JP2002090710A - 平面パネル表示装置 - Google Patents

平面パネル表示装置

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JP2002090710A JP2000282167A JP2000282167A JP2002090710A JP 2002090710 A JP2002090710 A JP 2002090710A JP 2000282167 A JP2000282167 A JP 2000282167A JP 2000282167 A JP2000282167 A JP 2000282167A JP 2002090710 A JP2002090710 A JP 2002090710A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示パネルの製造時における組み込み位置精
度を向上させることができると共に、組立性および品質
の優れた平面パネル表示装置を提供する。 【解決手段】 フロントケース1とリアケース3との間
に、二枚の基板を貼り合わせて液晶が注入された表示パ
ネル2および表示パネルの後方側のバックライト4を保持
するように構成し、フロントケース1は表示パネル2の外
周を囲む側壁1a,1b,1c,1dを有し、側壁の内面には、少
なくとも表示パネル2の配線導出側面に対面する側壁1d
に隣接して相対する両側面に、ケース内方側に張り出し
た位置決め突起10を設け、位置決め突起10は表示パネル
2の挿入方向に沿って張り出し高さが徐々に大きくなる
ように形成された勾配面11を備え、勾配面11の先端縁11
aが表示パネル2の基板のスクライブライン側によって形
成された縁部2a若しくはその近傍に接して表示パネル2
の位置決めをするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平面パネル表示装置
に関し、特に、特定のケース内に、液晶の表示パネルや
バックライト、光拡散透過板等を組み込むように構成さ
れた平面パネル表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における各種の電気・電子機器にお
いては、液晶表示手段が多用されてきている。この液晶
表示手段は、当然の事ながら、各種の画像を表示する液
晶の表示パネルが、目視できるように固定されている。
【0003】この表示パネルの固定構造には、種種の形
態があるが、例えば、図8に示すような構造がある。
【0004】図8に示す表示パネル62は、図示しない
電極が形成され、対向配置される2枚のガラス基板64
の間に液晶注入された構成である。この表示パネル62
を保護する目的で金属ケース内に収納するが、図8(断
面図)に示す形態では、開口68から液晶表示が見える
ように構成されたフロントケース61と図示しないリア
ケースとの間に、表示パネル62や図示しないバックラ
イト等をはさみ込んでフロントケース61とリアケース
(図示せず)とを固定することで、適宜収納する構造で
ある。
【0005】この図8に示す構造においては、表示パネ
ル62は、固着されず、フロントケース61の内側に突
出した突起71や突片72によって位置決めして固定さ
れる。すなわち、突起71並びに突片72が表示パネル
62の端面62a,62bと接触することにより、ケー
ス内における動きが制限され(図中においては左右方向
の動きが制限され)、位置決めが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すように、表
示パネル62の端面62a,62bと突起71並びに突
片72とが接触する構造であると、位置決め精度が悪い
という問題があった。
【0007】これは、表示パネル62は、それを構成す
る基板、例えば、ガラス基板を、該表示パネル62のサ
イズに成形するとき、大判のガラス基板、すなわちマザ
ーガラスの一表面にスクライブラインと呼ばれる溝を形
成し、このスクライブラインに沿って外力を加えて割
り、表示パネル62のサイズに応じたガラス基板64に
成形する。そして、二枚のガラス基板を、スクライブラ
イン側を外側にして貼り合わせ二枚のガラス基板の隙間
に液晶が注入されることによって表示パネル62が形成
される。
【0008】このために、基板の端面62a,62b
は、図8に示すように、スクライブラインが形成された
基板縁部63付近の寸法精度が比較的高いのに比較し
て、それ以外の箇所は、不規則な凹凸が存在し、スクラ
イブラインから遠くなるに従って寸法精度が低くなる。
そして、表示パネル62は、基板の端面62a,62b
に対して突起71並びに突片72等が対応して位置決め
されるために、表示パネル62の位置精度が出ないとい
