる金属層 18 シリコン絶縁膜 24 バリアメタル 26 バリアメタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 348 H01L 29/78 616U H01L 21/3205 21/88 R 29/78 616V (72)発明者 鳥 山 重 隆 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷工場内 (72)発明者 門 昌 輝 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷工場内 Fターム(参考) 2H090 HA03 HB03X HD01 JB02 LA15 2H092 GA29 JA24 JA34 JA41 JA46 JB22 JB31 KA04 KA05 KA10 KB25 MA05 MA18 MA27 NA25 NA28 PA01 PA08 5C094 AA32 AA42 AA43 BA03 BA43 CA19 DA15 EA04 EA07 EB02 FB02 5F033 GG04 HH11 HH13 HH14 HH17 HH18 HH19 HH20 JJ01 JJ11 JJ13 JJ14 JJ17 JJ18 JJ19 JJ20 KK01 MM05 MM08 MM13 NN06 NN07 PP15 QQ08 QQ09 QQ11 QQ19 QQ37 QQ53 QQ59 QQ65 QQ73 RR04 RR06 SS15 VV15 XX02 XX03 XX10 XX14 XX33 5F110 AA26 BB02 CC02 DD02 DD11 EE44 GG02 GG13 GG25 GG32 GG34 GG45 GG51 HJ01 HJ04 HJ12 HJ23 HL01 HL02 HL04 HL06 HL11 HL12 HL23 HM03 HM15 NN03 NN04 NN23 NN24 NN27 NN35 NN72 PP03 PP35 QQ05 QQ25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な基板と、 この基板上に形成された複数本の走査線と、 この走査線と交差するように前記基板上に形成された複
    数本の信号線と、 前記走査線と前記信号線との交差点毎に設けられ、対応
    する走査線の電圧に基づいて対応する信号線からの信号
    を取り込む薄膜トランジスタと、 各薄膜トランジスタに対応して設けられ、薄膜トランジ
    スタによって取り込まれた信号を受ける画素電極と、 絶縁膜上に形成され、前記画素電極と対応する薄膜トラ
    ンジスタとを接続する配線と、 を備え、前記配線は別記絶縁膜上に形成された第1の金
    属層とこの第1の金属層上に形成された第2の金属層か
    らなる積層配線であって、前記第2の金属層は、銀、
    金、または銅のうち少なくとも一つの元素を含む金属層
    であり、前記第1の金属層は、第2の金属層よりも酸化
    されやすい金属材料から構成されたことを特徴とするア
    レイ基板。
  2. 【請求項2】前記第1の金属層は、モリブデン、チタ
    ン、またはタングステン、バナジウムのうち少なくとも
    一つの元素を含む金属層であることを特徴とする請求項
    1記載のアレイ基板。
  3. 【請求項3】前記配線は、前記第2の金属層上に形成さ
    れた第3の金属層を備えたことを特徴とする請求項1乃
    至2のいずれかに記載のアレイ基板。
  4. 【請求項4】前記画素電極はITOから形成され、前記
    絶縁膜はシリコン酸化膜であることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載のアレイ基板。
  5. 【請求項5】前記信号線は、前記配線と同じ構造である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のア
    レイ基板。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載のアレイ
    基板と、透明な第2の基板上に形成された対向電極を有
    する対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板との間
    に狭持された液晶層と、を備えたことを特徴とする液晶
    表示素子。
  7. 【請求項7】透明な基板と、この基板上に形成された複
    数本の走査線と、この走査線と交差するように前記基板
    上に形成された複数本の信号線と、前記走査線と前記信
    号線との交差点毎に設けられ、対応する走査線の電圧に
    基づいて対応する信号線からの信号を取り込む薄膜トラ
    ンジスタと、各薄膜トランジスタに対応して設けられ、
    薄膜トランジスタによって取り込まれた信号を受ける画
    素電極と、絶縁膜上に形成され、前記画素電極と対応す
    る薄膜トランジスタとを接続する配線と、を備え、前記
    配線は前記絶縁膜上に形成された第1の金属層とこの第
    1の金属層上に形成された第2の金属層からなる積層配
    線であって、前記第2の金属層は、銀、金、または銅の
    うち少なくとも一つの元素を含む金属層であり、前記第
    1の金属層は、前記第2の金属層よりも酸化されやすい
    金属材料から構成されたアレイ基板の製造方法におい
    て、 前記第1の金属層を形成後、大気雰囲気に開放すること
    なく、前記第2の金属層を連続してスパッタリングによ
    って形成することを特徴とするアレイ基板の製造方法。
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