う問題があった。また、突起71,突片72の頂部71
a,72aの位置は表示パネル62の中央、すなわち基
板の寸法精度が低い位置に配置されていた。
【0009】また、突起71と突片72との間隔寸法と
表示パネル62の寸法とは寸法差を少なくすることで、
ガタ付きの少ない位置決めが可能になるが、寸法に余裕
が無くなると、ケース61内への表示パネル62の組み
込み性が悪くなり、パネル欠け等の問題もあった。
【0010】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、液晶の表示パネルの製造時
における組み込み位置精度を向上させることができると
共にパネルのガタツキを最少にとどめることにより、組
立性及び品質の優れた平面パネル表示装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
平面パネル表示装置は、フロントケースとリアケースと
の間に、電極が形成された少なくとも1枚の基板を有す
る表示パネルを保持するように構成された平面パネル表
示装置であって、前記フロントケースは前記表示パネル
の外周に配置される側壁を有しており、該側壁の内面に
は、少なくとも前記表示パネルの配線導出側面に対面す
る側壁に隣接して相対する両側面に、ケース内方側に張
り出した位置決め突起が設けられており、前記位置決め
突起は前記表示パネルの挿入方向に沿って張り出し高さ
が徐々に大きくなるように形成された勾配面を備え、該
勾配面の先端縁が前記表示パネルの基板のスクライブラ
イン側に形成された縁部若しくはその近傍に接して該表
示パネルの位置決めをするように構成されたことを特徴
とし、これにより上記目的を達成することができる。
【0012】すなわち、フロントケースの側壁の内面に
は、ケース内方側に張り出した位置決め突起が設けら
れ、この位置決め突起が表示パネルの基板縁部で寸法精
度良く構成された部位(基板のスクライブライン側に形
成された縁部若しくはその近傍)に接することで、正確
な位置決めをすることができる。
【0013】また、位置決め突起が、表示パネルの挿入
方向に沿って、その張り出し高さが徐々に大きくなるよ
うな勾配面を備えていることで、表示パネルをケース内
に挿入するときに、この勾配面が表示パネルの装着案内
して所定の位置決めが極めて容易にできる。
【0014】請求項2にかかる平面パネル表示装置は、
配線導出側面の側壁を除くフロントケースの3つの側壁
に、位置決め突起が設けられた構成である。
【0015】このような構成によれば、配線部を避ける
ように左右に分かれて狭くなっている配線導出側面に対
面する側壁部分に位置決め突起を設けずに済むため、こ
の狭い側壁部分の構造を単純な構造にできる。
【0016】請求項3にかかる平面パネル表示装置は、
フロントケースの全ての側壁に、位置決め突起が設けら
れた構成である。
【0017】このような構成によれば、表示パネルの前
後左右何れの方向の位置決めも正確にすることができ
る。
【0018】請求項4にかかる平面パネル表示装置おい
ては、フロントケースは、位置決め突起が表示パネルの
1辺に対し2個以上対応する辺を少なくとも1つ有する
ように構成されたである。
【0019】このような構成によれば、表示パネルを位
置規制するときに、1つの辺に対して1点でなく2点以
上の箇所で位置決めできるので、該表示パネルの傾きが
発生しない位置決めを行うことができる。
【0020】請求項5にかかる平面パネル表示装置は、
位置決め突起が、側壁の略厚み方向に弾性変形可能に構
成されている。
【0021】このような構成によれば、表示パネルを装
着するときに、位置決め突起が適宜変形できるので、該
表示パネルの組み込み性を向上させるだけでなく、位置
決め突起の対向対向間隔や表示パネルの寸法誤差があっ
た場合にも適宜対応することができる。
【0022】請求項6にかかる平面パネル表示装置は、
位置決め突起が、一端部と他端部との両端によって支持
された両端支持構造である。
【0023】このように、位置決め突起はその両端が支
持されてブリッジ状に突設した構成であることにより、
位置決め突起中央から左右支持方向にむかって対称支持
構造となり、表示パネルとの接触力が安定するだけでな
く、フロントケースが比較的薄い素材にて構成されて
も、適当な弾性と強度を持たせることができる。
【0024】請求項7にかかる平面パネル表示装置は、
位置決め突起が、表示パネルの厚み方向の一端部にて支
持された片支持構造である。
【0025】このように一端側で支持された片支持構造
であると、勾配面の傾斜角度設定の自由度があり、かつ
弾性変形し易い構造とすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明にかかる平面パネル表示装
置の実施の形態を、添付図を参照して詳細に説明する。
【0027】図1は本発明にかかる平面パネル表示装置
における第1の実施の形態の分解斜視図である。
【0028】また、図2は図1に示したフロントケース
の内部を示す平面図である。
【0029】図3は、図2におけるA−A線に沿った部
分の断面図である。
【0030】図4は、図1に示した位置決め突起の拡大
斜視図である。
【0031】図5は、フロントケースに表示パネルを装
着するときの作用を示すための概略断面図である。
【0032】図6は、本発明にかかる平面パネル表示装
置における第2の実施の形態の要部斜視図および断面図
である。
【0033】図7は、本発明にかかる平面パネル表示装
置における第3の実施の形態の要部斜視図および断面図
である。
【0034】なお、以下の実施の形態ではガラス基板を
用いて説明をするが、基板はガラスに限定されることな
く、例えば反射型表示装置などの場合は、金属基板ある
いは表面に反射膜を形成してなる樹脂基板等を用いるこ
とができる。 (第1の実施の形態)図1に示すように、本実施の形態
の平面パネル表示装置100は、その構成を大別する
と、金属製のフロントケース1と金属製のリアケース3
と、表示パネル2と、平面蛍光ランプなどからなるバッ
クライト4および拡散シート5等から構成されている。
すなわち、平面パネル表示装置100は、フロントケー
ス1とリアケース3との間に、表示パネル2およびこの
表示パネル2の背面側に拡散シート5ならびにバックラ
イト4がはさまれて保持されるように構成されている。
【0035】表示パネル2は、二枚のガラス基板をスク
ライブライン側を外側にして貼り合わせて該二枚のガラ
ス基板の隙間に液晶が注入され、ガラス基板の外側に偏
光板が貼付けられている構成である。
【0036】フロントケース1は、図2にも示すよう
に、表示パネル2の前面外周部分に対応する前面枠部1
8を有し、この前面枠部18から直角に延びて表示パネ
ル2の辺(4辺)を囲むの側壁1a,1b,1cおよび
1dを有している。
【0037】そして、側壁1a,1b,1c、1dの内
面には、ケース内方側に張り出した位置決め突起10が
それぞれ設けられている。
【0038】この位置決め突起10は、勾配面11の先
端縁11aが表示パネル2の基板縁部2aまたはその近
傍(基板のスクライブライン側によって形成された縁部
若しくはその近傍)に接して(図3および図5参照)、
フロントケース1内における表示パネル2の位置決めが
できるように構成されている。
【0039】なお、フロントケース1並びにリアケース
3は、例えば厚み0.2mm〜0.4mm程度の鉄製の板
材を打ち抜き加工並びに折り曲げ加工等により製造する
ことができる。したがって、位置決め突起10は、この
打ち抜き加工時に適宜形成することができる。
【0040】また、フロントケース1の側壁1a,1
b,1c,1dに設けられた各位置決め突起10の先端
縁11aは、上述のように表示パネル2の基板縁部2a
の近傍、すなわち、寸法精度が良く構成された部分(基
板のスクライブライン側によって形成された縁部若しく
はその近傍)に接するように構成されている。
【0041】このような位置決め構造であることによっ
て、正確な位置決めをすることができる。これは、スク
ライブラインが、表示パネル2を構成するガラス基板を
形成する際の切断用寸法線であることから、スクライブ
ライン自体は寸法精度の良い切断面にて構成されてい
る。さらに、本明細書でいうスクライブラインの近傍
(図3において、ガラス基板の基板縁部2aから特定の
寸法h)とは、スクライブラインの切り込み深さやガラ
ス基板の厚さやガラス素材などの諸条件によって若干変
わるが、本発明に適用する液晶の表示パネルに使用され
るガラス基板の場合、ガラス基板の厚みが0.5mm〜
1.1mm程度のときに、ガラス基板の基板縁部2aか
らガラス基板の厚み方向に、0.2mm程度の範囲とす
ることができ、位置決め突起10が該近傍に接触して位
置決めすることで、位置決め精度を良好にできる。
【0042】本実施の形態における平面パネル表示装置
100は、フロントケース1の全ての側壁1a,1b,
1c,1dに、位置決め突起10が設けられた構成であ
る。この構成によって、表示パネル2の前後左右何れの
方向の位置決めも正確に配置できる。本実施の形態にお
いては、特に、配線部6であるFPC(Flexibl
e・Printed・Circuitの略)が導出され
た表示パネル2の配線導出側面に対面する左右に分かれ
た側壁1dに隣接して相対する両側面(図2における上
下側面)に、比較的大きな位置決め突起10が設けられ
ている。
【0043】なお、配線部6が導出された表示パネル2
の配線導出側面に対面する左右に分かれた側壁1dには
位置決め突起10を設けずに、この配線導出側面の側壁
1dを除く3つの側壁1a,1b,1cのみに、位置決
め突起10が設けられた構成としても良く、配線部6で
あるFPCの配線数が多く幅広になってしまい位置決め
突起10が形成しにくい場合などに適用することができ
る。
【0044】また、本実施の形態のように、位置決め突
起10が表示パネル2の各辺に2個対応するように設け
られている(図2参照)。このように、表示パネル2の
各辺に2個対応することで、表示パネル2を位置規制す
るとき、1つの辺に対して2箇所で位置決めでき、該表
示パネル2の傾きを防止できる。
【0045】更に、図3から図5に示すように、本実施
の形態における平面パネル表示装置100は、位置決め
突起10が、表示パネル2の挿入方向に沿って、その張
り出し高さ(図3においてケース内方への張り出し量)
が徐々に大きくなった勾配面11を備えている。そし
て、位置決め突起10の最も突出した部分、すなわち、
勾配面11の先端縁11aは、表示パネル2の中央、基
板の貼り合わせ面の位置ではなく、スクライブライン近
傍の位置になるように、前面枠部18に接近した位置に
配置されている。
【0046】平面パネル表示装置100を組み立てると
きは、先ず、フロントケース1の中に表示パネル2を挿
入する。
【0047】その後、表示パネル2の後方側(図1にお
いては上側)に拡散シート5を挿入し、更に拡散シート
5の後方側にバックライト4を位置させるようしてリア
ケース3を被せる。
【0048】このような組み立て形態において、上述の
ような勾配面11の構成を備えていることによって、表
示パネル2をフロントケース1内に挿入するときに、こ
の勾配面11が表示パネル2の装着案内機能を発揮する
ことができる。
【0049】例えば、表示パネル2をフロントケース1
に挿入するときに、比較的ラフな位置決めで挿入する
と、図5の想像線にて示すように、表示パネル2の一端
の縁部が勾配面11に当接する。
【0050】このように表示パネル2の一端の縁部が勾
配面11に当接すると、挿入方向の力Fによって、勾配
面11に沿った分力fが生じ、表示パネル2は、図5に
おいて右方向への位置修正力が発生する。これによって
表示パネル2は、所定の装着位置(図5において実線に
て示す位置)に案内される。また、勾配面11の最終端
が先端部11aであるので、勾配面11の案内が終わる
と同時に最終位置決めがなされることになる。しかも、
先端部11aは前面枠部18に接近しているので、表示
パネル2のガラス基板のスクライブライン近傍で寸法精
度が高い位置で表示パネル2を固定でき、位置決めの精
度をさらに高めることができる。
【0051】また、本実施の形態においては、位置決め
突起10は、図4に示すように、その両端が基部12,
12に支持されるようにして突設されたブリッジ状の構
成である。このような構成であることで、位置決め突起
10が比較的大きく突出した構造とした場合であって
も、該位置決め突起10は強度のあるだけでなく、適宜
弾性も備えた構成である。さらにまた、位置決め突起1
0の中央から左右支持方向にむかって対称支持構造であ
ることから、該位置決め突起10は表示パネル2との接
触力が安定し、表示パネル2の確実な保持が可能であ
る。
【0052】なお、平面パネル表示装置100の組み立
ての最終段においては、リアケース3とフロントケース
1とを固定する。
【0053】この固定構造は、例えば、位置決め突起1
0の突出構造によって形成された裏面側の凹みを構成す
る端面40と、リアケース3の係合突起38との嵌合に
よって行われる。また、リアケース3には、バックライ
ト4をフロントケース1側に押圧することができるよう
に、弾性を有する押圧片31(図1においては、4個の
押圧片31)がリアケース3内方に向かって適宜突出し
ている。
【0054】したがって、リアケース3とフロントケー
ス1とが固定された状態においては、表示パネル2は、
フロントケース1の前面枠部18に適宜押圧力によって
押し付けられて保持されている。 (第2の実施の形態)本発明の実施の形態は、図1〜図
5に示した形態に限るものではなく、必要に応じて適宜
変更可能である。例えば、図6に示すような位置決め突
起50を備えた平面パネル表示装置とすることもでき
る。
【0055】図6は前記第1の実施の形態における図4
に示す部分と同じ部分を示した部分斜視図である。
【0056】なお、図6において図4と同じ構成部分に
ついては同符号を付して説明を省略する。
【0057】本実施の形態においては、図6の(a)お
よび(b)に示すように、位置決め突起50は、フロン
トケース1の側壁1aから前面枠部18にかけて形成さ
れている。そして、位置決め突起50の先端部53が前
面枠部18の付近に位置できるように構成されている。
すなわち、位置決め突起50は、緩やかな傾斜側(側壁
1a側)の基部52と前面枠部18側の基部54とによ
って支持された両端支持構造(表示パネルの厚み方向の
両端支持構造)であって、基部52側から先端部53に
向かってケース内方に高くなるような勾配面51が構成
されている。
【0058】したがって、位置決め突起51は、その先
端部53が表示パネル2(図3参照)の基板縁部2a若
しくはその近傍と接触できるように構成されている。
【0059】なお、位置決め突起50において、基部5
4から先端部53に至る部分は適宜湾曲した構成とする
ことによって、図中の矢印G方向にて示す方向に弾性変
形し易い構造とすることができる。 (第3の実施の形態)図7に本発明にかかる第3の実施
の形態における要部を示す。
【0060】なお、図7は前記第1の実施の形態におけ
る図4に示す部分と同じ部分を示した部分斜視図であ
る。また、図7において図4と同じ構成部分については
同符号を付して説明を省略する。
【0061】本実施の形態において、図7の(a)およ
び(b)に示す位置決め突起70は、フロントケース1
の側壁1aに形成されており、前面枠部18側に向かっ
てケース内方に立ち上がるように且つ前面枠部18の付
近まで延びる片支持構造となっている。
【0062】すなわち、本実施の形態に示す位置決め突
起70は、その基部72から先端部73に向かってケー
ス内方に高くなるような勾配面71が構成されている。
【0063】したがって、位置決め突起71は、その先
端部73が表示パネル2(図3参照)の基板縁部2a若
しくはその近傍と接触できるように構成されている。
【0064】また、先端部73の突出高さ(図中の矢印
G方向にて示す弾性変形方向と同じ方向)は、勾配面7
1の傾斜角を変えることで容易に変更できる。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
係る平面パネル表示装置は、フロントケースとリアケー
スとの間に、電極が形成された少なくとも1枚の基板を
有する表示パネルを保持するように構成された平面パネ
ル表示装置で、フロントケースの側壁の内面には、ケー
ス内方側に張り出した位置決め突起が設けられ、この位
置決め突起が表示パネルの基板縁部で寸法精度が良く構
成されたスクライブライン若しくはその近傍に接するこ
とで、正確な位置決めをすることができる。また、位置
決め突起が、表示パネルの挿入方向に沿って、その張り
出し高さが徐々に大きくなるような勾配面を備えている
ので、表示パネルをケース内に挿入するときに、この勾
配面によって該表示パネルを装着位置に誘導でき、表示
パネルの装着位置決め並びに該表示パネルの組み込み性
にも優れた平面パネル表示装置を提供することができ
る。
【0066】請求項2にかかる平面パネル表示装置は、
配線導出側面の側壁を除くフロントケースの3つの側壁
に、位置決め突起が設けられた構成であるので、配線部
を避けるように左右に分かれて狭くなっている配線導出
側面の側壁部分に位置決め突起を設けずに済み、この狭
い側壁部分の構造が単純になり、フロントケースの製造
が容易で、歩留まりの良い平面パネル表示装置を提供す
ることができる。
【0067】請求項3にかかる平面パネル表示装置は、
フロントケースの全ての側壁に、位置決め突起が設けら
れた構成であるので、平面パネル表示装置の製造時にお
ける表示パネルの前後左右何れの方向の組み込み位置精
度を向上させることができると共に、組立性にも優れた
平面パネル表示装置を提供することができる。
【0068】請求項4にかかる平面パネル表示装置にお
いては、フロントケースは、位置決め突起が表示パネル
の1辺に対し2個以上対応するように構成された辺を少
なくとも1つ有するので、表示パネルを位置規制すると
きに、1つの辺に対して1点でなく2点以上の箇所で位
置決めでき、該表示パネルの傾きが発生しない位置決め
を行うことができ、組立性に優れた平面パネル表示装置
を提供することができる。
【0069】請求項5にかかる平面パネル表示装置は、
位置決め突起が、側壁の略厚み方向に弾性変形可能に構
成されているので、表示パネルを装着するときに、位置
決め突起が適宜変形でき、表示パネルの組み込み性を向
上させるだけでなく、位置決め突起の対向対向間隔や表
示パネルの寸法誤差があった場合にも適宜対応できる組
立性に優れた平面パネル表示装置を提供することができ
る。
【0070】請求項6にかかる平面パネル表示装置は、
位置決め突起が、一端部と該一端部の反対側の他端部と
の両端によって支持された両端支持構造(位置決め突起
はその両端が支持されてブリッジ状に突設した構成)で
あり、位置決め突起中央から左右支持方向にむかって対
称支持構造とできるので、表示パネルとの接触力が安定
して確実な保持が可能な位置決め突起を有する平面パネ
ル表示装置を提供することができる。また、ケース自体
が比較的薄い板材から構成された場合でも、弾性変形し
易くかつ強度のある位置決め突起を備えた組立性のよい
平面パネル表示装置を提供することができる。
【0071】請求項7にかかる平面パネル表示装置は、
位置決め突起が、表示パネルの厚み方向の一端部にて支
持された片支持構造であるので、先端の突出量の設定が
比較的容易であり、勾配面の傾斜角度設定の自由度があ
り組立性のよい平面パネル表示装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1実施の形態の平面パネル表
示装置の分解斜視図である。
【図2】図1に示したフロントケースの内部を示す平面
図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿った部分の断面図で
ある。
【図4】図1に示した位置決め突起の拡大斜視図であ
る。
【図5】フロントケースに表示パネルを装着するときの
作用を示すための概略断面図である。
【図6】本発明にかかる第2実施の形態における位置決
め突起を示し、(a)は拡大斜視図であり、(b)は
(a)におけるB−B線に沿った部分の断面図である。
【図7】本発明にかかる第3実施の形態における位置決
め突起を示し、(a)は拡大斜視図であり、(b)は
(a)におけるB−B線に沿った部分の断面図である。
【図8】表示パネルの従来の組立構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 フロントケース 1a,1b,1c,1d 側壁 2 表示パネル 2a 基板縁部 3 リアケース 4 バックライト 5 拡散シート 6 配線部 10,50,70 位置決め突起 11 勾配面 11a 先端縁 100 平面パネル表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 幸彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2H089 HA40 TA18 5G435 AA17 BB12 EE05 EE06 EE23 EE26 FF06 KK03 KK05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントケースとリアケースとの間に、
    電極が形成された少なくとも1枚の基板を有する表示パ
    ネルを保持するように構成された平面パネル表示装置で
    あって、 前記フロントケースは前記表示パネルの外周に配置され
    る側壁を有しており、該側壁の内面には、少なくとも前
    記表示パネルの配線導出側面に対面する側壁に隣接して
    相対する両側面に、ケース内方側に張り出した位置決め
    突起が設けられており、前記位置決め突起は前記表示パ
    ネルの挿入方向に沿って張り出し高さが徐々に大きくな
    るように形成された勾配面を備え、該勾配面の先端縁が
    前記表示パネルの基板のスクライブライン側に形成され
    た縁部若しくはその近傍に接して該表示パネルの位置決
    めをするように構成されたことを特徴とする平面パネル
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記配線導出側面の側壁を除く前記フロ
    ントケースの3つの側壁に、前記位置決め突起が設けら
    れたことを特徴とする請求項1に記載の平面パネル表示
    装置。
  3. 【請求項3】 前記フロントケースの全ての側壁に、前
    記位置決め突起が設けられたことを特徴とする請求項1
    に記載の平面パネル表示装置。
  4. 【請求項4】 前記フロントケースは、前記位置決め突
    起が前記表示パネルの1辺に対し2個以上対応するよう
    に構成された辺を少なくとも1つ有することを特徴とす
    る請求項2または3に記載の平面パネル表示装置。
  5. 【請求項5】 前記位置決め突起は、前記側壁の略厚み
    方向に弾性変形可能に構成されたことを特徴とする請求
    項1から4の何れかに記載の平面パネル表示装置。
  6. 【請求項6】 前記位置決め突起は、一端部と他端部と
    の両端によって支持された両端支持構造であることを特
    徴する請求項1から5の何れかに記載の平面パネル表示
    装置。
  7. 【請求項7】 前記位置決め突起は、前記表示パネルの
    厚み方向の一端部にて支持された片支持構造であること
    を特徴する請求項1から5の何れかに記載の平面パネル
    表示装置。
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